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▶ フイルメニツヒ ソシエテ アノニムの特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-10
(45)【発行日】2024-05-20
(54)【発明の名称】清涼および風味増強組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/34 20060101AFI20240513BHJP
   A61K 8/9789 20170101ALI20240513BHJP
   A61K 8/37 20060101ALI20240513BHJP
   A61K 8/42 20060101ALI20240513BHJP
   A61K 8/36 20060101ALI20240513BHJP
   A61K 8/49 20060101ALI20240513BHJP
   A61Q 11/00 20060101ALI20240513BHJP
【FI】
A61K8/34
A61K8/9789
A61K8/37
A61K8/42
A61K8/36
A61K8/49
A61Q11/00
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020512538
(86)(22)【出願日】2018-12-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-22
(86)【国際出願番号】 EP2018084467
(87)【国際公開番号】W WO2019121193
(87)【国際公開日】2019-06-27
【審査請求日】2021-11-15
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2017/117692
(32)【優先日】2017-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】390009287
【氏名又は名称】フイルメニツヒ ソシエテ アノニム
【氏名又は名称原語表記】Firmenich SA
【住所又は居所原語表記】7,Rue de la Bergere,1242 Satigny,Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ムハンマド エイ. キジルバッシュ
(72)【発明者】
【氏名】チンボー オーヤン
(72)【発明者】
【氏名】ウェンチー ユアン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン トーマス ハイネス
【審査官】田中 雅之
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-335362(JP,A)
【文献】特開2006-104229(JP,A)
【文献】特開2006-104071(JP,A)
【文献】特開2006-104070(JP,A)
【文献】特開2012-131821(JP,A)
【文献】特開平07-228887(JP,A)
【文献】特開平08-157862(JP,A)
【文献】特開平09-263786(JP,A)
【文献】特開2008-273908(JP,A)
【文献】特開2012-153617(JP,A)
【文献】特表2012-508741(JP,A)
【文献】特表2010-504100(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0178123(US,A1)
【文献】Tinh Dau JSC, Vietnam,Peppermint Essential Oil,Mintel GNPD [online],2016年02月,Internet <URL:https://portal.mintel.com>,ID#3721791, [検索日:2023.10.04],表題部分及び成分
【文献】GlaxoSmithKline, Mexico,Toothpaste with Fluoride,Mintel GNPD [online],2011年12月,Internet <URL:https://portal.mintel.com>,ID#1680431, [検索日:2023.10.04],表題部分及び成分
【文献】Avon, UK,Total Body Contouring Treatment,Mintel GNPD [online],2013年06月,Internet <URL:https://portal.mintel.com>,ID#2084305, [検索日:2023.04.24], 表題部分及び成分
【文献】CAI, France,AOX+ Eye Gel,Mintel GNPD [online],2011年11月,Internet <URL:https://portal.mintel.com>,ID#1666653, [検索日:2023.04.24], 表題部分及び成分
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00 - 8/99
A61Q 1/00 -90/00
A23G 1/00 - 9/52
A23L 23/00 -25/10
A23L 21/00 -21/25
A23L 29/20 -29/206
A23L 29/231-29/30
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS/KOSMET(STN)
Mintel GNPD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.メントール、ミント油およびペッパーミント油からなる群から選択される少なくとも1種の清涼化合物と、
b.酢酸メチル、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテート、N-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミド、フェルラ酸、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンと、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンと、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンと、(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンとからなる混合物および3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンからなる群から選択される少なくとも1種の増強剤とを含み、
前記少なくとも1種の増強剤は、対象としてのヒトまたは動物が組成物と接触した時に、前記少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度を向上させ、前記少なくとも1種の清涼化合物の清涼感の強度を向上させるのに十分な量で組成物中に存在し、かつ前記少なくとも1種の増強剤の前記十分な量が、0.02~10,000ppmである、
組成物。
【請求項2】
a.請求項1記載の組成物と、
b.経口的に許容され得る担体とを含む、
オーラルケア組成物。
【請求項3】
前記少なくとも1種の増強剤の前記十分な量が、0.2~20ppmである、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
前記少なくとも1種の増強剤が、酢酸メチルと、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテート、N-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミド、フロレチン、フェルラ酸、クロロゲン酸、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンと、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンと、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンと、(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンとからなる混合物、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドおよび3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンからなる群から選択される少なくとも1種の他の増強剤とを含む混合物を含み、
