(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-02
(45)【発行日】2024-05-14
(54)【発明の名称】ルート設定方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 40/02 20090101AFI20240507BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20240507BHJP
H04W 76/12 20180101ALI20240507BHJP
H04L 45/00 20220101ALI20240507BHJP
【FI】
H04W40/02
H04W92/24
H04W76/12
H04L45/00
(21)【出願番号】P 2023504172
(86)(22)【出願日】2021-07-16
(86)【国際出願番号】 CN2021106823
(87)【国際公開番号】W WO2022017288
(87)【国際公開日】2022-01-27
【審査請求日】2023-02-27
(31)【優先権主張番号】202010720012.7
(32)【優先日】2020-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】朱 ▲強▼▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲漢▼成
【審査官】石田 信行
(56)【参考文献】
【文献】Huawei, HiSilicon,Clarify the VLAN configuration on NW-TT,3GPP TSG SA WG2 #138e S2-2003079,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_138e_Electronic/Docs/S2-2003079.zip>,2023年04月23日
【文献】Huawei, HiSilicon,Definition for TSC traffic forwarding rule,3GPP TSG SA WG2 #135 S2-1908976,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_135_Split/Docs/S2-1908976.zip>,2019年10月18日
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,Vertical_LAN 5GLAN related CR for non-FASMO corrections,3GPP TSG SA WG2 #137e S2-2002557,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_137e_Electronic/Docs/S2-2002557.zip>,2020年02月27日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 ー 99/00
H04B 7/24 ー 7/26
H04L 45/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルート設定方法であって、前記方法は、
セッション管理ネットワーク要素によって、第1のポートの仮想ローカルエリアネットワークVLAN情報を取得するステップであって、前記第1のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の、第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートであり、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素は、前記第1の端末にサービスするユーザプレーンネットワーク要素である、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1のポートの前記VLAN情報に基づいて第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を生成するステップであって、前記第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第1のパケットは、前記第1のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信された前記第1の端末のアップリンクパケットであり、前記第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第2のパケットは、前記第1のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって前記第1の端末に送信されるダウンリンクパケットである、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1のルーティング情報および前記第2のルーティング情報を前記第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するステップと
を含む、ルート設定方法。
【請求項2】
前記第1のポートの前記VLAN情報は、以下の、前記第1のポートのデフォルト仮想ローカルエリアネットワーク識別子VID、前記第1のポートの許可されたVIDリスト、または前記第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項1に記載のルート設定方法。
【請求項3】
前記第1のルーティング情報は、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストとを含み、
前記第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のパケットがVIDを搬送しないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項2に記載のルート設定方法。
【請求項4】
前記第1のルーティング情報は、前記第1ポートの前記デフォルトVIDを含み、
前記第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のパケットがVIDを搬送しないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
前記第1のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
前記第1のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項2に記載のルート設定方法。
【請求項5】
前記第2のルーティング情報は、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストと、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストとを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートを介して前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含むとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項2乃至4のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項6】
前記第2のルーティング情報は、前記第1ポートの前記デフォルトVIDを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項2乃至4のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項7】
前記第2のルーティング情報は、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストとを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第1のポートを介して前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項2乃至4のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項8】
セッション管理ネットワーク要素によって、第1のポートのVLAN情報を取得する前記ステップは、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1の端末のVLAN情報を取得するステップであって、前記第1の端末の前記VLAN情報は、以下のVLANパラメータ、すなわち、インターフェースモード、サービスプロバイダタグS-TAG、許可されたVIDリスト、デフォルトVID、またはタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含み、前記インターフェースモードは、アクセスタイプ、トランクタイプ、またはハイブリッドタイプを含む、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1の端末の前記VLAN情報に基づいて前記第1のポートの前記VLAN情報を決定するステップと
を含む請求項1乃至7のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項9】
前記第1の端末の前記VLAN情報は、第1のアクション表示をさらに含み、前記第1のアクション表示は、前記第1の端末によって送信されたアップリンクパケットおよび/または前記第1の端末に送信されるダウンリンクパケットに対する動作を示し、前記動作は、以下の、
前記アップリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記アップリンクパケットに付加すること、
前記ダウンリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
前記第1のポートの前記デフォルトVIDまたは前記第1のポートの前記タグなしのVIDリスト内のVIDを前記ダウンリンクパケットから除去すること、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストに基づいて、前記アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストに基づいて、前記ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストに基づいて、前記アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストに基づいて、前記ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
前記アップリンクパケットに前記S-TAGを付加することをスキップすること、
前記ダウンリンクパケットから前記S-TAGを除去することをスキップすること、
前記アップリンクパケットに前記S-TAGを付加すること、または
前記ダウンリンクパケットから前記S-TAGを除去すること
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項8に記載のルート設定方法。
【請求項10】
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1の端末のVLAN情報を取得する前記ステップは、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1の端末、認証サーバ、データ管理ネットワーク要素、および/またはポリシー制御機能ネットワーク要素から、前記第1の端末の前記VLAN情報を取得するステップ
を含む請求項8または9に記載のルート設定方法。
【請求項11】
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1の端末の前記VLAN情報に基づいて前記第1のポートの前記VLAN情報を決定する前記ステップは、
前記第1の端末の前記VLAN情報が前記デフォルトVIDを含むとき、前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記デフォルトVIDを、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと決定するステップ、または
前記第1の端末の前記VLAN情報が前記デフォルトVIDを含まず、前記第1の端末の前記VLAN情報が前記許可されたVIDリストを含むとき、前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内のあらかじめ設定された条件を満たすVIDを、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと決定するステップであって、前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の前記あらかじめ設定された条件を満たす前記VIDは、
前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の最初のVID、
前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の最後のVID、
前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の最高の優先度を有するVID、もしくは
前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の最低の優先度を有するVID
を含む、ステップ
を含む請求項8乃至10のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストと、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストとを取得するステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストに基づいて第3のルーティング情報を生成するステップであって、前記第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第3のパケットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素からの前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストに基づいて第4のルーティング情報を生成するステップであって、前記第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第4のパケットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって前記第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第3のルーティング情報および前記第4のルーティング情報を前記第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するステップと
をさらに含む請求項1乃至11のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項13】
前記方法は、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストと、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストとを取得するステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素上の前記様々なPDUセッションに対応する前記ポートの前記許可されたVIDリストの和集合を、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストとして使用するステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素上の前記様々なPDUセッションに対応する前記ポートの前記許可されたVIDリストの和集合を、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストとして使用するステップと
をさらに含む請求項12に記載のルート設定方法。
【請求項14】
前記第3のルーティング情報が、第3のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第3のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第3のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第3のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第3のパケットを受け入れるべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項12または13に記載のルート設定方法。
【請求項15】
前記第4のルーティング情報が、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを処理するべきであることを示すことは、以下の、
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第4のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第4のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第4のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第4のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項12乃至14のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項16】
前記方法は、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストに基づいて第5のルーティング情報を生成するステップであって、前記第5のルーティング情報は、第5のパケットを処理するために前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第5のパケットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって前記第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストに基づいて第6のルーティング情報を生成するステップであって、前記第6のルーティング情報は、第6のパケットを処理するために前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第6のパケットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素からの前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第5のルーティング情報および前記第6のルーティング情報を前記第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信するステップと
をさらに含む請求項12乃至15のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項17】
前記第5のルーティング情報が、第5のパケットを処理するために前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第5のルーティング情報は、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素が前記第5のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第5のルーティング情報は、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素が前記第5のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項16に記載のルート設定方法。
【請求項18】
前記第6のルーティング情報が、第6のパケットを処理するために前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第6のルーティング情報は、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素が前記第6のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第6のルーティング情報は、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素が前記第6のパケットを受け入れるべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項16または17に記載のルート設定方法。
【請求項19】
前記方法は、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、第4のポートのVLAN情報を取得するステップであって、前記第4のポートは、データネットワークに接続される前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されるポートである、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第4のポートの前記VLAN情報に基づいて第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を生成するステップであって、前記第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第7のパケットは、前記第4のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、前記第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第8のパケットは、前記第4のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって送信されるパケットである、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素によって、前記第7のルーティング情報および前記第8のルーティング情報を前記第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するステップと
をさらに含む請求項1乃至18のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項20】
ルート設定方法であって、前記方法は、
第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、セッション管理ネットワーク要素により送信された第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を受信するステップであって、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1の端末にサービスし、前記第1のルーティング情報および前記第2のルーティング情報は、第1のポートのVLAN情報に基づいて生成され、前記第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第1のパケットは、前記第1のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信された前記第1の端末のアップリンクパケットであり、前記第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第2のパケットは、前記第1のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって前記第1の端末に送信されるダウンリンクパケットであり、前記第1のポートは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素上の、前記第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートである、ステップと、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、前記第1のルーティング情報および前記第2のルーティング情報を記憶するステップと
を含む、ルート設定方法。
【請求項21】
前記第1のポートの前記VLAN情報は、以下の、前記第1のポートのデフォルト仮想ローカルエリアネットワーク識別子VID、前記第1のポートの許可されたVIDリスト、または前記第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項20に記載のルート設定方法。
【請求項22】
前記第1のルーティング情報は、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストとを含み、
前記第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のパケットがVIDを搬送しないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
前記第1のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第1のパケットにおいて搬送された前記VIDを含むとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
前記第1のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第1のパケットにおいて搬送された前記VIDを含まないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項21に記載のルート設定方法。
【請求項23】
前記第1のルーティング情報は、前記第1ポートの前記デフォルトVIDを含み、
前記第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のパケットがVIDを搬送しないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
前記第1のパケットがVIDを搬送し、前記第1のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
前記第1のパケットがVIDを搬送し、前記第1のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項21に記載のルート設定方法。
【請求項24】
前記第2のルーティング情報は、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストと、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストとを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第2のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
前記第2のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含み、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートを介して前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
前記第2のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含み、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含むとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項21乃至23のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項25】
前記第2のルーティング情報は、前記第1ポートの前記デフォルトVIDを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項21乃至23のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項26】
前記第2のルーティング情報は、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストとを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第1のポートを介して前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項21乃至23のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項27】
前記方法は、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、前記セッション管理ネットワーク要素により送信された第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を受信するステップであって、前記第3のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて生成され、前記第4のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて生成され、前記第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第3のパケットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素からの前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、前記第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第4のパケットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって前記第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである、ステップと、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、前記第3のルーティング情報および前記第4のルーティング情報を記憶するステップと
をさらに含む、請求項20乃至26のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項28】
前記第3のルーティング情報が、第3のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第3のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第3のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第3のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第3のパケットを受け入れるべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項27に記載のルート設定方法。
【請求項29】
前記第4のルーティング情報が、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを処理するべきであることを示すことは、以下の、
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第4のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第4のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第4のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第4のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項27または28に記載のルート設定方法。
【請求項30】
