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特許7483903PUCCH、PUSCH、及びSRS用のUL空間関係スイッチ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-07
(45)【発行日】2024-05-15
(54)【発明の名称】PUCCH、PUSCH、及びSRS用のUL空間関係スイッチ
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/28 20090101AFI20240508BHJP
   H04W 72/231 20230101ALI20240508BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20240508BHJP
   H04W 74/0833 20240101ALI20240508BHJP
【FI】
H04W16/28
H04W72/231
H04W72/232
H04W74/0833
【請求項の数】 30
(21)【出願番号】P 2022548915
(86)(22)【出願日】2020-12-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-05
(86)【国際出願番号】 CN2020136590
(87)【国際公開番号】W WO2021159853
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-08-12
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/074817
(32)【優先日】2020-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100170209
【弁理士】
【氏名又は名称】林 陽和
(72)【発明者】
【氏名】ツイ ジエ
(72)【発明者】
【氏名】タン ヤン
(72)【発明者】
【氏名】チャン ダウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ヘ ホン
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ チュンハイ
(72)【発明者】
【氏名】イェ チュンシュアン
(72)【発明者】
【氏名】スン ハイトン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ウェイドン
(72)【発明者】
【氏名】ゼン ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】キム ユチュル
(72)【発明者】
【氏名】チャン ユシュ
(72)【発明者】
【氏名】ウー ジビン
(72)【発明者】
【氏名】オテリ オゲネコメ
【審査官】野村 潔
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/136678(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/159024(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/166081(WO,A1)
【文献】MediaTek Inc.,Discussion on CSI-RS configuration update for CQI reporting and active spatial relation switch,3GPP TSG RAN WG4 #93 R4- 1913316,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG4_Radio/TSGR4_93/Docs/R4-1913316.zip>,2019年11月08日
【文献】LG Electronics,Feature lead summary#5 of Enhancements on Multi-beam Operations[online],3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1911593,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1911593.zip>,2019年10月20日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)が、未知のUL空間関係スイッチに応じて、UL送信用のアップリンク(UL)空間関係を判定する方法であって、
前記UL空間関係が、前記UL内のサウンディング基準信号(SRS)送信、ダウンリンク(DL)内のチャネル状態インジケータ基準信号(CSI-RS)、又は前記DL内の同期信号ブロック(SSB)に基づいているかどうかを判定することと、
前記UL空間関係が前記UL内の前記SRS送信に基づいている場合、前記SRS送信の送信(Tx)ビームに対応する前記UL送信用の前記UL空間関係を選択することと、
前記UL空間関係が前記UL内の前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、前記未知のUL空間関係スイッチが、ビームトレーニングに対応するリソースが通信ネットワークによって構成されていないことに起因するかどうか、又は対応するビーム情報が期限切れになっていることに起因するかどうかに基づいて、前記CSI-RSまたは前記SSBのための対応するTxビームを導出することによって前記UL送信用の前記UL空間関係を選択することと
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、ランダムアクセスチャネル(RACH)のTxビームに対応する前記UL送信用の前記UL空間関係を選択することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記UL送信が、SRS又は物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を含むグループから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、伝搬損失基準信号(PL-RS)の受信用の受信(Rx)ビーム又はアクティブ送信構成インジケータ(TCI)を使用して、前記UL送信用の前記対応するTxビームを導出することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記PL-RSが、UL電力制御のために前記UEによって使用中のアクティブ伝搬損失基準信号を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、制御リソースセット(CORESET)受信用の受信(Rx)ビーム又はアクティブ送信構成インジケータ(TCI)を使用して、前記UL送信用の前記対応するTxビームを導出することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、最も近い伝搬損失基準信号(PL-RS)又は制御リソースセット(CORESET)受信用の受信(Rx)ビーム又はアクティブ送信構成インジケータ(TCI)を使用して、前記UL送信用の前記対応するTxビームを導出することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記最も近いPL-RS又はCORESET受信が、前記未知のUL空間関係スイッチの前に時間ドメインで選択された最も近いRL-RS受信又はCORESET受信を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記CORESETが、最低識別子を有するCORESETを含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記CORESETが、時間ドメインで前記未知のUL空間関係スイッチの前に前記UEによって受信された最も近いCORESETを含む、請求項5~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
DL基準信号(RS)から前記RACHの前記Txビームを導出することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記DL RSが、前記SSB又はビーム障害回復基準信号(BFR-RS)を含むグループから選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
時間ドメインでの前記未知のUL空間関係スイッチの前のRACH送信の最後の時間から前記RACHの前記Txビームを導出することを更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項13】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、及び前記UL送信がSRSを含む場合、任意のTxビームを使用して、前記UL送信を送信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、最良又は最強のCSI-RS又はSSB用の受信(Rx)ビームを使用して、前記UL送信用の前記対応するTxビームを導出することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、UL空間関係スイッチングに使用可能なリソースを構成若しくは再構成するためのインジケーション又は要求を前記通信ネットワークに対して生成することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記インジケーション又は要求が、無線リソース制御(RRC)信号、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)、アップリンク制御情報又は他のL1インジケーション、及びランダムアクセスチャネル(RACH)のうちの1つ以上で実行される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記UL送信が、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を含み、前記方法が、前記通信ネットワークが前記UEに前記利用可能なリソースを構成又は再構成して前記UL空間関係を判定するまで、前記PUCCHを送信しないことを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、及び前記UL送信が物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を含む場合、時間ドメインで最新の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のために使用中の送信構成インジケータ(TCI)用の受信(Rx)ビームを使用して、前記PUCCHを送信するための前記UL空間関係を判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、及び前記UL送信が物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を含む場合、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)用のTxビームを使用して、前記PUCCHを送信するための前記UL空間関係を判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記PUSCHが、時間ドメインでの前記PUCCHの前の最新のPUSCHである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、及び前記対応するビーム情報が期限切れになっている場合、前記UEが前記CSI-RS又は前記SSBに基づいて受信(Rx)ビームを改良するまで、前記UL送信を実行しないことを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