前記酢酸メチルと少なくとも1種の他の増強剤とを含む混合物が、対象としてのヒトまたは動物が組成物と接触した時に、前記少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度を向上させ、前記少なくとも1種の清涼化合物の清涼感の強度を向上させるのに十分な量で組成物中に存在し、かつ前記酢酸メチルと少なくとも1種の他の増強剤とを含む混合物の前記十分な量が、0.02~10,000ppmである、請求項1記載の組成物。
【請求項5】
前記酢酸メチルと少なくとも1種の他の増強剤とを含む混合物の前記十分な量が、0.2~20ppmである、請求項記載の組成物。
【請求項6】
前記酢酸メチルと少なくとも1種の他の増強剤とを含む混合物中における前記酢酸メチル対前記少なくとも1種の他の増強剤の比が、1:0.0001~1:1である、請求項記載の組成物。
【請求項7】
前記酢酸メチルと少なくとも1種の他の増強剤とを含む混合物中における前記酢酸メチル対前記少なくとも1種の他の増強剤の比が、1:0.005~1:0.1である、請求項記載の組成物。
【請求項8】
前記酢酸メチルと少なくとも1種の他の増強剤とを含む混合物が、酢酸メチルと、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンとを含む、請求項記載の組成物。
【請求項9】
清涼感を必要とする対象としてのヒトまたは動物に清涼感を提供する方法であって、
前記対象を請求項1記載の組成物と接触させることを含み、
前記方法により、前記対象により知覚される前記少なくとも1種の清涼化合物の清涼効果の強度が、前記少なくとも1種の増強剤を欠いた組成物と接触させた対象により知覚される清涼効果の強度と比較して向上し、
前記方法により、前記対象により知覚される前記少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度が、前記少なくとも1種の増強剤を欠いた組成物と接触させた対象により知覚される前記少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度と比較して向上する、
方法。
【請求項10】
清涼感を必要とする対象としてのヒトまたは動物に清涼感を提供する方法であって、
前記対象を請求項2記載のオーラルケア製品と接触させることを含み、
前記方法により、前記対象により知覚される前記少なくとも1種の清涼化合物の清涼効果の強度が、前記少なくとも1種の増強剤を欠いた製品と接触させた対象により知覚される清涼効果の強度と比較して向上し、
前記方法により、前記対象により知覚される前記少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度が、前記少なくとも1種の増強剤を欠いた製品と接触させた対象により知覚される前記少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度と比較して向上する、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2017年12月21日に出願された国際特許出願第PCT/CN2017/117692号の優先権を主張する。同出願の内容全体は、その全体が参照により組み込まれる。
【0002】
発明の分野
本明細書で提示された種々の態様は、清涼および風味増強組成物ならびにその使用に関する。
【0003】
背景
オーラルケア製品、例えば、歯磨剤および口マウスウォッシュは、消費者のオーラルケア衛生管理の一部として消費者により使用される。オーラルケア製品は、消費者に治療的および美容的衛生上の両方の利益を提供することができる。治療上の利益は、典型的には、種々のフッ化物塩の使用によりもたらされる虫歯予防;抗菌剤、例えば、トリクロサン、フッ化第一スズもしくは精油の使用による歯肉炎予防;または塩化ストロンチウムもしくは硝酸カリウム等の成分の使用による過敏症抑制を含む。オーラルケア製品により提供される美容上の利益は、プラークおよび歯石形成の抑制、歯のステインの除去および防止、歯のホワイトニング、呼気清浄化ならびに食感の全体的な改善を含む。これらは、口腔の美的感覚として広く特徴づけることができる。歯石およびプラークは、行動的および環境的要因と共に、歯のステインの形成をもたらし、歯の美的外観に著しい影響を及ぼす。歯のステイン傾向に影響を及ぼす行動的および環境的要因は、コーヒー、茶、コーラまたはタバコ製品の定期的な使用を含み、カチオン性抗菌剤および金属塩等の色素沈着を促進する成分を含有する特定の経口製品の使用も含む。
【0004】
結果として、家庭での毎日のオーラルケアには、虫歯防止、抗菌、抗歯肉炎、プラーク防止、歯石防止およびただれ防止ならびに抗臭、口臭の清浄化、ステイン除去、ステイン抑制および歯のホワイトニングを含む、治療的および美容的利益の完全な範囲を提供するために、異なるメカニズムにより作用する複数の成分を有する製品が必要である。多くの場合、活性剤および添加剤を組み合わせる必要があり、それらの多くは、使用中にネガティブな美観、特に、不快な味覚および感覚ならびにステイン促進を引き起こすという欠点を有する。不快な味覚および口内の感覚は、苦味、金属、渋味、塩味、麻痺、刺痛、火傷、刺傷および刺激性の側面のうちの1つ以上を有すると記載されている。これらの美容上ネガティブな要因に関連するオーラルケア用途のための典型的な成分は、抗菌剤、例えば、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、第一スズ塩および亜鉛塩;歯の漂白剤、例えば、過酸化物;抗タール剤、例えば、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩およびヘキサメタリン酸塩;ならびに賦形剤、例えば、ベーキングソーダおよび界面活性剤を含む。
【0005】
これらの成分による美容上のネガティブな要因を軽減するために、オーラルケア製品は、典型的には、着香剤、甘味料および清涼剤により、可能な限り良好に味付けし、心地よい体験を提供するように配合される。特に、オーラルケア製品は、使用中および使用後に爽快な清凉感を提供するのが望ましい。
【0006】
したがって、一部の態様では、本開示は、清涼化合物により提供される風味、清涼および爽快感を増強する1種以上の化合物と組み合わされた清涼化合物を含む風味系を含む、オーラルケア組成物を提供する。一部の態様では、増強は、風味、清涼および爽快感の開始、強度または効果および/または持続時間である。
【0007】
概要
本明細書で提示された一態様は、
a)少なくとも1種の清涼化合物と、
b)酢酸メチル、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテート、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミド、フロレチン、フェルラ酸、シクロヘキサンカルボン酸、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンを含む混合物、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイド、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の増強剤とを含み、
少なくとも1つの増強剤は、対象が組成物と接触した時に、少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度を向上させ、少なくとも1種の清涼化合物の清涼感の強度を向上させるのに十分な量で組成物中に存在する、組成物を提供する。
【0008】
本明細書で提示された一態様は、
a)本明細書で提示された一部の態様に係る組成物と、
b)経口的に許容され得る担体とを含む、風味付き物品を提供する。
【0009】
