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特許7483056選択ターゲットの決定方法、装置、機器、及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-02
(45)【発行日】2024-05-14
(54)【発明の名称】選択ターゲットの決定方法、装置、機器、及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04842 20220101AFI20240507BHJP
【FI】
G06F3/04842
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022572322
(86)(22)【出願日】2021-09-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-26
(86)【国際出願番号】 CN2021122168
(87)【国際公開番号】W WO2022089152
(87)【国際公開日】2022-05-05
【審査請求日】2022-11-30
(31)【優先権主張番号】202011182873.0
(32)【優先日】2020-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ペイチェン
(72)【発明者】
【氏名】リウ,シャオハオ
(72)【発明者】
【氏名】リン,シャン
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第105472313(CN,A)
【文献】特開2004-295577(JP,A)
【文献】米国特許第06384841(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04842
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末により実行される選択ターゲットの決定方法であって、
少なくとも1つのターゲットが表示されたサムネイルマップを表示するステップと、
前記サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイするステップであり、
前記第1のスタック応答領域は、前記サムネイルマップにおける、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域の合併領域である、
ステップと、
前記ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、前記第1のターゲットを選択ターゲットとして決定するステップであり、
前記第1のターゲットは、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのうちの1つのターゲットである、
ステップと、
を含み、
前記方法は、さらに、
前記サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする前記ステップの前に、
前記少なくとも1つのターゲットに対してスタック検出を行い、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得するステップであり、
1つのスタックターゲットセットは、少なくとも2つのスタックされたターゲットを含む、
ステップ、
を含む、方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
前記サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする前記ステップの前に、
記サムネイルマップにおける、前記1つのスタックターゲットセット中の少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域を合併し、前記1つのスタックターゲットセットに対応するスタック応答領域を取得するステップと、
前記少なくとも1つのスタックターゲットセットのそれぞれに対応するスタック応答領域のうちの第1のスタック応答領域に対するトリガー操作が検出されたことに応答して、前記サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令を取得するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのターゲットに対してスタック検出を行い、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得する前記ステップは、
前記少なくとも1つのターゲットからいずれかのターゲットを初期ターゲットとして選択し、前記初期ターゲット以外の他のターゲットのうち、前記初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットがあることに応答して、前記初期ターゲットとスタック条件を満たす前記ターゲットを前記初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットとするステップと、
前記初期ターゲット及び前記初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、前記初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットと前記スタック条件を満たすターゲットがあることに応答して、前記初期ターゲット及び前記初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、前記初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがなくなるまで、前記初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットと前記スタック条件を満たす前記ターゲットを前記初期ターゲットに対応する下位レベルのスタックターゲットとし、前記初期ターゲット及び前記初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲットに基づいて、1つのスタックターゲットセットを取得するステップと、
取得したスタックターゲットセットに含まれる各ターゲット以外の他のターゲットのうち、いずれかのターゲットを選択して更新後の初期ターゲットとし、スタック検出終了条件を満たすまで、スタックターゲットセットの取得を継続し、前記少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得するステップと、
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、さらに、
前記初期ターゲット以外の他のターゲットのうち、前記初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットがあることに応答して、前記初期ターゲットとスタック条件を満たす前記ターゲットを前記初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットとする前記ステップの前に、
第2のターゲットと前記初期ターゲットとの距離が基準数値未満であることに応答して、前記第2のターゲットを前記初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットとして決定するステップであり、
前記基準数値は、前記サムネイルマップにおける前記第2のターゲットの表示半径と、前記サムネイルマップにおける前記初期ターゲットの表示半径との和であり、
前記第2のターゲットは、前記初期ターゲット以外の他のターゲットのうちのいずれかのターゲットである、
ステップ、
を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、さらに、
前記ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、前記第1のターゲットを選択ターゲットとして決定する前記ステップの前に、
初期トリガー点から前記第1のターゲットに対応する基準トリガー点までのスライド操作が検出されたことに応答して、前記第1のターゲットに対するトリガー命令を取得するステップであり、
前記初期トリガー点は、前記第1のスタック応答領域に対するトリガー操作に対応するトリガー点であり、
前記基準トリガー点は、前記ターゲットディスプレイメニューにおける前記第1のターゲットに対応するトリガー応答領域内のいずれかのトリガー点である、
ステップ、
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする前記ステップは、
前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する表示階層を決定するステップと、
前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する表示階層に応じて、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイするステップと、
を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、さらに、
前記ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、前記第1のターゲットを選択ターゲットとして決定する前記ステップの後に、
前記ターゲットディスプレイメニューにおける前記選択ターゲットのディスプレイ状態を第1の選択状態に調整するステップと、
前記サムネイルマップにおける前記選択ターゲットの表示状態を第2の選択状態に調整するステップと、
を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに、
前記ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、前記第1のターゲットを選択ターゲットとして決定する前記ステップの後に、
前記ターゲットディスプレイメニューの非表示命令に従って、前記ターゲットディスプレイメニューを非表示するステップ、
を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、さらに、
前記ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、前記第1のターゲットを選択ターゲットとして決定する前記ステップの後に、
前記選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作を表示するステップと、
前記少なくとも1つの候補操作のうちの基準操作に対する選択命令に従って、前記基準操作を行うステップと、
を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
選択ターゲットを決定する装置であって、
少なくとも1つのターゲットが表示されたサムネイルマップを表示する、表示ユニットと、
前記サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイするために用いられる、ディスプレイユニットであり、
前記第1のスタック応答領域は、前記サムネイルマップにおける、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域の合併領域である、
ディスプレイユニットと、
前記ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、前記第1のターゲットを選択ターゲットとして決定するために用いられる、決定ユニットであり、
前記第1のターゲットは、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのうちの1つのターゲットである、
決定ユニットと、
を含み、
前記装置は、さらに、
前記ディスプレイユニットは、前記サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする前に、
前記少なくとも1つのターゲットに対してスタック検出を行い、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得し、
1つのスタックターゲットセットは、少なくとも2つのスタックされたターゲットを含んでいる、
装置。
【請求項11】
プロセッサ及びメモリを含む、コンピュータ機器であって、
前記メモリには、少なくとも1つのプログラムコードが記憶されており、
前記少なくとも1つのプログラムコードが、前記プロセッサにより、ロードされて実行されると、前記コンピュータ機器に請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実現させる、
コンピュータ機器。
【請求項12】
コンピュータ命令を含む、コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されており、
コンピュータ機器のプロセッサは、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み取り、
