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特許7486581電動車両用トランスミッション装置、電動車両用駆動装置、および車両
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  • 特許-電動車両用トランスミッション装置、電動車両用駆動装置、および車両 図1
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  • 特許-電動車両用トランスミッション装置、電動車両用駆動装置、および車両 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-09
(45)【発行日】2024-05-17
(54)【発明の名称】電動車両用トランスミッション装置、電動車両用駆動装置、および車両
(51)【国際特許分類】
   F16H 57/027 20120101AFI20240510BHJP
   F16H 63/34 20060101ALI20240510BHJP
【FI】
F16H57/027
F16H63/34
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022531547
(86)(22)【出願日】2020-11-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-01
(86)【国際出願番号】 EP2020083124
(87)【国際公開番号】W WO2021105081
(87)【国際公開日】2021-06-03
【審査請求日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】102019132496.3
(32)【優先日】2019-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】522447473
【氏名又は名称】ヴァレオ、イーオートモーティブ、ジャーマニー、ゲーエムベーハー
【氏名又は名称原語表記】VALEO EAUTOMOTIVE GERMANY GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100158964
【弁理士】
【氏名又は名称】岡村 和郎
(72)【発明者】
【氏名】クリスティアン、ゲーアハルト、フュルステンへーファー
(72)【発明者】
【氏名】ベルント、ハース
【審査官】畔津 圭介
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-132314(JP,A)
【文献】国際公開第2014/188672(WO,A1)
【文献】特開2015-223022(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 57/027
F16H 63/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動車両(34)用トランスミッション装置(1)であって、
-トランスミッション要素(2)と、
-前記トランスミッション要素(2)を遮断可能であるパーキングロック(6)であって、パーキングロック・アクチュエータ(8)を有するパーキングロック(6)と、
-前記トランスミッション要素(2)と前記パーキングロック(6)とを収容するトランスミッション・ハウジング(9)と、
-前記パーキングロック・アクチュエータ(8)の内部を前記トランスミッション・ハウジング(9)の外部に、ガス透過可能な態様で接続する均圧装置(14)と、
を備え、
前記均圧装置(14)は、トランスミッション・ハウジング開口(15)を貫通するリードスルー要素(16)と、流体ガイド要素(17)と、を有し、
前記流体ガイド要素(17)の第1端部は、前記パーキングロック・アクチュエータ(8)の前記内部に接続し、前記流体ガイド要素(17)の第2端部は、前記リードスルー要素(16)に接続する、
トランスミッション装置。
【請求項2】
前記均圧装置(14)は、
-前記流体ガイド要素(17)の前記第1端部における継手(18)、および/または-前記流体ガイド要素(17)の前記第2端部における継手(20)、
を有し、
前記流体ガイド要素(17)の前記第1端部における前記継手(18)は、前記パーキングロック・アクチュエータの直径方向に対向する継手であってパーキングロック・アクチュエータ・ハウジング(19)に形成された継手にラッチ式に接続し、
前記流体ガイド要素(17)の前記第2端部における前記継手(20)は、前記リードスルー要素(16)の直径方向に対向する継手(21)にラッチ式に接続する、
請求項1に記載のトランスミッション装置。
【請求項3】
前記流体ガイド要素(17)の前記第1端部における前記継手(18)は、カップ継手として設計される、および/または、
前記流体ガイド要素(17)の前記第2端部における継手(20)は、カップ継手として設計される、
請求項2に記載のトランスミッション装置。
【請求項4】
前記パーキングロック・アクチュエータ(8)の前記継手、および/または前記リードスルー要素(16)の前記継手は、ラッチカラー(22)を有する、