一態様では、少なくとも1種の清涼化合物は、メントール、メントン、イソプレゴール、N-エチル p-メンタンカルボキサミド(WS-3)、N,2,3-トリメチル-2-イソプロピルブタンアミド(WS-23)、エチル N-[[5-メチル-2-(イソプロピル)シクロヘキシル]カルボニル]グリシネート、乳酸メンチル、メントングリセリンアセタール(Frescolat(登録商標)MGA)、コハク酸モノメンチル(Physcool(登録商標))、グルタル酸モノメンチル、O-メンチルグリセリン(CoolAct(登録商標)10)および2-sec-ブチルシクロヘキサノン(Freskomenthe(登録商標))、メンタン、カンフル、プレゴール、シネオール、ミント油、ペッパーミント油、スペアミント油、ユーカリ油、3-l-メントキシプロパン-1,2-ジオール、3-l-メントキシ-2-メチルプロパン-1,2-ジオール、p-メンタン-3,8-ジオール、2-l-メントキシエタン-1-オール、3-l-メントキシプロパン-1-オールおよび4-l-メントキシブタン-1-オールからなる群から選択される。
【0010】
一態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、1~10,000ppmである。
【0011】
一態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、50~5,000ppmである。
【0012】
一態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.2~20ppmである。
【0013】
一態様では、本組成物は、
a)少なくとも1種の清涼化合物と、
b)酢酸メチルと、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテート、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミド、フロレチン、フェルラ酸、シクロヘキサンカルボン酸、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンを含む混合物、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイド、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の増強剤とを含む増強剤の混合物を含み、
該混合物は、対象が組成物と接触した時に、少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度を向上させ、少なくとも1種の清涼化合物の清涼感の強度を向上させるのに十分な量で組成物中に存在する。
【0014】
一態様では、該混合物の十分な量は、1~10,000ppmである。
【0015】
一態様では、該混合物の十分な量は、50~5,000ppmである。
【0016】
一態様では、該混合物の十分な量は、0.2~20ppmである。
【0017】
一態様では、該混合物中における少なくとも1種の他の増強剤に対する酢酸メチルの比は、1:0.00001~1:10である。
【0018】
一態様では、該混合物中における少なくとも1種の他の増強剤に対する酢酸メチルの比は、1:0.0001~1:1である。
【0019】
一態様では、該混合物中における少なくとも1種の他の増強剤に対する酢酸メチルの比は、1:0.005~1:0.1である。
【0020】
一態様では、該混合物は、酢酸メチルと、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンとを含む。
【0021】
本明細書で提示された一態様は、清涼感を必要とする対象に清涼感を提供する方法であって、
対象を本明細書で提示された一部の態様に係る組成物と接触させることを含み、
該方法により、対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の清涼効果の強度が、少なくとも1種の増強剤を欠いた組成物と接触させた対象により知覚される清涼効果の強度と比較して向上し、
該方法により、対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度が、少なくとも1種の増強剤を欠いた組成物と接触させた対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度と比較して向上する、方法を提供する。
【0022】
本明細書で提示された一態様は、清涼感を必要とする対象に清涼感を提供する方法であって、
対象を本明細書で提示された一部の態様に係る製品と接触させることを含み、
該方法により、対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の清涼効果の強度が、少なくとも1種の増強剤を欠いた組成物と接触させた対象により知覚される清涼効果の強度と比較して向上し、
該方法により、対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度が、少なくとも1種の増強剤を欠いた製品と接触させた対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度と比較して向上する、方法を提供する。
【0023】
詳細な説明
下記説明では、実施することができる特定の実施形態が参照され、これは、例証として示される。これらの実施形態は、当業者が本明細書に記載された本発明の実施を可能にするように詳細に記載されており、他の実施形態を利用することができ、本明細書で提示された態様の範囲から逸脱することなく、論理的変更を行うことができると理解されたい。したがって、例示的な実施形態の下記説明は、限定された意味で解釈されるべきではなく、本明細書で提示された種々の態様の範囲は、添付の特許請求の範囲により定義される。
【0024】
要約は、読者が技術開示の性質および要旨を素早く確認するのを可能にするために、37 C.F.R. §1.72(b)に準拠するように提供される。要約は、特許請求の範囲の範囲または意味を解釈しまたは限定するのに使用されないであろうことを理解して提出される。
【0025】
本開示は、口腔での使用を意図したパーソナルケア製品およびこのようなパーソナルケア製品での使用のための風味組成物を提供する。該組成物は、清涼化合物により提供される風味、清涼および爽快感を増強する1種以上の化合物と組み合わせた清涼化合物を含む。
【0026】
代替的な態様では、本開示は、風味付き物品およびこのような風味付き物品で使用するための風味組成物を提供する。該組成物は、清涼化合物により提供される風味、清涼および爽快感を増強する1種以上の化合物と組み合わせた清涼化合物を含む。
【0027】
風味付き物品は、例えば、食品(例えば、飲料)、甘味料、例えば、天然甘味料または人工甘味料、医薬組成物、栄養補助食品、機能性食品、歯科衛生組成物および化粧品を含む。風味付き物品は、さらに、着香料を含有することができる。
【0028】
一部の態様では、風味付き物品は、食品であり、例えば、果物、野菜、ジュース、肉製品、例えば、ハム、ベーコンおよびソーセージ、卵製品、果物濃縮物、ゼラチンおよびゼラチン様製品、例えば、ジャム、ゼリー、保存剤等、乳製品、例えば、アイスクリーム、サワークリームおよびシャーベット、アイシング、シロップ(糖蜜を含む)、トウモロコシ、コムギ、ライムギ、ダイズ、オートムギ、コメおよびオオムギ製品、ナッツおよびナッツ製品、ケーキ、クッキー、菓子類、例えば、キャンディー、ガム、フルーツ風味付きドロップおよびチョコレート、チューインガム、ミント、クリーム、パイおよびパンを含むが、これらに限定されない。
【0029】
一部の態様では、食品は、飲料であり、例えば、コーヒー、茶、炭酸ソフトドリンク、例えば、COKEおよびPEPSI、非炭酸ソフトドリンクおよび他のフルーツドリンク、スポーツドリンク、例えば、GATORADEならびにアルコール飲料、例えば、ビール、ワインおよび酒を含むが、これらに限定されない。
【0030】
また、風味付き物品は、水で再構成すると、非炭酸飲料、インスタントプディングミックス、インスタントコーヒーおよび茶、コーヒーホワイトナー、麦芽乳ミックス、ペットフード、家畜飼料、タバコならびにベーキング用途のための材料、例えば、パン、クッキー、ケーキ、パンケーキ、ドーナツ等の調理のための粉末状ベーキングミックスを提供する、調製済み包装製品、例えば、顆粒状風味ミックスを含むこともできる。
