IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ リンナイ株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-ヒートポンプシステム 図1
  • 特許-ヒートポンプシステム 図2
  • 特許-ヒートポンプシステム 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-02
(45)【発行日】2024-05-14
(54)【発明の名称】ヒートポンプシステム
(51)【国際特許分類】
   F24H 15/136 20220101AFI20240507BHJP
   F24H 1/18 20220101ALI20240507BHJP
   F24H 4/02 20220101ALI20240507BHJP
   F24H 15/258 20220101ALI20240507BHJP
   F24H 15/38 20220101ALI20240507BHJP
【FI】
F24H15/136
F24H1/18 G
F24H4/02 F
F24H15/258
F24H15/38
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020200534
(22)【出願日】2020-12-02
(65)【公開番号】P2022088220
(43)【公開日】2022-06-14
【審査請求日】2023-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】姫野 竜佑
【審査官】大谷 光司
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-222392(JP,A)
【文献】特開2014-228193(JP,A)
【文献】特開2011-080716(JP,A)
【文献】特開2009-270780(JP,A)
【文献】特開2009-287839(JP,A)
【文献】特開2013-068403(JP,A)
【文献】特開2014-016105(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24H1/18,4/00-4/06,15/00-15/493
F25B30/00-30/06,47/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷媒を循環させるための冷媒循環路と、前記冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒循環路内の前記冷媒と熱媒との間で熱交換を行う凝縮器と、前記冷媒を減圧する減圧手段と、前記冷媒と外気との間で熱交換する蒸発器を備えるヒートポンプユニットと、
前記熱媒を蓄えるタンクを備えるタンクユニットと、
前記タンクと前記凝縮器の間で前記熱媒を循環させるための熱媒循環路と、
前記熱媒循環路に設けられた循環ポンプと、
外気温度を検出する外気温度検出手段と、
制御手段を備えるヒートポンプシステムであって、
前記制御手段は、
前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧手段、前記蒸発器の順に前記冷媒循環路内の前記冷媒を循環させ、かつ、前記循環ポンプを駆動して前記タンクと前記凝縮器の間で前記熱媒を循環させる蓄熱運転と、
前記圧縮機、前記蒸発器の順に前記冷媒循環路内の前記冷媒を循環させる除霜運転を実行可能であり、
前記制御手段は、前記除霜運転の実行中に、前記循環ポンプが継続的に停止している時間である停止継続時間が基準時間に達した場合に、前記循環ポンプの駆動と停止を行うように構成されており、
前記基準時間は、前記外気温度検出手段で検出される前記外気温度が低いほど、短く設定される、ヒートポンプシステム。
【請求項2】
前記制御手段は、前記蓄熱運転を中断して前記除霜運転を開始する際に、前記循環ポンプを停止するように構成されており、
前記停止継続時間が、前記除霜運転の開始からの経過時間として特定される、請求項1のヒートポンプシステム。
【請求項3】
前記ヒートポンプユニットが屋外に配置されており、
前記タンクユニットが屋内に配置されている、請求項1または2のヒートポンプシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、ヒートポンプシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、冷媒を循環させるための冷媒循環路と、前記冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒循環路内の前記冷媒と熱媒との間で熱交換を行う凝縮器と、前記冷媒を減圧する減圧手段と、前記冷媒と外気との間で熱交換する蒸発器を備えるヒートポンプユニットと、前記熱媒を蓄えるタンクを備えるタンクユニットと、前記タンクと前記凝縮器の間で前記熱媒を循環させるための熱媒循環路と、前記熱媒循環路に設けられた循環ポンプと、外気温度を検出する外気温度検出手段と、制御手段を備えるヒートポンプシステムが開示されている。