(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-10
(45)【発行日】2024-05-20
(54)【発明の名称】3次元半導体メモリ装置
(51)【国際特許分類】
H10B 43/27 20230101AFI20240513BHJP
H10B 41/27 20230101ALI20240513BHJP
【FI】
H10B43/27
H10B41/27
(21)【出願番号】P 2020206315
(22)【出願日】2020-12-11
【審査請求日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】10-2020-0006638
(32)【優先日】2020-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】朴 京 恩
(72)【発明者】
【氏名】沈 載 株
(72)【発明者】
【氏名】禹 東 城
(72)【発明者】
【氏名】林 ジョン 光
(72)【発明者】
【氏名】張 在 薫
【審査官】柴山 将隆
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0130812(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0151672(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0261616(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0236746(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0340376(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0312051(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0304993(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H10B 43/27
H10B 41/27
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
3次元半導体メモリ装置であって、
複数のセル垂直パターンが配置されるセル領域
、及び連結領域を含む基板と、
前記基板上に交互に積層された
、複数の電極層間絶縁膜
、及び前記連結領域で端部が階段形態を成す
複数の電極層と、
前記連結領域で
、前記
複数の電極層の端部を覆う平坦絶縁膜と、
前記連結領域で
、前記平坦絶縁膜を前記基板の上面に対して垂直
である第
3方向に貫通
し、第2特異垂直ホール内に配置される第
2特異ダミー垂直パターンと、を備え、
前記セル垂直パターンは、前記セル領域で、前記基板を露出させるセル垂直ホール内に配置され、前記複数の電極層間絶縁膜及び前記複数の電極層を貫通して前記基板に隣接し、
前記
複数の電極層の中の少なくとも1つは、前記第
2特異ダミー垂直パターンと前記基板との間に位置し、
前記第2特異ダミー垂直パターンと前記第2特異垂直ホールの内壁との間に介在する第2ゲート絶縁膜によって前記第
2特異ダミー垂直パターンから絶縁されることを特徴とする3次元半導体メモリ装置。
【請求項2】
前記連結領域で、前記平坦絶縁膜、前記
複数の電極層間絶縁膜、及び前記
複数の電極層の一部を貫通し、前記第
2特異ダミー垂直パターンから離隔され
て第1特異垂直ホール内に配置される第
1特異ダミー垂直パターンを更に含み、
前記
複数の電極層の中の少なくとも1つは、前記第
3方向に前記第
1特異ダミー垂直パターンと前記基板との間に位置し、
前記第1特異ダミー垂直パターンと前記第1特異垂直ホールの内壁との間に介在する第2ゲート絶縁膜によって前記第
1特異ダミー垂直パターンから絶縁され、
前記第
2特異ダミー垂直パターンと前記基板との間の第1間隔は、前記第
1特異ダミー垂直パターンと前記基板との間の第2間隔と異なることを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項3】
前記第
2特異ダミー垂直パターンは、平坦な下部面を有し、
前記第
1特異ダミー垂直パターンの下部の前記基板の上面に平行であ
り、前記セル領域から前記連結領域に向かう第
1方向に平行である幅は、前記第
1特異ダミー垂直パターンの上部の前記第
1方向に平行である幅の80%以下であることを特徴とする請求項
2に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項4】
同一レベルで前記第
2特異ダミー垂直パターンの前記基板の上面に平行であ
り、前記セル領域から前記連結領域に向かう第
1方向に平行である第1幅は、前記セル垂直パターンの前記第
1方向に平行である第2幅と同一であるか又はより大きいことを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項5】
前記セル垂直パターンと前記
複数の電極層との間に介在する
第1ゲート絶縁膜と、
前記基板と前記セル垂直パターンとの間に配置される半導体パターンと、を更に含み、
前記
第1ゲート絶縁膜は、延長されて前記半導体パターンの上部面を少なくとも一部覆い、
前記セル垂直パターンは、チャンネルスペーサー膜及びチャンネル連結膜を含み、
前記セル垂直パターン
の前記チャンネル連結膜は、前記第1ゲート絶縁膜を貫通して前記半導体パターンに接することを特徴とする請求項4に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項6】
前記基板は、前記セル領域と前記連結領域との間に介在するダミーセル領域を更に含み、
前記3次元半導体メモリ装置は、前記ダミーセル領域で前記
複数の電極層間絶縁膜及び前記
複数の電極層を貫通して前記基板に隣接
して第1ダミー垂直ホール内に配置される第1ダミー垂直パターンを更に含み、
前記第1ダミー垂直パターンの下部面は、前記第
2特異ダミー垂直パターンの下部面よりも前記基板に更に隣接することを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項7】
前記セル垂直パターンの上部に電気的に連結されるビットライン
を更に含み、
前記ビットラインは、前記第1ダミー垂直パターンから電気的に絶縁されることを特徴とする請求項6に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項8】
前記ダミーセル領域で
、前記
複数の電極層間絶縁膜及び前記
複数の電極層の一部を貫通し、前記第1ダミー垂直パターンから離隔され
て第1特異垂直ホール内に配置される第
1特異ダミー垂直パターンを更に含み、
前記
複数の電極層の中の少なくとも1つは、前記第
1特異ダミー垂直パターンと前記基板との間に位置し、
前記第1特異ダミー垂直パターンと前記第1特異垂直ホールの内壁との間に介在する第2ゲート絶縁膜によって前記第
1特異ダミー垂直パターンから絶縁されることを特徴とする請求項6に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項9】
前記第
2特異ダミー垂直パターンの下部の前記基板の上面に平行であ
り、前記セル領域から前記連結領域に向かう第
1方向に平行である幅は、前記第
2特異ダミー垂直パターンの上部の前記第
1方向に平行である幅の35%~85%であることを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項10】
前記
複数の電極層間絶縁膜は、前記基板
側に配置される複数の第1電極層間絶縁膜と、前記
複数の第1電極層間絶縁膜の中の最上層
側に配置されて前記複数の第1電極層間絶縁膜上に配置される
複数の第2電極層間絶縁膜
と、を含み、
前記
複数の電極層は、前記
複数の第1電極層間絶縁膜の間に各々介在する
複数の第1電極層、及び前記
複数の第2電極層間絶縁膜の間に各々介在する
複数の第2電極層を含み、
前記
複数の第1電極層間絶縁膜と前記
複数の第1電極層とは、第1
サブスタック構造体を構成し、
前記
複数の第2電極層間絶縁膜と前記
複数の第2電極層とは、第2
サブスタック構造体を構成し、
前記第
2特異ダミー垂直パターンの側壁は、前記第1
サブスタック構造体と前記第2
サブスタック構造体との間で変曲点を有することを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項11】
前記連結領域で
、前記平坦絶縁膜、前記
複数の第2電極層間絶縁膜、及び前記
複数の第2電極層の少なくとも一部を貫通し、前記第1
サブスタック構造体から離隔されて第
2特異ダミー垂直パターンから離隔され
て第1特異垂直ホール内に配置される第
1特異ダミー垂直パターンと、
前記第
1特異ダミー垂直パターンから前記第
3方向に離隔され、前記第1
サブスタック構造体内に配置される犠牲埋め込みパターンと、を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項12】
前記第1
サブスタック構造体内の前記犠牲埋め込みパターンと前記基板との間に介在し、前記犠牲埋め込みパターン及び前記基板の両方に接する半導体パターンを更に含むことを特徴とする請求項11に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項13】
前記
複数の第1電極層の中の少なくとも1つは、前記犠牲埋め込みパターンと前記基板との間に介在することを特徴とする請求項11に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項14】
