(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-08
(45)【発行日】2024-05-16
(54)【発明の名称】車両用の表示装置
(51)【国際特許分類】
G01D 11/28 20060101AFI20240509BHJP
B60K 35/22 20240101ALI20240509BHJP
【FI】
G01D11/28 T
G01D11/28 B
B60K35/22
(21)【出願番号】P 2021534003
(86)(22)【出願日】2020-07-17
(86)【国際出願番号】 JP2020027851
(87)【国際公開番号】W WO2021015126
(87)【国際公開日】2021-01-28
【審査請求日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】P 2019137096
(32)【優先日】2019-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】横山 才二
【審査官】清水 靖記
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第108482309(CN,A)
【文献】特開2000-280817(JP,A)
【文献】中国実用新案第204774943(CN,U)
【文献】登録実用新案第3065081(JP,U)
【文献】特開2004-334348(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 11/00 - G01D 13/28
B60K 37/00 - B60K 37/20
B60R 25/00 - B60R 25/40
B60R 99/00
B60Q 3/00 - B60Q 3/88
G08B 13/00 - G08B 15/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の車両情報を表示する表示器と、
第2の車両情報を表示する第1の表示部と、
前記第1の表示部の反対側に第3の車両情報を表示する第2の表示部と、
前記表示器と略直角に配置される回路基板と、
前記回路基板に光源と、を有し、
前記第2の表示部は、前記光源により発光することを特徴とする車両用の表示装置。
【請求項2】
第1の車両情報を表示する表示器と、
第2の車両情報を表示する第1の表示部と、
前記第1の表示部の反対側に第3の車両情報を表示する第2の表示部と、
前記表示器と略直角に配置される回路基板と、
FPCの前記第2の表示部に対向する位置に配置される光源と、を有し、
前記FPCは前記回路基板と接続され、
前記第2の表示部は、前記光源により発光することを特徴とする車両用の表示装置。
【請求項3】
前記第2の車両情報と前記第3の車両情報は、同じ情報であることを特徴とする請求項1
または2のいずれかに記載の車両用の表示装置。
【請求項4】
前記第2の表示部は、車両のウィンドシールド側に前記第3の車両情報を表示することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の車両用の表示装置。
【請求項5】
前記表示器
を背面から覆うカバー部を有し、
前記第2の表示部は、前記カバー部に形成されることを特徴とする請求項1
または2のいずれかに記載の車両用の表示装置。
【請求項6】
前記光源と前記第2の表示部との間に、前記光源の光を導光する導光部材を有することを特徴とする
請求項1に記載の車両用の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車等の車両用の表示装置に関し、例えば、回路基板を備えた車両用の計器装置に好適である。
【背景技術】
【0002】
従来の計器装置は、特許文献1に開示されるように、イモビライザー(盗難防止装置)が作動していることを、運転者又は、車両を盗難しようとする者に報知するためのセキュリティーインジケータ(盗難防止装置作動灯)を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、セキュリティーインジケータは、主に運転者が視認できるように、計器装置内のスピードメータやタコメータの近傍に表示されるため、車両を盗難しようとする者には、運転席側のサイドガラス等以外からは車両の外側から視認し難く、十分な犯罪抑止効果を発揮できないといった問題点があった。
【0005】
そこで本開示の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、車両の外側から容易に視認可能なインジケータを有する車両用の表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の車両用の表示装置は、第1の車両情報を表示する表示器2と、第2の車両情報を表示する第1の表示部13bと、前記第1の表示部13bの反対側に第3の車両情報を表示する第2の表示部41と、前記表示器2と略直角に配置される回路基板3と、前記回路基板3に光源52と、を有し、前記第2の表示部41は、前記光源52により発光することを特徴とする。
