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特許7482284プログラム、情報処理方法、端末、システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-01
(45)【発行日】2024-05-13
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、端末、システム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20240502BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20240502BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F3/0481
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023069354
(22)【出願日】2023-04-20
(62)【分割の表示】P 2021133648の分割
【原出願日】2018-12-03
(65)【公開番号】P2023090778
(43)【公開日】2023-06-29
【審査請求日】2023-05-19
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001759
【氏名又は名称】弁理士法人よつ葉国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(74)【代理人】
【識別番号】100166176
【弁理士】
【氏名又は名称】加美山 豊
(72)【発明者】
【氏名】チョ ユンキョン
【審査官】羽岡 さやか
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-096096(JP,A)
【文献】特開2012-018569(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0364368(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザと第2ユーザとを含む第1トークルームに含まれる、前記第1ユーザと前記第2ユーザとは異なるユーザの端末によって実行されるプログラムであって、
前記第1トークルームに表示された第1コンテンツに対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記ユーザがコンテンツを入力可能な第1領域を前記端末の表示部に表示し、前記第1コンテンツの少なくとも一部を、前記ユーザによるコンテンツの入力が可能ではない、前記表示部の第2領域に表示する制御を前記端末の制御部によって行うことと、
前記ユーザによる前記第1領域への第2コンテンツの入力に基づいて、前記第2コンテンツと、前記第1コンテンツに関連する第3コンテンツと、前記ユーザを含む第2トークルームに含まれる前記第1ユーザに対して前記端末の通信部によって送信することと、
前記第2トークルームに表示された前記第3コンテンツに対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記第1コンテンツを含む前記第1トークルームを前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記第3コンテンツに対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記第1コンテンツが前記表示部に表示された前記第1トークルームが表示されるように前記制御部によって制御することが前記端末によって実行される。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
前記第3コンテンツに対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記第2コンテンツに関連付けられた前記第1コンテンツを前記表示部に表示された前記第1トークルームに表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツは、前記第1ユーザの端末によって送信される。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第2コンテンツは、前記ユーザによる前記端末への操作によって入力される。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツと、前記第1トークルームを示すグループ名とを前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムであって、
前記第2コンテンツと、前記第3コンテンツと、前記第1ユーザのユーザ名とを前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第3コンテンツは、前記第1コンテンツの少なくとも一部を含む。
【請求項9】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第3コンテンツは、前記第1コンテンツに含まれる全ての情報を含む。
【請求項10】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第3コンテンツは、前記第1コンテンツの少なくとも一部分の情報が省略されたコンテンツである。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第3コンテンツと、前記第2コンテンツとは、前記第3コンテンツと、前記第2コンテンツとが一組にされた第4コンテンツとして前記表示部に表示される。
【請求項12】
請求項11に記載のプログラムであって、
前記第2コンテンツは、前記表示部のうち、前記第3コンテンツの下の領域に表示される。
【請求項13】
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツは、サーバを介して送信され、
前記第2コンテンツと前記第3コンテンツとは、前記サーバを介して送信される。
【請求項14】
第1ユーザと第2ユーザとを含む第1トークルームに含まれる、前記第1ユーザと前記第2ユーザとは異なるユーザの端末の情報処理方法であって、
前記第1トークルームに表示された第1コンテンツに対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記ユーザがコンテンツを入力可能な第1領域を前記端末の表示部に表示し、前記第1コンテンツの少なくとも一部を、前記ユーザによるコンテンツの入力が可能ではない、前記表示部の第2領域に表示する制御を前記端末の制御部によって行うことと、
前記ユーザによる前記第1領域への第2コンテンツの入力に基づいて、前記第2コンテンツと、前記第1コンテンツに関連する第3コンテンツとを、前記ユーザを含む第2トークルームに含まれる前記第1ユーザに対して前記端末の通信部によって送信することと、
前記第2トークルームに表示された前記第3コンテンツに対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記第1コンテンツを含む前記第1トークルームを前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うこととを含む。
【請求項15】
第1ユーザと第2ユーザとを含む第1トークルームに含まれる、前記第1ユーザと前記第2ユーザとは異なるユーザの端末であって、
前記第1トークルームに表示された第1コンテンツに対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記ユーザがコンテンツを入力可能な第1領域を前記端末の表示部に表示し、前記第1コンテンツの少なくとも一部を、前記ユーザによるコンテンツの入力が可能ではない、前記表示部の第2領域に表示する制御を行う制御部と、
前記ユーザによる前記第1領域への第2コンテンツの入力に基づいて、前記第2コンテンツと、前記第1コンテンツに関連する第3コンテンツとを、前記ユーザを含む第2トークルームに含まれる前記第1ユーザに対して送信する通信部とを備え、
前記制御部は、前記第2トークルームに表示された前記第3コンテンツに対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記第1コンテンツを含む前記第1トークルームを前記表示部に表示する制御を行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数のユーザが各々の端末間でメッセージを送受信するインスタントメッセンジャーに関する技術が提案されている(例えば、特開2014-160467号公報参照)。このような技術において、例えば、複数のユーザで情報を容易に共有できることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-160467号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、第1ユーザと第2ユーザとを含むグループに含まれるユーザの端末によって実行されるプログラムは、グループに対して送信されたコンテンツを表示する第1トークルームがユーザによって選択されたことに基づいて、第1トークルームを端末の表示部に表示し、グループに対して送信された複数のコンテンツのうちの第1コンテンツを第1トークルームに表示することと、第1トークルームに表示された第1コンテンツに対するユーザによる入力に基づいて、端末に入力された第2コンテンツと、グループに対して送信された第1コンテンツの少なくとも一部を含む第3コンテンツとが第1ユーザに対して送信され、第1ユーザとユーザとを含む第2トークルームを表示部に表示し、第1ユーザに対して送信された第2コンテンツと、第1ユーザに対して送信された第3コンテンツとを第2トークルームに表示することと、ユーザによる第1トークルームの選択に基づき第1トークルームを表示し、グループに対して送信された複数のコンテンツのうち、グループに対して送信された時刻が最も新しいコンテンツを少なくとも第1トークルームに表示する制御を端末の制御部によって行うことと、ユーザによる第2トークルームの選択に基づき第2トークルームを表示し、第2トークルームに表示された第3コンテンツに対するユーザによる入力に基づいて、第1トークルームの第1コンテンツの表示が許可されている場合、複数のコンテンツのうちの第1コンテンツを取得し、取得された第1コンテンツを表示部に表示された第1トークルームに表示する制御を制御部によって行い、第1トークルームの第1コンテンツの表示が許可されていない場合、第3コンテンツを表示することとが端末によって実行される。
本発明の第2の態様によると、第1ユーザと第2ユーザとを含むグループに含まれるユーザの端末の情報処理方法は、グループに対して送信されたコンテンツを表示する第1トークルームがユーザによって選択されたことに基づいて、第1トークルームを端末の表示部に表示し、グループに対して送信された複数のコンテンツのうちの第1コンテンツを第1トークルームに表示することと、第1トークルームに表示された第1コンテンツに対するユーザによる入力に基づいて、端末に入力された第2コンテンツと、グループに対して送信された第1コンテンツの少なくとも一部を含む第3コンテンツとが第1ユーザに対して送信され、第1ユーザとユーザとを含む第2トークルームを表示部に表示し、第1ユーザに対して送信された第2コンテンツと、第1ユーザに対して送信された第3コンテンツとを第2トークルームに表示することと、ユーザによる第1トークルームの選択に基づき第1トークルームを表示し、グループに対して送信された複数のコンテンツのうち、グループに対して送信された時刻が最も新しいコンテンツを少なくとも第1トークルームに表示する制御を端末の制御部によって行うことと、ユーザによる第2トークルームの選択に基づき第2トークルームを表示し、第2トークルームに表示された第3コンテンツに対するユーザによる入力に基づいて、第1トークルームの第1コンテンツの表示が許可されている場合、複数のコンテンツのうちの第1コンテンツを取得し、取得された第1コンテンツを表示部に表示された第1トークルームに表示する制御を制御部によって行い、第1トークルームの第1コンテンツの表示が許可されていない場合、第3コンテンツを表示することとを含む。
本発明の第3の態様によると、第1ユーザと第2ユーザとを含むグループに含まれるユーザの端末は、グループに対して送信されたコンテンツを表示する第1トークルームがユーザによって選択されたことに基づいて、第1トークルームを表示し、グループに対して送信された複数のコンテンツのうちの第1コンテンツを第1トークルームに表示し、第1トークルームに表示された第1コンテンツに対するユーザによる入力に基づいて、端末に入力された第2コンテンツと、グループに対して送信された第1コンテンツの少なくとも一部を含む第3コンテンツとが第1ユーザに対して送信され、第1ユーザとユーザとを含む第2トークルームを表示し、第1ユーザに対して送信された第2コンテンツと、第1ユーザに対して送信された第3コンテンツとを第2トークルームに表示する表示部と、ユーザによる第1トークルームの選択に基づき第1トークルームを表示し、グループに対して送信された複数のコンテンツのうち、グループに対して送信された時刻が最も新しいコンテンツを少なくとも第1トークルームに表示する制御を行い、ユーザによる第2トークルームの選択に基づき第2トークルームを表示し、第2トークルームに表示された第3コンテンツに対するユーザによる入力に基づいて、第1トークルームの第1コンテンツの表示が許可されている場合、複数のコンテンツのうちの第1コンテンツを取得し、取得された第1コンテンツを表示部に表示された第1トークルームに表示する制御を行い、第1トークルームの第1コンテンツの表示が許可されていない場合、第3コンテンツを表示する制御部とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】実施形態に係る通信システムを示す図である。
図2】第1実施形態に係る情報処理方法を示す図である。
図3】トークルーム情報、コンテンツ情報を示す図である。
図4】第1実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図5】引用コンテンツの生成に関する処理を示すフローチャートである。
図6】引用の要求を受け付ける処理を示す図である。
図7】(A)は引用コンテンツの生成に関する処理を示す図であり、(B)は引用コンテンツの送信に関する処理を示す図である。
図8】(A)は引用コンテンツの宛先の設定に関する処理を示す図であり、(B)は引用コンテンツの送信後の処理を示す図である。
図9】第2実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図10】(A)、(B)は第1コンテンツの候補の表示に関する処理を示す図である。
図11】第3実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図12】(A)は引用が許可される場合の表示に関する処理を示す図であり、(B)は引用が許可されない場合の表示に関する処理を示す図である。
図13】第4実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図14】第5実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図15】第6実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図16】第7実施形態に係る情報処理方法を示す図である。
図17】トークルーム情報を示す図である。
図18】第8実施形態に係る情報処理方法を示す図である。
図19】第8実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図20】第3画像の表示に関する処理を示すフローチャートである。
図21】第9実施形態に係る情報処理方法を示す図である。
図22】第2画像、第3画像の表示に関する処理を示す図である。
図23】第2画像、第3画像の表示に関する処理を示す図である。
図24】第10実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図25】第11実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図26】第3画像の表示が許可されない場合の第2画像の表示に関する処理を示す図である。
図27】第12実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
図28】(A)、(B)は、第3画像の表示が許可されるコンテンツを含む第2画像の表示に関する処理と、第3画像の表示が許可されないコンテンツを含む第2画像の表示に関する処理を示す図である。
図29】第13実施形態に係る情報処理方法を示す図である。
図30】第14実施形態に係る情報処理方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密などに関して、本開示に係る技術が実施される国または地域の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係る情報処理方法および情報処理プログラムの実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。図1に示されるように、通信システム1は、サーバ10と、複数の端末20とを備える。複数の端末20は、それぞれ、ネットワーク30を介してサーバ10と接続される。ネットワーク30は、通信システム1の一部でもよいし、通信システム1と異なるシステムの一部でもよい。サーバ10は、端末20間でメッセージ(適宜、コンテンツと称す)の送受信を実現するサービスを、ネットワーク30を介して、ユーザが所有する端末20に提供する。
【0009】
図1において、複数の端末20は、端末20A、端末20B、端末20C、及び端末20D含む。以下の説明において適宜、端末20を区別する場合、各端末を符号20A、20B、20C、20Dで表す。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は、図1に示された数に限定されず、任意の数でよい。また、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数は、図1に示された数に限定されず、任意の数でもよい。
【0010】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0011】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:適宜、VPNと表す)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:適宜、LANと表す)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:適宜、WLANと表す)、広域ネットワーク(wide area network:適宜、WANと表す)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:適宜、WWANと表す)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:適宜、MANと表す)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:適宜、PSTNと表す)の一部、携帯電話網、サービス総合ディジタル網(integrated service digital networks:適宜、ISDNと表す)、無線LAN、ロング・ターム・エヴォリューション(long term evolution:適宜、LTEと表す)、符号分割多元接続(code division multiple access:適宜、CDMAと表す)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、及び衛星通信の通信形態の1つ、又は2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つのネットワークで構成されてもよいし、複数のネットワークで構成されてもよい。
【0012】
端末20は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブルテレビ放送、衛星放送、地上波テレビ放送、若しくはIP放送の信号を受信して映像信号へ変換するセットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、携帯情報端末(personal digital assistant:適宜、PDAと表す)、電子メールクライアントがインストールされた通信端末など)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0013】
複数の端末20は、その少なくとも1つの端末が他の端末と同一の構成でもよいし、その少なくとも1つの端末が他の端末と異なる構成でもよい。図1には、端末20の構成の一例として、端末20Aの構成が示されている。端末20B、端末20C、及び端末20Dの少なくとも1つは、端末20Aと同じ構成でもよいし、端末20Aと異なる構成でもよい。
【0014】
以下の説明において適宜、端末20または端末20のユーザに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザに関する情報をユーザ情報と表現する。なお、ユーザ情報は、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、ユーザにより入力される情報を含んでもよいし、所定のサービスにより付与される情報を含んでもよい。ユーザ情報は、限定ではなく例として、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、及びユーザの識別子の複数項目の情報うち少なくとも1項目の情報を含む。ユーザ情報は、上記の複数項目の情報と異なる情報であって、ユーザに対応づけられた情報を含んでもよい。
【0015】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブルテレビ放送、衛星放送、地上波テレビ放送、及びIP放送の少なくとも1つの信号を受信して映像信号へ変換するセットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントがインストールされた通信端末など)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とは、ハードウェアの種類が区別されなくてもよく、例えば、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、その他の名称で表現されてもよい。
【0016】
<ハードウェア構成>
図1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のハードウェア構成について説明する。以下の説明において適宜、ハードウェアをHWと表す。
【0017】
(1)端末のHW構成
【0018】
端末20は、処理部21、通信I/F22、入出力部23、及び記憶部24を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスB2を介して相互に接続される。
【0019】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う通信インターフェースである。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを処理部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、処理部21に伝達する。なお、通信I/F22は、通信部と表現されてもよい。また、通信I/F22は、物理的に構造化された回路で構成される場合、通信回路と表現されてもよい。
【0020】
入出力部23は、限定ではなく例として、端末20に対する入力を受け付ける入力部23A、及び端末20で処理された処理結果を出力する出力部23Bを含む。
【0021】
入力部23Aは、端末20の外部からの入力を受け付けて、入力に係る情報を処理部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれか1つ、又は2以上の組み合わせにより実現される。入力部23Aは、限定でなく例として、キーボード等のハードウェアキー、マウス等のポインティングデバイス、タッチパッド、タッチパネルの操作部、カメラ、マイク、及びその他の入力装置の少なくとも1つを含む。図1の入力部23Aは、入力部25、マイク26、及びカメラ27を含む。
【0022】
入力部25は、ユーザに操作されることによって入力を受け付ける操作部である。入力部25は、限定ではなく例として、タッチパネルの操作部、タッチパッド、ハードウェアキー、及びポインティングデバイスの少なくとも1つを含む。入力部25は、限定ではなく例として、ユーザの指などが入力部25に接触したことを検出し、その検出結果を処理部21に伝達する。
【0023】
マイク26は、音声データの入力に利用される音声入力部である。マイク26は、限定ではなく例として、入力された音声をデジタル形式の音声データに変換する。端末20は、マイク26によって取得した音声データを、処理部21に伝達してもよいし、記憶部24に記憶させてもよい。処理部21は、マイク26に入力された音声を認識してもよく、認識した音声に予め関連付けられた命令または情報を取得してもよい。端末20は、音声による操作の入力を受け付けてもよい。
【0024】
カメラ27は、撮像を実行する撮像部である。カメラ27は、限定ではなく例として、撮像結果としてデジタル形式の画像データを生成する。カメラ27は、静止画像を繰り返し取得することで、動画像を取得してもよい。端末20は、カメラ27によって取得した画像データを、処理部21に伝達してもよいし、記憶部24に記憶させてもよい。処理部21は、カメラ27が取得した画像を認識してもよく、認識した画像に予め関連付けられた命令または情報を取得してもよい。端末20は、動画像を介した操作の入力を受け付けてもよい。
【0025】
なお、入力部23Aは、入力部25、マイク26、及びカメラ27の少なくとも1つを備えなくてもよい。入力部23Aは、入力部25、マイク26、及びカメラ27と異なる装置(限定ではなく例として、加速度センサなどの各種センサ)を備えてもよい。入力部25、マイク26、及びカメラ27の少なくとも1つは、端末20と異なる外部装置でもよい。入出力部23は、上記外部装置と接続する入力端子等の入力インターフェースを備えてもよい。例えば、入出力部23は、マイク26を備えず、外付けのマイクの出力端子と接続される入力端子を備えもよい。入出力部23は、上記入力インターフェースを備えなくてもよい。
【0026】
出力部23Bは、処理部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか1つ又は2以上の組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、スピーカなどの音声を出力する音声出力部、画像を表示する表示部、レンズ(限定でなく例として、3次元(three dimensions:適宜、3Dと表す)出力、ホログラム出力)もしくはプロジェクタなどの光を出力する光出力部、プリンタ、及びその他の出力装置の少なくとも1つを含む。図1の出力部23Bは、表示部28と、スピーカ29とを備える。
【0027】
表示部28は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置の1つ又は2つ以上の組み合わせにより実現される。表示部28は、限定でなく例として、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンス(organic electroluminescence display:適宜、OELDと表す)、電気泳動ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display:適宜、HMDと表す)、プロジェクタ、及びその他の表示装置の少なくとも1つを含む。
【0028】
表示部28は、画面またはスクリーン等の物体に表示する装置でもよいし、空気中もしくはその他のガス中、又は真空中の空間に表示するホログラム等の装置でもよい。また、表示部28は、二次元的に視認される画像を表示する装置でもよいし、三次元的に視認される画像を表示する装置でもよい。表示部28は、画像として、形状、パターン、図形、記号、及びテキストの少なくとも1つを含む情報を表示してもよい。
【0029】
入力部25および表示部28は、限定ではなく例として、タッチパネルである。この場合、入力部25はタッチパネルの操作部を含み、表示部28はタッチパネルの表示領域を含む。表示部28は、入力部25と略同一の大きさ及び形状であり、入力部25と重ねられて一体化される。なお、入力部25および表示部28は、タッチパネルでなくてもよく、入力部25と表示部28とが分離していてもよい。
