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特許7483663複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションを含むシステムおよびカメラ機能制御方法
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  • 特許-複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションを含むシステムおよびカメラ機能制御方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-07
(45)【発行日】2024-05-15
(54)【発明の名称】複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションを含むシステムおよびカメラ機能制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04842 20220101AFI20240508BHJP
   G06F 3/04817 20220101ALI20240508BHJP
   G06F 8/61 20180101ALI20240508BHJP
   G06F 8/65 20180101ALI20240508BHJP
【FI】
G06F3/04842
G06F3/04817
G06F8/61
G06F8/65
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021121058
(22)【出願日】2021-07-21
(62)【分割の表示】P 2019166064の分割
【原出願日】2019-09-12
(65)【公開番号】P2021184273
(43)【公開日】2021-12-02
【審査請求日】2022-09-12
(31)【優先権主張番号】10-2018-0125342
(32)【優先日】2018-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0159772
(32)【優先日】2018-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518447647
【氏名又は名称】スノー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】田 尚哲
(72)【発明者】
【氏名】林 三悦
(72)【発明者】
【氏名】鄭 持勳
【審査官】▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-179969(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0366344(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0052571(US,A1)
【文献】かおる,B612の使い方を画像つきで解説!SNOWより盛れる自撮りアプリ♪,[online],2017年10月22日,[令和5年11月16日検索]、インターネット<URL:https://www.kaoru-blog.com/entry/b612-how>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04842
G06F 3/04817
G06F 8/61
G06F 8/65
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実現される電子機器のカメラ機能制御方法であって、
前記カメラ機能制御方法は、前記電子機器においてインストールされたカメラアプリケーションが提供する命令に基づいて実行され、
前記カメラアプリケーションは、個別のカメラモードとして実現可能なようにパッケージ形態で構成された複数のカメラ機能を含み、
前記カメラ機能制御方法は、
前記複数のカメラ機能に対するカメラリストからのユーザ選択を受信する段階であって、前記カメラリストで、既にダウンロードされたカメラ機能のパッケージと、ダウンロードされていないカメラ機能のパッケージとを、区別して表示する、段階、および
前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージを利用して映像撮影のためのユーザインタフェースを構成する段階
を含み、
前記複数のカメラ機能は、レンダリングおよびレイアウトのために前記カメラアプリケーション内の共通するエンジンを使用し、
前記複数のカメラ機能の各々は、前記パッケージ内にプログラミングされたコードを前記カメラアプリケーション内の前記共通するエンジンが読み取ることで、事前に定められたシナリオにしたがって動作し、
前記カメラアプリケーションに含まれた前記複数のカメラ機能の各カメラ機能は、個別カメラモードで具現可能な互いに異なる撮影インタフェースおよび撮影コンテンツを含むパッケージ形態で構成され、
前記撮影コンテンツは、カメラ映像に対して適用されるフィルタ、エフェクト、ARコンテンツ及び音響エフェクトのうち少なくとも1つであり、
前記各カメラ機能の前記パッケージは、前記撮影インタフェースに相当するカメラ機能に関連するイメージ、位置情報、及びメタデータのうち少なくとも1つを含む、
カメラ機能制御方法。
【請求項2】
前記各カメラ機能の前記パッケージは、前記撮影インタフェースに相当するカメラ機能に関連するイメージ、位置情報、及びメタデータを全て含む、
請求項1に記載のカメラ機能制御方法。
【請求項3】
