(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-30
(45)【発行日】2024-05-10
(54)【発明の名称】ロボット
(51)【国際特許分類】
B25J 19/00 20060101AFI20240501BHJP
【FI】
B25J19/00 E
(21)【出願番号】P 2022559048
(86)(22)【出願日】2021-10-20
(86)【国際出願番号】 JP2021038692
(87)【国際公開番号】W WO2022091892
(87)【国際公開日】2022-05-05
【審査請求日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】P 2020178820
(32)【優先日】2020-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】390008235
【氏名又は名称】ファナック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】井上 俊彦
(72)【発明者】
【氏名】松尾 啓斗
【審査官】樋口 幸太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-188497(JP,A)
【文献】特開2020-151802(JP,A)
【文献】特開2014-233763(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25J 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部空間と該内部空間を外部に開放する第1開口部とを有するベースと、
該ベースに対して所定の回転軸線回りに回転可能に支持された旋回胴と、
前記回転軸線の延長線上に配置される前記第1開口部を閉塞する位置に着脱可能に固定される分線盤と、
該分線盤に固定されたコネクタが一端に取り付けられた機内ケーブルとを備え、
前記旋回胴が、前記回転軸線を含む位置において該回転軸線に沿う方向に貫通する貫通孔を備え、
前記機内ケーブルが、前記内部空間内において第1ケーブルクランプにより前記分線盤に固定されるとともに、前記貫通孔を挟んで前記ベースとは反対側において第2ケーブルクランプにより前記旋回胴に固定され、
前記第1ケーブルクランプと前記第2ケーブルクランプとの間に配置される部分の前記機内ケーブルが、前記ベースに対する前記旋回胴の回転により、曲げ変形および捩り変形の両方を受ける形態で前記第1ケーブルクランプおよび前記第2ケーブルクランプにより固定されるロボット。
【請求項2】
前記第1ケーブルクランプが、前記回転軸線に対して間隔をあけて平行に配置された前記機内ケーブルの部分を固定する請求項1に記載のロボット。
【請求項3】
前記間隔が、前記機内ケーブルの外径寸法以上である請求項2に記載のロボット。
【請求項4】
前記第1ケーブルクランプが、前記分線盤に固定されている請求項2または請求項3に記載のロボット。
【請求項5】
前記ベースが、前記回転軸線に平行な側面において前記内部空間を外部に開放する第2開口部を備え、
前記分線盤が、前記第2開口部を閉塞する位置にも着脱可能に固定可能であるとともに、
前記分線盤および前記第1ケーブルクランプが、前記機内ケーブルを固定したままの状態において前記第1開口部および前記第2開口部を通過可能な大きさを有する請求項4に記載のロボット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ロボットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
床面に設置されるベースと、所定の回転軸線回りにベースに対して回転させられる旋回胴とを備え、回転軸線の周囲において旋回胴を回転軸線に沿う方向に貫通する貫通孔を経由して機内ケーブルを配線したロボットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
機内ケーブルは、ベースの側面に設けられた開口部を閉塞するプレートを経由して、直接、またはコネクタにより接続される外部ケーブルによって間接的に外部の制御装置に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロボットの設置形態によっては、ベースへのプレートの取付位置が旋回胴の貫通孔の延長線上に配置される場合がある。この場合に、プレートから貫通孔に真っ直ぐに機内ケーブルが配線されると、ベースに対する旋回胴の回転が全て機内ケーブルの捩りとして作用するため、機内ケーブルの耐久性が低下する。