【0030】
スピーカ29は、音声データの出力に利用される。スピーカ29は、限定ではなく例として、デジタル形式の音声データをアナログ形式の電気信号に変換し、電気信号によって物体を振動させて音声を再生する。
【0031】
なお、出力部23Bは、表示部28とスピーカ29との一方または双方を備えなくてもよい。出力部23Bは、表示部28およびスピーカ29と異なる装置を備えてもよい。表示部28とスピーカ29との一方または双方は、端末20と異なる外部装置でもよい。入出力部23は、上記外部装置と接続する出力端子等の出力インターフェースを備えてもよい。例えば、入出力部23は、スピーカ29を備えず、外付けのスピーカの入力端子と接続される出力端子を備えてもよい。入出力部23は、上記出力インターフェースを備えなくてもよい。
【0032】
処理部21は、限定ではなく例として、端末20の各構成要素を制御する制御処理、各種の演算処理、及び各種の画像処理の少なくとも1つを実行する。処理部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、処理部21は、処理回路と表現されてもよいし、処理回路と異なる名称で表現されてもよい。
【0033】
処理部21は、限定でなく例として、中央処理装置(central processing unit:適宜、CPUと表す)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、特定用途の集積回路(application-specific integrated circuit:適宜、ASICと表す)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array:適宜、FPGAと表す)、及びその他の回路の少なくとも1つを含む。処理部21は、汎用のプロセッサを含んでもよいし、予め定められた処理のみを行う処理回路または組み込みシステムを含んでもよい。
【0034】
記憶部24は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部24は、限定でなく例として、ハードディスクドライブ(hard disk drive:適宜、HDDと表す)、固体ドライブ(solid state drive:適宜、SSDと表す)、フラッシュメモリ、ラム(random access memory:適宜、RAMと表す)、ロム(read only memory:適宜、ROMと表す)など各種の記憶媒体の少なくとも1つを含む。また、記憶部24は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、メモリと異なる名称で表現されてもよい。
【0035】
端末20は、プログラムP1を記憶部24に記憶し、このプログラムP1を実行することで、処理部21が、処理部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部24に記憶されるプログラムP1は、端末20に、処理部21が実行する各機能を実現させる。プログラムP1は、端末20の処理部21(限定ではなく例として、CPU、コンピュータ)に処理を実行させる。また、このプログラムP1は、プログラムモジュールと表現されてもよいし、プログラムモジュールと異なる名称で表現されてもよい。
【0036】
なお、端末20は、上記HWの構成要素の一部を備えなくてもよい。また、端末20は、上記HWの構成要素と異なる構成要素を含んでもよい。
【0037】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、処理部11、通信I/F12、記憶部13、及び入出力部14を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスB1を介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、入出力部14の少なくとも一部を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0038】
処理部11は、限定ではなく例として、サーバ10の各構成要素を制御する制御処理、各種の演算処理、及び各種の画像処理の少なくとも1つを実行する。処理部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、処理部11は、処理回路と表現されてもよいし、処理回路と異なる名称で表現されてもよい。
【0039】
処理部11は、限定でなく例として、CPU、マイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGA、及びその他の回路の少なくとも1つを含む。処理部11は、汎用のプロセッサを含んでもよいし、予め定められた処理のみを行う処理回路または組み込みシステムを含んでもよい。
【0040】
通信I/F12は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う通信インターフェースである。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F12は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信I/F12は、各種データを処理部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F12は、端末20から送信された各種データを受信し、処理部11に伝達する。また、通信I/F12は、通信部と表現されてもよい。また、通信I/F12は、物理的に構造化された回路で構成される場合、通信回路と表現されてもよい。
【0041】
記憶部13は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部13は、限定でなく例として、HDD、SSD、フラッシュメモリ、RAM、ROMなど各種の記憶媒体の少なくとも1つを含む。また、記憶部13は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、メモリと異なる名称で表現されてもよい。
【0042】
入出力部14は、限定ではなく例として、サーバ10に対する入力を受け付ける入力部15、及びサーバ10で処理された処理結果を出力する出力部16を含む。入力部15は、サーバ10の外部からの入力を受け付けて、入力に係る情報を処理部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれか1つ、又は2以上の組み合わせにより実現される。入力部15は、限定でなく例として、キーボード等のハードウェアキー、マウス等のポインティングデバイス、タッチパッド、タッチパネルの操作部、カメラ、マイク、及びその他の入力装置の少なくとも1つを含む。出力部16は、処理部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか1つ又は2以上の組み合わせにより実現される。出力部16は、限定でなく例として、スピーカなどの音声を出力する音声出力部、画像を表示する表示部、レンズ(限定でなく例として、3D出力、ホログラム出力)もしくはプロジェクタなどの光を出力する光出力部、プリンタ、及びその他の出力装置の少なくとも1つを含む。
【0043】
出力部16は、限定ではなく例として、表示部17を備える。表示部17は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置の1つ又は2つ以上の組み合わせにより実現される。表示部17は、限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD、電気泳動ディスプレイ、プラズマディスプレイ、HMD、プロジェクタ、及びその他の表示装置の少なくとも1つを含む。表示部17は、画面またはスクリーン等の物体に表示する装置でもよいし、空気中もしくはその他のガス中、又は真空中の空間に表示するホログラム等の装置でもよい。また、表示部17は、二次元的に視認される画像を表示する装置でもよいし、三次元的に視認される画像を表示する装置でもよい。表示部17は、画像として、形状、パターン、図形、記号、及びテキストの少なくとも1つを含む情報を表示してもよい。
【0044】
なお、入出力部14は、入力部15と出力部16との一方または双方を備えなくてもよい。また、入出力部14は、入力部15を備えず、入力部15が接続されるインターフェースを備えてもよい。入出力部14は、上記インターフェースを備えなくてもよい。また、入出力部14は、出力部16を備えず、出力部16が接続されるインターフェースを備えてもよい。入出力部14は、上記インターフェースを備えなくてもよい。
【0045】
サーバ10は、プログラムP2を記憶部13に記憶し、このプログラムP2を実行することで、処理部11が、処理部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部13に記憶されるプログラムP2は、サーバ10に、処理部11が実行する各機能を実現させる。プログラムP2は、サーバ10の処理部11(限定ではなく例として、CPU、コンピュータ)に処理を実行させる。このプログラムP2は、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0046】
本開示の各実施形態においては、サーバ10の処理部11がCPUであり、端末20の処理部21がCPUであるものとして説明する。この場合、サーバ10は、サーバ10のCPUがプログラムP1を実行することによって、サーバ10における情報処理方法を実現する。プログラムP1は、サーバ10のCPUを、サーバ10の各機能部として機能させる。また、端末20は、端末20のCPUがプログラムP2を実行することによって、端末20における情報処理方法を実現する。プログラムP2は、端末20のCPUを、端末20の各機能部として機能させる。上記機能部は、限定ではなく例として、制御部、演算部、及び画像処理部の少なくとも1つを含む。
【0047】
なお、端末20の処理部21と、サーバ10の処理部11との一方または双方は、集積回路(Integrated Circuit:適宜、ICと表す)もしくは大規模集積回路(Large Scale Integration:適宜、LSIと表す)等に形成されたハードウェアである論理回路または専用回路によって処理の少なくとも一部を実現してもよい。上記論理回路または専用回路は、1つの集積回路により実現されてもよいし、複数の集積回路により実現されてよい。各実施形態に示す複数の処理は、1つの集積回路により実現されてもよいし、複数の集積回路により実現されてよい。LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。また、端末20の処理部21と、サーバ10の処理部11との一方または双方は、処理回路を有するCPUと、上記論理回路または専用回路とによって、処理の少なくとも一部を実現してもよい。端末20の処理部21と、サーバ10の処理部11との一方または双方は、上記論理回路または専用回路を備えなくてもよい。
【0048】
また、本開示に係るプログラム(限定ではなく、例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、その他の状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、本開示に係るプログラムは、各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、各実施形態の機能の全部を実現するものであってもよく、各実施形態の機能と異なる機能を含むものであってもよい。本開示に係るプログラムは、各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0049】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースもしくは他の集積回路(限定でなく例として、FPGA、ASICなど)、HDD、ハイブリッド・ハード・ドライブ(適宜、HHDと表す)、光ディスク、光ディスクドライブ(適宜、ODDと表す)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、SSD、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、ドライブ、又は任意の他の適切な記憶媒体の1つまたは2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性の記憶媒体のみでもよいし、不揮発性の記憶媒体のみでもよく、揮発性と不揮発性とを組み合わせた記憶媒体でもよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、メモリと異なる名称で表現されてもよい。
【0050】
また、本開示に係るプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(限定ではなく例として、通信ネットワーク、放送波等)を介して、サーバ10と端末20との一方または双方に提供されてもよいし、その他の形態で提供されてもよい。サーバ10と端末20との一方または双方は、限定でなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、機能部(限定ではなく例として、制御部、演算部、画像処理部)の機能を実現する。
【0051】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。サーバ10における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。実施形態に係る端末20における処理の少なくとも一部は、サーバ10により行われてもよい。この場合、端末20の処理部21の各機能部(限定ではなく例として、制御部、演算部、画像処理部)の処理のうち少なくとも一部の処理は、サーバ10で実行されてもよい。また、実施形態に係る端末20における処理は、その全てが端末20で実行されてもよい。また、実施形態に係るサーバ10における処理の少なくとも一部は、端末20により実行されてもよい。この場合、サーバ10の処理部11の各機能部(限定ではなく例として、制御部、演算部、画像処理部)の処理のうち少なくとも一部の処理は、端末20で実行されてもよい。また、実施形態に係るサーバ10における処理は、その全てがサーバ10で実行されてもよい。本開示の実施形態における判定の構成は、明示的な言及のない限り必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0052】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、OBjective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0053】
実施形態に係る情報処理方法は、限定ではなく例として、複数のユーザを含むグループの端末20の間でコンテンツを送受信するサービスを提供する。以下の説明において、端末20AのユーザをユーザAと表し、端末20BのユーザをユーザBと表し、端末20CのユーザをユーザCと表し、端末20DのユーザをユーザDと表す。1つのグループに含まれるユーザの数は、2以上の任意の数である。例えば、1つのグループは、ユーザAとユーザBとから構成されてもよく、このグループに含まれるユーザの数は2である。また、他の1つのグループは、ユーザAとユーザBとユーザCとユーザDとから構成されてもよく、このグループに含まれるユーザの数は4である。
【0054】
また、以下の説明において適宜、実施形態に係る情報処理方法が提供するサービスを、メッセージングサービスと称す。端末20は、限定ではなく例として、メッセージングサービスが提供するグラフィカルユーザインターフェース(適宜、GUIと表す)の画像を表示する。以下の説明において適宜、複数のユーザを含むグループの各端末間で送受信されるコンテンツをグループに含まれるユーザが閲覧できるGUIを、トークルームと称す。また、第1グループに対応するトークルームを第1トークルームと称し、第2グループに対応するトークルームを第2トークルームと称する。
【0055】
限定ではなく例として、表示部28は、複数の画素が配列された表示領域28A(図2等に示す)を備え、表示領域28Aにトークルームの画像を表示する。複数のユーザを含む第1グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第1画像は、第1トークルームの画像に相当する。また、複数のユーザを含む第2グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第2画像は、第2トークルームの画像に相当する。
【0056】
上記コンテンツは、限定ではなく例として、テキスト、画像、及び音声の少なくとも1つを含む。コンテンツに含まれるテキストは、限定ではなく例として、文字コードで表される各国の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形、及び符号の少なくとも1つを含む。コンテンツに含まれるテキストは、上記文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形、及び符号の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他のテキストを含んでもよい。
【0057】
コンテンツに含まれる画像は、限定ではなく例として、カメラによって撮像された撮像画像、撮像画像に画像処理が施された加工画像、コンピュータを用いて生成されるコンピュータグラフィックス画像(限定ではなく例として、アイコン、絵文字、顔文字)、及びテキストをイメージ化したテキスト画像の少なくとも1つを含む。コンテンツに含まれる画像は、上記撮像画像、加工画像、コンピュータグラフィックス画像、及びテキスト画像の各種画像のうち2以上を合成した合成画像を含んでもよい。コンテンツに含まれる画像は、上記撮像画像、加工画像、コンピュータグラフィックス画像、テキスト画像、及び合成画像の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他の画像を含んでもよい。コンテンツに含まれる画像は、静止画でもよいし、動画でもよく、その他の形態の画像でもよい。画像を含むコンテンツは、限定ではなく例として、トークルームの画像において、サムネイルなどのアイコンで表されてもよい。端末20は、限定ではなく例として、コンテンツに含まれる画像を表すアイコンに対する入力に基づいて、コンテンツに含まれる画像を表示してもよい。
【0058】
コンテンツに含まれる音声は、限定ではなく例として、マイクによって録音された録音音声、録音音声に処理が施された加工音声、コンピュータを用いて生成される合成音声、及びコンピュータの読み上げ機能などを用いてテキストから変換される読み上げ音声の少なくとも1つを含む。コンテンツに含まれる音声は、上記録音音声、加工音声、合成音声、及び読み上げ音声の各種音声のうち2以上を組み合わせた組み合わせ音声を含んでもよい。コンテンツに含まれる音声は、上記録音音声、加工音声、合成音声、読み上げ音声、及び組み合わせ音声の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他の音声を含んでもよい。コンテンツに含まれる音声は、人または人以外の生物が発する音または声、楽器または機械などの物体が発する音、効果音、環境音、ノイズ音、及び警報の少なくとも1つを含んでもよいし、これらの音または声の少なくとも一つを含まなくてもよく、これらの音または声と異なる音声を含んでもよい。音声を含むコンテンツは、限定ではなく例として、トークルームの画像において、アイコンなどで表されてもよい。端末20は、限定ではなく例として、コンテンツに含まれる音声を表すアイコンに対する入力に基づいて、コンテンツに含まれる音声を再生してもよい。
【0059】
コンテンツは、限定ではなく例として、テキスト、画像、及び音声の2以上が組み合わされたコンテンツでもよい。コンテンツは、限定ではなく例として、動画と音声とが並行して再生されるコンテンツでもよいし、画像とテキストとが組み合わされて表示されるコンテンツでもよく、音声の再生に合わせてテキストが表示されるコンテンツでもよい。また、コンテンツは、テキストおよび画像の表示と並行して、音声が再生されるコンテンツでもよい。コンテンツは、限定ではなく例として、テキスト、画像、及び音声の少なくとも1つと、テキスト、画像、及び音声のいずれとも異なるコンテンツとを組み合わせたコンテンツでもよい。
【0060】
端末20の記憶部24は、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおいて用いられる情報を記憶する。情報は、限定ではなく例として、アカウント情報D1と、トークルーム情報D2と、コンテンツ情報D3と、履歴情報D4とを含む。トークルーム情報D2、コンテンツ情報D3、及び履歴情報D4については、後述する。
【0061】
アカウント情報D1は、メッセージングサービスにおいて、端末20のユーザが利用するアカウントの情報である。アカウント情報D1は、メッセージングサービスにおいてユーザの認証に用いられる情報である。アカウント情報D1は、限定ではなく例として、ユーザの識別情報と、パスワードとを含む。以下の説明において適宜、ユーザの識別情報をユーザIDと表す。ユーザIDは、端末20のユーザが登録する情報でもよいし、メッセージングサービスにおいて付与される情報でもよい。
【0062】
なお、記憶部24は、ユーザIDとパスワードとの一方又は双方を記憶しなくてもよい。例えば、ユーザは、メッセージングサービスにおけるユーザの認証が行われる際に、端末20の入出力部23を操作して、ユーザIDとパスワードとのうち必要な情報を入力してもよい。また、アカウント情報D1は、ユーザIDおよびパスワードと異なる情報を含んでもよい。例えば、ユーザの認証が生体認証で行われる場合、アカウント情報D1は、生体認証に用いられる情報として、ユーザの指紋、静脈パターン、顔の写真などの情報を含んでもよい。
【0063】
なお、記憶部24は、メッセージングサービスに用いられる情報(限定ではなく例として、トークルーム情報D2、コンテンツ情報D3、及び履歴情報D4)の少なくとも一部を記憶しなくてもよい。例えば、メッセージングサービスに用いられる情報の少なくとも一部は、端末20の外部の記憶部(限定ではなく例として、サーバ10の記憶部13)に記憶されてもよい。端末20は、メッセージングサービスに用いられる情報を、限定ではなく例として、端末20の外部の記憶部から、ネットワーク30を介して取得してもよい。
【0064】
サーバ10の記憶部13は、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおいて用いられる情報を記憶する。情報は、限定ではなく例として、ユーザ情報D6と、コンテンツ情報D7と、トークルーム情報D8とを含む。ユーザ情報D6は、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおける各アカウントに対応付けられたユーザIDおよびパスワードを含む。メッセージングサービスにおいて、端末20は、アカウント情報D1を送信する。サーバ10は、端末20が送信したアカウント情報D1を受信した場合、アカウント情報D1に含まれるユーザIDおよびパスワードを、ユーザ情報D6と照合して、端末20に関連付けられたユーザを特定する。コンテンツ情報D7およびトークルーム情報D8については、後述する。
【0065】
以下、各実施形態に係る情報処理方法について説明する。以下の説明において、通信システム1の各構成要素については、適宜、図1およびその説明を参照されたい。
【0066】
<第1実施形態>
図2は、第1実施形態に係る情報処理方法を示す図である。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、第1グループに含まれるユーザであって、かつ第2グループに含まれるユーザの端末20から、第1トークルームに含まれる第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを、端末20の通信部(限定ではなく例として、通信I/F22)によって送信する形態である。図2の右上の図において、第1トークルームの画像T1は、コンテンツQ1、コンテンツQ2、コンテンツQ3とを含む。限定ではなく例として、ユーザは、第1トークルームの画像T1に含まれるコンテンツ(Q1、Q2、Q3)から第1コンテンツを選択し、端末20の入力部23Aによって第2コンテンツを入力する。図2において、第1コンテンツがコンテンツQ1であるとし、第2コンテンツがコンテンツQ4(右下の図に示す)であるとする。図2の場合、第1コンテンツQ1は「イベントしませんか?」というテキストであり、第2コンテンツQ4は「都合どうですか?」というテキストである。
【0067】
端末20は、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを、第2トークルームを宛先として送信する。端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツと関連付けられた第2コンテンツを送信する際に、第1コンテンツに関する情報を、第2コンテンツに自動で添付して送信する。図2の場合、端末20は、第1コンテンツQ1に関する情報と第2コンテンツQ4とを送信する。図2の場合、第1コンテンツQ1に関する情報は、第1コンテンツQ1の少なくとも一部を含む。
【0068】
図2の右下の図において、第2トークルームの画像T2は、コンテンツQ5、コンテンツQ6、及びコンテンツQ7を含む。コンテンツQ5は、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1に関するコンテンツQ8と、第2コンテンツQ4とを含む。第1コンテンツに関するコンテンツQ8は、限定ではなく例として、上記第1コンテンツに関する情報に基づくコンテンツである。第1コンテンツに関するコンテンツは、第1コンテンツの一部または全部でもよいし、第1コンテンツに圧縮などの処理を施して生成されるコンテンツでもよい。図2の右下の図において、コンテンツQ8は、第1コンテンツQ1と同じである。端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報に基づいて、第1コンテンツの少なくとも一部を再現したコンテンツを含む第2トークルームの画像を表示領域28Aに表示する。
【0069】
端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関するコンテンツと第2コンテンツとを所定の位置関係で配置して第2トークルームの画像を生成し、生成した第2トークルームの画像を表示領域28Aに表示する。端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関するコンテンツQ8と第2コンテンツQ4とを一組にしたコンテンツQ5を含む第2トークルームの画像T2を、表示領域28Aに表示する。コンテンツQ5は、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1を引用したコンテンツである。以下の説明において適宜、第1コンテンツに関するコンテンツ(図2では、コンテンツQ8)と第2コンテンツ(図2では、コンテンツQ4)とを一組にしたコンテンツ(図2では、コンテンツQ5)を、引用コンテンツと称する。
【0070】
第2コンテンツQ4を送信する端末20のユーザは、限定ではなく例として、第1トークルームに含まれる情報(例えば、第1コンテンツQ1)を、第2トークルームのユーザに伝えることができる。限定ではなく例として、端末20は、自端末によって入力された第2コンテンツを第2トークルームの画像に含めつつ、第2コンテンツに関連付けられた第1コンテンツに関する情報も第2トークルームの画像に含めることができる。このように、実施形態に係る情報処理方法は、第1グループに含まれるユーザと第2グループに含まれるユーザとの情報の共有化に寄与する。限定ではなく例として、第2コンテンツQ4を送信する端末20のユーザは、第1トークルームに含まれる情報を、第2トークルームのユーザへ簡易に伝えることができる。
【0071】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。図2では、第1グループがユーザAとユーザBとで構成され、第2グループがユーザA、ユーザB、ユーザC、及びユーザDで構成されるとする。
【0072】
