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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-02
(45)【発行日】2024-05-14
(54)【発明の名称】シートセット及びワークセット
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/00 20060101AFI20240507BHJP
   G09F 3/00 20060101ALI20240507BHJP
   G09F 3/02 20060101ALI20240507BHJP
【FI】
B42D15/00 331Z
B42D15/00 301G
B42D15/00 371
G09F3/00 S
G09F3/02 N
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2024010628
(22)【出願日】2024-01-28
【審査請求日】2024-01-28
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和5年9月29日、30日、同年10月1日 民宿nicoichi(鹿児島県熊毛郡屋久島町原570-37)にて開催された幸せのコンパス作りワークショップにて公開。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514009546
【氏名又は名称】石丸 智子
(74)【代理人】
【識別番号】100190274
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 滋之
(72)【発明者】
【氏名】石丸 智子
【審査官】山下 清隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-017348(JP,A)
【文献】登録実用新案第3129834(JP,U)
【文献】特開2021-053837(JP,A)
【文献】登録実用新案第3232031(JP,U)
【文献】実開昭48-104422(JP,U)
【文献】登録実用新案第3147885(JP,U)
【文献】登録実用新案第3204468(JP,U)
【文献】特開2021-133567(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D 1/00-15/00
B42D 15/04-19/00
G09F 1/00- 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのこれまでの経験に関する質問である過去の質問が複数記載された第1シート部材と、前記ユーザの理想的な終焉までの経緯に関する質問である未来の質問が複数記載された第2シート部材と、前記第1シート部材及び前記第2シート部材の各質問それぞれに対応づけて着脱自在に貼り付けられる貼付部材と、を有するシートセットと、
回答が記入された前記貼付部材が貼り付けられるボード部材と、を備えたワークセット。
【請求項2】
ユーザのこれまでの経験に関する質問である過去の質問が複数記載された第1シート部材と、前記ユーザの理想的な終焉までの経緯に関する質問である未来の質問が複数記載された第2シート部材と、を含み、前記第1シート部材及び前記第2シート部材が、各質問それぞれに対応づけられた貼付部材を有するシートセットと、
回答が記入された前記貼付部材が貼り付けられるボード部材と、を備え、
前記貼付部材は、周囲にミシン目加工が施されており、回答が記入された状態で切り取られ、前記ボード部材に貼り付けられるものである、ワークセット
【請求項3】
前記ボード部材は、
前記第1シート部材に記載された前記過去の質問に対応する前記貼付部材が貼り付けられる下部領域を有すると共に、前記第2シート部材に記載された前記未来の質問に対応する前記貼付部材が貼り付けられる上部領域を有する、請求項1又は2に記載のワークセット
【請求項4】
複数の前記未来の質問は、
前記終焉までの前記ユーザの行動を問う質問である行動の質問と、
前記終焉までの、前記ユーザの周囲の環境に関する質問である複数の環境の質問と、を含み、
複数の前記環境の質問は、
前記ユーザの影響を受ける前の周囲の人達の状況に関する質問である影響前の質問と、
前記ユーザの影響を受けた後の周囲の人達の状況に関する質問である影響後の質問と、を含み
記上部領域は、
当該上部領域を上下に二分した下側の領域であり、前記影響前の質問に対応する前記貼付部材の貼り付け用であ下方領域と、
当該上部領域を上下に二分した上側の領域であり、前記影響後の質問に対応する前記貼付部材の貼り付け用であ上方領域と、を有する、請求項に記載のワークセット。
【請求項5】
少なくとも1つの前記過去の質問には、
当該過去の質問の回答を記入するための前記貼付部材と、
その回答にした理由を記入するための前記貼付部材と、が対応づけられている、請求項1又は2に記載のワークセット
【請求項6】
少なくとも1つの前記過去の質問には、
当該過去の質問の回答を記入するための前記貼付部材と、
その回答から想起される用語を記入するための1又は複数の前記貼付部材と、が対応づけられている、請求項1又は2に記載のワークセット
【請求項7】
前記貼付部材は、
前記第1シート部材及び前記第2シート部材に対しても、前記ボード部材に対しても、着脱自在な付箋により構成されている、請求項1に記載のワークセット
【請求項8】
前記貼付部材は、
裏面に粘着材が付けられ、その上にセパレータが付けられたシール状のものであり、
テープ部材によって前記第1シート部材又は前記第2シート部材に貼り付けられるものである、請求項1に記載のワークセット
【請求項9】
前記貼付部材は、
裏面に粘着材が付けられたシール状のものであり、
前記第1シート部材及び前記第2シート部材は、
少なくとも各質問それぞれに隣接する領域の表面に剥離剤がコーティングされている、請求項1に記載のワークセット
【請求項10】
ネガティブな印象を与える絵及び言葉を含む複数の異なるネガティブカードと、ポジティブな印象を与える絵及び言葉を含む複数の異なるポジティブカードと、をさらに有し、
前記ボード部材は、
上下中央の領域の左側に、前記ネガティブカード及前記ポジティブカードのうちの一方が貼り付けられる中央左領域を有し、
上下中央の領域の右側に、前記ポジティブカード及び前記ネガティブカードのうちの他方が貼り付けられる中央右領域を有する、請求項1又は2に記載のワークセット。
【請求項11】
前記ユーザの天命を示すオブジェクトである天命オブジェクトをさらに有し、
前記ボード部材は、