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を実行すると、前記コンピュータ機器に、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実施させる、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、コンピュータ技術分野に関し、特に、選択ターゲットの決定方法、装置、機器、及び記憶媒体に関する。
【0002】
本願は、2020年10月29日に提出された、出願番号が202011182873.0であり、発明の名称が「選択ターゲットの決定方法、装置、機器及び記憶媒体」である中国特許出願について優先権を主張し、その内容の全てが、本願の一部として援用されている。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の発展に伴い、表示インタフェースにサムネイルマップ(「ミニマップ」とも呼ばれる)を表示し、サムネイルマップにインタラクティブオブジェクトが選択可能な複数のターゲットを表示できるアプリケーションが増えている。サムネイルマップによるディスプレイ空間には限りがあるため、サムネイルマップでは、複数のターゲットが互いに積み重なる(スタックされている)現象が起こりやすい。
【0004】
関連技術では、複数のスタックされたターゲットに対応する応答領域に対するトリガー操作が検出されると、複数のスタックされたターゲットのうち、最上層に位置するターゲットを選択ターゲットとして直接決定する。この過程では、最上層に位置するターゲットは、インタラクティブオブジェクトが本当に選択したいターゲットではない場合があり、複数のスタックされたターゲットのうち、最上層に位置するターゲットを選択ターゲットとして直接決定することは、正確さが低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、選択ターゲットを決定する正確さを向上させるために、選択ターゲットの決定方法、装置、機器、及び記憶媒体を提供する。前記技術的解決手段は、以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様では、本願の実施例は、選択ターゲットの決定方法を提供し、前記方法は、
少なくとも1つのターゲットが表示されたサムネイルマップを表示するステップと、
前記サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイするステップであり、前記第1のスタック応答領域は、前記サムネイルマップにおける、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域の合併領域である、ステップと、
前記ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、前記第1のターゲットを選択ターゲットとして決定するステップであって、前記第1のターゲットは、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのうちの1つのターゲットであるステップと、を含む。
【0007】
他の態様では、選択ターゲットを決定する装置が提供され、前記装置は、
少なくとも1つのターゲットが表示されたサムネイルマップを表示するための表示ユニットと、
前記サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、前記第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイするために用いられ、前記第1のスタック応答領域は、前記サムネイルマップにおける、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域の合併領域である、ディスプレイユニットと、
前記ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、前記第1のターゲットを選択ターゲットとして決定するために用いられ、前記第1のターゲットは、前記少なくとも2つのスタックされたターゲットのうちの1つのターゲットである、決定ユニットと、を含む。
【0008】
他の態様では、コンピュータ機器が提供され、前記コンピュータ機器は、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリには、少なくとも1つのプログラムコードが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムコードが、前記プロセッサにより、ロードされて実行されると、前記コンピュータ機器に上記のいずれかに記載の選択ターゲットの決定方法を実施させる。
【0009】
他の態様では、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がさらに提供され、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、少なくとも1つのプログラムコードが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムコードが、プロセッサにより、ロードされて実行されると、コンピュータに上記のいずれかに記載の選択ターゲットの決定方法を実施させる。
【0010】
他の態様では、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムがさらに提供される。前記コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令が、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されている。コンピュータ機器のプロセッサは、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み取り、前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を実行することによって、前記コンピュータ機器に、上記のいずれかに記載の選択ターゲットの決定方法を実施させる。
【発明の効果】
【0011】
本願の実施例では、スタック応答領域に対するトリガー命令に従って、スタック応答領域に対応するスタックされたターゲットのそれぞれをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイし、さらに、独立してディスプレイされたターゲットのうちのトリガーされたターゲットを選択ターゲットとして決定する。この過程では、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされたターゲットを正確に選択でき、それにより、独立してディスプレイされたターゲットのうちのトリガーされたターゲットを選択ターゲットとして決定する正確さを高くする。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本願の実施例に係る選択ターゲットの決定方法の実施環境の概略図である。
図2】本願の実施例に係る選択ターゲットの決定方法のフローチャートである。
図3】本願の実施例に係る表示インタフェースの概略図である。
図4】本願の実施例に係る別の表示インタフェースの概略図である。
図5】本願の実施例に係る別の表示インタフェースの概略図である。
図6】本願の実施例に係る別の表示インタフェースの概略図である。
図7】本願の実施例に係る別の表示インタフェースの概略図である。
図8】本願の実施例に係る別の表示インタフェースの概略図である。
図9】本願の実施例に係る選択ターゲットを決定するプロセスのフローチャートである。
図10】本願の実施例に係る別の表示インタフェースの概略図である。
図11】本願の実施例に係る選択ターゲットを決定する装置の概略図である。
図12】本願の実施例に係る別の選択ターゲットを決定する装置の概略図である。
図13】本願の実施例に係る選択ターゲットを決定する機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本願の目的、技術的解決手段および利点をより明確にするために、以下、図面を参照して、本願の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0014】
本出願の実施例に係る複数の名詞について説明する。
【0015】
仮想環境:アプリケーションプログラムが端末上で実行されるときに提供(又は、表示)される環境である。この仮想環境とは、仮想オブジェクトが活動するように作成された環境を指す。仮想環境は、2次元仮想環境、2.5次元仮想環境、または3次元仮想環境であってもよい。この仮想環境は、実世界に対するシミュレーション環境であってもよいし、セミシミュレーションセミ仮想環境であってもよいし、純粋な仮想環境であってもよい。
【0016】
仮想オブジェクト:仮想オブジェクトとは、仮想環境における活動可能なオブジェクトを指す。この活動可能なオブジェクトは、仮想人、仮想動物、アニメキャラクターであってもよい。インタラクティブオブジェクトは、外部に設けられた部材、又は、ディスプレイパネルをタッチクリックすることで、仮想オブジェクトを制御することができる。各仮想オブジェクトは、仮想環境において自体の形状及び体積を持ち、仮想環境における一部の空間を占める。例示的には、仮想環境が3次元仮想環境である場合、仮想オブジェクトは、動画骨格技術に基づいて作成された3次元立体モデルである。
【0017】
仮想物:仮想オブジェクト、仮想建物、仮想生物、仮想交通機関などを含むが、これらに限定されない、仮想環境におけるインタラクティブ可能な物である。
【0018】
本願の実施例は、選択ターゲットの決定方法を提供し、図1を参照すると、本願の実施例に係る選択ターゲットの決定方法の実施環境の概略図を示している。この実施環境は、端末11及びサーバ12を含む。
【0019】
端末11は、サムネイルマップを表示できるアプリケーションプログラムをインストールして実行する。例示的な実施例では、サムネイルマップは、仮想環境のサムネイルマップであり、サムネイルマップを表示できるアプリケーションプログラムは、仮想環境を提供することもできる。この場合、インタラクティブオブジェクトは、端末11を用いて、仮想オブジェクトが、アプリケーションプログラムに係る仮想環境において活動するように制御することができ、この活動は、身体姿勢の調整、クリープ、歩行、走り、サイクリング、ジャンプ、運転、ピックアップ、シューティング、攻撃、投げのうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。
【0020】
サーバ12は、端末11にインストールされた、サムネイルマップを表示できるアプリケーションにバックグラウンドサービスを提供するために用いられる。1つの実現可能な実施形態では、サーバ12が主なコンピューティング作業を担当し、端末11が副次的なコンピューティング作業を担当する。又は、サーバ12が副次的なコンピューティング作業を担当し、端末11が主なコンピューティング作業を担当する。又は、サーバ12と端末11との間では、分散型コンピューティングアーキテクチャを用いて連携コンピューティングを行う。
【0021】
1つの実現可能な実施形態では、端末11は、ユーザとキーボード、タッチパネル、タッチスクリーン、リモコン、音声インタラクションまたは手書き機器などの1つまたは複数によりヒューマンマシンインタラクションを行うことができる電子製品であり、たとえば、PC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant、パーソナルデジタルアシスタント)、ウェアラブルデバイス、携帯型ゲームデバイス、パームトップパソコンPPC(Pocket PC)、タブレットPC、スマートカー、スマートテレビ、スマートスピーカー、などである。サーバ12は、1台のサーバであってもよいし、複数台のサーバからなるサーバクラスタであってもよいし、1つのクラウドコンピューティングサービスセンターであってもよい。端末11とサーバ12とは、有線または無線ネットワークを介して、通信接続を実現する。
【0022】
当業者は、上述の端末11およびサーバ12は、単なる例であり、従来または今後出現可能な他の端末またはサーバが、本願に適用可能であれば、本願の保護範囲内に含まれるべきであり、ここで、援用としてこの範囲に含まれるべきであることを理解すべきである。
【0023】
上記図1に示す実施環境に基づいて、本願の実施例は、選択ターゲットの決定方法を提供し、この方法を端末11に適用することを例とする。図2に示すように、本願の実施例に係る方法は、下記ステップ201~ステップ203を含む。
【0024】
ステップ201において、少なくとも1つのターゲットが表示されたサムネイルマップを表示する。
【0025】
サムネイルマップとは、縮小版のマップであり、本願の実施例では、サムネイルマップの種類を限定せず、例示的には、サムネイルマップは、実環境のサムネイルマップであり、又は、仮想環境のサムネイルマップである。サムネイルマップが実環境のサムネイルマップである場合、サムネイルマップとは、実環境全体のマップの縮小版を指す。サムネイルマップが仮想環境のサムネイルマップである場合、サムネイルマップとは、仮想環境全体のマップの縮小版を指す。本願の実施例では、サムネイルマップが仮想環境のサムネイルマップであることを例として説明する。
【0026】