映像撮影と関連する機能のメニューリストに、前記カメラアプリケーション内に付属するコンテンツとして前記カメラリストを含ませて提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載のカメラ機能制御方法。
【請求項4】
前記構成する段階は、
前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージに含まれる撮影インタフェースをカメラ映像上にオーバーラップする形態によって前記ユーザインタフェースを構成する、
請求項1に記載のカメラ機能制御方法。
【請求項5】
前記構成する段階は、
前記ユーザ選択にしたがって前記カメラアプリケーション内でカメラモードが変更される形態によってカメラ機能の切り換えがなされるようにする、
請求項1に記載のカメラ機能制御方法。
【請求項6】
前記構成する段階は、
前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージに含まれる、カメラ映像に適用可能なコンテンツリストを前記ユーザインタフェースに含ませて提供する段階
を含む、請求項1に記載のカメラ機能制御方法。
【請求項7】
前記カメラアプリケーションのアップデート時に、前記のダウンロードされたパッケージも共に自動アップデートされるようにする段階
をさらに含む、請求項1に記載のカメラ機能制御方法。
【請求項8】
請求項1~のうちのいずれか一項に記載のカメラ機能制御方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項9】
電子機器においてインストールされるカメラアプリケーションのファイルを配布するファイル配布システムであって、
前記電子機器の要求にしたがって前記ファイルを送信するファイル送信部
を備え、
前記カメラアプリケーションは、
個別カメラモードとして実現可能なようにパッケージ形態で構成された複数のカメラ機能を含み、
前記複数のカメラ機能に対するカメラリストからのユーザ選択を受信するコードであって、前記カメラリストで、既にダウンロードされたカメラ機能のパッケージと、ダウンロードされていないカメラ機能のパッケージとを、区別して表示する、コード、および
前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージを利用して映像撮影のためのユーザインタフェースを構成するコード
を含み、
前記複数のカメラ機能は、レンダリングおよびレイアウトのために前記カメラアプリケーション内の共通するエンジンを使用し、
前記複数のカメラ機能の各々は、前記パッケージ内にプログラミングされた前記コードを前記カメラアプリケーション内の前記共通するエンジンが読み取ることで、事前に定められたシナリオにしたがって動作し、
前記カメラアプリケーションに含まれた前記複数のカメラ機能の各カメラ機能は、個別カメラモードで具現可能な互いに異なる撮影インタフェースおよび撮影コンテンツを含むパッケージ形態で構成され、
前記撮影コンテンツは、カメラ映像に対して適用されるフィルタ、エフェクト、ARコンテンツ及び音響エフェクトのうち少なくとも1つであり、
前記各カメラ機能の前記パッケージは、前記撮影インタフェースに相当するカメラ機能に関連するイメージ、位置情報、及びメタデータのうち少なくとも1つを含む、
ファイル配布システム。
【請求項10】
コンピュータシステムであって、
コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記コンピュータシステムにおいて、個別のカメラモードとして実現可能なようにパッケージ形態で構成された複数のカメラ機能を含むカメラアプリケーションがインストールされ、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記カメラアプリケーションが提供する命令に基づき、
前記複数のカメラ機能に対するカメラリストからのユーザ選択が受信されると、前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージを利用して映像撮影のためのユーザインタフェースを構成するインタフェース構成部であって、前記カメラリストで、既にダウンロードされたカメラ機能のパッケージと、ダウンロードされていないカメラ機能のパッケージとを、区別して表示するインタフェース構成部と、
を備え、
前記複数のカメラ機能は、レンダリングおよびレイアウトのために前記カメラアプリケーション内の共通するエンジンを使用し、
前記複数のカメラ機能の各々は、前記パッケージ内にプログラミングされたコードを前記カメラアプリケーション内の前記共通するエンジンが読み取ることで、事前に定められたシナリオにしたがって動作し、
前記カメラアプリケーションに含まれた前記複数のカメラ機能の各カメラ機能は、個別カメラモードで具現可能な互いに異なる撮影インタフェースおよび撮影コンテンツを含むパッケージ形態で構成され、
前記撮影コンテンツは、カメラ映像に対して適用されるフィルタ、エフェクト、ARコンテンツ及び音響エフェクトのうち少なくとも1つであり、
前記各カメラ機能の前記パッケージは、前記撮影インタフェースに相当するカメラ機能に関連するイメージ、位置情報、及びメタデータのうち少なくとも1つを含む、
コンピュータシステム。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
映像撮影と関連する機能のメニューリストに、前記カメラアプリケーション内に付属するコンテンツとして前記カメラリストを含ませて提供する、
請求項10に記載のコンピュータシステム。
【請求項12】
前記インタフェース構成部は、
前記ユーザ選択にしたがって前記カメラアプリケーション内でカメラモードが変更される形態によってカメラ機能の切り換えがなされるようにする、
請求項10に記載のコンピュータシステム。
【請求項13】
前記インタフェース構成部は、