前記中央左領域と前記中央右領域との間に、前記天命オブジェクトが貼り付けられる中心領域を有する、請求項10に記載のワークセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の質問が記載されたシートセット及びワークセットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の質問と、各質問それぞれに対する回答を書き込むための回答欄とを備えたシートセットが、自己啓発などの目的で利用されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のシートセットは、自己の基礎的部分について書き込むための第1シートと、自己の得意的部分について書き込むための第2シートと、自己の夢について書き込むための第3シートと、を備えている。そして、特許文献1には、第1シートを下段、第2シートを中段、第3シートを上段とし、これらを連結することにより1枚の自己分析シートを完成させる、という内容が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3147885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のシートセットは、複数の質問それぞれに隣接する回答欄や領域に、ユーザが回答を直接記入するよう構成されている。したがって、各回答の位置の自由度が低いことから、ユーザの個性が表れにくく、気持ちを込めにくい。そのため、シート作成中におけるユーザの感情への作用が弱いだけでなく、完成したシートを視認したユーザの願望実現等に向かうモチベーションを十分に高めることができない。
【0005】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザの感情にうまく作用し、ユーザの願望実現等に向かうモチベーションを効率よく高めるシートセット及びワークセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るシートセットは、ユーザのこれまでの経験に関する質問である過去の質問が複数記載された第1シート部材と、ユーザの理想的な終焉までの経緯に関する質問である未来の質問が複数記載された第2シート部材と、第1シート部材及び第2シート部材の各質問それぞれに対応づけて着脱自在に貼り付けられる、ボード部材への貼り付け用の貼付部材と、を有し、貼付部材は、回答が記入された状態でボード部材に貼り付けられるものである。
【0007】
本発明の一態様に係るシートセットは、ユーザのこれまでの経験に関する質問である過去の質問が複数記載された第1シート部材と、ユーザの理想的な終焉までの経緯に関する質問である未来の質問が複数記載された第2シート部材と、を有し、第1シート部材及び第2シート部材は、各質問それぞれに対応づけられた、ボード部材への貼り付け用の貼付部材を有し、貼付部材は、周囲にミシン目加工が施されており、回答が記入された状態で切り取られ、ボード部材に貼り付けられるものである。
【0008】
本発明の一態様に係るワークセットは、上記のシートセットと、回答が記入された貼付部材が貼り付けられるボード部材と、を有するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、過去の質問が複数記載された第1シート部材と、未来の質問が複数記載された第2シート部材とを有すると共に、各質問それぞれに対応づけられた貼付部材を有しており、貼付部材は、第1シート部材又は第2シート部材からボード部材に移動させて貼り付けることができる。したがって、各貼付部材のボード部材上での配置の自由度が高いため、ユーザの感情にうまく作用し、ユーザの願望実現等に向かうモチベーションを効率よく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施の形態1に係るワークセットを例示した構成図である。
図2図1のシートセットに備わる第1シート部材の1ページ目を例示した構成図である。
図3図1のシートセットに備わる第1シート部材の2ページ目を例示した構成図である。
図4図1のシートセットに備わる第2シート部材の1ページ目を例示した構成図である。
図5図1のシートセットに備わる第2シート部材の2ページ目を例示した構成図である。
図6図1のシートセットに備わる第2シート部材の3ページ目を例示した構成図である。
図7図1のシートセットに備わる第2シート部材の4ページ目を例示した構成図である。
図8図1のシートセットに備わる第3シート部材の一例を示す構成図である。
図9図1のシートセットに備わる第3シート部材の他の例を示す構成図である。
図10図1のニーズシートの一例を示す構成図である。
図11図1のボード部材に複数の貼付部材等を貼り付けた状態を例示した説明図である。
図12】本発明の実施の形態1に係るボード部材の他の例を示す構成図である。
図13】本発明の実施の形態1に係る貼付部材をマスキングテープを用いてシート部材に貼り付けた構成例を示す説明図である。
図14】本発明の実施の形態2に係るシートセットのシート部材を例示した構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
図1図13に基づき、本発明の実施の形態1に係るシートセット及びワークセットについて説明する。各図では、煩雑化を避ける等の目的で符号の一部を適宜省略する。なお、本明細書では、総称的に用いる用語について、適宜符号を省略する。
【0012】
図1に示すように、ワークセット100は、シートセット10と、ボード部材20と、ニーズシート30と、ギフトカード40と、テーマカード50と、により構成されている。図1では、冊子状に形成されたシートセット10を例示している。
【0013】
図1図7に示すように、シートセット10は、過去の質問Qxが複数記載された第1シート部材11と、未来の質問Qyが複数記載された第2シート部材12と、を有している。過去の質問Qxは、ユーザのこれまでの経験に関する質問である。未来の質問Qyは、ユーザの理想的な終焉までの経緯に関する質問である。シートセット10は、図1図8図9に例示するように、ユーザに人生のテーマ(使命や天命など)を考えさせるための第3シート部材13を有していてもよい。冊子状のシートセット10は、図1に例示するように、表表紙15aと裏表紙15bとを有していてもよい。シートセット10は、例えば紙製で、表面にコーティング等が施されていてもよい。
【0014】
さらに、シートセット10は、第1シート部材11及び第2シート部材12の各質問それぞれに対応づけて着脱自在に貼り付けられる、ボード部材20への貼り付け用の貼付部材(A1~A4、R1、N2、N4、B1~B10)を有している。貼付部材は、回答が記入された状態でボード部材20に貼り付けられるものである。第1シート部材11に対応する複数の貼付部材は、全てがボード部材20に貼り付けられる必要はない。同様に、第2シート部材12に対応する複数の貼付部材は、全てがボード部材20に貼り付けられる必要はない。ユーザは、任意の複数の貼付部材を選んでボード部材20に貼り付けることができる。
【0015】
以下、図1のような冊子状のシートセット10を前提に、第1シート部材11、第2シート部材12、及び第3シート部材13の具体的な構成例について説明する。第1シート部材11、第2シート部材12、及び第3シート部材13を区別せず、総称的に指す場合は単に「シート部材」と称することがある。本実施の形態1の第1シート部材11は、図2及び図3に例示するように、シート部材11aと、シート部材11bと、により構成されている。本実施の形態1の第2シート部材12は、図4図7に例示するように、シート部材12aと、シート部材12bと、シート部材12cと、シート部材12dと、により構成されている。
