(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-07
(45)【発行日】2024-05-15
(54)【発明の名称】端末装置、サーバ装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/087 20230101AFI20240508BHJP
G07F 9/00 20060101ALI20240508BHJP
【FI】
G06Q10/087
G07F9/00 L
(21)【出願番号】P 2021037969
(22)【出願日】2021-03-10
【審査請求日】2023-01-26
(73)【特許権者】
【識別番号】309007911
【氏名又は名称】サントリーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】東海林 拓也
(72)【発明者】
【氏名】三井 真也
(72)【発明者】
【氏名】深瀬 雅美
(72)【発明者】
【氏名】本谷 翔司
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 康一
(72)【発明者】
【氏名】黒澤 征佑喜
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-189043(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0005446(US,A1)
【文献】特開2014-164530(JP,A)
【文献】特開2012-094005(JP,A)
【文献】特開2016-128351(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G07F 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報が格納される端末格納部と、
前記第一画面情報を用いて第一画面を取得する画面取得部と、
前記画面取得部が取得した第一画面を出力する端末出力部と、を具備する端末装置
であって、
前記端末装置の向きを検知する検知部を、さらに備え、
前記端末出力部は、前記検知部が検知した向きが横向きの場合は、前記第一画面を出力し、前記検知部が検知した向きが縦向きの場合は、前記第一画面とは異なる画面であって自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した画面である第二画面を出力する端末装置。
【請求項2】
前記第一画面の、前記対応領域のそれぞれには、対応するコラムに補充される商品を識別する商品識別情報が配置されている、請求項1記載の端末装置。
【請求項3】
前記商品識別情報は、対応する商品の画像を有する、請求項2記載の端末装置。
【請求項4】
前記端末格納部には、第二画面を構成する第二画面情報が格納されており、
前記画面取得部は、前記第一画面情報を用いて前記第一画面を取得し、かつ前記第二画面情報を用いて前記第二画面を取得する、請求項
1から請求項3いずれか一項記載の端末装置。
【請求項5】
2以上の各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域のレイアウトを示すレイアウト情報が、各自動販売機と対応付けて格納されるレイアウト格納部と、
2以上の各自動販売機が有する各コラムに対する商品の補充数を示す補充数情報が、各自動販売機と対応付けて格納される補充数格納部と、
1以上の各自動販売機と対応付けられて、前記レイアウト格納部に格納されるレイアウト情報と、前記補充数格納部に格納される補充数情報と、を用いて、各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報を取得する画面情報取得部と、
前記画面情報取得部が取得した第一画面情報を端末装置に送信する画面情報送信部と、を具備
し、
前記画面情報取得部は、前記第一画面情報を取得した1以上の各自動販売機に対応付けられて前記補充数格納部に格納される補充数情報を用いて、各自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した第二画面を構成する第二画面情報を取得し、
前記画面情報送信部は、前記第一画面情報を送信した端末装置に、当該第一画面情報に対応する自動販売機について前記画面情報取得部が取得した第二画面情報を送信するサーバ装置。
【請求項6】
自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報が格納される端末格納部と、画面取得部と、端末出力部と
、検知部と、を具備する端末装置を用いて行われる情報処理方法であって、
前記画面取得部が、前記第一画面情報を用いて第一画面を取得する画面取得ステップと、
前記端末出力部が、前記画面取得ステップで取得した第一画面を出力する端末出力ステップと
、
前記検知部が、前記端末装置の向きを検知する検知ステップと、を具備
し、
前記端末出力ステップは、前記検知ステップで検知した向きが横向きの場合は、前記第一画面を出力し、前記検知ステップで検知した向きが縦向きの場合は、前記第一画面とは異なる画面であって自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した画面である第二画面を出力する情報処理方法。
【請求項7】
2以上の各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域のレイアウトを示すレイアウト情報が、各自動販売機と対応付けて格納されるレイアウト格納部と、2以上の各自動販売機が有する各コラムに対する商品の補充数を示す補充数情報が、各自動販売機と対応付けて格納される補充数格納部と、画面情報取得部と、画面情報送信部と、を用いて行われる情報処理方法であって、
前記画面情報取得部が、1以上の各自動販売機と対応付けられて、前記レイアウト格納部に格納されるレイアウト情報と、前記補充数格納部に格納される補充数情報と、を用いて、各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報を取得する画面情報取得ステップと、
前記画面情報送信部が、前記画面情報取得ステップで取得した第一画面情報を端末装置に送信する画面情報送信ステップとを具備
し、
前記画面情報取得ステップは、前記第一画面情報を取得した1以上の各自動販売機に対応付けられて前記補充数格納部に格納される補充数情報を用いて、各自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した第二画面を構成する第二画面情報を取得し、
前記画面情報送信ステップは、前記第一画面情報を送信した端末装置に、当該第一画面情報に対応する自動販売機について前記画面情報取得部が取得した第二画面情報を送信する情報処理方法。
【請求項8】
端末装置において、自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報が格納される端末格納部にアクセス可能なコンピュータを、
前記第一画面情報を用いて第一画面を取得する画面取得部と、
前記画面取得部が取得した第一画面を出力する端末出力部と
、
前記端末装置の向きを検知する検知部と、して機能させ
、
前記端末出力部は、前記検知部が検知した向きが横向きの場合は、前記第一画面を出力し、前記検知部が検知した向きが縦向きの場合は、前記第一画面とは異なる画面であって自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した画面である第二画面を出力するプログラム。
【請求項9】
2以上の各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域のレイアウトを示すレイアウト情報が、各自動販売機と対応付けて格納されるレイアウト格納部と、2以上の各自動販売機が有する各コラムに対する商品の補充数を示す補充数情報が、各自動販売機と対応付けて格納される補充数格納部と、にアクセス可能なコンピュータを、
1以上の各自動販売機と対応付けられて、前記レイアウト格納部に格納されるレイアウト情報と、前記補充数格納部に格納される補充数情報と、を用いて、各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報を取得する画面情報取得部と、
前記画面情報取得部が取得した第一画面情報を端末装置に送信する画面情報送信部として機能させ
、
前記画面情報取得部は、前記第一画面情報を取得した1以上の各自動販売機に対応付けられて前記補充数格納部に格納される補充数情報を用いて、各自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した第二画面を構成する第二画面情報を取得し、
前記画面情報送信部は、前記第一画面情報を送信した端末装置に、当該第一画面情報に対応する自動販売機について前記画面情報取得部が取得した第二画面情報を送信するプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機に対する作業を支援する端末装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、複数の自動販売機における商品販売情報を収集し、各自動販売機にそれぞれ補充すべき商品のリストを作成し、リストに従って各自動販売機の設置位置を記憶した自販機位置データベースを参照して、1台の配送車により商品補充可能な複数の自動販売機を選択すると共に、地図情報を参照して商品補充する為の配送ルートを決定し、決定した配送ルートと自動販売機の位置とを地図画上に明記して配送車に提示することにより、自動販売機に対する販売商品の補充作業を効率的に支援する機能を備えた自動販売機管理システムが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来においては、自動販売機に商品を補充する際に、補充を行うユーザに対して、適切な支援を行うことができない、という課題があった。例えば、従来においては、複数のコラムを有する自動販売機に対し、各コラムに対して補充する商品および数量を容易に把握することが困難であった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、自動販売機に商品を補充する際に、適切な支援を行うことができる端末装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の端末装置は、自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報が格納される端末格納部と、第一画面情報を用いて第一画面を取得する画面取得部と、画面取得部が取得した第一画面を出力する端末出力部と、を具備する端末装置である。
【0007】
かかる構成により、商品投入口に補充する商品の補充数が把握しやすくなり、自動販売機に商品を補充する際に、適切な支援を行うことができる。
【0008】
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、第一画面の、対応領域のそれぞれには、対応するコラムに補充される商品を識別する商品識別情報が配置されているようにしてもよい。
【0009】
かかる構成により、商品投入口に補充する商品が把握しやすくなり、自動販売機に商品を補充する際に、適切な支援を行うことができる。
【0010】
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、商品識別情報は、対応する商品の画像を有するようにしてもよい。
【0011】
かかる構成により、商品投入口に補充する商品が、商品の画像により視覚的に認識しやすくなり、自動販売機に商品を補充する際に、適切な支援を行うことができる。
【0012】
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、端末装置の向きを検知する検知部を、さらに備え、端末出力部は、検知部が検知した向きが横向きの場合は、第一画面を出力し、検知部が検知した向きが縦向きの場合は、第一画面とは異なる第二画面を出力するようにしてもよい。
【0013】
かかる構成により、端末装置の向きにより、適切な画面を出力して、商品を補充する際の適切な支援を行うことができる。
【0014】
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、端末格納部には、第二画面を構成する第二画面情報が格納されており、画面取得部は、第一画面情報を用いて第一画面を取得し、かつ第二画面情報を用いて第二画面を取得する、端末装置としてもよい。
【0015】
かかる構成により、第二画面情報を用いて、適切な第二画面を出力することができる。
【0016】
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、第二画面は、自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した画面であるようにしてもよい。
【0017】
かかる構成により、端末装置の向きが縦向きの場合には、商品ごとの補充数を出力して、自動販売機に補充する商品ごとの補充数を容易に把握でき、商品を補充する際の適切な支援を行うことができる。
【0018】
また、本発明のサーバ装置は、2以上の各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域のレイアウトを示すレイアウト情報が、各自動販売機と対応付けて格納されるレイアウト格納部と、2以上の各自動販売機が有する各コラムに対する商品の補充数を示す補充数情報が、各自動販売機と対応付けて格納される補充数格納部と、1以上の各自動販売機と対応付けられて、レイアウト格納部に格納されるレイアウト情報と、補充数格納部に格納される補充数情報と、を用いて、各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報を取得する画面情報取得部と、画面情報取得部が取得した第一画面情報を端末装置に送信する画面情報送信部と、を具備するサーバ装置である。
【0019】
かかる構成により商品投入口に補充する商品の補充数を把握しやすい画面を構成する第一画面情報を取得し、端末装置に送信することができ、自動販売機に商品を補充する際に、適切な支援を行うことができる。
【0020】
また、本発明のサーバ装置は、前記サーバ装置において、画面情報取得部は、第一画面情報を取得した1以上の各自動販売機に対応付けられて補充数格納部に格納される補充数情報を用いて、各自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した第二画面を構成する第二画面情報を取得し、画面情報送信部は、第一画面情報を送信した端末装置に、第一画面情報に対応する自動販売機について画面情報取得部が取得した第二画面情報を送信するようにしてもよい。
【0021】
