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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-09
(45)【発行日】2024-05-17
(54)【発明の名称】認証情報伝送装置
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/00 20060101AFI20240510BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20240510BHJP
【FI】
G10K15/00 N
H04R3/00 310
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2023514164
(86)(22)【出願日】2020-11-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-31
(86)【国際出願番号】 KR2020016566
(87)【国際公開番号】W WO2022050498
(87)【国際公開日】2022-03-10
【審査請求日】2023-03-06
(31)【優先権主張番号】10-2020-0112424
(32)【優先日】2020-09-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519383533
【氏名又は名称】ミューズライブ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Muzlive, inc.
【住所又は居所原語表記】10F, 19, World Cup Buk-ro 56-gil Mapo-gu Seoul 03923 Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】パク ジョンソン
【審査官】大石 剛
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-165883(JP,A)
【文献】特開2009-237686(JP,A)
【文献】特開2006-147318(JP,A)
【文献】特開2007-020893(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/00
H04R 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に所定の空間が形成されたハウジングと、
一部が前記ハウジングの外部に露出され外力によって押圧されると、所定の距離だけ後方に押し出され、前記外力が除去された状態で前方に移動して元の位置に戻り、前記後方に押されたときに音波信号に変換された認証情報を出力する音波出力部と、
前記音波出力部が前方または後方に移動可能に結合され得る複数の音波出力部結合孔が形成された基板を含む認証情報伝送装置。
【請求項2】
前記音波出力部は、
音波信号が外部に放出されることができるように、一端に開口部が形成された突出部と、
内部にスピーカを収容され得る所定の空間が形成された本体部と、
前記本体部の下方に延びて前記基板に形成された音波出力部結合孔に貫通する突起と、
前記スピーカから伸びる配線が前記本体部の外部に露出する経路である配線挿入溝を含む、請求項1に記載の認証情報伝送装置。
【請求項3】
前記スピーカは、
音波信号に変換された認証情報を出力するが、前記基板と所定の角度をなすように前記本体部の内部に結合される、請求項2に記載の認証情報伝送装置。
【請求項4】
前記スピーカは、
前記開口部と対向する部分に所定の空間が形成され、前記開口部の反対方向は、前記スピーカと前記本体部が当接するように所定の角度を形成した状態で結合される、請求項3に記載の認証情報伝送装置。
【請求項5】
前記基板に形成された音波出力部結合孔の面積は、前記突起の横断面の面積よりも大きくなるように形成される、請求項2に記載の認証情報伝送装置。
【請求項6】
前記突起が前記音波出力部結合孔に挿入されると、前記音波出力部結合孔に所定の空空隙が形成される、請求項5に記載の認証情報伝送装置。
【請求項7】
前記基板は、
前記音波出力部が結合される位置の隣接する位置に備えられ、前記音波出力部が結合される位置の方向に突出したボタン部を含むスイッチング部をさらに含む、請求項5に記載の認証情報伝送装置。
【請求項8】
前記音波出力部が外力により押圧されると、音波出力部結合孔の面積と前記突起の横断面の面積との差分だけ前記音波出力部が後方に押し出され、
前記音波出力部が後方に押し出されることによって、前記スイッチング部の前記ボタン部が押圧される、請求項7に記載の認証情報伝送装置。
【請求項9】
前記基板は、
前記音波出力部結合孔から所定の距離だけ離隔した距離に形成された配線接続部結合孔を含み、
前記配線接続部結合孔には、配線接続部が結合される、請求項1に記載の認証情報伝送装置。
【請求項10】
前記音波出力部の内部に収容されたスピーカで伸長された配線末端に接続される配線締結部が前記配線接続部に挿入締結され、前記配線と前記配線接続部とが電気的に接続され、
前記配線の長さは、
前記音波出力部の中心から前記配線接続部までの直線距離よりさらに長く形成される、請求項9に記載の認証情報伝送装置。
【請求項11】