前記方法は、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、前記セッション管理ネットワーク要素により送信された第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を受信するステップであって、前記第7のルーティング情報および前記第8のルーティング情報は、第4のポートのVLAN情報に基づいて生成され、前記第4のポートは、データネットワークに接続される前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されるポートであり、前記第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第7のパケットは、前記第4のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、前記第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第8のパケットは、前記第4のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって送信されるパケットである、ステップと、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって、前記第7のルーティング情報および前記第8のルーティング情報を記憶するステップと
をさらに含む、請求項20乃至29のいずれか一項に記載のルート設定方法。
【請求項31】
通信装置であって、前記通信装置は、
第1のポートの仮想ローカルエリアネットワークVLAN情報を取得するように構成された処理ユニットであって、前記第1のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の、第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートであり、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素は、前記第1の端末にサービスするユーザプレーンネットワーク要素であり、ここにおいて、
前記処理ユニットは、前記第1のポートの前記VLAN情報に基づいて第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、前記第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第1のパケットは、前記第1のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信された前記第1の端末のアップリンクパケットであり、前記第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第2のパケットは、前記第1のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって前記第1の端末に送信されるダウンリンクパケットである、処理ユニットと、
前記第1のルーティング情報および前記第2のルーティング情報を前記第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するように構成された通信ユニットと
を備える、通信装置。
【請求項32】
前記第1のポートの前記VLAN情報は、以下の、前記第1のポートのデフォルト仮想ローカルエリアネットワーク識別子VID、前記第1のポートの許可されたVIDリスト、または前記第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項31に記載の通信装置。
【請求項33】
前記第1のルーティング情報は、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストとを含み、
前記第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のパケットがVIDを搬送しないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項32に記載の通信装置。
【請求項34】
前記第1のルーティング情報は、前記第1ポートの前記デフォルトVIDを含み、
前記第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のパケットがVIDを搬送しないとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
前記第1のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
前記第1のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第1のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項32に記載の通信装置。
【請求項35】
前記第2のルーティング情報は、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストと、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストとを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第1のポートを介して前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含むとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項32乃至34のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項36】
前記第2のルーティング情報は、前記第1ポートの前記デフォルトVIDを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項32乃至34のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項37】
前記第2のルーティング情報は、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストとを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第1のポートを介して前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第2のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項32乃至34のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項38】
前記処理ユニットが前記第1のポートの前記VLAN情報を取得するように構成されることは、
前記処理ユニットが、前記第1の端末のVLAN情報を取得するように構成されることであって、前記第1の端末の前記VLAN情報は、以下のVLANパラメータ、すなわち、インターフェースモード、サービスプロバイダタグS-TAG、許可されたVIDリスト、デフォルトVID、またはタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含み、前記インターフェースモードは
、アクセスタイプ
、トランクタイプ、また
はハイブリッドタイプを含むことと、
前記処理ユニットが、前記第1の端末の前記VLAN情報に基づいて前記第1のポートの前記VLAN情報を決定するように構成されることと
を特に含む請求項31乃至37のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項39】
前記第1の端末の前記VLAN情報は、第1のアクション表示をさらに含み、前記第1のアクション表示は、前記第1の端末によって送信されたアップリンクパケットおよび/または前記第1の端末に送信されるダウンリンクパケットに対する動作を示し、前記動作は、以下の、
前記アップリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記アップリンクパケットに付加すること、
前記ダウンリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
前記第1のポートの前記デフォルトVIDまたは前記第1のポートの前記タグなしのVIDリスト内のVIDを前記ダウンリンクパケットから除去すること、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストに基づいて、前記アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストに基づいて、前記ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストに基づいて、前記アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストに基づいて、前記ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
前記アップリンクパケットに前記S-TAGを付加することをスキップすること、
前記ダウンリンクパケットから前記S-TAGを除去することをスキップすること、
前記アップリンクパケットに前記S-TAGを付加すること、または
前記ダウンリンクパケットから前記S-TAGを除去すること
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項38に記載の通信装置。
【請求項40】
前記処理ユニットが前記第1の端末の前記VLAN情報を取得するように構成されることは、
前記処理ユニットが、前記第1の端末、認証サーバ、データ管理ネットワーク要素、および/またはポリシー制御機能ネットワーク要素から、前記第1の端末の前記VLAN情報を取得するように構成されること
を含む請求項38または39に記載の通信装置。
【請求項41】
前記処理ユニットが、前記第1の端末の前記VLAN情報に基づいて前記第1のポートの前記VLAN情報を決定するように構成されることは、
前記第1の端末の前記VLAN情報が前記デフォルトVIDを含むとき、前記処理ユニットが、前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記デフォルトVIDを、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと決定するように構成されること、または
前記第1の端末の前記VLAN情報が前記デフォルトVIDを含まず、前記第1の端末の前記VLAN情報が前記許可されたVIDリストを含むとき、前記処理ユニットが、前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内のあらかじめ設定された条件を満たすVIDを、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと決定するように構成されることであって、前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の前記あらかじめ設定された条件を満たす前記VIDは、
前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の最初のVID、
前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の最後のVID、
前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の最高の優先度を有するVID、もしくは
前記第1の端末の前記VLAN情報に含まれる前記許可されたVIDリスト内の最低の優先度を有するVID
を含むこと
を特に含む請求項38乃至40のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項42】
前記処理ユニットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストと、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストとを取得するようさらに構成され、
前記処理ユニットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストに基づいて第3のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、前記第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第3のパケットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素からの前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、
前記処理ユニットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストに基づいて第4のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、前記第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第4のパケットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって前記第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットであり、
前記通信ユニットは、前記第3のルーティング情報および前記第4のルーティング情報を前記第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するようにさらに構成される
請求項31乃至41のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項43】
前記処理ユニットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストと、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストとを取得するようにさらに構成され、
前記処理ユニットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素上の前記様々なPDUセッションに対応する前記ポートの前記許可されたVIDリストの和集合を、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストとして使用するようにさらに構成され、
前記処理ユニットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素上の前記様々なPDUセッションに対応する前記ポートの前記許可されたVIDリストの和集合を、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストとして使用するようにさらに構成される
請求項42に記載の通信装置。
【請求項44】
前記第3のルーティング情報が、第3のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第3のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第3のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第3のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第3のパケットを受け入れるべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項42または43に記載の通信装置。
【請求項45】
前記第4のルーティング情報が、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを処理するべきであることを示すことは、以下の、
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第4のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第4のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第4のルーティング情報は、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素が前記第4のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項42乃至44のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項46】
前記処理ユニットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストに基づいて第5のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、前記第5のルーティング情報は、第5のパケットを処理するために前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第5のパケットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって前記第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットであり、
前記処理ユニットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストに基づいて第6のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、前記第6のルーティング情報は、第6のパケットを処理するために前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第6のパケットは、前記第1のユーザプレーンネットワーク要素からの前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、
前記通信ユニットは、前記第5のルーティング情報および前記第6のルーティング情報を前記第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信するようにさらに構成される
請求項42乃至45のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項47】
前記第5のルーティング情報が、第5のパケットを処理するために前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第5のルーティング情報は、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素が前記第5のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第1のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第5のルーティング情報は、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素が前記第5のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項46に記載の通信装置。
【請求項48】
前記第6のルーティング情報が、第6のパケットを処理するために前記第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第6のルーティング情報は、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素が前記第6のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第6のルーティング情報は、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素が前記第6のパケットを受け入れるべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項46または47に記載の通信装置。
【請求項49】
前記処理ユニットは、第4のポートのVLAN情報を取得するようにさらに構成され、前記第4のポートは、データネットワークに接続される前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されるポートであり、
前記処理ユニットは、前記第4のポートの前記VLAN情報に基づいて第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、前記第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第7のパケットは、前記第4のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、前記第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、前記第8のパケットは、前記第4のポートを介して前記第1のユーザプレーンネットワーク要素によって送信されるパケットであり、
前記通信ユニットは、前記第7のルーティング情報および前記第8のルーティング情報を前記第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するようにさらに構成される
請求項31乃至48のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項50】
通信装置であって、前記通信装置は、
セッション管理ネットワーク要素によって送信された第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を受信するように構成された通信ユニットであって、前記通信装置は、第1の端末にサービスし、前記第1のルーティング情報および前記第2のルーティング情報は、第1のポートのVLAN情報に基づいて生成され、前記第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために前記通信装置の処理ユニットによって使用され、前記第1のパケットは、前記第1のポートからの前記通信ユニットによって受信された前記第1の端末のアップリンクパケットであり、前記第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用され、前記第2のパケットは、前記第1のポートを介して前記通信ユニットによって前記第1の端末に送信されるダウンリンクパケットであり、前記第1のポートは、前記通信装置上の、前記第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートである、通信ユニットと、
前記第1のルーティング情報および前記第2のルーティング情報を記憶するために記憶ユニットを制御するように構成された処理ユニットと
を備える、通信装置。
【請求項51】
前記第1のポートの前記VLAN情報は、以下の、前記第1のポートのデフォルト仮想ローカルエリアネットワーク識別子VID、前記第1のポートの許可されたVIDリスト、または前記第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項50に記載の通信装置。
【請求項52】
前記第1のルーティング情報は、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストとを含み、
前記第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために処理ユニットによって使用されることは、以下の、
前記第1のパケットがVIDを搬送しないとき、前記第1のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
前記第1のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第1のパケットにおいて搬送された前記VIDを含むとき、前記第1のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
前記第1のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第1のパケットにおいて搬送された前記VIDを含まないとき、前記第1のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項51に記載の通信装置。
【請求項53】
前記第1のルーティング情報は、前記第1ポートの前記デフォルトVIDを含み、
前記第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために処理ユニットによって使用されることは、以下の、
前記第1のパケットがVIDを搬送しないとき、前記第1のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第1のポートの前記デフォルトVIDを前記第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
前記第1のパケットがVIDを搬送し、前記第1のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第1のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
前記第1のパケットがVIDを搬送し、前記第1のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第1のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項51に記載の通信装置。
【請求項54】
前記第2のルーティング情報は、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストと、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストとを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用されることは、以下の、
前記第2のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
前記第2のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含み、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記通信ユニットが前記第1のポートを介して前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
前記第2のパケットがVIDを搬送し、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含み、前記第1のポートの前記タグなしのVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを含むとき、前記第2のルーティング情報は、前記処理ユニットが、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項51乃至53のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項55】
前記第2のルーティング情報は、前記第1ポートの前記デフォルトVIDを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用されることは、以下の、
前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第2のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第2のルーティング情報は、前記処理ユニットが、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項51乃至53のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項56】
前記第2のルーティング情報は、前記第1のポートの前記デフォルトVIDと、前記第1のポートの前記許可されたVIDリストとを含み、
前記第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用されることは、以下の、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第2のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと異なるとき、前記第2のルーティング情報は、前記通信ユニットが、前記第1のポートを介して前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
前記第1のポートの前記許可されたVIDリストが前記第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDが前記第1のポートの前記デフォルトVIDと同じであるとき、前記第2のルーティング情報は、前記処理ユニットが、前記第2のパケットにおいて搬送された前記VIDを除去し、前記第1のポートを介して前記VIDなしで前記第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む
請求項51乃至53のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項57】
前記通信ユニットは、前記セッション管理ネットワーク要素によって送信された第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を受信するようにさらに構成され、前記第3のルーティング情報は、前記通信装置の許可されたVIDリストに基づいて生成され、前記第4のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて生成され、前記第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用され、前記第3のパケットは、前記第2のユーザプレーンネットワーク要素からの前記通信ユニットによって受信されたパケットであり、前記第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用され、前記第4のパケットは、前記通信ユニットによって前記第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットであり、
前記処理ユニットは、前記第3のルーティング情報および前記第4のルーティング情報を記憶するために前記記憶ユニットを制御するように構成される
請求項50乃至56のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項58】
前記第3のルーティング情報が、第3のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用されることは、以下の、
前記通信装置の前記許可されたVIDリストが前記第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第3のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第3のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記通信装置の前記許可されたVIDリストが前記第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第3のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第3のパケットを受け入れるべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項57に記載の通信装置。
【請求項59】
前記第4のルーティング情報が、前記処理ユニットが第4のパケットを処理するべきであることを示すことは、以下の、
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、前記第4のルーティング情報は、前記処理ユニットが前記第4のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
前記第2のユーザプレーンネットワーク要素の前記許可されたVIDリストが前記第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、前記第4のルーティング情報は、前記通信ユニットが前記第4のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む請求項57または58に記載の通信装置。
【請求項60】
前記通信ユニットは、前記セッション管理ネットワーク要素によって送信された第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を受信するようにさらに構成され、前記第7のルーティング情報および前記第8のルーティング情報は、第4のポートのVLAN情報に基づいて生成され、前記第4のポートは、データネットワークに接続される前記通信ユニットによって使用されるポートであり、前記第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用され、前記第7のパケットは、前記第4のポートを介して前記通信ユニットによって受信されたパケットであり、前記第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために前記処理ユニットによって使用され、前記第8のパケットは、前記第4のポートを介して前記通信ユニットによって送信されるパケットであり、
