(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-01
(45)【発行日】2024-05-13
(54)【発明の名称】カメラモジュール
(51)【国際特許分類】
G03B 5/00 20210101AFI20240502BHJP
G02B 7/04 20210101ALI20240502BHJP
G03B 19/07 20210101ALI20240502BHJP
G03B 30/00 20210101ALI20240502BHJP
H04N 23/45 20230101ALI20240502BHJP
H04N 23/57 20230101ALI20240502BHJP
H04N 23/54 20230101ALI20240502BHJP
【FI】
G03B5/00 J
G02B7/04 E
G03B19/07
G03B30/00
H04N23/45
H04N23/57
H04N23/54
(21)【出願番号】P 2021518596
(86)(22)【出願日】2019-10-07
(86)【国際出願番号】 KR2019013107
(87)【国際公開番号】W WO2020076029
(87)【国際公開日】2020-04-16
【審査請求日】2022-10-07
(31)【優先権主張番号】10-2018-0119627
(32)【優先日】2018-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0155784
(32)【優先日】2018-12-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100203035
【氏名又は名称】五味渕 琢也
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【氏名又は名称】森山 正浩
(74)【代理人】
【識別番号】100182132
【氏名又は名称】河野 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】ミン,サンジュン
(72)【発明者】
【氏名】パク,サンオク
【審査官】門田 宏
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/182203(WO,A1)
【文献】特開2017-227850(JP,A)
【文献】特開2017-198988(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 5/00-5/08
G02B 7/04
G03B 19/07
G03B 30/00
H04N 5/222-5/257
H04N 23/00
H04N 23/40-23/76
H04N 23/90-23/959
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1カメラモジュールと、前記第1カメラモジュールと離隔する第2カメラモジュールを含み、
前記第1カメラモジュールは
カバー;
前記カバー内に配置されるハウジング;
前記ハウジング内に配置されるボビン;
前記ボビンに配置される第1コイル;
前記ハウジングに配置される第1マグネット;
前記第1マグネットと対向する第2コイル;
前記ボビンに配置される第2マグネット;及び
前記第2マグネットを感知する第1センサーを含み、
前記カバーは前記第2カメラモジュールと隣接するように配置される第1側板と、前記第1側板の反対側に配置される第2側板と、前記第1側板と前記第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板と第4側板を含み、
前記第1マグネットは、前記第2側板に対応する位置に配置される第1-1マグネットと、前記第3側板に対応する位置に配置される第1-2マグネットと、前記第4側板に対応する位置に配置される第1-3マグネットを含み、
前記カバーの前記第1側板に対応する位置には第1ダミー部材と前記第1センサーが配置され
、
前記第2マグネットは前記カバーの前記第1側板に向かう前記ボビンの側面に配置される、カメラモジュール。
【請求項2】
前記第1ダミー部材は、互いに離隔する二つのダミー部材を含み、
前記第1センサーは、前記二つのダミー部材の間に配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記第1カメラモジュールは、少なくとも一部が前記二つのダミー部材の間に配置される第1基板を含み、
前記第1センサーは、前記第1基板の内面に配置される、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記第1カメラモジュールは、前記ボビンの上部と前記ハウジングの上部に結合する上部弾性部材を含み、
前記上部弾性部材は、四つの上部弾性ユニットを含み、
前記第1基板は、前記第1基板の外面の上部に形成される四つの端子を含み、
前記四つの上部弾性ユニットは、前記四つの端子と各々電気的に連結される、請求項3に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記第1カメラモジュールは、前記ボビンの下部と前記ハウジングの下部に結合する下部弾性部材を含み、
前記下部弾性部材は、二つの下部弾性ユニットを含み、
前記第1基板は、前記第1基板の下部に形成される二つの端子を含み、
前記二つの下部弾性ユニットは、前記第1コイルと前記第1基板の前記二つの端子を電気的に連結する、請求項4に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記第1カメラモジュールは
前記ハウジングの下に配置されるべース;
前記べースの上面に配置される第2基板;及び
前記四つの上部弾性ユニットと前記第2基板を連結する四つのワイヤーを含み、
前記第2コイルは、前記第2基板に配置されて、
前記第2コイルは、前記第1-1マグネットと対向する第2-1コイルと、前記第1-2マグネットと対向する第2-2コイルと、前記第1-3マグネットと対向する第2-3コイルを含む、請求項5に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記第1コイルは、前記第1-2マグネットと対向する第1-1コイルと、前記第1-3マグネットと対向する第1-2コイルを含み、
前記第1コイルは、前記第1-1マグネットと対向しない、請求項6に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記第1-1マグネットは、内面と外面の極が異なる2極マグネットであり、
前記第1-2マグネットと前記第1-3マグネットの各々は、内面の上部が、内面の下部及び外面の上部と極性が異なり外面の下部と極性が同じである、4極マグネットである、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記第1ダミー部材は、非磁性体であり、
前記第1ダミー部材は、前記第1-1マグネットの重量と対応する重量を有して、
前記第1マグネットは、前記カバーの前記第1側板に対応する位置に配置されない、請求項1乃至8のうちいずれか一つに記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記第1-2マグネットは前記第1-2マグネットが前記第1-3マグネットを向かう方向に前記第1-3マグネットとオーバーラップされる、請求項1乃至9のうちいずれか一つに記載のカメラモジュール。
【請求項11】
前記第1-1マグネットは前記第1-1マグネットが前記第1ダミー部材を向かう方向に前記第1ダミー部材とオーバーラップされる、請求項1乃至10のうちいずれか一つに記載のカメラモジュール。
【請求項12】
前記第2コイルは前記第1ダミー部材と光軸方向にオーバーラップされる位置に配置されない、請求項1乃至11のうちいずれか一つに記載のカメラモジュール。
【請求項13】
前記第1ダミー部材は前記ハウジングに前記第1-1マグネットの反対側に配置される 、請求項1乃至12のうちいずれか一つに記載のカメラモジュール。
【請求項14】
前記ボビンは前記第2マグネットが配置される溝を含み、
前記第2マグネットは前記ボビンの前記溝に下側から挿入されて結合される、請求項1乃至13のうちいずれか一つに記載のカメラモジュール。
【請求項15】
前記ボビンは、前記第2マグネットの外面のうち一部が見えるようにオープンされる切開部を含み、
前記ボビンの前記切開部の水平方向へのオープンされた幅は、前記第2マグネットの対応する方向への幅より小さい、請求項14に記載のカメラモジュール。
【請求項16】
第1カメラモジュールと第2カメラモジュールを含み、
前記第1カメラモジュールは、カバーと、前記カバー内に配置されるボビンと、前記ボビンに配置される第1コイルと、前記第1コイルと対向する第1マグネットと、前記第1マグネットの下に配置される第2コイルと、前記ボビンに配置される第2マグネットと、前記第2マグネットを感知する第1センサーを含み、
前記第2カメラモジュールは、カバーと、前記第2カメラモジュールの前記カバー内に配置されるボビンと、前記第2カメラモジュールの前記ボビンに配置される第1コイルと、前記第2カメラモジュールの前記第1コイルと対向する第1マグネットと、前記第2カメラモジュールの前記第1マグネットの下に配置される第2コイルと、前記第2カメラモジュールの前記ボビンに配置される第2マグネットと、前記第2カメラモジュールの前記第2マグネットを感知する第2センサーと、を含み、
前記第1カメラモジュールの前記カバーと前記第2カメラモジュールの前記カバーの各々は、互いに隣接するように配置される第1側板と、前記第1側板の反対側に配置される第2側板と、前記第1側板と前記第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板と第4側板を含み、
前記第1カメラモジュールの前記第2側板乃至第4側板に対応する位置には前記第1カメラモジュールの前記第1マグネットが配置されて、前記第2カメラモジュールの前記第2側板乃至第4側板に対応する位置には第2カメラモジュールの前記第1マグネットが配置されて、
前記第1カメラモジュールの前記第1側板に対応する位置には第1ダミー部材と前記第1センサーが配置されて、前記第2カメラモジュールの前記第1側板に対応する位置には第2ダミー部材と前記第2センサーが配置される、カメラモジュール。
【請求項17】
前記第1ダミー部材は互いに離隔される二つのダミー部材を含み、
前記第1センサーは前記二つのダミー部材の間に配置される、請求項16に記載のカメラモジュール。
【請求項18】
前記第1カメラモジュールは少なくとも一部が前記二つのダミー部材の間に配置される第1基板を含み、
前記第1センサーは前記第1基板の内面に配置される、請求項17に記載のカメラモジュール。
【請求項19】
第1カメラモジュールと、前記第1カメラモジュールと離隔する第2カメラモジュールを含み、
前記第1カメラモジュールはカバー;
前記カバー内に配置されるハウジング;
前記ハウジング内に配置されるボビン;
前記ボビンに配置される第1コイル;
前記ハウジングに配置される第1マグネット;
前記第1マグネットと対向する第2コイル;
前記ハウジングに配置される第1ダミー部材
;
前記ボビンに配置される第2マグネット;及び
前記第2マグネットを感知する第1センサーを含み、
前記カバーは前記第2カメラモジュールと隣接するように配置される第1側板と、前記第1側板の反対側に配置される第2側板と、前記第1側板と前記第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板と第4側板を含み、
前記第1ダミー部材は前記ボビンと前記第1側板との間に配置され、
前記第1マグネットは、前記ボビンと前記第2側板との間に配置される第1-1マグネットと、前記ボビンと前記第3側板との間に配置される第1-2マグネットと、前記ボビンと前記第4側板との間に配置される第1-3マグネットを含み、
前記第1マグネットは前記ボビンと前記第1側板との間には配置されず、
前記第1ダミー部材は互いに離隔する2つのダミー部材を含み、
前記第1センサーは前記2つのダミー部材の間に配置される、カメラモジュール。
【請求項20】
本体;
前記本体に配置されるディスプレイ;及び
前記本体に配置される請求項1乃至19のうちいずれか1項に記載のカメラモジュールを含む、光学機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、カメラモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
各種携帯端末の普及が広く一般化され無線インターネットサービスが常用化されるにつれ携帯端末と関連した消費者の要求も多様化されて多様な種類の付加装置が携帯端末に取り付けられている。
【0003】
その中から代表的なものとして、被写体を写真や動画で撮影するカメラモジュールがある。一方、近年二つのカメラモジュールを並べて配置するデュアルカメラモジュールが研究されている。
【0004】
ところで、デュアルカメラモジュールにおいて、カメラ光軸離隔距離(間隔)を近づけようとする顧客のニーズは増加しているが、アクチュエータ特性上マグネット間の干渉が発生する問題がある。特に、CLAF OISの場合、磁気干渉に敏感で近接配置が難しい問題がある。
【0005】
さらに、超小型、低電力消耗のためのカメラモジュールは、既存の通常のカメラモジュールに使われたボイスコイルモーター(VCM:Voice Coil Motor)の技術の適用が困難で、これと関連して研究が活発に進行されてきた。
【0006】
スマートフォンのような小型電子製品に実装されるカメラモジュールの場合、使用途中頻繁にカメラモジュールが衝撃を受けるようになり、撮影している間使用者の手振れなどにより微細にカメラモジュールが揺れることがある。このような点を勘案して、近年手振れ防止手段をカメラモジュールに追加設置する技術が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
第1実施例は、CLAF OISアクチュエータをデュアルで配置する構造でマグネット間の相互干渉を最小化できるデュアルカメラモジュールを提供しようとする。
【0008】
第2実施例は、デュアルカメラモジュールに取り付けられた隣接する二つのレンズ駆動装置に含まれたマグネットの間の磁気干渉を減少させて、AF機能を行うための電磁気力を向上させることができて、OIS機能を行うためのX軸方向への電磁気力とY軸方向への電磁気力の均衡が取れたレンズ駆動装置、及びこれを含むカメラモジュールと光学機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1実施例に係るカメラモジュールは、第1カメラモジュールと、前記第1カメラモジュールと離隔する第2カメラモジュールを含み、前記第1カメラモジュールは、カバーと;前記カバー内に配置されるハウジングと;前記ハウジング内に配置されるボビンと;前記ボビンに配置される第1コイルと;前記ハウジングに配置されて前記第1コイルと対向する第1マグネットと;前記第1マグネットと対向する第2コイルと;前記ボビンに配置される第2マグネットと;前記第2マグネットを感知する第1センサーと;を含み、前記カバーは、前記第2カメラモジュールと隣接するように配置される第1側板と、前記第1側板の反対側に配置される第2側板と、前記第1側板と前記第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板と第4側板を含み、前記第1マグネットは、前記第2側板に対応する位置に配置される第1-1マグネットと、前記第3側板に対応する位置に配置される第1-2マグネットと、前記第4側板に対応する位置に配置される第1-3マグネットと、を含み、前記カバーの前記第1側板に対応する位置には第1ダミー部材と第1センサーが配置される。
【0010】
前記第1ダミー部材は、互いに離隔する二つのダミー部材を含み、前記第1センサーは、前記二つのダミー部材の間に配置されることができる。
【0011】
前記第1カメラモジュールは、少なくとも一部が前記二つのダミー部材の間に配置される第1基板をさらに含み、前記第1センサーは、前記第1基板の内面に配置されることができる。
【0012】
前記第1カメラモジュールは、前記ボビンの上部と前記ハウジングの上部に結合される上部弾性部材をさらに含み、前記上部弾性部材は、四つの上部弾性ユニットを含み、前記第1基板は、前記第1基板の外面の上部に形成される四つの端子を含み、前記四つの上部弾性ユニットは、前記四つの端子と各々電気的に連結されることができる。
【0013】
前記第1カメラモジュールは、前記ボビンの下部と前記ハウジングの下部に結合される下部弾性部材をさらに含み、前記下部弾性部材は、二つの下部弾性ユニットを含み、前記第1基板は、前記第1基板の下部に形成される二つの端子を含み、前記二つの下部弾性ユニットは、前記第1コイルと前記第1基板の前記二つの端子を電気的に連結することができる。
【0014】
前記第1カメラモジュールは、前記ハウジングの下に配置されるべース;前記べースの上面に配置される第2基板;及び前記四つの上部弾性ユニットと前記第2基板を連結する四つのワイヤーをさらに含み、前記第2コイルは、前記第2基板に配置されて、前記第2コイルは、前記第1-1マグネットと対向する第2-1コイルと、前記第1-2マグネットと対向する第2-2コイルと、前記第1-3マグネットと対向する第2-3コイルを含むことができる。
【0015】
前記第1コイルは、前記第1-2マグネットと対向する第1-1コイルと、前記第1-3マグネットと対向する第1-2コイルを含み、前記第1コイルは、前記第1-1マグネットと対向しないことがある。
【0016】
前記第1-1マグネットは、内面と外面の極性が異なる2極マグネットで、前記第1-2マグネットと前記第1-3マグネットは各々、内面の上部が内面の下部及び外面の上部と極性が異なって外面の下部と極性が同じである4極マグネットであってもよい。
【0017】
前記第1ダミー部材は、非磁性体で、前記第1ダミー部材は、前記第1-1マグネットの重量と対応する重量を有し、前記第1マグネットは、前記カバーの前記第1側板に対応する位置に配置されないことがある。
【0018】
前記第2カメラモジュールは、カバー;前記第2カメラモジュールの前記カバー内に配置されるハウジング;前記第2カメラモジュールの前記ハウジング内に配置されるボビン;前記第2カメラモジュールの前記ボビンに配置される第1コイル;前記第2カメラモジュールの前記ハウジングに配置されて前記第2カメラモジュールの前記第1コイルと対向する第1マグネット;前記第2カメラモジュールの前記第1マグネットと対向する第2コイル;前記第2カメラモジュールの前記ボビンに配置される第2マグネット;及び前記第2カメラモジュールの前記第2マグネットを感知する第2センサーを含み、前記第2カメラモジュールの前記カバーは、前記第1カメラモジュールの第1側板と対向する第1側板、前記第2カメラモジュールの前記第1側板の反対側に配置される第2側板と、前記第2カメラモジュールの前記第1側板と前記第2カメラモジュールの前記第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板と第4側板を含み、前記第2カメラモジュールの前記第1マグネットは、前記第2カメラモジュールの前記第2側板に対応する位置に配置される第1-1マグネットと、前記第2カメラモジュールの前記第3側板に対応する位置に配置される第1-2マグネットと、前記第2カメラモジュールの前記第4側板に対応する位置に配置される第1-3マグネットを含み、前記第2カメラモジュールの前記カバーの前記第1側板に対応する位置には第2ダミー部材と前記第2センサーが配置されることができる。
【0019】
第1実施例に係るカメラモジュールは、第1カメラモジュールと第2カメラモジュールを含み、前記第1カメラモジュールは、カバーと、前記カバー内に配置されるボビンと、前記ボビンに配置される第1コイルと、前記第1コイルと対向する第1マグネットと、前記第1マグネットの下に配置される第2コイルと、前記ボビンに配置される第2マグネットと、前記第2マグネットを感知する第1センサーを含み、前記第2カメラモジュールは、カバーと、前記第2カメラモジュールの前記カバー内に配置されるボビンと、前記第2カメラモジュールの前記ボビンに配置される第1コイルと、前記第2カメラモジュールの前記第1コイルと対向する第1マグネットと、前記第2カメラモジュールの前記第1マグネットの下に配置される第2コイルと、前記第2カメラモジュールの前記ボビンに配置される第2マグネットと、前記第2カメラモジュールの前記第2マグネットを感知する第2センサーと、を含み、前記第1カメラモジュールの前記カバーと前記第2カメラモジュールの前記カバーは各々、互いに隣接するように配置される第1側板と、前記第1側板の反対側に配置される第2側板と、前記第1側板と前記第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板と第4側板を含み、前記第1カメラモジュールの前記第2側板乃至第4側板に対応する位置には前記第1カメラモジュールの前記第1マグネットが配置されて、前記第2カメラモジュールの前記第2側板乃至第4側板に対応する位置には第2カメラモジュールの前記第1マグネットが配置されて、前記第1カメラモジュールの前記第1側板に対応する位置には第1ダミー部材と前記第1センサーが配置されて、前記第2カメラモジュールの前記第1側板に対応する位置には第2ダミー部材と前記第2センサーが配置されることができる。
【0020】
第2実施例に係るレンズ駆動装置は、互いに反対側に位置する第1側部と第2側部と、前記第1側部と前記第2側部との間に位置して互いに反対側に位置する第3側部と第4側部を含むハウジング;前記ハウジング内に配置されるボビン;前記ハウジングの前記第1側部に配置される第1マグネット;前記ハウジングの前記第2側部に配置される第2マグネット;前記ハウジングの前記第3側部に配置される第3マグネット;前記ハウジングの前記第4側部に配置されるダミー部材;前記ボビンに配置されて前記第1マグネットに対向する第1コイル;前記ボビンに配置されて前記第2マグネットに対向する第2コイル;前記第1マグネットと前記ハウジングの前記第1側部の外側面との間に配置される第1ヨーク;前記第2マグネットと前記ハウジングの前記第2側部の外側面との間に配置される第2ヨーク;及び光軸方向に前記第1乃至第3マグネットの各々に対向するコイルユニットを含む第3コイルを含むことができる。
【0021】
前記レンズ駆動装置は、前記第3マグネット上に配置される第3ヨークをさらに含むことができる。
【0022】
前記第1ヨークは、前記第1マグネットの第1側面上に配置されて、前記第2ヨークは、前記第2マグネットの第1側面上に配置されて、前記第1マグネットの前記第1側面は、前記第1コイルユニットに対向する前記第1マグネットの第2側面の反対面であり、前記第2マグネットの前記第1側面は、前記第2コイルユニットに対向する前記第2マグネットの第2側面の反対面であってもよい。
【0023】
前記第3ヨークは、前記ハウジングの前記第3側部の上面と前記第3マグネットとの間に配置されることができる。
【0024】
前記ハウジングは、前記第1及び第2側部を貫く少なくとも一つのホールを含み、前記第1及び第2ヨークの各々は、前記少なくとも一つの第1ホールと対応する少なくとも一つのホールを含むことができる。
【0025】
前記ハウジングは、前記第3側部の上面を貫いて前記ハウジングの内側に開放される少なくとも一つの第3ホールを含み、前記第3ヨークは、前記少なくとも一つの第3ホールに対応する少なくとも一つの第3貫通ホールを含むことができる。
【0026】
前記第1及び第2ヨークの各々は、前記第1及び第2マグネットの各々の前記第1側面に配置される本体;及び前記本体から前記第1及び第2マグネットの各々の第3側面と上面の少なくとも一つに延びる延長部を含み、前記第3側面は、前記第1及び第2マグネットの各々の前記第1側面と前記第2側面との間に配置される側面であってもよい。
【0027】
前記第3ヨークは、前記第3マグネットの上面に配置される本体;及び前記本体から前記第3マグネットの側面に延びる延長部を含むことができる。
【0028】
前記第1及び第2マグネットの各々は、第1のN極と第1のS極を含む第1マグネット部;第2のN極と第2のS極を含む第2マグネット部;及び前記第1マグネット部と前記第2マグネット部との間に位置して前記光軸方向に前記第1マグネット部と前記第2マグネット部との間に配置された第1隔壁を含むことができる。
【0029】
前記第3マグネットは、第3のN極と第3のS極を含む第3マグネット部;第4のN極と第4のS極を含む第4マグネット部;及び前記第3マグネット部と前記第4マグネット部との間に位置して前記光軸方向と垂直な方向に前記第3マグネット部と前記第4マグネット部との間に配置された第2隔壁を含むことができる。
【発明の効果】
【0030】
第1実施例より、CLAF OISアクチュエータをデュアルで配置するデュアルカメラモジュールにおいてマグネット間の相互干渉が最小化されることができる。
【0031】
従って、二台のカメラモジュールの間の間隔を最小化することができる。
【0032】
第2実施例は、デュアルカメラモジュールに取り付けられた隣接する二つのレンズ駆動装置に含まれたマグネットの間の磁気干渉を減少させて、AF機能を行うための電磁気力を向上させることができて、OIS機能を行うためのX軸方向への電磁気力とY軸方向への電磁気力の均衡を取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】第1実施例に係るデュアルカメラモジュールの一部構成を図示する斜視図である。
【
図4】変形例に係るデュアルカメラモジュールの概念図である。
【
図5】
図1で第1カメラモジュールのカバーと第2カメラモジュールのカバーとを除去した状態の斜視図である。
【
図6】
図5で一部構成を除去した状態の底面図である。
【
図7】第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の分解斜視図である。
【
図8】第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の一部構成を図示する斜視図である。
【
図10】
図9の構成とハウジングが結合された状態の斜視図である。
【
図11】第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の一部構成を図示する分解斜視図である。
【
図12】第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の一部構成を図示する分解斜視図である。
【
図13】第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の一部構成を図示する分解斜視図である。
【
図14】第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の一部構成を図示する分解斜視図である。
【
図15】第1実施例に係る第2レンズ駆動装置の分解斜視図である。
【
図16】第1実施例に係る第2レンズ駆動装置の一部構成の分解斜視図である。
【
図17】第1実施例に係る第2レンズ駆動装置の一部構成の分解斜視図である。
【
図18】第1実施例に係る第2レンズ駆動装置の一部構成の分解斜視図である。
【
図19】第1実施例に係る第2レンズ駆動装置の一部構成の分解斜視図である。
【
図20】第2実施例に係るレンズ駆動装置の分解図である。
【
図21】カバー部材を除いたレンズ駆動装置の平面図である。
【
図22a】ボビン、第1コイルユニット、及び第2コイルユニットの分離斜視図である。
【
図22b】ボビン、第1コイルユニット、及び第2コイルユニットの結合斜視図である。
【
図23a】ハウジング、第1乃至第3マグネット、及びダミー部材の分離斜視図である。
【
図23b】ハウジング、第1乃至第3マグネット、及びダミー部材の結合斜視図である。
【
図25】上部弾性部材、第1コイル、及び支持部材の電気的連結関係を説明するための図である。
【
図26】下部弾性部材とハウジングの底面図である。
【
図27】第2コイル、回路基板、及びべースの分離斜視図である。
【
図28】
図21のAB方向へのレンズ駆動装置の断面図である。
【
図29】
図21のCD方向へのレンズ駆動装置100の断面図である。
【
図30a】第1乃至第3マグネット、ダミー部材、及び第3乃至第5コイルユニットの一第2実施例を示す。
【
図33a】第1乃至第3マグネット、ダミー部材、及び第1乃至第3ヨークの第1斜視図である。
【
図33b】第1乃至第3マグネット、ダミー部材、及び第1乃至第3ヨークの第2斜視図である。
【
図34a】別の実施例に係る第1ヨークの斜視図である。
【
図34b】別の実施例に係る第3ヨークの斜視図である。
【
図35】第5コイルユニットに対する第3マグネットの磁気力線、及び第3コイルユニットに対する第1マグネットの磁気力線を示す。
【
図36】ヨークがない時の第1マグネットの磁気力線とヨーク193がある時の第1マグネットの磁気力線を示す。
【
図37a】センシングマグネットとバランシングマグネットを含む別の実施例を示す。
【
図37b】
図37aの第2実施例に係るハウジング、回路基板、及び位置センサーを示す。
【
図39】第2実施例に係るカメラモジュールの分解斜視図である。
【
図40】別の実施例に係るカメラモジュールの斜視図である。
【
図41a】
図40に図示されたカメラモジュールの第2実施例の概略図を示す。
【
図41b】
図40に図示されたカメラモジュールの別の実施例の概略図を示す。
【
図41c】
図40に図示されたカメラモジュールのさらに別の実施例の概略図を示す。
【
図41d】
図40に図示されたカメラモジュールのさらに別の実施例の概略図を示す。
【
図42】第2実施例に係る携帯用端末の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0035】
但し、本発明の技術思想は、説明される一部実施例に限定されず各々異なる様々な形態で具現されることができ、本発明の技術思想範囲内でならば、実施例間にその構成要素中の一つ以上を選択的に結合または置き換えて用いることができる。
【0036】
さらに、本発明の実施例で使われる用語(技術及び科学用語を含む)は、明白に特に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に一般的に理解できる意味と解釈され、予め定義された用語とともに一般的に使われる用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるはずである。
【0037】
さらに、本発明の実施例で使われた用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。
【0038】
本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り、複数型も含むことができて、“A及び(と)B、Cの少なくとも一つ(または一つ以上)”と記載される場合、A、B、Cで組み合わせることができるすべての組み合わせの中の一つ以上を含むことができる。
【0039】
さらに、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。このような用語は、その構成要素を別の構成要素と区別するためだけで、その用語によって該当構成要素の本質や順または順序などに限定されない。
【0040】
なお、ある構成要素が別の構成要素に‘連結’、‘結合’、または‘接続’されると記載された場合、その構成要素は、その別の構成要素に直接的に‘連結’、‘連結’、または‘接続’される場合だけでなく、その構成要素とその別の構成要素との間にあるさらに別の構成要素によって‘連結’、‘結合’、または‘接続’される場合も含むことができる。
【0041】
さらに、各構成要素の“上”または“下”に形成または配置されると記載される場合、“上”または“下”は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上のさらに別の構成要素が、二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。さらに、“上”または“下”と表現される場合、一つの構成要素を基準に上側方向だけでなく下側方の意味も含まれることができる。
【0042】
以下で使われる‘光軸方向’は、レンズ駆動装置に結合されたレンズ及び/またはイメージセンサーの光軸方向と定義する。一方、‘光軸方向’とは‘上下方向’、‘z軸方向’などと対応することができる。
【0043】
以下で使われる“対応する”等の用語は、“対向する”または“重なる”の意味の中少なくとも一つを含むことができる。
【0044】
以下で使われる‘オートフォーカス’とは、イメージセンサーに被写体の鮮明な映像が得られるように被写体との距離に応じてレンズを光軸方向に移動させてイメージセンサーとの距離を調節することによって被写体に対する焦点を自動で合わせる機能と定義する。一方、‘オートフォーカス’は‘AF(Auto Focus)’と混用されることができる。
【0045】
以下で使われる‘閉ループオートフォーカス’とは、フィードバック制御が共に実行されるオートフォーカスと定義する。一方、‘閉ループオートフォーカス’は、‘CLAF(closed-loop auto focus)’と混用されることができる。さらに、フィードバック制御を行わないオートフォーカスを‘開ループオートフォーカス(OLAF,open-loop auto focus)’と称することができる。
【0046】
