(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-09
(45)【発行日】2024-05-17
(54)【発明の名称】梱包体
(51)【国際特許分類】
B65D 81/02 20060101AFI20240510BHJP
B65D 85/68 20060101ALI20240510BHJP
【FI】
B65D81/02
B65D85/68 F
(21)【出願番号】P 2022012532
(22)【出願日】2022-01-31
【審査請求日】2023-03-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000280
【氏名又は名称】弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中出 裕也
(72)【発明者】
【氏名】辰野 晋
【審査官】植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-255276(JP,A)
【文献】特開2002-154575(JP,A)
【文献】特開2001-114384(JP,A)
【文献】特開平08-198333(JP,A)
【文献】実開平06-078295(JP,U)
【文献】実開昭62-042524(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/00-81/17
B65D 85/68
B65D 5/00- 5/76
B65D 67/00-79/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被梱包物(80)の一面(81,82)を覆う平坦部(21)を有し、段ボールシート(20)からなるトレイ(2)と、
前記平坦部(21)に沿って配置され、第1方向に延びる補強板(5)と、備え、
前記トレイ(2)は、
前記平坦部(21)の前記第1方向の一端から、前記平坦部(21)と直交する第2方向の一方側に前記段ボールシート(20)を折り曲げて形成された第1外壁(22)と、
前記平坦部(21)の前記第1方向の他端から、前記第2方向の前記一方側に前記段ボールシート(20)を折り曲げて形成された第2外壁(25)と、
前記第1外壁(22)よりも前記第2外壁(25)側に配置され、前記第1外壁(22)の折り曲げ先端(20b)から前記第2方向の他方側に前記段ボールシート(20)を折り返して形成された第1内壁(24)と、
前記第2外壁(25)よりも前記第1外壁(22)側に配置され、前記第2外壁(25)の折り曲げ先端(20e)から前記第2方向の他方側に前記段ボールシート(20)を折り返して形成された第2内壁(27)と、を有し、
前記第1内壁(24)には、前記第2方向の他端で開口する第1溝(7)が形成され
るとともに、前記第1溝(7)の底面(7c)から、前記第2方向の前記一方側に向かってスリット(10)が切り欠かれ、
前記第2内壁(27)には、前記第2方向の他端で開口する第2溝(8)が形成され、
前記補強板(5)の前記第1方向の一端部(51)は前記第1溝(7)に差し込まれ、前記補強板(5)の前記第1方向の他端部(52)は前記第2溝(8)に差し込まれて
おり、
前記補強板(5)の前記他端部(52)が前記第2溝(8)に差し込まれた状態で、前記補強板(5)の前記一端部(51)が前記第1内壁(24)に当接した位置から前記平坦部(21)までの前記第2方向の距離をh、
前記第1溝(7)の前記底面(7c)から前記平坦部(21)までの前記第2方向の距離をd、としたときに、
前記スリット(10)の前記第2方向の長さ寸法(L)は、(h-d)である、梱包体。
【請求項2】
前記第1内壁(24)および前記第2内壁(27)は、前記平坦部(21)に対する直角位置から、前記段ボールシート(20)の反発によって、互いに前記第1方向に離反するように傾いている、請求項1に記載の梱包体。
【請求項3】
前記第1内壁(24)には、複数の前記スリット(10)が切り欠かれており、
前記複数のスリット(10)は、前記底面(7c)の一端から切り欠かれた第1スリット(11)と、前記底面(7c)の他端から切り欠かれた第2スリット(12)と、を含む、
請求項1または請求項2に記載の梱包体。
【請求項4】
前記第1内壁(24)における前記第1溝(7)の前記底面(7c)と前記スリット(10)の一側面(11b,12b)とがなす角部に、面取り部(13,14)が形成されている、請求項
1から請求項
3のいずれか一項に記載の梱包体。
【請求項5】
前記面取り部(13,14)は、R面取りである、請求項
4に記載の梱包体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
