(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-08
(45)【発行日】2024-05-16
(54)【発明の名称】色パラメーター生成装置、実行装置および色パラメーター生成プログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/48 20060101AFI20240509BHJP
G06T 1/00 20060101ALI20240509BHJP
【FI】
H04N1/48
G06T1/00 510
(21)【出願番号】P 2020091312
(22)【出願日】2020-05-26
【審査請求日】2023-03-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 大庸
【審査官】橋爪 正樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-134774(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/46- 1/64
G06T 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
見本画像の読取情報である読取画像に基づいて前記見本画像の印刷に用いる色パラメーターを生成する色パラメーター生成部と、
前記読取画像の所定位置でのフレアの度合いを判定する判定部と、
前記判定部により判定された
フレアの度合いに基づいて、前記所定位置における前記色パラメーターを補正するための所定処理
であって、前記判定されたフレアの度合いよりもフレアの度合いを小さくするための所定処理を実行する実行部と、
を備える色パラメーター生成装置。
【請求項2】
前記実行部は、前記所定位置における前記色パラメーターを補正するか否かについてユーザーに選択させるよう、前記ユーザーに報知する処理を実行する、
請求項1に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記読取画像における複数の所定位置のそれぞれでの前記フレアの度合いを判定し、
前記実行部は、前記複数の所定位置のそれぞれの前記フレアの度合いに基づいて前記所定処理を実行する、
請求項1または請求項2に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項4】
前記実行部は、前記複数の所定位置のうち、前記所定処理を実行する実行所定位置を、前記フレアの度合い毎にグルーピングする、
請求項3に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記所定位置での前記フレアの影響度と、所定画像に基づいて算出されたフレアの影響度とを比較して前記フレアの度合いを判定する、
請求項1~4の何れか1項に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項6】
前記フレアの影響度は、対象となる色に係る
所定のパッチを含む
領域であって、
前記所定のパッチを取り囲む、設定された数のパッチを含む領域における色値の平均値に基づく、
請求項5に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項7】
前記実行部は、前記所定位置の色に基づいて前記所定処理を実行するか否かについて判定する、
請求項1~6の何れか1項に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項8】
前記実行部は、前記所定位置の前記フレアの度合いに応じて、自動で前記色パラメーターの補正指令実行処理を前記所定処理として実行する、
請求項1~7の何れか1項に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項9】
前記実行部は、ユーザーが指定した前記読取画像の位置に係る色パラメーターの補正に用いる色パラメーター
の色域を前記読取画像の中から前記ユーザーが選択できるように、前記読取画像の選択可能範囲を制限する処理を実行する、
請求項1~8の何れか1項に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項10】
前記判定部は、前記読取画像内に、前記ユーザーが指定した前記読取画像の位置に係る色と同じ色域がある場合、前記同じ色域の部分の前記フレアの度合いを判定し、
前記実行部は、当該色域の部分において、前記フレアの度合いが所定の閾値より小さいと判定された場合、当該色域の部分のみを、前記ユーザーに選択させるよう、前記選択可能範囲を制限する、
請求項9に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項11】
前記色パラメーター生成部は、前記実行部の実行結果に基づいて、前記読取画像に基づく第1色パラメーターを第2色パラメーターに補正する、
請求項1~10の何れか1項に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項12】
