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特許7483924接続ステータス検出方法、関連デバイス、コンピュータ記憶媒体、およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-07
(45)【発行日】2024-05-15
(54)【発明の名称】接続ステータス検出方法、関連デバイス、コンピュータ記憶媒体、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 45/44 20220101AFI20240508BHJP
【FI】
H04L45/44
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2022559992
(86)(22)【出願日】2021-01-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-16
(86)【国際出願番号】 CN2021070591
(87)【国際公開番号】W WO2021196819
(87)【国際公開日】2021-10-07
【審査請求日】2022-11-07
(31)【優先権主張番号】202010246493.2
(32)【優先日】2020-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、シャンアン
【審査官】宮島 郁美
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0261474(US,A1)
【文献】米国特許第09497107(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0076724(US,A1)
【文献】特表2014-504093(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L12/00-12/66,13/00,41/00-49/9057,61/00-65/80,69/00-69/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続ステータス検出方法であって、
第1のノードによって、経路検出パケットを受信する段階であって、前記経路検出パケットが、第2のノードと前記第1のノードとの間のセグメントルーティング(SR)経路の接続性を検出するために使用される、受信する段階と、
前記第1のノードによって、前記第1のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性に基づいて、前記経路検出パケットに応答する段階とを備え、
前記第3のノードは、ISPである、
法。
【請求項2】
前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第1のノードであるか、または前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第3のノードではない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法が、
前記経路検出パケットの識別子に基づいて、前記第1のノードによって、前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路を決定する段階をさらに備える、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のノードによって、前記第1のノードと前記第3のノードとの間のSR経路の接続性に基づいて、前記経路検出パケットに前記応答する段階が、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路の接続状態に応答して、前記第2のノードと前記第3のノードとの間のSR経路が接続状態であることを前記第2のノードに通知する段階、または、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路の非接続状態に応答して、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が非接続状態であることを前記第2のノードに通知する段階を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法が、
前記経路検出パケットに対する応答パケットを前記第2のノードに送信する段階をスキップする方法で、前記第1のノードによって、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知する段階、または
前記経路検出パケットに対する応答パケットを前記第2のノードに送信する方法で、前記第1のノードによって、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知する段階をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記経路検出パケットが、シームレスな双方向フォワーディング検出(SBFD)パケットであり、前記第1のノードが、前記第2のノードから前記第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリングSR-TEポリシトンネルに基づいて、前記経路検出パケットを受信する、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
接続ステータス検出方法であって、
第2のノードによって、経路検出パケットを第1のノードに送信する段階であって、前記経路検出パケットが、前記第1のノードと前記第2のノードとの間のセグメントルーティング(SR)経路の接続性を検出するために使用される、送信する段階と、
前記第2のノードによって、前記経路検出パケットに対する前記第1のノードの応答に基づいて、前記第2のノードと第3のノードとの間のセグメントルーティング(SR)経路の接続性を決定する段階とを備え、
前記第3のノードは、ISPである、
法。
【請求項8】
前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第1のノードであるか、または前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第3のノードではない、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記経路検出パケットが、シームレスな双方向フォワーディング検出(SBFD)パケットであり、前記第2のノードによって、経路検出パケットを第1のノードに送信する段階が、前記第2のノードから前記第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリング(SR-TE)ポリシトンネルに基づいて、前記第2のノードによって、前記経路検出パケットを前記第1のノードに送信する段階を有する、請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
検出装置であって、前記検出装置が第1のノードとして使用され、前記第1のノードが、
経路検出パケットを受信するように構成される受信ユニットであって、前記経路検出パケットが、第2のノードと前記第1のノードとの間のセグメントルーティング(SR)経路の接続性を検出するために使用される、受信ユニットと、
前記第1のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性に基づいて、前記経路検出パケットに応答するように構成される応答ユニットとを有し、
前記第3のノードは、ISPである、
出装置。
【請求項11】
前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第1のノードであるか、または前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第3のノードではない、請求項10に記載の検出装置。
【請求項12】
前記検出装置が、
前記経路検出パケットの識別子に基づいて、前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路を決定するように構成される決定ユニットをさらに有する、請求項10または11に記載の検出装置。
【請求項13】
前記応答ユニットが、具体的には、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路の接続状態に応答して、前記第2のノードと前記第3のノードとの間のSR経路が前記接続状態であることを前記第2のノードに通知すること、または、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路の非接続状態に応答して、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知することを行うように構成される、請求項10から12のいずれか1項に記載の検出装置。