前記
複数の電極層間絶縁膜の中の最も低い電極層間絶縁膜と前記基板との間に介在するソースパターンと、を更に含み、
前記ソースパターンは、前記セル垂直パターンに接し、前記第
2特異ダミー垂直パターンから離隔されることを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項15】
前記第
2特異ダミー垂直パターンの下に配置され、トランジスタ及び周辺配線を含む周辺回路構造体と、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項16】
複数のセル垂直パターンが配置されるセル領域
、及び連結領域を含む基板と、
前記基板上に交互に積層された
複数の第1電極層間絶縁膜及び
複数の第1電極層を含
み、前記連結領域側の端部が下部平坦絶縁膜で覆われる第1
サブスタック構造体と、
前記第1
サブスタック構造体の上に交互に積層された
複数の第2電極層間絶縁膜及び
複数の第2電極層を含
み、前記連結領域側の端部が上部平坦絶縁膜で覆われる第2
サブスタック構造体と、
前記セル領域で
、前記第2
サブスタック構造体及び前記第1
サブスタック構造体を前記基板の上面に対して垂直
である第
3方向に貫通する
前記セル垂直パターンと、
前記連結領域で
、少なくとも前記
複数の第2電極層の
中の一部を貫通
し、特異垂直ホール内に配置される特異ダミー垂直パターンと、を備え、
前記セル垂直パターンの側壁は、前記第1
サブスタック構造体と前記第2
サブスタック構造体との間の境界に隣接して変曲点を有し、
前記
複数の第1電極層の中の少なくとも1つは、前記第
3方向に前記特異ダミー垂直パターンと前記基板との間に介在することを特徴とする3次元半導体メモリ装置。
【請求項17】
前記特異ダミー垂直パターンは、前記第1
サブスタック構造体の中に延長され、
前記特異ダミー垂直パターンの側壁は、前記第1
サブスタック構造体と前記第2
サブスタック構造体との間の境界に隣接して変曲点を有することを特徴とする請求項16に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項18】
前記特異ダミー垂直パターンは、前記第1
サブスタック構造体から離隔され、
前記第1
サブスタック構造体内に配置され、前記特異ダミー垂直パターンに前記第
3方向に隣接する犠牲埋め込みパターンを更に含むことを特徴とする請求項16に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項19】
前記
複数の第1電極層間絶縁膜の中の最も低い第1電極層間絶縁膜と前記基板との間に介在するソースパターンを更に含み、
前記ソースパターンは、前記セル垂直パターンに接し、前記特異ダミー垂直パターンから離隔されることを特徴とする請求項16に記載の3次元半導体メモリ装置。
【請求項20】
トランジスタ及び周辺配線を含む周辺回路構造体と、
前記周辺回路構造体上のセルアレイ構造体と、を備え、
前記セルアレイ構造体は、
複数のセル垂直パターンが配置されるセル領域
、及び連結領域を含む第1基板と、
前記第1基板上に交互に積層された
複数の第1電極層間絶縁膜及び
複数の第1電極層を含
み、端部が下部平坦絶縁膜で覆われる第1
サブスタック構造体と、
前記第1
サブスタック構造体の上に交互に積層された
複数の第2電極層間絶縁膜及び
複数の第2電極層を含
み、端部が上部平坦絶縁膜で覆われる第2
サブスタック構造体と、
前記連結領域で
、少なくとも前記
複数の第2電極層の
中の一部を前記第1基板の上面に対して垂直
である第
3方向に貫通
し、特異垂直ホール内に配置される特異ダミー垂直パターンと、
前記連結領域で第1
サブスタック構造体内に配置され、前記特異ダミー垂直パターンから離隔される犠牲埋め込みパターンと、を含
み、
前記セル垂直パターンの側壁は、前記第1サブスタック構造体と前記第2サブスタック構造体との間の境界に隣接して変曲点を有することを特徴とする3次元半導体メモリ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、3次元半導体メモリ装置に関し、より詳細には、信頼性をより向上させた3次元半導体メモリ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者が要求する優れた性能及び低い価格を満たすために、半導体装置の集積度を増加させることが要求されている。半導体装置の場合、集積度は製品の価格を決定する重要な要因であるため、特に増加した集積度が要求されている。2次元又は平面の半導体装置の場合、集積度は単位メモリセルが占有する面積によって主に決定されるため、微細パターン形成技術の水準に大きく影響を受ける。しかし、パターンの微細化のためには超高価な装備を必要とするため、2次元半導体装置の集積度は増加しているが、相変わらず制限的である。従って、3次元的に配列されるメモリセルを具備する3次元半導体メモリ装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】米国特許第9,362,306号明細書
【文献】米国特許第10,256,245号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、信頼性をより向上させた3次元半導体メモリ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による3次元半導体メモリ装置は、セル領域及び連結領域を含む基板と、前記基板上に交互に積層された電極層間絶縁膜及び前記連結領域で端部が階段形態を成す電極層と、前記連結領域で前記電極層の端部を覆う平坦絶縁膜と、前記連結領域で前記平坦絶縁膜を前記基板の上面に対して垂直になる第1方向に貫通する第1特異ダミー垂直パターンと、を備え、前記電極層の中の少なくとも1つは、前記第1特異ダミー垂直パターンと前記基板との間に位置し、前記第1特異ダミー垂直パターンから絶縁される。
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による3次元半導体メモリ装置は、セル領域及び連結領域を含む基板と、前記基板上に交互に積層された第1電極層間絶縁膜及び第1電極層を含む第1スタック構造体と、前記第1スタック構造体の上に交互に積層された第2電極層間絶縁膜及び第2電極層を含む第2スタック構造体と、前記セル領域で前記第2スタック構造体及び前記第1スタック構造体を前記基板の上面に対して垂直になる第1方向に貫通するセル垂直パターンと、前記連結領域で少なくとも前記第2電極層の一部を貫通する特異ダミー垂直パターンと、を備え、前記セル垂直パターンの側壁は、前記第1スタック構造体と前記第2スタック構造体との間の境界に隣接して変曲点を有し、前記第1電極層の中の少なくとも1つは、前記第1方向に前記特異ダミー垂直パターンと前記基板との間に介在する。
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明の更に他の態様による3次元半導体メモリ装置は、トランジスタ及び周辺配線を含む周辺回路構造体と、前記周辺回路構造体上のセルアレイ構造体と、を備え、前記セルアレイ構造体は、セル領域及び連結領域を含む第1基板と、前記第1基板上に交互に積層された第1電極層間絶縁膜及び第1電極層を含む第1スタック構造体と、前記第1スタック構造体の上に交互に積層された第2電極層間絶縁膜及び第2電極層を含む第2スタック構造体と、前記連結領域で少なくとも前記第2電極層の一部を前記第1基板の上面に対して垂直になる第1方向に貫通する特異ダミー垂直パターンと、前記連結領域で第1スタック構造体内に配置され、前記特異ダミー垂直パターンから離隔される犠牲埋め込みパターンと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明の3次元半導体メモリ装置は、連結領域で特異ダミー垂直パターンがその下部面及び側面を囲むゲート絶縁膜を介して隣接するか、或いはその下に配置される電極層から電気的に絶縁される。従って、半導体メモリ装置のプログラム不良、漏洩電流不良等を防止することができ、半導体メモリ装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】本発明の一実施形態による3次元半導体メモリ装置のブロック図である。
【
図1B】本発明の一実施形態による3次元半導体メモリ装置の回路図である。
【
図2】本発明の一実施形態による3次元半導体装置の平面図である。
【
図3A】
図2をA-A’線に沿って切断した第1例の断面図である。
【
図3B】
図2をB-B’線に沿って切断した第1例の断面図である。
【
図5A】
図3Aの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図5B】
図3Bの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図6A】
図3Aの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図6B】
図3Bの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図7A】
図3Aの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図7B】
図3Bの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図8A】
図3Aの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図8B】