かかる構成により、商品ごとの補充数をリスト形式で表示する画面を構成する第二画面情報を端末装置にさらに送信することができ、自動販売機に商品を補充する際に、適切な支援を行うことができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、自動販売機に商品を補充する際に、適切な支援を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の実施の形態における情報処理システムのブロック図
【
図2】同端末装置の動作について説明するフローチャート
【
図3】同サーバ装置の動作について説明するフローチャート
【
図4】同情報処理システムを説明するための自動販売機の一例を示す模式図
【
図5】同サーバ装置のレイアウト管理表の一例を示す図
【
図7】同サーバ装置が取得したレイアウト情報の一例を示す図(
図7(a))、および補充数情報の一例を示す図(
図7(b))
【
図8】同サーバ装置が取得した商品補充数管理表の一例を示す図
【
図9】同サーバ装置が取得したレイアウト情報の一例を示す図(
図9(a))、および補充数情報の一例を示す図(
図9(b))
【
図10】同サーバ装置が取得した商品補充数管理表の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、端末装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0025】
(実施の形態)
図1は、本実施の形態における情報処理システム1000のブロック図である。
【0026】
情報処理システム1000は、1または2以上の端末装置1、およびサーバ装置2を備える。
【0027】
1または2以上の端末装置1のそれぞれと、サーバ装置2とは、例えば、有線または無線のネットワークや近距離無線通信等により、情報の送受信が可能となるよう接続される。ここでは、一例として、情報処理システム1000が、インターネット等の有線および無線のネットワークを介して接続可能な、3以上の端末装置1と、サーバ装置2とを備えている場合を示している。
【0028】
端末装置1は、端末格納部101、端末受信部102、端末受付部103、検知部104、画面取得部105、端末出力部106、および端末送信部107を備える。
【0029】
端末装置1は、例えば、1または2以上の自動販売機に対して、商品の補充を行うユーザが利用する情報処理装置である。ユーザは、補充者や、作業者、補充の担当者等と考えてもよい。端末装置1は、例えば、担当者が携帯可能な装置や、携行可能な装置であることが好ましい。端末装置1は、例えば、パーソナルコンピュータや、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話、携帯情報端末、ハンディーターミナル等により実現可能である。
【0030】
端末格納部101には、第一画面を構成する第一画面情報が格納される。第一画面は、自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された画面である。第一画面は、例えば、端末装置1が出力(例えば表示)する画面である。
【0031】
自動販売機は、例えば、容器入りの飲料や、食品等を販売する自動販売機である。ただし、自動販売機が販売する商品は、食品等に限定されるものではなく、例えば、たばこや、電子機器、小型家電等の食品以外のものを販売する自動販売機等であってもよい。ここでの自動販売機は、2以上のコラムを有する自動販売機である。コラムとは、自動販売機の商品が格納される部分であり、カラムとも呼ばれる。コラムは、商品を収容する部分や保持する部分と考えてもよい。商品は、通常、コラム内に重ねて格納される。各コラムは、商品を投入するための商品投入口を有している。各コラムの商品投入口は、例えば、自動販売機の正面側に設けられている。例えば、自動販売機の前面扉を開くことで各商品投入口が正面に現れ、商品を投入可能となる。ただし、商品投入口が設けられている位置は、上記に限定されるものではない。通常、自動販売機が有する複数のコラムの商品投入口は、縦方向および横方向の少なくとも一方の方向に配列されている。例えば、複数のコラムの商品投入口は、マトリクス状に配列されている。
【0032】
対応領域とは、各商品投入口に対応した第一画面内の領域である。対応領域は、第一画面内の、各商品投入口に対応する位置に配置されている。例えば、第一画面における対応領域の大きさは、例えば、実際の商品投入口のサイズに対応したサイズでなくてよい。例えば、商品投入口と、これに対応する対応領域の縦横比は異なっていてもよい。各対応領域は、第一画面内に表示されてもよく、表示されなくてもよい。また、各対応領域の輪郭や境界を示す枠等が第一画面内に表示されてもよく、表示されなくてもよい。
【0033】
商品投入口のレイアウトとは、自動販売機が有する複数の商品投入口を、正面から見た場合のレイアウトである。ここでのレイアウトとは、例えば、複数の商品投入口の配置や、位置関係である。商品投入口の位置関係は、例えば、商品投入口の上下左右方向の位置関係である。
【0034】
商品投入口のレイアウトに対応した対応領域とは、例えば、対応領域同士の位置関係が、各対応領域に対応する商品投入口同士の実際の位置関係を表している対応領域である。ただし、対応領域同士の位置関係から、各対応領域に対応する実際の複数の商品投入口の位置関係が把握可能なレイアウトであれば、対応領域同士の位置関係は、各対応領域に対応する商品投入口同士の実際の位置関係を正確に表していなくてもよく、模式的に位置関係を表していてもよい。例えば、第一画面における対応領域の位置から、対応領域に対応する実際の商品投入口が特定可能であれば、第一画面の2以上の対応領域は、商品投入口のレイアウトに対応した対応領域であると考えてよい。商品投入口のレイアウトに対応した対応領域とは、例えば、対応領域同士の配列位置(たとえば、上下および左右の配列順序)が、対応領域に対応する実際の商品投入口同士の配列位置(たとえば、上下および左右の配列順序)と同じとなる対応領域である。
【0035】
例えば、自動販売機が有する複数のコラムの商品投入口が例えば、自動販売機が有する複数のコラムの商品投入口が、n行m列(n、mは少なくとも一方が2以上である1以上の正の整数である)のマトリクス状に配列されている場合、商品投入口のレイアウトに対応した対応領域は、n行m列の表のセルであってもよい。表のセルは、表の升目と考えてもよい。ただし、上述したように、セルの縦横比と、セルに対応する商品投入口の縦横比等に対応していなくてもよい。また、第一画面の表の罫線は表示されていてもよく、非表示であってもよい。
【0036】
対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された画面とは、対応領域に、対応領域に対応するコラムに対する商品の補充数を示す数値を配置した画面である。例えば、自動販売機が有する複数のコラムの商品投入口がマトリクス状に配列されている場合等においては、第一画面は、例えば、自動販売機が有する複数のコラムにそれぞれ対応する商品投入口のレイアウトに対応して、各商品投入口に対応する対応領域であるセルがマトリクス状に配置された表を有する画面であって、各コラムに対する商品の補充数が、各コラムの商品投入口に対応するセル内に配置された画面である。ここでの商品投入口に対応するセルは、例えば、マトリクス状に配列されている複数の商品投入口のそれぞれの位置を、行番号と列番号との組み合わせで表した場合において、各商品投入口と同じ行番等の列番号との組み合わせで表されるセルである。なお、ここでのマトリクス状に配列されている商品投入口は、必ずしも、マトリクス状に整列された商品投入口でなくてもよく、例えば、各商品投入口が、行および列の少なくとも一方を指定することにより特定可能な配列であればよい。
【0037】
また、第一画面は、例えば、自動販売機が有する複数の商品投入口の配置を表す画像内の、各商品投入口を示す対応領域に、各商品投入口に対応する各コラムに対して補充する商品の補充数を配置した画面であってもよい。自動販売機が有する複数の商品投入口の配置を表す画像は、例えば、自動販売機の複数の商品投入口を含む領域を撮影した画像であってもよく、自動販売機の複数の商品投入口を含む領域を、模式的に表したイラストレーションの画像であってもよい。また、自動販売機が有する複数の商品投入口の配置を表す画像は、自動販売機の複数の商品投入口の配列を、商品投入口を表す予め決められたマークや記号等の図形等の配列で表した画像であってもよい。この場合、各図形が配置されている領域を対応領域と考えてもよい。
【0038】
また、第一画面は、例えば、自動販売機の複数の商品投入口の配列に合わせて、各商品投入口に対応する各コラムに対して補充する商品の補充数を配列した画面であってもよい。この場合、各補充数が配置される領域を対応領域と考えてもよい。
【0039】
第一画面の、対応領域のそれぞれには、対応するコラムに補充される商品を識別する商品識別情報が配置されていることが好ましい。商品識別情報は、例えば、コラムに補充される商品の商品識別子を有する情報である。商品識別子は、例えば、商品名や、商品コード等の1以上を有する情報である。商品名は、商品のサイズ(例えば、商品の容量や重量、サイズを表すS,M,L等の指標)を示す情報や、商品の形態を示す情報(例えば、缶入り、ペットボトル入り等)を含んでいてもよい。また、商品識別情報は、例えば、コラムに補充される商品の画像を有する情報であることが好ましい。商品の画像とは、例えば、商品の外観の画像や、商品のラベルや、商品のロゴ、商品のイメージ画像等の1以上または2以上の組み合わせである。商品の画像は、上述した商品識別子を示す文字列等を有していてもよく、有していなくてもよい。ここでの商品の画像は、商品の画像情報と考えてもよい。
【0040】
なお、コラムに対して補充する商品がない場合、このコラムに対応する対応領域に、補充数「0」や、補充が不要であることを示す情報が配置される第一画面を構成する第一画面情報が格納されるようにしてもよく、このコラムに対応する対応領域には補充数が表示されない第一画面を構成する第一画面情報が格納されるようにしてもよい。また、補充する商品がないコラムに対応する対応領域が、補充する商品があるコラムに対応する対応領域とは、異なる表示態様である第一画面を構成する第一画面情報が格納されるようにしてもよい。例えば、第一画面は、補充する商品がないコラムに対応する領域が、グレーアウトした画面や、補充する商品がないコラムに対応する領域が半透明に示された画面や、補充する商品がないコラムに対応する領域に予め決められた色や模様がオーバーレイした画面であってもよい。
【0041】
第一画面の、対応領域には、補充数および商品識別情報以外の、対応するコラムに補充される商品に関する情報が配置されるようにしてもよい。例えば、1以上の対応領域に、対応するコラムに対して、商品の変更が必要であること示す情報等を表示してもよい。また、対応領域には、対応領域に対応するコラムを識別するコラム識別子が配置されるようにしてもよい。
【0042】
第一画面情報は、例えば、第一画面を構成するために用いられる情報である。例えば、第一画面情報は、第一画面のHTMLデータや、HTMLデータと、これにリンクする画像データ等の組み合わせであってもよく、第一画面を構成するためのXMLデータ等の構造化データと、構造化データの配置や表示態様を指定するCSS等のスタイルシートとの組み合わせや、構造化データと、スタイルシートと、構造化データにリンクする画像データ等の組み合わせであってもよい。例えば、第一画面は、これらのデータをレンダリングすることにより取得される画面である。また、第一画面情報は、第一画面を構成するための設定情報や、第一画面を構成する画面構成プログラム等であってもよい。
【0043】
また、第一画面情報は、例えば、第一画面の画像データや、VRAM等の画面出力用のメモリ(図示せず)等に対して蓄積される第一画面を出力(例えば、表示)するためのデータ等であってもよい。
【0044】
また、第一画面情報は、第一画面を構成するために用いられる補充数情報と、レイアウト情報とを有する情報であってもよい。この場合、第一画面情報は、例えば、第一画面の背景画像のような、補充数情報およびレイアウト情報以外の、第一画面を構成するために必要な情報をさらに有していてもよい。
【0045】
補充数情報は、第一画面情報に対応する自動販売機の1または2以上のコラムに補充される商品の補充数を示す情報である。補充数情報は、例えば、2以上の各コラム識別子と対応付けられた補充数を有する。
【0046】
コラムに補充される商品の補充数は、コラムに補充される商品の数量である。コラムに対して補充すべき補充数が変更された場合、補充数情報が有する対応するコラムに補充される商品の補充数が更新されるようにしてもよい。ここでの商品の補充数は、商品のコラムへの投入数と考えてもよい。例えば、コラムの商品を変更する場合や、新規にコラムに商品を補充する場合等に、新たな商品をコラムに投入することを、商品の補充の一態様と考えて、商品の投入数を、商品の補充数と考えてもよい。
【0047】
コラム識別子は、自動販売機が有する2以上のコラムを識別する情報である。コラム識別子は、コラムが有する商品投入口の識別子であってもよい。コラム識別子は、例えば、自動販売機が有する複数のコラムにそれぞれ対応付けられたコード等である。また、コラム識別子は、縦方向および横方向の少なくとも一方の方向に配列されているコラムの商品投入口を、それぞれの方向に配列されている順番により指定する情報を有する情報でもよい。例えば、コラム識別子は、コラムを、コラムの商品投入口が配列されている行を示す情報およびコラムの商品投入口が配列されている列を示す情報の一方または両方の組み合わせにより指定する情報であってもよい。以下においては、一例として、コラムの横方向の並びを行、縦方向の並びを列とする場合について説明するが、コラムの商品投入口の横方向の並びと、縦方向の並びのいずれを行とし、いずれを列とするかは問わない。行を示す情報は行を特定可能な情報であればよく、例えば、行番号であってもよく、前段、中段、後段等の列に付与された名称であってもよい。また、列を示す情報は、列を特定可能な情報であればよく、例えば、列番号であってもよく、列に付与された名称であってもよい。例えば、自動販売機が有する複数のコラムの商品投入口が、n行m列(n、mは少なくとも一方が2以上である1以上の正の整数である)のマトリクス状に配列されている場合、一のコラムのコラム識別子は、この一のコラムの商品投入口の行番号と列番号との組を有する情報であってもよい。また、商品投入口が、横一列に並んでいる場合、一のコラム識別子は、この一のコラムの商品投入口の配列方向の順番(例えば、列番号)であってもよい。なお、コラム識別子として、複数の商品投入口を予め決められたルールに沿って走査(例えば、マトリクス状に配列された商品投入口の上の行から下の行まで、各行の商品投入口を左から右に向かって順番に走査)した場合における、コラムに対応する商品投入口が走査される順番を有する情報を用いるようにしてもよい。
【0048】