前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージに含まれる、カメラ映像に適用可能なコンテンツリストを前記ユーザインタフェースに含ませて提供するようにする、
請求項10に記載のコンピュータシステム。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージが前記カメラアプリケーションに含まれていない場合、前記カメラアプリケーションと関連するサーバから、前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージをリアルタイムでダウンロードするアプリ管理部をさらに備え、
前記アプリ管理部は、
前記カメラアプリケーションのアップデート時に、前記のダウンロードされたパッケージも共に自動アップデートされるようにする、
請求項10に記載のコンピュータシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、カメラ機能を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンやタブレットなどの携帯端末が備える多様な機能の1つであるカメラ機能は、携帯端末の利用によってデジタルカメラのような写真を撮影できるという長所によって特に活用度の高い付加機能であり、カメラと関連する多様なアプリケーション(以下、アプリとも称する)の開発も活発化している。
【0003】
カメラと関連する技術の一例として、特許文献1には、移動通信端末において、背景色を利用して、移動通信端末に記録されている写真や移動通信端末搭載されているカメラで撮影した写真を合成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国公開特許第10-2007-0027175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションにより、1つのアプリ内で多様なカメラモードを利用できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
コンピュータによって実現される電子機器のカメラ機能制御方法であって、前記カメラ機能制御方法は、前記電子機器においてインストールされたカメラアプリケーションが提供する命令に基づいて実行され、前記カメラアプリケーションは、個別のカメラモードとして実現可能なようにパッケージ形態で構成された複数のカメラ機能を含み、前記カメラ機能制御方法は、前記複数のカメラ機能に対するカメラリストからのユーザ選択を受信する段階、および前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージを利用して映像撮影のためのユーザインタフェースを構成する段階を含む、カメラ機能制御方法を提供する。
【0007】
一側面によると、前記複数のカメラ機能は、レンダリングおよびレイアウトのために前記カメラアプリケーション内の共通するエンジンを使用してよい。
【0008】
他の側面によると、前記カメラアプリケーションに含まれるカメラ機能それぞれは、個別のカメラモードとして実現可能な撮影インタフェースを含むパッケージ形態で構成されてよい。
【0009】
また他の側面によると、前記カメラアプリケーションに含まれるカメラ機能それぞれのパッケージ要素は、該当のカメラ機能のインタフェースごとのイメージ、位置情報、およびインタフェースごとの機能のメタデータを含んでよい。
【0010】
また他の側面によると、映像撮影と関連する機能のメニューリストに、前記カメラアプリケーション内に付属するコンテンツとして前記カメラリストを含ませて提供する段階をさらに含んでよい。
【0011】
また他の側面によると、前記構成する段階は、前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージに含まれる撮影インタフェースをカメラ映像上にオーバーラップする形態によって前記ユーザインタフェースを構成してよい。
【0012】
また他の側面によると、前記構成する段階は、前記ユーザ選択にしたがって前記カメラアプリケーション内でカメラモードを変更する形態によってカメラ機能の切り換えがなされるようにしてよい。
【0013】
また他の側面によると、前記構成する段階は、前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージに含まれる、カメラ映像に適用可能なコンテンツリストを前記ユーザインタフェースに含ませて提供する段階を含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記カメラアプリケーションと関連するサーバから、前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージをリアルタイムでダウンロードする段階をさらに含んでよい。
【0015】
さらに他の側面によると、前記カメラアプリケーションのアップデート時に、前記のダウンロードされたパッケージも共に自動でアップデートされるようにする段階をさらに含んでよい。
【0016】
前記カメラ機能制御方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムが提供される。
【0017】
電子機器においてインストールされるカメラアプリケーションのファイルを配布するファイル配布システムであって、前記電子機器の要求にしたがって前記ファイルを送信するファイル送信部を備え、前記カメラアプリケーションは、個別のカメラモードとして実現可能なようにパッケージ形態で構成された複数のカメラ機能を含み、前記複数のカメラ機能に対するカメラリストからのユーザ選択を受信するコード、および前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージを利用して映像撮影のためのユーザインタフェースを構成するコードを含む、ファイル配布システムを提供する。