図3Bの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図9A】
図3Aの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図9B】
図3Bの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【
図10】
図2をA-A’線に沿って切断した第2例の断面図である。
【
図11】
図2をA-A’線に沿って切断した第3例の断面図である。
【
図12】
図11の3次元半導体メモリ装置を製造する過程を順次的に示す断面図である。
【
図13】
図11の3次元半導体メモリ装置を製造する過程を順次的に示す断面図である。
【
図14】
図11の3次元半導体メモリ装置を製造する過程を順次的に示す断面図である。
【
図15】
図2をA-A’線に沿って切断した第4例の断面図である。
【
図16】
図2をA-A’線に沿って切断した第5例の断面図である。
【
図18】
図2をA-A’線に沿って切断した第6例の断面図である。
【
図19】本発明の他の実施形態による3次元半導体メモリ装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1Aは、本発明の一実施形態による3次元半導体メモリ装置のブロック図である。
【0012】
図1Aを参照すると、本実施形態による3次元半導体メモリ装置は基板上に配置されるセルアレイ構造体CSを含む。セルアレイ構造体CSは、データ消去単位である複数のメモリブロック(BLK0~BLKn)を含む。メモリブロック(BLK0~BLKn)の各々は3次元構造(又は垂直構造)を有するメモリセルアレイを含む。
【0013】
図1Bは、本発明の一実施形態による3次元半導体メモリ装置の回路図である。
【0014】
図1Bを参照すると、メモリブロック(BLK0~BLKn)の各々でセルストリングCSTRが、第1及び第2方向(D1、D2)に沿って2次元的に配列され、第3方向D3に沿って延長される。複数のセルストリングCSTRがビットライン(BL0~BL2)の各々に並列に連結される。複数のセルストリングCSTRは共通ソースラインCSLに共通に連結される。
【0015】
ビットライン(BL0~BL2)は2次元的に配列され、ビットライン(BL0~BL2)の各々に複数のセルストリングCSTRが並列に連結される。複数のセルストリングCSTRは共通ソースラインCSLに共通に連結される。即ち、複数のビットライン(BL0~BL2)と1つの共通ソースラインCSLとの間に複数のセルストリングCSTRが配置される。共通ソースラインCSLは複数に2次元的に配列される。ここで、共通ソースラインCSLには電気的に同一な電圧が印加されるか、又は共通ソースラインCSLの各々が電気的に制御される。
【0016】
一実施形態によると、セルストリングCSTRの中の1つは、直列連結されたストリング選択トランジスタ(SST21、SST11)、直列連結されたメモリセルトランジスタMCT、及び接地選択トランジスタGSTで構成される。また、メモリセルトランジスタMCTの各々はデータ格納要素(data storage element)を含む。セルストリングCSTRの中の1つは、第11ストリング選択トランジスタSST11とメモリセルトランジスタMCTとの間に、そして接地選択トランジスタGSTとメモリセルトランジスタMCTとの間に各々連結されたダミーセルDMCを更に含む。他のセルストリングCSTRもこれと同一又は類似の構造を有する。
【0017】
第21ストリング選択トランジスタSST21は第1ビットラインBL1に接続され、接地選択トランジスタGSTは共通ソースラインCSLに接続される。メモリセルトランジスタMCTの中の1つのセルストリングCSTRに連結されたメモリセルトランジスタMCTは、例えば第11ストリング選択トランジスタSST11と接地選択トランジスタGSTとの間に直列連結される。
【0018】
他の例として、各々のセルストリングCSTRで接地選択トランジスタGSTは、ストリング選択トランジスタ(SST21、SST11)と類似に、直列連結された複数のMOSトランジスタで構成される。これと異なり、各々のセルストリングCSTRは1つのストリング選択トランジスタを含み得る。
【0019】
本実施形態によると、第11ストリング選択トランジスタSST11は第11ストリング選択ラインSSL11によって制御され、第21ストリング選択トランジスタSST21は第21ストリング選択ラインSSL21によって制御される。メモリセルトランジスタMCTは複数のワードライン(WL0~WLn)によって制御され、ダミーセルDMCはダミーワードラインDWLによって制御される。また、接地選択トランジスタGSTは接地選択ラインGSLによって制御される。共通ソースラインCSLは接地選択トランジスタGSTのソースに共通に連結される。
【0020】
1つのセルストリングCSTRは共通ソースラインCSLからの距離がそれぞれ異なる複数のメモリセルトランジスタMCTで構成される。そして、共通ソースラインCSLとビットライン(BL0~BL2)との間には複数のワードライン(WL0~WLn、DWL)が配置される。
【0021】
共通ソースラインCSLから実質的に同一な距離に配置されるメモリセルトランジスタMCTのゲート電極はワードライン(WL0~WLn、DWL)の中の1つに共通に連結されて等電位状態にある。これと異なり、メモリセルトランジスタMCTのゲート電極が共通ソースラインCSLから実質的に同一な距離に配置されても、それぞれ異なる行又は列に配置されるゲート電極が独立的に制御され得る。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態による3次元半導体装置の平面図である。
図3Aは、
図2をA-A’線に沿って切断した第1例の断面図である。
図3Bは、
図2をB-B’線に沿って切断した第1例の断面図である。
図4Aは、
図3Aの‘P1’部分を拡大した図である。
図4Bは、
図3Aの‘P2’部分を拡大した図である。
【0023】
図2、
図3A、
図3B、
図4A、及び
図4Bを参照すると、基板10上にセルアレイ構造体CSが配置される。セルアレイ構造体CSは
図1Bの複数のメモリブロック(BLK0~BLKn)を含み、
図2では複数のメモリブロック(BLK0~BLKn)の中の1つのメモリブロックBLKに対する平面図が図示される。基板10は、半導体特性を有する物質(例えば、シリコンウエハ)、絶縁性物質(例えば、ガラス)、絶縁性物質によって覆われた半導体又は導電体の中の1つである。基板10には、例えば第1導電形の不純物がドーピングされる。基板10は第1方向D1に並べて配列されるセル領域CAR、ダミーセル領域DCR、及び連結領域CNRを含む。基板10上にはバッファ絶縁膜11が配置される。バッファ絶縁膜11は、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜の中の少なくとも1つの単一膜又は多重膜の構造を含む。
【0024】
バッファ絶縁膜11上に電極層(EL1、EL、ELm、ELn)と電極層間絶縁膜12とが交互に積層される。電極層(EL1、EL、ELm、ELn)は、基板10に最も隣接する第1電極層EL1、基板10から最も遠く離隔された第n電極層ELn、及び第n電極層ELnに隣接する第m電極層ELm、そして第1電極層EL1と第m電極層ELmとの間に配置された複数の中間電極層ELを含む。第n電極層ELnはキャッピング絶縁膜14で覆われる。
【0025】
キャッピング絶縁膜14は電極層間絶縁膜12と同一の物質を含む。電極層間絶縁膜12は、例えばシリコン酸化膜を含む。電極層(EL1、EL、ELm、ELn)は、例えばタングステンのような金属を含有する。バッファ絶縁膜11、電極層間絶縁膜12、電極層(EL1、EL、ELm、ELn)、及びキャッピング絶縁膜14はスタック構造体STを構成する。
【0026】
電極層(EL1、EL、ELm、ELn)の端部(又はパッド部)は連結領域CNRで階段構造を有する。詳細に、電極層(EL1、EL、ELm、ELn)は基板10から遠くなるほど第1方向D1への長さが減少し、スタック構造体STの高さはセル領域CARで遠くなるほど減少する。また、連結領域CNRで、電極層(EL1、EL、ELm、ELn)の一側壁は第1方向D1に沿って一定間隔に離隔されて配置される。電極層(EL1、EL、ELm、ELn)の各々は連結領域CNRでパッド部を有し、電極層(EL1、EL、ELm、ELn)のパッド部は水平及び垂直に互いに他の位置に位置する。更に、電極層(EL1、EL、ELm、ELn)の中の第n電極層ELn及び第m電極層ELmは、第1方向D1に延長されるライン形状を有し、分離絶縁パターン9によって互いに離隔される。
【0027】
一実施形態によると、本発明の3次元半導体メモリ装置は垂直型NANDフラッシュメモリ装置である。例えば、第1電極層EL1は
図1Bの接地選択ライン(GSL0~GSL2)に該当する。第m電極層ELmは
図1Bの第11~第13ストリング選択ライン(SSL11、SSL12、SSL13)に該当する。第n電極層ELnは
図1Bの第21~第23ストリング選択ライン(SSL21、SSL22、SSL23)に該当する。中間電極層ELは
図1Bのワードライン(WL0~WLn)及びダミーワードラインDWLに該当する。連結領域CNRでスタック構造体STの端部は平坦絶縁膜20で覆われる。平坦絶縁膜20は電極層間絶縁膜12と同一の絶縁材料を含む。平坦絶縁膜20の上部面はキャッピング絶縁膜14の上部面と共面をなす。
【0028】