追加のRxビーム改良期間を導入することを更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記改良されたRxビームを使用して、前記UL送信用の対応するTxビームを導出することを更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、及び前記対応するビーム情報が期限切れになっている場合、前記期限切れビーム情報を使用して前記UL送信を実行することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記通信ネットワークが、前記UEからの前記UL送信の受信が良好であるか否かを判定し、前記通信ネットワークにおける前記SRS受信が良好でない場合、前記通信ネットワークが、Rx及びTxビーム改良を実行するか、又は前記UEに対して新しいUL空間関係基準信号を構成するように、前記UEを再構成する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記UL空間関係が前記CSI-RS又は前記SSBに基づいている場合、及び前記対応するビーム情報が期限切れになっている場合、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順又はエラー情報を有するスケジューリング要求を前記通信ネットワークに対してトリガして、ビーム変更を要求することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記通信ネットワークが、Rx又はTxビーム改良を実行するように、又は前記エラー情報に従って前記UEに対して新しいUL空間関係基準信号を構成するように、前記UEを再構成する、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
請求項1から27のいずれか一項に記載の方法を実行する手段を備える装置。
【請求項29】
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって前記命令が実行されると、前記電子デバイスに、請求項1から27のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【請求項30】
請求項1から27のいずれか一項に記載の方法を実行するロジック、モジュール、又は回路を備える装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、概して、無線通信システムに関し、より具体的には、アップリンクビーム管理に関する。
【背景技術】
【0002】
無線モバイル通信技術は、基地局と無線モバイルデバイスとの間でデータを送信するために、様々な規格及びプロトコルを使用する。無線通信システムの規格及びプロトコルとしては、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)として業界団体に一般的に知られている、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics、Engineers、IEEE)802.16規格、及びWi-Fiとして業界団体に一般的に知られている、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)のためのIEEE802.11規格を挙げることができる。LTEシステムの3GPP無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)では、基地局は、ユーザ機器(user equipment、UE)として知られる無線通信デバイスと通信する、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network、E-UTRAN)ノードB(発展型ノードB、拡張ノードB、eNodeB、又はeNBとも一般に呼ばれる)及び/又はE-UTRANの無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)などのRANノードを含むことができる。第5世代(5G)無線RANでは、RANノードは、5Gノード、新無線(new radio、NR)ノード、又はgノードB(gNB)を含むことができる。本明細書で使用される場合、そのような基地局又はノードは、送信受信ポイント(TRP)と呼ばれることもある。
【0003】
RANは、無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して、RANノードとUEとの間で通信する。RANとしては、コアネットワークを介した通信サービスへのアクセスを提供する、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communications、GSM)、GSM進化のためのエンハンスドデータレート(enhanced data rates for GSM evolution、EDGE)RAN(GERAN)、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network、UTRAN)、及び/又はE-UTRANを挙げることができる。RANのそれぞれは、特定の3GPP RATに従って動作する。例えば、GERANは、GSM及び/又はEDGE RATを実装し、UTRANは、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)RAT、又は他の3GPP RATを実装し、E-UTRANは、LTE RATを実装する。
【0004】
任意の特定の要素又は行為の考察を容易に識別するために、参照番号の最上位の桁(単数又は複数)は、その要素が最初に導入された図の番号を指す。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】一実施形態にかかる例示的なUL空間関係を示す。
図2】一実施形態にかかる方法を示す。
図3】特定の実施形態にかかる例示的なサービスベースのアーキテクチャを示す。
図4】一実施形態にかかるUEを示す。
図5】一実施形態にかかるネットワークノードを示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
NRは、6ギガヘルツ(GHz)未満から100GHzと同等のミリメートル波(mm波)帯域までの周波数帯域をサポートするように設計されている。mm波帯域における無線伝播は、より低い周波数帯域によって経験されるよりも高い減衰を経験する場合があり、障害物及び群葉による遮断によってより多くの影響を受ける場合がある。これらの効果を打ち消すために、NRは、ビームフォーミングを使用して、UEの方向にRFエネルギーを集中させる。モビリティ及び時間変化環境により、UEは、ビーム管理及びビーム回復手順を使用して、新しいビームを常に検索し、ビームを動的に変更する。ビーム管理手順ビーム判定、ビーム測定、ビーム報告、及びビーム掃引。ビーム回復手順は、ビーム障害検出、新しいビーム識別、及びビーム回復要求を含み得る。
【0007】
一般に、ダウンリンク(DL)ビーム管理は、同期信号ブロック(SSB)又はチャネル状態インジケータ基準信号(CSI-RS)ビームに基づく初期の粗ビーム取得、より狭いCSIビームを使用したDL送信(Tx)ビーム改良、及びUEにおけるDL受信(Rx)ビーム改良を含む。TRP(例えば、gNB)は、同じCSI-RSビームを複数の送信機会にわたって全てのUEに送信して、そのRxビームを改良することができる。SSBは、同期信号(SS)物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ビーム(SS/PBCH)を指し得る。
【0008】
UEがアップリンク制御チャネル(PUCCH)を送信すると、ネットワークによって構成及びアクティブ化された空間関係情報を使用して、ULTxビームを判定することができる。UEがアップリンクデータチャネル(PUSCH)を送信すると、コードブックベースの送信に対して、DCIフォーマット0_1によって与えられるSRSリソースインジケータ及びプリコーディング情報は、PUSCH送信プリコーダを判定することができる。UEがアップリンクデータチャネル(PUSCH)を送信すると、非コードブックベースの送信に対して、DCIフォーマット0_1によって与えられるSRSリソースインジケータは、PUSCH送信プリコーダを判定することができる。UEがDCIフォーマット0_0によってスケジュールされたアップリンクデータチャネル(PUSCH)を送信すると、UEは、セルのアクティブUL BWP内の最低IDを用いて、PUCCHリソースと同じ空間関係を使用することができる。
【0009】
図1は、特定の実施形態による、TRP102及びUE104の例示的なUL空間関係100を示している。ULビーム管理の場合、UE104は、複数のTxビーム106を構成することができるように示され、TRP102(例えば、eNB)は、複数のRxビーム108を構成することができるように示されている。DLチャネル受信と同様に、UE104からのULチャネル又は信号送信はまた、TRP102のRxビーム112に対応する(すなわち、UL空間関係)Txビーム110上で応答する必要がある。ULチャネル/信号は、SRS(サウンディング基準信号)、PUCCH、及びPUSCHを含むが、これらに限定されない。