図2の左上の図の符号TLは、トークルームのリストを示す画像である。端末20は、限定ではなく例として、自端末または自端末のユーザと関連付けられたトークルームのリストの画像TLを表示領域28Aに表示する。自端末または自端末のユーザと関連付けられたトークルームは、限定ではなく例として、自端末のユーザが含まれるトークルームである。端末20は、限定ではなく例として、トークルームのリストの画像TLに対して、入力部23Aに所定の入力があった場合、トークルームが選択されたと判定する。図2のトークルームのリストの画像TLにおいて、[ユーザB]、[ユーザC]、[ユーザD]、[野球部]、及び[ネコ派]は、トークルームの名称が付されたアイコンである。端末20は、限定ではなく例として、[ユーザB]のアイコンに対して、入力部23Aに入力があった場合、名称が「ユーザB」であるトークルームが選択されたと判定する。限定ではなく例として、表示領域28Aがタッチパネルの表示領域であり、入力部25がタッチパネルの操作部である場合、端末20は、表示領域28Aに表示された[ユーザB]のアイコンがタップされた場合に、名称が「ユーザB」のトークルームが選択されたと判定し、図2の右上の図に示すように、名称が「ユーザB」のトークルームの画像を表示領域28Aに表示する。
【0073】
各ユーザは、限定ではなく例として、トークルームを生成することができる。各ユーザは、トークルームを生成する場合、1または2以上のユーザを選択し、ユーザにより選択されたユーザを含むトークルームがメッセージングサービスにおいて生成される。トークルームを生成する処理は、端末20が実行してもよいし、サーバ10が実行してもよく、端末20とサーバ10とで実行してもよい。トークルームを生成する処理は、端末20およびサーバ10と異なる装置が実行してもよい。
【0074】
トークルームの各画像において、符号Taは、トークルームの名称である。グループに含まれるユーザの数が2である場合、トークルームの名称は、限定ではなく例として、相手のユーザ名に設定される。ここでは、第1グループに含まれるユーザがユーザAとユーザBとであり、端末20Aに対して相手の端末20Bのユーザ名は「ユーザB」である。端末20Aは、このトークルームの名称を「ユーザB」と表示してもよいし、しなくてもよい。グループに含まれるユーザの数が3以上である場合、トークルームの名称は、限定ではなく例として、ユーザが入力した名称に設定される。トークルームの名称は、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおいて自動で付与される名称でもよいし、トークルームの識別情報などで表されてもよい。
【0075】
第1トークルームの画像T1において、コンテンツQ1およびコンテンツQ3は、それぞれ、自端末(ここでは端末20A)で入力されたコンテンツである。端末20は、限定ではなく例として、自端末の入力部23Aにより入力されたコンテンツを、トークルームの画像に対して第1方向に並べて表示する。限定ではなく例として、第1方向は、トークルームの画像に対する縦方向であり、第1方向と交差する第2方向は、トークルームの画像に対する横方向である。例えば、図2の第1トークルームの画像T1におけるコンテンツQ1およびコンテンツQ3は、自端末(ここでは端末20A)により入力されたコンテンツであり、トークルームの画像T1の横方向における片側に寄せて配置され、縦方向に並んで配置される。
【0076】
また、トークルームの画像T1において、コンテンツQ2は、自端末(ここでは端末20A)と異なる端末(ここでは端末20B)から送信されたコンテンツである。以下の説明において適宜、自端末と異なる端末を他端末と表す。端末20は、限定ではなく例として、他端末から送信されたコンテンツを、第2方向において、自端末から送信されたコンテンツと異なる位置に表示する。限定ではなく例として、図2のトークルームの画像T1におけるコンテンツQ2は、他端末(ここでは端末20B)から送信されたコンテンツであり、トークルームの画像T1の横方向においてコンテンツQ1およびコンテンツQ3に対して反対側に寄せて配置される。
【0077】
端末20は、限定ではなく例として、他端末から送信された各コンテンツと、このコンテンツを送信した端末20のユーザに関する情報とを一組にして、トークルームの画像内に配置する。上記ユーザに関する情報は、限定ではなく例として、ユーザのアイコン、ユーザの名称、及びユーザIDの少なくとも1つを含む。トークルームの画像において、符号Ua1、Ub1、Uc1、Ud1は、それぞれ、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDのアイコンである。また、トークルームの画像において、符号Ua2、Ub2、Uc2、Ud2は、それぞれ、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDのユーザ名である。
【0078】
トークルームの画像T1において、符号Ub1は、コンテンツを送信した他端末(ここでは、端末20B)のユーザのアイコンである。端末20は、コンテンツQ2と、コンテンツQ2を送信した端末20BのユーザのアイコンUb1とを、所定の位置関係となるようにトークルームの画像T1に配置する。なお、上記ユーザに関する情報は、ユーザのアイコン、ユーザの名称、及びユーザIDの少なくとも1つを含まなくてもよいし、ユーザのアイコン、ユーザの名称、及びユーザIDと異なる情報を含んでもよい。端末20は、上記ユーザに関する情報をトークルームの画像に含めなくてもよい。
【0079】
端末20は、限定ではなく例として、各トークルームにおけるコンテンツを送信された時刻の順に第1方向に並べて、各トークルームの画像を表示領域28Aに表示する。例えば、第1トークルームの画像T1において、コンテンツQ2は、コンテンツQ1よりも後に送信されたコンテンツであり、トークルームの画像T1の縦方向においてコンテンツQ1よりも下に配置される。
【0080】
第2コンテンツは、限定ではなく例として、端末20の入力部23Aによって入力される、テキスト、画像、及び音声の少なくとも1つを含むコンテンツである。第2コンテンツの入力は、限定ではなく例として、入力部25の操作によるテキストの入力、マイク26を介した音声の入力、マイク26を介して入力される音声の音声認識によるテキストの入力、カメラ27で撮像することによる画像の入力、及び入力部25の操作によりファイルを選択することによる入力の少なくとも1つを含む。上記ファイルは、限定ではなく例として、音声データ、画像データ、及びその他のデータの少なくとも1つを含む。上記ファイルは、記憶部24に記憶されているデータのファイルを含んでもよいし、記憶部24と異なる記憶部(限定ではなく例として、ネットワーク30を介して接続される装置の記憶部)に記憶されているデータのファイルを含んでもよい。
【0081】
端末20は、限定ではなく例として、図2の左下の図に示すトークルームのリストの画像TLにおける[野球部」のアイコンがタップされた場合、図2の右下の図のように名称が「野球部」のトークルームの画像T2を表示領域28Aに表示する。ここでは、名称が「野球部」のトークルームが第2トークルームであるとする。第2トークルームの画像T2は、第2グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第2画像である。第2コンテンツQ4は、第1コンテンツQ1と関連づけられ、第2グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第2画像に含まれる。端末20は、第1トークルームの画像T1における第1コンテンツQ1と関連付けられた第2コンテンツQ4を含む第2トークルームの画像T2を表示領域28Aに表示する。コンテンツQ5は、限定ではなく例として、第1トークルームの画像T1における第1コンテンツQ1を引用した引用コンテンツであり、第2トークルームの画像T2に含まれる。コンテンツQ5は、限定ではなく例として、第2コンテンツQ4と、第2コンテンツQ4に関連付けられた第1コンテンツQ1の少なくとも一部を含む。符号Q6は、ユーザCの端末20Cから送信されたコンテンツであり、符号Q7はユーザDの端末20Dから送信されたコンテンツである。
【0082】
上記第1コンテンツに関する情報は、限定ではなく例として、この情報を保持する装置が第1コンテンツの少なくとも一部を再現することに用いる情報である。第1コンテンツに関する情報を保持する装置は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報を送信する端末20、第1コンテンツに関する情報を受信したサーバ10、及びサーバ10を介して第1コンテンツに関する情報を受信した端末20の少なくとも1つの装置でもよいし、これらの装置と異なる装置でもよい。
【0083】
端末20は、限定ではなく例として、図1に示したトークルーム情報D2およびコンテンツ情報D3に基づいてトークルームの画像を表示領域28Aに表示する。ここで、トークルーム情報D2の例、及びコンテンツ情報D3の例について説明する。
【0084】
図3(A)は、トークルーム情報の一例を示す図である。トークルーム情報D2は、限定ではなく例として、トークルームID、名称、ユーザID、及びコンテンツの項目を含む。トークルームIDは、トークルームの識別情報である。トークルームIDは、限定ではなく例として、ユーザがトークルームを生成した際にメッセージングサービスにおいて付与される。ここでは、[トークルームID]が[tr01]のトークルームが第1トークルーム(図2のトークルームの画像T1参照)であるとし、[トークルームID]が[tr04]のトークルームが第2トークルーム(図2の第2トークルームの画像T2参照)であるとする。
【0085】
[名称]は、限定ではなく例として、トークルームの名称である。[名称]は、[トークルームID]と関連付けられている。例えば、[トークルームID]が[tr01]であるトークルームの[名称]は[ユーザB]である。また、[トークルームID]が[tr04]であるトークルームの[名称]は[野球部]である。
【0086】
[ユーザID]は、限定ではなく例として、各トークルームに対応するグループに含まれるユーザの識別情報である。[ユーザID]は、[トークルームID]と関連付けられている。例えば、[トークルームID]が[tr01]であるトークルームに対応するグループに含まれるユーザは、ユーザAおよびユーザBであり、[tr01]に対応する[ユーザID]は、ユーザAのユーザIDと、ユーザBのユーザIDとを含む。また、[トークルームID]が[tr04]であるトークルームに対応するグループに含まれるユーザは、ユーザA、ユーザB、ユーザC、及びユーザDであり、[tr04]に対応する[ユーザID]は、ユーザAのユーザIDと、ユーザBのユーザIDと、ユーザCのユーザIDと、ユーザDのユーザIDとを含む。
【0087】
[コンテンツリスト]は、限定ではなく例として、各トークルームに含まれるコンテンツのリストを示す情報である。[コンテンツリスト]は、[トークルームID]と関連付けられている。例えば、[トークルームID]が[tr01]であるトークルームに含まれるコンテンツは、コンテンツ情報D3の一部である[リスト1]によって表される。また、[トークルームID]が[tr04]であるトークルームに含まれるコンテンツは、コンテンツ情報D3の一部である[リスト4]によって表される。
【0088】
図3(B)および図3(C)は、それぞれ、コンテンツ情報の一例を示す図である。図3(B)は、コンテンツ情報D3の一部であり、図3(A)の[リスト1]に対応する。また、図3(C)は、コンテンツ情報D3の一部であり、図3(A)の[リスト4]に対応する。コンテンツ情報D3は、限定ではなく例として、[コンテンツID]、[送信ユーザID]、[コンテンツ]、及び[関連情報]の項目を含む。
【0089】
[コンテンツID]は、各コンテンツの識別情報である。コンテンツの識別情報は、限定ではなく例として、端末20がコンテンツを送信する際にメッセージングサービスにおいて付与される。ここでは、[コンテンツID]が[tr01c01]のコンテンツは、図2の第1トークルームの画像T1におけるコンテンツQ1に対応するものとする。同様に、[コンテンツID]が[tr01c02]のコンテンツはコンテンツQ2に対応し、コンテンツID]が[tr01c03]のコンテンツはコンテンツQ3に対応するものとする。
【0090】
[送信ユーザID]は、限定ではなく例として、各コンテンツを送信した端末20に対応するユーザIDである。[送信ユーザID]は、[コンテンツID]と関連付けられている。例えば、[コンテンツID]が[tr01c01]のコンテンツは、送信した端末20に対応するユーザがユーザAであり、[tr01c01]に対応する[送信ユーザID]はユーザAのユーザIDを含む。[コンテンツID]が[tr01c02]のコンテンツは、送信した端末20に対応するユーザがユーザBであり、[tr01c02]に対応する[送信ユーザID]はユーザBのユーザIDを含む。
【0091】
[コンテンツ]は、限定ではなく例として、各コンテンツを表すデータである。コンテンツがテキストを含む場合、[コンテンツ]にはコンテンツのテキストデータが格納される。コンテンツが画像を含む場合、[コンテンツ]には、画像データ、画像データへのリンク、又は画像データが格納された記憶部のアドレスが格納される。上記画像データは、限定ではなく例として、静止画データを含んでもよいし、動画データを含んでもよい。上記画像データは、限定ではなく例として、スタンプ、スティッカー、絵文字、及び顔文字を表すデータを含んでもよいし、含まなくてもよい。コンテンツが音声を含む場合、[コンテンツ]には、音声データ、音声データへのリンク、又は音声データが格納された記憶部のアドレスが格納される。
【0092】
[コンテンツ]は、[コンテンツID]と関連付けられている。例えば、図2の右上の図に示したコンテンツQ1は、「イベントしませんか?」というテキストであり、[tr01c01]に対応する[コンテンツ]には「イベントしませんか?」を表すテキストデータが格納される。また、図2の右上の図に示したコンテンツQ2は、「野球部で募集しましょう」というテキストであり、[tr01c02]に対応する[コンテンツ]には「野球部で募集しましょう」を表すテキストデータが格納される。
【0093】
[関連情報]は、限定ではなく例として、他のコンテンツとの関連を表す情報である。コンテンツが上記第2コンテンツであって、第1コンテンツと関連付けられている場合、第2コンテンツの[関連情報]は、限定ではなく例として、第1コンテンツの識別情報を含む。[関連情報]は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報の少なくとも一部である。[関連情報]は、[コンテンツID]と関連付けられている。図3(B)において、[コンテンツID]が[tr01c01]のコンテンツは、他のコンテンツと関連付けられておらず、[tr01c01]に対応する[関連情報]は、[NULL]である。[NULL]は、データがないことを示す情報である。
【0094】
図3(C)は、図3(A)の[トークルームID]が[tr04]のコンテンツリストである[リスト4]に対応する。[コンテンツID]が[tr04c01]のコンテンツは、図2の右下の図に示した第2トークルームの画像T2におけるコンテンツQ4に対応する。コンテンツQ4は、図2の右上の図に示した第1トークルームの画像T1におけるコンテンツQ1と関連付けられている。この場合、図3(C)において、[コンテンツID]が[tr04c01]に対応する[関連情報]は、コンテンツQ1の識別情報である[tr01c01]を含む。
【0095】
端末20は、自端末からコンテンツを送信する場合、コンテンツを含むトークルームのコンテンツ情報D3に、送信するコンテンツを登録する。また、端末20は、他端末からコンテンツを受信した場合、コンテンツを含むトークルームのコンテンツ情報D3に、受信したコンテンツを登録する。図1に示した記憶部24が記憶する履歴情報D4は、限定ではなく例として、送受信したコンテンツの履歴に関する情報である。例えば、履歴情報D4は、自端末から送信したコンテンツについて、コンテンツの識別情報と送信時刻とを関連付けた情報を含む。また、履歴情報D4は、他端末から受信したコンテンツについて、コンテンツの識別情報と受信時刻とを関連付けた情報を含む。履歴情報D4は、限定ではなく例として、各トークルームが利用された時間履歴と頻度との一方または双方を含んでもよい。「トークルームが利用された」とは、例えば、自端末においてトークルームの表示、トークルームにおけるコンテンツの送信、トークルームにおけるコンテンツの受信の少なくとも1つが実行されたことを意味する。
【0096】
端末20は、第2コンテンツを表示領域28Aに表示する際に、限定ではなく例として、[関連情報]を参照して第1コンテンツを特定する。例えば、処理部21は、図2の右下の図に示した引用コンテンツQ5を含む第2トークルームの画像T2を表示領域28Aに表示する際に、図3(C)における[コンテンツID]が[tr04c01]の[関連情報]を参照する。そして、処理部21は、[関連情報]として第1コンテンツの識別情報である[tr01c01]を取得する。そして、処理部21は、図3(B)に示した第1トークルームのコンテンツ情報D3を参照し、[コンテンツID]の[tr01c01]に対応する[コンテンツ]を取得する。処理部21は、第1コンテンツとして図3(B)に示した第1トークルームのコンテンツ情報D3から取得した[コンテンツ]と、第2コンテンツとして図3(C)に示した第2トークルームのコンテンツ情報D3から取得した[コンテンツ]とを所定の位置関係で配置して、引用コンテンツQ5を含む第2トークルームの画像T2を生成する。処理部21は、表示部28を制御して、表示領域28Aに第2トークルームの画像T2を表示させる。
【0097】
なお、[関連情報]は、図3(B)、図3(C)の形態に限定されない。第1コンテンツと関連する情報は、限定ではなく例として、第1コンテンツの識別情報と異なる情報を含んでもよい。例えば、第2コンテンツの[関連情報]は、第1コンテンツの全部を含んでもよいし、第1コンテンツを処理した情報を含んでもよい。上記第1コンテンツを処理した情報は、第1コンテンツに基づいて生成される情報であり、例えば、第1コンテンツの一部を抽出した情報でもよいし、第1コンテンツを圧縮した情報でもよい。
【0098】
図1に示したサーバ10の記憶部13は、限定ではなく例として、コンテンツ情報D7およびトークルーム情報D8とを記憶する。トークルーム情報D8は、限定ではなく例として、複数の端末20について、各端末20のトークルーム情報D2を包含した情報である。例えば、トークルーム情報D8は、端末20Aまたは端末20AのユーザAと関連付けられたトークルーム情報D2と、端末20Bまたは端末20BのユーザBと関連付けられたトークルーム情報D2とを含む。
【0099】
コンテンツ情報D7は、限定ではなく例として、複数の端末20について、各端末20が送信したコンテンツの情報を含む。例えば、コンテンツ情報D7は、複数の端末20のそれぞれのコンテンツ情報D3を包含した情報である。サーバ10は、端末20から送信されたコンテンツを受信した場合、限定ではなく例として、受信したコンテンツを一時的に記憶部13に記憶させる。サーバ10は、限定ではなく例として、受信したコンテンツの宛先をトークルーム情報D8に照合し、宛先のトークルームに含まれるユーザを特定する。サーバ10は、限定ではなく例として、特定したユーザの端末20を送信先に設定して、コンテンツを送信(例えば、配信)する。このように、端末20は、限定ではなく例として、コンテンツを、サーバ10を介して宛先のトークルームに関連付けられた端末20へ送信する。端末20は、サーバ10が送信したコンテンツを受信した場合、限定ではなく例として、受信の通知を送信する。サーバ10は、端末20が送信した受信の通知を受信した場合、限定ではなく例として、受信の通知に関連付けられたコンテンツをコンテンツ情報D7から削除する。
【0100】
なお、サーバ10は、端末20から受信したコンテンツを、任意の期間にわたって保管してもよい。サーバ10は、ユーザからの指示によって、ユーザが含まれるトークルームのコンテンツの少なくとも一部を、記憶部13から消去してもよい。サーバ10は、端末20から受信したコンテンツを、記憶部13から消去しなくてもよい。
【0101】
端末20は、第2コンテンツを送信する場合、限定ではなく例として、第1コンテンツの少なくとも一部と、第1コンテンツの識別情報と、第2コンテンツとを含む引用コンテンツを生成する。端末20は、限定ではなく例として、処理部21によって引用コンテンツを生成し、処理部21が生成した引用コンテンツを通信I/F22によって、送信する。
【0102】
以下の説明において適宜、第2コンテンツを送信した端末20を第1端末と称し、第1端末が送信した第2コンテンツを含む第2トークルームの画像を表示する端末20を第2端末と称する。第2端末は、図2において第1端末と同じ端末であるが、第2グループに含まれるユーザの端末20であって、かつ第1端末と異なる端末20でもよい。
【0103】
第1コンテンツに関する情報は、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおいて第1コンテンツを特定する情報を含んでもよい。第1コンテンツを特定する情報は、限定ではなく例として、第1コンテンツの識別情報である。第1コンテンツを保持する装置は、限定ではなく例として、第1コンテンツの識別情報に基づいて、第1コンテンツの少なくとも一部を再現してもよい。限定ではなく例として、図2の第1コンテンツQ1の識別情報は、図3(B)に示すコンテンツ情報D3において[tr01c01]であり、第1コンテンツを保持する装置は、[コンテンツID]が[tr01c01]]であるコンテンツとして「イベントしませんか?」を取得し、第1コンテンツQ1を再現してもよい。第1コンテンツを保持する装置は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報を送信する端末20、第1コンテンツに関する情報を受信したサーバ10、及びサーバ10を介して第1コンテンツに関する情報を受信した端末20の少なくとも1つの装置でもよいし、これらの装置と異なる装置でもよい。
【0104】
なお、端末20は、引用コンテンツを送信しなくてもよい。限定ではなく例として、サーバ10は、第1コンテンツを含むコンテンツ情報D7を記憶部13に記憶し、端末20は、第1コンテンツに関する情報として、第1コンテンツの識別情報を送信してもよい。限定ではなく例として、サーバ10は、端末20が送信した識別情報を受信した場合、受信した識別情報に基づいて記憶部13に記憶されたコンテンツ情報D7から第1コンテンツを取得してもよい。
【0105】
限定ではなく例として、サーバ10は、第1コンテンツの少なくとも一部と、第1コンテンツの識別情報と、第2コンテンツとを送信してもよい。限定ではなく例として、端末20は、サーバ10から送信された第1コンテンツの少なくとも一部と、第1コンテンツの識別情報と、第2コンテンツとを受信した場合、これらの情報に基づいて、引用コンテンツ(例えば、図2の右下の図のコンテンツQ5)を生成してもよい。端末20は、生成した引用コンテンツを含むトークルームの画像を表示領域28Aに表示してもよい。
【0106】
なお、サーバ10は、限定ではなく例として、第1コンテンツの少なくとも一部と、第1コンテンツの識別情報と、第2コンテンツとを含む情報として、引用コンテンツ(例えば、図2の右下の図の引用コンテンツQ5)を生成してもよい。サーバ10は、生成した引用コンテンツを、第2グループに含まれるユーザの端末20を宛先として送信してもよい。
【0107】
なお、第2コンテンツを受信した端末20は、第1コンテンツの少なくとも一部と、第2コンテンツとを、引用コンテンツ(例えば、図2の右下の図の引用コンテンツQ5)と異なる形態で、表示領域28Aに表示してもよい。限定ではなく例として、第2コンテンツを受信した端末20は、第1コンテンツの少なくとも一部(例えば、図2の右下の図のコンテンツQ8)と、第2コンテンツとを、それぞれ1つのコンテンツとして表示領域28Aに表示してもよい。限定ではなく例として、端末20は、第2トークルームの画像において、第1コンテンツと第2コンテンツとを分離して配置してもよい。限定ではなく例として、端末20は、第1コンテンツの少なくとも1つを第1の枠に配置し、第2コンテンツを第1の枠と異なる第2の枠に配置し、第1の枠と第2の枠とが所定の位置関係になるように配置してもよい。限定ではなく例として、端末20は、第1コンテンツの少なくとも一部を含む第1の枠と、第2コンテンツを含む第2の枠とを、トークルームの画像に所定の方向(例えば、縦方向)に並べて配置してもよい。
【0108】
なお、コンテンツが画像を含む場合、画像は、圧縮されてトークルームの画像に含まれてもよいし、非圧縮でトークルームの画像に含まれてもよい。コンテンツが画像を含む場合、端末20は、限定ではなく例として、コンテンツの画像を圧縮したサムネイルを含むトークルームの画像を表示し、サムネイルに対する入力に基づいて、サムネイルよりも情報量が多い画像(例、元の画像)を表示してもよい。またコンテンツが音声を含む場合、端末20は、限定ではなく例として、音声を再生するアイコンをコンテンツとして含むトークルームの画像を表示してもよい。
【0109】
次に、上記通信システム1の構成に基づき、図4から図8を参照して、第1実施形態に係る情報処理方法のフローについて説明する。図4は、第1実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
【0110】
端末20は、限定ではなく例として、メッセージングサービスのアプリケーションが起動された際に図2の左上の図に示すようなトークルームのリストの画像TLを表示領域28Aに表示させる。処理部21は、限定ではなく例として、記憶部24に記憶されたトークルーム情報D2(図3(A)参照)を読み出し、トークルームのリストの画像TLを生成する。そして、処理部21は、処理部21は、表示部28を制御し、表示部28に画像TLを表示させる。そして、ユーザが入力部23Aによってトークルームを選択した場合、処理部21は、トークルームの画像を表示領域28Aに表示させる。ここでは、ユーザが選択した任意のトークルームを第1トークルームとする。
【0111】
ステップS1において、端末20は、第1トークルームの画像を表示する。限定ではなく例として、処理部21は、記憶部24に記憶されたトークルーム情報D2およびコンテンツ情報D3に基づいて、図2の右上の図に示したような第1トークルームの画像T1を生成する。例えば、処理部21は、図3(A)に示したトークルーム情報D2に基づいて、第1トークルームに対応するコンテンツ情報として、[リスト1]を特定する。そして、処理部21は、記憶部24に記憶されたコンテンツ情報D3のうち、図3(B)に示した[リスト1]を読み出す。そして、処理部21は、[リスト1]に定義された各コンテンツを所定の位置関係で配置し、第1トークルームの画像T1を生成する。そして、処理部21は、表示部28を制御して、表示領域28Aに第1トークルームの画像T1を表示させる。
【0112】
ステップS2において、端末20は、引用の要求があるか否かを判定する。図5は、引用の要求を受け付ける処理の一例を示す図である。端末20は、第1トークルームの画像T1に対するユーザの入力を受け付ける。図5の場合、表示領域28Aはタッチパネルの一部であり、ユーザは、表示領域28Aに重ねられた入力部25(図1参照)を操作することで、各種情報を端末20に入力できる。処理部21は、限定ではなく例として、図5の上図のように、表示領域28Aに表示されたコンテンツQ1が長押しされたことが検出された場合、図5の下図のように、コマンドウィンドウTcを表示領域28Aに表示する。図5の場合、[コピー]、[削除]、[引用]、[保存]は、それぞれ、選択されたコンテンツ(ここでは、コンテンツQ1)に関して所定の処理を実行させるコマンドのアイコンである。処理部21は、限定ではなく例として、図5の下図のように[引用]のアイコンがタップされたことが検出された場合、引用の要求があると判定する。
【0113】
なお、引用の要求を受け付ける処理は、図5に示した例に限定されない。例えば、図5の下図において、端末20は、複数のコマンドのアイコンが並ぶコマンドウィンドウTc(限定ではなく例として、コマンドリスト、メニューともいう)を表示するが、コマンドのアイコンは[引用]のみでもよい。また、端末20は、[引用]のアイコンを表示しなくてもよく、例えばコンテンツQ1がタップされたことが検出された場合、引用の要求があると判定してもよい。また、入力部25は、タッチパネルの操作部と異なる装置でもよく、例えば入力部25がマウスである場合、ユーザは、表示領域28A上のポインタを、マウスを操作することでコンテンツQ1上に配置し、マウスをクリックすることでコンテンツの選択、あるいはコマンドの表示を実行させてもよい。また、引用の要求に入力に用いられるアイコンは、図5の上図ではユーザが入力部25を操作することで表示されるが、表示領域28Aに予め表示されていてもよい。また、端末20は、入力部25と異なる装置によって引用の要求を受け付けてもよく、例えばマイク26を用いた音声入力によって引用の要求を受け付けてもよい。
【0114】
図4の説明に戻り、端末20は、ステップS2において引用の要求があると処理部21が判定した場合(ステップS2:Yes)、限定ではなく例として、ステップS3において引用コンテンツを生成する。そして、端末20は、ステップS4において引用コンテンツの宛先を指定あるいは設定し、ステップS5において引用コンテンツを送信する。端末20は、ステップS2において引用の要求がないと処理部21が判定した場合(ステップS2:No)、又はステップS5の処理の後に、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとの送信に関する一連の処理を終了する。以下、図6から図8を参照して、ステップS2以降の処理の例について説明する。