また、第1の車両情報を表示する表示器2と、第2の車両情報を表示する第1の表示部13bと、前記第1の表示部13bの反対側に第3の車両情報を表示する第2の表示部41と、前記表示器2と略直角に配置される回路基板3と、FPC22の前記第2の表示部41に対向する位置に配置される光源52と、を有し、前記FPC22は前記回路基板3と接続され、前記第2の表示部41は、前記光源52により発光することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、車両の外側から容易に視認可能なインジケータを有する車両用の表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示の第1の実施形態に係る表示装置の正面図。
【
図2】本開示の第1の実施形態に係る表示装置の背面図。
【
図3】
図1に示す表示装置のA-A線の沿った断面図。
【
図4】
図1に示す表示装置のB-B線の沿った断面図。
【
図5】本開示の第2の実施形態に係る表示装置の断面図。
【
図6】本開示の第3の実施形態に係る表示装置の断面図。
【
図7】本開示の第4の実施形態に係る表示装置の断面図。
【
図8】本開示の第5の実施形態に係る表示装置の断面図。
【
図9】本開示の第5の実施形態に係る表示装置の背面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について
図1乃至9を参照して説明するが、本開示はこれら実施形態に限定されるものではなく、本開示を逸脱することなく種々の変更が可能である。
【0010】
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る車両用の表示装置100を、
図1乃至4を参照して説明する。表示装置100は、車両(例えば、自動車)に搭載され、所定の計測量(車両速度など)を表示する計器装置として構成される。
【0011】
尚、以下では、車両用の表示装置100の構成の理解を容易にするために、各部材に対して、車両用の表示装置100から車両運転席に着座したユーザーを見る方向を「前(正面)」、その反対側を「後(背面)」とし、それぞれを図中の矢印の「Fr.」、「Re.」で示す。また、その他、「上」、「下」、「左」、「右」を図中の矢印「To.」、「Bo.」、「L」、「R」として適宜説明する。
【0012】
表示装置100は、薄型液晶テレビの画面部分、又は、ノートパソコンのディスプレイ部分のように、長方形の表示面と、所定の厚さと、を有する直方体形状に形成される。表示装置100は、表示面である前面部101と、前面部101の左右両辺の側面部102と、前面部101の上辺の天面部103と、天面部103の反対側の下面部104と、前面部101の反対側の背面部105と、を有する。背面部105は、車両のウィンドシールド側となる。
【0013】
表示装置100は、車両のインストルメントパネルIMPの上に配置され、下面部104がインストルメントパネルIMP内に収容され、前面部101,側面部102,天面部103,背面部105が外観可能に配置される。
【0014】
表示装置100は、最前面の前面ケース1と、前面ケース1の背後に配設され、表示機器である液晶表示器(表示器)2と、液晶表示器2の背面側に位置する回路基板3と、前面ケース1,液晶表示器2,回路基板3の背面側を覆うように背後に配設されるカバー(カバー部)4と、を備えている。
【0015】
前面ケース1は、遮光性の合成樹脂からなり、背面側が開口した略直方体の箱型形状に形成される。前面ケース1は、液晶表示器2の表示部21に対向配置される透過部11と、透過部11の周りを覆う枠部12と、を有する。透過部11は、透光性の板状の合成樹脂からなる。枠部12は、黒色等の遮光性の合成樹脂からなる。透過部11と枠部12とは、インサート成形により一体に形成される。前面ケース1は、カバー4と嵌合し、内部に水や埃が進入しないように固定される。
【0016】
透過部11は、背面側に遮光層13を有する。遮光層13は、黒色のインキが印刷された層からなり、透過部11の外周側に形成される。遮光層13は、矩形の開口部13aと、円形状意匠の第1のセキュリティーインジケータ(第1の表示部)13bと、を有する。表示装置100は、開口部13aをとおして液晶表示器2を視認することができる。第1のセキュリティーインジケータ13bは、開口部13aの外周側に配置され、車両情報(第2の車両情報)である盗難防止装置の作動状態を表示する。
【0017】
液晶表示器2は、液晶モジュールと呼ばれるものであり、その内部には、TFT型カラー液晶表示セル(図示せず)、LED(Light Emitting Diode)と透明樹脂導光板からなるバックライト装置(図示せず)、液晶制御基板(図示せず)等を備えている。液晶表示器2は、表示部21を有し、この表示部21で前面側へ各種車両情報を表示する。
【0018】
表示部21は、各種車両情報(第1の車両情報)として、例えば、数字と単位と指針とで車両の走行速度を表示する速度表示部21aと、文字と目盛とで車両の残燃料を表示する燃料表示部21bと、を少なくとも表示する。
【0019】
液晶表示器2は、透過部11との間に形成される間隙に充填された透明樹脂層7によって、前面ケース1と接合した構成となっている。
【0020】
透明樹脂層7は、透過部11と液晶表示器2との間に形成される間隙に充填された光学接着剤(例えば液状のシリコーン系接着剤)からなり、その厚さは300μm~1000μm程度となっており、また、その屈折率は、透過部11の屈折率と略同等の屈折率に設定される。