【0010】
例えば、SRSのUL空間関係は、SSB若しくはCSI-RS(ダウンリンク)、又は別のSRS(アップリンク)からのものであり得る。PUCCHのUL空間関係は、SSB若しくはCSI-RS(ダウンリンク)、又は別のSRS(アップリンク)からのものであり得る。PUSCHのUL空間関係は、フォーマット0_0(アップリンク)によってスケジュールされている場合は最低IDを有する専用PUCCHから、フォーマット0_1(アップリンク)によってスケジュールされている場合はSRI(SRSリソースインジケータ)で示されるSRSからのものであり得る。
【0011】
UL空間関係がアップリンク信号又はチャネルを超えるものか未知である場合、UEの実装が設計され得る。UL空間関係は、UEに対して以前にビームをトレーニングするためのリソースが構成されていない(例えば、SRS空間関係が1つのDL CSI-RSリソースと関連付けられているが、ネットワークはUL用の空間関係を使用するようにUEを構成する前に、CSI-RSリソースを構成しなかった)ため、未知である場合がある。UL空間関係は、ビーム情報が期限切れである(例えば、SRS空間関係は1つのDL CSI-RSリソースに関連付けられているが、UEはそのCSI-RSのビーム測定値が長時間前であり、UEに格納されたビーム情報がUE移動/回転のために期限切れであり得る)ため、未知である場合がある。
【0012】
したがって、未知の空間関係スイッチのSRS送信のためのUL空間関係をどのように想定するかを判定するための解決策を設計する必要が存在し、ここでSRS空間関係は別のSRSと呼ばれ、又はSRS空間関係はCSI-RS若しくはSSBと呼ばれる。また、未知の空間関係スイッチのPUCCH送信のためのUL空間関係を想定する必要も存在し、ここでPUCCH空間関係はSRSと呼ばれ、又はPUCCH空間関係はCSI-RS若しくはSSBと呼ばれる。特定の実装形態では、PUSCHは常にPUCCH又はSRSを指し得るため、PUSCHは未知の場合を有しない場合がある。
【0013】
ネットワークがビームをトレーニングするためにUE用のリソースを構成しない場合の、SRS空間関係の例示的な実施形態。
【0014】
一実施形態では、SRS空間関係が別のSRSと呼ばれる場合、UEは、全てのシナリオにおいて、他のSRSからのTxビームを利用するように構成される。そうでなければ、SRS空間関係がCSI-RS又はSSBと呼ばれる場合、及び未知のUL空間関係が、UEがビームをトレーニングするためのリソースをネットワークが構成しなかったことに起因する場合、UEは、様々な代替実施形態に従って構成され得る。
【0015】
第1の代替実施形態では、UEは、伝搬損失RS受信用のRxビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。この実施形態では、伝搬損失RS(PL-RS)は、UL電力制御のためにUEによって使用中のアクティブ伝搬損失RSであり得る。
【0016】
第2の代替実施形態では、UEは、CORESET受信用のRXビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、該当する場合、CORESETは、CORESET0であり、そうでない場合、最低IDを有するCORESETである。他の実施形態では、CORESETは、最低IDを有するCORESETである。更に他の実施形態では、CORESETは、UL空間関係スイッチの前にUEによって受信された最も近いCORESETである。
【0017】
第3の代替実施形態では、UEは、最も近いPL-RS及びCORESET受信用のRXビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、最も近いPL-RS及びCORESET受信は、UL空間関係スイッチの前の時間ドメインでの最も近いRL-RS受信又はCORESET受信である。加えて、又は他の実施形態では、該当する場合、CORESETは、CORESET0であり、そうでない場合、最低IDを有するCORESETである。他の実施形態では、CORESETは、最低IDを有するCORESETである。更に他の実施形態では、CORESETは、UL空間関係スイッチの前にUEによって受信された最も近いCORESETである。
【0018】
第4の代替実施形態では、UEは、SRS用のRACHのTxビームを利用することができる。特定のそのような実施形態では、RACHのTxビームは、DLRS(例えば、SSB、又はBFR-RS)から導出され得る。他の実施形態では、RACHのTxビームは、UL空間関係スイッチの前の最後のRACH送信から導出され得る。
【0019】
第5の代替実施形態では、UEは、UL空間関係スイッチングのために利用可能なリソースを構成するように、ネットワークに対して指示又は要求することができる。特定のそのような実施形態では、インジケーション又は要求は、RRCシグナリング、又はMACPDU、又はL1インジケーション(例えば、UCI)若しくはRACH上で実行され得る。
【0020】
第6の代替実施形態では、UEは、任意のTxビームを利用して、SRSを送信することができる。
【0021】
第7の代替実施形態では、UEは、最良の(最強の)SSBのRxビームを利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。
【0022】
ネットワークがビームをトレーニングするためにUE用のリソースを構成しない場合の、PUCCH空間関係の例示的な実施形態。
【0023】
一実施形態では、PUCCH空間関係がSRSと呼ばれる場合、UEは、全てのシナリオにおいて、SRSからのTxビームを利用することができる。そうでなければ、PUCCH空間関係がCSI-RS又はSSBと呼ばれる場合、及び未知のUL空間関係が、UEがビームをトレーニングするためのリソースをネットワークが構成しなかったことに起因する場合、UEは、様々な代替実施形態に従って構成され得る。
【0024】
第1の代替実施形態では、UEは、伝搬損失RS受信用のRxビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、PUCCH用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、伝搬損失RS(PL-RS)は、UL電力制御を行うためにUEによって使用中のアクティブ伝搬損失RSであり得る。
【0025】
第2の代替実施形態では、UEは、CORESET受信用のRXビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、PUCCH用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、該当する場合、CORESETは、CORESET0であり、そうでない場合、最低IDを有するCORESETである。他の実施形態では、CORESETは、最低IDを有するCORESETである。更に他の実施形態では、CORESETは、UL空間関係スイッチの前にUEによって受信された最も近いCORESETである。
【0026】
第3の代替実施形態では、UEは、最も近いPL-RS及びCORESET受信用のRXビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、PUCCH用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、最も近いPL-RS及びCORESET受信は、UL空間関係スイッチの前の時間ドメインでの最も近いRL-RS受信又はCORESET受信を含む。特定のそのような実施形態では、該当する場合、CORESETは、CORESET0であり、そうでない場合、最低IDを有するCORESETである。他の実施形態では、CORESETは、最低IDを有するCORESETである。更に他の実施形態では、CORESETは、UL空間関係スイッチの前にUEによって受信された最も近いCORESETである。
【0027】
第4の代替実施形態では、UEは、PUCCH用のRACHのTxビームを利用することができる。特定のそのような実施形態では、RACHのTxビームは、DLRS(例えば、SSB、又はBFR-RS)から導出され得る。他の実施形態では、RACHのTxビームは、UL空間関係スイッチの前の最後のRACH送信から導出され得る。
【0028】
第5の代替実施形態では、UEは、UL空間関係スイッチングのために利用可能なリソースを構成するように、ネットワークに対して指示又は要求することができる。特定のそのような実施形態では、インジケーション又は要求は、RRCシグナリング、又はMACPDU、又はL1インジケーション(例えば、UCI)若しくはRACH上で実行され得る。加えて、又は他の実施形態では、UEは、UEがUL空間関係を得るためにUEのリソースをネットワークが構成するまで、PUCCHを送信しなくてもよい。
【0029】
第6の代替実施形態では、UEは、最良の(最強の)SSBのRxビームを利用して、PUCCH用の対応するTxビームを導出することができる。
【0030】
第7の代替実施形態では、UEは、このPUCCHの前の最新のPDSCHのために、使用中のTCI用のRxビームを利用することができる。
【0031】
第8の代替実施形態では、UEは、このPUCCHの前のPUSCH用のTxビームを利用することができる。特定のそのような実施形態では、PUSCHは、このPUCCHの前の最新のものであり得る。
【0032】
ビーム情報が期限切れになっている場合の、SRS空間関係の例示的な実施形態。
【0033】
一実施形態では、SRS空間関係が別のSRSと呼ばれる場合、UEは、全てのシナリオにおいて、他のSRSからのTxビームを利用することができる。そうでなければ、SRS空間関係がCSI-RS又はSSBと呼ばれる場合、及び未知のUL空間関係が、ビーム情報が期限切れになっていることに起因する場合、UEは、様々な代替実施形態に従って構成され得る。
【0034】
第1の代替実施形態では、UEは、伝搬損失RS受信用のRxビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。この実施形態では、伝搬損失RS(PL-RS)は、UL電力制御のためにUEによって使用中のアクティブ伝搬損失RSであり得る。
【0035】
第2の代替実施形態では、UEは、CORESET受信用のRXビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、該当する場合、CORESETは、CORESET0であり、そうでない場合、最低IDを有するCORESETである。他の実施形態では、CORESETは、最低IDを有するCORESETである。更に他の実施形態では、CORESETは、UL空間関係スイッチの前にUEによって受信された最も近いCORESETである。