スタック構造体STは、セル領域CARで基板10を露出させるそれぞれ離隔された複数の垂直ホールCHを含む。スタック構造体STは、ダミーセル領域DCRで基板10を露出させるそれぞれ離隔された複数の第1ダミー垂直ホールDCH1を含む。スタック構造体STは、連結領域CNRで基板10を露出させるそれぞれ離隔された複数の第2ダミー垂直ホールDCH2を含む。連結領域CNRで第2ダミー垂直ホールDCH2は平坦絶縁膜20の内部に延長される。垂直ホールCH、第1第1ダミー垂直ホールDCH1、及び第2ダミー垂直ホールDCH2内には各々基板10に接する半導体パターンEPが配置される。半導体パターンEPは、例えばシリコン単結晶パターンである。半導体パターンEPには第1導電形の不純物がドーピングされる。
【0029】
半導体パターンEPと第1電極層EL1との間には接地ゲート絶縁膜22が介在する。接地ゲート絶縁膜22は、例えばシリコン酸化膜を含む。接地ゲート絶縁膜22は中間電極層ELに延長されない。
【0030】
垂直ホールCH内には各々セル垂直パターンVSが配置されて半導体パターンEPに接する。第1ダミー垂直ホールDCH1内には各々第1ダミー垂直パターンDVS1が配置されて半導体パターンEPに接する。第2ダミー垂直ホールDCH2内には各々第2ダミー垂直パターンDVS2が配置されて半導体パターンEPに接する。セル垂直パターンVS、第1ダミー垂直パターンDVS1、及び第2ダミー垂直パターンDVS2は、例えば各々不純物がドーピングされるか、或いはドーピングされないシリコン単結晶膜又はポリシリコン膜を含む。セル垂直パターンVS、第1ダミー垂直パターンDVS1、及び第2ダミー垂直パターンDVS2は各々中が空いたカップ形状を有する。平面視において、第1ダミー垂直パターンDVS1及びセル垂直パターンVSは円形の形状を有する。第1ダミー垂直パターンDVS1及びセル垂直パターンVSの直径(又は最大幅)は互いに同一である。平面視において、第2ダミー垂直パターンDVS2は楕円形又は円形の形状を有する。
図3Aの断面で第1方向D1に平行である第2ダミー垂直パターンDVS2の幅は第1方向D1に平行であるセル垂直パターンVSの幅と同一であるか又はより大きい。
【0031】
図2でセル領域CARには複数のセル垂直パターンVS及び中心ダミー垂直パターンCDVSが配置される。メモリブロックBLKの一区域の中心部で中心ダミー垂直パターンCDVSは第1方向D1に沿って一列に配置される。中心ダミー垂直パターンCDVSの上部間に分離絶縁パターン9が配置される。分離絶縁パターン9は、例えばシリコン酸化膜を含む。
【0032】
図2を参照すると、平面視において、第2ダミー垂直パターンDVS2は電極層(EL1、EL、ELm、ELn)の端部(パッド部)を貫通する。第2ダミー垂直パターンDVS2は、セル領域CARから遠くなるほど、第2ダミー垂直パターンDVS2が貫通する電極層(EL1、EL、ELm、ELn)の数が減少する。各パッド部を貫通し、互いに隣接する4つの第2ダミー垂直パターンDVS2は、平面視において、1つのセルコンタクトプラグCPLGを囲むように配置される。他の例において、第2ダミー垂直パターンDVS2の中の一部は、平面視において、垂直に隣接する電極ELの境界を貫通する。実施形態で、第2ダミー垂直パターンDVS2の配置は多様に変形される。断面を図示しないが、セルコンタクトプラグCPLGは第1及び第2層間絶縁膜(16、18)及び平坦絶縁膜20を貫通して電極層(EL1、EL、ELm、ELn)のパッド部に各々接続される。
【0033】
セル垂直パターンVS、中心ダミー垂直パターンCDVS、及び第1及び第2ダミー垂直パターン(DVS1、DVS2)の各々の上端にビットライン導電パッド34が形成される。ビットライン導電パッド34は、不純物がドーピングされた不純物領域であるか、或いは導電物質でなされる。セル垂直パターンVS上に位置するビットライン導電パッド34はビットラインBLに連結される。しかし、中心ダミー垂直パターンCDVS並びに第1及び第2ダミー垂直パターン(DVS1、DVS2)上に位置するビットライン導電パッド34はビットラインBLに連結されない。セル垂直パターンVS、中心ダミー垂直パターンCDVS、第1ダミー垂直パターンDVS1、及び第2ダミー垂直パターンDVS2は各々
図4Aのようにチャンネルスペーサー膜25及びチャンネル連結膜27を含む。チャンネルスペーサー膜25及びチャンネル連結膜27は不純物がドーピングされたシリコン単結晶膜又はポリシリコン膜で形成される。
【0034】
セル垂直パターンVSと垂直ホールCHの内壁との間、第1ダミー垂直パターンDVS1と第1ダミー垂直ホールDCH1の内壁との間、そして第2ダミー垂直パターンDVS2と第1ダミー垂直ホールDCH1の内壁との間に第1ゲート絶縁膜GIが各々介在する。第1ゲート絶縁膜GIは、各々
図4Aのようにトンネル絶縁膜TL、電荷格納膜SN、及びブロッキング絶縁膜BCLを含む。電荷格納膜SNは、トラップ絶縁膜、浮遊ゲート電極、又は導電性ナノドット(conductive nano dots)を含む絶縁膜である。更に具体的に、電荷格納膜SNは、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜、シリコン豊富窒化膜(Si-rich nitride)、ナノクリスタルシリコン(nanocrystalline Si)、及び薄層化されたトラップ膜(laminated trap layer)の中の少なくとも1つを含む。トンネル絶縁膜TLは電荷格納膜SNよりも大きいバンドギャップを有する物質の中の1つであり、ブロッキング絶縁膜BCLはアルミニウム酸化膜及びハフニウム酸化膜等のような高誘電膜である。
【0035】
第1ゲート絶縁膜GIは各々半導体パターンEPの上部面の一部を覆う。セル垂直パターンVS、第1ダミー垂直パターンDVS1、及び第2ダミー垂直パターンDVS2は各々第1ゲート絶縁膜GIを貫通して半導体パターンEPに接する。具体的に、
図4Aのようにセル垂直パターンVS、第1ダミー垂直パターンDVS1、及び第2ダミー垂直パターンDVS2のチャンネル連結膜27が各々第1ゲート絶縁膜GIを貫通して半導体パターンEPに接する。チャンネル連結膜27は各々中が空いたカップ形状を有し、内部が空いた空間は埋め込み絶縁パターン29で満たされる。埋め込み絶縁パターン29は、例えばシリコン酸化膜を含む。
【0036】
電極層(EL1、EL、ELm、ELn)と第1ゲート絶縁膜GIとの間、電極層(EL1、EL、ELm、ELn)と電極層間絶縁膜12との間には高誘電膜HLが介在する。高誘電膜HLは、シリコン酸化膜の誘電率よりも高い誘電率を有する膜として、例えばアルミニウム酸化膜又はハフニウム酸化膜を含む。
【0037】
スタック構造体STは第1層間絶縁膜16と第2層間絶縁膜18とで順次的に覆われる。第1層間絶縁膜16及び第2層間絶縁膜18は各々シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及びシリコン酸化窒化膜の中から選択される少なくとも1つの単一膜又は多重膜を含む。セル垂直パターンVS上に配置されるビットライン導電パッド34は第1及び第2層間絶縁膜(16、18)を貫通するビットラインコンタクトプラグBPLGによってビットラインBLに連結される。ビットラインBLは、第1方向D1に交差する第2方向D2に延長され、互いに平行である。ビットラインコンタクトプラグBPLG及びビットラインBLは、例えばタングステン、アルミニウム、及び銅のような金属を含む。ダミーセル領域DCR及び連結領域CNRでビットライン導電パッド34上にはビットラインコンタクトプラグBPLG及びビットラインBLが配置されない。しかし、本発明の一例において、ダミーセル領域DCRでビットライン導電パッド34上にはダミービットラインコンタクトプラグ(図示せず)及びダミービットライン(図示せず)が配置される。この場合、ダミービットラインには電圧が印加されず、電気的にフローティングされる。ダミービットラインもビットラインBLと同一である第2方向D2に延長される。
【0038】
セルアレイ構造体CSはスタック構造体ST、第1及び第2層間絶縁膜(16、18)、及びビットラインBLを含む。セルアレイ構造体CSに含まれる隣接するメモリブロックBLK間には第1ソースコンタクトプラグCSPLG1が配置される。また、1つのメモリブロックBLKの中心部分にも第2ソースコンタクトプラグCSPLG2が配置されて1つのメモリブロックBLKを第2方向D2に2つの区域に分ける。
図2の平面図で、第1ソースコンタクトプラグCSPLG1は第1方向に途切れなく細長いライン形状を有する。しかし、第2ソースコンタクトプラグCSPLG2は連結領域CNRで不連続区間(カッティング領域)が存在する。
【0039】
図3Bの断面で第1ソースコンタクトプラグCSPLG1と第2ソースコンタクトプラグCSPLG2とは互いに離隔され、第1層間絶縁膜16及びスタック構造体STを貫通して基板10に隣接する。第1ソースコンタクトプラグCSPLG1とスタック構造体STとの間、そして第2ソースコンタクトプラグCSPLG2とスタック構造体STとの間には絶縁スペーサーSPが介在する。第1ソースコンタクトプラグCSPLG1及び第2ソースコンタクトプラグCSPLG2に各々接する基板10の部分には共通ソース領域CSRが配置される。共通ソース領域CSRは基板10にドーピングされた不純物と反対になる第2導電形の不純物がドーピングされる。第1及び第2ソースコンタクトプラグ(CSPLG1、CSPLG2)は、例えばドーピングされた半導体(例、ドーピングされたシリコン等)、金属(例、タングステン、銅、アルミニウム等)、導電性金属窒化物(例、窒化チタン、窒化タンタルニウム等)、又は遷移金属(例、チタニウム、タンタルニウム等)等から選択される少なくとも1つを含む。
【0040】
図3A及び