以下で使われる‘手振れ補正’は、外力によってイメージセンサーに発生する振動(動き)を相殺するようにレンズを光軸方向と垂直な方向に移動させたりチルトさせる機能と定義する。一方、‘手振れ補正’は、‘OIS(Optical Image Stabilization)’と混用されることができる。
【0047】
説明の便宜上、第2実施例に係るレンズ駆動装置は、デカルト座標系(x、y、z)を使って説明するが、他の座標系を使って説明してもよく、第2実施例はこれに限定されない。各図面で、X軸とY軸は、光軸方向であるz軸に対して垂直な方向を意味して、光軸方向であるz軸方向を‘第1方向’と称し、X軸方向を‘第2方向’と称し、Y軸方向を‘第3方向’と称してもよい。また、光軸方向は、レンズ駆動装置に結合されたレンズの光軸方向と定義されることができる。
【0048】
以下では、第1実施例に係る光学機器の構成を説明する。
【0049】
光学機器は、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、携帯用通信装置、携帯用スマート機器、デジタルカメラ、ノートブックコンピュータ(laptop computer)、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)及びナビゲーションのうちのいずれかであってもよい。但し、光学機器の種類はこれに制限されず映像または写真を撮影するためのなんらかの装置も光学機器に含まれる。
【0050】
光学機器は、本体を含むことができる。本体は、光学機器の外観を形成することができる。本体は、カメラ装置を収容することができる。本体の一面にはディスプレイ部が配置されることができる。例えば、本体の一面にディスプレイ部及びカメラ装置が配置されて、本体の他面(一面の反対側に位置する面)にカメラ装置が追加で配置されることができる。一方、本体の他面に配置されるカメラ装置は、デュアルカメラモジュールを含むことができる。
【0051】
光学機器は、ディスプレイ部を含むことができる。ディスプレイ部は、本体の一面に配置されることができる。ディスプレイ部は、カメラ装置で撮影された映像を出力することができる。
【0052】
光学機器は、カメラ装置を含むことができる。カメラ装置は、本体に配置されることができる。カメラ装置は、少なくとも一部が本体の内部に受容されることができる。カメラ装置は、複数で備えられてもよい。カメラ装置は、本体の一面と本体の他面の各々に配置されることができる。カメラ装置は、被写体の映像を撮影することができる。カメラ装置は、デュアルカメラモジュールを含むことができる。
【0053】
以下では、第1実施例に係るデュアルカメラモジュールの構成を図面を参照して説明する。
【0054】
図1は、第1実施例に係るデュアルカメラモジュールの一部構成を図示する斜視図で、
図2は、
図1のX-X断面図で、
図3は、
図1のY-Y断面図で、
図4は、変形例に係るデュアルカメラモジュールの概念図で、
図5は、
図1で第1カメラモジュールのカバーと第2カメラモジュールのカバーとを除去した状態の斜視図で、
図6は、
図5で一部構成を除去した状態の底面図で、
図7は、第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の分解斜視図で、
図8は、第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の一部構成を図示する斜視図で、
図9は、
図6の一部を拡大した拡大図で、
図10は、
図9の構成とハウジングが結合された状態の斜視図で、
図11乃至
図14は、第1実施例に係る第1レンズ駆動装置の一部構成を図示する分解斜視図で、
図15は、第1実施例に係る第2レンズ駆動装置の分解斜視図で、
図16乃至
図19は、第1実施例に係る第2レンズ駆動装置一部構成の分解斜視図である。
【0055】
デュアルカメラモジュールは、第1カメラモジュール1000と第2カメラモジュール2000を含むことができる。デュアルカメラモジュールで第1カメラモジュール1000と第2カメラモジュール2000は、互いに隣接するように配置されることができる。第1カメラモジュール1000と第2カメラモジュール2000は、互いに離隔することができる。第1カメラモジュール1000と第2カメラモジュール2000は、互いに隣り合うように配置されることができる。第1カメラモジュール1000と第2カメラモジュール2000は、並んで配置されることができる。第1カメラモジュール1000と第2カメラモジュール2000は、一つの側面が互いに対向するように配置されることができる。互いに対向する第1カメラモジュール1000の側面と第2カメラモジュール2000の側面は、平行するように配置されることができる。第1カメラモジュール1000の光軸と第2カメラモジュール2000の光軸は、平行するように配置されることができる。第1実施例では、磁気干渉防止構造によって、第1カメラモジュール1000の光軸と第2カメラモジュール2000の光軸との間の距離が最小化されることができる。
【0056】
第1実施例に係るデュアルカメラモジュールは、ドライバーIC一体型CLAF方式で三つのマグネットが対称構造になっていることができる。第1実施例では、マグネット磁気干渉を最小化するため、磁気力干渉が小さくなっているY軸方向の二つのマグネットでAF駆動をしてAFコイルも2つに分離することができる。OIS Y駆動は二つのマグネットを利用してOISコイルを配置して駆動させて、OIS X駆動は一つのマグネットで駆動されるようにすることができる。これにより、VCM間隔を最小化することができる。比較例では、磁気バランシングのため、センシングマグネットの他に補償マグネットを配置するが、第1実施例では、磁気影響がないようにセンシングマグネットを配置し一つのセンシングマグネットで可能になり得る。第1実施例では、周波数特性を満たすため、一つのマグネット使われた向い側にバランシングウェート(balancing weight)を配置してOIS駆動部重さバランシングを合わせることができる。バランシングウェートの重さは、マグネット重さ対比+/-20%以内で維持されることができる。
【0057】
第1カメラモジュール1000は、第2カメラモジュール2000よりも小さくてよい。逆に、第1カメラモジュール1000は、第2カメラモジュール2000よりも大きくてもよい。変形例で、第1カメラモジュール1000は、第2カメラモジュール2000と同じ大きさであってもよい。この場合、第1カメラモジュール1000は、第2カメラモジュール2000と同じ製品であってもよい。
【0058】
第1カメラモジュール1000は、第1レンズ駆動装置を含むことができる。第1レンズ駆動装置は、ボイスコイルモーター(VCM,Voice Coil Motor)であってもよい。第1レンズ駆動装置は、レンズ駆動モーターであってもよい。第1レンズ駆動装置は、レンズ駆動アクチュエータであってもよい。第1実施例で、第1レンズ駆動装置は、CLAF OISアクチュエータまたはCLAF OISモジュールを含むことができる。例えば、第1レンズ駆動装置にレンズ、イメージセンサー及び印刷回路基板が組み立てられた状態が第1カメラモジュール1000と理解されることができる。
【0059】
第1カメラモジュール1000は、カバー1100を含むことができる。カバー1100は、ハウジング1310をカバーすることができる。カバー1100は、べース1410と結合することができる。カバー1100は、べース1410との間に内部空間を形成することができる。カバー1100は、ハウジング1310を内部に収容することができる。カバー1100は、ボビン1210を内部に収容することができる。カバー1100は、第1カメラモジュール1000の外観を形成することができる。カバー1100は、下面が開放された六面体形状であってもよい。カバー1100は、非磁性体であってもよい。カバー1100は、金属材で形成されてもよい。カバー1100は、金属の板材で形成されることができる。カバー1100は、印刷回路基板のグラウンド部と連結されることができる。これにより、カバー1100は、グラウンドされることができる。カバー1100は。電磁波妨害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。この時、カバー1100は、‘シールドカン’または‘EMIシールドカン’で称されることができる。
【0060】
カバー1100は、上板1110及び側板1120を含むことができる。カバー1100は、上板1110と、上板1110の外周(outer periphery)またはエッジ(edge)から下側に延びる側板1120を含むことができる。カバー1100の側板1120の下端は、べース1410の段差部1434に配置されることができる。カバー1100の側板1120の内面は、接着剤によってべース1410に固定されることができる。
【0061】
カバー1100は、第1側板と、第1側板の反対側に配置される第2側板と、第1側板と第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板と第4側板を含むことができる。第1実施例で、第1マグネット1320は、第2側板に対応する位置に配置される第1-1マグネット1321と、第3側板に対応する位置に配置される第1-2マグネット1322と、第4側板に対応する位置に配置される第1-3マグネット1323を含むことができる。この時、カバー1100の第1側板に対応する位置には第1-1マグネット1321の重量と対応する重量を有するダミー部材1600が配置されることができる。このような構造により第1カメラモジュール1000と第2カメラモジュール2000との間の磁気力干渉が最小化されることができる。
【0062】
第1カメラモジュール1000のカバー1100の第1側板は、第2カメラモジュール2000と隣接するように配置されることができる。第1カメラモジュール1000のカバー1100の第1側板は、第2カメラモジュール2000のカバー2100の第1側板と隣接するように配置されることができる。第1カメラモジュール1000のカバー1100の第1側板は、第2カメラモジュール2000のカバー2100の第1側板と対向することができる。第1カメラモジュール1000のカバー1100の第1側板は、第2カメラモジュール2000のカバー2100の第1側板と平行するように配置されることができる。
【0063】
第1カメラモジュール1000は、第1可動子1200を含むことができる。第1可動子1200は、レンズと結合することができる。第1可動子1200は、弾性部材を介して第2可動子1300と連結されることができる。第1可動子1200は、第2可動子1300との相互作用に応じて移動することができる。この時、第1可動子1200は、レンズと一体で移動することができる。一方、第1可動子1200は、AF駆動時移動することができる。この時、第1可動子1200は、‘AF可動子'と称されることができる。一方、第1可動子1200は、OIS駆動時には第2可動子1300と共に移動することができる。第1可動子1200は、ボビン1210と第1コイル1220を含むことができる。
【0064】
第1カメラモジュール1000は、ボビン1210を含むことができる。ボビン1210は、ハウジング1310の内に配置されることができる。ボビン1210は、ハウジング1310に移動可能に結合することができる。ボビン1210は、ハウジング1310に対して光軸方向に移動することができる。
【0065】
ボビン1210は、レンズが結合するホール1211を含むことができる。ボビン1210のホール1211の内周面には螺糸山が形成されてもよい。または、ボビン1210のホール1211の内周面は螺糸山なしに曲面で形成されてもよい。ボビン1210は、部弾性部材1510と結合する第1突起1212を含むことができる。ボビン1210の第1突起1212は、部弾性部材1510の対応するホールに挿入されて結合することができる。ボビン1210は、部弾性部材1520と結合する第2突起を含むことができる。ボビン1210の第2突起は、下部弾性部材1520の対応するホールに挿入されて結合することができる。ボビン1210は、第1コイル1220が配置される第3突起1214を含むことができる。ボビン1210の第3突起1214には第1コイル1220が巻かれることができる。ボビン1210は、第2マグネット1730が配置される溝を含むことができる。ボビン1210の溝に、第2マグネット1730は下側で挿入されて結合することができる。ボビン1210は、第2マグネット1730の外面のうち一部が見えるようにオープンになる切開部を含むことができる。ボビン1210の切開部の水平方向へのオープンされた幅は、第2マグネット1730の対応する方向への幅よりも小さくてよい。
【0066】
ボビン1210は、上部弾性部材1510、下部弾性部材1520、第1コイル1220及び第2マグネット1730のうちいずれか一つ以上と接着剤によって結合することができる。この時、接着剤は、熱、レーザー及び紫外線(UV)のうちいずれか一つ以上によって硬化するエポキシ(epoxy)であってもよい。
【0067】
ボビン1210は、上側ストッパー1215を含むことができる。上側ストッパー1215は、ボビン1210の上面に形成されることができる。上側ストッパー1215は、突起を含むことができる。上側ストッパー1215は、第1突起1212と離隔することができる。上側ストッパー1215は、第1突起1212と異なる形状で形成されることができる。上側ストッパー1215は、直六面体形状で有して、第1突起1212は、円柱形状を有することができる。上側ストッパー1215は、カバー1100の上板1110と垂直方向にオーバーラップされることができる。上側ストッパー1215は、ボビン1210が上側に移動する場合、カバー1100の上板1110と接触することができる。これにより、上側ストッパー1215は、ボビン1210のストロークの上限(最も高い位置)を制限することができる。
【0068】
ボビン1210は、下側ストッパー1216を含むことができる。下側ストッパー1216は、ボビン1210の側面に形成されることができる。下側ストッパー1216は、突起を含むことができる。下側ストッパー1216は、ボビン1210の四つの側面中一つの側面にだけ形成されることができる。より詳細には、下側ストッパー1216は、第2マグネット1730が配置されるボビン1210の側面の反対側の側面に形成されることができる。下側ストッパー1216は、第1マグネット1320と垂直方向にオーバーラップされることができる。より詳細には、下側ストッパー1216は、第1-1マグネット1321と垂直方向にオーバーラップされることができる。下側ストッパー1216は、ボビン1210が下側に移動する場合、第1-1マグネット1321と接触することができる。これにより、下側ストッパー1216は、機構的にボビン1210のストロークの下限(最も低い位置)を制限することができる。
【0069】
第1カメラモジュール1000は、第1コイル1220を含むことができる。第1コイル1220は、‘AFコイル’であってもよい。第1コイル1220は、ボビン1210に配置されることができる。第1コイル1220は、ボビン1210上に配置されることができる。第1コイル1220は、ボビン1210に接触して配置されることができる。第1コイル1220は、ボビン1210とハウジング1310との間に配置されることができる。第1コイル1220は、ボビン1210の外周に配置されることができる。第1コイル1220は、ボビン1210に直巻線できる。第1コイル1220は、第1マグネット1320と対向することができる。第1コイル1220は、第1マグネット1320と電磁気的相互作用することができる。第1コイル1220に電流が供給されて、第1コイル1220周辺に電磁気場が形成されると、第1コイル1220と第1マグネット1320との間の電磁気的相互作用によって、第1コイル1220が第1マグネット1320に対して移動することができる。
【0070】
第1コイル1220は、電源供給のための一対の引き出し線を含むことができる。第1コイル1220の一側端部(引き出し線)は、第1下部弾性ユニット1520-1と結合されて、第1コイル1220の他側端部(引き出し線)は、第2下部弾性ユニット1520-2と結合することができる。第1コイル1220は、下部弾性部材1520と電気的に連結されることができる。第1コイル1220は、印刷回路基板、第2基板1420、支持部材1530、上部弾性部材1510、第1基板1710、ドライバーIC1720及び下部弾性部材1520を介して電源の供給を受けることができる。
【0071】
第1コイル1220は、複数のコイルを含むことができる。第1コイル1220は、互いに離隔する第1-1コイル1221及び第1-2コイル1222を含むことができる。第1コイル1220は、第1-2マグネット1322と対向する第1-1コイル1221と、第1-3マグネット1323と対向する第1-2コイル1222を含むことができる。第1-1コイル1221と第1-2コイル1222は、ボビン1210の側面の反対側に配置されることができる。第1-1コイル1221及び第1-2コイル1222は、‘メガネコイル'と称されることができる。第1コイル1220は、第1-1コイル1221と第1-2コイル1222を電気的に連結する連結コイルを含むことができる。つまり、第1-1コイル1221と第1-2コイル1222は、一体で形成されることができる。
【0072】
第1実施例で、第1コイル1220は、第1-1マグネット1321と対向することができない場合がある。第1-1マグネット1321と対応する位置には第1コイル1220が配置されない場合がある。第1コイル1220は、第1-2マグネット1322及び第1-3マグネット1323と対向するだけで第1-1マグネット1321とは対向しないことがある。
【0073】
第1カメラモジュール1000は、第2可動子1300を含むことができる。第2可動子1300は、固定子1400に支持部材1530を介して移動可能に結合することができる。第2可動子1300は、弾性部材を介して第1可動子1200を支持することができる。第2可動子1300は、第1可動子1200を移動させたり第1可動子1200と共に移動することができる。第2可動子1300は、固定子1400との相互作用により移動することができる。第2可動子1300は、OIS駆動時移動することができる。この時、第2可動子1300は、‘OIS可動子'と称されることができる。
【0074】
第1カメラモジュール1000は、ハウジング1310を含むことができる。ハウジング1310は、カバー1100の内に配置されることができる。ハウジング1310は、カバー1100とボビン1210との間に配置されることができる。ハウジング1310は、ボビン1210の外側に配置されることができる。ハウジング1310は、ボビン1210の少なくとも一部を収容することができる。ハウジング1310は、カバー1100と異なる材質で形成されることができる。ハウジング1310は、絶縁材質で形成されることができる。ハウジング1310は、射出物で形成されることができる。ハウジング1310は、カバー1100の側板1120と離隔することができる。
【0075】
ハウジング1310は、中心部に垂直方向に貫通形成される第1ホール1311を含むことができる。ハウジング1310の第1ホール1311にはボビン1210が配置されることができる。ハウジング1310は、上部弾性部材1510と結合する第1突起1312を含むことができる。ハウジング1310の第1突起1312は、上部弾性部材1510の対応するホールに挿入されて結合することができる。ハウジング1310は、下部弾性部材1520と結合する第2突起を含むことができる。ハウジング1310の第2突起は、下部弾性部材1520の対応するホールに挿入されて結合することができる。ハウジング1310は、支持部材1530が通過する第2ホール1314を含むことができる。ハウジング1310は、第1マグネット1320が配置される第1溝1315を含むことができる。ハウジング1310は、ダミー部材1600が配置される第2溝1316を含むことができる。ハウジング1310の第2溝1316は、ハウジング1310の下面から陥没した溝であってもよい。ハウジング1310は、第1基板1710とドライバーIC1720が配置される第3溝1317を含むことができる。ハウジング1310の第3溝1317は、ハウジング1310の上面から陥没した溝であってもよい。ハウジング1310の第2溝1316とハウジング1310の第3溝1317は連結されることができる。
【0076】
ハウジング1310は、上部弾性部材1510、下部弾性部材1520、第1マグネット1320、第1基板1710及びドライバーIC1720のうちいずれか一つ以上と接着剤によって結合することができる。この時、接着剤は、熱、レーザー及び紫外線(UV)のうちいずれか一つ以上によって硬化するエポキシ(epoxy)であってもよい。
【0077】
ハウジング1310は、四つの側部と、四つの側面の間に配置される四つのコーナー部を含むことができる。ハウジング1310は、カバー1100の側板1120の第1側板に対応するように配置される第1側部と、第2側板に対応するように配置される第2側部と、第3側板に対応するように配置される第3側部と、第4側板に対応するように配置される第4側部を含むことができる。ハウジング1310の第1側部にはダミー部材1600、第1基板1710及びドライバーIC1720が配置されて、ハウジング1310の第2側部には第1-1マグネット1321が配置されて、ハウジング1310の第3側部には第1-2マグネット1322が配置されて、ハウジング1310の第4側部には第1-3マグネット1323が配置されることができる。
【0078】
第1カメラモジュール1000は、第1マグネット1320を含むことができる。第1マグネット1320は、‘駆動マグネット'であってもよい。第1マグネット1320は、ハウジング1310に配置されることができる。第1マグネット1320は、ボビン1210とハウジング1310との間に配置されることができる。第1マグネット1320は、第1コイル1220と対向することができる。第1マグネット1320は、第1コイル1220と電磁気的相互作用することができる。第1マグネット1320は、第2コイル1431と対向することができる。第1マグネット1320は、第2コイル1431と電磁気的相互作用することができる。第1マグネット1320は、AF駆動及びOIS駆動に共用に使われることができる。第1マグネット1320は、ハウジング1310の側部に配置されることができる。この時、第1マグネット1320は、平板(flat plate)形状を有する平板マグネットであってもよい。
【0079】
第1マグネット1320は、複数のマグネットを含むことができる。第1マグネット1320は、三つのマグネットを含むことができる。第1マグネット1320は、第1-1乃至第1-3マグネット1321、1322、1323を含むことができる。第1-1マグネット1321は、OISのX方向駆動のために使われることができる。第1-2マグネット1322と第1-3マグネット1323は、AF及びOISのY方向駆動のために使われることができる。第1-1マグネット1321は、第2コイル1431の第2-1コイル1431-1と対向することができる。第1-2マグネット1322は、第1コイル1220の第1-1コイル1221と対向して第2コイル1431の第2-2コイル1431-2と対向することができる。第1-3マグネット1323は、第1コイル1220の第1-2コイル1222と対向して、第2コイル1431の第2-3コイル1431-3と対向することができる。第1実施例で、第1マグネット1320は、カバー1100の第1側板に対応する位置に配置されないことがある。つまり、第1マグネット1320は、ハウジング1310の第1側部に配置されないことがある。換言すると、第1実施例では、第2カメラモジュール2000と隣接して磁気力発生が予想される位置の駆動マグネットは、省略されてもよい。
【0080】
第1-1マグネット1321は、2極マグネット(2pole magnet)であってもよい。第1-1マグネット1321は、2極着磁マグネットであってもよい。第1-1マグネット1321は、内面と外面の極が異なる2極マグネットであってもよい。例えば、第1-1マグネット1321の内面はN極で、第1-1マグネット1321の外面はS極であってもよい。逆に、第1-1マグネット1321の内面はS極で、第1-1マグネット1321の外面はN極であってもよい。但し、変形例で、第1-1マグネット1321は、4極マグネットであってもよい。
【0081】
第1-2マグネット1322と第1-3マグネット1323の各々は、4極マグネット(4pole magnet)であってもよい。4極マグネットは、中心部に水平方向に配置される中立部1324を含むことができる。ここで、中立部1324は、孔隙であってもよい。第1-2マグネット1322と第1-3マグネット1323は、両極着磁できる。第1-2マグネット1322と第1-3マグネット1323が両極着磁されることにより、AF電磁気力が最大化されることができる。第1-2マグネット1322と第1-3マグネット1323の各々は、4極着磁マグネットであってもよい。第1-2マグネット1322と第1-3マグネット1323の各々は、内面の上部が、内面の下部及び外面の上部と極性が異なり、外面の下部と極性が同じである4極マグネットであってもよい。第1-2マグネット1322の内面の上部と外面の下部はN極で、第1-2マグネット1322の内面の下部と外面の上部はS極であってもよい。逆に、第1-2マグネット1322の内面の上部と外面の下部はS極で、第1-2マグネット1322の内面の下部と外面の上部はN極であってもよい。第1-3マグネット1323の内面の上部と外面の下部はN極で、第1-3マグネット1323の内面の下部と外面の上部はS極であってもよい。逆に、第1-3マグネット1323の内面の上部と外面の下部はS極で、第1-3マグネット1323の内面の下部と外面の上部はN極であってもよい。
【0082】
第1実施例では、第1-1マグネット1321の内面と第1-2マグネット1322の内面の下部と第1-3マグネット1323の内面の下部が同じ極性を有することができる。従って、第1-1マグネット1321の外面と第1-2マグネット1322の内面の上部と第1-3マグネット1323の内面の上部が、同じ極性を有することができる。
【0083】
第1-2マグネット1322と第1-3マグネット1323の各々は、第1コイル1220と対向する第1対向面(内面)を含むことができる。第1対向面は、中心部に水平方向に配置される中立部1324を含むことができる。第1対向面は、中立部1324を基準に上部と下部が異なる極性を有することができる。つまり、中立部1324の上側はS極を有して、中立部1324の下側はN極を有することができる。変形例で、中立部1324の上側はN極を有して、中立部1324の下側はS極を有することができる。
【0084】
第1-1乃至第1-3マグネット1321、1322、1323の各々は、第2コイル1431と対向する第2対向面を含むことができる。第2対向面は、第1カメラモジュール1000の中心側である内側と、前記内側の反対側である外側とで異なる極性を有することができる。つまり、第2対向面の内側はN極を有して、第2対向面の外側はS極を有することができる。
【0085】
変形例で、第2対向面の内側はS極を有して、第2対向面の外側はN極を有することができる。
【0086】
第1カメラモジュール1000は、固定子1400を含むことができる。固定子1400は、第1及び第2可動子1200、1300の下に配置されることができる。固定子1400は、第2可動子1300を移動可能に支持することができる。固定子1400は、第2可動子1300を移動させることができる。この時、第1可動子1200も第2可動子1300と共に移動することができる。
【0087】
第1カメラモジュール1000は、べース1410を含むことができる。べース1410は、ハウジング1310の下に配置されることができる。べース1410は、ボビン1210の下に配置されることができる。べース1410は、ハウジング1310及びボビン1210と離隔することができる。べース1410は、第2基板1420の下に配置されることができる。べース1410は、カバー1100と結合することができる。べース1410は、印刷回路基板上に配置されることができる。べース1410は、ハウジング1310と印刷回路基板との間に配置されることができる。
【0088】
べース1410は、ホール1411を含むことができる。ホール1411は、べース1410の中心部に形成されることができる。ホール1411は、べース1410を光軸方向に貫くことができる。ホール1411は、レンズとイメージセンサーとの間に形成されることができる。べース1410は、第1突出部1412を含むことができる。第1突出部1412は、べース1410の内周から延びることができる。第1突出部1412は、第2基板1420の第1ホール1422に挿入されることができる。第1突出部1412の外周は、第2基板1420の内周に対応することができる。第1突出部1412の上面は、第3基板1430の下面と接触することができる。べース1410は、第1突出部1412の上面から突出して第3基板1430の第1ホール1433に挿入される突起1413を含むことができる。べース1410は、リセス1414を含むことができる。リセス1414は、べース1410の側面に形成されることができる。リセス1414には第2基板1420の延長部1425が配置されることができる。リセス1414は、第2基板1420の幅と対応する幅で形成されることができる。リセス1414は、べース1410の複数の側面のうち反対側に配置される二つの側面に各々形成されることができる。べース1410は、溝1415を含むことができる。溝1415は、べース1410の上面に形成されることができる。溝1415にはホールセンサー1750が配置されることができる。べース1410は、第2突出部1416を含むことができる。第2突出部1416は、べース1410の外周に隣接するように形成されることができる。第2突出部1416は、第2基板1420の側面と接触することができる。第2突出部1416は、べース1410の複数の側面のうち反対側に配置される二つの側面に各々形成されることができる。二つの第2突出部1416の間に第2基板1420が配置されることができる。べース1410は、切開部1417を含むことができる。切開部1417は、第2突出部1416の一部が省略された形状であってもよい。切開部1417には第2基板1420のグラウンド部1424が配置されることができる。べース1410は、段差部1418を含むことができる。段差部1418は、べース1410の側面に形成されることができる。段差部1418は、べース1410の外周面に形成されることができる。段差部1418は、べース1410の側面の下部が突出して形成されることができる。段差部1418にはカバー1100の側板1120の下端が配置されることができる。
【0089】
第1カメラモジュール1000は、第2基板1420を含むことができる。第2基板1420は、べース1410に配置されることができる。第2基板1420は、べース1410の上面に配置されることができる。第2基板1420は、ハウジング1310とべース1410との間に配置されることができる。第2基板1420には支持部材1530が結合することができる。第2基板1420は、第2コイル1431に電源を供給することができる。第2基板1420は、第3基板1430と結合することができる。第2基板1420は、第2コイル1431と結合することができる。第2基板1420は、べース1410の下側に配置される印刷回路基板と結合することができる。第2基板1420は、フレキシブルな印刷回路基板(FPCB,Flexible Printed Circuit Board)を含むことができる。第2基板1420は、一部で折り曲げられてもよい。
【0090】
第2基板1420は、ボディ部1421を含むことができる。ボディ部1421は、べース1410の上面に配置されることができる。第2基板1420は、ボディ部1421の中心部に形成される第1ホール1422を含むことができる。第1ホール1422は、レンズとイメージセンサーとの間に形成されることができる。第2基板1420は、第2ホール1423を含むことができる。第2ホール1423は、第2基板1420を垂直方向に貫くことができる。支持部材1530のワイヤーは、第2基板1420の第2ホール1423を通過することができる。第2基板1420は、グラウンド部1424を含むことができる。グラウンド部1424は、ボディ部1421の側面から延びて折り曲げられてもよい。グラウンド部1424は、べース1410の切開部1417に配置されて、カバー1100の側板1120の内面と接触することができる。これにより、カバー1100は、第2基板1420と電気的に連結されてグラウンドされることができる。第2基板1420は、延長部1425を含むことができる。延長部1425は、ボディ部1421から下へ折り曲げられて延びることができる。延長部1425は、第2基板1420の四つの側面のうち反対側に配置される二つの側面に配置されることができる。延長部1425の外面には端子1426が配置されることができる。端子1426は、複数の端子を含むことができる。第2基板1420の端子1426は、印刷回路基板の端子とソルダリングによって結合することができる。
【0091】
第2基板1420は、第2コイル1431を含むことができる。つまり、第2コイル1431は、第2基板1420の一構成であってもよい。但し、第2コイル1431は、第2基板1420とは別途の第3基板1430上に配置されることができる。
【0092】
