(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-08
(45)【発行日】2024-05-16
(54)【発明の名称】情報処理装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04817 20220101AFI20240509BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20240509BHJP
G06F 9/451 20180101ALI20240509BHJP
【FI】
G06F3/04817
H04N1/00 350
G06F9/451
(21)【出願番号】P 2020118571
(22)【出願日】2020-07-09
【審査請求日】2023-06-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】弁理士法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高橋 雄一
【審査官】▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-178079(JP,A)
【文献】特開2012-008927(JP,A)
【文献】特開2008-093871(JP,A)
【文献】特開2013-054304(JP,A)
【文献】特開2013-255149(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04817
H04N 1/00
G06F 9/451
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを有し、前記プロセッサは、
端末に実行させる機
能を選択する
ためのユーザの操作を受付ける画面を取得し、
取得した前記画面における、前記機能のそれぞれを示す画像の配列に変化が生じた場合に、該変化に関する情報
の通知先となるユーザを、過去に前記端末を利用した頻度に応じて決定し、
決定した前記ユーザを示す通知先へ前記変化に関する情報を通知する
情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記端末に前記機能のいずれかが追加又は削除されて前記変化が生じた場合に、該機能の情報を前記ユーザに通知する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記情報を通知したユーザが決められた期間内に前記端末を利用しない場合に、該情報を再通知する
請求項1
又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記情報を通知したユーザから決められた期間内に応答がない場合に、該情報を再通知する
請求項1から
3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
プロセッサを有するコンピュータに、
端末に実行させる機
能を選択する
ためのユーザの操作を受付ける画面を取得するステップと、
取得した前記画面における、前記機能のそれぞれを示す画像の配列に変化が生じた場合に、該変化に関する情報
の通知先となるユーザを、過去に前記端末を利用した頻度に応じて決定するステップと、
決定した前記ユーザを示す通知先へ前記変化に関する情報を通知するステップと、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
プログラムをインストールしたことを通知する技術がある。例えば、特許文献1は、複合機等の電子機器の記録媒体に新たなプログラムがインストールされる際にその旨を所定のユーザに通知するインストール通知装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、ユーザに一対一で対応付けられていない複数の端末に、一斉にアプリケーションプログラムをインストールし、又はアンインストールする場合、それらアプリケーションプログラムの起動を受付ける画面のどこが変わったか、ユーザが気づかないことがあった。
【0005】
本発明は、端末に実行させる機能を選択する操作を受付ける画面における、それら機能を示す画像の配列に生じた変化をユーザに気づかせること、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、端末に実行させる機能を選択するためのユーザの操作を受付ける画面を取得し、取得した前記画面における、前記機能のそれぞれを示す画像の配列に変化が生じた場合に、該変化に関する情報の通知先となるユーザを、過去に前記端末を利用した頻度に応じて決定し、決定した前記ユーザを示す通知先へ前記変化に関する情報を通知する情報処理装置である。
【0007】
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の態様において、前記プロセッサは、前記端末に前記機能のいずれかが追加又は削除されて前記変化が生じた場合に、該機能の情報を前記ユーザに通知する情報処理装置である。
【0012】