【0021】
回路基板3は、基材がガラスエポキシ樹脂からなる硬質の基板であり、その形状は長方形であり、液晶表示器2の背後に液晶表示器2と平行に配置される。回路基板3は、液晶表示器2の液晶表示セルやバックライト装置を駆動するために、液晶駆動回路やインバータ回路を備えており、その表面あるいは裏面には、液晶駆動回路やインバータ回路を構成するIC(Integrated circuit)チップを含む電子部品等が複数実装される。また、回路基板3は、前面側に第1の光源51と、背面側に第2の光源(光源)52と、を有する。
【0022】
また、回路基板3は、電子部品等を電気的に接続する導体からなる配線(図示せず)が形成される。また、回路基板3は液晶表示器2と同様にケースのフック(図示せず)により固定される。液晶表示器2と回路基板3とは、FPC(Flexible Printed Circuits)22によって電気的に接続される。
【0023】
第1のセキュリティーインジケータ13bと第1の光源51との間には、第1の導光体81が配設される。第1の導光体81は、円筒形状の透明な合成樹脂からなり、第1の光源51の照明光を第1のセキュリティーインジケータ13bへ導光する。
【0024】
カバー4は、遮光性の合成樹脂からなり、前面側が開口した略直方体の箱型形状に形成される。カバー4は、前面ケース1と嵌合することにより、閉じられた筐体を構成し、内部に液晶表示器2,回路基板3を収容する。カバー4は、第2のセキュリティーインジケータ(第2の表示部)41を有する。第2のセキュリティーインジケータ41は、光源5に対向する位置に形成される。第2のセキュリティーインジケータ41は、車両情報(第3の車両情報)である盗難防止装置の作動状態を表示する。つまり、第2のセキュリティーインジケータ41は、第1のセキュリティーインジケータ13bの反対側の背面部105に表示される。
【0025】
第2のセキュリティーインジケータ41は、透過率の比較的小さい(例えば30~50%透過率)黒系の合成樹脂(黒スモーク材)からなり、円形に形成され、カバー4にインサート成形により一体に形成される。尚、背面部105において、カバー4と第2のセキュリティーインジケータ41とは、面一に形成される。また、カバー4と第2のセキュリティーインジケータ41との可視面(背面部105の外観を成す面)は、シボ加工が形成される。
【0026】
前面ケース1とカバー4は、ネジ6によって固定される。ネジ6は、カバー4の背後からカバー4へ挿入され、回路基板3を貫通し、前面ケース1のボス部(図示せず)に締め付け固定される。
【0027】
第1の光源51及び第2の光源52は、トップビュー型のLEDからなるものであり、赤色の照明光を発する。第1のセキュリティーインジケータ13bは、第1の光源51と第1の導光体81により照明され発光する。第2のセキュリティーインジケータ41は、第2の光源52により照明され発光する。第1のセキュリティーインジケータ13bと第2のセキュリティーインジケータ41は、同じ情報である盗難防止装置作動灯として機能する。
【0028】
次に、第1のセキュリティーインジケータ13bと第2のセキュリティーインジケータ41の点滅タイミングについて説明する。
【0029】
第1のセキュリティーインジケータ13bは、例えば、運転者が車の起動スイッチ等を押して車両の電源を切ると点滅する。第2のセキュリティーインジケータ41は、第1のセキュリティーインジケータ13bが点滅中に、キーレスエントリーシステム(keyless Entry System)等で、リモコンにて車のドアがロック(施錠)されると点滅する。
【0030】
但し、第2のセキュリティーインジケータ41は、ライト消し忘れ状態、半ドア状態(ドアが閉まっていない状態)、パーキングギヤへの入れ忘れ状態等、不正常な状態でドアがロックされた場合は点滅しない。尚、第1のセキュリティーインジケータ13bと第2のセキュリティーインジケータ41は、不正常な状態(異常な状態)でドアがロックされた場合は、正常状態での点滅よりも早いタイミングの点滅であってもよい。
【0031】
第2のセキュリティーインジケータ41は、リモコンにて車のドアがアンロック(開錠)されると消灯する。第1のセキュリティーインジケータ13bは、車両の電源を入れると消灯する。
【0032】
このように形成されることにより、背面部105に発光可能な第2のセキュリティーインジケータ41が設けられるので、車両の前方の広範囲から容易に第2のセキュリティーインジケータ41を視認可能となり、十分な犯罪抑止効果を期待できる。
【0033】
また、不正常な状態でドアがロックされた場合は、第2のセキュリティーインジケータ41が点滅しないので、車両の運転者等への異常の検知力を向上することができる。
【0034】
(第2の実施形態)
本開示に係る表示装置の第2の実施形態を
図5に基づいて説明する。前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
【0035】
第1の実施形態では、回路基板3は、液晶表示器2の背後に液晶表示器2と平行に配置されていたが、本実施形態では、液晶表示器2の下側(下面部104側)に液晶表示器2と略直角を成すように配置される。カバー4は、下側が背後に突出する突出部42を有する。突出部42は、回路基板3を収容し、インストルメントパネルIMP内に収容される。
【0036】
