(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-07
(45)【発行日】2024-05-15
(54)【発明の名称】廃棄物を詰め込むためのフレキシブルコンテナ
(51)【国際特許分類】
B65F 1/00 20060101AFI20240508BHJP
【FI】
B65F1/00 A
(21)【出願番号】P 2021543563
(86)(22)【出願日】2019-10-01
(86)【国際出願番号】 EP2019076646
(87)【国際公開番号】W WO2020070160
(87)【国際公開日】2020-04-09
【審査請求日】2022-09-12
(32)【優先日】2018-10-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】521140995
【氏名又は名称】ライナーベンネ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】フランク・ミルヘム
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第03133033(EP,A1)
【文献】特開2014-122436(JP,A)
【文献】特開2005-154913(JP,A)
【文献】特開2005-350830(JP,A)
【文献】特開2008-303474(JP,A)
【文献】特開2005-212831(JP,A)
【文献】特開2010-052898(JP,A)
【文献】特開2018-057514(JP,A)
【文献】特開2003-128053(JP,A)
【文献】米国特許第05738619(US,A)
【文献】米国特許第08191722(US,B1)
【文献】米国特許第07641030(US,B2)
【文献】豪国特許出願公開第2013202449(AU,A1)
【文献】特許第3467494(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F 1/00- 1/16
B65D88/16
A44B19/00-19/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物を詰め込むためのフレキシブルコンテナ(1)であって、
前記フレキシブルコンテナ(1)の外面(5)を形成し、開閉可能な開口(13)を頂部に有する外側ケーシング(2)と、
前記廃棄物を受け入れて収容するための前記フレキシブルコンテナ(1)の内側空間(V)の範囲を定め、前記外側ケーシング(2)の内側に配置された内側ケーシング(3)であって、
2つの縁の間で前記内側ケーシング(3)に取り付けられた閉鎖システム(510)によって開閉可能な
開口(51)であって、前記内側ケーシング(3)の2つの縁の間に延びる開口(51)を頂部に含む内側ケーシング(3)と、
前記閉鎖システム(510)に
及び前記縁に少なくとも部分的に重ねられて
縫い付けることによって取り付けられ、前記内側ケーシング(3)に取り付けられた、
前記開口(51)の各縁のための、少なくとも1つの補強片(40)
であって、前記少なくとも1つの補強片(40)は前記閉鎖システム(510)と前記内側ケーシング(3)との間に挟まれている、前記開口(51)の各縁のための、少なくとも1つの補強片(40)と、
を含むフレキシブルコンテナ(1)。
【請求項2】
前記閉鎖システム(510)がチャックを含む、請求項
1に記載のコンテナ(1)。
【請求項3】
前記少なくとも1つの補強片(40)が、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、天然繊維、およびこれらの混合物からなる群から選ばれた繊維を含む繊維強化部を有する複合材を含む、請求項1
または2に記載のコンテナ(1)。
【請求項4】
前記繊維強化部が織物である、請求項
3に記載のコンテナ(1)。
【請求項5】
前記少なくとも1つの補強片(40)が、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエステルからなる群から選ばれた少なくとも1つのポリマーを含む、請求項
3または
4に記載のコンテナ(1)。
【請求項6】
前記少なくとも1つの補強片(40)が、その片面または両面を接着剤で覆われた、請求項1から
5のいずれか一項に記載のコンテナ(1)。
【請求項7】
前記外側ケーシング(2)がチャックを含み、前記内側ケーシング(3)のチャックと前記外側ケーシング(2)の前記チャックが逆方向のU字形の形状を有する、請求項
2に記載のコンテナ(1)。
【請求項8】
前記外側ケーシング(2)と前記内側ケーシング(3)との間に挟まれた少なくとも1つのフラップ(70、71、72、73)を含み、前記フレキシブルコンテナ(1)が、前記閉鎖システム(510)のそれぞれの両側に配置された少なくとも1つの第1の取付け領域(90)および1つの第2の取付け領域(91)を含み、1つまたは複数のフラップ(70、71、72、73)が、少なくとも前記第1の取付け領域(90)において前記内側ケーシング(3)に取り付けられ、1つもしくは複数のフラップ(70、71、72、73)および/または前記内側ケーシング(3)には取付け手段(75)が設けられており、前記内側ケーシングの閉鎖後に、前記第2の取付け領域(91)において前記1つまたは複数のフラップ(70、71、72、73)を前記内側ケーシング(3)に取り付けることができる、請求項1から