請求項2または3に記載のトランスミッション装置。
【請求項5】
前記リードスルー要素(16)は、前記トランスミッション・ハウジング(9)の外側のその自由端部に、ガス透過性保護キャップ(31)を有する、
請求項1~の一項に記載のトランスミッション装置。
【請求項6】
前記リードスルー要素(16)は、少なくとも1つのシール手段(31)を有し、
前記シール手段(31)は、前記リードスルー要素(16)を前記トランスミッション・ハウジング開口(15)に対してシールする、
請求項1~の一項に記載のトランスミッション装置。
【請求項7】
前記シール手段(31)は、単数または複数のリング(32)を備える、
請求項に記載のトランスミッション装置。
【請求項8】
-前記リードスルー要素(16)は、前記トランスミッション・ハウジング開口(15)に圧入により固定される、または、
-前記リードスルー要素(16)は、前記トランスミッション・ハウジング開口(15)にネジ留めされる、または、
-前記リードスルー要素(16)は、プラグコネクタ(12)とともに共通のトランスミッション・ハウジング開口を貫通する、
請求項1~の一項に記載のトランスミッション装置。
【請求項9】
電動車両(34)用駆動装置(35)であって、
-電気機械(36)と、
-請求項1~の一項に記載のトランスミッション装置(1)と、
-前記電気機械(35)の回転運動を前記トランスミッション装置(1)に伝達するシャフト(4)と、
を備える、電動車両(34)用駆動装置(35)。
【請求項10】
前記トランスミッション・ハウジング(9)は、前記電気機械(36)と前記トランスミッション装置(1)と前記シャフト(4)とを収容するハウジング(37)の一部である、
請求項に記載の駆動装置。
【請求項11】
車両(34)であって、前記車両(34)を駆動するように構成された請求項または10に記載の駆動装置(1)を備える車両(34)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両用トランスミッション装置、電動車両用駆動装置、および車両に関する。
【背景技術】
【0002】
文書DE 10 2015 217 875 A1は、電気機械と自動車用トランスミッションとを備えた駆動システムを開示している。トランスミッションは、トランスミッション出力軸と、トランスミッション・ハウジングと、さらにはパーキングロックと、を有している。
【0003】
パーキングロックをトランスミッション・ハウジングに組み込むことで、特に車両の電気駆動装置におけるトランスミッション装置の使用に関して乏しい構造スペースが節約され得る。しかしながら、このことは、トランスミッション・ハウジング内部に存在する潤滑剤や高い温度を理由として特別な課題をもたらす。具体的には、パーキングロックのパーキングロック・アクチュエータが潤滑剤に敏感に反応し、機能不全に陥ることがある。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、パーキングロックをトランスミッション・ハウジングに配置するための、少ない労力で実現できる確実に操作可能なオプション特定するという目的に基づいている。
【0005】
本発明によれば、この目的は、トランスミッション要素と、前記トランスミッション要素を遮断可能であるパーキングロックであって、パーキングロック・アクチュエータを有するパーキングロックと、前記トランスミッション要素と前記パーキングロックとを収容するトランスミッション・ハウジングと、前記パーキングロック・アクチュエータの内部を前記トランスミッション・ハウジングの外部に、ガス透過可能な態様で接続する均圧装置と、を備える、電動車両用トランスミッション装置において、前記均圧装置は、トランスミッション・ハウジング開口を貫通するリードスルー要素と、流体ガイド要素と、を有し、前記流体ガイド要素の第1端部は、前記パーキングロック・アクチュエータの前記内部に接続し、前記流体ガイド要素の第2端部は、前記リードスルー要素に接続するトランスミッション装置により達成される。
【0006】
本発明は、パーキングロック・アクチュエータの機能不全は、パーキングロック・アクチュエータ内への潤滑剤の進入に起因することが多いという知見に基づいている。この侵入は、パーキングロック・アクチュエータの内部とその周囲との間の圧力差を原因としている。本発明によれば、トランスミッション装置内に設けられた均圧装置が、パーキングロック・アクチュエータの内部とトランスミッション・ハウジングの外部とで圧力を均一にすることで、潤滑剤の侵入を防止する。これにより、有利には、トランスミッション装置のより堅牢な動作が可能となる。リードスルー要素はトランスミッション・ハウジング開口に直接的に挿入されているため、均圧装置はほとんど労力をかけずに実装可能である。
【0007】
流体ガイド要素は、好適には、チューブまたはホースとして設計される。有利な実施形態において、流体ガイド要素は、PTFEまたはPPA等のプラスチックから構成される。
【0008】