第1カメラモジュール1000は、第3基板1430を含むことができる。第3基板1430は、べース1410上に配置されることができる。第3基板1430は、第2基板1420に配置されることができる。第3基板1430は、第1マグネット1320とべース1410との間に配置されることができる。ここで、第3基板1430が、第2基板1420と別途の構成と説明されているが、第3基板1430は、第2基板1420に含まれる構成と理解されることができる。
【0093】
第1カメラモジュール1000は、第2コイル1431を含むことができる。第2コイル1431は、‘OISコイル’であってもよい。第2コイル1431は、第3基板1430に形成されることができる。第2コイル1431は、第2基板1420に配置されることができる。第2コイル1431は、第1マグネット1320と対向することができる。第2コイル1431は、第1マグネット1320と電磁気的相互作用することができる。この場合、第2コイル1431に電流が供給されて、第2コイル1431周辺に磁場が形成されると、第2コイル1431と第1マグネット1320との間の電磁気的相互作用によって第1マグネット1320が第2コイル1431に対して移動することができる。第2コイル1431は、第1マグネット1320との電磁気的相互作用によりハウジング1310及びボビン1210をべース1410に対して光軸と垂直な方向に移動させることができる。第2コイル1431は、第3基板1430の基板部1432に一体で形成される微細パターンコイル(FP coil,Fine Pattern coil)であってもよい。
【0094】
第2コイル1431は、複数のコイルを含むことができる。第2コイル1431は、三つのコイルを含むことができる。第2コイル1431は、第1-1マグネット1321と対向する第2-1コイル1431-1と、第1-2マグネット1322と対向する第2-2コイル1431-2と、第1-3マグネット1323と対向する第2-3コイル1431-3を含むことができる。第2-1コイル1431-1でコイルが巻き取り回数が第2-2コイル1431-2でコイルが巻き取り回数より多い場合もある。第2-3コイル1431-3でコイルが巻き取り回数は、第2-2コイル1431-2でコイルが巻き取り回数と対応することができる。第1実施例では、OIS駆動時、X軸方向移動を第2-1コイル1431-1を介して行って、Y軸方向移動を第2-2コイル1431-2と第2-3コイル1431-3を介して行うことができる。従って、第1実施例ではX軸方向の不足する推進力を補充するために、第2-1コイル1431-1のターン(turn)数を第2-2コイル1431-2と第2-3コイル1431-3のターン数より高めることができる。例えば、第2-1コイル1431-1のターン数と第2-2及び第2-3コイル1431-2、1431-3のターン数の比は、1.5:2.0乃至1:1であってもよい。第2-1コイル1431-1のターン数と第2-2及び第2-3コイル1431-2、1431-3のターン数の比は、1:1であることが理想的であるが、空間的制約によって1.5:2.0まで配置されることができる。
【0095】
第3基板1430は、基板部1432を含むことができる。基板部1432は、回路基板であってもよい。基板部1432は、FPCBであってもよい。基板部1432には第2コイル1431が微細パターンコイル(FP coil,Fine pattern coil)で一体で形成されることができる。基板部1432の中心部には基板部1432を光軸方向に貫く第1ホール1433が形成されることができる。基板部1432には支持部材1530が通過する第2ホール1434が形成されることができる。
【0096】
第1カメラモジュール1000は、弾性部材1500を含むことができる。弾性部材1500は、ボビン1210とハウジング1310に結合することができる。弾性部材1500は、ボビン1210とハウジング1310を弾性的に連結することができる。弾性部材1500は、少なくとも一部で弾性を有することができる。弾性部材1500は、AF駆動時、ボビン1210の移動を弾性的に支持することができる。弾性部材1500は、上部弾性部材1510と下部弾性部材1520を含むことができる。
【0097】
第1カメラモジュール1000は、上部弾性部材1510を含むことができる。上部弾性部材1510は、ボビン1210の上部とハウジング1310の上部に結合することができる。上部弾性部材1510は、ボビン1210の上面とハウジング1310の上面に結合することができる。上部弾性部材1510は、板バネで形成されることができる。
【0098】
上部弾性部材1510は、第2基板1420と第1基板1710を連結する導電ラインとして使われることができる。上部弾性部材1510は、複数の上部弾性ユニットを含むことができる。上部弾性部材1510は、四つの上部弾性ユニットを含むことができる。四つの上部弾性ユニットは、第1基板1710の上部の四つの端子と各々電気的に連結されることができる。上部弾性部材1510は、第1乃至第4上部弾性ユニット(1510-1、1510-2、1510-3、1510-4)を含むことができる。
【0099】
上部弾性部材1510は、内側部1511を含むことができる。内側部1511は、ボビン1210の上部に結合することができる。内側部1511は、ボビン1210の第1突起1212に挿入されるホールを含むことができる。上部弾性部材1510は、外側部1512を含むことができる。外側部1512は、ハウジング1310の上部に結合することができる。外側部1512は、ハウジング1310の第1突起1312に挿入されるホールを含むことができる。上部弾性部材1510は、連結部1513を含むことができる。連結部1513は、内側部1511と外側部1512を連結することができる。連結部1513は、弾性を有することができる。上部弾性部材1510は、結合部1514を含むことができる。結合部1514は、外側部1512から延びて支持部材1530と結合することができる。結合部1514は、支持部材1530のワイヤーが貫くホールを含むことができる。結合部1514とワイヤーを連結するソルダボールは、結合部1514の上面に配置されることができる。上部弾性部材1510は、端子部1515を含むことができる。端子部1515は、外側部1512から延びて第1基板1710の上部端子とソルダリングによって結合することができる。
【0100】
第1カメラモジュール1000は、下部弾性部材1520を含むことができる。下部弾性部材1520は、ボビン1210の下部とハウジング1310の下部に結合することができる。下部弾性部材1520は、ボビン1210の下面とハウジング1310の下面に結合することができる。下部弾性部材1520は、板バネで形成されることができる。
【0101】
下部弾性部材1520は、第1コイル1220と第1基板1710を連結する導電ラインとして使われることができる。下部弾性部材1520は、複数の下部弾性ユニットを含むことができる。下部弾性部材1520は、二つの下部弾性ユニットを含むことができる。二つの下部弾性ユニットは、第1コイル1220と第1基板1710の下部の二つの端子を電気的に連結することができる。下部弾性部材1520は、第1及び第2下部弾性ユニット1520-1、1520-2を含むことができる。さらに、下部弾性部材1520は、第1及び第2下部弾性ユニット1520-1、1520-2とは別に第1-1コイル1221と第1-2コイル1222を電気的に連結する第3下部弾性ユニット1520-3を含むことができる。
【0102】
第1カメラモジュール1000は、支持部材1530を含むことができる。支持部材1530は、上部弾性部材1510と第2基板1420または第3基板1430を連結することができる。支持部材1530は、上部弾性部材1510の上面と第2基板1420の下面に結合することができる。支持部材1530は、ハウジング1310を移動可能に支持することができる。支持部材1530は、ハウジング1310を弾性的に支持することができる。支持部材1530は、少なくとも一部で弾性を有することができる。支持部材1530は、OIS駆動時ハウジング1310及びボビン1210の移動を弾性的に支持することができる。
【0103】
支持部材1530は、複数のワイヤーを含むことができる。複数のワイヤーは、四つのワイヤーを含むことができる。複数のワイヤーは、四つの上部弾性ユニットと第2基板1420を連結する四つのワイヤーを含むことができる。四つのワイヤーは、四つの上部弾性ユニットと対をなして結合することができる。これにより、四つのワイヤーと四つの上部弾性ユニットは、第2基板1420と第1基板1710との間に四つの導電ラインを形成することができる。変形例として、支持部材1530は、板バネで形成されることができる。
【0104】
第1カメラモジュール1000は、ダミー部材1600を含むことができる。ダミー部材1600は、‘第1ダミー部材’であってもよい。ダミー部材1600は、カバー1100の第1側板に対応する位置に配置されることができる。ダミー部材1600は、ハウジング1310の第1側部に配置されることができる。ダミー部材1600は、第1-1マグネット1321の重量と対応する重量を有することができる。但し、ダミー部材1600は、第1-1マグネット1321の重量より小さな重量を有することができる。または、ダミー部材1600は、第1-1マグネット1321の重量より大きい重量を有することができる。ダミー部材1600は、第1-1マグネット1321の重量の80%乃至第1-1マグネット1321の重量の120%以内であってもよい。ダミー部材1600の重量が、先述した数値の下限未満であるか上限超ならOIS駆動部の重量バランシングが崩れることがある。ダミー部材1600は、非磁性体であってもよい。ダミー部材1600は、非磁性物質を含むことができる。ダミー部材1600の磁性の強さは、第1-1マグネット1321の磁性の強さより弱くすることができる。ダミー部材1600は、第1-1マグネット1321の反対側に重心を合わせるために配置されることができる。ダミー部材1600は、95%以上タングステンを材料とすることができる。つまり、ダミー部材1600は、タングステン合金であってもよい。例えば、ダミー部材1600の比重は、18000以上であってもよい。ダミー部材1600は、第1-1マグネット1321と第2カメラモジュール2000との間に配置されることができる。ダミー部材1600は、ハウジング1310の中心軸を基準に第1-1マグネット1321と対称である位置に配置されることができる。この時、ハウジング1310の中心軸は、光軸と対応することができる。ダミー部材1600は、第1-1マグネット1321と水平方向にオーバーラップされることができる。ダミー部材1600は、第1-2マグネット1322及び第1-3マグネット1323と対応する高さを有することができる。ダミー部材1600は、第1-1マグネット1321と光軸と垂直な方向で対応する厚さを有することができる。ダミー部材1600は、第2マグネット1730と光軸と垂直な方向にオーバーラップされないことがある。
【0105】
ダミー部材1600は、複数のダミー部材を含むことができる。ダミー部材1600は、互いに離隔する二つのダミー部材1600を含むことができる。二つのダミー部材1600は、互いに対応する大きさ及び対応する形状で形成されることができる。つまり、二つのダミー部材1600は、同じであってもよい。変形例で、ダミー部材1600は、一つのダミー部材で備えられて、中心部に溝が形成されて、ドライバーIC1720を収容することができる。
【0106】
第1カメラモジュール1000は、第1基板1710を含むことができる。第1基板1710の少なくとも一部は、二つのダミー部材1600の間に配置されることができる。第1基板1710は、FPCBであってもよい。第1基板1710は、ハウジング1310に配置されることができる。第1基板1710は、ハウジング1310の第1側部に配置されることができる。第1基板1710は、ドライバーIC1720とハウジング1310との間に配置されることができる。
【0107】
第1基板1710は、複数の端子を含むことができる。第1基板1710は、第1基板1710の外面の上部に形成される四つの上部端子を含むことができる。第1基板1710の四つの上部端子は、四つの上部弾性ユニットとソルダリングによって結合することができる。第1基板1710は、第1基板1710の下部に形成される二つの下部端子を含むことができる。第1基板1710の二つの下部端子は、二つの下部弾性ユニットとソルダリングによって結合することができる。第1基板1710は、延長部1717を含むことができる。延長部1717は、両側で延びてダミー部材1600の上面に配置されることができる。第1基板1710は、両側の延長部1717がダミー部材1600の上に得られるように配置されることができる。第1基板1710は、溝1718を含むことができる。溝1718は、第1基板1710の上面に形成されることができる。溝1718は、第1基板1710の上部端子の間に形成されることができる。
【0108】
第1カメラモジュール1000は、ドライバーIC1720を含むことができる。ドライバーIC1720は、二つのダミー部材1600の間に配置されることができる。ドライバーIC1720は、二つのダミー部材1600と水平方向にオーバーラップされることができる。ドライバーIC1720は、第1基板1710の内面に配置されることができる。ドライバーIC1720は、第1コイル1220と電気的に連結されることができる。ドライバーIC1720は、第1コイル1220に電流を供給することができる。
【0109】
ドライバーIC1720は、センサーを含むことができる。この時、センサーは、ホールICまたはホールセンサーであってもよい。または、ドライバーIC1720は、センサーであってもよい。センサーは、第2マグネット1730を感知することができる。センサーは、二つのダミー部材1600の間に配置されることができる。センサーは、二つのダミー部材1600と水平方向にオーバーラップされることができる。センサーは、第1基板1710の内面に配置されることができる。センサーで感知された第2マグネット1730の位置は、AFフィードバックのために使われることができる。第1カメラモジュール1000のセンサーは‘第1センサー’であってもよい。
【0110】
第1カメラモジュール1000は、第2マグネット1730を含むことができる。第2マグネット1730は、‘センシングマグネット’であってもよい。第2マグネット1730は、ボビン1210に配置されることができる。第2マグネット1730は、ドライバーIC1720のセンサーと隣接するように配置されることができる。第2マグネット1730は、ドライバーIC1720のセンサーと対向するように配置されることができる。第2マグネット1730は、ボビン1210の溝に下方から挿入されることができる。第2マグネット1730は、ボビン1210の切開部を通して見える。第2マグネット1730は、4極マグネット(4pole magnet)であってもよい。第2マグネット1730は、水平方向に配置される中立部を含むことができる。
【0111】
第1カメラモジュール1000は、ホールセンサー1750を含むことができる。ホールセンサー1750は、べース1410と第2基板1420との間に配置されることができる。ホールセンサー1750は、第2可動子1300の移動を感知することができる。ホールセンサー1750は、第1マグネット1320の磁気力を感知してハウジング1310及び第1マグネット1320の移動を感知することができる。ホールセンサー1750にて感知された感知値は、OISフィードバック制御に使われることができる。ホールセンサー1750は、複数のホールセンサーを含むことができる。ホールセンサー1750は、二つのホールセンサーを含むことができる。ホールセンサー1750は、水平方向のX軸方向移動を感知する第1ホールセンサーと水平方向のY軸方向移動を感知する第2ホールセンサーを含むことができる。
【0112】
第1カメラモジュール1000は、ダンパーを含むことができる。ダンパーは、支持部材1530に配置されることができる。ダンパーは、支持部材1530及びハウジング1310に配置されることができる。ダンパーは、弾性部材に配置されることができる。ダンパーは、弾性部材及び/または支持部材1530に配置されて弾性部材及び/または支持部材1530から発生する共振現象を防止することができる。
【0113】
第1カメラモジュール1000は、印刷回路基板を含むことができる。印刷回路基板は、PCB(printed circuit board)であってもよい。印刷回路基板は、板状で形成されて、上面と下面を含むことができる。印刷回路基板の上面にはイメージセンサーが配置されることができる。印刷回路基板の上面にはレンズ駆動装置が配置されることができる。印刷回路基板は、イメージセンサーと電気的に連結されることができる。印刷回路基板は、レンズ駆動装置と電気的に連結されることができる。印刷回路基板は、第2基板1420の延長部1425上の端子とソルダリング(soldering)にて結合する端子を含むことができる。印刷回路基板上には外部と連結されるコネクターが配置されることができる。
【0114】
第1カメラモジュール1000は、イメージセンサーを含むことができる。イメージセンサーは、印刷回路基板に配置されることができる。イメージセンサーは、印刷回路基板に電気的に連結されることができる。例えば、イメージセンサーは、印刷回路基板に表面実装技術(SMT,Surface Mounting Technology)により結合することができる。他の例で、イメージセンサーは、印刷回路基板にフリップチップ(flip chip)技術によって結合することができる。イメージセンサーは、レンズと光軸が一致するように配置されることができる。つまり、イメージセンサーの光軸とレンズの光軸は、アライメント(alignment)される。イメージセンサーは、イメージセンサーの有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサーは、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPD及びCIDのうちいずれかであってもよい。
【0115】
第1カメラモジュール1000は、レンズモジュールを含むことができる。レンズモジュールは、ボビン1210に結合することができる。レンズモジュールは、ボビン1210とねじ結合することができる。レンズモジュールは、ボビン1210に接着剤によって固定されることができる。レンズモジュールは、バレルと、バレルの内部に結合するレンズを含むことができる。レンズは、複数のレンズを含むことができる。レンズは、5枚または6枚のレンズを含むことができる。
【0116】
第1カメラモジュール1000は、フィルターを含むことができる。フィルターは、赤外線フィルターを含むことができる。赤外線フィルターは、レンズを通過した光のうち赤外線波長帯域の光を遮断することができる。または、赤外線フィルターは、レンズを通過した光のうち赤外線波長帯域の光を吸収することができる。フィルターは、レンズとイメージセンサーとの間に配置されることができる。フィルターは、べース1410に配置されることができる。または、変形例で、フィルターは、べース1410と印刷回路基板との間に配置されるセンサーべースに配置されることができる。
【0117】
第2カメラモジュール2000は、第2レンズ駆動装置を含むことができる。第2レンズ駆動装置は、ボイスコイルモーター(VCM,Voice Coil Motor)であってもよい。第2レンズ駆動装置は、レンズ駆動モーターであってもよい。第2レンズ駆動装置は、レンズ駆動アクチュエータであってもよい。第1実施例で、第2レンズ駆動装置は、CLAF OISアクチュエータまたはCLAF OISモジュールを含むことができる。例えば、第2レンズ駆動装置にレンズ、イメージセンサー及び印刷回路基板が組み立てられた状態が、第2カメラモジュール2000と理解されてもよい。
【0118】
第2カメラモジュール2000は、カバー2100を含むことができる。カバー2100は、ハウジング2310をカバーすることができる。カバー2100は、べース2410と結合することができる。カバー2100は、べース2410との間に内部空間を形成することができる。カバー2100は、ハウジング2310を内部に収容することができる。カバー2100は、ボビン2210を内部に収容することができる。カバー2100は、第2カメラモジュール2000の外観を形成することができる。カバー2100は、下面が開放された六面体形状であってもよい。カバー2100は、非磁性体であってもよい。カバー2100は、金属材で形成されることができる。カバー2100は、金属の板材で形成されることができる。カバー2100は、印刷回路基板のグラウンド部と連結されることができる。これにより、カバー2100は、グラウンドされることができる。カバー2100は、電磁波妨害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。この時、カバー2100は‘シールドカン’または‘EMIシールドカン’と称されることができる。
【0119】
カバー2100は、上板2110及び側板2120を含むことができる。カバー2100は、上板2110と、上板2110の外周(outer periphery)またはエッジ(edge)から下側に延びる側板2120を含むことができる。カバー2100の側板2120の下端は、べース2410の段差部2434に配置されることができる。カバー2100の側板2120の内面は、接着剤によってべース2410に固定されることができる。
【0120】
カバー2100は、第1側板と、第1側板の反対側に配置される第2側板と、第1側板と第2側板との間に互いに反対側に配置される第3側板と第4側板を含むことができる。第1実施例で、第1マグネット2320は、第2側板に対応する位置に配置される第1-1マグネット2321と、第3側板に対応する位置に配置される第1-2マグネット2322と、第4側板に対応する位置に配置される第1-3マグネット2323を含むことができる。この時、カバー2100の第1側板に対応する位置には第1-1マグネット2321の重量と対応する重量を有するダミー部材2600が配置されることができる。
【0121】
第2カメラモジュール2000は、第1可動子2200を含むことができる。第1可動子2200は、レンズと結合することができる。第1可動子2200は、弾性部材を介して第2可動子2300と連結されることができる。第1可動子2200は、第2可動子2300との相互作用により移動することができる。この時、第1可動子2200は、レンズと一体で移動することができる。一方、第1可動子2200は、AF駆動時移動することができる。この時、第1可動子2200は、‘AF可動子’と称されることができる。一方、第1可動子2200は、OIS駆動時には第2可動子2300と共に移動することができる。第1可動子2200は、ボビン2210と第1コイル2220を含むことができる。
【0122】
第2カメラモジュール2000は、ボビン2210を含むことができる。ボビン2210は、ハウジング2310の内に配置されることができる。ボビン2210は、ハウジング2310に移動可能に結合することができる。ボビン2210は、ハウジング2310に対して光軸方向に移動することができる。
【0123】
ボビン2210は、レンズが結合するホール2211を含むことができる。ボビン2210のホール2211の内周面には螺糸山が形成されることができる。または、ボビン2210のホール2211の内周面は、螺糸山なしに曲面で形成されることができる。ボビン2210は、上部弾性部材2510と結合する第1突起2212を含むことができる。ボビン2210の第1突起2212は、上部弾性部材2510の対応するホールに挿入されて結合することができる。ボビン2210は、下部弾性部材2520と結合する第2突起を含むことができる。ボビン2210の第2突起は、下部弾性部材2520の対応するホールに挿入されて結合することができる。ボビン2210は、第1コイル2220が配置される第3突起2214を含むことができる。ボビン2210の第3突起2214には第1コイル2220が巻かれることができる。ボビン2210は、第2マグネット2730が配置される溝を含むことができる。ボビン2210の溝に第2マグネット2730は、下側に挿入されて結合することができる。ボビン2210は、第2マグネット2730の外面のうち一部が見えるようにオープンされる切開部2217を含むことができる。ボビン2210の切開部2217の水平方向へのオープンされる幅は、第2マグネット2730の対応する方向への幅より小さくてもよい。
【0124】
ボビン2210は、上部弾性部材2510、下部弾性部材2520、第1コイル2220及び第2マグネット2730のうちいずれか一つ以上と接着剤によって結合することができる。この時、接着剤は、熱、レーザー及び紫外線(UV)のうちいずれか一つ以上によって硬化するエポキシ(epoxy)であってもよい。
【0125】
ボビン2210は、上側ストッパー2215を含むことができる。上側ストッパー2215は、ボビン2210の上面に形成されることができる。上側ストッパー2215は、突起を含むことができる。上側ストッパー2215は、第1突起2212と離隔することができる。上側ストッパー2215は、第1突起2212と異なる形状で形成されることができる。上側ストッパー2215は、直六面体形状で有して、第1突起2212は、円柱形状を有することができる。上側ストッパー2215は、カバー2100の上板2110と垂直方向にオーバーラップされることができる。上側ストッパー2215は、ボビン2210が上側に移動する場合、カバー2100の上板2110と接触することができる。これにより、上側ストッパー2215は、ボビン2210のストロークの上限(最も高い位置)を制限することができる。
【0126】
ボビン2210は、下側ストッパー2216を含むことができる。下側ストッパー2216は、ボビン2210の側面に形成されることができる。下側ストッパー2216は、突起を含むことができる。下側ストッパー2216は、ボビン2210の四つの側面の中一つの側面にだけ形成されることができる。より詳細には、下側ストッパー2216は、第2マグネット2730が配置されるボビン2210の側面の反対側の側面に形成されることができる。下側ストッパー2216は、第1マグネット2320と垂直方向にオーバーラップされることができる。より詳細には、下側ストッパー2216は、第1-1マグネット2321と垂直方向にオーバーラップされることができる。下側ストッパー2216は、ボビン2210が下側に移動する場合、第1-1マグネット2321と接触することができる。これにより、下側ストッパー2216は、機構的にボビン2210のストロークの下限(最も低い位置)を制限することができる。
【0127】
第2カメラモジュール2000は、第1コイル2220を含むことができる。第1コイル2220は、‘AFコイル’であってもよい。第1コイル2220は、ボビン2210に配置されることができる。第1コイル2220は、ボビン2210上に配置されることができる。第1コイル2220は、ボビン2210に接触して配置されることができる。第1コイル2220は、ボビン2210とハウジング2310との間に配置されることができる。第1コイル2220は、ボビン2210の外周に配置されることができる。第1コイル2220は、ボビン2210に直巻線できる。第1コイル2220は、第1マグネット2320と対向することができる。第1コイル2220は、第1マグネット2320と電磁気的相互作用することができる。第1コイル2220に電流が供給されて、第1コイル2220周辺に電磁気場が形成されると、第1コイル2220と第1マグネット2320との間の電磁気的相互作用によって第1コイル2220が第1マグネット2320に対して移動することができる。
【0128】
第1コイル2220は、電源供給のための1対の引き出し線を含むことができる。第1コイル2220の一側端部(引き出し線)は、第1下部弾性ユニット2520-1と結合されて、第1コイル2220の他側端部(引き出し線)は、第2下部弾性ユニット2520-2と結合することができる。第1コイル2220は、下部弾性部材2520と電気的に連結されることができる。第1コイル2220は、印刷回路基板、第2基板2420、支持部材2530、上部弾性部材2510、第1基板2710、ドライバーIC2720及び下部弾性部材2520を介して電源の供給を受けることができる。
【0129】
第1コイル2220は、複数のコイルを含むことができる。第1コイル2220は、互いに離隔する第1-1コイル2221及び第1-2コイル2222を含むことができる。第1コイル2220は、第1-2マグネット2322と対向する第1-1コイル2221と、第1-3マグネット2323と対向する第1-2コイル2222を含むことができる。第1-1コイル2221と第1-2コイル2222は、ボビン2210の側面の反対側に配置されることができる。第1-1コイル2221及び第1-2コイル2222は、‘眼鏡コイル’と呼称されることができる。第1コイル2220は、第1-1コイル2221と第1-2コイル2222を電気的に連結する連結コイルを含むことができる。つまり、第1-1コイル2221と第1-2コイル2222は、一体で形成されることができる。
【0130】
第1実施例で、第1コイル2220は、第1-1マグネット2321と対向しないことがある。第1-1マグネット2321と対応する位置には第1コイル2220が配置されないことがある。第1コイル2220は、第1-2マグネット2322及び第1-3マグネット2323と対向するだけで第1-1マグネット2321とは対向しないことがある。
【0131】
第2カメラモジュール2000は、第2可動子2300を含むことができる。第2可動子2300は、固定子2400に支持部材2530を介して移動可能に結合することができる。第2可動子2300は、弾性部材を介して第1可動子2200を支持することができる。第2可動子2300は、第1可動子2200を移動させたり第1可動子2200と共に移動したりすることができる。第2可動子2300は、固定子2400との相互作用により移動することができる。第2可動子2300は、OIS駆動時移動することができる。この時、第2可動子2300は、‘OIS可動子’と称されることができる。
【0132】
第2カメラモジュール2000は、ハウジング2310を含むことができる。ハウジング2310は、カバー2100の内に配置されることができる。ハウジング2310は、カバー2100とボビン2210との間に配置されることができる。ハウジング2310は、ボビン2210の外側に配置されることができる。ハウジング2310は、ボビン2210の少なくとも一部を収容することができる。ハウジング2310は、カバー2100と異なる材質で形成されることができる。ハウジング2310は、絶縁材質で形成されることができる。ハウジング2310は、射出物で形成されることができる。ハウジング2310は、カバー2100の側板2120と離隔することができる。
【0133】
ハウジング2310は、中心部に垂直方向に貫通形成される第1ホール2311を含むことができる。ハウジング2310の第1ホール2311にはボビン2210が配置されることができる。ハウジング2310は、上部弾性部材2510と結合する第1突起2312を含むことができる。ハウジング2310の第1突起2312は、上部弾性部材2510の対応するホールに挿入されて結合することができる。ハウジング2310は、下部弾性部材2520と結合する第2突起を含むことができる。ハウジング2310の第2突起は、下部弾性部材2520の対応するホールに挿入されて結合することができる。ハウジング2310は、支持部材2530が通過する第2ホール2314を含むことができる。ハウジング2310は、第1マグネット2320が配置される第1溝2315を含むことができる。ハウジング2310は、ダミー部材2600が配置される第2溝を含むことができる。ハウジング2310の第2溝は、ハウジング2310の下面から陥没した溝であってもよい。ハウジング2310は、第1基板2710とドライバーIC2720が配置される第3溝2317を含むことができる。ハウジング2310の第3溝2317は、ハウジング2310の上面から陥没した溝であってもよい。ハウジング2310の第2溝とハウジング2310の第3溝2317は、連結されることができる。
【0134】
ハウジング2310は、上部弾性部材2510、下部弾性部材2520、第1マグネット2320、第1基板2710及びドライバーIC2720のうちいずれか一つ以上と接着剤によって結合することができる。この時、接着剤は、熱、レーザー及び紫外線(UV)のうちいずれか一つ以上によって硬化するエポキシ(epoxy)であってもよい。ハウジング2310は、四つの側部と、四つの側面の間に配置される四つのコーナー部を含むことができる。ハウジング2310は、カバー2100の側板2120の第1側板に対応するように配置される第1側部と、第2側板に対応するように配置される第2側部と、第3側板に対応するように配置される第3側部と、第4側板に対応するように配置される第4側部を含むことができる。ハウジング2310の第1側部にはダミー部材2600、第1基板2710及びドライバーIC2720が配置されて、ハウジング2310の第2側部には第1-1マグネット2321が配置されて、ハウジング2310の第3側部には第1-2マグネット2322が配置されて、ハウジング2310の第4側部には第1-3マグネット2323が配置されることができる。
【0135】
