(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-10
(45)【発行日】2024-05-20
(54)【発明の名称】衣類の洗濯及び乾燥後、縮んだ服を復元させるための乾燥システム及び方法
(51)【国際特許分類】
D06F 59/02 20060101AFI20240513BHJP
【FI】
D06F59/02
(21)【出願番号】P 2022565868
(86)(22)【出願日】2021-03-19
(86)【国際出願番号】 KR2021003422
(87)【国際公開番号】W WO2021221314
(87)【国際公開日】2021-11-04
【審査請求日】2024-02-02
(31)【優先権主張番号】10-2020-0051070
(32)【優先日】2020-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522420591
【氏名又は名称】パク、スンジン
【氏名又は名称原語表記】PARK, Seung Jin
【住所又は居所原語表記】901-dong 1803-ho, 276, Dongtandaerosibeom-gil Hwaseong-si Gyeonggi-do 18477 (KR)
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】パク、スンジン
【審査官】粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-100300(JP,A)
【文献】特表2011-505945(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0140206(KR,A)
【文献】韓国公開実用新案第20-1994-0019365(KR,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 57/00-73/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に空気を挿入可能な空気注入部と、
前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張可能な乾燥チューブと、
前記乾燥チューブの外部の全体に着せられるジグと、
前記ジグの外部の全体に着せられた衣類が乾燥しながら収縮しないように、前記衣類の上に付着して、前記衣類と前記ジグを固定させる固定部と、を含み、
前記乾燥チューブは、前記空気注入部から注入される空気によって前記ジグのサイズまで膨張可能なように、弾性のある合成樹脂物質を含み、
前記ジグは、乾燥対象の衣類が、前記ジグのサイズよりもさらに伸びないように、特定のサイズにおいて膨張が止まるようにするメッシュ生地を含み、
前記固定部は、乾燥対象の衣類の手首部分に締結される手首固定部と、乾燥対象の衣類の腰部分に締結される腰固定部と、を含むことを特徴とする衣類乾燥システム。
【請求項2】
前記手首固定部及び前記腰固定部は、
ベルクロ(登録商標)を用いて固定させる
ベルクロ(登録商標)結合部、弾性力のあるゴムバンド、または使用者が締め付け具合を決めて締結可能なベルト結合部のうちから選ばれた少なくとも一つの手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の衣類乾燥システム。
【請求項3】
繊維柔軟剤をぬるま湯に溶かして用意するステップと、
衣類を、一定時間の間、前記ぬるま湯に浸けるステップと、
前記ぬるま湯に浸けられた衣類を洗浄するステップと、
前記洗浄された衣類の水気を除去するステップと、
空気注入部を含み、前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張する乾燥チューブを用意するステップと、
前記用意された乾燥チューブにジグを覆いかぶせるステップと、
前記ジグに前記水気が除去された衣類を覆いかぶせるステップと、
前記衣類が乾燥しながら腰部分が収縮しないように、前記衣類の上に付着して、前記衣類と前記ジグを腰部に固定させる腰固定部を固定するステップと、
前記衣類が乾燥しながら手首部分が収縮しないように、前記衣類の上に付着して、前記衣類と前記ジグを手首部に固定させる手首固定部を固定するステップと、
前記衣類の乾燥が終わった後、前記腰固定部及び手首固定部を除去するステップと、
前記乾燥チューブに注入された空気を除去するステップと、
前記乾燥チューブ及びジグを衣類から除去するステップと、を含むことを特徴とする衣類乾燥方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類の洗濯及び乾燥後、縮んだ服を復元するための乾燥システム及び方法に係り、さらに具体的には、内部に空気を挿入可能な空気注入部と、前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張可能な乾燥チューブと、前記乾燥チューブが前記一定の形と大きさまで膨張した後は、これ以上膨張しないように形成されるジグと、前記乾燥チューブに着せられた衣類が乾燥しながら収縮しないように固定させる固定部と、を含む、衣類の洗濯及び乾燥後、縮んだ服を復元させるための乾燥システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、シャツやズボンなど(以下、衣類という)は、洗濯後、しわくちゃになった部分を伸ばすために、アイロン掛けをしているが、このようなアイロン掛けが衣類の材質によって、または縫製される部分によっては容易に行われないことがあり、あまり熟達していない状態でのアイロン掛けは、非常に難しい。