図4Bを参照すると、連結領域CNRには特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)が配置される。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)は第2ダミー垂直パターンDVS2の一部に該当する。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)は第1~第4特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)を含む。第1~第4特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)は各々第1~第4特異垂直ホール(FCH1~FCH4)内に配置される。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)はビットラインBLに連結されない。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)には電圧が印加されない。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)は中が空いたカップ形状を有する。
【0041】
特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)は各々
図4Bのようにチャンネルスペーサー膜25及びチャンネル連結膜27を含む。チャンネルスペーサー膜25及びチャンネル連結膜27は不純物がドーピングされたシリコン単結晶膜又はポリシリコン膜で形成される。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)と特異垂直ホール(FCH1~FCH4)の内壁との間には第2
ゲート絶縁膜GIFが介在する。第2
ゲート絶縁膜GIFは各々
図4Bのようにトンネル絶縁膜TL、電荷格納膜SN、及びブロッキング絶縁膜BCLを含む。第2
ゲート絶縁膜GIFは各々特異垂直ホール(FCH1~FCH4)の底面を覆う。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)は、第2
ゲート絶縁膜GIFを貫通せず、特異垂直ホール(FCH1~FCH4)の底面から離隔される。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)と基板10との間には電極層(EL1、EL、ELm、ELn)の中の少なくとも1つが介在する。特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)は第2
ゲート絶縁膜GIFによって電極層(EL1、EL、ELm、ELn)から絶縁される。
【0042】
具体的な例として、第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1は第1特異垂直ホールFCH1内に配置される。第1特異垂直ホールFCH1の下部は鋭い。第1特異垂直ホールFCH1の最下端はスタック構造体STの中間の高さに隣接する。
図3Aで第1特異垂直ホールFCH1の最下端と基板10との間には約7つの電極層(EL1、EL)が介在する。第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1は約7つの電極層(EL1、EL)に垂直に重畳する。第1特異垂直ホールFCH1内に配置される第2ゲート絶縁膜GIF及び第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1も鋭い下部を有する。例えば、第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1の下部の第1方向D1に平行である幅は第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1の上部の第1方向D1に平行である幅の85%以下であり、更に好ましくは35%~85%である。
【0043】
第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1は平坦絶縁膜20、電極層間絶縁膜12の一部、そして中間電極層ELの一部を貫通する。
【0044】
第2特異ダミー垂直パターンDVS2_2は第2特異垂直ホールFCH2内に配置される。第2特異垂直ホールFCH2は平坦な底面を有する。第2特異垂直ホールFCH2の最下端は第1特異垂直ホールFCH1よりも基板10に更に隣接する。
図3Aで第2特異垂直ホールFCH2の最下端と基板10との間(又は第2特異ダミー垂直パターンDVS2_2と基板10との間)には2つの電極層(EL1、EL)が介在する。第2特異ダミー垂直パターンDVS2_2は2つの電極層(EL1、EL)に垂直に重畳する。第2特異垂直ホールFCH2内に配置される第2ゲート絶縁膜GIF及び第2特異ダミー垂直パターンDVS2_2も平坦な下部面を有する。第2特異ダミー垂直パターンDVS2_2は平坦絶縁膜20、電極層間絶縁膜12の一部、そして中間電極層ELの一部を貫通する。
【0045】
第3特異ダミー垂直パターンDVS2_3は、第3特異垂直ホールFCH3内に配置される。第3特異垂直ホールFCH3は平坦な底面及び傾いた下部側壁を有する。第3特異垂直ホールFCH3の最下端は第1特異垂直ホールFCH1よりも基板10に更に隣接し、第2特異垂直ホールFCH2よりも基板10から更に離隔される。第3特異垂直ホールFCH3の底面は中間電極層ELの中のいずれか1つで形成される。
図3Aで第3特異垂直ホールFCH3の最下端と基板10との間(又は第3特異ダミー垂直パターンDVS2_3と基板10との間)には約4つの電極層(EL1、EL)が介在する。第3特異ダミー垂直パターンDVS2_3は約4つの電極層(EL1、EL)に垂直に重畳する。第3特異垂直ホールFCH3内に配置される第2ゲート絶縁膜GIF及び第3特異ダミー垂直パターンDVS2_3は鋭い下部を有する。第3特異ダミー垂直パターンDVS2_3は平坦絶縁膜20、電極層間絶縁膜12の一部、そして中間電極層ELの一部を貫通する。
【0046】
第4特異ダミー垂直パターンDVS2_4は第4特異垂直ホールFCH4内に配置される。第4特異垂直ホールFCH4は平坦な底面を有する。第4特異垂直ホールFCH4の最下端は第1特異垂直ホールFCH1よりも基板10に更に隣接し、第3特異垂直ホールFCH3よりも基板10から更に離隔される。第4特異垂直ホールFCH4は平坦絶縁膜20内に形成され、電極層間絶縁膜12及び電極層(EL1、EL、ELm、ELn)から離隔される。
図3Aで第4特異垂直ホールFCH4の最下端と基板10との間(又は第4特異ダミー垂直パターンDVS2_4と基板10との間)には3つの電極層(EL1、EL)が介在する。第4特異ダミー垂直パターンDVS2_4は3つの電極層(EL1、EL)に垂直に重畳する。第4特異垂直ホールFCH4内に配置される第2ゲート絶縁膜GIF及び第4特異ダミー垂直パターンDVS2_4は平坦な下部面を有する。第4特異ダミー垂直パターンDVS2_4は平坦な絶縁膜20の一部を貫通する。
【0047】
特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)の側面及び下部面は第2ゲート絶縁膜GIFによって囲まれてこれに隣接する電極層(EL1、EL、ELm、ELn)から電気的に絶縁される。従って、半導体メモリ装置のプログラム不良、漏洩電流不良等を防止することができ、半導体メモリ装置の信頼性を向上させることができる。
図3Aで4つの特異垂直ホール及び特異ダミー垂直パターンを図示したが、その数は4つに制限されるものではなく、多様に変更することができる。即ち、特異垂直ホール及び/又は特異ダミー垂直パターンの数は4よりも少ないか又は4よりも多い。
【0048】
図5A~
図9Aは、
図3Aの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
図5B~
図9Bは、
図3Bの断面を有する3次元半導体メモリ装置の製造過程を順次的に示す断面図である。
【0049】
図5A及び
図5Bを参照すると、セル領域CAR、ダミーセル領域DCR、及び連結領域CNRを含む基板10を準備する。基板10上にバッファ絶縁膜11を形成する。バッファ絶縁膜11は、例えばシリコン酸化膜を含む。バッファ絶縁膜11の上に交互に電極層間絶縁膜12と犠牲膜13とを積層する。そして、最上層の犠牲膜13の上にキャッピング絶縁膜14を形成する。これによって、予備スタック構造体PSTを形成する。犠牲膜13はバッファ絶縁膜11、電極層間絶縁膜12、及びキャッピング絶縁膜14に対してエッチング選択比を有する物質で形成される。例えば、犠牲膜13はシリコン窒化膜で形成される。バッファ絶縁膜11、電極層間絶縁膜12、及びキャッピング絶縁膜14は、例えばシリコン酸化膜で形成される。トリミング工程とエッチング工程とを交互に反復進行して連結領域CNRで予備スタック構造体PSTの端部を階段形状に形成する。基板10の全面上に平坦絶縁膜20を覆い、CMP(Chemical Mechanical. Polisher)工程を進行して予備スタック構造体PSTの端部を覆う平坦絶縁膜20を残す。
【0050】
予備スタック構造体PST及び平坦絶縁膜20をエッチングしてセル領域CARで互いに離隔されたセル垂直ホールCH及び中心ダミー垂直ホールCDCH、ダミーセル領域DCRで第1ダミー垂直ホールDCH1、そして連結領域CNRで第2ダミー垂直ホールDCH2を形成する。セル垂直ホールCH、中心ダミー垂直ホールCDCH、第1ダミー垂直ホールDCH1、及び第2ダミー垂直ホールDCH2は基板10を露出させる。第1ダミー垂直ホールDCH1はパターンの密度差によるローディング効果によってセル垂直ホールCHに不良が発生することを防止するために形成される。
