(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-02
(45)【発行日】2024-05-15
(54)【発明の名称】携帯用箸
(51)【国際特許分類】
A47G 21/10 20060101AFI20240507BHJP
A47G 21/00 20060101ALI20240507BHJP
【FI】
A47G21/10 B
A47G21/00 N
(21)【出願番号】P 2022140339
(22)【出願日】2022-09-02
【審査請求日】2023-08-22
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 〔刊行物等〕 令和4年4月20日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月22日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月28日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月30日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月6日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月11日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月14日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月21日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月22日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月25日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/?hl=jaのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月20日にウェブサイト(https://www.youtube.com/c/solocamping_tanaのアカウント)に掲載
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 〔刊行物等〕 令和4年4月22日~24日にふもとっぱら(静岡県富士宮市麓156)にて先行販売 〔刊行物等〕 令和4年4月28日にウェブサイト(https://tanachannell.com/内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月28日にウェブサイト(https://tokyocrafts.jp/内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月28日にウェブサイト(https://prtimes.jp/内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月20日にウェブサイト(https://www.youtube.com/c/solocamping_tanaのアカウント内のコミュニティ)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月20日にtwitter(https://twitter.com/tanachannellのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月20日にtwitter(https://twitter.com/tokyocrafts_jpのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月28日にtwitter(https://twitter.com/tokyocrafts_jpのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月25日にtwitter(https://twitter.com/tokyocrafts_jpのアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年8月4日にウェブサイト(https://www.youtube.com/c/solocamping_tana内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年8月4日にウェブサイト(https://www.youtube.com/c/TOKYOCRAFTS内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月20日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月22日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月28日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 〔刊行物等〕 令和4年4月30日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月6日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月11日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月14日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月21日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月22日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年5月25日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月28日にウェブサイト(https://tokyocrafts.jp/内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月30日にウェブサイト(https://tokyocrafts.jp/内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年4月28日にメルマガ送信 〔刊行物等〕 令和4年5月21日~22日にFIELDSTYLE SEASIDE MARKET 2022(愛知県常滑市セントレア5丁目)にて販売、及びチラシ配布 〔刊行物等〕 令和4年6月12日にチラシを同梱配布 〔刊行物等〕 令和4年6月27日にウェブサイト(https://www.misojicamp.com/20220627-cutlery/ 及び https://twitter.com/misojicamp/status/1541373797634551808?s=20&t=KdSauaxGeHUIgxdNkxMC3g内)に掲載
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 〔刊行物等〕 令和4年7月2日にウェブサイト(https://bambi-camp.com/tokyocrafts_kitchen内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年7月16日にウェブサイト(https://yosojicamp.com/shokki-hashi-tokyo-crafts.html内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年7月23日にウェブサイト(https://happycamper.jp/_ct/17554787 及び https://twitter.com/happycamper2019/status/1550588997549707264?s=20&t=KdSauaxGeHUIgxdNkxMC3g及びhttps://twitter.com/happycamper2019/status/1550805435359313920?s=20&t=KdSauaxGeHUIgxdNkxMC3g内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年8月17日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年8月19日にinstagram(https://www.instagram.com/tokyocrafts_jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年8月19日にfacebook(https://www.facebook.com/tokyocrafts.jp/のアカウント)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年8月24日にウェブサイト(https://www.youtube.com/c/solocamping_tana内)に掲載 〔刊行物等〕 令和4年8月29日にウェブサイト(http://solocamp-do.com/内)に掲載