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項1又は2に記載の態様において、前記プロセッサは、前記情報を通知したユーザが決められた期間内に前記端末を利用しない場合に、該情報を再通知する情報処理装置である。
【0013】
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載の態様において、前記プロセッサは、前記情報を通知したユーザから決められた期間内に応答がない場合に、該情報を再通知する情報処理装置である。
【0014】
本発明の請求項5に係るプログラムは、プロセッサを有するコンピュータに、端末に実行させる機能を選択するためのユーザの操作を受付ける画面を取得するステップと、取得した前記画面における、前記機能のそれぞれを示す画像の配列に変化が生じた場合に、該変化に関する情報の通知先となるユーザを、過去に前記端末を利用した頻度に応じて決定するステップと、決定した前記ユーザを示す通知先へ前記変化に関する情報を通知するステップと、を実行させるプログラムである。
【発明の効果】
【0015】
請求項1、5に係る発明によれば、ユーザは、端末に実行させる機能を選択する操作を受付ける画面における、それら機能を示す画像の配列に生じた変化に気づくことができる。
請求項2に係る発明によれば、ユーザは、機能のいずれかが追加又は削除されたことに気づくことが出来る。
請求項3に係る発明によれば、決められた期間内に端末を利用しなかったユーザは、その端末の画面における変化についての再通知を受ける。
請求項4に係る発明によれば、端末の画面における変化についての通知を受け、かつ、決められた期間内にその通知に応答しなかったユーザは、その変化についての再通知を受ける。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】情報処理システム9の全体構成の例を示す図。
【
図9】端末2において表示されるUI画面の例を示す図。
【
図12】情報処理装置1の機能的構成の例を示す図。
【
図13】情報処理装置1の動作の流れの例を示すフロー図。
【
図15】変形例における情報処理装置1の構成の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
<実施形態>
<情報処理システムの構成>
図1は、情報処理システム9の全体構成の例を示す図である。
図1に示す情報処理システム9は、ユーザの操作を監視するとともに、ユーザがワークフローにおいて使用する文書を管理するシステムである。情報処理システム9は、
図1に示す通り、情報処理装置1、端末2、通信回線3、サーバ装置4、及び通信回線5を有する。
【0018】
情報処理装置1は、端末2におけるユーザ・インタフェース画面(以下、「UI画面」ともいう)の更新を監視してユーザに通知する装置である。UI画面は、端末2に実行させる機能を選択する、ユーザの操作を受付ける画面である。情報処理装置1は、例えば、コンピュータである。
【0019】
端末2は、ユーザの操作を受付けて画像に関する処理を行う端末装置である。
図1に示す端末2は、例えば、画像形成装置、画像読取装置、ファクシミリ、複写機等である。なお、端末2は、スマートフォンやタブレットPC等、ユーザが携帯し、操作して、その操作に応じた処理を行う端末装置であってもよい。
【0020】
サーバ装置4は、端末2にインストールされているアプリケーション・プログラム(以下、「アプリ」ともいう)のアイコンを示すデータ(以下、「アイコンデータ」ともいう)を記憶する装置である。サーバ装置4は、例えば、情報処理装置1の要求に応じて上述したアイコンデータを提供する。アプリは、端末2を操作するユーザによって起動されることにより、そのユーザに決められた機能を提供するソフトウェアである。サーバ装置4は、例えば、コンピュータである。
【0021】
「アイコン」は、上述したUI画面においてアプリをユーザに認識させるための画像である。UI画面がアイコンを含むことにより、ユーザは、そのアイコンに対応付けられたアプリが端末2にインストールされていることを認識する。また、端末2は、アイコンに対するユーザのクリック、タップ、ドラッグ等の操作を受付けることにより、そのアイコンに対応付けられたアプリを起動し、UI画面における配置を変更し、又は削除する。
【0022】
通信回線3は、情報処理装置1、及び端末2を通信可能に接続する回線である。通信回線5は、通信回線3、及びサーバ装置4を通信可能に接続する回線である。通信回線3、及び通信回線5は、例えばLAN(Local Area Network)のほか、WAN(Wide Area Network)であってもよいし、インターネットであってもよいし、これらの組合せであってもよい。また、通信回線3、及び通信回線5は、公衆交換通信網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)やサービス統合デジタル網(ISDN:Integrated Services Digital Network)等を含むものでもよい。
【0023】