【0003】
したがって、殆ど、アイロン掛けが上手でない場合は、ランドリーに任せるようになるが、この場合は、預けてから取り戻したり、または配達してもらったりしなければならないなどの不便さ、及び経済的な負担がかかるようになり、特に、夏季に、しばしば洗濯して着替える衣類である場合は、かなりの負担が存在する。
【0004】
したがって、最近、このような衣類を洗濯後または着用前に、しわくちゃになった部分を伸ばすために、空気注入器具から注入される空気(主に熱風を用いる)によって膨張されるビニール生地で製作されるエアバッグを衣類の形状に製作して、衣類を前記エアバッグに覆いかぶせた後、エアバッグを膨張させて、しわくちゃになった衣類が伸ばされるようにしている。
【0005】
しかしながら、このような方式は、注入される空気が主に熱風であり、エアバッグの形状が、シャツの場合は、頭部と左右に腕部が配備され、下方には、胴部が配備され、胴部の下端には、空気の注入、及び注入時の漏れの防止のために、密着枠が配備され、密着枠を空気注入器具に挿入してから、空気をエアバッグに注入するようになるが、このような構造のエアバッグは、気密維持と経済性に鑑みて、ビニール生地からなるが、このようなビニール生地の短所は、注入される風が特に熱風である場合は、このような熱風の熱によって縮みが発生し、しかも、衣類と同じ形状であったにもかかわらず、一定の期間の繰り返し使用によって縮みが発生し、使用できなくなる短所があり、特に、洗濯後、脱水以降の乾燥過程では使用できなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、内部に空気を挿入可能な空気注入部と、前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張可能な乾燥チューブと、前記乾燥チューブが、前記一定の形と大きさまで膨張した後は、これ以上膨張しないように形成されるジグと、前記乾燥チューブに着せられた衣類が乾燥しながら収縮しないように固定させる固定部と、を含む、衣類の洗濯及び乾燥後、縮んだ服を復元させるための乾燥システム及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による衣類乾燥システムは、内部に空気を挿入可能な空気注入部と、前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張可能な乾燥チューブと、前記乾燥チューブの外部の全体に着せられるジグと、前記ジグの外部の全体に着せられた衣類が乾燥しながら収縮しないように、前記衣類の上に付着して、前記衣類と前記ジグを固定させる固定部と、を含む。
【0008】
前記乾燥チューブは、合成樹脂材質からなり、前記空気注入部から注入される空気によって膨張するが、前記ジグのサイズまで膨張が可能なように構成され、前記ジグは、乾燥対象の衣類が前記ジグのサイズよりもさらに伸びないように、膨張を抑制するメッシュ生地を備える。
【0009】
このとき、前記メッシュ生地は、伸びない非弾性材質からなり、その内部の空間は、最大に膨張した乾燥チューブよりも小さい。したがって、ジグが着せられた状態で、膨張した乾燥チューブは、前記メッシュ生地の内部空間にフィットされる。
【0010】
前記固定部は、前記乾燥チューブの膨張時、前記乾燥チューブが、前記メッシュ生地の内部において正確な位置を見つけて入るように、前記ジグを前記乾燥チューブの対応する位置に固定するように構成される。このため、好ましくは、前記乾燥チューブ及び前記ジグには、前記固定部の締結位置が表示される。
【0011】
一方、前記固定部は、乾燥対象の衣類の手首部分に締結される手首固定部と、乾燥対象の衣類の腰部分に締結される腰固定部と、を含んでもよい。
【0012】
本発明による衣類乾燥方法は、繊維柔軟剤をぬるま湯に溶かして用意するステップと、衣類を、一定時間の間、前記ぬるま湯に浸けるステップと、前記ぬるま湯に浸けられた衣類を洗浄するステップと、前記洗浄された衣類の水気を除去するステップと、空気注入部を含み、前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張する乾燥チューブを用意するステップと、前記用意された乾燥チューブにジグを覆いかぶせるステップと、前記ジグに前記水気が除去された衣類を覆いかぶせるステップと、前記衣類が乾燥しながら腰部分が収縮しないように、前記衣類の上に付着して、前記衣類と前記ジグを腰部に固定させる腰固定部を固定するステップと、前記衣類が乾燥しながら手首部分が収縮しないように、前記衣類の上に付着して