サムネイルマップが仮想環境のサムネイルマップである場合、サムネイルマップを表示できるアプリケーションプログラムは、仮想環境を提供することもできる。本願の実施例では、仮想環境を提供できるアプリケーションプログラムの種類を限定せず、例示的には、仮想環境を提供できるアプリケーションプログラムとは、三人称シューティング(Third-Person Shooting、TPS)ゲーム、一人称シューティング(First-Person Shooting、FPS)ゲーム、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(Multiple Online Battle Arena、MOBA)ゲーム、マルチプレイヤー銃撃戦サバイバルゲーム、などのゲーム類アプリケーションプログラムである。
【0027】
もちろん、ゲーム類アプリケーションプログラムのほか、仮想環境を提供できるアプリケーションプログラムは、バーチャルリアリティー(Virtual Reality、VR)類アプリケーションプログラム、拡張現実(Augmented Reality、AR)類アプリケーションプログラム、3次元マッププログラム、軍事シミュレーションプログラム、ソーシャルアプリケーションプログラム、インタラクティブエンターテインメント類アプリケーションプログラム、などの他の種類のアプリケーションプログラムであってもよい。
【0028】
例示的な実施例では、仮想環境のサムネイルマップは、仮想環境における仮想物の空間的分布、関係、及び時間的な発展変化状態などを示すことができる。仮想環境のサムネイルマップは、2次元マップ又は3次元マップであってもよく、インタラクティブオブジェクトに、現在の仮想環境の状況を迅速かつ直感的に反映しやすくて、インタラクティブオブジェクトの使用ポリシーに対する作成、操作の実施、などを容易にするようにする。
【0029】
サムネイルマップには、インタラクティブオブジェクトにより選択されることができる少なくとも1つのターゲットが表示される。サムネイルマップが実環境のサムネイルマップである場合、サムネイルマップにおける1つのターゲットは、実環境の1つの実際物に対応する。サムネイルマップが仮想環境のサムネイルマップである場合、サムネイルマップにおける1つのターゲットは、仮想環境における1つの仮想物に対応する。本願の実施例では、サムネイルマップが仮想環境のサムネイルマップであることを例として説明し、つまり、サムネイルマップにおける1つのターゲットは、仮想環境における1つの仮想物に対応する。
【0030】
サムネイルマップにおける1つのターゲットが仮想環境における1つの仮想物に対応する場合、各ターゲットは、仮想環境における、対応する各仮想物の位置に応じてサムネイルマップに表示され、サムネイルマップにおける1つのターゲットの表示位置は、仮想環境における、この1つのターゲットに対応する仮想物の位置を示すことができる。本願の実施例では、サムネイルマップにおける選択可能なターゲットに対応する仮想物の種類は限定されず、例示的に、選択可能なターゲットに対応する仮想物の種類は、仮想オブジェクト、仮想建物、仮想生物、仮想交通機関、などを含むが、これらに限定されない。
【0031】
例示的な実施例では、サムネイルマップに表示された少なくとも1つのターゲットは、異なる種類の仮想物に対応するターゲットの種類も異なる。例示的には、仮想オブジェクトに対応するターゲットの種類は、仮想オブジェクトアバターであり、仮想建物に対応するターゲットの種類は、仮想建物アイコン、などである。例示的な実施例では、対応する仮想物が、いずれも仮想オブジェクトであるターゲットの場合、ターゲットに対応する仮想オブジェクトが属する異なる陣営を異なる特徴で示しており、たとえば、特徴は、色、画像識別子、テキスト識別子、などであってもよいが、本願の実施例では、これについて限定しない。
【0032】
1つの実現可能な実施形態では、異なるターゲットには、異なる表示階層が対応されており、サムネイルマップには、各ターゲットの表示階層に応じて、各ターゲットが表示される。例示的には、ターゲットに対応する表示階層は、ターゲットに対応する仮想物が仮想環境を生成する過程でロードされた順により、決定される。先にロードされた仮想物に対応するターゲットの表示階層は低く、後にロードされた仮想物に対応するターゲットの表示階層は高い。各ターゲットの表示階層に応じて、各ターゲットを表示するとき、表示階層の小さい順から大きい順に、各ターゲットを最下層から最上層に表示する。つまり、サムネイルマップに各ターゲットを階層的に表示し、表示階層が最も小さいターゲット(すなわち、最初にロードされた仮想物に対応するターゲット)を最下層に表示し、表示階層が最も高いターゲット(すなわち、最後にロードされた仮想物に対応するターゲット)を最上層に表示する。なお、仮想環境を生成する過程において、異なる仮想物のロード順は、同じであっても、異なっていてもよく、異なる仮想物のロード順が異なると、異なる仮想物に対応するターゲットに対応する表示階層も異なる。
【0033】
1つの実現可能な実施形態では、サムネイルマップを表示するタイミングは、規定された条件を満たすこと、及び、サムネイルマップの表示命令を取得すること、の2つを含むが、これらに限定されない。
【0034】
規定された条件を満たすことは、経験的に設定されるか、適用シーンに応じて柔軟に調整されるが、本願の実施例では、これについて限定しない。例示的には、ゲーム類アプリケーションプログラムの場合、規定された条件を満たすこととは、ゲーム対戦の開始を指す。又は、規定された条件を満たすこととは、仮想オブジェクトが、ある規定されたゲームシーンに入る、などのことである。規定されたゲームシーンは、経験的に設定されるか、ゲーム類アプリケーションプログラムの種類及びバージョンに応じて柔軟に調整されるが、本願の実施例では、これについて限定しない。
【0035】
サムネイルマップの表示命令とは、インタラクティブオブジェクトから送信された、サムネイルマップの表示を指示する命令である。本願の実施例では、サムネイルマップの表示命令を取得する形態は、限定されず、例示的には、アプリケーションプログラムの表示インタフェースにサムネイルマップ表示エントリが表示され、インタラクティブオブジェクトによる、このサムネイルマップ表示エントリに対するトリガー操作に応じて、サムネイルマップの表示命令を取得する。サムネイルマップ表示エントリの形態は、開発者によって設定され、たとえば、サムネイルマップ表示エントリの形態は、ボタンであるか、トリガー可能なアイコンである。
【0036】
1つの実現可能な実施形態では、サムネイルマップを表示する形態は、表示インタフェースにおける規定された位置に、サムネイルマップを表示することである。規定された位置は、開発者によって設定され、異なるアプリケーションプログラムは、異なる規定された位置を有する可能性がある。例示的には、規定された位置は、表示インタフェースの左上隅の位置であるか、表示インタフェースの右上隅の位置、などである。
【0037】
表示インタフェースとは、端末のスクリーンに表示される、インタラクティブオブジェクトが確認するインタフェースである。1つの実現可能な実施形態では、表示インタフェースには、サムネイルマップを表示するほか、表示画面も表示する。サムネイルマップが仮想環境のサムネイルマップである場合、表示画面は、仮想環境を直感的にディスプレイするための仮想環境の表示画面である。例示的には、仮想環境の表示画面には、一部の仮想環境がディスプレイされる。たとえば、ある端末の表示インタフェースに表示される仮想環境の表示画面には、この端末に現在ログインしているアカウントによって制御される仮想オブジェクトの位置付近にある、一部の仮想環境がディスプレイされる。サムネイルマップが実環境のサムネイルマップである場合、表示画面は、実環境を直感的にディスプレイするための実環境の表示画面である。
【0038】
例示的な実施例では、表示インタフェースに表示される表示画面が表示インタフェース全体を占めている場合、サムネイルマップは、一部の表示画面を遮蔽するように、表示インタフェースにおける規定された位置に表示される。例示的には、図3を参照すると、表示インタフェースには、表示画面31と、複数の選択可能なターゲット320(ターゲットd及びターゲットeのみが番号付けられている)が表示されたサムネイルマップ32とが表示されている。
【0039】
例示的には、サムネイルマップ32において、ターゲットe及びターゲットfの種類は、仮想建物アイコンであり、ターゲットa、ターゲットb、ターゲットc、及びターゲットdの種類は、仮想オブジェクトアバターである。種類が仮想オブジェクトアバターである各ターゲットの場合、ターゲットに対応する仮想オブジェクトが属する異なる陣営を異なる色で表示し、たとえば、ターゲットに対応する仮想オブジェクトが属する陣営と、端末にログインしているアカウントによって制御される仮想オブジェクトが属する陣営とが同じであることを白色で表示しており、すなわち、白色のターゲット(ターゲットa及びターゲットd)は、当方の仮想オブジェクトに対応するターゲットである。ターゲットに対応する仮想オブジェクトが属する陣営と、端末にログインしているアカウントによって制御される仮想オブジェクトが属する陣営とが異なることを浅い灰色で表示しており、すなわち、浅い灰色のターゲット(ターゲットb及びターゲットc)は、相手先の仮想オブジェクトに対応するターゲットである。
【0040】
サムネイルマップ32におけるターゲットa、ターゲットb、ターゲットc及びターゲットdに対応する表示階層の高低関係は、ターゲットaに対応する表示階層>ターゲットbに対応する表示階層>ターゲットcに対応する表示階層>ターゲットdに対応する表示階層であり、従って、ターゲットdは、最下層に表示され、ターゲットcは、ターゲットdの上層に表示され、ターゲットbは、ターゲットcの上層に表示され、ターゲットaは、ターゲットbの上層に表示される。
【0041】
なお、以上は、サムネイルマップが仮想環境のサムネイルマップであることを例として説明しているが、本願の実施例は、これに限定されるものではない。サムネイルマップは、実環境のサムネイルマップであってもよく、サムネイルマップが実環境のサムネイルマップである場合、サムネイルマップに表示される各ターゲットは、それぞれ、実環境における1つの実際物に対応している。本願の実施例では、実環境における実際物の種類を限定せず、例示的には、実際物の種類は、実際の建物、実際の交通機関、実際の生物(例えば、人、動物)、などを含むが、これらに限定されない。実際物に対応するターゲットの種類は、実際の建物アイコン、実際の交通機関アイコン、実際の生物アイコン、などを含むが、これらに限定されない。
【0042】
ステップ202において、サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする。
【0043】
第1のスタック応答領域は、サムネイルマップにおける、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域の合併領域である。
【0044】
サムネイルマップには、少なくとも1つのスタック応答領域があり、各スタック応答領域は、1つのスタックターゲットセットに対応し、各スタックターゲットセットは、少なくとも2つのスタックされたターゲットを含む。つまり、各スタック応答領域は、少なくとも2つのスタックされたターゲットに対応し、各スタック応答領域は、このスタック応答領域に対応する、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する、サムネイルマップにおけるトリガー応答領域の合併領域である。サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令を取得すると、この第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットを決定し、そして、インタラクティブオブジェクトがターゲットを正確に選択できるように、この第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットを、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイすることができる。
【0045】
1つの実現可能な実施形態では、ステップ202を行う前に、サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令を取得する必要がある。1つの実現可能な実施形態では、サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令を取得する形態は、少なくとも1つのスタックターゲットセットのそれぞれに対応するスタック応答領域のうちの第1のスタック応答領域に対するトリガー操作が検出されたことに応答して、サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令を取得することである。第1のスタック応答領域は、少なくとも1つのスタックターゲットセットのそれぞれに対応するスタック応答領域のうちの1つのスタック応答領域である。本願の実施例では、第1のスタック応答領域に対するトリガー操作の種類は、限定されず、開発者によって設定することができ、例示的には、第1のスタック応答領域に対するトリガー操作は、押下操作であるか、クリック操作、などである。
【0046】
サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令を取得する前に、少なくとも1つのスタックターゲットセット、及び、少なくとも1つのスタックターゲットセットのそれぞれに対応するスタック応答領域を決定する必要がある。1つの実現可能な実施形態では、少なくとも1つのスタックターゲットセットを決定する形態は、少なくとも1つのターゲットに対してスタック検出を行い、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得し、1つのスタックターゲットセットは、少なくとも2つのスタックされたターゲットを含む、ことである。
【0047】
スタックターゲットセットは、少なくとも2つのスタックされたターゲットから構成され、例示的な実施例では、少なくとも1つのターゲットに対してスタック検出を行い、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得するプロセスは、以下のステップ1~ステップ3を含む。
【0048】
ステップ1:少なくとも1つのターゲットから、いずれかのターゲットを初期ターゲットとして選択し、初期ターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットがあることに応答して、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットを、初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットとする。
【0049】
初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットとは、初期ターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットであり、初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットの数は1つ以上であり、本願の実施例では、これについて限定しない。例示的な実施例では、初期ターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットを検出する実施形態は、以下のとおりである。第2のターゲットと初期ターゲットとの距離が基準数値未満であることに応答して、第2のターゲットを、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットとして決定し、基準数値は、サムネイルマップにおける第2のターゲットの表示半径と、サムネイルマップにおける初期ターゲットの表示半径との和である。第2のターゲットは、初期ターゲット以外の他のターゲットのうちのいずれかのターゲットである。
【0050】
第2のターゲットと初期ターゲットとの距離が、サムネイルマップにおける、この第2のターゲットの表示半径と、サムネイルマップにおける初期ターゲットの表示半径との和未満である場合に、この第2のターゲットと初期ターゲットとが、サムネイルマップにスタックして表示されていることを示し、この第2のターゲットが、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットであると認定する。例示的には、第2のターゲットと初期ターゲットとの距離とは、サムネイルマップにおけるこの第2のターゲットの表示位置と、サムネイルマップにおける初期ターゲットの表示位置との距離である。
【0051】
例示的な実施例では、サムネイルマップにおけるターゲットの表示半径を決定する形態は、ターゲットの形状に関連する。たとえば、ターゲットが円形である場合に、円形の半径を、サムネイルマップにおけるこのターゲットの表示半径とし、ターゲットが非円形である場合に、非円形の近似半径を、サムネイルマップにおけるこのターゲットの表示半径とする。本願の実施例では、非円形の近似半径を決定する形態は限定されず、例示的には、非円形の近似半径を決定する形態は、非円形の質量中心を決定し、非円形の各境界点と質量中心との距離の平均値を、この非円形の近似半径とすることである。
【0052】
たとえば、第2のターゲットと初期ターゲットとの距離をL、サムネイルマップにおける、この第2のターゲットの表示半径をR1、サムネイルマップにおける、初期ターゲットの表示半径をR2とし、L<R1+R2の場合に、この第2のターゲットが、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットであることを示す。
【0053】
1つの実現可能な実施形態では、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットを検出する過程において、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットが検出されない可能性がある。つまり、初期ターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットがない場合、この初期ターゲットに基づいて、スタックターゲットセットが取得できないことを示す。この場合、この初期ターゲット以外の他のターゲットのうちから、初期ターゲットを再選択し、ステップ1を行う。再選択した初期ターゲットに基づいて、スタックターゲットセットを取得できないときは、再選択された初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットを得るまで、初期ターゲットの再選択、及びステップ1の実行を継続する。
【0054】
ステップ2:初期ターゲット、及び初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがあることに応答して、初期ターゲット、及び初期ターゲットに対応する、各レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットに対応する、上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがなくなるまで、初期ターゲットに対応する、上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットを、初期ターゲットに対応する下位レベルのスタックターゲットとする。初期ターゲット、及び初期ターゲットに対応する、各レベルのスタックターゲットに基づいて、1つのスタックターゲットセットを取得する。
【0055】
初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲットとは、現在取得した初期ターゲットに対応する、各レベルのスタックターゲットであり、初期ターゲットに対応する、上位レベルのスタックターゲットとは、現在取得した各レベルのスタックターゲットのうち、最新に取得した1レベルのスタックターゲットであり、初期ターゲットに対応する、下位レベルのスタックターゲットとは、次に取得すべき1レベルのスタックターゲットである。初期ターゲットに対するスタック検出プロセスが進むにつれて、初期ターゲットに対応する、各レベルのスタックターゲット、上位レベルのスタックターゲット及び下位レベルのスタックターゲットが変化し続ける。
【0056】
初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットのみを取得した場合、初期ターゲットに対応する、各レベルのスタックターゲットは、第1レベルのスタックターゲットのみを含み、初期ターゲットに対応する、上位レベルのスタックターゲットは、第1レベルのスタックターゲットであり、初期ターゲットに対応する、下位レベルのスタックターゲットは、初期ターゲットに対応する、第2レベルのスタックターゲットである。初期ターゲットに対応する、第2レベルのスタックターゲットを取得するプロセスは、初期ターゲット、及び、初期ターゲットに対応する、第1レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットに対応する、第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがあることに応答して、初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットを、初期ターゲットに対応する第2レベルのスタックターゲットとする、ことである。初期ターゲットに対応する第2レベルのスタックターゲットとは、初期ターゲット及び第1のスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットに対応する、第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットであり、第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットを検出するプロセスは、ステップ1で、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットを検出するプロセスを参照することができ、ここでは説明しない。
【0057】
なお、第1レベルのスタックターゲットの数が複数である場合、初期ターゲットに対応する第2レベルのスタックターゲットは、第1レベルのスタックターゲットのそれぞれとスタック条件を満たすターゲットの和集合である。ただし、初期ターゲット及び第1レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、ある第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットが少なくともあるときは、初期ターゲットに対応する第2レベルのスタックターゲットを取得することができる。
【0058】
1つの実現可能な実施形態では、第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットを検出するプロセスにおいて、第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットが検出されない可能性がある。つまり、初期ターゲット及び第1レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがない。このとき、初期ターゲット、及び初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットを直接利用して、スタックターゲットセットを構成する。
【0059】
第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットが検出されると、第1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットを初期ターゲットに対応する、第2レベルのスタックターゲットとし、続いて、初期ターゲット、初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲット、及び、初期ターゲットに対応する第2のスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、第2のスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットを検出し、初期ターゲット、及び、初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがなくなるまで、このように繰り返す。例示的な実施例では、初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットは、初期ターゲットに対応する最高レベルのスタックターゲットと呼ばれることもできる。
【0060】
初期ターゲット、及び、初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがない場合には、初期ターゲット、及び、初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲットを用いて、1つのスタックターゲットセットを構成し、これによって、1つのスタックターゲットセットを取得する。
【0061】
なお、初期ターゲットに対応する、各レベルのスタックターゲットは、初期ターゲットに対応する、第1レベルのスタックターゲットを少なくとも含む。初期ターゲットに対応する、各レベルのスタックターゲットが、初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットのみを含む場合、初期ターゲットに対応する最高レベルのスタックターゲットは、第1レベルのスタックターゲットであり、この場合、初期ターゲット、及び、初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットを直接利用して、1つのスタックターゲットセットを構成する。
【0062】
ステップ3:取得したスタックターゲットセットに含まれる各ターゲット以外の他のターゲットのうち、いずれかのターゲットを選択して、更新後の初期ターゲットとし、スタック検出終了条件を満たすまで、スタックターゲットセットの取得を継続し、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得する。
【0063】