第2カメラモジュール2000は、第1マグネット2320を含むことができる。第1マグネット2320は、‘駆動マグネット’であってもよい。第1マグネット2320は、ハウジング2310に配置されることができる。第1マグネット2320は、ボビン2210とハウジング2310との間に配置されることができる。第1マグネット2320は、第1コイル2220と対向することができる。第1マグネット2320は、第1コイル2220と電磁気的相互作用することができる。第1マグネット2320は、第2コイル2431と対向することができる。第1マグネット2320は、第2コイル2431と電磁気的相互作用することができる。第1マグネット2320は、AF駆動及びOIS駆動に共用で使われることができる。第1マグネット2320は、ハウジング2310の側部に配置されることができる。この時、第1マグネット2320は、平板(flat plate)形状を有する平板マグネットであってもよい。
【0136】
第1マグネット2320は、複数のマグネットを含むことができる。第1マグネット2320は、三つのマグネットを含むことができる。第1マグネット2320は、第1-1乃至第1-3マグネット2321、2322、2323を含むことができる。第1-1マグネット2321は、OISのX方向駆動のため使われることができる。第1-2マグネット2322と第1-3マグネット2323は、AF及びOISのY方向駆動のため使われることができる。第1-1マグネット2321は、第2コイル2431の第2-1コイル2431-1と対向することができる。第1-2マグネット2322は、第1コイル2220の第1-1コイル2221と対向して、第2コイル2431の第2-2コイル2431-2と対向することができる。第1-3マグネット2323は、第1コイル2220の第1-2コイル2222と対向して、第2コイル2431の第2-3コイル2431-3と対向することができる。第1実施例で、第1マグネット2320は、カバー2100の第1側板に対応する位置に配置されないことがある。つまり、第1マグネット2320は、ハウジング2310の第1側部に配置されないことがある。換言すると、第1実施例では、第1カメラモジュール1000と隣接して磁気力発生が予想される位置の駆動マグネットは省略されることができる。
【0137】
第1-1マグネット2321は、2極マグネット(2pole magnet)であってもよい。第1-1マグネット2321は、2極着磁マグネットであってもよい。第1-1マグネット2321は、内面と外面の極が異なる2極マグネットであってもよい。例えば、第1-1マグネット2321の内面はN極で、第1-1マグネット2321の外面はS極であってもよい。逆に、第1-1マグネット2321の内面はS極で、第1-1マグネット2321の外面はN極であってもよい。但し、変形例で、第1-1マグネット2321は、4極マグネットであってもよい。
【0138】
第1-2マグネット2322と第1-3マグネット2323の各々は、4極マグネット(4 pole magnet)であってもよい。4極マグネットは、中心部に水平方向に配置される中立部2324を含むことができる。ここで、中立部2324は、孔隙であってもよい。第1-2マグネット2322と第1-3マグネット2323は、両極着磁できる。第1-2マグネット2322と第1-3マグネット2323が両極着磁されることによりAF電磁気力が最大化されることができる。第1-2マグネット2322と第1-3マグネット2323の各々は、4極着磁マグネットであってもよい。第1-2マグネット2322と第1-3マグネット2323の各々は、内面の上部が、内面の下部及び外面の上部と極性が異なり、外面の下部と極性が同じである4極マグネットであってもよい。第1-2マグネット2322の内面の上部と外面の下部はN極で、第1-2マグネット2322の内面の下部と外面の上部はS極であってもよい。逆に、第1-2マグネット2322の内面の上部と外面の下部はS極で、第1-2マグネット2322の内面の下部と外面の上部はN極であってもよい。第1-3マグネット2323の内面の上部と外面の下部はN極で、第1-3マグネット2323の内面の下部と外面の上部はS極であってもよい。逆に、第1-3マグネット2323の内面の上部と外面の下部はS極で、第1-3マグネット2323の内面の下部と外面の上部はN極であってもよい。
【0139】
第1実施例では、第1-1マグネット2321の内面と第1-2マグネット2322の内面の下部と第1-3マグネット2323の内面の下部が、同じ極性を有することができる。従って、第1-1マグネット2321の外面と第1-2マグネット2322の内面の上部と第1-3マグネット2323の内面の上部が、同じ極性を有することができる。
【0140】
第1-2マグネット2322と第1-3マグネット2323の各々は、第1コイル2220と対向する第1対向面(内面)を含むことができる。第1対向面は、中心部に水平方向に配置される中立部2324を含むことができる。第1対向面は、中立部2324を基準に上部と下部が異なる極を有することができる。つまり、中立部2324の上側はS極を有して、中立部2324の下側はN極を有することができる。変形例で、中立部2324の上側はN極を有して、中立部2324の下側はS極を有することができる。
【0141】
第1-1乃至第1-3マグネット2321、2322、2323の各々は、第2コイル2431と対向する第2対向面を含むことができる。第2対向面は、第2カメラモジュール2000の中心側である内側と、前記内側の反対側である外側とで異なる極を有することができる。つまり、第2対向面の内側はN極を有して、第2対向面の外側はS極を有することができる。変形例で、第2対向面の内側はS極を有して、第2対向面の外側はN極を有することができる。
【0142】
第2カメラモジュール2000は、固定子2400を含むことができる。固定子2400は、第1及び第2可動子2200、2300の下に配置されることができる。固定子2400は、第2可動子2300を移動可能に支持することができる。固定子2400は、第2可動子2300を移動させることができる。この時、第1可動子2200も第2可動子2300と共に移動することができる。
【0143】
第2カメラモジュール2000は、べース2410を含むことができる。べース2410は、ハウジング2310の下に配置されることができる。べース2410は、ボビン2210の下に配置されることができる。べース2410は、ハウジング2310及びボビン2210と離隔することができる。べース2410は、第2基板2420の下に配置されることができる。べース2410は、カバー2100と結合することができる。べース2410は、印刷回路基板上に配置されることができる。べース2410は、ハウジング2310と印刷回路基板との間に配置されることができる。
【0144】
べース2410は、ホール2411を含むことができる。ホール2411は、べース2410が中心部に形成されることができる。ホール2411は、べース2410を光軸方向に貫くことができる。ホール2411は、レンズとイメージセンサーとの間に形成されることができる。べース2410は、第1突出部2412を含むことができる。第1突出部2412は、べース2410の内周から延びることができる。第1突出部2412は、第2基板2420の第1ホール2422に挿入されることができる。第1突出部2412の外周は、第2基板2420の内周に対応することができる。第1突出部2412の上面は、第3基板2430の下面と接触することができる。べース2410は、第1突出部2412の上面から突出して、第3基板2430の第1ホール2433に挿入される突起2413を含むことができる。べース2410は、リセス2414を含むことができる。リセス2414は、べース2410の側面に形成されることができる。リセス2414には第2基板2420の延長部2425が配置されることができる。リセス2414は、第2基板2420の幅と対応する幅で形成されることができる。リセス2414は、べース2410の複数の側面のうち反対側に配置される二つの側面に各々形成されることができる。べース2410は、溝2415を含むことができる。溝2415は、べース2410の上面に形成されることができる。溝2415にはホールセンサー2750が配置されることができる。べース2410は、第2突出部2416を含むことができる。第2突出部2416は、べース2410の外周に隣接するように形成されることができる。第2突出部2416は、第2基板2420の側面と接触することができる。第2突出部2416は、べース2410の複数の側面のうち反対側に配置される二つの側面に各々形成されることができる。二つの第2突出部2416の間に第2基板2420が配置されることができる。べース2410は、切開部2417を含むことができる。切開部2417は、第2突出部2416の一部が省略された形状であってもよい。切開部2417には第2基板2420のグラウンド部2424が配置されることができる。べース2410は、段差部2418を含むことができる。段差部2418は、べース2410の側面に形成されることができる。段差部2418は、べース2410の外周面に形成されることができる。段差部2418は、べース2410の側面の下部が突出して形成されることができる。段差部2418にはカバー2100の側板2120の下端が配置されることができる。
【0145】
第2カメラモジュール2000は、第2基板2420を含むことができる。第2基板2420は、べース2410に配置されることができる。第2基板2420は、べース2410の上面に配置されることができる。第2基板2420は、ハウジング2310とべース2410との間に配置されることができる。第2基板2420には支持部材2530が結合することができる。第2基板2420は、第2コイル2431に電源を供給することができる。第2基板2420は、第3基板2430と結合することができる。第2基板2420は、第2コイル2431と結合することができる。第2基板2420は、べース2410の下側に配置される印刷回路基板と結合することができる。第2基板2420は、フレキシブルな印刷回路基板(FPCB,Flexible Printed Circuit Board)を含むことができる。第2基板2420は一部で折り曲げられてもよい。
【0146】
第2基板2420は、ボディ部2421を含むことができる。ボディ部2421は、べース2410の上面に配置されることができる。第2基板2420は、ボディ部2421の中心部に形成される第1ホール2422を含むことができる。第1ホール2422は、レンズとイメージセンサーとの間に形成されることができる。第2基板2420は、第2ホール2423を含むことができる。第2ホール2423は、第2基板2420を垂直方向に貫くことができる。支持部材2530のワイヤーは、第2基板2420の第2ホール2423を通過することができる。第2基板2420は、グラウンド部2424を含むことができる。グラウンド部2424は、ボディ部2421の側面から延びて折り曲げられてもよい。グラウンド部2424は、べース2410の切開部2417に配置されてカバー2100の側板2120の内面と接触することができる。これにより、カバー2100は、第2基板2420と電気的に連結されてグラウンドされることができる。第2基板2420は、延長部2425を含むことができる。延長部2425は、ボディ部2421から下に折り曲げられて延びることができる。延長部2425は、第2基板2420の四つの側面のうち反対側に配置される二つの側面に配置されることができる。延長部2425の外面には端子2426が配置されることができる。端子2426は、複数の端子を含むことができる。第2基板2420の端子2426は、印刷回路基板の端子とソルダリングによって結合することができる。
【0147】
第2基板2420は、第2コイル2431を含むことができる。つまり、第2コイル2431は、第2基板2420の一構成であってもよい。但し、第2コイル2431は、第2基板2420とは別途の第3基板2430上に配置されることができる。
【0148】
第2カメラモジュール2000は、第3基板2430を含むことができる。第3基板2430は、べース2410上に配置されることができる。第3基板2430は、第2基板2420に配置されることができる。第3基板2430は、第1マグネット2320とべース2410との間に配置されることができる。ここで、第3基板2430が、第2基板2420と別途の構成と説明されているが、第3基板2430は、第2基板2420に含まれる構成と理解されることができる。
【0149】
第2カメラモジュール2000は、第2コイル2431を含むことができる。第2コイル2431は、‘OISコイル’であってもよい。第2コイル2431は、第3基板2430に形成されることができる。第2コイル2431は、第2基板2420に配置されることができる。第2コイル2431は、第1マグネット2320と対向することができる。第2コイル2431は、第1マグネット2320と電磁気的相互作用することができる。この場合、第2コイル2431に電流が供給されて、第2コイル2431周辺に磁場が形成されると、第2コイル2431と第1マグネット2320との間の電磁気的相互作用によって第1マグネット2320が、第2コイル2431に対して移動することができる。第2コイル2431は、第1マグネット2320との電磁気的相互作用によってハウジング2310及びボビン2210をべース2410に対して光軸と垂直な方向に移動させることができる。第2コイル2431は、第3基板2430の基板部2432に一体で形成される微細パターンコイル(FP coil,Fine Pattern coil)であってもよい。
【0150】
第2コイル2431は、複数のコイルを含むことができる。第2コイル2431は、三つのコイルを含むことができる。第2コイル2431は、第1-1マグネット2321と対向する第2-1コイル2431-1と、第1-2マグネット2322と対向する第2-2コイル2431-2と、第1-3マグネット2323と対向する第2-3コイル2431-3を含むことができる。第2-1コイル2431-1でコイルが巻き取り回数が、第2-2コイル2431-2でコイルが巻き取り回数より多いこともある。第2-3コイル2431-3でコイルが巻き取り回数は、第2-2コイル2431-2でコイルが巻き取り回数と対応することができる。第1実施例では、OIS駆動時X軸方向移動を第2-1コイル2431-1を介して行って、Y軸方向移動を第2-2コイル2431-2と第2-3コイル2431-3を介して行うことができる。従って、第1実施例では、X軸方向の不足した推進力を補充するため、第2-1コイル2431-1のターン(turn)数を第2-2コイル2431-2と第2-3コイル2431-3のターン数よりも高めることができる。例えば、第2-1コイル2431-1のターン数と第2-2及び第2-3コイル2431-2、2431-3のターン数の比は、1.5:2.0乃至1:1であってもよい。第2-1コイル2431-1のターン数と第2-2及び第2-3コイル2431-2、2431-3のターン数の比は、1:1であることが理想的であるが、空間的制約により1.5:2.0まで配置されることができる。
【0151】
第3基板2430は、基板部2432を含むことができる。基板部2432は、回路基板であってもよい。基板部2432は、FPCBであってもよい。基板部2432には第2コイル2431が微細パターンコイル(FP coil,Fine pattern coil)で一体で形成されることができる。基板部2432の中心部には基板部2432を光軸方向に貫く第1ホール2433が形成されることができる。基板部2432には支持部材2530が通過する第2ホール2434が形成されることができる。
【0152】
第2カメラモジュール2000は、弾性部材2500を含むことができる。弾性部材2500は、ボビン2210とハウジング2310に結合することができる。弾性部材2500は、ボビン2210とハウジング2310を弾性的に連結することができる。弾性部材2500は、少なくとも一部で弾性を有することができる。弾性部材2500は、AF駆動時ボビン2210の移動を弾性的に支持することができる。弾性部材2500は、上部弾性部材2510と下部弾性部材2520を含むことができる。
【0153】
第2カメラモジュール2000は、上部弾性部材2510を含むことができる。上部弾性部材2510は、ボビン2210の上部とハウジング2310の上部に結合することができる。上部弾性部材2510は、ボビン2210の上面とハウジング2310の上面に結合することができる。上部弾性部材2510は、板バネで形成されることができる。
【0154】
上部弾性部材2510は、第2基板2420と第1基板2710を連結する導電ラインとして使われることができる。上部弾性部材2510は、複数の上部弾性ユニットを含むことができる。上部弾性部材2510は、四つの上部弾性ユニットを含むことができる。四つの上部弾性ユニットは、第1基板2710の上部の四つの端子と各々電気的に連結されることができる。上部弾性部材2510は、第1乃至第4上部弾性ユニット(2510-1、2510-2、2510-3、2510-4)を含むことができる。
【0155】
上部弾性部材2510は、内側部2511を含むことができる。内側部2511は、ボビン2210の上部に結合することができる。内側部2511は、ボビン2210の第1突起2212に挿入されるホールを含むことができる。上部弾性部材2510は、外側部2512を含むことができる。外側部2512は、ハウジング2310の上部に結合することができる。外側部2512は、ハウジング2310の第1突起2312に挿入されるホールを含むことができる。上部弾性部材2510は、連結部2513を含むことができる。連結部2513は、内側部2511と外側部2512を連結することができる。連結部2513は、弾性を有することができる。上部弾性部材2510は、結合部2514を含むことができる。結合部2514は、外側部2512から延びて支持部材2530と結合することができる。結合部2514は、支持部材2530のワイヤーが貫くホールを含むことができる。結合部2514とワイヤーを連結するソルダーボールは、結合部2514の上面に配置されることができる。上部弾性部材2510は、端子部2515を含むことができる。端子部2515は、外側部2512から延びて第1基板2710の上部端子とソルダリングによって結合することができる。
【0156】
第2カメラモジュール2000は、下部弾性部材2520を含むことができる。下部弾性部材2520は、ボビン2210の下部とハウジング2310の下部に結合することができる。下部弾性部材2520は、ボビン2210の下面とハウジング2310の下面に結合することができる。下部弾性部材2520は、板バネで形成されることができる。
【0157】
下部弾性部材2520は、第1コイル2220と第1基板2710を連結する導電ラインとして使われることができる。下部弾性部材2520は、複数の下部弾性ユニットを含むことができる。下部弾性部材2520は、二つの下部弾性ユニットを含むことができる。二つの下部弾性ユニットは、第1コイル2220と第1基板2710の下部の二つの端子を電気的に連結することができる。下部弾性部材2520は、第1及び第2下部弾性ユニット2520-1、2520-2を含むことができる。さらに、下部弾性部材2520は、第1及び第2下部弾性ユニット2520-1、2520-2とは別に第1-1コイル2221と第1-2コイル2222を電気的に連結する第3下部弾性ユニット2520-3を含むことができる。
【0158】
第2カメラモジュール2000は、支持部材2530を含むことができる。支持部材2530は、上部弾性部材2510と第2基板2420または第3基板2430を連結することができる。支持部材2530は、上部弾性部材2510の上面と第2基板2420の下面に結合することができる。支持部材2530は、ハウジング2310を移動可能に支持することができる。支持部材2530はハウジング2310を弾性的に支持することができる。支持部材2530は、少なくとも一部で弾性を有することができる。支持部材2530は、OIS駆動時ハウジング2310及びボビン2210の移動を弾性的に支持することができる。
【0159】
支持部材2530は、複数のワイヤーを含むことができる。複数のワイヤーは、四つのワイヤーを含むことができる。複数のワイヤーは、四つの上部弾性ユニットと第2基板2420を連結する四つのワイヤーを含むことができる。四つのワイヤーは、四つの上部弾性ユニットと対をなして結合することができる。これにより、四つのワイヤーと四つの上部弾性ユニットは、第2基板2420と第1基板2710との間に四つの導電ラインを形成することができる。変形例で、支持部材2530は、板バネで形成されることができる。
【0160】
第2カメラモジュール2000は、ダミー部材2600を含むことができる。ダミー部材2600は、‘第2ダミー部材’であってもよい。ダミー部材2600は、カバー2100の第1側板に対応する位置に配置されることができる。ダミー部材2600は、ハウジング2310の第1側部に配置されることができる。ダミー部材2600は、第1-1マグネット2321の重量と対応する重量を有することができる。但し、ダミー部材2600は、第1-1マグネット2321の重量より小さい重量を有することができる。または、ダミー部材2600は、第1-1マグネット2321の重量より大きい重量を有することができる。ダミー部材2600は、第1-1マグネット2321の重量の80%乃至第1-1マグネット2321の重量の120%以内であってもよい。ダミー部材2600の重量が先述した数値の下限未満か上限超ならOIS駆動部の重量バランシングが崩れることがある。ダミー部材2600は、非磁性体であってもよい。ダミー部材2600は、非磁性物質を含むことができる。ダミー部材2600の磁性の強さは、第1-1マグネット2321の磁性の強さより弱いことがある。ダミー部材2600は、第1-1マグネット2321の反対側に重心を合わせるために配置されることができる。ダミー部材2600は、95%以上タングステンを材料にすることができる。つまり、ダミー部材2600は、タングステン合金であってもよい。例えば、ダミー部材2600の比重は18000以上であってもよい。ダミー部材2600は第1-1マグネット2321と第1カメラモジュール1000との間に配置されることができる。ダミー部材2600は、ハウジング2310の中心軸を基準に第1-1マグネット2321と対称である位置に配置されることができる。この時、ハウジング2310の中心軸は、光軸と対応することができる。ダミー部材2600は、第1-1マグネット2321と水平方向にオーバーラップされることができる。ダミー部材2600は、第1-2マグネット2322及び第1-3マグネット2323と対応する高さを有することができる。ダミー部材2600は、第1-1マグネット2321と光軸と垂直な方向に対応する厚さを有することができる。ダミー部材2600は、第2マグネット2730と光軸と垂直な方向にオーバーラップされないことがある。
【0161】
ダミー部材2600は、複数のダミー部材を含むことができる。ダミー部材2600は、互いに離隔する二つのダミー部材2600を含むことができる。二つのダミー部材2600は、互いに対応する大きさ及び対応する形状で形成されることができる。つまり、二つのダミー部材2600は同じであってもよい。変形例で、ダミー部材2600は、一つのダミー部材で備えられて、中心部に溝が形成されてドライバーIC2720を収容することができる。
【0162】
第2カメラモジュール2000は、第1基板2710を含むことができる。第1基板2710の少なくとも一部は、二つのダミー部材2600の間に配置されることができる。第1基板2710は、FPCBであってもよい。第1基板2710は、ハウジング2310に配置されることができる。第1基板2710は、ハウジング2310の第1側部に配置されることができる。第1基板2710は、ドライバーIC2720とハウジング2310との間に配置されることができる。
【0163】
第1基板2710は、複数の端子を含むことができる。第1基板2710は、第1基板2710の外面の上部に形成される四つの上部端子を含むことができる。第1基板2710の四つの上部端子は、四つの上部弾性ユニットとソルダリングによって結合することができる。第1基板2710は、第1基板2710の下部に形成される二つの下部端子を含むことができる。第1基板2710の二つの下部端子は、二つの下部弾性ユニットとソルダリングによって結合することができる。第1基板2710は、延長部2717を含むことができる。延長部2717は、両側に延びてダミー部材2600の上面に配置されることができる。第1基板2710は両側の延長部2717が、ダミー部材2600の上に得られるように配置されることができる。第1基板2710は、溝2718を含むことができる。溝2718は、第1基板2710の上面に形成されることができる。溝2718は、第1基板2710の上部端子の間に形成されることができる。
【0164】
第2カメラモジュール2000は、ドライバーIC2720を含むことができる。ドライバーIC2720は、二つのダミー部材2600の間に配置されることができる。ドライバーIC2720は、二つのダミー部材2600と水平方向にオーバーラップされることができる。ドライバーIC2720は、第1基板2710の内面に配置されることができる。ドライバーIC2720は、第1コイル2220と電気的に連結されることができる。ドライバーIC2720は、第1コイル2220に電流を供給することができる。
【0165】
ドライバーIC2720は、センサーを含むことができる。この時、センサーは、ホールICまたはホールセンサーであってもよい。または、ドライバーIC2720は、センサーであってもよい。センサーは、第2マグネット2730を感知することができる。センサーは、二つのダミー部材2600の間に配置されることができる。センサーは、二つのダミー部材2600と水平方向にオーバーラップされることができる。センサーは、第1基板2710の内面に配置されることができる。センサーで感知された第2マグネット2730の位置は、AFフィードバックのため使われることができる。第2カメラモジュール2000のセンサーは、‘第2センサー’であってもよい。
【0166】
第2カメラモジュール2000は、第2マグネット2730を含むことができる。第2マグネット2730は、‘センシングマグネット’であってもよい。第2マグネット2730は、ボビン2210に配置されることができる。第2マグネット2730は、ドライバーIC2720のセンサーと隣接するように配置されることができる。第2マグネット2730は、ドライバーIC2720のセンサーと対向するように配置されることができる。第2マグネット2730は、ボビン2210の溝に下方から挿入されることができる。第2マグネット2730は、ボビン2210の切開部から見える。第2マグネット2730は、4極(マグネット4pole magnet)であってもよい。第2マグネット2730は、水平方向に配置される中立部を含むことができる。
【0167】
第2カメラモジュール2000は、ホールセンサー2750を含むことができる。ホールセンサー2750は、べース2410と第2基板2420との間に配置されることができる。ホールセンサー2750は、第2可動子2300の移動を感知することができる。ホールセンサー2750は、第1マグネット2320の磁気力を感知して、ハウジング2310及び第1マグネット2320の移動を感知することができる。ホールセンサー2750にて感知された感知値は、OISフィードバック制御に使われることができる。ホールセンサー2750は、複数のホールセンサーを含むことができる。ホールセンサー2750は、二つのホールセンサーを含むことができる。ホールセンサー2750は、水平方向のX軸方向移動を感知する第1ホールセンサーと水平方向のY軸方向移動を感知する第2ホールセンサーを含むことができる。
【0168】
第2カメラモジュール2000は、ダンパーを含むことができる。ダンパーは、支持部材2530に配置されることができる。ダンパーは、支持部材2530及びハウジング2310に配置されることができる。ダンパーは、弾性部材に配置されることができる。ダンパーは、弾性部材及び/または支持部材2530に配置されて、弾性部材及び/または支持部材2530から発生する共振現象を防止することができる。
【0169】
第2カメラモジュール2000は、印刷回路基板を含むことができる。印刷回路基板は、PCB(printed circuit board)であってもよい。印刷回路基板は、板状で形成されて、上面と下面を含むことができる。印刷回路基板の上面にはイメージセンサーが配置されることができる。印刷回路基板の上面にはレンズ駆動装置が配置されることができる。印刷回路基板は、イメージセンサーと電気的に連結されることができる。印刷回路基板は、レンズ駆動装置と電気的に連結されることができる。印刷回路基板は、第2基板2420の延長部2425上の端子とソルダリング(soldering)にて結合する端子を含むことができる。印刷回路基板上には外部と連結されるコネクターが配置されることができる。
【0170】
第2カメラモジュール2000は、イメージセンサーを含むことができる。イメージセンサーは、印刷回路基板に配置されることができる。イメージセンサーは、印刷回路基板に電気的に連結されることができる。例えば、イメージセンサーは、印刷回路基板に表面実装技術(SMT,Surface Mounting Technology)にて結合することができる。他の例で、イメージセンサーは、印刷回路基板にフリップチップ(flip chip)技術によって結合することができる。イメージセンサーは、レンズと光軸が一致するように配置されることができる。つまり、イメージセンサーの光軸とレンズの光軸は、アライメント(alignment)される。イメージセンサーは、イメージセンサーの有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサーは、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPD及びCIDのうちいずれかであってもよい。
【0171】
第2カメラモジュール2000は、レンズモジュールを含むことができる。レンズモジュールは、ボビン2210に結合することができる。レンズモジュールは、ボビン2210とねじ結合することができる。レンズモジュールは、ボビン2210に接着剤によって固定されることができる。レンズモジュールは、バレルと、バレルの内部に結合するレンズを含むことができる。レンズは、複数のレンズを含むことができる。レンズは、5枚または6枚のレンズを含むことができる。
【0172】
第2カメラモジュール2000は、フィルターを含むことができる。フィルターは、赤外線フィルターを含むことができる。赤外線フィルターは、レンズを通過した光のうち赤外線波長帯域の光を遮断することができる。または、赤外線フィルターは、レンズを通過した光のうち赤外線波長帯域の光を吸収することができる。フィルターは、レンズとイメージセンサーとの間に配置されることができる。フィルターは、べース2410に配置されることができる。または、変形例で、フィルターは、べース2410と印刷回路基板との間に配置されるセンサーべースに配置されることができる。
【0173】
スマートフォンまたはタブレットPCなどのようなモバイルデバイスの小型カメラモジュールに適用される‘手振れ補正機能’は、使用者の手振れに起因した振動(または動き)を相殺するようにレンズを光軸方向と垂直な方向に移動させたり光軸を基準にレンズをチルトさせる機能であってもよい。
【0174】
さらに、‘オートフォーカシング機能’とは、イメージセンサーに被写体の鮮明な映像を得るため、被写体の距離に応じてレンズを光軸方向に移動させて被写体に対する焦点を自動で合わせる機能であってもよい。
【0175】
以下、レンズ駆動装置は、“VCM(Voice Coil Motor)”、“レンズ駆動モーター”またはアクチュエータ(actuator)を意味することができ、これに代えて表現されてもよい。
【0176】
図20は、第2実施例に係るレンズ駆動装置100の分解図で、
図21は、カバー部材300を除いたレンズ駆動装置100の平面図である。
【0177】
図20及び
図21を参照すると、レンズ駆動装置100は、ボビン110、第1コイル120、第1マグネット130-1、第2マグネット130-2、第3マグネット130-3、第1ヨーク193、第2ヨーク194、及びハウジング140を含むことができる。
【0178】
レンズ駆動装置100は、ダミー部材135をさらに含むことができる。また、レンズ駆動装置100は、第3ヨーク195をさらに含むことができる。レンズ駆動装置100は、上部弾性部材150、下部弾性部材160、第2コイル230、回路基板250、及び支持部材220の少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0179】
また、レンズ駆動装置100は、OIS(Optical Image Stabilizer)フィードバック駆動のために位置センサー240(
図27参照)をさらに備えることができる。レンズ駆動装置100は、べース210及びカバー部材300の少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0180】
また、別の実施例に係るレンズ駆動装置は、AFフィードバック駆動のために回路基板190(
図37b参照)、第1位置センサー170(
図37b参照)、及び位置センサー170の磁気力感知のためのセンシングマグネット180(
図37a、
図37b参照)をさらに備えることができる。また、別の実施例に係るレンズ駆動装置は、センシングマグネットの磁気の影響を減殺させるためのバランシングマグネットをさらに含むこともできる。
【0181】
第2実施例は、第1及び第2ヨーク193、194によって、第1及び第2マグネット130-1、130-2と第1コイル120の二つのコイルユニット120-1、120-2間の電磁気力を向上させることができる。また、第2実施例は、第3ヨーク195によって、第3マグネット130-3と第2コイル230の第3コイルユニット230-3との間の電磁気力を向上させることができる。
