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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-09
(45)【発行日】2024-05-17
(54)【発明の名称】屋根用取付金具
(51)【国際特許分類】
   E04D 13/10 20060101AFI20240510BHJP
   E04D 13/00 20060101ALI20240510BHJP
   E04D 13/18 20180101ALI20240510BHJP
   F16B 2/06 20060101ALI20240510BHJP
【FI】
E04D13/10 F
E04D13/00 K
E04D13/18 ETD
F16B2/06 A
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020140595
(22)【出願日】2020-08-24
(65)【公開番号】P2022036401
(43)【公開日】2022-03-08
【審査請求日】2023-08-07
(73)【特許権者】
【識別番号】591109061
【氏名又は名称】株式会社野島角清製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100097065
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 雅栄
(72)【発明者】
【氏名】野島 隆志
(72)【発明者】
【氏名】野島 淳志
【審査官】菅原 奈津子
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-312082(JP,A)
【文献】特開2012-127148(JP,A)
【文献】実開昭59-134617(JP,U)
【文献】特開2011-231591(JP,A)
【文献】特開2014-190025(JP,A)
【文献】実開平02-128724(JP,U)
【文献】特開2019-183939(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第103774795(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04D 13/00-13/18
F16B 2/06
H02S 20/23
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋根の取付部を外側から挟持する挟持部が下部に設けられた対向挟持部間に、この対向挟持部を接近可動させる締め付けボルトが架設状態に配設されていて、この締め付けボルトをまたはこの締め付けボルトにねじ着されているナットを締め付け回動してこの締め付けボルトにより前記対向挟持部を締め付けることで、前記対向挟持部が接近可動して前記挟持部が前記取付部を両側から締め付け挟持しこの取付部に取り付けられる構成とされている屋根用取付金具であって、
前記対向挟持部には外側に膨らんだ湾曲形状部が設けられ、
この湾曲形状部は、前記締め付けボルトによる締め付けにより湾曲度が減じるように変形する構成とされているとともに、この締め付けボルトによる締め付けにより、前記挟持部が前記取付部を両側から締め付け挟持した際、この湾曲度がほぼ消失する形状に構成されていて、この湾曲度の消失の有無の目視で前記締め付けボルトによる締め付けの必要十分度合が視認できる形状に構成されていることを特徴とする屋根用取付金具。
【請求項2】
前記締め付けボルトは、前記対向挟持部間に、架設状態にして水平間隔をおいて複数並設された構成とし、この締め付けボルト間にこの中間部が外側に膨らむ前記湾曲形状部が設けられ、この湾曲形状部は、前記挟持部が前記取付部を両側から締め付け挟持した際、この湾曲度がほぼ消失することを平面視で視認することで前記締め付けボルトによる締め付けが必要十分であることが視認できる形状に構成されていることを特徴とする請求項1記載の屋根用取付金具。
【請求項3】
前記対向挟持部の双方に、前記湾曲形状部が対向状態に設けられ、この湾曲形状部は、前記挟持部が前記取付部を両側から締め付け挟持した際、この双方の湾曲度がほぼ消失して前記対向挟持部の外形が平面視でほぼ平行となっていることを視認することで、前記締め付けボルトによる締め付けが必要十分であることが視認できる形状に構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の屋根用取付金具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば、挟持金具本体に雪止め板や雪止めアングル止め部を設けた構成の雪止め金具やソーラーパネル取付部を設けたソーラーパネル取付金具などの屋根ハゼ部に締め付け挟持して取り付ける屋根用取付金具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