1つのスタックターゲットセットを取得するごとに、取得したスタックターゲットセット中の各ターゲット以外の他のターゲットのうち、いずれかのターゲットを選択して、更新後の初期ターゲットとし、さらに、更新後の初期ターゲットに基づいて、スタックターゲットセットの取得を継続する。スタックターゲットセットの取得を継続するプロセスは、ステップ1及びステップ2を参照し、ここでは説明しない。
【0064】
スタック検出終了条件を満たすと、全てのスタックターゲットセットを取得する。例示的な実施例では、スタック検出終了条件を満たすとは、新しいスタックターゲットセットを取得できないことを意味する。新しいスタックターゲットセットを取得できないとは、取得したスタックターゲットセットに含まれる各ターゲット以外の他のターゲットのうちのいずれかのターゲットを初期ターゲットとしても、初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットを取得できないことを意味する。例示的な実施例では、スタック検出終了条件を満たすことは、取得したスタックターゲットセット中の各ターゲット以外の他のターゲットの数が閾値未満であることであってもよい。閾値は、経験的に設定される。
【0065】
上記ステップ1~ステップ3に基づいて、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得した後、各スタックターゲットセットは、1つの初期ターゲット、及び、初期ターゲットに対応する、各レベルのスタックターゲットから構成される。1つのスタックターゲットセットにおいて、初期ターゲットに対応する、いずれかの第N(Nは、1以上の整数である)レベルのスタックターゲットは、少なくとも、初期ターゲットに対応する、ある第N-1レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たす。N=1の場合、初期ターゲットに対応する第N-1レベルのスタックターゲットは、初期ターゲット自体である。
【0066】
なお、以上は、少なくとも1つのターゲットに対してスタック検出を行い、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得する形態についての例示的な説明に過ぎず、本願の実施例は、これに限定されるものではない。
【0067】
少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得した後、各スタックターゲットセットのそれぞれに対応するスタック応答領域を取得する。1つの実現可能な実施形態では、1つのスタックターゲットセットに対応するスタック応答領域を取得する形態は、サムネイルマップにおける、1つのスタックターゲットセット中の少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域を合併し、1つのスタックターゲットセットに対応するスタック応答領域を取得することである。
【0068】
1つのスタックターゲットセット中のスタックされたターゲットのそれぞれは、サムネイルマップで、いずれもトリガー応答領域が対応しされており、サムネイルマップにおける、異なるスタックされたターゲットに対応するトリガー応答領域間は、交差領域が存在する可能性があり、1つのスタックターゲットセット中のスタックされたターゲットのそれぞれの、サムネイルマップにおける対応するトリガー応答領域を合併した後、この1つのスタックターゲットセットに対応する、スタック応答領域を取得する。なお、サムネイルマップにおけるターゲットに対応する、トリガー応答領域は、開発者によって予め設定されていてもよく、本願の実施例では、これについて限定しない。たとえば、サムネイルマップにおけるターゲットに対応するトリガー応答領域は、このターゲットの質量中心を中心とした、このターゲットの表示サイズ以上の矩形領域である。
【0069】
例示的には、図4に示すように、図4におけるターゲットa、ターゲットb、ターゲットc、及びターゲットdは、1つのスタックターゲットセットを構成し、サムネイルマップ41における、ターゲットa、ターゲットb、ターゲットc、及びターゲットdに対応するトリガー応答領域を合併することで、ターゲットa、ターゲットb、ターゲットc、及びターゲットdから構成されるスタックターゲットセットに対応するスタック応答領域411を取得する。
【0070】
上記プロセスによって、少なくとも1つのスタックターゲットセットのそれぞれに対応する、スタック応答領域を決定することができる。インタラクティブオブジェクトによる、少なくとも1つのスタックターゲットセットのそれぞれに対応する、スタック応答領域のうちの第1のスタック応答領域に対するトリガー操作が検出されると、インタラクティブオブジェクトが、この第1のスタック応答領域に対応するスタックターゲットセット中のあるスタックされたターゲットを選択したいことを意味する。この第1のスタック応答領域に対応するスタックターゲットセット中の各ターゲットが互いにスタックされたため、インタラクティブオブジェクトは、互いにスタックされたターゲットのうちのあるターゲットを、サムネイルマップで直接かつ正確に選択することは困難である。これに基づいて、本願の実施例では、サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令を取得すると、この第1のスタック応答領域に対応する、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする。第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイすることによって、インタラクティブオブジェクトが、ターゲットディスプレイメニューにおいてある、独立してディスプレイされたターゲットを正確に選択しやすくなる。
【0071】
ターゲットディスプレイメニューとは、スタック応答領域に対応するスタックされたターゲットのそれぞれを独立してディスプレイするためのメニューである。本願の実施例では、表示インタフェースにおけるターゲットディスプレイメニューの表示モード及び表示位置は、いずれも限定されない。例示的には、表示インタフェースにおけるターゲットディスプレイメニューの表示モードは、フローティングモードであり、表示インタフェースにおけるターゲットディスプレイメニューの表示位置は、サムネイルマップの上方位置である。なお、ターゲットディスプレイメニューは、他の表示モード及び他の位置で表示インタフェースに表示されてもよいが、本願の実施例では、具体的に説明しない。
【0072】
また、本願の実施例では、第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットを独立してディスプレイできる限り、第1のスタック応答領域に対応する、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする実施形態について限定しない。1つの実現可能な実施形態では、第1のスタック応答領域に対応する、少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする実施形態は、第1のスタック応答領域に対応する、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する表示階層を決定し、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する表示階層に基づいて、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイすることであってもよい。
【0073】
サムネイルマップには、各ターゲットの表示階層に基づいて各ターゲットが表示され、サムネイルマップにおける少なくとも2つのスタックされたターゲットの表示状態に応じて、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する、表示階層を決定することができる。1つの実現可能な実施形態では、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する表示階層に基づいて、少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイする形態は、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する、表示階層の高いものから低いものまで、または、低いものから高いものまでの順序で、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイすることである。これに基づいて、ターゲットディスプレイメニューにおける、少なくとも2つのスタックされたターゲットの表示視覚効果、インタラクティブオブジェクトの使用体験を向上させることに寄与する。
【0074】
例示的な実施例では、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する、表示階層の高いものから低いものまで、または、低いものから高いものまでの順序で、ターゲットディスプレイメニューに順に独立してディスプレイする形態は、ターゲットディスプレイメニューの形に関連し、たとえば、ターゲットディスプレイメニューの形が横リストである場合、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する、表示階層の高いものから低いものまで、または、低いものから高いものまでの順序で、ターゲットディスプレイメニューに、順に横に、独立してディスプレイする。ターゲットディスプレイメニューの形が縦リストである場合、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する、表示階層の高いものから低いものまで、または、低いものから高いものまでの順序で、ターゲットディスプレイメニューに、順に縦に、独立してディスプレイする。
【0075】
例示的な実施例では、少なくとも2つのスタックされたターゲットのうち、2つ以上のターゲットに対応する表示階層が同じであるときは、この2つ以上のターゲットを、ランダムな順序で、ターゲットディスプレイメニューに、順に、独立してディスプレイする。
【0076】
例示的な実施例では、サムネイルマップにおける1つのターゲットの表示サイズと、ターゲットディスプレイメニューにおけるこのターゲットの表示サイズとが同じであっても、異なっていてもよい。本願の実施例では、これについて限定しない。例示的には、ターゲットディスプレイメニューにおける1つのターゲットの表示サイズを、サムネイルマップにおけるこのターゲットの表示サイズより大きくすることで、ターゲットディスプレイメニューにおける、このターゲットのディスプレイ効果を向上させる。
【0077】
例示的には、図5に示すように、サムネイルマップ51における第1のスタック応答領域511に対するトリガー命令に従って、この第1のスタック応答領域511に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲット(ターゲットa、ターゲットb、ターゲットc、及びターゲットd)をターゲットディスプレイメニュー52に、独立してディスプレイする。ターゲットディスプレイメニュー52は、サムネイルマップ51の上方に位置する。
【0078】
ステップ203において、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、第1のターゲットを、選択ターゲットとして決定し、第1のターゲットは、少なくとも2つのスタックされたターゲットのうちの1つのターゲットである。
【0079】
第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットを、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイした後、インタラクティブオブジェクトは、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた、各ターゲットを選択することができる。ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令を取得すると、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされたこの第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、この第1のターゲットを、選択ターゲットとして決定する。第1のターゲットとは、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた各ターゲットのうちの1つのターゲット、すなわち、第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットのうちの1つのターゲットである。このとき、決定された選択ターゲットは、インタラクティブオブジェクトが本当に選択したいターゲットである。
【0080】