【請求項14】
前記応答ユニットが、具体的には、
前記経路検出パケットに対する応答パケットを前記第2のノードに送信する手順をスキップする方法で、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知すること、または
前記経路検出パケットに対する応答パケットを前記第2のノードに送信する方法で、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知することを行うように構成される、請求項13に記載の検出装置。
【請求項15】
前記経路検出パケットが、シームレスな双方向フォワーディング検出(SBFD)パケットであり、前記受信ユニットが、具体的には、前記第2のノードから前記第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリングSR-TEポリシトンネルに基づいて前記経路検出パケットを受信するように構成される、請求項10から14のいずれか1項に記載の検出装置。
【請求項16】
検出装置であって、前記検出装置が第2のノードとして使用され、前記第2のノードが、
経路検出パケットを第1のノードに送信するように構成される送信ユニットであって、前記経路検出パケットが、前記第1のノードと前記第2のノードとの間のセグメントルーティング(SR)経路の接続性を検出するために使用される、送信ユニットと、
前記経路検出パケットに対する前記第1のノードの応答に基づいて、前記第2のノードと第3のノードとの間のセグメントルーティング(SR)経路の接続性を決定するように構成される決定ユニットとを有し、
前記第3のノードは、ISPである、
出装置。
【請求項17】
前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第1のノードであるか、または前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第3のノードではない、請求項16に記載の検出装置。
【請求項18】
前記経路検出パケットが、シームレスな双方向フォワーディング検出(SBFD)パケットであり、前記送信ユニットが、具体的には、前記第2のノードから前記第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリング(SR-TE)ポリシトンネルに基づいて、前記経路検出パケットを前記第1のノードに送信するように構成される、請求項16または17に記載の検出装置。
【請求項19】
検出装置であって、前記検出装置が第1のノードとして使用され、前記第1のノードが、
プロセッサと、メモリと、バスと、入力/出力デバイスとを有し、
前記プロセッサが、前記メモリおよび前記入力/出力デバイスに接続され、
前記バスが、前記プロセッサ、前記メモリ、および前記入力/出力デバイスに個別に接続され、
前記プロセッサが、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法を実行する、検出装置。
【請求項20】
検出装置であって、前記検出装置が第2のノードとして使用され、前記第2のノードが、
プロセッサと、メモリと、バスと、入力/出力デバイスとを有し、
前記プロセッサが、前記メモリおよび前記入力/出力デバイスに接続され、
前記バスが、前記プロセッサ、前記メモリ、および前記入力/出力デバイスに個別に接続され、
前記プロセッサが、請求項7から9のいずれか1項に記載の方法を実行する、検出装置。
【請求項21】
コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体が命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータが、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ記憶媒体。
【請求項22】
コンピュータに、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年3月31日に中国国家知識産権局に提出された「CONNECTION STATUS DETECTION METHOD AND RATED DEVICE」と題する中国特許出願第202010246493.2号に対する優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願の実施形態は、インターネット分野に関し、特に、接続ステータス検出方法および関連デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
セグメントルーティングトンネル(segment routing、SRポリシ)は、セグメントルーティング(segment routing、SR)技術に基づいて開発された新しいトンネルトラフィックステアリング技術であり、トンネルインターフェースに基づく従来の実装とは異なる。SRポリシに基づく一連の革新により、セグメントルーティングトラフィックエンジニアリング(segment routing traffic engineering、SR-TE)の適用範囲が大幅に拡大され、開発が簡略化され、性能が最適化される。SRポリシベースのSR-TEは業界で広く受け入れられており、第5世代移動通信技術(fifth generation、5G)およびモノのインターネットなどの分野で広く適用されている。
【0004】
SRポリシベースのネットワークでは、経路検出パケットを使用して、ノード間のSR経路の接続性を検出し得る。例えば、シームレスな双方向フォワーディング検出(seamless bidirectional forward detection、SBFD)パケットは、第1のノードおよび第2のノードが接続状態であるか非接続状態であるかを検出するために使用される。
【発明の概要】
【0005】
本出願の実施形態は、接続ステータス検出方法および関連デバイスを提供する。
【0006】
本出願の実施形態の第1の態様は、以下のステップを含む接続ステータス検出方法を提供する。
【0007】
第1のノードは、第2のノードから経路検出パケットを受信し、経路検出パケットは、第2のノードと第1のノードとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を検出するために使用される。クロスドメインシナリオが関係する場合、例えば、第2のノードが第1のノードを通して第3のノードへの接続を確立し、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性を検出する必要がある場合、第1のノードは、第1のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性に基づいて経路検出パケットに応答する。
【0008】
本出願の実施形態は、クロスドメインシナリオでのSR経路の接続性を検出する方法を提供する。第2のノードは、第1のノードの応答に基づいて、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性を決定し得る。
【0009】
本出願の実施形態の第1の態様に基づいて、本出願の実施形態の第1の態様の第1の実装では、経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントは第3のノードであり得るか、または経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントは第3のノードであり得なく、例えば、ターゲット受信エンドポイントは第1のノードであり得る。
【0010】
本出願の実施形態の第1の態様または第1の態様の第1の実装に基づいて、本出願の実施形態の第1の態様の第2の実装では、第1のノードは、経路検出パケットの識別子に基づいて、第1のノードと第3のノードとの間のSR経路を決定し得る。
【0011】
本出願の実施形態は、第1のノードが第1のノードと第3のノードとの間のSR経路を決定する方法を提供する。
【0012】
本出願の実施形態の第1の態様の任意の実装から第1の態様の第2の実装までに基づいて、本出願の実施形態の第1の態様の第3の実装では、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性が検出されると、第1のノードは、第1のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性に基づいて経路検出パケットに応答し得る。第1のノードと第3のノード間のSR経路が接続状態の場合、応答は、第1のノードと第3のノードとの間のSR経路が接続状態であることに対する応答であり得て、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路が接続状態であることを第2のノードに通知するために使用される。第1のノードと第3のノード間のSR経路が非接続状態である場合、応答は、第1のノードと第3のノードとの間のSR経路が非接続状態であることに対する応答であり得て、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路が非接続状態であることを第2のノードに通知するために使用される。