空気調和機の室内機等の被梱包物を梱包するものとして、例えば特許文献1に示す梱包装置が知られている。特許文献1に示す梱包装置では、段ボールからなる底トレイの上面に緩衝材が接着して固定され、緩衝材の上に被梱包物が配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
梱包装置の底トレイには、緩衝材以外に、木材からなる補強板が接着して固定される場合がある。この場合、互いに異なる材質からなる底板と補強板が接着されるので、梱包装置を廃棄する際に、底トレイと補強板とを分別して廃棄するのが面倒となる。
【0005】
本開示は、トレイと補強板の分別廃棄を容易に行うことができる梱包体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の梱包体は、
被梱包物の一面を覆う平坦部を有し、段ボールシートからなるトレイと、
前記平坦部に沿って配置され、第1方向に延びる補強板と、備え、
前記トレイは、
前記平坦部の前記第1方向の一端から、前記平坦部と直交する第2方向の一方側に前記段ボールシートを折り曲げて形成された第1外壁と、
前記平坦部の前記第1方向の他端から、前記第2方向の前記一方側に前記段ボールシートを折り曲げて形成された第2外壁と、
前記第1外壁よりも前記第2外壁側に配置され、前記第1外壁の折り曲げ先端から前記第2方向の他方側に前記段ボールシートを折り返して形成された第1内壁と、
前記第2外壁よりも前記第1外壁側に配置され、前記第2外壁の折り曲げ先端から前記第2方向の他方側に前記段ボールシートを折り返して形成された第2内壁と、を有し、
前記第1内壁には、前記第2方向の他端で開口する第1溝が形成され、
前記第2内壁には、前記第2方向の他端で開口する第2溝が形成され、
前記補強板の前記第1方向の一端部は前記第1溝に差し込まれ、前記補強板の前記第1方向の他端部は前記第2溝に差し込まれている。
【0007】
このように構成された梱包体によれば、梱包体を廃棄する際に、補強板の一端部および他端部を、それぞれ第1内壁の第1溝および第2内壁の第2溝から抜き出すことによって、補強板をトレイから容易に取り出すことができる。したがって、補強板がトレイと異なる材質からなる場合に、トレイと補強板の分別廃棄を容易に行うことができる。
【0008】
(2)前記第1内壁には、前記第1溝の前記底面から、前記第2方向の前記一方側に向かってスリットが切り欠かれているのが好ましい。
梱包体の組み立て時において、補強板の一端部を第1内壁に当接させながら第2方向の他方側に押し込んで第1溝に差し込む際に、第1内壁における補強板の一端部が当接する部分は、スリットにより第1外壁側に反り易くなる。これにより、補強板の一端部を第1溝に容易に挿入することができる。
【0009】
(3)前記第1内壁には、複数の前記スリットが切り欠かれており、
前記複数のスリットは、前記底面の一端から切り欠かれた第1スリットと、前記底面の他端から切り欠かれた第2スリットと、を含むのが好ましい。
このような構成によって、第1内壁における補強板の一端部が当接する部分は、第1スリットおよび第2スリットにより第1外壁側にさらに反り易くなるので、補強板の一端部を第1溝にさらに容易に挿入することができる。
【0010】
(4)前記補強板の前記他端部が前記第2溝に差し込まれた状態で、前記補強板の前記一端部が前記第1内壁に当接した位置から前記平坦部までの前記第2方向の距離をh、
前記第1溝の前記底面から前記平坦部までの前記第2方向の距離をd、としたときに、
前記スリットの前記第2方向の長さ寸法は、(h-d)であるのが好ましい。
このような構成によって、スリットの第2方向の長さ寸法を可及的に短くすることができるので、スリットに起因して第1内壁が破損するのを抑制することができる。
【0011】
(5)前記第1内壁における前記第1溝の前記底面と前記スリットの一側面とがなす角部に、面取り部が形成されているのが好ましい。
このような構成により、第1内壁におけるスリットの一側面と他側面とが接触する場合に、その接触面積を面取り部の分だけ小さくすることができる。これにより、第1内壁における補強板の一端部が当接する部分は、第1外壁側にさらに反り易くなるので、補強板の一端部を第1溝にさらに容易に挿入することができる。
【0012】
(6)前記面取り部は、R面取りであるのが好ましい。
このような構成により、面取り部がC面取りである場合と比較して、第1内壁における補強板の一端部が当接する部分は、第1外壁側にさらに反り易くなる。これにより、補強板の一端部を第1溝にさらに容易に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の実施形態に係る梱包体を示す斜視図である。
【
図6】第1内壁の第1溝付近を示す