7のいずれか一項に記載のコンテナ(1)。
【請求項9】
前記第1の取付け領域(90)が前記内側ケーシング(3)の下側部分に位置し、前記1つまたは複数のフラップ(70、71、72、73)が、前記第1の取付け領域(90)において前記内側ケーシング(3)に溶接されている、請求項
8に記載のコンテナ(1)。
【請求項10】
前記内側ケーシング(3)が上側壁(50)を含み、前記第2の取付け領域(91)が前記内側ケーシング(3)の前記上側壁(50)にあり、前記第2の取付け領域(91)の前記取付け手段(75)が接着剤を含む、請求項
8または
9に記載のコンテナ(1)。
【請求項11】
前記内側ケーシング(3)が下側壁(59)および少なくとも1つの側壁(55、56、57、58)を含み、前記第1の取付け領域(90)が前記少なくとも1つの側壁(55、56、57、58)の下部にあり、そのとき、前記1つまたは複数のフラップ(70、71、72、73)が前記1つまたは複数の側壁(55、56、57、58)の全高(Hi)を覆う、請求項
8から
10のいずれか一項に記載のコンテナ(1)。
【請求項12】
前記内側ケーシング(3)が実質的に平行六面体形状であり、前記内側ケーシング(3)が4つの側壁(55、56、57、58)を含み、前記フレキシブルコンテナ(1)が、前記側壁(55、56、57、58)を少なくとも部分的に覆う4つのフラップ(70、71、72、73)を含む、請求項1から
11のいずれか一項に記載のコンテナ(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は廃棄物の詰込みの分野に関する。用語「廃棄物」は、2006年4月5日の欧州指令2006/12/ECの意味で使用されており、所有者が処分する、または処分を意図する、または処分を必要とする、この指令の付属書Iに列挙されたカテゴリーに入る任意の物質または任意の物体を指す。
【0002】
本発明はより詳細には、建設または公共事業においてアスベストの除去から生じる廃棄物の詰込みに関する。
【0003】
したがって、本発明は、廃棄物を詰め込むためのコンテナ、特にフレキシブルコンテナ、およびこの種のコンテナによって廃棄物を詰め込む方法に関する。
【背景技術】
【0004】
廃棄物、特にアスベストを詰め込むという面においては、5m3より大きな容量を有する、固体廃棄物用の可撓性パッケージに関する特許出願(特許文献1)が知られており、これは、機械的に強い外側ケーシングおよび防塵の内側ケーシングから構成され、外側ケーシングと内側ケーシングとの間に配置されて内側ケーシングの閉鎖手段を覆う、パッケージの上部周縁から延在するフラップのシステムによってパッケージを密封して閉じるように、閉鎖手段によって内側空洞を覆って閉じることができる蓋をそれぞれ備える。
【0005】
この種のパッケージは、切り屑、汚染土、および小さな粒度範囲の鉄鋼作業の粉塵の種類の均質の廃棄物に適している。
【0006】
本発明の分野では、製造コストを制御する一方で、収集所で廃棄物を積み込むとき、輸送中、および貯蔵所での荷下ろしのとき、廃棄物コンテナが密封されていることを保証することができることが重要である。
【0007】
廃棄物を詰め込むためのフレキシブルコンテナは、積み込みおよび輸送時、金属スキップに配置される。いくつかのスキップは、貯蔵所において、特にAmpliroll(登録商標)型の多関節アームによって輸送トラックから下ろすことができ、これは、下ろすときに少し傾ける必要があるが、保全性、したがってコンテナの密封性を保つことを可能にする。
【0008】
しかしながら、フレキシブルコンテナを収容する32T容量金属スキップは、輸送トラックに固定されたままであり、スキップは、廃棄物を有するフレキシブルコンテナを下ろすために傾けられる。後者の場合、傾き角は大きく、言い換えれば、下ろすときのスキップの傾斜が大きく、それは、荷が急に下りることになり、フレキシブルコンテナを損傷する危険性が非常に高くなる。
【0009】
コンテナのケーシングのいくつかの部分を補強する、および/または、コンテナのケーシングの厚さを少なくとも特定の場所で厚くすることが考えられた。そのような解決策を用いることはできるが、完全に満足するものではなく、さらにコンテナのコストが増大する。
【0010】