前記処理ユニットは、前記第7のルーティング情報および前記第8のルーティング情報を記憶するために前記記憶ユニットを制御するようにさらに構成される
請求項50乃至59のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項61】
請求項1乃至30のいずれか一項に記載の方法を実行するために、メモリ内のプログラムを呼び出すように構成されたプロセッサを備える通信装置。
【請求項62】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを記憶し、前記プログラムがプロセッサによって呼び出されたとき、請求項1乃至30のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項63】
コンピュータプログラムであって、前記プログラムがプロセッサによって呼び出されたとき、請求項1乃至30のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術の分野に関し、具体的には、ルート設定方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2020年7月23日に中国国家知識産権局に出願された「ROUTE CONFIGURATION METHOD AND APPARATUS」という名称の中国特許出願第202010720012.7号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0003】
固定ネットワーク内のローカルエリアネットワーク(local area network,LAN)は、相互接続されたスイッチによって形成される。スイッチは、ユニキャストパケットおよびブロードキャストパケットの転送をサポートする。LANは、仮想ローカルエリアネットワーク(virtual local area network,VLAN)技術をサポートする。VLAN技術を使用することは、ネットワークを複数のブロードキャストドメイン(すなわち、VLAN)に論理的に分割することを可能にする。複数のホストが同じVLANに属する場合、これらのホストは、互いに通信することがある。複数のホストが異なるVLANに属する場合、これらのホストは、互いに直接通信しないことがある。VLAN技術は、ブロードキャストストームの発生を効果的に制御することができる。
【0004】
5Gローカルエリアネットワーク(local area network,5GLAN)サービスは、現在の5Gネットワークによって提供されるサービスであり、主に、ホーム通信、企業オフィス、工場生産、車両のインターネット、パワーグリッド再構築、公共セキュリティ部門などにおいて使用される。5GLANサービスは、インターネットプロトコル(internet protocol,IP)タイプまたは非IPタイプ(イーサネットタイプなど)のプライベート通信を、端末デバイスのグループ内の2つ以上の端末デバイスに提供することができる。たとえば、工場内のデバイスがグループを形成し、異なるデバイスが、イーサネットデータパケットを互いに送信し得る。代替として、企業の部門の従業員のオフィスデバイス(携帯電話、コンピュータ、またはラップトップコンピュータなど)がグループを形成し、異なるオフィスデバイスが、IPデータパケットを互いに送信し得る。2つの端末デバイスが同じグループ内にない場合、2つの端末デバイスは、互いに通信することができない。
【0005】
現在、5GLANが外部のLANと通信するとき、5GLAN内のネットワーク要素が端末のイーサネットパケットを正しく処理することを可能にする方法は、解決されるべき緊急の技術的問題である。
【発明の概要】
【0006】
本出願は、5GLAN内のユーザプレーンネットワーク要素がイーサネットパケットを正しく処理するように、ルート設定方法および装置を提供する。
【0007】
第1の態様によれば、以下のものを含むルート設定方法が提供される。セッション管理ネットワーク要素が、第1のポートのVLAN情報を取得し、ここで、第1のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の、第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートであり、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1の端末にサービスするユーザプレーンネットワーク要素である。セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのVLAN情報に基づいて第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を生成し、ここで、第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第1のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信された第1の端末のアップリンクパケットであり、第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第2のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第1の端末に送信されるダウンリンクパケットである。セッション管理ネットワーク要素は、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信する。
【0008】
上記の技術的解決策に基づいて、5GLANが外部のLANと通信するシナリオでは、第1のポートのVLAN情報は、第1の端末が位置するネットワークのネットワーキング方式およびVLAN構成を反映し得る。第1のルーティング情報および第2のルーティング情報は、第1のポートのVLAN情報に基づいて生成される。したがって、セッション管理ネットワーク要素は、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信し、その結果、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティング情報に基づいて第1のパケットを処理し、第2のルーティング情報に基づいて第2のパケットを処理することがある。結果として、第1のユーザプレーンネットワーク要素がイーサネットパケットを処理する方式は、第1の端末が位置するネットワークのネットワーキング方式およびVLAN構成に適応し、外部のLANの正常な通信を確実にし得る。
【0009】
考えられる設計では、第1のポートのVLAN情報は、以下の、第1のポートのデフォルトVID、第1のポートの許可されたVIDリスト、または第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0010】
考えられる設計では、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、または、第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを第1のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0011】
考えられる設計では、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含む。第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、または、第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを第1のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0012】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストおよび第1のポートのタグなしのVIDリストを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートを介して第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0013】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0014】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートを介して第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0015】
考えられる設計では、セッション管理ネットワーク要素が第1のポートのVLAN情報を取得することは、以下のものを含む。セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報を取得し、ここで、第1の端末のVLAN情報は、以下のVLANパラメータ、すなわち、インターフェースモード、S-TAG、許可されたVIDリスト、デフォルトVID、またはタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含み、インターフェースモードは、アクセスタイプ、トランクタイプ、またはハイブリッドタイプを含む。セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に基づいて第1のポートのVLAN情報を決定する。
【0016】
考えられる設計では、第1の端末のVLAN情報は、第1のアクション表示をさらに含み、第1のアクション表示は、第1の端末によって送信されたアップリンクパケットおよび/または第1の端末に送信されるダウンリンクパケットに対する動作を示し、動作は、以下の
アップリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
第1のポートのデフォルトVIDをアップリンクパケットに付加すること、
ダウンリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
第1のポートのデフォルトVIDまたは第1のポートのタグなしのVIDリスト内のVIDをダウンリンクパケットから除去すること、
第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
アップリンクパケットにS-TAGを付加することをスキップすること、
ダウンリンクパケットからS-TAGを除去することをスキップすること、
アップリンクパケットにS-TAGを付加すること、または
ダウンリンクパケットからS-TAGを除去すること
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0017】
考えられる設計では、セッション管理ネットワーク要素が第1のポートのVLAN情報を取得することは、以下のものを含む。セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末、認証サーバ、データ管理ネットワーク要素、および/またはポリシー制御機能ネットワーク要素から、第1の端末のVLAN情報を取得する。
【0018】
考えられる設計では、セッション管理ネットワーク要素が第1の端末のVLAN情報に基づいて第1のポートのVLAN情報を決定することは、以下のものを含む。第1の端末のVLAN情報がデフォルトVIDを含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれるデフォルトVIDを第1のポートのデフォルトVIDと決定し、または、第1の端末のVLAN情報がデフォルトVIDを含まず、第1の端末のVLAN情報が許可されたVIDリストを含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストにおけるあらかじめ設定された条件を満たすVIDを第1のポートのデフォルトVIDと決定し、ここで、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストにおけるあらかじめ設定された条件を満たすVIDは、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最初のVID、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最後のVID、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最高の優先度を有するVID、または第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最低の優先度を有するVIDを含む。
【0019】
考えられる設計では、本方法は、以下のものをさらに含む。セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストおよび第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストを取得する。セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第3のルーティング情報を生成し、ここで、第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第3のパケットは、第2のユーザプレーンネットワーク要素からの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。セッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第4のルーティング情報を生成し、ここで、第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第4のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。セッション管理ネットワーク要素は、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信する。
【0020】
考えられる設計では、本方法は、以下のものをさらに含む。セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストと、第2のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストとを取得する。セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストの和集合を、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストとして使用する。セッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストの和集合を、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストとして使用する。
【0021】
考えられる設計では、第3のルーティング情報が第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを破棄するべきであることを第3のルーティング情報が示すこと、または、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを受け入れるべきであることを第3のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0022】
考えられる設計では、第4のルーティング情報が第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素を示すことは、以下の、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを破棄するべきであることを第4のルーティング情報が示すこと、または、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを送信するべきであることを第4のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0023】
考えられる設計では、本方法は、以下のものをさらに含む。セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第5のルーティング情報を生成し、ここで、第5のルーティング情報は、第5のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第5のパケットは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。セッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第6のルーティング情報を生成し、ここで、第6のルーティング情報は、第6のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第6のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素からの第2のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。セッション管理ネットワーク要素は、第5のルーティング情報および第6のルーティング情報を第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信する。
【0024】
考えられる設計では、第5のルーティング情報が第5のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第5のパケットを破棄するべきであることを第5のルーティング情報が示すこと、または、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第5のパケットを送信するべきであることを第5のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0025】
考えられる設計では、第6のルーティング情報が第6のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第6のパケットを破棄するべきであることを第6のルーティング情報が示すこと、または、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第6のパケットを受け入れるべきであることを第6のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0026】
考えられる設計では、本方法は、以下のものをさらに含む。セッション管理ネットワーク要素は、第4のポートのVLAN情報を取得し、ここで、第4のポートは、データネットワークに接続される第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されるポートである。セッション管理ネットワーク要素は、第4のポートのVLAN情報に基づいて第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を生成し、ここで、第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第7のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第8のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって送信されるパケットである。セッション管理ネットワーク要素は、第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信する。
【0027】
第2の態様によれば、以下のものを含むルート設定方法が提供される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を受信し、ここで、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1の端末にサービスし、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報は、第1のポートのVLAN情報に基づいて生成され、第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第1のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信された第1の端末のアップリンクパケットであり、第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第2のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第1の端末に送信されるダウンリンクパケットであり、第1のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の、第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートである。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を記憶する。
【0028】
上記の技術的解決策に基づいて、5GLANが外部のLANと通信するシナリオでは、第1のポートのVLAN情報は、第1の端末が位置するネットワークのネットワーキング方式およびVLAN構成を反映し得る。第1のルーティング情報および第2のルーティング情報は、第1のポートのVLAN情報に基づいて生成される。したがって、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティング情報に基づいて第1のパケットを処理し、第2のルーティング情報に基づいて第2のパケットを処理することがある。結果として、第1のユーザプレーンネットワーク要素がパケットを処理する方式は、第1の端末が位置するネットワークのネットワーキング方式およびVLAN構成に適応し、外部のLANの正常な通信を確実にし得る。
【0029】
考えられる設計では、第1のポートのVLAN情報は、以下の、第1のポートのデフォルトVID、第1のポートの許可されたVIDリスト、または第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0030】
考えられる設計では、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、第1のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、または、第1のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを第1のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0031】
考えられる設計では、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含む。第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、第1のパケットがVIDを搬送し、第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、または、第1のパケットがVIDを搬送し、第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを第1のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0032】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストおよび第1のポートのタグなしのVIDリストを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、第2のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートを介して第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第2のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0033】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0034】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートを介して第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0035】
考えられる設計では、本方法は、以下のものをさらに含む。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を受信し、ここで、第3のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて生成され、第4のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて生成され、第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第3のパケットは、第2のユーザプレーンネットワーク要素からの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第4のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を記憶する。
【0036】
考えられる設計では、第3のルーティング情報が第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを破棄するべきであることを第3のルーティング情報が示すこと、または、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを受け入れるべきであることを第3のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0037】
考えられる設計では、第4のルーティング情報が第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素を示すことは、以下の、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを破棄するべきであることを第4のルーティング情報が示すこと、または、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを送信するべきであることを第4のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0038】
考えられる設計では、本方法は、以下のものをさらに含む。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を受信し、ここで、第7のルーティング情報および第8のルーティング情報は、第4のポートのVLAN情報に基づいて生成され、第4のポートは、データネットワークに接続される第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されるポートであり、第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第7のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第8のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって送信されるパケットである。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を記憶する。
【0039】
第3の態様によれば、処理ユニットおよび通信ユニットを含む通信装置が提供される。処理ユニットは、第1のポートのVLAN情報を取得し、ここで、第1のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の、第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートであり、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1の端末にサービスするユーザプレーンネットワーク要素であり、第1のポートのVLAN情報に基づいて第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を生成するように構成され、ここで、第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第1のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信された第1の端末のアップリンクパケットであり、第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第2のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第1の端末に送信されるダウンリンクパケットである。通信ユニットは、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するように構成される。
【0040】
考えられる設計では、第1のポートのVLAN情報は、以下の、第1のポートのデフォルトVID、第1のポートの許可されたVIDリスト、または第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0041】
考えられる設計では、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、または、第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを第1のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0042】
考えられる設計では、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含む。第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、または、第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを第1のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0043】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストおよび第1のポートのタグなしのVIDリストを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートを介して第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0044】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0045】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートを介して第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0046】
考えられる設計では、通信ユニットは、第1の端末のVLAN情報を取得するようにさらに構成され、ここで、第1の端末のVLAN情報は、以下のVLANパラメータ、すなわち、インターフェースモード、S-TAG、許可されたVIDリスト、デフォルトVID、またはタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含み、インターフェースモードは、アクセスタイプ、トランクタイプ、またはハイブリッドタイプを含む。処理ユニットは、第1の端末のVLAN情報に基づいて第1のポートのVLAN情報を決定するようにさらに構成される。
【0047】
考えられる設計では、第1の端末のVLAN情報は、第1のアクション表示をさらに含み、第1のアクション表示は、第1の端末によって送信されたアップリンクパケットおよび/または第1の端末に送信されるダウンリンクパケットに対する動作を示し、動作は、以下の
アップリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
第1のポートのデフォルトVIDをアップリンクパケットに付加すること、
ダウンリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
第1のポートのデフォルトVIDまたは第1のポートのタグなしのVIDリスト内のVIDをダウンリンクパケットから除去すること、
第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