【0013】
本出願の実施形態の第1の態様の第3の実装に基づいて、本出願の実施形態の第1の態様の第4の実装では、第1のノードは、複数の方法で、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路が非接続状態であることを第2のノードに通知し得る。例えば、第1のノードは、経路検出パケットに対する応答パケットの第2のノードへの送信をスキップすることによって、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路が非接続状態であることを第2のノードに通知するか、または、第1のノードは、経路検出パケットに対する応答パケットを第2のノードに送信することによって、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路が非接続状態であることを第2のノードに通知する。
【0014】
本出願の実施形態では、第1のノードは、複数の方法で、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路が非接続状態であることを第2のノードに通知し、それによって、解決策の柔軟性を向上させ得る。
【0015】
本出願の実施形態の第1の態様の任意の実装から第1の態様の第4の実装までに基づいて、本出願の実施形態の第1の態様の第5の実装では、経路検出パケットは、シームレスな双方向フォワーディング検出出(seamless bidirectional forward detection、SBFD)パケットであり得て、第1のノードは、セグメントルーティングトラフィックエンジニアリングSR-TEポリシトンネルに基づいて、第2のノードから第3のノードへの経路検出パケットを受信する。
【0016】
本出願の実施形態の第1の態様の第5の実装に基づいて、本出願の実施形態の第1の態様の第6の実装では、第1のノードが第1のノードと第3のノードとの間の接続性を決定する具体的な方法としては、次の条件のいずれかが満たされる場合、第1のノードと第3のノードの間のSR経路は非接続状態であり、それ以外の場合、第1のノードと第3のノードの間のSR経路は接続状態であることが挙げられる。条件は、第1のノードによって第3のノード用に構成されるBGP EPEラベルが無効な状態であることと、第1のノードが、双方向フォワーディング検出(bidirectional forward detection、BFD)セッション状態がダウン状態(DOWN)であることを検出することと、第1のノードのインターフェース上の静的BFDセッションが、ダウン状態(DOWN)であることと、第1のノード上にあり、第3のノードに接続されるように構成されるインターフェースの状態が、ダウン状態(DOWN)であることである。
【0017】
本出願の実施形態の第2の態様は、以下のステップを含む接続ステータス検出方法を提供する。
【0018】
第2のノードは経路検出パケットを第1のノードに送信し、経路検出パケットは、第2のノードと第1のノードとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を検出するために使用される。クロスドメインシナリオが関係する場合、例えば、第2のノードが第1のノードを通して第3のノードへの接続を確立し、第2のノードと第3のノードの間のSR経路の接続性を検出する必要がある場合、第2のノードは、経路検出パケットに対する第1のノードの応答に基づいて、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性を決定する。
【0019】
本出願の実施形態は、クロスドメインシナリオでのSR経路の接続性を検出する方法を提供する。第2のノードは、第1のノードの応答に基づいて、第2のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性を決定し得る。
【0020】
本出願の実施形態の第2の態様に基づいて、本出願の実施形態の第2の態様の第1の実装では、経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントは第3のノードであり得るか、または経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントは第3のノードであり得なく、例えば、ターゲット受信エンドポイントは第1のノードであり得る。
【0021】
本出願の実施形態の第2の態様または第2の態様の第1の実装に基づいて、本出願の実施形態の第2の態様の第2の実装では、経路検出パケットはSBFDパケットであり得て、第2のノードは、第2のノードから第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリングSR-TEポリシトンネルに基づいて、経路検出パケットを第1のノードに送信し得る。
【0022】
本出願の実施形態は、特定の経路検出パケット、および第2のノードが経路検出パケットを第1のノードに送信するチャネルを提供する。
【0023】
本出願の実施形態の第3の態様は、検出装置を提供する。検出装置は、第1の態様での方法および第1の態様の実装を実行するための第1のノードとして使用され得る。
【0024】
本出願の実施形態の第4の態様は、検出装置を提供する。検出装置は、第2の態様での方法および第2の態様の実装を実行するための第2のノードとして使用され得る。
【0025】
本出願の実施形態の第5の態様は、検出装置を提供する。検出装置は、第1のノードとして使用され得て、プロセッサ、メモリ、バス、および入力/出力デバイスを含む。プロセッサは、第1の態様の方法および第1の態様の実装を実行する。
【0026】
本出願の実施形態の第6の態様は、検出装置を提供する。検出装置は、第2のノードとして使用され得て、プロセッサ、メモリ、バス、および入力/出力デバイスを含む。プロセッサは、第2の態様の方法および第2の態様の実装を実行する。
【0027】
本出願の実施形態の第7の態様は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは第1の態様または第2の態様の実装を実行することが可能になる。
【0028】
本出願の実施形態の第8の態様は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様または第2の態様の実装を実行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本出願の実施形態による、ネットワークフレームワークの概略図である。
【0030】
図2】本出願の実施形態による、セグメント識別子リストの概略図である。
【0031】
図3】本出願の実施形態による、接続ステータス検出方法のフローチャートである。
【0032】
図4】本出願の実施形態による、SBFDパケット機構の概略図である。
【0033】
図5】本出願の実施形態による、別のネットワークフレームワークの概略図である。
【0034】
図6】本出願の実施形態による、SBFDパケット機構の概略図である。
【0035】
図7】本出願の実施形態による、検出装置の構造の概略図である。
図8】本出願の実施形態による、検出装置の構造の概略図である。
図9】本出願の実施形態による、検出装置の構造の概略図である。
図10】本出願の実施形態による、検出装置の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本出願の実施形態は、接続ステータス検出方法を提供する。
【0037】
図1を参照されたい。本出願の実施形態による、ネットワーク構造フレームワークは、送信デバイス(ヘッダ)101、リフレクタデバイス(エンドポイント)102、およびネットワークサービスプロバイダ(インターネットサービスプロバイダ、ISP)103を含む。
【0038】
送信デバイス101は、リフレクタデバイス102を通してISP103に接続され、送信デバイスは、SBFDパケットを使用することによって、送信デバイス101とISP103との間のSR経路の接続性を決定し得る。
【0039】
SRポリシは、送信デバイス101とリフレクタデバイス102との間に確立される。SRポリシは、SR技術に基づいて開発された新しいトンネルトラフィックステアリング技術である。SRポリシ経路は、セグメント識別子(Segment Identifier、SID)リスト(List)と呼ばれる、指定された経路のセグメントリスト(Segment List)として表される。各SIDリストは、指定されたソース開始点から宛先エンドポイントまでの経路、すなわち、エンドツーエンド経路、例えば、送信デバイス101からリフレクタデバイス102までの経路を示す。SIDリストは、別のルールに従って計算された最短経路ではなく、指定された経路をたどるようネットワーク内のデバイスに示す。データパケットがSRポリシにインポートされる場合、SIDリストがヘッダ(例えば、送信デバイス101)によってデータパケットに追加され、ネットワーク内の他のデバイスが、SIDリストに埋め込まれた命令を実行する。
【0040】