【0031】
また、風味付き物品は、ショ糖をほとんど含有しないまたは含有しないダイエットまたは低カロリー食品および飲料を含むこともできる。また、風味付き物品は、調味料、例えば、ハーブ、スパイスおよび薬味、風味増強剤(例えば、グルタミン酸一ナトリウム)、ダイエット甘味料および液体甘味料を含むこともできる。
【0032】
一部の態様では、風味付き物品は、医薬組成物、栄養補助食品、機能性食品、歯科衛生組成物または化粧品である。
【0033】
歯科衛生組成物は、当技術分野において公知であり、例えば、練り歯磨き、マウスウォッシュ、プラークリンス、デンタルフロス、歯痛緩和剤(例えば、ANBESOL)、歯磨き剤、デンタルゲル、デンタルスプレー、デンタル粉末などを含むが、これらに限定されない。一部の態様では、歯科衛生組成物は、1種の天然甘味料を含む。一部の態様では、歯科衛生組成物は、2種以上の天然甘味料を含む。一部の態様では、歯科衛生組成物は、1種の合成甘味料を含む。一部の態様では、歯科衛生組成物は、2種以上の合成甘味料を含む。一部の態様では、歯科衛生組成物は、ショ糖および液糖またはショ糖およびアスパルテームを含む。
【0034】
一部の態様では、化粧品は、例えば、フェースクリーム、リップスティック、リップグロス等を含むが、これらに限定されない。本開示において使用される他の適切な化粧品は、リップバーム、例えば、CHAPSTICKまたはBURT’S BEESWAX Lip Balmを含む。
【0035】
したがって、本明細書で提示された一部の態様は、
a)少なくとも1種の清涼化合物と、
b)酢酸メチル、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテート、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミド、フロレチン、フェルラ酸、シクロヘキサンカルボン酸、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンを含む混合物、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイド、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の増強剤とを含み、
少なくとも1つの増強剤は、対象が組成物と接触した時に、少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度を向上させ、少なくとも1種の清涼化合物の清涼感の強度を向上させるのに十分な量で組成物中に存在する、組成物を提供する。
【0036】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.02~10,000ppmである。
【0037】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、1~10,000ppmである。
【0038】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、50~5,000ppmである。
【0039】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、100~2,000ppmである。
【0040】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.1~1,000ppmである。
【0041】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.02~100ppmである。
【0042】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.2~20ppmである。
【0043】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.02~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.04~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.06~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.08~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.1~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.2~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.3~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.4~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.5~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.6~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.7~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.8~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.9~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、1~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、2~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、3~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、4~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、5~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、6~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、7~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、8~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、9~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、10~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、20~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、30~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、40~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、50~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、60~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、70~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、80~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、90~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、100~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、200~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、300~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