アップリンクパケットにS-TAGを付加することをスキップすること、
ダウンリンクパケットからS-TAGを除去することをスキップすること、
アップリンクパケットにS-TAGを付加すること、または
ダウンリンクパケットからS-TAGを除去すること
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0048】
考えられる設計では、通信ユニットは、第1の端末、認証サーバ、データ管理ネットワーク要素、および/またはポリシー制御機能ネットワーク要素から、第1の端末のVLAN情報を取得するように特に構成される。
【0049】
考えられる設計では、処理ユニットは、第1の端末のVLAN情報がデフォルトVIDを含むとき、第1の端末のVLAN情報に含まれるデフォルトVIDを第1のポートのデフォルトVIDと決定し、または、第1の端末のVLAN情報がデフォルトVIDを含まず、第1の端末のVLAN情報が許可されたVIDリストを含むとき、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストにおけるあらかじめ設定された条件を満たすVIDを第1のポートのデフォルトVIDと決定するように特に構成され、ここで、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストにおけるあらかじめ設定された条件を満たすVIDは、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最初のVID、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最後のVID、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最高の優先度を有するVID、または第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最低の優先度を有するVIDを含む。
【0050】
考えられる設計では、処理ユニットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストおよび第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストを取得し、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第3のルーティング情報を生成し、ここで、第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第3のパケットは、第2のユーザプレーンネットワーク要素からの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第4のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、ここで、第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第4のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。通信ユニットは、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するようにさらに構成される。
【0051】
考えられる設計では、処理ユニットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストと第2のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストとを取得し、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストの和集合を第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストとして使用し、第2のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストの和集合を第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストとして使用するようにさらに構成される。
【0052】
考えられる設計では、第3のルーティング情報が第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを破棄するべきであることを第3のルーティング情報が示すこと、または、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを受け入れるべきであることを第3のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0053】
考えられる設計では、第4のルーティング情報が第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素を示すことは、以下の、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを破棄するべきであることを第4のルーティング情報が示すこと、または、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを送信するべきであることを第4のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0054】
考えられる設計では、処理ユニットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第5のルーティング情報を生成し、ここで、第5のルーティング情報は、第5のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第5のパケットは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットであり、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第6のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、第6のルーティング情報は、第6のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第6のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素からの第2のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。通信ユニットは、第5のルーティング情報および第6のルーティング情報を第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信するようにさらに構成される。
【0055】
考えられる設計では、第5のルーティング情報が第5のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第5のパケットを破棄するべきであることを第5のルーティング情報が示すこと、または、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第5のパケットを送信するべきであることを第5のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0056】
考えられる設計では、第6のルーティング情報が第6のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第6のパケットを破棄するべきであることを第6のルーティング情報が示すこと、または、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第6のパケットを受け入れるべきであることを第6のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0057】
考えられる設計では、処理ユニットは、第4のポートのVLAN情報を取得し、ここで、第4のポートは、データネットワークに接続される第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されるポートであり、第4のポートのVLAN情報に基づいて第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を生成するようにさらに構成され、ここで、第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第7のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第8のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって送信されるパケットである。通信ユニットは、第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信するようにさらに構成される。
【0058】
第4の態様によれば、処理ユニットおよび通信ユニットを含む通信装置が提供される。通信ユニットは、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を受信するようにさらに構成され、ここで、通信装置は、第1の端末にサービスし、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報は、第1のポートのVLAN情報に基づいて生成され、第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第1のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信された第1の端末のアップリンクパケットであり、第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第2のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第1の端末に送信されるダウンリンクパケットであり、第1のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の、第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートである。処理ユニットは、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報を記憶するようにさらに構成される。
【0059】
考えられる設計では、第1のポートのVLAN情報は、以下の、第1のポートのデフォルトVID、第1のポートの許可されたVIDリスト、または第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0060】
考えられる設計では、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、第1のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、または、第1のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを第1のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0061】
考えられる設計では、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含む。第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、第1のパケットがVIDを搬送し、第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを第1のルーティング情報が示すこと、または、第1のパケットがVIDを搬送し、第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを第1のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0062】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストおよび第1のポートのタグなしのVIDリストを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、第2のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートを介して第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第2のパケットがVIDを搬送し、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0063】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0064】
考えられる設計では、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートを介して第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すこと、または、第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、第1のポートを介してVIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを第2のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0065】
考えられる設計では、通信ユニットは、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を受信するようにさらに構成され、ここで、第3のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて生成され、第4のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて生成され、第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第3のパケットは、第2のユーザプレーンネットワーク要素からの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第4のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。処理ユニットは、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を記憶するようにさらに構成される。
【0066】
考えられる設計では、第3のルーティング情報が第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを破棄するべきであることを第3のルーティング情報が示すこと、または、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを受け入れるべきであることを第3のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0067】
考えられる設計では、第4のルーティング情報が第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素を示すことは、以下の、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを破棄するべきであることを第4のルーティング情報が示すこと、または、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを送信するべきであることを第4のルーティング情報が示すことのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0068】
考えられる設計では、通信ユニットは、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を受信するようにさらに構成され、ここで、第7のルーティング情報および第8のルーティング情報は、第4のポートのVLAN情報に基づいて生成され、第4のポートは、データネットワークに接続される第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されるポートであり、第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第7のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットであり、第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第8のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって送信されるパケットである。処理ユニットは、第7のルーティング情報および第8のルーティング情報を記憶するようにさらに構成される。
【0069】
第5の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、プロセッサおよび通信インターフェースを含む。プロセッサは、コンピュータプログラム命令を実行するように構成され、その結果、通信装置は、第1の態様または第2の態様において提供される任意の設計におけるルート設定方法を実装する。
【0070】
第6の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶する。命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様または第2の態様において提供される任意の設計におけるルート設定方法を実装することを可能にされる。
【0071】
第7の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、命令を含む。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第1の態様または第2の態様において提供される任意の設計におけるルート設定方法を実装することを可能にされる。
【0072】
第8の態様によれば、チップが提供される。チップは、プロセッサを含む。プロセッサがコンピュータプログラム命令を実行するとき、コンピュータは、第1の態様または第2の態様において提供される任意の設計におけるルート設定方法を実装することを可能にされる。
【0073】
第9の態様によれば、セッション管理ネットワーク要素および第1のユーザプレーンネットワーク要素を含む通信システムが提供される。セッション管理ネットワーク要素は、第1の態様において提供される任意の設計におけるルート設定方法を実行するように構成される。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2の態様において提供される任意の設計におけるルート設定方法を実行するように構成される。
【0074】
第3の態様から第9の態様における任意の設計方式によってもたらされる技術的効果については、設計方式によってもたらされる技術的効果と同じである、上記で提供された対応する方法における技術的効果を参照されたい。詳細は、ここで再び説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【
図1】5GLANのシステムアーキテクチャの概略図である。
【
図2】本出願の実施形態による5Gネットワークのアーキテクチャの概略図である。
【
図3】端末が5GVNサービスにアクセスするためのセッションを確立する概略フローチャートである。
【
図4】従来技術において、UPFがローカルスイッチング送信を実行するフローチャートである。
【
図5】従来技術におけるクロスUPF送信のフローチャートである。
【
図6】5GLANが外部のLANと通信するシナリオの概略図である。
【
図7】本出願の実施形態によるルート設定方法のフローチャートである。
【
図8】本出願の実施形態による別のルート設定方法のフローチャートである。
【
図9】本出願の実施形態による別のルート設定方法のフローチャートである。
【
図10】本出願の実施形態による通信装置の構造の概略図である。
【
図11】本出願の実施形態による別の通信装置の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0076】
本出願の説明では、特に指定されない限り、「/」は「または」を意味する。たとえば、A/Bは、AまたはBを表し得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられたオブジェクト間の関連付け関係のみについて説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合を表すことがある。Aのみが存在し、AとBの両方が存在し、Bのみが存在する。加えて、「少なくとも1つ」は1つまたは複数を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。「第1の」および「第2の」などの用語は、量および実行順序を限定せず、「第1の」および「第2の」などの用語は、明確な差異を示さない。
【0077】
本出願では、「例」または「たとえば」などの単語は、例、例示、または説明を与えることを表すために使用されることに留意されたい。本出願において「例」または「たとえば」として説明される任意の実施形態または設計スキームは、別の実施形態または設計スキームよりも好ましい、またはより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。具体的には、「例」、「たとえば」などの単語の使用は、関連する概念を具体的な方法で提示することを意図されている。
【0078】
本出願における技術的解決策の理解を容易にするために、以下は、本出願における技術用語について最初に簡潔に説明する。
【0079】
1.プロトコルデータユニット(protocol data unit,PDU)セッション
【0080】
5Gコアネットワークは、PDU接続サービスをサポートし、PDU接続サービスは、端末とデータネットワーク(data network,DN)との間でPDUデータパケットを交換するサービスである。PDU接続サービスは、端末によるPDUセッション確立を開始することによって実施される。端末は、PDUセッションを確立し、言い換えれば、端末とDNとの間のデータ送信チャネルを確立する。
【0081】
端末は、同じDNまたは異なるDNに接続される1つまたは複数のPDUセッションの確立を開始することがあることに留意されたい。端末は、コアネットワーク要素(セッション管理機能(session management function,SMF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function,PCF)ネットワーク要素、およびユーザプレーン機能(user plane function,UPF)ネットワーク要素など)のグループによってサービスされ得る。これらのコアネットワーク要素は、端末のPDUセッションリソースを調整および管理する。
【0082】
2.N4セッション
【0083】
N4セッションは、PDUセッションをサービスするUPFの機能を管理するためにSMFによってUPF上に生成される。たとえば、端末がPDUセッションを確立するとき、SMFは、UPFがPDUセッションに対応するN4セッションを生成するべきであることを示すことがある。SMFがPDUセッション削除要求を受信するとき、SMFは、PDUセッションに対応するN4セッションを削除するようにUPFをトリガする。場合によっては、SMFは、PDUセッションに対応するN4セッションを修正するようにUPFをさらにトリガし得る。
【0084】
本出願の実施形態では、N4セッションは、ユーザレベル(または端末レベル)N4セッションとグループレベルN4セッションとに分類され得る。
【0085】
N4セッションを生成する処理において、SMFとUPFの両方は、N4セッションコンテキストを生成して、N4セッションに関連するパラメータを記憶する。N4セッションコンテキストは、N4セッションIDと、パケット検出ルール(packet detection rule,PDR)、転送アクションルール(forwarding action rule,FAR)、サービス品質(quality of service,QoS)実施ルール(QoS enforcement rule,QER)、および使用報告ルール(usage reporting rule,URR)を含む、N4セッションに使用されるN4ルーティングルールとを含み得る。
【0086】
UPFは、N4セッションコンテキスト内のPDR、FAR、QER、およびURRなどのパラメータを使用して、PDUセッションのパケットを検出し転送する。
【0087】
たとえば、UPFがイングレスからパケットを受信した後、UPFは、PDRを使用することによって、パケットが属するN4セッションを決定する。次いで、UPFは、N4セッションコンテキスト内の(1つまたは複数のPDRであり得る)PDRとパケットの特性情報との間のマッチングを実行し、パケットに一致するPDRを見つける。PDRは、パケットに対応するFAR、QER、およびURRに関連付けられるか、またはそれらを指定する。したがって、UPFは、FARに従って、パケットをドロップする(drop)こと、パケットを転送する(forward)こと、パケットをバッファする(buffer)こと、パケットの制御プレーンに通知する(notify)こと、パケットを複製する(duplicate)ことなどを行うことがある。UPFは、QERに従ってパケット上でQoS動作を実行することがある。UPFネットワーク要素は、URRに従ってパケット上で使用報告を実行することがある。
【0088】
3.トンネル
【0089】
本出願の実施形態では、トンネルは、以下の2つのタイプに分類され得る。(1)アクセスネットワークデバイスとUPFとの間のトンネル。アクセスネットワークデバイスとUPFとの間のトンネルは、別の名称、たとえば、次世代(next generation,N)3インターフェース(略称、N3)トンネルを有し得る。(2)2つのUPF間のトンネル。2つのUPF間のトンネルは、別の名称、たとえば、N19トンネルを有し得る。
【0090】
トンネルは、セッション単位のトンネル、デバイス単位のトンネル、またはグループ単位のトンネルであり得ることに留意されたい。
【0091】
セッション単位のトンネルは、1つのPDUセッションのみに使用されるトンネルである。セッション単位のトンネルは、対応するPDUセッションのデータパケットのみを送信するために使用される。
【0092】
デバイス単位でのトンネルは、2つのデバイス(たとえば、RANノードとUPF)の間で確立される一意のトンネルである。トンネルは、2つのデバイスによってサービスされるすべての端末のデータを送信するために使用される。
【0093】
グループ単位のトンネルは、1つのグループ内のすべての端末によって使用されるトンネルである。グループ単位のトンネルは、対応するグループ内の端末のデータパケットのみを送信するために使用される。
【0094】
4.イーサネットフレーム
【0095】
イーサネットフレームは、イーサネットリンク上で送信されるデータパケットである。イーサネットフレームは、タグ付きのフレームとタグなしのフレームとに分類される。タグ付きのフレームは、4バイトのVLANタグ(tag)を搬送する。タグなしのフレームは、VLANタグを搬送しない。
【0096】
VLANタグは通常、2バイトのタグプロトコル識別子(tag protocol identifier,TPID)と、2バイトのタグ制御情報(tag control information,TCI)とを含む。
【0097】
TPIDは、IEEEによって定義されるタイプであり、TPIDを搬送するフレームが、タグが付加されたフレームであることを示す。
【0098】
TCIは、以下のパラメータ、すなわち、優先度(priority)、カノニカルフォーマットインジケータ(canonical format indicator,CFI)、およびVLAN識別子(VLAN Identifier,VID)を含む。
【0099】
本出願の実施形態では、イーサネットフレームのVIDを処理することは、イーサネットフレームのVLANタグを処理することに置き換えられることがある。たとえば、イーサネットフレームにVIDを付加することは、イーサネットフレームにVLANタグを付加することに置き換えられることがある。別の例では、イーサネットフレームにおいて搬送されたVIDを除去することは、イーサネットフレームにおいて搬送されたVLANタグを除去することに置き換えられることがある。
【0100】
本出願の実施形態では、イーサネットフレームは、パケットまたはデータパケットに置き換えられることがある。
【0101】
5.固定ネットワークのポート
【0102】
異なる接続方式およびネットワーキング方式に適応するために、固定ネットワークは、アクセス(access)ポート、トランク(trunk)ポート、およびハイブリッド(hybrid)ポートを導入する。
【0103】
アクセスポートは通常、タグを識別することができないユーザ端末、たとえば、ユーザホストまたはサーバに接続されるために使用される。アクセスポートは、1つのVLANのみに属することができる。デフォルトVIDは、アクセスポートのために構成される。
【0104】
トランクポートは通常、タグを識別することができるデバイス、たとえば、タグ付きのフレームおよびタグなしのフレームを送信および受信し得るスイッチ、ルータ、アクセスポイント(access point,AP)、および音声端末に接続されるために使用される。トランクポートは、複数のVLANに属することができる。デフォルトVIDおよびタグリストは、トランクポートのために構成される。
【0105】
ハイブリッドポートは、タグを識別することができないユーザ端末と、タグを識別することができるデバイスとの両方に接続されるために使用され得る。ハイブリッドポートは、複数のVLANに属することができる。デフォルトVID、タグリスト、およびタグなしのリストは、ハイブリッドポートのために構成される。
【0106】
たとえば、上記の3つのポートがパケットを処理する方式については、表1を参照されたい。
【0107】
【0108】
【0109】
6.QinQ技術
【0110】
IEEE802.1Qにおいて定義されるVLANタグでは、12ビットのみがVIDを示す。したがって、デバイスは、最大4094個のVLANをサポートし得る。実際の適用中に、特にメトロポリタンエリアネットワークでは、ユーザを分離するために大量のVLANが必要とされる。4094個のVLANは、要件を満たすことができない。VLANの量空間を拡張するために、業界では、QinQ技術が提案されている。QinQ技術は、802.1Qタグを有するパケットに、別の802.1Qタグを付加することである。QinQ技術を使用するパケットは、略してQinQパケットと呼ばれることがある。QinQパケットは、2つのVLANタグを含み得る。内側のVLANタグは、顧客タグ(customer tag,C-tag)であり、外側のVLANタグは、サービスプロバイダタグ(service provider tag,S-tag)である。
【0111】
本出願の実施形態では、デフォルトVIDは、別の名称、たとえば、デフォルトVIDまたはポートデフォルトVID(port default VLAN ID,PVID)を有することがある。これは、本明細書では限定されない。
【0112】
上記は、本出願の実施形態において使用される用語について説明した。本明細書では、一般的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
【0113】
5GLANサービスについて、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project,3GPP)技術ルール(technical rule,TR)23.734は、5GLANにおいて1対1通信および1対多通信をサポートすることを提案する。具体的には、5GLANにおいて1対1通信および1対多通信をサポートするために、3GPPネットワークは、グループベースのユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストをサポートし、マルチキャストパケットおよびブロードキャストパケットの複製および配信をサポートし、マルチキャストソースとして任意の端末をサポートすることが必要とされる。
【0114】
この要件を満たすために、現在、3GPP技術規格(technical standard,TS)23.501において、1つの5GLANが1つのSMFによって管理されることが定義されている。
図1に示されるように、SMFは、1つのUPFを管理するか、または複数のUPFを同時に管理する。
図1は、SMFがUPF1およびUPF2を管理する例を使用することによって描かれている。UPF1およびUPF2は、ルーティングルールを維持する。UPF1およびUPF2は、UPF1およびUPF2によって維持されるルーティングルールに従ってパケット転送を実行し得る。端末1、端末2、および端末3は、同じグループに属することが仮定される。同じUPFによってサービスされる2つの端末(たとえば、