図4の要部拡大斜視図である。
【
図7】補強板の取り付け途中の状態を示すトレイの斜視図である。
【
図11】補強板の取り付け後の状態を示すトレイの斜視図である。
【
図13】スリットの長さ寸法の算出方法を示す図である。
【
図14】スリットの長さ寸法の算出方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
[梱包体の構成]
図1は、本開示の実施形態に係る梱包体1を示す斜視図である。
図2は、梱包体1を分割した状態を示す斜視図である。
図1および
図2において、梱包体1は、例えば空気調和機の天吊り型の室内機等の被梱包物80を梱包する。本実施形態の梱包体1は、一対のトレイ2、複数の緩衝材4、複数の補強板5、および複数の支柱6を備えている。
【0015】
以下、本明細書において、被梱包物80の幅方向を第1方向ともいう。被梱包物80の高さ方向(第1方向と直交する方向)を第2方向ともいう。被梱包物80の長手方向(第1方向と直交し且つ第2方向と直交する方向)を第3方向ともいう。
【0016】
一対のトレイ2は、第1トレイ(底トレイ)2Aと、第2トレイ(天トレイ)2Bと、からなる。第1トレイ2Aおよび第2トレイ2Bは、それぞれ紙製の段ボールシート20(
図5参照)により箱状に形成されている。第1トレイ2Aには、被梱包物80の第2方向の一端部(
図2の下端部)が嵌め込まれる。第2トレイ2Bには、被梱包物80の第2方向の他端部(
図2の上端部)が嵌め込まれる。以下、第1トレイ2Aおよび第2トレイ2Bの共通事項を説明する場合は、トレイ2と総称する。
【0017】
複数の緩衝材4は、被梱包物80の輸送中に生じる衝撃を緩和するために被梱包物80を保護している。各緩衝材4は、発泡スチロール等の合成樹脂発泡体で作製されている。本実施形態では、複数の緩衝材4は、第1緩衝材4a、第2緩衝材4b、第3緩衝材4c、第4緩衝材4d、第5緩衝材4e、および第6緩衝材4fを有している。
【0018】
図3は、
図1のI-I矢視断面図である。なお、
図3では、被梱包物80の内部構造の図示を省略する。
図2および
図3において、第1~第3緩衝材4a~4cは、それぞれ被梱包物80の第2方向一方側の端面81(
図2の下面)を主に保護している。第1~第3緩衝材4a~4cは、第1トレイ2Aに取り付けられている。具体的には、第1緩衝材4aは、第1トレイ2Aの第3方向の一端部(
図2の左端部)に接着剤等により貼り付けられている。第2緩衝材4bは、第1トレイ2Aの第3方向の他端部(
図2の右端部)に接着剤等により貼り付けられている。第3緩衝材4cは、第1緩衝材4aと第2緩衝材4bとの間の中央部において、第1トレイ2Aに接着剤等により貼り付けられている。
【0019】
第4~第6緩衝材4d~4fは、それぞれ第1~第3緩衝材4a~4cに対応する位置において、被梱包物80の周囲に沿って配置されている。具体的には、第4緩衝材4dは、被梱包物80の第3方向の一端部(
図2の左端部)において、被梱包物80の第2方向他方側の端面82、および第3方向両側の端面83,84にそれぞれ沿って配置されている。これにより、第4緩衝材4dは、被梱包物80の各端面82~84における第3方向の一端部を保護している。なお、第4緩衝材4dは、被梱包物80の第3方向一方側(
図3の左側)の端面85全体も覆うように形成されている。これにより、第4緩衝材4dは、被梱包物80の端面85も保護している。
【0020】
第5緩衝材4eは、被梱包物80の第3方向の他端部(
図2の右端部)において、被梱包物80の各端面82~84にそれぞれ沿って配置されている。これにより、第5緩衝材4eは、被梱包物80の各端面82~84における第3方向の他端部を保護している。なお、第5緩衝材4eは、被梱包物80の第3方向他方側(
図3の右側)の端面86全体も覆うように形成されている。これにより、第5緩衝材4eは、被梱包物80の端面86も保護している。第6緩衝材4fは、被梱包物80の第3方向の中央部において、被梱包物80の各端面82~84にそれぞれ沿って配置されている。これにより、第6緩衝材4fは、被梱包物80の各端面82~84における第3方向の中央部を保護している。
【0021】
複数の補強板5は、第1補強板5a、第2補強板5b、第3補強板5c、および第4補強板5dを有している。第1~第4補強板5a~5dは、それぞれ第1方向に延びる木材からなる。第1補強板5aおよび第2補強板5bは、第1トレイ2Aの平坦部21(後述)に沿って配置されている。第1補強板5aは、平坦部21の第1緩衝材4aと第3緩衝材4cとの間において、第1緩衝材4aに隣接して配置されている。第2補強板5bは、平坦部21の第2緩衝材4bと第3緩衝材4cとの間において、第2緩衝材4bに隣接して配置されている。
【0022】
