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  • 特許-排気調整可能ソーダマシンのサブマシン 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-09
(45)【発行日】2024-05-17
(54)【発明の名称】排気調整可能ソーダマシンのサブマシン
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/00 20060101AFI20240510BHJP
【FI】
A47J31/00
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021544857
(86)(22)【出願日】2020-02-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-24
(86)【国際出願番号】 CN2020075642
(87)【国際公開番号】W WO2020173330
(87)【国際公開日】2020-09-03
【審査請求日】2023-02-05
(31)【優先権主張番号】201920237723.1
(32)【優先日】2019-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521339175
【氏名又は名称】関進業
【氏名又は名称原語表記】Guan Jin Ye
【住所又は居所原語表記】1st Floor, BLDG A2, No. 1 Xi Hu 2 Lu, Cui Shan Hu New District, Kaiping City, Guangdong Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】100194526
【弁理士】
【氏名又は名称】叶野 徹
(72)【発明者】
【氏名】関進業
【審査官】宮崎 賢司
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第202262390(CN,U)
【文献】国際公開第2015/109639(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第1975218(CN,A)
【文献】欧州特許出願公開第0057051(EP,A2)
【文献】国際公開第2018/102771(WO,A1)
【文献】欧州特許出願公開第0059533(EP,A1)
【文献】国際公開第2000/007706(WO,A1)
【文献】国際公開第2012/123388(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/00
B67D 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体、ボトルジョイント、ケース、テーパリング、ボトムカバー、位置決めシート、吸気ユニット、ガスノズルバー、排気バルブとソーダボトルを備え、排気バルブは本体に設けられた排気バルブキャビティ、環状シートボディ、シーリング部材、シールガスケット、排気バルブボディ、バルブステム、バルブステム下端に設けられたシールガスケットシート、圧縮バネとナットを含み、排気バルブキャビティ上のガスガイド穴はテーパリングのインナーキャビティに通じ、シールリングは環状シートボディ内に設けられ、環状シートボディは排気バルブボディの下端に接続され、ナットは排気バルブボディとネジ接続され、バルブステムはナットの天板を貫通して伸び出し、圧縮バネはシールガスケットシートとナットの天板にフィットし、シールガスケットシート上のシールガスケットは排気バルブボディボトムの排気穴にフィットし、環状シートボディは排気バルブキャビティの底部に設けられ、さらに、連結シート、排気ノブと排気ボタンを備え、連結シートは円形体部と、円形体部の軸線に沿うガイド穴と、円形体部のトップに設けられた平面シート板部と、平面シート板部の時計回り側に位置する斜面部と、螺旋状ガイド面部とを含み、ガイド穴は平面シート板部の中心を通し、排気ノブはハンドル部と、下部開口と側面開口の円弧状部と、円弧状部と接続された排気ボタンキャビティと、固定キャビティ壁板の下端に設けられたスライド駆動板部とを含み、円形体部は円弧状部内に差し込まれ、排気ボタンは固定キャビティと固定的に接続され、前記位置決めシートの円周方向壁板にガイド切り欠きが設けられ、連結シートは前記排気バルブキャビティの上部開口を覆い、前記バルブステムの上端は連結シートのガイド孔を通して排気ボタンと枢着され、排気ボタンの下面は平面シート板部に密着され、連結シートの円形体部は円弧状部内に入り込み、排気ボタンは排気ボタンキャビティと嵌合され、ハンドル部とガイド切り欠きから伸び出し、前記排気ボタンは斜面部とスライドフィットされ、スライド駆動板部は螺旋状ガイド面部とスライドフィットされていることを特徴とする排気調整可能ソーダマシンのサブマシン。
