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特許7482998電池モジュールおよびこれを含む電池パック
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-02
(45)【発行日】2024-05-14
(54)【発明の名称】電池モジュールおよびこれを含む電池パック
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/204 20210101AFI20240507BHJP
   H01M 50/211 20210101ALI20240507BHJP
   H01M 50/291 20210101ALI20240507BHJP
   H01M 50/289 20210101ALI20240507BHJP
   H01M 10/613 20140101ALI20240507BHJP
   H01M 10/625 20140101ALI20240507BHJP
   H01M 10/647 20140101ALI20240507BHJP
   H01M 10/6554 20140101ALI20240507BHJP
   H01M 50/588 20210101ALI20240507BHJP
   H01M 50/595 20210101ALI20240507BHJP
   H01M 50/105 20210101ALI20240507BHJP
【FI】
H01M50/204 401H
H01M50/211
H01M50/291
H01M50/289 101
H01M10/613
H01M10/625
H01M10/647
H01M10/6554
H01M50/588
H01M50/595
H01M50/105
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2022522364
(86)(22)【出願日】2021-07-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-19
(86)【国際出願番号】 KR2021009520
(87)【国際公開番号】W WO2022045594
(87)【国際公開日】2022-03-03
【審査請求日】2022-04-13
(31)【優先権主張番号】10-2020-0107736
(32)【優先日】2020-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521065355
【氏名又は名称】エルジー エナジー ソリューション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】キテク・ジュン
(72)【発明者】
【氏名】スン・テ・キム
(72)【発明者】
【氏名】ヨンスン・ユン
(72)【発明者】
【氏名】ジュンキュ・パク
【審査官】儀同 孝信
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-323735(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0079774(KR,A)
【文献】国際公開第2020/166998(WO,A1)
【文献】特開2005-129487(JP,A)
【文献】特表2018-502431(JP,A)
【文献】特表2020-522855(JP,A)
【文献】特表2019-508870(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/20
H01M 10/613
H01M 10/625
H01M 10/647
H01M 10/6554
H01M 50/50
H01M 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電池セルが積層されている電池セル積層体と、
前記電池セル積層体を収容し、上部が開放されたフレーム部材であって、前記フレーム部材の底部は、前記電池セルの長さ方向に、凹部と、凸部と、を含む、フレーム部材と、
前記フレーム部材の上部で前記電池セル積層体を覆う上部プレートと、
を含み、
前記上部プレートに対向する前記フレーム部材の底部に段差部が形成されており、前記段差部は前記電池セルの長さ方向両端部および前記両端部の間に形成されており、前記段差部は前記フレーム部材の底部のベンディング部により形成されており、
前記フレーム部材の底部と前記電池セル積層体との間に位置する熱伝導性樹脂層をさらに含む、電池モジュール。
【請求項2】
前記フレーム部材の底部は、第1部分と第2部分を含み、
前記第1部分は、電池セルの長さ方向周縁に位置し、前記第2部分は、前記第1部分の内側に位置し、