【0115】
図6は、引用コンテンツの生成に関する処理の一例を示すフローチャートである。
図7(A)は引用コンテンツの生成に関する処理の一例を示す図である。図7(B)は引用コンテンツの送信に関する処理の一例を示す図である。図8(A)は引用コンテンツの宛先の設定に関する処理の一例を示す図である。図8(B)は引用コンテンツの送信後の処理の一例を示す図である。
【0116】
図6に示すステップS11からステップS14の処理は、図4に示したステップS3の処理に対応する。ステップS11において、処理部21は、第1コンテンツの識別情報を取得する。限定ではなく例として、処理部21は、図5の上図のようにコンテンツQ1が選択された後、[引用]のアイコンがタップされたことが検出された場合、コンテンツQ1の識別情報を取得する。ステップS12において、処理部21は、ステップS11において取得した第1コンテンツの識別情報に基づいて、第1コンテンツを表示領域28Aに表示させる。限定ではなく例として、処理部21は、ステップS11において第1コンテンツの識別情報として図3(B)に示した[tr01c01]を取得し、[tr01c01]に対応する[コンテンツ]である「イベントしましょう?」を第1コンテンツとして特定する。そして、図7(A)に示すように、処理部21は、表示領域28AにソフトウェアキーボードTdを表示するとともに、ソフトウェアキーボードTdに対して所定の位置関係で情報ウィンドウTeを配置し、特定した第1コンテンツの少なくとも一部を情報ウィンドウTeに配置する。ユーザは、情報ウィンドウTeに示される第1コンテンツを参照しつつ、ソフトウェアキーボードTdによって第2コンテンツを入力できる。
【0117】
図6のステップS13において、端末20は、ユーザが入力する第2コンテンツを取得する。例えば、入力部23Aはユーザからの入力を検出し、処理部21は、ユーザが入力した情報を入力部23Aから取得する。そして、ステップS14において、端末20は、第1コンテンツと、第2コンテンツとを関連付ける。例えば、処理部21は、ステップS11で取得した第1コンテンツの識別情報を、第2コンテンツの関連情報に登録することで、第1コンテンツと第2コンテンツとを関連付ける。例えば、処理部21は、図3(C)に示したコンテンツ情報D3において、第2コンテンツである[コンテンツID]が[tr04c01]のコンテンツについて。[関連情報]に第1コンテンツの[コンテンツID]である[tr01c01]を登録する。処理部21は、限定ではなく例として、第1コンテンツの少なくとも一部と、第1コンテンツの識別情報と、第2コンテンツとを一組にすることで引用コンテンツを生成する。
【0118】
図7(B)に示すように、ユーザは、第2コンテンツの入力が完了した後、端末20によって第2コンテンツを送信させる。図7(B)の符号Tfは送信を実行するコマンドのアイコンであり、ユーザは、アイコンTfを用いて第2コンテンツを送信できる。限定ではなく例として、端末20は、アイコンTfが長押しされたことが検出された場合、図8(A)に示すように、宛先である第2グループの候補を示すリストTgを表示領域28Aに表示する。第2グループの候補は、限定ではなく例として、自端末または自端末のユーザの識別情報と関連付けられたグループである。例えば、第2グループの候補は、自端末のユーザが含まれるグループである。限定ではなく例として、処理部21は、トークルーム情報D2を参照して、トークルーム情報D2に含まれるトークルームの名称を並べて、第2グループの候補のリストTgとして表示する。
【0119】
第2グループの候補は、限定ではなく例として、第2グループの候補の各グループに関する情報に基づく順番で並んで表示領域28Aに表示される。例えば、処理部21は、第2グループの候補の各グループに関する情報として、記憶部24に記憶されている履歴情報D4を用いる。例えば、処理部21は、各トークルームが利用された時期に基づいて、リストTgを生成する。例えば、処理部21は、トークルーム情報D2に含まれるトークルームの名称を、各トークルームが利用された時期が新しい順に並べて、リストTgを生成する。
【0120】
なお、リストTgにおいてトークルームの名称が並ぶ順番は、上述の例に限定されない。例えば、処理部21は、各トークルームが利用された頻度に基づいて、リストTgを生成してもよい。例えば、処理部21は、トークルーム情報D2に含まれるトークルームの名称を、各トークルームが利用された頻度が多い順に並べて、リストTgを生成してもよい。また、リストTgにおいてトークルームの名称が並ぶ順は、ユーザが予め設定した順番でもよい。
【0121】
図8(A)の例において、ユーザは、リストTgから宛先を設定する。限定ではなく例として、ユーザは、表示領域28Aに表示されたリストTgにおいて、第2コンテンツの送信を予定するトークルームの名称に対してタップすることで、宛先を設定できる。端末20は、ユーザが設定したトークルームを宛先に指定し、引用コンテンツを送信する。ここでは、宛先に[野球部]が設定されたものとする。端末20の処理部21は、通信I/F22を制御し、[野球部]を宛先とする引用コンテンツを、サーバ10を送信先として送信する。
【0122】
端末20は、第1コンテンツQ1に関連する情報を送信した場合、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1に関連する情報を送信したことを示す情報を含む第1画像を、表示領域28Aに表示する。図8(B)において、第1トークルームの画像T1は上記第1画像に対応し、符号Thは、第1コンテンツQ1に関連する情報を送信したことを示す情報に対応する。図8(B)の例において、情報Thは、[被引用]というテキストである。端末20の処理部21は、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1に対して所定の位置関係で情報thを配置した第1トークルームの画像T1を生成する。処理部21は、生成した第1トークルームの画像T1を、表示部28を制御して表示領域28Aに表示させる。
【0123】
本実施形態において、端末20の記憶部24に記憶されたプログラムP2は、複数のユーザを含む第1グループと、複数のユーザを含む第2グループとに含まれるユーザの端末が実行する情報処理プログラムであって、第1グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第1画像を、端末の表示領域に表示することと、表示領域に表示された第1画像に含まれるコンテンツのうちの第1コンテンツに関する情報と、端末によって入力された第2コンテンツとを、端末の通信部によって送信することとを含み、第2コンテンツは、第1コンテンツと関連づけられ、第2グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第2画像に含まれる。プログラムP2は、端末20の処理部21(限定ではなく例として、CPU)に、第1グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第1画像を、端末の表示領域に表示することと、表示領域に表示された第1画像に含まれるコンテンツのうちの第1コンテンツに関する情報と、端末によって入力された第2コンテンツとを、端末の通信部によって送信することとを実行させる。
【0124】
以上のような本実施形態において、端末20は、表示領域28Aに表示された第1画像に含まれるコンテンツのうちの第1コンテンツに関する情報と、端末20によって入力された第2コンテンツとを、端末20の通信部によって送信する。第2コンテンツは、第1コンテンツと関連づけられ、第2グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第2画像に含まれる。したがって、第2グループの端末のユーザは、第2画像において、第1コンテンツに関する情報(限定ではなく例として、第1コンテンツの少なくとも一部)を取得できる。このように、本実施形態に係る情報処理方法は、第1グループと第2グループとの間の情報の共有を容易にする。結果として、本実施形態に係る情報処理方法は、ユーザが情報を収集する際のユーザの労力を低減し、ユーザの利便性の向上に寄与する。また、本実施形態に係る情報処理方法は、ユーザが端末20を用いて情報を収集する際の端末20の負荷を低減することに寄与する。
【0125】
本実施形態において、第2画像は、限定ではなく例として、第2コンテンツと、第2コンテンツに関連付けられた第1コンテンツの少なくとも一部とを含む。この場合、第2画像を閲覧するユーザは、第1コンテンツの少なくとも一部と、第2コンテンツとが得られるので、第1コンテンツと第2コンテンツとの関連性(限定ではなく例として、脈絡)を把握することが容易になる。
【0126】
端末20は、限定ではなく例として、第2グループの候補を表示し、第2グループの候補から選択された第2グループに含まれる複数のユーザの端末20に第2コンテンツを送信する。この場合、ユーザは、表示された第2グループの候補から宛先を選択することができ、利便性が向上する。また、本実施形態において、第2グループの候補は、限定ではなく例として、端末20または端末20のユーザの識別情報と関連付けられ、第2グループの候補の各グループに関する情報に基づく順番で並んで表示領域28Aに表示される。この場合、ユーザが宛先を容易に指定できる可能性が高くなり、ユーザの利便性が高くなる。
【0127】
端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報を送信した場合、第1コンテンツに関する情報を送信したことを示す情報を含む第1画像を表示領域に表示する。この場合、第1コンテンツに関する情報を送信した端末20のユーザは、端末20が正常に動作したことを確認することができる。また、第1グループにおいて、第1コンテンツに関する情報を送信した端末20のユーザと異なるユーザは、第1コンテンツに関する情報が送信されたことを知ることができる。
【0128】
端末20は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像を表示領域28Aに表示する。この情報処理方法は、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信した端末20の表示領域28Aに、第2コンテンツを含む第2トークルームの画像を表示するので、この端末20のユーザは、送信した第2コンテンツを第2トークルームの画像を見ることによって確認することができので、ユーザの利便性が向上する。
【0129】
第2コンテンツは、限定ではなく例として、端末20の入力部23Aによって入力される、テキスト、画像、及び音声の少なくとも1つのコンテンツである。テキストは、限定ではなく例として、コメントやスケジュールなどの情報を、画像および音声に比べて少ないデータ量で表すことができる。そのため、第2コンテンツがテキストを含む場合、この情報処理方法は、例えば端末20の通信量を低減することができる。また、画像及び音声は、限定ではなく例として、テキストに比べて情報量が多く、テキストで表現しにくい情報を表現すること等ができる。そのため、第2コンテンツが画像および音声の一方または双方を含む場合、この情報処理方法は、表現力が豊かな第2コンテンツを伝えることができ、ユーザの利便性の向上に寄与する。
【0130】
端末20は、限定ではなく例として、第2コンテンツの送信が許可される場合、第1コンテンツと、端末20の入力部23Aによって入力された第2コンテンツとに基づいて、第2トークルームの画像を生成する。この情報処理方法は、端末20において第2トークルームの画像を生成するので、限定ではなく例として、第2トークルームの画像を端末20の外部から通信などで取得する場合に比べて、第2トークルームの画像を表示領域28Aに速やかに表示することができる。結果として、この情報処理方法は、ユーザの利便性を向上すること、端末20の通信量を減らすこと等ができる。
【0131】
なお、実施形態に係る情報処理方法は、図4においてステップS2からステップS4の処理を含むが、ステップS2からステップS4の処理の少なくとも一部を含まなくてもよい。限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報の宛先は、予め設定されてもよく、この場合、端末20は、ステップS4の処理を省略してもよい。また、ステップS2からステップS4の処理の少なくとも一部は、端末20の外部の装置(限定ではなく例として、クラウドコンピュータ)が実行してもよい。
【0132】
なお、ステップS2からステップS4の処理の少なくとも一部は、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する一連の処理の一部であってもよい。また、ステップS2からステップS4の処理の順番は、任意に変更できる。例えば、ステップS4において宛先を指定した後に、引用コンテンツを生成してもよい。また、ステップS4において、第1トークルームと異なるトークルームが宛先に指定された場合、端末20は、コンテンツを他のトークルームへ引用する要求があるとしてよい。
【0133】
なお、表示領域28Aに表示される引用コンテンツは、図2の右下の図におけるコンテンツQ5の場合、第1コンテンツの少なくとも一部と第2コンテンツとを一組にしたコンテンツであるが、このような形態に限定されない。例えば、引用コンテンツは、第1コンテンツの少なくとも一部を含むコンテンツと、第2コンテンツとが分離して配置されて表示される形態でもよい。例えば、端末20は、第1コンテンツの少なくとも一部と、第2コンテンツとを、それぞれ1つのコンテンツとして配置したトークルームの画像を表示してもよい。この場合、第1コンテンツの少なくとも一部は、第2コンテンツに対して、第2トークルームの画像T2の縦方向に配置されてもよいし、そうでなくてもよい。
【0134】
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、限定ではなく例として、所定の条件のコンテンツについて引用が許可される形態である。端末20は、限定ではなく例として、引用が許可される場合に引用コンテンツを送信し、引用が許可されない場合に引用コンテンツを送信しない。上記所定の条件は、限定ではなく例として、引用を予定するコンテンツを送信したユーザと、端末20のユーザとが同じである条件である。限定ではなく例として、ユーザは、第1トークルームに含まれるコンテンツのうち自身の端末20で入力されたコンテンツについては、このコンテンツを引用したコンテンツを、第2トークルームを宛先として端末20によって送信することができる。例えば、処理部21は、第1コンテンツを送信したユーザと端末のユーザとが同じである場合、通信I/F22を制御して、第1コンテンツに関する情報を含む情報(限定ではなく例として、引用コンテンツ)を送信する。
【0135】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0136】
図9において、ステップS1およびステップS2の処理は、図4と同様であるのでその説明を省略あるいは簡略化する。端末20は、ステップS2において引用の要求があると処理部21が判定した場合(ステップS2:Yes)、ステップS21において、第1コンテンツに関する情報の送信を許可するか否かを端末20の処理部21で判定する。処理部21は、限定ではなく例として、第1コンテンツを送信したユーザと端末20のユーザとが同じである場合、第1コンテンツに関する情報の送信を許可すると判定する(ステップS21:Yes)。
【0137】
処理部21は、限定ではなく例として、図3(B)に例示したコンテンツ情報D3を参照して、ステップS21の処理を実行する。例えば、ユーザが選択した第1コンテンツの[コンテンツID]が[tr01c01]である場合、処理部21は、[tr01c01]に対応する[送信ユーザID]を参照して、第1コンテンツを送信したユーザのユーザIDを取得する。そして、処理部21は、第1コンテンツを送信したユーザのユーザIDと、端末20のユーザのユーザIDとを比較して、双方が一致する場合に第1コンテンツに関する情報の送信を許可すると判定する。例えば、ユーザAの端末20Aにおいて、第1コンテンツとして[コンテンツID]が[tr01c01]のコンテンツが選択された場合、端末20Aの処理部21は、[tr01c01]に対応する[送信ユーザID]と端末20のユーザAのユーザIDとが一致するので、第1コンテンツに関する情報の送信を許可すると判定する。また、ユーザAの端末20Aにおいて、第1コンテンツとして[コンテンツID]が[tr01c02]のコンテンツが選択された場合、端末20Aの処理部21は、[tr01c02]に対応する[送信ユーザID]と端末20のユーザAのユーザIDとが一致しないので、第1コンテンツに関する情報の送信を許可しないと判定する。
【0138】
処理部21は、第1コンテンツに関する情報の送信を許可すると判定した場合(ステップS21:Yes)、限定ではなく例として、ステップS3からステップS5の処理を実行し、第1コンテンツに関する情報と、第2コンテンツとを送信する。ステップS3からステップS5の処理は、図4と同様であるので、その説明を省略する。処理部21は、第1コンテンツに関する情報の送信を許可しないと判定した場合(ステップS21:No)、限定ではなく例として、ステップS22において引用の不許可を通知する。例えば、処理部21は、表示部28を制御して、「引用できません」などのメッセージを含む画像を表示領域28Aに表示させ、ユーザに引用の不許可を通知する。
【0139】
なお、処理部21は、引用の不許可を表す音声をスピーカ29によって出力させ、引用の不許可を通知してもよい。また、処理部21は、音声または画像と異なる形態(例えば、端末20の振動、ランプ点灯あるいは点滅)によって、引用の不許可を通知してもよい。また、処理部21は、ステップS22の処理を実行しなくてもよい。
【0140】
端末20は、ステップS5の処理を実行した後、又はステップS22の処理を実行した後に、第1コンテンツに関する情報を送信する一連の処理を終了する。
【0141】
端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報を、第1コンテンツを送信したユーザと端末20のユーザとが同じである場合、通信部によって送信する。したがって、このような情報処理方法は、第1コンテンツを送信したユーザと異なるユーザの端末20である場合、第1コンテンツに関する情報が意図せずに送信されることを低減できる。
【0142】
端末20の処理部21は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報の送信を許可するか否かを判定する。この情報処理方法は、第2コンテンツを送信する端末20において第1コンテンツに関する情報の送信を許可するか否かを判定するので、その判定結果が速やかに得られる。したがって、端末20は、限定ではなく例として、上記判定が端末20の外部で行われる場合と比較して、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを速やかに送信でき、ユーザの利便性が向上する。
【0143】
また、端末20は、限定ではなく例として、ステップS3およびステップS4の処理を実行するよりも前に、ステップS21において引用を許可するか否かを判定する。したがって、端末20は、引用を許可しないと処理部21が判定した場合(ステップS21:No)、ステップS3およびステップS4の処理を省くことができ、これらの処理に要する負荷を低減できる。なお、ステップS21の処理は、ステップS5の処理よりも前に実行されればよく、ステップS3の後に実行されてもよいし、ステップS4の処理の後に実行されてもよい。
【0144】
なお、端末20は、第1コンテンツを送信したユーザと端末20のユーザとが同じである条件と異なる条件に基づいて、第1コンテンツに関する情報を送信してもよい。限定ではなく例として、端末20は、第1コンテンツの種類とデータ量との一方または双方に基づいて、第1コンテンツに関する情報の送信を許可するか否かを判定してもよい。例えば、端末20は、第1コンテンツがテキストである場合、第1コンテンツに関する情報を送信し、第1コンテンツがテキストと異なる場合、第1コンテンツに関する情報を送信しなくてもよい。端末20が第1コンテンツに関する情報を送信する条件については、上記の例に限定されず、後の実施形態でも説明する。
【0145】
なお、端末20は、第1コンテンツに関する情報を、第2トークルームを宛先として送信することが許可されない場合、第1コンテンツに関する情報を送信せず、第2コンテンツを送信してもよい。また、端末20は、第1コンテンツに関する情報を、第2トークルームを宛先として送信することを許可するか否かを判定しなくてもよい。限定ではなく例として、サーバ10は、端末20が送信した第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを受信した場合、受信した情報の少なくとも一部について、サーバ10から、第2グループに含まれるユーザの端末20へ送信するか否かを判定してもよい。サーバ10は、端末20が送信した第1コンテンツに関する情報を、第2グループに含まれるユーザの端末20へ送信しないと判定した場合、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報を送信せず、第2コンテンツを送信してもよいし、第2コンテンツを送信しなくてもよい。
【0146】
なお、端末20は、限定ではなく例として、引用が許可されるコンテンツと、引用が許可されないコンテンツとを区別したトークルームの画像を表示してもよい。以下の説明において適宜、引用が許可されるコンテンツを第1コンテンツの候補と称す。
【0147】
図10(A)、図10(B)は第1コンテンツの候補の表示に関する処理を示す図である。図10(A)の第1トークルームの画像T1において、コンテンツQ1とコンテンツQ2とは、端末20のユーザによって送信されたコンテンツである。コンテンツQ1とコンテンツQ2とは、送信したユーザと端末20のユーザとが同じであり、引用が許可されるので、第1コンテンツの候補である。また、コンテンツQ2は、他端末から送信されたコンテンツであり、送信したユーザと端末20のユーザとが異なるので、引用が許可されないコンテンツである。第1コンテンツの候補であるコンテンツQ1およびコンテンツQ2は、それぞれ、第1トークルームの画像T1に対して第1の位置関係で配置される。符号CLは第1トークルームの画像T1の中心線であり、上記第1の位置関係は、中心線CLに対して片側に寄った位置関係である。例えば、コンテンツQ1およびコンテンツQ2は、第1トークルームの画像T1の中心線CLに対して右側に寄った位置に配置される。また、第1コンテンツの候補であるコンテンツと異なるコンテンツであるコンテンツQ3は、中心線CLに対して、第1コンテンツの候補であるコンテンツの反対側に寄った位置に配置される。なお、第1コンテンツの候補であるコンテンツと、第1コンテンツの候補であるコンテンツと異なるコンテンツとの位置関係は、上述の例に限定されず、人間が目視で区別できるように任意に設定される。
【0148】
図10(B)の第1トークルームの画像T1において、第1画像の第1コンテンツの候補であるコンテンツは、第1コンテンツの候補であるコンテンツとは異なるコンテンツと異なる態様で表示領域28Aに表示される。図10(B)において、第1画像の第1コンテンツの候補であるコンテンツは、コンテンツQ1およびコンテンツQ2である。また、第1コンテンツの候補であるコンテンツとは異なるコンテンツは、コンテンツQ3である。各コンテンツは、限定ではなく例として、コンテンツの本体を枠(例えば、吹き出しの形状の枠)に収めたアイテムとして表示される。第1コンテンツの候補であるコンテンツと、第1コンテンツの候補であるコンテンツと異なるコンテンツとは、上記枠の色と明るさとの一方または双方が異なる形態で表示される。限定ではなく例として、コンテンツQ1およびコンテンツQ2は、上記枠の内側が第1の色(例えば、緑)であり、コンテンツQ3は、上記枠の内側が第1の色と異なる第2の色(例えば、白)である。
【0149】
なお、第1コンテンツの候補であるコンテンツと、第1コンテンツの候補であるコンテンツと異なるコンテンツとは、上記枠の内側の明るさ、枠の線の色、枠の線の太さ、枠の線の線種(例、実線、点線)が異なってもよい。また、第1コンテンツの候補であるコンテンツと、第1コンテンツの候補であるコンテンツと異なるコンテンツとの表示形態の違いは、上述の例に限定されず、人間が目視で区別できるように任意に設定される。
【0150】
図10(A)および図10(B)において、端末20は、第1コンテンツの候補であるコンテンツと、第1コンテンツの候補であるコンテンツと異なるコンテンツとを区別して表示する。この場合、ユーザは、第1コンテンツに関する情報の送信が許可されるコンテンツと、第1コンテンツに関する情報の送信が許可されないコンテンツとを容易に判別することができ、ユーザの利便性が向上する。
【0151】
<第3実施形態>
図11は、第3実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。まず、本実施形態の概要を説明する。第3実施形態は、限定ではなく例として、第2コンテンツが入力されるよりも前に、引用が許可されるか否かを判定する形態である。端末20は、限定ではなく例として、引用が許可される場合に引用コンテンツを生成し、引用が許可されない場合に引用コンテンツを生成しない。図12(A)は引用が許可される場合の表示に関する処理を示す図である。図12(B)は引用が許可されない場合の表示に関する処理を示す図である。端末20は、限定ではなく例として、引用が許可されない場合に図12(A)に示すように[引用]のアイコンを表示し、引用が許可されない場合に図12(B)に示すように[引用]のアイコンを表示しない。
【0152】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0153】
端末20は、ステップS1において第1トークルームの画像を表示した後、ステップS24においてコンテンツの選択があるか否かを判定する。限定ではなく例として、端末20の処理部21は、図5の上図のように、表示領域28Aに表示された第1トークルームの画像T1においてコンテンツQ1が長押しされたことが検出された場合、コンテンツQ1が選択されたと判定する。処理部21は、コンテンツの選択があると判定した場合(ステップS24:Yes)、ステップS25において引用を許可するか否かを判定する。処理部21は、ステップS24において選択されたと判定したコンテンツに関して、引用を許可すると判定した場合(ステップS25:Yes)、ステップS26において、引用を含むコマンドウィンドウを表示させる。また、処理部21は、ステップS24において選択されたと判定したコンテンツに関して、引用を許可しないと判定した場合(ステップS25:No)、ステップS27において、引用を含まないコマンドウィンドウを表示させる。
【0154】
処理部21は、引用が許可される場合、図12(A)に示すように、引用に係る処理を実行するコマンド(例えば、図中の[引用])を含むコマンドウィンドウTc1を含む第1トークルームの画像T1aを生成する。処理部21は、表示部28を制御して、第1トークルームの画像T1aを表示領域28Aに表示させる。図12(A)の場合、[コピー]、[削除]、[引用]、[保存]は、それぞれ、選択されたコンテンツ(ここでは、コンテンツQ1)に関して所定の処理を実行させるコマンドのアイコンである。ユーザは、[コピー]、[削除]、[引用]、及び[保存]のいずれのアイコンをタップすることによって、アイコンに割り付けられた処理を端末20に実行させることができる。
【0155】
また、処理部21は、引用が許可さない場合、図12(B)に示すように、引用に係る処理を実行するコマンドを含まないコマンドウィンドウTc2を含む第1トークルームの画像T1bを生成する。図12(B)において、図12(B)において、[引用]のアイコンは無効化されている。端末20は、[引用]のアイコンがタップされた場合、限定ではなく例として、[引用]のコマンドの入力を受け付けない。[引用]は、コマンドを入力するアイコンとしては機能しないが、他のコマンドである[コピー]などに比べて低いコントラストで表され、コマンドの実行ができないことを視覚的に表す。端末20は、[引用]を表示しなくてもよい。なお、ユーザは、アイコンが有効である[コピー]、[削除]、及び[保存]については、アイコンをタップすることでアイコンに割り付けられた処理を端末20に実行させることができる。なお、
【0156】