前記色パラメーター生成部は、前記フレアの度合いを打ち消すように前記第2色パラメーターを生成する、
請求項11に記載の色パラメーター生成装置。
【請求項13】
見本画像の読取情報である読取画像に基づいて前記見本画像の印刷に用いる色パラメーターを生成する色パラメーター生成装置に関する実行装置であって、
前記読取画像の所定位置でのフレアの度合いを判定する判定部と、
前記判定部により判定された
フレアの度合いに基づいて、前記所定位置における前記色パラメーターを補正するための所定処理
であって、前記判定されたフレアの度合いよりもフレアの度合いを小さくするための所定処理を実行する実行部と、
を備える実行装置。
【請求項14】
色パラメーター生成装置の色パラメーター生成プログラムであって、
コンピューターに、
見本画像の読取情報である読取画像に基づいて前記見本画像の印刷に用いる色パラメーターを生成する色パラメーター生成処理と、
前記読取画像の所定位置でのフレアの度合いを判定する判定処理と、
判定した
フレアの度合いに基づいて、前記所定位置における前記色パラメーターを補正するための所定処理
であって、前記判定したフレアの度合いよりもフレアの度合いを小さくするための所定処理を実行する実行処理と、
を実行させる色パラメーター生成プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、色パラメーター生成装置、実行装置および色パラメーター生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷物の見本となる見本画像を画像読取装置(例えば、スキャナー)で読み取り、その読取情報に基づいて、画像形成装置において当該印刷物を形成する際の色パラメーターを生成する装置が知られている。
【0003】
画像読取装置(例えば、スキャナー)や画像形成装置等のデバイスでは、デバイスが出力する色値(RGB値やCMYK値)が、そのデバイスに依存した色値になる。そのため、画像読取装置の読取情報に係る色値と、画像形成装置が出力する色値とが一致しないことがあるので、これらの装置間で色値の情報の受け渡しが行われる場合、これらの色値をデバイスに依存しない色値に色変換する所定の色変換テーブル(デバイスプロファイル)を用いて色変換が行われる。
【0004】
上記の見本画像に係る画像形成装置における色パラメーターを生成する装置においては、画像読取装置に係るスキャナープロファイル等のデバイスプロファイルを用いて、画像形成装置における色パラメーターを生成する。
【0005】
ところで、画像読取装置においては、画像を読み取った際に、その読取画像がフレアの影響を受ける。フレアは、読み取る画像の各領域の反射光と、乱反射に起因する各領域の周辺からの反射光とが混ざり合った色情報を画像読取装置が取得する現象である。
【0006】
スキャナープロファイルは、複数色のパッチが配列されたチャート画像を読み取った色値に基づいて作成されるので、スキャナープロファイルで設定される色のそれぞれにおいては、パッチの配列に基づくフレアの影響を受けたものとなっている。
【0007】
例えば、特許文献1では、スキャナープロファイルを作成する際のチャート画像におけるパッチの並び順が、各色におけるフレアの影響度が均一化されるように変更された構成が知られている。これによって、各色においてフレアの影響度がばらつくことを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、色パラメーターを生成する装置が読み取る見本画像と、スキャナープロファイルを作成する際のチャート画像とは、互いに異なる画像である。そのため、見本画像の読み取り情報である読取画像の所定位置におけるフレアの影響度が、スキャナープロファイルの当該所定位置に対応する色のフレアの影響度と異なる場合、当該所定位置において正確な色パラメーターを生成できないおそれがあった。特に、読取画像の所定位置に用いる色がフレアの影響を強く受けている場合、当該見本画像に係る印刷物が誤った色で印刷されるおそれがあった。
【0010】
本発明の目的は、読取画像に基づく色パラメーターを正確に生成することが可能な色パラメーター生成装置、実行装置および色パラメーター生成プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る色パラメーター生成装置は、
見本画像の読取情報である読取画像に基づいて前記見本画像の印刷に用いる色パラメーターを生成する色パラメーター生成部と、
前記読取画像の所定位置でのフレアの度合いを判定する判定部と、
前記判定部により判定されたフレアの度合いに基づいて、前記所定位置における前記色パラメーターを補正するための所定処理であって、前記判定されたフレアの度合いよりもフレアの度合いを小さくするための所定処理を実行する実行部と、
を備える。
【0012】
本発明に係る実行装置は、
見本画像の読取情報である読取画像に基づいて前記見本画像の印刷に用いる色パラメーターを生成する色パラメーター生成装置に関する実行装置であって、
前記読取画像の所定位置でのフレアの度合いを判定する判定部と、