SRポリシには、SRポリシによって生成されるノードであるヘッダ(例えば、送信デバイス101)と、SRポリシによって保持されている拡張コミュニティ属性であるカラー(Color)であって、同じカラー属性を保持するBGPルートがSRポリシを使用し得る、カラー(Color)と、SRポリシの宛先アドレスであるエンドポイント(例えば、リフレクタデバイス102)の3つの部分が含まれる。
【0041】
図1に示すネットワーク構造フレームワークを参照すると、以下は、本出願の実施形態でのSRポリシモデルを説明する。図2に示すように、SRポリシシステムは、複数の候補経路(Candidate Path)を含み得る。候補経路は、プリファレンス属性(Preference)およびSIDを保持する。最も優先度の高い有効な候補経路はSRポリシシステムのプライマリ経路として機能し、2番目に優先度の高い有効な経路はSRポリシシステムのホットスタンバイ経路として機能する。候補経路は、複数のセグメントリスト(Segment List)を含み得、各セグメントリストは重み(Weight)属性を保持し得る。各セグメントリストは明示的なラベルスタックであり、セグメントリストはパケットを転送するようネットワークデバイスに示すことができる。
【0042】
SRの内部ゲートウェイプロトコル(interior gateway protocol for SR、SRのIGP)は、自律システム(autonomous system、AS)ドメインでのみSIDを割り当てることができる。ASドメイン内の経路は、ASドメイン内のSIDを適切に調整することによって計画される。大規模ネットワークでは、通常、複数のASを跨ぐ必要がある。例えば、図1には、2つのASドメイン(AS1およびAS2)がある。SRのIGPは、ドメイン間でSIDを割り当てることができない。セグメントルーティング用のボーダーゲートウェイプロトコル(border gateway protocol for segment routing、SR用のBGP)は、SR用のBGPの拡張であり、BGP情報に基づいてSIDを割り当て、送信デバイスなどの制御デバイスに情報をレポートできる。次いで、SR-TEが経路を調整するときに、SIDが経路調整の一部として使用され、最適なクロスドメインSR-TE経路が取得される。
【0043】
本出願の実施形態では、送信デバイスは第2のノードと呼ばれ得、リフレクタデバイスは第1のノードと呼ばれ得、ISPは第3のノードと呼ばれ得る。複数のISPが存在する場合、例えば、n個のISPがあり、nは2以上の正の整数の場合、n個のISPは第3のノードから(n+2)番目のノードまで順に命名される。
【0044】
図1のネットワークフレームワーク図を参照すると、図3に示す実施形態での送信デバイスは、図1に示す送信デバイス101であり得、リフレクタデバイスは、図1に示すリフレクタデバイス102であり得、第3のノードは、図1に示すISP103であり得る。図3を参照されたい。本出願の実施形態での接続ステータス検出方法の実施形態には、ステップ301~304が含まれる。詳細は以下の通りである。
【0045】
301. 送信デバイスが、経路検出パケットをリフレクタデバイスに送信する。
【0046】
送信デバイスは、送信デバイスとリフレクタデバイスとの間のSR経路の接続性を検出するために使用される経路検出パケットを、リフレクタデバイスに送信する。
【0047】
経路検出パケットは、SBFDパケット、BFDパケット、または同様のものであり得る。本出願の本実施形態では、SBFDパケットのみが説明のための一例として使用される。
【0048】
図4を参照されたい。次に、SBFDパケット機構について説明する。リンク検出の前に、イニシエータデバイスおよびリフレクタデバイスは、SBFD制御パケット(SBFD Control Packet)を互いに送信する。SBFD制御パケットは、SBFDディスクリミネータ(Discriminator)などの情報をアドバタイズするために使用され、SBFDディスクリミネータには、myディスクリミネータ(my discriminator、MD)値およびyourディスクリミネータ(your discriminator、YD)値が含まれ得る。リンク検出中、イニシエータデバイスはSBFDエコーパケットをアクティブに送信する。本出願の実施形態では、SBFDエコーパケットはSBFDパケットと呼ばれる。リフレクタデバイスは、リフレクタデバイスのステータスに基づいてパケットをループバックする。イニシエータデバイスは、応答パケットに基づいてリンク接続ステータスを決定する。イニシエータデバイスは検出デバイスであり、SBFDパケットなどの検出パケットを構成する。リフレクタデバイスは、イニシエータの検出パケットを受信する。検出パケットがSBFDパケットである場合を例として用いる。リフレクタデバイスは、パケット内のSBFDディスクリミネータが、ローカルに構成されたグローバルSBFDディスクリミネータと一致するかどうかをチェックする。SBFDディスクリミネータがローカルに構成されたグローバルSBFDディスクリミネータと一致し、事前設定された条件が満たされる場合(例えば、リフレクタデバイスが動作状態であり、リフレクタデバイスとISP間のSR経路が接続状態である場合)、リフレクタデバイスは応答パケットをイニシエータデバイスに送信する。
【0049】
SBFDパケットが、ボーダーゲートウェイプロトコル(border gateway protocol、BGP)のエグレスピアエンジニアリング(egress peer engineering、EPE)ラベルを保持する場合、BGP EPEラベルを識別した後、リフレクタデバイスはステップ202および203を実行しない。したがって、SBFDパケットを構成する場合、送信デバイスはSBFDパケットのBGP EPEラベルを構成しない。
【0050】
図4は動作の実行順序を示しておらず、動作の実行順序は動作の内部ロジックによって決定されることに留意する必要がある。
【0051】
図5を参照されたい。本出願の実施形態では、複数のISPが存在し得る。本実施形態では、ISPが2個(第1のISP103および第2のISP104)のみの場合を、説明のための例として用いる。送信デバイスと第1のISP103との間のSR経路の接続性を検出するために、送信デバイスは、第1の経路検出パケットを構成し、第1の経路検出パケットをリフレクタデバイスに送信する。リフレクタデバイスは、経路検出パケットの識別子に基づいて、リフレクタデバイスと第1のISP103との間のSR経路を決定する。同様に、送信デバイスと第2のISP104との間のSR経路の接続性を検出するために、送信デバイスは、第2の経路検出パケットを構成し、第2の経路検出パケットをリフレクタデバイスに送信する。リフレクタデバイスは、経路検出パケットの識別子に基づいて、リフレクタデバイスと第2のISP104との間のSR経路を決定する。
【0052】
第1の経路検出パケットおよび第2の経路検出パケットの両方が、経路検出パケットであることが理解され得る。経路検出パケットがSBFDパケットである場合、経路検出パケットの識別子は、MD値またはパケット内のローカル(local)フィールドであり得る。これは、本明細書では特に限定されない。
【0053】
302. リフレクタデバイスは、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路の接続性を決定する。
【0054】
リフレクタデバイスが、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路の接続性を決定する方法は数多く存在する。次の条件のいずれかが満たされた場合、リフレクタデバイスとISPの間のSR経路は非接続状態であり、それ以外の場合、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路は接続状態である。
【0055】
A. ISPのためにリフレクタデバイスによって構成されたBGP EPEラベルは無効である。
【0056】
B. 双方向フォワーディング検出(bidirectional forward detection、BFD)セッションがダウン状態(DOWN)であることをリフレクタデバイスが検出する。
【0057】
C. リフレクタデバイスのインターフェース上の静的BFDセッションがダウン状態(DOWN)である。
【0058】
D. リフレクタデバイス上にあり、ISPに接続するように構成されるインターフェースがダウン状態(DOWN)である。
【0059】
前述の条件は一部の例に過ぎず、特定の決定方法には限定されないことが理解され得る。前述の状態のいずれか1つが満たされた場合、リフレクタデバイスは、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路が非接続状態であると決定する。リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路の接続性を決定するプロセスでは、リフレクタデバイスはISPと通信しなくてもよい。
【0060】
303. リフレクタデバイスは、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路の接続性に基づいて、経路検出パケットに応答する。