第3補強板5cおよび第4補強板5dは、第2トレイ2Bの平坦部21(後述)に沿って配置されている。第3補強板5cは、第2トレイ2Bの平坦部21において第1補強板5aと対向する位置に配置されている。第4補強板5dは、第2トレイ2Bの平坦部21において第2補強板5bと対向する位置に配置されている。以下、第1~第4補強板5a~5dの共通事項を説明する場合は、補強板5と総称する。
【0023】
複数の支柱6は、第1支柱6a、第2支柱6b、第3支柱6c、および第4支柱6dを有している。第1~第4支柱6a~6dは、それぞれ第2方向に延びる木材からなる。第1支柱6aおよび第2支柱6bは、被梱包物80の第1方向の一方側(
図2の紙面手前側)において第3方向に間隔をあけて配置されている。第1支柱6aの第2方向の両端部は、第1補強板5aと第3補強板5cに当接している。第2支柱6bの第2方向の両端部は、第2補強板5bと第4補強板5dに当接している。
【0024】
第3支柱6cおよび第4支柱6dは、被梱包物80の第1方向の他方側(
図2の紙面奥側)において第3方向に間隔をあけて配置されている。第3支柱6cの第2方向の両端部は、第1補強板5aと第3補強板5cに当接している。第4支柱6dの第2方向の両端部は、第2補強板5bと第4補強板5dに当接している。以下、第1~第4支柱6a~6dの共通事項を説明する場合は、支柱6と総称する。
【0025】
以上の構成により、各支柱6の第2方向の両端部は補強板5に当接しているので、被梱包物80の輸送中に、梱包体1に対して第2方向から衝撃力が作用したときに、各支柱6にかかる集中荷重を補強板5により分散して受けることができる。これにより、支柱6がトレイ2を突き破って梱包体1が破損するのを抑制することができる。
【0026】
[トレイの構成]
図4は、トレイ2を示す斜視図である。
図5は、トレイ2の展開図である。
図4および
図5において、トレイ2は、一枚の紙製の段ボールシート20を折り曲げることによって箱状に形成されている。トレイ2は、平坦部21、第1外壁22、第1連結壁23、第1内壁24、第2外壁25、第2連結壁26、第2内壁27、一対の第1差込壁28、一対の第2差込壁29、第3外壁31、第3連結壁32、第3内壁33、第4外壁34、第4連結壁35、および第4内壁36を有している。
【0027】
平坦部21は、被梱包物80の第2方向を向く一面(端面81または端面82)を覆う大きさに形成されている(
図3参照)。平坦部21の第1方向の一端(
図5の上端。以下、同様)には、第3方向に延びる折曲線20aを介して第1外壁22が連なっている。第1外壁22の第1方向の長さ寸法は、平坦部21の第1方向の長さ寸法よりも短い。
【0028】
第1外壁22の第1方向の一端には、第3方向に延びる折曲線20bを介して第1連結壁23が連なっている。第1連結壁23の第1方向の長さ寸法は、第1外壁22の第1方向の長さ寸法よりも短い。第1連結壁23の第1方向の一端には、第3方向に延びる折曲線20cを介して第1内壁24が連なっている。第1内壁24の第1方向の長さ寸法は、第1外壁22の第1方向の長さ寸法と同一である。第1外壁22、第1連結壁23、および第1内壁24それぞれにおける第3方向の長さ寸法は、平坦部21の第3方向の長さ寸法と同一である。
【0029】
平坦部21の第1方向の他端(
図5の下端。以下、同様)には、第3方向に延びる折曲線20dを介して第2外壁25が連なっている。第2外壁25の第1方向の長さ寸法は、第1外壁22の第1方向の長さ寸法と同一である。第2外壁25の第1方向の他端には、第3方向に延びる折曲線20eを介して第2連結壁26が連なっている。第2連結壁26の第1方向の長さ寸法は、第1連結壁23の第1方向の長さ寸法と同一である。
【0030】
第2連結壁26の第1方向の他端には、第3方向に延びる折曲線20fを介して第2内壁27が連なっている。第2内壁27の第1方向の長さ寸法は、第1内壁24の第1方向の長さ寸法と同一である。第2外壁25、第2連結壁26、および第2内壁27それぞれにおける第3方向の長さ寸法は、平坦部21の第3方向の長さ寸法と同一である。
【0031】
平坦部21の第3方向の一端(
図5の左端。以下、同様)には、第1方向に延びる折曲線20gを介して第3外壁31が連なっている。第3外壁31の第3方向の長さ寸法は、第1外壁22(第2外壁25)の第1方向の長さ寸法と同一である。第3外壁31の第3方向の一端には、第1方向に延びる折曲線20hを介して第3連結壁32が連なっている。第3連結壁32の第3方向の長さ寸法は、第1連結壁23(第2連結壁26)の第1方向の長さ寸法と同一である。
【0032】