前記第1部分及び第2部分が連結される底部部分はベンディングされ、前記段差部は前記第1部分に対応する領域に形成される、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記電池セルは、前記電池セルの長さ方向少なくとも一端部に形成された前記段差部に向かって突出する突出部を含む、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記電池セルの突出部が段差部のうち、底部の第1部分に向かって突出するように、前記電池セル積層体がフレーム部材の底部に装着される、請求項3に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記フレーム部材の底部は、外周縁部、および前記外周縁部により囲まれたメイン部を含み、
前記外周縁部は、前記電池セルの長さ方向周縁に位置する第1部分と、前記電池セルの幅方向周縁に位置する第2部分と、を含み、
前記外周縁部は前記段差部に対応し、前記外周縁部と前記メイン部の厚さは互いに同一である、請求項3に記載の電池モジュール。
【請求項6】
前記メイン部に対応する領域で前記熱伝導性樹脂層が位置する、請求項5に記載の電池モジュール。
【請求項7】
前記フレーム部材の底部は、凹部および凸部を含み、
前記凹部は、前記電池セルの長さ方向周縁に位置する第1部分と、前記電池セルの長さ方向中央部に位置する第2部分と、を含み、
前記凸部は複数個が形成され、前記凹部の第2部分は互いに隣り合う前記凸部の間に位置し、
前記凹部は前記段差部に対応し、前記凹部と前記凸部の厚さは互いに同一である、請求項3に記載の電池モジュール。
【請求項8】
前記凸部に対応する領域で前記フレーム部材の底部と前記電池セル積層体との間に位置する熱伝導性樹脂層をさらに含む、請求項7に記載の電池モジュール。
【請求項9】
前記熱伝導性樹脂層は、前記凹部の第2部分を基準として離隔する第1熱伝導性樹脂層と第2熱伝導性樹脂層とを含む、請求項8に記載の電池モジュール。
【請求項10】
前記フレーム部材の底部は、凹部および凸部を含み、
前記凹部は、前記底部の外周縁に対応する第1部分と、前記電池セルの長さ方向中央部に位置する第2部分と、前記凸部の内側で陥没されている第3部分と、を含み、
前記凹部の第3部分は前記凸部の中間に形成されており、
前記凹部は前記段差部に対応し、前記凹部と前記凸部の厚さは互いに同一である、請求項3に記載の電池モジュール。
【請求項11】
前記凸部および前記凹部の第3部分に対応する領域で前記フレーム部材の底部と前記電池セル積層体との間に位置する熱伝導性樹脂層をさらに含む、請求項10に記載の電池モジュール。
【請求項12】
前記段差部と前記電池セルの突出部との間に位置する絶縁シートをさらに含む、請求項3に記載の電池モジュール。
【請求項13】
前記絶縁シートはポリエチレンテレフタレート(PET)で形成されている、請求項12に記載の電池モジュール。
【請求項14】
前記突出部は前記電池セルの高さ方向に形成されている、請求項3に記載の電池モジュール。
【請求項15】
前記フレーム部材の開放された両側にそれぞれ結合されたエンドプレートをさらに含み、前記フレーム部材の開放された両側は前記電池セル積層体の電極リードが突出した方向を基準として互いに対向する、請求項1から14のいずれか一項に記載の電池モジュール。
【請求項16】
前記フレーム部材は、底部、および前記底部により連結され、互いに向き合う二つの側面部を含み、
前記二つの側面部の間の距離は前記上部プレートの幅と同一である、請求項15に記載の電池モジュール。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか一項に記載の電池モジュールを含む電池パック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年8月26日付韓国特許出願第10-2020-0107736号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として組み含まれる。
【0002】
本発明は、電池モジュールおよびこれを含む電池パックに関し、より具体的に空間活用率を向上させ、熱伝導性樹脂の使用量を最小化する電池モジュールおよびこれを含む電池パックに関する。
【背景技術】
【0003】
製品群に応じた適用容易性が高く、高いエネルギー密度などの電気的特性を有している二次電池は、携帯用機器だけでなく、電気的駆動源により駆動する電気自動車またはハイブリッド自動車、電力貯蔵装置などに普遍的に応用されている。このような二次電池は、化石燃料の使用を画期的に減少させることができるという一次的な長所だけでなく、エネルギーの使用による副産物が全く発生しないという点から、環境にやさしく、エネルギー効率性の向上のための新しいエネルギー源として注目されている。
【0004】
小型モバイル機器にはデバイス1台当たり1個または2~4個の電池セルが使用されることに対し、自動車などのように中大型デバイスには高出力大容量が必要である。したがって、多数の電池セルを電気的に連結した中大型電池モジュールが使用される。
【0005】
中大型電池モジュールは、なるべく小さいサイズと重量で製造されることが好ましいため、高い集積度に積層可能であり、容量に比べて重量が小さい角型電池、パウチ型電池などが中大型電池モジュールの電池セルとして主に使用されている。一方、電池モジュールは、セル積層体を外部衝撃、熱または振動から保護するために、前面と後面が開放されて電池セル積層体を内部空間に収納するフレーム部材を含むことができる。
