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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-08
(45)【発行日】2024-05-16
(54)【発明の名称】コイル電子部品
(51)【国際特許分類】
   H01F 17/00 20060101AFI20240509BHJP
   H01F 17/04 20060101ALI20240509BHJP
【FI】
H01F17/00 B ZNM
H01F17/04 A
H01F17/04 F
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2018113188
(22)【出願日】2018-06-13
(65)【公開番号】P2019075534
(43)【公開日】2019-05-16
【審査請求日】2021-03-24
【審判番号】
【審判請求日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】10-2017-0133905
(32)【優先日】2017-10-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クォン、サン キュン
(72)【発明者】
【氏名】リュ、ハン ウール
(72)【発明者】
【氏名】リー、ヨン イル
【合議体】
【審判長】井上 信一
【審判官】須原 宏光
【審判官】渡辺 努
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-273836(JP,A)
【文献】特開2016-167578(JP,A)
【文献】特開2014-183307(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01F 17/00-19/08
H01F 27/255
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイル部が内設された本体と、
前記コイル部に接続された外部電極とを含み、
前記本体は、
絶縁体に磁性粒子が分散した形態を有する複数の磁性部と、
前記複数の磁性部間に配置され、セラミックからなる1つ以上の絶縁部とを含み、
前記1つ以上の絶縁部のうち少なくとも一部は、前記コイル部に備えられたコイルパターンに接触している形態である、
コイル電子部品。
【請求項2】
前記絶縁部は、前記複数の磁性部のそれぞれの一面にコーティングされた形態である、請求項1に記載のコイル電子部品。
【請求項3】
前記絶縁部は、原子層蒸着層である、請求項2に記載のコイル電子部品。
【請求項4】
前記絶縁部は、アルミナからなる、請求項1から3のいずれか一項に記載のコイル電子部品。
【請求項5】
前記絶縁部の厚さは、100nm以下である、請求項1から4のいずれか一項に記載のコイル電子部品。
【請求項6】
前記コイル部は、中央に磁性コアを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のコイル電子部品。
【請求項7】
前記絶縁部は、前記磁性コアの方向に凹んだ形状である、請求項6に記載のコイル電子部品。
【請求項8】
前記コイル部は、前記コイル部に備えられたコイルパターンの表面に形成されたコーティング層を含み、前記絶縁部は、前記コーティング層に接触している形態である、請求項1から7のいずれか一項に記載のコイル電子部品。
【請求項9】
前記絶縁体は、絶縁性樹脂である、請求項1から8のいずれか一項に記載のコイル電子部品。
【請求項10】
前記磁性粒子は、Fe系合金からなる、請求項1から9のいずれか一項に記載のコイル電子部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル電子部品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタルテレビ、モバイルフォン、ノートブックコンピュータなどの電子機器の小型化及び薄型化に伴い、これらの電子機器に適用されるコイル電子部品にも小型化及び薄型化が要求されており、このような要求に応えるために、様々な形態の巻線タイプ又は薄膜タイプのコイル電子部品の研究開発が活発に行われている。
【0003】
コイル電子部品の小型化及び薄型化にあたっては、このように小型化及び薄型化を図りながらも、従来と同等の特性を実現することが重要である。このような要求を満たすためには、磁性物質が充填されるコアにおいて磁性物質の比率を増加させなければならないが、インダクタ本体の強度、絶縁性による周波数特性の変化などの理由でその比率を増加させることに限界がある。
【0004】