前記判定部により判定されたフレアの度合いに基づいて、前記所定位置における前記色パラメーターを補正するための所定処理であって、前記判定されたフレアの度合いよりもフレアの度合いを小さくするための所定処理を実行する実行部と、
を備える。
【0013】
本発明に係る色パラメーター生成プログラムは、
色パラメーター生成装置の色パラメーター生成プログラムであって、
コンピューターに、
見本画像の読取情報である読取画像に基づいて前記見本画像の印刷に用いる色パラメーターを生成する色パラメーター生成処理と、
前記読取画像の所定位置でのフレアの度合いを判定する判定処理と、
判定したフレアの度合いに基づいて、前記所定位置における前記色パラメーターを補正するための所定処理であって、前記判定したフレアの度合いよりもフレアの度合いを小さくするための所定処理を実行する実行処理と、
を実行させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、読取画像に基づく色パラメーターを正確に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施の形態に係る色パラメーター生成装置が適用された印刷システムの概略構成を示す図である。
【
図2】フレア影響度の算出について説明するための図である。
【
図3A】所定処理が実行された外部装置の表示画面の一例を示す図である。
【
図3B】所定処理が実行された外部装置の表示画面の一例を示す図である。
【
図4A】読取色値と第3色値とに基づく色変換テーブルの生成について説明するための図である。
【
図4B】第1ターゲットプロファイルの生成について説明するための図である。
【
図5】第2ターゲットプロファイルの生成について説明するための図である。
【
図6】色パラメーター生成装置における色パラメーター生成制御の動作例を示すフローチャートである。
【
図7】色パラメーター生成装置における色パラメーター生成制御の動作例を示すフローチャートである。
【
図8】読取色値の補正について説明するための図である。
【
図9】色パラメーター生成装置における色パラメーター生成制御の動作例を示すフローチャートである。
【
図10】所定処理が実行された外部装置の表示画面の一例を示す図である。
【
図11】色パラメーター生成装置における制限制御の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る色パラメーター生成装置100が適用された印刷システム1の概略構成を示す図である。
【0017】
図1に示すように、印刷システム1は、公知の通信ネットワークNを介して外部装置2(例えば、パーソナルコンピューター等のコンピューター装置)に接続され、外部装置2のユーザーから入力された印刷ジョブに基づいて印刷を行うシステムである。
【0018】
印刷システム1は、例えば見本画像に基づいて、印刷物が見本画像の色と一致するように、色パラメーターを調整して印刷を行うことが可能なシステムである。見本画像は、印刷ジョブにおける画像データの見本となる画像であり、予め記録媒体に形成された画像である。
【0019】
印刷システム1は、画像形成装置10と、画像読取装置20と、色パラメーター生成装置100とを有する。画像形成装置10、画像読取装置20および色パラメーター生成装置100は、通信ネットワークNを介して接続されている。
【0020】
画像形成装置10は、色パラメーター生成装置100を介して印刷ジョブに基づく画像データを取得し、当該画像データに基づく出力画像を記録媒体に形成する。画像形成装置10は、操作表示部11、画像処理部12、画像形成部13および制御部14等を備える。
【0021】
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置10の各ブロック等の動作を集中制御する。
【0022】
操作表示部11は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部および操作部として機能する。表示部は、制御部14から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部14に出力する。
【0023】
画像処理部12は、予め作成されたプリンタープロファイルおよび、ターゲットプロファイルを用いて色変換を行う。
【0024】
プリンタープロファイルには、画像形成装置10に依存する第1色値(例えば、CMYK値等)と、第2色値(例えば、L*a*b*値)とが対応付けられている。プリンタープロファイルは、予め設定されて、記憶部等に記憶されている。
【0025】
第2色値は、画像形成装置10や、後述する画像読取装置20等、デバイスに依存しない色値でありは、例えば、外部の測色装置によって測色された色値である。
【0026】
ターゲットプロファイルは、上記の第2色値と、所定の規格に準拠した規格色値(例えば、CMYK値等)とが対応付けられたものが記憶部等に記憶されている。画像処理部12では、後述する色パラメーター生成装置100によって、画像読取装置20に読み取られた読取色値に基づいて修正、または、補正された第1ターゲットプロファイルおよび第2ターゲットプロファイルが用いられる。
【0027】