【0061】
リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路が接続状態の場合、リフレクタデバイスは経路検出パケットに対して、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路が接続状態であることを応答する。応答は接続応答であり、接続応答は、送信デバイスとISPとの間のSR経路が接続状態であることを示し得る。
【0062】
リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路が非接続状態の場合、リフレクタデバイスは経路検出パケットに対して、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路が非接続状態であることを応答する。応答は非接続応答であり、非接続応答は、送信デバイスとISPとの間のSR経路が非接続状態であることを示し得る。
【0063】
接続応答および非接続応答の複数の具体的な形態が存在する。例えば、接続応答は非接続応答とは異なる応答パケットであり得るか、または接続応答は特定の応答パケットであり、非接続応答は送信デバイスに応答パケットを返さない。具体的な形態は、本明細書では限定されない。
【0064】
複数のISPデバイス(図5に示す第1のISP103および第2のISP104)が存在する場合、リフレクタデバイスは、受信した第1の経路検出パケットに保持されている識別子に基づいて、リフレクタデバイスと第1のISP103との間のSR経路を決定し、SR経路の接続性を決定し、接続性に基づいて第1の経路検出パケットに応答する。同様に、リフレクタデバイスは、受信した第2の経路検出パケットに保持されている識別子に基づいて、リフレクタデバイスと第2のISP104との間のSR経路を決定し、SR経路の接続性を決定し、接続性に基づいて第2の経路検出パケットに応答する。
【0065】
経路検出パケットがSBFDパケットである場合、経路検出パケットの識別子は、MD値またはパケット内のローカル(local)フィールドであり得る。以下では、MD値とローカルフィールドを別々に説明する。
【0066】
SBFDパケットのMD値(My Discriminator値)は一意である。図6に示すように、RFC7880で説明されているように、すべてのSBFDイニシエータは、BFDディスクリミネータプールから割り当てられたローカルで一意のMD値を有していなければならない(すべてのSBFDイニシエータは、BFD Discriminatorプールから割り当てられたローカルで一意のMy Discriminator値を有していなければならない)。送信デバイスは、BFDディスクリミネータプール(BFD Discriminatorプール)を表示することによってSBFDパケットを構成するためのMD値を取得し得るか、ユーザによって手動で構成されるMD値を受信し得る。リフレクタデバイスは、受信したSBFDパケットに保持されているMD値を識別することによってSR経路を決定する。SBFDパケットが第1の経路検出パケットである場合、リフレクタデバイスは、SBFDパケットに保持されているMD値に基づいて、送信デバイスとISPとの間のSR経路を決定する。
【0067】
SBFDパケットを構成するとき、送信デバイスは、ローカルフィールド、例えば、ラベル5をパケットに追加し得る。ラベルを識別した後、リフレクタデバイスはラベルに基づいてSR経路を決定する。SBFDパケットが第1の経路検出パケットである場合、送信デバイスとISPとの間のSR経路は、SBFDパケットに保持されているローカルフィールドに基づいて決定される。
【0068】
304. 送信デバイスは、SR経路の接続性を決定する。
【0069】
送信デバイスは、経路検出パケットに対するリフレクタデバイスの応答に基づいて、送信デバイスとISPとの間のSR経路の接続性を決定する。
【0070】
送信デバイスが接続応答を受信した場合、送信デバイスは、送信デバイスとISPとの間のSR経路が接続状態であると決定する。送信デバイスが非接続応答を受信した場合、送信デバイスは、送信デバイスとISPとの間のSR経路が非接続状態であると決定する。
【0071】
実際の応用では、パケット損失などの要因により引き起こされる誤判定を削減するために、送信デバイスは、SR経路の接続性を検出するために使用される複数の経路検出パケットを送信し得る。送信デバイスは、経路検出パケットに対する受信応答に基づいて、SR経路の接続性を決定する。例えば、送信デバイスが受信した応答がすべて非接続応答である場合、SR経路が非接続状態であると決定される。
【0072】
図3は動作の実行順序を示しておらず、動作の実行順序は動作の内部ロジックによって決定されることに留意する必要がある。
【0073】
本実施形態は、クロスドメインシナリオでのSR経路の接続性を検出する方法を提供する。送信デバイスは、リフレクタデバイスの応答に基づいて、送信デバイスとISPとの間のSR経路の接続性を決定し得る。例えば、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路が接続状態である場合、リフレクタデバイスは応答パケットを送信デバイスに返し、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路が非接続状態である場合、リフレクタデバイスは送信デバイスに応答パケットを返さない。この場合、送信デバイスが応答パケットを受信すると、送信デバイスとリフレクタデバイスとの間のSR経路は接続状態であり、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路は接続状態である。言い換えれば、送信デバイスが応答パケットを受信した場合、送信デバイスとISPとの間のSR経路は接続状態である。送信デバイスがリフレクタデバイスからの応答パケットを受信しない場合、送信デバイスとリフレクタデバイスとの間のSR経路が非接続状態であるか、またはリフレクタデバイスとISPとの間のSR経路が非接続状態である。言い換えれば、送信デバイスが応答パケットを受信しない場合、送信デバイスとISPとの間のSR経路は非接続状態である。
【0074】
前述の説明は、本出願の実施形態での接続ステータス検出方法について説明し、以下では、本出願の実施形態での装置について説明する。図7を参照されたい。本出願の実施形態でのリフレクタデバイスの実施形態は、
経路検出パケットを受信するように構成される受信ユニット701と、
経路検出パケットの識別子に基づいて、リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路を決定するように構成される決定ユニット702と、
リフレクタデバイスとISPとの間のSR経路の接続性に基づいて、経路検出パケットに応答するように構成される応答ユニット703とを含む。
【0075】
図7に示すリフレクタデバイスは、本出願の別の実施形態でのリフレクタデバイスであり得る。図7に示すリフレクタデバイス内の複数のユニットは、リフレクタデバイスが、本出願の別の実施形態でのリフレクタデバイスによって実行される動作を実行することを可能にし得る。
【0076】
図8を参照されたい。本出願の実施形態での送信デバイスの実施形態は、経路検出パケットをリフレクタデバイスに送信するように構成される送信ユニット801と、経路検出パケットに対するリフレクタデバイスの応答に基づいて、送信デバイスとISPとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を決定するように構成される決定ユニット802とを含む。
【0077】
図8に示すデバイスは、本出願の別の実施形態での送信デバイスであり得る。図8に示す検出デバイス内の複数のユニットは、検出デバイスが、本出願の別の実施形態での送信デバイスによって実行される動作を実行することを可能にし得る。
【0078】
図9を参照されたい。本出願の実施形態は、検出デバイス900を提供し、検出デバイスはリフレクタデバイスとして使用され得る。検出デバイス900は、1つまたは複数のプロセッサ901およびメモリ905を含み得る。メモリ905は、プログラムコードを記憶する。さらに、メモリ905はデータを記憶し得る。
【0079】
メモリ905は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または永続メモリであり得る。メモリ905に記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数のモジュールを含み得て、各モジュールは、検出デバイスのための一連の命令動作を含み得る。さらに、プロセッサ901は、メモリ905と通信し、検出デバイス900内のメモリ905で一連の命令動作を実行するように構成され得る。
【0080】
