(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-30
(45)【発行日】2024-05-10
(54)【発明の名称】タワー式増設端子台
(51)【国際特許分類】
H01R 9/00 20060101AFI20240501BHJP
H01R 4/34 20060101ALI20240501BHJP
【FI】
H01R9/00 B
H01R4/34
(21)【出願番号】P 2023094400
(22)【出願日】2023-05-22
【審査請求日】2023-10-23
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512045630
【氏名又は名称】青柳 六雄
(72)【発明者】
【氏名】青柳 六雄
【審査官】松原 陽介
(56)【参考文献】
【文献】実開昭51-046987(JP,U)
【文献】実開昭55-033412(JP,U)
【文献】実開平04-080261(JP,U)
【文献】実開昭59-159879(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 4/34
H01R 9/00
H01R 9/22-9/28
H01R 11/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端子台において、
上面視が長方形となる本体を有し
前記本体にはメネジ付き板が挿入されており
丸い穴が複数並んであいており前記丸い穴の一部に
溝状の彫り込みが付いている、
前記丸い穴と溝状の彫り込みの中に複数のリード線の付いた
はだか圧着端子を入れ前記複数のリード線の付いた
はだか圧着端子同士の間に丸い穴のあいたスペーサーをそれぞれ入れ
ナベコネジで端子を締め付けた端子台、
前記で数個のリード線を取り付けた状態でリード線を強く引いても
はだか圧着端子の丸い形状と端子台の本体の丸い形状に
すき間が少なく出来ており
ナベコネジの曲がりや変形を防ぎ緩みが少ない端子台。
【請求項2】
請求項1に記載された端子台であって、
前記本体の上に安全カバー取り付けることにより
感電防止とナベコネジの脱落防止 緩み防止をすることが出きる端子台。
【請求項3】
請求項1に記載された端子台であって、
端子台の本体に丸い穴が複数並んであいており
丸い穴の一部に溝状の彫り込みが付いており
リード線の一部が前記端子台の本体の溝部に入り込んでおり感電防止を防いでいる端子台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
端子数が足りなくなる為、1つの端子に2~3個の端子を取り付けるケースがあり、なべ子ネジの締め付けが、不安定になりやすい。
隣のリ-ド線(電線)が、接触しそうな状態で配線してある.
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-054882
【文献】特開2011-244408
【文献】特開2014-056720
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常使用されている端子台は、端子1つにリ-ド線(電線)1~2本取り付けるのが現状で、端子台が大きくなり端子数が、沢山必要です。ネジ締め回数が多く、締め忘れなど発生しています。
【課題を解決するための手段】
【0005】
端子1つにリード線(電線)10~15本位 強固に取り付けられることにより、端子台の端子数も減り、多数のネジ締めがなくなり、締め忘れが、
少なく作業性が良くなる。作業性が良くなることにより、メンテ(点検)等も簡単になることを、提供する。
【発明の効果】
【0006】
1本のリード線を9本に分配する時、従来の端子台だと、10個の端子と、端子と端子間をつなぐプレ-トが必要でしたが、この発明により1個の端子で、
リード線9本に分配できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】▲1▼本体は絶縁樹脂で1体成形されており、底より▲2▼メネジ付き板が、挿入されている。▲1▼本体に丸い穴があいており、丸い穴の1部にミゾ状の彫りこみが付いている。丸い穴とミゾ状の中にリード線の付いた▲3▼はだか圧着端子を入れ、丸い穴のあいたパイプ状の▲4▼スペ-サ-を入れる。▲3▼と▲4▼を繰り返し必要端子数いれる。▲5▼なべ子ネジで端子を締め付ける。▲5▼なべ子ネジの上に、丸い形状の▲6▼ゴムスペ-サ-を入れ▲7▼蓋をのせて、 ▲8▼ボルトで取り付ける。
【0008】
【0009】
【
図3】図面1では、端子が上に重ねて取り付けましたが、図面3の様に端子を横に重ねて、締め付けることにより。リード線の本数が多く取り付けることを示す。
【0010】
【
図4】本体▲1▼に穴Aが、あいており、穴の1角に溝状Bが加工されている。この形状にリード線の付いた裸圧着子▲3▼を入れ丸い穴あいたスペーサー▲4▼を入れる。リード線の付いた裸圧着子▲3▼と、スペ-サ-▲4▼が、AとBの形状に入れた時ガタが少ないほど、リ-ド線(電線)が、強固に取り付けられる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
取り付ける端子の数により、なべ子ネジ▲5▼の長さを変える必要がある。
【産業上の利用可能性】
【0012】
1個の端子に多数のリ-ド線が、集束や分配出来る。メンテや配線作業性が良くなり利用性がある。
【符号の説明】
1 本体
2 メネジ付き板
3 裸圧着端子
4 スペ-サ-
5 なべ子ネジ
6 ゴムスペ-サ-
7 蓋
8 取り付けボルト
9 端子と端子の連結板
【要約】 (修正有)
【課題】多数のリ-ド線の集束や分配が出来、メンテや配線作業性の向上を図ることができるタワー式増設端子台を提供する。
【解決手段】端子1つにリ-ド線(電線)10~15本位強固に取り付けられることにより、端子台の端子数も減り、多数のネジ締めがなくなり、締め忘れが、少なく、作業性が良くなる。作業性が良くなることにより、メンテ(点検)等も簡単になる。
【選択図】
図1