画像処理部12は、プリンタープロファイルおよびターゲットプロファイルを介して色変換を行い、色変換後の画像データに対して階調処理等の画像処理を行い、画像形成部13に出力する。
【0028】
画像形成部13は、画像処理後の画像データに基づいて、画像形成装置10の印刷方式(例えば、レーザー方式またはインクジェット方式等)による画像形成を記録媒体に行う。
【0029】
画像読取装置20は、例えばスキャナーであり、記録媒体に形成された画像を読み取り、読取情報となる読取画像の各色値(例えば、RGB値)を出力する。記録媒体に形成された画像としては、例えば、スキャナープロファイルを生成するためのチャート画像や、上記した見本画像等が挙げられる。チャート画像は、例えば複数色のパッチ画像が配列された画像(カラーチャート)である。
【0030】
色パラメーター生成装置100は、例えばパーソナルコンピューター等のコンピューター装置であり、CPU、ROM、RAM等を備える。色パラメーター生成装置100は、スキャナープロファイル生成部110と、判定部120と、実行部130と、色パラメーター生成部140とを有しており、画像形成装置10における読取画像に基づく画像形成に用いる色パラメーターを生成する。
【0031】
スキャナープロファイル生成部110は、画像読取装置20で読み取った読取画像の読取色値と、画像読取装置20等に依存しない、上記の第2色値(例えば、L*a*b*値)とを対応付けたスキャナープロファイルを生成する。
【0032】
スキャナープロファイル生成部110は、画像読取装置20から、上述したスキャナープロファイルを生成するためのチャート画像の読取画像の各読取色値(例えば、RGB値)を取得して、第2色値(L*a*b*値)と対応付けたテーブルを生成することでスキャナープロファイルを生成する。スキャナープロファイルは、図示しない記憶部等に記憶される。
【0033】
また、スキャナープロファイル生成部110は、チャート画像に係る読取色値毎にフレアの影響度(以下、フレア影響度)を算出して、スキャナープロファイルの各読取色値に対応付ける。フレアは、例えば読取画像の任意の位置の反射光と、乱反射に起因する当該位置の周辺からの反射光とが混ざり合った色情報を画像読取装置が取得する現象である。
【0034】
フレア影響度は、対象となる色に係る位置を含む、当該位置の周辺領域における色値の平均値に基づいて算出され、例えば記憶部等に記憶されている。フレア影響度は、例えば、チャート画像の読取画像における所定のパッチから取得された読取色値(RGB値)を含む周辺パッチの各読取色値の平均値として算出される。周辺パッチは、例えば、所定のパッチと、所定のパッチを取り囲む複数のパッチとで構成されるパッチ群である。周辺パッチを構成するパッチの数は任意に設定可能である。
【0035】
例えば、
図2に示すように、周辺パッチを構成するパッチの数が9であるとすると、所定のパッチは、3×3のパッチ群の中心に位置する。そして、周辺パッチの各読取色値の平均値は、所定のパッチを含む、9つのパッチの読取色値の平均値となる。
【0036】
なお、例えば特許文献1のように、フレア影響度が各色において均一になるように、チャート画像を設定しても良い。こうすることにより、スキャナープロファイルに係る各色のフレア影響度のバラツキを抑制することができるので、正確に色変換を行いやすくすることができる。
【0037】
判定部120は、見本画像の読取情報に係る読取画像の複数の所定位置でのフレアの度合いを判定する。所定位置は、例えば、所定の領域(例えば、10画素×10画素の範囲)内の中心座標位置を示す。なお、所定の領域を定めるのは、位置ずれ等の誤差を考慮するためである。
【0038】
まず、判定部120は、所定位置でのフレア影響度を算出する。判定部120が算出するフレア影響度(以下、第1フレア影響度)は、上記の中心座標位置に係る画素の読取色値を含む周辺画素の全画素の読取色値の平均値である。なお、周辺画素の数は、スキャナープロファイルにおいて算出されたフレア影響度(以下、第2フレア影響度)と同一の条件で設定される。
【0039】
そして、判定部120は、算出した第1フレア影響度と、スキャナープロファイルで設定されている第2フレア影響度とを比較し、第1フレア影響度と第2フレア影響度との差分値(フレアの度合い)が所定の閾値より大きいか否かについて判定する。判定部120は、所定位置毎に上記の判定処理を行う。
【0040】
所定の閾値は、見本画像に係る読取画像におけるフレア影響度が、チャート画像に係る読取画像におけるフレア影響度に対して、比較的大きくなっていることを示す指標となる値であり、適宜設定可能である。
【0041】
実行部130は、判定部120により判定されたフレアの度合いに基づいて、所定位置におけるターゲットプロファイル(色パラメーター)を補正するための所定処理を実行する。実行部130は、フレアの度合いが所定の閾値より大きい場合、所定処理を実行する。
【0042】
所定処理としては、所定位置における色パラメーターを補正するか否かについてユーザーに選択させるよう、ユーザーに報知する処理である。
【0043】
報知する処理としては、ユーザーに外部装置2の画面に表示させる処理や、外部装置2から音声を発生させる処理等が挙げられる。