なお、コラム識別子は、格納部(図示せず)に予め格納されている情報により、上記のようなコラムの商品投入口が配列されている順番によりコラムを指定する情報と対応付けられていてもよい。この場合、例えば、この格納部(図示せず)に予め格納されている情報を用いて、コラム識別子が示すコラムを、コラムの商品投入口の縦方向や横方向の配列順番により特定することができる。
【0049】
補充数情報の各コラムは、コラムに補充される商品の商品識別情報と対応付けられていることが好ましい。例えば、補充数情報は、第一画面情報に対応する自動販売機の1または2以上の各コラムに補充される商品の補充数と、各コラムに補充される商品の商品識別情報を有する情報であってもよい。例えば、補充数情報は、例えば、2以上の各コラム識別子とそれぞれ対応付けられた補充数と商品識別情報とを有していてもよい。
【0050】
レイアウト情報は、例えば、第一画面のレイアウトを示す情報である。レイアウト情報は、例えば、第一画面における2以上の対応領域の配置を指定する情報を有する。
【0051】
レイアウト情報は、例えば、2以上の各対応領域の配置を指定する情報と、各対応領域に対応するコラムのコラム識別子とを有する情報である。2以上の対応領域の配置を指定する情報は、例えば、第一画面における2以上の各対応領域の位置を指定する座標である。ここでの座標は、各対応領域の輪郭を特定する複数の座標であってもよく、各対応領域の代表点を指定する一の座標であってもよく、各対応領域の配置が特定可能であれば、上記の情報に限定されない。対応領域の代表点は、例えば、対応領域の中心や座標であってもよく、矩形の対応領域の4隅の一つであってもよく、対応領域内の、補充数や、商品識別情報等が配置される座標であってもよい。
【0052】
また、2以上の対応領域が、マトリクス状に配列された領域である場合、レイアウト情報は、マトリクス状に配列された2以上の対応領域の配置を指定する情報であってもよい。例えば、2以上の対応領域が、マトリクス状に配列された領域である場合、レイアウト情報は、この2以上の対応領域をセルとして有する表を出力するための、表を出力するHTMLデータや、CSS等のスタイルシートのデータや、これらのテンプレートであってもよく、このような表を生成するプログラム等であってもよく、この2以上の対応領域をセルとして有する表の行数および列数を指定する情報であってもよい。レイアウト情報が、マトリクス状に配列された2以上の対応領域をセルとして有する表を出力するための情報である場合、レイアウト情報は、例えば、各セルに対応するコラムのコラム識別子が、対応するセルと対応付けられた表を出力するための情報であることが好ましい。例えば、レイアウト情報は、例えば、各セルに対応するコラムのコラム識別子が、各セルに対応付けられた情報であることが好ましい。
【0053】
ただし、コラム識別子が、上述したように、縦方向および横方向の少なくとも一方の方向に配列されているコラムやコラムの商品投入口を、それぞれの方向に配列されている順番により指定する情報を有する場合(例えば、行番号と列番号との組み合わせでコラムの商品投入口を指定する情報である場合)や、予め決められた経路で商品投入口を走査する場合の、走査される順番で商品投入口を指定する情報である場合等においては、コラム識別子により、レイアウト情報が示す表の各セルから、コラム識別子が識別するコラムの投入口に対応するセルを指定可能であることから、2以上の対応領域をセルとして有する表を出力するためのレイアウト情報は、各対応領域(例えば、各セル)に対応付けられたコラムのコラム識別子を有していなくてもよい。かかることは、他のマトリクス状に配列された2以上の対応領域の配置を指定するレイアウト情報についても同様である。
【0054】
なお、レイアウト情報は、対応領域内に配置される補充数と商品識別情報との位置を指定する情報をさらに有していてもよい。
【0055】
端末格納部101には、例えば、自動販売機にそれぞれ対応付けられた2以上の第一画面情報が格納される。例えば、端末格納部101には、自販機識別子とそれぞれ対応付けられて2以上の第一画面情報が格納される。各第一画面情報に対応付けられる自販機識別子は、通常、異なる自販機識別子である。一の自動販売機と対応付けられた第一画面情報は、この一の自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する情報である。
【0056】
自販機識別子は、自動販売機に割り当てられたコードであってもよく、自動販売機の機器番号や製造番号等であってもよく、自動販売機の名称や通称等であってもよい。また、自販機識別子は、自動販売機のMACアドレスやIPアドレス等のネットワーク上のアドレス情報であってもよく、自動販売機が設置されている場所の識別子であってもよい。自動販売機が設定されている場所の識別子は、自販機の設置されている住所であってもよく、自販機が設置されている場所に割り当てられたコードであってもよい。自販機識別子は、上記の情報に限定されない。
【0057】
なお、端末格納部101に2以上の第一画面情報が格納されている場合、コラムの商品投入口の数および商品投入口間の位置関係が同じである自動販売機に対応するレイアウト情報を、リンク情報等を用いて複数の自動販売機に対応する第一画面情報において共用してもよい。一の自動販売機に対応する第一画面情報が有するレイアウト情報を、リンク情報等を用いて、他の自動販売機に対応する第一画面情報が有するレイアウト情報としても利用する場合、このレイアウト情報を、他の自動販売機に対応する第一画面情報が有するレイアウト情報として扱うようにしてもよい。
【0058】
なお、端末格納部101に、異なる2以上の自動販売機にそれぞれ対応するレイアウト情報が、予め、端末格納部101や、他の格納部(図示せず)に、自販機識別子と対応付けられて格納されているようにし、第一画面情報が、上記のレイアウト情報の代わりに、対応する自動販売機の自販機識別子と対応付けられているようにしてもよい。そして、第一画面情報に対応付けられた自販機識別子と対応付けられて格納されているレイアウト情報を、第一画面情報が有するレイアウト情報として扱うようにしてもよい。
【0059】
また、端末格納部101に、コラムの商品投入口の数および商品投入口間の位置関係の少なくとも一方が異なる2以上の自動販売機にそれぞれ対応するレイアウト情報が、予め、端末格納部101や、他の格納部(図示せず)に、自動販売機の形式を示す形式識別子と対応付けて格納されているようにし、自動販売機に対応する第一画面情報が、上記のレイアウト情報の代わりに、この自動販売機が有するコラムの商品投入口の数および商品投入口間の位置関係に対応する形式識別子を有するようにしてもよい。そして、第一画面情報が有する形式識別子に対応するレイアウト情報を、第一画面情報が有するレイアウト情報として扱うようにしてもよい。
【0060】
なお、自動販売機が有する複数のコラムの商品投入口が配列される領域が、横長の領域である場合、第一画面は、例えば、横長のモニタ(図示せず)に表示される画面であることが好ましい。ここでの横長のモニタは、縦長のモニタを有する端末装置1を、縦方向が横方向となるよう利用する状態も含む概念である。ただし、第一画面は、このような画面に限定されるものではない。
【0061】
端末格納部101には、第一画面とは異なる第二画面を構成する第二画面情報が格納されていてもよい。第一画面とは異なる第二画面は、第一画面とはレイアウトが異なる画面であってもよく、第一画面とは配置される情報が異なる画面であってもよく、その両方が異なる画面であってもよく
【0062】
第二画面は、例えば、自動販売機に補充される商品の補充数に関する情報が配置された画面である。自動販売機に補充される商品は、例えば、自動販売機が有する2以上のコラムに補充される商品である。第二画面は、例えば、自動販売機に補充される1または2以上の商品の、商品ごとの補充数が配置された画面である。例えば、第二画面は、商品ごとの補充数が、補充する商品の商品識別情報と対応付けて配置される画面である。商品ごとの補充数は、例えば、自動販売機に補充されるコラムごとの商品の補充数を、補充される商品ごとに集計した補充数である。例えば、自動販売機の2以上のコラムに同じ一の商品が1以上補充される場合、この一の商品の補充数は、この一の商品が補充される各コラムの補充数の合計となり、通常、コラムごとの補充数とは異なる値となる。第二画面においては、例えば、自動販売機に補充される商品の補充数に関する情報が、補充される商品が収納される1または2以上のコラムのコラム識別子と対応付けて配置されていてもよい。
【0063】
例えば、第二画面は、自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で出力する画面であることが好ましい。第二画面は、例えば、自動販売機に補充する1または2以上の商品の、商品ごとの補充数が、商品識別情報と対応付けて配置されたリストの画面である。例えば、第二画面は、商品ごとの補充数や、これに対応する商品識別情報等の情報との1または2以上の組を、縦方向に配列したリストの画面である。例えば、第二画面は、商品ごとの補充数や、これに対応する商品識別情報や、この商品は収納される1または2以上のコラムのコラム識別子等の情報との1または2以上の組を、縦方向に配列したリストの画面であってもよい。なお、リスト形式の第二画面において、商品ごとの補充数の配列順番等は問わない。例えば、補充数の多い順等でソートした順に、商品ごとの補充数を配列してもよく、商品の商品名でソートした順に、商品ごとの補充数を配列してもよい。また、コラム識別子等でソートした順に、商品ごとの補充数を配列してもよい。また、上記以外の配列でリスト形式に配列してもよい。
【0064】
なお、第二画面は、例えば、自動販売機が有する2以上の各コラムに補充される商品の補充数が配置された画面であってもよい。例えば、第二画面情報は、各コラムに補充される商品の補充数が、コラムごとに配置される画面であって、補充されるコラムのコラム識別子と対応付けて配置される画面である。コラムごとの補充数には、各コラムに補充される商品の商品識別情報が対応付けられて表示されてもよい。例えば、第二画面は、各コラムに補充される商品の補充数が、商品識別情報と対応付けて配置されたリストである。例えば、第二画面は、コラムごとの商品の補充数や、これに対応する商品識別情報等の情報や、補充されるコラムを指定する情報との1または2以上の組を、縦方向に配列したリストである。
【0065】
なお、自動販売機に格納される商品であって、商品の補充がない(言い換えれば補充数が0である)商品については、補充数の情報および商品識別情報等を第二画面に配置しないようにしてもよく、補充数が0であることを示す情報や、補充数である値0を、商品識別情報等と対応付けて第二画面に配置するようにしてもよい。
【0066】
第二画面情報は、例えば、第二画面を構成するために用いられる情報である。第二画面情報としては、例えば、構成する画面が異なる点を除けば、上述したような第一画面情報と同様の情報が利用可能である。例えば、第二画面情報は、第二画面のHTMLデータや、HTMLデータと、これにリンクする画像データ等の組み合わせであってもよく、第二画面を構成するためのXMLデータ等の構造化データと、構造化データの配置や表示態様を指定するCSS等のスタイルシートとの組み合わせや、構造化データと、スタイルシートと、構造化データにリンクする画像データ等の組み合わせであってもよい。例えば、第二画面は、これらのデータをレンダリングすることにより取得される画面である。また、第二画面情報は、第二画面を構成するための設定情報や、第二画面を構成する画面構成プログラム等であってもよい。
【0067】
また、第二画面情報は、例えば、第二画面の画像データや、VRAM等の画面出力用のメモリ(図示せず)等に対して蓄積される第二画面を出力(例えば、表示)するためのデータ等であってもよい。
【0068】
また、第二画面が、自動販売機の商品ごとの補充数を、商品識別情報等と対応付けて配置した情報である場合、第二画面情報は、第二画面を構成するために用いられる商品ごとの補充数を特定可能な商品補充数情報と、第二画面のレイアウトを示す第二レイアウト情報とを有する情報であってもよい。この場合、第二画面情報は、例えば、第二画面の背景画像のような、補充数情報およびレイアウト情報以外の、第二画面を構成するために必要な情報をさらに有していてもよい。
【0069】
第二画面情報が有する商品ごとの補充数を特定可能な商品補充数情報は、例えば、商品ごとの補充数を示す情報である。例えば、商品補充数情報は、1または2以上の商品の各商品識別情報と対応付けられた商品の補充数を有する情報である。例えば、商品補充数情報は、1または2以上の商品の補充数と、補充数に対応する商品の商品識別情報とを有する情報である。
【0070】
なお、一の自動販売機に対応する商品補充数情報は、一の自動販売機に対応する商品識別情報と対応付けられた補充数情報を用いて、商品ごとに補充数を集計することにより、後述する画面取得部105等が取得可能であるため、端末格納部101には、商品補充数情報が格納されていなくてもよい。
【0071】
第二レイアウト情報は、例えば、商品ごとの補充数の情報やこれに対応する商品識別情報や商品が収納される1または2以上のコラムのコラム識別子等をリスト形式で配列するレイアウトを示す情報である。第二レイアウト情報は、例えば、複数のデータをリスト形式で配置するためのテンプレートであってもよい。
【0072】
なお、商品補充数情報により特定される商品ごとの補充数と、各商品の商品識別情報等とを有する文字列や画像等の情報を、改行コード等を利用してリスト形式で配列して出力する場合、第二レイアウト情報が、端末格納部101に格納されていなくてもよい。また、リスト形式で出力する場合のように、商品ごとの補充数等を、自動販売機ごとに異なる(例えば、商品投入口のレイアウトに応じて異なる)レイアウトで表示する必要がない場合、予め格納部に格納されている商品ごとの補充数をリスト形式で出力するためのレイアウトを示す情報を用いて、商品ごとの補充数等を出力することができるため、第二レイアウト情報が、端末格納部101に格納されていなくてもよい。
【0073】
なお、第二画面は、例えば、縦長のモニタ(図示せず)に表示される画面であることが好ましい。ここでの縦長のモニタは、縦長のモニタを有する端末装置1を、縦方向が上下方向となるよう利用する状態も含む概念である。ただし、第二画面は、このような画面に限定されるものではない。
【0074】
端末格納部101には、例えば、自動販売機にそれぞれ対応付けられた2以上の第二画面情報が格納される。例えば、端末格納部101には、自販機識別子とそれぞれ対応付けられて2以上の第二画面情報が格納される。各第二画面情報に対応付けられる自販機識別子は、通常、異なる自販機識別子である。
【0075】
なお、上記のように、第一画面情報が有する商品識別情報と対応付けられた補充数情報を用いて商品ごとの補充数の情報を取得し、格納部(図示せず)に予め格納されている第二レイアウト情報を用いて(または第二レイアウト情報を利用せずに)、商品ごとの補充数の情報を出力する(例えば、リスト形式で配置した商品ごとの補充数の情報を出力する)場合、例えば、端末格納部101には、第二画面情報が格納されていなくてもよく、端末格納部101に格納されている第二画面の取得に用いられる第一画面情報やその一部等を、第二画面情報と考えるようにしてもよい。