図1の端末1および端末2)が1対1通信を実行するとき、データは、UPFのローカルスイッチ(local switch)を介して送信される。異なるUPFによってサービスされる2つの端末(たとえば、
図1の端末1および端末3)が1対1通信を実行するとき、データは、UPF1とUPF2との間のトンネルを介して送信される必要がある。
【0115】
本出願の実施形態では、2つのUPFは、SMFを介してトンネル情報を交換し、トンネルを確立し得る。UPFネットワーク要素のトンネル情報に対応するトンネル(または転送経路)は、仮想ローカルエリアネットワーク(virtual LAN,VLAN)、仮想拡張可能ローカルエリアネットワーク(virtual extensible LAN,VxLAN)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service,GPRS)トンネリングプロトコル-ユーザプレーン(GPRS tunneling protocol-user plane,GTP-U)、汎用ルーティングカプセル化(generic routing encapsulation,GRE)プロトコル、またはIPトンネルの方式で構築され得る。上記の構築方式は、動的であり得るか、またはネットワーク内で事前構成され得る。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。
【0116】
異なる構築方式は、異なるトンネル情報に対応する。たとえば、VLANが構築のために使用されるとき、トンネル情報は、UPF ID、UPF ID+仮想ローカルエリアネットワーク識別子(VLAN ID,VID)、またはメディアアクセス制御(media access control,MAC)+VIDであり得る。代替として、たとえば、VxLANが構築のために使用されるとき、トンネル情報は、UPF ID、UPF ID+VID、IPアドレス+VID、またはIPアドレス+ポート(port)番号+VIDであり得る。代替として、たとえば、GTP-Uが構築のために使用されるとき、トンネル情報は、UPF ID、UPF ID+トンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identifier,TEID)、IPアドレス+TEID、またはIPアドレス+ポート+TEIDであり得る。代替として、たとえば、GREが構築のために使用されるとき、トンネル情報は、UPF ID、UPF ID+キー(key)、IPアドレス+キー、またはIPアドレス+ポート+キーであり得る。代替として、IPトンネルが構築のために使用されるとき、トンネル情報は、UPF ID、IPアドレス、またはIPアドレス+ポートであり得る。トンネル情報がUPF IDを含む場合、UPF IDが、MACアドレスもしくはIPアドレス、またはIPアドレス+ポートであることがあるか、または、SMFネットワーク要素もしくはUPFネットワーク要素が、UPF IDに基づいて、対応するMACアドレスもしくはIPアドレス、またはIPアドレス+ポートを決定し得る。本明細書では、一般的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
【0117】
本出願の実施形態では、1つの5GLANは、1つのグループにグループ通信サービスを提供することがある。言い換えれば、1つの5GLANが、1つのグループに対応し得る。1つのSMFまたはUPFは、複数のグループに通信サービスを提供することもある。
【0118】
任意選択で、表現に関して、5GLANは、5G仮想ネットワーク(5G virtual network,5GVN)、ローカルエリアネットワーク(local area network,LAN)、5G LAN-VN LANグループ、LANタイプサービス(type service)、LAN-VN、5G LANタイプサービス(type service)などと呼ばれることもある。5GLANの名称は、本出願の実施形態では特に限定されない。
【0119】
図1に示されるアーキテクチャでは、SMFは、UPF選択および制御、IPアドレス割振りおよび管理、セッションサービス品質(quality of service,QoS)管理、PCFからポリシーおよび課金制御(policy and charging control,PCC)ポリシーを取得する機能などを含む、端末セッション管理のすべての制御プレーン機能を主に担う。
【0120】
図1に示されるアーキテクチャでは、UPFは、PDUセッション接続のアンカーとして機能し、端末のデータパケットフィルタリング、データ送信/転送、レート制御、課金情報生成、ユーザプレーンのためのQoS処理、アップリンク送信認証、送信クラス検証、ダウンリンクデータパケットバッファ、ダウンリンクデータ通知トリガなどを担う。
【0121】
図1に示されるアーキテクチャでは、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)はRANノードであり、RANノードは、アクセスネットワークデバイスと呼ばれることもある。たとえば、RANノードは、送受信ポイント(transmission reception point,TRP)、基地局、または様々な形態の制御ノード(たとえば、ネットワークコントローラまたは無線コントローラ(たとえば、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network,CRAN)シナリオにおける無線コントローラ))であり得る。具体的には、RANノードは、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、アクセスポイント(access point,AP)などであり得るか、または基地局のアンテナパネルであり得る。制御ノードは、複数の基地局に接続され、複数の基地局のカバレージ内の複数の端末のためのリソースを設定し得る。異なる無線アクセス技術を使用するシステムでは、基地局の機能を有するデバイスの名称が異なることがある。たとえば、デバイスは、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システムにおいて進化型ノードB(evolved NodeB,eNBまたはeNodeB)と呼ばれることがあるか、または5GシステムもしくはNRシステムにおいて次世代ノードB(next generation node base station,gNB)と呼ばれることがある。基地局の具体的な名称は、本出願では限定されない。RANノードは、代替として、将来の進化型パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network,PLMN)などにおけるネットワークデバイスであり得る。
【0122】
図1に示されるアーキテクチャでは、端末は、信号を受信し、および/または信号を送信するように構成されたユーザ側エンティティである。端末は、音声サービスおよびデータ接続サービスのうちの1つまたは複数をユーザに提供するように構成される。端末は、ユーザ機器(user equipment,UE)、端末デバイス、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれることもある。端末は、ビークルツーエブリシング(vehicle-to-everything,V2X)デバイス、たとえば、スマートカー(smart carまたはintelligent car)、デジタルカー(digital car)、無人車(unmanned car、driverless car、pilotless car、またはautomobile)、自動運転車(self-driving carまたはautonomous car)、純電気車両(pure EVまたはBattery EV)、ハイブリッド電気車両(hybrid electric vehicle,HEV)、距離向上電気車両(range extended EV、REEV)、プラグインハイブリッド電気車両(plug-in HEV,PHEV)、新エネルギー車両(new energy vehicle)、または路側ユニット(road si
de unit,RSU)であり得る。代替として、端末は、デバイスツーデバイス(device-to-device,D2D)デバイス、たとえば、電気メータまたは水道メータであり得る。代替として、端末は、移動局(mobile station,MS)、加入者ユニット(subscriber unit)、無人航空機、モノのインターネット(internet of things,IoT)デバイス、WLAN内の局(station,ST)、携帯電話(cellular phone)、スマートフォン(smartphone)、コードレス電話セット、ワイヤレスデータカード、タブレットコンピュータ、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop,WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant,PDA)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、マシンタイプ通信(machine type communication,MTC)端末、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、またはウェアラブルデバイス(ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもある)であり得る。代替として、端末は、次世代通信システム内の端末、たとえば、5Gシステム内の端末、将来の進化型PLMN内の端末、またはNRシステム内の端末であり得る。
【0123】
任意選択で、
図2に示されるように、現在の5Gネットワークは、アクセスおよびモビリティ管理機能(core access and mobility management function,AMF)ネットワーク要素、認証サーバ機能(authentication server function,AUSF)ネットワーク要素、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function,NSSF)ネットワーク要素、ネットワークエクスポージャ機能(network exposure function,NEF)ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能(network
repository
function,NRF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function,PCF)ネットワーク要素、統一データ管理(unified data management,UDM)ネットワーク要素、アプリケーション機能(application function,AF)ネットワーク要素などのネットワーク要素をさらに含み得る。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。
【0124】
端末は、次世代(Next generation,N)1インターフェース(略称、N1)を介してAMFネットワーク要素と通信し、RANデバイスは、N2インターフェース(略称、N2)を介してAMFネットワーク要素と通信し、RANデバイスは、N3インターフェース(略称、N3)を介してUPFネットワーク要素と通信し、UPFネットワーク要素は、N6インターフェース(略称、N6)を介してDNと通信する。
【0125】
AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、UDMネットワーク要素、AUSFネットワーク要素、またはPCFネットワーク要素などの制御プレーンネットワーク要素は、代替として、サービス指向のインターフェースを介して互いに相互作用することがある。たとえば、
図2に示されるように、AMFによって外部に提供されるサービス指向のインターフェースは、Namfであることがあり、SMFネットワーク要素によって外部に提供されるサービス指向のインターフェースは、Nsmfであることがあり、UDMネットワーク要素によって外部に提供されるサービス指向のインターフェースは、Nudmであることがあり、PCFネットワーク要素によって外部に提供されるサービス指向のインターフェースは、Npcfであることがあり、AUSFネットワーク要素によって外部に提供されるサービス指向のインターフェースは、Nausfであることがある。詳細についてここで説明されない。
【0126】
図3は、端末が5GLANサービスにアクセスするためにPDUセッションを確立する手順を示す。この手順は以下のステップを含む。
【0127】
S11.端末は、セッション確立要求メッセージをAMFに送信し、その結果、AMFは、端末によって送信されたセッション確立要求メッセージを受信する。
【0128】
セッション確立要求メッセージは、PDUセッションを確立することを要求するために使用される。セッション確立要求は、端末の識別子およびグループ識別子を含む。
【0129】
本出願のこの実施形態では、セッション確立要求メッセージ内の端末の識別子は、加入永続識別子(subscription permanent identifier,SUPI)、汎用公開加入識別子(generic public subscription identifier,GPSI)、国際モバイル加入者識別情報(international mobile subscriber identification number,IMSI)、モバイル加入者統合サービスデジタルネットワーク(mobile station integrated services digital network number,MSISDN)、グローバル一意一時識別情報(globally unique temporary identifier,GUTI)、およびデータネットワーク関連の識別子(たとえば、ネットワークアクセス識別子(network access identifier,NAI)、ローカルエリアネットワークの特定のユーザ識別子、インターネットプロトコルバージョン4(internet protocol version4,IPv4)アドレス、インターネットプロトコルバージョン6(internet protocol version6,IPv6)アドレス、MACアドレス、またはMACアドレス+VID)のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0130】
本出願のこの実施形態では、グループ識別子は、対応する5GLANグループを決定するために使用される。たとえば、グループ識別子は、データネットワーク名(data network name,DNN)、グループ識別子(Group ID)、またはDNN+単一ネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information,S-NSSAI)であり得る。
【0131】
S12.AMFは、セッション確立要求メッセージをSMFに送信し、その結果、SMFは、AMFによって送信されたセッション確立要求メッセージを受信する。
【0132】
S13.SMFは、端末にサービスするUPFを決定し、UPF上にN4セッションを確立する。
【0133】
このようにして、UPFによって確立されたN4セッションは、対応するN4ルーティングルールを記憶し、その結果、UPFは、N4ルーティングルールに従ってグループパケットを転送することがある。
【0134】
図4は、従来技術において、ローカルスイッチ方式で、UE1によって送信されたパケットを、同じグループ内のUE2に送信する手順を示す。この手順は以下のステップを特に含む。
【0135】
1.UPFは、UE1に対応するセッションのアップリンクトンネルを介して、UE1によってUE2に送信されたデータパケットを受信する。
【0136】
2.UPFは、UE1に対応するN4セッションの際にデータパケットに一致するPDRを見つける。UPFによって最初に見つけられたPDRに関連付けられたFARの宛先インターフェースパラメータは、内部インターフェースの値(たとえば、「5GLAN internal」)に設定され、ネットワークインスタンスは、UE1が属するグループの識別子に設定される。
【0137】
3.UPFは、最初に見つけられたPDRに関連付けられたFARに従って、外側のGTP-Uヘッダが除去されたデータパケットを内部インターフェースに送信する。
【0138】
4.UPFは、データパケットの宛先アドレス(すなわち、UE2のアドレス)および「5GLAN internal」のソースインターフェースに基づいて、対応するPDRでマッチングを実行し、UE2に対応するN4セッションを識別する。UPFによって2回目に見つけられたPDRに関連付けられたFARの宛先インターフェースパラメータは、UE2に接続されたアクセスネットワークデバイスのトンネル情報に設定される。
【0139】
5.UPFは、2回目に見つけられたPDRに関連付けられたFARに従ってデータパケットに外側のヘッダを付加し、対応するダウンリンクトンネルを介して、データパケットをUE2によってアクセスされるアクセスネットワークデバイスに送信し、アクセスネットワークデバイスは、データパケットをUE2に送信する。
【0140】
図5は、従来技術において、グループ内のUE1からUE3によって送信されたパケットがUPFを通して送信される手順を示す。この手順は以下のステップを特に含む。
【0141】
1.UPF1は、UE1に対応するセッションのアップリンクトンネルを介して、UE1によってUE2に送信されたデータパケットを受信する。
【0142】
2.UPF1は、UE1に対応するN4セッションの際にデータパケットに一致するPDRを見つける。UPF1によって最初に見つけられたPDRに関連付けられたFARの宛先インターフェースパラメータは、「5GLAN internal」に設定され、ネットワークインスタンスは、UE1が属するグループの識別子に設定される。
【0143】
3.UPF1は、最初に見つけられたPDRに関連付けられたFARに従って、外側のヘッダが除去されたデータパケットを内部インターフェースに送信する。
【0144】
4.UPF1は、データパケットの宛先アドレス(すなわち、UE3のアドレス)および「5GLAN internal」のソースインターフェースに基づいて、対応するPDRでマッチングを実行し、グループ単位でN4セッションを識別する。UPF1によって2回目に見つけられたPDRに関連付けられたFARの宛先インターフェースパラメータは、UPF2のN19トンネル情報に設定される。
【0145】
5.UPF1は、2回目に見つけられたPDRに関連付けられたFARに従って、UPF2のN19トンネル情報をデータパケット内にカプセル化し、データパケットをUPF2に送信する。
【0146】
6.UPF2は、N19トンネルを介してデータパケットを受信した後、N19トンネル情報を搬送するヘッダおよび/またはネットワークインスタンスに基づいて、対応するPDRでマッチングを実行し、グループ単位でN4セッションを識別する。UPF2によって最初に見つけられたPDRに関連付けられたFARの宛先インターフェースパラメータは、「5GLAN internal」に設定され、ネットワークインスタンスは、UE3が属するグループの識別子に設定される。
【0147】
7.UPF2は、最初に見つけられたPDRに関連付けられたFARに従ってデータパケットの外側のヘッダを除去し、データパケットを内部インターフェースに送信する。
【0148】
8.UPF2は、データパケットの宛先アドレス(すなわち、UE3のアドレス)および「5GLAN internal」のソースインターフェースに基づいて、対応するPDRでマッチングを実行し、UE3に対応するN4セッションを識別する。UPF2によって2回目に見つけられたPDRに関連付けられたFARの宛先インターフェースパラメータは、UE3に接続されたアクセスネットワークデバイスのトンネル情報に設定される。
【0149】
9.UPF2は、2回目に見つけられたPDRに関連付けられたFARに従ってデータパケットに外側のヘッダを付加し、対応するダウンリンクトンネルを介して、データパケットをUE3によってアクセスされるアクセスネットワークデバイスに送信し、アクセスネットワークデバイスは、データパケットをUE3に送信する。
【0150】
5GLANは、1つまたは複数のVLANをサポートし得る。それに応じて、5GLANグループ内のメンバーは、1つまたは複数のVLAN内の端末であり得る。端末がPDUセッションを確立することによって5GLANにアクセスした後、端末とUPFとの間のPDUセッションは、スイッチ間のリンクと見なされることがあり、その結果、5GLANは、端末が属するVLANと通信する。5GLANでは、端末が属するVLANのイーサネットパケットが送信されることがある。
【0151】
しかしながら、5GLAN内の異なる端末は、異なるVLAN能力を有し(たとえば、いくつかの端末は、タグなしのフレームのみをサポートすることができるが、いくつかの端末は、タグ付きのフレームをサポートすることができる)、異なる端末は、異なるネットワーキング方式を有する。現在、5GLANにおけるユーザプレーンネットワーク要素は、端末側VLAN能力およびネットワーキング方式に基づいてイーサネットパケットに対して対応する処理を実行せず、イーサネットパケットを直接転送する。その結果、外部のLANの通信が影響を受ける。
【0152】
図6を参照した説明のために、例が使用される。
図6において、UPF1は、データネットワーク内のUE1およびUE2に接続され、UE1はVLAN200に属し、UE2はVLAN100に属する。UPF1は、5GLANグループ内のUE3およびUE4にさらにサービスする。UE3はVLAN300に属し、UE4はVLAN100に属する。UPF2は、5GLANグループ内のUE5、UE6、およびUE7にサービスし、UE6は、VLAN100に属する。UE7は、UE8、UE9、およびUE10にさらに接続される。UE8はVLAN100に属し、UE9はVLAN200に属し、UE10はVLAN300に属する。
【0153】
UE7は、VLANタグを搬送するパケットを読み取る能力を有し、UE4およびUE3は、VLANタグを搬送するパケットを読み取る能力を有しないことが仮定される。UE7は、VLANタグを搬送するパケットを送信し、VLAN100タグを搬送するパケットの宛先MACアドレスは、UE4のMACアドレスである。既存の手順に基づいて、UPF2は、VLAN100タグを搬送するパケットを受信した後、VLANタグを搬送するパケットをUPF1に送信する。次いで、UPF2は、VLAN100タグを搬送するパケットをUE4に送信する。UE4は、VLAN100タグを搬送するパケットを読み取る能力を有しないので、UE4は、VLAN100タグを搬送するパケットを破棄する。その結果、VLAN100の通信が影響を受ける。
【0154】
別の例では、UE3はVLAN300に属し、UE3はUPF1にパケットを送信し、パケットの宛先MACアドレスは、UE4のMACアドレスまたはブロードキャストアドレスである。既存の手順に基づいて、UPF1は、パケットを受信した後、宛先アドレスに基づいてパケットをUE4に転送する。その結果、VLAN100に属するUE4は、パケットを誤って受信し、VLAN100またはVLAN300の通信が影響を受ける。
【0155】
したがって、5GLAN内のネットワーク要素が端末のイーサネットパケットを正常に送信し得るように、5GLAN内のネットワーク要素が端末側VLAN能力およびネットワーキング方式に適応することを可能にする方法が、解決されるべき緊急の技術的問題である。
【0156】
この技術的問題を解決するために、本出願の実施形態は、ルート設定方法を提供する。
図7に示されるように、本方法は以下のステップを含む。
【0157】
S101.セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのVLAN情報を取得する。
【0158】
第1のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の、第1の端末の確立されたPDUセッションに対応するポートである。第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1の端末に5GLANサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素である。
【0159】
任意選択で、第1のポートは、仮想ポート、たとえば、N3ポートであり得る。セッション管理ネットワーク要素または第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のポートのポート情報を構成し得る。第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのポート情報を構成するとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素から第1のポートのポート情報を取得し得ることが理解され得る。
【0160】
たとえば、第1のポートのポート情報は、以下の、IPアドレス、ポート番号、MACアドレス、またはTEIDのうちの1つまたは複数の組合せを含み得る。
【0161】
本出願のこの実施形態において、別のポートのポート情報については、第1のポートのポート情報を参照されたい。本明細書では、一般的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
【0162】
本出願のこの実施形態では、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末の位置、セッション管理ネットワーク要素に関連付けられた各ユーザプレーンネットワーク要素のサービス範囲、およびセッション管理ネットワーク要素によって管理される各ユーザプレーンネットワーク要素のサービス能力などの要因に基づいて、第1のユーザプレーンネットワーク要素を第1の端末に割り振ることがある。その具体的な実装形態については、従来技術を参照されたい。詳細についてここで説明されない。
【0163】
第1のポートのVLAN情報は、以下の、第1のポートのデフォルトVID、第1のポートの許可されたVIDリスト、または第1のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0164】
第1のポートのデフォルトVIDは、第1のポートを介して受信されVIDを搬送しないパケットを識別する。任意選択で、第1のポートのデフォルトVIDは、第1の端末が属するVLANに対応するVIDであり得る。
【0165】
第1のポートの許可されたVIDリストは、1つまたは複数のVIDを記録する。第1のポートの許可されたVIDリストに記録されたVIDは、第1のポートを通過することを許可されたパケットにおいて搬送されたVIDと同じである。
【0166】
第1のポートのタグなしのVIDリストは、1つまたは複数のVIDを記録する。第1のポートのタグなしのVIDリストに記録されたVIDは、第1のポートを介して送信されるパケットから除去されたVIDと同じである。
【0167】
許可されたVIDリストは、別の名称、たとえばタグ付きのリストを有し得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
【0168】
タグなしのVIDリストは、別の名称、たとえば、タグなしのリストを有し得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
【0169】
任意選択で、第1のポートのVLAN情報は、別のパラメータ、たとえば、インターフェースモード、許可されたVIDリスト内の各VIDの優先度、タグなしのVIDリスト内の各VIDの優先度、表示情報、および/または第1のアクション表示をさらに含み得る。
【0170】
VIDの優先度は、許可されたVIDリストまたはタグなしのVIDリストにおけるVIDのマッチング順序を決定するために使用される。VIDのより高い優先度は、許可されたVIDリストまたはタグなしのVIDリストにおけるVIDのより高いマッチング順序を示す。たとえば、許可されたVIDリストがVID1、VID2、およびVID3を順に含み、VID2の優先度がVID1の優先度よりも高く、VID1の優先度がVID3の優先度よりも高いことが仮定される。このようにして、第1のポートを介して受信されたパケットについて、パケットにおいて搬送されたVIDがVID2と一致するかどうかが最初に決定される。パケットにおいて搬送されたVIDがVID2と一致しないとき、パケットにおいて搬送されたVIDがVID1と一致するかどうかがさらに決定される。次いで、パケットにおいて搬送されたVIDがVID1と一致しないとき、パケットにおいて搬送されたVIDがVID3と一致するかどうかがさらに決定される。
【0171】
インターフェースモードは、アクセスタイプ、トランクタイプ、またはハイブリッドタイプを含む。任意選択で、インターフェースモードは、別の名称、たとえば、インターフェースタイプまたはポートタイプを有し得る。これは、本明細書では限定されない。
【0172】
本出願のこの実施形態において、第1のポートのVLAN情報がインターフェースモードを含む場合、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのVLAN情報に含まれるインターフェースモードに基づいて、第1のポートのインターフェースモードを決定し得る。言い換えれば、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートが、アクセスポート、トランクポート、またはハイブリッドポートであると決定し得る。
【0173】
本出願のこの実施形態において、第1のポートのVLAN情報がインターフェースモードを含まない場合、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのVLAN情報に含まれるVLANパラメータのタイプに基づいて、第1のポートのインターフェースモードを決定し得る。たとえば、第1のポートのVLAN情報が、第1のポートのデフォルトVIDを含み、第1のポートの許可されたVIDリストまたはタグなしのVIDリストを含まない場合、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートがアクセスポートであると決定する。第1のポートのVLAN情報が、第1のポートのデフォルトVIDおよび許可されたVIDリストを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストを含まない場合、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートがトランクポートであると決定する。第1のポートのVLAN情報が、第1のポートのデフォルトVID、第1のポートの許可されたVIDリスト、および第1のポートのタグなしのVIDリストを含む場合、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートがハイブリッドポートであると決定し得る。
【0174】
表示情報は、第1の端末がVLANをサポートするかどうかを示す。第1の端末がVLANをサポートすることを表示情報が示すとき、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第1の端末に送信されるパケットは、VLANタグを搬送しても搬送しなくてもよい。第1の端末がVLANをサポートしないことを表示情報が示すとき、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第1の端末に送信されるパケットは、VLANタグを搬送することができない。
【0175】
任意選択で、第1のアクション表示は、第1の端末によって送信されたアップリンクパケットおよび/または第1の端末に送信されるダウンリンクパケットに対する動作を示す。第1のアクション表示によって示される動作は、以下の、
動作1-1:アップリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
動作1-2:第1のポートのデフォルトVIDをアップリンクパケットに付加すること、
動作1-3:ダウンリンクパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
動作1-4:第1のポートのデフォルトVIDまたは第1のポートのタグなしのVIDリスト内のVIDをダウンリンクパケットから除去すること、
動作1-5:第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
動作1-6:第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
動作1-7:第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、アップリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
動作1-8:第1のポートの許可されたVIDリストに基づいて、ダウンリンクパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
動作1-9:アップリンクパケットにS-TAGを付加することをスキップすること、
動作1-10:ダウンリンクパケットからS-TAGを除去することをスキップすること、
動作1-11:アップリンクパケットにS-TAGを付加すること、または
動作1-12:ダウンリンクパケットからS-TAGを除去すること
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0176】