第3連結壁32の第3方向の一端には、第1方向に延びる折曲線20iを介して第3内壁33が連なっている。第3内壁33の第3方向の長さ寸法は、第1内壁24(第2内壁27)の第1方向の長さ寸法と同一である。第3外壁31、第3連結壁32、および第3内壁33それぞれにおける第1方向の長さ寸法は、平坦部21の第1方向の長さ寸法と同一である。
【0033】
第1外壁22の第3方向の一端には、第1方向に延びる折曲線20jを介して一方の第1差込壁28が連なっている。第2外壁25の第3方向の一端には、第1方向に延びる折曲線20kを介して他方の第1差込壁28が連なっている。各第1差込壁28の第1方向の長さ寸法は、第3外壁31の第3方向の長さ寸法よりも少し短い。
【0034】
平坦部21の第3方向の他端(
図5の右端。以下、同様)には、第1方向に延びる折曲線20mを介して第4外壁34が連なっている。第4外壁34の第3方向の長さ寸法は、第3外壁31の第3方向の長さ寸法と同一である。第4外壁34の第3方向の他端には、第1方向に延びる折曲線20nを介して第4連結壁35が連なっている。第4連結壁35の第3方向の長さ寸法は、第3連結壁32の第3方向の長さ寸法と同一である。
【0035】
第4連結壁35の第3方向の他端には、第1方向に延びる折曲線20pを介して第4内壁36が連なっている。第4内壁36の第3方向の長さ寸法は、第3内壁33の第3方向の長さ寸法と同一である。第4外壁34、第4連結壁35、および第4内壁36それぞれにおける第1方向の長さ寸法は、平坦部21の第1方向の長さ寸法と同一である。
【0036】
第1外壁22の第3方向の他端には、第1方向に延びる折曲線20rを介して一方の第2差込壁29が連なっている。第2外壁25の第3方向の他端には、第1方向に延びる折曲線20sを介して他方の第2差込壁29が連なっている。各第2差込壁29の第1方向の長さ寸法は、第4外壁34の第3方向の長さ寸法よりも少し短い。
【0037】
[トレイの組み立て方法]
図5に示す状態から、段ボールシート20を折り曲げてトレイ2を組み立てる方法について説明する。まず、平坦部21の第1方向の一端において、折曲線20aを起点として第1外壁22を平坦部21に対して第2方向の一方側(
図5の紙面手前側。以下、同様)に90度折り曲げる。その後、折曲線20bを起点として第1連結壁23を第1外壁22に対して平坦部21側に90度折り曲げる。そして、折曲線20cを起点として第1内壁24を第1連結壁23に対して平坦部21側に90度折り曲げる。
【0038】
第1外壁22、第1連結壁23、および第1内壁24を上記のように折り曲げることで、
図4に示すように、第1内壁24は、第1外壁22の折り曲げ先端(折曲線20b)から、第1連結壁23を介して、第2方向の他方側(
図4の下側。以下、同様)に折り返された状態となる。これにより、第1内壁24は、第1外壁22よりも平坦部21側(第2外壁25側)に配置される。平坦部21の第1方向の一端には、第1外壁22、第1連結壁23、および第1内壁24によって、トレイ2の第1側壁体2cが構成される。
【0039】
次に、
図5において、平坦部21の第1方向の他端における折曲線20dを起点として、第2外壁25を平坦部21に対して第2方向の一方側に90度折り曲げる。その後、折曲線20eを起点として第2連結壁26を第2外壁25に対して平坦部21側に90度折り曲げる。そして、折曲線20fを起点として第2内壁27を第2連結壁26に対して平坦部21側に90度折り曲げる。
【0040】
第2外壁25、第2連結壁26、および第2内壁27を上記のように折り曲げることで、
図4に示すように、第2内壁27は、第2外壁25の折り曲げ先端(折曲線20e)から、第2連結壁26を介して、第2方向の他方側に折り返された状態となる。これにより、第2内壁27は、第2外壁25よりも平坦部21側(第1外壁22側)に配置される。平坦部21の第1方向の他端には、第2外壁25、第2連結壁26、および第2内壁27によって、トレイ2の第2側壁体2dが構成される。なお、第2側壁体2dは、第1側壁体2cよりも先に折り曲げ形成してもよい。
【0041】
次に、
図5において、平坦部21の第3方向の一端における一対の第1差込壁28それぞれを、上記のように折り曲げられた第1外壁22,第2外壁25に対して、折曲線20j,20kを起点として平坦部21側に90度折り曲げる。次いで、折曲線20gを起点として第3外壁31を平坦部21に対して第2方向の一方側に90度折り曲げる。その後、折曲線20hを起点として第3連結壁32を第3外壁31に対して平坦部21側に90度折り曲げる。そして、折曲線20iを起点として第3内壁33を第3連結壁32に対して平坦部21側に90度折り曲げる。これにより、
図4に示すように、第3外壁31と第3内壁33との間に一対の第1差込壁28が挟み込まれた状態となる。平坦部21の第3方向の一端には、第3外壁31、第3連結壁32、第3内壁33、および一対の第1差込壁28によって、トレイ2の第3側壁体2eが構成される。