【0076】
なお、第一画面情報の補充数情報や、第二画面情報の商品補充数情報は、上述したXMLデータ等の構造化データであってもよく、第一画面情報のレイアウト情報や、第二画面情報の第二レイアウト情報は、上述したCSS等のスタイルシートであってもよい。ただし、これらの情報のデータ形式等は問わない。
【0077】
端末格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。かかることは、他の格納部についても同様である。
【0078】
端末受信部102は、例えば、サーバ装置2から送信される第一画面情報を受信する。端末受信部102は、例えば、自販機識別子とそれぞれ対応付けられた1または2以上の第一画面情報を、サーバ装置2から受信する。端末受信部102は、受信した情報を端末格納部101に蓄積する。端末受信部102は、例えば、既に蓄積されている第一画面情報を、新たに受信した第一画面情報(例えば、同じ自販機識別子と対応付けられた第一画面情報)で更新してもよい。
【0079】
端末受信部102は、例えば、サーバ装置2から送信される第二画面情報を受信する。端末受信部102は、例えば、サーバ装置2から送信される自販機識別子と対応付けられた第二画面情報を受信する。端末受信部102は、受信した情報を端末格納部101に蓄積する。例えば、既に蓄積されている第二画面情報を、新たに受信した第二画面情報(例えば、同じ自販機識別子と対応付けられた第二画面情報)で更新する。
【0080】
なお、端末受信部102が受信する情報は、上記の情報に限定されない。また、端末格納部101に格納される第一画面情報等の情報は、上記のように、端末受信部102が受信して蓄積する情報に限定されるものではない。例えば、端末格納部101に蓄積される補充数情報および商品補充数情報の少なくとも一方は、入力デバイス(図示せず)等を介して手入力されたものであってもよい。
【0081】
端末受信部102は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。端末受信部102は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。
【0082】
端末受付部103は、第一画面を出力する出力指示を受け付ける。端末受付部103は、例えば、自販機識別子と対応付けられた指示であって、この自販機識別子に対応する第一画面を出力する出力指示を受け付ける。例えば、端末受付部102は、自販機識別子を有する出力指示を受け付けてもよい。自販機識別子に対応する第一画面は、例えば、自販機識別子が識別する自動販売機が有するコラムの商品の補充数が配置された第一画面であり、自販機識別子と対応付けられた第一画面情報を用いて構成された第一画面である。
【0083】
ここでの出力指示の受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信などを含む概念である。出力指示が有する自販機識別子は、例えば、自動販売機から近距離無線通信や、いわゆるビーコン等で送信される自機器の自販機識別子であってもよい。例えば、端末受付部103は、自動販売機から送信される自機器の自販機識別子を受け付けた場合に、この自販機識別子に対応する第一画面を出力する出力指示を受け付けるようにしてもよい。
【0084】
端末受付部103は、第一画面情報の送信をサーバ装置2に要求する要求指示を受け付けてもよい。要求指示は、例えば、1または2以上の自動販売機の指定を含む指示である。1以上の自動販売機の指定を含む要求指示は、例えば、この1以上の各自動販売機に対応する第一画面を構成する第一画面情報の送信を要求する指示である。1以上の自動販売機の指定を含む要求指示は、例えば、1以上の自動販売機を識別する自販機識別子を有する要求指示である。端末受付部103は、自動販売機から送信される自機器の自販機識別子を受け付けた場合に、この自販機識別子に対応する(例えば、この自販機識別子を有する)要求指示を受け付けるようにしてもよい。
【0085】
なお、端末受付部103が受け付ける指示や操作等は上記の指示等に限定されるものではない。例えば、端末受付部103は、第二画面を出力する出力指示を受け付けてもよい。例えば、端末受付部103は、自販機識別子と対応付けられた指示であって、この自販機識別子に対応する第二画面を出力する出力指示(例えば、自販機識別子を有する出力指示等)を受け付けてもよい。自販機識別子に対応する第二画面は、例えば、自販機識別子が識別する自動販売機の商品ごとの補充数が配置された第二画面である。自販機識別子に対応する第二画面は、例えば、自販機識別子と対応付けられた第二画面情報を用いて構成された第二画面である。また、端末受付部103は、例えば、端末出力部106が出力する第一画面または第二画面の出力を終了する指示を受け付けてもよい。
【0086】
なお、端末受付部103が受け付ける第一画面を出力する指示は、例えば、検知部104が検知する端末装置1の向きに関係なく(例えば、検知部104の検知結果を利用せずに)第一画面を出力する指示であってもよく、検知部104が検知する端末装置1の向きに応じて、第一画面または第二画面を出力する指示と考えてもよい。また、端末受付部103が受け付ける第二画面を出力する指示は、例えば、検知部104が検知する端末装置1の向きに関係なく(例えば、検知部104の検知結果を利用せずに)第二画面を出力する指示であってもよく、検知部104が検知する端末装置1の向きに応じて、第一画面または第二画面を出力する指示と考えてもよい。例えば、端末受付部103が受け付ける第一画面を出力する指示または第二画面を出力する指示が、検知部104が検知する端末装置1の向きに応じて、第一画面または第二画面を出力する指示とした場合、後述するように、検知部104が横向きであることを検知した場合に、端末出力部106は、第一画面を出力し、検知部104が縦向きであることを検知した場合に、端末出力部106は、第二画面を出力する。
【0087】
なお、ここでの出力の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルなどのメニュー画面によるもの等、何でもよい。端末受付部103は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現される。
【0088】
なお、第一画面の出力は、上記の出力指示を受け付けた場合にのみ行われるものでなくてよく、どのようなトリガーやタイミングにより行われるかは問わない。また、端末受付部103が出力指示を受け付けない場合、端末受付部103は省略してもよい。
【0089】
検知部104は、端末装置1の向きを検知する。検知部104は、例えば、加速度センサー(図示せず)等を用いて、端末装置1の向きを検知する。端末装置1の向きは、端末装置1のモニタの向きと考えてもよい。本実施の形態では、一例として、端末装置1が縦横比の異なるモニタを有しており、ユーザから見て、モニタの長手方向が、モニタに表示される画面の上下方向となる状態が、端末装置1の向きが縦方向である状態と考える。ただし、端末装置1の向きが縦方向である状態は、このような状態に必ずしも限定されるものではない。なお、端末装置1の向きを検知するための構成や処理等は公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
【0090】
画面取得部105は、端末格納部101に格納されている第一画面情報を用いて第一画面を取得する。例えば、画面取得部105は、端末受付部103が受け付ける出力指示に応じて、第一画面を取得する。例えば、端末格納部101に2以上の各第一画面情報が自販機識別子と対応付けられて格納されている場合、画面取得部105は、端末受付部103が受け付けた出力指示に対応付けられた(例えば、出力指示が有する)自販機識別子と対応付けられた第一画面情報を用いて第一画面を取得する。
【0091】
第一画面を取得する、ということは、例えば、第一画面の画像データや、画面出力用のメモリ(図示せず)等に対して蓄積される第一画面を出力するためのデータを取得することである。
【0092】
例えば、画面取得部105は、第一画面情報である上述したようなHTMLデータ等や、構造化データとスタイルシート等を有する情報や、設定情報等を用いてレンダリング等を行うことで第一画面を取得する。また、第一画面情報である第一画面を構成するための画面構成プログラムを実行することにより第一画面を取得してもよい。
【0093】
また、画面取得部105は、第一画面情報である第一画面の画像データや、画面出力用メモリ等に蓄積される第一画面を出力するためのデータを、端末格納部101から読み出すことにより、第一画面を取得してもよい。
【0094】
また、画面取得部105は、第一画面情報である補充数情報とレイアウト情報とを用いて、第一画面を取得してもよい。
【0095】
例えば、レイアウト情報が、第一画面における2以上の対応領域の配置を指定する情報を有する場合、画面取得部105は、これらの配置を指定する情報が示す各対応領域に、各対応領域に対応する補充数情報が有する補充数をそれぞれ配置して、第一画面を取得する。例えば、レイアウト情報が、2以上の各対応領域の配置を指定する情報と、各対応領域に対応するコラムのコラム識別子とを有する情報である場合、補充数情報が有する1または2以上の各コラム識別子と対応付けられた補充数を、各コラム識別子に対応する対応領域の配置を指定する情報が指定する第一画面の領域に配置することにより、第一画面を取得する。
【0096】
例えば、レイアウト情報が、2以上の対応領域の、第一画面内の座標を指定する情報であって、各対応領域に対してコラム識別子が対応付けられている情報である場合、画面取得部105は、補充数情報が有する1または2以上の各コラム識別子と対応付けられた対応領域の座標を、レイアウト情報から取得し、取得した座標に、補充数情報が有する各コラム識別子と対応付けられた補充数を配置して第一画面を取得する。なお、第一画面情報が有する背景画像等を、補充数を配置する背景画像として用いてもよい。
【0097】
また、例えば、レイアウト情報が、マトリクス状に配置された2以上の対応領域をセルとして有する表を出力するための情報であって、各セル対してセルに対応するコラム識別子が対応付けられている表を出力するための情報である場合、画面取得部105は、レイアウト情報を用いて取得される表の、補充数情報が有する1または2以上のコラム識別子と対応付けられた各セルに、補充数情報が有する各コラム識別子と対応付けられた補充数を配置して、補充数情報が有する補充数が、補充数に対応するコラムに対応するセル内に配置された第一画面を取得する。
【0098】
また、例えば、レイアウト情報が、マトリクス状に配置された2以上の対応領域をセルとして有する表の行数と列数とを指定する情報を有しており、補充数情報が、コラム識別子として、コラムが有する商品投入口を、マトリクス状に配置された複数の商品投入口における行番号と列番号との組み合わせで示す情報を有している場合、画面取得部105は、レイアウト情報が有する行数と列数とを指定する情報が指定する行数と列数とを有する表の、補充数情報が有する1または2以上のコラム識別子が示す行番号と列番号との組み合わせによりそれぞれ指定される各セルに、補充数情報が有する各コラム識別子と対応付けられた補充数を配置して、補充数情報が有する補充数が、補充数に対応するコラムに対応する対応領域(例えば、セル)内に配置された第一画面を取得してもよい。なお、ここでのコラム識別子は、コラムの商品投入口に対応するマトリクス状に配置された対応領域(例えば、セル)を、対応領域の行番号と列番号との組み合わせで示す情報と考えてもよい。
【0099】
ここでのコラムに対応する対応領域(例えば、セル)は、例えば、第一画面の、コラムの商品投入口に対応する位置に配置されている対応領域である。また、ここでのコラム識別子は、上述したように、コラムが有する商品投入口の行番等と列番号との組み合わせを有する情報であってもよく、コラムに対応する商品投入口の行番等と列番号との組み合わせに対して、格納部(図示せず)に予め格納されている情報により対応付けられた情報であってもよい。
【0100】
このように、各セル対してセルに対応するコラム識別子が対応付けられていない場合においても、補充数情報が有する補充数と対応付けられたコラム識別子として、マトリクス状にコラムに対応する対応領域であるセルの行番号と列番号との組み合わせと対応付けられた情報を用いることにより、レイアウト情報により取得される表において、コラム識別子に対応するセルを特定できることから、上記と同様の第一画面を取得することができる。
【0101】
なお、画面取得部105は、対応領域のそれぞれに、対応するコラムに補充される商品を識別する商品識別情報が配置されている第一画面を取得することが好ましい。
【0102】
例えば、第一画面情報が、各コラムに対応する対応領域に、各コラムに対応する商品識別情報が配置された第一画面の画像等である場合、画面取得部105は、この第一画面の画像等を、第一画面として取得するようにすればよい。また、例えば、第一画面情報が、各コラムに対応する対応領域に、各コラムに対応する商品識別情報が配置された第一画面を構成するために用いられるHTMLデータや、構造データとスタイルシートとの組み合わせ等である場合、画面取得部105は、これらの情報を用いて第一画面を取得するようにすればよい。
【0103】
また、例えば、補充数情報が、第一画面情報に対応する自動販売機の1または2以上の各コラムに補充される商品の補充数と、各コラムに補充される商品の商品識別情報とが対応付けられた情報である場合、画面取得部105は、補充数を配置する対応領域に、補充数と同じコラムに対応付けられた商品識別情報をさらに配置するようにしてもよい。
【0104】
ただし、画面取得部105が、第一画面情報を用いて第一画面を取得する処理は、上記の処理に限定されるものではない。
【0105】
画面取得部105は、上記のような第一画面と、第一画面とは異なる第二画面とを取得するようにしてもよい。画面取得部105は、例えば、第一画面情報を用いて第一画面を取得し、かつ第二画面情報を用いて第二画面を取得する。画面取得部105が取得する第二画面は、上述したような、自動販売機に補充する1または2以上の商品の、商品ごとの補充数が、商品識別情報と対応付けて配置されたリストの画面であることが好ましい。
【0106】
例えば、画面取得部105は、端末受付部103が受け付けた出力指示に応じて、第一画面および第二画面を取得する。例えば、2以上の各第二画面情報が、自販機識別子と対応付けて格納されている場合、画面取得部105は、出力指示が有する自販機識別子と対応付けられた第二画面情報を用いて第二画面を取得する。
【0107】
第二画面を取得する、ということは、例えば、第二画面の画像データや、画面出力用のメモリ(図示せず)等に対して蓄積される第二画面を出力するためのデータを取得することである。