【0016】
図1の例では、シート部材11bの反対側の面にシート部材12aが形成されており、シート部材12bの反対側の面にシート部材12cが形成されており、シート部材12dの反対側の面に第3シート部材13が形成されている。このように、シートセット10は、少なくとも1枚のシートの各面に異なるシート部材が形成されたものであってもよい。すなわち、シートセット10は、片面だけにシート部材が形成されたシートと、両面にシート部材が形成されたシートとを組み合わせて構成してもよい。もっとも、シートセット10は、片面だけにシート部材が形成された複数のシートだけで構成してもよく、両面に異なるシート部材が形成されたシートだけで構成してもよい。
【0017】
(第1シート部材11)
少なくとも1つの過去の質問Qxには、当該過去の質問Qxの回答を記入するための貼付部材(回答部材)と、その回答にした理由を記入するための貼付部材(理由部材)とを対応づけるとよい。また、少なくとも1つの過去の質問Qxには、当該過去の質問Qxの回答を記入するための貼付部材(回答部材)と、その回答から想起される用語を記入するための1又は複数の貼付部材(ニーズ部材)とを対応づけるとよい。さらに、少なくとも1つの過去の質問Qxには、当該過去の質問Qxの回答を記入するための貼付部材(回答部材)と、その回答にした理由を記入するための貼付部材(理由部材)と、その回答から想起される用語を記入するための1又は複数の貼付部材(ニーズ部材)とを対応づけてもよい。
【0018】
以下、複数の貼付部材を性質等により区別するため、上記の括弧書きの表現(回答部材、理由部材、ニーズ部材)を用いることがある。それぞれを総称的に用いる場合は、回答部材に符号「A又はB」を付し、理由部材に符号「R」を付し、ニーズ部材に符号「N」を付す。後述する第2シート部材12についても同様とする。
【0019】
例えば、複数の過去の質問Qxは、直接的な感情を問うタイプの質問と、ユーザの行動や特性を問うタイプの質問と、が組み合わされて構成されている。図2及び図3の例では、Q1、Q3、Q4が前者に対応し、Q2が後者に対応する。図2及び図3に例示するように、複数の過去の質問Qxは、周りを気にせずに没頭してしまうことを問う質問である特性の質問(図2のQ2に対応)と、人から言われて嬉しい言葉を問う質問である言葉の質問(図3のQ3に対応)と、尊敬や憧れの対象を問う質問である対象の質問(図3のQ4に対応)と、を含むよう構成してもよい。
【0020】
特性の質問には、当該特性の質問の回答を記入するための回答部材Aと、その回答から想起される用語を記入するための1又は複数のニーズ部材Nとを対応づけてもよい。言葉の質問には、当該言葉の質問の回答を記入するための回答部材Aと、その回答にした理由を記入するための理由部材Rとを対応づけてもよい。対象の質問には、当該対象の質問の回答を記入するための回答部材Aと、その回答から想起される用語を記入するための1又は複数のニーズ部材Nとを対応づけてもよい。
【0021】
過去の質問Qxとしての『直接的な感情を問うタイプの質問』には、図2にQ1として例示する「あなたが好きなことは?」という質問の他、「あなたが落ち着く場所は?」「あなたが落ち着く場面は?」「好きな言葉は?」「あなたが大切にしているものや宝物は?」「あなたの性格で気に入っていることは?」「あなたが得意なことは?」といった質問なども該当する。
【0022】
ユーザは、ニーズシート30から選んだ用語をニーズ部材Nに記入するとよい。もっとも、ユーザは、ニーズシート30に記載されていない用語をニーズ部材Nに記入してもよい。したがって、ワークセット100は、ニーズシート30を有しなくてもよい。
【0023】
複数のニーズ部材Nは、例えば、ユーザ自身の記入用と、第三者の記入用とで構成されていてもよい。すなわち、例えばワークショップに同席したユーザと第三者が、ある質問と回答についてディスカッションするようにしてもよい。そして、ユーザは自身が想起した1又は複数の用語をニーズ部材Nに記入し、第三者は当該ディスカッションから想起した1又は複数の用語をニーズ部材Nに記入してユーザに渡すとよい。複数の用語を記入する場合、ユーザ及び第三者は、用語ごとに異なるニーズ部材Nを用いるとよい。そして、ユーザは、自身が用語を記入した1又は複数のニーズ部材N、及び第三者が用語を記入した1又は複数のニーズ部材Nの中から、最終的に自身のイメージ等と合致する1又は複数のニーズ部材Nを選択し、ボード部材20に貼り付けるとよい。
【0024】
第1シート部材11では、複数の過去の質問Qxそれぞれに対応づけて、1又は複数の貼付部材を貼り付けるためのスペースが確保されている。なお、図2及び図3の各シート部材(11a、11b)は、それぞれ、2つの質問枠11mを有しているが、これらは必須のものではない。また、図2及び図3の各シート部材(11a、11b)は、それぞれ、貼付部材を貼り付ける際の位置決め等に利用する回答枠(V1~V4、X2、X4、Y3)を有しているが、これらも必須のものではない。すなわち、第1シート部材11には、過去の質問Qxに隣接する位置に、1又は複数の貼付部材の貼り付け用のスペースが確保されていればよい。
【0025】
より具体的に、図2及び図3の例において、過去の質問QxとしてのQ1、Q2、Q3、Q4には、それぞれ、貼付部材A1、A2、A3、A4が対応づけられている。さらに、過去の質問QxとしてのQ2には、その質問の回答から想起される用語を記入するための3枚の貼付部材N2が対応づけられている。過去の質問QxとしてのQ3には、Q2の回答の理由を記入するための貼付部材R3が対応づけられている。過去の質問QxとしてのQ4には、その質問の回答から想起される用語を記入するための6枚の貼付部材N4が対応づけられている。ニーズ部材N(ここでは貼付部材N2及び貼付部材N4)の枚数は、図2及び図3の例に限定されず、適宜増減してもよい。
【0026】
第1シート部材11の過去の質問Qxの数及び内容は、各図の例に限らず、質問の内容を調整しつつ、適宜増減してもよい。例えば、第1シート部材11の過去の質問Qxとして、さらに、ステップアップに関する質問である進歩の質問を有していてもよい。進歩の質問としては、例えば「あなたが今まで困難だったけれど、できるようになった事は?」のような質問が考えられる。もっとも、進歩の質問は、第1シート部材11における他の過去の質問Qxと置き換えて配置してもよい。
【0027】
(第2シート部材12)
複数の未来の質問Qyは、理想的な終焉までのユーザの行動を問う質問である行動の質問と、理想的な終焉までの、ユーザの周囲の環境に関する質問である複数の環境の質問と、を含んで構成されている。ここで、理想的な終焉とは、一生の終わりに近く、身も心も充実している時期のことである。複数の環境の質問は、ユーザの周囲の人達の状況に関する質問を含んでいる。本実施の形態1において、複数の環境の質問は、ユーザの影響を受ける前の周囲の人達の状況に関する質問である影響前の質問と、ユーザの影響を受けた後の周囲の人達の状況に関する質問である影響後の質問と、を含む。
【0028】