、前記衣類と前記ジグを手首部に固定させる手首固定部を固定するステップと、前記衣類の乾燥が終わった後、前記腰固定部及び手首固定部を除去するステップと、前記乾燥チューブに注入された空気を除去するステップと、前記乾燥チューブ及びジグを衣類から除去するステップと、を含んでもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、内部に空気を挿入可能な空気注入部と、前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張可能な乾燥チューブと、前記乾燥チューブが、前記一定の形と大きさまで膨張した後は、これ以上膨張しないように形成されるジグと、前記乾燥チューブに着せられた衣類が乾燥しながら収縮しないように固定させる固定部と、を含む、衣類の洗濯及び乾燥後、縮んだ服を復元させるための乾燥システム及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施形態による衣類乾燥システムを示す図である。
【
図2】
図1のA部分を拡大した一実施形態による図である。
【
図3】
図1のA部分を拡大した他の実施形態による図である。
【
図5】本発明の一実施形態による衣類乾燥方法の工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付した図面を参考して、本発明の実施形態について、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように、詳しく説明する。本発明は、様々な異なる形態で具現されてもよく、ここで、説明する実施形態に限定されない。
【0016】
図面は、概略的であり、蓄積に合わせて示されていないことを言いつけておく。図示された部分の相対的な寸法及び比率は、図面における明確性及び便宜のために、その大きさが誇張するかまたは縮小して示されており、任意の寸法は、単に例示的なものであり、限定的なものではない。また、少なくとも二つの図面に示される同じ構造物、要素または部品には、類似した特徴を示すために、同じ参照符号が付けられる。
【0017】
本発明の実施形態は、本発明の理想的な実施形態を具体的に示す。その結果、図解の様々な変形が予想される。したがって、実施形態は、図示した領域の特定の形態に限らず、例えば、製造による形状の変形も含む。
【0018】
本発明による衣類乾燥システムは、内部に空気を挿入可能な空気注入部と、前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張可能な乾燥チューブと、を含む。空気注入部は、胴体と蓋が一体型で形成され、空気を注入するために蓋を開いた後も、分離しないものが好ましい。乾燥チューブは、前記空気注入部から注入される空気によって膨張するように、弾性のある合成樹脂物質を含むことが好ましい。
【0019】
本発明による衣類乾燥システムは、前記乾燥チューブが、前記一定の形と大きさまで膨張した後は、これ以上膨張しないように形成されるジグと、前記乾燥チューブの一端に形成され、前記乾燥チューブに着せられた衣類、前記乾燥チューブ、及び前記ジグが掛けられるように形成される掛け部と、前記乾燥チューブに着せられた衣類が乾燥しながら収縮しないように固定させる固定部と、を含む。
【0020】
ジグは、前記乾燥チューブの外面をカバーするように形成され、乾燥対象の衣類は、前記ジグの外面をカバーするように形成されて、衣類を乾燥させることができる。ジグは、乾燥対象の衣類が、前記ジグのサイズよりもさらに伸びないように、特定のサイズにおいて膨張が止まるようにするメッシュ生地を含むことが好ましい。
【0021】
掛け部は、
図2のように、前記乾燥チューブの一端において前記乾燥チューブと結合され、環状に形成される吊りフック部と、前記吊りフック部と連結されるとともに、前記乾燥チューブの一端に形成された孔を通過して形成される支持部と、を含むことが好ましい。
【0022】
また、掛け部における吊りフック部は、
図3のように、衣類を掛けるための孔が形成されている形状に構成されてもよい。
【0023】
固定部は、乾燥対象の衣類の手首部分に締結される手首固定部、及び乾燥対象の衣類の腰部分に締結される腰固定部を含み、前記手首固定部及び前記腰固定部は、ベルクロ(登録商標)を用いて固定させるベルクロ(登録商標)結合部、弾性力のあるゴムバンド、または使用者が締め付け具合を決めて締結可能なベルト結合部のうちから選ばれた少なくとも一つの手段を含むことが好ましい。
【0024】
このとき、固定部は、前記乾燥チューブの膨張時、前記乾燥チューブが、前記メッシュ生地の内部において正確な位置を見つけて入るように、前記ジグを前記乾燥チューブの対応する位置に固定するように構成されることが好ましい。このため、好ましくは、前記乾燥チューブ及び前記ジグには、前記固定部の締結位置が表示される。前記乾燥チューブと前記ジグの締結位置を正確に合わせた状態で、前記固定部で固定することにより、乾燥チューブの膨張時、乾燥チューブがジグの内部において正確に対応する位置を見つけて入るようになる。
【0025】