【0108】
画面取得部105は、例えば、上述した第一画面を取得する処理と同様の処理により、第二画面情報等を用いて、第二画面を取得する。例えば、画面取得部105は、第二画面情報である上述したようなHTMLデータ等や、構造化データとスタイルシート等を有する情報を用いてレンダリング等を行ったり、第二画面情報である第二画面の画像データ等を、端末格納部101から読み出したりすることにより、第二画面を取得してもよい。
【0109】
また、画面取得部105は、第二画面情報である商品補充数情報と第二レイアウト情報とを用いて、第二画面を取得してもよい。画面取得部105は、例えば、商品補充数情報により特定される商品ごとの補充数、または商品補充数情報により特定される商品ごとの補充数と各補充数に対応する商品の商品識別情報との1または2以上の組とを、第二レイアウト情報が示すレイアウトで配置した第二画面を取得してもよい。画面取得部105は、例えば、商品補充数情報により特定される商品ごとの補充数と各補充数に対応する商品の商品識別情報との1または2以上の組とを、第二レイアウト情報が示す位置に配置して、補充数等を縦方向にリスト形式で配列した第二画面を取得してもよい。
【0110】
なお、画面取得部105は、第二画面情報が第二レイアウト情報を有していない場合、予め格納部(図示せず)に格納されたレイアウトを指定する情報等を用いて、商品ごとの補充数と各商品に対応する商品識別情報との組等を、予め決められたレイアウトで配置した第二画面(例えば、各情報をリスト形式で配列した第二画面)を取得してもよい。
【0111】
また、画面取得部105は、第一画面情報が有している各コラムに対応する商品識別情報と補充数情報を用いて、同じ商品識別情報と対応付けられた補充数情報が有する補充数の集計等を行うことにより、商品識別情報ごとの補充数の情報を取得し、この情報を、上記の商品補充数情報として利用して、第二画面を取得してもよい。例えば、画面取得部105は、取得した商品識別情報ごとの補充数を、例えば、商品識別情報と対応付けて配置した第二画面(例えば、各情報をリスト形式で配列した第二画面)を取得してもよい。商品識別情報ごとの補充数を配置して第二画面を取得する際、第二レイアウト情報を用いてもよく、第二レイアウト情報を用いずに、例えば、予め格納されているテンプレート等のレイアウトを示す情報を用いてもよい。この場合、例えば、端末格納部101に、第二画面情報が格納されていなくてもよい。
【0112】
なお、画面取得部105は、検知部104が検知した端末装置1の向きが横向きの場合に、第一画面を取得するようにし、検知部104が検知した向きが縦向きの場合は、第一画面とは異なる第二画面を取得してもよい。例えば、画面取得部105は、検知部104が検知した向きが横向きの場合は、上記のように第一画面情報を用いて第一画面を取得し、検知部104が検知した向きが縦向きの場合は、第二画面情報を用いて第二画面を取得するようにしてもよい。ただし、画面取得部105が第一画面および第二画面をそれぞれ取得するタイミングやトリガー等は上記に限定されるものではない。例えば、画面取得部105は、検知部104の向きに関係なく、端末受付部103が受け付ける指示等に応じて、第一画面を取得してもよく、検知部104の向きに関係なく、端末受付部103が受け付ける指示等に応じて、第二画面を取得してもよい。また、例えば、画面取得部105は、端末受付部103が出力指示を受け付けた場合に、第一画面と第二画面との両方を取得してもよい。
【0113】
なお、端末装置1の向きにより、画面取得部105が取得する画面を変更しないように(例えば、向きに関係なく、第一画面を取得するように)してもよく、この場合、検知部104を省略してもよい。
【0114】
端末出力部106は、画面取得部105が取得した第一画面を出力する。端末出力部106は、例えば、検知部104が、検知した向きが縦方向である場合に、画面取得部105が取得した第一画面を出力し、検知部104が、検知した向きが横方向である場合に、画面取得部105が取得した第二画面を出力してもよい。なお、この場合、端末出力部106は、結果的に、検知した向きが縦方向である場合に、画面取得部105が取得した第一画面を出力し、検知部104が、検知した向きが横方向である場合に、画面取得部105が取得した第二画面を出力することができればよい。例えば、端末出力部106は、検知部104が検知した向きが縦方向である場合に、画面取得部105が取得した第一画面と第二画面とから、第一画面を出力し、検知部104が検知した向きが横方向である場合に、画面取得部105が取得した第一画面と第二画面とから、第二画面を出力してもよい。また、端末出力部106は、画面取得部105が取得する画面を、検知部104の検知結果に関係なく出力するようにし、検知部104が検知した向きが横方向である場合に、画面取得部105が第一画面を取得するようにし、取得した第一画面を端末出力部106が出力し、検知部104が検知した向きが横方向である場合に、画面取得部105が第二画面を取得するようにし、取得した第二画面を端末出力部106が出力してもよい。なお、検知部104が検知した向きに応じた第一画面または第二画面を端末出力部106が出力する処理は、上記に限定されない。
【0115】
ここでの出力とは、通常モニタへの表示であるが、プロジェクタを用いた投影、表示デバイス等の外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどであってもよい。端末出力部106は、モニタやプロジェクタ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部106は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現される。
【0116】
端末送信部107は、端末受付部103が要求指示を受け付けた場合に、第一画面情報の送信を要求する要求情報を、サーバ装置2に送信する。端末送信部107は、例えば、端末受付部103が1以上の自動販売機の指定を含む要求指示を受け付けた場合に、指定された1以上の自動販売機を識別する自販機識別子を有する要求情報をサーバ装置2に送信する。
【0117】
端末送信部107は、例えば、有線または無線の通信手段により実現される。まp。端末受付部103が、要求指示を受け付けないようにする場合や、端末装置1が、要求情報をサーバ装置2に送信しない場合、端末送信部107は、省略してもよい。
【0118】
サーバ装置2は、例えば、アプリケーションサーバや、クラウドサーバ等である。サーバ装置2は、例えば、コンピュータ等により実現される。
【0119】
サーバ装置2は、レイアウト格納部201、補充数格納部202、要求受信部203、画面情報取得部204、および画面情報送信部205を備える。
【0120】
レイアウト格納部201には、2以上の各自動販売機と対応付けて、レイアウト情報が格納されている。レイアウト格納部201には、例えば、2以上の各自販機識別子と対応付けられたレイアウト情報が格納されている。自動販売機と対応付けられたレイアウト情報は、この自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域のレイアウトを示す情報である。例えば、自販機識別子と対応付けられたレイアウト情報は、この自販機識別子が識別する自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域のレイアウトを示す情報である。レイアウト情報としては、上記で説明した第一画面情報が有するレイアウト情報と同様のものが利用可能であるため、ここでは、詳細な説明を省略する。なお、レイアウト格納部201には、第一画面の背景に配置される背景画像等の情報が、自動販売機と対応付けられて(例えば、自販機識別子と対応付けられて)格納されていてもよい。
【0121】
補充数格納部202には、2以上の各自動販売機と対応付けて、補充数情報が格納される。例えば、補充数格納部202には、2以上の各自販機識別子と対応付けられた補充数情報が格納される。自動販売機と対応付けられた補充数情報は、この自動販売機が有する各コラムに対する商品の補充数を示す補充数情報である。自販機識別子と対応付けられた補充数情報は、例えば、この自販機識別子が識別する自動販売機が有する各コラムに対する商品の補充数を示す補充数情報である。補充数情報の各コラムは、例えば、コラムに補充される商品の商品識別情報と対応付けられていることが好ましい。補充数情報は、コラムに補充する商品の補充数と、コラムに対応する商品識別情報とを有していてもよい。補充数情報としては、上記で説明した第一画面情報が有する補充数情報と同様であるため、ここでは、詳細な説明を省略する。
【0122】
要求受信部203は、第一画面情報の送信を要求する要求情報を受信する。要求受信部203は、例えば、1または2以上の端末装置1から要求情報を受信する。
【0123】
要求受信部203は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。要求受信部203は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。
【0124】
画面情報取得部204は、1以上の各自動販売機と対応付けられて、レイアウト格納部201に格納されるレイアウト情報と、補充数格納部202に格納される補充数情報と、を用いて、各自動販売機について、第一画面を構成する第一画面情報を取得する。第一画面は、各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された画面である。画面情報取得部204は、例えば、要求受信部203が受信する要求情報が有する1または2以上の自販機識別子と対応付けられたレイアウト情報と、補充数情報とを用いて、この要求情報が有する自販機識別子が識別する各自動販売機について第一画面を構成する第一画面情報を取得する。
【0125】
例えば、一の自動販売機に対応付けられたレイアウト情報が、第一画面における2以上の対応領域の配置を指定する情報を有する場合、画面取得部105は、これらの配置を指定する情報が示す各対応領域に、各対応領域に対応する補充数情報が有する補充数をそれぞれ配置した第一画面を構成する第一画面情報を、一の自動販売機に対応する第一画面情報として取得する。なお、画面情報取得部204は、レイアウト情報や補充数情報と同じ自動販売機と対応付けられてレイアウト格納部201等に格納されている背景画像等を、さらに有する第一画面情報を取得してもよい。
【0126】
また、例えば、一の自動販売機に対応付けられたレイアウト情報が、マトリクス状に配置された2以上の対応領域をセルとして有する表を出力するための情報であって、各セル対してセルに対応するコラム識別子が対応付けられている表を出力するための情報である場合、画面情報取得部204は、レイアウト情報を用いて取得される表の、補充数情報が有する1または2以上のコラム識別子と対応付けられた各セルに、補充数情報が有する各コラム識別子と対応付けられた補充数を配置して、補充数情報が有する補充数が、補充数に対応するコラムに対応するセル内に配置された第一画面を構成する第一画面情報を、一の自動販売機に対応する第一画面情報として取得する。
【0127】
また、例えば、一の自動販売機に対応付けられたレイアウト情報が、マトリクス状に配置された2以上の対応領域をセルとして有する表の行数と列数とを指定する情報を有しており、一の自動販売機に対応付けられた補充数情報が、コラム識別子として、コラムが有する商品投入口を、マトリクス状に配置された複数の商品投入口における行番号と列番号との組み合わせで示す情報を有している場合、画面情報取得部204は、レイアウト情報が有する行数と列数とを指定する情報が指定する行数と列数とを有する表の、補充数情報が有する1または2以上のコラム識別子が行番号と列番号との組み合わせによりそれぞれ指定する各セルに、補充数情報が有する各コラム識別子と対応付けられた補充数を配置して、補充数情報が有する補充数が、補充数に対応するコラムに対応する対応領域(例えば、セル)内に配置された第一画面を構成する第一画面情報を、一の自動販売機に対応する第一画面情報として取得する。なお、ここでのコラム識別子は、コラムの商品投入口に対応するマトリクス状に配置された対応領域(例えば、セル)を、対応領域の行番号と列番号との組み合わせで示す情報と考えてもよい。
【0128】
なお、上記でレイアウト情報と補充数情報とを用いて画面情報取得部204が取得する第一画面情報は、例えば、第一画面の画像や、画面出力用のメモリ等に蓄積される第一画面を出力するためのデータであってもよく、上記の第一画面を構成するために用いられるHTMLデータや、構造化データとスタイルシート等を有する情報や、設定情報や、画面構成プログラムを有する情報であってもよい。なお、レイアウト情報を用いて、レイアウト情報が示すレイアウトの画面を構成するHTMLや、スタイルシート等の情報を取得する処理は、公知技術であるため、詳細な説明を省略する。
【0129】
なお、画面情報取得部204が1以上の各自動販売機に対応付けられたレイアウト情報と補充数情報とを用いて、各自動販売機について取得する上記のような第一画面を構成する第一画面情報は、例えば、上述した端末格納部101に格納される第一画面情報において一例として説明したような、各自動販売機に対応付けられたレイアウト情報と補充情報との組であってもよい。
【0130】
また、画面取得部105が第一画面情報を取得する処理は、上記の処理に限定されるものではない。
【0131】
画面情報取得部204は、第一画面情報を取得した1以上の各自動販売機に対応付けられて補充数格納部202に格納される補充数情報を用いて、各自動販売機に補充する商品ごとの補充数を配置した第二画面を構成する第二画面情報を取得してもよい。例えば、画面情報取得部204は、各自動販売機に補充する商品ごとの補充数と、各商品の商品識別情報との組を配置した第二画面を構成する第二画面情報を取得してもよい。例えば、画面情報取得部204は、各自動販売機に補充する商品ごとの補充数をリスト形式で配置した第二画面を構成する第二画面情報を取得してもよい。
【0132】
例えば、画面情報取得部204は、第一画面情報を取得した1以上の各自動販売機に対応付けられて補充数格納部202に格納される補充数情報が有している各コラムに対する補充数を用いて、各コラムに対応する商品ごとの補充数を取得(例えば、商品ごとに、補充数を集計)し、取得した1または2以上の商品ごとの補充数の情報、または取得した商品ごとの補充数と各商品に対応付けられた商品識別情報との1または2以上の組を、予め決められたレイアウトで配置した第二画面を構成する第二画面情報を取得してもよい。予め決められたレイアウトは、例えば、取得した1または2以上の商品ごとの補充数の情報や、取得した商品ごとの補充数と各商品に対応付けられた商品識別情報との1または2以上の組を、リスト形式で配列(例えば縦方向に配列)したレイアウトである。ここでの補充数の情報等の配置は、格納部(図示せず)に予め格納されているレイアウトを指定する情報を用いて決定してもよい。例えば、画面情報取得部204は、1以上の自動販売機について第一画面情報を取得した場合に、同じ1以上の各自動販売機について第二画面情報を取得する。