本発明によるトランスミッション装置の場合、前記均圧装置は、前記流体ガイド要素の前記第1端部における継手を有し、前記継手は、前記パーキングロック・アクチュエータの直径方向に対向する継手であって好適にはパーキングロック・アクチュエータ・ハウジングに形成されたに継手にラッチ式に接続すると好適である。代替的または追加的に、前記均圧装置は、前記流体ガイド要素の前記第2端部における継手を有し、前記継手は、前記リードスルー要素の直径方向に対向する継手にラッチ式に接続することが想定され得る。流体ガイド要素は、パーキングロック・アクチュエータ、またはリードスルー要素にほとんど労力をかけずに取り外し可能に配置され得る。また、流体ガイド要素または流体ガイド要素側の継手に不備が生じた場合に容易に交換され得るため、メンテナンスが容易である。
【0009】
有利には、前記流体ガイド要素の前記第1端部における前記継手は、カップ継手として設計される、および/または、前記流体ガイド要素の前記第2端部における継手は、カップ継手として設計されることが想定され得る。
【0010】
また、前記パーキングロック・アクチュエータの前記継手、および/または前記リードスルー要素の前記継手は、ラッチカラーを有することが適切である。
【0011】
本発明によるトランスミッション装置の有利な実施形態において、前記リードスルー要素は、前記トランスミッション・ハウジングの外側に膜を有することが想定され得る。
【0012】
均圧装置内に不所望に塵埃等が入り込むことを防止するように、本発明によるトランスミッション装置は、前記リードスルー要素に、前記トランスミッション・ハウジングの外側のその自由端部において、ガス透過性保護キャップを設けることができる。
【0013】
本発明によるトランスミッション装置の場合、前記リードスルー要素は、少なくとも1つのシール手段を有し、前記シール手段は、前記リードスルー要素を前記トランスミッション・ハウジング開口に対してシールすることも好適である。このようにして、潤滑剤が貫通開口を介して漏れることを防止することもできる。展開例によれば、前記シール手段は、単数または複数のリングを備えることが想定され得る。シールリングまたはそれぞれのシールリングは、リードスルー要素を周方向において包囲し得る。
【0014】
前記リードスルー要素は、前記トランスミッション・ハウジング開口に圧入により固定されると、ほとんど労力のいらないリードスルー要素の配置が実現される。代替的に、前記リードスルー要素は、前記トランスミッション・ハウジング開口にネジ留めされ得る。さらに別の代替例によれば、前記リードスルー要素は、プラグコネクタとともに共通のトランスミッション・ハウジング開口を貫通することが想定され得る。この場合、リードスルー要素は、例えば、プラグコネクタ・ハウジング、特にプラグコネクタ・ハウジングのフランジ部を通過し得る。
【0015】
本発明が基礎とする目的は、電気機械と、本発明によるトランスミッション装置と、前記電気機械の回転運動を前記トランスミッション装置に伝達するシャフトと、を備える電動車両用駆動装置によっても達成される。
【0016】
前記トランスミッション・ハウジングは、前記電気機械と前記トランスミッション装置と前記シャフトとを収容するハウジングの一部であることが想定され得る。
【0017】
最後に、本発明が基礎とする目的は、車両であって、前記車両を駆動するように構成された本発明による駆動装置を備える車両によっても達成される。
【0018】
本発明のさらなる利点および詳細は、図面をもとに以下に説明する例示的な実施形態から明らかになる。これらの図面は、概略図である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本発明によるトランスミッション装置の例示的な実施形態の開放状態における正面図を示す。
図2図2は、パーキングロック・アクチュエータおよび均圧装置の斜視図を示す。
図3図3は、リードスルー要素の断面図を示す。
図4図4は、リードスルー要素の斜視図を示す。
図5図5は、本発明による駆動装置の例示的な実施形態を有する本発明による車両の例示的な実施形態の概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、トランスミッション装置1の例示的な実施形態の開放状態における正面図である。
【0021】
トランスミッション装置1は、トランスミッション要素2を備えている。トランスミッション要素2は、トランスミッション要素2に接続してこれとともに回転するシャフト4により提供される回転運動を変換するように、さらなるトランスミッション要素3に連結されている。また、トランスミッション要素2には、パーキングロック6のパーキングロック・ホイール5が固定されている。これにより、トランスミッション要素2は遮断され得る。この目的のために、パーキングロック6は、パーキングロック爪7も有している。パーキングロック爪7は、パーキングロック6のパーキングロック・アクチュエータ8により、パーキングロック・ホイール5に係合され得る。
【0022】
トランスミッション要素2、3およびパーキングロック6は、トランスミッション・ハウジング9に収容されている。トランスミッション要素2、3に潤滑剤を供給するために、トランスミッション装置1は、潤滑剤槽を有している。潤滑剤槽の操作上の充填レベルが、図1において鎖線Aで示されている。図示のように、パーキングロック6は、部分的に潤滑剤槽に配置されている。
【0023】