なお、情報処理システム9における情報処理装置1、端末2、通信回線3、サーバ装置4、及び通信回線5の、それぞれの数は
図1に示したものに限られない。例えば、情報処理装置1は、複数台の装置が機能を分担するクラスタシステムにより構成されてもよい。
【0024】
<情報処理装置の構成>
図2は、情報処理装置1の構成の例を示す図である。
図2に示す情報処理装置1は、プロセッサ11、メモリ12、及びインタフェース13を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
【0025】
プロセッサ11は、メモリ12に記憶されているプログラムを読出して実行することにより情報処理装置1の各部を制御する。プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
【0026】
インタフェース13は、有線又は無線により通信回線3を介して、情報処理装置1を端末2に通信可能に接続する通信回路である。また、インタフェース13は、通信回線3、及び通信回線5を介して、情報処理装置1をサーバ装置4に通信可能に接続する通信回路である。
【0027】
メモリ12は、プロセッサ11に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ12は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を有する。なお、メモリ12は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。また、メモリ12は、ユーザDB121、端末DB122、キャッシュDB123、及び利用登録DB124を記憶する。
【0028】
図3は、ユーザDB121の例を示す図である。
図3に示すユーザDB121は、情報処理システム9のユーザをそれぞれ識別するユーザIDと、そのユーザの通知先を識別する通知先IDと、を対応付けて記憶するデータベースである。通知先IDは、例えば、メールアドレスである。
図3に示す例において、例えば、ユーザID「U01」に対応付けて記憶された通知先IDは、「u01@xyz.com」である。なお、通知先IDは、メールアドレスに限らず、SNS(Social Networking Service)のアカウントや電話番号、SMS(Short Message Service)の番号等でもよい。
【0029】
図4は、端末DB122の例を示す図である。端末DB122は、情報処理装置1が管理する端末2のそれぞれについて、UI画面におけるアプリを示すアイコンの配列を記憶するデータベースである。
図4に示す端末DB122は、端末IDリスト1221と、配列表1222と、を有する。
【0030】
端末IDリスト1221は、端末2のそれぞれを識別する識別情報である端末ID、その端末2のハードウェア又はソフトウェア、並びにそれらの組合せにより定まるその端末2の種別を識別する識別情報である種別ID、及び、UI画面が更新された日時を示す更新日時を対応付けて記憶する表である。例えば、
図4に示す端末IDリスト1221において、端末ID「T11」で識別される端末2の種別は、種別ID「V8」で識別される種別である。
【0031】
端末IDリスト1221において、列挙された端末IDには、それぞれ配列表1222が1つずつ対応付けられている。配列表1222は、対応付けられた端末IDリストで識別される端末2において、ユーザに表示し、ユーザからの操作を受付けるUI画面の情報を記憶する表である。
図4に示す配列表1222は、端末IDリスト1221に記述された端末ID「T11」に対応付けられている。この配列表1222は、配列ID、アプリID、アプリ名、及び更新情報の各項目を対応付けて記憶する。
【0032】
配列表1222に記述された配列IDは、上述したUI画面においてアイコンが配列される位置を識別する識別情報である。アプリIDは、この配列表1222で対応付けられた配列IDで識別される位置に、対応するアイコンが配列されるアプリを識別する識別情報である。アプリ名は、対応するアプリIDで識別されるアプリの名称である。更新情報は、UI画面におけるアイコンの配列の更新に関する情報である。
【0033】
図5は、キャッシュDB123の例を示す図である。キャッシュDB123は、端末2にインストールされているアプリのそれぞれを示すアイコンのアイコンデータを、その端末2の種別ごとに対応付けて記憶するデータベースである。このキャッシュDB123は、種別IDリスト1231、及びアイコンデータ表1232を有する。
【0034】
種別IDリスト1231は、上述した端末2の種別を識別する識別情報である種別IDを列挙したリストである。
図5に示す種別IDリスト1231は、種別IDの他に、その種別IDで識別される種別ごとに、アイコンを配列する規則(配列規則という)を定めた情報である配列規則情報が対応付けて記憶されている。
【0035】
また、種別IDリスト1231に列挙されたこれらの種別IDには、それぞれアイコンデータ表1232が1つずつ対応付けて設けられている。アイコンデータ表1232は、アプリIDごとに、そのアプリIDで識別されるアプリのそれぞれを、UI画面において示すアイコンのアイコンデータを記憶する表である。このアイコンデータ表1232は、情報処理装置1がサーバ装置4から取得したアイコンデータを記憶しておくキャッシュとして機能する。