【0133】
なお、画面情報取得部204が各自動販売機について取得する上記のような第二画面を構成する第二画面情報は、上記のように、補充数情報が有している各コラムに対する補充数を用いて、各コラムに対応する商品ごとに取得した、商品ごとの補充数と、商品に対応する商品識別情報と、の組を1以上有する商品補充数情報を有する情報であってもよく、この商品補充数情報と、この商品補充数情報が示す商品ごとの補充数の情報のレイアウトを示す第二レイアウト情報とを有する情報であってもよい。この第二レイアウト情報は、予め決められたレイアウトを指定する情報を用いて取得してもよく、予め格納部(図示せず)に格納されている商品ごとの補充数や、商品識別情報の配置を指定するテンプレート等の情報であってもよい。
【0134】
なお、画面情報取得部204が取得する第二画面情報は、上記のような第二画面情報に限定されない。また、画面情報取得部204が第二画面情報を取得する処理は、上記のような処理に限定されない。
【0135】
なお、端末装置1に第二画面情報を送信しない場合、第二画面情報を取得する処理は省略してもよい。
【0136】
画面情報送信部205は、画面情報取得部204が取得した第一画面情報を端末装置1に送信する。例えば、画面情報取得部204が1以上の各自動販売機について取得した第一画面情報を、各自動販売機と対応付けて(例えば、各自動販売機の自販機識別子と対応付けて)端末装置1に送信する。画面情報送信部205は、例えば、要求情報を送信した端末装置1に、画面情報取得部204が取得した第一画面情報を送信する。例えば、画面情報送信部205は、要求情報を送信した端末装置1に、要求情報が有する1または2以上の自販機識別子が識別する自動販売機についてそれぞれ取得した第一画面情報を送信する。
【0137】
画面情報送信部205は、例えば、第一画面情報を送信した端末装置1に、第一画面情報に対応する自動販売機について画面情報取得部204が取得した第二画面情報を送信してもよい。例えば、画面情報送信部205は、要求情報を送信した端末装置1に、要求情報が有する1または2以上の自販機識別子が識別する自動販売機についてそれぞれ取得した第一画面情報および第二画面情報を送信する。なお、端末装置1に第二画面情報を送信しない場合、第二画面情報を送信する処理は省略してよい。
【0138】
画面情報送信部205は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。画面情報送信部205は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
【0139】
なお、画面情報取得部204は、必ずしも要求受信部203が受信した要求情報に応じて第一画面情報等を取得しなくてもよく、また、画面情報送信部205は、必ずしも要求情報に応じて第一画面情報等を端末装置1に送信しなくてもよい。画面情報取得部204が、要求情報に応じて第一画面情報等を取得せず、画面情報送信部205が要求情報に応じて、第一画面情報等を端末装置1に送信しない場合、要求受信部203は省略してもよい。
【0140】
次に、情報処理システム1000の端末装置1の動作の一例について
図2のフローチャートを用いて説明する。
【0141】
(ステップS101)端末受付部103は、要求指示を受け付けたか判断する。端末受付部103が受け付ける要求指示は、例えば、1以上の自販機識別子の指定を含む要求指示である。受け付けた場合、ステップS102に進み、受け付けていない場合、ステップS103に進む。
【0142】
(ステップS102)端末送信部107は、ステップS102で受け付けた要求指示に応じて、サーバ装置2に要求情報を送信する。例えば、端末送信部は、要求指示が指定する1または2以上の自動販売機の自販機識別子を有する要求情報を送信する。そして、ステップS102に戻る。
【0143】
(ステップS103)端末受信部102は、ステップS102において送信した要求情報に応じたサーバ装置2から1または2以上の第一画面情報を受信したか判断する。例えば、端末受信部102は、自販機識別子とそれぞれ対応付けられた1または2以上の第一画面情報を受信したか判断する。受信した場合、ステップS104に進み、受信していない場合、ステップS105に進む。
【0144】
(ステップS104)端末受信部102は、受信した1または2以上の第一画面情報を、端末格納部101に蓄積する。例えば、受信した自販機識別子とそれぞれ対応付けられた1または2以上の第一画面情報を、自販機識別子と対応付けて、端末格納部101に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
【0145】
(ステップS105)端末受信部102は、サーバ装置2から1または2以上の第二画面情報を受信したか判断する。例えば、端末受信部102は、自販機識別子とそれぞれ対応付けられた1または2以上の第二画面情報を受信したか判断する。受信した場合、ステップS106に進み、受信していない場合、ステップS107に進む。
【0146】
(ステップS106)端末受信部102は、受信した1または2以上の第二画面情報を、端末格納部101に蓄積する。例えば、受信した自販機識別子とそれぞれ対応付けられた1または2以上の第二画面情報を、自販機識別子と対応付けて、端末格納部101に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
【0147】
(ステップS107)端末受付部103は、出力指示を受け付けたか判断する。ここで受け付ける出力指示は、例えば、自販機識別子と対応付けられた出力指示である。受け付けた場合、ステップS108に進み、受け付けていない場合、ステップS101に戻る。
【0148】
(ステップS108)検知部104は、端末装置1の向きを取得し、向きが横向きであるか判断する。横向きである場合、ステップS109に進み、横向きでない場合、すなわち縦向きである場合、ステップS113に進む。
【0149】
(ステップS109)画面取得部105は、第一画面情報を用いて第一画面を取得する。例えば、ステップS107で受け付けた出力指示と対応付けられた自販機識別子と対応付けられた第一画面情報を用いて第一画面を取得する。
【0150】
(ステップS110)端末出力部106は、ステップS109で取得した第一画面を出力する。例えば、第一画面をモニタ(図示せず)に表示する。
【0151】
(ステップS111)検知部104は、端末装置1の向きを取得し、向きが横向きであるか判断する。横向きである場合、ステップS112に進み、横向きでない場合、すなわち縦向きである場合、ステップS113に進む。
【0152】
(ステップS112)端末出力部106は、第一画面の出力を終了するか判断する。例えば、端末受付部103が、第一画面の出力を終了する指示を受け付けた場合に、第一画面を終了することを決定する。終了する場合、端末出力部106は、第一画面の出力を終了して、ステップS101に戻り、終了しない場合、ステップS111に戻る。
【0153】
(ステップS113)画面取得部105は、第二画面情報を用いて第二画面を取得する。例えば、ステップS107で受け付けた出力指示が有する自販機識別子と対応付けられた第二画面情報を用いて第二画面を取得する。
【0154】
(ステップS114)端末出力部106は、ステップS113で取得した第二画面を出力する。例えば、第二画面をモニタ(図示せず)に表示する。
【0155】
(ステップS115)検知部104は、端末装置1の向きを取得し、向きが縦向きであるか判断する。縦向きである場合、ステップS116に進み、縦向きでない場合、すなわち横向きである場合、ステップS109に戻る。
【0156】
(ステップS116)端末出力部106は、第二画面の出力を終了するか判断する。例えば、端末受付部103が、第二画面の出力を終了する指示を受け付けた場合に、第二画面を終了することを決定する。終了する場合、端末出力部106は、第二画面の出力を終了して、ステップS101に戻り、終了しない場合、ステップS115に戻る。
【0157】
なお、
図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0158】
次に、情報処理システム1000のサーバ装置2動作の一例について
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0159】
(ステップS201)要求受信部203は、端末装置1から要求情報を受信したか判断する。受信する要求情報は、ここでは、一例として、1または2以上の自販機識別子を有する要求情報であるとする。受信した場合、ステップS202に進み、受信していない場合、ステップS201に戻る。
【0160】
(ステップS202)画面情報取得部204は、カウンターpの値として1を代入する。
【0161】
(ステップS203)画面情報取得部204は、ステップS201で受信した要求情報に、p番目の自販機識別子があるか判断する。ある場合、ステップS204に進み、ない場合、ステップS207に進む。
【0162】
(ステップS204)画面情報取得部204は、レイアウト格納部201に格納されているp番目の自販機識別子に対応するレイアウト情報と、補充数格納部202に格納されているp番目の自販機識別子に対応する補充数情報とを用いて、p番目の自販機識別子に対応する第一画面を構成する第一画面情報を取得する。取得した第一画面情報は、p番目の自販機識別子と対応付けて格納部(図示せず)に一時記憶する。
【0163】
(ステップS205)画面情報取得部204は、補充数格納部202に格納されているp番目の自販機識別子に対応する補充数情報を用いて、p番目の自販機識別子に対応する第二画面を構成する第二画面情報を取得する。取得した第二画面情報は、p番目の自販機識別子と対応付けて格納部(図示せず)に一時記憶する。
【0164】
(ステップS206)画面情報取得部204は、カウンターpの値を1インクリメントする。そして、ステップS203に戻る。
【0165】
(ステップS207)画面情報送信部205は、ステップS204で取得した第一画面情報と、ステップS205で取得した第二画面情報とを、それぞれに対応する自販機識別子と対応付けて、ステップS201で受信した要求情報を送信した端末装置1に送信する。そして、ステップS201に戻る。
【0166】
なお、
図2のフローチャートにおいては、画面情報取得部204が、第二画面情報を取得し、この第二画面情報を画面情報送信部205が端末装置1に送信するようにしたが、端末装置1において、補充数情報等を用いて第二画面情報や、第二画面を取得する場合、画面情報取得部204が第二画面情報を取得せず、画面情報送信部205が第二画面情報を端末装置1に送信しないようにしてもよい。
【0167】
また、
図2のフローチャートにおいては、画面情報取得部204が、補充数情報を用いて商品補充数情報を取得するようにしたが、商品補充数情報が、例えば、自販機識別子等と対応付けられて、補充数格納部202に予め格納されているようにし、画面情報取得部204は、適宜、この商品補充数情報を読み出すようにしてもよい。
【0168】
なお、
図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0169】
以下、本実施の形態における情報処理システム1000の動作の具体例について説明する。なお、以下の具体例においては、自動販売機が、容器入りの飲料を販売する自動販売機である場合を例に挙げて説明する。ただし、自動販売機が販売する商品は、容器入りの飲料に限定されるものではない。また、ここでは、端末装置1が、縦長のモニタを有するスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
【0170】
(具体例1)
図4は、本実施の形態の情報処理システム1000の具体例1を説明するための、自動販売機10の一例を示す模式図である。図においては、自動販売機10の前面扉10aを開いた状態を示している。自動販売機10は、内部の正面側に、複数の各コラムに商品を投入するための複数の商品投入口11がマトリクス状に配置された商品投入領域12を備えている。ここでは、商品投入領域12に、3行5列に合計15の商品投入口11がマトリクス状に配列されている自動販売機10の例について説明しているが、以下の具体例の各自動販売機10の商品投入口11の数や、配置はこれに限定されるものではない。なお、以下の各具体例において説明する複数の自動販売機10は、いずれも商品投入口11がマトリクス状に配置されており、商品投入口11の数が同じで配列(例えば、行数と列数との組み合わせ)が異なる自動販売機10、および商品投入口の数が異なる自動販売機10が混在しているものとする。また、以下の各具体例においては、複数の商品投入口11の、横方向の並びを行とし、縦方向の並びを列とする。
【0171】
図5は、サーバ装置2のレイアウト格納部201に格納されているレイアウト情報を管理するレイアウト管理表である。レイアウト管理表は、「自販機ID」と、「レイアウト」という属性を有している。「自販機ID」は自販機識別子である。「レイアウト」は、レイアウト情報であり、ここでは、対応する自販機識別子が識別する自動販売機10の複数の商品投入口11の行数と、列数とを「,(コンマ)」でつないで示している。例えば、「5,6」で表されるレイアウト情報は、合計30の商品投入口11が、5行6列でマトリクス状に配列されていることを示している。レイアウト管理表の各レコードの情報が、レイアウト情報に相当する。
【0172】
図6は、サーバ装置2の補充数格納部202に格納されている補充数情報を管理する補充数管理表である。補充数管理表は、「自販機ID」と、「コラムID」と、「商品ID」と、「商品画像」と、「補充数」という属性を有している。「自販機ID」は、自販機識別子である。「コラムID」は、コラム識別子である。ここでは、コラム識別子は、「C」という文字と、マトリクス状に配置されている各コラムの商品投入口11の行番号と列番号との組み合わせとにより構成されている。コラム識別子の「,(コンマ)」の前方の数字は、行番号を示し、後方の数字は、列番号を示している。なお、ここでは、マトリクス状に配置された商品投入口11の行番号は、上の行から下の行に向かって昇順であるとし、商品投入口11の列番号は、左の列から右の列に向かって昇順であるとし、それぞれの初期値が1であるとする。例えば、「C2,3」は、上から2行目の、左から3列目の商品投入口11であるとする「商品ID」は、コラムに補充される商品の商品識別子であり、ここでは、商品名であるとする。「商品画像」は、コラムに補充される商品の画像であり、ここでは、商品の画像情報のファイル名を示している。「補充数」は、コラムに対する商品の補充数である。ここでは、補充数管理表の同じ一の自販機識別子を有する1以上のレコード(行)の情報が、一の自販機識別子に対応する補充数情報に相当するものとし、「商品ID」と「商品画像」とは、補充数情報に対応付けられた商品識別情報に相当し、「自販機ID」は、補充数情報に対応付けられた自販機識別子に相当するものとする。ただし、説明の便宜上、補充数管理表の各レコードの情報を、補充数情報と呼ぶ場合がある。