廃棄物、特にアスベストを含む廃棄物の管理において、現場で別の問題が生じる。廃棄物はしばしば、金属屑、および大きな塊、または、石、コンクリートブロック、繊維セメントパイプ片類の他の材料と混ざった土壌から形成され、それらは、コンテナを破り、またはコンテナに穴を開け、ついにはコンテナの密封を壊す危険性がある。したがって、廃棄物をコンテナに詰め込む前に、ふるいにかけて選り分ける、および/または、大きすぎる廃棄物をより小さな破片に粉砕する必要があり、これは大きな処理コストを発生させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、廃棄物、特にアスベスト廃棄物、または他の廃棄物、特に大きな塊および金属屑から構成される廃棄物を、ふるいにかける必要なく、および/または、詰め込む前に粉砕して廃棄物の大きさを小さくする必要なく、強くて密封された態様で廃棄物を詰め込み収集所から貯蔵所まで輸送するためのフレキシブルコンテナから利益を得る必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、この必要性のいくつかまたはすべてに対処することに成功する。本発明は廃棄物を詰め込むためのフレキシブルコンテナに関し、本コンテナは、
コンテナの外面を形成し、開閉可能な開口を頂部に有する外側ケーシングと、
廃棄物を受け入れて収容するためのコンテナの内側空間の範囲を定め、外側ケーシングの内側に配置された内側ケーシングであって、内側ケーシングに取り付けられた閉鎖システムによって開閉可能な開口を頂部に含む内側ケーシングと、
閉鎖システムに少なくとも部分的に重ねられて取り付けられ、内側ケーシングに取り付けられた少なくとも1つの補強片と、
を含む。
【0014】
本発明のおかげで、強いコンテナが利用可能である。特に、1つまたは複数の補強片の存在によって、閉鎖システムと内側ケーシングとの間の取付け位置でコンテナを補強することができ、機械的強度、破断力、および伸びを増大させることができる。
【0015】
前記少なくとも1つの補強片は、閉鎖システムと内側ケーシングとの間に挟まれている(interleaved)ことが好ましい。このように積み重ねると、この領域のコンテナの強度をかなり増大させることができる。
【0016】
これに代えて、またはこれに加えて、コンテナは、内側ケーシングの下に配置された少なくとも1つの補強片を含んでもよい。
【0017】
内側ケーシングの開口は少なくとも1つの縁を有する。この場合、コンテナは、開口の前記少なくとも1つの縁の各側に少なくとも1つの補強片を含んでもよい。
【0018】
閉鎖システムはチャック閉鎖部を含むことが好ましい。チャック閉鎖部は、ポリエステルから作られた織物片の各側に、例えば側の約3cmに縫い付けられたチャック(zip)を有して作られることが有利である。
【0019】
閉鎖システムは内側ケーシングに縫い付けられてもよい。この場合、同じ縫目が、閉鎖システムと1つまたは複数の補強片を取り付ける両方の役目を果たすことができる。例えば平行な複数の縫目の列によって、閉鎖システムと1つまたは複数の補強片とを同時に取り付けることができる。
【0020】
内側ケーシングの閉鎖システムは、内側ケーシングの上側壁に固定されることが好ましい。
【0021】
前記少なくとも1つの補強片は、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、天然繊維、およびこれらの混合物からなる群から選ばれた繊維、好ましくはガラス繊維を含む強化繊維を有する複合材を含んでもよい。繊維強化部は、例えば織物である。前記少なくとも1つの補強片は、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET:polyethylene terephthalate)、ポリエステルからなる群から選ばれた少なくとも1つのポリマー、好ましくはPETを含んでもよい。
【0022】
前記少なくとも1つの補強片は、片面または両面を接着剤、例えば合成ゴム樹脂でコーティングされてもよい。接着剤があることによって、取付け前、特に縫い付けて取り付ける前に、片を閉鎖システムおよび/または内側ケーシングに押し当てて保持することを改善することができる。
【0023】
補強片の厚さは、0.10mm以上、0.20mm以下、好ましくは0.14mm以上、0.18mm以下、例えば0.16mmであってもよい。
【0024】
補強片の引張強度は約550N/inchであってもよい。
【0025】
外側ケーシングは、チャックを備えることができる閉鎖システムを含んでもよい。外側ケーシングの閉鎖システムは、外側ケーシングの上側壁に存在していてもよい。この後者の場合で、内側ケーシングもチャックを含む場合、内側ケーシングのチャックと外側ケーシングのチャックは、例えば、逆方向のU字形の形状を有する。
【0026】
コンテナは、外側ケーシングと内側ケーシングとの間に挟まれた少なくとも1つのフラップを含んでもよい。そのとき、コンテナは、閉鎖システムのそれぞれの両側に配置された少なくとも1つの第1の取付け領域および1つの第2の取付け領域を含み、1つまたは複数のフラップは、少なくとも第1の取付け領域において内側ケーシングに取り付けられ、1つもしくは複数のフラップおよび/または内側ケーシングは取付け手段を備えて、内側ケーシングの閉鎖後に、第2の取付け領域において1つまたは複数のフラップを内側ケーシングに取り付けることができる。1つまたは複数のフラップは閉鎖システムのどちらの側にも取り付けられるので、フラップは閉鎖システムを覆い、これによって、閉鎖システムの位置における内側ケーシングの密封性が改善される。