【0018】
コンピュータシステムであって、コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記コンピュータシステムにおいて、個別のカメラモードとして実現可能なようにパッケージ形態で構成された複数のカメラ機能を含むカメラアプリケーションがインストールされ、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記カメラアプリケーションが提供する命令に基づき、前記複数のカメラ機能に対するカメラリストからのユーザ選択が受信されると、前記ユーザ選択に対応するカメラ機能のパッケージを利用して映像撮影のためのユーザインタフェースを構成するインタフェース構成部を備える、コンピュータシステムを提供する。
【発明の効果】
【0019】
本発明の実施形態によると、複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションにより、1つのアプリ内で多様なカメラモードを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションの内部構成の例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。
図5】本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法を示したフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態における、ミニカメラのユーザインタフェースの例を説明するための図である。
図7】本発明の一実施形態における、ミニカメラのユーザインタフェースの例を説明するための図である。
図8】本発明の一実施形態における、ミニカメラの切り換えの例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0022】
本発明の実施形態は、複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションを含むシステムおよびカメラ機能制御方法に関する。
【0023】
本明細書において具体的に開示される事項などを含む実施形態は、複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションを提供してよく、これによって効率性、互換性、多様性、結合性、コスト節減などの側面において相当な長所を達成することができる。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。
【0025】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0026】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0027】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、カメラ機能など)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。例えば、サーバ160は、電子機器110の要求にしたがって前記ファイルを送信するファイル送信部(図示せず)を備えてよい。
【0028】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図2では、電子機器に対する例として電子機器110の内部構成およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器110またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0029】
電子機器110およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置として電子機器110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器110においてインストールされて実行されるブラウザや特定のサービスの提供のために電子機器110においてインストールされるアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0030】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0031】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器110および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器120)または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器110の通信モジュール213を通じて電子機器110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0032】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150に接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0033】
また、他の実施形態において、電子機器110およびサーバ150は、図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器110がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器110にさらに含まれるように実現されてよい。