【0173】
なお、上記のような、コラムの商品投入口11の行番号と列番号との組み合わせを有するコラム識別子の代わりに、コラムの商品投入口11の行番号と列番号との組み合わせに対して対応付けられたコラム識別子を用いるようにしてもよい。この場合、後述するように、画面取得部105がコラムの商品投入口の行番号と列番号との組み合わせが必要な場合等には、格納部(図示せず)等に予め格納されているコラム識別子と、コラムの商品投入口11の行番号と列番号との組み合わせとを対応付けて有する複数の情報から、コラム識別子に対応する商品投入口11の行番号と列番号との組み合わせを適宜取得するようにすればよい。
【0174】
まず、自動販売機10の商品補充の担当者Aが、複数の自動販売機10の補充に出発する前に、担当者Aが利用する端末装置1に対して、補充予定の複数の自動販売機10を識別する自販機識別子である「V101」、「103」、および「V105」を指定する操作を行い、指定した自販機識別子がそれぞれ識別する自動販売機10に対応する第一画面情報を要求する要求指示を端末装置1に対して入力したとする。自販機識別子を指定する操作は、例えば、自販機識別子の入力や、予め用意された自販機識別子のリストからの選択等である。
【0175】
端末装置1の端末受付部103が、この要求指示を受け付けると、端末装置1の端末送信部107が、要求指示に対応する複数の自販機識別子「V101」、「103」、および「V105」を有する要求情報を、サーバ装置2に送信する。
【0176】
サーバ装置2の要求受信部203が、担当者Aの端末装置1から上記の要求情報を受信すると、画面情報取得部204は、要求受信部203が受信した要求情報から、まず、1番目の自販機識別子「V101」を取得する。なお、要求情報が有する複数の自販機識別子において、いずれの自販機識別子を1番目の自販機識別子とするかは問わない。かかることは、2番目以降の自販機識別子についても同様である。
【0177】
画面情報取得部204は、
図5に示したレイアウト管理表から、「自販機ID」の値が、要求情報が有する1番目の自販機識別子「V101」と一致するレコード(行)の情報の情報を取得する。また、画面情報取得部204は、
図6に示した補充数管理表から、「自販機ID」の値が、要求情報が有する1番目の自販機識別子「V101」と一致する各レコード(行)の情報を取得する。このようにして、要求情報が有する1番目の自販機識別子「V101」について画面情報取得部204がそれぞれ取得した情報が、1番目の自販機識別子「V101」に対応する第一画面情報であるとする。画面情報取得部204は、1番目の自販機識別子「V101」について、レイアウト管理表から取得したレイアウト情報と、補充数管理表から取得した補充数情報と、をそれぞれ、格納部(図示せず)に蓄積する。ここでの蓄積は、一時記憶と考えてもよい。
【0178】
図7(a)は、画面情報取得部204が、
図5に示したレイアウト管理表から取得して蓄積した、要求情報が有する1番目の自販機識別子「V101」に対応するレイアウト情報である。また、
図7(b)は、画面情報取得部204が、
図6に示した補充数管理表から取得して蓄積した1番目の自販機識別子「V101」に対応する補充数情報である。
【0179】
また、画面情報取得部204は、第二画面情報を取得するために、1番目の自販機識別子「V101」について、補充数管理表から取得した
図7(a)に示す各レコードの情報において、「商品ID」の属性値が一致する複数のレコードをそれぞれ検出し、一致する複数のレコードごとに、各レコードの「補充数」の属性値を集計(すなわち属性値の合計を算出)して、商品識別子ごと(すなわち、商品ごと)の補充数を取得する。なお、複数のレコードが存在しない商品については、「補充数」の属性値を集計する必要はなく、元の「補充数」の属性値を取得すればよい。また、画面情報取得部204は、補充数を取得したレコードが有する「商品ID」と「商品画像」の属性値とを、ここで取得した補充数に対応する商品識別情報として取得する。ここで取得した商品ごとの補充数と、補充数に対応する商品識別情報とが、商品補充数情報に相当する。画面情報取得部204は、取得した商品補充数情報を1番目の自販機識別子と対応付けて格納部(図示せず)に蓄積する。また、ここでは、画面情報取得部204は、「商品ID」の属性値が一致する1以上のレコードの「コラムID」の属性値であるコラム識別子を、この1以上のレコードについて取得された商品補充数情報と対応付けて格納部(図示せず)に蓄積する。この「コラムID」は、対応する「商品ID」が識別する商品が収納される1または2以上のコラムのコラム識別子である。ここでの蓄積は、一時記憶と考えてもよい。
【0180】
図8は、要求情報が有する1番目の自販機識別子について、画面情報取得部204が取得し、自販機識別子とコラム識別子とに対応付けて蓄積した商品補充数情報を管理する商品補充数管理表であり、「自販機ID」、「商品ID」、および「商品画像」は、
図6の「自販機ID」、「商品ID」、および「商品画像」にそれぞれ対応し、「商品補充数」は、対応する「商品ID」が識別する商品についての補充数である。「コラムID」は、対応する「商品ID」が識別する商品が収納される1または2以上のコラムのコラム識別子である。ここでは、同じ一の自販機識別子を有する1または2以上のレコードが、一の自販機識別子に対応する商品補充数情報に相当する。
【0181】
また、画面情報取得部204は、格納部(図示せず)に予め格納されている、上記で取得した1以上の商品補充数情報を、縦長のリスト形式で並べて配列するためのテンプレートを、第二レイアウト情報として読み出し、上記の一番目の自販機識別子「V101」と対応付けて、格納部(図示せず)に蓄積する。ここでの蓄積は、一時記憶と考えてもよい。このテンプレートは、例えば、商品補充数情報の数が増えるに応じて、商品補充数情報等を配置するリストの行が増加するテンプレートであるとする。このようにして、画面情報取得部204が、1番目の自販機識別子「V101」について取得した商品補充数情報と第二レイアウト情報とが、1番目の自販機識別子「V101」に対応する第二画面情報である。
【0182】
同様にして、画面情報取得部204は、要求情報が有する2番目および3番目の自販機識別子について、それぞれ、上記のような第一画面情報および第二画面情報を取得する。
【0183】
図9(a)は、画面情報取得部204が、要求情報が有する2番目および3番目の自販機識別子について、それぞれ、
図5に示したレイアウト管理表から取得し、
図7(a)に示す情報に追記したレイアウト情報である。また、
図9(b)は、画面情報取得部204が、
図6に示した補充数管理表から取得し、
図7(b)に示す情報に追記した補充数情報である。例えば、
図9(a)および
図9(b)の、「自販機ID」の属性値が、要求情報が有する2番目の自販機属性値「V103」と一致するレコード(行)の情報が、2番目の自販機属性値に対応する第一画面情報であり、
図9(a)および
図9(b)の、「自販機ID」の属性値が、要求情報が有する3番目の自販機属性値「V105」と一致するレコード(行)の情報が、3番目の自販機属性値に対応する第一画面情報である。
【0184】
図10は、要求情報が有する2番目および3番目の自販機識別子について、それぞれ、画面情報取得部204が取得し、自販機識別子と対応付けて、
図8に示した情報に対して追記した商品補充数情報を管理する商品補充数管理表である。
図10の「自販機ID」の属性値が、要求情報が有する2番目の自販機属性値「V103」と一致するレコードの情報である商品補充数情報と、要求情報が有する2番目の自販機属性値「V103」について画面情報取得部204が取得した第二レイアウト情報とが、2番目の自販機属性値に対応する第二画面情報である。また、
図10の「自販機ID」の属性値が、要求情報が有する3番目の自販機属性値「V105」と一致するレコードの情報である商品補充数情報と、要求情報が有する3番目の自販機属性値「V105」について画面情報取得部204が取得した第二レイアウト情報とが、3番目の自販機属性値に対応する第二画面情報である。
【0185】
なお、要求情報が有する2番目および3番目の自販機識別子について画面情報取得部204が取得する第二レイアウト情報は、ここでは、上記の要求情報が有する1番目の自販機識別子について取得する第二レイアウト情報と同様の情報であるとする。
【0186】
画面情報送信部205は、上記のように、要求受信部203が受信した要求情報が有する3つの自販機識別子についてそれぞれ取得した第一画面情報および第二画面情報を、要求情報を送信した担当者Aの端末装置1に送信する。
【0187】
担当者Aの端末装置1の端末受信部102は、要求情報に応じてサーバ装置2から送信される第一画面情報と第二画面情報とを受信し、受信した第一画面情報と、第二画面情報とを、端末格納部101に蓄積する。蓄積される第一画面情報は、
図9(a)に示すレイアウト情報と、
図9(b)に示す補充数情報とを有する情報であり、ここでは、
図9(a)および
図9(b)と同様の管理表により、管理されているものとする。また、蓄積される第二画面情報は、
図10に示す商品補充数情報と、要求情報が有する3つの自販機識別子についてそれぞれ取得された第二レイアウト情報である。格納されている商品補充数情報は、ここでは、
図10と同様の管理表により管理されているものとする。また、第二レイアウト情報は、自販機識別子と対応付けられて格納されているものとする。
【0188】
要求情報に応じた第一画面情報と第二画面情報とが端末格納部101に格納された後、担当者Aが、商品の補充を行うために自販機識別子「V101」で識別される自動販売機10の設置場所まで移動したとする。そして、自販機識別子「V101」を有する出力指示を、端末装置1に対して入力したとすると、端末受付部103は、自販機識別子「V101」を有する出力指示を受け付ける。なお、自販機識別子「V101」を有する出力指示を端末装置1に入力する際、担当者A等のユーザが、タッチパネル等の入力デバイスを介して自販機識別子を手入力してもよく、端末装置1の周辺に位置する自動販売機10が近距離無線通信等で送信する自機器の自販機識別子を受信して、受信した自販機識別子を、ユーザが出力指示の自販機識別子として利用できるようにしてもよい。
【0189】
端末受付部103が、自販機識別子「V101」を有する出力指示を受け付けると、検知部104は、端末装置1の向きが横向きであるか判断する。ここでは、検知部104は、端末装置1の向きが横向きである、と判断したとする。
【0190】
画面取得部105は、第一画面を取得するために、端末格納部101に格納され、
図9(a)に示すような管理表により管理されているレイアウト情報から、自販機識別子「V101」と対応付けられたレイアウト情報を取得する。例えば、
図9(a)に示すような管理表の、「自販機ID」の値が、出力指示が有する自販機識別子「V101」と一致するレコード(行)から、「レイアウト」の属性値を取得する。ここでは、画面取得部105は、「3,5」というレイアウト情報を取得する。このレイアウト情報は、例えば、3行5列の表の各セルを、補充数情報等を配置する対応領域に設定するレイアウト情報であるとする。
【0191】
また、画面取得部105は、端末格納部101に格納され、
図9(b)に示すような管理表により管理されている補充数情報の、「自販機ID」が、出力指示が有する自販機識別子「V101」と一致する各レコード(行)から、それぞれ、「カラムID」の属性値であるカラム識別子と、「補充数」の属性値である商品の補充数と、「商品ID」の属性値である商品名と、「商品画像」の属性値である商品の画像との組を取得する。
【0192】
そして、画面取得部105は、レイアウト情報「3,5」が示す3行5列のセルを有する表を有する画面であって、この表の、上記で補充数情報からそれぞれ取得した各カラム識別子が有する行番号と列番号との組み合わせにより指定されるセルに、各カラム識別子を有する組の補充数と、商品名と、商品の画像とを、それぞれ配置した第一画面を取得する。
【0193】
例えば、画面取得部105は、レイアウト情報「3,5」が示す3行5列のセルを有する表を出力するためのHTMLファイル等を、テンプレート等を用いて生成し、生成したHTMLファイル等の、上記で取得した各組のカラム識別子が有する行番号と列番号との組み合わせで指定されるセルに、同じ組の補充数と、商品名と、商品の画像を配置していく。ここでは、各セルに対応するカラム識別子も、各セル内に配置する。画像は、例えば、リンクで配置する。
【0194】
例えば、上記で取得した
図9(b)に示す補充数情報のうちの、コラム識別子が「C1,1」である補充数情報のレコードから取得した情報を配置する場合について説明すると、コラム識別子の「C」の後の「1,1」が、コラム識別子に対応するセルの行番号および列番号を示すため、画面取得部105は、レイアウト情報が示す3行5列のセルを有する表の、行番号が「1」であり、列番号が「1」であるセル(例えば、左上隅のセル)に、「コラムID」が「C1,1」である補充数情報のレコードから取得される補充数「8」、商品名「Blackコーヒー」、および商品の画像「bcf.png」へのリンクと、コラム識別子「C1,1」と、をそれぞれ配置する。
【0195】
また、例えば、コラム識別子が「C2,4」である補充数情報のレコードから取得した情報を配置する場合について説明すると、コラム識別子の「C」の後の「2,4」が、コラム識別子に対応するセルの行番号および列番号を示すため、画面取得部105は、レイアウト情報が示す3行5列のセルを有する表の、行番号が「2」であり、列番号が「4」であるセルに、「コラムID」が「C2,4」である補充数情報のレコードから取得される補充数「16」、商品名「緑茶」、および商品の画像「gtea.png」へのリンクと、コラム識別子「C2,4」と、をそれぞれ配置する。
【0196】
このようにして、自販機識別子「V101」に対応する補充数や、商品識別情報等を配置した後、上記で生成したHTMLファイル等をレンダリングすることにより、自動販売機10が有する3行5列のマトリクス状に配列された各コラムの商品投入口11に対応するセルに、補充数情報が有する補充数および補充数情報と対応付けられた商品識別情報である商品名および商品の画像を配置した表を有する第一画面を取得することができる。
【0197】
そして、端末出力部106は、画面取得部105が取得した第一画面を表示する。
【0198】
図11は、端末装置1の端末出力部106による第一画面の表示例を示す図である。
【0199】