図11の説明に戻り、端末20は、ステップS26において引用を含むコマンドウィンドウTc1を表示した後、ステップS28において、引用の要求があるか否かを判定する。処理部21は、限定ではなく例として、図12(A)に示した[引用]のアイコンがタップされたことが検出された場合、引用の要求があると判定する。端末20は、引用の要求があると処理部21が判定した場合(ステップS28:Yes)、ステップS3からステップS5の処理を実行することで、第1コンテンツに関する情報と、第2コンテンツとを送信する。ステップS3からステップS5の処理については、図4と同様であるので、その説明を省略する。
【0157】
処理部21は、限定ではなく例として、図12(A)に示した[引用]のアイコンと異なる部分がタップされたことが検出された場合、引用の要求がないと判定する(ステップS28:No)。上記[引用]のアイコンと異なる部分は、限定ではなく例として、[引用]のアイコンと異なるアイコンでもよいし、表示領域28AにいてコマンドウィンドウTc1の外側の部分でもよい。処理部21は、引用の要求がないと判定した場合(ステップS28:No)、又はステップS27の処理の後に、コマンドの選択があるか否かを判定する。処理部21は、図12(A)に示したコマンドウィンドウTc1または図12(B)に示したコマンドウィンドウTc2において、有効なコマンドを表すアイコンがタップされたことが検出された場合、コマンドの選択があると判定する(ステップS29:Yes)。端末20は、コマンドの選択があると処理部21が判定した場合(ステップS29:Yes)、ステップS30において、選択されたコマンドを実行する。端末20は、ステップS24においてコンテンツの選択がないと処理部21が判定した場合(ステップS24:No)、ステップS5の処理の後、ステップS29においてコマンドの選択がないと処理部21が判定した場合(ステップS29:No)、又はステップS30の処理の後に、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する一連の処理を終了する。
【0158】
以上のような端末20は、限定ではなく例として、第1グループと異なる第2グループの端末間で送受信されるコンテンツとして、第1グループの端末間で送受信されるコンテンツに関する情報を送信することが許可されない場合、コンテンツに関する情報を送信する処理の少なくとも一部を実行させるコマンドの入力を受け付けない。この場合、ユーザは、限定ではなく例として、第2コンテンツの入力後に、第1コンテンツに関する情報の送信が許可されないことを知るといった不都合がなくなり、ユーザの利便性が向上する。また、端末20は、送信が許可されないコンテンツに関する情報について、第2コンテンツの入力を受け付ける処理等を省くことができ、処理の負荷が低減される。
【0159】
<第4実施形態>
図13は、第4実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、引用が許可される条件が上述の実施形態と異なる。端末20は、限定ではなく例として、第2グループに含まれるユーザに基づいて、引用を許可するか否かを判定する。端末20は、限定ではなく例として、第2コンテンツの宛先が指定された後に、第2コンテンツの宛先に基づいて、引用を許可するか否かを判定する。限定ではなく例として、端末20は、第1グループに含まれるユーザと、第2グループに含まれるユーザとで重複するユーザが、自端末のユーザの他に存在する場合に、引用を許可する。第1コンテンツに関する情報は、限定ではなく例として、第2グループに含まれる複数のユーザのうち端末20のユーザを除いた1以上のユーザが第1グループに含まれる場合、通信部によって送信される。
【0160】
次に、本実施形態について、より詳しく説明する。本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0161】
図13のステップS1およびステップS2の処理は、図4と同様であり、その説明を省略あるいは簡略化する。端末20は、ステップS2において引用の要求があると処理部21が判定した場合(ステップS2:Yes)、ステップS31において、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する宛先を指定する。限定ではなく例として、端末20は、宛先の候補であるトークルームの名称のリストを表示領域28Aに表示し、リストからユーザが選択するトークルームを宛先に指定する。
【0162】
ステップS32において、端末20は、引用を許可するか否かを判定する。限定ではなく例として、端末20の処理部21は、ステップS31において指定された宛先に基づいて、ステップS32の処理を実行する。例えば、処理部21は、図3(A)に示したトークルーム情報D2を参照して、ステップS31において指定された宛先のトークルームに対応するグループに含まれるユーザのユーザIDを取得する。そして、処理部21は、第1トークルームに対応する第1グループに含まれるユーザのユーザIDと、宛先のトークルームに対応するグループに含まれるユーザのユーザIDとを比較する。これにより、処理部21は、第2グループに含まれる複数のユーザのうち自端末のユーザを除いた1以上のユーザが第1グループに含まれるか否かを判定する。処理部21は、第2グループに含まれる複数のユーザのうち自端末のユーザを除いたN1以上のユーザが第1グループに含まれると判定した場合、第1コンテンツに関する情報の送信を許可すると判定する(ステップS32:Yes)。上記N1は、1以上の整数であり、限定ではなく例として、予め設定される値である。端末20は、第1コンテンツに関する情報の送信を許可すると処理部21が判定した場合(ステップS32:Yes)、ステップS3およびステップS5の処理を実行して、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する。ステップS3およびステップS5の処理は、図4と同様であり、その説明を省略する。
【0163】
端末20は、第1コンテンツに関する情報の送信を許可しないと処理部21が判定した場合(ステップS32:No)、ステップS33において、引用の不許可を通知する。ステップS33の処理は、図9のステップS22の処理と同様であり、その説明を省略する。処理部21は、ステップS33の処理の後に、ステップS34において、宛先を変更するか否かを判定する。限定ではなく例として、端末20は、「宛先を変更しますか?」といったダイアログボックスを表示領域28Aに表示させ、ユーザの入力を受け付ける。処理部21は、宛先を変更する旨のユーザの入力が検出された場合、宛先を変更すると判定する(ステップS34:Yes)。端末20は、宛先を変更すると処理部21が判定した場合(ステップS34:Yes)、ステップS31の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。端末20は、宛先を変更しないと処理部21が判定した場合(ステップS34:No)、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する一連の処理を終了する。
【0164】
以上のような端末20は、限定ではなく例として、第2グループに含まれる複数のユーザのうち端末20のユーザを除いた1以上のユーザが第1グループに含まれる場合、第1コンテンツに関する情報を送信する。言い換えると、端末20は、第1グループと第2グループとで重複するユーザが自端末のユーザの他に存在する場合、第1コンテンツに関する情報を送信する。したがって、端末20は、限定ではなく例として、第1グループと関係性がある第2グループの端末20に、第1コンテンツに関する情報を伝えることができ、例えば情報の意図しない拡散を抑制しつつ、情報の共有化を図ることができる。
【0165】
また、端末20は、限定ではなく例として、ステップS3において第2コンテンツの入力を受け付ける処理を実行するよりも前に、ステップS32において第1コンテンツに関する情報の送信を許可するか否かを判定する。この場合、ユーザは、例えば第2コンテンツを入力した後に引用が不許可であることを知るといった不都合が防止され、ユーザの利便性が向上する。また、端末20は、第1コンテンツに関する情報の送信が不許可である場合、第2コンテンツの入力を受け付ける処理を省略することができ、処理の負荷が低減される。
【0166】
<第5実施形態>
図14は、第5実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、引用が許可されるか否かを判定するタイミングが上述の実施形態と異なる。端末20は、限定ではなく例として、引用コンテンツの生成後に引用を許可するか否かを判定する。
【0167】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0168】
図14のステップS1およびステップS2の処理は、図4と同様であり、その説明を省略あるいは簡略化する。端末20は、ステップS2において引用の要求があると処理部21が判定した場合(ステップS2:Yes)、ステップS41において、引用コンテンツを生成する。そして、端末20は、ステップS42において、引用コンテンツの宛先を設定する。ステップS41およびステップS42の処理は、図4のステップS3およびステップS4の処理と同様であり、その説明を省略する。処理部21は、ステップS42の処理の後に、引用を許可するか否かを判定する。ステップS43の処理は、図13のステップS32の処理と同様であり、その説明を省略する。
【0169】
端末20は、引用を許可すると処理部21が判定した場合(ステップS43:Yes)、ステップS5において、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する。端末20は、引用を許可しないと処理部21が判定した場合(ステップS43:No)、ステップS44において引用の不許可を通知し、ステップS45において宛先を変更するか否かを判定する。ステップS44およびステップS45の処理は、図13のステップS33およびステップS34の処理と同様であり、その説明を省略する。
【0170】
端末20は、宛先を変更しないと処理部21が判定した場合(ステップS46:No)、ステップS46において、引用コンテンツを記憶するか否かを判定する。限定ではなく例として、端末20は、[記憶しますか?]などのダイアログボックスを表示領域28Aに表示し、ユーザの入力を受け付ける。処理部21は、引用コンテンツを記憶する旨の入力がユーザからあったことが検出された場合、引用コンテンツを記憶すると判定する(ステップS46:Yes)。端末20は、引用コンテンツを記憶すると処理部21が判定した場合(ステップS46:Yes)、ステップS47において、ステップS41で生成された引用コンテンツの少なくとも一部を記憶部に記憶する。記憶部は、限定ではなく例として、端末20の記憶部24であるが、記憶部24と異なる記憶部でもよく、端末20の外部の記憶部でもよい。端末20は、限定ではなく例として、ユーザの要求に基づいて、記憶された引用メッセージを表示領域28Aに表示してもよい。端末20は、引用コンテンツを記憶しないと処理部21が判定した場合(ステップS46:No)、又はステップS47の処理の後に、一連の処理を終了する。
【0171】
以上のような端末20は、限定ではなく例として、引用コンテンツを生成した後に引用を許可するか否かを判定し、引用を許可しない場合に宛先を変更するか否かを判定する。この場合、ユーザは、宛先を変更することで引用が許可される可能性があり、第2コンテンツの入力に要した労力が無駄になるといった不都合を減らすことができ、ユーザの利便性が向上する。また、端末20は、例えば宛先の誤入力等によって第1コンテンツに関する情報を送信しないといった不都合を減らすことができ、ロバスト性が高くなる。
【0172】
また、端末20は、限定ではなく例として、引用コンテンツを生成した後に引用を許可するか否かを判定し、引用を許可しない場合に引用コンテンツを記憶するか否かを判定する。この場合、ユーザは、例えば、記憶された引用コンテンツを閲覧あるいは再利用することがあり、ユーザの利便性が向上する。
【0173】
なお、端末20は、ステップS45の処理を実行しなくてもよい。また、端末20は、ステップS46の処理を実行しなくてもよく、引用を許可しないと処理部21が判定した場合(ステップS43:No)、引用メッセージを自動で記憶してもよいし、引用メッセージを記憶してなくてもよい。
【0174】
<第6実施形態>
図15は、第6実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、限定ではなく例として、引用を許可するか否かを複数の条件で判定する形態である。端末20は、限定ではなく例として、引用を予定するコンテンツが特定された段階で、特定されたコンテンツを送信したユーザに基づいて、引用を許可するか否かを判定する。また、端末20は、限定ではなく例として、宛先が特定された段階で、特定された宛先に基づいて、引用を許可するか否かを判定する。そして、端末20は、限定ではなく例として、引用を許可すると自端末で判定した場合、引用コンテンツを送信する。また、端末20は、限定ではなく例として、引用を許可しないと自端末で判定した場合、引用の許可の要求を送信し、引用の許可の要求に対する応答に基づいて、引用コンテンツを送信する。
【0175】
次に、本実施形態について、より詳しく説明する。本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0176】
図15のステップS1およびステップS2の処理は、図4と同様であり、その説明を省略あるいは簡略化する。処理部21は、引用の要求があると判定した場合(ステップS2:Yes)、ステップS51において、引用を許可するか否かを判定する。ステップS51の処理は、図9のステップS21と同様であり、処理部21は、第1コンテンツを送信した端末のユーザと自端末のユーザとが同じである場合、引用を許可すると判定する(ステップS51:Yes)。処理部21は、引用を許可すると判定した場合、ステップS52において、引用の許可のフラグを設定する。処理部21は、限定ではなく例として、引用を許可する旨のフラグを生成する。
【0177】
端末20は、引用を許可しないと処理部21が判定した場合(ステップS51:No)、又はステップS52の処理の後に、ステップS4で宛先を指定する。端末20は、ステップS4の処理の後に、ステップS53において引用を許可するか否かを判定する。ステップS53の処理は、限定ではなく例として、図13のステップS32の処理と同様であり、処理部21は、宛先のトークルームに対応する第2グループに含まれる複数のユーザのうち自端末のユーザを除いた1以上のユーザが第1グループに含まれる場合、引用を許可すると判定する。処理部21は、引用を許可すると判定した場合(ステップS53:Yes)、ステップS54において、引用の許可のフラグを設定する。
【0178】
処理部21は、引用を許可しないと判定した場合(ステップS53:No)、又はステップS54の処理の後に、ステップS3で引用コンテンツを生成する。処理部21は、ステップS3の処理の後、ステップS55において、引用の許可のフラグがあるか否かを判定する。処理部21は、ステップS52とステップS54の一方または双方の処理において、引用の許可のフラグを設定した場合、引用の許可のフラグがあると判定する(ステップS55:Yes)。処理部21は、引用の許可のフラグがないと判定した場合(ステップS55:No)、ステップS56において、引用の許可の要求を送信するか否かを判定する。限定ではなく例として、端末20は、[引用の許可の要求を送信しますか?]といったダイアログボックスを表示領域28Aに表示し、ユーザの入力を受け付ける。処理部21は、引用の許可の要求を送信する旨のユーザの入力が検出された場合、引用の許可の要求を送信すると判定する(ステップS56:Yes)。
【0179】
端末20は、引用の許可の要求を送信すると処理部21が判定した場合(ステップS56:Yes)、ステップS57において、引用の許可の要求を送信する。限定ではなく例として、端末20は、第1コンテンツに関する情報の送信が許可されるユーザの端末20を宛先として、引用の許可を要求することを示す情報を送信する。第1コンテンツに関する情報の送信が許可されるユーザは、限定ではなく例として、第1コンテンツを送信したユーザである。
【0180】
なお、引用の許可の要求の送信先は、上記の例に限定されない。例えば、端末20は、第1グループに含まれる1又は2以上のユーザの端末20でもよいし、予め設定されたユーザ(限定ではなく例として、各グループに含まれるユーザのうち予め設定されたユーザ、アドミニストレーター)の端末でもよい。引用の許可の要求を受信した端末20は、限定ではなく例として、[引用を許可しますか?]といったダイアログボックスを表示領域28Aに表示し、ユーザの入力を受け付ける。処理部21は、引用の許可の要求を送信する旨のユーザの入力が検出された場合、引用の許可を送信する。なお、サーバ10は、限定ではなく例として、端末20が送信した引用の許可の要求を受信した場合、引用を許可するか否かを判定し、その判定結果に基づいて引用の許可を送信してもよい。
【0181】
ステップS58において、処理部21は、引用の許可を受信したか否かを判定する。処理部21は、限定ではなく例として、ステップS57において送信した引用の許可の要求に対する応答として、引用を許可する旨の情報を受信したか否かを判定する。端末20は、ステップS55において引用の許可のフラグがあると処理部21が判定した場合(ステップS55:Yes)、又はステップS58において引用の許可を受信したと処理部21が判定した場合(ステップS58:Yes)、ステップS5において第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する。
【0182】
また、端末20は、ステップS2において引用の要求がないと処理部21が判定した場合(ステップS2:No)、ステップS56において引用の許可の要求を送信しないと処理部21が判定した場合(ステップS56:No)、又はステップS58において引用の許可を受信していないと処理部21が判定した場合(ステップS58:No)、一連の処理を終了する。
【0183】
なお、端末20は、ステップS4において宛先を設定し、かつ第1コンテンツに関する情報を送信しない場合、図14のステップS45の処理と同様に宛先を変更するか否かを判定してもよい。また、端末20は、ステップS3においてユーザが第2コンテンツを入力し、かつ第1コンテンツに関する情報を送信しない場合、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとの一方または双方を、図14のステップS46の処理と同様に記憶するか否かを判定してもよいし、記憶するか否かを判定せずに記憶してもよく、記憶するか否かを判定せずに記憶しなくてもよい。
【0184】
以上のような端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを、複数の条件に基づいて送信する。このような情報処理方法は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報を送信することが許可される条件を細かく設定できるので、意図しない情報の流出を防止しつつ、複数のユーザで情報の共有化を図ることができる。限定ではなく例として、端末20は、第1コンテンツを送信した端末20のユーザと自端末のユーザとが同じである場合に引用を許可し、かつ第2グループに含まれるユーザのうち自端末のユーザと異なるユーザが第1グループに含まれる場合に引用を許可する。この場合、第1グループに含まれ、かつ第2グループに含まれるユーザは、引用コンテンツを端末20によって送信できるので、ユーザの利便性が向上する。
【0185】
また、端末20は、限定ではなく例として、引用の許可の要求に対する応答に基づいて、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する。このような情報処理方法は、限定ではなく例として、引用を許可するか否かを端末20において判定しなくてもよく、端末20の処理の負荷を低減できる。また、このような情報処理方法は、限定ではなく例として、引用を許可するか否かを判定するのに必要な情報が端末20において不足する状態において、端末20が引用の許可の要求に対する応答に基づいて第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信することができ、第1グループと第2グループとにおける情報の共有化を図ることができる。
【0186】
また、端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを複数の条件に基づいて送信し、複数の条件は、引用の許可を受信したという条件を含む。このような情報処理方法は、限定ではなく例として、引用を許可するか否かを端末20の外部で判定する場合、端末20から第1コンテンツに関する情報が不正に送信されることを防止することができる。結果として、情報処理方法は、意図しない情報の流出を防止しつつ、複数のユーザで情報の共有化を図ることができる。
【0187】
なお、端末20が第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する条件の数は、1つでもよいし、複数でもよい。端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信する条件の数が1つであり、この条件は、引用の許可を受信したという条件でもよい。また、端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを複数の条件に基づいて送信し、複数の条件は、引用の許可を受信したという条件を含まなくてもよい。上記複数の条件は、上述の各実施形態で説明した条件の少なくとも1つを、含んでもよいし、含まなくてもよい。また、上記複数の条件は、上述の各実施形態で説明した条件と異なる条件を含んでもよい。
【0188】
<第7実施形態>
図16は、第7実施形態に係る情報処理方法を示す図である。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、限定ではなく例として、引用コンテンツを送信した場合、トークルームに関する情報を表示領域28Aに表示する形態である。端末20は、限定ではなく例として、引用コンテンツを送信した場合、第1トークルームに関連する広告などを含む第2トークルームの画像を表示する。端末20は、限定ではなく例として、引用コンテンツを送信した場合、第2トークルームに関連する広告などを含む第1トークルームの画像を表示する。
【0189】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0190】
図16の左上の図における符号TLは、トークルームのリストの画像である。この画像TLにおいて、[Music]、[Rock]はトークルームの名称である。[Music]のトークルーム、及び[Rock]のトークルームは、限定ではなく例として、テーマが設定されたトークルームである。例えば、名称が[Music]のトークルームは、テーマが音楽であり、音楽全般に関する情報の投稿および閲覧が想定されたトークルームである。また、名称が[Rock]のトークルームは、テーマがロックであり、ロック全般に関する情報投稿および閲覧が想定されたトークルームである。なお、各トークルームのテーマは任意であり、フード、ファッション、旅行、映画、仕事、恋愛などでもよい。ユーザは、限定ではなく例として、任意のテーマを設定して、トークルームを生成することができる。
【0191】
本実施形態において、メッセージングサービスが提供するトークルームは、公開されたトークルームと、非公開のトークルームとを含む。公開されたトークルームは、限定ではなく例として、メッセージングサービスを利用する任意のユーザが参加できるトークルームである。メッセージングサービスは、限定ではなく例として、公開されたトークルームのリストをユーザに提供し、ユーザは、リストから選択したトークルームに対応するグループに自身を登録することができる。限定ではなく例として、メッセージングサービスは、公開されたトークルームをユーザが検索するシステムを提供し、ユーザは、キーワード検索などによって興味があるテーマのトークルームを見つけることができる。
【0192】
また、ユーザは、限定ではなく例として、トークルームを生成する際にトークルームの種別を公開に設定することができ、これにより公開されたトークルームを生成できる。公開されたトークルームは、限定ではなく例として、メッセージングサービスの提供者またはその委託者によって生成されてもよい。例えば、イベントの開催者は、メッセージングサービスの提供者にトークルームの生成を委託し、メッセージングサービスの提供者は、イベントをテーマとする公開されたトークルームを生成してもよい。
【0193】
端末20は、限定ではなく例として、公開されたトークルームに対応するグループのユーザとして端末20のユーザが自身を登録することで、トークルームの画像を表示(限定ではなく例として、端末20のユーザが閲覧)することができる。端末20は、限定ではなく例として、公開されたトークルームに対応するグループのユーザとして端末20のユーザが自身を登録することで、トークルームを宛先としてコンテンツを送信(限定ではなく例として、端末20のユーザが投稿)することができる。
【0194】
なお、端末20は、限定ではなく例として、公開されたトークルームに対応するグループのユーザとして端末20のユーザが登録されることなく、トークルームの画像を表示可能でもよい。例えば、ユーザは、トークルームに対応するグループへの登録せずにトークルームを閲覧可能でもよく、トークルームに投稿する場合、グループへの登録が必要でもよい。ユーザは、トークルームを閲覧した上で、グループへ自身を登録するか否かを判断してもよい。また、公開されたトークルームの画像を端末20が表示した際に、端末20のユーザは、トークルームに対応するグループに登録されてもよい。
【0195】
なお、端末20は、限定ではなく例として、公開されたトークルームに対応するグループのユーザとして端末20のユーザが登録されることなく、トークルームを宛先とするコンテンツを送信可能でもよい。例えば、公開されたトークルームを宛先とするコンテンツが端末20から送信された際に、端末20のユーザは、トークルームに対応するグループに登録されてもよい。
【0196】
上記非公開のトークルームは、限定ではなく例として、トークルームに対応するグループに含まれないユーザの端末20による、トークルームの画像の表示およびトークルームを宛先とするコンテンツの送信アクセスが制限されるトークルームである。非公開のトークルームに対応するグループに含まれるユーザは、他のユーザをグループに追加することができる。図16の左上に示すトークルームのリストの画像TLにおいて、[ユーザB]はトークルームの名称であり、名称が[ユーザB]のトークルームの種別は非公開であるとする。
【0197】
端末20は、限定ではなく例として、自端末または自端末のユーザと関連付けられたトークルームのリストの画像TLを表示領域28Aに表示する。端末20は、限定ではなく例として、図2の左上の図のように画像TLの[Music]がタップされた場合、右上の図のように名称Taが[Music]のトークルームの画像T6を表示領域28Aに表示する。ここでは、[Music]のトークルームに対応するグループが第1グループであり、トークルームの画像T6が第1画像であるとする。また、[Rock]のトークルームに対応するグループが第2グループであり、左下の図に示す[Rock]のトークルームの画像T7が第2画像であるとする。
【0198】
端末20は、表示領域28Aに表示された第1画像に含まれるコンテンツのうちの第1コンテンツに関する情報と、端末20によって入力された第2コンテンツとを、端末20の通信部(限定ではなく例として、通信I/F22)によって送信する。右上の図のトークルームの画像T6において、符号Q11から符号Q13は、第1グループの各端末間で送受信されるコンテンツである。ここでは、コンテンツQ11が第1コンテンツであるとする。端末20は、限定ではなく例として、表示領域28Aに表示された第1コンテンツQ11に対するユーザの入力に基づいて、第1コンテンツQ11に関する情報と第2コンテンツとを送信する。
【0199】
左下の図に示すトークルームの画像T7において、符号Q14および符号Q15は、第2グループの各端末間で送受信されるコンテンツである。符号Q16は、第1コンテンツQ11を引用した引用コンテンツであり、コンテンツQ14は、ユーザAが端末20によって入力された第2コンテンツである。端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツQ11に関する情報と第2コンテンツQ14とを送信した場合、第2コンテンツQ14が送受信される第2グループに関する情報を含む第1画像を表示する。
【0200】