【0044】
実行部130は、例えば、複数の所定位置のうち、所定処理を実行すると判定された実行所定位置を、フレアの度合い毎にグルーピングする。フレアの度合いは、例えば、高、中、低の3段階のレベルで区別される。
【0045】
フレアの度合いが高であるとは、フレアによる影響がかなり大きいことを示す。フレアの度合いが低であるとは、フレアの度合いが高である場合よりも大きくはないが、フレアによる影響が比較的大きいことを示す。フレアの度合いが中であるとは、フレアによる影響が、フレアの度合いが高である場合より小さく、フレアの度合いが低である場合よりも大きいことを示す。
【0046】
実行部130は、例えば、
図3Aに示すように、所定処理として、フレア度合いを星、四角、三角等で示した図形を読取画像に重ねて外部装置2の表示画面2Aに表示させる。
図3Aでは、星が、フレア度合いが高であることを示し、四角が、フレア度合いが中であることを示し、三角が、フレア度合いが低であることを示している。
【0047】
そして、
図3Bに示すように、ユーザーがカーソルを操作して、図形に合わせると、実行部130は、色パラメーターを補正するか否かの選択指令を、表示画面2Aに表示させる。
【0048】
こうすることで、ユーザーにフレアの影響を強く受けている位置を容易に知らせることができる。そして、ユーザーが補正実行の有無を選択できるので、ユーザーの好みに応じた、見本画像に基づく印刷物を生成することができる。
【0049】
色パラメーター生成部140は、上記の見本画像の読取情報に係る読取画像に基づいて、見本画像の印刷に用いる色パラメーターを生成する。具体的には、
図4Aに示すように、色パラメーター生成部140は、見本画像の画像データに基づいて、見本画像の各位置における第3色値(例えば、CMYK値)を抽出する。
【0050】
色パラメーター生成部140は、画像読取装置20から見本画像に基づく読取画像の各位置における読取色値(RGB値)を取得し、スキャナープロファイルを用いて第2色値(L*a*b*値)に変換する。
【0051】
そして、色パラメーター生成部140は、第3色値と第2色値とを対応付けた色変換テーブルを生成して、予め設定されたターゲットプロファイルを修正する。
図4Aでは、第3色値に係るC、M、Y、Kのそれぞれが、A、B、C、D(任意の値)であり、それらに対応する読取色値に係るL*、a*、b*のそれぞれが、X1、Y1、Z1(任意の値)である例が示されている。
【0052】
具体的には、
図4Bに示すように、色パラメーター生成部140は、見本画像で用いられる色に係る第3色値と、ターゲットプロファイルに係る、見本画像に用いられる色に対応する規格色値とを照らし合わせて、ターゲットプロファイルに設定されている第2色値を読取色値に修正する。
【0053】
つまり、色パラメーター生成部140は、読取画像の各位置における読取色値に基づいて、第1ターゲットプロファイル(第1色パラメーター)を生成する。
図4Bでは、ターゲットプロファイルの規格色値(CMYK値)がA、B、C、Dであるものに対応する第2色値に係るL*、a*、b*のそれぞれが、X、Y、Z(任意の値)である例が示されている。
図4Bに示す例では、ターゲットプロファイルの第2色値であるX、Y、Zが、第1ターゲットプロファイルでは、
図4Aに示す読取色値であるX1、Y1、Z1に修正されている。
【0054】
色パラメーター生成部140は、ユーザーより、見本画像に係る読取画像の所定位置の色パラメーターを補正する指令を受けた場合、第1色パラメーター(第1ターゲットプロファイル)を、当該第1色パラメーターとは異なる第2色パラメーターに補正する。言い換えると、色パラメーター生成部140は、実行部130の実行結果に基づいて読取画像の所定位置の第1色パラメーターを第2色パラメーターに補正する。
【0055】
第2色パラメーターは、例えば、補正対象となる所定位置における色値、つまり、第1フレア影響度である色パラメーターを、第1フレア影響度と第2フレア影響度との差分値(フレアの度合い)が打ち消されるような色値とした色パラメーターである。
【0056】
補正対象となる所定位置とは、上記のように実行部130によってユーザーに報知されて、ユーザーが補正すると選択した位置を示す。
【0057】
これは、
図3Bにおいて、ユーザーが「YES」を選択した場合、その所定位置が、補正対象となる所定位置となり、この場合、色パラメーター生成部140は、当該所定位置における第1色パラメーターを第2色パラメーターに補正する。
【0058】
なお、ユーザーが「NO」を選択した場合、色パラメーター生成部140は、その所定位置における色パラメーターの補正を行わない。
【0059】
色パラメーター生成部140は、補正対象となる所定位置における色値を、第1フレア影響度と第2フレア影響度との差分値が打ち消されるように補正する。色パラメーター生成部140は、上記のターゲットプロファイル(色パラメーター)に補正した色値を反映させる。
【0060】
具体的には、