【0036】
図6は、利用登録DB124の例を示す図である。利用登録DB124は、端末IDごとに、その端末IDで識別される端末2と、その端末2を利用するため、その端末2のUI画面に生じた変化を通知するべきユーザを示すユーザIDとを対応付けて記憶する(つまり、登録する)データベースである。利用登録DB124は、端末IDリスト1241と、ユーザIDリスト1242と、を有する。
【0037】
図6に示す利用登録DB124において、端末IDリスト1241は、情報処理装置1が管理する端末2の端末IDを列挙したリストである。端末IDリスト1241に記述された端末IDには、それぞれ1つずつユーザIDリスト1242が対応付けて記憶されている。ユーザIDリスト1242は、対応する端末IDで識別される端末2のUI画面において生じたアイコンの配列の変化を通知するユーザについて、そのそれぞれを識別するユーザIDを列挙したリストである。利用登録DB124は、例えば、情報処理装置1の管理者によって編集される。この場合、管理者の意図に沿って、ユーザと端末2とは対応付けられる。
【0038】
<端末の構成>
図7は、端末2の構成の例を示す図である。
図7に示す端末2は、プロセッサ21、メモリ22、インタフェース23、操作部24、表示部25、及び画像処理部26を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
【0039】
プロセッサ21は、メモリ22に記憶されているプログラムを読出して実行することにより端末2の各部を制御する。プロセッサ21は、例えばCPUである。
【0040】
インタフェース23は、有線又は無線により通信回線3を介して、端末2と情報処理装置1とを通信可能に接続する通信回路である。
【0041】
操作部24は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、マウス等の操作子を備えており、操作を受付けてその操作内容に応じた信号をプロセッサ21に送る。
図7に示す操作部24は、上述した操作子の一つとして、タッチパネル241を有する。
【0042】
表示部25は、プロセッサ21の制御の下、指定された画像を表示する。
図7に示す表示部25は、上述した画像を表示するための表示画面である液晶ディスプレイ251を有している。この液晶ディスプレイ251の上には、操作部24の透明のタッチパネル241が重ねて配置されている。
【0043】
画像処理部26は、プロセッサ21の制御の下、画像に関する処理を実行する。
図7に示す画像処理部26は、形成部261、及び読取部262を有する。形成部261は、例えば、電子写真方式等により指定された画像を用紙等の媒体に形成する。読取部262は、例えば、LED(light emitting diode)等の照射装置と、レンズ等の光学系と、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子と、を備え、媒体に形成された画像を読取って、その画像を示す画像データを生成する。
【0044】
メモリ22は、プロセッサ21に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ22は、RAMやROMを有する。なお、メモリ22は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。また、メモリ22は、アプリDB221を記憶する。
【0045】
図8は、アプリDB221の例を示す図である。アプリDB221は、端末2のUI画面におけるアイコンの配列を示す情報を記憶するデータベースである。アプリDB221は、配列ID、アプリID、アプリ名、アプリデータ、及びアイコンデータの各項目を対応付けて記憶する。
【0046】
図8に示すアプリDB221において、配列IDは、端末2のUI画面におけるアイコンが配列される位置を識別する識別情報である。アプリIDは、アプリを識別するアプリIDであり、アプリ名は、アプリの名称である。アプリデータは、アプリの内容そのものを示すバイナリデータである。そして、アイコンデータは、対応するアプリをUI画面において示すアイコンを示すデータである。
【0047】
図9は、端末2において表示されるUI画面の例を示す図である。このUI画面は、例えば、端末2の表示部25の液晶ディスプレイ251に表示される。端末2のプロセッサ21は、自身が属する種別で定められた配列規則に応じて、アプリDB221に記憶された配列IDに対応付けられたアイコンデータにより示されるアイコンを、その配列IDで識別される配列に描画する。
【0048】
例えば、
図9(a)に示すUI画面は、種別ID「V8」で識別される種別の場合に表示される。この種別では、UI画面が一つのページに表示することができるアイコンの数は、2行×3列の6つであり、各アイコンは、列方向(すなわち、縦方向)を主走査方向とし、行方向(すなわち、横方向)を副走査方向として並べられる。また、この種別では、UI画面において6つのアイコンの左右にボタンB1、B2が配置されている。