【0182】
第2実施例は、デュアルカメラモジュールに取り付けられた隣接する二つのレンズ駆動装置に含まれたマグネットの間の磁気干渉を減少または抑制させることができるOIS機能を含むレンズ駆動装置を提供することができる。
【0183】
また、これと共に第2実施例は、OIS機能を行うためにX軸方向に発生する電磁気力とY軸方向に発生する電磁気力の均衡を合わせることができる。
【0184】
また、第2実施例は、OIS用マグネットの個数を減らし、OIS用マグネットのサイズを減らすことによって、OIS可動部の重さを減らすことによって、電流消耗量を減少させることができる。
【0185】
まずボビン110について説明する。
【0186】
ボビン110は、ハウジング140の内側に配置されて、第1コイル120の第1及び第2コイルユニット(120-1、120-2)と第1及び第2マグネット(130-1、130-2)との間の電磁気的相互作用によって光軸(OA)方向または第1方向(例えば、Z軸方向)に移動することができる。
【0187】
図22aは、ボビン110、第1コイルユニット120-1、及び第2コイルユニット120-2の分離斜視図で、
図22bは、ボビン110、第1コイルユニット120-1、及び第2コイルユニット120-2の結合斜視図である。
【0188】
図22a及び
図22bを参照すると、ボビン110は、レンズまたはレンズバレルを取り付けるための開口を有することができる。例えば、ボビン110の開口は、ボビン110を貫く貫通ホール形態であってもよく、ボビン110の開口の形状は円形、楕円形、または多角形であってもよいが、これに限定されない。
【0189】
ボビン110の開口にはレンズが直接取り付けられるが、これに限定されず、別の実施例では少なくとも一つのレンズが取り付けまたは結合するためのレンズバレルがボビン110の開口に結合または取り付けられることができる。レンズまたはレンズバレルは、ボビン110の内周面110aに様々な方式で結合することができる。
【0190】
ボビン110は、互いに離隔する第1側部及び互いに離隔する第2側部を含むことができる。第2側部の各々は、隣接する二つの第1側部を互いに連結することができる。例えば、ボビン110の第1側部は、側部と表現されることができ、ボビン110の第2側部は、コーナー部またはコーナーと表現されることもできる。
【0191】
ボビン110の第1側部(または第1外側面)には第1コイルユニット120-1を取り付け、結合、または固定させるための第1突起部41が設けられることができ、ボビン110の第2側部(または第2外側面)には第2コイルユニット120-2を取り付け、結合、または固定させるための第2突起部が設けられてもよい。
【0192】
例えば、第1突起部41と第2突起部は、ボビン110の互いに反対側(opposite to)に位置する二つの側部(または二つの外側面)に設けられてもよい。
【0193】
第1突起部41は、ボビン110の第1外側面から突出する少なくとも一つの突起41a乃至41cを含むことができる。第2突起部は、ボビン110の第2外側面から突出する少なくとも一つの突起を含むことができる。第1突起部41と第2突起部は、同じ形態、構造、または形状で具現されるが、これに限定ず、別の実施例では異なる形態、構造または形状で具現されることもできる。
【0194】
別の実施例では、第1突起部41と第2突起部の代わりにボビン110は、ボビン110の第1外側面から陥没した溝形態の第1安着部とボビン110の第2外側面から陥没する溝形態の第2安着部を含むこともできる。
【0195】
ボビン110は、コーナー部に設けられる突出部111を備えることができる。突出部111は、光軸と垂直でありボビン110の開口の中心からボビン110のコーナー部に向かう方向と平行した方向に突出できるが、これに限定されない。
【0196】
ボビン110の突出部111は、ハウジング140の溝部145と対応して、ハウジング140の溝部145内に配置または安着でき、ボビン110が光軸を中心に一定の範囲以上に移動したりまたは回転するのを抑制または防止することができる。
【0197】
ボビン110のコーナー部の上部面には上部弾性部材150の第1フレーム連結部153と空間的干渉を回避するための逃避溝が設けられてもよい。また、ボビン110のコーナー部の下部面には下部弾性部材160の第2フレーム連結部163と空間的干渉を回避するための逃避溝112bが設けられてもよい。
【0198】
ボビン110は、上面から突出する第1ストッパー114及び下面から突出する第2ストッパー(図示せず)を含むことができる。ボビン110の第1ストッパー114と第2ストッパーは、ボビン110がオートフォーカシング機能のために第1方向に動く時、外部衝撃などによりボビン110が規定された範囲以上に動いても、ボビン110の上面がカバー部材300の上板の内側と直接衝突するのを防止できて、ボビン110の下面がべース210、第2コイル230、または/及び回路基板250に直接衝突するのを防止することができる。
【0199】
ボビン110の上面には上部弾性部材150に結合及び固定されるための第1結合部113が設けられてもよく、ボビン110の下面には下部弾性部材160に結合及び固定されるための第2結合部117が設けられてもよい。
【0200】
例えば、
図22a及び
図22bでは、ボビン110の第1結合部113は、突起形態で、第2結合部117は、溝形態であるが、これに限定されず、別の実施例にボビン110の第1及び第2結合部は溝、突起、または平面形状であってもよい。
【0201】
次に第1コイル120について説明する。
【0202】
第1コイル120は、ボビン110の互いに反対側に位置する二つの側部(または二つの外側面)に配置される第1コイルユニット120-1及び第2コイルユニット120-2を含むことができる。ここで“コイルユニット”は、コイル部、コイルブロック、またはコイルリングなどに変えて表現されてもよい。
【0203】
第1コイルユニット120-1は、ボビン110の第1突起部41と結合することができて、第2コイルユニット120-2は、ボビン110の第2突起部に結合することができる。例えば、第1コイルユニット120-1は、ボビン110の第1突起部の少なくとも一つの突起に巻かれたりまたは取り付けられてもよく、第2コイルユニット120-2は、ボビン110の第2突起部の少なくとも一つの突起に巻かれたりまたは取り付けられてもよい。
【0204】
第1コイルユニット120-1及び第2コイルユニット120-2の各々は、楕円形状、トランス(trance)形状、閉曲線形状の少なくとも一つの形状を含むことができる。例えば、第1コイルユニット120-1及び第2コイルユニット120-2の各々は、基準直線を基準に回転するように巻かれたコイルリング形態であってもよい。ここで基準直線は、光軸と垂直であり光軸でボビン110の第1外側面(または第2外側面)に向かう方向と平行した直線であってもよい。
【0205】
例えば、第1コイルユニット120-1と第2コイルユニット120-2の各々は、第1部分3a、第1部分3aの下に配置される第2部分3b、第1部分3aと第2部分3bを互いに連結する連結の部分3cを含むことができ、第1乃至第3部分3a、3cによって閉曲線をなすことができる。
【0206】
第3部分3cは、第1部分3aの一端と第2部分3bの一端を連結する第1連結の部分3c1及び第1部分3aの他端と第2部分3bの他端を連結する第2連結の部分3c2を含むことができる。
【0207】
例えば、第1部分3aは、“第1直線部”と表現されて、第2部分3bは、“第2直線部”と表現されて、第3部分3cは“曲線部”と表現されて、第1連結の部分3c1は、第1曲線部と表現されて、第2連結の部分3c2は、第2曲線部と表現されてもよい。
【0208】
第1コイル120は、第1コイルユニット120-1と第2コイルユニット120-2との間に配置されて、第1コイルユニット120-1と第2コイルユニット120-2を互いに連結する連結部(または連結線、連結コイル)(図示せず)を含むことができる。
【0209】
第1コイル120の連結部の一端は、第1コイルユニット120-1の一端と連結されることができて、第1コイル120の連結部の他端は、第2コイルユニット120-2の一端と連結されることができる。つまり、第1コイル120の連結部によって第1コイルユニット120-1と第2コイルユニット120-2は、直列連結されることができる。
【0210】
例えば、第1コイル120の連結部は、第3マグネット130-1と対向することができ、第3マグネット130-1とボビン110との間に配置されることができる。
【0211】
別の実施例によると、第1コイル120の連結部は、ダミー部材135と対向することができ、ダミー部材135とボビン110との間に配置されることができる。
【0212】
別の実施例では、第1コイルユニット120-1と第1コイルユニット120-2は、互いに分離または離隔した形態であってもよい。
【0213】
第1コイル120に駆動信号(例えば、駆動電流)が供給される時、第1コイル120と第1及び第2マグネット130-1、130-2との間の電磁気的相互作用によって電磁気力が形成されることができて、形成された電磁気力によって光軸(OA)方向にボビン110が移動することができる。
【0214】
第1コイル120と第1及び第2マグネット130-1、130-2間の電磁気的相互作用によってボビン110はAF可動部の初期位置を基準に上側または下側方向(例えば、Z軸方向)に移動できて、これをAF可動部の両方向駆動という。
【0215】
またはAF可動部の初期位置で、ボビン110は上側方向に移動できて、これをAF可動部の単方向駆動という。
【0216】
図29を参照すると、AF可動部の初期位置で、第1コイルユニット120-1は、光軸と垂直と、光軸から第1コイルユニット120-1(または第1コイルユニット120-1の中心)に向かう方向に第1マグネット130-1と対向したりオーバーラップ(overlap)されるが、第3マグネット130-3と対向またはオーバーラップされない。
【0217】
AF可動部の初期位置で、第2コイルユニット120-2は、光軸と垂直であり、光軸で第2コイルユニット120-2(または第2コイルユニット120-2の中心)に向かう方向に第2マグネット130-2と対向したりオーバーラップされるが、第3マグネット130-3と対向またはオーバーラップされない。
【0218】
AF可動部は、ボビン110、及びボビン110に結合された構成を含むことができる。例えば、AF可動部は、ボビン110、第1コイル120、センシングマグネット180、または/及びバランシングマグネットを含むことができる。またAF可動部は、ボビン110に取り付けられるレンズをさらに含むこともできる。
【0219】
そして、AF可動部の初期位置は、第1コイル120に電源を印加しなかった状態でAF可動部の最初位置やまたは上部及び下部弾性部材150、160が単にAF可動部の重さによってのみ弾性変形されるにつれAF可動部が置かれる位置であってもよい。
【0220】
これと共にボビン110の初期位置は重力がボビン110からべース210方向に作用する時、またはこれとは逆に重力がべース210からボビン110方向に作用する時のAF可動部が置かれる位置であってもよい。
【0221】
次にハウジング140について説明する。
【0222】
ハウジング140は、内側にボビン110の少なくとも一部を収容して、第1マグネット130-1、第2マグネット130-2、第3マグネット130-3、及びダミー部材135を支持する。
【0223】
OIS可動部は、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-4と第2コイル230間の相互作用によって光軸と垂直な方向に移動することができる。‘OIS可動部’は、AF可動部及びハウジング140を含むことができる。
【0224】
図23aは、ハウジング140、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-3、及びダミー部材135の分離斜視図で、
図23bは、ハウジング140、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-3、及びダミー部材135の結合斜視図である。
【0225】
図23a及び
図23bを参照すると、ハウジング140は、カバー部材300の内側に配置されることができて、カバー部材300とボビン110との間に配置されることができる。ハウジング140は、内側にボビン110を収容することができる。
【0226】
ハウジング140の外側面は、カバー部材300の側板の内面と離隔することができて、ハウジング140とカバー部材300との間の離隔空間によってハウジング140は、OIS駆動によって移動することができる。
【0227】
ハウジング140は、開口または中空を含む中空柱形状であってもよい。例えば、ハウジング140は、多角形(例えば、四角形、または八角形)または円形の開口を備えることができる。
【0228】
ハウジング140は、複数の側部141-1乃至141-4及び複数のコーナー部142-1乃至142-4を含むことができる。
【0229】
例えば、ハウジング140は第1乃至第4側部141-1乃至141-4及び第1乃至第4コーナー部142-1乃至142-4を含むことができる。
【0230】
第1乃至第4側部(141-1乃至141-4)は、互いに離隔することができる。ハウジング140のコーナー部(142-1乃至142-4)の各々は、隣接する二つの側部(141-1と141-2、141-2と141-3、141-3と141-4、141-4と141-1)の間に配置または位置できて、側部141-1乃至141-4を互いに結合することができる。
【0231】
例えば、コーナー部142-1乃至142-4は、ハウジング140のコーナーまたは角に位置することができる。例えば、ハウジング140の側部の個数は4個で、コーナー部の個数は4個であるが、これに限定されない。
【0232】
ハウジング140の側部141-1乃至141-4の各々は、カバー部材300の側板のうちの対応するいずれかと平行するように配置されることができる。
【0233】
ハウジング140の側部141-1乃至141-4の各々の横方向の長さは、コーナー部142-1乃至142-4の各々の横方向の長さより大きいこともあるが、これに限定されない。
【0234】
ハウジング140の第1側部141-2と第2側部141-2は、互いに反対側に位置できて、第3側部141-3と第4側部141-4は、互いに反対側に位置することができる。ハウジング140の第3側部141-3と第4側部141-4の各々は、第1側部141-2と第2側部141-2との間に位置することができる。
【0235】
カバー部材300の上板の内側面に直接衝突するのを防止するために、ハウジング140は上部、上端、または上面にはストッパー144が設けられてもよい。
【0236】
ハウジング140の上部、上端、または上面には上部弾性部材150の第1外側フレーム152と結合する少なくとも一つの第1結合部143が備えられてもよい。また、ハウジング140の下部、下端、または下面には下部弾性部材160の第2外側フレーム162に結合及び固定される少なくとも一つの第2結合部147が備えられてもよい。
【0237】
ハウジング140の第1結合部143及び第2結合部147の各々は、突起形態であってもよいが、これに限定されず、別の実施例では平面、または溝形態であってもよい。
【0238】
熱融着または接着剤を利用してハウジング140の第1結合部143と上部弾性部材150の第1外側フレーム152のホール152aは、結合することができて、ハウジング140の第2結合部147と下部弾性部材160の第2外側フレーム162のホール162aは、結合することができる。
【0239】
ハウジング140は、互いに反対側に位置するある二つの側部のうちいずれか(例えば、第1側部141-1)に設けられて、第1マグネット130-1が配置されるための第1安着部141a、及び前記二つの側部のうちの残りの他の1つ141-2に設けられて、第2マグネット130-2が配置されるための第2安着部141bを含むことができる。
【0240】
また、ハウジング140は、互いに反対側に位置する他の二つの側部のうちいずれか(例えば、第3側部141-3)に設けられて、第3マグネット130-3が配置されるための第3安着部141c、及び前記他のいずれか二つの側部のうちの残りの他の1つ141-4に設けられて、ダミー部材135が配置されるための第4安着部141dを含むことができる。
【0241】
ハウジング140の第1乃至第3安着部(141a乃至141c)の各々は、ハウジング140の側部のうちの対応するいずれか一つの内側面に設けられるが、これに限定されず、別の実施例では、ハウジング140の外側面に設けられてもよい。
【0242】
ハウジング140の第1乃至第3安着部(141a乃至141c)の各々は、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)のうち対応するいずれかと対応したりまたは一致する形状を有する溝、例えば、凹溝で形成されるが、これに限定されない。
【0243】
ハウジング140の第4安着部141dは、ダミー部材135と対応または一致する形状を有する溝で形成されるが、これに限定されない。
【0244】
例えば、ハウジング140の第1安着部141a(または第2安着部141b)は、第1コイルユニット120-1(または第2コイルユニット120-2)と向かい合う第1開口が形成されることができて、第3コイルユニット230-1(または第4コイルユニット230-2)と向かい合う第2開口が形成され、これはマグネット130の取り付けを容易にするためである。
【0245】
ハウジング140の第3安着部141cは、ボビン110の外側面と向かい合う第1開口、及び第5コイルユニット230-3と向かい合う第2開口が形成されることができる。
【0246】
ハウジング140の第4安着部141dは、ボビン110の外側面と向かい合う第1開口及び下側方向に開放される第2開口のうち少なくとも一つを備えることができるが、これに限定されない。
【0247】
例えば、ハウジング140の安着部(141a、141b、141c)に固定、または配置されたマグネット(130-1、130-2、130-3)の一側面は、安着部(141a、141b、141c)の第1開口を介して露出することができる。また、ハウジング140の安着部(141a、141b、141c)に固定または配置されたマグネット(130-1、130-2、130-3)の下面は、安着部(141a、141b、141c)の第2開口を介して露出することができる。
【0248】
ハウジング140の安着部141dに固定、または配置されたダミー部材135は、安着部141dに形成される第1開口または/及び第2開口を介して少なくとも一部が露出できるが、これに限定されない。
【0249】
例えば、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-3、及びダミー部材135は、接着剤によって安着部141a乃至141dに固定されることができる。
【0250】
ハウジング140は、ハウジング140の第1側部141-1を貫く少なくとも一つの第1ホール7aを含むことができる。例えば、ハウジング140の第1ホール7aは、ハウジング140の第1側部141-1の外側面を貫いてハウジング140の内側(例えば、第1安着部141a)に開放されることができる。
【0251】
ハウジング140は、ハウジング140の第2側部141-2を貫く少なくとも一つの第2ホール8aを含むことができる。例えば、ハウジング140の第2ホール8aは、ハウジング140の第2側部141-2の外側面を貫いてハウジング140の内側(例えば、第2安着部141b)に開放されることができる。
【0252】
ハウジング140は、ハウジング140の第3側部141-3を貫く少なくとも一つの第3ホール9aを含むことができる。例えば、ハウジング140の第3ホール9aは、ハウジング140の第3側部141-2の上面を貫いてハウジング140の内側(例えば、第3安着部141c)に開放されることができる。
【0253】
ハウジング140は、ハウジング140の第4側部141-4を貫く少なくとも一つの第4ホール10aを含むことができる。例えば、ハウジング140の第4ホール10aは、ハウジング140の第4側部141-2の外側面を貫いてハウジング140の内側(例えば、第4安着部141d)に開放されることができる。
【0254】
第1乃至第4ホール(7a乃至10a)は、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)、及びダミー部材135をハウジング140の安着部(141a乃至141d)に固定または付着させるための接着剤を注入するための接着剤注入ホールであってもよい。
【0255】
ハウジング140のコーナー部(142-1乃至142-4)には支持部材220-1乃至220-4が配置できるが、ハウジング140のコーナー部(142-1乃至142-4)には支持部材(220-1乃至220-4)が通る経路を形成する溝147またはホールが備えられてもよい。
【0256】
例えば、溝147は、ハウジング140のコーナー部の外側面から陥没する構造であってもよく、溝147の少なくとも一部は、コーナー部の外側面に開放されることができる。ハウジング140のホール147の個数は、支持部材の個数と同じであってもよい。
【0257】
別の実施例では、溝147の代わりにハウジング140はコーナー部(142-1乃至142-4)の上部を通過する貫通ホールを備えてもよい。
【0258】
ハウジング140は、側部(141-1乃至141-4)の外側面から突出した少なくとも一つのストッパー(図示せず)を備えることができ、少なくとも一つのストッパーは、ハウジング140が光軸方向と垂直な方向に動く時カバー部材300と衝突するのを防止することができる。
【0259】
ハウジング140の下部面が、べース210及び/または回路基板250と衝突するのを防止するために、ハウジング140は、下部面から突出するストッパー146を備えることもできる。
【0260】
支持部材(220-1乃至220-4)が通る経路を確保するためだけでなく、ダンピングの役割をできるシリコンを満たすための空間を確保するために、ハウジング140は、コーナー部(142-1乃至142-4)の下部、または下端に設けられる溝148を備えることができる。
【0261】
ハウジング140は、ハウジング140の上面に設けられるハウジング140の上面から突出する突起形態のダンパーガイド149を備えることができる。
【0262】
例えば、ダンパーガイド149は、ハウジング140のコーナー部の少なくとも一つの上面に配置されることができる。ダンパーガイド149は、ハウジング140の第1結合部143よりハウジング140の中心にさらに近く配置されることができる。
【0263】
ダンパーガイド149と上部弾性部材150の連結部153との間にはダンパー(damper)71が配置されることができる。ダンパー71は、連結部153とダンパーガイド147に接着されることができて、AF駆動時レンズ駆動装置、例えば、AF可動部の発振を抑制することができる。
【0264】
次に第1マグネット130-1、第2マグネット130-2、及び第3マグネット130-3について説明する。
【0265】
第1マグネット130-1、第2マグネット130-2、及び第3マグネット130-3は、互いに離隔してハウジング140に配置されることができる。例えば、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-3の各々は、ボビン110とハウジング140との間に配置されることができる。
【0266】
第1マグネット130-1、第2マグネット130-2、及び第3マグネット130-3は、ハウジング140の側部に配置されることができる。
【0267】
第1マグネット130-1と第2マグネット130-2は、ハウジング140の側部141-1乃至141-4のうち互いに反対側に位置する二つの側部(141-1、141-2)に配置されることができる。
【0268】
例えば、第1マグネット130-1は、ハウジング140の第1側部141-1に配置されることができて、第2マグネット130-2は、第1側部141-1と向かい合うハウジング140の第2側部141-2に配置されることができる。例えば、第3マグネット130-3は、ハウジング140の第3側部141-3に配置されることができる。
【0269】
AF駆動のための第1及び第2コイルユニット(120-1、120-2)は、ボビン110の互いに向かい合う二つの側部に配置されるため、ボビン110と第3マグネット130-3との間にはAF駆動のためのコイルユニットが配置されない。また、ボビン110とダミー部材135との間にはAF駆動のためのコイルユニットが配置されない。
【0270】
またOIS駆動のために、第3乃至第4コイルユニット(230-1乃至230-4)と第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)が互いに対応するため、ダミー部材135と回路基板250との間にはOIS駆動のための第2コイル230が配置されない。
【0271】
例えば、第1マグネット130-1は、第1コイルユニット120-1と対向する第1面を含むことができて、第1マグネット130-1の第1面は、N極とS極の二つの極性と二つの極性の間に位置する第1非磁性体隔壁11c(
図30a参照)を含むことができる。
【0272】
例えば、第1マグネット130-1は、第3コイルユニット230-1と向かい合う第2面を含むことができて、第1マグネット130-1の第2面は、N極とS極の二つの極性を含むことができる。
【0273】
例えば、第2マグネット130-2は、第2コイルユニット120-2と対向する第1面を含むことができて、第2マグネット130-2の第1面は、N極とS極の二つの極性と二つの極性の間に位置する第2非磁性体隔壁12c(
図30a参照)を含むことができる。
【0274】
例えば、第2マグネット130-2は、第4コイルユニット230-2と向かい合う第2面を含むことができて、第2マグネット130-2の第2面は、N極とS極の二つの極性を含むことができる。
【0275】
例えば、第3マグネット130-3は、第3マグネット130-3が配置されたハウジング140の側部と向かい合うボビン110の側部と対向する第1面を含むことができて、第3マグネット130-3の第1面は、N極とS極の二つの極性を含むことができる。
【0276】
例えば、第3マグネット130-3は、第5コイルユニット230-3と向かい合う第2面を含むことができて、第3マグネット130-3の第2面は、N極とS極の二つの極性、及び二つの極性の間に位置する第3非磁性体隔壁13c(
図30a参照)を含むことができる。
【0277】
AF可動部の初期位置で、第1マグネット130-1は、光軸と垂直であり光軸から第1コイルユニット120-1(または第1コイルユニット120-1の中心)に向かう方向に第1コイルユニット120-1とオーバーラップされることができる。
【0278】
AF可動部の初期位置で、第2マグネット130-2は、光軸と垂直であり光軸から第2コイルユニット120-2(または第2コイルユニット120-2の中心)に向かう方向に第2コイルユニット120-2とオーバーラップされることができる。
【0279】
AF可動部の初期位置で、第3マグネット130-3は、光軸と垂直でありハウジング140の第3側部141-3に第4側部141-4を向かう方向に第1コイルユニット120-1及び第2コイルユニット120-2と対向またはオーバーラップされない。
【0280】
例えば、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-3の各々は、ハウジング140の第1乃至第3安着部(141a乃至141c)のうち対応するいずれかに配置されることができる。
【0281】
第1マグネット130-1は、光軸と垂直でありハウジング140の第1側部141-1に第2側部141-2に向かう方向に第2マグネット130-2とオーバーラップされることができる。
【0282】
第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)の各々の形状は、ハウジング140の第1乃至第3側部(141-1乃至141-3)のうち対応するいずれかに安着または配置されるやすい多面体形状であってもよい。例えば、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)の各々は、平板(flat plate)形状であってもよいが、これに限定されない。
【0283】
第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)の各々は、二つのN極と二つのS極を含む4極マグネット(4pole magnet)であってもよい。ここで、4極マグネットは、両極着磁マグネットと表現してもよい。第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)については後述する。
【0284】
ダミー部材135は、ハウジング140の第4側部141-4に配置されることができる。ダミー部材135は、非磁性物質であってもよいが、これに限定されず、別の実施例では磁性体を含むこともできる。
【0285】
ダミー部材135は、第3マグネット130-3と同じ質量(または重さ)を持つことができるが、これに限定されない。例えば、別の実施例では、ダミー部材135の質量(または重さ)は、第3マグネット130-3の質量(または重さ)より大きくても小さくてもよい。
【0286】
ダミー部材135は、重さの均衡のために、第3マグネット130-3が配置されるハウジング140の側部141-3と反対側に位置するハウジング140の側部141-4に配置されることができる。
【0287】
AF可動部の初期位置で、ダミー部材135は、光軸と垂直でありハウジング140の第3側部141-3から第4側部141-4を向かう方向に第1コイルユニット120-1及び第2コイルユニット120-2と対向またはオーバーラップされない。
【0288】
ダミー部材135は、光軸と垂直でありハウジング140の第3側部141-3から第4側部141-4に向かう方向に第3マグネット130-3とオーバーラップされることができる。
【0289】
例えば、ダミー部材135が、磁性体を含む場合、ダミー部材135の磁性の強さは、第3マグネット130-3の磁性の強さより小さくてもよい。
【0290】
ダミー部材135は、タングステンを含むことができ、タングステンは、全体重量の95%以上を占めることができる。例えば、ダミー部材135は、タングステン合金であってもよいが、これに限定されない。
【0291】
ダミー部材135は、多面体、例えば、直六面体形状を有することができるが、これに限定されず、多様な形状で形成されることができる。
【0292】
例えば、ダミー部材135の一端とダミー部材135の他端中少なくとも一つには溝35a、35bが形成されることができる。また、例えば、ボビン110の外側面と向かい合うダミー部材135の一側面には溝35cが形成されることもできる。また、例えば、ダミー部材135は、側面角にラウンドされた部分または曲面を含むこともできる。
【0293】
第1ヨーク193は、第1マグネット130-1とハウジング140の第1側部141-1の外側面との間に配置されることができる。第1ヨーク193は、第1マグネット130-1の漏れ磁束を減少させることができて、第1マグネット130-1と第1コイルユニット120-1との間の電磁気力を向上させることができる。
【0294】
第2ヨーク194は、第2マグネット130-2とハウジング140の第2側部142-2の外側面との間に配置されることができる。第2ヨーク194は、第2マグネット130-2の漏れ磁束を減少させることができて、第2マグネット130-2と第2コイルユニット120-2との間の電磁気力を向上させることができる。
【0295】
第3ヨーク195は、第3マグネット130-3とハウジング140の第3側部141-3の上面との間に配置されることができる。第3ヨーク195は、第3マグネット130-3の漏れ磁束を減少させることができて、第3マグネット130-3と第2コイル230の第5コイルユニット230-3との間の電磁気力を向上させることができる。
【0296】
図36は、ヨークがない時の第1マグネット130-1の磁気力線とヨーク193がある時の第1マグネット130-1の磁気力線を示す。
【0297】
図36(a)は、ヨークがない時の第1マグネット130-1の磁気力線を示し、(b)は、ヨーク193がある時の第1マグネット130-1の磁気力線を示す。
【0298】
図36を参照すると、ヨーク(yoke)によって第1マグネット130-1の磁気力線が、第1コイルユニット120-1に集中することができて、これにより漏れ磁束が減少できる。
【0299】
例えば、
図36(a)での第1マグネットと第1コイルユニットとの間の電磁気力と対比する時、ヨークによって
図36(b)での第1マグネット130-1と第1コイルユニット120-1との間の電磁気力が30%増加することができる。
【0300】
次に上部弾性部材150、下部弾性部材160、支持部材220、第2コイル230、回路基板250、及びべース210について説明する。
【0301】
図24は、上部弾性部材150の平面図で、
図25は、上部弾性部材150、第1コイル120、及び支持部材220の電気的連結関係を説明するための図面で、
図26は、下部弾性部材160とハウジング140の底面図で、
図27は、第2コイル230、回路基板250、及びべース210の分離斜視図である。