動作1-1から動作1-12は例にすぎず、第1のアクション表示は、別の動作をさらに示し得る。これは、本明細書では限定されない。
【0177】
任意選択で、第1のアクション表示は、動作1-1から動作1-12において互いに競合しない複数の表示を含み得る。たとえば、第1のアクション表示は、動作1-2および動作1-7を含み得る。
【0178】
本出願のこの実施形態において、第1のポートのVLAN情報は、別の名称、たとえば、第1の端末によって確立されたPDUセッションのVLAN情報を有し得る。これは特に限定されない。
【0179】
本出願のこの実施形態において、第1のポートの許可されたVIDリストは、別の名称、たとえば、第1の端末によって確立されたPDUセッションの許可されたVIDリストを有し得る。これは特に限定されない。
【0180】
本出願のこの実施形態において、第1のポートのタグなしのVIDリストは、別の名称、たとえば、第1の端末によって確立されたPDUセッションのタグ付きのVIDリストを有し得る。これは特に限定されない。
【0181】
本出願のこの実施形態において、第1のポートのデフォルトVIDは、別の名称、たとえば、第1の端末によって確立されたPDUセッションのデフォルトVIDを有し得る。これは特に限定されない。
【0182】
考えられる実装形態では、第1の端末がPDUセッションを確立する処理において、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報を最初に取得する。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に基づいて第1のポートのVLAN情報を決定する。
【0183】
任意選択で、第1の端末のVLAN情報は、以下のVLANパラメータ、すなわち、表示情報、デフォルトVID、許可されたVIDリスト、タグなしのVIDリスト、インターフェースモード、第1のアクション表示、S-TAG、またはVIDの優先度のうちの1つまたは複数の組合せを含み得る。
【0184】
任意選択で、セッション管理ネットワーク要素が第1の端末のVLAN情報に基づいて第1のポートのVLAN情報を決定することは、以下の実装形態のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0185】
実装形態1:第1の端末のVLAN情報が許可されたVIDリストを含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストを、第1のポートの許可されたVIDリストと決定し得る。
【0186】
たとえば、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストは、VID1、VID2、およびVID3を含み、その結果、第1のポートの許可されたVIDリストも、VID1、VID2、およびVID3を含む。
【0187】
実装形態2:第1の端末のVLAN情報がタグなしのVIDリストを含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれるタグなしのVIDリストを、第1のポートのタグなしのVIDリストと決定し得る。
【0188】
たとえば、第1の端末のVLAN情報に含まれるタグなしのVIDリストは、VID2およびVID3を含み、その結果、第1のポートのタグなしのVIDリストも、VID2およびVID3を含む。
【0189】
実装形態3:第1の端末のVLAN情報が第1のアクション表示を含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれる第1のアクション表示を、第1のポートのVLAN情報に含まれる第1のアクション表示と決定し得る。
【0190】
実装形態4:第1の端末のVLAN情報がS-TAGを含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれるS-TAGを、第1のポートのVLAN情報に含まれるS-TAGと決定し得る。
【0191】
実装形態5:第1の端末のVLAN情報がデフォルトVIDを含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれるデフォルトVIDを、第1のポートのVLAN情報に含まれる第1のポートのデフォルトVIDと決定し得る。
【0192】
実装形態6:第1の端末のVLAN情報がインターフェースモードまたはデフォルトVIDを含まず、第1の端末のVLAN情報が許可されたVIDリストを含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストにおけるあらかじめ設定された条件を満たすVIDを、第1のポートのデフォルトVIDと決定し得る。
【0193】
任意選択で、第1の端末のVLAN情報が許可されたVIDリストを含み、第1の端末のVLAN情報がデフォルトVIDを含まないとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト(またはタグなしのVIDリスト)におけるあらかじめ設定された条件を満たすVIDを、第1のポートのデフォルトVIDと決定し得る。
【0194】
任意選択で、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストにおけるあらかじめ設定された条件を満たすVIDは、
第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最初のVID、
第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最後のVID、
第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最高の優先度を有するVID、または
第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の最低の優先度を有するVID
であり得る。
【0195】
実装形態7:第1の端末のVLAN情報がデフォルトVIDを含まず、第1の端末のVLAN情報が許可されたVIDリストおよびインターフェースモードを含み、インターフェースモードがアクセスタイプであるとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリスト内の1つのVIDのみを、第1のポートのデフォルトVIDと決定する。
【0196】
実装形態8:第1の端末のVLAN情報がデフォルトVIDを含まず、第1の端末のVLAN情報が許可されたVIDリストおよびインターフェースモードを含み、インターフェースモードがトランクタイプまたはハイブリッドタイプであるとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末のVLAN情報に含まれる許可されたVIDリストにおけるあらかじめ設定された条件を満たすVIDを、第1のポートのデフォルトVIDと決定し得る。
【0197】
実装形態9:第1の端末のVLAN情報がタグなしのVIDリストを含まないとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのデフォルトVIDを、第1のポートのタグなしのVIDリストとして使用し得る。言い換えれば、第1のポートのタグなしのVIDリストは、第1のポートのデフォルトVIDのみを含む。
【0198】
任意選択で、第1の端末が第1の端末のVLAN情報を取得することは、以下の方式のうちの少なくとも1つを含む。
【0199】
方式1:セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末から第1の端末のVLAN情報を取得する。
【0200】
たとえば、セッション管理ネットワーク要素は、第1の端末からセッション確立要求メッセージを受信し、ここで、セッション確立要求メッセージは、第1の端末のVLAN情報を含む。
【0201】
方式2:セッション管理ネットワーク要素は、データ管理ネットワーク要素から第1の端末のVLAN情報を取得する。
【0202】
任意選択で、データ管理ネットワーク要素は、5GにおけるUDMであり得る。
【0203】
たとえば、セッション管理ネットワーク要素は、データ管理ネットワーク要素から加入データを取得し、ここで、加入データは、第1の端末のVLAN情報を含む。セッション管理ネットワーク要素が加入データを取得する実装形態については、従来技術を参照することが理解され得る。詳細についてここで説明されない。
【0204】
方式3:セッション管理ネットワーク要素は、ポリシー制御機能ネットワーク要素から第1の端末のVLAN情報を取得する。
【0205】
任意選択で、ポリシー制御機能ネットワーク要素は、5GにおけるPCFであり得る。
【0206】
たとえば、セッション管理ネットワーク要素は、ポリシー制御機能ネットワーク要素にポリシー制御取得要求を送信し、ここで、ポリシー制御取得要求は、セッション識別子、第1の端末の識別子、およびポリシーインデックスを含み得る。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、ポリシー制御機能ネットワーク要素によって送信されたポリシー制御取得応答メッセージを受信し、ここで、ポリシー制御取得応答メッセージは、ポリシーおよび課金制御(policy and charging control,PCC)ルールを搬送し、PCCルールは、第1の端末のVLAN情報を含む。
【0207】
任意選択で、ポリシー制御機能ネットワーク要素は、アプリケーション機能エンティティから第1の端末のVLAN情報を直接取得することがある。代替として、ポリシー機能ネットワーク要素は、エクスポージャ機能ネットワーク要素を介してアプリケーション機能エンティティから第1の端末のVLAN情報を取得することがある。アプリケーション機能エンティティは、5GにおけるAFであり得る。エクスポージャ機能ネットワーク要素は、5GにおけるNEFであり得る。
【0208】
方式4:セッション管理ネットワーク要素は、認証サーバから第1の端末のVLAN情報を取得する。
【0209】
任意選択で、認証サーバは、データネットワークに対応する認証、認可、アカウンティング(authentication,authorization,accounting,AAA)サーバであり得る。
【0210】
たとえば、セッション管理ネットワーク要素は、認証要求を認証サーバに送信する。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、認証サーバによって送信された認証認可応答メッセージを受信する。認証認可応答メッセージは、第1の端末のVLAN情報を含む。任意選択で、認証認可応答メッセージは、他の情報、たとえば、ポリシーインデックスをさらに含み得る。
【0211】
本出願のこの実施形態では、セッション管理ネットワーク要素は、方式1から方式4のうちの1つのみにおいて第1の端末のVLAN情報を取得し得る。代替として、セッション管理ネットワーク要素は、方式1から方式4のうちの複数において第1の端末の複数のVLAN情報を取得し得る。
【0212】
任意選択で、セッション管理ネットワーク要素が第1の端末の複数のVLAN情報を取得するとき、複数のVLAN情報が同じタイプのターゲットVLANパラメータを含む場合、複数のVLAN情報のうちの最高の優先度を有するVLAN情報に含まれるターゲットVLANパラメータが、第1のポートのVLAN情報に含まれるターゲットVLANパラメータとして使用される。複数のVLAN情報のうちの第1のVLAN情報がターゲットVLANパラメータを含み、複数のVLAN情報のうちの第1のVLAN情報以外のVLAN情報がターゲットVLANパラメータを含まない場合、第1のVLAN情報内のターゲットVLANパラメータは、第1のポートのVLAN情報に含まれるターゲットVLANパラメータとして使用される。ターゲットVLANパラメータは、VLANパラメータのうちのいずれか1つであり得る。第1のVLAN情報は、複数のVLAN情報のうちのいずれか1つであり得る。
【0213】
VLAN情報の優先度は、VLAN情報のソースの優先度に依存する。たとえば、VLAN情報のソースの優先度は、降順で、ポリシー制御機能ネットワーク要素、認証サーバ、データ管理ネットワーク要素、および第1の端末である。それに応じて、VLAN情報の優先度は、降順で、ポリシー制御機能ネットワーク要素から取得されたVLAN情報、認証サーバから取得されたVLAN情報、データ管理ネットワーク要素から取得されたVLAN情報、および第1の端末から取得されたVLAN情報である。
【0214】
たとえば、セッション管理ネットワーク要素が認証サーバから第1の端末のVLAN情報1を取得することが仮定され、ここで、VLAN情報1は、デフォルトVID1および許可されたVIDリスト1を含む。セッション管理ネットワーク要素は、ポリシー制御機能ネットワーク要素から第1の端末のVLAN情報2を取得し、ここで、VLAN情報2は、デフォルトVID2、許可されたVIDリスト2、およびタグなしのVIDリスト2を含む。セッション管理ネットワーク要素は、データ管理ネットワーク要素から第1の端末のVLAN情報3を取得し、ここで、VLAN情報3は、タグなしのVIDリスト3およびインターフェースモード3を含む。VLAN情報の優先度は、降順で、VLAN情報2、VLAN情報1、およびVLAN情報3である。したがって、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのVLAN情報が、デフォルトVID2、許可されたVIDリスト2、タグなしのVIDリスト2、およびインターフェースモード3を含むと決定し得る。
【0215】
S102.セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのVLAN情報に基づいて第1のルーティング情報を生成する。
【0216】
第1のルーティング情報は、第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第1のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信された第1の端末のパケットである。言い換えれば、第1のパケットは、第1の端末からの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。
【0217】
たとえば、第1のパケットのソースMACアドレスは、第1の端末のMACアドレス、または第1の端末によって管理される別の端末のMACアドレスであり得る。
【0218】
考えられる設計では、第1のルーティング情報に含まれるVLANパラメータは、第1のポートのインターフェースモードと無関係である。言い換えれば、第1のポートのタイプにかかわらず、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。
【0219】
場合によっては、たとえば、第1のポートがアクセスポートであるとき、第1のポートのVLAN情報は、第1のポートの許可されたVIDリストを含まないことがある。したがって、セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのデフォルトVIDに基づいて、第1のポートの許可されたVIDリストを決定し得る。この場合、第1のポートの許可されたVIDリストは、第1のポートのデフォルトVIDのみを含む。
【0220】
任意選択で、第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(1-1)第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
(1-2)第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第1のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
(1-3)第1のポートの許可されたVIDリストが第1のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第1のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0221】
別の考えられる設計では、第1のルーティング情報に含まれるVLANパラメータは、第1のポートのインターフェースモードに関係する。したがって、第1のルーティング情報は、以下の2つの場合を含む。
【0222】
場合1:第1のポートがアクセスポートであるとき、第1のルーティング情報は、デフォルトVIDを含み、第1のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストを含まない。この場合、第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(1-1)第1のパケットがVIDを搬送しないとき、第1のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のポートのデフォルトVIDを第1のパケットに付加するべきであることを示すこと、
(1-4)第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第1のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
(1-5)第1のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第1のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0223】
場合2:第1のポートがトランクポートまたはハイブリッドポートであるとき、第1のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含む。この場合、第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(1-1)から(1-3)のうちの少なくとも1つを含む。
【0224】
任意選択で、第1のポートのVLAN情報が第1のアクション表示を含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1のアクション表示に基づいて第1のルーティング情報をさらに決定することがある。
【0225】
たとえば、第1のアクション表示が動作1-1を含む場合、第1のルーティング情報は、VLANパラメータを含まない。したがって、第1のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第1のパケットを受け入れるべきであることを示す。
【0226】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-2を含む場合、第1のルーティング情報は、少なくとも、第1のポートのデフォルトVIDを含む。したがって、第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、少なくとも(1-1)を含む。
【0227】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-5を含む場合、第1のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストを含まない。したがって、第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(1-2)または(1-3)を含まない。
【0228】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-7を含む場合、第1のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストを含む。したがって、第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(1-2)および(1-3)を含む。
【0229】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-9を含む場合、第1のルーティング情報は、S-TAGを含まない。したがって、第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の(1-6)を含まない。
【0230】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-11を含む場合、第1のルーティング情報は、S-TAGを含む。したがって、第1のルーティング情報が第1のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の(1-6)を含む。
(1-6)第1のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素がS-TAGを第1のパケットに付加するべきであることを示す。
【0231】
本出願のこの実施形態では、第1のルーティング情報は、第1のPDRまたは第1のFARによって表され得る。
【0232】
たとえば、第1のルーティング情報が第1のPDRによって表されるとき、パケット検出情報(packet detection information,PDI)情報要素(information element,IE)、外側ヘッダ除去(outer header removal)IE、または第1のPDRにおける別の拡張IEは、第1のルーティング情報を含み得る。
【0233】
たとえば、第1のルーティング情報が第1のFARによって表されるとき、アクションIE、外側ヘッダ生成(outer header creation)IE、転送ポリシー(forwarding policy)IE、ヘッダエンリッチメントのためのコンテナ(Container for header enrichment)IE、または第1のFARにおける別の拡張IEは、第1のルーティング情報を含み得る。
【0234】
上記の拡張IEは、VLAN処理表示IEと命名されるか、または別の名称を有することがある。これは限定されない。以下の別のPDRまたはFARにおける拡張IEについては、第1のPDRまたは第1のFARにおける拡張IEを参照されたい。本明細書では、一般的な説明が提供され、詳細は以下で再び説明されない。
【0235】
S103.セッション管理ネットワーク要素は、第1のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信し、その結果、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第1のルーティング情報を受信する。
【0236】
S104.第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティング情報を記憶する。
【0237】
S105.セッション管理ネットワーク要素は、第1のポートのVLAN情報に基づいて第2のルーティング情報を生成する。
【0238】
第2のルーティング情報は、第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用され、第2のパケットは、第1のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第1の端末に送信されるパケットである。言い換えれば、第2のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第1の端末に送信されるパケットである。
【0239】
たとえば、第2のパケットの宛先MACアドレスは、第1の端末のMACアドレス、または第1の端末によって管理される別の端末のMACアドレスであり得る。
【0240】
考えられる設計では、第2のルーティング情報に含まれるVLANパラメータは、第1のポートのインターフェースモードと無関係である。言い換えれば、第1のポートのタイプにかかわらず、第2のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストおよび第1のポートのタグなしのVIDリストを含む。
【0241】
第1のポートがアクセスポートであるとき、第1のポートの許可されたVIDリストとタグなしのVIDリストの両方は、第1のポートのデフォルトVIDのみを含むことが理解され得る。第1のポートがトランクポートであるとき、第1のポートのタグなしのVIDリストは、第1のポートのデフォルトVIDのみを含む。
【0242】
任意選択で、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(2-1)第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
(2-2)第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
(2-3)第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、VIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0243】
別の考えられる設計では、第2のルーティング情報に含まれるVLANパラメータは、第1のポートのインターフェースモードに関係する。したがって、第2のルーティング情報は、以下の3つの場合を含む。
【0244】
場合1:第1のポートがアクセスポートであるとき、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDを含み、第1のポートの許可されたVIDリストまたはタグなしのVIDリストを含まない。この場合、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(2-4)第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
(2-5)第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、VIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0245】
場合2:第1のポートがトランクポートであるとき、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDおよび第1のポートの許可されたVIDリストを含み、第1のポートのタグなしのVIDリストを含まない。この場合、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(2-1)第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
(2-6)第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
(2-7)第1のポートの許可されたVIDリストが第2のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第2のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第2のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、VIDなしで第2のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0246】
場合3:第1のポートがハイブリッドポートであるとき、第2のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストおよび第1のポートのタグなしのVIDリストを含む。この場合、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(2-1)から(2-3)のうちの少なくとも1つを含む。
【0247】
任意選択で、第1のポートのVLAN情報が第1のアクション表示を含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1のアクション表示に基づいて第2のルーティング情報をさらに決定することがある。
【0248】
たとえば、第1のアクション表示が動作1-2を含む場合、第2のルーティング情報は、VLANパラメータを含まない。したがって、第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットを送信するべきであることを示す。
【0249】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-4を含む場合、第2のルーティング情報は、第1のポートのデフォルトVIDまたはタグなしのVIDリストを含む。したがって、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、少なくとも、(2-3)、(2-5)、または(2-7)を含む。
【0250】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-6を含む場合、第2のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストを含まない。したがって、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(2-2)、(2-3)、(2-6)、または(2-7)を含まない。
【0251】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-8を含む場合、第2のルーティング情報は、第1のポートの許可されたVIDリストを含む。したがって、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、少なくとも(2-2)および(2-3)を含む。代替として、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、少なくとも(2-6)および(2-7)を含む。
【0252】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-10を含む場合、第2のルーティング情報は、S-TAGを含まない。したがって、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の(2-8)を含まない。
【0253】
別の例では、第1のアクション表示が動作1-12を含む場合、第2のルーティング情報は、S-TAGを含む。したがって、第2のルーティング情報が第2のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の(2-8)を含む。
(2-8)第2のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のパケットからS-TAGを除去するべきであることを示す。
【0254】
本出願のこの実施形態では、第2のルーティング情報は、第2のPDRまたは第2のFARによって表され得る。
【0255】
たとえば、第2のルーティング情報が第2のPDRによって表されるとき、パケット検出情報、外側ヘッダ除去IE、または第2のPDRにおける別の拡張IEは、第2のルーティング情報を含み得る。
【0256】
たとえば、第2のルーティング情報が第2のFARによって表されるとき、アクションIE、外側ヘッダ生成IE、転送ポリシーIE、ヘッダエンリッチメントのためのコンテナIE、または第2のFARにおける別の拡張IEは、第2のルーティング情報を含み得る。
【0257】
第2のPDRまたは第2のFARにおけるIEに含まれるVLANパラメータは、第2のルーティング情報に含まれるVLANパラメータであることが理解され得る。
【0258】
S106.セッション管理ネットワーク要素は、第2のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信し、その結果、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第2のルーティング情報を受信する。
【0259】
S107.第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2のルーティング情報を記憶する。
【0260】
ステップS102からS104およびステップS105からS107を実行する順序は、本出願のこの実施形態では限定されない。たとえば、ステップS102からS104が、ステップS105からS107の前に実行されることがあるか、ステップS105からS107が、ステップS102からS104の前に実行されることがあるか、または、ステップS102からS104とステップS105からS107とが同時に実行される。
【0261】
ステップS105およびS107が同時に実行されるとき、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報は、異なるシグナリングにおいて搬送されることがあるか、または、第1のルーティング情報および第2のルーティング情報は、同じシグナリング、たとえば、N4セッション生成要求メッセージにおいて搬送されることがある。N4セッション生成要求メッセージは、第1の端末によって確立されたPDUセッションに対応するN4セッションを生成するために使用される。
【0262】