前記配線締結部は、前記配線接続部に脱落可能な形態で挿入締結され、外力が加わると前記配線締結部が前記配線接続部から脱去される、請求項10に記載の認証情報伝送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は認証情報伝送装置に関し、さらに詳しくは外部の加圧によって超音波を外部に出力する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
文化技術は、狭くは映画、ゲーム、アニメーションなどの各種文化コンテンツの企画、開発、制作などに必要な技術を指すが、広義には科学技術を基に文化的生活の質を向上させる総合的な技術を意味する。
【0003】
このような文化技術の発展とともに、既存の方式を脱皮した新しい形態のコンテンツ伝達媒体が登場し始めた。例えば、アルバム市場の場合、伝統的なCD形態のアルバムを置き換えるためにUSBタイプのアルバムやスマートフォンのAUX端子に接続できる形態のアルバムなどが登場し始めた。
【0004】
このような新しいタイプのアルバムは、認証情報が格納された格納媒体を販売する形態で配布される。認証情報が格納された格納媒体を購入したユーザがこれをスマートフォンやタブレットPCなどのような端末装置に接続した後、それに対応するアプリケーションを実行すると、認証情報に対応する音楽コンテンツがサーバから端末装置にダウンロードされる。
【0005】
しかし、最近のスマートフォン、タブレットPCなどの場合、AUX端子などのような伝統の方式のインターフェースを削除した形で発売されるところ、前記のようなインターフェースでは格納媒体に抵当された認証情報をユーザ端末装置に伝送できなくなるという問題が発生した。
【0006】
Wi-Fi、Bluetoothなどの無線通信ネットワークインタフェースを介して認証情報をユーザ端末装置に伝送する方法が考慮され得るが、この場合、認証情報を格納した格納媒体に前記のような無線通信ネットワークモジュールを備えなければならないし、ユーザ端末装置と格納媒体との間にペアリングを構築するのに所定の時間がかかるため、ユーザの不便感が伴うという問題があった。
【0007】
ここで、通信モジュールを備えないながらも認証情報をユーザ端末装置に伝送され得る装置の開発がなされている。
【0008】
しかし、このような装置の場合、手狭な内部空間に認証情報を格納する格納部、電源を供給する電源部、装置の全体的な動作を制御するMCU等が備えなければならないが、各素子間の接続構造が複雑であり、装置の携帯間に使用上の不注意により内部素子が破損したり断線が発生したりする問題があった。
【0009】
これにより、装置の耐久性を向上させることができる新しい形態の認証情報伝送装置の必要性が台頭された。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前記のような問題を解決するために案出されたものであり、認証情報に対応する超音波を外部装置に伝達することにより認証情報を容易に伝送され得る装置を提供することを目的とする。
【0011】
また、使用上の不注意により装置内部に備えられた素子が基板から脱落して断線等の問題が発生する場合を予め防止できる装置を提供することにその目的がある。
【0012】
本発明の課題は、前記の課題に限定されず、言及されていないまた他の課題は、以下の記載から当業者には明確に理解される。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係る認証情報伝送装置は、内部に所定の空間が形成されたハウジング、一部が前記ハウジングの外部に露出され外力により押圧されると、所定の距離だけ後方に押され、前記外力が除去された状態で前方に移動して元の位置に戻り、前記後方に押されたときに音波信号に変換された認証情報を出力する音波出力部と前記音波出力部が前方または後方に移動可能に結合され得る複数の音波出力部結合孔が形成された基板を含む。
【0014】
本発明の一実施形態に係れば、前記音波出力部は、音波信号が外部に放出されることができるように一端に開口部が形成された突出部、内部にスピーカが収容できるな所定の空間が形成された本体部、前記本体部の下側方向に延びて前記基板に形成された音波出力部結合孔に貫通結合される突起と、前記スピーカで伸びる配線が前記本体部外部に露出される経路である配線挿入溝を含む。
【0015】
本発明の一実施形態に係れば、前記スピーカは、音波信号に変換された認証情報を出力するが、前記基板と所定の角度をなすように前記本体部の内部に結合され得る。
【0016】
本発明の一実施形態に係れば、前記スピーカは、前記開口部と対向する部分に所定の空間が形成され、前記開口部の反対方向は、前記スピーカと前記本体部が当接するように所定の角度を形成した状態で結合され得る。
【0017】
本発明の一実施形態に係れば、前記基板に形成された音波出力部結合孔の面積は、前記突起の横断面の面積より大きくなるように形成され得る。
【0018】
本発明の一実施形態に係れば、前記突起が前記音波出力部結合孔に挿入されると、前記音波出力部結合孔に所定の空空隙が形成され得る。
【0019】
本発明の一実施形態に係れば、前記基板は、前記音波出力部が結合される位置の隣接する位置に備えられ、前記音波出力部が結合される位置の方向に突出したボタン部を含むスイッチング部をさらに含むことができる。
【0020】
本発明の一実施形態に係れば、前記音波出力部が外力によって押圧されると、音波出力部結合孔の面積と前記突起の横断面の面積との差分だけ前記音波出力部が後方に押し出され、前記音波出力部が後方に押し出されることによって、前記スイッチング部のボタン部が押圧され得る。