【請求項2】
前記バルブステムと排気ボタンが枢着された部位は方形枢着部であり、排気ボタンには高さ方向に沿った方形穴が設けられ、方形枢着部と方形穴との間に隙間があり、方形枢着部は固定軸を介して排気ボタンと枢着されていることを特徴とする請求項1に記載の排気調整可能ソーダマシンのサブマシン。
【請求項3】
前記シールリングには排気ノズルが設けられ、前記排気ノズルは前記環状シート体の底板に設けられた貫通穴を通して前記排気バルブキャビティの底板に設けられたガスガイド穴とプラグイン接続されていることを特徴とする請求項1に記載の排気調整可能ソーダマシンのサブマシン。
【請求項4】
さらに、第2圧縮バネを備え、前記排気バルブボディには環状バッフルが設けられ、前記環状シートボディの上端は環状バッフルとフィットされ、前記排気バルブキャビティにはラジカル方向排気穴が設けられ、第2圧バネは排気バルブボディに嵌合され、第2圧縮バネの下端は環状バッフルとフィットされ、上端は前記連結シートとフィットされ、前記排気ノズルの下端は逆円錐台形部に設けられ、逆円錐台形部は排気バルブキャビティのガスガイド穴の上端内に差し込まれていることを特徴とする請求項3に記載の排気調整可能ソーダマシンのサブマシン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案はソーダマシンに関し、特にソーダマシンのサブマシンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術では、排気調整可能ソーダマシンのサブマシンであって、本体、ボトルジョイント、ケース、テーパリング、ボトムカバー、位置決めシート、吸気ユニット、ガスノズルバーとソーダボトルを備え、排気バルブは本体に設けられた排気バルブキャビティ、環状シートボディ、シーリング部材、シールガスケット、排気バルブボディ、バルブステム、バルブステム下端に設けられたシールガスケットシート、圧縮バネとナットを含み、排気バルブキャビティ上のガスガイド穴はテーパリングのインナーキャビティに通じ、シールリングは環状シートボディ内に設けられ、環状シートボディは排気バルブボディの下端に接続され、ナットは排気バルブボディとネジ接続され、バルブステムはナットの天板を貫通して伸び出し、圧縮バネはシールガスケットシートとナットの天板にフィットし、シールガスケットシート上のシールガスケットは排気バルブボディボトムの排気穴にフィットし、環状シートボディは排気バルブキャビティの底部に設けられている。排気時に、排気する目的を達成させるため、手でバルブステムを持ち上げる必要があり、排気速度が制御できず、使用に便利でないという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本考案の目的は、排気が便利で、排気速度が調整可能である排気調整可能ソーダマシンのサブマシンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本考案は下記のとおりである。排気調整可能ソーダマシンのサブマシンであって、本体、ボトルジョイント、ケース、テーパリング、ボトムカバー、位置決めシート、吸気ユニット、ガスノズルバー、排気バルブとソーダボトルを備え、排気バルブは本体に設けられた排気バルブキャビティ、環状シートボディ、シーリング部材、シールガスケット、排気バルブボディ、バルブステム、バルブステム下端に設けられたシールガスケットシート、圧縮バネとナットを含み、排気バルブキャビティ上のガスガイド穴はテーパリングのインナーキャビティに通じ、シールリングは環状シートボディ内に設けられ、環状シートボディは排気バルブボディの下端に接続され、ナットは排気バルブボディとネジ接続され、バルブステムはナットの天板を貫通して伸び出し、圧縮バネはシールガスケットシートとナットの天板にフィットし、シールガスケットシート上のシールガスケットは排気バルブボディボトムの排気穴にフィットし、環状シートボディは排気バルブキャビティの底部に設けられ、さらに、連結シート、排気ノブと排気ボタンを備えている。