【0049】
例えば、ユーザがボタンB1、B2をそれぞれクリックすると、ユーザの視野は、それぞれ左右に移動する。この移動の単位は、例えばページである。
図9(a)に示す通り、配列ID「L3」、「L5」にはアイコンがなく、それ以外にはアイコンが描かれている。
【0050】
また、例えば
図9(b)に示すUI画面は、種別ID「V9」で識別される種別の場合に表示される。この種別では、UI画面が一つのページに表示することができるアイコンの数は、3行×3列の9つであり、各アイコンは、行方向を主走査方向とし、列方向を副走査方向として並べられる。また、この種別では、UI画面において9つのアイコンの上下にボタンB3、B4が配置されている。
【0051】
例えば、ユーザがボタンB3、B4をそれぞれクリックすると、ユーザの視野は、それぞれ上下に移動する。この移動の単位は、例えば行である。
【0052】
<サーバ装置の構成>
図10は、サーバ装置4の構成の例を示す図である。
図10に示すサーバ装置4は、プロセッサ41、メモリ42、及びインタフェース43を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
【0053】
プロセッサ41は、メモリ42に記憶されているプログラムを読出して実行することによりサーバ装置4の各部を制御する。プロセッサ41は、例えばCPUである。
【0054】
インタフェース43は、有線又は無線により通信回線5及び通信回線3を介して、サーバ装置4と情報処理装置1とを通信可能に接続する通信回路である。
【0055】
メモリ42は、プロセッサ41に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ42は、RAMやROMを有する。なお、メモリ42は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。また、メモリ42は、アイコンDB421を記憶する。
【0056】
図11は、アイコンDB421の例を示す図である。アイコンDB421は、端末2にインストールされる全てのアプリについて、そのそれぞれを示すアイコンのアイコンデータを、端末2の種別ごとに対応付けて記憶するデータベースである。このアイコンDB421は、種別IDリスト4211、及びアイコンデータ表4212を有する。
【0057】
図11に示す種別IDリスト4211は、全ての種別IDを列挙したリストである。種別IDリスト4211に列挙された種別IDには、それぞれアイコンデータ表4212が1つずつ対応付けて設けられている。アイコンデータ表4212は、対応付けられた種別IDで識別される種別の端末2にインストール可能な全てのアプリについて、そのアプリIDと、UI画面においてそのアプリを示すアイコンのアイコンデータと、を対応付けて記憶する表である。
【0058】
<情報処理装置の機能的構成>
図12は、情報処理装置1の機能的構成の例を示す図である。情報処理装置1のプロセッサ11は、メモリ12に記憶されたプログラムを実行することにより、第1取得部111、第2取得部112、生成部113、及び通知部114として機能する。
【0059】
端末2は、UI画面におけるアイコンの配列に変化が生じた場合に、その変化に関する情報を情報処理装置1に通知する。第1取得部111は、インタフェース13を介して端末2から、上述した変化に関する情報を取得する。例えば、端末2は、アプリを新規にインストールしたときや、アンインストール(削除ともいう)したとき、UI画面におけるアプリを示すアイコンの配列を変更したとき等に、UI画面を更新した旨を情報処理装置1に通知する。第1取得部111は、取得した情報に基づいて、端末DB122を更新する。
【0060】
例えば、
図4に示す端末DB122は、端末ID「T11」で識別される端末2がUI画面に対して以下の3つの更新を行ったことを示している。第1は、配列ID「L2」で識別される位置にアイコンが配列されたアプリであって、アプリID「A22」で識別されるアプリを新規にインストールする、という更新である。第2は、配列ID「L3」で識別される位置にアイコンが配列されたアプリを削除する、という更新である。第3は、配列ID「L5」で識別される位置に配列されたアイコンを、配列ID「L9」で識別される位置に移動する、という更新である。
【0061】
この移動されたアイコンが示すアプリは、アプリID「A24」で識別されるアプリである。第1取得部111は、これらの更新によってUI画面におけるアイコンの配列に生じた変化を、端末DB122に記憶する。これにより、更新の内容は、端末DB122に更新情報として記憶される。
【0062】
図12に示す第2取得部112は、更新後のUI画面を構成するアイコンを示すアイコンデータをキャッシュDB123から取得する。また、第2取得部112は、更新後のUI画面を生成するのに、キャッシュDB123に記憶されているアイコンデータでは足りない場合に、インタフェース13を介してサーバ装置4にそのアイコンデータを要求し、これを取得する。第2取得部112は、サーバ装置4から取得したアイコンデータをキャッシュDB123に記憶する。