【0027】
内側ケーシングは、上側壁、下側壁、および上側壁と下側壁とを接続する少なくとも1つの側壁を含むことが有利である。
【0028】
1つの特定の実施形態では、1つまたは複数のフラップは、内側ケーシングの上側壁のみを覆う。この場合、第1および第2の取付け領域は上側壁にあり、第1または第2の取付け領域は、例えば、上側壁と前記少なくとも1つの側壁との間の接合部にある。
【0029】
別の実施形態では、1つまたは複数のフラップは1つまたは複数の側壁を少なくとも部分的に覆い、第1または第2の取付け領域は内側ケーシングの下側部分に位置する。
【0030】
この場合、第1の取付け領域は、例えば、内側ケーシングの下側部分に位置する。1つまたは複数のフラップは、この第1の取付け領域において内側ケーシングに溶接されていることが好ましい。これに代えて、フラップは、例えば、両面接着テープによって接着接合されてもよい。
【0031】
第2の取付け領域は内側ケーシングの上側壁にあってもよく、この第2の取付け領域の取付け手段は特に接着剤、好ましくは両面接着テープを含む。取付け手段は、1つまたは複数のフラップの少なくとも1つの縁に沿ってフラップに取り付けられてもよい。
【0032】
第1の取付け領域は前記少なくとも1つの側壁の下部に、特に前記少なくとも1つの側壁と下側壁との間の接合部に位置してもよく、そのとき、1つまたは複数のフラップは1つまたは複数の側壁の全高を覆う。この場合、コンテナは、その全高にわたって、外側ケーシングと内側ケーシングと1つまたは複数のフラップとによって形成された3重の層を有する。これによって、コンテナの側面の強度を高めることができる。
【0033】
コンテナは、前記少なくとも1つのフラップと内側ケーシングとの間の取付けのための第3の取付け領域を含んでもよく、第3の取付け領域は、前記少なくとも1つの側壁、特に内側ケーシングの中央部にある。この第3の取付け領域における取付けは、例えば接着剤、例えばフラップおよび/または内側ケーシングに取り付けられた少なくとも1つの両面接着テープによって行われる。
【0034】
コンテナは、前記少なくとも1つのフラップと内側ケーシングとの間の取付けのための第4の取付け領域をさらに含んでもよく、第4の取付け領域は、内側ケーシングの上側部分の前記少なくとも1つの側壁にある。この第4の取付け領域における取付けは、例えば接着剤、例えばフラップおよび/または内側ケーシングに取り付けられた少なくとも1つの両面接着テープによって行われる。
【0035】
第3の取付け領域および適用可能な場合は第4の取付け領域があることによって、コンテナを強化し、積み込みを容易にすることができる。他の取付け領域は、本発明の範囲から逸脱しなければ付け加えてもよい。
【0036】
一実施形態では、内側ケーシングは実質的に平行六面体形状であり、内側ケーシングは4つの側壁を含み、コンテナは、側壁を少なくとも部分的に、好ましくは完全に覆う4つのフラップを含む。
【0037】
「上側部分」は、コンテナまたはケーシングの全高の半分より上に位置する部分を意味する。「下側部分」は、コンテナまたはケーシングの全高の半分より下に位置する部分を意味する。
【0038】
「上側」または「下側」部分または壁または要素は、廃棄物を積み込むための位置でコンテナが地面に置かれたとき、コンテナを観察する人に対して言っている。
【0039】
外側ケーシングは実質的に平行六面体形状であってもよく、外側ケーシングは上側壁、4つの側壁によって相互接続された下側壁を含む。
【0040】
フラップは内側ケーシングの下側壁を覆わなくてもよい。
【0041】
1つまたは複数のフラップは、内側ケーシングの上側壁と1つまたは複数の側壁との間の接合部で、内側ケーシングの上側壁の周囲を形成する接合部を覆うための折り目を特徴としてもよい。
【0042】
少なくとも1つのフラップは、少なくとも1つの取付け領域、特に2つの取付け領域において外側ケーシングに、特に、1つもしくは複数のフラップおよび/または外側ケーシングに取り付けることができる接着剤、例えば、少なくとも1つの両面接着テープによって取り付けられてもよい。この種の取付け領域は、少なくとも1つの外側ケーシングの側壁において、外側ケーシングの下側および/または上側部分にあってもよい。
【0043】
外側ケーシングは、特にポリプロピレン(PP:polypropylene)を含む少なくとも1つのポリマー材料を含んでもよく、それは、例えばPPキャンバスから作られた特に織物材料の形態であってもよい。それは、引き裂き抵抗のある機械的強度特性を有することが有利である。それは、機械的強度特性を局所的に補強するように、他より厚い領域を含んでもよく、または補強部を含んでもよい。それは、特に、例えば本質的にPPから作られた、前方および後方壁の縁の高さにある補強部を含んでもよい。それは、外側ケーシングの寸法の関数として、約190g/m2以上300g/m2以下の比重、特に約200g/m2以上270g/m2以下の比重を有してもよい。外側ケーシングは平行六面体形状であることが好ましい。ASTM D638規格に従って縦方向に測定された引張強度は、約180kgf以上240kgf以下、すなわち約1765N~2355Nであってもよい。ASTM D638規格に従って横方向に測定された引張強度は、約170kgf以上240kgf以下、すなわち約1665N~2355Nであってもよい。ASTM D638規格に従って測定された伸びは、縦方向または横方向で約18以上約20%以下であってもよい。