【0021】
本発明の一実施形態に係れば、前記基板は、前記音波出力部結合孔から所定の距離だけ離隔した距離に形成された配線接続部結合孔を含み、前記配線接続部結合孔には配線接続部が結合され得る。
【0022】
本発明の一実施形態に係れば、前記音波出力部の内部に収容されたスピーカで伸長された配線末端に接続される配線締結部が前記配線接続部に挿入締結され、前記配線と前記配線接続部が電気的に接続され、前記配線の長さは、前記音波出力部の中心から配線接続部までの直線距離よりさらに長く形成され得る。
【0023】
本発明の一実施形態に係れば、前記配線締結部は、前記配線接続部に脱落可能な形態で挿入締結され、外力が加わると前記配線締結部が前記配線接続部から脱去され得る。
【発明の効果】
【0024】
前述した本発明の一実施形態に係る認証情報伝送装置に係れば、機器の耐久性を向上させることができるという効果を達成され得る。
【0025】
また、使用上の不注意により認証情報伝送装置が所定の高さで落下した場合であっても、これによる断線の問題を解決され得るという効果を達成され得る。
【0026】
本発明の効果は以上で言及した効果に限定されず、言及されていないまた他の効果は請求の範囲の記載から当業者に明確に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態に係る認証情報伝送装置を説明するための斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係る音波出力部を説明するための図である。
図3】本発明の一実施形態に係る音波出力部にスピーカが収容された様子を説明するための図である。
図4】本発明の一実施形態に係る音波出力部にスピーカが収容された状態での断面図である。
図5】本発明の一実施形態に係る基板を説明するための図である。
図6】本発明の一実施形態に係る基板に音波出力部が結合された状態で基板下部を説明するための図である。
図7】本発明の一実施形態に係る基板に結合された状態の音波出力部を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。ただし、添付図面は、単に本発明の内容をより容易に開示するために説明されるものであり、本発明の範囲が添付図面の範囲に限定されるものではないことは、この技術分野の通常の知識を有する者であれば容易にわかる。
【0029】
そして、本発明の実施形態を説明するにあたり、同一機能を有する構成要素については同一名称及び同一符号を用いるだけで実質的には従来技術の構成要素と全く同一ではないことを予め明らかにする。
【0030】
さらに、本出願で使用した用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図がない。単数の表現は、文脈上明らかに異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたは複数の他の特徴か、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないことで理解されるべきである。
【0031】
図1は本発明の一実施形態に係る認証情報伝送装置を説明するための斜視図である。
【0032】
本発明の一実施形態に係る認証情報伝送装置100は、ハウジング110、音波出力部130、及び基板150を含む。
【0033】
ハウジング110は認証情報伝送装置100の外観を形成し、内部構成を保護する。このために、ハウジング110の内部には所定の空間が形成されて有り得る。
【0034】
本発明の一実施形態に係るハウジング110は、合成樹脂を射出して形成されるが、金属材質を有するように形成され得る。また、ハウジング110の一側面には、音波出力部130の一部が外部に露出されるようにする開口部が形成され得る。
【0035】
音波出力部130は、一部が前記ハウジング110の外部に露出され外力によって押圧されると、所定の距離だけ後方に押し出され、前記外力が除去された状態で前方に移動して元の位置に戻り、前記後方に押されたときに一端に形成された開口部を介して音波信号に変換された認証情報を出力する。
【0036】
音波出力部130の内部には超音波を発生させることができるスピーカ(図示せず)が備えられてあるところ、音波出力部130が外力によって加圧されるとスピーカから超音波が出力される。
【0037】
具体的には、音波出力部130が外力により押圧されて後方に押されると、音波出力部130に隣接したスイッチング部(図示せず)のボタン部を押すことになるが、これにより認証情報が音波信号に変換され、変換された音波信号が音波出力部130を介して外部に出力されることである。
【0038】
基板150はハウジング110の内部に位置し、認証情報伝送装置100を駆動するための素子が配置される。本発明の一実施形態に係る基板150には、認証情報を格納する格納素子(図示せず)、音波出力部130の加圧を感知して格納素子に格納された認証情報を音波信号に変更するMCU(図示せず)及び基板150に備えられた素子に電源を供給する電源部(図示せず)を含むことができる。
【0039】
このとき、基板150には、音波出力部130を前方または後方に移動可能に結合され得る複数の音波出力部結合孔が形成されて有り得る。基板150に詳細構造及び基板150に結合され得る要素については、以下で詳細に説明する。