コイル電子部品を製造する一例として、磁性粒子や樹脂などが混合されたシートをコイルに積層して加圧することにより本体を実現する方法が用いられているが、その磁性粒子としてはフェライトや金属などを用いることができる。金属磁性粒子を用いる場合は、コイル電子部品の透磁率特性などの面で粒子の含量を増加させることが有利であるが、本体の絶縁性が低下して降伏電圧(breakdown voltage)特性が低下することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の様々な目的の1つは、本体の絶縁性の向上により降伏電圧特性を改善させたコイル電子部品を提供することにあり、このようなコイル電子部品は、本体の絶縁性の向上により磁気特性の向上と小型化に有利である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する方法として、本発明は、一例により、コイル電子部品の新規な構造を提案し、具体的には、コイル部が内設された本体と、上記コイル部に接続された外部電極とを含み、上記本体は、絶縁体に磁性粒子が分散した形態を有する複数の磁性部と、上記複数の磁性部間に配置された1つ以上の絶縁部とを含む形態である。
【0007】
一実施形態において、上記絶縁部は、上記磁性部の一面にコーティングされた形態であってもよい。
【0008】
一実施形態において、上記絶縁部は、原子層蒸着層であってもよい。
【0009】
一実施形態において、上記絶縁部は、アルミナからなるものであってもよい。
【0010】
一実施形態において、上記絶縁部の厚さは、100nm以下であってもよい。
【0011】
一実施形態において、上記コイル部は、中央に磁性コアを備えるようにしてもよい。
【0012】
一実施形態において、上記絶縁部は、上記磁性コアの方向に凹んだ形状であってもよい。
【0013】
一実施形態において、上記絶縁部は、上記コイル部に備えられたコイルパターンに接触している形態であってもよい。
【0014】
一実施形態において、上記コイル部は、上記コイル部に備えられたコイルパターンの表面に形成されたコーティング層を含み、上記絶縁部は、上記コーティング層に接触している形態であってもよい。
【0015】
一実施形態において、上記絶縁体は、絶縁性樹脂であってもよい。
【0016】
一実施形態において、上記磁性粒子は、Fe系合金からなるものであってもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の一例によるコイル電子部品においては、本体の絶縁性の向上により降伏電圧特性を改善することができるとともに、薄厚の絶縁部を採用するため小型化に適している。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】電子機器に適用されるコイル電子部品の例を概略的に示す図である。
図2】本発明の一実施形態によるコイル電子部品を概略的に示す斜視図である。
図3図2のコイル電子部品を概略的に示す、図2のI-I'線断面図である。
図4図3のA領域を拡大して示す図である。
図5】変形例において採用されるコイル部の形態を示す図である。
図6】変形例によるコイル電子部品を概略的に示す断面図である。
図7】本発明の一実施形態によるコイル電子部品の製造方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下では、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために拡大縮小表示(又は強調表示や簡略化表示)がされることがあり、図面において同一の符号で示される要素は同一の要素である。
【0020】
電子機器
図1は電子機器に適用されるコイル電子部品の例を概略的に示す図である。
【0021】
図1を参照すると、電子機器には各種電子部品が用いられることが分かり、例えば、アプリケーションプロセッサを中心として、DC/DC、Comm.プロセッサ、WLAN BT/WiFi FM GPS NFC、PMIC、バッテリ、SMBC、LCD AMOLED、オーディオコーデック、USB 2.0/3.0 HDMI(登録商標)、CAMなどが用いられる。ここで、これらの電子部品間には、ノイズ除去などを目的として各種コイル電子部品がその用途に応じて適切に適用されるが、例えば、パワーインダクタ(Power Inductor)1、高周波インダクタ(HF Inductor)2、通常のビーズ(General Bead)3、高周波用ビーズ(GHz Bead)4、コモンモードフィルタ(Common Mode Filter)5などが挙げられる。
【0022】
具体的には、パワーインダクタ(Power Inductor)1は、電気を磁場の形で貯蔵することで出力電圧を維持して電源を安定させるなどの用途で用いられる。また、高周波インダクタ(HF Inductor)2は、インピーダンスをマッチングして必要な周波数を確保したり、ノイズ及び交流成分を遮断するなどの用途で用いられる。さらに、通常のビーズ(General Bead)3は、電源ライン及び信号ラインのノイズを除去したり、高周波リップルを除去するなどの用途で用いられる。さらに、高周波用ビーズ(GHz Bead)4は、オーディオに関連する信号ライン及び電源ラインの高周波ノイズを除去するなどの用途で用いられる。さらに、コモンモードフィルタ(Common Mode Filter)5は、ディファレンシャルモードでは電流を通過させ、コモンモードノイズのみを除去するなどの用途で用いられる。