たとえば、屋根のハゼ部などの取付部を両側から締め付け挟持してこの取付部に取り付ける雪止め金具やソーラーパネル取付金具などの屋根用取付金具は、たとえば、この取付部を外側から挟持する挟持部が下部に設けられた対向挟持部(挟持金具本体)間に、この対向挟持部を接近可動させる締め付けボルトを架設状態に配設した構成で、この締め付けボルトをまたはこの締め付けボルトにねじ着されているナットを締め付け回動してこの締め付けボルトにより前記対向挟持部を接近可動させこの下部の左右の挟持部で前記取付部を両側から締め付け挟持しこの取付部に取り付ける構成としている。
【0003】
しかしながら、このような構成の屋根用取付金具では、締め付けトルクが強すぎた場合には、金具本体の上下方向の中央部に締め付けボルトが架設されているため、金具本体がその左右において締め付け部が内側に窪むように反り返る現象、すなわちボルト締め付け部分が窪み下部の挟持部が逆に離反しようとするサバ折れ現象が生じ、この金具の変形およびこのサバ折れ現象による挟持力の低下により取り付け強度が低下するおそれがあった。
【0004】
言い換えると、締め付けボルトを締め過ぎると、このボルトナット周辺が内側へ反るようにつぶれ、この反り返るサバ折れ現象により下部の挟持力が弱まり、取り付け強度が低下するおそれがあった。
たとえば、嵌合式立平屋根の場合、縦方向に延びるハゼ部は変形し易いため、締め付けボルトを必要以上に締め付けてしまい、このサバ折れ現象による取り付け強度の低下を招き易い。
【0005】
そこで、適切な締め付けトルクで金具を取り付けるために、トルクレンチなどを使用して締め付け強度を確認しながら作業することが望ましいが、多数の金具を取り付ける場合は非常に厄介な作業となるため、作業者の感覚で適度な締め付け加減で締め付ける取付作業がなされることも多いのが実情であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような問題を見い出しこれを解決したもので、トルクレンチを使用せずとも、また熟練作業者の感覚に頼らずとも、簡易な目視で締め付けトルクを容易に管理でき、締め付け過ぎで生じるサバ折れ現象による取り付け強度の低下を防止でき、常に簡易にして適正な締め付け加減で瞬時に取付作業がおこなえるなど取り付け強度が低下せず作業性にも優れた屋根用取付金具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
屋根の取付部1を外側から挟持する挟持部2が下部に設けられた対向挟持部3間に、この対向挟持部3を接近可動させる締め付けボルト4が架設状態に配設されていて、この締め付けボルト4をまたはこの締め付けボルト4にねじ着されているナット5を締め付け回動してこの締め付けボルト4により前記対向挟持部3を締め付けることで、前記対向挟持部3が接近可動して前記挟持部2が前記取付部1を両側から締め付け挟持しこの取付部1に取り付けられる構成とされている屋根用取付金具であって、前記対向挟持部3には外側に膨らんだ湾曲形状部6が設けられ、この湾曲形状部6は、前記締め付けボルト4による締め付けにより湾曲度が減じるように変形する構成とされているとともに、この締め付けボルト4による締め付けにより、前記挟持部2が前記取付部1を両側から締め付け挟持した際、この湾曲度がほぼ消失する形状に構成されていて、この湾曲度の消失の有無の目視で前記締め付けボルト4による締め付けの必要十分度合が視認できる形状に構成されていることを特徴とする屋根用取付金具に係るものである。
【0009】
また、前記締め付けボルト4は、前記対向挟持部3間に、架設状態にして水平間隔をおいて複数並設された構成とし、この締め付けボルト4間にこの中間部が外側に膨らむ前記湾曲形状部6が設けられ、この湾曲形状部6は、前記挟持部2が前記取付部1を両側から締め付け挟持した際、この湾曲度がほぼ消失することを平面視で視認することで前記締め付けボルト4による締め付けが必要十分であることが視認できる形状に構成されていることを特徴とする請求項1記載の屋根用取付金具に係るものである。
【0010】
また、前記対向挟持部3の双方に、前記湾曲形状部6が対向状態に設けられ、この湾曲形状部6は、前記挟持部2が前記取付部1を両側から締め付け挟持した際、この双方の湾曲度がほぼ消失して前記対向挟持部3の外形が平面視でほぼ平行となっていることを視認することで、前記締め付けボルト4による締め付けが必要十分であることが視認できる形状に構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の屋根用取付金具に係るものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明は上述のように構成したから、簡易な目視で締め付けトルクを容易に管理でき、締め付け過ぎで生じるサバ折れ現象による取り付け強度の低下を防止でき、常に簡易にして適正な締め付け加減で瞬時に取付作業がおこなえるなど取り付け強度が低下せず作業性にも優れた屋根用取付金具となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