【0034】
以下、複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションを含むシステムおよびカメラ機能制御方法の具体的な実施形態について説明する。
【0035】
図3は、本発明の一実施形態における、複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションの内部構成の例を示した図である。
【0036】
カメラアプリケーション300は、基本的に、電子機器110に搭載されたカメラを利用した機能として、写真撮影、動画撮影、記録された映像(写真または動画)の表示などのような機能を実行してよい。
【0037】
カメラアプリケーション300は、カメラアプリケーション300が提供するユーザインタフェースを利用して、映像撮影、例えば、写真撮影や動画撮影などと関連する多様なモードのうちから所望するカメラモードを選択できるようにしてよい。
【0038】
図3を参照すると、本発明に係るカメラアプリケーション300は、1つのアプリ内に属する複数のカメラ機能(camera in camera)(以下、「ミニカメラ」と称する)310を含んでよい。
【0039】
ミニカメラ310それぞれは、個別のカメラモードであって、定められたコンセプトのカメラ機能を実行するために必要となる各種撮影インタフェースや撮影コンテンツなどを含むパッケージ形態(カメラパッケージ)で構成されてよい。
【0040】
カメラパッケージに含まれる撮影コンテンツとは、各種フィルタ(filter)やエフェクト(effect)、AR(拡張現実)コンテンツ、音響エフェクトなど、カメラ映像に適用可能なすべての類型のコンテンツを意味してよい。
【0041】
ミニカメラ310は、それぞれ異なるコンセプトの個別のカメラ機能として実現され、カメラアプリケーション300内に付属する一種のコンテンツとして提供されてよい。
【0042】
実施形態によって、ミニカメラ310は、広告型インタフェースやコンテンツを含むカメラパッケージで構成されてよい。
【0043】
例えば、ミニカメラAは、提携会社aのカメラ機能であってよく、会社aと関連する撮影インタフェースや撮影コンテンツをカメラパッケージとして構成してよい。会社aのロゴや特徴が撮影インタフェースに表示されてよく、カメラ映像に適用可能なコンテンツが会社aの広報となるコンテンツで製作されてよい。
【0044】
すなわち、パートナー社の提携により、カメラアプリケーション300内に該当の提携会社のカメラモードを追加で適用することが可能となる。
【0045】
上述したミニカメラ310のパッケージ要素は、プログラミングされたコードであり、例えば、インタフェースごとのイメージ、位置情報、インタフェースごとの機能のメタデータなどを含んでよい。
【0046】
ミニカメラ310は、パッケージ内にプログラミングされたコードをランタイムでカメラアプリケーション300のエンジン320が読み取ることで、事前に定められたシナリオにしたがって動作してよい。
【0047】
個別のアプリの場合は、カメラ機能を実行するにあたってレンダリングやレイアウトのために個別のエンジンを構成しなければならないが、ミニカメラ310の場合は、個別のエンジンを構成する必要がなく、カメラアプリケーション300に構成されたエンジン320を共通で使用する。
【0048】
ミニカメラ310が提供する撮影インタフェースやコンテンツはそれぞれ異なるが、カメラアプリケーション300内の共通のエンジン320を使用することにより、カメラアプリケーション300のアプリ自体を軽量に構成することが可能となる。
【0049】
したがって、ミニカメラ310それぞれは、個別のアプリで存在するのではなくパッケージ形態で構成され、1つのアプリであるカメラアプリケーション300内で個別機能として実現されるものであると言える。
【0050】
図4は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、図5は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【0051】
本実施形態に係る電子機器110には、コンピュータで実現されたカメラシステムが構成されてよい。一例として、カメラシステムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよく、場合によっては、サーバ150との連動によってカメラ機能を提供してもよい。
【0052】
電子機器110においてインストールされたカメラアプリケーション300が提供する命令に基づき、電子機器110で実現されたカメラシステムは、図5のカメラ機能制御方法を実行してよい。図5に係るカメラ機能制御方法を実行するために、電子機器110のプロセッサ212は、構成要素として、図4に示すように、インタフェース構成部410およびアプリ管理部420を備えてよい。実施形態によって、プロセッサ212の構成要素は、選択的にプロセッサ212に含まれてもよいし、除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ212の構成要素は、プロセッサ212の機能の表現のために分離されてもよいし、併合されてもよい。
【0053】
このようなプロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、図5のカメラ機能制御方法が含む段階510~540を実行するように電子機器110を制御してよい。例えば、プロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、メモリ211が含むオペレーティングシステムのコードと少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令を実行するように実現されてよい。