1つの実現可能な実施形態では、ステップ203を行う前に、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対する、トリガー命令を取得する必要がある。1つの実現可能な実施形態では、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対する、トリガー命令を取得する形態は、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー操作が検出されたことに応答して、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対する、トリガー命令を取得することであってもよい。ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー操作の種類は、開発者によって柔軟に設定されるが、本願の実施例では、これについて限定しない。例示的には、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー操作とは、ターゲットディスプレイメニューにおける、この第1のターゲットに対応する、トリガー応答領域に対するクリック操作である。
【0081】
例示的には、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー操作とは、初期トリガー点から、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対応する基準トリガー点まで、のスライド操作である。初期トリガー点とは、第1のスタック応答領域に対するトリガー操作に対応する、トリガー点であり、基準トリガー点とは、ターゲットディスプレイメニューにおける、第1のターゲットに対応する、トリガー応答領域内のいずれかのトリガー点である。つまり、初期トリガー点から、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対応する、基準トリガー点までのスライド操作が検出されたことに応答して、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令を取得する。
【0082】
例示的には、図6に示すように、ターゲットディスプレイメニュー61における、ターゲットディスプレイメニュー61に、独立してディスプレイされたターゲットcに対応する、トリガー応答領域611に対するクリック操作が検出されると、ターゲットディスプレイメニュー61に、独立してディスプレイされたターゲットcに対する、トリガー命令を取得する。
【0083】
例示的には、図7に示すように、スタック応答領域711は、サムネイルマップにおけるいずれかのスタック応答領域であり、スタック応答領域711に対するトリガー操作に対応する、初期トリガー点Aから、ターゲットディスプレイメニュー72に、独立してディスプレイされたターゲットcに対応する、基準トリガー点Bまでのスライド操作が検出されると、ターゲットディスプレイメニュー72に、独立してディスプレイされたターゲットcに対するトリガー命令を取得し、基準トリガー点Bは、ターゲットディスプレイメニュー72における、独立してディスプレイされたターゲットcに対応する、トリガー応答領域721における、いずれかのトリガー点である。
【0084】
1つの実現可能な実施形態では、第1のターゲットを、選択ターゲットとして決定した後で、ターゲットディスプレイメニューにおける選択ターゲットのディスプレイ状態を、第1の選択状態に調整し、サムネイルマップにおける、選択ターゲットの表示状態を、第2の選択状態に調整する。第1の選択状態は、選択ターゲットを、ターゲットディスプレイメニューにおいてハイライトするために用いられ、第2の選択状態は、選択ターゲットをサムネイルマップにおいてハイライトするために用いられる。状態の調整によって、どのターゲットが選択ターゲットであるかを、直感的にインタラクティブオブジェクトに通知することができる。
【0085】
第1の選択状態及び第2の選択状態は、経験的に設定されるか、適用シーンに応じて柔軟に調整されるが、本願の実施例では、これについて限定しない。第1の選択状態と第2の選択状態とは、同じでも、異なっていてもよい。例示的には、第1の選択状態及び第2の選択状態は、いずれも、規定された色を有する状態である。この場合、ターゲットディスプレイメニューにおける、選択ターゲットのディスプレイ状態を、第1の選択状態に調整することは、ターゲットディスプレイメニューにおける、選択ターゲットのディスプレイ色を、規定された色に調整することである。サムネイルマップにおける、選択ターゲットの表示状態を、第2の選択状態に調整することは、サムネイルマップにおける選択ターゲットの表示色を、規定された色に調整することである。本願の実施例では、選択ターゲットと他のターゲットとを直感的に区別できる限り、規定された色について限定しない。
【0086】
たとえば、図8に示すように、規定された色は、深い灰色であり、ターゲットcが選択ターゲットとして決定されると、ターゲットディスプレイメニュー81におけるターゲットcのディスプレイ色を深い灰色に調整し、サムネイルマップ82におけるターゲットcの表示色を深い灰色に調整する。
【0087】
なお、以上は、第1のターゲットを選択ターゲットとして決定した後で、選択ターゲットの状態を調整する、例示的な説明に過ぎず、本願の実施例は、これに限定されるものではない。例示的には、第1のターゲットを、選択ターゲットとして決定した後で、ターゲットディスプレイメニューにおける、選択ターゲットのディスプレイ状態を、そのまま維持し、サムネイルマップにおける、選択ターゲットの表示状態を、選択状態に調整してもよい。
【0088】
例示的には、選択ターゲットを決定するプロセスは、図9に示すように、まず、サムネイルマップに表示された、少なくとも1つのターゲットに対して、スタック検出を行い、スタックターゲットセットがあるか否かを判断する。スタックターゲットセットがない場合、サムネイルマップにおける、あるターゲットの、サムネイルマップにおけるトリガー応答領域に対するトリガー操作が検出されると、選択ターゲットとして直接に決定し、サムネイルマップにおける、選択ターゲットの表示状態を、選択状態に調整する。
【0089】
スタックターゲットセットがある場合、サムネイルマップにおけるスタックされたターゲットのトリガー応答領域を合併することによって、各スタックターゲットセットのそれぞれに対応する、スタック応答領域を決定する。あるスタック応答領域に対するトリガー操作が検出されると、スタック応答領域に対応する、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、ターゲットディスプレイメニューに、独立してディスプレイする。トリガー操作のトリガー点から、独立してディスプレイされた、あるターゲットに対応するトリガー点までのスライド操作が検出されると、選択ターゲットを決定し、サムネイルマップにおける、選択ターゲットの表示状態を選択状態に調整する。
【0090】
1つの実現可能な実施形態では、第1のターゲットを選択ターゲットとして決定した後、ターゲットディスプレイメニューの非表示命令に従って、ターゲットディスプレイメニューを非表示するステップ、をさらに含む。1つの実現可能な実施形態では、ターゲットディスプレイメニューの非表示命令は、ターゲットディスプレイメニューに対する非表示操作に基づいて取得され、本願の実施例では、ターゲットディスプレイメニューに対する非表示操作について、限定しない。例示的には、ターゲットディスプレイメニューの横に非表示ボタンが表示され、非表示ボタンに対するトリガー操作をターゲットディスプレイメニューに対する非表示操作とする。
【0091】
例示的には、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー操作を、第1のスタック応答領域に対するトリガー操作に対応する初期トリガー点から独立してディスプレイされた第1のターゲットに対応する基準トリガー点までのスライド操作とする場合、ターゲットディスプレイメニューに対する非表示操作は、スライド終了操作を指す。たとえば、スライド操作中において、指が常にスクリーンに接触すれば、スライド終了操作とは、指がスクリーンから離れる操作、すなわち、指解放操作である。
【0092】
例示的な実施例では、ターゲットディスプレイメニューを非表示する前に、サムネイルマップにおける、選択ターゲットの表示状態を第2の選択状態に調整した場合、ターゲットディスプレイメニューを非表示した後で、サムネイルマップにおける、選択ターゲットの表示状態は、第2の選択状態のままである。たとえば、図10に示すように、第2の選択状態が規定された色の状態であり、規定された色が深い灰色であると、ターゲットディスプレイメニューを非表示した後、サムネイルマップ101における選択ターゲットcの表示色は、深い灰色のままである。
【0093】
1つの実現可能な実施形態では、第1のターゲットを選択ターゲットとして決定した後、選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作を表示するステップと、少なくとも1つの候補操作のうちの基準操作に対する選択命令に従って、基準操作を行うステップと、をさらに含む。選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作とは、選択ターゲットに対応する、実行可能な操作である。異なるターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作は、同じであっても、異なっていてもよく、本願の実施例では、これについて限定しない。
【0094】
選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作は、経験的に設定されるか、実際の状況に応じて柔軟に調整されるが、本願の実施例では、これについて限定しない。例示的な実施例では、選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作は、選択ターゲットの種類に関連する。
【0095】
例示的には、選択ターゲットの種類が仮想オブジェクトアバターである場合、選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作は、選択ターゲットに対応する仮想オブジェクトを攻撃する操作、選択ターゲットに対応する仮想オブジェクトにメッセージを送信する操作、表示画面を選択ターゲットに対応する仮想オブジェクト付近の仮想環境をディスプレイするための表示画面に切り替える操作、などを含むが、これらに限定されない。例示的な実施例では、選択ターゲットの種類が仮想オブジェクトアバターである場合、選択ターゲットが当方の仮想オブジェクトに対応するターゲットであり、又は、選択ターゲットが相手先の仮想オブジェクトに対応するターゲットであるの異なる場合、選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作も異なる。
【0096】
例示的には、選択ターゲットの種類が仮想建物アイコンである場合、選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作は、選択ターゲットに対応する仮想建物を破壊する操作、端末にログインしているアカウントによって制御される仮想オブジェクトを選択ターゲットに対応する仮想建物に移動させて非表示する操作、などを含むが、これらに限定されない。
【0097】
例示的には、選択ターゲットの種類が実際の生物アイコンである場合、選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作は、表示画面を選択ターゲットに対応する実際の生物付近の実環境をディスプレイするための表示画面に切り替える操作、選択ターゲットに対応する実際の生物の相関情報をポップアップして表示する操作、などを含むが、これらに限定されない。例示的には、選択ターゲットの種類が実際の建物である場合、選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作は、表示画面を、選択ターゲットに対応する実際の建物付近の実環境をディスプレイするための表示画面に切り替える操作、選択ターゲットに対応する実際の建物の相関情報をポップアップして表示する操作などを含むが、これらに限定されない。
【0098】
少なくとも1つの候補操作のうちの基準操作に対する選択命令を取得すると、この基準操作に対するトリガー命令に従って、この基準操作を行う。たとえば、選択ターゲットの種類が仮想オブジェクトアバターである場合、選択ターゲットに対応する仮想オブジェクトを攻撃するという基準操作に対するトリガー命令を取得すると、選択ターゲットに対応する仮想オブジェクトを攻撃する。
【0099】
なお、以上は、第1のターゲットを選択ターゲットとして決定した後で、基準操作を行う、例示的な実施形態にすぎず、本願の実施例はこれに限定されるものではない。例示的には、基準操作は、選択ターゲットに対応するデフォルト操作であってもよく、この場合、このデフォルト操作を直接実行する。
【0100】
本願の実施例では、スタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットを、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイすることによって、サムネイルマップにおけるターゲットがスタックされていると、遮蔽されたターゲットを正確に選択できない、という問題を解決することができ、決定された選択ターゲットは、インタラクティブオブジェクトが、本当に選択したいターゲットである。
【0101】