図2】本実施例の締め付け前と締め付け完了時を示す説明平面図である。
図3】本実施例の斜視図である。
図4】本実施例の平面図である。
図5】本実施例の側面図である。
図6】本実施例の締め付け状態の斜視図である。
図7】本実施例の締め付け状態の平面図である。
図8】本実施例の締め付け状態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の最適な実施形態を図面に基づいて本発明の作用を示し簡単に説明する。
【0014】
対向挟持部3(挟持金具本体)間に架設状態に配設されている締め付けボルト4をまたはこの締め付けボルト4にねじ着されているナット5を締め付け回動して、この締め付けボルト4によりこの対向挟持部3を締め付けることで、この左右の対向挟持部3が接近可動してこの下部の挟持部2が屋根の取付部1を両側から締め付け挟持するが、締め付け過ぎると、サバ折れ現象により挟持部2の挟持力が逆に弱くなり、取り付け強度が低下してしまうため、この締め付け時の締め過ぎを防止するためトルク管理が必要とされる。
【0015】
この点、本発明では、前記対向挟持部3に外側に膨らんだ湾曲形状部6が設けられ、前記締め付けボルト4による締め付けによりこの湾曲度が減じるように変形する構成とされている。
【0016】
したがって、この湾曲度合を予め所定度合いに設定した形状に構成しこれで量産すれば、前記締め付けボルト4による締め付けにより、前記挟持部2が前記取付部1を両側から適切なトルクで締め付け挟持した際、言い換えると、必要十分な締め付け度でサバ折れ現象が生じない適切な締め付け力で締め付けた際、この湾曲度がほぼ消失する形状に変形する構成としている。
【0017】
ゆえに本発明では、作業者が締め付け作業をおこなう際、この湾曲形状部6の湾曲度の消失を目視で確認(視認)することで、前記締め付けボルト4による締め付けが必要十分で適正な取り付けが完了したこととなり、このようにトルク管理がなされる締め付け取付作業が瞬時におこなえることとなる。したがって、作業性をおとさずにサバ折れ現象による取り付け強度の低下を防止できることとなる。
【0018】
たとえば、前記締め付けボルト4を水平間隔をおいて複数並設した構成とし、この締め付けボルト4間にこの中間部が外側に膨らむ前記湾曲形状部6を設ければ、前記挟持部2が前記取付部1を両側から締め付け挟持する際、この湾曲度がほぼ消失することを平面視で視認することで、前記締め付けボルト4による締め付けが必要十分であることが一層瞬時に確認できることとなり、一層作業性に優れるとともに一層確実にサバ折れ現象による取り付け強度の低下を防止できることとなる。
【0019】
しかも、前記対向挟持部3の左右双方に対向状態に前記湾曲形状部6を設ければ、この双方の湾曲度がほぼ消失して前記対向挟持部3の外形が平面視でほぼ平行となるところまで締め付けボルト4で締め付けて挟持部2で締め付け挟持すれば、この締め付けボルト4による締め付けが必要十分であることがさらに一層瞬時にして視認できることとなり、極めて作業性に優れ、常に取り付け強度を低下させず強い取り付け強度で取り付けることが容易な屋根用取付金具となる。
【実施例
【0020】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0021】
本実施例では、屋根の取付部1が締め付け変形し易いため締め付け過ぎによるサバ折れ現象が生じ易く挟持部2の挟持力が弱くなり易い嵌合式立平屋根に取り付ける雪止め金具に本発明を適用したもので、この嵌合式立平屋根の縦方向に延びるハゼ部を取付部1としてこれを両側から締め付け挟持して取り付ける構成としている。
【0022】
すなわち具体的には、アングル係合溝8に雪止めアングル9を係止してこれを押さえ部で押さ込む雪止めアングル止め部7を備えた雪止め金具であって、下部にこの屋根の取付部1を外側から挟持する挟持部2および接地部10をそれぞれ内外逆方向に折り曲げ形成した断面逆U字状の金属板製の挟持金具本体(一対の対向挟持部3)の上部に、前記雪止めアングル止め部7を設けた構成で、双方の対向挟持部3(挟持金具本体)の下部の前後端部にそれぞれ外側に折曲して板状の接地部10を設けるとともに、この接地部10間の下部中央部を内側に折曲して幅広な板状の挟持部2を内側突出状態に形成して設け、この一対の対向挟持部3(挟持金具本体)間に、この左右の対向挟持部3を接近可動させる締め付けボルト4を架設状態に配設した構成としている。
【0023】
この本実施例の一対の対向挟持部3(挟持金具本体)は、断面逆U字状の金属製板材で構成され左右にそれぞれ板状の対向挟持部3が設けられ、それぞれの下部に前述のように挟持部2が内側に折曲状態に一体形成され、その内側突出先端で取付部1の外側を圧接し挟持する構成であるとともに、左右の対向挟持部3の上部が連設されこの板状の対向挟持部3が対向状態にして自身のバネ弾性に抗して締め付けボルト4による締め付けにより接近可動自在に構成している。