【0005】
連結シートは円形体部と、円形体部の軸線に沿うガイド穴と、円形体部のトップに設けられた平面シート板部と、平面シート板部の時計回り側に位置する斜面部と、螺旋状ガイド面部とを含み、ガイド穴は平面シート板部の中心を通している。
【0006】
排気ノブはハンドル部と、下部開口と側面開口の円弧状部と、円弧状部と接続された排気ボタンキャビティと、固定キャビティ壁板の下端に設けられたスライド駆動板部とを含み、円形体部は円弧状部内に差し込まれ、排気ボタンは固定キャビティと固定的に接続されている。
【0007】
前記位置決めシートの円周方向壁板にガイド切り欠きが設けられている。
【0008】
連結シートは前記排気バルブキャビティの上部開口を覆い、前記バルブステムの上端は連結シートのガイド孔を通して排気ボタンと枢着され、排気ボタンの下面は平面シート板部に密着され、連結シートの円形体部は円弧状部内に入り込み、排気ボタンは排気ボタンキャビティと嵌合され、ハンドル部とガイド切り欠きから伸び出し、前記排気ボタンは斜面部とスライドフィットされ、スライド駆動板部は螺旋状ガイド面部とスライドフィットされている。
【0009】
前記排気調整可能ソーダマシンのサブマシンであって、前記バルブステムと排気ボタンが枢着された部位は方形枢着部であり、排気ボタンには高さ方向に沿った方形穴が設けられ、方形枢着部と方形穴との間に隙間があり、方形枢着部は固定軸を介して排気ボタンと枢着されている。
【0010】
前記排気調整可能ソーダマシンのサブマシンであって、前記シールリングには排気ノズルが設けられている。
【0011】
排気ノズルは前記環状シート体の底板に設けられた貫通穴を通して前記排気バルブキャビティの底板に設けられたガスガイド穴とプラグイン接続されている。
【0012】
前記排気調整可能ソーダマシンのサブマシンであって、第2圧縮バネを備えている。
【0013】
前記排気バルブボディには環状バッフルが設けられ、前記環状シートボディの上端は環状バッフルとフィットされ、前記排気バルブキャビティにはラジカル方向排気穴が設けられている。
【0014】
第2圧バネは排気バルブボディに嵌合され、第2圧縮バネの下端は環状バッフルとフィットされ、上端は前記連結シートとフィットされている。
【0015】
前記排気ノズルの下端は逆円錐台形部に設けられ、逆円錐台形部は排気バルブキャビティのガスガイド穴の上端内に差し込まれている。
【発明の効果】
【0016】
本考案の排気調整可能ソーダマシンのサブマシンでは、このような構造を採用しているため、ハンドル部を操作して排気ノブを回し、排気と排気速度調整の目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は本考案の立体図である。
【0018】
図2図2は本考案の立体分解図1である。
【0019】
図3図3は本考案の立体分解図2である。
【0020】
図4図4は本考案の立体図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下は図面を組み合わせて本考案を詳しく説明する。
【0022】
図1に示すように、排気調整可能ソーダマシンのサブマシンであって、本体1、ボトルジョイント2、ケース3、テーパリング4、ボトムカバー5、位置決めシート6、吸気ユニット7、ガスノズルバー8、排気バルブとソーダボトル9を備え、本体1はボトルジョイント2に設けられ、テーパリング4のフランジングは本体1とボトルジョイントの間に設けられ、吸気ユニット7は本体1に設けられ、位置決めシート6は本体1のトップに設けられ、ソーダボトル9の口とボトルジョイントは取り外し可能に接続され、排気バルブは本体1に設けられた排気バルブキャビティ11、環状シートボディ12、シールガスケット13、シールリング14、排気バルブボディ15、バルブステム16、バルブステム16下端に設けられたシールガスケットシート、圧縮バネ17とナット18を含み、排気バルブキャビティ11上のガスガイド穴はテーパリング4のインナーキャビティに通じ、シールリング14は環状シートボディ12内に設けられ、環状シートボディ12は排気バルブボディ15の下端に接続され、ナット18は排気バルブボディ15とネジ接続され、バルブステム16はナット18の天板を貫通して伸び出し、圧縮バネ17はシールガスケットシートとナット18の天板にフィットし、シールガスケットシート上のシールガスケット13は排気バルブボディ15ボトムの排気穴にフィットし、環状シートボディ12は排気バルブキャビティ11の底部に設けられている。