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515145722
【氏名又は名称】株式会社タナクロ
(74)【代理人】
【識別番号】100104581
【氏名又は名称】宮崎 伊章
(72)【発明者】
【氏名】三輪健太郎
【審査官】宮部 愛子
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-099857(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2018-0100469(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0095550(US,A1)
【文献】登録実用新案第3153524(JP,U)
【文献】実開平05-088381(JP,U)
【文献】特開2010-119806(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 21/10
A47G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の携帯用の箸において、
箸本体の素材はアルミ合金であり、前記箸本体はそれぞれ長手方向に鞘部と先端部に二分割し、二分割した間に連結部を有し、
前記連結部は2つの回転軸を備えており、前記鞘部は中空で両端が開口して円筒状であり、
収納時は、箸が2つに折り畳まれて、鞘部と先端部とが、角度を持たず並行に折り畳まれた状態において、一対の箸の
、一方の前記鞘部の上端の開口部に、もう一方の箸の前記先端部を、互い
に同時に差し込んで、一対の箸本体を一体化し、
使用時は、箸本体を伸ばして、前記鞘部の下端をスライドし、
前記連結部を覆い、互いにねじ構造になっている鞘部と先端部を回して
、箸本体を直線状に固定することを特徴とする携帯用箸。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャンプ場や登山中など野外で使用する携帯用箸に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のキャンプ場や登山中など野外で使用する携帯用箸は、1本ずつ折り畳んだり、分解をしたりして、全体を小さくして持ち運びやすくすることが行われていた。箸は、棒状のものを対にして使用するもので、そのままだとバラバラになり、片方を失くすおそれがあった。そのため、従来の携帯用箸は、ケースに入れる場合が多く、箸とケースの両方が必要であった。
例えば、特許許文献1のように、箸とケースが一体化した携帯用箸がある。持ち手そのものがケースとなり、ケースは不要であるが、箸の持ち手が棒状でなくU字型部材という四角い箱形状であるので、箸を手で持ちにくい問題がある。また、一対の箸をまとめるために、別途キャップを装着しなければならず、部品数が多くなった。
特許許文献2の箸は、一対の箸本体のそれぞれを長手方向に2分割し、コンパクトにしたものであるが、1本ずつ折り畳む機能しかなくバラバラになりやすく、1つにまとめて携帯するには別途箸のケースが必要であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実登第3151779号
【文献】特開2009-160210
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで箸の持ち手そのものがケースとなっても持ちやすく、かつコンパクトに携帯することが可能である携帯用箸が求められていた。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みて、提案されたものである。
即ち、箸のケースが不要であり、箸の持ち手そのものがケースとなっても持ちやすく、かつコンパクトに収納できて、携帯に便利な箸である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の一対の携帯用の箸において、箸本体はそれぞれ長手方向に鞘部と先端部に二分割し、二分割した間に連結部を有し、前記連結部は2つの回転軸を備えており、前記鞘部は中空で両端が開口して円筒状であり、収納時は、一対の箸の前記鞘部の上端の開口部に、もう一方の箸の前記先端部を、互いに同時に差し込んで、一対の箸本体を一体化し、使用時は、箸本体を伸ばして、前記鞘部の下端をスライドし前記連結部を覆い、箸本体を直線状に固定することを特徴とする携帯用箸である。
【発明の効果】
【0007】
本願は、一対の携帯用箸において、持ち手そのものがケースとなり、箸のケースが不要である。ケースとなる持ち手は従来のように箱状ではなく、円筒状であるので、持ちやすい。
【0008】
また本願の箸本体は、2つに折り畳むことができるので、コンパクトになる。
本発明の前記鞘部と前記先端部の中間には、連結部があり、2つの回転軸を備えているので、収納の時に、2つの回転軸によって、前記鞘部と前記先端部は、角度を持たず平行に折り畳むことができる。
収納時には、一対の箸の前記鞘部の上端の開口部にもう一方の箸の前記先端部を、互いに同時に差し込んで、一対の箸本体を一体化することができる。前記鞘部が中空であるから互いに差し込むことが可能である。
【0009】
よって、収納した後は、前記先端部は前記鞘部の中に納まっているので、本願の携帯用箸は、2つの鞘部の大きさのみになり、従来品に比べてコンパクトになる。連結部が2つの回転軸を有することと、前記鞘部が中空であるからである。
【0010】
2つに折り畳んだ後に、従来品のように2つの箸をまとめるためのキャップや、ゴムなどは不要である。2つの箸をまとめるための部品も不要で、携帯用箸としては部品数が少ない。
【0011】
使用時には、箸本体を伸ばすと、前記鞘部と前記先端部の中間の連結部が安定しないので、前記鞘部を先端部の転がり防止部材に向かってスライドし前記連結部を覆うことで箸本体を直線状に固定させる。
すなわち前記鞘部が中空であるから、前記鞘部により箸本体を軸止させることができる。
【0012】
前記転がり防止部材は、箸をおいた時、箸の先端が食卓面に接しない効果、及び箸を置いた時箸が転がりにくい効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を用いて、本発明に係る携帯用箸の実施の形態を説明する。
図1は、使用時の本発明に係る携帯用箸の斜視図であり、
図2は収納時の携帯用箸の平面図である。
図3は、伸展時の携帯用箸の平面図である。
図4は、箸本体を折り曲げて、収納する直前の携帯用箸の平面図である。
【0014】
携帯用箸1は、一対の箸本体2である。一対の箸本体2は、長手方向に鞘部3と先端部4に二分割し、二分割した間に連結部5を有している。
前記連結部5は、2つの回転軸6aと6bを備えている。
前記先端部4の持ち手側には、断面が八角形の転がり防止部材7が備えられている。転がり防止部材7は、断面が、転がりを防止するため円でなく多角形であればよい。
【0015】
図3に示すように、箸本体2は、箸を使用する時に一旦伸ばすが、連結部が2つの回転軸6aと6bを備えているので安定せず軸止しない。よって、先端部4の持ち手側に備えられた転がり防止部材7に向かって鞘部3をスライドし、連結部5を覆い、結合する部分がねじ構造になっていて、回すことによって固定する。ねじ構造は、先端部4の転がり防止部材7より持ち手側にねじ部があり、鞘部3の下端の内側に相手穴がある。よって箸本体を伸ばして、前記鞘部の下端を前記転がり防止部材に向かってスライドし、互いにねじ構造になっている鞘部と先端部を回すことによって箸本体を直線状に固定する。すなわち、この「伸ばす」と「スライドする」と「回す」の3段階によって、箸本体2は軸止させることができる。
【0016】
収納時は
図4に示すように、箸本体2は互いに前記鞘部の上端の開口部8にもう一方の箸の前記先端部4を、互いに同時に差し込む。その作業で一対の箸本体を一体化することができる。
【0017】
箸の材質は、アルミ合金などが好ましいが、それに限られるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明において、キャンプ場や登山中など野外で使用する際、箸のケースが不要であり、持ち手そのものがケースとなっても持ちやすく、かつコンパクトに収納できて、携帯に便利な箸を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図2】本発明に係る携帯用箸の収納時の平面図である。
【
図3】本発明に係る携帯用箸の伸展時の平面図でである。
【
図4】本発明に係る携帯用箸の収納する直前の携帯用箸の平面図である。
【符号の説明】
【0020】
1 携帯用箸
2 箸本体
3 鞘部
4 先端部
5 連結部
6a 6b 回転軸
7 転がり防止部材
8 鞘部の上端の開口部