【0302】
図24乃至
図27を参照すると、上部弾性部材150は、ボビン110の上部、上面、または上端及びハウジング140の上部、上面、または上端と結合することができる。下部弾性部材160は、ボビン110の下部、下面、または下端及びハウジング140の下部、下面、または下端と結合することができる。
【0303】
上部弾性部材150と下部弾性部材160は、弾性部材を構成することができ、弾性部材は、ボビンとハウジングに結合することができ、弾性部材は、ハウジング140に対してボビン110を弾性支持することができる。
【0304】
上部弾性部材150は、互いに電気的に分離した複数の上部バネ(150-1、150-2)を含むことができる。
図24では、電気的に分離した二つの上部バネを図示するか、その個数がこれに限定されず、別の実施例では3つ以上であってもよい。
【0305】
第1及び第2上部バネ(150-1、150-2)のうち少なくとも一つは、ボビン110と結合する第1内側フレーム151、ハウジング140と結合する第1外側フレーム152、第1内側フレーム151と第1外側フレーム152を連結する第1フレーム連結部153をさらに含むことができる。別の実施例では、内側フレームは、“内側部”と表現されてもよく、外側フレームは“外側部”と表現されてもよい。
【0306】
例えば、第1上部バネ150-1は、ハウジング140のコーナー部(142-1乃至142-4)中二つに配置される二つの第1外側フレームを含むことができて、第2上部バネ150-2は、ハウジング140のコーナー部(142-1乃至142-4)中他の二つに配置される二つの第1外側フレームを含むことができる。
【0307】
例えば、第1外側フレーム152にはハウジング140の第1結合部143と結合するためのホール152aが設けられてもよい。また、例えば、第1内側フレーム151にはボビン110の第1結合部113と結合するためのホール(図示せず)が設けられてもよい。
【0308】
第1及び第2上部バネ(150-1、150-2)の第1外側フレーム152は、支持部材220-1乃至220-4と結合する第1結合部510、ハウジング140のコーナー部のうちの対応するいずれかと結合する第2結合部520、第1結合部510と第2結合部520を連結する連結部530を含むことができる。
【0309】
例えば、連結部530は、第1結合部510と第2結合部520の第1領域を連結する第1連結部530-1と第1結合部510と第2結合部520の第2領域を連結する第2連結部530-2を含むことができる。連結部530は、少なくとも一回折り曲げられた部分または曲がった部分を含むことができる。
【0310】
第1結合部510は、支持部材220が貫くホール52を備えることができる。ホール52を通過して部材220の一端は、伝導性接着部材またはソルダ901によって第1結合部510に結合することができて、第1結合部510と支持部材220は、電気的に連結されることができる。
【0311】
第1結合部510は、第1結合部510から第2結合部520を向かう方向に延びる延長部540を含むことができる。
【0312】
延長部540は、第1結合部510から第2結合部520に向かう方向に延びるほど幅が広くなる部分を含むことができる。例えば、延長部540の幅が広くなる部分は、扇形形状であってもよいが、これに限定されない。
【0313】
延長部540と第2結合部520との間にはダンパーが配置されてもよいが、ダンパーによって延長部540と第2結合部520は連結され、ダンパーは、支持部材220の振動を吸収または緩衝させるかまたは支持部材220の動きを緩衝させる役割をすることができる。
【0314】
第1上部バネ150-1は、第1上部バネ150-1の第1内側フレーム151の一端に設けられ、第1コイルユニット120-1の一端が結合またはボンディングされる第1ボンディング部5aを含むことができる。例えば、ハンダ付けまたは伝導性接着部材によって第1コイルユニット120-1の一端は、第1上部バネ150-1の第1ボンディング部5aに結合することができる。
【0315】
第2上部バネ150-2は、第2上部バネ150-2の第1内側フレーム151の他端に設けられ、第2コイルユニット120-2の他端が結合またはボンディングされる第2ボンディング部5bを含むことができる。例えば、ハンダ付けまたは伝導性接着部材によって第2コイルユニット120-2の他端は、第2上部バネ150-2の第2ボンディング部5bに結合することができる。
【0316】
第1コイル120は、第1及び第2上部バネ(150-1、150-2)と電気的に連結されることができる。第1上部バネ150-1と連結された部材(220-1、220-2)の少なくとも一つ、及び第2上部バネ150-2と連結された部材(220-3、220-4)の少なくとも一つを介して、第1コイル120は、回路基板250の二つの端子と電気的に連結されることができる。
【0317】
図26を参照すると、下部弾性部材160は、少なくとも一つの下部バネを含むことができる。
【0318】
例えば、下部弾性部材160は、ボビン110の下部、下面、または下端に結合または固定される第2内側フレーム161、ハウジング140の下部、下面、または下端に結合または固定される第2外側フレーム162、及び第2内側フレーム161と第2外側フレーム162を互いに連結する第2フレーム連結部163を含むことができる。
【0319】
また、下部弾性部材160は、ハウジング140のコーナー部の下に配置される第2外側フレーム162を互いに連結する少なくとも一つの連結フレーム164を含むことができる。
【0320】
少なくとも一つの連結フレーム164は、第2コイル230、マグネット(130-1乃至130-3)、及びダミー部材135との空間的干渉を避けるために、第2コイル230のコイルユニット(230-1乃至230-3)、マグネット(130-1乃至130-3)、または/及びダミー部材135を基準に外側に位置することができる。この時、外側は、コイルユニット(230-1乃至230-3)、マグネット(130-1乃至130-3)、または/及びダミー部材135を基準にボビン110の中心またはハウジング140の中心が位置した領域の反対側であってもよい。
【0321】
また、例えば、連結フレーム164は、光軸方向にコイルユニット(230-1乃至230-3)、マグネット(130-1乃至130-3)、または/及びダミー部材135とオーバーラップされないように位置することができるが、これに限定されず、別の実施例では、連結フレーム164の少なくとも一部は、光軸方向にコイルユニット(230-1乃至230-3)、マグネット(130-1乃至130-3)、及び/またはダミー部材135に整列される又はオーバーラップされることもできる。
【0322】
上部弾性部材150の第1フレーム連結部153と下部弾性部材160の第2フレーム連結部163の各々は、少なくとも1回以上折り曲げられまたはカーブ(または曲線)されるように形成されて一定形状のパターンを形成することができる。第1及び第2フレーム連結部(153、163)の位置変化及び微細変形により、ボビン110は、第1方向に上昇及び/または下降動作が弾力的に(または弾性的に)支持されることができる。
【0323】
第2内側フレーム161にはボビン110の第2結合部117と結合するためのホール161aが設けられてもよく、第2外側フレーム162にはハウジング140の第2結合部147と結合するためのホール162aが設けられてもよい。
【0324】
上部バネ(150-1、150-2)及び下部バネは、板バネで構成されるが、これに限定されず、コイルバネなどで具現されることもできる。上部バネという用語は、上部弾性ユニットに替えて表現されてもよく、下部バネは下部弾性ユニットに替えて表現されてもよい。
【0325】
ボビン110の振動を吸収及び緩衝させるために、レンズ駆動装置100は、上部バネ(150-1、150-2)の各々とボビン110(またはハウジング140)との間に配置される第1ダンパー(図示せず)をさらに備えることができる。
【0326】
例えば、上部バネ150-1、150-2の各々の第1フレーム連結部153とボビン110との間の空間に第1ダンパー(図示せず)が配置されることができる。
【0327】
また例えば、レンズ駆動装置100は、下部弾性部材160の第2フレーム連結部163とボビン110(またはハウジング140)との間に配置される第2ダンパー(図示せず)をさらに備えることもできる。
【0328】
また例えば、レンズ駆動装置100は、支持部材220とハウジング140のホール147aとの間に配置される第3ダンパー(図示せず)をさらに含むことができる。
【0329】
また例えば、レンズ駆動装置100は、第1結合部510と支持部材220の一端に配置される第4ダンパー(図示せず)をさらに含むことができて、支持部材220の他端と回路基板250に配置される第5ダンパー(図示せず)をさらに含むことができる。
【0330】
また例えば、ハウジング140の内側面とボビン110の外周面との間にもダンパー(図示せず)がさらに配置されることもできる。
【0331】
次に支持部材220について説明する。
【0332】
支持部材220は、ハウジング140をべース210に対して光軸と垂直である方向に移動できるように支持することができ、支持部材220は、上部または下部弾性部材150、160の少なくとも一つと回路基板250を電気的に連結することができる。
【0333】
支持部材220は、複数の支持部材(220-1乃至220-4)を含むことができる。
【0334】
例えば、ハウジング140のコーナー部(142-1乃至142-4)に対応する第1乃至第4支持部材(220-1乃至220-4)を含むことができる。
【0335】
第1乃至第4支持部材(220-1乃至220-4)の各々は、ハウジング140の第1乃至第4コーナー部(142-1乃至142-4)のうち対応するいずれかに配置されることができる。
【0336】
第1乃至第4支持部材(220-1乃至220-4)の少なくとも二つは、第1及び第2上部バネ(150-1、150-2)と回路基板250を連結することができる。
【0337】
例えば、第1支持部材220-1は、第1上部バネ150-1と回路基板250のいずれか一つの端子を電気的に結合することができて、第3支持部材220-3は、第2上部バネ150-2と回路基板250の他のいずれか一つの端子を電気的に結合することができる。例えば、回路基板250を介して第1コイルユニット120-1と第2コイルユニット120-2に一つの駆動信号が提供されることができる。
【0338】
第1乃至第4支持部材(220-1乃至220-4)は、ハウジング140と離隔することができて、ハウジング140に固定されるのではなく、ハンダ付け等により第1乃至第4支持部材(220-1乃至220-4)の各々の一端は、第1及び第2上部バネ(150-1、150-2)の第1結合部510のうち対応するいずれかに直接連結または結合することができる。
【0339】
また、ハン付け等により第1乃至第4支持部材(220-1乃至220-4)の各々の他端は、回路基板250に直接連結または結合することができる。例えば、第1乃至第4支持部材(220-1乃至220-4)の各々の他端は、回路基板250の下面に直接連結または結合することができる。別の実施例では、支持部材(220-1乃至220-4)の各々の他端は、第2コイル230の回路部材231またはべース210に結合することもできる。
【0340】
例えば、第1乃至第4支持部材(220-1乃至220-4)の各々は、ハウジング140のコーナー部(142-1乃至142-4)のうち対応するいずれかに設けられた溝147を通過することができるが、これに限定されない。別の実施例では、支持部材は、ハウジング140の側部(141-1乃至141-4)とコーナー部142の境界線に隣接して配置されることができて、ハウジング140のコーナー部(142-1乃至142-4)を通過できないこともある。
【0341】
支持部材220は、弾性によって支持できる部材、例えば、サスペンションワイヤー(suspension wire)、板バネ(leaf spring)、またはコイルバネ(coil spring)等で具現されることができる。また、別の実施例に支持部材220は、上部弾性部材150と一体で形成されることもできる。
【0342】
次にべース210、回路基板250、及び第2コイル230について説明する。
【0343】
図27を参照すると、べース210は、ボビン110(またはハウジング140)の下に配置される。
【0344】
べース210は、ボビン110の開口、または/及びハウジング140の開口に対応する開口を備えることができ、カバー部材300と一致または対応する形状、例えば、四角形状であってもよい。
【0345】
回路基板250の端子251と向かい合うべース210の領域には支え部255または支持部が設けられてもよい。べース210の支え部255は、端子251が形成された回路基板250の端子面253を支持することができる。
【0346】
べース210は、回路基板250と結合されて部材220-1乃至220-4の他端との空間的干渉を回避するために角領域に凹溝212を有することができる。
【0347】
また、べース210の開口の周囲の上面には回路基板250の少なくとも一つの結合ホール14a、及び回路部材231の少なくとも一つの結合ホール15aと結合するための少なくとも一つの突出部25aが設けられてもよい。
【0348】
また、べース210の下面にはカメラモジュール200のフィルター610が設置される安着部(図示せず)が形成されることもできる。
【0349】
回路基板250は、べース210の上面上に配置されて、ボビン110の開口、ハウジング140の開口、または/及びべース210の開口に対応する開口と、を備えることができる。回路基板250の形状は、べース210の上面と一致または対応する形状、例えば、四角形状であってもよい。
【0350】
回路基板250は、上面から折り曲げられて、外部から電気的信号の供給受ける複数個の端子(terminals)251、または複数のピン(pins)が設けられる少なくとも一つの端子面253を備えることができる。例えば、回路基板250は、上面の辺の中で互いに向かい合う二つの辺に配置される二つの端子面を含むが、これに限定されない。
【0351】
回路基板250の端子面253に設けられた複数個の端子251を介して第1コイル120、及び第2コイル230の各々に駆動信号が提供されることができる。
【0352】
回路基板250は、FPCBで設けられるがこれに限定せず、回路基板250の端子をべース210の表面に表面電極方式などを利用して直接形成することも可能である。
【0353】
回路基板250は、支持部材(220-1乃至220-4)との空間的干渉を避けるために支持部材(220-1乃至220-4)が通過するホール250aを含むことができる。別の実施例で、回路基板250は、ホール250aの代わりに角に逃避溝を備えることもできる。
【0354】
例えば、支持部材(220-1乃至220-4)は、回路基板250のホール250aを通過して回路基板250の下面に配置される回路パターンとソルダ等を介して電気的に連結されるが、これに限定されない。
【0355】
別の実施例で、回路基板250は、ホールを備えなくてもよく、支持部材(220-1乃至220-4)は、回路基板250の上面に形成される回路パターンまたはパッドにソルダ等を介して電気的に連結されることもできる。
【0356】
また別の実施例で、支持部材(220-1乃至220-4)は、回路部材231に電気的に連結されることもでき、回路部材231は、支持部材(220-1乃至220-4)と回路基板250を電気的に結合することができる。
【0357】
第2コイル230は、ボビン110(またはハウジング)の下に配置されることができて、回路基板250の上面上に配置されることができる。
【0358】
第2コイル230は、ハウジング140に配置された第1マグネット130-1に対応する第3コイルユニット230-1、第2マグネット130-2に対応する第4コイルユニット230-2、及び第3マグネット130-3に対応する第5コイルユニット230-3を含むことができる。
【0359】
例えば、第3コイルユニット230-1は、光軸方向に第1マグネット130-1と対向またはオーバーラップされることができて、第4コイルユニット230-2は、光軸方向に第2マグネット130-2と対向またはオーバーラップされることができて、第5コイルユニット230-3は、光軸方向に第3マグネット130-3と対向またはオーバーラップされることができる。
【0360】
第3乃至第5コイルユニット230-1乃至230-5の各々は、中央ホールを有する閉曲線、例えば、リング形状を有することができ、中央ホールは、光軸方向に向かうように形成されることができる。
【0361】
例えば、第3コイルユニット230-1と第4コイルユニット230-2は、第1マグネット130-1から第2マグネット130-2に向かう方向に互いに向かい合うように配置されることができる。
【0362】
また、例えば、第1マグネット130-1から第2マグネット130-2に向かう方向に第3コイルユニット230-1と第4コイルユニット230-2の各々は、第5コイルユニット230-3とオーバーラップされないこともある。
【0363】
例えば、第2コイル230は、第3乃至第5コイルユニット230-1乃至230-3が形成される四角形の回路部材231をさらに含むことができる。
【0364】
ここで、回路部材231は、“基板”に替えて表現されることもできて、基板231は、第2コイル230を含むことができる。また、例えば、第1コイルユニット120-1は、第1コイルに替えて表現されることができて、第2コイルユニット120-2は、第2コイルに替えて表現されることができて、第2コイル230は、第3コイルに替えて表現され、この時、基板231は、第3コイルを含むことができる。
【0365】
例えば、回路部材231は、四つの辺を含むことができ、第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)の各々は、回路部材231の三つの辺のうち対応するいずれかに配置されることができて、回路部材231の他の一つの辺にはコイルユニットが配置されなくてもよい。
【0366】
例えば、第3コイルユニット230-1と第4コイルユニット230-2の各々は、回路部材231の互いに向かい合う第1及び第2辺のうちの対応するいずれかに平行するように配置されることができて、第5コイルユニット230-3は、回路部材231の第3辺または第4辺に平行するように配置されることができる。
【0367】
支持部材(220-1乃至220-4)との空間的干渉を避けるために、回路部材231の角にはホール230aが設けられ、支持部材(220-1乃至220-4)は、回路部材231のホール230aを通過することができる。別の実施例では、回路部材は支持部材との空間的干渉を避けるためにホールの代わりに回路部材の角に設けられる溝を備えることもできる。
【0368】
第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)は、回路基板250と電気的に連結されることができる。例えば、第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)は、回路基板250の端子に電気的に連結されることができる。
【0369】
回路基板250は第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)と電気的に連結されるためのボンディング部またはパッド(52a、52b、53a、53b)を含むことができる。
【0370】
例えば、回路基板250は、第3及び第4コイルユニット(230-1、230-2)と電気的に連結される二つのパッド(52a、52b)及び第5コイルユニット230-3と電気的に連結される二つのパッド(53a、53b)を含むことができる。
【0371】
図27で、第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)は、回路基板250と別途の回路部材231に形成されるが、これに限定せず、別の実施例で、第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)は、リング形状のコイルブロック形態で具現されるか、またはFPコイル形態で具現されることができる。また別の実施例では、第3乃至第5コイルユニットは、回路基板250に形成される回路パターン形態で具現されることもできる。
【0372】
回路基板250と回路部材231は、別途の構成で分離して表現されるが、これに限定されず、別の実施例では、回路基板250及び回路部材231を共に“回路部材”という用語で表現することもできる。この場合に複数の支持部材の他端は、“回路部材(例えば、回路部材の下面)”に結合することができる。
【0373】
位置センサー240は、第1センサー240a及び第2センサー240bを含むことができる。
【0374】
第1センサー240a及び第2センサー240bの各々は、ホールセンサーでああってもよく、磁場の強さを感知できるセンサーならいずれも使用可能である。例えば、第1及び第2センサー(240a、240b)の各々は、ホールセンサー(Hall sensor)を含むドライバー形態で具現されるか、またはホールセンサーなどのような位置検出センサー単独で具現されることができる。
【0375】
さらに、べース210の上面には第1及び第2センサー(240a、240b)が配置されるための安着溝(215-1、215-2)が設けられてもよい。
【0376】
第1センサー240aは、第1マグネット130-1と第2マグネット130-2のうちいずれか一つと光軸方向に対向するかまたはオーバーラップされるように配置されることができる。
【0377】
第2センサー240bは、第3マグネット130-3と光軸方向に対向するかまたはオーバーラップされるように配置されることができる。
【0378】
第1センサー240a及び第2センサー240bは、回路基板250の端子と電気的に連結されることができる。例えば、回路基板250の端子を介して第1センサー240a及び第2センサー240bの各々に駆動信号が提供されることができて、回路基板250の端子を介して第1センサー240aの第1出力と第2センサー240bの第2出力が出力されることができる。
【0379】
カメラモジュール200の制御部830または携帯用端末200Aの制御部780は、第1センサー240aの第1出力と第2センサー240bの第2出力を利用してOIS可動部の変位を感知または検出することができる。
【0380】
例えば、第1センサー240a及び第2センサー240bは、回路基板250の下面に配置または実装されることができて、べース210の安着溝(215-1、215-2)内に配置されるが、これに限定されない。
【0381】
第1センサー240a及び第2センサー240bは、光軸(OA)と垂直である方向にOIS可動部の変位を感知することができる。OIS可動部は、AF可動部、及びハウジング140に取り付けられる構成要素を含むことができる。
【0382】
例えば、“OIS可動部”は、AF可動部及びハウジング140を含むことができ、第2実施例に基づいで第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)、ダミー部材135、第1乃至第3ヨーク(193乃至195)をさらに含むこともできる。
【0383】
第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)と第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-5)との間の相互作用によってOIS可動部(例えば、ハウジング140)が光軸と垂直な方向、例えば、X軸及び/またはY軸方向に動くことができて、これにより手振れ補正が実行できる。
【0384】
次にカバー部材300について説明する。
【0385】
カバー部材300は、べース210と共に形成される収容空間内にOIS可動部、上部弾性部材150、下部弾性部材160、第2コイル230、べース210、回路基板250、支持部材220、及び位置センサー240を収容することができる。
【0386】
カバー部材300は、下部が開放されて、上板及び側板を含む箱形態であってもよく、カバー部材300の下部は、べース210の上部と結合することができる。カバー部材300の上板の形状は、多角形、例えば、四角形または八角形などであってもよい。
【0387】
カバー部材300は、ボビン110と結合するレンズ(図示せず)を外部光に露出させる開口を上板に備えることができる。カバー部材300の材質は、マグネット130に付く現象を防止するために、SUSなどのような非磁性体であってもよい。カバー部材300は、金属の板材で形成されるが、これに限定されず、プラスチックで形成されることもできる。また、カバー部材300は、カメラモジュール200の第2ホルダー800のグラウンドと連結されることができる。カバー部材300は、電磁波妨害(Electromagnetic Interference,EMI)を遮断することができる。
【0388】
図28は、
図21のAB方向へのレンズ駆動装置100の断面図で、
図29は、
図21のCD方向へのレンズ駆動装置100の断面図で、
図30aは、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)、ダミー部材135、及び第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-5)の一第2実施例を示し、
図31は、
図30aに図示された構成(130-1、130-3、230-1、230-5、135)の側面図で、
図32は、
図30aに図示された構成(130-1、130-3、230-1、230-5、135)の平面図である。
【0389】
図28乃至
図32を参照すると、第1マグネット130-1は、第1マグネット部11a、第2マグネット部11b、及び第1マグネット部11aと第2マグネット部11bとの間に配置される第1非磁性体隔壁11cを含むことができる。ここで、第1非磁性体隔壁11cは、“第1隔壁”に替えて表現されることもできる。
【0390】
例えば、第1マグネット部11aと第2マグネット部11bは、光軸方向に互いに離隔することができて、第1隔壁11cは、第1マグネット部11aと第2マグネット部11bjとの間に位置することができる。
【0391】
第1マグネット部11aは、N極、S極、及びN極とS極の間の第1境界面21aを含むことができる。第1境界面21aは、実質的に磁性を持たない部分で極性が殆どない区間を含むことができ、一つのN極と一つのS極からなる磁石を形成するために自然に発生する部分であってもよい。
【0392】
第2マグネット部11bは、N極、S極、及びN極とS極の間の第2境界面21bを含むことができる。第2境界面21bは、実質的に磁性を持たない部分で極が殆どない区間を含むことができ、一つのN極と一つのS極からなる磁石を形成するために自然に発生する部分であってもよい。
【0393】
第1非磁性体隔壁11cは、第1マグネット部11aと第2マグネット部11bを分離または隔離させて、実質的に磁性を持たない部分で極が殆どない部分であってもよい。例えば、第1非磁性体隔壁11cは、非磁性体物質、または空気などであってもよい。非磁性体隔壁は、“ニュートラルゾーン(Neutral Zone)”、または“中立領域”と表現されてもよい。
【0394】
第1非磁性体隔壁11cは、第1マグネット部11aと第2マグネット部11bを着磁する際に、人為的に形成される部分で、第1非磁性体隔壁11cの幅(W11)は、第1境界面21aと第2境界面21bの各々の幅より大きくてもよい。
【0395】
ここで、第1非磁性体隔壁11cの幅(W11)は、第1マグネット部11aで第2マグネット部11bに向かう方向への非磁性体隔壁11cの長さであってもよい。または、第1非磁性体隔壁11cの幅(W11)は、光軸方向への第1非磁性体隔壁11cの長さであってもよい。
【0396】
第1マグネット部11aと第2マグネット部11bは、光軸方向に互いに反対極性が向かい合うように配置されることができる。
【0397】
例えば、第1マグネット部11aのN極と第2マグネット部11bのS極が、第1コイルユニット120-1を向かい合うように配置されるが、これに限定されず、その逆に配置されてもよい。
【0398】
第2マグネット130-2は、第3マグネット部12a、第4マグネット部12b、及び第3マグネット部12aと第4マグネット部12bとの間に配置される第2非磁性体隔壁12cを含むことができる。ここで、第2非磁性体隔壁12cは、“第2隔壁”に替えて表現されてもよい。
【0399】
例えば、第3マグネット部12aと第4マグネット部12bは、光軸方向に互いに離隔することができて、第2隔壁12cは、第3マグネット部12aと第4マグネット部12bとの間に位置することができる。
【0400】
第3マグネット部12a及び第4マグネット部12bの各々は、N極、S極、及びN極とS極の間の境界面を含むことができる。
【0401】
第3マグネット部12aと第4マグネット部12bの各々の境界面は、第1及び第2マグネット部(11a、11b)の境界面(21a、21b)に対する説明が適用できる。
【0402】
上述した第1非磁性体隔壁11cに対する説明は、第2非磁性体隔壁12cに適用できる。
【0403】
第1非磁性体隔壁11cと第2非磁性体隔壁12cの各々は、水平方向または光軸と垂直な方向に延びることができる。
【0404】
第1マグネット部11a、第1非磁性体隔壁11c、及び第2マグネット部11bは、光軸方向に順次配置されることができる。第3マグネット部12a、第2非磁性体隔壁12c、及び第4マグネット部12bは、光軸方向に順次配置されることができる。
【0405】
例えば、第1非磁性体隔壁11cの上に第1マグネット部11aが配置されることができて、第1非磁性体隔壁11cの下に第2マグネット部11bが配置されることができる。また、第2非磁性体隔壁12cの上に第3マグネット部12aが配置されることができて、第2非磁性体隔壁12cの下に第4マグネット部12bが配置されることができる。
【0406】
例えば、第1非磁性体隔壁11cと第2非磁性体隔壁12cの各々は、光軸と垂直である直線と平行になり、第1及び第2マグネット部(11a、11b)の各々の境界面(21a、21b)は、光軸と平行することができる。
【0407】
例えば、第1マグネット130-1及び第2マグネット130-2の各々は、光軸方向に両極着磁のN極とS極が配置されることができる。
【0408】
第3マグネット130-3は、第5マグネット部13a、第6マグネット部13b、及び第5マグネット部13aと第6マグネット部13bとの間に配置される第3非磁性体隔壁13cを含むことができる。ここで、第3非磁性体隔壁は、“第3隔壁”に替えて表現されてもよい。
【0409】
第5マグネット部13aと第6マグネット部13bは、光軸方向に垂直である方向に離隔することができて、第3隔壁13cは、第5マグネット部13aと第6マグネット部13bとの間に位置することができる。
【0410】
第5マグネット部13aは、N極、S極、及びN極とS極の間の第1境界面22aを含むことができる。第1境界面22aは、実質的に磁性を持たない部分で極が殆どない区間を含むことができ、一つのN極と一つのS極からなる磁石を形成するために自然に発生する部分であってもよい。
【0411】
第6マグネット部13bは、N極、S極、N極とS極の間の第2境界面22bを含むことができる。第2境界面22bは実質的に磁性を持たない部分で極が殆どない区間を含むことができ、一つのN極と一つのS極からなる磁石を形成するために自然に発生する部分であってもよい。
【0412】
第3非磁性体隔壁13cは、第5マグネット部13aと第6マグネット部13bを分離または隔離させて、実質的に磁性を持たない部分で極が殆どない部分であってもよい。例えば、第3非磁性体隔壁13cは、非磁性体物質、または空気などであってもよい。
【0413】
第3非磁性体隔壁13cは、第5マグネット部13aと第6マグネット部13bを着磁する際に、人為的に形成される部分で、第3非磁性体隔壁13cの幅(W12)は、第1境界面22aと第2境界面22aの各々の幅より大きくてもよい。
【0414】
ここで、第3非磁性体隔壁13cの幅(W12)は、第5マグネット部13aから第6マグネット部13bに向かう方向への第3非磁性体隔壁13cの長さであってもよい。
【0415】
第5マグネット部13aと第6マグネット部13bは、光軸(OA)と垂直であり光軸(OA)から第3マグネット130-3を向かう方向に互いに反対極が向かい合うように配置されることができる。
【0416】
例えば、第6マグネット部13bのN極とS極が、ハウジング140の第3側面141-3に対応するボビン110の外側面と向かい合うように配置されるが、これに限定されず、その逆に配置されることができる。
【0417】
第3非磁性体隔壁13cは、光軸方向または垂直方向に延びることができる。
【0418】
第5マグネット部13a、第3非磁性体隔壁13c、及び第6マグネット部13bは、光軸(OA)と垂直であり第3マグネット130-3から光軸(OA)に向かう方向に順次配置されることができる。
【0419】
例えば、第3非磁性体隔壁13cの左側(または右側)に第5マグネット部13aが配置されることができて、第3非磁性体隔壁13c右側(または左側)に第6マグネット部13bが配置されることができる。
【0420】
例えば、第3非磁性体隔壁13cは、光軸と平行になり、第5及び第6マグネット部(13a、13b)の各々の境界面(22a、22b)は、光軸と垂直な方向と平行することができる。
【0421】