【0006】
図1は従来のモノフレームを有する電池モジュールを示す分解斜視図である。
【0007】
図1を参照すると、電池モジュールは、複数の電池セル11が積層されて形成された電池セル積層体12、電池セル積層体12を覆うように前面と後面が開放されたモノフレーム20、およびモノフレーム20の前面と後面を覆うエンドプレート60を含むことができる。このような電池モジュールを形成するために、図1に示した矢印のようにx軸方向に沿ってモノフレーム20の開放された前面または後面に電池セル積層体12が挿入されるように水平組立が必要である。ただし、このような水平組立が安定的になされるように電池セル積層体12とモノフレーム20との間に十分な余裕空間(clearance)を確保しなければならない。ここで、余裕空間(clearance)とは、嵌め合いなどにより発生する隙間をいう。
【0008】
電池セル積層体12とモノフレーム20の底部との間に熱伝導性樹脂層(図示せず)を形成することができる。熱伝導性樹脂層は、電池セル積層体から発生した熱を電池モジュール外側に伝達し、電池セル積層体を電池モジュール内に固定する役割を果たすことができる。余裕空間が大きくなれば熱伝導性樹脂層の使用量が必要以上に多くなることがある。
【0009】
それだけでなく、モノフレーム20の高さは、電池セル積層体12の最大高さと挿入過程での組立公差などを考慮して大きく設計されなければならず、そのため、不必要に浪費される空間が発生することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、電池セル積層体を囲むフレーム部材の構造を変形することによって空間活用率を向上させ、熱伝導性樹脂の使用量を最小化する電池モジュールおよびこれを含む電池パックを提供することにある。
【0011】
しかし、本発明の実施形態が解決しようとする課題は、前述した課題に限定されず、本発明に含まれている技術的な思想の範囲で多様に拡張され得る。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施形態による電池モジュールは、複数の電池セルが積層されている電池セル積層体と、前記電池セル積層体を収容し、上部が開放されたフレーム部材と、前記フレーム部材の上部で前記電池セル積層体を覆う上部プレートと、を含み、前記上部プレートに対応する前記フレーム部材の底部に段差部が形成されており、前記段差部は前記電池セルの長さ方向を基準として両端部および前記電池セルの両端部の間に形成されており、前記段差部は前記フレーム部材の底部のベンディング部により形成されている。
【0013】
前記電池セルは、前記電池セルの長さ方向を基準として少なくとも一端部に形成された前記段差部に向かって突出する突出部を含むことができる。
【0014】
前記フレーム部材の底部は、外周縁部、および前記外周縁部により囲まれたメイン部を含み、前記外周縁部は、前記電池セルの長さ方向を基準として周縁に位置する第1部分と、前記電池セルの幅方向を基準として周縁に位置する第2部分と、を含み、前記外周縁部は前記段差部に対応し、前記外周縁部と前記メイン部の厚さは互いに同一であり得る。
【0015】
前記電池モジュールは、前記メイン部に対応する領域で前記フレーム部材の底部と前記電池セル積層体との間に位置する熱伝導性樹脂層をさらに含むことができる。
【0016】
前記フレーム部材の底部は、凹部および凸部を含み、前記凹部は、前記電池セルの長さ方向を基準として周縁に位置する第1部分と、前記電池セルの長さ方向を基準として中央部に位置する第2部分と、を含み、前記凸部は複数個が形成されており、前記凹部の第2部分は互いに隣り合う前記凸部の間に位置し、前記凹部は前記段差部に対応し、前記凹部と前記凸部の厚さは互いに同一であり得る。
【0017】
前記電池モジュールは、前記凸部に対応する領域で前記フレーム部材の底部と前記電池セル積層体との間に位置する熱伝導性樹脂層をさらに含むことができる。
【0018】
前記熱伝導性樹脂層は、前記凹部の第2部分を基準として離隔する第1熱伝導性樹脂層と第2熱伝導性樹脂層とを含むことができる。
【0019】
前記フレーム部材の底部は、凹部および凸部を含み、前記凹部は、前記底部の外周縁に対応する第1部分と、前記電池セルの長さ方向を基準として中央部に位置する第2部分と、前記凸部内側で陥没されている第3部分と、を含み、前記凹部の第3部分は前記凸部の中間に形成されており、前記凹部は前記段差部に対応し、前記凹部と前記凸部の厚さは互いに同一であり得る。
【0020】
前記電池モジュールは、前記凸部および前記凹部の第3部分に対応する領域で前記フレーム部材の底部と前記電池セル積層体との間に位置する熱伝導性樹脂層をさらに含むことができる。
【0021】
前記電池モジュールは、前記段差部と前記電池セルの突出部との間に位置する絶縁シートをさらに含むことができる。
【0022】
前記絶縁シートはポリエチレンテレフタレート(PET)で形成され得る。
【0023】
前記突出部は前記電池セルの高さ方向に形成され得る。
【0024】
前記電池モジュールは、前記フレーム部材の開放された両側にそれぞれ結合されたエンドプレートをさらに含み、前記フレーム部材の開放された両側は前記電池セル積層体の電極リードが突出した方向を基準として互いに対向することができる。