【0036】
第3の代替実施形態では、UEは、最も近いPL-RS及びCORESET受信用のRXビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、最も近いPL-RS及びCORESET受信は、UL空間関係スイッチの前の時間ドメインでの最も近いRL-RS受信又はCORESET受信である。加えて、又は他の実施形態では、該当する場合、CORESETは、CORESET0であり、そうでない場合、最低IDを有するCORESETである。他の実施形態では、CORESETは、最低IDを有するCORESETである。更に他の実施形態では、CORESETは、UL空間関係スイッチの前にUEによって受信された最も近いCORESETである。
【0037】
第4の代替実施形態では、UEは、SRS用のRACHのTxビームを利用することができる。特定のそのような実施形態では、RACHのTxビームは、DLRS(例えば、SSB、又はBFR-RS)から導出され得る。他の実施形態では、RACHのTxビームは、UL空間関係スイッチの前の最後のRACH送信から導出され得る。
【0038】
第5の代替実施形態では、UEは、CSI-RS又はSSBに基づいてそのRxビームを改良するまで、SRS送信を実行しなくてもよい。特定のそのような実施形態では、この手順中に追加のRxビーム改良遅延が予想され得る。他の実施形態では、UEは、改良されたRxビームを使用して、このSRS送信用の対応するTxビームを導出することができる。
【0039】
第6の代替実施形態では、UEは、期限切れのTxビームを使用して、SRS送信を実行することができる。特定のそのような実施形態では、ネットワークは、UEからのこのSRSの受信が良好であるか否かを判定することができる。ネットワークにおけるSRS受信が良好でない場合、ネットワークは、Rx/Txビーム改良を実行するか、又はUEに対して新しいUL空間関係RSを構成するように、UEを再構成することができる。ネットワークにおけるSRS受信が良好である場合、ネットワークは何もなくてもよい。
【0040】
第7の代替実施形態では、UEは、エラー情報を有するRACH又はスケジューリング要求をネットワークに対してトリガして、ビーム変更を要求することができる。特定のそのような実施形態では、ネットワークは、Rx/Txビーム改良を実行するか、又はUEに対して新しいUL空間関係RSを構成するように、UEを再構成することができる。
【0041】
第8の代替実施形態では、UEは、最良の(最強の)SSBのRxビームを利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。
【0042】
第9の代替実施形態では、UEは、UL空間関係スイッチングのために利用可能なリソースを再構成するように、ネットワークに対して指示又は要求することができる。特定のそのような実施形態では、インジケーション又は要求は、RRCシグナリング、又はMACPDU、又はL1インジケーション(例えば、UCI)若しくはRACH上で実行され得る。
【0043】
第10の代替実施形態では、UEは、任意のTxビームを利用して、このSRSを送信することができる。
【0044】
第11の代替実施形態では、UEは、最良の(最強の)SSBのRxビームを利用して、SRS用の対応するTxビームを導出することができる。
【0045】
ビーム情報が期限切れになっている場合の、PUCCH空間関係の例示的な実施形態。
【0046】
一実施形態では、PUCCH空間関係が別のSRSと呼ばれる場合、UEは、全てのシナリオにおいて、他のSRSからのTxビームを利用することができる。そうでなければ、PUCCH空間関係がCSI-RS又はSSBと呼ばれる場合、及び未知のUL空間関係が、ビーム情報が期限切れになっていることに起因する場合、UEは、様々な代替実施形態に従って構成され得る。
【0047】
第1の代替実施形態では、UEは、伝搬損失RS受信用のRxビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、PUCCH用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、伝搬損失RS(PL-RS)は、UL電力制御を行うためにUEによって使用中のアクティブ伝搬損失RSであり得る。
【0048】
第2の代替実施形態では、UEは、CORESET受信用のRXビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、PUCCH用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、該当する場合、CORESETは、CORESET0であり、そうでない場合、最低IDを有するCORESETである。他の実施形態では、CORESETは、最低IDを有するCORESETである。更に他の実施形態では、CORESETは、UL空間関係スイッチの前にUEによって受信された最も近いCORESETである。
【0049】
第3の代替実施形態では、UEは、最も近いPL-RS及びCORESET受信用のRXビーム(又はアクティブTCI(送信構成インジケータ))を利用して、PUCCH用の対応するTxビームを導出することができる。特定のそのような実施形態では、最も近いPL-RS及びCORESET受信は、UL空間関係スイッチの前の時間ドメインでの最も近いRL-RS受信又はCORESET受信を含む。特定のそのような実施形態では、該当する場合、CORESETは、CORESET0であり、そうでない場合、最低IDを有するCORESETである。他の実施形態では、CORESETは、最低IDを有するCORESETである。更に他の実施形態では、CORESETは、UL空間関係スイッチの前にUEによって受信された最も近いCORESETである。
【0050】
第4の代替実施形態では、UEは、PUCCH用のRACHのTxビームを利用することができる。特定のそのような実施形態では、RACHのTxビームは、DLRS(例えば、SSB、又はBFR-RS)から導出され得る。他の実施形態では、RACHのTxビームは、UL空間関係スイッチの前の最後のRACH送信から導出され得る。
【0051】
第5の代替実施形態では、UEは、CSI-RS又はSSBに基づいてそのRxビームを改良するまで、PUCCH送信を実行しなくてもよい。特定のそのような実施形態では、この手順中に追加のRxビーム改良遅延が予想され得る。加えて、又は他の実施形態では、UEは、改良されたRxビームを使用して、このPUCCH送信用の対応するTxビームを導出することができる。
【0052】
第6の代替実施形態では、UEは、エラー情報を有するRACH又はスケジューリング要求をネットワークに対してトリガして、ビーム変更を要求することができる。特定のそのような実施形態では、ネットワークは、Rx/Txビーム改良を実行するか、又はUEに対して新しいUL空間関係RSを構成するように、UEを再構成することができる。
【0053】
第7の代替実施形態では、UEは、最良の(最強の)SSBのRxビームを利用して、PUCCH用の対応するTxビームを導出することができる。
【0054】
第8の代替実施形態では、UEは、UL空間関係スイッチングのために利用可能なリソースを再構成するように、ネットワークに対して指示又は要求することができる。特定のそのような実施形態では、インジケーション又は要求は、RRCシグナリング、又はMACPDU、又はL1インジケーション(例えば、UCI)若しくはRACH上で実行され得る。加えて、又は他の実施形態では、UEは、UL空間関係を得るためにUE用のリソースをネットワークが再構成するまで、PUCCHを送信しなくてもよい。
【0055】
第9の代替実施形態では、UEは、このPUCCHの前の最新のPDSCHのために、使用中のTCI用のRxビームを利用することができる。
【0056】
第10の代替実施形態では、UEは、このPUCCHの前のPUSCH用のTxビームを利用することができる。特定のそのような実施形態では、PUSCHは、PUCCHの前の最新のものであり得る。
【0057】
図2は、UEが、未知のUL空間関係スイッチに応じてUL送信用のUL空間関係を判定するための、一実施形態による方法を示すフローチャートである。ブロック202において、方法200は、UL空間関係が、UL内のサウンディング基準信号(SRS)送信、ダウンリンク(DL)内のチャネル状態インジケータ基準信号(CSI-RS)、又はDL内の同期信号ブロック(SSB)に基づいているかどうかを判定する。ブロック204において、UL空間関係がSRS送信に基づいている場合、方法200は、SRS送信の送信(Tx)ビームに対応するUL送信用のUL空間関係を選択する。ブロック206において、UL空間関係がCSI-RS又はSSBに基づいている場合、方法200は、未知のUL空間関係スイッチが、ビームトレーニングに対応するリソースが通信ネットワークによって構成されていないこと、又は対応するビーム情報が期限切れになっていることに起因するかどうかに基づいて、UL送信用のUL空間関係を選択する。特定のそのような実施形態では、UL送信は、SRS又はPUCCHであり得る。したがって、UEは、SRS、PUCCH、又は他のUL信号若しくはチャネルを自律的に判定することができ得る。
【0058】
例示的なシステムアーキテクチャ
【0059】
特定の実施形態では、5Gシステムアーキテクチャは、ネットワーク機能仮想化及びソフトウェア定義ネットワークなどの技術を使用して配備可能にするデータ接続及びサービスをサポートする。5Gシステムアーキテクチャは、制御プレーンネットワーク機能間のサービスベースの双方向作用を活用することができる。ユーザプレーン機能を制御プレーン機能から分離することにより、独立したスケーラビリティ、進化、及び柔軟な配備(例えば、集中型の配置又は分散型の(遠隔)配置)が可能となる。モジュール化された機能設計により、機能の再利用が可能になり、柔軟で効率的なネットワークスライシングが可能となる。ネットワーク機能及びそのネットワーク機能サービスは、サービス通信プロキシを介して、別のNF及びそのネットワーク機能サービスと直接的又は間接的に双方向作用することができる。別の中間機能は、制御プレーンメッセージのルーティングを支援することができる。アーキテクチャにより、ANとCNとの間の依存関係が最小限に抑えられる。アーキテクチャは、異なるアクセスタイプ(例えば、3GPPアクセス及び非3GPPアクセス)を統合する共通のAN-CNインタフェースを備えたコンバージドコアネットワークを含むことができる。アーキテクチャはまた、統一認証フレームワーク、演算リソースがストレージリソースから分離されているステートレスNF、機能の公開、ローカル及び集中型サービスへの同時アクセス(低遅延サービス及びローカルデータネットワークへのアクセスをサポートするために、ユーザプレーン機能は、ANに近接して配備され得る)、及び/又は訪問済みのPLMN内のホームルーティングトラフィック並びにローカルブレークアウトトラフィックの両方でのローミングをサポートする。