【0042】
次に、
図5において、平坦部21の第3方向の他端における一対の第2差込壁29それぞれを、上記のように折り曲げられた第1外壁22,第2外壁25に対して、折曲線20r,20sを起点として平坦部21側に90度折り曲げる。次いで、折曲線20mを起点として第4外壁34を平坦部21に対して第2方向の一方側に90度折り曲げる。その後、折曲線20nを起点として第4連結壁35を第4外壁34に対して平坦部21側に90度折り曲げる。そして、折曲線20pを起点として第4内壁36を第4連結壁35に対して平坦部21側に90度折り曲げる。これにより、
図4に示すように、第4外壁34と第4内壁36との間に一対の第2差込壁29が挟み込まれた状態となる。平坦部21の第3方向の他端には、第4外壁34、第4連結壁35、第4内壁36、および一対の第2差込壁29によって、トレイ2の第4側壁体2fが構成される。なお、第4側壁体2fは、第3側壁体2eよりも先に折り曲げ形成してもよい。
【0043】
[トレイの溝]
図4において、トレイ2の第1内壁24には、一対の第1溝7が第3方向に間隔をあけて形成されている。各第1溝7は、補強板5の第1方向の一端部51が差し込まれる大きさに形成されている(
図10参照)。本実施形態の第1溝7は、第1内壁24の第2方向の先端(他端)が開口する凹溝からなる。第1溝7は、一対の側面7a,7bと、底面7cと、を有している。一対の側面7a,7bは、それぞれ第2方向に延びて形成され、互いに対向している。底面7cは、一対の側面7a,7bの間において第3方向に延びて形成されている。
【0044】
トレイ2の第2内壁27には、一対の第2溝8が第3方向に間隔をあけて形成されている。各第2溝8は、補強板5の第1方向の他端部52が差し込まれる大きさに形成されている(
図7参照)。本実施形態の第2溝8は、第2内壁27の第2方向の先端(他端)が開口する凹溝からなる。第2溝8は、一対の側面8a,8bと、底面8cと、を有している。一対の側面8a,8bは、それぞれ第2方向に延びて形成され、互いに対向している。底面8cは、一対の側面8a,8bの間において第3方向に延びて形成されている。
【0045】
[スリット]
図6は、第1内壁24の第1溝7付近を示す
図4の要部拡大斜視図である。
図4および
図6において、第1内壁24には、各第1溝7の底面7cから、第2方向の一方側(
図6の上側)に向かって複数のスリット10が切り欠かれている。複数のスリット10は、第1スリット11と、第2スリット12と、を含む。第1スリット11の第2方向の長さ、および第2スリット12の第2方向の長さ寸法は、同一である。
【0046】
第1スリット11は、第1溝7の底面7cにおける側面7a側の一端から第2方向に切り欠かれている。第1スリット11は、第2方向に延びる一対の側面11a,11bを有している。一方の側面11aは、第1溝7の側面7aと同一面上に形成されている、他方の側面11bは、前記側面11aに対して第3方向に微小隙間をあけて対向して形成されている。
【0047】
第2スリット12は、第1溝7の底面7cにおける側面7b側の他端から第2方向に切り欠かれている。第2スリット12は、第2方向に延びる一対の側面12a,12bを有している。一方の側面12aは、第1溝7の側面7bと同一面上に形成されている、他方の側面12bは、前記側面12aに対して第3方向に微小隙間をあけて対向して形成されている。
【0048】
[面取り部]
第1内壁24における第1溝7の底面7cと、第1スリット11の側面(一側面)11bとがなす角部には、第1面取り部(面取り部)13が形成されている。同様に、第1内壁24における第1溝7の底面7cと第2スリット12の側面(一側面)12bとがなす角部には、第2面取り部(面取り部)14が形成されている。本実施形態における第1面取り部13および第2面取り部14は、R面取り(前記各角部を円弧状に切削加工する面取り)にて構成されている。なお、第1面取り部13および第2面取り部14は、C面取り(前記各角部を約45度の傾斜面に切削加工する面取り)であってもよい。
【0049】
以上の構成により、第1内壁24の各第1溝7に対応する位置には、第1スリット11と第2スリット12との間に舌部15が形成されている。舌部15は、第1スリット11の側面11b、第1面取り部13、第1溝7の底面7c、第2面取り部14、および第2スリット12の側面12bによって囲まれた第1内壁24の一部分からなる。舌部15の第3方向の長さ寸法は、補強板5の第3方向の長さ寸法よりも少し長い(
図8参照)。
【0050】
[補強板の取り付け方法]
図7は、補強板5の取り付け途中の状態を示すトレイ2の斜視図である。
図8は、
図7の要部拡大斜視図である。トレイ2に各補強板5を取り付ける場合、