【0054】
ここで、プロセッサ212の構成要素は、電子機器110に記録されたプログラムコードが提供する命令(一例として、電子機器110において実行されるアプリケーションが提供する命令)にしたがってプロセッサ212によって実行される、プロセッサ212の互いに異なる機能の表現であってよい。例えば、電子機器110が映像撮影のためのユーザインタフェースを構成するように上述した命令にしたがって電子機器110を制御するプロセッサ212の機能的表現としてインタフェース構成部410が利用されてよい。
【0055】
段階510において、プロセッサ212は、電子機器110の制御と関連する命令がロードされたメモリ211から必要な命令を読み取ってよい。この場合、読み取った命令には、以下で説明される段階520~540をプロセッサ212が実行するように制御するための命令が含まれてよい。
【0056】
段階520において、インタフェース構成部410は、カメラアプリケーション300が実行されると、事前に設定されたミニカメラのパッケージを利用して映像撮影のためのユーザインタフェースを構成してよい。ミニカメラに含まれる撮影インタフェースを電子機器110のカメラ映像上にオーバーラップする形態によって映像撮影画面を構成してよい。一例として、カメラアプリケーション300が実行されるとき、ホーム画面などのような初期画面が提供された後、アプリケーションの初期画面において提供されるメニューからユーザが特定のミニカメラを選択した場合、該当のミニカメラのユーザインタフェースを構成して提供してよい。他の例として、カメラアプリケーション300が実行されるとき、直ぐに映像撮影のためのユーザインタフェースが構成されて提供されるようになるが、このとき、カメラアプリケーション300内のミニカメラのうちで基本機能として設定されたミニカメラ、あるいは電子機器110のユーザがここ最近に利用したミニカメラのユーザインタフェースが優先的に提供されてよい。基本機能の場合、メインとなるミニカメラがデフォルトカメラ機能として指定されてもよく、ユーザが頻繁に使用するミニカメラがユーザ設定によって基本機能として指定されてもよい。
【0057】
段階530において、インタフェース構成部410は、カメラアプリケーション300において提供されるユーザインタフェース上のメニューリストに含まれるミニカメラリストにより、カメラモードを切り換えるためのユーザ選択を受信してよい。ミニカメラを選択するためのインタフェースは、カメラアプリケーション300内のメニューリストに含ませて提供されてよい。ミニカメラリストは、現在実行中であるミニカメラのユーザインタフェースのメニューリストによって提供されてもよいし、カメラアプリケーション300において提供されるホーム画面などのような個別のページによってユーザ選択が可能なミニカメラリストが提供されてもよい。カメラモードの切り換えは、ユーザがカメラアプリケーション300のメニューリストに含まれるミニカメラリストから所望するミニカメラを選択することによってなされてよい。
【0058】
段階540において、インタフェース構成部410は、ユーザ選択に対応するミニカメラのパッケージを利用して映像撮影のためのユーザインタフェースを再構成することによってカメラモードを切り換えてよい。ミニカメラの切り換えは、他のアプリケーションをロードする方式ではなく、ミニカメラそれぞれがカメラアプリケーション300内においてパッケージ形態で構成されている状態からモードに変更される形態によって実行されてよい。ミニカメラは、カメラアプリケーション300内でカメラ映像に適用させるフィルタやエフェクトなどを選択するのと同じように、メニューからのユーザの選択により、該当のパッケージを利用した画面構成がカメラモードに適用されてよい。ミニカメラの選択によるカメラモードの変更は、ランタイムのスクリプトを利用して該当の機能を実行してよく、選択されたミニカメラのパッケージに含まれる撮影インタフェースをカメラ映像上にオーバーラップする形態によって画面を構成することにより、実行中であるミニカメラに基づいてカメラモードに含まれるインタフェースを動的に構成してよい。言い換えれば、ミニカメラを個別のアプリ形態で実行するのではなく、カメラアプリケーション300内のメニューリストを利用した簡単な選択だけで他の種類のカメラモードに直ぐに切り換えることができ、1つのアプリ内でカメラモードの動的変更が可能となる。
【0059】
すべてのミニカメラのパッケージがカメラアプリケーション300に事前に含まれて構成されてよいが、他の例としては、ユーザが選択したときにリアルタイムでダウンロードすることも可能である。
【0060】
アプリ管理部420は、ユーザがミニカメラリストから選択したミニカメラのパッケージがカメラアプリケーション300に存在しない場合、選択されたときに、カメラアプリケーション300と関連するサーバ150からリアルタイムでミニカメラのパッケージをダウンロードしてよい。インタフェース構成部410は、ユーザが選択したミニカメラのパッケージがダウンロードされると、ダウンロードされたパッケージを利用して該当のカメラモードのユーザインタフェースを構成してよい。
【0061】
アプリ管理部420は、ミニカメラのパッケージがダウンロードされた後に、該当のパッケージをクライアント(すなわち、電子機器110においてインストールされたカメラアプリケーション300)上で維持しながら、カメラアプリケーション300がアップデートされるときに、各ミニカメラのパッケージも共に自動でアップデートされるようにしてよい。
【0062】
図6および図7は、本発明の一実施形態における、ミニカメラのユーザインタフェースの例を説明するための図である。
