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  • 特許-資産管理装置及び資産管理プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-09
(45)【発行日】2024-05-17
(54)【発明の名称】資産管理装置及び資産管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20230101AFI20240510BHJP
【FI】
G06Q10/06
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020153582
(22)【出願日】2020-09-14
(65)【公開番号】P2022047671
(43)【公開日】2022-03-25
【審査請求日】2023-04-20
(73)【特許権者】
【識別番号】300059979
【氏名又は名称】エイチ・シー・ネットワークス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】篠田 仁太郎
(72)【発明者】
【氏名】篠田 孝枝
(72)【発明者】
【氏名】小野 みゆき
【審査官】塩田 徳彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-205962(JP,A)
【文献】特開2019-079258(JP,A)
【文献】特開2019-220096(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0137261(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハードウェア、前記ハードウェアにインストールされるソフトウェア、及び前記ソフトウェアに関連付けられるライセンスのうち少なくともいずれか1つを含む資産に関する情報である資産情報を管理する資産管理装置であって、
前記資産情報は、ソフトウェアである前記資産の各々に対し、当該ソフトウェアがインストールされているハードウェアの情報を関連付けた情報、および当該ソフトウェアがインベントリ情報に少なくとも1回載ったことを示すインストール確認フラグを含んでおり、
前記資産管理装置は、
ネットワークを介して接続された前記ハードウェアの各々から、少なくとも当該ハードウェアにインストールされているソフトウェアの情報を含むインベントリ情報を収集するインベントリ情報収集部と、
前記資産情報と収集した前記インベントリ情報との不一致を示す差分情報を抽出する差分抽出部と、
前記差分情報に基づき、前記資産情報において各ハードウェアにインストールされているものとして関連付けられているソフトウェアに関し、所定の自動アンインストール条件を満たすものについて、前記資産情報における当該ソフトウェアに対するインストール先のハードウェアへの関連付けを削除するアンインストール処理部を備え、
前記インベントリ情報収集部がインベントリ情報を収集する際、収集したインベントリ情報に含まれるソフトウェアについて、インストール確認フラグがインベントリ情報に1回も載っていないことを示すステータスとなっているものをインベントリ情報に少なくとも1回載ったことを示すステータスに変更し、
前記自動アンインストール条件は、少なくとも、
1)前記資産情報においてハードウェアに関連付けられているが、前記インベントリ情報には含まれていないソフトウェアであること、および
2)当該ソフトウェアについて、関連付けられたインストール確認フラグがインベントリ情報に少なくとも1回載ったことを示すステータスであること
を含むことを特徴とする資産管理装置。
【請求項2】
前記自動アンインストール条件が、
3)当該ソフトウェアについて、前記インベントリ情報が抽出されるか否かを示すインベントリフラグがインベントリ情報が抽出されることを示すステータスであること、を含むことを特徴とする請求項1に記載の資産管理装置。
【請求項3】
前記自動アンインストール条件が、
4)前記インベントリ情報に含まれるソフトウェアの数が所定値以上であること、を含むことを特徴とする請求項1に記載の資産管理装置。
【請求項4】
コンピュータを、請求項1から3の何れか1項に記載の資産管理装置として機能させることを特徴とする資産管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組織が保有するIT資産を管理するIT資産管理装置及びIT資産管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年の企業は、サーバ装置やサーバ装置を利用するクライアント端末をはじめとするハードウェアや、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションをはじめとするソフトウェアなどの多数のIT資産を保有しており、その管理が共通の課題となっている。IT資産管理システムは、このようなIT資産を適切に管理し、コンプライアンスの徹底、IT投資の最適化などを図ることを目的としたシステムである(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。
【0003】