図5は、本発明の一実施形態による衣類乾燥方法の工程を示す図である。以下、本発明による衣類乾燥システムを動作する方法について説明する。
【0026】
本発明は、衣類、その中でも、ニットのように、洗濯後の乾燥過程において、布の特性上、収縮することを防止するためのものであり、このような目的を達成するために、先ず、乾燥しようとする衣類とサイズが類似したジグを用意する。本発明では、衣類乾燥の便宜性のために、空気を注入するチューブは、一つのサイズからなったものを用いており、衣類のサイズに応じて変えて使用できるいろいろな種類のジグを用意する。
【0027】
このように、乾燥しようとする衣類と似ているサイズのジグを用意し、それを乾燥チューブに着せられる。この過程で、乾燥チューブに空気を一部注入し、その上にジグを着せた後、さらにそのジグの上に乾燥しようとする衣類を着せる。
【0028】
それから、ジグのサイズに合わせて乾燥チューブが膨張するまで空気を注入し続けると、ジグのサイズに合わせて乾燥チューブが膨張した以降は、これ以上、膨張しなくなるものである。しかしながら、先ず、乾燥チューブの上にジグを着せ、さらにその上に乾燥対象の衣類を着せた後、空気を注入して、ジグのサイズだけ乾燥チューブが膨張するまで空気を注入することもできる。
【0029】
このためには、乾燥チューブは、特にサイズの制限がなく、大きく膨張可能に弾性のある物質で作ることが好ましく、乾燥対象の衣類のサイズと似ているジグを用いるために、ジグは、空気が注入されても、定められたサイズよりもさらに大きくならないように、弾性のない物質で構成しなければならない。具体的には、衣類を乾燥させ、弾性力のないメッシュ生地で構成することが好ましい。
【0030】
上述のように、本発明による衣類乾燥方法は、繊維柔軟剤をぬるま湯に溶かして用意するステップと、衣類を、一定の時間の間、前記ぬるま湯に浸けるステップと、前記ぬるま湯に浸けられた衣類を洗浄するステップと、を含む。
【0031】
洗浄以降には、さらに前記洗浄された衣類の水気を除去するステップと、空気注入部を含み、前記空気注入部から注入された空気によって体積が膨張する乾燥チューブを用意し、用意された乾燥チューブに、一定の形とサイズまで膨張した以降は、これ以上膨張しないジグを覆いかぶせ、前記乾燥チューブ及びジグに前記水気が除去された衣類を覆いかぶせるようになる。
【0032】
また、衣類が乾燥しながら腰部分が収縮しないように、前記乾燥チューブ、ジグ、及び衣類の腰部に固定させる腰固定部を固定し、前記衣類が乾燥しながら手首部分が収縮しないように、前記乾燥チューブ、ジグ、及び衣類の手首部に固定させる手首固定部を固定する。
【0033】
固定が終わった後は、前記乾燥チューブの一端に形成され、前記乾燥チューブ、ジグ、及び衣類が掛けられる掛け部によって掛けておき、前記衣類の乾燥が終わった後、前記腰固定部及び手首固定部を除去してから、さらに、前記乾燥チューブに注入された空気を除去し、前記乾燥チューブ及びジグを衣類から除去して、乾燥対象の衣類を乾燥システムから分離すれば済む。
【0034】
前記繊維柔軟剤は、ソープテックス:ジメチコン:ベヘントリモニウムクロライド:精製水の重量割合が、2:2:1:5で構成されることが好ましい。ソープテックスは、ソープテックスK-730を使用することが好ましく、これは、静電気の防止、柔軟、及びコンディショニング効果を得るために使用する。ジメチコン(Dimethicone)は、主に直鎖状のジメチコンの(CH3)3SiO[(CH3)2SiO]nSi(CH3)3からなっており、平均重合度nは、3~650である。ベヘントリモニウムクロライド(Behentrimonium Chloride)は、軟化剤、保存剤、防腐剤、静電気防止の目的で使用される。
【0035】
乾燥チューブは、前記空気注入部から注入される空気によって膨張可能なように、弾性のある合成樹脂物質を含み、前記ジグは、乾燥対象の衣類が前記ジグのサイズよりもさらに伸びないように、特定のサイズにおいて膨張が止まるようにするメッシュ生地を含み、前記掛け部は、前記乾燥チューブの一端において前記乾燥チューブと結合され、環状に形成される吊りフック部、及び前記吊りフック部と連結されて、前記乾燥チューブの一端に形成された孔を通過して形成される支持部を含み、前記手首固定部及び前記腰固定部は、ベルクロ(登録商標)を用いて固定させるベルクロ(登録商標)結合部、弾性力のあるゴムバンド、または使用者が締め付け具合を決めて締結可能なベルト結合部のうちから選ばれた少なくとも一つの手段を含むことが好ましく、具体的な内容は、上述の通りである。
【0036】
以上、添付された図面を参照して、本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術の分野における当業者は、本発明が、その技術的思想や必須的特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施され得ることを理解することができるであろう。
【符号の説明】
【0037】
10 空気注入部
20 乾燥チューブ
30 ジグ
40 掛け部
41 吊りフック部
42 支持部
51 手首固定部
52 腰固定部
60 衣類