【0025】
前記フレーム部材は、底部、および前記底部により連結され、互いに向き合う二つの側面部を含み、前記二つの側面部の間の距離は前記上部プレートの幅と同一であり得る。
【0026】
本発明の他の一実施形態による電池パックは、前述した電池モジュールを含む。
【発明の効果】
【0027】
実施形態によると、フレーム部材の底部をプレス成形して電池セル積層体とフレーム部材との間のギャップを縮小して高さ方向への空間活用性を向上させると共に、熱伝導性樹脂の塗布量を最小化することができる。
【0028】
本発明の効果は、以上で言及した効果に限定されず、言及されていないまた他の効果は特許請求の範囲の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】従来のモノフレームを有する電池モジュールを示す分解斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による電池モジュールを示す分解斜視図である。
図3図2の電池モジュールを構成する構成要素を結合した状態を示す斜視図である。
図4】本発明の一実施形態によるパウチ型電池を示す斜視図である。
図5図2の電池モジュールでフレーム部材を示す斜視図である。
図6図5でフレーム部材の底部に形成された熱伝導性樹脂層を示す斜視図である。
図7図3のXZ平面に沿って切断した断面の一部を示す図面である。
図8図7の比較例による断面図である。
図9】本発明の他の一実施形態による電池モジュールに含まれている絶縁シートを示す斜視図である。
図10】本発明のまた他の一実施形態によるフレーム部材を示す斜視図である。
図11図10のフレーム部材の平面図である。
図12】本発明のまた他の一実施形態によるフレーム部材を示す斜視図である。
図13図12のフレーム部材の平面図である。
図14】本発明のまた他の一実施形態によるフレーム部材を示す斜視図である。
図15図14のフレーム部材の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付した図面を参照して本発明の多様な実施形態について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。本発明は、多様な異なる形態に実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0031】
本発明を明確に説明するために、説明上不要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付した。
【0032】
また、図面に示された各構成の大きさおよび厚さは、説明の便宜のために任意に示したため、本発明が必ず図示されたところに限定されるのではない。図面において、複数の層および領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。そして図面において、説明の便宜のために、一部の層および領域の厚さを誇張して示した。
【0033】
また、層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上」にあるという時、これは他の部分の「直上」にある場合だけでなく、その中間にまた他の部分がある場合も含む。反対に、ある部分が他の部分の「直上」にあるという時には中間にまた他の部分がないことを意味する。また、基準となる部分の「上」にあるということは、基準となる部分の上または下に位置することであり、必ず重力反対方向に向かって「上」に位置することを意味するのではない。
【0034】
また、明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」という時、これは特に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除外せず、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0035】
また、明細書全体において、「平面上」という時、これは対象部分を上方から見た時を意味し、「断面上」という時、これは対象部分を垂直に切断した断面を側方から見た時を意味する。
【0036】
図2は本発明の一実施形態による電池モジュールを示す分解斜視図である。図3図2の電池モジュールを構成する構成要素を結合した状態を示す斜視図である。図4は本発明の一実施形態によるパウチ型電池を示す斜視図である。
【0037】
図2および図3を参照すると、本実施形態による電池モジュール100は、複数の電池セル110を含む電池セル積層体120、上部面、前面および後面が開放されたフレーム部材300、電池セル積層体120の上部を覆う上部プレート400、電池セル積層体120の前面と後面にそれぞれ位置するエンドプレート150、および電池セル積層体120とエンドプレート150との間に位置するバスバーフレーム130を含む。
【0038】