【0051】
セル垂直ホールCH、中心ダミー垂直ホールCDCH、及び第1ダミー垂直ホールDCH1間のサイズ及び間隔はそれぞれ一定である。第2ダミー垂直ホールDCH2の間隔及びサイズはセル垂直ホールCHの間隔及びサイズよりも各々大きい。エッチング工程でホール(holes)の密度が均一なセル領域CARでセル垂直ホールCH、中心ダミー垂直ホールCDCH、及びダミーセル領域DCRで第1ダミー垂直ホールDCH1は大体に不良なく基板10を露出させるように一定の幅及び一定の深さに形成される。しかし、第2ダミー垂直ホールDCH2の密度は相対的に小さいため、ローディング効果によってエッチング工程でクロギング(clogging)性不良が発生する。即ち、第2ダミー垂直ホールDCH2の中の一部では形成過程の際にポリマーのようなエッチング副産物が第2ダミー垂直ホールDCH2の底面や側面に溜まってそれ以上エッチングされず、基板10を露出させないノットオープン(not-open)不良が発生する。クロギング性不良は連結領域CNRとセル領域CARとの間の段差によっても発生する。従って、エッチング工程の際に連結領域CNRで第1~第4特異垂直ホール(FCH1~FCH4)が形成される。第1~第4特異垂直ホール(FCH1~FCH4)の深さ、位置、及び形状は多様である。
【0052】
図6A及び
図6Bを参照すると、SEG(Selective Epitaxial Growth)工程を進行してホール(CH、CDCH、DCH1、DCH2)内に半導体パターンEPを形成する。半導体パターンEPを形成する際、インシッツドーピングで第1導電形の不純物をドーピングする。この時、特異垂直ホール(FCH1~FCH4)は基板10を露出させないため、半導体パターンEPは特異垂直ホール(FCH1~FCH4)内には形成されない。基板10の全面上にゲート絶縁膜GIOをコンフォーマルに形成する。ゲート絶縁膜GIOは
図4Aのようにトンネル絶縁膜TL、電荷格納膜SN、及びブロッキング絶縁膜BCLを順に積層することによって形成される。ゲート絶縁膜GIOの上にチャンネルスペーサー膜25をコンフォーマルに形成する。チャンネルスペーサー膜25はポリシリコン膜で形成される。ゲート絶縁膜GIO及びチャンネルスペーサー膜25はホール(CH、CDCH、DCH1、DCH2、FCH1~FCH4)の内側壁及び底面にもコンフォーマルに形成される。連結領域CNRでチャンネルスペーサー膜25の上にマスクパターンMKを形成する。マスクパターンMKはセル領域CAR及びダミーセル領域DCRを露出させるように形成される。マスクパターンMKは、例えばステップカバレッジ特性が悪い膜質で形成されてホール(CH、CDCH、DCH1、DCH2、FCH1~FCH4)の内部に入らない。例えば、マスクパターンMKはACL(Amorphous Carbon Layer)で形成される。従って、後続の工程でホール(CH、CDCH、DCH1、DCH2、FCH1~FCH4)内にマスクパターンMKが残って不良を引き起こすことを防止することができる。
【0053】
図7A及び
図7Bを参照すると、マスクパターンMKをエッチングマスクとして利用してセル領域CAR及びダミーセル領域DCRで露出されたチャンネルスペーサー膜25及びゲート絶縁膜GIOをエッチングして、セルチャンネルホールCH、中心ダミー垂直ホールCDCH、及び第1ダミー垂直ホールDCH1の側壁を覆って半導体パターンEPの上部面を露出させる第1ゲート絶縁膜GI及びチャンネルスペーサー膜25を形成する。
【0054】
図4A、
図4B、
図7A、
図7B、
図8A、及び
図8Bを参照すると、マスクパターンMKを除去して連結領域CNRを露出させる。基板10の全面上にチャンネル連結膜27をコンフォーマルに積層してチャンネルスペーサー膜25の側壁と半導体パターンEPの上部面とが接するようにする。埋め込み絶縁膜を積層してホール(CH、CDCH、DCH1、DCH2、FCH1~FCH4)を満たす。CMP工程を進行してキャッピング絶縁膜14、平坦絶縁膜20上のゲート絶縁膜GIO、チャンネル連結膜27、及び埋め込み絶縁膜を除去し、ホール(CH、CDCH、DCH1、DCH2、FCH1~FCH4)内に垂直パターン(VS、CDVS、DVS1、DVS2、DVS2_1~DVS2_4)、第1及び第2ゲート絶縁膜(GI、GIF)、及び埋め込み絶縁パターン29を形成する。ホール(CH、CDCH、DCH1、DCH2、FCH1~FCH4)の上部で垂直パターン(VS、CDVS、DVS1、DVS2、DVS2_1~DVS2_4)、第1及び第2ゲート絶縁膜(GI、GIF)、及び埋め込み絶縁パターン29の一部を除去し、導電膜で満たしてビットライン導電パッド34を形成する。
【0055】
図2、
図9A、及び
図9Bを参照すると、予備スタック構造体PSTをエッチングして第1方向D1に延長されて基板10を露出させるグルーブGRを形成する。グルーブGRを通じて犠牲膜13を全て除去して電極層間絶縁膜12の上部面及び下部面、ゲート絶縁膜(GI、GIF)の側壁、そして半導体パターンEPの側壁を露出させる空いた空間R1を形成する。この時、第2ダミー垂直パターンDVS2は予備スタック構造体PSTの倒れを防止する。
【0056】
図4A、
図4B、
図9A、
図9B、
図3A、及び
図3Bを参照すると、熱酸化工程を進行して露出された半導体パターンEPの側壁に各々接地ゲート絶縁膜22を形成する。基板10の全面上に高誘電膜HLをコンフォーマルに形成し、導電膜を積層して空いた空間R1を満たす。そして、グルーブGRの中の導電膜を除去して基板10を露出させる。イオン注入工程を進行して基板10に共通ソース領域CSRを形成する。絶縁膜をコンフォーマルに積層し、異方性エッチングしてグルーブGRの内側壁を覆う絶縁スペーサーSPを形成する。そして、導電膜にグルーブGRを満たし、エッチバックしてグルーブGR内に各々第1及び第2ソースコンタクトプラグ(CSPLG1、CSPLG2)を形成する。後続して、通常の工程を進行して第1及び第2層間絶縁膜(16、18)、ビットラインコンタクトプラグBPLG、及びビットラインBLを形成する。
【0057】
本発明の実施形態による3次元半導体メモリ装置の製造方法では、ノットオープン不良が発生する危険が高い連結領域CNRをマスクパターンMKで覆う状態で半導体パターンEPの上部面を露出させるゲート絶縁膜GIOのエッチング工程を進行することによって、連結領域CNRでは特異垂直ホール(FCH1~FCH4)内のゲート絶縁膜GIOがエッチングされない。これによって、特異垂直ホール(FCH1~FCH4)の底面は第2ゲート絶縁膜GIFに覆われることになる。従って、特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_4)のチャンネル連結膜27が特異垂直ホール(FCH1~FCH4)の下に位置する電極層(EL、EL1)に接すること(ブリッジ)を防止することができ、3次元半導体メモリ装置の信頼性を向上させることができる。
【0058】
図10は、
図2をA-A’線に沿って切断した第2例の断面図である。
【0059】
図10を参照すると、本実施形態による3次元半導体メモリ装置では、ダミーセル領域DCRに第5特異ダミー垂直パターンDVS1_1が配置される。第5特異ダミー垂直パターンDVS1_1は第5特異垂直ホールFCH5内に位置する。第5特異垂直ホールFCH5はスタック構造体STの一部に形成される。第5特異ダミー垂直パターンDVS1_1は第1ダミー垂直パターンDVS1の中の一部に該当する。第5特異垂直ホールFCH5の底面は平坦である。第5特異ダミー垂直パターンDVS1_1の下部面も平坦である。第5特異ダミー垂直パターンDVS1_1と第5特異垂直ホールFCH5の内部側面との間には第2ゲート絶縁膜GIFが介在する。第5特異ダミー垂直パターンDVS1_1は、第2ゲート絶縁膜GIFを貫通せずに第5特異垂直ホールFCH5の底面から離隔される。その他の構成は
図2~
図4Bを参照して説明したものと同一又は類似である。
図10の3次元半導体メモリ装置は、
図7Aの段階でマスクパターンMKをダミーセル領域DCRまで覆うように形成し、後続の工程を進行することによって製造される。
【0060】
図11は、
図2をA-A’線に沿って切断した第3例の断面図である。
【0061】
図11を参照すると、セルアレイ構造体CSは第1サブスタック構造体ST1及び第2サブスタック構造体ST2を含む。第1サブスタック構造体ST1は、基板10上に積層されたバッファ絶縁膜11、及び交互に積層された電極層間絶縁膜12と第1~第i電極層(EL1、EL、ELi)とを含む。第2サブスタック構造体ST2は交互に積層された電極層間絶縁膜12及び第j~第n電極層(ELj、EL、ELm、ELn)を含む。ここで、i、j、m、nは各々2よりも大きい整数であり、i<j<m<nである。垂直ホールCH、中心ダミー垂直ホールCDCH、第1ダミー垂直ホールDCH1、及び第2ダミー垂直ホールDCH2は各々垂直に重畳され、互いに連結される下部ホールBHと上部ホールUHとを含む。垂直ホールCH、中心ダミー垂直ホールCDCH、第1ダミー垂直ホールDCH1、及び第2ダミー垂直ホールDCH2の内側壁は各々第1サブスタック構造体ST1と第2サブスタック構造体ST2との間で変曲点IFPを有する。垂直パターン(VS、CDVS、DVS1、DVS2)の側壁は各々第1サブスタック構造体ST1と第2サブスタック構造体ST2との間(即ち、第i電極層ELiと第j電極層ELjとの間)に隣接して変曲点を有する。第1サブスタック構造体ST1の端部は下部平坦絶縁膜201で覆われる。下部平坦絶縁膜201の上部面は第1サブスタック構造体ST1の上部面と共面をなす。第2サブスタック構造体ST2の端部及び下部平坦絶縁膜201は上部平坦絶縁膜203で覆われる。上部平坦絶縁膜203の上部面は第2サブスタック構造体ST2の上部面と共面をなす。