【0023】
電子機器は、スマートフォン(Smart Phone)が代表的であるが、これに限定されるものではなく、例えば、個人情報端末(personal digital assistant)、デジタルビデオカメラ(digital video camera)、デジタルスチルカメラ(digital still camera)、ネットワークシステム(network system)、コンピュータ(computer)、モニタ(monitor)、テレビ(television)、ビデオゲーム(video game)、スマートウォッチ(smart watch)などでもあり得る。これらの他にも、通常の技術者によく知られている他の様々な電子機器などであってもよいことは言うまでもない。
【0024】
コイル電子部品
以下、本発明のコイル電子部品について説明するにあたって、便宜上、インダクタ(Inductor)の構造を例に挙げて説明するが、前述したように、他の様々な用途のコイル電子部品にも本実施形態で提案するコイル電子部品を適用できることは言うまでもない。
【0025】
図2は本発明の一実施形態によるコイル電子部品の外形を概略的に示す斜視図である。図3図2のI-I'線断面図である。また、図4図3のA領域を拡大して示す図である。
【0026】
本発明の一実施形態によるコイル電子部品100は、本体101、コイル部103、及び外部電極120、130を含み、図3に示す形態のように、本体101は、複数の磁性部104と、磁性部104間に配置された絶縁部105とを含む。コイル部103は、本体101内に埋設され、この場合、本体101内にはコイル部103を支持する支持部材102が配置されてもよい。
【0027】
コイル部103は、コイル電子部品100のコイルから発現する特性により電子機器内で様々な機能を果たす。例えば、コイル電子部品100は、パワーインダクタであってもよく、この場合、コイル部103は、電気を磁場の形で貯蔵することで出力電圧を維持して電源を安定させる役割などを果たす。この場合、コイル部103を形成するコイルパターンは、支持部材102の両面上にそれぞれ積層された形態であってもよく、支持部材102を貫通する導電性ビアを介して電気的に接続されるようにしてもよい。コイル部103は、螺旋(spiral)状に形成されてもよいが、その螺旋状の最外側には、外部電極120、130との電気的な接続のために、本体101の外部に露出する引出部Tを含むようにしてもよい。また、コイル部103は、中央に磁性コアを有するコア領域Cを備えてもよい。このようなコア領域Cは、本体101の一部を構成する。
【0028】
一方、コイル部103を形成するコイルパターンは、当該技術分野で用いられるめっき工程、例えば、パターンめっき、異方めっき、等方めっきなどの工程で形成してもよく、これらの工程のうち複数の工程を用いて多層構造に形成してもよい。
【0029】
コイル部103を支持する支持部材102は、ポリプロピレングリコール(PPG)基板、フェライト基板、金属系軟磁性基板などで形成されてもよい。
【0030】
外部電極120、130は、本体101の外部に形成されて引出部Tに接続されるように形成されてもよい。外部電極120、130は、電気伝導性に優れた金属を含むペーストを用いて形成してもよく、上記ペーストは、例えば、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、スズ(Sn)、銀(Ag)などを単独で含むか又はそれらの合金などを含む導電性ペーストであってもよい。また、外部電極120、130上にめっき層(図示せず)をさらに形成してもよい。この場合、上記めっき層は、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、及びスズ(Sn)からなる群から選択されるいずれか1つ以上を含んでもよく、例えば、ニッケル(Ni)層とスズ(Sn)層が順次形成されるようにしてもよい。
【0031】
本実施形態においては、本体101を多層構造にし、磁性粒子112を有する複数の磁性部104間に絶縁部105を配置して本体101の絶縁性を向上させる。図4を参照すると、複数の磁性部104は、絶縁体111に磁性粒子112が分散した形態である。絶縁体111としては、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂を用いてもよい。磁性粒子112は、磁性を帯びる導電性物質、例えば、金属で形成されてもよく、このような物質としてはFe系合金が挙げられる。具体的には、磁性粒子112は、Fe-Si-B-Nb-Cr組成のナノ結晶粒系合金、Fe-Ni系合金などで形成されてもよい。そして、磁性粒子112は、互いにサイズが異なる粒子を含んでもよく、例えば、約10~50umの粒度分布を有する第1粒子と、約0.5~3umの粒度分布を有する第2粒子と、を含むことができる。このように磁性粒子112をFe系合金で形成する場合、透磁率などの磁気特性に優れるのに対し、ESD(Electrostatic Discharge)に脆弱であるため、磁性粒子112の適切な絶縁構造が必要である。すなわち、本体101の絶縁性が低下すると、降伏電圧特性が低下して磁性粒子112間又は磁性粒子112とコイル部103間に通電経路が形成され、インダクタの容量の低下などの特性低下が起こることがある。