【0044】
内側ケーシングは、特にポリエチレン(PE:polyethylene)を含む、特にPEフィルムまたはPE織物を含む少なくとも1つのポリマー材料を含んでもよい。粉塵に対して、放射性および/または粉末材料に対して、空気に対して、および水に対して不貫通性であることが有利である。内側ケーシングは、コンテナ内で、外側ケーシングのすぐ近くに外側ケーシングのそれぞれの壁に実質的に平行な壁を有することが好ましく、特に前方壁、後方壁、下側壁、上側壁、および長手方向に配置された2つの側壁を有することが好ましい。これらの様々な壁は一緒になって、コンテナの内側容積に相当する内側ケーシングの内部容積を画定する。内側ケーシングは平行六面体形状であることが好ましい。内側ケーシングの壁の厚さは、約200μm以上400μm以下、特に200μm以上350μm以下であってもよい。発泡PE層が、内側ケーシングの下側壁の高さにおいて内面に取り付けられてもよい、特に接着接合されてもよい。
【0045】
1つまたは複数のフラップがある場合、フラップは、約100μm以上160μm以下であってもよい厚さのポリマー材料、特にPEフィルムから作られてもよい。
【0046】
コンテナの内部容積、特に内側ケーシングの内部容積は、3m3以上であってもよく、特に5m3、特に10m3、特に16m3またはさらに18m3、特に24m3またはさらに35m3であってもよい。
【0047】
コンテナの内部容積は内側ケーシングの内部容積によって定められる。廃棄物は、ストラップ間に形成された容積内部を、ある力で動くことがあるので、内側ケーシングは、機械的強度特性を局所的に補強するように、他より厚い領域を含んでもよい。
【0048】
外側ケーシングは、少なくとも部分的に接着剤で、特にケーシングの下側壁、側壁、前方壁、および後方壁との間は全面的に接着剤で内側ケーシングに接続されてもよく、その接続は、接続位置にフラップが存在しているときは1つまたは複数のフラップによってなされてもよい。
【0049】
内側ケーシングの開口は、内側ケーシングの上側壁の大きな部分を占めてもよく、3つの縁、すなわち、2つの長手方向の縁と、内側ケーシングの前方壁または後方壁の近くで2つの長手方向の縁を接続し、前方壁または後方壁と実質的に平行な第3の縁とを有してもよい。開口の3つの縁は、開口をチャック(またはラック)で閉めることができるように噛合い歯を備えることが好ましい。
【0050】
同様に、外側ケーシングの開口は、外側ケーシングの上側壁の大きな部分を占めてもよく、3つの縁、すなわち、2つの長手方向の縁と、外側ケーシングの後方壁または前方壁の近くで2つの長手方向の縁を接続し、後方壁または前方壁と実質的に平行な第3の縁とを有してもよい。外側ケーシングの開口は、2つの長手方向縁とともに、内側開口の第3の縁とは反対側の端部にある第3の縁を含むことが好ましいことに留意されたい。したがって、内側ケーシングの開口が、前方壁の近くに第3の縁を含む場合、外側ケーシングの開口は、後方壁の近くに第3の縁を含むことが好ましい。外側ケーシングの開口の3つの縁は、開口をチャック(またはラック)で閉めることができるように噛合い歯を備えることが好ましい。
【0051】
しかしながら、本発明は、閉鎖システムのいかなる特定のタイプにも限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱しないで他の閉鎖システムを考えることができる。
【0052】
内側ケーシングは、その内面に、特に1つまたは複数の側壁の内面に、ストレッチャー(stretcher)または弾性ケーブル用の複数の支持点を備えてもよい。これらの弾性ケーブルは、廃棄物を有するコンテナを積み込みやすくするために、外側および内側ケーシングの開口が開位置の状態で、コンテナが配置される金属スキップにコンテナを留めることを可能にする。
【0053】
本発明のさらなる目的は、別の態様によれば、前述のことを組み合わせて、以下のステップ、すなわち、上記で規定されたようなフレキシブルコンテナを金属スキップに配置するステップと、外側ケーシングおよび内側ケーシングを開けることによってコンテナを開けるステップと、廃棄物をコンテナの内部容積内に入れるステップと、閉鎖システムによって内側ケーシングを閉め、次いで外側ケーシングを閉めることによってコンテナを密封して閉めるステップと、を含む廃棄物を詰め込むための方法である。
【0054】
コンテナが1つまたは複数のフラップを含むとき、最後のステップは、内側ケーシングを閉めるステップおよび外側ケーシングを閉めるステップとの間に、第2の取付け領域に取付け手段によって1つまたは複数のフラップを取り付けるステップを含む。