したがって、ベースへのプレートの取付位置が旋回胴の貫通孔の延長線上に配置される場合においても、ケーブルの耐久性を向上することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、内部空間と該内部空間を外部に開放する第1開口部とを有するベースと、該ベースに対して所定の回転軸線回りに回転可能に支持された旋回胴と、前記回転軸線の延長線上に配置される前記第1開口部を閉塞する位置に着脱可能に固定される分線盤と、該分線盤に固定されたコネクタが一端に取り付けられた機内ケーブルとを備え、前記旋回胴が、前記回転軸線を含む位置において該回転軸線に沿う方向に貫通する貫通孔を備え、前記機内ケーブルが、前記内部空間内において第1ケーブルクランプにより前記分線盤に固定されるとともに、前記貫通孔を挟んで前記ベースとは反対側において第2ケーブルクランプにより前記旋回胴に固定され、前記第1ケーブルクランプと前記第2ケーブルクランプとの間に配置される部分の前記機内ケーブルが、前記ベースに対する前記旋回胴の回転により、曲げ変形および捩り変形の両方を受ける形態で前記第1ケーブルクランプおよび前記第2ケーブルクランプにより固定されるロボットである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本開示の一実施形態に係るロボットを示す全体構成図である。
【
図2】
図1のロボットにおいて、ベースの底面の開口部を閉塞する位置に分線盤が取り付けられた状態を示す部分断面図である。
【
図3】
図1のロボットのベースの開口部を示す拡大斜視図である。
【
図4】
図1のロボットにおいて、ベースの側面の開口部を閉塞する位置に分線盤が取り付けられた状態を示す部分断面図である。
【
図5】
図1のロボットにおいて、分線盤の移設方法を示す部分断面図である。
【
図6】
図1のロボットの第1の変形例を示す拡大斜視図である。
【
図7】
図6のロボットのベースおよび分線盤の部分断面図である。
【
図8】
図1のロボットの第2の変形例を示す拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示の一実施形態に係るロボット1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るロボット1は、
図1に示されるように、垂直多関節型のロボットであって、被設置面に設置されるベース10と、第1軸線(回転軸線)A回りにベース10に対して回転可能に支持された旋回胴20とを備えている。本実施形態においては、被設置面が水平な床面である場合を例に挙げて説明するが、被設置面は天井、壁面あるいは架台に設けられた任意の角度の平面であってもよい。
【0008】
ベース10を床面に設置すると、第1軸線Aは鉛直方向に延びる。ベース10は、
図2に示されるように、内部空間Bを有する中空の箱状に形成され、床面に対向する底面、旋回胴20が取り付けられる天面および背面となる側面にそれぞれ開口部11,12,13を備えている。
【0009】
天面の開口部12には、旋回胴20が図示しない減速機およびベアリングによって第1軸線A回りに水平回転可能に取り付けられている。
底面に配置される開口部(第1開口部)11は、第1軸線Aの延長線上に配置され、ベース10の内部空間Bをベース10よりも下方の外部に開放している。側面に配置される開口部(第2開口部)13は、ベース10の内部空間Bを、第1軸線Aに交差する水平方向の外部に開放している。開口部11と開口部13とは、
図3に示されるように、略同等の形状および大きさを有しており、いずれも後述する分線盤31が通過可能な大きさを有し、各開口部11,13の周囲には分線盤31を取り付けるためのネジ孔10hがそれぞれ設けられている。
【0010】
旋回胴20および図示しない減速機には、
図2に示されるように、ベース10に取り付けられた状態で、第1軸線Aを中心として第1軸線Aに沿う方向に貫通する貫通孔21が設けられている。貫通孔21はベース10の天面に設けられた開口部12を経由してベース10の内部空間B内に連絡している。
【0011】
また、本実施形態に係るロボット1は、旋回胴20に支持された複数の関節軸のモータ(図示略)を駆動するための電力および信号を伝送する機内ケーブル30と、機内ケーブル30の一端に設けられたコネクタ32が固定される分線盤31とを備えている。分線盤31はコネクタ32を固定した平板部材であって、周縁近傍に周方向に間隔をあけて複数の孔を備えている。
【0012】
これらの孔に貫通させたボルト31aを開口部11または開口部13の周囲のネジ孔10hに締結することにより、分線盤31を開口部11または開口部13を閉塞する位置に着脱可能に取り付けることができる。そして、分線盤31を開口部11または開口部13を閉塞する位置に取り付けることにより、コネクタ32の接続部を外部に露出させ、コネクタ32が接続されている機内ケーブル30の一端をベース10の内部空間Bに配置することができる。
【0013】
分線盤31には、ベース10の内部空間Bに配置された機内ケーブル30の一部を固定する第1ケーブルクランプ33が固定されている。第1ケーブルクランプ33は、分線盤31に交差する方向に延びる支持部33aを備えている。支持部33aに機内ケーブル30の長さ方向の途中位置を結束バンド等の結束具33bによって固縛することにより、機内ケーブル30を支持部33aに沿わせて支持させることができる。