図4図7の例において、未来の質問QyとしてのQ1~Q10には、それぞれ、貼付部材B1~B10が対応づけられている。図4図7の例において、行動の質問にはQ2及びQ5が対応し、環境の質問にはQ3、Q4、Q6、Q7、Q8、Q9、Q10が対応する。行動の質問は、自身が幸せになる経緯でとった行動を問う質問(Q2に対応)と、周囲の人達を幸せにし、環境を改善するためにとった行動を問う質問(Q5に対応)と、に細分化することができる。
【0029】
環境の質問のうち、影響前の質問にはQ6~Q8が対応し、影響後の質問には、Q3、Q4、Q9、Q10が対応する。影響前の質問としては、周囲の人達が幸せになる前の状況を問う質問(Q6に対応)、その状況が起こっていた理由を問う質問(Q7に対応)、周囲の人達のお困りごとを問う質問(Q8に対応)などが想定される。影響後の質問としては、理想的な終焉における周囲の人達や生活環境を問う質問(Q3に対応)、周囲の人達や周囲の環境の変化を問う質問(Q4に対応)、理想的な終焉までに幸せにすることができた人の数を問う人数の質問(Q9に対応)、周りの人達を幸せにできたことで感じた喜びを問う喜びの質問(Q10に対応)などが想定される。
【0030】
複数の未来の質問Qyは、理想的な終焉の年齢を問う質問である年齢の質問(図4のQ1に対応)を含んでいてもよい。複数の未来の質問Qyは、ユーザが幸せになった状態を具体的に問う理想状態の質問を含んでいてもよい。理想状態の質問としては、「理想的な終焉にいるあなたはどんな状態ですか?」といった内容が想定される。
【0031】
第2シート部材12では、複数の未来の質問Qyそれぞれに対応づけて、1又は複数の貼付部材を貼り付けるためのスペースが確保されている。なお、図4の第2シート部材12は、貼付部材を貼り付ける際の位置決め等に利用する回答枠W1を有しているが、これは必須のものではない。すなわち、第2シート部材12には、未来の質問Qyに隣接する位置に、1又は複数の貼付部材の貼り付け用のスペースが確保されていればよい。各未来の質問Qyそれぞれに対応づけられた貼付部材の枚数は、各図の例に限らず、適宜増減することができる。
【0032】
(第3シート部材13)
図8及び図9に例示するように、第3シート部材13には、理想的な終焉に向けてのユーザの思考の根幹となる言葉や文章を想像させるための言葉、文章、又は質問であるフックワードHが記載されている。そして、第3シート部材13は、フックワードHに隣接する位置に、貼付部材Cの貼り付け用のスペースが確保されている。貼付部材Cは、理想的な終焉に向けてのユーザの思考の根幹となる言葉や文章を記入するためのもので、第3シート部材13に着脱自在に貼り付けられている。貼付部材Cは、言葉や文章が記入された状態でボード部材20に貼り付けられる。
【0033】
図8及び図9には、フックワードH及び貼付部材Cを囲える程度の外郭をもつ装飾枠Zを備えた第3シート部材13を例示しているが、これに限定されない。装飾枠Zは、図8及び図9の例に限らず、種々の形状、サイズ、及び配置などを採ることができる。例えば、第3シート部材13は、フックワードH及び装飾枠Zを左右方向の何れか一方に寄せて配置し、他方に装飾枠Zと関連性のある挿絵を記載してもよい。図8及び図9の装飾枠Zに関連する挿絵としては『果実が実ったリンゴの木』などが考えられる。もっとも、装飾枠Zは、第3シート部材13にとって必須のものではない。さらに、シートセット10は、第3シート部材13を有しなくてもよい。
【0034】
ニーズシート30は、質問に対する回答から想起し得る複数の用語を一覧表示したものである。図10には、複数の用語が表形式で整理されたニーズシート30を例示している。ニーズシート30は、図10の例のように、日本語を読解することができないユーザにも対応すべく、複数の用語それぞれに英訳等を並記してもよい。
【0035】
ギフトカード40は、例えば、ネガティブな印象を与える絵及び言葉を含む複数の異なるネガティブカード4nで構成されたカードセット40nと、ポジティブな印象を与える絵及び言葉を含む複数の異なるポジティブカード4pで構成されたカードセット40pと、により構成されている。この場合、複数のネガティブカード4nは、個々に、後ろ向きな思考や考え方を想起させ得る言葉と絵を有し、複数のポジティブカード4pは、個々に、前向きな思考や考え方を想起させ得る言葉と絵を有する。
【0036】
ネガティブカード4nの言葉としては、「怖れ」「復讐」「罪悪感」「裁き」「期待」「観念」「隠れた自己」「死の誘惑」「依存心」「ハートブレイク」「犠牲」「自立」「執着」「コントロール」「主導権争い」「役割」「先祖代々伝わる問題」「個人の神話」「試練」「過去世」「暗いストーリー」「無価値観」「無意味感」などがある。そして、ネガティブカード4nには、こうした言葉の後ろ向きな意味合いを補うような絵が描かれている。
【0037】
ポジティブカード4pの言葉としては、「選択」「許し」「手放す」「信頼」「コミュニケーション」「真実」「リーダーシップ」「自由」「インスピレーション」「流れ」「真実の愛」「セクシャリティー」「恵まれた才能」「成功」「豊かさ」「清らかさ」「愛」「平和」「ヴィジョン」「喜び」「神の子」「ハイアーマインド」「神聖さ」などがある。そして、ポジティブカード4pには、こうした言葉の前向きな意味合いを補うような絵が描かれている。
【0038】
ネガティブカード4n及びポジティブカード4pは、日本語の言葉に限らず、上記各言葉と同様の意味合いをもつ英単語等が記載されてもよい。もっとも、ネガティブカード4n及びポジティブカード4pは、2つ以上の言語の言葉が組み合わされて並記されたものであってよい。
【0039】
テーマカード50は、例えば、生年月日等により決まる天命・使命などが記載された複数のカードKにより構成されている。九星気学に基づくテーマカード50の場合、「一白水星」「二黒土星」などの九星それぞれに対応する9枚のカードKにより構成され、各カードKは、それぞれ、九星のうちの1つに紐付く言葉などが記載されたものとなる。
【0040】
ボード部材20は、例えば厚紙により構成され、表面にコーティングが施されていてもよい。ボード部材20は、コルクボード等により構成されてもよく、樹脂製であってもよい。ボード部材20は、複数の貼付部材を自由に配置して貼り付けるためのものである。ボード部材20は、図11のように、ネガティブカード4n及びポジティブカード4pが貼り付けられてもよく、カードKが貼り付けられてもよい。
【0041】
ここで、複数の貼付部材が貼り付けられたユーザごとの完成品を完成ボード20zと称する。図11は、完成ボード20zを概略的に例示したものである。図11に例示するように、第1シート部材11の過去の質問Qxに対応する貼付部材(A1~A4、R3、N2、N4)は、ボード部材20の下側の領域である下部領域1Rに貼り付けられる。一方、第2シート部材12の未来の質問Qyに対応する貼付部材(B1~B10)は、ボード部材20の上側の領域である上部領域3Rに貼り付けられる。図1及び図11では、下部領域1Rが、ボード部材20の下側における全体の1/3程度の領域であり、上部領域3Rが、ボード部材20の上側における全体の1/3程度の領域である例を示している。このように、ボード部材20の下側に過去の質問Qxに対応する貼付部材を配置し、ボード部材20の上側に未来の質問Qyに対応する貼付部材を配置することにより、完成ボード20zからは、理想的な終焉に向けて上昇していくイメージが想起される。