第1マグネット130は、第3コイルユニット230-1の領域内側に位置できて、光軸方向に第3コイルユニット230-1とオーバーラップされることができる。
【0422】
第2マグネット130は、第4コイルユニット230-2の領域内側に位置できて、光軸方向に第4コイルユニット230-2とオーバーラップされることができる。
【0423】
第3マグネット130は、第5コイルユニット230-3の領域内側に位置できて、光軸方向に第5コイルユニット230-3とオーバーラップされることができる。
【0424】
第3非磁性体隔壁13cの分離または隔離方向は、第1及び第2非磁性体隔壁11c、12cの各々の分離または隔離方向に垂直であってもよい。
【0425】
例えば、第1及び第2非磁性体隔壁11c、12cの各々は、光軸方向に二つのマグネット部11aと11b、12aと12bを互いに隔離または分離させる一方、第3非磁性体隔壁13cは、光軸と垂直であり光軸(OA)から第3マグネット130-3を向かう方向に二つのマグネット部(13a、13b)を隔離または分離させることができる。
【0426】
第3コイルユニット230-1のいずれか一つの部分は、光軸方向に第1マグネット部11aの第1極の部分、第1非磁性体隔壁11c、及び第2マグネット部11bの第2極の部分と同時にオーバーラップされることができる。ここで、第1極の部分は、N極またはS極であってもよく、第2極の部分は、第1極の反対極の部分であってもよい。
【0427】
第4コイルユニット230-2のいずれか一つの部分は、光軸方向で第3マグネット部12aの第1極の部分、第2非磁性体隔壁12c、及び第4マグネット部12bの第2極の部分と同時にオーバーラップされることができる。
【0428】
第5コイルユニット230-3のいずれか一つの部分は、光軸方向に第5マグネット部13aのN極とS極に共にオーバーラップされることができる。または、第5コイルユニット230-3の他のいずれか一つの部分は、光軸方向に第6マグネット部13bのN極とS極に共にオーバーラップされることができる。
【0429】
第1マグネット130-1と第2マグネット130-2は、長さ、幅、高さが互いに同じであってもよいが、これに限定されない。
【0430】
また、第3コイルユニット230-1と第4コイルユニット230-2の長さ、幅、高さが互いに同じであってもよいが、これに限定されない。
【0431】
図30a及び
図31を参照して、第1マグネット130-1、第3マグネット130-3、ダミー部材135の長さ(L1、L2、L3、幅(W1、W2、W3)、及び高さ(H1、H2、H3)について説明する。また、第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)の長さ(M1、M2)、幅(K1、K2)、及び高さ(光軸方向への長さ)についても共に説明する。
【0432】
ここで、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-3の各々の長さ(L1、L2)は、それら各々の長さ方向の長さであってもよく、ダミー部材135の長さ(L3)は、ダミー部材135の長さ方向の長さであってもよい。
【0433】
また、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-3の各々の幅(W1、W2)は、それら各々の幅方向の長さであってもよく、ダミー部材135の幅(W3)はダミー部材135の幅方向の長さであってもよい。ここで、幅方向は、長さ方向と垂直であってもよく、各構成(130-1乃至130-3、135)で長さがさらに短い方向であってもよい。また、各構成(130-1乃至130-3、135)の幅は、各構成(130-1乃至130-3、135)の“厚さ”に替えて表現されることもできる。
【0434】
例えば、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)の長さ(L1、L2)は、ボビン110と向かい合う第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)の各々の第1面の横方向の長さであってもよい。またダミー部材135の長さ(L3)は、ボビン110と向かい合うダミー部材135の第1面の横方向の長さであってもよい。
【0435】
また例えば、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)、及びダミー部材135の幅(L1、L2、L3)は、ボビン110と向かい合う各構成(130-1乃至130-3、135)の第1面から前記第1面の反対面である第2面までの距離であってもよい。
【0436】
また例えば、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)、及びダミー部材135の各々の高さ(H1、H2、H3)は、各構成の光軸方向への長さであってもよい。または、例えば、高さ(H1、H2、H3)は、ボビン110と向かい合う各構成(130-1乃至130-3、135)の第1面の縦方向の長さでもある。または、例えば、高さ(H1、H2、H3)は、各構成の下面から上面までの距離でもある。
【0437】
第3乃至第4コイルユニット(230-1乃至230-3)の各々の長さ(M1、M2)は、第1乃至第3マグネット130-1のうち対応するいずれか一つの長さ方向またはこれと平行した方向への長さであってもよい。
【0438】
また、第3乃至第4コイルユニット(230-1乃至230-3)の各々の幅(K1、K2)は、第1乃至第3マグネット130-1のうち対応するいずれか一つの幅方向またはこれと平行した方向への長さであってもよい。第3乃至第4コイルユニット(230-1乃至230-3)の各々の高さは、光軸方向への長さであってもよく、第3乃至第4コイルユニット(230-1乃至230-3)の高さは互いに同じであってもよいが、これに限定されず、別の実施例では、第3乃至第4コイルユニット(230-1乃至230-3)の高さ中少なくとも一つは残りと異なってもよい。
【0439】
第1マグネット130-1の長さ方向の長さ(L1)は、第3コイルユニット230-1の長さ方向の長さ(M1)より小さくてもよい(L1<M1)。
【0440】
第1マグネット130-1の幅方向の長さ(W1)は、第3コイルユニット230-1の幅方向の長さ(K1)より小さくてもよい(W1<K1)。
【0441】
また、第2マグネット130-2の長さ方向の長さは、第4コイルユニット230-2の長さ方向の長さより小さくてもよい。第2マグネット130-2の幅方向の長さは、第4コイルユニット230-2の幅方向の長さより小さくてもよい。
【0442】
第3マグネット130-3の長さ方向の長さ(L2)は、第5コイルユニット230-3の長さ方向の長さ(M2)より小さくてもよい(L2<M2)。第3マグネット130-3の幅方向の長さ(W2)は、第5コイルユニット230-3の幅方向の長さ(K2)より小さくてもよい(W2<K2)。別の実施例では、W2とK2は同じであってもよい。
【0443】
第5コイルユニット230-3の長さ方向の長さ(M2)は、第3コイルユニット230-1の長さ方向の長さ(M1)または/及び第4コイルユニット230-2の長さ方向の長さより長くてもよい(M2>M1)。
【0444】
第3マグネット130-3の長さ方向の長さ(L2)は、第1マグネット130-1の長さ方向の長さ(L1)または/及び第2マグネット130-2の長さ方向の長さより大きくてもよい(L2>L1)。
【0445】
M2>M1であり、L2>L1であるため、第5コイルユニット230-3と第3マグネット130-3によって発生する第1電磁気力が、第3コイルユニット230-1と第1マグネット130-1によって発生する第2電磁気力、及び第4コイルユニット230-2と第2マグネット130-2によって発生する第3電磁気力の各々より大きくてもよい。これにより、第2実施例は、X軸方向への第1電磁気力とY軸方向への第2及び第3前磁気力の合計の間の差を減少させることができて、X軸方向の電磁気力とY軸方向の電磁気力の差に起因したOIS可動部のチルト(tilt)が防止できて、これによりOIS動作の信頼性を向上させることができる。
【0446】
別の実施例では、M2=M1であってもよく、L2=L1であってもよい。
【0447】
例えば、L1:L2=1:1~1:1.5であってもよい。または、例えば、L1:L2=1:1.2~1:1.4であってもよい。
【0448】
また、第5コイルユニット230-3の幅方向の長さ(K2)は、第3コイルユニット230-1の幅方向の長さ(K1)または/及び第4コイルユニット230-2の幅方向の長さより大きくてもよいが(K2>K1)、これに限定されず、別の実施例では、両者は互いに同じであってもよい。
【0449】
第3マグネット130-3の幅方向の長さ(W2)は、第1マグネット130-1の幅方向の長さ(W1)または/及び第2マグネット130-2の幅方向の長さより大きくてもよいが(W2>W1)、これに限定されず、別の実施例では、両者は互いに同じであってもよい。
【0450】
例えば、W1は、光軸と第1マグネット130-1(または第2マグネット130-2)の一面に垂直である方向への長さであってもよく、W2は光軸と第3マグネット130-3の一面に垂直である方向への長さであってもよい。
【0451】
W2>W1であるため、第2実施例は、X軸方向への電磁気力とY軸方向への電磁気力の差を減少させることができて、X軸方向の電磁気力とY軸方向の電磁気力の差に起因したOIS可動部のチルト(tilt)が防止できて、これによりOIS動作の信頼性を向上させることができる。
【0452】
第3マグネット130-3の高さ(H2)は、第1マグネット130-1の高さ(H1)、または/及び第2マグネット130-2の高さより小さくてもよい(H2<H1)。ここでH1及びH2は、光軸方向へのマグネット(130-1乃至130-3)の長さであってもよい。または、H1は第1マグネット130-1(または第2マグネット130-2)の下面から上面までの距離であってもよく、H2は、第3マグネット130-3の下面から上面までの距離であってもよい。
【0453】
つまり第3マグネット130-3の光軸方向への長さは、第1マグネット130-1の光軸方向への長さ及び/または第2マグネット130-2の光軸方向への長さより短くてもよい。
【0454】
例えば、第1マグネット130-1の光軸方向への長さと第2マグネット130-2の光軸方向への長さは、同じであってもよい。
【0455】
図35に示したように、第3マグネット130-3の磁気力線の方向によると、第3マグネット130-3の高さ(H2)が減少しても(例えば、H2<H1)、第3マグネット130-3から第5コイルユニット230-3に提供される磁束は大きく減少せず、これにより第3マグネット130-3と第5コイルユニット230-3によって発生する電磁気力の減少量はOIS動作に大きく影響を及ぼさない程小さい。
【0456】
H2<H1であるため、第2実施例は、レンズ駆動装置の重さを減らすことができて、これによりAF駆動または/及びOIS駆動のための電力消耗を減らすことができる。
【0457】
別の実施例では、H2=H1であってもよい。
【0458】
例えば、第3マグネット130-3の上面は、第1マグネット130-1の第2マグネット部11bと第1非磁性体隔壁11cとの間の境界線より高くても同じ高さであってもよく、第1マグネット部11aの上面より低くても同じ高さを有してもよい。
【0459】
また、例えば、H2:H1=0.3:1~1:1であってもよい。
【0460】
H2/H1が0.3未満の場合には、第5コイルユニット230-3と第3マグネット130-3によって発生する第1電磁気力が非常に減少して、X軸方向の電磁気力とY軸方向の電磁気力の差が増加できて、これによりOIS駆動の信頼性が低下し得る。
【0461】
H2/H1が1より大きい場合には、X軸方向の第1電磁気力が増加して、これによりX軸方向の電磁気力とY軸方向の電磁気力の差が増加してOIS駆動の信頼性が低下し得る。
【0462】
または、例えば、H2:H1=0.5:1~0.8:1であってもよい。
【0463】
図35を参照すると、第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)の各々は、光軸方向に向かって開放されたホールを有するリング形状を有することができる。
【0464】
第5コイルユニット230-3の長さ方向と垂直である方向への第5コイルユニット230-3のホールの長さ(R1)は、第3コイルユニット230-1の長さ方向と垂直である方向への第3コイルユニット230-1のホールの長さ(R2)より小さくてもよい(R1<R2)。また、R1は、第4コイルユニット230-2の長さ方向と垂直である方向への第4コイルユニット230-2のホールの長さより小さくてもよい。
【0465】
これは、第1マグネット130-1と第3マグネット130-3は、着磁方向が各々異なるため、両者の磁気力線の分布も互いに異なる。このような磁気力線の分布を考慮して、R2>R1になるようにすることによって、第1マグネット130-1と第3コイルユニット230-1と間の電磁気力、第2マグネット130-2と第4コイルユニット230-2との間の電磁気力、及び第3マグネット130-3と第5コイルユニット230-3との間の電磁気力をともに向上させることができる。
【0466】
別の実施例では、R1とR2は、互いに同じであってもよい。
【0467】
ダミー部材135の長さ方向の長さ(L3)は、第3マグネット130-3の長さ方向の長さ(L2)より小さくてもよく(L3<L2)、ダミー部材135の幅方向の長さ(W3)は、第3マグネット130-3の幅方向の長さ(W2)より小さくてもよい(W3<W2)。
【0468】
別の実施例では、W3=W2であってもよい。
【0469】
また、第1マグネット130-1と第3コイルユニット230-1との間の光軸方向への第1離隔距離、第2マグネット130-2と第4コイルユニット230-2との間の光軸方向への第2離隔距離、及び第3マグネット130-3と第5コイルユニット230-3との間の光軸方向への第3離隔距離は、互いに同じであってもよいが、これに限定されない。
【0470】
別の実施例では、第3離隔距離が、第1離隔距離または/及び第2離隔距離より小さくてもよい。そして第3離隔距離が、第1離隔距離または/及び第2離隔距離より小さいため、第1乃至第3離隔距離が共に同じ場合と比較する時、別の実施例では、X軸方向から発生する電磁気力とY軸方向から発生する電磁気力の差をさらに減らすことができる。
【0471】
ダミー部材135の高さ(H3)は、第3マグネット130-3の高さ(H2)より大きくても同じであってもよいが、これに限定されない。別の実施例では、ダミー部材135の高さ(H3)は、第3マグネット130-3の高さ(H2)より小さくてもよい。
【0472】
図28を参照すると、例えば、ダミー部材135の上面の高さは、第3マグネット130-3の上面の高さより高くても同じであってもよいが、これに限定されない。別の実施例では、ダミー部材135の上面の高さは、第3マグネット130-3の上面より低くてもよい。
【0473】
ダミー部材135の下面の高さは、第3マグネット130-3の下面の高さより高くてもよいが、これに限定されない。別の実施例では、ダミー部材135の下面の高さは、第3マグネット130-3の下面の高さより低くても同じであってもよい。
【0474】
また例えば、ダミー部材135の上面の高さは、第2マグネット130-2(または第1マグネット130-1)の上面の高さより低くてもよく、第2マグネット130-2(または第1マグネット130-1)の下面の高さより高くてもよいが、これに限定されない。別の実施例では、ダミー部材135の上面の高さは、第2マグネット130-2(または第1マグネット130-1)の上面の高さより高くても同じであってもよい。
【0475】
またダミー部材135の下面の高さは、第2マグネット130-2(または第1マグネット130-1)の下面の高さより低くてもよいが、これに限定されない。別の実施例では、ダミー部材135の下面の高さは、第2マグネット130-2(または第1マグネット130-1)の下面の高さより高くても同じであってもよい。
【0476】
第2実施例は、デュアル以上のカメラモジュールで隣接するレンズ駆動装置に含まれたマグネットの間の磁気干渉を減らすために、三つのマグネット(130-1乃至130-3)及びこれに対応する三つのOIS用コイルユニット(230-1乃至230-3)を含む。
【0477】
三つのマグネット(130-1乃至130-3)中二つのマグネット(130-1、130-2)は、第1及び第2コイルユニット(120-1、120-2)と相互作用によってAF動作を行うと同時に第3及び第4コイルユニット(230-1、230-4)と相互作用によってY軸方向へのOIS動作を行うことができる。
【0478】
三つのマグネット130-1乃至130-3中残りの一つのマグネット130-3は、第5コイルユニット230-3と相互作用によってX軸方向へのOIS動作だけを行うことができる。
【0479】
第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)の各々は、共に4極マグネットで構成されることによって、第2実施例は、第3乃至第5コイルユニット(230-1乃至230-3)のうち対応するいずれかとの電磁気力を向上させることができて、これにより電流消耗量を減少させることができる。
【0480】
第3マグネット130-3の反対側にダミー部材135が配置されることによって、第2実施例は、OSI動作時重さ偏心による振動(oscillation)を防止することができる。
【0481】
第1及び第2マグネット(130-1、130-2)の各々は、二つのマグネット部11aと11b、12aと12bを非磁性体隔壁11c、12cを基準に上下方向に配置させた着磁方向を有することができる。そして第1及び第2コイルユニット(120-1、120-2)の各々の第1及び第2部分(3a、3b)は、二つのマグネット部(11aと11b、12aと12b)と互いに向かい合うように配置されることができる。このような配置によって、第1マグネット130-1と第1コイルユニット120-1との間の電磁気力及び第2マグネット130-2と第2コイルユニット120-2との間の電磁気力を向上させることができて、電流消耗量を減らすことができる。
【0482】
一般に一つのマグネットと一つのコイルユニットとの間の相互作用によるX軸方向への電磁気力は、二つのマグネットと二つのコイルユニットによる相互作用によるY軸方向への電磁気力より小さい。そしてX軸方向への電磁気力とY軸方向への電磁気力の差は、OIS駆動の誤動作を誘発することができる。
【0483】
このようなX軸方向に発生する電磁気力とY軸方向に発生する電磁気力の差を減らすために第2実施例は下記のように構成できる。
【0484】
第3マグネット130-3の二つのマグネット部(13a、13b)の着磁方向を第1及び第2マグネット130-1、130-2の二つのマグネット部(11aと11b、12aと12b)の着磁方向と垂直になるようにする。
【0485】
例えば、第3マグネット130-3の二つのマグネット部(13a、13b)を分離する第3非磁性体隔壁13cが、第5コイルユニット230-3と垂直になるように第3マグネット130-3は、第5コイルユニット230-3上に配置されることができる。
【0486】
例えば、第3非磁性体隔壁13cが、光軸方向と平行になるように第3マグネット130-3は配置されることができる。
【0487】
または、例えば、第3マグネット130-3の二つのマグネット部(13a、13b)のいずれかのN極と残りの他のいずれかのS極が、光軸方向に第5コイルユニット230-3と向かい合うように第3マグネット130-3が配置されることができる。
【0488】
一方、第1非磁性体隔壁11cが、第3コイルユニット230-1と水平になるように第1マグネット130-1は、第3コイルユニット230-1上に配置されることができて、第2非磁性体隔壁12cが、第4コイルユニット230-2と水平になるように第2マグネット130-2は、第4コイルユニット230-2上に配置されることができる。
【0489】
また例えば、第1非磁性体隔壁11c及び第2非磁性体隔壁12cの各々は、光軸方向と平行になるように第1及び第2マグネット130-3が配置されることができる。
【0490】
または、例えば、第1マグネット130-1の二つのマグネット部(11a、11b)のいずれかのマグネット部のN極とS極が、共に第3コイルユニット230-1と光軸方向に向かい合うことができて、第2マグネット130-2の二つのマグネット部(12a、12b)のいずれかのマグネット部のN極とS極が、共に第4コイルユニット230-2と光軸方向に向かい合うことができる。
【0491】
また、第5コイルユニット230-3でコイルの巻き取り回数(以下“第1巻き取り回数”)は、第3コイルユニット230-1でコイルの巻き取り回数(以下“第2巻き取り回数”)または/及び第4コイルユニット230-2でコイルの巻き取り回数(以下“第3巻き取り回数”)より大きくてもよく、これによりX軸方向から発生する電磁気力とY軸方向から発生する電磁気力の差を減らすことができる。
【0492】
また、例えば、第2巻き取り回数と第3巻き取り回数は互いに同じであってもよいが、これに限定されない。別の実施例では、第1巻き取り回数と第2巻き取り回数(または第3巻き取り回数)は、互いに同じであってもよい。
【0493】
また、第3マグネット130-3の長さ方向の長さ(L2)は、第1マグネット130-1の長さ方向の長さ(L1)または/及び第2マグネット130-2の長さ方向の長さより大きくて、第5コイルユニット230-3の長さ方向の長さ(M2)は第3コイルユニット230-1の長さ方向の長さ(M1)または/及び第4コイルユニット230-2の長さ方向の長さより大きく、これによりX軸方向から発生する電磁気力とY軸方向から発生する電磁気力の差を減らすことができる。
【0494】
図35は、第5コイルユニット230-3に対する第3マグネット130-3の磁気力線、及び第3コイルユニット230-1に対する第1マグネット130-1の磁気力線を示す。
【0495】
第2マグネット130-2の配置は、第1マグネット130-1の配置と同じまたは類似するため、第4コイルユニット230-2に対する第2マグネット130-2の磁気力線は、第3コイルユニット230-1に対する第1マグネット130-1の磁気力線と同じまた類似している。
【0496】
図35を参照すると、第5コイルユニット230-3と第3マグネット130-3の磁気力線(MF2)によって発生する第1電磁気力は、第3コイルユニット230-1と第1マグネット130-1の磁気力線(MF1)によって発生する第2電磁気力より大きくてもよい。
【0497】
また、第5コイルユニット230-3と第3マグネット130-3の磁気力線(MF2)によって発生する第1電磁気力は、第4コイルユニット230-2と第2マグネット130-2の磁気力線(MF1)によって発生する第3電磁気力より大きくてもよい。
【0498】
第1電磁気力が、第2電磁気力及び第3電磁気力の各々より大きいため、第2電磁気力と第3電磁気力の合計は、第1電磁気力と略似ているように設計されることができて、これにより第2実施例は、OIS駆動時X軸方向への電磁気力とY軸方向への電磁気力の差を減少させることができて、X軸方向への電磁気力とY軸方向への電磁気力の差に起因したOIS可動部のチルトが防止できて、これによりOIS駆動の信頼性を向上させることができる。
【0499】
図30bは、別の実施例に係る第3マグネット130-3aを示す。
図30bで、
図30aと同じ図面符号は同じ構成を示し、同じ構成については説明を簡略にするか省略する。
【0500】
図30bを参照すると、第3マグネット130-3aは、第1マグネット130-1と第2マグネット130-2と同じ形態の両極着磁マグネットまたは4極マグネットであってもよい。
【0501】
第3マグネット130-3aは、第5マグネット部13a1、第6マグネット部13b1、及び第5マグネット部13a1と第6マグネット部13b1との間に配置される第3隔壁13c1を含むことができる。第5マグネット部13a1と第6マグネット部13b1は、光軸方向に互いに離隔することができる。例えば、第3隔壁13c1は、水平方向または光軸と垂直な方向に延びることができる。
【0502】
第5マグネット部13a1、第3隔壁13c1、及び第6マグネット部13b1は、光軸方向に順次配置されることができる。例えば、第3隔壁13c1の上に第5マグネット部13a1が配置されることができて、第3隔壁13c1の下に第6マグネット部13b1が配置されることができる。
【0503】
例えば、第3隔壁13c1は、光軸と垂直である直線と平行になり、第5及び第5マグネット部13a1、13b1の各々の境界面は、光軸と平行であってもよい。
【0504】
例えば、第3マグネット130-3aは、光軸方向に両極着磁のN極とS極が配置されることができる。
【0505】
第3マグネット130-3は、第5コイルユニット230-3の領域内側に位置できて、光軸方向に第5コイルユニット230-3とオーバーラップされることができる。
【0506】
第5コイルユニット230-3のいずれか一つの部分は、光軸方向に第5マグネット部13a1の第1極の部分、第3隔壁13c1、及び第6マグネット部13b1の第2極の部分と同時にオーバーラップされることができる。
【0507】
光学機器(例えば、携帯電話)の機能強化によりデュアル(Dual)またはトリプル(Triple)カメラが開発されていて、光学機器に取り付けられたアクチュエータ(Actuators)は、各アクチュエータに取り付けられたマグネットの影響によって磁気干渉を受ける。
【0508】
このような磁気干渉を防止するため、第2実施例には三つのマグネットを備えるが、マグネット数の減少とマグネットサイズの減少によってAF駆動のための電磁気力及びOIS駆動のための電磁気力が減少することができて、AF及びOIS駆動のための電力消耗または電流消耗が増加することができる。
【0509】
第2実施例は、このような電流消耗及び電磁気力減少を減らすために、第1乃至第3ヨーク193乃至195を備える。
【0510】
図33aは、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)、ダミー部材135、及び第1乃至第3ヨークの第1斜視図を示し、
図33bは、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)、ダミー部材135、及び第1乃至第3ヨークの第2斜視図である。
【0511】
図28、
図29、
図33a及び
図33bを参照すると、第1ヨーク193は、第1マグネット130-1とハウジング140の第1側部141-1の外側面との間に配置されることができる。
【0512】
また、第1ヨーク193は、第1マグネット130-1とカバー部材300の第1側板との間に配置されることができる。ここで、カバー部材300の第1側板は、第1マグネット130-1に対向する側板であってもよい。
【0513】
第1ヨーク193は、第1マグネット130-1の外側に配置されることができる。ここで、第1マグネット130-1の外側は、第1マグネット130-1を基準に第1コイルユニット120-1が配置された側の反対側であってもよい。
【0514】
第1ヨーク193は、第1マグネット130-1の第1側面上に配置されることができて、第1マグネット130-1の第1側面は、第1コイルユニット120-1に対向する第1マグネット130-1の第2側面の反対面であってもよい。第1ヨーク193は、第1マグネット130-1と第1コイルユニット120-1との間の電磁気力を向上させることができる。
【0515】
第2ヨーク194は、第2マグネット130-2とハウジング140の第2側部141-2の外側面との間に配置されることができる。
【0516】
また、第2ヨーク194は、第2マグネット130-2とカバー部材300の第2側板との間に配置されることができる。ここで、カバー部材300の第2側板は、第2マグネット130-2に対向する側板かカバー部材300の第1側板と向かい合う側板であってもよい。
【0517】
第2ヨーク194は、第2マグネット130-2の外側に配置されることができる。ここで、第2マグネット130-2の外側は、第2マグネット130-2を基準に第2コイルユニット120-2が配置された側の反対側であってもよい。
【0518】
第2ヨーク194は、第2マグネット130-2の第1側面上に配置されることができて、第2マグネット130-2の第1側面は、第2コイルユニット120-2に対向する第2マグネット130-2の第2側面の反対面であってもよい。第2ヨーク194は、第2マグネット130-2と第2コイルユニット120-2との間の電磁気力を向上させることができる。
【0519】
第3ヨーク195は、第3マグネット130-3上に配置されることができる。例えば、第3ヨーク195は第3マグネット130-3の上面上に配置されることができる。
【0520】
例えば、第3ヨーク195は、ハウジング140の第3側部の上面と第3マグネット130-3の上面との間に配置されることができる。
【0521】
または、第3ヨーク195は、第3マグネット130-3とカバー部材300の上板との間に配置されることもできる。
【0522】
第1ヨーク193は、ハウジング140の少なくとも一つの第1ホール7aに対応または対向する少なくとも一つの第1ホール93a(または第1貫通ホール)を含むことができる。
【0523】
第2ヨーク194は、ハウジング140の少なくとも一つの第2ホール8aに対応または対向する少なくとも一つの第2ホール94a(または第2貫通ホール)を含むことができる。
【0524】
第3ヨーク195は、ハウジング140の少なくとも一つの第3ホール9aに対応または対向する少なくとも一つの第3ホール95a(または第3貫通ホール)を含むことができる。
【0525】
ハウジング140のホール(7a、8a、9a)及び第1乃至第3ヨーク(193、194、195)のホール(93a、94a、95a)は、接着剤を注入するためのホールであってもよい。接着剤によって第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)とヨーク(193、194、195)は、互いに接着されることができて、第1乃至第3マグネット(130-1乃至130-3)は、ハウジング140に接着または固定されることができて、ヨーク(193、194、195)は、ハウジング140に接着または固定されることができる。
【0526】
AF可動部の初期位置で、第1ヨーク193は光軸(OA)と垂直と光軸で第1コイルユニット120-1(または第1コイルユニット120-1の中心)に向かう方向で第1コイルユニット120-1とオーバーラップされることができる。
【0527】
AF可動部の初期位置で、第2ヨーク194は光軸(OA)と垂直であり光軸から第2コイルユニット120-2(または第2コイルユニット120-2の中心)に向かう方向に第2コイルユニット120-2とオーバーラップされることができる。
【0528】
AF可動部の初期位置で、第3ヨーク195は、第1軸(例えば、X軸)方向に第1及び第2コイルユニット120-1、120-2と対向またはオーバーラップされない。ここで、第1軸方向は、光軸(OA)と垂直であり第3マグネット130-1からダミー部材135に向かう方向またはハウジング140の第3側部141-3から第4側部141-4に向かう方向であってもよい。
【0529】
第1乃至第3ヨーク193乃至195の各々の形状は、第1乃至第3マグネット130-1乃至130-3のうち対応するいずれか一つの一面と同じまたは類似の形状であってもよいが、これに限定されない。例えば、第1乃至第3ヨーク193乃至195の各々の形状は、多面体、または多角形(例えば、長方形)であってもよいが、これに限定されない。
【0530】
例えば、第1乃至第3ヨーク(193乃至195)の少なくとも一つは、両側の終端中少なくとも一1つに溝または溝部が形成されてもよい。例えば、第3ヨーク195は、両終端の各々に溝が形成されてもよい。ここで、溝は第3ヨーク195の両終端の角が切開された形態であってもよい。
【0531】
第1ヨーク193は、第2軸(例えば、Y軸)方向に第1マグネット130-1と対向またはオーバーラップされることができて、第2ヨーク193は、第2軸(例えば、Y軸)方向に第2マグネット130-2と対向またはオーバーラップされることができる。ここで、第2軸方向は、光軸(OA)と垂直であり第1コイルユニット120-1から第2コイルユニット120-2に向かう方向またはハウジング140の第1側部141-1から第2側部141-2を向かう方向であってもよい。
【0532】
第3ヨーク195は、光軸方向に第3マグネット130-3と対向またはオーバーラップされることができる。
【0533】
例えば、第1ヨーク193は、第2軸方向に第1マグネット130-1の第1マグネット部11a、第1隔壁11c、及び第2マグネット部11cとオーバーラップされることができる。また、第2ヨーク194は、第2軸方向に第2マグネット130-2の第2マグネット部12a、第2隔壁12c、及び第4マグネット部12cとオーバーラップされることができる。
【0534】
また例えば、第3ヨーク195は、光軸方向に第5マグネット部13a、第3隔壁13c、及び第6マグネット部13bとオーバーラップされることができる。
【0535】
図34aは、別の実施例に係る第1ヨーク193-1の斜視図である。
【0536】
図34aを参照すると、第1ヨーク193-1は、第1マグネット130-1の第1側面と向かい合う本体193a、及び本体193aに延びる延長部193bを含むことができる。
【0537】