検出デバイス900は、1つまたは複数の電源902、1つまたは複数の有線または無線ネットワークインターフェース903、1つまたは複数の入力/出力インターフェース904、および/または1つまたは複数の、例えば、Microsoft(登録商標)システム(Windows(登録商標))、Android(登録商標)システム(Android)、Apple(登録商標)オペレーティングシステム(Mac OS)、Unix(登録商標)システム(Unix)、またはLinux(登録商標)システム(Linux)のいずれか1つのオペレーティングシステムをさらに含み得る。
【0081】
メモリ905内のコンピュータ実行可能命令を実行することによって、プロセッサ901は、図3に示す実施形態または本出願の別の実施形態でのリフレクタデバイスによって実行される動作を実行し得る。詳細については、本明細書では再度説明しない。
【0082】
プロセッサ901は、1つまたは複数の中央処理装置CPU、ネットワーク処理装置NPU、特定用途向け集積回路ASIC、または他のチップ、または複数のタイプのチップの組み合わせ、または他のタイプのいくつかのプロセッサであり得る。メモリ905は、1つまたは複数のランダムアクセスメモリRAM、読み取り専用メモリROM、異なるタイプの複数のメモリの組み合わせ、または他のタイプのいくつかのメモリであり得る。
【0083】
図10を参照されたい。本出願の実施形態は、検出デバイス1000を提供し、検出デバイスは送信デバイスとして使用され得る。検出デバイス1000は、1つまたは複数のプロセッサ1001およびメモリ1005を含み得る。メモリ1005は、プログラムコードを記憶する。さらに、メモリ1005はデータを記憶し得る。
【0084】
メモリ1005は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または永続メモリであり得る。メモリ1005に記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数のモジュールを含み得て、各モジュールは、検出デバイスのための一連の命令動作を含み得る。さらに、プロセッサ1001は、メモリ1005と通信し、検出デバイス1000内のメモリ1005で一連の命令動作を実行するように構成され得る。
【0085】
検出デバイス1000は、1つまたは複数の電源1002、1つまたは複数の有線または無線ネットワークインターフェース1003、1つまたは複数の入力/出力インターフェース1004、および/または1つまたは複数の、例えば、Microsoftシステム(Windows)、Androidシステム(Android)、Appleオペレーティングシステム(Mac OS)、Unixシステム(Unix)、またはLinux(登録商標)システム(Linux)のいずれか1つのオペレーティングシステムをさらに含み得る。
【0086】
メモリ1005内のコンピュータ実行可能命令を実行することによって、プロセッサ1001は、図3に示す実施形態または本出願の別の実施形態での送信デバイスによって実行される動作を実行し得る。詳細については、本明細書では再度説明しない。
【0087】
プロセッサ1001は、1つまたは複数の中央処理装置CPU、ネットワーク処理装置NPU、特定用途向け集積回路ASIC、または他のチップ、または複数のタイプのチップの組み合わせ、または他のタイプのいくつかのプロセッサであり得る。メモリ1005は、1つまたは複数のランダムアクセスメモリRAM、読み取り専用メモリROM、異なるタイプの複数のメモリの組み合わせ、または他のタイプのいくつかのメモリであり得る。
【0088】
本出願は、検出デバイスを提供する。検出デバイスは、リフレクタデバイスまたは送信デバイスとして使用され得る。検出デバイスは、メモリに結合され、メモリに記憶された命令を読み取って実行するように構成され、その結果、検出デバイスが、図3の実装のうちのいずれか1つでリフレクタデバイスまたは送信デバイスによって実行される方法のステップを実施する。可能な設計では、検出デバイスはチップまたはシステムオンチップである。
【0089】
本出願は、チップシステムを提供する。チップシステムはプロセッサを含み、例えば、前述の方法でデータおよび/または情報を送信または処理するなど、前述の態様の機能を実装する際にリフレクタデバイスまたは送信デバイスをサポートするように構成される。可能な設計では、チップシステムはさらにメモリを含む。メモリは、必要なプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含み得、チップおよび別の個別デバイスを含み得る。
【0090】
別の可能な設計では、チップシステムがリフレクタデバイス、送信デバイス、または同様のもののチップである場合、チップは処理ユニットおよび通信ユニットを含む。処理ユニットは、例えば、プロセッサであり得、通信ユニットは、例えば、入力/出力インターフェース、ピン、または回路であり得る。処理ユニットは、記憶ユニットに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し得、その結果、リフレクタデバイス、送信デバイス、または同様のもののチップが、図3の前述の実施形態のいずれか1つでリフレクタデバイスまたは送信デバイスによって実行されるステップを実行する。任意選択で、記憶ユニットは、チップ内の記憶ユニット、例えば、レジスタまたはキャッシュである。あるいは、記憶ユニットは、UEまたは基地局内にあり、チップの外部に位置する記憶ユニット、例えば、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、または、静的情報および命令を記憶できる別のタイプの静的記憶デバイス、またはランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であり得る。
【0091】
本出願の実施形態は、メモリに結合されるように構成され、前述の実施形態のいずれか1つのリフレクタデバイスに関連する方法および機能を実行するように構成されるプロセッサをさらに提供する。
【0092】
本出願の実施形態は、メモリに結合されるように構成され、前述の実施形態のいずれか1つの送信デバイスに関連する方法および機能を実行するように構成されるプロセッサをさらに提供する。
【0093】
本出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、前述の方法の実施形態のいずれか1つのリフレクタデバイスまたは送信デバイスに関連する方法手順が実施される。それに応じて、コンピュータは、前述のリフレクタデバイスまたは送信デバイスであり得る。
【0094】
本出願の前述の実施形態でのリフレクタデバイス、送信デバイス、チップシステム、および同様のもので言及されたプロセッサ、または本出願の前述の実施形態で提供されるプロセッサは、中央処理装置(central processing unit、CPU)であり得るか、または、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、または別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または同様のものであり得ることを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサ、または同様のものであり得る。
【0095】
本出願の前述の実施形態では、リフレクタデバイス、送信デバイス、チップシステム、および同様のものの1つまたは複数のプロセッサがあり得、その数量は実際の応用シナリオに基づいて調整され得ることをさらに理解されたい。これは、本明細書の説明のための単なる一例であり、限定するものではない。本出願の実施形態には、実際の応用シナリオに基づいて調整し得る1つまたは複数のメモリがあり得る。これは、本明細書の説明のための単なる一例であり、限定するものではない。
【0096】
本出願の前述の実施形態のリフレクタデバイス、送信デバイス、チップシステム、または同様のもので述べたようにメモリ、可読記憶媒体、または同様のものは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであり得るか、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含み得ることをさらに理解されたい。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であり得、外部キャッシュとして使用される。限定ではないが例として、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)など、多くの形式のRAMが利用可能である。
【0097】
リフレクタデバイスまたは送信デバイスがプロセッサ(または処理ユニット)およびメモリを含む場合、本出願のプロセッサはメモリと統合され得るか、またはプロセッサおよびメモリはインターフェースを使用することによって接続され得ることにさらに留意する必要がある。これは、実際の応用シナリオに基づいて調整され得て、限定されない。
【0098】
本出願の実施形態は、コンピュータプログラムまたはコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の方法の実施形態のいずれか1つのリフレクタデバイスまたは送信デバイスの方法手順を実施することが可能になる。それに応じて、コンピュータは、前述のリフレクタデバイスまたは送信デバイスであり得る。