本願の実施例では、スタック応答領域に対するトリガー命令に従って、スタック応答領域に対応するスタックされたターゲットのそれぞれを、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイし、さらに、独立してディスプレイされたターゲットのうちのトリガーされたターゲットを、選択ターゲットとして決定する。このプロセスでは、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされたターゲットを正確に選択することができ、それにより、独立してディスプレイされたターゲットのうちのトリガーされたターゲットを選択ターゲットとして決定する精度が高くなる。
【0102】
図11を参照すると、本願の実施例は、選択ターゲットを決定する装置を提供し、この装置は、
少なくとも1つのターゲットが表示されたサムネイルマップを表示するための表示ユニット1101と、
サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令に従って、第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイするために用いられ、第1のスタック応答領域は、サムネイルマップにおける、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域の合併領域である、ディスプレイユニット1102と、
ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされた第1のターゲットに対するトリガー命令に従って、第1のターゲットを選択ターゲットとして決定するために用いられ、第1のターゲットは、少なくとも2つのスタックされたターゲットのうちの1つのターゲットである、決定ユニット1103と、を含む。
【0103】
1つの実現可能な実施形態では、図12を参照すると、この装置は、
少なくとも1つのターゲットに対してスタック検出を行い、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得するために用いられ、1つのスタックターゲットセットは、少なくとも2つのスタックされたターゲットを含む、検出ユニット1104と、
サムネイルマップにおける、1つのスタックターゲットセット中の少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応するトリガー応答領域を合併し、1つのスタックターゲットセットに対応するスタック応答領域を取得するための、合併ユニット1105と、
少なくとも1つのスタックターゲットセットのそれぞれに対応するスタック応答領域のうちの第1のスタック応答領域に対するトリガー操作が検出されたことに応答して、サムネイルマップにおける第1のスタック応答領域に対するトリガー命令を取得するための取得ユニット1106と、をさらに含む。
【0104】
1つの実現可能な実施形態では、検出ユニット1104は、さらに、少なくとも1つのターゲットからいずれかのターゲットを初期ターゲットとして選択し、初期ターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットがあることに応答して、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットを、初期ターゲットに対応する第1レベルのスタックターゲットとし、初期ターゲット、及び初期ターゲットに対応する各1レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがあることに応答して、初期ターゲット、及び初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲット以外の他のターゲットのうち、初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットがなくなるまで、初期ターゲットに対応する上位レベルのスタックターゲットとスタック条件を満たすターゲットを初期ターゲットに対応する下位レベルのスタックターゲットとし、初期ターゲット、及び初期ターゲットに対応する各レベルのスタックターゲットに基づいて、1つのスタックターゲットセットを取得し、取得したスタックターゲットセットに含まれる各ターゲット以外の他のターゲットのうち、いずれかのターゲットを選択して、更新後の初期ターゲットとし、スタック検出終了条件を満たすまで、スタックターゲットセットの取得を継続して、少なくとも1つのスタックターゲットセットを取得するために用いる。
【0105】
1つの実現可能な実施形態では、検出ユニット1104は、さらに、第2のターゲットと初期ターゲットとの距離が基準数値未満であることに応答して、第2のターゲットを、初期ターゲットとスタック条件を満たすターゲットとして決定するために用いられ、基準数値は、サムネイルマップにおける第2のターゲットの表示半径と、サムネイルマップにおける初期ターゲットの表示半径との和であり、第2のターゲットは、初期ターゲット以外の他のターゲットのうちのいずれかのターゲットである。
【0106】
1つの実現可能な実施形態では、取得ユニット1106は、さらに、初期トリガー点から第1のターゲットに対応する基準トリガー点までのスライド操作が検出されたことに応答して、第1のターゲットに対するトリガー命令を取得するために用いられる。初期トリガー点は、第1のスタック応答領域に対するトリガー操作に対応するトリガー点であり、基準トリガー点は、ターゲットディスプレイメニューにおける第1のターゲットに対応するトリガー応答領域内のいずれかのトリガー点である。
【0107】
1つの実現可能な実施形態では、決定ユニット1103は、さらに、第1のスタック応答領域に対応する少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する表示階層を決定するために用いられる。ディスプレイユニット1102は、さらに、少なくとも2つのスタックされたターゲットのそれぞれに対応する表示階層に基づいて、少なくとも2つのスタックされたターゲットを、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイするために用いられる。
【0108】
1つの実現可能な実施形態では、図12を参照すると、この装置は、ターゲットディスプレイメニューにおける、選択ターゲットの表示状態を第1の選択状態に調整し、サムネイルマップにおける、選択ターゲットのディスプレイ状態を第2の選択状態に調整するための調整ユニット1107、をさらに含む。
【0109】
1つの実現可能な実施形態では、図12を参照すると、この装置は、ターゲットディスプレイメニューの非表示命令に従って、ターゲットディスプレイメニューを非表示するための非表示ユニット1108、をさらに含む。
【0110】
1つの実現可能な実施形態では、表示ユニット1101は、さらに、選択ターゲットに対応する少なくとも1つの候補操作を表示するために用いられる。図12を参照すると、この装置は、少なくとも1つの候補操作のうちの基準操作に対する選択命令に従って、基準操作を行うための実行ユニット1109、をさらに含む。
【0111】
本願の実施例では、スタック応答領域に対するトリガー命令に従って、スタック応答領域に対応するスタックされたターゲットのそれぞれをターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイし、さらに、独立してディスプレイされたターゲットのうちのトリガーされたターゲットを選択ターゲットとして決定する。このプロセスでは、ターゲットディスプレイメニューに独立してディスプレイされたターゲットを正確に選択でき、独立してディスプレイされたターゲットのうちのトリガーされたターゲットを選択ターゲットとして決定する正確さが高くなる。
【0112】
なお、上記実施例に係る装置は、その機能を実現する場合、上記各機能ユニットの分割を例に挙げて説明するが、実際の応用においては、必要に応じて、上記機能を異なる機能ユニットに割り当てて行うことができる。すなわち、装置の内部構造を異なる機能ユニットに分割することにより、以上に説明した全て又は一部の機能を行う。また、上記実施例に係る装置と方法の実施例は、同じ構想に属し、その具体的な実現過程は、方法の実施例を詳細に参照し、ここでは説明を省略する。
【0113】
図13は、本願の実施例に係る選択ターゲットを決定する機器の構造概略図である。この機器は、スマートフォン、タブレットPC、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、プレーヤー、ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループオーディオレイヤー3)プレーヤー、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、プレーヤー、ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループオーディオレイヤー4)プレーヤー、ノートパソコン、又はデスクトップパソコン、などの端末であってもよい。端末は、さらに、ユーザ装置、携帯端末、ラップトップ型端末、及びデスクトップ型端末、等の他の名称で呼ばれることもある。
【0114】
通常、端末は、プロセッサ1301及びメモリ1302を含む。
【0115】
プロセッサ1301は、4コアプロセッサ、8コアプロセッサ、等の1つ又は複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ1301は、DSP(Digital Signal Processing、デジタル信号処理)、FPGA(Field-Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、及びPLA(Programmable Logic Array、プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも1種のハードウェア形態を採用して実現できる。プロセッサ1301は、さらに、メインプロセッサ及びコプロセッサを含んでもよく、メインプロセッサは、ウェイク状態のデータを処理することに用いられるプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit、中央処理ユニット)とも呼ばれる。コプロセッサは、待機状態でのデータを処理することに用いられる低電力プロセッサである。いくつかの実施例では、プロセッサ1301にはGPU(Graphics Processing Unit、グラフィックス処理ユニット)が集積されてもよく、GPUは、ディスプレイパネルに表示される必要がある内容のレンダリング及び描画を担うことに用いられる。いくつかの実施例では、プロセッサ1301は、さら、にAI(Artificial Intelligence、人工知能)プロセッサを含んでもよく、該AIプロセッサは、機械学習に関連する計算操作を処理することに用いられる。
【0116】
メモリ1302は、1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでもよく、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、非一時的であってもよい。メモリ1302は、さらに、高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリを含んでもよく、たとえば、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、及びフラッシュ記憶装置である。いくつかの実施例では、メモリ1302における非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、少なくとも1つの命令を記憶することに用いられ、該少なくとも1つの命令は、プロセッサ1301によって実行されて、本願の方法の実施例に係る選択ターゲットの決定方法を実現することに用いられる。
【0117】
いくつかの実施例では、端末は、好ましくは、周辺機器インタフェース1303及び少なくとも1つの周辺装置を含んでもよい。プロセッサ1301と、メモリ1302と、周辺機器インタフェース1303との間は、バス又は信号線を介して接続されてもよい。各周辺装置は、バス、信号線、又は回路基板を介して、周辺機器インタフェース1303に接続されてもよい。具体的には、周辺装置は、RF回路1304、ディスプレイパネル1305、カメラコンポーネント1306、オーディオ回路1307、位置決めコンポーネント1308、及び電源1309のうちの少なくとも1種を含む。
【0118】
周辺機器インタフェース1303は、I/O(Input/Output、入力/出力)に関連する少なくとも1つの周辺装置をプロセッサ1301及びメモリ1302に接続することに用いられ得る。いくつかの実施例では、プロセッサ1301、メモリ1302、及び周辺機器インタフェース1303は、同一チップ又は回路基板に集積され、いくつかの他の実施例では、プロセッサ1301、メモリ1302、及び周辺機器インタフェース1303のうちの任意の1つ又は2つは、単独のチップ又は回路基板上で実現でき、本実施例ではこれを限定しない。
【0119】