【0063】
生成部113は、第1取得部111が取得した、端末2のUI画面におけるアイコンの配列に変化に関する情報と、第2取得部112が取得したアイコンデータと、を用いて、上述した変化後のUI画面を生成する。第1取得部111、第2取得部112、及び生成部113として機能することにより、プロセッサ11は、端末2に実行させるいずれかのアプリの機能を選択するための、ユーザの操作を受付けるUI画面を取得する。すなわち、このプロセッサ11は、端末に実行させる機能のいずれかを選択する、ユーザの操作を受付ける画面を取得するプロセッサの例である。
【0064】
通知部114は、利用登録DB124、及びユーザDB121を参照して、UI画面に生じた変化を通知すべきユーザの通知先IDを特定し、特定した通知先IDが示すユーザに、生成部113が生成したUI画面を通知する。
図12に示す通知部114は、生成部113が生成したUI画面に、端末DB122が記憶する更新情報に基づく案内を重ねてユーザに通知する。これにより、ユーザは、変化後のUI画面とともに、このUI画面に生じた変化の詳細を知る。この通知部114として機能するプロセッサ11は、機能を選択するユーザの操作を受付ける端末2の画面において、それら機能のそれぞれを示す画像の配列に変化が生じた場合に、その変化に関する情報をユーザに通知するプロセッサの例である。
【0065】
<情報処理装置の動作>
図13は、情報処理装置1の動作の流れの例を示すフロー図である。情報処理装置1のプロセッサ11は、インタフェース13を介していずれかの端末2から、UI画面を更新した旨の通知(更新通知ともいう)を取得したか否かを判断する(ステップS101)。更新通知を取得していない、と判断する間(ステップS101;NO)、プロセッサ11は、この判断を続ける。
【0066】
一方、いずれかの端末2から更新通知を取得した、と判断すると(ステップS101;YES)、プロセッサ11は、更新通知の内容に基づいて、更新後のUI画面で選択されるアプリのそれぞれを示す全てのアイコンデータを特定する。そして、プロセッサ11は、特定したそれらのアイコンデータのうち、キャッシュDB123に記憶されていないアイコンデータが有るか否か、つまり、キャッシュDB123にアイコンデータがないアプリが有るか否かを判断する(ステップS102)。
【0067】
アイコンデータのないアプリが有る、と判断する場合(ステップS102;YES)、プロセッサ11は、そのアプリに対応するアイコンを示すアイコンデータをサーバ装置4に要求し(ステップS103)、サーバ装置4からそのアイコンデータを取得する(ステップS104)。
【0068】
そして、プロセッサ11は、ステップS104におけるアイコンデータの取得が成功したか否かを判断する(ステップS105)。アイコンデータの取得が成功しなかった、と判断する場合(ステップS105;NO)、プロセッサ11は、そのアイコンデータの代替となるアイコンデータ(代替アイコンデータという)を生成する(ステップS106)。
【0069】
ステップS102において、キャッシュDB123にアイコンデータがないアプリは無い、と判断する場合(ステップS102;NO)、及びステップS105において、アイコンデータの取得が成功した、と判断する場合(ステップS105;YES)、プロセッサ11は、処理をステップS107に進める。
【0070】
プロセッサ11は、アイコンの配列が変化した後のUI画面を生成する(ステップS107)。このとき、プロセッサ11は、生成したUI画面に、さらに、変化の内容を示す注釈を加える。
【0071】
図14は、生成されるUI画面の例を示す図である。情報処理装置1のプロセッサ11は、端末2から取得した更新通知と、サーバ装置4から取得したアイコンデータと、を用いて
図14に示すUI画面を生成する。このUI画面には、端末2において更新された後のUI画面に重ねて、更新によって変化したアイコンの配列を説明する注釈M1、M2、M3、M4が描画されている。
【0072】
例えば、注釈M1は「新規」という文字列を含む。この注釈M1がアイコンに重ねて描画されることにより、そのアイコンが示すアプリが新規にインストールされたことが示される。
【0073】
また、例えば、注釈M2は「削除しました」という文字列を含む。これにより、ユーザは、
図14に示すUI画面において右上に表示されていた何らかのアイコンがアプリの削除により無くなったことを知る。なお、この注釈M2は、削除されたアプリの名称(つまり、アプリ名)をユーザに知らせてもよい。この場合、メモリ12は、端末DB122に、更新情報としてアプリIDやアプリ名等、削除したアプリに関する情報を、削除した事実とともに記憶すればよい。
【0074】
したがって、この場合、このプロセッサ11は、端末に機能のいずれかが追加又は削除されて変化が生じた場合に、その機能の情報をユーザに通知するプロセッサの例である。
【0075】
また、例えば、注釈M3は「移動しました」という文字列を含み、注釈M4は注釈M3から右下へ伸びる矢印を含む。これにより、ユーザは、
図14に示すUI画面において中央に表示されていた「スキャナ」というアプリ名のアプリに対応付けられたアイコンが、右下に移動したことを知る。