【0062】
連結領域CNRの第3部分P3で第1特異垂直ホールFCH1が配置される。第1特異垂直ホールFCH1は上部ホールUH及びこれに連結された第1特異下部ホールFBH1を含む。第1特異下部ホールFBH1は基板10を露出させない。第1特異垂直ホールFCH1は上部平坦絶縁膜203及び第1サブスタック構造体ST1に形成され、第1特異下部ホールFBH1の底面の下に3つの電極層(EL1、EL)が配置される。第1特異垂直ホールFCH1内には第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1が配置される。第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1の側壁は第1サブスタック構造体ST1と第2サブスタック構造体ST2との間に隣接して変曲点を有する。
【0063】
連結領域CNRの第4部分P4で第1特異上部ホールFUH1が配置される。第1特異上部ホールFUH1は第1サブスタック構造体ST1を露出させない。第1特異上部ホールFUH1は第2サブスタック構造体ST2に形成され、第1特異上部ホールFUH1の底面の下に第2サブスタック構造体ST2の3つの電極層(ELj、EL)が配置される。第1特異上部ホールFUH1は第1サブスタック構造体ST1に形成される下部ホールBHに対して垂直に重畳されるが、互いに離隔される。下部ホールBHは基板10内に一部延長される。下部ホールBH内には半導体パターンEP及び犠牲埋め込みパターン31が配置される。犠牲埋め込みパターン31は半導体パターンEPの上部面に接する。犠牲埋め込みパターン31はポリシリコン、ACL、SOH、SOC、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及びシリコン酸化窒化膜の中から選択される少なくとも1つの単一膜又は多重膜を含む。第1特異上部ホールFUH1内には第2特異ダミー垂直パターンDVS2_2が配置される。
【0064】
連結領域CNRの第5部分P5で第2特異上部ホールFUH2が配置される。第2特異上部ホールFUH2は第1サブスタック構造体ST1を露出させる。しかし、第2特異上部ホールFUH2はこれに隣接する下部ホールBHに対して垂直に重畳されずに誤整列される。第2特異上部ホールFUH2下には第1サブスタック構造体ST1の電極層(EL1、EL、ELi)が配置される。第2特異上部ホールFUH2内には第3特異ダミー垂直パターンDVS2_3が配置される。下部ホールBH内には犠牲埋め込みパターン31が配置される。
【0065】
連結領域CNRの第6部分P6で第3特異上部ホールFUH3が配置される。第3特異上部ホールFUH3は第1サブスタック構造体ST1を露出させる。しかし、第3特異上部ホールFUH3はこれに隣接する第2特異下部ホールFBH2に対して垂直に重畳されずに誤整列される。第2特異下部ホールFBH2は鋭い下部を有する。第3特異上部ホールFUH3の下には第1サブスタック構造体ST1の電極層(EL1、EL)が配置される。第3特異上部ホールFUH3内には第4特異ダミー垂直パターンDVS2_4が配置される。第2特異下部ホールFBH2内には犠牲埋め込みパターン31が配置される。
【0066】
連結領域CNRの第7部分P7で第4特異上部ホールFUH4が配置される。第4特異上部ホールFUH4は第1サブスタック構造体ST1を露出させない。第4特異上部ホールFUH4は鋭い下部を有する。第4特異上部ホールFUH4下に位置する下部ホールBHは第4特異上部ホールFUH4から離隔される。下部ホールBH内には犠牲埋め込みパターン31が配置される。第4特異上部ホールFUH4内には第5特異ダミー垂直パターンDVS2_5が配置される。それ以外の構成は
図2~
図4Bを参照して説明したものと同一又は類似である。
【0067】
図11の3次元半導体メモリ装置を製造する過程は次の通りである。
【0068】
図12~
図14は、
図11の3次元半導体メモリ装置を製造する過程を順次的に示す断面図である。
【0069】
図12を参照すると、基板10の上にバッファ絶縁膜11を形成する。バッファ絶縁膜11の上に犠牲膜13と電極層間絶縁膜12とを交互に積層して第1予備サブスタック構造体PST1を形成する。トリミング工程とエッチング工程とを反復的に進行して第1予備サブスタック構造体PST1の端部を階段形状に形成する。下部平坦絶縁膜201を積層し、CMP工程を進行して第1予備サブスタック構造体PST1の端部を覆う。第1予備サブスタック構造体PST1をエッチングして基板10を露出させる下部ホールBHを形成する。この時、連結領域CNRでクロギング性不良が発生して特異下部ホール(FBH1、FBH2)が形成される。SEG(Selective Epitaxial Growth)工程を進行して下部ホールBH内に半導体パターンEPを形成する。犠牲埋め込み膜を積層して下部ホールBH及び特異下部ホール(FBH1~FBH2)を満たし、前面エッチバック工程を進行して下部犠牲埋め込みパターン31を形成する。
【0070】
図13を参照すると、第1予備サブスタック構造体PST1上に電極層間絶縁膜12と犠牲膜13とを交互に反復積層し、キャッピング絶縁膜14を積層して第2予備サブスタック構造体PST2を形成する。トリミング工程とエッチング工程とを反復的に進行して第2予備サブスタック構造体PST2の端部を階段形状に形成する。上部平坦絶縁膜203を積層し、CMP工程を進行して第2予備サブスタック構造体PST2の端部を覆う。第2サブスタック構造体PST2をエッチングして下部犠牲埋め込みパターン31を露出させる上部ホールUHを形成する。この時、連結領域CNRでクロギング性不良が発生して特異上部ホール(FUH1~FUH4)が形成される。
【0071】
図14を参照すると、上部ホールUHによって露出された下部犠牲埋め込みパターン31を除去して基板10を露出させる。特異上部ホール(FUH1~FUH4)の下に位置するか又は隣接する下部犠牲埋め込みパターン31は除去されずに残る。そして、SEG工程を進行して半導体パターンEPを形成する。特異上部ホール(FUH1~FUH2)の下に位置するか、或いは隣接する下部ホールBH及び特異下部ホール(FBH1~FBH2)内では半導体パターンEPが形成されない。後続して、
図6A~
図9B、そして
図2~4Bを参照して説明した工程を進行する。
【0072】
図15は、
図2をA-A’線に沿って切断した第4例の断面図である。
【0073】
図15を参照すると、セルアレイ構造体CSは順に積層された第1サブスタック構造体ST1、第2サブスタック構造体ST2、及び第3サブスタック構造体ST3を含む。第1サブスタック構造体ST1は基板10上に積層されたバッファ絶縁膜11及び交互に積層された電極層間絶縁膜12と第1~第f電極層(EL1、EL、Elf)とを含む。第2サブスタック構造体ST2は交互に積層された電極層間絶縁膜12及び第g~第i電極層(ELg、EL、ELi)を含む。第3サブスタック構造体ST3は交互に積層された電極層間絶縁膜12及び第j~第n電極層(ELj、EL、ELm、ELn)と、キャッピング絶縁膜14とを含む。ここで、f、g、i、j、m、nは各々2よりも大きい整数であり、f<g<i<j<m<nである。垂直ホールCH、中心ダミー垂直ホールCDCH、第1ダミー垂直ホールDCH1、及び第2ダミー垂直ホールDCH2は各々垂直に重畳され、互いに連結される下部ホールBH、中間ホールMH、及び上部ホールUHを含む。垂直ホールCH、中心ダミー垂直ホールCDCH、第1ダミー垂直ホールDCH1、及び第2ダミー垂直ホールDCH2の内側壁は各々第1サブスタック構造体ST1と第2サブスタック構造体ST2との間(即ち、第f電極層ELfと第g電極層ELgとの間)、そして第2サブスタック構造体ST2と第3サブスタック構造体ST3との間(即ち、第i電極層ELiと第j電極層ELjとの間)で変曲点を有する。垂直パターン(VS、CDVS、DVS1、DVS2)の側壁は各々第1サブスタック構造体ST1と第2サブスタック構造体ST2との間、そして第2サブスタック構造体ST2と第3サブスタック構造体ST3との間に隣接して変曲点を有する。
【0074】
第1サブスタック構造体ST1の端部は下部平坦絶縁膜201で覆われる。下部平坦絶縁膜201の上部面は第1サブスタック構造体ST1の上部面と共面をなす。第2サブスタック構造体ST2の端部及び下部平坦絶縁膜201は中間平坦絶縁膜202で覆われる。中間平坦絶縁膜202の上部面は第2サブスタック構造体ST2の上部面と共面をなす。第3サブスタック構造体ST3の端部及び中間平坦絶縁膜202は上部平坦絶縁膜203で覆われる。上部平坦絶縁膜203の上部面は第3サブスタック構造体ST3の上部面と共面をなす。
【0075】
連結領域CNRの第3部分P3で第1特異垂直ホールFCH1が配置される。第1特異垂直ホールFCH1は上部ホールUH、中間ホールMH、及びこれに連結された第1特異下部ホールFBH1を含む。第1特異下部ホールFBH1は基板1を露出させない。第1特異垂直ホールFCH1は上部平坦絶縁膜(203)及び第1~第3サブスタック構造体(ST1~ST3)で形成され、第1特異下部ホールFBH1の底面の下に3つの電極層(EL1、EL)が配置される。第1特異垂直ホールFCH1内には第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1が配置される。第1特異ダミー垂直パターンDVS2_1の側壁は第1サブスタック構造体ST1と第2サブスタック構造体ST2との間、そして第2サブスタック構造体ST2と第3サブスタック構造体ST3との間に隣接して変曲点を有する。
【0076】