フレーム部材300の開放された両側をそれぞれ第1側と第2側という時、フレーム部材300は前記第1側と前記第2側に対応する電池セル積層体120の面を除き、残りの外面のうち互いに隣接した前面、下面および後面を連続的に囲むように折り曲げられた板状型構造からなる。フレーム部材300の下面に対応する上面は開放されている。フレーム部材300の前面、下面および後面は一体に形成され得る。
【0039】
上部プレート400は、フレーム部材300により囲まれる前面、下面および後面を除いた残りの上面を囲む一つの板状型構造からなる。フレーム部材300と上部プレート400は互いに対応する縁部位が接触した状態で、溶接などにより結合することによって電池セル積層体120を囲む構造を形成することができる。つまり、フレーム部材300と上部プレート400は互いに対応する縁部位に溶接などの結合方法により形成された結合部CPが形成され得る。
【0040】
電池セル積層体120は、一方向に積層された複数の電池セル110を含み、複数の電池セル110は、図2に示したようにY軸方向に積層され得る。電池セル110はパウチ型電池セルであることが好ましい。例えば、図4を参照すると、本実施形態による電池セル110は、二つの電極リード111、112が互いに対向して電池本体113の一端部114aと他の一端部114bからそれぞれ突出している構造を有する。電池セル110は、電池ケース114に電極組立体(図示せず)を収納した状態で電池ケース114の両端部114a、114bとこれらを連結する一側部114cを接着することによって製造され得る。言い換えると、本実施形態による電池セル110は、合計3ヶ所のシーリング部114sa、114sb、114scを有し、シーリング部114sa、114sb、114scは熱融着などの方法によりシーリングされる構造であり、他の一側部は連結部115からなることができる。電池ケース114の両端部114a、114bの間を電池セル110の長さ方向と定義し、電池ケース114の両端部114a、114bを連結する一側部114cと連結部115との間を電池セル110の高さ方向と定義することができる。
【0041】
連結部115は、電池セル110の一縁に沿って長く伸びている領域であり、連結部115の端部に電池セル110の突出部110pが形成され得る。突出部110pは連結部115の両端部のうちの少なくとも一つに形成され得、連結部115が伸びる方向と垂直な方向に突出することができる。突出部110pは電池ケース114の両端部114a、114bのシーリング部114sa、114sbのうちの一つと連結部115との間に位置することができる。
【0042】
電池ケース114は、一般に樹脂層/金属薄膜層/樹脂層のラミネート構造からなる。例えば、電池ケース表面がO(oriented)-ナイロン層からなる場合には、中大型電池モジュールを形成するために多数の電池セルを積層する時、外部衝撃により簡単に滑る傾向がある。したがって、これを防止し、電池セルの安定した積層構造を維持するために、電池ケースの表面に両面テープなどの粘着式接着剤または接着時に化学反応により結合される化学接着剤などの接着部材を付着して電池セル積層体120を形成することができる。本実施形態において電池セル積層体120はY軸方向に積層され、Z軸方向にフレーム部材300内部に収容されて後述する熱伝導性樹脂層により熱伝達が行われ得る。これに対する比較例として、電池セルがカートリッジ形態の部品で形成されて電池セル間の固定が電池モジュールフレームで組み立てが行われる場合がある。このような比較例では、カートリッジ形態の部品の存在により冷却作用が殆どないか、または電池セルの面方向に行われ得、電池モジュールの高さ方向には冷却が良好に行われない。
【0043】
図5図2の電池モジュールにおいてフレーム部材を示す斜視図である。図6図5でフレーム部材の底部に形成された熱伝導性樹脂層を示す斜視図である。
【0044】
図5を参照すると、本実施形態によるフレーム部材300は、底部300a、および互いに向き合う二つの側面部300bを含む。図2で説明した電池セル積層体120がフレーム部材300の底部300aに装着される前に、フレーム部材300の底部300aに熱伝導性樹脂を塗布し、熱伝導性樹脂を硬化して図6に示した熱伝導性樹脂層310を形成することができる。
【0045】
熱伝導性樹脂層310を形成する前に、つまり、前記塗布した熱伝導性樹脂が硬化する前に電池セル積層体120がフレーム部材300の底部300aと垂直な方向に沿って移動してフレーム部材300の底部300aに装着され得る。その後、熱伝導性樹脂が硬化して形成された熱伝導性樹脂層310は、フレーム部材300の底部300aと電池セル積層体120との間に位置する。図2および図6を参照すると、熱伝導性樹脂層310は、電池セル110で発生する熱を電池モジュール100の底部に伝達し、電池セル積層体120を固定する役割を果たすことができる。
【0046】
本実施形態によるフレーム部材300の底部300aは、第1部分300a1と第2部分300a2を含み、第1部分300a1は電池セル110の長さ方向を基準として周縁に位置し、第2部分300a2は第1部分300a1の内側に位置する。熱伝導性樹脂層310は第2部分300a2に形成され得る。ここで、電池セル110の長さ方向とは、図5のX軸方向であり得る。この時、第1部分300a1の厚さは第2部分300a2の厚さと同一であり、第2部分300a2と第1部分300a1が連結される底部300a部分がベンディングされて第1部分300a1に対応する領域に段差部300sが形成され得る。ここで、段差部とは、周辺と高さ差が発生して形成される構造を示す。