【0099】
図3の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用することによって実装され得る。ソフトウェアを使用して実施形態を実施する場合、実施形態の全部または一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。
【0100】
コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能は、全部または部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、またはマイクロ波)方式で送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つまたは複数の使用可能な媒体を統合するサーバまたはデータセンタなどのデータ記憶デバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk、SSD))、または同様のものであり得る。
【0101】
当業者は、便宜的かつ簡潔な説明の目的のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについて、前述の方法の実施形態の対応するプロセスを参照し、詳細は本明細書では再度説明しないことを明確に理解し得る。
【0102】
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、記載された装置の実施形態は、単なる一例である。例えば、ユニットへの分割は単なる論理的な機能分割であり、実際の実装では他の分割になり得る。例えば、複数のユニットもしくは構成要素を組み合わせてもよいし、または別のシステムに統合してもよいし、あるいは、いくつかの機能を無視してもよいし、または実行しなくてもよい。さらに、表示または論じられた相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを通して実装され得る。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電気的、機械的、または別の形態で実装され得る。
【0103】
別個の部品として記載されるユニットは、物理的に別個である場合とそうでない場合があり、ユニットとして表示される部品は、物理ユニットである場合とそうでない場合があり、1つの位置に配置されている場合と複数のネットワークユニットに分散されている場合がある。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択され得る。
【0104】
さらに、本出願の実施形態での機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、または各ユニットが物理的に単独で存在し得るか、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実施され得るか、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実施され得る。
【0105】
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、統合ユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質的に、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の全部または一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、または別のネットワークデバイスであり得る)に本出願の図2図9の実施形態の方法のステップの全部または一部を実行するように指示するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる様々な媒体が含まれる。
【0106】
本出願の明細書、特許請求の範囲、および添付の図面では、用語「第1」、「第2」などは、類似の物体を区別することを意図しているが、必ずしも特定の順番または順序を示すものではない。そのように使用される用語は、適切な状況では交換可能であり、これは、同じ属性を有する物体が本出願の実施形態で説明されるときに使用される単なる識別方法であることを理解されたい。さらに、用語「含む(include)」、「含有する(contain)」および任意の他の変形は、非排他的な包含を網羅することを意味し、したがって、一連のユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは必ずしもそれらのユニットに限定されないが、明示的にリストされていないか、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスに固有の他のユニットを含み得る。
【0107】
本出願の実施形態で提供されるようなメッセージ/フレーム/情報、モジュール、ユニットなどの名前は、単なる例であり、メッセージ/フレーム/情報、モジュール、ユニット、または同様のものが同じ機能を有していれば、他の名前を使用し得る。
【0108】
本出願の実施形態で使用される用語は、単に特定の実施形態を例示することを目的としており、本発明を限定することを意図するものではない。本出願の実施形態で使用される単数形の用語「a」、「the」、および「this」は、文脈で明確に特に明記しない限り、複数形も含むことを意図している。本出願の説明において、「/」は、特に明記しない限り、関連付けられた物体間の「または」の関係を表すことをさらに理解されたい。例えば、A/Bは、AまたはBを表し得る。本出願での用語「および/または」は、関連付けられた物体間の単なる関連付け関係であり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AおよびBの両方が存在する、Bのみが存在するという3つのケースを表し得、AおよびBはそれぞれ単数または複数であり得る。
【0109】
文脈に応じて、例えば、本明細書で使用される「場合(if」)という単語は、「ながら(while)」または「とき(when)」または「決定に応答して(in response to determining」または「検出に応答して(in response to detection)」と説明され得る。同様に、文脈に応じて、「決定した場合(if determining)」または「(記載された条件またはイベントを)検出した場合(if detecting)」という語句は、「決定したとき(when determining)」または「決定したことに応じて(in response to determining)」または「(記載された条件またはイベントを)検出したとき(when detecting)」または「(記載された条件またはイベントを)検出したことに応じて(in response to detecting)」と説明され得る。
【0110】
結論として、前述の実施形態は、単に本出願の技術的解決策を説明することを意図しており、本出願を限定することを意図していない。本出願は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者であれば、本出願の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態で説明された技術的解決策にさらに修正を加えるか、またはそのいくつかの技術的特徴に同等の置換を行い得ることを理解すべきである。
[他の可能な項目]
[項目1]
接続ステータス検出方法であって、
第1のノードによって、経路検出パケットを受信する段階であって、前記経路検出パケットが、第2のノードと前記第1のノードとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を検出するために使用される、受信する段階と、
前記第1のノードによって、前記第1のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性に基づいて、前記経路検出パケットに応答する段階とを備える、方法。
[項目2]
前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第1のノードであるか、または前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第3のノードではない、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記方法が、
前記経路検出パケットの識別子に基づいて、前記第1のノードによって、前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路を決定する段階をさらに備える、項目1または2に記載の方法。
[項目4]