【0063】
図6は、カメラアプリケーション300の基本カメラ機能(「ミニカメラX」と称する)の映像撮影画面600を示している。
【0064】
映像撮影画面600は、ミニカメラXだけのコンセプトを有する撮影インタフェース、撮影コンテンツなどを含んでよい。ミニカメラXの映像撮影画面600には、映像撮影と関連するメニューリスト610が含まれてよい。
【0065】
メニューリスト610は、映像撮影と関連する機能として、写真撮影ボタン、動画録画ボタン、動画倍速設定ボタン、イン/アウトカメラ切り換えボタン、フラッシュオン/オフボタン、画面割合切り換えボタン、コラージュ設定ボタン、アルバムオープンボタン、タイマー設定ボタン、モード(例えば、夜間モードや高解像度モードなど)設定ボタン、ミュージック追加ボタン、フィルタ/エフェクト(例えば、ビューティエフェクトなど)選択ボタン、ARコンテンツ(例えば、動物スタンプ、反転スタンプ、顔認識スタンプ、ドロースタンプなど)選択ボタンなどを含んでよい。
【0066】
メニューリスト610は、カメラアプリケーション300上の機能として実現するすべての機能をミニカメラ内のメニューとして構成してよい。また、メニューリスト610は、図6に示すように、映像撮影画面600の下端に含ませることはもちろん、上端や側部などのように所望するレイアウトに含まれるようにしてよい。
【0067】
図7を参照すると、メニューリスト610は、基本的に、カメラ映像に適用可能なコンテンツリストを含んでよく、特に、ミニカメラを選択するためのインタフェースとしてミニカメラリスト711を含んでよい。ミニカメラリスト711は、カメラアプリケーション300内でそれぞれのカメラモードとして提供可能なすべてのミニカメラを含んでよい。
【0068】
ミニカメラリスト711に含まれる少なくとも一部のミニカメラは、カメラアプリケーション300に該当のカメラパッケージが事前に含まれて構成されてもよいし、残りのミニカメラの場合、ユーザが選択したときにリアルタイムでダウンロードされる形態で構成されてもよい。
【0069】
ミニカメラリスト711にカメラパッケージがダウンロードされていないミニカメラの場合、他のミニカメラとは区分して表示されてよく、例えば、ダウンロードボタン701が含まれてよい。ミニカメラリスト711からダウンロードボタン701が含まれるミニカメラが選択された場合、選択されたときに該当のミニカメラのパッケージがリアルタイムでダウンロードされてよい。
【0070】
図8は、本発明の一実施形態における、ミニカメラの切り換えの例を説明するための図である。
【0071】
図8は、カメラアプリケーション300内のミニカメラのうち、ミニカメラBの映像撮影画面800を示している。
【0072】
ミニカメラXが実行された状態でミニカメラリスト711からミニカメラBが選択された場合、選択されたミニカメラBのパッケージとして、図8に示した映像撮影画面800が構成されてよい。
【0073】
ミニカメラBを個別のアプリ形態で実行するのではなく、単一アプリケーションであるカメラアプリケーション300内でミニカメラXを利用している途中にミニカメラBへの切り換えがなされてよい。
【0074】
映像撮影画面800は、ミニカメラBのコンセプトとして製作された撮影インタフェース、撮影コンテンツなどを含んでよい。ユーザがミニカメラリスト711からミニカメラBを選択した場合、選択されたミニカメラBの撮影インタフェースに切り換わってよく、ユーザが選択したミニカメラBに切り換わると、撮影インタフェースはもちろん、該当のカメラモードで提供可能な機能あるいはコンテンツがミニカメラBのパッケージに基づいて変更されてよい。
【0075】
ミニカメラBの映像撮影画面800も同じように、少なくとも一部のレイアウトに映像撮影と関連するメニューリスト810が含まれてよい。このとき、メニューリスト810にミニカメラを選択するためのミニカメラリスト(図示せず)が直接含まれるように構成されてもよいし、ミニカメラリスト(図示せず)を提供するインタフェースへの移動のための個別のメニューが含まれてもよい。
【0076】
したがって、ミニカメラそれぞれがパッケージ形態で構成されて1つのアプリ内で個別のカメラモードとして実現されることにより、メニューからの選択だけで他の種類のカメラモードを直ぐに実行することが可能となる。
【0077】
このように、本発明の実施形態によると、複数のカメラパッケージで構成されたカメラアプリケーションにより、1つのアプリ内で多様なカメラモードを利用することが可能となり、複数のカメラパッケージが1つのアプリ内で共通するエンジンを使用することにより、軽量のアプリケーションを実現することが可能となる。
【0078】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0079】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0080】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時的に記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0081】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0082】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0083】
212:プロセッサ
300:カメラアプリケーション
310:ミニカメラパッケージ
320:エンジン
410:インタフェース構成部
420:アプリ管理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8