【0060】
5Gアーキテクチャは、サービスベースとして定義され得、ネットワーク機能間の双方向作用は、サービスベースの表現を含み得、制御プレーン内のネットワーク機能(例えば、AMF)は、他の承認されたネットワーク機能がそれらのサービスにアクセスすることを可能にする。サービスベースの表現はまた、ポイントツーポイント基準点を含むことができる。基準点表現はまた、任意の2つのネットワーク機能(例えば、AMF及びSMF)間のポイントツーポイント基準点(例えば、N11)によって説明されるネットワーク機能におけるNFサービス間の双方向作用を示すために使用され得る。
【0061】
図3は、一実施形態による、5GSにおけるサービスベースのアーキテクチャ300を示す。3GPP TS 23.501に記載されているように、サービスベースのアーキテクチャ300は、UE320、(R)AN322、UPF324、及びDN326と通信するためのNSSF302、NEF304、NRF306、PCF308、UDM310、AUSF312、AMF314、SMF316などのNFを含む。NF及びNFサービスは、直接的に通信することができ、これは直接通信と呼ばれ、又はSCP318を介して間接的に通信することができ、これは間接通信と呼ばれる。図3はまた、Nutm、Naf、Nudm、Npcf、Nsmf、Nnrf、Namf、Nnef、Nnssf、及びNausf、並びに基準点N1、N2、N3、N4及びN6を含む、対応するサービスベースのインタフェースを示す。図3に示されるNFによって提供されるいくつかの例示的な機能を以下に説明する。
【0062】
NSSF302は、UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択すること、許可されたNSSAIを判定し、必要に応じて、加入済みS-NSSAIにマッピングすること、構成されたNSSAIを判定し、必要に応じて、加入済みS-NSSAIにマッピングすること、及び/又はUEにサービスを提供するために使用すべきAMFセットを判定するか、若しくは構成に基づいて、場合によってはNRFに照会することによって、候補AMF(単数又は複数)のリストを判定すること、などの機能をサポートする。
【0063】
NEF304は、機能及びイベントの公開をサポートする。NFの機能及びイベントは、NEF304によって(例えば、サードパーティ、アプリケーション機能、及び/又はエッジコンピューティングのために)安全に公開され得る。NEF304は、UDRへの標準化されたインタフェース(Nudr)を使用して、構造化データとして情報を格納/取得することができる。NEF304はまた、外部アプリケーションから3GPPネットワークへの情報の提供を保護することができ、かつ3GPPネットワークに情報(例えば、予想されるUE挙動、5GLANグループ情報、及びサービス固有情報)を安全に提供するためのアプリケーション機能を提供することができ、ここでNEF304は、アプリケーション機能の調整を認証及び承認し、支援することができる。NEF304は、AFと交換された情報と、内部ネットワーク機能と交換された情報との間で変換することによって、内部-外部情報の変換を提供することができる。例えば、NEF304は、AFサービス識別子と、DNN及びS-NSSAIなどの内部5Gコア情報との間で変換する。NEF304は、ネットワークポリシーに従って、外部AFへのネットワーク及びユーザ機密情報のマスキングを処理することができる。NEF304は、他のネットワーク機能から(他のネットワーク機能の公開された機能に基づいて)情報を受信し、受信した情報を、標準化されたインタフェースを用いてUDRに格納することができる。次いで、格納された情報は、NEF304によってアクセスされ、他のネットワーク機能及びアプリケーション機能に再公開され、分析などの他の目的に使用され得る。特定のUE(単数又は複数)に関連するサービスの外部公開の場合、NEF304は、HPLMN内に存在することができる。オペレータの同意に応じて、HPLMN内のNEF304は、VPLMN内のNF(単数又は複数)とのインタフェース(単数又は複数)を有し得る。UEがEPCと5GCとの間の切り替えが可能な場合、SCEF+NEFをサービス公開に使用することができる。
【0064】
NRF306は、NFインスタンス又はSCPからNF発見要求を受信し、発見されたNFインスタンスの情報をNFインスタンス又はSCPに提供することによって、サービス発見機能をサポートする。NRF306はまた、P-CSCF発見(SMFによるAF発見の特殊な事例)をサポートし、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされたサービスのNFプロファイルを維持し、並びに/又は新たに登録/更新/登録解除されたNFインスタンスについて、そのNFサービスと共に加入済みNFサービス消費者若しくはSCPに通知することができる。ネットワークスライシングのコンテキストでは、ネットワーク実装に基づいて、複数のNRFは、PLMNレベル(NRFは、PLMN全体に関する情報で構成される)、共有スライスレベル(NRFは、ネットワークスライスのセットに属する情報で構成される)、及び/又はスライス固有レベル(NRFは、S-NSSAIに属する情報で構成される)などの様々なレベルで配備され得る。ローミングのコンテキストでは、複数のNRFを異なるネットワークに配備することができ、ここで、訪問済みPLMN(vNRFとして知られる)内のNRF(単数又は複数)は、訪問済みPLMNに関する情報で構成され、ホームPLMN(hNRFとして知られる)内のNRF(単数又は複数)は、N27インタフェースを介してvNRFによって参照されたホームPLMNに関する情報で構成されている。
【0065】
PCF308は、統一ポリシーフレームワークをサポートしてネットワーク挙動を管理する。PCF308は、制御プレーン機能(単数又は複数)に対するポリシー規則を提供して、それらを施行する。PCF308は、統一データリポジトリ(UDR)におけるポリシー判定に関連する加入情報にアクセスする。PCF308は、PCFと同じPLMN内に位置するUDRにアクセスすることができる。
【0066】
UDM310は、3GPP AKA認証資格の生成、ユーザ識別処理(例えば、5Gシステムにおける加入者ごとのSUPIのストレージ及び管理)、プライバシー保護加入識別子(SUCI)の秘匿解除、加入データに基づくアクセス承認(例えば、ローミング制限)、UEのサービングNF登録管理(例えば、UEのサービングAMFを保存、UEのPDUセッションのサービングSMFを保存)、サービス/セッションの継続性(例えば、進行中のセッションのSMF/DNN割り当てを維持することによって)、MT-SMS配信、合法的な傍受機能(特に、UDMがLIに対する唯一のコンタクトポイントである、アウトバウンドローミングの場合)、加入管理、SMS管理、5GLANグループ管理処理、及び/又は外部パラメータプロビジョニング(予想されるUE挙動パラメータ又はネットワーク構成パラメータ)をサポートする。そのような機能を提供するために、UDM310は、UDRに格納され得る加入データ(認証データを含む)を使用し、この場合、UDMは、アプリケーションロジックを実装し、内部ユーザデータストレージを必要としなくてもよく、いくつかの異なるUDMは、異なるトランザクションで同じユーザにサービスを提供することができる。UDM310は、それがサービスを提供する加入者のHPLMN内に配置されてもよく、同じPLMN内に配置されたUDRの情報にアクセスしてもよい。
【0067】
AF328は、コアネットワークと双方向作用して、例えば、トラフィックルーティングに対するアプリケーションの影響、NEF304へのアクセス、ポリシー制御のポリシーフレームワークとの双方向作用、及び/又は5GCとのIMS双方向作用をサポートするサービスを提供する。オペレータの配備に基づいて、オペレータが信頼しているとみなされるアプリケーション機能は、関連するネットワーク機能と直接双方向作用することができる。オペレータがネットワーク機能に直接アクセスすることができないアプリケーション機能は、NEF304を介して外部公開フレームワークを使用して関連するネットワーク機能と双方向作用し得る。
【0068】
AUSF312は、3GPPアクセス及び信頼できない非3GPPアクセスに対する認証をサポートする。AUSF312はまた、ネットワークスライス固有の認証及び承認のサポートを提供することができる。
【0069】
AMF314は、RAN CPインタフェース(N2)の終了、NAS暗号化及び整合性保護のためのNAS(N1)の終了、登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、(AMFイベント及びLIシステムへのインタフェースのための)合法的傍受、UEとSMFとの間のSMメッセージのトランスポート、SMメッセージをルーティングするための透過プロキシ、アクセス認証、アクセス承認、UEとSMSF、SEAFとの間のSMSメッセージのトランスポート、規制サービス用のロケーションサービス管理、UEとLMFとの間及びRANとLMFとの間のロケーションサービスメッセージのトランスポート、EPSとのインターワーキング用のEPSベアラID割り当て、UEモビリティイベント通知、コントロールプレーンCIoT 5GS最適化、ユーザプレーンCIoT 5GS最適化、外部パラメータ(予想されるUE挙動パラメータ若しくはネットワーク構成パラメータ)のプロビジョニング、並びに/又はネットワークスライス固有の認証及び承認をサポートする。AMF機能の一部又は全ては、AMF314の単一インスタンス内でサポートされてもよい。ネットワーク機能の数に関わらず、特定の実施形態では、UEとCNとの間のアクセスネットワーク毎に1つのNASインタフェースインスタンスのみがあり、少なくともNASセキュリティ及びモビリティ管理を実装するネットワーク機能のうちの1つで終了する。AMF314はまた、ポリシー関連の機能を含み得る。
【0070】