この第一画面においては、例えば、自販機識別子「V101」により識別される自動販売機10が有する複数のコラムの、3行5列のマトリクス状に配置された商品投入口11と同様の、3行5列に配置されたセルである対応領域20を有する表の、各コラムの商品投入口11に対応する位置関係にある対応領域20(例えば、各コラムの商品投入口11と同じ行番号と列番号とで表されるセル)内に、各コラムに補充される商品の補充数21と、商品識別子である商品名22と、商品の画像23とが配置されているため、第一画面の各対応領域20(セル)間の補充数の位置関係は、実際の自動販売機10の商品投入口11間の位置関係に対応している。このため、例えば、担当者は、第一画面の、自動販売機10のコラムの商品投入口11に対応する位置に表示される各商品投入口11に補充する商品の補充数21や補充する商品の商品名22および商品画像23の情報から、自動販売機10の各コラムの商品投入口11に補充すべき商品の補充数や、補充する商品についての情報を容易にかつ正確に把握することができ、補充作業を効率よく行うことが可能となる。また、各セルに、対応するコラムのコラム識別子27が表示されるため、セルとコラムとの対応関係を、コラム識別子27を用いて確認できる。
【0200】
ここで、担当者Aが、端末装置1の向きを、横向きから縦向きに変更したとする。そして、検知部104が、端末装置1の向きが縦向きであることを検知したとする。
【0201】
画面取得部105は、第二画面を取得するために、端末格納部101に自販機識別子「V101」と対応付けられて格納されている第二レイアウト情報を取得する。
【0202】
また、画面取得部105は、端末格納部101に格納され、
図10に示すような商品補充数管理表と同様の管理表により管理されている商品補充数情報から、出力指示が有する自販機識別子「V101」と対応付けられた商品補充数情報を取得する。例えば、
図10に示すような管理表の、「自販機ID」の値が、自販機識別子「V101」と一致する各レコード(行)から、商品補充数情報として、「商品補充数」の属性値である商品の補充数と、「商品ID」の属性値である商品名と、「商品画像」の属性値である商品の画像と、「コラムID」の属性値である1または2以上のコラム識別子との組を取得する。
【0203】
また、画面取得部105は、端末格納部101に自販機識別子と対応付けて格納されている第二レイアウト情報から、出力指示が有する自販機識別子「V101」と対応付けられた第二レイアウト情報を取得する。
【0204】
そして、取得した第二レイアウト情報を用いて、上記で商品補充数情報から取得した各組の情報、具体的には、商品の補充数、商品名、商品の画像、および1または2以上のコラム識別子を、組ごとにそれぞれ縦方向にリスト形式で配列した第二画面を取得する。ここで取得する第二画面が、例えば、第二画面の画像である。例えば、画面取得部105は、第二レイアウト情報であるテンプレートに、上記の各組の情報を配置して、レンダリング等を行うことで、第二画面の画像を取得する。
【0205】
そして、端末出力部106は、画面取得部105が取得した第二画面を表示する。
【0206】
図12は、端末装置1の端末出力部106による第二画面の表示例を示す図である。
【0207】
この第二画面においては、例えば、自販機識別子「V101」により識別される自動販売機10に補充する商品の、商品ごとの補充数である商品補充数24を、商品名22および商品の画像23と対応付けた項目25を、リスト形式で表示することができる。このため、例えば、担当者が、自動販売機10に補充する商品をピッキングする際(例えば、商品を運搬する自動車から自動販売機10に補充する商品をピッキングする際や、倉庫等から自動販売機10に補充する商品をピッキングする際等)に、ピッキングする商品と、その商品のピッキング数とを容易に把握することができ、商品を補充する作業を効率化することができる。また、ピッキングする商品が収納される1または2以上のコラムのコラム識別子28がリストの各項目に対して表示されるため、各商品を収納するコラムも確認できる。また、このようなリストは、例えば、縦方向が上下方向となるように配置した画面においても、見やすい態様で表示することが可能である。
【0208】
また、検知部104が、端末装置1の向きが横向きであることを検知した場合、画面取得部105は、上記と同様に、第一画面を取得して、端末出力部106が、画面取得部105が取得した第一画面を表示する。
【0209】
なお、一の自動販売機10について、画面取得部105が、一旦、第一画面を取得した場合、この第一画面の画像等を格納部(図示せず)等に一時記憶しておくようにし、端末装置1の向きの変更に応じて、再度、第一画面を出力する際には、この一時記憶された第一画面を読み出して表示するようにしてもよい。かかることは、第二画面についても同様である。
【0210】
端末出力部106は、端末受付部103が、第一画面や第二画面の出力を終了する指示を受け付けた場合に、これらの画面の出力を終了する。
【0211】
また、端末受付部103が、自販機識別子「V101」以外の、端末格納部101に第一画面情報と対応付けられて格納されている自販機識別子を有する出力指示を受け付けた場合、上記と同様に、画面取得部105および端末出力部106が、この出力指示が有する自販機識別子が識別する自動販売機10について第一画面や第二画面を出力(例えば、表示)するための処理を行うようにすればよい。
【0212】
なお、この具体例においては、サーバ装置2が、補充数情報を用いて、商品補充数情報を取得して、端末装置1に送信する例について説明したが、サーバ装置2が、商品補充数情報を取得しないようにして、端末受信部102が、サーバ装置2から受信して端末格納部101に蓄積する第一画面情報が有する補充数情報を用いて、端末装置1の画面取得部105が、上記の画面情報取得部204と同様に、商品補充数情報を取得するようにしてもよい。また、第二レイアウト情報についても、上記の画面情報取得部204と同様に、端末装置1の画面取得部105等が取得するようにしてもよい。
【0213】
(具体例2)
上記具体例においては、サーバ装置2が、レイアウト情報と追加数情報とを有する第一画面情報を取得して端末装置1に送信するようにしたが、サーバ装置2が、レイアウト情報と追加数情報とを用いて、第一画面の画像である第一画面情報を取得して、端末装置1に送信するようにし、端末装置1が、この第一画面情報を用いて第一画面を取得し出力するようにしてもよい。
【0214】
この具体例においては上記具体例と同様のレイアウト情報および追加数情報が、レイアウト格納部201および補充数格納部202に格納されているものとする。
【0215】
要求情報が、上記具体例と同様の要求情報を端末装置1から受信すると、画面情報取得部204は、要求受信部203が受信した要求情報から、まず、1番目の自販機識別子「V101」を取得する。
【0216】
画面情報取得部204は、
図5に示したレイアウト管理表から、「自販機ID」の値が、要求情報が有する1番目の自販機識別子「V101」と一致するレコード(行)から、「レイアウト」の属性値であるレイアウト情報「3,5」を取得する。また、画面情報取得部204は、
図6に示した補充数管理表から、「自販機ID」の値が、要求情報が有する1番目の自販機識別子「V101」と一致する各レコード(行)の補充数情報を取得する。取得した情報は、
図7(a)と同様の情報となる。
【0217】
そして、画面情報取得部204は、レイアウト情報「3,5」が示す3行5列のセルを有する表を有する画面であって、この表の、上記で取得した
図7(a)に示す各補充数情報のコラム識別子が有する行番号と列番号とで表されるセルに、同じ補充数情報が有する補充数と、商品名と、商品の画像と、コラム識別子とを配置した第一画面を構成する第一画面情報を取得する。ここでは、第一画面情報として、第一画面の画像を取得する。なお、ここでの第一画面の画像を取得する処理は、上記具体例において、画面取得部105が、レイアウト情報と補充数情報とを用いて第一画面の画像を取得する処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。そして、取得した第一画面情報を、1番目の自販機識別子「V101」と対応付けて、格納部(図示せず)等に蓄積する。
【0218】
また、画面情報取得部204は、上記の具体例と同様に、1番目の自販機識別子「V101」に対応する補充数情報を用いて、商品補充数情報を取得し、取得した商品補充数情報と、格納部(図示せず)に格納されている第二レイアウト情報を用いて、商品補充数情報が有する各商品の補充数と、商品識別子である商品名と、商品の画像と、各商品に対応する1以上のコラム識別子とを、商品ごとに、縦方向にリスト形式で配列した第二画面を構成する第二画面情報を取得する。ここでは、第二画面情報として、第二画面の画像を取得する。ここでの処理は、上記の具体例の、画面取得部105が、第二画面を取得する処理と同様である。そして、取得した第二画面情報を、1番目の自販機識別子と対応付けて、格納部(図示せず)等に蓄積する。
【0219】
同様にして、画面情報取得部204は、要求情報が有する2番目および3番目の自販機識別子のそれぞれについて、上記と同様の第一画面情報と、第二画面情報とを取得し、対応する自販機識別子と対応付けて格納部(図示せず)に蓄積する。
【0220】
そして、画面情報送信部205は、要求情報が有する自販機識別子についてそれぞれ取得した第一画面情報と、第二画面情報とを、それぞれに対応する自販機識別子と対応付けて、要求情報を送信した端末装置1に送信する。
【0221】
端末装置1は、受信した第一画面情報と、第二画面情報とを端末格納部101に蓄積する。
【0222】
そして、端末装置1の端末受付部103が、自販機識別子「V101」を有する出力指示を受け付け、検知部104が、端末装置1が横向きであると検知したとすると、画面取得部105は、端末格納部101から、自販機識別子「V101」と対応付けられた第一画面情報である第一画面の画像を取得し、端末出力部106は、画面取得部105が取得した第一画面の画像を用いて第一画面をモニタ106aに表示する。ここでは、端末出力部106が出力する第一画面は、
図11と同じ画面であるとする。
【0223】
また、検知部104が、端末装置1が縦方向になったことを検知すると、画面取得部105は、端末格納部101から、自販機識別子「V101」と対応付けられた第二画面情報である第二画面の画像を取得し、端末出力部106は、画面取得部105が取得した第二画面の画像を用いて第二画面をモニタ106aに表示する。ここでは、端末出力部106が出力する第二画面は、
図12と同じ画面であるとする。
【0224】
なお、この具体例においては、画面情報取得部204が、第一画面情報として、第一画面の画像を取得する場合について説明したが、画面情報取得部204は、上記のようなレイアウト情報および補充数情報を用いて、第一画面の構成するHTMLデータや、XMLデータ等の構造化データとスタイルシート等との組み合わせや、第一画面を生成するための設定情報等を取得するようにしてよい。
【0225】
同様に、画面情報取得部204は、上記のような第二レイアウト情報および商品補充数情報を用いて、第二画面の構成するHTMLデータや、XMLデータ等の構造化データとスタイルシート等との組み合わせや、第二画面を生成するための設定情報等を取得するようにしてよい。
【0226】
なお、上記各具体例においては、サーバ装置2の画面情報取得部204が、補充数格納部202に格納されている補充数情報を用いて、自動販売機10に対応する商品補充数情報を取得する例について説明したが、補充数格納部202等に、自動販売機10に補充する商品ごとの補充数の情報を有する商品補充数情報が、自販機識別子等と対応付けられて予め格納されているようにし、この商品補充数情報を、画面情報取得部204が、第二画面情報を取得する際に読み出すようにしてもよい。
【0227】
また、上記各具体例において、端末装置1の画面取得部105等が、端末格納部101に格納される補充数情報を用いて、商品補充数情報を取得する場合、サーバ装置2が、商品補充数情報を取得したり、第二画面情報を取得して、端末装置1に送信したりしなくてもよい。
【0228】
以上、本実施の形態によれば、自動販売機に商品を補充する際に、適切な支援を行うことができる。
【0229】
なお、上記実施の形態において、サーバ装置2から送信される情報が、端末格納部101に蓄積されない場合、サーバ装置2を省略してもよい。この場合、例えば、端末装置1は、スタンドアローンの装置であってもよい。また、端末受信部102がサーバ装置2等から受信する情報が端末格納部101に蓄積されない場合、端末受信部102を省略してもよい。
【0230】
また、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0231】
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
【0232】
なお、上記実施の形態における端末装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報が格納される端末格納部にアクセス可能なコンピュータを、第一画面情報を用いて第一画面を取得する画面取得部と、画面取得部が取得した第一画面を出力する端末出力部と、して機能させるためのプログラムである。
【0233】
また、上記実施の形態におけるサーバ装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、2以上の各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域のレイアウトを示すレイアウト情報が、各自動販売機と対応付けて格納されるレイアウト格納部と、2以上の各自動販売機が有する各コラムに対する商品の補充数を示す補充数情報が、各自動販売機と対応付けて格納される補充数格納部と、にアクセス可能なコンピュータを、1以上の各自動販売機と対応付けられて、レイアウト格納部に格納されるレイアウト情報と、補充数格納部に格納される補充数情報と、を用いて、各自動販売機が有する2以上の各コラムの商品投入口のレイアウトに対応した対応領域に、各コラムに対する商品の補充数が配置された第一画面を構成する第一画面情報を取得する画面情報取得部と、画面情報取得部が取得した第一画面情報を端末装置に送信する画面情報送信部として機能させるためのプログラムである。
【0234】
なお、上記各プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
【0235】
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0236】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0237】
以上のように、本発明にかかる端末装置等は、自動販売機に対する作業を補助する装置等として適しており、特に、自動販売機に対する商品補充の作業を補助する装置等として有用である。
【符号の説明】
【0238】
1 端末装置
2 サーバ装置
101 端末格納部
102 端末受信部
103 端末受付部
104 検知部
105 画面取得部
106 端末出力部
106a モニタ
107 端末送信部
201 レイアウト格納部
202 補充数格納部
203 要求受信部
204 画面情報取得部
205 画面情報送信部
1000 情報処理システム