図7に示される技術的解決策に基づいて、5GLANが外部のLANと通信するシナリオでは、第1のポートのVLAN情報は、第1の端末が位置するネットワークのネットワーキング方式およびVLAN構成を反映し得る。第1のルーティング情報および第2のルーティング情報は、第1のポートのVLAN情報に基づいて生成される。したがって、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第1のルーティング情報に基づいて第1のパケットを処理し、第2のルーティング情報に基づいて第2のパケットを処理することがある。結果として、第1のユーザプレーンネットワーク要素がパケットを処理する方式は、第1の端末が位置するネットワークのネットワーキング方式およびVLAN構成に適応し、外部のLANの正常な通信を確実にし得る。
【0263】
図7に示される技術的解決策は、第1の端末がPDUセッションを確立する処理に適用され得る。セッション管理ネットワーク要素について、第1の端末がPDUセッションを確立する処理は、セッション管理ネットワーク要素が第1の端末からPDUセッション確立要求メッセージを受信した後、セッション管理ネットワーク要素がPDUセッション確立応答メッセージを送信する前の時間期間である。
【0264】
いくつかのシナリオでは、第1の端末が、5GLANサービスにアクセスするためにPDUセッションを確立する5GLANグループ内の第1の端末ではないことがあるので、5GLAN内に第1のユーザプレーンネットワーク要素以外の別のユーザプレーンネットワーク要素が存在することがある。別のユーザプレーンネットワーク要素は、5GLANグループ内の別の端末にサービスすることがある。説明を容易にするために、5GLAN内の第1のユーザプレーンネットワーク要素以外の別のユーザプレーンネットワーク要素は、以下では略して第2のユーザプレーンネットワーク要素と呼ばれる。
【0265】
考えられる設計では、5GLAN内にさらに第2のユーザプレーンネットワーク要素が存在するとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素と第2のユーザプレーンネットワーク要素との間に第1のトンネルが確立されることがあり、第1のトンネルは、すべてのパケットを透過的に送信するように構成され得る。この場合、セッション管理ネットワーク要素は、従来技術に従って、第1のユーザプレーンネットワーク要素および第2のユーザプレーンネットワーク要素上に、第1のトンネルに関連するルーティング情報を設定することがある。
【0266】
別の考えられる設計では、5GLAN内にさらに第2のユーザプレーンネットワーク要素が存在するとき、セッション管理ネットワーク要素は、
図8に示されるルート設定方法に従って、第1のユーザプレーンネットワーク要素および第2のユーザプレーンネットワーク要素上に対応するルーティング情報を設定することがある。
【0267】
図8は、本出願の実施形態によるルート設定方法を示す。本方法は以下のステップを含む。
【0268】
S201.セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストおよび第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストを取得する。
【0269】
考えられる実装形態では、セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストと、第2のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストとを取得する。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストの和集合を、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストとして使用する。セッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素上の様々なPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストの和集合を、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストとして使用する。
【0270】
たとえば、UPF1は、端末1、端末2、および端末3にサービスを提供する。それに応じて、UPF1は、端末1によって確立されたPDUセッションに対応するポート1と、端末2によって確立されたPDUセッションに対応するポート2と、端末3によって確立されたPDUセッションに対応するポート3とを有する。ポート1の許可されたVIDリストは、VID1、VID2、およびVID3を含む。ポート2の許可されたVIDリストは、VID1、VID4、およびVID5を含む。ポート3の許可されたVIDリストは、VID6を含む。したがって、UPF1の許可されたVIDリストは、VID1、VID2、VID3、VID4、VID5、およびVID6を含む。
【0271】
セッション管理ネットワーク要素が第1のユーザプレーンネットワーク要素または第2のユーザプレーンネットワーク要素上のPDUセッションに対応するポートの許可されたVIDリストを取得する実装形態については、セッション管理ネットワーク要素が第1のポートの許可されたVIDリストを取得する実装形態を参照することに留意されたい。詳細についてここで説明されない。
【0272】
S202.セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第3のルーティング情報を生成する。
【0273】
第3のルーティング情報は、第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用される。第3のパケットは、第2のユーザプレーンネットワーク要素からの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。言い換えれば、第3のパケットは、第2のポートを介して第2のユーザプレーンネットワーク要素からの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。
【0274】
第2のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素側の第1のトンネルのポートである。第1のトンネルは、第1のユーザプレーンネットワーク要素と第2のユーザプレーンネットワーク要素との間のトンネルである。たとえば、第1のトンネルは、N19トンネルであり得る。
【0275】
任意選択で、セッション管理ネットワーク要素または第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第2のポートのポート情報を設定することがある。第1のユーザプレーンネットワーク要素が第2のポートのポート情報を設定することを担うとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素から第2のポートのポート情報を取得し得る。
【0276】
本出願のこの実施形態において、第3のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストを含む。
【0277】
任意選択で、第3のルーティング情報が第3のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(3-1)第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第3のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
(3-2)第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第3のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第3のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第3のパケットを受け入れるべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0278】
第3のルーティング情報に基づいて、第3のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリスト内に存在しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第3のパケットをさらに処理する必要がなく、第1のユーザプレーンネットワーク要素によってイーサネットパケットを処理する圧力を低減する。
【0279】
本出願のこの実施形態では、第3のルーティング情報は、第3のPDRまたは第3のFARによって表され得る。
【0280】
たとえば、第3のルーティング情報が第3のPDRによって表されるとき、パケット検出情報、外側ヘッダ除去IE、または第3のPDRにおける別の拡張IEは、第3のルーティング情報を含み得る。
【0281】
たとえば、第3のルーティング情報が第3のFARによって表されるとき、アクションIE、外側ヘッダ生成IE、転送ポリシーIE、ヘッダエンリッチメントのためのコンテナIE、または第3のFARにおける別の拡張IEは、第3のルーティング情報を含み得る。
【0282】
S203.セッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第4のルーティング情報を生成する。
【0283】
第4のルーティング情報は、第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用される。第4のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。言い換えれば、第4のパケットは、第2のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によって第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。
【0284】
本出願のこの実施形態において、第4のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストを含む。
【0285】
任意選択で、第4のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(4-1)第2のユーザプレーンネットワーク要素に対応する許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第4のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
(4-2)第2のユーザプレーンネットワーク要素に対応する許可されたVIDリストが第4のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第4のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0286】
第4のルーティング情報に基づいて、第4のパケットにおいて搬送されたVIDが第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリスト内に存在しないとき、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第4のパケットを第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信する必要がなく、不要な送信オーバヘッドを低減する。加えて、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第4のパケットを処理する必要もなく、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってイーサネットパケットを処理する圧力を低減する。
【0287】
本出願のこの実施形態では、第4のルーティング情報は、第4のPDRまたは第4のFARによって表され得る。
【0288】
たとえば、第4のルーティング情報が第4のPDRによって表されるとき、パケット検出情報、外側ヘッダ除去IE、または第4のPDRにおける別の拡張IEは、第4のルーティング情報を含み得る。
【0289】
たとえば、第4のルーティング情報が第4のFARによって表されるとき、アクションIE、外側ヘッダ生成IE、転送ポリシーIE、ヘッダエンリッチメントのためのコンテナIE、または第4のFARにおける別の拡張IEは、第4のルーティング情報を含み得る。
【0290】
S204.セッション管理ネットワーク要素は、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信し、その結果、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を受信する。
【0291】
任意選択で、セッション管理ネットワーク要素は、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を同時に送信することがあるか、または第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を異なる瞬間に別々に送信することがある。
【0292】
任意選択で、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報は、同じシグナリングにおいて搬送されることがあるか、または異なるシグナリングにおいて搬送されることがある。第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を搬送するシグナリングは、N4セッション生成/修正要求メッセージであり得る。
【0293】
S205.第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第3のルーティング情報および第4のルーティング情報を記憶する。
【0294】
S206.セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第5のルーティング情報を生成する。
【0295】
第5のルーティング情報は、第5のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用される。第5のパケットは、第2のユーザプレーンネットワーク要素によって第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。言い換えれば、第5のパケットは、第3のポートを介して第2のユーザプレーンネットワーク要素によって第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信されるパケットである。第3のポートは、第2のユーザプレーンネットワーク要素側の第1のトンネルのポートである。
【0296】
任意選択で、セッション管理ネットワーク要素または第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第3のポートのポート情報を設定することがある。第2のユーザプレーンネットワーク要素が第3のポートのポート情報を設定することを担うとき、セッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素から第3のポートのポート情報を取得し得る。
【0297】
本出願のこの実施形態において、第5のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストを含む。
【0298】
任意選択で、第5のルーティング情報が第5のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(5-1)第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第5のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第5のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
(5-2)第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第5のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第5のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第5のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0299】
第5のルーティング情報に基づいて、第5のパケットにおいて搬送されたVIDが第1のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリスト内に存在しないとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第5のパケットを第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信する必要がなく、不要な送信オーバヘッドを低減する。加えて、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第5のパケットを処理する必要もなく、第1のユーザプレーンネットワーク要素によってイーサネットパケットを処理する圧力を低減する。
【0300】
本出願のこの実施形態では、第5のルーティング情報は、第5のPDRまたは第5のFARによって表され得る。
【0301】
たとえば、第5のルーティング情報が第5のPDRによって表されるとき、パケット検出情報、外側ヘッダ除去IE、または第5のPDRにおける別の拡張IEは、第5のルーティング情報を含み得る。
【0302】
たとえば、第5のルーティング情報が第5のFARによって表されるとき、アクションIE、外側ヘッダ生成IE、転送ポリシーIE、ヘッダエンリッチメントのためのコンテナIE、または第5のFARにおける別の拡張IEは、第5のルーティング情報を含み得る。
【0303】
S207.セッション管理ネットワーク要素は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストに基づいて第6のルーティング情報を生成する。
【0304】
第6のルーティング情報は、第6のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用される。第6のパケットは、第1のユーザプレーンネットワーク要素からの第2のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。言い換えれば、第6のパケットは、第3のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素からの第2のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。
【0305】
本出願のこの実施形態において、第6のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストを含む。
【0306】
任意選択で、第6のルーティング情報が第6のパケットを処理するために第2のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(6-1)第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第6のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第6のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
(6-2)第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリストが第6のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第6のルーティング情報は、第2のユーザプレーンネットワーク要素が第6のパケットを受け入れるべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0307】
第6のルーティング情報に基づいて、第6のパケットにおいて搬送されたVIDが第2のユーザプレーンネットワーク要素の許可されたVIDリスト内に存在しないとき、第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第6のパケットをさらに処理する必要がなく、第2のユーザプレーンネットワーク要素によってイーサネットパケットを処理する圧力を低減する。
【0308】
本出願のこの実施形態では、第6のルーティング情報は、第6のPDRまたは第6のFARによって表され得る。
【0309】
たとえば、第6のルーティング情報が第6のPDRによって表されるとき、パケット検出情報、外側ヘッダ除去IE、または第6のPDRにおける別の拡張IEは、第6のルーティング情報を含み得る。
【0310】
たとえば、第6のルーティング情報が第6のFARによって表されるとき、アクションIE、外側ヘッダ生成IE、転送ポリシーIE、ヘッダエンリッチメントのためのコンテナIE、または第6のFARにおける別の拡張IEは、第6のルーティング情報を含み得る。
【0311】
S208.セッション管理ネットワーク要素は、第5のルーティング情報および第6のルーティング情報を第2のユーザプレーンネットワーク要素に送信し、その結果、第2のユーザプレーンネットワーク要素が、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第5のルーティング情報および第6のルーティング情報を受信する。
【0312】
任意選択で、セッション管理ネットワーク要素は、第5のルーティング情報および第6のルーティング情報を同時に送信することがあるか、または第5のルーティング情報および第6のルーティング情報を異なる瞬間に別々に送信することがある。
【0313】
任意選択で、第5のルーティング情報および第6のルーティング情報は、同じシグナリングにおいて搬送されることがあるか、または異なるシグナリングにおいて搬送されることがある。第5のルーティング情報および第6のルーティング情報を搬送するシグナリングは、N4セッション生成/修正要求メッセージであり得る。
【0314】
S209.第2のユーザプレーンネットワーク要素は、第5のルーティング情報および第6のルーティング情報を記憶する。
【0315】
ステップS202からS205およびステップS206からS209を実行する順序は、本出願のこの実施形態では限定されない。たとえば、ステップS202からS205が、ステップS206からS209の前に実行されることがあるか、ステップS206からS209が、ステップS202からS205の前に実行されることがあるか、または、ステップS202からS205とステップS206からS209とが同時に実行される。
【0316】
図8に示される技術的解決策に基づいて、これは、5GLAN内のユーザプレーンネットワーク要素によってイーサネットパケットを処理する圧力を低減し、イーサネットパケットの送信オーバヘッドを低減するのを助ける。
【0317】
図9は、本出願の実施形態によるルート設定方法を示す。本方法は以下のステップを含む。
【0318】
S301.セッション管理ネットワーク要素は、第4のポートのVLAN情報を取得する。
【0319】
第4のポートは、データネットワークに接続される第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されるポートである。たとえば、第4のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素上のN6ポートである。言い換えれば、第4のポートは、第1のユーザプレーンネットワーク要素側のN6トンネルのポートである。
【0320】
第4のポートのVLAN情報は、以下の、第4のポートのデフォルトVID、第4のポートの許可されたVIDリスト、または第4のポートのタグなしのVIDリストのうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0321】
第4のポートのデフォルトVIDは、第4のポートを介して受信されVIDを搬送しないパケットを識別する。
【0322】
第4のポートの許可されたVIDリストは、1つまたは複数のVIDを記録する。第4のポートの許可されたVIDリストに記録されたVIDは、第4のポートを通過することを許可されたパケットにおいて搬送されたVIDと同じである。
【0323】
第4のポートのタグなしのVIDリストは、1つまたは複数のVIDを記録する。第4のポートのタグなしのVIDリストに記録されたVIDは、第4のポートを介して送信されるパケットから除去されたVIDと同じである。
【0324】
任意選択で、第4のポートのVLAN情報は、別のVLANパラメータ、たとえば、インターフェースモード、VIDの優先度、表示情報、および第2のアクション表示をさらに含み得る。
【0325】
任意選択で、第2のアクション表示は、データネットワークによって送信されたパケットおよび/またはデータネットワークに送信されるパケットに対する動作を示す。第2のアクション表示によって示される動作は、以下の、
動作2-1:データネットワークによって送信されたパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
動作2-2:データネットワークによって送信されたパケットに第4のポートのデフォルトVIDを付加すること、
動作2-3:データネットワークに送信されるパケットにおいて搬送されたVIDを処理することをスキップすること、
動作2-4:データネットワークに送信されるパケットにおいて搬送されたVIDが第4のポートのデフォルトVIDまたは第4のポートのタグなしのVIDリスト内のVIDであるとき、データネットワークに送信されるパケットにおいて搬送されたVIDを除去すること、
動作2-5:第4のポートの許可されたVIDリストに基づいて、データネットワークによって送信されたパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
動作2-6:第4のポートの許可されたVIDリストに基づいて、データネットワークに送信されるパケットの送信を許可するべきかどうかを決定することをスキップすること、
動作2-7:第4のポートの許可されたVIDリストに基づいて、データネットワークによって送信されたパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
動作2-8:第4のポートの許可されたVIDリストに基づいて、データネットワークに送信されるパケットの送信を許可するべきかどうかを決定すること、
動作2-9:データネットワークによって送信されたパケットにS-TAGを付加することをスキップすること、
動作2-10:データネットワークに送信されるパケットからS-TAGを除去することをスキップすること、
動作2-11:データネットワークによって送信されたパケットにS-TAGを付加すること、または
動作2-12:データネットワークに送信されるパケットからS-TAGを除去すること
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0326】
動作2-2から動作2-12は例にすぎず、第2のアクション表示は、別の動作をさらに示し得る。これは、本明細書では限定されない。
【0327】
任意選択で、第2のアクション表示は、動作2-2から動作2-12において互いに競合しない複数の表示を含み得る。たとえば、第2のアクション表示は、動作2-2および動作2-7を含み得る。
【0328】
考えられる実装形態では、セッション管理ネットワーク要素は、データネットワークのVLAN情報および/またはローカルに設定されたVLAN情報を最初に取得する。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、データネットワークのVLAN情報および/またはローカルに設定されたVLAN情報に基づいて、第4のポートのVLAN情報を決定する。
【0329】
第4のポートのVLAN情報を決定する方式については、
図7に示される実施形態における第1のポートのVLAN情報を決定する方式を参照することが理解され得る。詳細について、ここで再び説明されない。
【0330】
ローカルに設定されたVLAN情報は、セッション管理ネットワーク要素上で事前設定されることがあるか、または第1のユーザプレーンネットワーク要素上で事前設定されることがある。ローカルに設定されたVLAN情報が第1のユーザプレーンネットワーク要素上で事前設定されるとき、セッション管理ネットワーク要素は、第1のユーザプレーンネットワーク要素からローカルに設定されたVLAN情報を取得し得ることが理解され得る。
【0331】
本出願のこの実施形態において、データネットワークのVLAN情報およびローカルに設定されたVLAN情報に含まれ得るVLANパラメータについては、第1の端末のVLAN情報を参照されたい。詳細について、ここで再び説明されない。
【0332】
任意選択で、セッション管理ネットワーク要素がデータネットワークのVLAN情報を取得することは、以下の方式のうちの少なくとも1つを含む。
【0333】
方式1:セッション管理ネットワーク要素は、認証サーバからデータネットワークのVLAN情報を取得する。
【0334】
たとえば、セッション管理ネットワーク要素は、認証要求を認証サーバに送信する。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、認証サーバによって送信された認証認可応答メッセージを受信する。認証認可応答メッセージは、データネットワークのVLAN情報を含む。
【0335】
方式2:セッション管理ネットワーク要素は、ポリシー制御機能ネットワーク要素からデータネットワークのVLAN情報を取得する。
【0336】
たとえば、セッション管理ネットワーク要素は、ポリシー制御機能ネットワーク要素にポリシー制御取得要求を送信する。次いで、セッション管理ネットワーク要素は、ポリシー制御機能ネットワーク要素によって送信されたポリシー制御取得応答メッセージを受信し、ここで、ポリシー制御取得応答メッセージは、ポリシーおよび課金制御(policy and charging control,PCC)ルールを搬送し、PCCルールは、データネットワークのVLAN情報を含む。
【0337】
任意選択で、ポリシー制御機能ネットワーク要素は、アプリケーション機能エンティティからデータネットワークのVLAN情報を直接取得することがある。代替として、ポリシー機能ネットワーク要素は、エクスポージャ機能ネットワーク要素を介してアプリケーション機能エンティティからデータネットワークのVLAN情報を取得することがある。
【0338】
S302.セッション管理ネットワーク要素は、第4のポートのVLAN情報に基づいて第7のルーティング情報を生成する。
【0339】
第7のルーティング情報は、第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用される。第7のパケットは、第4のポートを介してデータネットワークからの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。言い換えれば、第7のパケットは、第4のポートを介してデータネットワーク内のデバイスまたはサーバからの第1のユーザプレーンネットワーク要素によって受信されたパケットである。
【0340】
考えられる設計では、第7のルーティング情報に含まれるVLANパラメータは、第4のポートのインターフェースモードと無関係である。言い換えれば、第4のポートのタイプにかかわらず、第7のルーティング情報は、第4のポートのデフォルトVIDおよび第4のポートの許可されたVIDリストを含む。
【0341】
第4のポートがアクセスポートであるとき、第4のポートの許可されたVIDリストは、第4のポートのデフォルトVIDのみを含むことが理解され得る。
【0342】
任意選択で、第7のルーティング情報が第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(7-1)第7のパケットがVIDを搬送しないとき、第7のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のポートのデフォルトVIDを第7のパケットに付加するべきであることを示すこと、
(7-2)第4のポートの許可されたVIDリストが第7のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第7のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第7のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
(7-3)第4のポートの許可されたVIDリストが第7のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第7のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第7のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0343】
別の考えられる設計では、第7のルーティング情報に含まれるVLANパラメータは、第4のポートのインターフェースモードに関係する。したがって、第7のルーティング情報は、以下の2つの場合を含む。
【0344】