【0042】
さらに図11に例示するように、影響前の質問に対応する貼付部材(B6、B7、B8)は、上部領域3Rを上下に二分した下側の領域である下方領域3bに貼り付けられ、影響後の質問に対応する貼付部材(B4)は、上部領域3Rを上下に二分した上側の領域である上方領域3aに貼り付けられる。このように、未来の質問Qyに対応する貼付部材のうち、影響前の質問に対応し、周囲の人達が幸せになる前の状態に関わる記載のある貼付部材を下側に配置すると共に、影響後の質問に対応し、周囲の人達が幸せになった状態に関わる記載のある貼付部材を上側に配置することにより、完成ボード20zの全体に、上部の幸せへ向かう統一的な方向性をもたらす。
【0043】
図11の例では、ボード部材20の上部領域3Rのうちの左右中央の領域である上部中央領域3nに、年齢の質問(図4のQ1相当)に対応する貼付部材B1、自身が幸せになる経緯でとった行動を問う行動の質問(図4のQ2相当)に対応する貼付部材B2、及び人数の質問(図7のQ9相当)に対応する貼付部材B9が貼り付けられている。より具体的には、上部中央領域3nの最上部に貼付部材B1が貼り付けられ、その下に貼付部材B2が貼り付けられ、その下に貼付部材B9が貼り付けられている。このように、前向きな行動を示す文章等が記載された貼付部材を、直感的に認識しやすい数字が記載された2つの貼付部材で挟むことにより、立体感が生まれるため、視認性を高めることができる。
【0044】
換言すると、ボード部材20は、過去の質問Qxに対応する貼付部材の貼り付け用の下部領域1Rと、未来の質問Qyに対応する貼付部材の貼り付け用の上部領域3Rと、を有している。そして、上部領域3Rは、影響前の質問に対応する貼付部材の貼り付け用である下方領域3bと、影響後の質問に対応する貼付部材の貼り付け用である上方領域3aと、を有している。ボード部材20は、上下中央の領域2Rの左側に、複数のネガティブカード4nのうちの1枚が貼り付けられる中央左領域2bと、上下中央の領域2Rの右側に、複数のポジティブカード4pのうちの1枚が貼り付けられる中央右領域2cと、を有している。また、ボード部材20は、中央左領域2bと中央右領域2cとの間に中心領域2aを有している。図11の例では、中心領域2aにユーザの天命を示すカードKが貼り付けられている。カードKは、ユーザの天命を示すオブジェクトである天命オブジェクトに相当する。中心領域2aには、1枚のカードKの代わりに、第3シート部材13に対応づけられた貼付部材Cが貼り付けられてもよく、この場合、貼付部材Cが天命オブジェクトに相当する。もっとも、中心領域2aには、1枚のカードKと貼付部材Cとの双方が、天命オブジェクトとして貼り付けられてもよい。
【0045】
ワークセット100は、ギフトカード40を有しない構成を採ってもよく、カードセット40n及びカードセット40pのうちの何れかを有しない構成を採ってもよい。ネガティブカード4n及びポジティブカード4pのうちの少なくとも1枚が貼り付けられないことで、ボード部材20上にできた空きスペースは、下部領域1Rと上部領域3Rとに振り分けてもよく、下部領域1R又は上部領域3Rに配分してもよい。つまり、貼付部材を貼り付けるための領域を拡張してもよい。同様に、ワークセット100は、テーマカード50を有しない構成を採ってもよく、シートセット10は、第3シート部材13を有しない構成を採ってもよい。この場合、中心領域2aは、下部領域1Rと上部領域3Rとに振り分けてもよく、下部領域1R又は上部領域3Rに配分してもよい。つまり、貼付部材を貼り付けるための領域を拡張してもよい。
【0046】
上記の説明では、ボード部材20の各領域を上下左右の方向により特定したが、これはあくまで便宜上のものであり、ボード部材20として無地の台紙などを採用した場合、その向きは、ユーザが任意に決めることになる。もっとも、上下のうちの一方を示す図形などの印をボード部材20に設けてもよい。あるいは、ボード部材20は、図12のように、上部中央領域3nの最上部に、理想的な終焉を想起させ得る装飾部20sを有していてもよい。装飾部20sとしては、文字やイラスト、少なくとも1つの色彩を有する図形などを採用することができ、形状や大きさは問わない。例えば、装飾部20sは、「終焉」の文字を含むロゴ等であってもよい。また、装飾部20sは、ボード部材20を手渡されたユーザが自身で描くようにしてもよい。装飾部20sを有するボード部材20を用いる場合、年齢の質問(図4のQ1相当)に対応する貼付部材B1は、装飾部20sの下や横に貼り付けてもよく、装飾部20sと一部が重なるように貼り付けてもよく、そもそも貼り付けなくてもよい。シートセット10が年齢の質問を有しない場合は、装飾部20sが貼付部材B1の代わりとなる。
【0047】
貼付部材(A1~A4、R1、N2、N4、B1~B10、C)は、例えば、シート部材に対しても、ボード部材20に対しても、着脱自在な付箋により構成される。つまり、貼付部材は、少なくとも裏面の一部に粘着剤が付いている付箋状のものであってよい。貼付部材の裏面とは、文字等が記入される面とは反対側の面である。この場合、貼付部材をボード部材20に貼り付けた後も、ユーザは当該貼付部材の配置変更を自由に行うことができ、ボード部材20上での他の貼付部材等とのバランス調整が容易なため、ユーザの嗜好に合致し、向上心を駆り立てる理想的な完成ボード20zの作成を支援することができる。もっとも、貼付部材をボード部材20に最終的に貼り付ける際は、のりや接着剤、両面テープなどにより、貼付部材の粘着力を補強してもよい。
【0048】
貼付部材は、裏面に粘着材が付けられたシール状のものであってもよい。この場合、シート部材は、少なくとも各質問それぞれに隣接する領域の表面に、剥離紙用シリコーンなどの剥離剤がコーティングされたものにするとよい。ただし、かかる構成の場合は、ボード部材20に貼り付けた後の貼付部材の配置変更が困難である。
【0049】
貼付部材は、裏面に粘着材が付けられ、その上に紙製又は樹脂製などのセパレータ(図示せず)が付けられたシール状のもの(台紙付きシール状)としてもよい。この場合、各貼付部材は、図13に例示するように、各シート部材の対応箇所にテープ部材Tを用いて貼り付けるとよい。図13では、テープ部材Tとしてマスキングテープを例示しているが、これに限定されない。例えば、テープ部材Tは、両面テープやループさせたメンディングテープなどであってもよく、この場合、テープ部材Tは貼付部材の裏側に隠れることになる。貼付部材をボード部材20に貼り付ける際は、テープ部材Tを剥がして貼付部材をシート部材から外し、一旦セパレータが付いた状態でボード部材20に暫定的に配置するとよい。そして、ボード部材20に貼り付ける全ての貼付部材等の配置が概ね決まってから、各貼付部材それぞれのセパレータを剥がし、ボード部材20に貼り付けていくとよい。もっとも、台紙付きシール状の貼付部材は、セパレータの一部を剥がして折り曲げ、あるいは切除し、そこに現れた粘着剤を用いて付箋のように、シート部材に対し着脱自在に貼り付けてもよい。
【0050】