【0055】
本発明は、非限定的な実施形態の以下の詳細な説明を読み、添付の図面を考察すればよりよく理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【
図1】本発明によるコンテナの閉じた外側ケーシングの例の概略斜視図である。
【
図2】本発明によるコンテナの閉じた内側ケーシングの例の概略斜視図である。
【
図3】
図2の閉じたケーシングを上から見た概略図である。
【
図4】
図2のケーシングを前方から見た概略図である。
【
図6】
図2のケーシングの大きな側壁のフラップの単独の概略図である。
【
図7】
図2のケーシングの小さな側壁のフラップの単独の概略図である。
【
図8】
図1の外側ケーシングおよび
図2の内側ケーシングを備える、本発明による閉じたコンテナの例の概略図である。
【
図9】本発明によるコンテナの内側ケーシングの例を上から見た概略部分図である。
【
図10】本発明によるコンテナの内側ケーシングの例の概略断面部分図である。
【
図11】本発明によるコンテナの内側ケーシングの別の例の、
図3と同様の図である。
【
図12】本発明によるコンテナの内側ケーシングの他の例の概略断面部分図である。
【
図13】本発明によるコンテナの内側ケーシングの他の例の概略断面部分図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
本書の残りの部分では、同一の要素、または同一の機能を有する要素には同じ参照符号が付けられている。本記述を簡潔にするため、図のすべてを参照して説明することはせず、実施形態間の違いのみを説明する。
【0058】
図8に示されたコンテナ1の外側ケーシング2が
図1に示されている。外側ケーシング2はコンテナ1の外面5を定める。これは、長手方向軸線Xに沿った細長い形状であることが分かる。
【0059】
図示の例では、外側ケーシング2は、4つの側壁、すなわち、前方側壁6、後方側壁7、2つの横側壁8および9によって相互接続された下側壁10および上側壁11を有する平行六面体形状である。下側壁10と上側壁11は、側壁8および9によって互いから分離されている。側壁6、7、8、および9は、外側ケーシング2、したがってコンテナ1の全高Hを定め、この例ではそれは1.6mに等しい。外側ケーシング2の長さL、すなわち、各側壁8または9の長さは、この例では、8.8mである。前方側壁6または後方側壁7の幅と一致する外側ケーシング2の幅lは2.5mである。外側ケーシング2は内面12を有する。
【0060】
外側ケーシング2の上側部分21と外側ケーシング2の下側部分22は、外側ケーシング2の側壁5、6、7、および8の高さ中央に配置された仮想線20によって定められる。外側ケーシング2の中央部分は、線20のほぼ高さ、または線20の近くに配置される。上側部分21は外側ケーシング2の上側壁11を含む。下側部分22は外側ケーシング2の下側壁10を含む。
【0061】
上側壁11は、その表面の大部分にわたって、3つの縁、すなわち、長手方向軸線Xに平行な2つの長手方向縁14および15、ならびにこの例では、長手方向軸線Xに垂直な前方側壁6の近くでそれらを接合する前縁16によって画定された開口13によって占められる。開口13は、長手方向縁14および15、ならびに前縁16に沿う閉鎖システム130によって開閉することができる。外側ケーシング2の閉鎖システム130はこの例ではチャック(zip)を含む。コンテナの底から閉鎖システム130を作動させるように操作することができるように、またはその作動をしやすくするように十分な長さのひも81が設けられている。
【0062】
外側ケーシング2は、ポリマー織物材料、特にPPキャンバスから作られている。この例では、外側ケーシング2の重量は約270g/m2である。外側ケーシング2は機械的に強い。
【0063】
図2には、本発明によるコンテナ1の内側ケーシング3が示されている。内側ケーシング3は、コンテナ1の内側で外側ケーシング2の内側に配置されるように意図されている。これは、廃棄物を収容するためのコンテナの内部容積Vの範囲を定める。
【0064】
内側ケーシング3はポリマー材料、特にポリエチレン、特に粉塵に対して不貫通性の材料から作られる。内側ケーシング3は、この例では、約350μmの厚さのPEフィルムから作られる。
【0065】
内側ケーシング3は、外側ケーシング2と同様な平行六面体形状である。内側ケーシング3は、下側壁59および上側壁50、ならびに下側壁59と上側壁50とを接続する4つの側壁、すなわち前方側壁58、後方側壁55、2つの横側壁56および57を含む。内側ケーシング3は、外面78および内面79を有する。内側ケーシング3の外面78は外側ケーシング2の内面12に面している。前方側壁58が前方側壁6と並び、後方側壁55が後方側壁7と並ぶように、内側ケーシング3は外側ケーシング2内に配置される。内側ケーシング3の寸法は全高Hi、幅li、および長さLiで、この例では、外側ケーシング2の寸法と同一であり、この例では、Hi=H、li=l、およびLi=Lである。これらの寸法は、本発明の範囲から逸脱しなければ異なっていてもよい、特に、より小さくてもよい。