IT資産管理システムは、具体的には例えば、組織内のネットワーク上のハードウェアの仕様や設定及びソフトウェアのインストール情報などの現況情報を収集する現況情報収集機能、ハードウェアやソフトウェア及び保有ライセンスのあるべき状態を管理する機能、現況情報収集機能により収集した情報とあるべき状態とを照合して両者の間の齟齬を特定する機能、ソフトウェア毎に利用可能なユーザを制限する機能、及びソフトウェアやパッチを配布する機能などを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2008-015845号公報
【文献】特開2018-205962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
企業では、人事異動等に伴い一時期に多数のソフトウェアがハードウェアからアンインストールされることがある。また、日常的にも、ソフトウェアをハードウェアからアンインストールすることが頻繁に行われている。IT資産管理システムで管理するあるべき状態を正しい状態に保つために、ソフトウェアのアンインストールに応じてIT資産のあるべき状態を更新することは、膨大な労力を要するだけでなく更新漏れが生じがちである。
【0006】
これに対し特許文献2には、管理対象のハードウェアから収集したインベントリ情報とソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理台帳を対比し、ソフトウェア管理台帳に載っていてインベントリ情報に含まれないソフトウェアについて、ソフトウェア管理台帳から削除(アンインストール処理)する資産管理システムが提案されている。
【0007】
しかし、特許文献2に記載されている手法では、実際にはアンインストールされていないソフトウェアが、アンインストールされたものと誤認されてしまうことが生じ得る。例えば、ソフトウェア管理台帳に登録されたもののハードウェアにインストールされる前のソフトウェアが、アンインストールされたものだと誤認される場合がある。また、インベントリ情報が抽出されないソフトウェアも存在し、このようなソフトウェアについては、実際にはアンインストールされていなくてもアンインストールされたものと誤認されてしまう。また、インベントリ情報の抽出が途中で中断された場合に、中断前までに抽出されたもののみが含まれるインベントリ情報が収集される場合があり、このような場合には中断までに抽出されていなかったソフトウェアについてはインベントリ情報に載らずアンインストールされたものと誤認されることが生じ得る。
【0008】
このような誤認が生じると、資産管理の労力を抑制するどころか、却って不要な作業が発生してしまう場合がある。
【0009】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、改善された資産管理装置及び資産管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る資産管理装置は、ハードウェア、ハードウェアにインストールされるソフトウェア、及びソフトウェアに関連付けられるライセンスのうち少なくともいずれか1つを含む資産に関する情報である資産情報を管理する。資産情報は、ソフトウェアである資産の各々に対し、当該ソフトウェアがインストールされているハードウェアの情報を関連付けた情報を含む。資産管理装置は、ネットワークを介して接続されたハードウェアの各々から、少なくとも当該ハードウェアにインストールされているソフトウェアの情報を含むインベントリ情報を収集するインベントリ情報収集部と、資産情報と収集したインベントリ情報との不一致を示す差分情報を抽出する差分抽出部と、差分情報に基づき、資産情報において各ハードウェアにインストールされているものとして関連付けられているソフトウェアに関し、所定の自動アンインストール条件を満たすものについて、資産情報における当該ソフトウェアに対するインストール先のハードウェアへの関連付けを削除するアンインストール処理部を備える。自動アンインストール条件は、少なくとも、1)資産情報においてハードウェアに関連付けられているが、インベントリ情報には含まれていないソフトウェアであること、および、2)当該ソフトウェアについて、ハードウェアにインストールされたことを示す関連付けられたインストール確認フラグがインストール済みであることを示すステータスであることを含む。
【0011】
自動アンインストール条件は、3)当該ソフトウェアについて、インベントリ情報が抽出されるか否かを示すインベントリフラグが、インベントリ情報が抽出されることを示すステータスであること、を含むとよい。また、自動アンインストール条件は、4)インベントリ情報に含まれるソフトウェアの数が所定値以上であること、を含むとよい。
【0012】
本発明に係る資産管理プログラムは、コンピュータを、上記の何れかの資産管理装置として機能させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】資産管理システムの構成図である。
図2】本発明の資産管理装置の構成の一例を示す図である。
図3】第1格納部に格納されるデータの一例を示す図である。
図4】第2格納部に格納されるデータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1に示すように、実施形態に係る資産管理システムは、複数のハードウェア1と、これらハードウェア1とLAN等のネットワーク3により接続された資産管理装置2とを備えている。なお、ネットワーク3は、無線、有線を問わない。また、ネットワーク3は、社内LANのみならず公衆回線を利用するものであってもよい。