上述の機能に加えて、AMF314は、非3GPPアクセスネットワークをサポートするための以下の機能、すなわち、3GPPアクセス上で定義された、いくつかの情報(例えば、3GPPセル識別)及び手順(例えば、ハンドオーバ関連)が適用され得ないで、3GPPアクセスに適用されない非3GPPアクセス固有の情報が適用され得る、N3IWF/TNGFとのN2インタフェースのサポート、3GPPアクセス上のNASシグナリングによってサポートされる一部の手順が、信頼できない非3GPP(たとえば、ページング)アクセスに適用可能でない場合がある、N3IWF/TNGF上のUEを用いたNASシグナリングのサポート、N3IWF/TNGFを介して接続されたUEの認証のサポート、非3GPPアクセスを介して接続された、又は3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを介して同時に接続されたUEのモビリティ、認証、及び別個のセキュリティコンテキスト状態(単数又は複数)の管理、を含むことができる。3GPPアクセス及び非3GPPアクセス上で有効な調整されたRM管理コンテキストをサポートする;、及び/又は非3GPPアクセスを介した接続のためにUE専用のCM管理コンテキストのサポート、を含むことができる。上述の機能の全てを、ネットワークスライスのインスタンス内でサポートする必要はない場合がある。
【0071】
SMF316は、セッション管理(例えば、UPFとANノードとの間のトンネル維持を含む、セッションの確立、修正、リリース)、UEのIPアドレス割り当て及び管理(任意選択の承認を含む)をサポートし、ここで、UEのIPアドレスは、UPFから、又は外部データネットワーク、DHCPv4(サーバ及びクライアント)及びDHCPv6(サーバ及びクライアント)機能、アドレス解決プロトコル要求及び/又はイーサネットPDUのローカルキャッシュ情報に基づくIPv6近隣要請(Neighbor Solicitation)要求に応答する(例えば、SMFは、要求時に送信されたIPアドレスに対応するMACアドレスを提供することによってARP及び/又はIPv6近隣要請要求に応答する)機能から受信され得、UPFを制御してARP又はIPv6近隣発見(Neighbor Discovery)をプロキシする、又は全てのARP/IPv6近隣要請トラフィックをイーサネットPDUセッション用にSMFに転送するなどを含むユーザプレーン機能の選択と制御、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPFでのトラフィックステアリング構成、5G VNグループ管理(例えば、関連するPSA UPFのトポロジの維持、PSA UPF間のN19トンネルの確立とリリース、ローカルスイッチングを適用するUPFでのトラフィック転送の構成、及び/又はN6ベースの転送或いはN19ベースの転送)、ポリシー制御機能へのインタフェースの終了、合法的傍受(SMイベント及びLIシステムへのインタフェース用)、課金データの収集と課金インタフェースのサポート、UPFでの課金データ収集の制御と調整、NASメッセージのSM部分の終了、ダウンリンクデータ通知、AMFを介してN2からANに送信されるAN固有のSM情報の開始、セッションのSSCモードの判定、制御プレーンCIoT 5GSの最適化、ヘッダー圧縮、I-SMFを挿入/削除/再配置できる配備で、I-SMFとしての機能、外部パラメータ(予想されるUE挙動パラメータ又はネットワーク設定パラメータ)のプロビジョニング、IMSサービスのP-CSCF発見、ローミング機能(例えば、ローカル強制を処理してQoS SLA(VPLMN)の適用、課金データ収集及び課金インタフェース(VPLMN)、及び/又は合法的傍受(SMイベントのVPLMN及びLIシステムへのインタフェース用)、外部DNによるPDUセッション認証/承認のためのシグナリングの転送のための外部DNとの双方向作用、及び/又はN3/N9インタフェースで冗長送信を実行するようにUPF及びNG-RANに命令することを含む。SMF機能の一部又は全ては、SMFの単一インスタンス内でサポートされてもよい。しかしながら、特定の実施形態では、ネットワークスライスのインスタンス内で機能の全てがサポートされる必要はない。この機能に加えて、SMF316は、ポリシー関連機能を含んでもよい。
【0072】
SCP318は、以下の機能、すなわち、間接通信、代理発見、宛先NF/NFサービスへのメッセージの転送及びルーティング、通信セキュリティ(例えば、NFサービス生産者のAPIにアクセスするためのNFサービス消費者の承認)、負荷バランス、監視、過負荷制御など、及び/又は任意選択的にUDRと双方向作用して、UE ID(SUPI又はIMPI/IMPUなど)に基づいてUDMグループID/UDRグループID/AUSFグループID/PCFグループID/CHFグループID/HSSグループIDを解決すること、のうちの1つ以上を含む。SCP機能の一部又は全ては、SCPの単一インスタンス内でサポートされ得る。特定の実施形態では、SCP318は、分散方式で配備されてもよく、及び/又は1つを超えるSCPが、NFサービス間の通信経路内に存在し得る。SCPは、PLMNレベル、共有スライスレベル、及びスライス固有レベルで配備され得る。SCPが関連するNRFと確実に通信できるように、オペレータの配置に任されてもよい。
【0073】
UE320は、無線通信機能を有するデバイスを含むことができる。例えば、UE320には、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラーネットワークに接続可能なハンドヘルド型タッチスクリーンモバイルコンピューティングデバイス)が挙げられる。UE320はまた、パーソナルデータアシスタント(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、無線ハンドセットなどの、任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイス、又は無線通信インタフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含むことができる。UEはまた、クライアント、モバイル、モバイル機器、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイル局、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、遠隔局、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能な無線機器、又は再構成可能なモバイル機器とも称され得る。UE320は、IoT UEを備えてもよく、IoT UEは、短期UE接続を利用する低電力IoTアプリケーション用に設計されたネットワークアクセス層を含み得る。IoT UEは、PLMNを介して、MTCサーバ若しくはデバイス、ProSe若しくはD2D通信、センサネットワーク、又はIoTネットワークを介して他のUEとデータを交換するための技術(例えば、M2M技術、MTC技術、又はmMTC技術)を利用することができる。M2Mデータ交換又はMTCデータ交換は、機械起動のデータの交換であってもよい。IoTネットワークは、相互接続するIoT UEについて記述し、それは、(インターネットインフラストラクチャ内の)一意に識別可能な組み込みコンピューティングデバイスを含み得る。IoT UEは、IoTネットワークの接続を容易にするために、バックグラウンドアプリケーション(例えば、キープアライブメッセージ、ステータス更新など)を実行してもよい。
【0074】
UE320は、無線インタフェース330を介して(R)AN322と接続又は通信可能に結合するように構成されてもよく、これは、GSMプロトコル、CDMAPネットワークプロトコル、PTT(Push-to-Talk)プロトコル、POC(PTT over Cellular)プロトコル、UMTSプロトコル、3GPP LTEプロトコル、5Gプロトコル、NRプロトコルなどのセルラー通信プロトコルで動作するように構成された物理通信インタフェース又は層であり得る。例えば、UE320及び(R)AN322は、Uuインタフェース(例えば、LTE-Uuインタフェース)を使用して、PHY層、MAC層、RLC層、PDCP層、及びRRC層を含むプロトコルスタックを介して制御プレーンデータを交換することができる。DL送信は、(R)AN322からUE320までであり得、UL送信は、UE320から(R)AN322までであり得る。UE320は、更にサイドリンクを使用して、D2D通信、P2P通信、及び/又はProSe通信について別のUE(図示せず)と直接通信することができる。例えば、ProSeインタフェースは、代替的に、サイドリンクインタフェースと称される場合があり、限定されないが、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、物理サイドリンク共用チャネル(PSSCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)を含む、1つ以上の論理チャネルを備える。
【0075】
(R)AN322は、1つ以上のアクセスノードを含み、これは、基地局(BS)、ノードB、進化型ノードB(eNB)、次世代ノードB(gNB)、RANノード、コントローラ、送受信ポイント(TRP)などと称される場合があり、地理的エリア(例えば、セル)内にカバレッジを提供する地上局(例えば、地上アクセスポイント)又はサテライト局を備えることができる。(R)AN322は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、又は他の種類のセルを提供するための1つ以上のRANノードを含むことができる。マクロセルは、比較的広い地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービス加入を有するUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的狭い地理的エリアをカバーすることができ、サービス加入を有するUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的狭い地理的エリア(例えば、家)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連性を有するUEによる制限されたアクセス(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)内のUE、家庭内のユーザのためのUEなど)を可能にし得る。
【0076】
図示されていないが、複数のRANノード((R)AN322など)が使用されてもよく、ここでXnインタフェースは、2つ以上のノード間で定義される。いくつかの実装形態では、Xnインタフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インタフェース及びXn制御プレーン(Xn-C)インタフェースを含んでもよい。Xn-Uは、ユーザプレーンPDUの非保証配信を提供し、データ送出及びフロー制御機能をサポート/提供することができる。Xn-Cは、管理及びエラー処理機能、Xn-Cインタフェースを管理する機能、1つ以上の(R)ANノード間の接続モードのUEモビリティを管理する機能を含む接続モード(例えば、CM接続)におけるUE320用のモビリティサポートを提供することができる。モビリティサポートは、古い(ソース)サービング(R)ANノードから新しい(ターゲット)サービング(R)ANノードへのコンテキスト転送、及び古い(ソース)サービング(R)ANノードと新しい(ターゲット)サービング(R)ANノードとの間のユーザプレーントンネルの制御を含むことができる。