シートセット10は、1又は複数の予備貼付部材S(図1参照)を有していてもよい。予備貼付部材Sは、基本的には、書き損じが生じた場合に貼付部材の代わりに用いられるものである。予備貼付部材Sは、下書き用に用いてもよい。予備貼付部材Sは、付箋により構成してもよく、シール状のものとしてもよい。予備貼付部材Sは、紙や厚紙により構成してもよく、この場合、のりや接着剤、両面テープなどによりボード部材20に貼り付けられる。予備貼付部材Sは、各貼付部材と同様の形状にするとよい。
【0051】
以上のように、本実施の形態1におけるシートセット10は、過去の質問Qxが複数記載された第1シート部材11と、未来の質問Qyが複数記載された第2シート部材12と、第1シート部材11及び第2シート部材12の各質問それぞれに対応づけて着脱自在に貼り付けられる貼付部材と、を有しており、貼付部材は、回答が記入された状態でボード部材20に貼り付けられるものである。このように、貼付部材は、第1シート部材11又は第2シート部材12からボード部材20に移動させて貼り付けることができるため、各貼付部材のボード部材20上での配置の自由度が高い。したがって、ユーザの感情にうまく作用し、ユーザの願望実現等に向かうモチベーションを効率よく高めることができる。
【0052】
貼付部材は、シート部材に対しても、ボード部材20に対しても、着脱自在な付箋により構成してもよい。貼付部材が付箋であれば、ユーザ等は、ボード部材20上での配置変更・位置調整を容易に行うことができる。貼付部材は、裏面に粘着材が付けられ、その上にセパレータが付けられたシール状のものであってもよい。この場合は、テープ部材Tにより、あるいはセパレータの一部を剥がすことにより、シート部材に対し着脱自在に貼り付けられる。貼付部材は、裏面に粘着材が付けられ、セパレータを有しないシール状のものであってもよい。この場合、少なくとも各質問それぞれに隣接する領域の表面に剥離剤がコーティングされたシート部材を用いるとよい。本実施の形態1の貼付部材は、上記のような構成を採っているため、シートセット10の本体(貼付部材を除き、第1シート部材11及び第2シート部材12を含む構成)を使い回すことも可能である。
【0053】
ところで、特許文献1のような従来のシートセットは、質問に対する回答をシートに直接記入するよう構成されているため、回答の位置は固定され、当然に事後的な回答の位置を変更することができない。この点、付箋状又は台紙付きシール状の貼付部材によれば、事後的な配置変更や微調整も容易なため、ユーザは、自身への意識づけに適した、より納得のいく完成ボード20zを作成することができる。
【0054】
シートセット10は、1又は複数の予備貼付部材Sを有していてもよい。かかる構成を採れば、書き損じが生じた場合でも、貼付部材の代わりに予備貼付部材Sに回答を記入し、それをボード部材20に貼り付けることができるため、資源の浪費を最小限にとどめることができる。また、予備貼付部材Sを付箋により構成すれば、ユーザ等は、ボード部材20上での配置変更・位置調整を容易に行うことができる。もっとも、予備貼付部材Sは、台紙付きシール状のものであってもよく、単なる紙や厚紙などであってもよい。かかる構成を採っても、ボード部材20上での配置変更及び位置調整は容易である。
【0055】
複数の未来の質問Qyは、ユーザの理想的な終焉までの、当該ユーザの周囲の環境に関する複数の環境の質問を含み、複数の環境の質問は、当該ユーザの周囲の人達の状況に関する質問を含んでいる。このようにすれば、ユーザに周囲の人達の幸せな様子を想像させることができ、より広がりのある幸せのイメージを抱かせることができる。
【0056】
複数の環境の質問は、ユーザの影響を受ける前の周囲の人達の状況に関する質問である影響前の質問と、ユーザの影響を受けた後の周囲の人達の状況に関する質問である影響後の質問と、を含んでいてもよい。このように、周囲の人達が幸せになった後だけでなく、幸せになる前の状況についても想像させることにより、影響前の質問に対する回答及びその思考過程と、影響後の質問に対する回答及びその思考過程とのギャップが浮き彫りとなり、自身の寄与が明確になる。そのため、周囲の人達を幸せにしたという確かな実感を、ユーザに抱かせることができる。影響前の質問としては、周囲の人達が幸せになる前の状況を問う質問(Q6相当)、及び周囲の人達のお困りごとを問う質問(Q8相当)のうちの少なくとも一方を設けるとよく、周囲の人達が幸せになる前の状況である理由を問う質問(Q7相当)を設けると、思考がさらに具体化されるため、好ましい。
【0057】
影響後の質問としては、理想的な終焉における周囲の人達や生活環境を問う質問(図5のQ3相当)を設けるとよい。かかる質問により、良好な関係の家族・友人・知人・仕事関係で関わる人や、理想的な環境を想像させ、『理想的な終焉に向かいたい・向かおう』という意識を強く根付かせることができる。影響後の質問としては、周囲の人達や周囲の環境の変化を問う質問(図5のQ4相当)を設けてもよい。かかる質問により、周囲に与えていく影響をユーザに想像させ、現実感を抱かせることができる。影響後の質問としては、理想的な終焉までに幸せにすることができた人の数を問う人数の質問(Q9相当)を設けてもよい。ユーザに具体的な数値をイメージさせることにより、発想に広がりをもたらし、自身の影響を映像的に想像させることができる。影響後の質問としては、周りの人達を幸せにできたことで感じた喜びを問う喜びの質問(Q10相当)を設けてもよい。喜びを五感に落とし込むことで、回答及びそのプロセス等の印象を強め、理想的な終焉及びそこに向かう過程の色濃いイメージの再現性を高めることができる。
【0058】
過去の質問Qxに対応する貼付部材は、ボード部材20の下部領域1Rへの貼り付け用であり、未来の質問Qyに対応する貼付部材は、ボード部材20の上部領域3Rへの貼り付け用である。影響前の質問に対応する貼付部材は、ボード部材20の下方領域3bへの貼り付け用であり、影響後の質問に対応する貼付部材は、ボード部材20の上方領域3aへの貼り付け用である。すなわち、ボード部材20は、過去の質問Qxに対応する貼付部材の貼り付け用の下部領域1Rと、未来の質問Qyに対応する貼付部材の貼り付け用の上部領域3Rと、を有している。さらに、ボード部材20は、影響前の質問に対応する貼付部材の貼り付け用の下方領域3bと、影響後の質問に対応する貼付部材の貼り付け用の上方領域3aと、を有している。したがって、完成ボード20zの全体に、理想的な終焉、つまり上方に向かっていく方向性が刻まれるため、視認したユーザのマインドに良質な刺激を与えることができる。
【0059】
ボード部材20は、上下中央の領域2Rの左側に、ネガティブカード4n及びポジティブカード4pのうちの一方が貼り付けられる中央左領域2bを有し、上下中央の領域2Rの右側に、ネガティブカード4n及びポジティブカード4pのうちの他方が貼り付けられる中央右領域2cを有していてもよい。すなわち、ワークセット100は、ボード部材20の中央左領域2bにネガティブカード4n又はポジティブカード4pが貼り付けられ、中央右領域2cにポジティブカード4p又はネガティブカード4nが貼り付けられるよう構成してもよい。これにより、例えばユーザは、ネガティブカード4nから『幸せへの足枷となっている事情』を意識しつつ、これと横並びのポジティブカード4pから『幸せのイメージや方向性』を想像し、ネガティブカード4nからポジティブカード4pへ向かい、さらに理想的な終焉へと向かう上昇スパイラルを思い描くことができる。