前記制御手段は、前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧手段、前記蒸発器の順に前記冷媒循環路内の前記冷媒を循環させ、かつ、前記循環ポンプを駆動して前記タンクと前記凝縮器の間で前記熱媒を循環させる蓄熱運転と、前記圧縮機、前記蒸発器の順に前記冷媒循環路内の前記冷媒を循環させる除霜運転を実行可能である。前記制御手段は、前記蓄熱運転や前記除霜運転が実行されていない時に、前記タンクユニットの内部に配置された往路サーミスタによって検出される前記熱媒の温度と、前記ヒートポンプユニットの内部に配置された入口側サーミスタによって検出される前記熱媒の温度のうち、低い方の温度が所定温度を下回った場合に、前記循環ポンプの駆動と停止を行うように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-228193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のヒートポンプシステムでは、タンクユニットの内部に配置された往路サーミスタや、ヒートポンプユニットの内部に配置された入口側サーミスタで検出される熱媒の温度に基づいて、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結するおそれがあると判断される場合に、循環ポンプの駆動を開始している。しかしながら、往路サーミスタや入口側サーミスタで検出される温度は、熱媒循環路の内部の熱媒の温度よりも高くなってしまう場合がある。例えば、ヒートポンプシステムが除霜運転を実行中は、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結するおそれがあるにも関わらず、圧縮機で圧縮されて高温となった冷媒からの伝熱によってヒートポンプユニットの内部が温められて、入口側サーミスタで検出される温度がそれほど低温とならないことがある。また、タンクユニットが屋内に配置されている場合や、タンクユニットの内部が他の熱源からの伝熱によって温められる場合には、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結するおそれがあるにも関わらず、往路サーミスタで検出される温度がそれほど低温とならないことがある。本明細書では、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結するおそれがある場合に、熱媒の凍結を確実に抑制することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するヒートポンプシステムは、冷媒を循環させるための冷媒循環路と、前記冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒循環路内の前記冷媒と熱媒との間で熱交換を行う凝縮器と、前記冷媒を減圧する減圧手段と、前記冷媒と外気との間で熱交換する蒸発器を備えるヒートポンプユニットと、前記熱媒を蓄えるタンクを備えるタンクユニットと、前記タンクと前記凝縮器の間で前記熱媒を循環させるための熱媒循環路と、前記熱媒循環路に設けられた循環ポンプと、外気温度を検出する外気温度検出手段と、制御手段を備えている。前記制御手段は、前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧手段、前記蒸発器の順に前記冷媒循環路内の前記冷媒を循環させ、かつ、前記循環ポンプを駆動して前記タンクと前記凝縮器の間で前記熱媒を循環させる蓄熱運転と、前記圧縮機、前記蒸発器の順に前記冷媒循環路内の前記冷媒を循環させる除霜運転を実行可能である。前記制御手段は、前記除霜運転の実行中に、前記循環ポンプが継続的に停止している時間である停止継続時間が基準時間に達した場合に、前記循環ポンプの駆動と停止を行うように構成されている。前記基準時間は、前記外気温度検出手段で検出される前記外気温度が低いほど、短く設定される。
【0006】
上記のヒートポンプシステムでは、除霜運転の実行中に、循環ポンプが停止している時間が基準時間以上となると、循環ポンプの駆動と停止を行って、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結してしまうことを抑制する。この際に、外気温度が高い場合には、循環ポンプを停止していても、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結するおそれが低いので、基準時間が長く設定される。一方で、外気温度が低い場合には、循環ポンプを停止していると、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結するおそれが高いので、基準時間が短く設定される。上記のヒートポンプシステムによれば、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結してしまうことを確実に抑制することができる。