【0077】
UPF324は、RAT内部及びRAT間モビリティのためのアンカーポイント、DN326に相互接続する外部PDUセッションポイント、及びマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとして機能することができる。UPF324はまた、パケットルーティング及びパケット送出、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を施行し、パケット(UPコレクション);トラフィック使用報告を合法的に傍受し、ユーザプレーンに対してQoS処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)を実行し、アップリンクトラフィック検証(例えば、SDFからQoSフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキング、並びにダウンリンクパケットバッファ及びダウンリンクデータ通知トリガを実行することができる。UPF324は、データネットワークへのルーティングトラフィックフローをサポートするアップリンク分類子を含むことができる。DN326は、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表すことができる。DN326は、例えば、アプリケーションサーバを含んでもよい。
【0078】
図4は、本明細書に記載の例示的方法及び/又は手順のうちのいずれかに対応するコンピュータ可読媒体上での命令の実行を含む、本開示の様々な実施形態に従って構成可能な例示的なUE400のブロック図である。UE400は、1つ以上のプロセッサ402、送受信機404、メモリ406、ユーザインタフェース408、及び制御インタフェース410を含む。
【0079】
1つ以上のプロセッサ402は、例えば、アプリケーションプロセッサ、音声デジタル信号プロセッサ、中央演算処理装置、及び/又は1つ以上のベースバンドプロセッサを含むことができる。1つ以上のプロセッサ402の各々は、内部メモリを含んでもよく、及び/又は外部メモリ(メモリ406を含む)と通信するインタフェース(単数又は複数)を含んでもよい。内部又は外部メモリは、1つ以上のプロセッサ402で実行されるソフトウェアコード、プログラム、及び/又は命令を格納して、UE400が本明細書に記載の動作を含む様々な動作を実行することを構成及び/又は容易にすることができる。例えば、命令の実行は、5G/NR、LTE、LTE-A、UMTS、HSPA、GSM、GPRS、EDGEなどとして公知の3GPPによって標準化された1つ以上の無線通信プロトコル、又は1つ以上の送受信機404、ユーザインタフェース408、及び/若しくは制御インタフェース410と併せて利用することができる任意の他の現在若しくは将来のプロトコルを含む1つ以上の有線又は無線通信プロトコルを使用して通信するようにUE400を構成することができる。別の例として、1つ以上のプロセッサ402は、3GPPによって標準化された(例えば、NR及び/又はLTEのための)MAC層プロトコル、RLC層プロトコル、PDCP層プロトコル、及びRRC層プロトコルに対応する他のメモリ406に格納されたプログラムコードを実行してもよい。更なる例として、プロセッサ402は、1つ以上の送受信機404と共に、直交周波数分割多重方式(OFDM)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、及び単一搬送波周波数分割多元接続(SC-FDMA)などの対応するPHY層プロトコルを実装するメモリ406又は他のメモリに格納されたプログラムコードを実行することができる。
【0080】
メモリ406は、本明細書に記載の例示的方法及び/又は手順のうちのいずれかに対応する動作、又はそれを有する動作を含む、UE400のプロトコル、構成、制御、及び他の機能に使用される変数を格納する1つ以上のプロセッサ402用のメモリエリアを含むことができる。更に、メモリ406は、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)、揮発性メモリ(例えば、スタティックRAM又はダイナミックRAM)、又はこれらの組み合わせを含み得る。更に、メモリ406は、1つ以上のフォーマットで取り外し可能なメモリカード(例えば、SDカード、メモリスティック、コンパクトフラッシュなど)を挿入及び取り外しできるメモリスロットとインタフェースすることができる。
【0081】
1つ以上の送受信機404は、無線通信規格及び/又はプロトコルなどをサポートしている他の機器とUE400が通信することを容易にする無線周波数送信機及び/又は受信機回路を含み得る。例えば、1つ以上の送受信機404は、スイッチ、ミキサ回路、増幅器回路、フィルタ回路、及び合成器回路を含むことができる。そのようなRF回路は、フロントエンドモジュール(FEM)から受信したRF信号をダウンコンバートし、かつベースバンド信号を1つ以上のプロセッサ402のベースバンドプロセッサに提供する回路を有する受信信号経路を含むことができる。RF回路はまた、ベースバンドプロセッサによって提供されるベースバンド信号をアップコンバートし、送信用にRF出力信号をFEMに提供する回路を含むことができる、送信信号経路を含み得る。FEMは、1つ以上のアンテナから受信したRF信号上で動作し、受信信号を増幅し、更に処理するために受信信号の増幅バージョンをRF回路に提供するように構成された回路を含むことができる、受信信号経路を含んでもよい。FEMはまた、1つ以上のアンテナによって送信するRF回路によって提供される送信用の信号を増幅するように構成された回路を含むことができる、送信信号経路を含んでもよい。様々な実施形態では、送信信号経路又は受信信号経路を通じた増幅は、RF回路のみにおいて、FEMのみにおいて、又はRF回路及びFEM回路の両方において行われてもよい。いくつかの実施形態では、FEM回路は、送信モードと受信モードの動作を切り替えるTX/RXスイッチを含んでもよい。
【0082】
いくつかの例示的実施形態では、1つ以上の送受信機404は、3GPP及び/又は他の規格団体により標準化のために提案された様々なプロトコル及び/又は方法に従って、デバイス1200が様々な5G/NRネットワークと通信可能にする送信機及び受信機を含む。例えば、そのような機能は、1つ以上のプロセッサ402と協働的に動作して、他の図に関して本明細書に記載されるようなOFDM技術、OFDMA技術、及び/又はSC-FDMA技術に基づいてPHY層を実装することができる。
【0083】
ユーザインタフェース408は、特定の実施形態に応じて様々な形態をとることができ、又はUE400に存在しなくてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース408は、マイクロフォン、ラウドスピーカ、スライド可能なボタン、押圧可能なボタン、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、機械的若しくは仮想キーパッド、機械的若しくは仮想キーボード、及び/又は携帯電話上に一般に見られる任意の他のユーザインタフェース機能を有する。他の実施形態では、UE400は、より大きいタッチスクリーンディスプレイを有するタブレットコンピューティングデバイスを含んでもよい。このような実施形態では、ユーザインタフェース408の機械的機能のうちの1つ以上は、当業者によく知られているように、タッチスクリーンディスプレイを用いて実装された同等の又は機能的に同等の仮想ユーザインタフェース機能(例えば、仮想キーパッド、仮想ボタンなど)によって置き換えられてもよい。他の実施形態では、UE400は、特定の例示的な実施形態に応じて統合、分離、又は取り外しが可能であり得る機械的キーボードを備える、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーションなどのデジタルコンピューティングデバイスであってもよい。このようなデジタルコンピューティングデバイスはまた、タッチスクリーンディスプレイを含むことができる。タッチスクリーンディスプレイを有するUE400の多くの例示的実施形態は、本明細書に記載の例示的な方法及び/若しくは手順に関連する入力、又は当業者に既知の入力などのユーザ入力を受信することができる。
【0084】
本開示のいくつかの例示的実施形態では、UE400は、UE400の特徴及び機能によって様々な方法で使用できる方向センサを含み得る。例えば、UE400は、方向センサの出力を使用して、ユーザがいつUE400のタッチスクリーンディスプレイの物理的向きを変更したかを判定することができる。方向センサからのインジケーション信号は、アプリケーションプログラムが、インジケーション信号がデバイスの物理的向きの約90度の変化を示したときに、アプリケーションプログラムが画面表示の向きを(例えば、ポートレートからランドスケープに)自動的に変更することができるように、UE400上で実行される任意のアプリケーションプログラムに利用可能であり得る。このようにして、アプリケーションプログラムは、デバイスの物理的な向きにかかわらず、ユーザによって読み取り可能な方法で画面表示を維持することができる。加えて、方向センサの出力は、本開示の様々な例示的な実施形態と共に使用することができる。
【0085】
制御インタフェース410は、特定の実施形態に応じて様々な形態をとることができる。例えば、制御インタフェース410として、RS-232インタフェース、RS-485インタフェース、USBインタフェース、HDMIインタフェース、Bluetoothインタフェース、IEEE(「ファイヤーワイヤ」)インタフェース、I2Cインタフェース、PCMCIAインタフェースなどを挙げることができる。本開示のいくつかの例示的実施形態では、制御インタフェース1260は、上述のようなIEEE802.3イーサネットインタフェースを含むことができる。本開示のいくつかの実施形態では、制御インタフェース410は、例えば、1つ以上のデジタル-アナログ(D/A)変換器及び/又はアナログ-デジタル(A/D)変換器を含むアナログインタフェース回路を含んでもよい。
【0086】