【0015】
資産管理装置2は、ネットワーク3により接続されたハードウェア1のハードウェア資産、ソフトウェア資産、及びソフトウェア資産に紐づけられるライセンス等を管理するための管理装置である。図2に示すように、記憶部201と、インベントリ情報収集部202と、差分抽出部203と、送受信部204と、アンインストール処理部205とを備える。なお、資産管理装置2は、CPU(Central Processing Unit)、HDD(Hard Disk Drive)、メモリ等の記憶装置、ネットワーク3を介した外部との通信を実現する通信装置等を備えるサーバコンピュータとして構成される。図2に示す資産管理装置2の各機能は、HDD等の記憶装置に記憶されている資産管理プログラムをメモリが読み込み、CPUが処理することにより実現される。
【0016】
記憶部201は、第1格納部212、及び第2格納部213を含んでいる。
図3は、第1格納部212に格納されているデータの一例を示す図である。第1格納部212には、ハードウェア1のインベントリ情報が第1の管理情報としてハードウェア1ごとに格納されている。インベントリ情報とは、ハードウェア1のハードウェア構成情報(CPUクロック数、空きハードディスク容量など)と利用者情報(利用者名、所属など)、インストールされているソフトウェア情報(OS、アプリケーションプログラムなど)等の現況に関する情報を含んでいる。
【0017】
図3に示すように、第1格納部212は、ハードウェアインベントリ情報データベース(DB)と、ソフトウェアインベントリ情報データベース(DB)を有している。ハードウェアインベントリ情報DBには、例えば、ハードウェア1を特定するためのハードウェア資産ID、製品名、仕様、利用者、ハードウェア1が利用しているソフトウェア情報、取得日付等の情報が格納されている。また、ソフトウェアインベントリ情報DBには、ソフトウェアを特定するためのソフトウェア資産IDに関連付けてインストールされているソフトウェア(OS、アプリケーションプログラムなど)のソフトウェア名、バージョン、ライセンス等の情報が格納されている。
【0018】
第1格納部212に格納されるインベントリ情報は、インベントリ情報収集部202により、定期的に自動的に収集・更新される。また、管理者の操作に基づいて定期的な収集・更新とは異なる任意のタイミングでインベントリ情報収集部202がインベントリ情報を収集・更新できるように構成される。
【0019】
図4は、第2格納部213に格納されているデータの一例を示す図である。第2格納部213に格納される第2の管理情報には、第1格納部212に格納されるインベントリ情報とは別に各資産のあるべき状態が登録・管理されており、図4に示すように、ハードウェア管理台帳データベース(DB)、ソフトウェア管理台帳データベース(DB)、ライセンス管理台帳データベース(DB)等を有している。これらの各台帳データベースは、基本的に管理者や利用者等による新規作成や更新を申請する操作と、申請に対する承認権限者による承認操作を経て更新される。
【0020】
ハードウェア管理台帳DBは、例えば、ハードウェア1を特定するためのハードウェア資産IDに関連付けて、製品名、仕様、管理部署、管理者、利用者、取得日付等の情報を格納する。
【0021】
ソフトウェア管理台帳DBは、ソフトウェアを特定するためのソフトウェア資産IDに関連付けて、インストールされているソフトウェア(OS、アプリケーションプログラムなど)のソフトウェア名、バージョン、当該ソフトウェアがインストールされているハードウェアのハードウェア資産ID、当該ソフトウェアに紐づけられているライセンスのライセンス管理ID、管理部署、管理者、利用者等の情報を格納する。
【0022】
また、ソフトウェア管理台帳DBは、ソフトウェア資産IDに関連付けて、当該ソフトウェアがインベントリ情報に少なくとも1回載ったことを示すインストール確認フラグを格納する。インベントリ情報に当該ソフトウェアが載ったということは、管理対象のハードウェア1に当該ソフトウェアがインストールされた証拠となる。このインストール確認フラグがOFFである(つまり、インベントリ情報に一度も載っていない)ソフトウェアについては、後述のアンインストール処理部205による自動アンインストール処理が適用されない。なお、このインストール確認フラグは、第1格納部212に格納されるインベントリ情報を定期的に収集・更新する際、あるいは、管理者の操作に基づいて定期的な収集・更新する際に、収集したインベントリ情報に含まれるソフトウェアについてインストール確認フラグがOFFとなっているものをONに変更することで、インベントリ情報に少なくとも1回載ったもののインストール確認フラグがONになるようにするとよい。
【0023】
また、ソフトウェア管理台帳DBは、ソフトウェア資産IDに関連付けて、当該ソフトウェアについてインベントリ情報が抽出されるか否かを示すインベントリフラグを格納する。インベントリ情報が抽出されないソフトウェアについてはこのインベントリフラグをOFFとする。インベントリフラグがOFF(すなわち、インベントリ情報が抽出されないことを示すステータス)とされたソフトウェアについては後述のアンインストール処理部205による自動アンインストール処理が適用されず、インベントリフラグがON(すなわち、インベントリ情報が抽出されることを示すステータス)であることが自動アンインストールの対象とされる条件となる。なお、インベントリ情報が抽出されるソフトウェアであっても自動アンインストール処理を適用させないソフトウェアについてはインベントリフラグをOFFとするとよい。