【0007】
前記制御手段は、前記蓄熱運転を中断して前記除霜運転を開始する際に、前記循環ポンプを停止するように構成されていてもよい。前記停止継続時間は、前記除霜運転の開始からの経過時間として特定されてもよい。
【0008】
多くの場合、蓄熱運転を中断して除霜運転を開始する際には、循環ポンプも合わせて停止されるので、除霜運転の開始からの経過時間と循環ポンプの停止継続時間は略等しくなる。上記の構成によれば、制御手段において、循環ポンプの停止継続時間を、除霜運転の開始からの経過時間とは別個に計時する必要がないので、制御手段における処理の負荷を軽減することができる。
【0009】
前記ヒートポンプユニットは、屋外に配置されていてもよい。前記タンクユニットは、屋内に配置されていてもよい。
【0010】
屋内にタンクユニットが配置されている場合、タンクユニットの内部に配置されたサーミスタによって、屋外の熱媒循環路の内部で熱媒が凍結するおそれがあるか否かを正確に判別することが困難となる。上記の構成によれば、屋外の熱媒循環路の内部の熱媒の温度を検出するためのサーミスタを別途設けることなく、熱媒循環路の内部で熱媒が凍結してしまうことを確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施例の給湯システム10の構成を模式的に示す図である。
図2】実施例の給湯システム10において蓄熱運転の実行中にコントローラ11が行う処理のフローチャートである。
図3】実施例の給湯システム10における外気温度と基準時間の対応関係の例を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施例)
図1は本実施例の給湯システム10の構成を示している。図1に示すように、給湯システム10は、タンクユニット20と、HP熱源ユニット40と、ガス熱源ユニット60と、コントローラ11を備えている。本実施例において、HP熱源ユニット40は、屋外に配置されており、タンクユニット20と、ガス熱源ユニット60は、屋内に配置されている。
【0013】
HP熱源ユニット40は、圧縮機41と、第1熱交換器43と、膨張弁44と、第2熱交換器45を備えるヒートポンプ47を備えている。ヒートポンプ47では、圧縮機41の吐出側と四方弁42と第1熱交換器43の冷媒流路43aと膨張弁44と第2熱交換器45と四方弁42と圧縮機41の吸入側が、冷媒配管46によって順に接続されており、冷媒がこの順に循環する。冷媒は、例えばR744(CO2冷媒)であってもよいし、R32(HFC冷媒)であってもよい。第1熱交換器43は、冷媒流路43aと循環水流路43bとを備えている。第2熱交換器45の近傍にはファン48が設置されている。第2熱交換器45は、ファン48によって送られる外気と冷媒との間で熱交換を行う。冷媒配管46には、圧縮機41の吐出側と四方弁42との間と、膨張弁44と第2熱交換器45との間に、除霜経路49が接続されている。除霜経路49には、除霜弁50が設けられている。
【0014】
第1熱交換器43の循環水流路43bの入口側には循環往路接続経路51が接続されており、出口側には循環復路接続経路52が接続されている。循環往路接続経路51には、入口側サーミスタ53が設けられており、循環復路接続経路52には出口側サーミスタ54が設けられている。入口側サーミスタ53は、第1熱交換器43の循環水流路43bに流入する循環水の温度を検出し、出口側サーミスタ54は、第1熱交換器43の循環水流路43bから流出する循環水の温度を検出する。
【0015】
HP熱源ユニット40にはさらに、第2熱交換器45の温度を検出する熱交温度サーミスタ55と、外気温度を検出する外気温度サーミスタ56が設けられている。
【0016】
タンクユニット20は、タンク21と混合器24とを備えている。タンク21の底部には、タンク21に水道水を給水する給水経路22が接続されている。給水経路22の水道水入口22aの近傍には、減圧弁23が設けられている。減圧弁23は、給水経路22への給水圧力を調整する。給水経路22の減圧弁23より下流側には、混合器24の混合給水経路26が接続されている。混合給水経路26には、給水制御弁26aと、給水流量センサ26bと、給水サーミスタ26cが設けられている。給水制御弁26aは、混合給水経路26を流れる水道水の流量を調整する。給水流量センサ26bと給水サーミスタ26cは、混合給水経路26を流れる水道水の流量及び温度を検出する。タンク21内の温水が減少したり、給水制御弁26aが開いたりすると、減圧弁23の下流側圧力が低下する。減圧弁23は、下流側圧力が低下すると開き、その圧力を所定の調圧値に維持しようとする。このため、タンク21内の温水が減少したり、混合器24の給水制御弁26aが開いたりすると、これらに水道水が給水される。