【0024】
すなわち本実施例では、この対向挟持部3間に架設状態にして水平間隔をおいて二体の締め付け用のナット5付き締め付けボルト4を並設した構成とし、この締め付けボルト4をまたはこの締め付けボルト4にねじ着されているナット5を締め付け回動してこの締め付けボルト4により前記対向挟持部3を締め付けることで、この左右の対向挟持部3が接近可動して各下部の挟持部2が前記取付部1を両側から締め付け挟持しこの取付部1に取り付ける構成としている。
【0025】
また本実施例では、左右双方の対向挟持部3に外側に膨らんだ湾曲形状部6を設けているが、本実施例の湾曲形状部6は、締め付けボルト4による締め付けにより湾曲度が減じるように変形する構成とするとともに、前記締め付けボルト4による締め付けにより、前記挟持部2が前記取付部1を両側から締め付け挟持した際、この湾曲度が徐々に変形していき適切な締め付け時にはほぼ消失する形状に設定していて、この湾曲度の消失の有無の目視で前記締め付けボルト4による締め付けの必要十分度合が視認できる形状に設定した構成としている。
【0026】
具体的には、前記締め付けボルト4による締め付けにより、前記挟持部2が前記取付部1を両側から適切なトルクで締め付け挟持した際、言い換えると、必要十分な締め付け度でサバ折れ現象が生じない適切な締め付け力で締め付けた際、この湾曲度がほぼ消失する形状に変形し、作業者はこの湾曲形状部6の湾曲度の消失を視認することで、前記締め付けボルト4による締め付けが必要十分で適正な取り付けが完了したことを瞬時に確認できる形状に構成している。
【0027】
さらに説明すると、本実施例では、前記締め付けボルト4を水平間隔をおいて前後方向端部にして上下方向の中間高さに二体並設した構成とし、この締め付けボルト4間にこの中間部が外側に膨らむ前記湾曲形状部6を設けている。
【0028】
具体的には本実施例では、上下方向にも前後方向にも外側に外形が膨らんだ形状の湾曲形状部6を締め付けボルト4間の左右の対向挟持部3に設け、この締め付けボルト4のナット5を締め付け回動して前記挟持部2を前記取付部1の両側から締め付け挟持する際、この湾曲形状部6が徐々に消失していくように変形していき湾曲度がほぼ消失することを平面視で視認することで、前記締め付けボルト4による締め付けが必要十分であることが瞬時に視認できる構成としている。
【0029】
しかも、本実施例では、前記対向挟持部3の左右双方に対向状態に前記湾曲形状部6を設け、この双方の湾曲度がほぼ消失して前記対向挟持部3の外形が平面視でほぼ平行となるところまで締め付けボルト4で締め付けて挟持部2で締め付け挟持すれば、この締め付けボルト4による締め付けが必要十分であることがさらに一層瞬時にして視認できる構成としている。
【0030】
したがって、作業者が締め付け作業をおこなう際、この湾曲形状部6の湾曲度の消失を目視で確認(視認)することで、前記締め付けボルト4による締め付けが必要十分で適正な取り付けが完了したこととなり、このようにトルク管理がなされる締め付け取付作業が瞬時におこなえることとなるため、作業性をおとさずにサバ折れ現象による取り付け強度の低下を防止できることとなる。
【0031】
さらにいえば、サバ折れ現象が生じ易くトルク管理が特に必要なたとえば嵌合式立平屋根に取り付ける雪止め金具であっても、厄介なトルクレンチなどを使用せずとも目視でトルク管理が容易におこなえ、たとえば、前述のように平面から見て中央部が外側に膨らんだ板状の湾曲形状部6を設け、締め付けボルト4のナット5を回動して締め付けていき、この締め付けにつれてその膨らみがなくなり、この中央部分の湾曲形状部6の外縁が平面視で平行となったところで、十分な締め付け強度となるように設計しておき、締め付け作業時にこれを目視するだけで、適切な締め付け力で締め付け過ぎていない取付作業が瞬時に次々と完了できるため極めて作業性に優れ、常に高い取り付け強度で取り付けることが容易な屋根用取付金具となる。
【0032】
また、この湾曲形状部6は、前述のようにトルク管理が平面視でおこなえサバ折れ現象による取り付け強度の低下を容易に防止できるように外側に膨らんだ形状としているから、金具が反る方向と逆の外側に湾曲した形状のため、締め付け時も後も金具が変形しづらく、また前述のようにサバ折れ現象も防止できるため一層取り付け強度が十分に確保できる構成となるものである。
【0033】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【符号の説明】
【0034】
1 取付部
2 挟持部
3 対向挟持部
4 締め付けボルト
5 ナット
6 湾曲形状部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8