図7および
図8に示すように、各補強板5の他端部52を第2内壁27の第2溝8に差し込んだ状態で、各補強板5の一端部51を第1内壁24の舌部15に当接させる。
【0051】
次に、
図8に示す状態から、各補強板5の一端部51を、第2方向の第1溝7側へ押し込む。この押込力によって、
図9に示すように、第1スリット11および第2スリット12の各基端を起点として、舌部15が第1外壁22側に反る。このように舌部15が反ることによって、各補強板5の一端部51は、舌部15に当接しながら第1溝7側へ徐々に移動する。
【0052】
図9に示す状態から、各補強板5の一端部51を、さらに第2方向の第1溝7側へ押し込むと、
図10に示すように、各補強板5の一端部51は、平坦部21に沿って配置された状態となる。その際、各補強板5の一端部51と舌部15との当接が解除されるので、舌部15は、段ボールシート20の反発によって、
図9の第1外壁22側に反った状態から元の状態に戻る。これにより、各補強板5の一端部51は、第1溝7に差し込まれた状態となる。
【0053】
以上により、
図11に示すように、各補強板5の一端部51および他端部52は、それぞれ第1溝7および第2溝8に差し込まれた状態となる。これにより、各補強板5は、トレイ2の平坦部21に沿って配置された状態で、第1側壁体2cおよび第2側壁体2dによりトレイ2に対して着脱可能に保持される。
【0054】
[スリットの長さ寸法の算出方法]
図12は、
図4のII-II矢視断面図である。
図12に示すように、トレイ2の第1側壁体2cおよび第2側壁体2dは、上記のように段ボールシート20を折り曲げて形成されている。このため、第1側壁体2cおよび第2側壁体2dは、平坦部21に対して90度折り曲げた位置から、段ボールシート20の反発によって第1方向の両外側(
図12の左右両側)に傾いた状態となる。第1側壁体2cの第1内壁24に形成されるスリット10の第2方向の長さ寸法Lは、段ボールシート20の反発度合を考慮して設定されている。以下、スリット10の長さ寸法Lの算出方法について説明する。
【0055】
図13は、スリット10の長さ寸法Lの算出方法を示す図である。なお、補強板5の長手方向の長さ寸法gは、段ボールシート20の厚み寸法b、第2外壁25と第2内壁27との隙間寸法c、および段ボールシート20の反発度合e,iとそれぞれ比較して、十分に長い寸法とする。段ボールシート20の反発度合とは、トレイ2における第1側壁体2cの任意箇所が、段ボールシート20の反発前の位置から反発後の位置まで第1方向へ移動した距離を意味する。
【0056】
段ボールシート20の反発度合eは、第1内壁24の第1溝7の底面7cが、段ボールシート20の反発前の位置から反発後の位置まで第1方向へ移動した距離である。段ボールシート20の反発度合iは、補強板5の他端部52が第2溝8に差し込まれた状態で、第1内壁24における補強板5の一端部51が当接する位置が、段ボールシート20の反発前の位置から反発後の位置まで第1方向へ移動した距離である。
【0057】
図13において、スリット10の長さ寸法Lは、下記の式(1)により算出される。
L=h-d ・・・(1)
hは、段ボールシート20の反発後において、補強板5の他端部52が第2外壁25に当接するまで第2溝8に差し込まれた状態で、補強板5の一端部51が第1内壁24に当接した位置から平坦部21までの第2方向の距離である。dは、段ボールシート20の反発後における、第1溝7の底面7cから平坦部21までの第2方向の距離である。距離hおよび距離dは、いずれも実測して求めることができる。
【0058】
上記式(1)の距離hは、実測せずに、以下の方法により算出することもできる。
図14に示すように、段ボールシート20の反発後において、補強板5の一端部51および他端部52がそれぞれ第1溝7および第2溝8に差し込まれた状態で、補強板5の長手方向(第1方向)の長さ寸法gは、下記の式(2)の関係が成り立つ。なお、式(2)の長さ寸法gは、補強板5の他端部52が第2外壁25に当接するまで第2溝8に差し込まれている状態で、補強板5の一端部51を第1内壁24の第1溝7に差し込むための必要最小限の長さ寸法である。
g=f+e+a+b+c ・・・(2)
【0059】
上記式(2)において、fは、補強板5の一端部51の第1溝7への差し込み代(≧0)である。eは、上述した段ボールシート20の反発度合である。aは、段ボールシート20の反発前における、第1内壁24から第2内壁27までの第1方向の距離である。bは、上述した段ボールシート20の厚み寸法である。cは、上述した第2外壁25と第2内壁27との隙間寸法である。
【0060】
一方、