【0047】
段差部300sは、フレーム部材300の底部300aをプレス成形することによって形成され得る。後述するが、本実施形態による電池セル110の突出部110pが段差部300sに向かって突出するように電池セル積層体120がフレーム部材300の底部300aに装着される。
【0048】
図2および図3を再び参照すると、本実施形態によるフレーム部材300の側面部300bと上部プレート400の幅とは互いに同一であり得る。言い換えると、上部プレート400のX軸方向に沿った縁部分とフレーム部材300の側面部300bのX軸方向に沿った縁部分とが直接会って溶接などの方法により結合され得る。
【0049】
図7図3のXZ平面に沿って切断した断面の一部を示す図面である。
【0050】
図3および図7を参照すると、本実施形態による電池モジュール100は、第1部分300a1と第2部分300a2を有するフレーム部材300の底部を含む。第1部分300a1と第2部分300a2の厚さが互いに同一であり、ベンディング部305により第1部分300a1と第2部分300a2が連結されている。第2部分300a2は第1部分300a1より高いレベルに位置する。第1部分300a1に形成された段差部300sに向かって電池セル110の突出部110pが突出している。したがって、突出部110pが第1部分300a1と第2部分300a2との間の段差にかかって外部衝撃により流動することを防止することができる。それだけでなく、このようなフレーム部材300の底部300aをプレス成形することによって、電池セル110とフレーム部材との間のギャップを減らすことができ、このようなギャップ低減効果は高さ方向の組み立てを通じて得ることができるギャップ低減効果と上昇作用を起こして全体的な空間効率性を最大化することができる。追加的に、電池セル110の突出部110pが段差部300sに形成されることによって、電池セル110とフレーム部材300の底部300aとの間に離隔距離が最小化されて空間効率性を高めるだけでなく、熱伝導性樹脂層310を形成するために使用される熱伝導性樹脂の使用量を減らして原価節減することができる。したがって、冷却効率も高めることができる。
【0051】
図8図7の比較例による断面図である。
【0052】
図8を参照すると、図8の比較例においてフレーム部材の底部は、フレーム部材底部周縁の加工またはフレーム部材底部周縁部分のプレス圧縮を通じて段差部を生成することができる。この時、フレーム部材底部は厚さが互いに異なる第1部分300a1’と第2部分300a2’を含む。本比較例の場合、段差部形成のために、第2部分300a2’に該当するフレーム部材底部の厚さが増加することがある。これに反して、図7の実施形態による電池モジュールでは、プレス成形を通じて段差部300sを形成することによってフレーム底部の厚さを縮小することができるため、電池モジュールを装着する電池パックのケースの高さを減らす設計が可能である。
【0053】
図9は本発明の他の一実施形態による電池モジュールに含まれている絶縁シートを示す斜視図である。
【0054】
図6図7および図9を参照すると、本実施形態による電池モジュールは、段差部300sに形成された絶縁シート315をさらに含むことができる。絶縁シート315はポリエチレンテレフタレート(PET)で形成され得、前述した電池セル110の突出部110pと段差部300sとの間に位置することができる。絶縁シート315は、電池セル110の突出部110pとフレーム部材底部300aとの間を電気的に絶縁する機能を果たす。この時、絶縁シート315は電池セル110の突出部110pと接触することができる。追加的に、段差部300sにアンダーカット形状300rが形成され得る。アンダーカット形状300rはラウンド形態であり得る。段差部300sに形成されたアンダーカット形状300rにより絶縁シート315の形状を単純化することができる。つまり、絶縁シート315をプレス成形部内側にのみ適用してアンダーカット形状300rに隣接した絶縁シート315の角を直角形態に単純化して形成することができる。
【0055】
図10は本発明のまた他の一実施形態によるフレーム部材を示す斜視図である。図11図10のフレーム部材の平面図である。
【0056】
図2図10および図11を参照すると、本実施形態によるフレーム部材500は、底部500a、および互いに向き合う二つの側面部500bを含む。
【0057】
本実施形態によるフレーム部材500の底部500aは、外周縁部500a1とメイン部500a2を含む。外周縁部500a1は電池セル110の長さ方向を基準として周縁に位置する第1部分500a11と、電池セル110の幅方向を基準として周縁に位置する第2部分500a12を含む。外周縁部500a1の第2部分500a12は、メイン部500a2とフレーム部材500の側面部500bとの間に形成される。
【0058】