、400~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、500~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、600~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、700~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、800~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、900~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、1,000~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、2,000~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、3,000~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、4,000~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、5,000~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、6,000~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、7,000~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、8,000~10,000ppmである。一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、9,000~10,000ppmである。
【0044】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤の十分な量は、0.02または0.04または0.06または0.08または0.10または0.20または0.30または0.40または0.50または0.60または0.70または0.80または0.90または1または2または3または4または5または6または7または8または9または10または20または30または40または50または60または70または80または90または100または200または300または400または500または600または700または800または900または1,000または2,000または3,000または4,000または5,000または6,000または7,000または8,000または9,000または10,000ppmである。
【0045】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、酢酸メチルである。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.001~0.2%である。
【0046】
一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、酢酸メチルの十分な量は、組成物の9~10%である。
【0047】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートである。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。
【0048】
一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの十分な量は、組成物の9~10%である。
【0049】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、フロレチンである。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。
【0050】
一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、フロレチンの十分な量は、組成物の9~10%である。
【0051】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドである。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。
【0052】
一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの十分な量は、組成物の9~10%である。
【0053】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、フェルラ酸である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.0005~0.1%である。
【0054】
一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、フェルラ酸の十分な量は、組成物の9~10%である。
【0055】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、シクロヘキサンカルボン酸である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.0005~0.1%である。
【0056】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸の十分な量は、組成物の9~10%である。
【0057】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.001~0.2%である。
【0058】
一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)
-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の十分な量は、組成物の9~10%である。
【0059】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドである。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドは、植物源から抽出することができる。抽出は、当業者により容易に選択される任意の方法によることができる。抽出方法の非限定的な例は、特開2009-067755号および特開2011-153084号に開示されている方法を含む。
【0060】
一部の態様では、抽出物は、ポリメトキシフラボノイドの混合物を含む。一部の態様では、該混合物は、下記化合物:
【化1】
を含む。
【0061】
一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.001~0.2%である。
【0062】
一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの十分な量は、組成物の9~10%である。
【0063】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンである。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.00001~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.005~0.5%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.001~0.2%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.00001~0.005%である。
【0064】