場合1:第4のポートがアクセスポートであるとき、第7のルーティング情報は、第4のポートのデフォルトVIDを含み、第4のポートの許可されたVIDリストを含まない。この場合、第7のルーティング情報が第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(7-1)第7のパケットがVIDを搬送しないとき、第7のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第4のポートのデフォルトVIDを第7のパケットに付加するべきであることを示すこと、
(7-4)第7のパケットにおいて搬送されたVIDが第4のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第7のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第7のパケットを受け入れるべきであることを示すこと、または
(7-5)第7のパケットにおいて搬送されたVIDが第4のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第7のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第7のパケットを破棄するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0345】
場合2:第4のポートがトランクポートまたはハイブリッドポートであるとき、第7のルーティング情報は、第4のポートのデフォルトVIDおよび第4のポートの許可されたVIDリストを含む。この場合、第7のルーティング情報が第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(7-1)から(7-3)のうちの少なくとも1つを含む。
【0346】
任意選択で、第4のポートのVLAN情報が第2のアクション表示を含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第2のアクション表示に基づいて第7のルーティング情報をさらに決定することがある。
【0347】
たとえば、第2のアクション表示が動作2-1を含む場合、第7のルーティング情報は、VLANパラメータを含まない。したがって、第7のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第7のパケットを受け入れるべきであることを示す。
【0348】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-2を含む場合、第7のルーティング情報は、少なくとも、第4のポートのデフォルトVIDを含む。したがって、第7のルーティング情報が第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、少なくとも(7-1)を含む。
【0349】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-5を含む場合、第7のルーティング情報は、第4のポートの許可されたVIDリストを含まない。したがって、第7のルーティング情報が第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(7-2)または(7-3)を含まない。
【0350】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-7を含む場合、第7のルーティング情報は、第4のポートの許可されたVIDリストを含む。したがって、第7のルーティング情報が第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(7-2)および(7-3)を含む。
【0351】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-9を含む場合、第7のルーティング情報は、S-TAGを含まない。したがって、第7のルーティング情報が第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の(7-6)を含まない。
【0352】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-11を含む場合、第7のルーティング情報は、S-TAGを含む。したがって、第7のルーティング情報が第7のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の(7-6)を含む。
(7-6)第7のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素がS-TAGを第7のパケットに付加するべきであることを示す。
【0353】
本出願のこの実施形態では、第7のルーティング情報は、第7のPDRまたは第7のFARであり得る。
【0354】
たとえば、第7のルーティング情報が第7のPDRであるとき、パケット検出情報、外側ヘッダ除去IE、または第7のPDRにおける別の拡張IEは、1つまたは複数のVLANパラメータ(たとえば、第4のポートの許可されたVIDリストおよび第4のポートのデフォルトVID)を含み得る。
【0355】
たとえば、第7のルーティング情報が第7のFARであるとき、アクションIE、外側ヘッダ生成IE、転送ポリシーIE、ヘッダエンリッチメントのためのコンテナIE、または第7のFARにおける別の拡張IEは、1つまたは複数のVLANパラメータを含み得る。
【0356】
S303.セッション管理ネットワーク要素は、第7のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信し、その結果、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第7のルーティング情報を受信する。
【0357】
S304.第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第7のルーティング情報を記憶する。
【0358】
S305.セッション管理ネットワーク要素は、第4のポートのVLAN情報に基づいて第8のルーティング情報を生成する。
【0359】
第8のルーティング情報は、第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用される。第8のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によってデータネットワークに送信されるパケットである。言い換えれば、第8のパケットは、第4のポートを介して第1のユーザプレーンネットワーク要素によってデータネットワーク内のデバイスまたはサーバに送信されるパケットである。
【0360】
考えられる設計では、第8のルーティング情報に含まれるVLANパラメータは、第4のポートのインターフェースモードと無関係である。言い換えれば、第4のポートのタイプにかかわらず、第8のルーティング情報は、第4のポートの許可されたVIDリストおよび第4のポートのタグなしのVIDリストを含む。
【0361】
第4のポートがアクセスポートであるとき、第4のポートの許可されたVIDリストとタグなしのVIDリストの両方は、第4のポートのデフォルトVIDのみを含むことが理解され得る。第4のポートがトランクポートであるとき、第4のポートのタグなしのVIDリストは、第4のポートのデフォルトVIDのみを含む。
【0362】
任意選択で、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(8-1)第4のポートの許可されたVIDリストが第8のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第8のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
(8-2)第4のポートの許可されたVIDリストが第8のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第4のポートのタグなしのVIDリストが第8のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第8のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
(8-3)第4のポートの許可されたVIDリストが第8のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第4のポートのタグなしのVIDリストが第8のパケットにおいて搬送されたVIDを含むとき、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第8のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、VIDなしで第8のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0363】
別の考えられる設計では、第8のルーティング情報に含まれるVLANパラメータは、第4のポートのインターフェースモードに関係する。したがって、第4のルーティング情報は、以下の3つの場合を含む。
【0364】
場合1:第4のポートがアクセスポートであるとき、第8のルーティング情報は、第4のポートのデフォルトVIDを含み、第4のポートの許可されたVIDリストまたはタグなしのVIDリストを含まない。この場合、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(8-4)第8のパケットにおいて搬送されたVIDが第4のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第8のパケットを破棄するべきであることを示すこと、または
(8-5)第8のパケットにおいて搬送されたVIDが第4のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第8のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、VIDなしで第8のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0365】
場合2:第4のポートがトランクポートであるとき、第8のルーティング情報は、第4のポートのデフォルトVIDおよび第4のポートの許可されたVIDリストを含み、第4のポートのタグなしのVIDリストを含まない。この場合、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の、
(8-1)第4のポートの許可されたVIDリストが第8のパケットにおいて搬送されたVIDを含まないとき、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第8のパケットを破棄するべきであることを示すこと、
(8-6)第4のポートの許可されたVIDリストが第8のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第8のパケットにおいて搬送されたVIDが第4のポートのデフォルトVIDと異なるとき、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第8のパケットを送信するべきであることを示すこと、または
(8-7)第4のポートの許可されたVIDリストが第8のパケットにおいて搬送されたVIDを含み、第8のパケットにおいて搬送されたVIDが第4のポートのデフォルトVIDと同じであるとき、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が、第8のパケットにおいて搬送されたVIDを除去し、VIDなしで第8のパケットを送信するべきであることを示すこと
のうちの1つまたは複数の組合せを含む。
【0366】
場合3:第4のポートがハイブリッドポートであるとき、第8のルーティング情報は、第4のポートの許可されたVIDリストおよび第4のポートのタグなしのVIDリストを含む。この場合、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(8-1)から(8-3)のうちの少なくとも1つを含む。
【0367】
任意選択で、第4のポートのVLAN情報が第2のアクション表示を含むとき、セッション管理ネットワーク要素は、第2のアクション表示に基づいて第8のルーティング情報をさらに決定することがある。
【0368】
たとえば、第2のアクション表示が動作2-2を含む場合、第8のルーティング情報は、VLANパラメータを含まない。したがって、第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第8のパケットを送信するべきであることを示す。
【0369】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-4を含む場合、第8のルーティング情報は、第4のポートのデフォルトVIDまたはタグなしのVIDリストを含む。したがって、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、少なくとも、(8-3)、(8-5)、または(8-7)を含む。
【0370】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-6を含む場合、第8のルーティング情報は、第4のポートの許可されたVIDリストを含まない。したがって、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、(8-2)、(8-3)、(8-6)、または(8-7)を含まない。
【0371】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-8を含む場合、第8のルーティング情報は、第4のポートの許可されたVIDリストを含む。したがって、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、少なくとも(8-2)および(8-3)を含む。代替として、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、少なくとも(8-6)および(8-7)を含む。
【0372】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-10を含む場合、第8のルーティング情報は、S-TAGを含まない。したがって、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の(8-8)を含まない。
【0373】
別の例では、第2のアクション表示が動作2-12を含む場合、第8のルーティング情報は、S-TAGを含む。したがって、第8のルーティング情報が第8のパケットを処理するために第1のユーザプレーンネットワーク要素によって使用されることは、以下の(8-8)を含む。
(8-8)第8のルーティング情報は、第1のユーザプレーンネットワーク要素が第8のパケットからS-TAGを除去するべきであることを示す。
【0374】
本出願のこの実施形態では、第8のルーティング情報は、第8のPDRまたは第8のFARであり得る。
【0375】
たとえば、第8のルーティング情報が第8のPDRであるとき、パケット検出情報、外側ヘッダ除去IE、または第8のPDRにおける別の拡張IEは、1つまたは複数のVLANパラメータ(たとえば、第4のポートの許可されたVIDリストおよび第4のポートのタグなしのVIDリスト)を含み得る。
【0376】
たとえば、第8のルーティング情報が第8のFARであるとき、アクションIE、外側ヘッダ生成IE、転送ポリシーIE、ヘッダエンリッチメントのためのコンテナIE、または第8のFARにおける別の拡張IEは、1つまたは複数のVLANパラメータを含み得る。
【0377】
S306.セッション管理ネットワーク要素は、第8のルーティング情報を第1のユーザプレーンネットワーク要素に送信し、その結果、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素によって送信された第8のルーティング情報を受信する。
【0378】
S307.第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第8のルーティング情報を記憶する。
【0379】
ステップS302からS304およびステップS305からS307を実行する順序は、本出願のこの実施形態では限定されない。たとえば、ステップS302からS304が、ステップS305からS307の前に実行されることがあるか、ステップS305からS307が、ステップS302からS304の前に実行されることがあるか、または、ステップS302からS304とステップS305からS307とが同時に実行される。
【0380】
図9に示される技術的解決策は、第1のユーザプレーンネットワーク要素によってサービスされる第1の端末または別の端末がPDUセッションを確立/修正するプロセスに適用され得る。
【0381】
図9に示される技術的解決策に基づいて、第4のポートのVLAN情報は、データネットワークのネットワーキング方式およびVLAN構成を反映し得る。第7のルーティング情報および第8のルーティング情報は、第4のポートのVLAN情報に基づいて生成される。したがって、第1のユーザプレーンネットワーク要素は、第7のルーティング情報に基づいて第7のパケットを処理し、第8のルーティング情報に基づいて第8のパケットを処理することがあり、その結果、第1のユーザプレーンネットワーク要素がパケットを処理する方式は、データネットワークのネットワーキング方式およびVLAN構成に適応し、5GLANが外部のLANと通信するシナリオにおいてイーサネットパケットの転送を確実にし得る。
【0382】
本出願のこの実施形態では、パケットがVIDを搬送することは、パケットがVLANタグを搬送することを意味し、ここで、VLANタグはVIDを含む。それに応じて、パケットにおいて搬送されたVIDは、パケットにおいて搬送されたVLANタグ内のVIDである。
【0383】
本出願のこの実施形態では、デフォルトVIDがパケットに付加されることは、VLANタグがパケットに付加されることを意味し、ここで、VLANタグはデフォルトVIDを含む。
【0384】
本出願のこの実施形態において、パケットのVIDが除去されることは、パケットのVLANタグが除去されることを意味する。
【0385】
上記は、ネットワーク要素間の相互作用の観点から本出願の実施形態における解決策について主に説明している。上記の機能を実装するために、セッション管理ネットワーク要素およびユーザプレーンネットワーク要素などのネットワーク要素は各々、各機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書で開示された実施形態において説明された例におけるユニットおよびアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願がハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実装され得ることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって実行されるか、またはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、特定の用途および技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに説明する機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、実装形態が本出願の範囲を越えると見なされるべきではない。
【0386】
本出願の実施形態では、セッション管理ネットワーク要素およびユーザプレーンネットワーク要素は、上記の方法の例に基づいて機能ユニットに分割され得る。たとえば、各機能ユニットが、対応する機能に基づく分割を介して得られることがあるか、または、2つ以上の機能が、1つの処理ユニットに統合されることがある。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実装されることがあり、または、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装されることがある。本出願の実施形態では、ユニットへの分割は、例であり、論理的な機能分割にすぎないことに留意されたい。実際の実装中には、別の分割方式が使用されることがある。
【0387】
統合されたユニットが使用されるとき、
図10は、上記の実施形態における通信装置を示す。通信装置は、処理ユニット101および通信ユニット102を含み得る。
【0388】
例では、通信装置は、上述のセッション管理ネットワーク要素、またはセッション管理ネットワーク要素において使用されるチップであり得る。この場合、処理ユニット101は、
図7のステップS101、S102、およびS105、
図8のステップS201からS203、S206、およびS207、
図9のステップS301、S302、およびS305、ならびに/または本出願の実施形態においてセッション管理ネットワーク要素によって実行される必要がある別の処理動作を実行する際に、セッション管理ネットワーク要素をサポートするように構成される。通信ユニット102は、
図7のステップS103およびS106、
図8のステップS204およびS208、
図9のステップS303およびS306、ならびに/または本出願の実施形態においてセッション管理ネットワーク要素によって実行される必要がある別の通信動作を実行する際に、セッション管理ネットワーク要素をサポートするように構成される。
【0389】
別の例では、通信装置は、上述の第1のユーザプレーンネットワーク要素、または第1のユーザプレーンネットワーク要素において使用されるチップであり得る。この場合、処理ユニット101は、
図7のステップS104およびS107、
図8のステップS205、
図9のステップS304およびS307、ならびに/または本出願の実施形態において第1のユーザプレーンネットワーク要素によって実行される必要がある別の処理動作を実行する際に、第1のユーザプレーンネットワーク要素をサポートするように構成される。通信ユニット102は、
図7のステップS103およびS106、
図8のステップS204、
図9のステップS303およびS306、ならびに/または本出願の実施形態において第1のユーザプレーンネットワーク要素によって実行される必要がある別の通信動作を実行する際に、第1のユーザプレーンネットワーク要素をサポートするように構成される。
【0390】
別の例では、通信装置は、上述の第2のユーザプレーンネットワーク要素、または第2のユーザプレーンネットワーク要素において使用されるチップであり得る。この場合、処理ユニット101は、
図8のステップS209を実行する際に第2のユーザプレーンネットワーク要素をサポートし、および/または本出願の実施形態において第2のユーザプレーンネットワーク要素によって実行される必要がある別の処理動作をサポートすることがある。通信ユニット102は、
図8のステップS208を実行する際に第2のユーザプレーンネットワーク要素をサポートし、および/または本出願の実施形態において第2のユーザプレーンネットワーク要素によって実行される必要がある別の通信動作をサポートするように構成される。
【0391】
図10の統合されたユニットがソフトウェア機能モジュールの形態で実装され、独立の製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本出願の実施形態における技術的解決策が基本的に、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策のすべてもしくは一部が、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態における方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであり得る)コンピュータデバイスまたはプロセッサ(processor)に命令するためのいくつかの命令を含む。コンピュータソフトウェア製品を記憶する記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0392】
図10のユニットは、モジュールと呼ばれることもある。たとえば、処理ユニットは処理モジュールと呼ばれることがあり、通信ユニットは通信モジュールと呼ばれることがある。
【0393】
図11は、本出願の実施形態による通信装置のハードウェア構造の概略図である。通信装置200は、1つまたは複数のプロセッサ201および通信インターフェース203を含む。
【0394】
任意選択で、通信装置200は、メモリ204をさらに含む。メモリ204は、読取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ201に動作命令およびデータを提供することがある。メモリ204の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(non-volatile random access memory,NVRAM)をさらに含み得る。
【0395】
本出願のこの実施形態において、通信装置200は、メモリ204に記憶された動作命令(動作命令は、オペレーティングシステムに記憶され得る)を呼び出し、対応する動作を実行する。
【0396】
プロセッサ201は、中央処理ユニット(central processing unit,CPU)と呼ばれることもある。
【0397】
プロセッサ201、通信インターフェース203、およびメモリ204は、バスシステム202を使用することによって互いに結合される。バスシステム202は、データバスに加えて、電力バス、制御バス、ステータス信号バスなどをさらに含み得る。しかしながら、説明を明確にするために、
図11の様々なタイプのバスは、バスシステム202として標示される。
【0398】
本出願の実施形態において開示される方法は、プロセッサ201に適用されることがあるか、またはプロセッサ201によって実装されることがある。プロセッサ201は、集積回路チップであることがあり、信号処理能力を有する。実装プロセスでは、上記の方法のステップは、プロセッサ201内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装され得る。プロセッサ201は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array,FPGA)、または別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、または個別ハードウェア構成要素であり得る。プロセッサは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行および完了されることがあるか、または復号プロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行および完了されることがある。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野の成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体は、メモリ204内に位置し、プロセッサ201は、メモリ204内の情報を読み取り、プロセッサ201のハードウェアと組み合わせて上記の方法におけるステップを完了する。
【0399】
たとえば、
図10の処理ユニット101は、
図11のプロセッサ201によって実装されることがあり、
図10の通信ユニット102は、
図11の通信インターフェース203によって実装されることがある。
【0400】
上記の通信ユニットまたは通信インターフェースは、別の装置から信号を受信するための装置内のインターフェース回路または通信インターフェースであり得る。たとえば、装置がチップとして実装されるとき、通信ユニットまたは通信インターフェースは、別のチップもしくは装置から信号を受信し、または別のチップもしくは装置に信号を送信するためのチップ内のインターフェース回路または通信インターフェースである。
【0401】
上記の実施形態では、メモリに記憶されプロセッサによって実行される命令は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されることがある。コンピュータプログラム製品は、あらかじめメモリに書き込まれることがあるか、またはソフトウェアの形態でダウンロードされ、メモリにインストールされることがある。
【0402】
コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能は、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることがあるか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されることがある。たとえば、コンピュータ命令は、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、またはマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに送信されることがある。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合するデータ記憶デバイス、たとえば、サーバもしくはデータセンターであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートディスク,SSD)などであり得る。
【0403】
任意選択で、本出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令を記憶する。コンピュータ可読記憶媒体がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、本出願の実施形態において提供されるルート設定方法を実行することを可能にされる。
【0404】
本出願の実施形態は、コンピュータ命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、本出願の実施形態において提供されるルート設定方法を実行することを可能にされる。
【0405】
本出願の実施形態は、チップを提供する。チップは、プロセッサを含む。プロセッサが命令を実行するとき、チップは、本出願の実施形態において提供されるルート設定方法を実行することを可能にされる。
【0406】
上記の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアプログラムが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能は、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることがあるか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されることがある。たとえば、コンピュータ命令は、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(digital subscriber line,DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、またはマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに送信されることがある。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合するデータ記憶デバイス、たとえば、サーバもしくはデータセンターであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートディスク(solid state disk,SSD))などであり得る。
【0407】
本出願は、実施形態を参照して説明されるが、保護を請求する本出願を実装する処理において、当業者は、添付の図面、開示された内容、および添付の特許請求の範囲を見ることによって、開示された実施形態の別の変形形態を理解し実装することがある。特許請求の範囲において、「含む」(comprising)は、別の構成要素または別のステップを排除せず、「1つの」は、「複数の」の場合を排除しない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、特許請求の範囲に列挙されたいくつかの機能を実装し得る。いくつかの手段は、互いに異なる従属請求項に記載されるが、これは、これらの手段が組み合わされて大きい効果をもたらすことができないことを意味するものではない。
【0408】
本出願は、その特定の特徴および実施形態を参照して説明されるが、本出願の趣旨および範囲から逸脱することなく、それらに様々な修正および組合せが行われ得ることが明らかである。それに応じて、本明細書および添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって定義される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲を包含する修正形態、変形形態、組合せ、または均等物のいずれかまたはすべてと見なされる。明らかに、当業者は、本出願の趣旨および範囲から逸脱することなく、本出願に対する様々な修正および変形を行うことができる。本出願は、本出願のこれらの修正形態および変形形態が、本出願の特許請求の範囲およびそれらの均等な技術の範囲内にあるという条件で、それらを包含することを意図される。