RF回路1304は、RF(Radio Frequency、高周波)信号を送受信することに用いられ、この高周波信号は、電磁信号とも呼ばれる。RF回路1304は、電磁信号により、通信ネットワーク及び他の通信機器と通信を行う。RF回路1304は、電気信号を電磁信号に変換して送信したり、受信された電磁信号を電気信号に変換したりする。好ましくは、RF回路1304は、アンテナシステム、RFトランシーバ、1つ又は複数の増幅器、チューナー、発振器、デジタル信号プロセッサ、コーデックチップセット、ユーザ識別モジュールカード、などを含む。RF回路1304は、少なくとも1つの無線通信プロトコルにより、他の端末と通信することができる。該無線通信プロトコルは、メトロポリタンエリアネットワーク、各世代移動通信ネットワーク(2G、3G、4G、及び5G)、無線ローカルエリアネットワーク、及び/又は、WiFi(Wireless Fidelity、ワイヤレスフィデリティ)ネットワークを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施例では、RF回路1304は、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)に関する回路を含んでもよく、本願はこれを限定しない。
【0120】
ディスプレイパネル1305は、UI(User Interface、ユーザインタフェース)を表示するために用いられる。該UIは、図形、テキスト、アイコン、ビデオ、及び、これらの任意の組み合わせを含んでもよい。ディスプレイパネル1305がタッチディスプレイパネルである場合、ディスプレイパネル1305は、ディスプレイパネル1305の表面又は表面の上方のタッチ信号を収集する能力も有する。該タッチ信号は、制御信号としてプロセッサ1301に入力されて、処理されてもよい。この場合、ディスプレイパネル1305は、ソフトボタン及び/又はソフトキーボードとも呼ばれる、仮想ボタン及び/又は仮想キーボードを提供するために用いられてもよい。いくつかの実施例では、ディスプレイパネル1305は、1つであってもよく、端末のフロントパネルに設けられてもよい。別のいくつかの実施例では、ディスプレイパネル1305は、少なくとも2つであってもよく、それぞれ端末の異なる表面に設けられたり、折り畳まれるように設計されたりしてもよい。他のいくつかの実施例では、ディスプレイパネル1305は、端末の湾曲面又は折り畳み面に設けられるフレキシブルなディスプレイパネルであってもよい。ひいては、ディスプレイパネル1305は、非矩形の不規則な図形、即ち、異形ディスプレイに設けられてもよい。ディスプレイパネル1305は、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)、OLED(Organic Light-Emitting Diode、有機発光ダイオード)、などの材質で製造されてもよい。
【0121】
カメラコンポーネント1306は、画像又はビデオを収集するために用いられる。好ましくは、カメラコンポーネント1306は、フロントカメラとリアカメラとを含む。一般的に、フロントカメラは、端末のフロントパネルに設けられ、リアカメラは、端末の裏に設けられる。いくつかの実施例で、リアカメラは、少なくとも2つあり、それぞれメインカメラ、デプスカメラ、広角カメラ、望遠カメラのうちの任意の1種類である。これにより、メインカメラ及びデプスカメラを組み合わせて実現される背景ボケの機能、メインカメラ及び広角カメラを組み合わせて実現されるパノラマ撮影、及びVR(Virtual Reality、仮想現実)撮影の機能、又はその他の組み合わせ撮影の機能を実現する。いくつかの実施例では、カメラコンポーネント1306は、フラッシュをさらに含んでもよい。フラッシュは、単色フラッシュであってもよいし、二色フラッシュであってもよい。二色フラッシュは、暖色光フラッシュと冷色光フラッシュとの組み合わせを指し、異なる色温度での光の補償に用いることができる。
【0122】
オーディオ回路1307は、マイクロホン及びスピーカーを含んでもよい。マイクロホンは、ユーザ及び環境の音波を収集し、音波を電気信号に変換し、処理のためにプロセッサ1301に入力するか、又は、音声通信を実現するためにRF回路1304に入力する。マイクロホンは、ステレオ収集又はノイズ低減のために、複数であってもよく、端末の異なる部位にそれぞれ設けられてもよい。マイクロホンは、アレイマイクロホン又は全方向採取型マイクロホンであってもよい。スピーカーは、プロセッサ1301又はRF回路1304からの電気信号を音波に変換する。スピーカーは、従来のフィルムスピーカーであってもよいし、圧電セラミックスピーカーであってもよい。スピーカーが圧電セラミックスピーカーである場合には、電気信号を人間に聞こえる音波に変換できるだけでなく、距離測定などの用途のために、電気信号を人間に聞こえない音波に変換できる。いくつかの実施例では、オーディオ回路1307は、イヤホンジャックをさらに含んでもよい。
【0123】
位置決めコンポーネント1308は、ナビゲーション又はLBS(Location Based Service、位置情報サービス)を実現するために、端末の現在の地理的位置を測位する。位置決めコンポーネント1308は、米国のGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)、中国の北斗システム、ロシアのグロナスシステム、又は欧州連合のガリレオシステムに基づく、位置決めコンポーネントであってもよい。
【0124】
電源1309は、端末内の各コンポーネントに電力を供給する。電源1309は、交流電力、直流電力、一次電池、又は充電式電池であってもよい。電源1309に充電式電池が含まれる場合、該充電式電池は、有線充電又は無線充電をサポートしてもよい。該充電式電池は、迅速充電技術をサポートするために用いられてもよい。
【0125】
いくつかの実施例では、端末は、1つ又は複数のセンサ1310をさらに含む。該1つ又は複数のセンサ1310は、加速度センサ1311、ジャイロセンサ1312、圧力センサ1313、指紋センサ1314、光学センサ1315、及び近接センサ1316を含むが、これらに限定されない。
【0126】
加速度センサ1311は、端末で確立された座標系の3つの座標軸上の加速度の大きさを検出することができる。例えば、加速度センサ1311は、重力加速度の3つの座標軸の成分を検出するために用いられてもよい。プロセッサ1301は、加速度センサ1311で収集された重力加速度信号に基づいて、ディスプレイパネル1305が横ビュー又は縦ビューでユーザ画面の表示を行うように制御してもよい。加速度センサ1311は、ゲーム又はユーザの運動データの収集に用いられてもよい。
【0127】
ジャイロセンサ1312は、端末の機体の方向及び回転角度を検出することができる。ジャイロセンサ1312は、加速度センサ1311と協働して、端末に対するユーザの3D動作を収集することができる。プロセッサ1301は、ジャイロセンサ1312で収集されたデータに基づいて、動作感知(例えば、ユーザの傾き操作に応じてUIを変更する)、撮影時の画像安定化、ゲーム制御、及び慣性航法の機能を実現することができる。
【0128】
圧力センサ1313は、端末のサイドフレーム及び/又はディスプレイパネル1305の下層に設けられてもよい。圧力センサ1313は、端末のサイドフレームに設けられる場合、端末に対するユーザの把持信号を検出することができる。プロセッサ1301は、圧力センサ1313で収集された把持信号に基づいて、左右手の識別又はショートカット操作を行う。圧力センサ1313がディスプレイパネル1305の下層に設けられる場合、プロセッサ1301は、ディスプレイパネル1305に対するユーザの圧力操作に基づいて、UI上の操作可能なコントロールへの制御を実現する。操作可能なコントロールは、ボタンコントロール、スクロールバーコントロール、アイコンコントロール、メニューコントロールのうちの少なくとも1種類を含む。
【0129】
指紋センサ1314は、ユーザの指紋を収集することに用いられ、プロセッサ1301は、指紋センサ1314によって収集された指紋に応じてユーザの身元を認識し、又は、指紋センサ1314は、収集した指紋に応じてユーザの身元を認識する。ユーザの身元が信頼できる身元であると認識した場合、プロセッサ1301は、該ユーザによる関連機密操作の実行を許可し、該機密操作は、スクリーンアンロック、暗号化情報確認、ソフトウェアダウンロード、支払い、及び設定変更、等を含む。指紋センサ1314は、端末の正面、裏面、又は側面に設置されてもよい。端末に物理キー又はメーカーLogoが設置される場合、指紋センサ1314は、物理キー又はメーカーLogoと一体に集積できる。
【0130】
光学センサ1315は、環境光強度を収集することに用いられる。1つの実施例では、プロセッサ1301は、光学センサ1315によって収集された環境光強度に応じて、ディスプレイパネル1305の表示輝度を制御できる。具体的には、環境光強度が高い場合、ディスプレイパネル1305の表示輝度を高く調整し、環境光強度が低い場合、ディスプレイパネル1305の表示輝度を低く調整する。別の実施例では、プロセッサ1301は、さらに、光学センサ1315によって収集された環境光強度に応じて、カメラコンポーネント1306の撮影パラメータを動的に調整できる。
【0131】
近接センサ1316は、距離センサとも呼ばれ、通常、端末のフロントパネルに設置される。近接センサ1316は、ユーザと端末の正面の間の距離を収集することに用いられる。1つの実施例では、近接センサ1316で、ユーザと端末の正面の間の距離が徐々に小さくなることが検出された場合、プロセッサ1301は、ディスプレイパネル1305を点灯状態から消灯状態に切り替えるように制御し、近接センサ1316で、ユーザと端末の正面の間の距離が徐々に大きくなることが検出された場合、プロセッサ1301は、ディスプレイパネル1305を消灯状態から点灯状態に切り替えるように制御する。
【0132】
図13に示した構造は、端末1300を限定するものではなく、図示したものより多く、又は、少ないコンポーネントを含んでもよく、幾つかのコンポーネントを組み合わせてもよく、様々なコンポーネント配置を利用してもよいことは、当業者であれば理解されるべきである。
【0133】
例示的な実施例では、コンピュータ機器を提供し、このコンピュータ機器は、プロセッサ及びメモリを含み、このメモリに少なくとも1つのプログラムコードが記憶されている。この少なくとも1つのプログラムコードが、1つ以上のプロセッサによりロードされて実行されると、このコンピュータ機器に、上記のいずれかの選択ターゲットの決定方法を実現させる。
【0134】
例示的な実施例では、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、この非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に少なくとも1つのプログラムコードが記憶されており、この少なくとも1つのプログラムコードがコンピュータ機器のプロセッサによりロードされて、実行されると、コンピュータに、上記のいずれかの選択ターゲットの決定方法を実現させる。
【0135】
1つの実現可能な実施形態において、上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、コンパクトディスク(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、及び光データ記憶装置、等であってもよい。
【0136】
例示的な実施例においては、さらに、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。コンピュータ機器のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサが、該コンピュータ命令を実行することにより、該コンピュータ機器は、上記いずれかの選択ターゲットの決定方法を実行する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」、等は類似の対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は前後順序を説明するためのものではない。このように使用されたデータは、適切な状況で交換することができ、ここで説明された本出願の実施例は、ここで図示されるか又は説明されたもの以外の順序で実施することができることを理解すべきである。以上の例示的な実施例に記述された実施形態は、本出願に一致する全ての実施形態を表すものではない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に詳述された、本出願のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例に過ぎない。
理解すべきこととして、本明細書で言及された「複数」は、2つ又は2つ以上を指す。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在することができることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する場合、A及びBの両方が存在する場合、Bが単独で存在するという3つの場合を示すことができる。文字の符号「/」は、一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」関係であることを示す。
【0137】
以上の記載は、本出願の例示的な実施例に過ぎず、本出願を限定するものではなく、本出願の精神及び原則内で行われた、いかなる修正、同等置換、改善、等は、いずれも本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13