【0066】
内側ケーシング3の上側部分24および内側ケーシング3の下側部分25は、内側ケーシング3の側壁55、56、57、および58の高さ中央に配置された仮想線23によって定められる。内側ケーシング3の中央部分は、線23のほぼ高さ、または線23の近くに配置される。上側部分24は内側ケーシング3の上側壁50を含む。下側部分25は内側ケーシング3の下側壁59を含む。
【0067】
上側壁50は、この例では、長手方向軸線Xに平行な2つの長手方向縁52および53を含む3つの縁によって画定された、廃棄物の導入用の開口51を備える。これは、縁52と縁53とを接続し、後方壁55の近くを延在する第3の縁である後縁54を含む。開口51は、コンテナ1の内側の外側ケーシング2の開口13に実質的に重ねられる。開口51は、長手方向軸線52および53、ならびに後縁54に沿って配置された閉鎖システム510によって開閉することができる。この例では、内側ケーシング3の閉鎖システム510は、チャック511と、チャック511が縫い付けられたポリエステル織物片512とを有するチャック閉鎖装置を含む。コンテナの底から閉鎖システム510を作動させるように操作することができるように、またはその作動をしやすくするように十分な長さのひも80も設けられている。
【0068】
コンテナ1は少なくとも1つの補強片40を含み、図示の例では、閉鎖システム510の両側に配置された複数の補強片40を含み、これは
図3で分かる。
図9および
図10においてより詳細に分かるように、内側ケーシング3の上側壁50は、開口51の対応する縁の両側で閉鎖システム510に縫目45によって、この例では、3列の縫目の形態で縫い付けられる。上側壁50と閉鎖システム510との間には、同じ縫目45によってそれぞれに取り付けられた補強片40が挟まれている。補強片40は、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムから作られる。これらの補強片40があることによって、内側ケーシング3の強度を、特に内側ケーシング3を弱くすることがある縫目45の位置において、補強することができる。1つもしくは複数の補強片40の面の少なくとも一方47、または両方47および48でさえ、接着剤、例えば合成ゴム樹脂で覆われる。
【0069】
閉鎖システム510の位置における強度が補強片40の存在によって強化されることが計算された。補強片がない場合、引張力は最高10.6kgfで、伸びは最高22%であるが、補強片があると、19.4kgfの引張力および81%の伸びを達成することができる。
【0070】
内側ケーシング3はまた、この例では、弾性ケーブル61またはストレッチャー用の複数の支持点60を備え、これは、
図2、
図4、および
図5で分かる。支持点60は、内側ケーシング3の内面79の周囲すべてに、すなわち、前方側壁58、後方側壁55、ならびに横側壁56および57の4つの壁すべてに取り付けられる。弾性ケーブル61は、コンテナ1の開位置において、廃棄物を積み込むときにコンテナ1を収容する金属スキップにある固定点に取外し可能に取り付けることができる。
【0071】
内側ケーシング3は、特に
図2および
図8において分かるように、その内面および/または外面の角部のそれぞれに配置された、例えば溶接によって取り付けられた補強部98を含む。
【0072】
コンテナ1の開位置は、開口13と開口51が同時に開いている位置に相当する。コンテナ1の閉位置は、開口13と開口51が同時に閉じている位置に相当する。開口13の縁16は開口51の縁54と反対側に位置し、前者は前方壁6と同じ側にあり、後者は後方壁55と同じ側にあることに留意されたい。開口13は後方部7と同じ側が開くが、開口51は前方部58と同じ側が開く。
【0073】
コンテナ1は、例えばPEフィルムから作られた少なくとも1つのフラップ、この例では複数のフラップ、この例では4つのフラップ、すなわち後方フラップ70、反対側端部に配置された前方フラップ71、また2つの側面フラップ72および73を含む。
【0074】
後方フラップ70と前方フラップ71は互いに同一である。フラップ71は
図7に単体で示されている。側面フラップ72と73は互いに同一である。側面フラップ73は
図6に単体で示されている。フラップ70および71の幅l
rは内側ケーシング3の幅l
iと等しい。フラップ72および73の幅L
rは内側ケーシング3の長さL
iと等しい。フラップ70、71、72、および73は、この例では、内側ケーシング3の下側壁59とそれぞれの側壁58、55、57、および56との間の接合部で形成されるコンテナ1の第1の取付け領域90に溶接によって取り付けられる。溶接部は、縁を形成するこの接合部に対応する内側ケーシング3の長さまたは幅すべてにわたって連続的に形成されることが有利である。したがって、フラップ70、71、72、および73は、この例では、高さHすべてにわたって、それぞれの側壁58、55、57、および56全体を覆う。したがって、コンテナ1は、間にそれぞれのフラップ70、71、72、および73が挟まれた内側ケーシング3と外側ケーシング2の側壁によって形成された3重の側面の層を含む。