図5に示すように、色パラメーター生成部140は、例えば第1ターゲットプロファイルとは別に、補正対象となる所定位置に対応した第2ターゲットプロファイルを生成する。そして、画像形成装置10では、フレアの影響を受けていない位置における色変換を行う際、第1ターゲットプロファイルを用い、当該所定位置における色変換を行う際、第2ターゲットプロファイルを用いる。
【0061】
図5に示す例では、第1ターゲットプロファイルにおける第2色値であるX1、Y1、Z1が、第2ターゲットプロファイルでは、X2、Y2、Z2(任意の値)に補正されている。
【0062】
このようにすることで、見本画像に基づく色パラメーターを正確に生成することができ、ひいては当該色パラメーターによる印刷物を生成することができる。
【0063】
以上のように構成された色パラメーター生成装置100における色パラメーター生成制御の動作例について説明する。
図6は、色パラメーター生成装置100における色パラメーター生成制御の動作例を示すフローチャートである。
図6における処理は、例えば、色パラメーター生成装置100が外部装置2から印刷ジョブの実行指令を受け付けた際に適宜実行される。
【0064】
図6に示すように、色パラメーター生成装置100は、画像読取装置20から見本画像に基づく読取画像を取得し(ステップS101)、各所定位置のフレアの度合いを判定する(ステップS102)。
【0065】
次に、色パラメーター生成装置100は、フレアの度合いが高い位置があるか否かについて判定する(ステップS103)。具体的には、色パラメーター生成装置100は、フレアの度合いが所定の閾値より大きい位置があるか否かについて判定する。
【0066】
判定の結果、フレアの度合いが高い位置がない場合(ステップS103、NO)、色パラメーター生成装置100は、第1ターゲットプロファイルを生成する(ステップS104)。なお、第1ターゲットプロファイルは、読取画像を取得した後(ステップS101の後)に生成しても良い。
【0067】
一方、フレアの度合いが高い位置がある場合(ステップS103、YES)、色パラメーター生成装置100は、補正実行の有無を選択させる報知処理を実行する(ステップS105)。
【0068】
次に、色パラメーター生成装置100は、補正実行指令があるか否かについて判定する(ステップS106)。判定の結果、補正実行指令がない場合(ステップS106、NO)、処理はステップS104に遷移する。
【0069】
一方、補正実行指令がある場合(ステップS106、YES)、色パラメーター生成装置100は、第2ターゲットプロファイルを生成する(ステップS107)。なお、ステップS107においては、第1ターゲットプロファイルも生成する。ステップS104またはステップS107の後、本制御は終了する。
【0070】
以上のように構成された本実施の形態によれば、読取画像の所定位置におけるフレアの度合いに基づいて、所定位置における色パラメーターを補正するための所定処理を実行する。具体的には、実行部130が、所定位置における色パラメーターを補正するか否かについて選択させるようにユーザーに報知する処理を実行するので、ユーザーが補正すると選択した場合、色パラメーター生成部140が、所定位置における色パラメーターを補正する。
【0071】
その結果、チャート画像と見本画像とで、読取画像のフレア影響度が異なる場合において、それぞれのフレア影響度の差異を吸収することができるので、見本画像に係る読取画像に基づく色パラメーターを正確に生成することができる。
【0072】
また、ユーザーに所定位置における色パラメーターを補正するか否かについて選択させるように報知するので、所定位置がフレアの影響を受けているかをユーザーが確認した上で、色パラメーターの補正の実行の有無が選択される。その結果、ユーザーが想定する印刷物に基づく色パラメーターを生成することができる。
【0073】
また、実行部130が、複数の所定位置を、フレアの度合い毎にグルーピングするので、位置毎のフレアの度合いをユーザーが容易に認識することができる。
【0074】
なお、上記実施の形態では、実行部130が、読取画像における所定位置のフレアの度合いが所定の閾値より大きい場合、所定処理を実行していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、実行部130が、所定位置の色に基づいて、所定処理を実行するか否かについて判定しても良い。
【0075】
具体的には、実行部130は、所定位置の色が、例えば黒のような、フレアの影響を受けにくい所定色である場合、所定処理を実行しないと判定し、当該所定処理を実行しない。
【0076】
そして、色パラメーター生成部140は、読取画像における所定色に係る読取色値を第1ターゲットプロファイルに反映する。
【0077】
こうすることにより、所定色についてはユーザーの判断等を介することなく、色パラメーターを生成することができるので、色パラメーターの生成工程を簡易にすることができる。
【0078】
次に、この実施の形態に係る色パラメーター生成装置100における色パラメーター生成制御の動作例について説明する。
図7は、色パラメーター生成装置100における色パラメーター生成制御の動作例を示すフローチャートである。
図7における処理は、例えば、色パラメーター生成装置100が外部装置2から印刷ジョブの実行指令を受け付けた際に適宜実行される。