第1の実施形態では、第2の光源52は、回路基板3の裏面に配置されていたが、本実施形態では、FPC22の第2のセキュリティーインジケータ41に対向する位置に配置される。FPC22は液晶表示器2に両面テープで貼り付けられる。第2のセキュリティーインジケータ41は、第2の光源52により照明され発光する。
【0037】
このように形成されることにより、液晶表示器2の背後のカバー4との間に回路基板3が存在しなくなるので、表示装置100の前面部101から背面部105までの距離を小さく(言い換えれば、表示装置100の厚さを薄く)することができる。
【0038】
(第3の実施形態)
本開示に係る表示装置の第3の実施形態を
図6に基づいて説明する。前述した第1,第2の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
【0039】
第2の実施形態では、第2の光源52は、FPC22の第2のセキュリティーインジケータ41に対向する位置に配置されていたが、本実施形態では、回路基板3の上面に配置される。第2のセキュリティーインジケータ41と第2の光源52との間には、第2の導光体(導光部材)82が配設される。第2の導光体82は、円筒形状の透明な合成樹脂からなる。第2の導光体82は、その主要部が液晶表示器2の背後のカバー4との間に配置され、カバー4に固定される。第2の導光体82は、第2のセキュリティーインジケータ41に照明光を反射させる反射部82aを有する。第2のセキュリティーインジケータ41は、第2の光源52と第2の導光体82により照明され発光する。
【0040】
このように形成されることにより、表示装置100の前面部101から背面部105までの距離を小さくできるとともに、FPC22に対向しないカバー4の位置に第2のセキュリティーインジケータ41を設定することができる。
【0041】
尚、
図7に示すように、第2の導光体82と第2のセキュリティーインジケータ41とは、2色成形などにより、一体に形成されてもよい。この場合、第2の導光体82は、カバー4にインサート成形により一体に形成される。
【0042】
尚、
図7に示すように、第1の光源51も回路基板3の上面に配置される。また、第1の導光体81は、第1のセキュリティーインジケータ13bと第2の光源52との間に配設され、その主要部が液晶表示器2と並行に配置される。第1の導光体81は、第1のセキュリティーインジケータ13bに照明光を反射させる反射部81aを有する。第1のセキュリティーインジケータ13bは、第1の光源51と第1の導光体81とにより照明され発光する。
【0043】
(第4の実施形態)
本開示に係る表示装置の第4の実施形態を
図8,9に基づいて説明する。前述した第1,第2,第3の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
【0044】
第3の実施形態では、カバー4は、下側の一部がインストルメントパネルIMP側へ向かうに従い後方に傾斜したスタンド部43を有する。スタンド部43は、背面部105と突出部42を繋ぐように形成される。第2のセキュリティーインジケータ41は、スタンド部43に形成される。
【0045】
また、第2の導光体82は、液晶表示器2とカバー4との間に配置されていたが、本実施形態では、第2のセキュリティーインジケータ41(又は、スタンド部43)と回路基板3との間に配置される。第2のセキュリティーインジケータ41は、第2の光源52と第2の導光体82とにより照明され発光する。
【0046】
このように形成されることにより、液晶表示器2の背後のカバー4との間に第2の導光体82を配置しないため、前面部101から背面部105までの距離を小さくできる
【0047】
尚、本開示は前述した本実施形態に限定されるものでなく、本開示の要旨の範囲において、種々の変形が可能である。例えば、前述した本実施形態においては、表示装置の表示手段である液晶表示器2は、有機EL(Electro Luminescence)モジュールであってもよい。
【0048】
また、第1のセキュリティーインジケータ13bは、液晶表示器2に表示されてもよい。また、第2のセキュリティーインジケータ41は、カバー4に一体に形成されていたが、透明な合成樹脂シート材の表裏にインキを印刷して意匠を形成した文字板を、カバー4に固定することで形成されてもよい。
【0049】
また、第2のセキュリティーインジケータ41は、盗難防止装置作動灯であったが、他の作動灯や、警告灯などであってもよいし、その他の発光照明であってもよい。また、第1のセキュリティーインジケータ13b及び第2のセキュリティーインジケータ41の点滅タイミングは、適時設定されるものである。
【0050】
本開示は、車両用の表示装置に関し、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載される車両用の表示装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0051】
1 前面ケース
13b 第1のセキュリティーインジケータ(第1の表示部)
2 液晶表示器(表示器)
3 回路基板
4 カバー(カバー部)
41 第2のセキュリティーインジケータ(第2の表示部)
51 第1の光源
52 第2の光源(光源)
6 ネジ
7 透明樹脂層
81 第1の導光体
82 第2の導光体(導光部材)