例えば、本体193aは、第1マグネット130-1の第1側面に配置されることができる。
【0538】
延長部193bは、本体193aで第1マグネット130-1の第3側面と第1マグネット130-1の上面の少なくとも一つに延びることができる。
【0539】
例えば、延長部193bは、第1マグネット130-1の上面に配置される第1延長部39a、及び第1マグネット130-1の第3側面及び第4側面の少なくとも一つに配置される第2延長部39bを含むことができる。この時、第1マグネット130-1の第3側面は、第1マグネット130-1の第1側面と第2側面との間に配置される側面であってもよく、第1マグネット130-1の第4側面は、第1マグネット130-1の第3側面の反対側に位置する側面であってもよい。
【0540】
第1ヨーク193-1の第1延長部39aには接着剤が注入されるための少なくとも一つのホール96a(または貫通ホール)が形成されることができる。別の実施例では、少なくとも一つのホールが、第2延長部39bにも形成されることができる。
【0541】
図34aでの第1ヨーク193-1に対する説明は、第2ヨーク194にも適用できる。
【0542】
図34bは、別の実施例に係る第3ヨーク195-1の斜視図である。
【0543】
図34bを参照すると、第3ヨーク195-1は、第3マグネット130-3の上面に対向する本体195a、及び本体195aに延びる第3マグネット130-3の側面に延びる延長部195bを含むことができる。
【0544】
本体195aは、第3マグネット130-3の上面に配置されることができる。延長部195bは、本体195aで第3マグネット130-3の側面に配置されることができる。
【0545】
例えば、延長部195bは、第3マグネット130-3の第1側面に配置される第1延長部49a、及び第3マグネット130-3の第3及び第4側面の少なくとも一つに配置される第2延長部49bを含むことができる。第3マグネット130-3の第1側面は、ダミー部材135に向かう第3マグネット130-3の第2側面の反対面であってもよく、第3マグネット130-3の第3及び第4側面は、第3マグネット130-3の第1側面と第2側面との間に配置されることができる。
【0546】
第3ヨーク195-1の第1延長部49aには接着剤が注入されるための少なくとも一つのホール97a(または貫通ホール)が形成されることができる。別の実施例では、少なくとも一つのホールが、第2延長部49bにも形成されることができる。
【0547】
また別の実施例に係る第3ヨークは、本体195aと第2延長部49bの少なくとも一つが省略されてもよい。例えば、第2延長部49bだけを含むように第3ヨークが具現されてもよい。
【0548】
また、別の実施例に係るレンズ駆動装置は第3ヨーク195が省略されてもよい。
【0549】
図37aは、別の実施例に係るセンシングマグネット180とバランシングマグネット185を示し、
図37bは、
図37aの第2実施例に係るハウジング140a、回路基板190、及び位置センサー170を示し、
図38aは、
図37aの第2実施例に係る上部弾性部材150aを示し、
図38bは、
図37aの第2実施例に係る下部弾性部材を示す。
【0550】
図23aと同じ図面符号は同じ構成を示し、ハウジング140に対する説明は、ハウジング140aに適用できる。
【0551】
図37a乃至
図38bを参照すると、レンズ駆動装置100は、AFフィードバック駆動のためにセンシングマグネット180、回路基板190及び位置センサー170をさらに含むことができる。
【0552】
センシングマグネット180は、ボビン110の側部のうちの第1コイルユニット120-1と第2コイルユニット120-2が配置されないいずれか一つの側部に配置されることができる。例えば、センシングマグネット180は、ボビン110のいずれか一つの側部に設けられた溝内に配置されることができる。
【0553】
レンズ駆動装置100が、バランシングマグネットを備える場合、バランシングマグネットは、ボビン110の側部のうちの第1コイルユニット120-1と第2コイルユニット120-2が配置されない他のいずれか一つの側部に配置されてもよい。
【0554】
レンズ駆動装置100は、センシングマグネット180の磁気影響を相殺させて、センシングマグネット180と重さの均衡を合わせるためにバランシングマグネット185をさらに含むことができる。
【0555】
バランシングマグネット185は、ボビン110の側部のうちの他のいずれか一つの側部(例えば、第3側部)に配置されることができる。例えば、センシングマグネット180とバランシングマグネット185は、ボビンの互いに向かい合うまたは反対側に位置する側部に配置されることができる。
【0556】
センシングマグネット180(及び/またはバランシングマグネット185)は、N極とS極の境界面が光軸方向と垂直である方向と平行してもよいが、これに限定されない。例えば、別の実施例では、N極とS極の境界面が光軸方向と平行してもよい。
【0557】
例えば、センシングマグネット180とバランシングマグネット185の各々は、一つのN極と一つのS極を有する単極着磁マグネットであってもよいが、これに限定されず、別の実施例では、両極着磁マグネットであってもよい。
【0558】
図38aの上部弾性部材150aは、第1乃至第4上部バネ(1150-1乃至1150-4)を含むことができて、
図38bの下部弾性部材は、第1乃至第4下部バネ(1160-1乃至1160-4)を含むことができる。
【0559】
第1乃至第4上部バネ(1150-1乃至1150-4)の少なくとも一つは、ボビン110と結合する第1内側フレーム151、ハウジング140aと結合する第1外側フレーム152、第1内側フレーム151と第1外側フレーム152を連結する第1フレーム連結部153をさらに含むことができる。別の実施例では、内側フレームは“内側部”と表現されてもよく、外側フレームは“外側部”と表現されてもよく、フレーム連結部は“連結部”と表現されてもよい。
【0560】
例えば、第1及び第2上部バネ(1150-1、1150-2)の各々は、第1外側フレーム152を含むことができて、第1内側フレームと第1フレーム連結部を含まなくてもよく、第3及び第4上部バネ(150-3、150-4)の各々は、第1内側フレーム151、第1外側フレーム152、及び第1フレーム連結部153を含むことができるが、これに限定されない。
【0561】
第1乃至第4上部バネ(1150-1乃至1150-4)の各々の第1外側フレーム152は、支持部材(220-1乃至220-4)と結合する第1結合部510、ハウジング140のコーナー部のうちの対応するいずれかと結合する第2結合部520、第1結合部510と第2結合部520を連結する連結部530を含むことができる。
図24の第1結合部510、第2結合部520、及び連結部530に対する説明は、
図38aに適用できる。
【0562】
ハウジング140aの第4側部141-4には回路基板190を収容するための第1溝14a、及び位置センサー170を収容するための第2溝14bが備えられてもよい。
【0563】
回路基板190の取り付けを容易にするためにハウジング140aの第1溝14aは、上部が開放されてもよく、回路基板190の形状に対応または一致する形状を有することができる。
【0564】
第2溝14bは、ハウジング140aの内側に開放される開口を有することができて、第1溝14aに接しても連結される構造であってもよいが、これに限定されない。第2溝14bは、位置センサー170の形状に対応または一致する形状を有することができる。
【0565】
位置センサー170及び回路基板190は、ハウジング140の側部のうちいずれかに配置される。例えば、位置センサー170及び回路基板190は、ダミー部材135が配置されるハウジング140の第4側部141-4に配置されることができる。
【0566】
例えば、回路基板190は、ハウジング140の第1溝14a内に配置されてもよく、位置センサー170は回路基板190に配置または取り付けられてもよい。
【0567】
AF可動部の初期位置で、位置センサー170は、光軸(OA)と垂直であり光軸から位置センサー170を向かう方向にセンシングマグネット180と少なくとも一部がオーバーラップされるが、これに限定されない。
【0568】
位置センサー170は、回路基板190の第1面に配置されることができる。ここで、ハウジング140に取り付けられた回路基板190の第1面は、ハウジング140の内側と向かい合う面であってもよい。
【0569】
位置センサー170は、ホールセンサー(Hall sensor)を含むドライバーIC(Integrated Circuit)形態で具現さるか、またはホールセンサーのような位置検出センサー単独で具現される。
【0570】
例えば、回路基板190は、印刷回路基板、またはFPCBであってもよい。
【0571】
例えば、回路基板190の第1乃至第4端子は、上部バネ(1150-1乃至1150-4)のうち対応するいずれかと電気的に連結されることができて、支持部材(220-1乃至220-4)によって回路基板250と電気的に連結されることができて、位置センサー170は、回路基板250と電気的に連結されることができる。
【0572】
位置センサー170が、ホールセンサーを含むドライバーICである場合には、クロック信号(SCL)、データ信号(SDA)、電源信号(VCC、GND)を送受信するための第1乃至第4端子及び第1コイル120に駆動信号を提供するための第5及び第6端子を含むことができる。
【0573】
位置センサー170の第1乃至第4端子は、回路基板190の第1乃至第4端子に電気的に連結されることができて、位置センサー170の第5及び第6端子は、回路基板190の第5及び第6端子に電気的に連結されることができる。
【0574】
例えば、第1乃至第4上部バネ(150-1乃至150-4)の各々の第1外側フレーム152は、回路基板190の第1乃至第4端子のうち対応するいずれかと電気的に連結されるための接触部(P1乃至P4)を備えることができる。
【0575】
第1コイル120は、下部バネ(1160-1乃至1160-4)中二つの下部バネに電気的に連結されることができて、第1コイル120と電気的に連結される二つの下部バネは、回路基板190の第5及び第6端子と電気的に連結されることができる。
【0576】
位置センサー170が、ホールセンサー単独で具現される場合、位置センサー170は、二つの入力端子及び二つの出力端子を含むことができ、位置センサー170の入力端子と出力端子の各々は、回路基板190の第1乃至第4端子のうち対応するいずれかと電気的に連結されることができて、回路基板190の第1乃至第4端子は、上部バネ1150-1乃至1150-4のうち対応するいずれかと電気的に連結されることができて、第1コイル120は、下部バネ(1160-1乃至1160-4)中二つの下部バネに電気的に連結されることができて、第1コイル120と電気的に連結される二つの下部バネは、回路基板250と電気的に連結されることができる。
【0577】
回路基板250の端子251を介して位置センサー170に駆動信号が提供されることができて、位置センサー170の出力信号を受信して出力することができる。
【0578】
W3<W2であるため、第2実施例は、回路基板190と位置センサー170を配置させることができる十分な空間を確保することができて、回路基板190と位置センサー170とダミー部材135との間の空間的干渉を防止することができる。
【0579】
第1コイルユニット120-1と第1マグネット130-1との間の相互作用及び第2コイルユニットと第2マグネット130-2との間の相互作用によってセンシングマグネット180は、ボビン110と共に光軸方向(OA)に移動することができて、位置センサー170は、光軸方向に移動するセンシングマグネット180の磁場の強さを感知できて、感知された結果に応じた出力信号を出力することができる。
【0580】
例えば、カメラモジュールの制御部830または端末の制御部780は、位置センサー170が出力する出力信号に基づいて、ボビン110の光軸方向への変位を検出することができる。
【0581】
デュアルまたはトリプルカメラでは、隣接するアクチュエータに含まれたマグネットの間の磁気干渉を減らすために、各アクチュエータは、三つのマグネットを備える構造を有する。四つのマグネットを備えるアクチュエータに比較すると、3マグネットを備えるアクチュエータは、AF駆動のためのマグネット個数の減少によって電磁気力が足りなく、駆動のための電力消耗が増加する。
【0582】
第2実施例は、三つのマグネット130-1乃至130-3を備える構造であるが、マグネット130-1乃至130-3の各々は、両極着磁であるため、コイルユニット120-1、120-2との相互作用に係るAF駆動のための電磁気力を向上させることができる。
【0583】
また、第2実施例は、第1及び第2ヨーク193、194によって第1及び第2マグネット130-1、130-3の漏れ磁束を減少させて、コイルユニット120-1、120-2との相互作用に係るAF駆動のための電磁気力をより一層向上させることができる。
【0584】
また、第2実施例は、第3ヨーク195によって第3マグネット130-3の漏れ磁束を減少させて、第2コイル230のコイルユニット230-3との相互作用に係るOIS駆動のための電磁気力を向上させることができる。
【0585】
一方、前述した第2実施例に係るレンズ駆動装置100は、ボビン110に取り付けられるレンズまたは/及びレンズバレルをさらに含んでもよい。また、第2実施例に係るレンズ駆動装置100は、イメージセンサーをさらに含んでもよい。また、レンズ駆動装置100は、イメージセンサーを取り付けるための回路基板をさらに含んでもよい。また、レンズ駆動装置100は、レンズを通過した光をフィルターをしてフィルタリングされた光をイメージセンサーに提供するためのフィルターをさらに含んでもよい。また、レンズ駆動装置100はモーションセンサーまたは制御部をさらに含んでもよい。
【0586】
前述した第2実施例に係るレンズ駆動装置100は、様々な分野、例えばカメラモジュールまたは光学機器で実現されるか又はカメラモジュールまたは光学機器に利用される。
【0587】
例えば、第2実施例に係るレンズ駆動装置100は、光の特性である反射、屈折、吸収、干渉、回折などを利用して空間にある物体の上を形成させて、目の視覚力増大を目標にしたり、レンズによる像の記録とその再現を目的としたり、光学的な測定、像の電波や伝送などを目的とする光学機器(opticla instrument)に含まれることができる。例えば、第2実施例に係る光学機器は、スマートフォン及びカメラが取り付けられた携帯用端末を含むことができる。
【0588】
図39は、第2実施例に係るカメラモジュール200の分解斜視図である。
【0589】
図39を参照すると、カメラモジュール200は、レンズまたはレンズバレル400、レンズ駆動装置100、接着部材612、フィルター610、第1ホルダー600、第2ホルダー800、イメージセンサー810、モーションセンサー(motion sensor)820、制御部830、及びコネクター(connector)840を含むことができる。
【0590】
レンズまたはレンズバレル(lens barrel)400は、レンズ駆動装置100のボビン110に取り付けられる。
【0591】
第1ホルダー600は、レンズ駆動装置100のべース210の下に配置されてもよい。フィルター610は、第1ホルダー600に取り付けられて、第1ホルダー600は、フィルター610が安着する突出部500を備えることができる。
【0592】
接着部材612は、レンズ駆動装置100のべース210を第1ホルダー600に結合または付着させることができる。接着部材612は、上述した接着の役割の他にレンズ駆動装置100内部に異物が流入しないようにする役割もする。
【0593】
例えば、接着部材612は、エポキシ、熱硬化性接着剤、紫外線貨幣性接着剤などであってもよい。
【0594】
フィルター610は、レンズバレル400を通過する光のうち特定周波数帯域の光が、イメージセンサー810に入射するのを遮断する役割をする。フィルター610は、赤外線遮断フィルターであってもよいが、これに限定されない。この時、フィルター610は、x-y平面と平行するように配置されることができる。
【0595】
フィルター610が実装される第1ホルダー600の部位にはフィルター610を通過する光がイメージセンサー810に入射することができるように開口が形成される。
【0596】
第2ホルダー800は、第1ホルダー600の下部に配置されて、第2ホルダー600にはイメージセンサー810が実装されることができる。イメージセンサー810は、フィルター610を通過した光が入射して光が含むイメージが結像される部位である。
【0597】
第2ホルダー800は、イメージセンサー810に結像されるイメージを電気的信号に変換して外部装置に伝送するために、各種回路、素子、制御部などが備えられてもよい。
【0598】
第2ホルダー800は、イメージセンサーが実装されることができ、回路パターンが形成されることができて、各種素子が結合する回路基板で具現されることができる。第1ホルダー600は、センサーべースに替えて表現されることができ、第2ホルダー800は、回路基板に替えて表現されることもできる。
【0599】
イメージセンサー810は、レンズ駆動装置100を介して入射される光に含まれるイメージを受信して、受信されたイメージを電気的信号に変換することができる。
【0600】
フィルター610とイメージセンサー810は、第1方向に互いに対向されるように離隔して配置されてもよい。
【0601】
モーションセンサー820は、第2ホルダー800に実装されて、第2ホルダー800に設けられる回路パターンを介して制御部830と電気的に連結されることができる。
【0602】
モーションセンサー820は、カメラモジュール200の動きによる回転角速度情報を出力する。
【0603】
モーションセンサー820は、2軸または3軸ジャイロセンサー(Gyro Sensor)、または角速度センサーで具現されることができる。
【0604】
制御部830は、第2ホルダー800に実装または配置される。第2ホルダー800は、レンズ駆動装置100と電気的に連結されることができる。例えば、第2ホルダー800は、レンズ駆動装置100の回路基板190、250に電気的に連結されることができる。
【0605】
例えば、第2ホルダー800により位置センサー170と位置センサー240に駆動信号が提供され、位置センサー170の出力信号、位置センサー240の出力信号が、第2ホルダー800に転送される。例えば、位置センサー170の出力信号、位置センサー240の出力信号は、制御部830に受信される。
【0606】
コネクター840は、第2ホルダー800と電気的に連結されて、外部装置と電気的に連結されるためのポート(port)を備えることができる。
【0607】
図40は、別の実施例に係るカメラモジュールの斜視図である。
【0608】
図40を参照すると、カメラモジュールは、第1レンズ駆動装置を含む第1カメラモジュール100-1と第2レンズ駆動装置を含む第2カメラモジュール100-2を含むデュアルカメラモジュールであってもよい。
【0609】
第1カメラモジュール100-1及び第2カメラモジュール100-2の各々は、AF(Auto Focus)用カメラモジュール、またはOIS(Optical Image Stabilizer)用カメラモジュールのうちいずれかであってもよい。
【0610】
AF用カメラモジュールは、オートフォーカス機能だけを行うことができるものをいい、OIS用カメラモジュールは、オートフォーカス機能及びOIS(Optical Image Stabilizer)機能を行うことができるものをいう。
【0611】
例えば、第1レンズ駆動装置は、
図20に図示された第2実施例100であってもよく、第2レンズ駆動装置は、
図20に図示された第2実施例かまたはAF用レンズ駆動装置であってもよい。
【0612】
カメラモジュールは、第1カメラモジュール100-1と第2カメラモジュール100-2を実装するための回路基板1100をさらに含むことができる。
図39では、一つの回路基板1100に第1カメラモジュール100-1と第2カメラモジュール100-2が並んで配置されるが、これに限定されない。別の実施例では、回路基板1100は、互いに分離した第1回路基板と第2回路基板を含むことができて、第1カメラモジュール100-1は、第1回路基板に配置されることができて、第2カメラモジュールは、第2回路基板に配置されることもできる。
【0613】
図41aは
図40に図示されたカメラモジュールの一第2実施例の概略図を示す。
【0614】
図41aを参照すると、カメラモジュールは、並んでいるように配列される第1レンズ駆動装置100-1及び第2レンズ駆動装置100-2を含むことができる。
【0615】
第1及び第2レンズ駆動装置(100-1、100-2)のハウジングのいずれかの第4側部と残りの他の一つの第3側部は、互いに隣接して配置されることができる。
【0616】
例えば、第1レンズ駆動装置100-1のハウジングの第4側部141-4と第2レンズ駆動装置100-2のハウジングの第3側部141-3は、互いに隣接して配置されることができる。
【0617】
例えば、第1レンズ駆動装置100-1のハウジングの第4側部と第2レンズ駆動装置100-2のハウジングの第3側部は、互いに隣接して互いに平行するように配置されることができる。
【0618】
第1及び第2レンズ駆動装置(100-1、100-2)のうちいずれか(例えば、100-2)のダミー部材(例えば、135A)と残りの他の一つ(例えば、100-1)の第3マグネット130-3は、互いに隣接して配置されることができる。
【0619】
例えば、第2レンズ駆動装置100-2のダミー部材135Aと第1レンズ駆動装置100-1の第3マグネット135との間の離隔距離(D1)は、第1及び第2レンズ駆動装置100-1、100-2のいずれかの第1マグネット130-1(または第2マグネット130-2)と残りの他の一つの第1マグネット130-1(または第2マグネット130-2)間の離隔距離(D2)より小さくてもよい(D1<D2)。
【0620】
D1がD2より小さいため(D1<D2)、第1及び第2レンズ駆動装置(100-1、100-2)に含まれるマグネット(130-1と130-1A、130-2と130-2A)間の磁気干渉によるAF駆動力及びOIS駆動力の影響を減少させることができて、これによりAF動作及びOIS動作に対する信頼性を確保することができる。
【0621】
図41bは、
図40に図示されたカメラモジュールの別の実施例の概略図を示す。
【0622】
図41bを参照すると、カメラモジュールは、第1レンズ駆動装置100-1及び第2レンズ駆動装置100-2を含むことができる。
【0623】
第1及び第2レンズ駆動装置(100-1、100-2)の各々は、
図20に図示された第2実施例100であってもよい。
【0624】
第1及び第2レンズ駆動装置(100-1、100-2)の各々は、ハウジング140の第1側部に配置される第1マグネット(130-1、130-1A)、ハウジング140の第2側部に配置される第2マグネット(130-2、130-2A)、及びハウジング140の第3側部に配置される第3マグネット(130-3、130-3A)、ハウジング140の第4側部に配置されるダミー部材(135、135A)及びボビンに配置されて第1マグネット(130、130-1A)に対向する第1コイルユニット120-1とボビン110に配置されて第2マグネット(130-2、130-2A)に対向する第2コイルユニット120-2を含む第1コイル120を含むことができる。
【0625】
第1レンズ駆動装置100-1のハウジング140の第4側部は、第2レンズ駆動装置100-2のハウジング140の第4側部と互いに隣接して配置されることができる。
【0626】
また、上部から見ると、第1レンズ駆動装置100-1のダミー部材135は、第1レンズ駆動装置100-1の第3マグネット130-3と第2レンズ駆動装置100-2のダミー部材135Aとの間に配置されることができる。
【0627】
例えば、第1レンズ駆動装置100-1のハウジング140の第4側部と第2レンズ駆動装置100-2のハウジング140の第4側部は、互いに平行するように配置されるが、これに限定されない。ダミー部材135とダミー部材135Aは、互いに隣接して配置されることができる。
【0628】
例えば、第1ダミー部材135と第2ダミー部材135Aとの間の離隔距離(D11)は、第1レンズ駆動装置100-1のマグネット130-2(またはマグネット130-1)と第2レンズ駆動装置100-2のマグネット130-1A(またはマグネット130-2Aとの間の離隔距離(D12)より小さくてもよい(D11<D12)。
【0629】
D11がD12より小さいため(D11<D12)、第1レンズ駆動装置100-1のマグネット(130-1、130-2)と第2レンズ駆動装置110-2の第2マグネット(130-1A、130-2A)との間の磁気干渉によるAF駆動力及びOIS駆動力の影響を減少させることができる。
【0630】
図41cは、
図40に図示されたカメラモジュールのまた別の実施例の概略図を示す。
【0631】
図41cを参照すると、
図41cのカメラモジュールは、
図41aの変形例であってもよく、
図41aのダミー部材135、135Aは、省略される。また
図41cの第3ヨーク195Aは、
図34bで本体195aと第1延長部49aが省略されて、第2延長部49bだけ含まれた形態であってもよい。
【0632】
また、第1センサー240aは、光軸方向に第1マグネット130-1の一端とオーバーラップされることができて、第2センサー240bは、光軸方向に第3マグネット130-3の一端とオーバーラップされることができる。この時、第1センサー240aとオーバーラップされる第1マグネット130-1の一端は、第2センサー240bとオーバーラップされる第3マグネット130-3の一端と隣接することができる。
【0633】
例えば、
図41cでは、光軸方向に第1ヨーク193と第1センサー240aは、オーバーラップされなくてもよく、光軸方向で第3ヨーク195Aと第2センサー240bはオーバーラップされなくてもうよいが、これに限定されない。別の実施例では、光軸方向に第1ヨークと第1センサー240aは、オーバーラップされることができて、第3ヨークと第2センサー240bは、オーバーラップされることもできる。
【0634】
図41cでの第1センサー240aと第1マグネット130-1との関係、及び第2センサー240bと第3マグネット130-3との関係に対する説明は、
図41aにも適用または類推適用されることができる。
【0635】
図41dは、
図40に図示されたカメラモジュールのさらに別の実施例の概略図を示す。
【0636】
図41dを参照すると、
図41cのカメラモジュールは、
図41bの変形例であってもよく、
図41bのダミー部材(135、135A)、及び
図41bの第3ヨーク195は、省略されることができる。
【0637】
図42は、第2実施例に係る携帯用端末200Aの斜視図であり、
図43は、
図42に図示された携帯用端末200Aの構成図を示す。
【0638】
図42及び
図43を参照すると、携帯用端末200A(以下“端末”という。)は、本体850、無線通信部710、A/V入力部720、センシンブ740、入/出力部750、メモリー部760、インターフェース部770、制御部780、及び電源供給部790を含むことができる。
【0639】
図42に図示された本体850は、バー(bar)形態であるが、これに限定されず、二つ以上のサブ本体(sub-body)が相対移動可能に結合するスライドタイプ、フォルダタイプ、スイング(swing)タイプ、スイベル(swirl)タイプなど多様な構造であってもよい。
【0640】
本体850は、外観を成すケース(ケーシング、ハウジング、カバーなど)を含むことができる。例えば、本体850は、フロント(front)ケース851とリア(rear)ケース852に区分される。フロントケース851とリアケース852との間に形成された空間には、端末の各種電子部品が内蔵されることができる。
【0641】
無線通信部710は、端末200Aと無線通信システムとの間または端末200Aと端末200Aが位置したネットワークとの間の無線通信を可能にする一つ以上のモジュールを含み構成されることができる。例えば、無線通信部710は、放送受信モジュール711、移動通信モジュール712、無線インターネツトモジュール713、近距離通信モジュール714及び位置情報モジュール715を含み構成されることができる。
【0642】
A/V(Audio/Video)入力部720は、オーデイオ信号またはビデオ信号入力のためのもので、カメラ721及びマイク722等を含むことができる。
【0643】
カメラ721は、第2実施例に係るカメラモジュール200を含むことができる。
【0644】
センシング部740は、端末200Aの開閉状態、端末200Aの位置、使用者接触有無、端末200Aの防衛、端末200Aの加速/減速などのように端末200Aの現状態を感知して端末200Aの動作を制御するためのセンシング信号を発生させることができる。例えば、端末200Aが、スライドフォン形態である場合、スライドフォンの開閉の有無をセンシングすることができる。さらに、電源供給部790の電源供給の有無、インターフェース部770の外部機器結合の有無などに関連したセンシング機能を担当する。
【0645】
入/出力部750は、視覚、聴覚または触覚などと関連した入力または出力を発生させるためのものである。入/出力部750は、端末200Aの動作制御のための入力データを発生させることができ、また端末200Aで処理される情報を表示することができる。
【0646】
入/出力部750は、キーパッド部730、ディスプレイモジュール751、音響出力モジュール752、及びタッチスクリーンパネル753を含むことができる。キーパッド部730は、キーパッド入力によって入力データを発生させることができる。
【0647】
ディスプレイモジュール751は、電気的信号に応じて色が変化する複数個のピクセルを含むことができる。例えば、ディスプレイモジュール751は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスター液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)中少なくとも一つを含むことができる。
【0648】
音響出力モジュール752は、呼(call)信号受信、通話モード、録音モード、音声認識モード、または放送受信モードなどで無線通信部710から受信されるオーデイオデータを出力するか、メモリー部760に格納されたオーデイオデータを出力することができる。
【0649】
タッチスクリーンパネル753は、タッチスクリーンの特定領域に対する使用者のタッチに起因して発生する静電容量の変化を電気的な入力信号に変換することができる。
【0650】
メモリー部760は、制御部780の処理及び制御のためのプログラムが格納されてもよく、入/出力されるデータ(例えば、電話帳、メッセージ、オーデイオ、停止映像、写真、動画など)を一時格納することができる。例えば、メモリー部760は、カメラ721にて撮影されたイメージ、例えば、写真または動画を格納することができる。
【0651】
インターフェース部770は、端末200Aに連結される外部機器と連結される通路の役割をする。インターフェース部770は、外部機器からデータの伝送を受けたり、電源の供給を受けて端末200A内部の各構成要素に伝達するか、端末200A内部のデータが外部機器に転送されるようにする。例えば、インターフェース部770は、有/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有/無線データポート、メモリーカード(memory card)ポート、識別モジュールが備えられた装置を連結するポート、オーデイオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/O(Input/Output)ポート、及びイヤホンポートなどを含むことができる。
【0652】
制御部(controller)780は、端末200Aの全般的な動作を制御することができる。例えば、制御部780は、音声通話、データ通信、画像通話などのための関連した制御及び処理を行うことができる。
【0653】
制御部780は、マルチメディア再生のためのマルチメディアモジュール781を備えることができる。マルチメディアモジュール781は、制御部180内に具現されてもよく、制御部780とは別に具現されてもよい。
【0654】
制御部780は、タッチスクリーン上で行われる筆記入力または絵描き入力を各文字及びイメージで認識できるパターン認識処理を行うことができる。
【0655】
電源供給部790は、制御部780の制御によって外部の電源、または内部の電源の印加を受けて各構成要素の動作に必要な電源を供給することができる。
【0656】
以上で、第1実施例と第2実施例を区分して説明したが、第2実施例の一部構成が第1実施例に適用されることができて、第1実施例の一部構成が第2実施例に適用されることができる。より詳細には、第2実施例のヨークは、第1実施例のマグネットに配置されることができる。逆に、第1実施例の
図4のような配置で、第2実施例のマグネット及び関連構成が配置されることができる。
【0657】
以上、添付された図面を参照して、本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せずに別の具体的な形態で実施できることを理解できるはずである。従って、以上で記述した実施例はすべての面において例示的なものであり、限定的ではないことを理解しなければならない。