【0040】
図2は本発明の一実施形態に係る音波出力部を説明するための図である。
【0041】
本発明の一実施形態に係る音波出力部130は、突出部131、開口部132、本体部133、突起134、及び配線挿入溝135を含む。
【0042】
突出部131は、ハウジング110の外部に露出するように本体部133で所定の長さだけ延びる。ユーザは、ハウジング110の外側に突出した突出部131を押圧して認証情報が出力されるようにすることができる。
【0043】
突出部131の一側面には、本体部133の内部に収容されたスピーカから出力された音波信号が外部に放出され得るように開口部132が形成される。
【0044】
本体部133は、音波出力部130の基本骨格をなして内部にスピーカを収容できる内部空間を提供する。一実施形態において、本体部133は、スピーカを取り囲むような大きさに形成され得る。また、本体部133は、図2に示すように横断面が円形の形状を有し得るが、本体部133の形状はこれに限定されず、収容対象のスピーカの形状に対応する様々な形状で実現され得る。
【0045】
突起134は、本体部133において下側方向に伸びる。本発明の一実施形態に係る突起134は、基板150に形成された結合孔に貫通結合され、音波出力部130を基板150に固定させる。このために、突起134の末端には係止突起が形成されて有り得る。
【0046】
配線挿入溝135は、スピーカの配線が露出する経路を提供する。本体部133の内部に収容されたスピーカでは、少なくとも1つの配線が接続されているところ、配線挿入溝135を介して本体部133の外部に露出して基板150に直接接続したり、他の素子と接続され得る。
【0047】
図3は本発明の一実施形態に係る音波出力部にスピーカが収容された様子を説明するための図である。
【0048】
本発明の一実施形態に係るスピーカ300は、音波出力部130の本体部133の内部に収容され、音波信号に変換された認証情報を出力する。また、スピーカ300には、少なくとも1つの配線310が備えられているところ、スピーカ300から伸びた配線310が配線挿入溝135を介して外部に露出して基板150と直接接続されるか、他の素子と接続される。
または他のデバイスと接続されている。
【0049】
図4は本発明の一実施形態に係る音波出力部にスピーカが収容された状態での断面図である。
【0050】
本発明の一実施形態に係るスピーカ300は、音波出力部130の本体部133の内部に収容されたときに基板150と所定の角度をなすように結合される。
【0051】
スピーカ300で発生した音波信号は開口部132を介して外部に出力されるが、スピーカ300が基板150と平行に結合されると、超音波の回折性によりスピーカ300から出力された音波信号が本体部133の内部で反射されて外部に出力されなくなるからである。
【0052】
このために、本発明の一実施形態に係るスピーカ300は、音波信号が開口部132に向くようにスピーカ300と開口部132が対向する部分に所定の空間が形成され、開口部132の反対方向は、スピーカ300と本体部133の内側面が当接するように所定の角度を形成した状態で結合され得る。
【0053】
本発明の一実施形態に係る所定の角度は、0度は超え、90度未満である範囲内で決められ得る。所定の角度が0度であると超音波が回折される現象を防止できず、90度の場合スピーカ300が縦に結合しなければならないので狭い空間にスピーカ300を効率的に配置できなくなるからである。
【0054】
図5は本発明の一実施形態に係る基板を説明するための図である。
【0055】
本発明の一実施形態に係る基板150には、音波出力部130が結合される複数の音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4及び配線接続部結合孔153-1、153-2が形成されている。
【0056】
複数の音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4には音波出力部130が結合される。具体的に、音波出力部130に形成された複数の突起が挿入結合される。このとき、音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4の面積は、突起の横断面の面積より大きくなることがある。
【0057】
したがって、音波出力部130の突起が音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4に挿入されたときに所定の空空間が形成されるところ、音波出力部130が音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4に結合された状態で前方または後方に移動され得る。
【0058】
音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4に隣接する位置には、複数の配線接続部結合孔153-1、153-2が形成される。配線接続部結合孔153-1、153-2は、音波出力部130の内部に収容されるスピーカと接続された配線と接続され得る配線接続部を挿入締結するための空間である。
【0059】
配線接続部結合孔153-1、153-2の大きさは、配線接続部に形成された突起が挿入されたときに、配線接続部が移動しないように、配線接続部に形成された突起と同じ長さ及び幅を有するように形成され得る。