【0060】
ボード部材20は、中央左領域2bと中央右領域2cとの間に、天命オブジェクトが貼り付けられる中心領域2aを有していてもよい。すなわち、ワークセット100は、ボード部材20の中心領域2aに天命オブジェクトが貼り付けられるよう構成してもよい。これにより、ユーザは、完成ボード20zの中心に天命を感じつつ、ネガティブカード4nの世界観が『天命』をもってポジティブカード4pの世界観へ移行する流れを創造することができる。
【0061】
上記の通り、本実施の形態1のワークセット100は、複数の貼付部材とボード部材20の各領域とが対応づけられている。そのため、各貼付部材とボード部材20とがうまく連携し、完成ボード20zを作成中のユーザに良好な刺激をもたらすと共に、完成ボード20zを視認したユーザに、作成中のインスピレーションを効率よく思い出させることができる。
【0062】
複数の未来の質問Qyは、理想的な終焉までのユーザの行動を問う行動の質問を含んでいる。これにより、ユーザに具体的な行動を思い描かせることができ、幸せに向かうための行動が具現化するため、スムーズな行動開始を後押しすることができる。そして、行動の質問に対応する貼付部材を貼り付けた完成ボード20zは、視認したユーザのモチベーションの維持に貢献する。なお、行動の質問としては、自身が幸せになる経緯でとった行動を問う質問(図4のQ2相当)だけでもよい。ただし、周囲の人達を幸せにし、環境を改善するためにとった行動を問う質問(Q5相当)を設けた方が、ユーザに、より多角的な思考を促すことができる。
【0063】
複数の未来の質問Qyは、理想的な終焉の年齢を問う年齢の質問(図4のQ1相当)を含んでいてもよい。かかる質問を設け、ユーザに具体的な年齢を想像させることにより、理想的な終焉における自身の、より現実感のある像をイメージさせることができる。そして、年齢の質問に対応する貼付部材をボード部材20に貼り付けることにより、理想的な終焉に向かう現実感を高めることができる。
【0064】
少なくとも1つの過去の質問Qxには、当該過去の質問Qxの回答を記入するための貼付部材(回答部材A)と、その回答にした理由を記入するための貼付部材(理由部材R)と、が対応づけられていてもよい。このように、質問に対する直接的な回答だけでなく、理由の回答についても求めることで、ユーザをより深い思案に誘導することができる。理由について考えているうちに、質問の回答を事後的に変更するユーザの存在も否定できず、理由についての問いは、より適切な回答の導出に貢献し得る。
【0065】
少なくとも1つの過去の質問Qxには、当該過去の質問Qxの回答を記入するための貼付部材(回答部材A)と、その回答から想起される用語を記入するための1又は複数の貼付部材(ニーズ部材N)と、が対応づけられていてもよい。このようにすれば、回答から想起される1又は複数の用語により、ユーザの回答の本質を見出すことができる。1つの過去の質問Qxに対し、複数のニーズ部材Nを対応づけるよう構成すれば、ユーザの回答の本質的な背景を鮮明に構築することができ、完成ボード20zのインパクトを強めることができる。
【0066】
例えば、複数の過去の質問Qxは、人から言われて嬉しい言葉を問う言葉の質問と、周りを気にせずに没頭してしまうことを問う特性の質問と、を含んでいてもよい。言葉の質問には、その回答を記入するための貼付部材(回答部材A)と、その回答にした理由を記入するための貼付部材(理由部材R)と、が対応づけられていてもよい。特性の質問には、その回答を記入するための貼付部材(回答部材A)と、その回答から想起される用語を記入するための1又は複数の貼付部材(ニーズ部材N)と、が対応づけられていてもよい。
【0067】
実施の形態2.
図14を参照し、本発明の実施の形態2に係るシートセット及びワークセットについて説明する。本実施の形態2のワークセット100は、シートセット10における貼付部材に関わる構成(シート部材と貼付部材との関係)に特徴があり、他の構成は実施の形態1のものと同様である。具体的には、本実施の形態2のシートセット10は、複数の質問それぞれに対応する貼付部材が、第1シート部材11、第2シート部材12、又は第3シート部材に組み込まれている。上述した実施の形態1のワークセットと同様の構成については同一の符号を用い、重複する説明は省略又は簡略化する。
【0068】
本実施の形態2のシートセット10は、ユーザのこれまでの経験に関する質問である過去の質問Qxが複数記載された第1シート部材11と、ユーザの理想的な終焉までの経緯に関する質問である未来の質問Qyが複数記載された第2シート部材12と、を有している。そして、第1シート部材11及び第2シート部材12は、各質問それぞれに対応づけられた、ボード部材20への貼り付け用の貼付部材を有している。貼付部材は、周囲にミシン目加工が施されており、回答が記入された状態で切り取られ、ボード部材20に貼り付けられるものである。つまり、本実施の形態2のシートセット10は、複数の質問それぞれに対応する貼付部材が、第1シート部材11又は第2シート部材12と一体的に構成されている。
【0069】
図14では、第1シート部材11と、それに対応する貼付部材(A1~A4、R3、N2、N4)だけを例示しているが、第2シート部材12においても同様、貼付部材(図4図7のB1~B10参照)の周囲にミシン目加工が施されており、第2シート部材12の本体からの取り外しが容易となっている。本実施の形態2のシートセット10は、第3シート部材13を有しなくてもよいが、第3シート部材13を有する構成を採った場合は、貼付部材(図8及び図9のC参照)の周囲にミシン目加工を施すとよい。
【0070】
本実施の形態2の貼付部材は、のりや接着剤、両面テープなどによりボード部材20に貼り付けられる。もっとも、シート部材は、貼付部材の周囲にミシン目加工を施すと共に、貼付部材の裏面に粘着剤を付け、そこにセパレータを被せた台紙付きシール状としてもよい。シートセット10は、1又は複数の予備貼付部材Sを有していてもよい。予備貼付部材Sは、実施の形態1の貼付部材と同様、付箋により構成してもよく、シール状のものとしてもよく、単なる紙や厚紙により構成してもよい。予備貼付部材Sは、各貼付部材と同様の形状にするとよい。本実施の形態2におけるワークセット100の他の構成及び構成のバリエーション等については、実施の形態1のワークセット100と同様である。なお、本実施の形態2におけるシート部材は、貼付部材の周囲にミシン目加工が施されるため、両面刷りには不向きである。
【0071】
以上のように、本実施の形態2のシートセット10においても、貼付部材は、第1シート部材11又は第2シート部材12からボード部材20に移動させて貼り付けることができる。よって、各貼付部材のボード部材20上での配置の自由度が高いため、ユーザの感情にうまく作用し、ユーザの願望実現等に向かうモチベーションを効率よく高めることができる。シートセット10は、1又は複数の予備貼付部材Sを有するよう構成すれば、書き損じが生じた場合でも、貼付部材の代わりに予備貼付部材Sに回答を記入し、それをボード部材20に貼り付けることができるため、資源の浪費を最小限にとどめることができる。また、予備貼付部材Sを付箋により構成すれば、ユーザ等は、ボード部材20上での配置変更・位置調整を容易に行うことができる。本実施の形態2におけるワークセット100の他の効果については、実施の形態1のワークセット100と同様である。