【0076】
プロセッサ11は、例えば、利用登録DB124により、更新通知をした端末2に対応付けられているユーザの通知先IDを特定し(ステップS108)、この通知先IDを用いて、生成した注釈付きのUI画面をユーザに通知する(ステップS109)。
【0077】
これにより、端末2のUI画面に生じたアプリを示すアイコンの配列の変化に関する情報は、利用登録DB124により、この端末2に対応付けられたユーザに通知される。すなわち、この場合、このプロセッサ11は、端末においてUI画面に生じたアイコンの配列の変化に関する情報を、その端末に対応付けられたユーザに通知するプロセッサの例である。
【0078】
上述した動作により、情報処理システム9の情報処理装置1は、端末2に実行させるアプリの機能を選択するためのユーザの操作を受付けるUI画面における、アイコン(つまり、それら機能を示す画像)の配列に生じた変化を、ユーザに気づかせることができる。
【0079】
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は、互いに組合されてもよい。
【0080】
<1>
上述した実施形態において、情報処理装置1は、CPUで構成されるプロセッサ11を有していたが、情報処理装置1を制御する制御手段は他の構成であってもよい。例えば、情報処理装置1は、CPU以外にも各種のプロセッサ等を有してもよい。
【0081】
ここでプロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば上述したCPU等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
【0082】
<2>
上述した実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。
【0083】
また、プロセッサの各動作の順序は、上述した実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更されてもよい。
【0084】
<3>
上述した実施形態において、情報処理装置1は、端末2の機能を有してもよい。この場合、情報処理装置1は、端末2における操作部24、表示部25、及び画像処理部26に相当する構成を有してもよい。
【0085】
<4>
上述した実施形態において、利用登録DB124は、情報処理装置1の管理者によって編集されていたが、端末2を実際に利用するユーザの履歴に基づいて、編集されてもよい。
【0086】
図15は、変形例における情報処理装置1の構成の例を示す図である。
図15に示す情報処理装置1は、メモリ12に履歴DB125を記憶している。
図16は、履歴DB125の例を示す図である。履歴DB125は、端末IDごとに、その端末IDで識別される端末2を利用したユーザの識別情報であるユーザIDを、その利用した日時とともに履歴として記憶するデータベースである。履歴DB125は、端末IDリスト1251と、履歴表1252と、を有する。
【0087】
端末IDリスト1251は、情報処理システム9が有する端末2の全ての端末IDを列挙したリストである。端末IDリスト1251に記述された端末IDには、それぞれ1つずつ履歴表1252が割り当てられている。この履歴表1252は、対応する端末IDで識別される端末2が利用された履歴を記憶する表である。履歴表1252は、日時、及びユーザIDの各項目を対応付けて記憶する。日時は、対応する端末IDで識別される端末2が利用された日時を示す情報である。ユーザIDは、対応する日時に上述した端末2を利用したユーザを識別するユーザIDである。
【0088】
プロセッサ11は、端末2がユーザによって利用される度に、その端末2からそのユーザを示すユーザIDと利用された日時の情報とを取得する。そして、プロセッサ11は、取得したユーザIDと、日時の情報とを、端末2を示す端末IDごとに割り当てられた履歴表1252に記憶する。
【0089】
プロセッサ11は、記憶した履歴DB125に基づいて、過去に端末2を利用したユーザを利用登録DB124に記憶すればよい。この場合、このプロセッサ11は、端末2のUI画面におけるアイコンの配列の変化に関する情報を、過去にその端末2を利用したユーザのいずれかに通知するプロセッサの例である。
【0090】
<5>
また、この場合、プロセッサ11は、履歴DB125に基づいて、端末2を利用した頻度に応じて定まるユーザを、端末2と対応付けて利用登録DB124に記憶してもよい。例えば、プロセッサ11は、端末2を利用した頻度が閾値を超えたユーザを示すユーザIDを、その端末2と対応付けて利用登録DB124に記憶してもよい。この場合、このプロセッサ11は、端末2のUI画面におけるアイコンの配列の変化に関する情報を、過去にその端末2を利用した頻度に応じて定まるユーザに通知するプロセッサの例である。
【0091】
<6>
また、プロセッサ11は、履歴DB125ではなく、ユーザの位置と、端末2の位置と、に基づいて、上述した変化に関する情報を通知するユーザを決めてもよい。
【0092】
例えば、この場合、