【0017】
給水経路22において、混合給水経路26の接続部よりも下流側には、排水経路31が接続されている。排水経路31の途中には、排水弁32が設けられている。排水弁32は手動で開閉することができる。排水弁32を開くと、タンク21内の水が排水経路31を通じて外部に排水される。
【0018】
タンク21の底部には、循環往路33の一端が接続されており、タンク21の上部には、循環復路34の一端が接続されている。循環往路33の他端は、HP熱源ユニット40の循環往路接続経路51に接続されており、循環復路34の他端は、循環復路接続経路52に接続されている。循環往路33には、往路サーミスタ36と循環ポンプ37とが設けられている。往路サーミスタ36は、タンク21から循環往路33に流出した水の温度を検出する。循環ポンプ37が駆動すると、タンク21の下部から循環往路33に水が吸出され、この水が第1熱交換器43の循環水流路43bを流れて、循環復路34を通じてタンク21の上部に戻される。このようにして、タンク21とヒートポンプ47との間の循環経路が構成されている。
【0019】
タンクユニット20の内部の循環復路34の途中には、圧力開放経路38が接続されており、圧力開放経路38には、リリーフ弁38aが設けられている。リリーフ弁38aの開弁圧力は、減圧弁23の調圧値よりも僅かに大きく設定されている。減圧弁23の調圧が不能になった場合には、リリーフ弁38aが開き、タンク21内の圧力が耐圧可能な圧力を超えるのを防止する。タンク21には、上部から下方に向けて、タンクサーミスタ21a,21b,21c,21dが取り付けられている。例えば、タンクサーミスタ21a,21b,21c,21dは、それぞれ、タンク21の上部から6L,12L,30L,50Lの位置の水温を検出する。なお、タンクサーミスタ21a,21b,21c,21dの位置は、これに限られるものではなく、給湯システム10の仕様に応じて適宜決定することができる。
【0020】
タンク21の上部には、混合器24の温水経路25が接続されている。温水経路25には、温水制御弁25aと、温水流量センサ25bと、温水サーミスタ25cが設けられている。温水制御弁25aは、タンク21から温水経路25へ流れる水の流量を調整する。温水流量センサ25bは、タンク21から温水経路25へ流れる水の流量を検出する。温水サーミスタ25cは、温水経路25を流れる水の温度を検出する。温水経路25と混合給水経路26とは合流して第1混合経路27に接続されている。第1混合経路27には、第1混合経路27を流れる混合水の温度を検出する混合サーミスタ27aが設けられている。
【0021】
タンクユニット20は、第1給湯経路29を備えている。第1給湯経路29には、給湯サーミスタ29aが設けられている。第1給湯経路29の先端には、給湯栓18が接続されている。給湯栓18は、浴室、洗面所、台所等に配置されている(図1では、これら複数の給湯栓18を1つで代表している)。第1混合経路27の途中と第1給湯経路29の途中は、給湯バイパス経路28によって接続されている。給湯バイパス経路28には、バイパス制御弁28aが設けられている。バイパス制御弁28aを開いた状態では、第1混合経路27を流れた混合水が給湯バイパス経路28へ流れ、バイパス制御弁28aを閉じた状態では、第1混合経路27を流れた混合水が、後記するガス熱源ユニット60の第2混合経路61へ流れる。
【0022】
ガス熱源ユニット60は、バーナ熱交換器62とバーナ63等を備えている。バーナ熱交換器62には、第2混合経路61を介して、タンクユニット20の第1混合経路27からの混合水が流入する。第2混合経路61には、入水サーミスタ61aと給湯流量センサ61bと水量サーボ61cとが設けられている。入水サーミスタ61aと給湯流量センサ61bは、それぞれ第2混合経路61を流れる水の温度及び流量を検出する。水量サーボ61cは、第2混合経路61を流れる水の流量を調整する。ガス燃焼式のバーナ63は、バーナ熱交換器62を加熱する。バーナ熱交換器62で加熱された水は、第2給湯経路64を介して、タンクユニット20の第1給湯経路29に流れ込む。第2給湯経路64には、バーナ熱交換器62の出口近傍に、缶体サーミスタ65が設けられており、その下流側に出湯サーミスタ66が設けられている。第2混合経路61における水量サーボ61cの下流側と、第2給湯経路64の缶体サーミスタ65と出湯サーミスタ66との間には、熱源機バイパス経路67が接続されている。第2混合経路61と熱源機バイパス経路67との接続部には、熱源機バイパス制御弁68が設けられている。熱源機バイパス制御弁68の開度を調整することによって、第2混合経路61を流れる水の一部が熱源機バイパス経路67に流れ、その水の流量が調整される。
【0023】