【0024】
また、ライセンス管理台帳DBは、ライセンスを特定するためのライセンス管理IDに関連付けて、当該ライセンスに対応するソフトウェアの名称、バージョン等の各種仕様、ライセンスの条件に関する情報(例えば、ライセンス数、ライセンス期間、フルライセンスかアップグレードライセンスか等の区分)、管理部署、管理者等が格納する。
【0025】
資産管理装置2は、当該資産管理装置2における各種の動作条件(例えば、メール通知の送信要否、メールサーバの設定、通知ルール、インベントリ情報の更新周期等)の各種設定をコンフィグレーションデータとして保持する。また、コンフィグレーションデータには、後述の自動アンインストール機能を利用するか否かの設定が含まれるとよい。
【0026】
差分抽出部203は、第1格納部212及び第2格納部213に各々格納された情報の一致・不一致を項目別に判定する。そして、情報が一致しない項目の情報(差分情報)をハードウェア1毎に抽出する。より具体的には、差分抽出部203は、第1格納部212及び第2格納部213に各々格納された情報のうち、ソフトウェア情報に関する項目について一致・不一致を項目別に判定し、情報が一致しない項目の情報(差分情報)をハードウェア1毎に抽出する。なお、情報が一致しない項目に対し適宜フィルタをかけて、一致しないことが問題とならない項目を除外して差分情報としてもよい。
【0027】
送受信部204は、ネットワーク3で接続されたハードウェア1のインベントリ情報を受信し、受信したインベントリ情報は、第1格納部212に格納される。また、送受信部204は、第2格納部213に含まれる各台帳データベースへのデータ新規作成や更新の申請、及びこれらに対する承認の操作を受け付ける。承認された申請内容については第2格納部213の各台帳データベースに反映される。
【0028】
さらに、送受信部204(送信部)は、差分抽出部203で抽出された差分情報に基づき、情報の不一致の是正を促すべく、ハードウェア1別にアラートを送信する。
【0029】
アンインストール処理部205は、差分抽出部203が一致しない項目として抽出した情報のうち、各ハードウェア1にインストールされているものとして関連付けられているソフトウェアに関し、所定の自動アンインストール条件を満たすものについて、アンインストールされたものとして自動的にソフトウェア管理台帳DBを更新し、当該ソフトウェアとハードウェア1との紐づけを切る、自動アンインストール処理を実施する。また、当該ソフトウェアがライセンスに紐づけられている場合には、ライセンスに関連する紐づけを切る、自動アンインストール処理を実施する。この時、ライセンスの利用数もアンインストールされたものとして更新される。自動アンインストール処理が適用される自動アンインストール条件は、少なくとも、1)第2格納部のソフトウェア管理台帳DBにおいてハードウェア1に関連付けられているが、第1格納部212に格納されたインベントリ情報には含まれていないソフトウェアであること、及び2)当該ソフトウェアに関連付けられたインストール確認フラグがON(すなわち、インストール済みを示すステータス)であること、を含む。2)の条件を含むことにより、ソフトウェア管理台帳に登録されたが未だハードウェア1にはインストールされていないソフトウェアについて、不要なアンインストール処理が適用されるのを防ぐことができる。
【0030】
さらに、自動アンインストール条件は、3)当該ソフトウェアに関連付けられたインベントリフラグがONであること、を含むとよい。3)の条件を含むことにより、自動アンインストール処理を適用する必要がないソフトウェア(例えばインベントリ情報が抽出されないソフトウェア等)について、自動アンインストールが実施されないようにすることができる。
【0031】
さらに、自動アンインストール条件は、4)第1格納部212に格納されたインベントリ情報に含まれるソフトウェアの数が所定値以上であること、を要件に含めることが望ましい。4)の条件を含むことにより、インベントリ情報の抽出が途中で中断され不完全なインベントリ情報が第1格納部212に格納されている場合に、自動アンインストールが実施され、実際はハードウェア1からアンインストールされていないソフトウェアがアンインストールされたものとしてソフトウェア管理台帳DBに記録されることを防ぐことができる。なお、アンインストール処理部205は、4)の条件が満たされない場合に、不完全なインベントリである旨の通知を管理者等に送るとよい。
【0032】
以上のようにして、資産管理装置2は、対象とするソフトウェアを適切に絞り込んで自動アンインストール処理を実施することができ、資産管理の労力を大きく抑制することができる。
【0033】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【符号の説明】
【0034】
1 ハードウェア
2 資産管理装置
3 ネットワーク
201 記憶部
202 インベントリ情報収集部
203 差分抽出部
204 送受信部
205 アンインストール処理部

図1
図2
図3
図4