図15に破線で示す通り、メモリ12は、座席DB126を記憶している。
図17は、座席DB126の例を示す図である。座席DB126は、端末配置表1261と、ユーザ配置表1262と、を有する。
【0093】
端末配置表1261は、端末IDごとに、その端末IDで識別される端末2の配置に関する情報(配置情報という)を記憶する。ユーザ配置表1262は、ユーザIDごとに、そのユーザIDで識別されるユーザの配置情報を記憶する。端末2の配置情報は、例えば、画像処理装置である端末2が設置された部屋の識別情報や、窓側、廊下側等、その部屋における端末2の設置された配置を示す情報である。ユーザの配置情報は、例えば、ユーザのそれぞれの座席である。
【0094】
図18は、座席DB126が示す座席の例を示す図である。ユーザID「U01」、「U03」、「U05」でそれぞれ識別されるユーザの座席は、いずれも部屋R1に設置されている。そして、この部屋R1には、端末ID「T11」で識別される端末2が設置されている。したがって、プロセッサ11は、この座席DB126を参照して、それぞれの配置情報を解釈し、共通の部屋R1に設置された端末2とユーザとを対応付ける。そして、プロセッサ11は、上述した端末2とユーザとの対応関係を、利用登録DB124に記憶すればよい。これにより、プロセッサ11は、端末2の設置された位置の近く(例えば、距離が決められた閾値未満である等)に自身の座席が設置されているユーザを、端末2のUI画面における変化について通知すべきユーザとして特定する。
【0095】
つまり、この場合、プロセッサ11は、複数のユーザの位置と、端末の位置と、に基づいて複数のユーザのいずれかを特定し、特定したそのユーザに情報を通知するプロセッサの例である。
【0096】
<7>
また、プロセッサ11は、過去に端末2のUI画面における変化に関する情報を通知したユーザが、決められた期間内にその端末2を利用していない場合に、その情報をそのユーザに再通知してもよい。この場合、プロセッサ11は、上述した変形例における履歴DB125を監視する。そして、プロセッサ11は、利用登録DB124において端末2と対応付けられており、かつ、決められた期間内にその端末2を利用していないユーザを抽出する。プロセッサ11は、抽出したユーザに対して、上述した情報を再通知すればよい。
【0097】
これにより、情報処理装置1は、UI画面に生じたアイコンの配列の変化を確認していないユーザに、その変化を確認するよう促すことができる。この場合、このプロセッサ11は、端末のUI画面におけるアイコンの配列の変化に関し、既に情報を通知したユーザが決められた期間内にこの端末を利用しない場合に、この情報を再通知するプロセッサの例である。
【0098】
<8>
また、プロセッサ11は、端末2のUI画面における変化に関する情報を通知したユーザが、その通知に対して決められた期間内に応答しない場合に、その情報をそのユーザに再通知してもよい。この場合、プロセッサ11は、通知先IDを用いて送ったメールに対する返信の有無を確認して、期間内にこの返信がない場合に、再度、メールを送信すればよい。この場合、このプロセッサ11は、端末のUI画面におけるアイコンの配列の変化に関し、既に情報を通知したユーザから決められた期間内に応答がない場合に、この情報を再通知するプロセッサの例である。
【0099】
<9>
上述した実施形態において、情報処理装置1のプロセッサ11によって実行されるプログラムは、プロセッサを有するコンピュータに、端末に実行させる機能のいずれかを選択する、ユーザの操作を受付ける画面を取得するステップと、取得したその画面における、機能のそれぞれを示す画像の配列に変化が生じた場合に、その変化に関する情報をユーザに通知するステップと、を実行させるプログラムの例である。
【0100】
このプログラムは、磁気テープ及び磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムは、インターネット等の通信回線経由でダウンロードされてもよい。
【符号の説明】
【0101】
1…情報処理装置、11…プロセッサ、111…第1取得部、112…第2取得部、113…生成部、114…通知部、12…メモリ、121…ユーザDB、122…端末DB、1221…端末IDリスト、1222…配列表、123…キャッシュDB、1231…種別IDリスト、1232…アイコンデータ表、124…利用登録DB、1241…端末IDリスト、1242…ユーザIDリスト、125…履歴DB、1251…端末IDリスト、1252…履歴表、126…座席DB、1261…端末配置表、1262…ユーザ配置表、13…インタフェース、2…端末、21…プロセッサ、22…メモリ、221…アプリDB、23…インタフェース、24…操作部、241…タッチパネル、25…表示部、251…液晶ディスプレイ、26…画像処理部、261…形成部、262…読取部、3…通信回線、4…サーバ装置、41…プロセッサ、42…メモリ、421…アイコンDB、4211…種別IDリスト、4212…アイコンデータ表、43…インタフェース、5…通信回線、9…情報処理システム、B1、B2、B3、B4…ボタン、M1、M2、M3、M4…注釈、R1、R2、R3…部屋。