【0075】
コンテナ1は、閉鎖システム510の、第1の取付け領域90に対して反対側に配置された第2の取付け領域91(
図8において破線で示す)を含む。フラップ70、71、72、および73はそれぞれ、第2の取付け領域91において内側ケーシング3に取り付けるために、この例では接着剤、特に両面接着テープよりなる取付け手段75を含む。これらの取付け手段75は、
図6および
図7で分かるように、フラップの少なくとも1つの縁に沿って後者に平行に配置される。
図6では、取付け手段75は、フラップ73の縁82の近くの平行片の形態であることが分かる。
図7では、取付け手段75は、フラップ71の3つの縁83、84、および85に平行な3つの片の形態であることが分かる。取付け手段75を備えたフラップの縁は
図3、
図4、および
図5でも見ることができる。
【0076】
フラップ70、71、72、および73は、閉鎖システム510を完全に覆い、内側ケーシング3の閉鎖のレベルにおいてシールを生成する。この例では、第1の取付け領域90は、内側ケーシング3の側壁58、55、57、および56にあり、第2の取付け領域91は内側ケーシング3の上側壁50にある。フラップ70、71、72、および73には、内側ケーシング3の外形をできるだけぴったりと支持するために、側壁58、55、57、および56と上側壁50との間の、縁を形成する折られた接合部を覆うように形成された折り目92が設けられる。
【0077】
さらに図示の例では、コンテナ1は、各フラップ70、71、72、および73を、対応する内側ケーシング3の側壁58、55、57、および56に取り付けるための第3の取付け領域93および第4の取付け領域94をさらに含む。取付け領域93および94はそれぞれ、各側壁58、55、57、および56の中央部および上部にある。
図6および
図7に示し、
図2にも破線で示す両面接着テープ95および96は、フラップおよび/または内側ケーシング3に配置されて、それぞれ第3の取付け領域93および第4の取付け領域94の高さにおいて、フラップと、対応する側壁との間の取付けを可能にする。
【0078】
この例では、フラップは、100μm以上160μm以下であってもよい厚さの、補強された、または補強されていないポリマー材料、特にポリエチレンフィルムから作られる。
【0079】
フラップはまた、例えば、外側ケーシング2の側壁6、7、8、および9の下側部分および上側部分に位置している取付け領域において、特に接着テープによって外側ケーシング2に取り付けられてもよい。
【0080】
本発明は、説明された例のみに限定されるものではない。特に、フラップのないコンテナも本発明の範囲内である。
図11には、フラップのない本発明によるコンテナ1の内側ケーシング3が示されている。内側ケーシング3の側壁の高さの一部分のみを覆うフラップもまた、本発明の範囲から逸脱していない。
【0081】
補強片40は、
図12に示すように、内側ケーシング3の下に配置されてもよい。この例によれば、閉鎖システム510、内側ケーシング3、および最後に内側ケーシング3の下に補強片40が積み重ねられている。
【0082】
この場合もまた、
図13に示すように、例えば、1つの補強片40が、閉鎖システム510と内側ケーシング3との間に挟まれ、別の補強片40が内側ケーシングの下にある状態で、2つの補強片が重ねられてもよい。この例ではまた、挟まれた補強片40は閉鎖システム510から突き出ていない。
【0083】
少なくとも2つの補強片40は、一方を他方に当てて配置してもよい。
【0084】
内側ケーシングおよび外側ケーシングは、何らかの他の形状、例えば、単一の円形の側壁を有する円筒形、または他の形状を有してもよい。
【符号の説明】
【0085】
1 コンテナ
2 外側ケーシング
3 内側ケーシング
5 外面
6 前方側壁、前方壁
7 後方側壁、後方部
8 横側壁
9 横側壁
10 下側壁
11 上側壁
12 内面
13 開口
14 長手方向縁
15 長手方向縁
16 前縁
20 仮想線
21 上側部分
22 下側部分
23 仮想線
24 上側部分
25 下側部分
40 補強片
45 縫目
47 面
48 面
50 上側壁
51 開口
52 長手方向縁
53 長手方向縁
54 後縁
55 後方側壁、後方壁
56 横側壁
57 横側壁
58 前方側壁、前方部
59 下側壁
60 支持点
61 弾性ケーブル
70 後方フラップ
71 前方フラップ
72 側面フラップ
73 側面フラップ
75 取付け手段
78 外面
79 内面
80 ひも
81 ひも
82 縁
83 縁
84 縁
85 縁
90 第1の取付け領域
91 第2の取付け領域
92 折り目
93 第3の取付け領域
94 第4の取付け領域
95 両面接着テープ
96 両面接着テープ
98 補強部
130 閉鎖システム
510 閉鎖システム
511 チャック
512 織物片
H 全高
Hi 全高
L 長さ
Li 長さ
Lr 幅
l 幅
li 幅
lr 幅
V 内部容積
X 長手方向軸線