【0014】
第1ケーブルクランプ33の支持部33aは、開口部11を閉塞する位置に分線盤31を固定したときに、第1軸線Aに対して水平方向に間隔をあけて平行に延びる位置に配置される。これにより、第1ケーブルクランプ33の支持部33aに沿わされている部分の機内ケーブル30は、第1軸線Aに対して水平方向にオフセットした位置に固定される。
【0015】
一方、貫通孔21を挟んでベース10とは反対側に位置する旋回胴20には、貫通孔21を貫通してベース10の内部空間Bから引き出された機内ケーブル30の長さ方向の途中位置を固定する第2ケーブルクランプ22が固定されている。
これにより、機内ケーブル30は、第1ケーブルクランプ33によりベース10の内部空間B内において、第1軸線Aに対して水平方向に離れた位置に固定され、貫通孔21よりも上方において第2ケーブルクランプ22により旋回胴20に固定される。
【0016】
ベース10に対して第1軸線A回りに旋回胴20が回転させられると、旋回胴20と共に第2ケーブルクランプ22が回転させられる。この場合に、機内ケーブル30が第1軸線Aを含む貫通孔21内に配置されているので、旋回胴20の回転による機内ケーブル30の変位量を小さく抑えることができる。
【0017】
そして、第2ケーブルクランプ22が回転させられると、第2ケーブルクランプ22に固定されている機内ケーブル30も回転させられるので、第1ケーブルクランプ33と第2ケーブルクランプ22との間の機内ケーブル30は第1軸線A回りに捩られる。
この場合において、第1ケーブルクランプ33によって、第1ケーブルクランプ33と第2ケーブルクランプ22との間における機内ケーブル30は、単に鉛直方向に真っ直ぐ配線されているのではなく、水平成分を有する方向に湾曲させられている。
【0018】
その結果、旋回胴20の回転によって、機内ケーブル30が捩られると、第1ケーブルクランプ33と第2ケーブルクランプ22との間の機内ケーブル30には捩り変形が発生するとともに、水平成分を有する方向に延びる部分に曲げ変形が発生する。
すなわち、ベース10から旋回胴20まで配線される機内ケーブル30の可動部分に捩り変形のみならず曲げ変形をも発生させることができる。これにより、機内ケーブル30に捩り変形のみが発生する場合よりも、曲げ変形を発生させる分だけ機内ケーブル30にかかる捩り方向の負荷を軽減することができ、機内ケーブル30の耐久性を向上することができるという利点がある。
【0019】
一方、第1ケーブルクランプ33の支持部33aは、
図4に示されるように、開口部13を閉塞する位置に分線盤31を固定したときに、第1軸線Aに交差する平面に沿って延びる位置に配置される。これにより、機内ケーブル30は、第1ケーブルクランプ33の支持部33aに沿わされて略水平に配置されている部分から、鉛直方向に湾曲させられて貫通孔21を通過させられる。
【0020】
すなわち、この場合においても、第1ケーブルクランプ33と第2ケーブルクランプ22との間における機内ケーブル30は、貫通孔21内を鉛直方向に延びる部分の下方に、水平成分を有する方向に延びる部分を有する。したがって、旋回胴20の回転によって機内ケーブル30が捩られると、ベース10から旋回胴20まで配線される機内ケーブル30の可動部分に捩り変形のみならず曲げ変形をも発生させることができる。
【0021】
このように構成された本実施形態に係るロボット1において、
図4に示されるように、開口部13を閉塞する位置に固定されている状態の分線盤31を
図2に示されるように、開口部11を閉塞する位置に固定し直す場合について説明する。
分線盤31が開口部13を閉塞する位置に固定されている場合には、上述したように、機内ケーブル30は、コネクタ32が分線盤31に固定されるとともに、第1ケーブルクランプ33に結束具33bによって固縛されている。
【0022】
この状態で、第1ケーブルクランプ33は第1軸線Aに交差する水平面に沿って延びている。これにより、機内ケーブル30は、第1ケーブルクランプ33における固定位置において水平方向に延ばされる部分から略90°湾曲させられて、第1軸線Aに沿って貫通孔21内を立ち上がっている。
この状態から分線盤31の取り付け位置を変更するには、分線盤31をベース10に固定しているボルト31aを取り外し、分線盤31をベース10から取り外す。
【0023】
次いで、
図5に示されるように、第1ケーブルクランプ33によって機内ケーブル30の一部を支持した状態の分線盤31を、開口部13からベース10の内部空間B内に挿入した後、開口部11からベース10の外側に取り出す。そして、ボルト31aによって開口部11を閉塞する位置に分線盤31を固定することにより、第1ケーブルクランプ33が、第1軸線Aに対し、水平方向に間隔をあけて平行に配置される。
これにより、機内ケーブル30は、
図2に示されるように、第1ケーブルクランプ33の固定位置において鉛直方向に延ばされる部分から、クランク状に湾曲させられて、第1軸線Aに沿って貫通孔21内を立ち上がる。
【0024】