前記第1のノードによって、前記第1のノードと前記第3のノードとの間のSR経路の接続性に基づいて、前記経路検出パケットに応答する段階が、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路の接続状態に応答して、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が接続状態であることを前記第2のノードに通知する段階、または、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路の非接続状態に応答して、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が非接続状態であることを前記第2のノードに通知する段階を備える、項目1から3のいずれか1項に記載の方法。
[項目5]
前記方法が、
前記経路検出パケットに対する応答パケットを前記第2のノードに送信する段階をスキップする方法で、前記第1のノードによって、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知する段階、または
前記経路検出パケットに対する応答パケットを前記第2のノードに送信する方法で、前記第1のノードによって、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知する段階をさらに備える、項目4に記載の方法。
[項目6]
前記経路検出パケットが、シームレスな双方向フォワーディング検出SBFDパケットであり、前記第1のノードが、前記第2のノードから前記第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリングSR-TEポリシトンネルに基づいて、前記経路検出パケットを受信する、項目1から5のいずれか1項に記載の方法。
[項目7]
接続ステータス検出方法であって、
第2のノードによって、経路検出パケットを第1のノードに送信する段階であって、前記経路検出パケットが、前記第1のノードと前記第2のノードとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を検出するために使用される、送信する段階と、
前記第2のノードによって、前記経路検出パケットに対する前記第1のノードの応答に基づいて、前記第2のノードと第3のノードとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を決定する段階とを備える、方法。
[項目8]
前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第1のノードであるか、または前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第3のノードではない、項目7に記載の方法。
[項目9]
前記経路検出パケットが、シームレスな双方向フォワーディング検出SBFDパケットであり、前記第2のノードによって、経路検出パケットを第1のノードに送信する段階が、前記第2のノードから前記第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリングSR-TEポリシトンネルに基づいて、前記第2のノードによって、前記経路検出パケットを前記第1のノードに送信する段階を有する、項目7または8に記載の方法。
[項目10]
検出装置であって、前記検出装置が第1のノードとして使用され、前記第1のノードが、
経路検出パケットを受信するように構成される受信ユニットであって、前記経路検出パケットが、第2のノードと前記第1のノードとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を検出するために使用される、受信ユニットと、
前記第1のノードと第3のノードとの間のSR経路の接続性に基づいて、前記経路検出パケットに応答するように構成される応答ユニットとを有する、検出装置。
[項目11]
前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第1のノードであるか、または前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第3のノードではない、項目10に記載の検出装置。
[項目12]
前記検出装置が、
前記経路検出パケットの識別子に基づいて、前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路を決定するように構成される決定ユニットをさらに有する、項目10または11に記載の検出装置。
[項目13]
前記応答ユニットが、具体的には、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路の接続状態に応答して、前記第2のノードと前記第3のノードとの間のSR経路が前記接続状態であることを前記第2のノードに通知する手順、または、
前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路の非接続状態に応答して、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知する手順を行うように構成される、項目10から12のいずれか1項に記載の検出装置。
[項目14]
前記応答ユニットが、具体的には、
前記経路検出パケットに対する応答パケットを前記第2のノードに送信する手順をスキップする方法で、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知する手順、または
前記経路検出パケットに対する応答パケットを前記第2のノードに送信する方法で、前記第2のノードと前記第3のノードとの間の前記SR経路が前記非接続状態であることを前記第2のノードに通知する手順を行うように構成される、項目13に記載の検出装置。
[項目15]
前記経路検出パケットが、シームレスな双方向フォワーディング検出SBFDパケットであり、前記受信ユニットが、具体的には、前記第2のノードから前記第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリングSR-TEポリシトンネルに基づいて前記経路検出パケットを受信するように構成される、項目10から14のいずれか1項に記載の検出装置。
[項目16]
検出装置であって、前記検出装置が第2のノードとして使用され、前記第2のノードが、
経路検出パケットを第1のノードに送信するように構成される送信ユニットであって、前記経路検出パケットが、前記第1のノードと前記第2のノードとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を検出するために使用される、送信ユニットと、
前記経路検出パケットに対する前記第1のノードの応答に基づいて、前記第2のノードと第3のノードとの間のセグメントルーティングSR経路の接続性を決定するように構成される決定ユニットとを有する、検出装置。
[項目17]
前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第1のノードであるか、または前記経路検出パケットのターゲット受信エンドポイントが前記第3のノードではない、項目16に記載の検出装置。
[項目18]
前記経路検出パケットが、シームレスな双方向フォワーディング検出SBFDパケットであり、前記送信ユニットが、具体的には、前記第2のノードから前記第3のノードへのセグメントルーティングトラフィックエンジニアリングSR-TE)ポリシトンネルに基づいて、前記経路検出パケットを前記第1のノードに送信するように構成される、項目16または17に記載の検出装置。
[項目19]
検出装置であって、前記検出装置が第1のノードとして使用され、前記第1のノードが、
プロセッサと、メモリと、バスと、入力/出力デバイスとを有し、
前記プロセッサが、前記メモリおよび前記入力/出力デバイスに接続され、
前記バスが、前記プロセッサ、前記メモリ、および前記入力/出力デバイスに個別に接続され、
前記プロセッサが、項目1から6のいずれか1項に記載の方法を実行する、検出装置。
[項目20]
検出装置であって、前記検出装置が第2のノードとして使用され、前記第2のノードが、
プロセッサと、メモリと、バスと、入力/出力デバイスとを有し、
前記プロセッサが、前記メモリおよび前記入力/出力デバイスに接続され、
前記バスが、前記プロセッサ、前記メモリ、および前記入力/出力デバイスに個別に接続され、
前記プロセッサが、項目7から9のいずれか1項に記載の方法を実行する、検出装置。
[項目21]
前記コンピュータ記憶媒体が命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータが、項目1から9のいずれか1項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ記憶媒体。
[項目22]
前記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータが、項目1から9のいずれか1項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10