コントローラ11は、CPU、ROM、RAM等を備えている。ROMには各種の運転プログラムが格納されている。RAMには、コントローラ11に入力される各種信号や、CPUが処理を実行する過程で生成される種々のデータが一時的に記憶される。詳細には、RAMには、上記した各種のサーミスタおよびセンサの検出信号が入力され、これらの情報が一時的に記憶される。コントローラ11では、CPUがROMやRAMに記憶された情報に基づいて、タンクユニット20、HP熱源ユニット40およびガス熱源ユニット60の各種機器に対して駆動信号を出力する。また、コントローラ11には、リモコン13が接続されている。リモコン13には、給湯システム10を操作するためのスイッチ16、給湯システム10の動作状態を表示する液晶表示器17等が設けられており、リモコン13で設定された情報がコントローラ11に入力される。
【0024】
(蓄熱運転)
給湯システム10では、ヒートポンプ47によってタンク21の水を加熱して高温の温水とし、この温水をタンク21に貯湯する蓄熱運転を実行可能である。
【0025】
蓄熱運転では、HP熱源ユニット40において、除霜弁50を閉じた状態で圧縮機41とファン48を駆動する。これによって、図1に実線矢印で示すように、圧縮機41で圧縮された冷媒が、第1熱交換器43の冷媒流路43aを流れる際に循環水流路43bを流れる循環水を加熱する。冷媒流路43aから流出した冷媒は、膨張弁44で膨張して冷却され、第2熱交換器45を流れる際に外気から吸熱して昇温する。昇温した冷媒が圧縮機41に流入して再び圧縮されることによってさらに昇温する。
【0026】
タンクユニット20では、循環ポンプ37が作動し、タンク21では、低温層の上部に高温層が積層した温度成層が形成される。タンク21に高温の温水が戻され続けると、高温層の厚さ(深さ)は次第に大きくなり、最大限に蓄熱された状態では、タンク21の全体に高温の温水が貯まった状態になる。タンク21に温度成層が形成されていると、タンク21に最大限に蓄熱が行われていなくても、タンク21の上部に接続されている温水経路25に高温の温水を送り出すことが可能となる。タンク21の内部が高温の温水で満たされた状態となると、蓄熱運転は終了する。
【0027】
(給湯運転)
給湯運転では、混合器24で給湯設定温度に調整された混合水を給湯バイパス経路28を通じて給湯栓18から給湯する第1給湯運転と、混合器24で給湯設定温度よりも低い温度に調整された混合水をガス熱源ユニット60で加熱して給湯栓18から給湯する第2給湯運転のいずれかを実行する。
【0028】
タンク21のタンクサーミスタ21aの検出水温が、リモコン13で設定されている給湯設定温度よりも高い第1基準温度(例えば給湯設定温度+5℃)以上である場合には、第1給湯運転が行われる。第1給湯運転では、コントローラ11がバイパス制御弁28aを開状態とし、水量サーボ61cを全閉状態とする。コントローラ11は、混合サーミスタ27aで検出される水温が給湯設定温度となるように、温水制御弁25aの開度と給水制御弁26aの開度を調整する。給湯設定温度に調整された混合水は、第1混合経路27を流れた後に、給湯バイパス経路28及び第1給湯経路29を通じて給湯栓18から給湯される。
【0029】
一方、タンクサーミスタ21aの検出水温が第1基準温度未満である場合には、第2給湯運転が行われる。第2給湯運転では、コントローラ11が、バイパス制御弁28aを全閉状態とし、水量サーボ61cを所定開度に設定する。コントローラ11は、混合サーミスタ27aで検出される水温が給湯設定温度よりも低い第2基準温度(例えば給湯設定温度-5℃)となるように、温水制御弁25aの開度と給水制御弁26aの開度を調整する。第2基準温度に調整された混合水は、第1混合経路27を流れ、ガス熱源ユニット60の第2混合経路61を流れてバーナ熱交換器62に流入し、バーナ63により加熱される。バーナ63の加熱能力は、バーナ熱交換器62の出口に設けられている缶体サーミスタ65で検出される水温が60℃以上となるように制御される。これにより、配管に結露水が発生することを抑制することができる。第2混合経路61を流れる混合水の一部が熱源機バイパス経路67を通じて第2給湯経路64に流入し、バーナ熱交換器62からの60℃以上の水と熱源機バイパス経路67からの第2基準温度の水とが混合されて、給湯設定温度の水が第1給湯経路29に送られる。このようにして、給湯設定温度に調温された水が、第1給湯経路29を通じて給湯栓18から給湯される。これにより、第1給湯運転中にタンク21に貯湯しておいた温水を消費しつくした場合にも、給湯設定温度に調温された温水を給湯し続けることができる。
【0030】
なお、上記した蓄熱運転と給湯運転は、別個に行われることもあるし、同時に行われることもある。
【0031】
(除霜運転)
冬季などの外気温が低い状態でヒートポンプ47を駆動すると、第2熱交換器45に着霜してしまうことがある。第2熱交換器45に着霜してしまうと、外気との間の熱交換効率が低下して、ヒートポンプ47での循環水の加熱能力が低下してしまう。そこで、本実施例の給湯システム10では、蓄熱運転の実行中に、第2熱交換器45に着霜したと判断される場合に、蓄熱運転を中断して除霜運転を実行する。具体的には、コントローラ11は、蓄熱運転の実行中に、図2に示す処理を実行する。