【0060】
一方、本発明の一実施形態に係る基板150において音波出力部130が結合される位置の隣接する箇所にスイッチング部170が備えられる。スイッチング部170には、音波出力部130が結合される位置の方向にボタン部(図示せず)が突出する。
【0061】
ボタン部は、音波出力部130の内部に収容されるスピーカ基板150に装着されたMCUと連動され、ボタン部が押圧されると、MCUの制御信号に応じてスピーカから音波信号に変換された認証情報が出力される。
【0062】
具体的に、音波出力部130が外力によって後方に移動するとボタン部が押下され、結果的に、スピーカから音波信号の形態の認証情報が出力されることである。
【0063】
図6は本発明の一実施形態に係る基板に音波出力部が結合された状態で基板下部を説明するための図である。
【0064】
本発明の一実施形態に係る音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4には、音波出力部130に備えられた突起134が挿入締結される。
【0065】
このとき、音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4の面積は、突起134の断面の面積より大きくなることがある。したがって、音波出力部130が押圧によって押されると、音波出力部130が後方に移動できる空間を確保され得る。
【0066】
具体的に、ユーザがハウジング110の外部に突出した音波出力部130を押圧すると、音波出力部結合孔(151-1、151-2、151-3、151-4)の面積と突起134の縦断面の面積の差分だけ音波出力部130が後方に押し出される。
【0067】
音波出力部130の後方には、後述するスイッチング部及びスイッチング部に備えられたボタンが隣接して配置されているところ、音波出力部130が後方に押されるにつれて、自然にスイッチング部のボタンが押圧される。
【0068】
図7は本発明の一実施形態に係る基板に結合された状態の音波出力部を説明するための図である。
【0069】
図5で説明したように、基板150において音波出力部130が結合される位置の隣接する箇所にはスイッチング部170が備えられる。また、スイッチング部170には、音波出力部130が結合される位置の方向にボタン部171が突出する。
【0070】
音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4を介して音波出力部130が基板150に結合されると、突出部131と反対方向の面がスイッチング部170のボタン部171と接触する。
【0071】
この状態でユーザがハウジング110の外部に突出した突出部131を押圧すると、音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4の面積と突起134の縦断面の面積の差分だけ音波出力部130が後方に押し出されながら、ボタン部171が押圧される。
【0072】
ボタン部171が押圧されると、MCUが動作しながら既に格納された認証情報を音波形態に変更され、音波信号がスピーカ300を介して外部に出力される。
【0073】
一方、基板150には配線接続部190が結合されることもある。本発明の一実施形態に係る配線接続部190は、音波出力部結合孔151-1、151-2、151-3、151-4から所定の距離だけ離隔した距離に形成された配線接続部結合孔153-1、153-2に締結される形態で基板150に結合される。
【0074】
スピーカ300で伸張された配線310の末端部には配線締結部311が接続されている。配線締結部311は、配線接続部190に挿入締結され、配線310を配線接続部190と電気的に接続する。このとき、配線310の長さは、音波出力部130の中心から配線接続部190までの直線距離よりもさらに長く形成される。
【0075】
また、認証情報伝送装置100に外力が加わると、配線接続部190に接続された配線締結部311が配線接続部190から脱去される。
【0076】
一般的に、配線310を基板150に電気的に接続するためには、はんだ付けなどの固定結合手段を採用するが、この場合、外力によりはんだ付けに落ちると電気的な接続も遮断され、円滑な動作ができなくなる。
【0077】
そこで、本発明の一実施形態に係る配線締結部311は、配線接続部190と脱着可能な形態で挿入締結され、配線310の長さも音波出力部130の中心での配線接続部190までの直線距離よりさらに長く形成されるものである。
【0078】
したがって、使用上の不注意により音波出力部130が基板150から脱去しても配線310の電気的接続が切れる現象を防止することができ、家事配線310が配線接続部190から脱去されるとしても、配線を再び配線接続部190に挿入締結することで、故障問題を容易に解決できるようになるという効果を達成することができる。
【0079】
以上のように本発明に係る好ましい実施形態を注意深く見て、前述した実施形態以外にも本発明がその趣旨やカテゴリから逸脱することなく他の特定の形態に具体化できるという事実は当該技術に通常の知識を有した者にとっては自明なのである。したがって、前記の実施形態は限定的なものではなく例示的なものと見なされるべきであり、したがって本発明は前述の説明に限定されず、添付の請求項のカテゴリ及びその同等の範囲内で変更され得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7