右下の図に示すように、端末20は、第1コンテンツQ11に関する情報を送信した後に、第1グループに対応するトークルームの画像T6を、表示領域28Aに表示する。トークルームの画像T6において、符号Q18は、第2グループに関する情報を含むコンテンツである。ここでは、第2グループに対応するトークルームは、名称が[Rock]のトークルームである。限定ではなく例として、コンテンツQ18は、[Rock]のトークルームに関する情報として、[Rock]のトークルームのテーマに沿った情報を含む。コンテンツQ18は、限定ではなく例として、サーバ10が生成し、送信するコンテンツである。限定ではなく例として、サーバ10は、端末20が送信した第1コンテンツQ11に関する情報と第2コンテンツQ14とを受信した場合、第1コンテンツQ11に関する情報と第2コンテンツQ14とを第2グループに含まれるユーザの端末20に送信した後、第2グループに関する情報を第1グループに含まれるユーザの端末20に送信する。サーバ10の処理部21は、限定ではなく例として、記憶部13に記憶されたトークルーム情報D8に基づいて、第2グループに関する情報を含むコンテンツを生成する。
【0201】
図17は、トークルーム情報を示す図である。トークルーム情報D8は、限定ではなく例として、[種別]の項目および[テーマ]の項目を含む。[種別]は、トークルームが公開であるのか非公開であるのかを示す情報である。[種別]は、限定ではなく例として、[トークルームID]と関連付けられている。例えば、[トークルームID]が[tr01]のトークルームは、図2などに示した[名称]が[ユーザB]のトークルームであり、[種別]が[非公開]である。また、[トークルームID]が[tr11]のトークルームは、名称が[Music]のトークルーム(図16の右上の図参照)であり、種別が[公開]である。また、[トークルームID]が[tr12]のトークルームは、名称が[Rock]のトークルーム(図16の左下の図参照)であり、種別が[公開]である。
【0202】
[テーマ]は、限定ではなく例として、トークルームに関する情報のである。[テーマ]は、限定ではなく例として、[トークルームID]と関連付けられている。例えば、[トークルームID]が[tr11]のトークルームは、[テーマ]が[音楽]である。また、[トークルームID]が[tr12]のトークルームは、[テーマ]が[ロック]である。[音楽]および[ロック]は、限定ではなく例として、トークルームのテーマを示すキーワードなどでもよいし、メッセージングサービスの提供者などが登録する広告などの情報でもよい。なお、[トークルームID]が[tr01]のトークルームは、[テーマ]が[NULL]である。[NULL]は、データがないことを示す情報である。
【0203】
サーバ10は、第1コンテンツQ11に関する情報と第2コンテンツQ14とを第2グループに含まれるユーザの端末20に送信した後、限定ではなく例として、トークルーム情報D8から、第2グループに関する情報を取得する。例えば、図16および図17の場合、サーバ10の処理部21は、第2グループに関する情報として、[トークルームID]が[tr12]であるトークルームに対応する[テーマ]として[ロック]に含まれる情報を取得する。限定ではなく例として、[ロック]に含まれる情報がトークルームのテーマを示すキーワードである場合、サーバ10は、例えば、このキーワードに関連する情報として、公開が許可される情報をネットワークを介して取得する。サーバ10は、取得した情報に基づいて処理部21によってコンテンツQ18を生成して、コンテンツQ18を第1グループに含まれるユーザの端末20へ送信する。また、[ロック]に含まれる情報は、トークルームのテーマに沿った広告などでもよく、この場合、サーバ10は、予め登録された広告などの情報を、第1グループに含まれるユーザの端末20へ送信する。サーバ10は、第2グループに対応するトークルームの[テーマ]が[NULL]である場合、限定ではなく例として、トークルームに関する情報を第1グループに含まれるユーザの端末20へ送信しない。
【0204】
以上のような端末20は、第1コンテンツに関する情報を送信した場合、限定ではなく例として、第2グループに関する情報を含む第1画像を表示領域28Aに表示する。この場合、限定ではなく例として、第1グループにおける話題が第2グループと関連する可能性があり、端末20は、第1グループにおける話題と関連する情報として、第2グループに関する情報を、第1グループに含まれるユーザに提供できる。結果として、第1グループに含まれるユーザは、例えば第1コンテンツに関する情報から派生する情報をインターネット上で検索する手間が低減され、ユーザの利便性が向上する。また、端末20は、例えば、第1コンテンツに関する情報から派生する情報をユーザがインターネット上で検索する際の処理が低減される。
【0205】
なお、端末20は、トークルームに公開または非公開の設定がある場合、限定ではなく例として、トークルームが公開または非公開のいずれであるかに基づいて、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信してもよい。限定ではなく例として、端末20は、図9のステップS21の処理において、第1グループに対応するトークルームの[種別]が[公開]である場合、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信すると判定してもよい(ステップS21:Yes)。この処理は、図9のステップS21の処理と別に実行される処理でもよいし、なくてもよい。
【0206】
なお、トークルームは、公開または非公開の設定がなされなくてもよい。限定ではなく例として、全てトークルームが非公開であってもよいし、全てのトークルームが公開であってもよい。全てのトークルームが公開である場合、端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとの送信を許可するか否かを判定しなくてもよい。
【0207】
なお、端末20は、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信した場合、限定ではなく例として、図16において第2グループに関する情報を含む第1画像を表示領域28Aに表示するが、第1グループに関する情報を含む第2画像を表示領域28Aに表示してもよい。また、端末20は、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信した場合、限定ではなく例として、第2グループに関する情報を含む第1画像を表示領域28Aに表示し、第1グループに関する情報を含む第2画像を表示領域28Aに表示してもよい。また、端末20は、限定ではなく例として、図16ではグループに関する情報をコンテンツとして表示領域28Aに表示するが、コンテンツと別の形態(限定ではなく例として、ポップアップ、バナー)で表示してもよい。
【0208】
<第8実施形態>
図18は、第8実施形態に係る情報処理方法を示す図である。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、限定ではなく例として、左下の図に示す第2トークルームの画像T2に対する入力に基づいて、第1コンテンツの少なくとも一部を含む第3画像を、表示領域28Aに表示する形態である。図18において、第3画像を表示する端末20Aは、第2コンテンツを送信した端末20と同じである。第3画像を表示する端末20は、第2コンテンツを送信した端末20と異なる端末でもよく、この形態については第9実施形態で説明する。第3画像は、限定ではなく例として、右下図に示す第1トークルームの画像T1である。端末20は、第2トークルームの画像T2に対して所定の入力があった場合、限定ではなく例として、左上図に示すトークルームのリストの画像TLを表示する状態を経由せずに、右下図の第1トークルームの画像T1を表示領域28Aに表示する。
【0209】
端末20は、限定ではなく例として、トークルームのリストの画像TLに基づいてトークルームが選択された場合、選択されたトークルームに含まれるコンテンツのうち送信された時刻が最も新しいコンテンツを含むトークルームの画像を表示する。トークルームに含まれるコンテンツの量が表示領域28Aに一度に表示できる量を超える場合、限定ではなく例として、トークルームの画像は、上記一度に表示できる量を超えた分のコンテンツを含まない。ユーザは、限定ではなく例として、トークルームに含まれるコンテンツのうち、トークルームの画像に含まれないコンテンツについては、表示をスクロールすることによって閲覧することができる。
【0210】
端末20Aは、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T2に対する入力に基づいて第1トークルームの画像T1を表示する場合、第1コンテンツの少なくとも一部を含むように第1トークルームの画像T1を生成する。限定ではなく例として、第1トークルームに含まれるコンテンツの量が表示領域28Aに一度に表示できる量を超える場合、第1トークルームに含まれるコンテンツから、表示領域28Aに一度に表示できる量のコンテンツを、第1コンテンツの少なくとも一部を含むように抽出して、第1トークルームの画像T1を生成する。限定ではなく例として、端末20が、第2トークルームの画像T2に対する入力に基づいて第1トークルームの画像T1を表示する場合、ユーザは、表示をスクロールすることなく、第1コンテンツQ1の少なくとも一部を含む第2トークルームの画像T1を見ることができる。
【0211】
左下図の第2トークルームの画像T2において、コンテンツQ8は、右下図の第1コンテンツQ1に基づくコンテンツである。限定ではなく例として、表示領域28Aがタッチパネルの表示領域であり、入力部25がタッチパネルの操作部である場合、端末20は、左下図の第2トークルームの画像T2において、第1コンテンツQ1に基づくコンテンツQ8がタップされたことを検出した場合、第1コンテンツQ1を含む第1トークルームの画像T1を表示領域28Aに表示する。
【0212】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0213】
図18の左上の図において、画像TLは、トークルームのリストの画像である。ここでは、第1グループに対応する第1トークルームが[野球部]であるとし、第2グループに対応する第2トークルームが[ユーザB]であるとする。また、端末20は、図2で説明したように、第1コンテンツQ1に関する情報と第2コンテンツQ4とを、第2トークルームを宛先として送信済であるとする。
【0214】
端末20は、右上の図に示すように、第2トークルームの画像T2を表示領域28Aに表示する。限定ではなく例として、端末20は、トークルームのリストの画像TLに対する入力に基づいて、第2トークルームの画像T2を表示する。限定ではなく例として、端末20は、入力部25および表示部28としてのタッチパネルにおいて、[野球部]のアイコンがタップされたことが検出された場合、このアイコンと関連付けられた第2トークルームの画像T2を表示する。
【0215】
端末20は、表示領域28Aに表示された第2トークルームの画像に対する入力に基づいて、第2コンテンツにづけられた第1コンテンツQ1を含む第3画像(図18では、右下の図の第1トークルームの画像T1)を表示する。限定ではなく例として、端末20は、第2トークルームの画像T2に含まれる、第1コンテンツQ1に関する情報と第2コンテンツQ4との一方または双方に対する入力に基づいて、第1トークルームの画像T1を表示する。左下の図の例では、第1コンテンツQ1に関する情報は、第1コンテンツQ1である。端末20は、限定ではなく例として、入力部25および表示部28としてのタッチパネルにおいて、第2トークルームの画像T2に含まれる第1コンテンツQ1に関する情報と第2コンテンツQ4との一方または双方がタップされたことが検出された場合、第1トークルームの画像T1を表示する。端末20は、引用コンテンツQ5の少なくとも一部(限定ではなく例として、第1コンテンツQ1)がタップされたことが検出された場合、第1トークルームの画像T1を表示する。
【0216】
限定ではなく例として、表示領域28Aに表示される画像を第2トークルームの画像T2から第1トークルームの画像T1へ切り替える処理を実行させるコマンドは、第2トークルームの画像T2に対する所定の入力と関連付けられている。所定の入力は、図18の例では、引用コンテンツQ5に含まれる第1コンテンツQ1に対するタップである。限定ではなく例として、端末20は、第2トークルームの画像T2に対する所定の入力があったことが検出された場合、第2トークルームの画像T2が表示領域28Aに表示された状態を、トークルームのリストの画像TLが表示領域28Aに表示される状態を経由することなく、第1トークルームの画像T1が表示領域28Aに表示される状態へ切り替える。上記所定の入力は、タップと異なる入力でもよく、限定ではなく例として、入力部25としてのマウスの操作による入力、マイク26を用いた音声による入力、カメラ27を用いた撮像による入力、又はその他の入力装置による入力でもよい。
【0217】
なお、各トークルームに含まれるコンテンツの量が表示領域28Aに一度に表示できる量を超える場合、端末20は、限定ではなく例として、各トークルームに含まれるコンテンツから表示領域28Aに表示可能な量のコンテンツを処理部21によって抽出し、抽出したコンテンツを含むトークルームの画像を表示する。限定ではなく例として、処理部21は、送信された時期が最も新しい最新のコンテンツが表示領域28Aの下方に配置され、最新のコンテンツから上方に向かって送信された時期が新しい順に配置されるように、トークルームの画像を生成する。また、端末20は、限定ではなく例として、トークルームの画像に対する入力に基づいて、トークルームの画像にいずれのコンテンツを含めるかを変更する。
【0218】
処理部21は、限定ではなく例として、入力部25および表示部28としてのタッチパネルにおいて、トークルームの画像が縦方向の上方に向かってフリックされたことを検出した場合、現在の表示におけるコンテンツよりも前に送信されたコンテンツを含むようにトークルームの画像を生成する。端末20は、処理部21が生成したトークルームの画像を表示領域28Aに表示させる。また、処理部21は、トークルームの画像が縦方向の下方に向かってフリックされたことを検出した場合、現在の表示におけるコンテンツよりも後に送信されたコンテンツを含むようにトークルームの画像を生成する。端末20は、処理部21が生成したトークルームの画像を表示領域28Aに表示させる。ユーザは、限定ではなく例として、タッチパネルの操作部としての入力部25を操作することで表示をスクロールさせ、所望のコンテンツを含むトークルームの画像を端末20の表示領域28Aに表示させることができる。
【0219】
処理部21は、第2トークルームの画像T2に対する所定の入力に基づいて第1トークルームの画像T1を表示する際に、第1トークルームに含まれるコンテンツの量が表示領域28Aに一度に表示できる量を超える場合、限定ではなく例として、第1トークルームに含まれるコンテンツのうち第1トークルームの画像T1に含めるコンテンツを、第1コンテンツQ1を含むように選択する。限定ではなく例として、処理部21は、第1トークルームに含まれるコンテンツのうち、送信された時期の順番が第1コンテンツQ1の順番と連続する1または2以上のコンテンツを抽出する。処理部21は、限定ではなく例として、抽出したコンテンツと第1コンテンツQ1とが送信された順に並ぶ第1トークルームの画像T1を生成する。端末20は、処理部21が生成した第1トークルームの画像T1を、表示領域28Aに表示させる。
【0220】
なお、第2トークルームの画像T2に対する所定の入力に基づいて端末20が表示領域28Aに表示する第3画像は、第1画像と同じでもよいし、第1画像と異なる画像でもよい。限定ではなく例として、第2トークルームの画像T2に対する所定の入力に基づいて端末20が表示領域28Aに表示する第3画像は、トークルームのリストの画像TLに対する入力に基づいて端末20が表示領域28Aに表示する第1トークルームの画像T1と異なる画像でもよい。限定ではなく例として、第3画像は、第1トークルームの画像T1に含まれるコンテンツの少なくとも1つが省略あるいは短縮されていてもよい。
【0221】
図19は、第8実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。端末20は、限定ではなく例として、メッセージングサービスのアプリケーションが起動された際に図18の左上の図に示すようなトークルームのリストの画像TLを表示領域28Aに表示させる。処理部21は、限定ではなく例として、記憶部24に記憶されたトークルーム情報D2(図3(A)参照)を読み出し、トークルームのリストの画像TLを生成する。そして、処理部21は、処理部21は、表示部28を制御し、表示部28に画像TLを表示させる。そして、ユーザが入力部23Aによってトークルームを選択した場合、処理部21は、トークルームの画像を表示領域28Aに表示させる。ここでは、第1トークルームに含まれる第1コンテンツに関連付けられた第2コンテンツが第2トークルームを宛先として送信された状態であり、ユーザは、第2トークルームを選択したものとする。また、ここでは、第1トークルームは、トークルームのリストの画像TLにおける[ユーザB]のトークルームであり、第2トークルームは、画像TLにおける[野球部]のトークルームであるとする。
【0222】
ステップS61において、端末20は、第2トークルームの画像を表示する。限定ではなく例として、処理部21は、記憶部24に記憶されたトークルーム情報D2およびコンテンツ情報D3に基づいて、図18の右上の図に示したような第2トークルームの画像T2を生成する。例えば、処理部21は、図3(A)に示したトークルーム情報D2に基づいて、第2トークルームに対応するコンテンツ情報として、[リスト4]を特定する。そして、処理部21は、記憶部24に記憶されたコンテンツ情報D3のうち、図3(C)に示した[リスト4]を読み出す。そして、処理部21は、[リスト4]に定義された各コンテンツを所定の位置関係で配置し、第2トークルームの画像T2を生成する。そして、処理部21は、表示部28を制御して、第2トークルームの画像T2を表示領域28Aに表示させる。
【0223】
ステップS62において、端末20は、第2トークルームの画像T2に対する入力があるか否かを判定する。端末20は、第2トークルームの画像T2に対するユーザの入力を受け付ける。限定ではなく例として、表示領域28Aがタッチパネルの表示領域であり、入力部25がタッチパネルの操作部である場合、ユーザは、表示領域28Aに重ねられた入力部25を操作することで、各種情報を端末20に入力できる。処理部21は、限定ではなく例として、図18の左下の図のように、表示領域28Aに表示された引用コンテンツQ5がタップされたことが検出された場合、第2トークルームの画像T2に対して所定の入力があったと判定する(ステップS62:Yes)。
【0224】
なお、第2トークルームの画像T2に対する入力を受け付ける処理は、図18に示した例に限定されない。限定ではなく例として、入力部25は、タッチパネルの操作部と異なる装置でもよく、例えば入力部25がマウスである場合、ユーザは、表示領域28A上のポインタを、マウスを操作することで引用コンテンツQ5(例えば、コンテンツQ1)に配置し、マウスをクリックすることで、第1トークルームの画像T1を表示領域28Aに表示させる指令を入力してもよい。また、端末20は、入力部25と異なる装置によって引用の要求を受け付けてもよく、例えばマイク26を用いた音声入力によって引用の要求を受け付けてもよい。
【0225】
端末20は、第2トークルームの画像T2に対して所定の入力があったと処理部21が判定した場合(ステップS62:Yes)、ステップS63において、第1コンテンツを含む第3画像を表示領域28Aに表示する。限定ではなく例として、第1コンテンツは、第2コンテンツに引用されている被引用コンテンツであり、端末20は、被引用コンテンツを含む第1トークルームの画像T1を表示する。端末20は、第2トークルームの画像T2に対して所定の入力がないと処理部21が判定した場合(ステップS62:No)、又はステップS63の処理の後に一連の処理を終了する。
【0226】
図20は、第3画像の表示に関する処理の一例を示すフローチャートである。ステップS63は、限定ではなく例として、ステップS65からステップS68の処理を含む。ステップS65において、処理部21は、第2コンテンツに関する情報(限定ではなく例として、図3(C)の[関連情報]を取得する。図3(C)の場合、[関連情報]は、第2コンテンツと関連付けられた第1コンテンツの[コンテンツID]である[tr01c01]を含む。
【0227】
ステップS66において、処理部21は、第1コンテンツを含む1又は2以上のコンテンツの情報を取得する。限定ではなく例として、処理部21は、ステップS65において取得した第1コンテンツのコンテンツIDに基づいて、第1コンテンツを含むトークルームとして、第1トークルームを特定する。そして、処理部21は、限定ではなく例として、特定した第1トークルームに含まれるコンテンツから、第1コンテンツに対して所定の条件の1または2以上のコンテンツを抽出する。
【0228】
上記所定の条件は、限定ではなく例として、第1コンテンツを含み、送信された時期の順番が連続し、コンテンツの総量が表示領域28Aに一度に表示できる量である条件を含む。限定ではなく例として、表示領域28Aに一度に表示されるコンテンツのうち、トークルームの画像の上端に配置されるコンテンツと下端に配置されるコンテンツとの一方または双方は、その少なくとも一部が表示領域28Aに表示されればよい。表示領域28Aに一度に表示されるコンテンツは、限定ではなく例として、その全体が表示領域28Aに表示されてもよいし、その一部がトークルームの画像の端で切れていてもよい。
【0229】
上記所定の条件は、限定ではなく例として、第1コンテンツが送信された時期を含む所定の期間内に送信されたコンテンツである条件を含んでもよい。例えば、所定の条件は、第1コンテンツが送信された日に送信されたコンテンツである条件を含んでもよいし、第1コンテンツが送信された時刻を含み所定の長さ(例、6時間、1日、1週間)の期間内に送信されたコンテンツである条件を含んでもよい。また、上記所定の条件は、コンテンツを送信した端末20または端末20のユーザに関する条件を含んでもよい。限定ではなく例として、上記所定の条件は、第1コンテンツを送信した端末20から送信されたコンテンツである条件を含んでもよいし、第2コンテンツを送信した端末20から送信されたコンテンツである条件を含んでもよい。
【0230】
上記所定の条件は、上記の例に限定されず、例示した条件の少なくとも1つを含まなくてもよいし、例示した条件と異なる条件を含んでもよい。ステップS66において処理部21が抽出するコンテンツは、送信された時期の順番が連続していなくてもよい。
【0231】
ステップS67において、処理部21は第3画像を生成する。処理部21は、限定ではなく例として、ステップS66において取得したコンテンツの情報に基づいて、第3画像を生成する。処理部21は、限定ではなく例として、ステップS66において取得したコンテンツを所定の位置関係で配置し、第3画像を生成する。第3画像は、第1画像と同じでもよいし、第1画像と異なる画像でもよい。第3画像は、限定ではなく例として、第1画像を生成するアルゴリズムで生成される画像でもよいし、第1画像を生成するアルゴリズムと異なるアルゴリズムで生成される画像でもよい。
【0232】
なお、第3画像に配置されるコンテンツの少なくとも1つは、第1トークルームに含まれるコンテンツと同一でなくてもよく、限定ではなく例として、第1トークルームに含まれるコンテンツに処理が施されたコンテンツでもよい。ステップS68において、端末20は、処理部21が生成した第3画像を表示部28に出力し、表示領域28Aに第3画像を表示する。
【0233】
本実施形態において、プログラムP2は、複数のユーザを含む第2グループに含まれるユーザの端末が実行する情報処理プログラムであって、複数のユーザを含む第1グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第1画像のうちの第1コンテンツと関連付けられた第2コンテンツであって、第2グループの各端末間で送受信されるコンテンツのうちの第2コンテンツを含む第2画像を端末の表示領域に表示することと、表示領域に表示された第2画像に対する端末のユーザによる入力に基づいて、第2コンテンツと関連付けられた第1コンテンツを含む第3画像を表示領域に表示することとを含む。プログラムP2は、限定ではなく例として、処理部21(限定ではなく例として、コンピュータ、CPU)に、複数のユーザを含む第1グループの各端末間で送受信されるコンテンツを含む第1画像のうちの第1コンテンツと関連付けられた第2コンテンツであって、第2グループの各端末間で送受信されるコンテンツのうちの第2コンテンツを含む第2画像を端末の表示領域に表示することと、表示領域に表示された第2画像に対する端末のユーザによる入力に基づいて、第2コンテンツと関連付けられた第1コンテンツを含む第3画像を表示領域に表示することと、を実行させる。
【0234】
以上のような端末20は、表示領域に表示された第2画像に対する端末のユーザによる入力に基づいて、第2コンテンツと関連付けられた第1コンテンツを含む第3画像を表示領域に表示する。したがって、端末20のユーザは、第2コンテンツと関連付けられた第1コンテンツの少なくとも一部を、第3画像によって知ることができる。限定ではなく例として、第2コンテンツを送信した端末20と、第2画像に対する入力に基づいて第3画像を表示する端末20とが同じ端末である場合、ユーザは、簡易に第1コンテンツを確認することができる。限定ではなく例として、第3画像は、第1コンテンツの前に送信されたコンテンツと、第1コンテンツの後に送信されたコンテンツとの一方または双方とを含み、この場合、ユーザは、第1コンテンツを含む複数のコンテンツの流れ、経緯を知ることができ、ユーザの利便性が向上する。
【0235】
<第9実施形態>
図21は、第9実施形態に係る情報処理方法を示す図である。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、第2コンテンツを含む第2トークルームの画像を表示する第2端末(例えば、図21の端末20C)が、第2コンテンツを送信した第1端末(例えば、図2の端末20A)と異なる端末である点で、第8実施形態と異なる。
【0236】
端末20は、限定ではなく例として、左下の図に示す第2トークルームの画像T12に対する入力に基づいて、右下の図に示す第1トークルームの画像T11を表示領域28Aに表示する。端末20は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T12に対して所定の入力があったと検出した場合、第1コンテンツQ1に関する情報に基づいて、第1トークルームの画像T11を表示する。第2トークルームの画像T12に対する入力に基づいて第1トークルームの画像T11が表示される形態において、第1コンテンツに関する情報は、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおいて第1コンテンツを特定する情報を含む。第1コンテンツを特定する情報は、限定ではなく例として、第1コンテンツの識別情報である。端末20は、第2トークルームの画像T12に対する入力に基づいて第1トークルームの画像T11を表示する場合、限定ではなく例として、第1コンテンツの識別情報に基づいて、第1コンテンツが含まれるトークルームを第1トークルームとして特定し、第1トークルームの画像T11を表示する。
【0237】
端末20は、第1グループに含まれないユーザの端末20(例えば、端末20C)である場合、限定ではなく例として、第1コンテンツの識別情報に基づいて、第1トークルームの画像T11に含めるコンテンツとして、第1トークルームに含まれるコンテンツのうち第1コンテンツの少なくとも一部を含む1または2以上のコンテンツを受信し、受信したコンテンツに基づいて第1トークルームの画像T11を生成する。
【0238】
端末20は、第2トークルームの画像T12に対して所定の入力があった場合、限定ではなく例として、左上の図に示すトークルームのリストの画像TLを表示する状態を経由せずに、右下の図の第1トークルームの画像T11を表示領域28Aに表示する。端末20は、第1グループに含まれないユーザの端末20(例えば、端末20C)である場合、限定ではなく例として、第1トークルームに含まれるコンテンツのうち、表示領域28Aに一度に表示できる量に基づいて設定される量のコンテンツを受信し、受信したコンテンツに基づいて第1トークルームの画像T11を表示する。端末20は、限定ではなく例として、第1トークルームに含まれる全部のコンテンツを受信してもよいし、そうでなくてもよい。
【0239】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0240】
図21において、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報と第2コンテンツとを送信したユーザがユーザAであり、ユーザAの端末20が端末20Aである。図21の端末20は、限定ではなく例として、ユーザAと異なるユーザであるユーザCの端末であり、端末20Cである。限定ではなく例として、図2の右上の図に示した第1トークルームに対応する第1グループは、ユーザAとユーザBとから構成され、端末20CのユーザであるユーザCは、第2グループに含まれるが第1グループに含まれないユーザである。
【0241】