【0032】
S2では、コントローラ11は、熱交温度サーミスタ55で検出される温度(以下では熱交温度ともいう)が着霜判定温度を下回る状態が所定時間(例えば60秒間)継続するか否かを判断する。着霜判定温度は、外気温度サーミスタ56で検出される外気温度に基づいて-15℃から-5℃の範囲内で設定される。熱交温度が着霜判定温度以上である場合、あるいは、熱交温度が着霜判定温度を下回る状態が所定時間継続していない場合(NOの場合)は、S2の処理が繰り返し実行される。熱交温度が着霜判定温度を下回る状態が所定時間継続すると(YESとなると)、処理はS4へ進む。
【0033】
S4では、コントローラ11は、蓄熱運転を中断して、除霜運転を開始する。すなわち、コントローラ11は、タンクユニット20において、循環ポンプ37を停止するとともに、HP熱源ユニット40において、ファン48を停止し、除霜弁50を開いた状態で圧縮機41を駆動する。これによって、図1に破線矢印で示すように、圧縮機41から吐出した高温の冷媒は、除霜経路49を通じて第2熱交換器45に流れて、圧縮機41に戻るように循環する。高温の冷媒が第2熱交換器45を流れることで、第2熱交換器45から除霜することができる。
【0034】
S6では、コントローラ11は、外気温度サーミスタ56で外気温度が下限温度(例えば-7℃)以上であるか否かを判断する。循環ポンプ37を駆動していない状態では、第1熱交換器43の循環水流路43bや、循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34の内部に循環水が滞留する。冬季などの外気温度が低い状態で、除霜運転を実行して、循環ポンプ37を駆動しない状態のまま長時間が経過すると、屋外に配置されている循環往路接続経路51や循環復路接続経路52の内部で循環水が凍結してしまうことがある。循環水が凍結してしまうと、除霜運転を終了した後も、凍結した循環水が溶融するまで、蓄熱運転を再開できなくなってしまう。そこで、本実施例の給湯システム10では、除霜運転の実行時に、外気温度が低い場合には、循環水の凍結を防止するための循環運転を行う。S6において、外気温度が下限温度を下回る場合(NOの場合)、処理はS8へ進む。
【0035】
S8では、コントローラ11は、外気温度サーミスタ56で検出される外気温度に基づいて基準時間を設定する。基準時間は、外気温度が低いほど、短い時間に設定される。例えば、図3に示すように、外気温度が-7℃から-9℃までの範囲内にある場合、基準時間は480秒に設定される。外気温度が-9℃から-11℃までの範囲内にある場合、基準時間は320秒に設定される。外気温度が-11℃から-13℃までの範囲内にある場合、基準時間は240秒に設定される。外気温度が-13℃よりも低い場合、基準時間は180秒に設定される。
【0036】
S10では、コントローラ11は、循環フラグをオンに設定する。S10の後、処理はS14へ進む。
【0037】
S6において、外気温度が下限温度以上の場合(YESの場合)、処理はS12へ進む。S12では、コントローラ11は、循環フラグをオフに設定する。S12の後、処理はS14へ進む。
【0038】
S14では、コントローラ11は、循環フラグがオンであるか否かを判断する。循環フラグがオフである場合(NOの場合)、処理はS28へ進む。循環フラグがオンである場合(YESの場合)、処理はS16へ進む。
【0039】
S16では、コントローラ11は、S4で除霜運転を開始してからの経過時間が、S8で設定された基準時間に達したか否かを判断する。S16の処理を実行する時点における、S4で除霜運転を開始してからの経過時間は、S4で循環ポンプ37を停止してから循環ポンプ37が継続的に停止している時間と略等しい。除霜運転を開始してからの経過時間が基準時間に達していない場合(NOの場合)、S16の処理が繰り返し実行される。除霜運転を開始してからの経過時間が基準時間に達している場合(YESの場合)、処理はS18へ進む。
【0040】
S18では、コントローラ11は、タンクユニット20において、循環ポンプ37を駆動する。これによって、タンク21内の水がタンク21の底部から循環往路33に吸出される。循環往路33に吸出された水は、HP熱源ユニット40の第1熱交換器43の循環水流路43bを通過した後、循環復路34を流れてタンク21の上部に戻される。この循環が行われることによって、除霜運転の実行中に、循環往路33および循環復路34が凍結してしまうことを防止することができる。
【0041】
S20では、コントローラ11は、判定対象水温が所定の循環終了温度(例えば2℃)以上であるか否かを判断する。本実施例において、判定対象水温は、往路サーミスタ36で検出される水温、タンクサーミスタ21cで検出される水温、タンクサーミスタ21dで検出される水温、入口側サーミスタ53で検出される水温および出口側サーミスタ54で検出される水温のうち、最も低い水温である。判定対象水温が循環終了温度を下回る場合(NOの場合)、処理はS22へ進む。