当業者であれば、上記の特徴、インタフェース、及び無線周波数通信規格のリストは単なる例示であり、本開示の範囲を限定するものではないことが理解できる。換言すれば、UE400は、例えば、ビデオ及び/又はスチル画像カメラ、マイクロフォン、メディアプレーヤ及び/又はレコーダなどを含む、図4に示すものよりも多くの機能を含んでもよい。更に、1つ以上の送受信機404は、Bluetooth、GPS、及び/又はその他を含む追加の無線周波数通信規格を用いる通信回路を含んでもよい。更に、1つ以上のプロセッサ402は、メモリ406に格納されたソフトウェアコードを実行して、そのような追加の機能を制御することができる。例えば、GPS受信機からの方向速度及び/又は位置推定値の出力は、本開示の様々な例示的実施形態による様々な例示的な方法及び/又はコンピュータ可読媒体を含む、UE400上で実行される任意のアプリケーションプログラムに利用可能であり得る。
【0087】
図5は、本明細書に記載の例示的方法及び/又は手順のうちのいずれかに対応するコンピュータ可読媒体上での命令の実行を含む、本開示の様々な実施形態に従って構成可能な例示的なネットワークノード500のブロック図である。
【0088】
ネットワークノード500は、1つ以上のプロセッサ502、無線ネットワークインタフェース504、メモリ506、コアネットワークインタフェース508、及び他のインタフェース510を含む。ネットワークノード500は、例えば、基地局、eNB、gNB、アクセスノード、又はその構成要素を含み得る。
【0089】
1つ以上のプロセッサ502は、任意の種類のプロセッサ又は処理回路を含むことができ、本明細書に開示される方法又は手順のうちの1つを実行するように構成されてもよい。メモリ506は、1つ以上のプロセッサ502によって実行されるソフトウェアコード、プログラム、及び/又は命令を格納し、本明細書に記載される動作を含む様々な動作を実行するようにネットワークノード500を構成することができる。例えば、そのような格納された命令の実行により、上述の1つ以上の方法及び/又は手順を含む、本開示の様々な実施形態によるプロトコルを使用して、1つ以上の他のデバイスと通信するようにネットワークノード500が構成され得る。更に、そのような格納された命令の実行はまた、LTE、LTE-A、及び/又はNR用に3GPPによって標準化されたPHY層プロトコル、MAC層プロトコル、RLC層プロトコル、PDCP層プロトコル、及びRRC層プロトコルの1つ以上、又は、無線ネットワークインタフェース504及びコアネットワークインタフェース508と組み合わせて利用される他の任意の上位層プロトコルなどの他のプロトコル又はプロトコル層を用いて、ネットワークノード500を1つ以上の他のデバイスと通信するように構成及び/又は促進することができる。例として、限定するものではないが、コアネットワークインタフェース508は、S1インタフェースを含み、無線ネットワークインタフェース504は、3GPPによって標準化されたUuインタフェースを含むことができる。メモリ506はまた、ネットワークノード500のプロトコルに使用される変数、構成、制御、及び他の機能を格納することができる。したがって、メモリ506は、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、ハードディスクなど)、揮発性メモリ(例えば、スタティックRAM又はダイナミックRAM)、ネットワークベース(例えば、「クラウド」)のストレージ、又はこれらの組み合わせを含み得る。
【0090】
無線ネットワークインタフェース504は、送信機、受信機、信号プロセッサ、ASIC、アンテナ、ビーム形成ユニット、及びネットワークノード500が、いくつかの実施形態では、複数の互換性のあるユーザ機器(UE)などの他の機器と通信可能にする他の回路を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード500は、LTE、LTE-A、及び/又は5G/NR用に3GPPによって標準化されたPHY層プロトコル、MAC層プロトコル、RLC層プロトコル、PDCP層プロトコル、及びRRC層プロトコルなどの様々なプロトコル又はプロトコル層を含むことができる。本開示の更なる実施形態によれば、無線ネットワークインタフェース504は、OFDM技術、OFDMA技術、及び/又はSC-FDMA技術に基づくPHY層を含み得る。いくつかの実施形態では、このようなPHY層の機能は、無線ネットワークインタフェース504及び1つ以上のプロセッサ502によって協働的に提供され得る。
【0091】
コアネットワークインタフェース508は、いくつかの実施形態では、ネットワークノード500が回線交換(CS)及び/又はパケット交換コア(PS)ネットワークなどのコアネットワーク内の他の機器と通信可能となる送信機、受信機、及び他の回路を含むことができる。いくつかの実施形態では、コアネットワークインタフェース508は、3GPPによって標準化されたS1インタフェースを含んでもよい。いくつかの実施形態では、コアネットワークインタフェース508は、当業者に知られているGERAN、UTRAN、E-UTRAN、及びCDMA2000コアネットワークに見られる機能を含む1つ以上のSGW、MME、SGSN、GGSN、及び他の物理デバイスへの1つ以上のインタフェースを含んでもよい。いくつかの実施形態では、これらの1つ以上のインタフェースは、単一の物理的インタフェース上で一緒に多重化されてもよい。いくつかの実施形態では、コアネットワークインタフェース508の下位層は、当業者に既知の、非同期転送モード(ATM)、イーサネットを介したインターネットプロトコル(IP)、光ファイバーを介したSDH、銅線を介したT1/E1/PDH、マイクロ波無線機、又は他の有線若しくは無線送信技術のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0092】
他のインタフェース510は、ネットワークノード500又はそこに動作可能に接続された他のネットワーク機器の操作、管理、及び保守の目的で、ネットワークノード500が外部ネットワーク、コンピュータ、データベースなどと通信可能にする送信機、受信機、及び他の回路を含み得る。
【0093】
実施例
【0094】
1つ以上の実施形態に対して、前述の図のうちの1つ以上に記載されている構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の実施例に記載されているような1つ以上の動作、技術、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成され得る。例えば、本明細書に記載のベースバンド回路又は他のプロセッサ又は処理回路は、以下に記載される実施例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。別の実施例として、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したようなUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、以下の実施例において記載される実施例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。
【0095】
実施例1は、本明細書に記載の方法の1つ以上の要素を実行する手段を備える装置を含み得る。
【0096】
実施例2は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって命令が実行されると、電子デバイスに、本明細書に記載の方法又はプロセスのうちの1つ以上の要素を実行させる、命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0097】
実施例3は、本明細書に記載の方法又はプロセスのうちの1つ以上の要素を実行するためのロジック、モジュール、又は回路を備える装置を含み得る。
【0098】
実施例4は、実施例1~3のいずれかに記載された、若しくはそれに関連する方法、技術、若しくはプロセス、又はそれらの一部分若しくは部分を含み得る。
【0099】
実施例5は、1つ以上のプロセッサ、並びに1つ以上のプロセッサによって命令が実行されると、1つ以上のプロセッサに、本明細書のいずれかの実施形態に記載された、若しくはそれらに関連する方法、技術、又はプロセスを実行させる、命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体を備える装置を含み得る。
【0100】
上述した実施例のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施例(又は実施例の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、実施形態の範囲を開示される正確な形態に限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を踏まえて可能であり、又は様々な実施形態の実践から習得することができる。
【0101】
本明細書に記載されるシステム及び方法の実施形態及び実装形態は、コンピュータシステムによって実行される機械実行可能命令で具現化することができる様々な動作を含むことができる。コンピュータシステムは、1つ以上の汎用コンピュータ又は専用コンピュータ(又は他の電子デバイス)を含んでもよい。コンピュータシステムは、動作を実行するための特定の論理を含むハードウェア構成要素を含んでもよく、又はハードウェア、ソフトウェア、及び/若しくはファームウェアの組み合わせを含んでもよい。
【0102】
本明細書に記載されるシステムは、特定の実施形態の説明を含むことが認識されるべきである。これらの実施形態は、単一のシステムに組み合わせる、他のシステムに部分的に組み合わせる、複数のシステムに分割する、又は他の方法で分割若しくは組み合わせることができる。加えて、一実施形態のパラメータ/属性/態様/等は、別の実施形態で使用することができることが企図される。パラメータ/属性/態様/等は、明確にするために1つ以上の実施形態に記載されているだけであり、パラメータ/属性/態様/等は、本明細書で具体的に放棄されない限り、別の実施形態のパラメータ/属性/等と組み合わせる、又は置換することができることが認識される。
【0103】
前述は、明確にするためにある程度詳細に説明されてきたが、その原理から逸脱することなく、特定の変更及び修正を行うことができることは明らかであろう。本明細書に記載されるプロセス及び装置の両方を実装する多くの代替的な方法が存在することに留意されたい。したがって、本実施形態は、例示的であり、限定的ではないと見なされるべきものであり、説明は、本明細書で与えられる詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲及び均等物内で修正されてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5