【0023】
さらに、連結シート19、排気ノブ20と排気ボタン21を備えている。
【0024】
連結シート19は円形体部191と、円形体部の軸線に沿うガイド穴192と、円形体部のトップに設けられた平面シート板部193と、平面シート板部の時計回り側に位置する斜面部194と、螺旋状ガイド面部195とを含み、ガイド穴192は平面シート板部193の中心を通している。
【0025】
排気ノブ20はハンドル部201と、下部開口と側面開口の円弧状部202と、円弧状部と接続された排気ボタンキャビティ203と、固定キャビティ壁板の下端に設けられたスライド駆動板部204とを含み、円形体部191は円弧状部202内に差し込まれ、排気ボタン21は固定キャビティ203と固定的に接続されている。
【0026】
前記位置決めシート6の円周方向壁板にガイド切り欠き61が設けられている。
【0027】
連結シート19は前記排気バルブキャビティ11の上部開口を覆い、前記バルブステム16の上端は連結シート19のガイド孔192を通して排気ボタン21と枢着され、排気ボタン21の下面は平面シート板部193に密着され、連結シート19の円形体部191は円弧状部202内に入り込み、排気ボタン21は排気ボタンキャビティ203と嵌合され、ハンドル部201とガイド切り欠き60から伸び出し、前記排気ボタン21は斜面部194とスライドフィットされ、スライド駆動板部204は螺旋状ガイド面部195とスライドフィットされている。
【0028】
前記バルブステム16と排気ボタン21が枢着された部位は方形枢着部であり、排気ボタン21には高さ方向に沿った方形穴が設けられ、方形枢着部と方形穴との間に隙間があり、方形枢着部は固定軸を介して排気ボタン21と枢着されている。
【0029】
前記シールリング14には排気ノズル141が設けられている。
【0030】
排気ノズル141は前記環状シート体12の底板に設けられた貫通穴を通して前記排気バルブキャビティ11の底板に設けられたガスガイド穴とプラグイン接続されている。
【0031】
第2圧縮バネ22を備えている。
【0032】
前記排気バルブボディ15には環状バッフル151が設けられ、前記環状シートボディ12の上端は環状バッフル151とフィットされ、前記排気バルブキャビティ11にはラジカル方向排気穴111が設けられている。
【0033】
第2圧バネ22は排気バルブボディ15に嵌合され、第2圧縮バネ22の下端は環状バッフル151とフィットされ、上端は前記連結シート19とフィットされ、環状バッフル151と排気バルブキャビティ11はスライドフィットされている。
【0034】
前記排気ノズル141の下端は逆円錐台形部142に設けられ、逆円錐台形部142は排気バルブキャビティ11のガスガイド穴の上端内に差し込まれている。
【0035】
図1図4に示すように、排気バルブがクローズド状態であり、図4に示す状態で、排気ノブ20を反時計回りに回転させると、図1に示す実線矢印方向のように、スライド駆動板部204は螺旋状ガイド面部195に沿ってスライドして徐々に上昇し、排気ボタン21とバルブステム16は回転して上へ移動し、バルブステム16の下端のシールガスケットシートは圧縮バネ177を圧縮し、シールガスケット13は排気バルブボディ15の底板から離れ、ソーダボトル9のガスはテーパリング4、排気バルブキャビティ11のガスガイド穴、シールリング14上の排気ノズル141を経て排気バルブボディ15内に入り、バルブステム16とナット18のバルブステム通路との間の隙間を経て排出される。排気ノブ20は異なる位相で回転し、シールガスケット13と排気バルブボディ15との間の隙間が異なり、異なる排気量が実現され、排気ノブ20は回転し続け、環状バッフル151は第2圧縮バネ22を圧縮し、逆円錐台形部142とガスガイド穴との間の隙間が次第に大きくなる。
【0036】
図4に示すように、反時計回りに排気ノブ20を回すと、排気量、即ち排気速度が次第に大きくなる。
【0037】
上記に記載されたのは本考案の好ましい実施形態にすぎない。当業者にとって、本考案の原理を逸脱することなく、いくつかの改善や変更を行うことができるが、これらも本考案の保護範囲に属されると考えられる。
図1
図2
図3
図4