【0042】
S22では、コントローラ11は、S18で循環ポンプ37を駆動してからの経過時間が所定の循環終了時間(例えば120秒)に達したか否かを判断する。循環ポンプ37を駆動してからの経過時間が循環終了時間に達していない場合(NOの場合)、処理はS20へ戻る。
【0043】
S20において、判定対象水温が循環終了温度以上である場合(YESの場合)や、S22において、循環ポンプ37を駆動してからの経過時間が循環終了時間に達した場合(YESの場合)、処理はS24へ進む。
【0044】
S24では、コントローラ11は、循環ポンプ37を停止する。
【0045】
S26では、コントローラ11は、循環フラグをオフに設定する。
【0046】
S28では、コントローラ11は、S4で除霜運転を開始してからの経過時間が、所定の除霜終了時間(例えば20分)に達したか否かを判断する。除霜運転を開始してからの経過時間が除霜終了時間に達していない場合(NOの場合)、処理はS30へ進む。
【0047】
S30では、コントローラ11は、熱交温度サーミスタ55で検出される熱交温度が除霜終了温度を上回るか否かを判断する。除霜終了温度は、外気温度サーミスタ56で検出される外気温度に基づいて5℃から10℃の範囲内で設定される。熱交温度が除霜終了温度以下の場合(NOの場合)、処理はS14に戻る。
【0048】
S28において、除霜運転を開始してからの経過時間が除霜終了時間に達した場合(YESの場合)や、S30において、熱交温度が除霜終了温度を上回る場合(YESの場合)、処理はS32へ進む。
【0049】
S32では、コントローラ11は、除霜運転を終了して、蓄熱運転を再開する。すなわち、コントローラ11は、タンクユニット20において、循環ポンプ37を駆動するとともに、HP熱源ユニット40において、除霜弁50を閉じた状態で圧縮機41とファン48を駆動する。S32の後、処理はS2に戻る。
【0050】
なお、上記の図2のS16の処理において、コントローラ11が、除霜運転を開始してからの経過時間が基準時間に達したか否かを判断する代わりに、循環ポンプ37が継続的に停止している時間が基準時間に達したか否かを判断する構成としてもよい。この場合、S26の処理において、コントローラ11は、循環フラグをオフとすることなくオンのまま維持してもよい。このような構成とすることによって、除霜運転の実行中に、循環ポンプ37が長時間停止した状況となる度に、循環ポンプ37の駆動と停止を繰り返し行うことができる。
【0051】
上記の実施例では、ヒートポンプ47とタンク21の間で循環させる熱媒として、給湯で供給する水道水(上水)を使用する構成について説明した。これとは異なり、例えばヒートポンプ47とタンク21の間で循環させる熱媒として不凍液を使用し、給湯で供給する水道水(上水)とタンク21に貯められた不凍液の間で熱交換する熱交換器を別途設けることで、タンク21の蓄熱を給湯に利用する構成としてもよい。
【0052】
上記の実施例では、タンク21に貯めた熱媒を給湯に利用する構成について説明した。これとは異なり、例えばタンク21に貯めた熱媒を床暖房や浴室乾燥暖房機などの暖房に利用する構成としてもよい。あるいは、タンク21に貯めた熱媒を給湯と暖房の両方に利用する構成としてもよい。
【0053】
上記の実施例では、循環ポンプ37が、タンクユニット20内の循環往路33に設けられている構成について説明した。これとは異なり、循環ポンプ37は、HP熱源ユニット40内の循環往路接続経路51に設けられていてもよい。
【0054】
以上のように、1またはそれ以上の実施形態において、給湯システム10(ヒートポンプシステムの例)は、冷媒を循環させるための冷媒配管46、除霜経路49(冷媒循環路の例)と、冷媒を圧縮する圧縮機41と、冷媒配管46内の冷媒と水(熱媒の例)との間で熱交換を行う第1熱交換器43(凝縮器の例)と、冷媒を減圧する膨張弁44(減圧手段の例)と、冷媒と外気との間で熱交換する第2熱交換器45(蒸発器の例)を備えるHP熱源ユニット40(ヒートポンプユニットの例)と、水を蓄えるタンク21を備えるタンクユニット20と、タンク21と第1熱交換器43の間で水を循環させるための循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34(熱媒循環路の例)と、循環往路33に設けられた循環ポンプ37と、外気温度を検出する外気温度サーミスタ56(外気温度検出手段の例)と、コントローラ11(制御手段の例)を備えている。コントローラ11は、圧縮機41、第1熱交換器43、膨張弁44、第2熱交換器45の順に冷媒配管46内の冷媒を循環させ、かつ、循環ポンプ37を駆動してタンク21と第1熱交換器43の間で水を循環させる蓄熱運転と、圧縮機41、第2熱交換器45の順に冷媒配管46、除霜経路49内の冷媒を循環させる除霜運転を実行可能である。コントローラ11は、除霜運転の実行中に、循環ポンプ37が継続的に停止している時間である停止継続時間が基準時間に達した場合に、循環ポンプ37の駆動と停止を行うように構成されている。基準時間は、外気温度サーミスタ56で検出される外気温度が低いほど、短く設定される。