メイン部500a2は外周縁部500a1により囲まれ得る。熱伝導性樹脂層310はメイン部500a2に対応する領域に形成され得る。ここで、電池セル110の長さ方向とは、図5のx軸方向であり、電池セル110の幅方向とは、図5のy軸方向であり得る。この時、外周縁部500a1の厚さはメイン部500a2の厚さと同一であり、メイン部500a2と外周縁部500a1が連結される底部500a部分がベンディングされて外周縁部500a1に対応する領域に段差部500sが形成され得る。ここで、段差部とは、周辺と高さ差が発生して形成される構造を示す。ベンディング部505により外周縁部500a1とメイン部500a2が連結されている。メイン部500a2は外周縁部500a1より高いレベルに位置する。外周縁部500a1の第1部分500a11に形成された段差部500sに向かって電池セル110の突出部110pが突出している。
【0059】
段差部500sはフレーム部材500の底部500aをプレス成形することによって形成され得る。本実施形態による電池セル110の突出部110pが段差部500sのうち、底部500aの第1部分500a11に向かって突出するように、電池セル積層体120がフレーム部材500の底部500aに装着される。
【0060】
図10および図11のフレーム部材500は、図5で説明したフレーム部材300の変形例であり、前記で説明した差異点以外に図5で説明した内容は本実施形態に全て適用することができる。図5で説明したフレーム部材300の場合、電池セル110の長さ方向を基準として底部300aの中央部に垂れが発生することがある。このような垂れにより、図2の熱伝導性樹脂層310と電池セル110との間にエアーギャップ(Air gap)が形成されたり、垂れにより発生する外力が電池セル110に加えられて電池セル110が損傷する可能性がある。これに反して、本実施形態によると、メイン部500a2とフレーム部材500の側面部500bとの間に外周縁部500a1の第2部分500a12が形成されることによって、電池セル110の長さ方向に沿った垂れを防止することができる。それだけでなく、追加的に外周縁部500a1の第2部分500a12に対するプレス成形により構造的な剛性を向上させることができる。
【0061】
図12は本発明のまた他の一実施形態によるフレーム部材を示す斜視図である。図13図12のフレーム部材の平面図である。
【0062】
図2図12および図13を参照すると、本実施形態によるフレーム部材600は、底部600a、および互いに向き合う二つの側面部600bを含む。
【0063】
本実施形態によるフレーム部材600の底部600aは、凹部600a1と凸部600a2を含む。凹部600a1は電池セル110の長さ方向を基準として周縁に位置する第1部分600a11と、電池セル110の長さ方向を基準として中央部に位置する第2部分600a12を含む。凸部600a2は複数個が形成され得る。凹部600a1の第2部分600a12は、互いに隣り合う凸部600a2の間に形成される。
【0064】
熱伝導性樹脂層310は凸部600a2に形成され得る。図示していないが、熱伝導性樹脂層310は凹部600a1の第2部分600a12を基準として離隔して位置する第1熱伝導性樹脂層と第2熱伝導性樹脂層を含むことができる。この時、凹部600a1の第2部分600a12には追加の絶縁シートが形成され得る。
【0065】
変形実施形態として、熱伝導性樹脂層310は凹部600a1の第2部分600a12まで延長されて形成され得る。
【0066】
ここで、電池セル110の長さ方向とは、図5のx軸方向であり得る。この時、凹部600a1の厚さは凸部600a2の厚さと同一であり、凸部600a2と凹部600a1が連結される底部600a部分がベンディングされて凹部600a1に対応する領域に段差部600sが形成され得る。ここで、段差部とは、周辺と高さ差が発生して形成される構造を示す。ベンディング部605により凹部600a1と凸部600a2が連結されている。凸部600a2は凹部600a1より高いレベルに位置する。凹部600a1の第1部分600a11に形成された段差部600sに向かって電池セル110の突出部110pが突出している。
【0067】
段差部600sはフレーム部材600の底部600aをプレス成形することによって形成され得る。本実施形態による電池セル110の突出部110pが段差部600sのうち、底部600aの第1部分600a11に向かって突出するように、電池セル積層体120がフレーム部材600の底部600aに装着される。
【0068】
図12および図13のフレーム部材600は、図5で説明したフレーム部材300の変形例であり、前記で説明した差異点以外に図5で説明した内容は本実施形態に全て適用することができる。図5で説明したフレーム部材300の場合、電池セル110の長さ方向を基準として底部300aの中央部に垂れが発生することがある。このような垂れにより、図2の熱伝導性樹脂層310と電池セル110との間にエアーギャップ(Air gap)が形成されたり、垂れにより発生する外力が電池セル110に加えられて電池セル110が損傷する可能性がある。これに反して、本実施形態によると、互いに隣り合う凸部600a2の間に凹部600a1の第2部分600a12が形成されることによって、電池セル110の長さ方向に沿った垂れを防止することができる。それだけでなく、追加的に凹部600a1の第2部分600a12に対するプレス成形により構造的な剛性を向上させることができる。また、本実施形態によると、電池セル110の長さ方向を基準として垂れが発生する領域に対応するように凹部600a1の第2部分600a12が形成されるため、図10および図11で説明したフレーム部材500に比べて垂れ防止効果および構造的剛性向上効果が大きい。