【0079】
図7に示すように、色パラメーター生成装置100は、画像読取装置20から見本画像に基づく読取画像を取得し(ステップS201)、各所定位置のフレアの度合いを判定する(ステップS202)。
【0080】
次に、色パラメーター生成装置100は、フレアの度合いが高い位置があるか否かについて判定する(ステップS203)。具体的には、色パラメーター生成装置100は、フレアの度合いが所定の閾値より大きい位置があるか否かについて判定する。
【0081】
判定の結果、フレアの度合いが高い位置がない場合(ステップS203、NO)、色パラメーター生成装置100は、第1ターゲットプロファイルを生成する(ステップS204)。
【0082】
一方、フレアの度合いが高い位置がある場合(ステップS203、YES)、色パラメーター生成装置100は、フレアの度合いが高い位置が所定色であるか否かについて判定する(ステップS205)。
【0083】
判定の結果、フレアの度合いが高い位置が所定色である場合(ステップS205、YES)、処理はステップS204に遷移する。一方、フレアの度合いが高い位置が所定色ではない場合(ステップS205、NO)、色パラメーター生成装置100は、補正実行の有無を選択させる報知処理を実行する(ステップS206)。
【0084】
次に、色パラメーター生成装置100は、補正実行指令があるか否かについて判定する(ステップS207)。判定の結果、補正実行指令がない場合(ステップS207、NO)、処理はステップS204に遷移する。
【0085】
一方、補正実行指令がある場合(ステップS207、YES)、色パラメーター生成装置100は、第2ターゲットプロファイルを生成する(ステップS208)。なお、ステップS208においては、第1ターゲットプロファイルも生成する。ステップS204またはステップS208の後、本制御は終了する。
【0086】
このような構成であっても、読取画像に基づく色パラメーターを正確に生成することができる。
【0087】
また、実行部130が読取画像の所定位置のフレアの度合いに応じて、自動で色パラメーターの補正指令処理を所定処理として実行しても良い。
【0088】
例えば、読取画像におけるフレアの度合いが、例えば、第1レベル以上であり、第2レベル未満である場合、実行部130が、上記の補正指令処理を色パラメーター生成部140に実行する。
【0089】
第1レベルは、例えば、フレアの度合いが比較的高いが、ユーザーから見ると、フレアの度合いを判断しにくい程度のレベルであり、適宜設定可能である。第2レベルは、例えば、フレアの度合いが高く、かつ、ユーザーから見ても、フレアの度合いを明確に判断できる程度のレベルであり、適宜設定可能である。
【0090】
この場合、色パラメーター生成部140は、読取色値を補正する。例えば、
図8に示すように、読取画像に基づく読取色値(L*a*b*値)が10、0、0であり、ターゲットプロファイルにおける対応する色値が8、0、0であったとする。
【0091】
ここで、当該読取色値に基づく位置のフレアの度合いが第1レベル以上であり、第2レベル未満である場合、色パラメーター生成部140は、読取色値を例えば、色変換テーブルとターゲットプロファイルとの平均値である9、0、0に補正する。こうすることにより、ユーザーの判断等を介することなく、色パラメーターを生成することができるので、色パラメーターの生成工程を簡易にすることができる。
【0092】
次に、この実施の形態に係る色パラメーター生成装置100における色パラメーター生成制御の動作例について説明する。
図9は、色パラメーター生成装置100における色パラメーター生成制御の動作例を示すフローチャートである。
図9における処理は、例えば、色パラメーター生成装置100が外部装置2から印刷ジョブの実行指令を受け付けた際に適宜実行される。
【0093】
図9に示すように、色パラメーター生成装置100は、画像読取装置20から見本画像に基づく読取画像を取得し(ステップS301)、各所定位置のフレアの度合いを判定する(ステップS302)。
【0094】
次に、色パラメーター生成装置100は、フレアの度合いが第1レベル未満であるか否かについて判定する(ステップS303)。判定の結果、フレアの度合いが第1レベル未満である場合(ステップS303、YES)、色パラメーター生成装置100は、第1ターゲットプロファイルを生成する(ステップS304)。
【0095】
一方、フレアの度合いが第1レベル以上である場合(ステップS303、NO)、色パラメーター生成装置100は、フレアの度合いが第2レベル未満であるか否かについて判定する(ステップS305)。
【0096】
判定の結果、フレアの度合いが第2レベル以上である場合(ステップS305、NO)、色パラメーター生成装置100は、補正実行の有無を選択させる報知処理を実行する(ステップS306)。
【0097】
次に、色パラメーター生成装置100は、補正実行指令があるか否かについて判定する(ステップS307)。判定の結果、補正実行指令がない場合(ステップS307、NO)、処理はステップS304に遷移する。
【0098】