【0072】
ここで、上述した各実施の形態は、シートセット及びワークセットにおける具体例に過ぎず、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、各貼付部材の形状、大きさ、及び模様は、各図の例に限らず、各貼付部材には、種々の形状、大きさ、及び模様を採用することができる。複数の過去の質問Qxは、『ユーザのこれまでの経験に関するもの』という趣旨を逸脱しない限り、適宜、増設してもよく、他の過去の質問Qxとの入れ替えを行ってもよい。つまり、過去の質問Qxの数及び内容は、図2図3図14、及び上述の例に限らず、適宜増減し、内容変更を行ってもよい。同様に、複数の未来の質問Qyは、『ユーザの現在から理想的な終焉までの経緯に関するもの』という趣旨を逸脱しない限り、適宜、増設してもよく、他の未来の質問Qyとの入れ替えを行ってもよい。つまり、未来の質問Qyの数及び内容は、図4図7及び上述の例に限らず、適宜増減し、内容変更を行ってもよい。
【0073】
シート部材における質問の文章は、各図の例に限らず、ワークショップの参加者の年齢などに合わせて適宜変更してもよい。例えば、過去の質問Qxとしての『ユーザの行動や特性を問うタイプの質問』には、「気がついたら夢中でやっていることは?」「寝食を忘れてしまうほど、やり続けていても全く疲れを感じないことは何ですか?」といった質問も該当する。複数の未来の質問Qyは、ペットや生き物のことを問う質問を含んでいてもよい。
【0074】
上記各実施の形態では、複数の貼付部材等とボード部材20の各領域とを対応づけて説明したが、これは、貼付部材等が対応する領域内に収まることを意図するものではなく、あくまで貼付部材等の配置の目安である。つまり、貼付部材等は、対応する領域に少なくとも一部が配置されていればよい。また、貼付部材等は、図11のように、一部が重なった状態で貼り付けられてもよい。
【0075】
図1及び図12には、ボード部材20における各領域の概略的な境界を破線で示しているが、これらの境界はあくまでも例示であり、各領域の形状及び大きさは、適宜変更することができる。ボード部材20における各領域は、さらに細分化されてもよい。ボード部材20は、実際に破線等の境界線が記載されている必要はないが、貼付部材を貼り付ける際の目安として、各領域間の境界線が示されていてもよく、色彩等の違いにより各領域が視認できるよう構成してもよい。ボード部材20は、上方に向かう流れ(上昇思考など)を思わせるような背景図が記載されていてもよいが、ワークショップ中のユーザに背景図を描かせてもよい。ちなみに、図11には、背景図として木の絵を概略的に例示している。なお、完成ボード20zは、額縁に入れて飾ってもよい。
【0076】
シートセット10は、第1シート部材11及び第2シート部材12が、それぞれ、1枚のシートで形成されたものであってよく(図14参照)、複数枚のシートにより形成されたものであってもよい。シートセット10は、第1シート部材11及び第2シート部材12の全体が1枚のシートで形成されたものであってよく、この場合、例えば、シートの一方の面に第1シート部材11が形成され、他方の面に第2シート部材12が形成されてもよく、第1シート部材11及び第2シート部材12のうちの何れか一方が、シートの両面に跨っていてもよい。また、各図に例示する第1シート部材11、第2シート部材12、及び第3シート部材13は、ページごとに、タイトル等が記載される見出し部Mを有しているが、これは必須のものではない。例えば、見出し部Mは、第1シート部材11、第2シート部材12、及び第3シート部材13それぞれの冒頭にのみ記載されていてもよい。
【0077】
少なくとも1つの未来の質問Qyには、当該未来の質問Qyの回答を記入するための貼付部材(回答部材B)と、その回答にした理由を記入するための貼付部材(理由部材R)と、が対応づけられていてもよい。また、少なくとも1つの未来の質問Qyには、当該未来の質問Qyの回答を記入するための貼付部材(回答部材B)と、その回答から想起される用語を記入するための1又は複数の貼付部材(ニーズ部材N)と、が対応づけられていてもよい。少なくとも1つの未来の質問Qyには、当該未来の質問Qyの回答を記入するための貼付部材(回答部材B)と、その回答にした理由を記入するための貼付部材(理由部材R)と、その回答から想起される用語を記入するための1又は複数の貼付部材(ニーズ部材N)と、が対応づけられてもよい。
【0078】
ところで、ユーザによっては、左から右に向かう流れよりも、右から左に向かう流れの方が、前向きな流れを想像しやすい可能性もある。そのため、ボード部材20は、中央左領域2bを、ポジティブカード4pのうちの1枚が貼り付けられる領域とし、中央右領域2cを、ネガティブカード4nのうちの1枚が貼り付けられる領域としてもよい。ワークセット100は、ニーズシート30、ギフトカード40、及びテーマカード50を含まず、シートセット10と、ボード部材20と、により構成してもよい。ワークセット100は、シートセット10及びボード部材20と、ニーズシート30、ギフトカード40、及びテーマカード50のうちの何れか1つ又は2つとを組み合わせて構成してもよい。
【符号の説明】
【0079】
1R 下部領域、2R 領域、2a 中心領域、2b 中央左領域、2c 中央右領域、3R 上部領域、3a 上方領域、3b 下方領域、3n 上部中央領域、4n ネガティブカード、4p ポジティブカード、10 シートセット、11 第1シート部材、11a、11b、12a、12b、12c、12d シート部材、11m 質問枠、12 第2シート部材、13 第3シート部材、15a 表表紙、15b 裏表紙、20 ボード部材、20s 装飾部、20z 完成ボード、30 ニーズシート、40 ギフトカード、40n、40p カードセット、50 テーマカード、100 ワークセット、A、B 回答部材、A1、A2、A3、A4、B1~B10、C、N2、N4、R3 貼付部材、H フックワード、K カード、M 見出し部、N ニーズ部材、Qx 過去の質問、Qy 未来の質問、R 理由部材、S 予備貼付部材、T テープ部材、V1~V4、X2、X4、Y3、W1 回答枠、Z 装飾枠。
【要約】
【課題】ユーザの感情にうまく作用し、ユーザの願望実現等に向かうモチベーションを効率よく高めるシートセット及びワークセットを提供すること。
【解決手段】ユーザのこれまでの経験に関する質問が複数記載された第1シート部材と、ユーザの理想的な終焉までの経緯に関する質問が複数記載された第2シート部材と、を有するシートセット。シートセットは、第1シート部材及び第2シート部材の各質問それぞれに対応づけられた、ボード部材への貼り付け用の貼付部材を有している。貼付部材は、回答が記入された状態でボード部材に貼り付けられるものである。
【選択図】図1
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