【0069】
図14は本発明のまた他の一実施形態によるフレーム部材を示す斜視図である。図15図14のフレーム部材の平面図である。
【0070】
図2図14および図15を参照すると、本実施形態によるフレーム部材700は、底部700a、および互いに向き合う二つの側面部700bを含む。
【0071】
本実施形態によるフレーム部材700の底部700aは、凹部700a1と凸部700a2を含む。凹部700a1は、底部700aの外周縁に対応する第1部分700a11と、電池セル110の長さ方向を基準として中央部に位置する第2部分700a12、および凸部700a2内側で陥没されている第3部分700a13を含む。凹部700a1の第3部分700a12は、凸部700a2の中央に形成され得る。
【0072】
熱伝導性樹脂層310は、凸部700a2と凹部700a1の第3部分700a12を覆うように形成され得る。それだけでなく、熱伝導性樹脂層310は、凹部700a1の第2部分700a12まで延長されて形成され得る。ここで、電池セル110の長さ方向とは、図5のx軸方向であり得る。この時、凹部700a1の厚さは凸部700a2の厚さと同一であり、凸部700a2と凹部700a1が連結される底部700a部分がベンディングされて凹部700a1に対応する領域に段差部700sが形成され得る。ここで、段差部とは、周辺と高さ差が発生して形成される構造を示す。ベンディング部705により凹部700a1と凸部700a2が連結されている。凸部700a2は凹部700a1より高いレベルに位置する。凹部700a1の第1部分700a11に形成された段差部700sに向かって電池セル110の突出部110pが突出している。
【0073】
段差部700sはフレーム部材700の底部700aをプレス成形することによって形成され得る。本実施形態による電池セル110の突出部110pが底部700aの第1部分700a11のうち、電池セル110の長さ方向を基準として周縁部分に向かって突出するように、電池セル積層体120がフレーム部材700の底部700aに装着される。
【0074】
図14および図15のフレーム部材700は、図5で説明したフレーム部材300の変形例であり、前記で説明した差異点以外に図5で説明した内容は本実施形態に全て適用することができる。図5で説明したフレーム部材300の場合、電池セル110の長さ方向を基準として底部300a中央部に垂れが発生することがある。このような垂れにより、図2の熱伝導性樹脂層310と電池セル110との間にエアーギャップ(Air gap)が形成されたり、垂れにより発生する外力が電池セル110に加えられて電池セル110が損傷する可能性がある。これに反して、本実施形態によると、電池セル110の長さ方向を基準として中央部に位置する第2部分700a12、および凸部700a2内側で陥没されている第3部分700a13が形成されることによって、電池セル110の長さ方向に沿った垂れを防止することができる。それだけでなく、追加的に第2部分700a12および第3部分700a13に対するプレス成形により構造的な剛性を向上させることができる。また、本実施形態によると、電池セル110の長さ方向を基準として垂れが発生する領域に対応するように凹部700a1の第2部分700a12が形成され、追加的に凸部700a2内側に第3部分700a12が形成されるため、図10および図11で説明したフレーム部材500および図12および図13で説明したフレーム部材600に比べて垂れ防止効果および構造的剛性向上効果が最も大きく示され得る。
【0075】
一方、本発明の実施形態による電池モジュールは、一つまたはそれ以上がパックケース内にパッケージングされて電池パックを形成することができる。
【0076】
前述した電池モジュールおよびこれを含む電池パックは、多様なデバイスに適用され得る。このようなデバイスには、電気自転車、電気自動車、ハイブリッド自動車などの運送手段に適用され得るが、本発明はこれに制限されず、電池モジュールおよびこれを含む電池パックを使用することができる多様なデバイスに適用可能であり、これも本発明の権利範囲に属する
【0077】
以上で本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0078】
100:電池モジュール
300、500、600、700:フレーム部材
300a、500a、600a、700a:底部
300b、500b、600b、700b:側面部
300r:アンダーカット形状
310:熱伝導性樹脂層
400:上部プレート
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図10
図11
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図15