【0055】
上記の給湯システム10では、除霜運転の実行中に、循環ポンプ37が停止している時間が基準時間以上となると、循環ポンプ37の駆動と停止を行って、循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34の内部で水が凍結してしまうことを抑制する。この際に、外気温度が高い場合には、循環ポンプ37を停止していても、循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34の内部で水が凍結するおそれが低いので、基準時間が長く設定される。一方で、外気温度が低い場合には、循環ポンプ37を停止していると、循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34の内部で水が凍結するおそれが高いので、基準時間が短く設定される。上記の給湯システム10によれば、循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34の内部で水が凍結してしまうことを確実に抑制することができる。
【0056】
1またはそれ以上の実施形態において、コントローラ11は、蓄熱運転を中断して除霜運転を開始する際に、循環ポンプ37を停止するように構成されている。停止継続時間は、除霜運転の開始からの経過時間として特定される。
【0057】
給湯システム10では、蓄熱運転を中断して除霜運転を開始する際には、循環ポンプ37も合わせて停止されるので、除霜運転の開始からの経過時間と循環ポンプ37の停止継続時間は略等しくなる。上記の構成によれば、コントローラ11において、循環ポンプ37の停止継続時間を、除霜運転の開始からの経過時間とは別個に計時する必要がないので、コントローラ11における処理の負荷を軽減することができる。
【0058】
1またはそれ以上の実施形態において、HP熱源ユニット40は、屋外に配置されている。タンクユニット20は、屋内に配置されている。
【0059】
屋内にタンクユニット20が配置されている場合、タンクユニット20の内部に配置された往路サーミスタ36によって、屋外の循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34の内部で水が凍結するおそれがあるか否かを正確に判別することが困難となる。上記の構成によれば、屋外の循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34の内部の水の温度を検出するためのサーミスタを別途設けることなく、循環往路33、循環往路接続経路51、循環復路接続経路52、循環復路34の内部で水が凍結してしまうことを確実に抑制することができる。
【0060】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0061】
10 :給湯システム
11 :コントローラ
13 :リモコン
16 :スイッチ
17 :液晶表示器
18 :給湯栓
20 :タンクユニット
21 :タンク
21a :タンクサーミスタ
21b :タンクサーミスタ
21c :タンクサーミスタ
21d :タンクサーミスタ
22 :給水経路
22a :水道水入口
23 :減圧弁
24 :混合器
25 :温水経路
25a :温水制御弁
25b :温水流量センサ
25c :温水サーミスタ
26 :混合給水経路
26a :給水制御弁
26b :給水流量センサ
26c :給水サーミスタ
27 :第1混合経路
27a :混合サーミスタ
28 :給湯バイパス経路
28a :バイパス制御弁
29 :第1給湯経路
29a :給湯サーミスタ
31 :排水経路
32 :排水弁
33 :循環往路
34 :循環復路
36 :往路サーミスタ
37 :循環ポンプ
38 :圧力開放経路
38a :リリーフ弁
40 :HP熱源ユニット
41 :圧縮機
42 :四方弁
43 :第1熱交換器
43a :冷媒流路
43b :循環水流路
44 :膨張弁
45 :第2熱交換器
46 :冷媒配管
47 :ヒートポンプ
48 :ファン
49 :除霜経路
50 :除霜弁
51 :循環往路接続経路
52 :循環復路接続経路
53 :入口側サーミスタ
54 :出口側サーミスタ
55 :熱交温度サーミスタ
56 :外気温度サーミスタ
60 :ガス熱源ユニット
61 :第2混合経路
61a :入水サーミスタ
61b :給湯流量センサ
61c :水量サーボ
62 :バーナ熱交換器
63 :バーナ
64 :第2給湯経路
65 :缶体サーミスタ
66 :出湯サーミスタ
67 :熱源機バイパス経路
68 :熱源機バイパス制御弁
図1
図2
図3