図13に示すように、段ボールシート20の反発後において、補強板5の他端部52が第2外壁25に当接するまで第2溝8に差し込まれ、補強板5の一端部51が第1内壁24に当接している状態で、補強板5の長手方向の長さ寸法gは、下記の式(3)の関係が成り立つ。
g=i+a+b+c ・・・(3)
上記式(3)において、iは、上述した段ボールシート20の反発度合である。
【0061】
上記の反発度合e,iおよび距離d,hは、下記の式(4)の関係が成り立つ。
d:e=h:i ・・・(4)
上記の式(3)および式(4)により、補強板5の長手方向の長さ寸法gは、下記の式(5)の関係が成り立つ。
g=eh/d+a+b+c ・・・(5)
【0062】
したがって、上記の式(2)および式(5)により、距離hは、下記の式(6)により算出することができる。
h=(e+f)×d/e ・・・(6)
【0063】
[実施形態の作用効果]
【0064】
本実施形態の梱包体1によれば、梱包体1を廃棄する際に、補強板5の一端部51および他端部52を、それぞれ第1内壁24の第1溝7および第2内壁27の第2溝8から抜き出すことによって、補強板5をトレイ2から容易に取り出すことができる。これにより、紙製のトレイ2と異なる材質(木材)からなる補強板5の分別廃棄を容易に行うことができる。
【0065】
梱包体1の組み立て時において、補強板5の一端部51を第1内壁24に当接させながら第2方向の他方側に押し込んで第1溝7に差し込む際に、補強板5の一端部51が当接する第1内壁24の舌部15は、複数のスリット10により第1外壁22側に反り易くなる。これにより、補強板5の一端部51を第1溝7に容易に挿入することができる。
【0066】
スリット10の第2方向の長さ寸法Lは、上記の式(1)により算出されるので、長さ寸法Lを可及的に短くすることができる。その結果、スリット10に起因して第1内壁24が破損するのを抑制することができる。
【0067】
第1内壁24における第1溝7の底面7cと各スリット10の側面11b,12bとがなす角部に第1および第2面取り部13,14が形成されている。これにより、各スリット10の側面11a,11b(12a,12b)同士が接触する場合に、その接触面積を第1および第2面取り部13,14の分だけ小さくすることができる。前記接触面積が小さくなることで、第1内壁24における補強板5の一端部51が当接する舌部15は、第1外壁22側にさらに反り易くなるので、補強板5の一端部51を第1溝7にさらに容易に挿入することができる。
【0068】
第1および第2面取り部13,14は、R面取りであるため、C面取りと比較して、舌部15は第1外壁22側にさらに反り易くなる。これにより、補強板5の一端部51を第1溝7にさらに容易に挿入することができる。
【0069】
[その他]
スリット10は、第1溝7の底面7cの一端および他端にそれぞれ形成されているが、第1溝7の底面8cの任意箇所に少なくとも1つ形成されていればよい。スリット10の長さ寸法Lは、本実施形態の算出方法に限らず、他の算出方法により設定されてもよい。スリット10および面取り部13,14は、第1内壁24の第1溝7付近に形成されているが、第2内壁27の第2溝8付近に形成されていてもよい。トレイ2には、2枚の補強板5が配置されているが、1枚または3枚以上の補強板5が配置されていてもよい。
【0070】
外壁22、連結壁23、内壁24、および溝7それぞれの「第1」という記載と、外壁25、連結壁26、内壁27、および溝8それぞれの「第2」という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いたものである。したがって、前記「第1」および「第2」を逆に用いてもよい。
【0071】
梱包体1は、一対のトレイ2(第1トレイ2A,第2トレイ2B)を備えているが、少なくとも一方のトレイ2を備えていればよい。梱包体1の素材は、紙製の段ボールシートに限定されるものではなく、樹脂製の段ボールシートであってもよい。被梱包物80は、天吊り型の室内機に限らず、壁掛け型、天井埋込み型、床置き型の室内機であってもよいし、室外機等の他の物品であってもよい。
【0072】
本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0073】
1 梱包体
2 トレイ
5 補強板
7 第1溝
7c 底面
8 第2溝
10 スリット
11 第1スリット
11b 側面(一側面)
12 第2スリット
12b 側面(一側面)
13 第1面取り部(面取り部)
14 第2面取り部(面取り部)
20 段ボールシート
20b 折曲線(折り曲げ先端)
20e 折曲線(折り曲げ先端)
21 平坦部
22 第1外壁
24 第1内壁
25 第2外壁
27 第2内壁
51 一端部
52 他端部
80 被梱包物
81 端面(一面)
82 端面(一面)
L 長さ寸法