図21の左上の図に示すように、端末20は、限定ではなく例として、自端末または自端末のユーザと関連付けられたトークルームのリストの画像TLを表示領域28Aに表示する。自端末または自端末のユーザと関連付けられたトークルームは、限定ではなく例として、自端末のユーザが含まれるトークルームである。端末20は、トークルームのリストの画像TLに対する入力によってトークルームが選択された場合、選択されたトークルームの画像を表示領域28Aに表示する。端末20Cは、限定ではなく例として、表示領域28Aがタッチパネルの表示領域であり、入力部25がタッチパネルの操作部であり、トークルームのリストの画像TLにおける[野球部]のアイコンがタップされた場合、図21の右上の図のように名称Taが「野球部」のトークルームの画像T12を表示領域28Aに表示する。
【0242】
トークルームの画像T12において、符号Q8は、第1コンテンツQ1に関する情報に基づくコンテンツである。第1コンテンツQ1に関する情報は、ユーザAの端末20Aから送信されている。端末20Cは、限定ではなく例として、サーバ10を介して、第1コンテンツQ1に関する情報を受信する。端末20は、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1に関する情報として、第1コンテンツQ1の識別情報と、第1コンテンツQ1の少なくとも一部を受信する。端末20は、受信した第1コンテンツQ1の少なくとも一部に基づいて、第1コンテンツQ1に関するコンテンツQ8を含む第2トークルームの画像T12を生成する。
【0243】
端末20Cは、表示領域28Aに表示された第2トークルームの画像T12に対する入力に基づいて、第2コンテンツQ4に関連付けられた第1コンテンツQ1を含む第3画像(図21では、右下の図の第1トークルームの画像T11)を表示する。限定ではなく例として、端末20Cは、左下の図の第2トークルームの画像T12に含まれる、引用コンテンツQ5に対する入力に基づいて、第1トークルームの画像T11を表示する。端末20Cは、限定ではなく例として、表示領域28Aがタッチパネルの表示領域であり、入力部25がタッチパネルの操作部である場合、第2トークルームの画像T12に含まれる引用コンテンツQ5がタップされたことが検出された場合、第1トークルームの画像T11を表示する。
【0244】
限定ではなく例として、表示領域28Aに表示される画像を第2トークルームの画像T12から第1トークルームの画像T11へ切り替える処理を実行させるコマンドは、第2トークルームの画像T12に対する所定の入力と関連付けられている。所定の入力は、図21の例では、引用コンテンツQ5に対するタップである。限定ではなく例として、端末20Cは、第2トークルームの画像T12に対する所定の入力があったことが検出された場合、第2トークルームの画像T12が表示領域28Aに表示された状態を、トークルームのリストの画像TLが表示領域28Aに表示される状態を経由することなく、第1トークルームの画像T11が表示領域28Aに表示される状態へ切り替える。上記所定の入力は、タップと異なる入力でもよく、限定ではなく例として、入力部25としてのマウスの操作による入力、マイク26を用いた音声による入力、カメラ27を用いた撮像による入力、又はその他の入力装置による入力でもよい。
【0245】
端末20Cは、第2トークルームの画像T12に対して所定の入力があったことが検出された場合、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1の識別情報を、第1コンテンツQ1を記憶する装置へ送信する。第1コンテンツQ1を記憶する装置は、限定ではなく例として、第1グループに含まれるユーザの端末20(例えば、端末20A、端末20B)と、サーバ10との一方又は双方である。
【0246】
端末20Cは、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1に関する情報(例えば、第1コンテンツQ1の識別情報)を送信し、第1コンテンツQ1に関する情報を送信したことに対する応答として、第3画像に含めるコンテンツの情報を受信する。限定ではなく例として、サーバ10は、第1トークルームに含まれるコンテンツを含むコンテンツ情報D7を記憶部13に記憶し、端末20Cが送信した第1コンテンツQ1の識別情報を受信した場合、コンテンツ情報D7に基づいて第1コンテンツQ1を含む1または2以上のコンテンツを送信する。端末20Cは、サーバ10から送信されたコンテンツを受信した場合、受信したコンテンツを所定の位置関係で配置して第3画像を生成する。
【0247】
なお、サーバ10は、第1トークルームに含まれるコンテンツを含むコンテンツ情報D7を記憶しなくてもよい。この場合、限定ではなく例として、サーバ10は、第1トークルームに含まれるコンテンツを保持する端末20Aまたは端末20Bから、第1コンテンツQ1を含む1または2以上のコンテンツを取得し、取得したコンテンツを端末20Cへ送信してもよい。限定ではなく例として、サーバ10は、第1トークルームに含まれるコンテンツを送信することを要求する情報を端末20Aへ送信し、要求に対する応答として第1トークルームに含まれるコンテンツを受信し、受信した第1トークルームに含まれるコンテンツを端末20Cへ送信する。
【0248】
なお、各トークルームに含まれるコンテンツの量が表示領域28Aに一度に表示できる量を超える場合、端末20Cは、限定ではなく例として、各トークルームに含まれるコンテンツから表示領域28Aに表示可能な量のコンテンツを処理部21によって抽出し、抽出したコンテンツを含むトークルームの画像を表示する。限定ではなく例として、処理部21は、送信された時期が最も新しい最新のコンテンツが表示領域28Aの下方に配置され、最新のコンテンツから上方に向かって送信された時期が新しい順に配置されるように、トークルームの画像を生成する。また、端末20Cは、限定ではなく例として、トークルームの画像に対する入力に基づいて、トークルームの画像にいずれのコンテンツを含めるかを変更する。
【0249】
処理部21は、限定ではなく例として、入力部25および表示部28としてのタッチパネルにおいて、トークルームの画像が縦方向の上方に向かってフリックされたことを検出した場合、現在の表示におけるコンテンツよりも前に送信されたコンテンツを含むようにトークルームの画像を生成する。端末20Cは、処理部21が生成したトークルームの画像を表示領域28Aに表示させる。また、処理部21は、トークルームの画像が縦方向の下方に向かってフリックされたことを検出した場合、現在の表示におけるコンテンツよりも後に送信されたコンテンツを含むようにトークルームの画像を生成する。端末20Cは、処理部21が生成したトークルームの画像を表示領域28Aに表示させる。ユーザは、限定ではなく例として、タッチパネルの操作部としての入力部25を操作することで表示をスクロールさせ、所望のコンテンツを含むトークルームの画像を端末20Cの表示領域28Aに表示させることができる。
【0250】
なお、第1トークルームに含まれるコンテンツの量が表示領域28Aに一度に表示できる量を超える場合、第1トークルームの画像T11に含まれるコンテンツは、限定ではなく例として、第1トークルームに含まれるコンテンツから選択される。第1トークルームの画像T11に含まれるコンテンツは、端末20Aによって選択されてもよいし、サーバ10によって選択されてもよいし、端末20Cによって選択されてもよい。また、第2トークルームの画像T12に対する所定の入力に基づいて端末20Cが表示領域28Aに表示する第3画像は、第1画像と同じでもよいし、第1画像と異なる画像でもよい。
【0251】
以上のように、第2画像に対する入力に基づいて第3画像を表示する端末20Cは、第2コンテンツを送信したユーザの端末20Aと異なる端末でもよい。この場合、端末20Cのユーザは、第2コンテンツと関連付けられた第1コンテンツの少なくとも一部を、第3画像によって知ることができる。限定ではなく例として、第3画像は、第1コンテンツの前に送信されたコンテンツと、第1コンテンツの後に送信されたコンテンツとの一方または双方とを含み、この場合、ユーザは、第1コンテンツを含む複数のコンテンツの流れ、経緯を知ることができ、ユーザの利便性が向上する。
【0252】
なお、第2コンテンツを送信したユーザと異なるユーザの端末20(例えば、端末20C)で表示される第2画像は、限定ではなく例として、第2コンテンツを送信したユーザの端末20(例えば、端末20A)で表示される第2画像と異なってもよい。また、第2コンテンツを送信したユーザと異なるユーザの端末20(例えば、端末20C)で表示される第3画像は、限定ではなく例として、第2コンテンツを送信したユーザの端末20(例えば、端末20A)で表示される第3画像と異なってもよい。以下、図22および図23を参照して、第2画像の例および第3画像の例について説明する。
【0253】
図22は、第2画像、第3画像の表示に関する処理を示す図である。図22の上図において、符号Q21は、第2トークルームの画像T12に含まれるコンテンツである。コンテンツQ21は、第1コンテンツQ1と関連付けられた第2コンテンツQ4と異なり、他のコンテンツと関連付けられていない第3コンテンツである。第3コンテンツQ21は、限定ではなく例として、他のコンテンツを引用しないコンテンツである。第3コンテンツQ21と、第3コンテンツQ21を送信したユーザに関する情報とは、一組にされ、表示領域28Aに表示される。ユーザに関する情報は、限定ではなく例として、コンテンツを送信したユーザを特定する情報である。
【0254】
図22において、第3コンテンツQ21を送信したユーザはユーザDであり、ユーザに関する情報は、限定ではなく例として、ユーザDのアイコンおよびユーザ名とを含む。端末20Cの処理部21は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T12において、第3コンテンツQ21と、第3コンテンツQ21を送信したユーザに関する情報(例、アイコンUd1、ユーザ名Ud2)とを所定の位置関係で配置する。また、第2トークルームの画像T12に含まれるコンテンツのうち第2コンテンツQ4を送信したユーザに関する情報は、表示領域28Aに表示されない設定がされる。端末20Cの処理部21は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T12において、第2コンテンツQ4に対して、第2コンテンツQ4を送信したユーザに関する情報を配置しない。
【0255】
図22の下図は、限定ではなく例として、第2コンテンツQ4を送信したユーザに関する情報が表示されない設定がされる場合の第3画像(ここでは、第1トークルームの画像T11)を示す図である。第2トークルームの画像T12に基づいて表示される第1トークルームの画像T11において、各コンテンツを送信したユーザに関する情報は、表示領域28Aに表示されない設定がされる。図21の右下の図に示す第1トークルームの画像T11の場合、第1コンテンツQ1を送信したユーザは、ユーザAである。第1トークルームの画像T11において、ユーザに関する情報は、限定ではなく例として、ユーザAのアイコンUa1およびユーザ名Ua2である。アイコンUa1およびユーザ名Ua2は、第1コンテンツQ1に対して所定の位置関係で配置される。また、図22の下図に示す第1トークルームの画像T11の場合、第1コンテンツQ1を送信したユーザに関する情報は、表示領域28Aに表示されない設定がされる。端末20Cの処理部21は、限定ではなく例として、第1トークルームの画像T11において、第1トークルームに含まれるコンテンツを送信したユーザに関する情報を配置しない。この場合、端末20Cは、限定ではなく例として、第1トークルームに含まれるコンテンツを送信したユーザに関する情報を受信してもよいし、受信しなくてもよい。
【0256】
図23は、第2画像、第3画像の表示に関する処理を示す図である。図23の上図に示す第2トークルームの画像T12に含まれるコンテンツのうち第2コンテンツQ4を送信したユーザに関する情報は、表示領域28Aに表示されない設定がされる。端末20Cの処理部21は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T12において、第2コンテンツQ4を送信したユーザに関する情報を配置しない。また、第2トークルームの画像T12は、第2コンテンツQ4を送信したユーザに関する情報の代わりに、第2コンテンツQ4を送信したユーザを特定しない情報を含む。ユーザを特定しない情報は、限定ではなく例として、端末20Cによって付与されるアイコンUx1およびユーザ名Ux2である。端末20Cの処理部21は、限定ではなく例として、第2コンテンツQ4と、アイコンUx1と、ユーザ名Ux2とを所定の位置関係で配置し、第2トークルームの画像T12を生成する。
【0257】
図23の下図は、限定ではなく例として、第2コンテンツQ4を送信したユーザに関する情報の代わりにユーザを特定しない情報が表示される場合の第3画像(ここでは、第1トークルームの画像T11)を示す図である。第2トークルームの画像T12に基づいて表示される第1トークルームの画像T11において、各コンテンツを送信したユーザに関する情報は、表示領域28Aに表示されない設定がされる。第1トークルームの画像T11は、各コンテンツを送信したユーザに関する情報の代わりに、ユーザを特定しない情報を含む。ユーザを特定しない情報は、限定ではなく例として、図21の右下の図に示したユーザAに関してアイコンUx1およびユーザ名Ux2であり、ユーザBに関してアイコンUy1およびユーザ名Uy2である。アイコンUx1およびアイコンUy1は、それぞれ、第1トークルームに対応する第1グループのユーザ(ここでは、ユーザA、ユーザB)と1対1の対応で設定されるが、どのユーザに対応するか明示されない。また、ユーザ名Ux2およびユーザ名Uy2は、それぞれ、第1トークルームに対応する第1グループのユーザ(ここでは、ユーザA、ユーザB)と1対1の対応で設定されるが、どのユーザに対応するか明示されない。
【0258】
図22および図23で説明したように、第2コンテンツを送信したユーザに関する情報が表示領域28Aに表示されない設定がされる場合、各ユーザは、第1コンテンツに関する情報を端末20によって送信した際に、他のユーザから特定されにくくなる。このような情報処理方法は、限定ではなく例として、ユーザが他のユーザのコンテンツを引用しやすくなり、情報の共有化に寄与する。また、第2画像に対する入力に基づいて第3画像を表示する際に、各コンテンツを送信したユーザに関する情報が表示されない設定がなされる場合、第1トークルームの各ユーザは、ユーザに関する情報を、第3画像を閲覧したユーザに知られる懸念が減少し、ユーザの利便性が向上する。また、ユーザに関する情報の代わりにユーザを特定しない情報が表示される場合、ユーザに関する情報の拡散が抑制されるとともに、第3画像に含まれるコンテンツの脈絡等を把握しやすくなる。
【0259】
<第10実施形態>
図24は、第10実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像に対するユーザの入力に基づく第1トークルームの画像の表示を許可するか否かを判定する形態である。限定ではなく例として、端末20は、第2トークルームの画像に対しる所定の入力を検出した際に、自端末のユーザが所定の条件を満たす場合、第1トークルームの画像を表示領域28Aに表示する。上記所定の条件は、限定ではなく例として、第2コンテンツを送信したユーザと自端末のユーザとが同じである条件である。第3画像は、限定ではなく例として、第2コンテンツを送信したユーザと端末20のユーザとが同じである場合、表示領域28Aに表示される。
【0260】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0261】
図24のステップS61およびステップS62の処理は、図19と同様であり、その説明を省略あるいは簡略化する。端末20は、ステップS62において第2トークルームの画像に対する入力があると処理部21が判定した場合(ステップS62:Yes)、ステップS71において、第3画像の表示を許可するか否かを判定する。限定ではなく例として、処理部21は、第2コンテンツを送信したユーザと自端末のユーザとが同じである場合、第3画像の表示を許可すると判定する(ステップS71:Yes)。処理部21は、限定ではなく例として、図3(C)に示したコンテンツ情報D3に基づいて、ステップS71の処理を実行する。図3(C)の例において、第2コンテンツは、[コンテンツID]が[tr01c01]のコンテンツであり、その[送信ユーザID]は[ユーザA]である。この場合、処理部21は、自端末のユーザのユーザIDと、第2コンテンツに対応する[送信ユーザID]である[ユーザA]とを比較し、双方が一致するか否かを判定する。
【0262】
端末20は、第3画像の表示を許可すると処理部21が判定した場合(ステップS71:Yes)、ステップS72において第3画像を表示する。第2コンテンツを送信したユーザと自端末のユーザとが同じである場合、このユーザは、第1トークルームに対応する第1グループに含まれ、端末20は、限定ではなく例として、第1トークルームに含まれるコンテンツを含むコンテンツ情報D3を記憶部24に記憶している。ステップS72において、処理部21は、限定ではなく例として、記憶部24に記憶されたコンテンツ情報D3(図3(B)参照)に基づいて、第3画像を生成する。そして、処理部21は、表示部28を制御して、生成した第3画像を表示領域28Aに表示させる。
【0263】
端末20は、ステップS62において第2トークルームの画像に対する入力がないと処理部21が判定した場合(ステップS62:No)、又はステップS71において第3画像の表示を許可しないと処理部21が判定した場合(ステップS72:No)、第3画像の表示に関する一連の処理を終了する。
【0264】
以上のような端末20は、限定ではなく例として、第2コンテンツを送信したユーザと端末20のユーザとが同じである場合、表示領域28Aに第3画像を表示する。このような情報処理方法は、限定ではなく例として、第2コンテンツを送信したユーザと異なるユーザの端末20において第3画像が表示されることを抑制し、第3画像に含まれる情報が想定外のユーザへ拡散することを抑制する。結果として、端末20のユーザは、情報の意図しない拡散を懸念せずに、第2コンテンツに関連づけられた第1コンテンツを閲覧することができ、ユーザの利便性が向上する。
【0265】
<第11実施形態>
図25は、第11実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。まず、本実施形態の概要を説明する。第11実施形態は、限定ではなく例として、第1グループに含まれないユーザの端末において、第2トークルームの画像に対する入力に基づいて第1トークルームの画像を表示する形態である。端末20は、限定ではなく例として、第1グループに含まれるユーザと第2グループに含まれるユーザとが所定の条件を満たす場合、第1トークルームの画像を表示する。限定ではなく例として、端末20は、第2グループに含まれるユーザのうち自端末のユーザを除いたN3以上のユーザが第1グループに含まれる場合、第1トークルームの画像を表示する。上記N3は、限定ではなく例として、1以上の任意の値であり、予め設定される値である。第1トークルームの画像は、限定ではなく例として、第2グループに含まれるユーザのうち端末のユーザを除いた1以上のユーザが第1グループに含まれる場合、表示領域28Aに表示される。
【0266】
また、本実施形態は、限定ではなく例として、第1グループに含まれないユーザによる第2トークルームの画像に対する入力に基づいて第1トークルームの画像を表示する場合、ユーザを第1グループに含める形態である。例えば、図21において、端末20CのユーザCは、第1トークルームに対応する第1グループに含まれないユーザであって、第2トークルームに対応する第2グループに含まれるユーザである。端末20Cは、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T12に対する所定の入力があった場合、第1トークルーム含まれるコンテンツの送信を要求する情報を送信する。コンテンツの送信を要求する情報は、限定ではなく例として、第1コンテンツの識別情報を含む。サーバ10は、コンテンツの送信を要求する情報を受信し、その応答として第1トークルーム含まれるコンテンツを送信する場合、限定ではなく例として、端末20CのユーザCを第1グループに追加する。なお、コンテンツの送信を要求する情報は、限定ではなく例として、サーバ10を介して、第1グループに含まれる端末20(例えば、端末20A、端末20B)へ送信されてもよい。この場合、第1グループに含まれる端末20は、端末20CのユーザCを第1グループに追加してもよい。
【0267】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0268】
図25のステップS61およびステップS62の処理は、図19と同様であり、その説明を省略あるいは簡略化する。端末20は、ステップS62において第2トークルームの画像に対する入力があると処理部21が判定した場合(ステップS62:Yes)、ステップS75において、第3画像の表示を許可するか否かを判定する。限定ではなく例として、処理部21は、第2グループに含まれるユーザのうち、第2コンテンツを送信したユーザを除いたN2以上のユーザが第1グループに含まれる場合、第3画像の表示を許可すると判定する。上記N2は、1以上の整数から任意に設定される値である。
【0269】
ここでは、ユーザAとユーザBとが第1グループを構成し、ユーザAが第2コンテンツを送信したユーザであるとする。また、ユーザAとユーザBとユーザCとユーザDとが第2グループを構成するものとする。自端末のユーザがユーザCである場合、第2グループに含まれるユーザのうち、第2コンテンツを送信したユーザを除いたユーザは、ユーザAとユーザCとユーザDとであり、これらユーザのうちユーザAが第1グループに含まれる。そのため、ユーザCの端末20Cの処理部21は、第3画像の表示を許可すると判定する。
【0270】
端末20は、第3画像の表示を許可すると処理部21が判定した場合(ステップS75:Yes)、ステップS76において第3画像を表示する。処理部21は、自端末のユーザが第1グループに含まれる場合、限定ではなく例として、記憶部24に記憶されたコンテンツ情報D3に基づいて第3画像を生成する。第3画像は、限定ではなく例として、第1コンテンツを含む第1トークルームの画像である。また、処理部21は、自端末のユーザが第1グループに含まれない場合、限定ではなく例として、サーバ10または第1グループに含まれるユーザの端末20から送信されるコンテンツに基づいて、第3画像を生成する。処理部21は、表示部28を制御し、生成した第3画像を表示領域28Aに表示させる。
【0271】
また、処理部21は、ステップS77において、自端末のユーザは第1グループに含まれるか否かを判定する。処理部21は、自端末のユーザが第1グループに含まれないと判定した場合(ステップS77:No)、ステップS78において自端末のユーザを第1グループに追加する。ステップS77およびステップS78の処理の少なくとも一部は、限定ではなく例として、ステップS76の処理に含まれてもよい。限定ではなく例として、処理部21は、自端末のユーザが第1グループに含まれると判定した場合、記憶部24に記憶されているコンテンツ情報D3に基づいて第3画像を生成してもよい。また、限定ではなく例として、端末20は、自端末のユーザが第1グループに含まれない判定した場合、第3画像に含めるコンテンツを、サーバ10または第1グループに含まれるユーザの端末20から受信してもよい。この場合、端末20は、限定ではなく例として、第3画像に含めるコンテンツの送信を要求する要求情報を送信し、要求情報を受信したサーバ10または第1グループに含まれるユーザの端末20は、要求情報を送信した端末20のユーザを第1グループに追加する処理を実行してもよい。
【0272】
端末20は、ステップS75において第3画像の表示を許可しないと処理部21が判定した場合(ステップS75:No)、限定ではなく例として、ステップS79において第3画像の表示の不許可を通知する。限定ではなく例として、端末20は、「第3画像を表示できません」といったメッセージを表示領域28Aに表示してもよいし、「第3画像を表示できません」といった音声またはアラームなどの音をスピーカ29から出力してもよい。なお、ステップS75の処理は、なくてもよい。
【0273】
端末20は、ステップS62において第2トークルームの画像に対する入力がないと処理部21が判定した場合(ステップS62:No)、ステップS77において自端末のユーザは第1グループに含まれると判定した場合(ステップS77:Yes)、ステップS78の処理の後、又はステップS79の処理の後、第2画像に対する入力に基づく第3画像の表示に関する一連の処理を終了する。
【0274】
以上のような端末20は、限定ではなく例として、第2グループに含まれる複数のユーザのうち第2コンテンツを送信したユーザを除いたM以上のユーザが第1グループに含まれる場合、第3画像を表示する。言い換えると、端末20は、第1グループと第2グループとで重複するユーザが第2コンテンツを送信したユーザの他に存在する場合、第3画像を表示する。したがって、端末20は、限定ではなく例として、第2グループと関係性がある第1グループの端末間で送受信される第1コンテンツを含む第3画像を表示することができ、例えば情報の意図しない拡散を抑制しつつ、情報の共有化を図ることができる。
【0275】
また、端末20のユーザが第1グループに含まれず、第2コンテンツに対する端末20のユーザによる入力に基づいて第3画像を表示する場合、端末20のユーザは第1グループに登録される。このような情報処理方法は、第3画像を表示する端末20のユーザが、第1コンテンツを送受信した第1グループに含まれるので、意図しない情報の拡散を抑制することに寄与する。なお、第1グループに含まれないユーザの端末20は、限定ではなく例として、自端末のユーザが第1グループに追加された後に第3画像を表示してもよい。また、第1グループに含まれないユーザは、ユーザの端末20が第3画像を表示した後に、第1グループに追加されてもよい。
【0276】
なお、第3画像の表示を許可するか否かを判定する表示可否判定処理は、限定ではなく例として、ステップS75において、第1グループに含まれるユーザと第2グループに含まれるユーザとに基づいて実行されるが、この例に限定されない。処理部21は、限定ではなく例として、図17で説明したトークルームの種別に基づいて、表示可否判定処理を実行してもよい。限定ではなく例として、処理部21は、第1コンテンツが含まれる第1トークルームの種別が[公開]である場合、第1コンテンツを含む第3画像の表示を許可すると判定してもよい。このような表示可否判定処理は、ステップS75の処理の代わりに実行されてもよいし、ステップS75の処理と別に実行されてもよく、なくてもよい。
【0277】
なお、端末20は、第3画像の表示が許可されない場合、限定ではなく例として、第2画像に含まれる第1コンテンツの形態を変更してもよい。図26は、第3画像の表示が許可されない場合の第2画像の表示に関する処理を示す図である。
【0278】
図26の上図において、第2トークルームの画像T12は、第1コンテンツに関する第1情報Q25を含む。第1情報Q25は、図21の右下の図に示した第1コンテンツQ1に比べて情報量が少ない情報である。第1情報Q25は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報に基づく情報である。第1情報Q25は、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1を短縮した情報、第1コンテンツQ1を圧縮した情報、又は第1コンテンツQ1の一部を省略した情報である。端末20は、第2トークルームの画像T12に対する自端末のユーザによる入力に基づく第3画像(例えば、第1トークルームの画像T11)の表示が許可されない場合、限定ではなく例として、図26の下図に示すように第2情報Q26を含む第2トークルームの画像T12を表示する。第2情報Q26は、第1コンテンツに関する情報量が第1情報よりも多い情報である。第2情報Q26は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報に基づく情報である。第2情報Q26は、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1と同じである。
【0279】
このように、端末20は、第1コンテンツQ1に比べて情報量が少ない第1情報Q25を含む第2画像を表示する場合、限定ではなく例として、第1コンテンツQ1に関する情報をコンパクトに示すことができる。その結果、端末20は、限定ではなく例として、表示領域28Aに一度に表示されるコンテンツの数を増やすことができ、ユーザへ提供する情報の量を増やすことができる。
【0280】
また、端末20は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T12に対する自端末のユーザによる入力に基づく第3画像(例えば、第1トークルームの画像T11)の表示が許可されない場合、第1コンテンツに関する情報量が第1情報Q25よりも多い第2情報Q26を含む第2トークルームの画像T12を表示する。このような情報処理方法は、第1トークルームに含まれるコンテンツのうち第1コンテンツと異なるコンテンツの意図しない拡散を抑制することに寄与するとともに、第3画像の表示が許可されないユーザに対して第1コンテンツに関してより多くの情報を提供する便宜を図ることができる。