連結領域CNRの第4部分P4で第1特異上部ホールFUH1が配置される。第1特異上部ホールFUH1は第2サブスタック構造体ST2を露出させない。第1特異上部ホールFUH1は第3サブスタック構造体ST3に形成される。第1特異上部ホールFUH1は中間ホールMH及び下部ホールBHに対して垂直に重畳される。第1特異上部ホールFUH1はその下の中間ホールMHから離隔される。下部ホールBH内には半導体パターンEP及び下部犠牲埋め込みパターン31が配置される。中間ホールMH内には中間犠牲埋め込みパターン33が配置される。下部犠牲埋め込みパターン31と中間犠牲埋め込みパターン33とは互いに接する。中間犠牲埋め込みパターン33は下部犠牲埋め込みパターン31と同一の物質を含む。第1特異上部ホールFUH1内には第2特異ダミー垂直パターンDVS2_2が配置される。
【0077】
連結領域CNRの第5部分P5で第2特異垂直ホールFCH2が配置される。第2特異垂直ホールFCH2は上部ホールUH及びこれに連結される特異中間ホールFMH1を含む。特異中間ホールFMH1はその下に配置される下部ホールBHを露出させずに離隔される。第2特異垂直ホールFCH2内には第3特異ダミー垂直パターンDVS2_3が配置される。
【0078】
連結領域CNRの第6部分P6で第2特異上部ホールFUH2が配置される。第2特異上部ホールFUH2はその下に配置される第2特異中間ホールFMH2から離隔される。第2特異中間ホールFMH2はその下に配置される第2特異下部ホールFBH2から離隔される。第2特異下部ホールFBH2内には下部犠牲埋め込みパターン31が配置され、第2特異中間ホールFMH2内には中間犠牲埋め込みパターン33が配置される。
【0079】
連結領域CNRの第7部分P7で第3特異上部ホールFUH3が配置される。第3特異上部ホールFUH3はその下に配置される第3特異中間ホールFMH3から離隔される。第3特異中間ホールFMH3はその下に配置される下部ホールBHから離隔される。下部ホールBH内には下部犠牲埋め込みパターン31が配置され、第3特異中間ホールFMH3内には中間犠牲埋め込みパターン33が配置される。その他の構成は
図11を参照して説明したものと同一又は類似である。
図15の3次元半導体メモリ装置を製造する過程は
図12~
図14を参照して説明した方法と同一又は類似である。
【0080】
図16は、
図2をA-A’線に沿って切断した第5例の断面図である。
図17は、
図16の‘P8’部分を拡大した図である。
【0081】
図16及び
図17を参照すると、周辺回路構造体PSの上にセルアレイ構造体CSが積層される。周辺回路構造体PSは周辺回路基板100に配置される周辺回路トランジスタPTR、これらを覆う周辺層間絶縁膜102、そして周辺層間絶縁膜102内に配置される周辺配線104を含む。
【0082】
セルアレイ構造体CSは
図11と類似であるが、第1電極層EL1と基板10との間に第1ソースパターンSC1及び第2ソースパターンSC2が介在する相違点を有する。基板10は半導体層と称される。第1ソースパターンSC1と第1電極層EL1との間に電極層間絶縁膜12が介在する。第1ソースパターンSC1及び第2ソースパターンSC2は、例えば各々第1導電形の不純物がドーピングされたシリコン単結晶パターン又はポリシリコンパターンを含む。第2ソースパターンSC2は第1ゲート絶縁膜GIを貫通してセル垂直パターンVS、第1ダミー垂直パターンDVS1、及び第2ダミー垂直パターンDVS2に各々接する。セル垂直パターンVSと基板10との間、第1ダミー垂直パターンDVS1と基板10との間、そして第2ダミー垂直パターンDVS2と基板10との間には各々残りのトンネル絶縁膜TLr、残りの電荷格納膜SNr、及び残りのブロッキング絶縁膜BCLrが介在する。本実施形態で、垂直パターン(VS、CDVS、DVS1、DVS2、DVS2_1~DVS2_5)は単一層又は多層の半導体膜で形成される。
【0083】
特異ダミー垂直パターン(DVS2_1~DVS2_5)は第1ソースパターンSC1及び第2ソースパターンSC2から離隔される。下部ホールBH内に配置される下部犠牲埋め込みパターン31は第1ソースパターンSC1及び第2ソースパターンSC2に接する。
【0084】
第2層間絶縁膜18の上にはビットラインBLから離隔された連結配線128が配置される。連結配線128は上部平坦絶縁膜203、下部平坦絶縁膜201、基板10、及び周辺層間絶縁膜102の一部を貫通する貫通電極TVSによって周辺配線104に電気的に連結される。貫通電極TVSの側壁は貫通絶縁膜TIによって囲まれる。その他の構成は
図11を参照して説明したものと同一又は類似である。
【0085】
図18は、
図2をA-A’線に沿って切断した第6例の断面図である。
【0086】
図18を参照すると、本実施形態による3次元半導体メモリ装置では、
図11の構造でダミーセル領域DCRに第6特異ダミー垂直パターンDVS1_2が配置される。第6特異ダミー垂直パターンDVS1_2は第5特異垂直ホールFCH5内に位置する。第5特異垂直ホールFCH5は第2スタック構造体ST2の一部に形成される。第1スタック構造体ST1で第5特異垂直ホールFCH5に対して垂直に重畳され、第5特異垂直ホールFCH5から離隔される犠牲埋め込みパターン31が位置する。また、
図10を参照して説明したようにダミーセル領域DCRで第1ダミー垂直パターンDVS1は半導体パターンEPに接しない。その他の構造は
図11及び
図10を参照して説明したものと同一又は類似である。
【0087】
図19は、本発明の他の実施形態による3次元半導体メモリ装置の断面図である。
【0088】
図19を参照すると、本実施形態による3次元半導体メモリ装置では、第1サブスタック構造体ST1に形成される下部ホール(BH、FBH1、FBH2)の中心が第2サブスタック構造体ST2に形成される上部ホール(UH、FUH1、FUH2、FUH3)の中心から各々第1方向D1に一定の距離で離隔される。従って、チャンネルホールCHの側壁プロファイルが
図18と異なる。これによって、垂直ホール(CH、DCH1、DCH2、FCH1)の側壁プロファイルが
図18と異なる。また、垂直パターン(VS、CDVS、DVS1、DVS2、DVS2_1)とゲート絶縁膜(GI、GIF)のプロファイルも
図18と異なる。例えば、上部ホールUHによって第1サブスタック構造体ST1の最上部に位置する電極層間絶縁膜12の上部面が一部露出される。従って、垂直ホール(CH、DCH1、DCH2、FCH1)内で各々ゲート絶縁膜(GI、GIF)が第1サブスタック構造体ST1の最上部に位置する電極層間絶縁膜12の上部面に接する。その他の構造は
図18と同一又は類似である。
【0089】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0090】
9 分離絶縁パターン
10 基板
11 バッファ絶縁膜
12 電極層間絶縁膜
13 犠牲膜
14 キャッピング絶縁膜
16、18 第1、第2層間絶縁膜
20 平坦絶縁膜
22 接地ゲート絶縁膜
25 チャンネルスペーサー膜
27 チャンネル連結膜
29 埋め込み絶縁パターン
31 (下部)犠牲埋め込みパターン
33 中間犠牲埋め込みパターン
34 ビットライン導電パッド
100 周辺回路基板
102 周辺層間絶縁膜
104 周辺配線
128 連結配線
201~203 下部、中間、上部平坦絶縁膜
BCL ブロッキング絶縁膜
BCLr 残りのブロッキング絶縁膜
BH 下部ホール
BL、BL0~BL2 ビットライン
BLK、BLK0~BLKn メモリブロック
BPLG ビットラインコンタクトプラグ
CAR セル領域
CDCH 中心ダミー垂直ホール
CDVS 中心ダミー垂直パターン
CH (セル)垂直ホール(チャンネルホール)
CNR 連結領域
CPLG セルコンタクトプラグ
CS セルアレイ構造体
CSL 共通ソースライン
CSPLG1、CSPLG2 第1、第2ソースコンタクトプラグ
CSR 共通ソース領域
CSTR セルストリング
DCH1、DCH2 第1、第2ダミー垂直ホール
DCR ダミーセル領域
DMC ダミーセル
DVS1、DVS2 第1、第2ダミー垂直パターン
DVS1_1、DVS1_2 第5、第6特異ダミー垂直パターン
DVS2_1~DVS2_5 第1~第5特異ダミー垂直パターン
DWL ダミーワードライン
EL1、Elf、Elg、ELi、ELj、EL、ELm、ELn 第1、第f、第g、第i、第j、中間、第m、第n電極層
EP 半導体パターン
FBH1、FBH2 第1、第2特異下部ホール
FCH1~FCH5 第1~第5特異垂直ホール
FMH1~FMH3 第1~第3特異中間ホール
FUH1~FUH4 第1~第4特異上部ホール
GI (第1)ゲート絶縁膜
GIO ゲート絶縁膜
GIF 第2電極層間絶縁膜(第2ゲート絶縁膜)
GR グルーブ
GSL0~GSL2 接地選択ライン
GST 接地選択トランジスタ
HL 高誘電膜
IFP 変曲点
MCT メモリセルトランジスタ
MH 中間ホール
MK マスクパターン
PS 周辺回路構造体
PST 予備スタック構造体
PST1 第1予備サブスタック構造体
PTR 周辺回路トランジスタ
R1 空間
SC1、SC2 第1、第2ソースパターン
SN 電荷格納膜
SNr 残りの電荷格納膜
SP 絶縁スペーサー
SSL11~SSL13 第11~第13ストリング選択ライン
SSL21~SSL23 第21~第23ストリング選択ライン
SST11、SST21 第1、第2ストリング選択トランジスタ
ST スタック構造体
ST1~ST3 第1~第3サブスタック構造体
TI 貫通絶縁膜
TL トンネル絶縁膜
TLr 残りのトンネル絶縁膜
TVS 貫通電極
UH 上部ホール
VS セル垂直パターン
WL0~WLn ワードライン