【0032】
本実施形態においては、複数の磁性部104間にさらなる絶縁機能を果たす絶縁部105を配置し、絶縁部105は、磁性部104の一面にコーティングされた形態であってもよい。絶縁部105は、原子層蒸着層(Atomic Layer Deposition、ALD)であってもよい。これにより、絶縁性を向上させながらも本体101の厚さの増加を最小限に抑えることができる。原子層の蒸着は、反応物の周期的な供給及び排出過程における表面化学反応により、対象物の表面に原子層レベルで非常に均一にコーティングする工程である。これにより得られた絶縁部105は厚さが薄いながらも絶縁性に優れる。従って、磁性部104内に多量の磁性粒子112が充填された場合も、本体101の絶縁性が確保される。絶縁部105は、セラミックからなるものであってもよく、例えば、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)などからなるようにしてもよい。また、絶縁部105は、相対的に薄く形成されるため本体101の小型化に有利であり、その厚さtは100nm以下であってもよい。
【0033】
図3に示す形態のように、絶縁部105は、コイル部103に備えられたコイルパターンに接触するようにしてもよい。これにより、コイル部103と磁性粒子112間の絶縁性を向上させることができる。絶縁部105とコイル部103の接触構造は、製造方法について後述するように、磁性部104の一面に絶縁部105がコーティングされた状態でコイル部103上に積層する方式などにより得られる。
【0034】
一方、図5の変形例のように、絶縁性をさらに改善するために、コイル部103を形成するコイルパターンの表面にコーティング層106を形成してもよく、コーティング層106は、酸化膜などからなるようにしてもよい。この場合、絶縁部105は、コイル部103に直接接触するのではなく、コーティング層106に接触するようにしてもよい。
【0035】
図6は他の変形例によるコイル電子部品を示し、前述した実施形態とは本体101の形態において異なる。本変形例の場合、絶縁部105は、磁性コアの方向に凹んだ形状にしてもよい。磁性部104の一面に絶縁部105がコーティングされた状態でコイル部103上に積層する工程を用いた場合、コイル部103が存在しないコア領域Cでは絶縁部105が自然に中央方向に曲がり得る。
【0036】
図7は本発明の一実施形態によるコイル電子部品の製造方法を示す図である。図7に示す形態のように、前述した構造を有するコイル電子部品においては、本体を積層工程で形成してもよい。まず、支持部材102上にめっきなどの方法を用いてコイル部103を形成する。その後、本体を製造するための単位積層体を形成する。ここで、かかる積層体には磁性部104と絶縁部105とが含まれる。磁性部104は、金属などの磁性粒子と、熱硬化性樹脂、バインダ及び溶剤などの有機物を混合してスラリーを製造し、ドクターブレード法を用いて上記スラリーをキャリアフィルム(carrier film)上に数十μmの厚さで塗布して乾燥することにより、シート(sheet)状にしてもよい。こうすることにより、磁性部104は、磁性粒子がエポキシ樹脂又はポリイミド(polyimide)などの熱硬化性樹脂に分散した形態で製造される。また、絶縁部105は、磁性部104の表面にアルミナなどの物質を蒸着する原子層蒸着工程で形成してもよい。
【0037】
このような方式で単位積層体104、105を複数形成し、それを図7に示す形態のように積層して圧着及び硬化することにより、本体を実現する。この場合、コイル部103に隣接する位置にはさらなる絶縁層を配置して共に積層してもよく、このような絶縁層は絶縁部105を別に含まなくてもよい。
【0038】
本発明は、前述した実施形態及び添付の図面に限定されるものではなく、特許請求の範囲に限定されるものである。よって、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で様々な形態の置換、変形及び変更が可能であり、これらも本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0039】
1 パワーインダクタ
2 高周波インダクタ
3 通常のビーズ
4 高周波用ビーズ
5 コモンモードフィルタ
100 コイル電子部品
101 本体
102 支持部材
103 コイル部
104 磁性部
105 絶縁部
106 コーティング層
111 絶縁体
112 磁性粒子
120、130 外部電極
C コア領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7