一方、補正実行指令がある場合(ステップS307、YES)、色パラメーター生成装置100は、第2ターゲットプロファイルを生成する(ステップS308)。なお、ステップS308においては、第1ターゲットプロファイルも生成する。
【0099】
ステップS305の判定に戻り、フレアの度合いが第2レベル未満である場合(ステップS305、YES)、色パラメーター生成装置100は、読取色値を補正し(ステップS309)、処理はステップS304に遷移する。ステップS304またはステップS308の後、本制御は終了する。
【0100】
このような構成であっても、読取画像に基づく色パラメーターを正確に生成することができる。また、
図9では、フレアの度合いに応じてユーザーに補正の有無の選択について報知するか、自動で補正するかを判定しているが、フレアの度合いに関係なく、自動で補正するような構成であっても良い。
【0101】
また、実行部130は、ユーザーが指定した読取画像の位置に係る色パラメーターの補正に用いる色パラメーターを読取画像の中からユーザーが選択できるように、読取画像の選択可能範囲を制限する処理を実行しても良い。
【0102】
例えば、見本画像内における人の顔等、見本画像内の特定箇所を正確に印刷物に再現したい色または位置をユーザーが指定する場合がある。この場合、判定部120は、ユーザーが指定した色または、位置に係る色と同じ色域(例えば、ユークリッド距離で15の範囲内等)が読取画像内にあるか否かについて判定する。
【0103】
判定部120は、読取画像内にユーザーが指定した色または、位置に係る色と同じ色域があると判定した場合、当該同じ色域の部分についてフレアの度合いを判定する。
【0104】
そして、実行部130は、当該色域の部分において、フレアの度合いが所定の閾値より小さいと判定された場合、当該色域の部分のみを、ユーザーに選択させるよう、読取画像の選択可能範囲を制限する。
【0105】
例えば、
図10に示すように、当該色域の位置以外の位置を暗く表示するようにして、ユーザーが補正したい箇所として選択できないようにする。こうすることにより、ユーザーが指定した色において、フレアの度合いが小さい箇所をユーザーが容易に認識することができる。その結果、フレアの度合いが小さい箇所が優先して選択されるので、ユーザーが見本画像内の正確に印刷物に再現したい箇所に、当該箇所と同じ色域のフレアの度合いが小さい位置に合わせた色パラメーターを適用することができる。その結果、当該箇所を印刷物に正確に再現することができる。
【0106】
次に、この実施の形態に係る色パラメーター生成装置100における制限制御の動作例について説明する。
図11は、色パラメーター生成装置100における制限制御の動作例を示すフローチャートである。
図11における処理は、例えば、色パラメーター生成装置100が外部装置2から印刷ジョブの実行指令を受け付けた際に適宜実行される。
【0107】
図11に示すように、色パラメーター生成装置100は、ユーザーから色を指定する指令を取得する(ステップS401)。色パラメーター生成装置100は、指定された色と同じ色域のフレアの度合いを判定する(ステップS402)。
【0108】
色パラメーター生成装置100は、指定された色と同じ色域においてフレアの度合いが所定の閾値より低い位置があるか否かについて判定する(ステップS403)。判定の結果、フレアの度合いが低い位置がない場合(ステップS403、NO)、本制御は終了する。
【0109】
一方、フレアの度合いが低い位置がある場合(ステップS403、YES)、色パラメーター生成装置100は、選択可能な箇所を制限する(ステップS404)。その後、本制御は終了する。なお、この後に色パラメーターの生成が行われる。
【0110】
このような構成であっても、読取画像に基づく色パラメーターを正確に生成することができる。
【0111】
また、上記実施の形態では、色パラメーター生成装置100がパーソナルコンピューターであったが、本発明はこれに限定されず、例えば、サーバー等のコンピューター装置でも良いし、画像形成装置等に搭載されたコンピューター装置でも良い。
【0112】
また、上記実施の形態では、色パラメーター生成部140を有する色パラメーター生成装置100が、判定部120および実行部130の機能を有していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、色パラメーター生成部の機能を有しない、実行装置(例えば、パーソナルコンピューター)が判定部および実行部の機能を有していても良い。
【0113】
また、上記実施の形態では、色パラメーター生成装置がスキャナープロファイル生成部を有していたが、本発明はこれに限定されず、スキャナープロファイル生成部を有していなくても良い。
【0114】
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0115】
1 印刷システム
2 外部装置
10 画像形成装置
11 操作表示部
12 画像処理部
13 画像形成部
14 制御部
20 画像読取装置
100 色パラメーター生成装置
110 スキャナープロファイル生成部
120 判定部
130 実行部
140 色パラメーター生成部