完全性を期して、図1は、トランスミッション・ハウジング9内部で延在するケーブル設備11を備える接続装置10、第1プラグコネクタ12、および第2プラグコネクタ13も示している。プラグコネクタ12、13は、ケーブル設備11の両端部に取り付けられている。第2プラグコネクタ13は、パーキングロック・アクチュエータ8に接続している。パーキングロック・アクチュエータ8は、接続装置10により外部から給電可能であるとともに作動可能である。
【0024】
トランスミッション装置1は、均圧装置14を備えている(図1ではパーキングロック6および接続装置10によりほとんど見えない)。均圧装置14により、パーキングロック・アクチュエータ8の内部が、トランスミッション・ハウジング9の外部にガス透過可能な態様で接続される。均圧装置14は、トランスミッション・ハウジング開口15を貫通している。このトランスミッション・ハウジング開口15と、第1プラグコネクタ12を通過させるさらなるトランスミッション・ハウジング開口とは、別個に形成されている。
【0025】
図2は、パーキングロック・アクチュエータ8および均圧装置14の斜視図である。さらに、接続装置10と、均圧装置14用のトランスミッション貫通開口を有するトランスミッション・ハウジング9(輪郭を破線で示す)が図示されている。
【0026】
均圧装置14は、トランスミッション・ハウジング開口15を貫通するリードスルー要素16と、流体ガイド要素17と、を備えている。流体ガイド要素17の第1端部は、パーキングロック・アクチュエータ8の内部に接続し、流体ガイド要素17の第2端部は、リードスルー要素16に接続している。
【0027】
流体ガイド要素17の第1端部において、均圧装置14は第1継手18を有している。第1継手18は、直径方向に対向する継手であって、パーキングロック・アクチュエータ・ハウジング19に形成された継手(図2では見えない)にラッチ式に接続している。流体ガイド要素17の第2端部において、均圧装置14は第2継手20を有している。第2継手20は、リードスルー要素16の直径方向に対向する継手21(図2では見えない)(図3および図4を参照)にラッチ式に接続している。
【0028】
均圧装置14の継手18、20、継手21、およびパーキングロック・アクチュエータ・ハウジング19に形成された継手は、この目的のためにカップ継手として各々設計されている。継手21、およびパーキングロック・アクチュエータ・ハウジング19に形成された継手は、ラッチカラー22(図3および図4参照)を各々有している。
【0029】
流体ガイド要素17は、接続装置10に巻き回される寸法的に安定したチューブとして設計されるとともに、流体ガイド要素17に配置された固定手段23によりケーブル設備11に固定されている。また、接続装置10の固定手段24であって、ケーブル設備11に取り付けられた固定手段24も見ることができる。これらにより、接続装置10は、トランスミッション・ハウジング9内に固定される。
【0030】
図3および図4は、リードスルー要素16を各々示す。図3は断面図であり、図4は斜視図である。
【0031】
リードスルー要素16は、細長い本体25を備えている。本体25の外側端部に向かってテーパする円筒状のクリアランス27が、本体25の長手方向軸26に沿って延びている。本体25の外側に、カップ継手21を形成するように設けられたラッチカラー22がある。本体の複数の径方向外方を向く凸部28が、リードスルー要素16をトランスミッション・ハウジング開口15に圧入により固定するように設けられている。本体25の同様に径方向外方を向くカラー29は、トランスミッション・ハウジング9に外側から当接して、リードスルー要素16の挿入のためのストッパを形成している。
【0032】
また、リードスルー要素16は、トランスミッション・ハウジング9の外側にある膜30と、その自由端部または本体25の自由端部にあるガス透過性保護キャップ31と、を有している。さらに、シール手段31が設けられている。シール手段31は、本体25において長手方向軸26に対して同軸に配置された2つのシールリング32を備えている。
【0033】
さらなる例示的な実施形態によれば、リードスルー要素16は、ハウジング開口15にネジ留めされる。さらなる例示的な実施形態によれば、リードスルー要素16、および第1プラグコネクタ12、および同一の貫通開口は、通される。この目的のために、第1プラグコネクタのフランジ部12a(図2参照)が、これに応じて拡張され得るとともに、リードスルー要素16が貫通し得る。
【0034】
図5は、本発明による駆動装置35の例示的な実施形態を有する本発明による車両34の例示的な実施形態の概略図である。
【0035】
車両34を駆動するように構成された駆動装置35は、電気機械36と、トランスミッション装置1と、電気機械の回転運動をトランスミッション装置1に伝達するように構成されたシャフト4と、を備えている。
【0036】
トランスミッション・ハウジング9は、電気機械36とシャフト4とトランスミッション装置とを収容するハウジング37の一部である。
【0037】
さらに、駆動装置35は、DC電圧をAC電圧に変換して電気機械36に供給するように構成されたインバータ38を有している。インバータ38は、パーキングロック8に給電してこれを作動させるように、接続装置10(図1参照)の第1プラグコネクタ12に、ケーブル39により接続している。
図1
図2
図3
図4
図5