このように、本実施形態に係るロボット1によれば、開口部13を閉塞する位置に分線盤31が固定された状態で出荷された場合であっても、ユーザにおける設置条件に応じて、開口部11を閉塞する位置に分線盤31を容易に移設することができる。すなわち、分線盤31の位置の変更は、分線盤31をベース10に取り付けているボルト31aの着脱のみで済み、分線盤31を移設しても、ロボット1の動作により機内ケーブル30にかかる負荷の増大を最小限に抑えることができる。したがって、第1ケーブルクランプ33への固定位置の変更等、機内ケーブル30を組み替える必要がなく、分線盤31の取り付け位置の変更を簡易に行うことができるという利点がある。
【0025】
なお、本実施形態においては、開口部13を閉塞する位置に固定されている分線盤31を、開口部11を閉塞する位置に移設する場合について説明したが、これに代えて、開口部11を閉塞する位置から開口部13を閉塞する位置に移設する場合も同様である。
【0026】
また、本実施形態においては、分線盤31が開口部11を閉塞する位置に固定された場合には、機内ケーブル30は、第1ケーブルクランプ33によって、第1軸線Aに対して水平方向に間隔をあけた位置に固定されていた。この間隔は、任意に設定することができる。ただし、第1軸線Aに対して、機内ケーブル30の外径寸法以上の間隔をあけて配置することが好ましい。これにより、ベース10の内部空間Bに配置される機内ケーブル30の可動部分をより確実に水平成分を有する方向に湾曲させることができる。
【0027】
また、本実施形態においては、分線盤31として、平板部材からなるものを例示したが、これに代えて、
図6に示されるように、ボックス状の構造の分線盤35を採用してもよい。
【0028】
図6および
図7に示す例では、分線盤35は、中空の略直方体状のボックス状に構成されている。分線盤35は、開口部13の一部を被覆する背面板35aと、背面板35aに対して間隔をあけて平行に配置される前面板35bと、背面板35aと前面板35bとの間に配置された枠部材35cとを備えている。
【0029】
背面板35aは、
図6に示されるように、枠部材35cの平行な一対の側面よりも外側に張り出した一対の取付部35a′を備えている。取付部35a′には、複数の貫通孔が設けられており、貫通孔を貫通させたボルト31aを、開口部13の周囲のネジ孔(図示略)に締結することにより、分線盤35を、開口部13を閉塞する位置に固定することができる。
【0030】
背面板35aには、
図7に示されるように、第1ケーブルクランプ33が固定されている。また、背面板35aには機内ケーブル30を貫通させる貫通孔35hが設けられ、貫通孔35hと機内ケーブル30との間の隙間は、グロメット36によって防水されている。
前面板35bには、機内ケーブル30の一端に取り付けられたコネクタ32が、接続部を外部に露出させて、固定されている。
【0031】
背面板35aおよび前面板35bは、それぞれ、ガスケット等のシール部材(図示略)を挟んでボルト31bによって枠部材35cに着脱可能に取り付けられている。これにより、分線盤35の内部は液密状態に密閉され、コネクタ32に接続される機内ケーブル30の一端において、シース内からバラ線が露出していても、この部分を粉塵や液体などから保護することができる。
【0032】
また、開口部11および開口部13は、分線盤35が通過可能な大きさに設定されている。これにより、第1ケーブルクランプ33によって機内ケーブル30の一部を支持した状態の分線盤35を、開口部13を閉塞する位置から取り外し、ベース10の内部空間Bを通して開口部11から引き出すことができる。
すなわち、平板部材からなる分線盤31の場合と同様に、分線盤35の位置の変更は、分線盤35をベース10に取り付けているボルト31aの着脱のみで済み、容易に行うことができる。また、分線盤35の位置の変更の都度、機内ケーブル30を配線し直さなくても、機内ケーブル30の可動部分を、水平成分を有する方向に湾曲させて配置することができる。
【0033】
また、本実施形態においては、ベース10の開口部11と開口部13とは略同等の形状および大きさとしたが、これに代えて、開口部11と開口部13との形状および大きさが異なっていてもよい。
この場合には、
図8に示されるように、開口部11および開口部13のいずれか大きい方に、分線盤31,35を着脱可能に取り付けるアダプタ40が、ボルト40a等によって固定されていればよい。これにより、開口部11と開口部13との形状および大きさが異なっていても、分線盤31,35を、開口部11を閉塞する位置および開口部13を閉塞する位置のいずれにも配置することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 ロボット
10 ベース
11 開口部(第1開口部)
13 開口部(第2開口部)
20 旋回胴
21 貫通孔
22 第2ケーブルクランプ
30 機内ケーブル
31,35 分線盤
32 コネクタ
33 第1ケーブルクランプ
A 第1軸線(回転軸線)
B 内部空間