【0281】
<第12実施形態>
図27は、第12実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャートである。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、第1トークルームの画像を表示する許可を要求する情報を端末20から送信する点で、上述の実施形態と異なる。以下の説明において適宜、第1トークルームの画像を表示する許可を要求する情報を、表示許可要求と称し、表示許可要求を送信する端末20を第3端末と称する。サーバ10は、限定ではなく例として、第3端末が送信した表示許可要求を受信した場合、表示許可要求に対する応答として、第3端末が第1トークルームの画像を表示することを許可するか否かを判定した判定結果に基づく情報を送信する。上記判定結果の基づく情報は、限定ではなく例として、第1トークルームの画像を表示することが許可される場合、第1トークルームの画像に含めるコンテンツを含む。第3端末は、上記判定結果に基づく情報を受信した場合、この情報に基づいて第1トークルームの画像を自端末の表示領域28Aに表示する。
【0282】
また、本実施形態は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像に対する入力に基づく第1トークルームの画像の表示を許可するか否かを複数の条件で判定する形態である。端末20は、第1トークルームの画像を自端末の表示領域28Aに表示することを許可するか否かを判定する。端末20は、限定ではなく例として、第1トークルームの画像の表示を許可すると自端末で判定した場合、第1トークルームの画像を表示し、第1トークルームの表示を許可しないと自端末で判定した場合、表示許可要求を送信する。限定ではなく例として、第3端末と異なる装置(例えば、サーバ10、第2コンテンツを送信した端末20)であって表示許可要求を受信した装置は、第1トークルームの画像の表示を第3端末に許可するか否かを判定する。第3端末は、表示許可要求に対する応答に基づいて、第1トークルームの画像を表示する。
【0283】
次に、本実施形態について、より詳しく説明する。本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0284】
図27においてステップS61およびステップS62の処理は、図19と同様であり、その説明を省略あるいは簡略化する。端末20は、ステップS62において第2トークルームの画像に対する入力があると処理部21が判定した場合(ステップS62:Yes)、ステップS81において、第3画像の表示を許可するか否かを判定する。限定ではなく例として、処理部21は、第2コンテンツを送信したユーザと自端末のユーザとが同じである場合、第3画像の表示を許可すると判定する(ステップS81:Yes)。端末20は、第3画像の表示を許可しないと判定した場合(ステップS81:No)、第3画像の表示の許可要求を送信する。
【0285】
サーバ10は、端末20が送信した許可要求を受信した場合、ステップS83において、第3画像の表示を許可するか否かを判定する。サーバ10は、限定ではなく例として、第2グループに含まれるユーザのうち、第2コンテンツを送信したユーザを除いたM以上のユーザが第1グループに含まれる場合、第3画像の表示を許可すると判定する。サーバ10は、第3画像の表示を許可すると判定した場合(ステップS83:Yes)、ステップS84において、第3画像に関する情報を送信する。第3画像に関する情報は、限定ではなく例として、第3画像に含めることが許可されるコンテンツである。サーバ10は、限定ではなく例として、第3画像を表示することを許可する通知として、第3画像に関する情報を送信する。
【0286】
サーバ10は、第3画像の表示を許可しないと判定した場合(ステップS83:No)、ステップS85において、第3画像の表示を不許可にするか否かを判定する。サーバ10は、ステップS83において第3画像の表示を許可しないと判定した場合、第3画像の表示を不許可にすると判定する。サーバ10は、第3画像の表示を不許可にすると判定した場合(ステップS85:Yes)、ステップS86において第3画像の表示が許可されないことを示す不許可通知を送信する。
【0287】
なお、ステップS83からステップS86の処理は、限定ではなく例として、第1トークルームの画像を表示することが許可される端末20によって実行されてもよし、端末20とサーバ10とによって実行されてもよい。上記第1トークルームの画像を表示することが許可される端末20は、限定ではなく例として、第1トークルームに対応する第1グループに含まれるユーザの端末20の1または2以上である。
【0288】
端末20の処理部21は、ステップS87において、不許可通知を受信したか否かを判定する。処理部21は、不許可通知を受信していないと判定した場合(ステップS87:No)、ステップS88において、第3画像に関する情報を受信したか否かを判定する。処理部21は、第3画像に関する情報を受信していないと判定した場合(ステップS88:No)、ステップS87に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0289】
端末20は、ステップS81において第3画像の表示を許可すると処理部21が判定した場合(ステップS81:Yes)、又はステップS88において、第3画像に関する情報を受信したと処理部21が判定した場合(ステップS88:Yes)、ステップS89において、第3画像を表示する。限定ではなく例として、端末20は、ステップS81において第3画像の表示を許可すると処理部21が判定した場合(ステップS81:Yes)、記憶部24に記憶されたコンテンツ情報に基づいて第3画像を表示する。また、端末20は、許可の要求に対する応答を通信部(限定ではなく例として、通信I/F22)によって受信したことに基づいて、第3画像を表示領域28Aに表示する。限定ではなく例として、第3画像に関する情報を受信したと処理部21が判定した場合(ステップS88:Yes)、受信した第3画像に関する情報に基づいて第3画像を表示する。
【0290】
端末20は、限定ではなく例として、ステップS87において不許可通知を受信したと判定した場合、第3画像の表示を許可するか否かに関する情報を表示領域28Aに表示する。限定ではなく例として、端末20は、不許可通知を受信したと判定した場合、「第3画像を表示できません」というメッセージを表示領域28Aに表する。端末20は、不許可通知を受信したと判定した場合、限定ではなく例として、「第3画像を表示できません」などの音声またはアラーム音をスピーカ29から出力してもよい。
【0291】
以上のような情報処理方法は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像に対する入力に基づく第1トークルームの画像の表示を許可するか否かを複数の条件で判定することを含む。このような情報処理方法は、限定ではなく例として、第1コンテンツに関する情報を送信することが許可される条件を細かく設定できるので、意図しない情報の流出を防止しつつ、複数のユーザで情報の共有化を図ることができる。限定ではなく例として、端末20は、図21の左下の図に示した第1コンテンツに基づくコンテンツQ8が選択された場合、第1コンテンツと関連付けられた第2コンテンツQ4を送信した端末20のユーザと自端末のユーザとが同じである場合、第1トークルームの画像T11の表示を許可し、第1トークルームの画像T11を表示する。この場合、ユーザは、速やかに第1トークルームの画像T11を閲覧することができ、ユーザの利便性が高い。また、端末20は、第1コンテンツと関連付けられた第2コンテンツQ4を送信した端末20のユーザと自端末のユーザとが異なる場合、第1トークルームの画像を表示する許可の要求に対する応答に基づいて、第1トークルームの画像を表示する。このような情報処理方法は、限定ではなく例として、第2コンテンツQ4を送信した端末20のユーザと異なるユーザの端末において、第1トークルームの画像を端末20によって表示できる可能性が与えられるので、ユーザの利便性が向上する。
【0292】
また、端末20は、限定ではなく例として、第3画像を表示する許可の要求を端末20の通信部によって送信し、許可の要求に対する応答を通信部によって受信したことに基づいて、第3画像を表示領域28Aに表示する。このような情報処理方法は、限定ではなく例として、第3画像の表示を許可するか否かを端末20において判定しなくてもよく、端末20の処理の負荷を低減できる。また、このような情報処理方法は、限定ではなく例として、第1トークルームの画像の表示を許可するか否かを判定するのに必要な情報が端末20において不足する状態において、端末20が表示の許可の要求に対する応答に基づいて第1トークルームの画像を表示することができる。結果として、端末20は、第1トークルームの画像を表示できる可能性が高くなり、ユーザの利便性が向上する。また、この情報処理方法は、限定ではなく例として、第3画像の表示を予定する端末20の外部の装置(限定ではなく例として、サーバ10)において、第3画像を表示することを許可するか否かを定めるので、第1トークルームが不正に閲覧されることを抑制できる。
【0293】
なお、端末20は、限定ではなく例として、第1トークルームの画像を自端末の表示領域28Aに表示することを許可するか否かを判定しなくてもよい。限定ではなく例として、図27の場合、端末20は、ステップS81において第3画像の表示するか否かを判定するが、この処理を行わなくてもよい。限定ではなく例として、端末20は、ステップS81の処理を行わないで、ステップS82において表示許可要求を送信してもよい。この場合、サーバ10は、限定ではなく例として、ステップS81に相当する判定を実行してもよい。限定ではなく例として、サーバ10は、表示許可要求を送信した端末20のユーザと、第2コンテンツを送信した端末20のユーザが同じであるか否かを判定してもよい。この判定は、限定ではなく例として、ステップS83の処理の少なくとも一部でもよいし、ステップS83と別に実行される処理でもよい。
【0294】
図28(A)、図28(B)は、それぞれ、第3画像の表示が許可されるコンテンツを含む第2画像の表示に関する処理と、第3画像の表示が許可されないコンテンツを含む第2画像の表示に関する処理を示す図である。ここでは、第2コンテンツを送信したユーザと自端末のユーザとが同じである場合、第2コンテンツを含む第2画像に対する入力に基づいて、第3画像の表示が許可されるものとする。
【0295】
図28(A)の左図は、端末20Aに表示される第2トークルームの画像T2を示す図である。第2トークルームの画像T2において、第2コンテンツQ4は、ユーザAが送信したコンテンツであり、端末20Aの表示領域28Aに第3画像を表示することが許可されるコンテンツである。また、符号Q31は、端末20Aによって入力されたコンテンツである。コンテンツQ31は、他のコンテンツと関連付けられておらず、第2コンテンツQ4と異なるコンテンツである。
【0296】
端末20Aによって入力されたコンテンツQ31と、第3画像の表示が許可される第2コンテンツQ4とは、第2画像である第2トークルームの画像T2に対して、第1方向に並べて表示領域28Aに表示される。限定ではなく例として、上記第1方向は、第2トークルームの画像T2の縦方向であり、上記第1方向に交差する第2方向は、第2トークルームの画像T2の横方向である。コンテンツQ31と、第2コンテンツQ4とは、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T2の第2方向((図28(A)では横方向)における一端(図28では右端)の位置がほぼ同じである。コンテンツQ31と、第2コンテンツQ4とは、限定ではなく例として、第2方向((図28(A)では横方向)における上記一端の位置が、第2トークルームの画像T2の中心線CLに対して、片側(図28では右側)に設定される。
【0297】
また、図28(A)の左図は、端末20Cに表示される第2トークルームの画像T12を示す図である。第2トークルームの画像T12において、第2コンテンツQ4は、送信したユーザであるユーザAと自端末のユーザであるユーザCとが異なるので、第3画像の表示が許可されないコンテンツである。また、コンテンツQ6は、端末20Cによって入力されたコンテンツである。自端末によって入力されたコンテンツQ6は、限定ではなく例として、第2方向(図28(A)では横方向)における一端の位置が、第2トークルームの画像T12の中心線CLに対して片側((図28(A)では右側)に設定される。他端末から送信されたコンテンツQ6、Q7と、第2コンテンツQ4とは、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T12の第2方向((図28(A)では横方向)における一端((図28(A)では左端)の位置がほぼ同じである。他端末から送信されたコンテンツQ7およびコンテンツQ31と、第2コンテンツQ4とは、限定ではなく例として、第2方向((図28(A)では横方向)における上記一端の位置が、第2トークルームの画像T2の中心線CLに関して、自端末で入力されたコンテンツQ6と反対側(図28(A)では左側)に設定される。
【0298】
図28(B)において、各符号は図28(A)と同じである。端末20Aに表示される第2トークルームの画像T2において、第3画像の表示が許可される第2コンテンツQ4は、端末20Cに表示される第2トークルームの画像T12において、第3画像の表示が許可されない第2コンテンツQ4と異なる態様で表示される。各コンテンツは、限定ではなく例として、コンテンツの本体を枠(例えば、吹き出しの形状の枠)に収めたアイテムとして表示される。第3画像の表示が許可される第2コンテンツQ4は、限定ではなく例として、他端末から送信されたコンテンツQ6、Q7と比べて、上記枠の色と明るさとの一方または双方が異なる形態で表示される。限定ではなく例として、第2コンテンツQ4は、上記枠の内側が第1の色(例えば、緑)であり、コンテンツQ6、Q7は、上記枠の内側が第1の色と異なる第2の色(例えば、白)である。第3画像の表示が許可される第2コンテンツQ4は、限定ではなく例として、自端末によって入力されたコンテンツQ31と同じ表示形態で表示されてもよいし、自端末によって入力され第2コンテンツと異なるコンテンツQ31と異なる表示形態で表示されてもよい。
【0299】
また、端末20Cに表示される第2トークルームの画像T12において、第3画像の表示が許可されない第2コンテンツQ4は、自端末によって入力されたコンテンツQ6と異なる形態で表示される。各コンテンツは、限定ではなく例として、コンテンツの本体を枠(例えば、吹き出しの形状の枠)に収めたアイテムとして表示される。第3画像の表示が許可されない第2コンテンツQ4は、限定ではなく例として、自端末によって入力されたコンテンツQ6と比べて、上記枠の色と明るさとの一方または双方が異なる形態で表示される。限定ではなく例として、コンテンツQ6は、上記枠の内側が第1の色(例えば、緑)であり、第2コンテンツQ4は、上記枠の内側が第1の色と異なる第2の色(例えば、白)である。第3画像の表示が許可されない第2コンテンツQ4は、限定ではなく例として、他端末から送信されたコンテンツQ7およびコンテンツQ31と同じ表示形態で表示されてもよいし、自端末によって入力され第2コンテンツと異なるコンテンツQ6と異なる表示形態で表示されてもよい。
【0300】
端末20は、限定ではなく例として、自端末によって入力されたコンテンツと、第3画像の表示が許可された第2コンテンツとを、第2トークルームの画像に対して第1方向に並べて表示領域28Aに表示する。この情報処理方法によれば、ユーザは、第2トークルームの画像に対して自端末によるコンテンツと同様の位置関係にあるコンテンツを、第3画像の表示が許可される第2コンテンツとして視覚的に認識することができる。結果として、情報処理方法は、第3画像を表示できるか否かをユーザが判断する際の手間を低減し、ユーザの利便性の向上に寄与する。
【0301】
図28(A)のように、第3画像の表示が許可される第2コンテンツと、第3画像の表示が許可されないコンテンツとで、第2画像における第1方向の位置が異なる場合、ユーザは、第3画像の表示が許可されるコンテンツであるか否かを視覚的に把握することができる。また、図28(B)のように、第3画像の表示が許可される第2コンテンツと、第3画像の表示が許可されないコンテンツとで、第2画像における表示形態が異なる場合、ユーザは、第3画像の表示が許可されるコンテンツであるか否かを視覚的に把握することができる。このような情報処理方法は、第3画像の表示が許可されないコンテンツに関して、ユーザが第3画像の表示を要求する入力を行うことを抑制することができる。その結果、このような情報処理方法は、ユーザの利便性の向上、端末の負荷の低減などに寄与する。
【0302】
<第13実施形態>
図29は、第13実施形態に係る情報処理方法を示す図である。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像に対する入力に基づいて第1トークルームの画像を表示した後、第1トークルームの画像に対する入力に基づいて第2トークルームの画像を表示する形態である。限定ではなく例として、端末20は、図29の左上の図のように、第1コンテンツに基づくコンテンツQ8に対する入力があった場合、右上の図のように、第1コンテンツQ1を含む第1トークルームの画像T1を表示する。限定ではなく例として、左下の図に示すように、端末20は、第2トークルームの画像T2に対する入力に基づいて表示した第1トークルームの画像T1において、第1コンテンツQ1に対する入力があった場合、右下の図に示すように、第2トークルームの画像T2を表示する。
【0303】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0304】
図19の左上の図において、端末20は、限定ではなく例として、表示領域28Aに第2画像として第2トークルームの画像T2を表示する。端末20は、第2トークルームの画像T2に対する入力に基づいて、限定ではなく例として、右上の図に示すように、表示領域28Aに第3画像として第1トークルームの画像T1を表示する。端末20は、第2トークルームの画像T2に対する端末20のユーザによる入力基づいて第1トークルームの画像T1を表示領域28Aに表示した後、端末20のユーザによる端末への入力に基づいて、第1トークルームの画像T1を表示領域28Aに表示する。限定ではなく例として、第2画像は、端末20の入力部25による、第3画像における第1コンテンツに対する入力に基づいて、表示領域28Aに表示される。限定ではなく例として、表示領域28Aがタッチパネルの表示領域であり、入力部25がタッチパネルの操作部である場合、端末20は、左下の図に示すように第1トークルームの画像T1における第1コンテンツQ1をタップされたことを検出した場合、右下の図に示すように、第2トークルームの画像T2を表示する。
【0305】
端末20の処理部21は、限定ではなく例として、表示領域28Aに表示される画像を切り替える際に、表示領域28Aに表示された画像の履歴に関する履歴情報を記憶部24に記憶させる。限定ではなく例として、処理部21は、表示領域28Aに表示される画像が、第2トークルームの画像T2から第1トークルームの画像T1へ切り替えられる際に、先に表示した第2トークルームの画像T2に含まれるコンテンツの情報を、記憶部24に記憶させる。また、端末20は、限定ではなく例として、表示領域28Aに表示される画像が、第1トークルームの画像T1から第2トークルームの画像T2へ切り替えられる際に、上記履歴情報を参照して、先に表示した第2トークルームの画像T2を再現し、再現した第2トークルームの画像T2を表示領域28Aに表示させる。端末20は、限定ではなく例として、第3画像に対して第2画像の表示を要求する入力があった場合、図2の左上の図に示したようなトークルームのリストの画像T1を経由することなく、第2画像を表示する。
【0306】
以上のような端末20は、第2コンテンツに対する自端末のユーザによる入力に基づいて第3画像(限定ではなく例として、第1トークルームの画像)を表示領域28Aに表示した後、自端末のユーザによる自端末への入力に基づいて、第2トークルームの画像を表示領域28Aに表示する。この情報処理方法によれば、ユーザは、限定ではなく例として、端末20の表示領域28Aに第2画像を表示させた後に第3画像を表示させた後、第2画像を容易に表示させることができる。限定ではなく例として、ユーザは、第2トークルームの画像T2に含まれる第2コンテンツQ4を見てその経緯などを知りたい場合、第1トークルームの画像T1を端末20によって表示させ、第1コンテンツQ1あるいはその前後のコンテンツを確認した後、端末20の表示を第2トークルームの画像T2に戻すことが容易である。このような情報処理方法は、ユーザの利便性の向上に寄与する。また、端末20は、限定ではなく例として、第3画像の表示から第2画像の表示へ切り替える際にユーザによる操作を減らすことができ、結果として端末20の負荷が低減される。
【0307】
また、端末20は、限定ではなく例として、自端末の入力部23Aによる、第3画像における第1コンテンツに対する入力に基づいて、第2トークルームの画像を表示領域28Aに表示する。この情報処理方法によれば、限定ではなく例として、第1コンテンツが第2コンテンツと関連付けられたコンテンツであり、ユーザは、このような第1コンテンツに対する入力によって第2トークルームの画像を表示させることができるので、第3画像を表示させる入力の方法が分かりやすく、ユーザの利便性が向上する。また、この情報処理方法は、限定ではなく例として、第3画像を表示する際の端末20に対する誤入力を低減することができ、端末20の負荷を低減することができる。
【0308】
なお、本実施形態に係る情報処理方法は、図29の例において、第2トークルームの画像T2に対する入力に基づいて第1トークルームの画像T1を表示した後、第1トークルームの画像T1の画像に対する入力に基づいて第2トークルーム画像T2を表示するが、このような例に限定されない。限定ではなく例として、端末20は、トークルームのリストの画像TLに対する入力に基づいて表示した第1トークルームの画像T1に対する入力に基づいて、第2トークルームの画像T2を表示領域28Aに表示してもよい。限定ではなく例として、図8(B)に示したように、第1トークルームの画像T1に、第1コンテンツQ1に関連する情報を送信したことを示す情報Th(図8(B)では「被引用」)が含まれる場合、ユーザは、第1コンテンツQ1が引用されたことを知ることができる。端末20は、限定ではなく例として、第1トークルームの画像T1に含まれる第1コンテンツQ1または情報Thに対する入力に基づいて、図29の右下の図に示すように、第2トークルームの画像T2を表示してもよい。
【0309】
なお、端末20は、表示領域28Aに表示した画像の履歴を示すリストを表示領域28Aに表示し、ユーザがリストから選択する画像を表示領域28Aに表示してもよい。限定ではなく例として、端末20は、表示領域28Aに表示したトークルームの画像に対応するトークルームの名称を表示された順に並べたリストを表示してもよい。ユーザは、限定ではなく例として、上記リストから2回前に表示されたトークルームの画像に対応するトークルームの名称を選択することで、端末20に2回前に表示されたトークルームの画像を端末20の表示領域28Aに再表示させることができる。
【0310】
なお、第3画像に対する所定の入力に基づいて第2画像を表示する際に、所定の入力の形態は図29に示した例に限定されない。限定ではなく例として、端末20は、[戻る]などのアイコンを含む第3画像を表示し、このアイコンがタップされたことを検出した場合に、第2画像を表示してもよい。上記所定の入力は、タップと異なる入力でもよく、限定ではなく例として、入力部25としてのマウスの操作による入力、マイク26を用いた音声による入力、カメラ27を用いた撮像による入力、又はその他の入力装置による入力でもよい。
【0311】
<第14実施形態>
図30は、第14実施形態に係る情報処理方法を示す図である。まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像に対する入力に基づいて第1トークルームの画像を表示した場合、トークルームに関する情報を表示領域28Aに表示する形態である。端末20は、限定ではなく例として、第2トークルームの画像T7に対する入力に基づいて第1トークルームの画像T6を表示した場合、第1トークルームに関連する広告などを含む第2トークルームの画像T7を表示する。限定ではなく例として、端末20が第2トークルームの画像T7に対する入力に基づいて第1トークルームの画像T6を表示したことを、サーバ10が検知した場合、サーバ10は、第1トークルームに関連するコンテンツQ32を生成する。サーバ10は、限定ではなく例として、生成したコンテンツQ32を、第2グループのユーザの端末20に送信する。
【0312】
次に、本実施形態についてより詳しく説明する、本実施形態に記載の内容は、適宜、他の各実施形態に適用可能である。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、適宜、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
【0313】
図30の左上の図において、端末20は、表示領域28Aに第2画像として第2トークルームの画像T7を表示する。端末20は、第2トークルームの画像T7に対する入力に基づいて、右上の図に示すように、表示領域28Aに第3画像として第1トークルームの画像T6を表示する。端末20は、第2トークルームの画像T2に対する端末20のユーザによる入力基づいて第1トークルームの画像T6を表示領域28Aに表示した後、左下の図に示すように、端末20のユーザによる端末への入力に基づいて、右下の図に示すように、第2トークルームの画像T7を表示領域28Aに表示する。
【0314】
端末20は、第2トークルームの画像T2に対する端末20のユーザによる入力基づいて第1トークルームの画像T6を表示領域28Aに表示した後、端末20のユーザによる端末への入力に基づいて、第2トークルームの画像T7を表示領域28Aに表示する場合、第1トークルームに対応する第1グループに関する情報を含む第2トークルームの画像T7を表示する。右下の図の符号Q32は、第1グループに関する情報を含むコンテンツである。ここでは、第1グループに対応するトークルームは、名称が[Music]のトークルームである。限定ではなく例として、コンテンツQ32は、[Music]のトークルームに関する情報として、[Music]のトークルームのテーマに沿った情報を含む。コンテンツQ32は、限定ではなく例として、サーバ10が生成し、送信するコンテンツである。
【0315】
以上のような端末20は、第3画像に対する入力に基づいて第2画像を再度表示する場合、限定ではなく例として、第1グループに関する情報を含む第2画像を表示領域28Aに表示する。第3画像に対する入力に基づいて第2画像を再度表示する場合、限定ではなく例として、第2グループにおける話題が第1グループと関連する可能性があり、端末20は、第2グループにおける話題と関連する情報として、第1グループに関する情報を、第2グループに含まれるユーザに提供できる。結果として、第2グループに含まれるユーザは、例えば第1コンテンツに関する情報から派生する情報をインターネット上で検索する手間が低減され、ユーザの利便性が向上する。また、端末20は、例えば、第1コンテンツに関する情報から派生する情報をユーザがインターネット上で検索する際の処理が低減される。
【0316】
なお、本発明の技術範囲は、上述の実施形態などで説明した態様に限定されるものではない。上述の実施形態などで説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。また、上述の実施形態などで説明した要件は、適宜組み合わせることができる。また、本開示に係る技術が実施される国または地域の法令で許容される限りにおいて、上述の実施形態などで引用した全ての文献の開示を援用して本文の記載の一部とする。
【符号の説明】
【0317】
1・・・通信システム、10・・・サーバ、11・・・処理部、13・・・記憶部、20、20A、20B、20C、20D・・・端末、21・・・処理部、22・・・通信部(通信I/F)、23A・・・入力部、24・・・記憶部、28・・・表示部、28A・・・表示領域、P1・・・プログラム、P2・・・プログラム、Q1・・・第1コンテンツ、Q4・・・第2コンテンツ、T1・・・第1画像(第1トークルームの画像、第3画像)、T2・・・第2画像(第2トークルームの画像)、Q11・・・第1コンテンツ、Q14・・・第2コンテンツ、Q25・・・第1情報、Q26・・・第2情報、T11・・・第1画像(第1トークルームの画像、第3画像)、T12・・・第2画像(第2トークルームの画像)
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