一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.00002~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.00004~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.00006~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.00008~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.0001~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.0002~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.0004~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.0006~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.0008~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.001~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.002~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.003~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.004~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.005~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.006~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.007~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.008~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.009~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.01~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.02~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.03~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.04~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.05~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.06~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.07~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.08~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.09~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.1~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.2~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.3~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.4~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.5~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.6~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.7~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.8~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の0.9~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の1~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の2~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の3~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の4~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の5~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の6~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の7~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の8~10%である。一部の態様では、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの十分な量は、組成物の9~10%である。
【0065】
本明細書で提示された一部の態様は、
a)本明細書で提示された一部の態様に係る組成物と、
b)経口的に許容され得る担体とを含む、風味付き物品を提供する。
【0066】
一部の態様では、風味付き物品は、オーラルケア組成物である。本明細書で使用する場合、「オーラルケア組成物」という用語は、通常の使用過程において、特定の治療剤の全身投与の目的で意図的に飲み込まれず、むしろ、口腔活性の目的で歯の表面および/または口腔組織の実質的に全てと接触するのに十分な時間、口腔内に保持される、製品を指す。オーラルケア組成物は、練り歯磨き、歯磨き、歯科用ゲル、歯肉下ゲル、マウスウォッシュ、ムース、フォーム、マウススプレー、ロゼンジ、チューインタブレット、チューインガムまたは義歯製品を含む種々の形態にあることができる。また、オーラルケア組成物は、口腔表面への直接適用または付着のために、ストリップまたはフィルム上に包含させることができる。
【0067】
本明細書で使用する場合、「歯磨き」という用語は、特に断らない限り、ペースト、ゲルまたは液体配合物を含む。歯磨き組成物は、単相組成物であることができまたは2つ以上の別個の歯磨き組成物の組み合わせであることができる。歯磨き組成物は、任意の所望の形態、例えば、深いストライプ状、表面ストライプ状、多層状の形態、ペーストを取り囲むゲルを有する形態またはこれらの任意の組み合わせであることができる。2種以上の別個の歯磨き組成物を含む歯磨き中の各歯磨き組成物は、ディスペンサーの物理的に分離された区画に収容され、並んで分配することができる。
【0068】
本明細書で使用する場合、「ディスペンサー」という用語は、歯磨き等の組成物を分配するのに適した任意のポンプ、チューブまたは容器を指す。
【0069】
本明細書で使用する場合、「経口的に許容され得る担体または賦形剤」という用語は、オーラルケア組成物に使用される安全かつ有効な材料および従来の添加剤を含む。これらは、フッ化物イオン源、抗歯石剤または抗タール剤、バッファー、研磨剤、例えば、シリカ、アルカリ金属重炭酸塩、増粘剤、湿潤剤、水、界面活性剤、二酸化チタン、着香剤、甘味剤、キシリトール、着色剤およびこれらの混合物を含むが、これらに限定されない。
【0070】
本明細書で有用な有効成分および他の成分は、それらの美容および/もしくは治療上の利益またはそれらの想定される作用または機能方式により、本明細書で分類しまたは記載することができる。ただし、本明細書で有用な有効成分および他の成分は、一部の例では、2種以上の美容および/もしくは治療上の利益または機能を提供することができまたは2種以上の作用方式により作用することができると理解されたい。したがって、本明細書における分類は、便宜上なされ、成分を、特に記述された機能または列挙された活性に限定することを意図しない。
【0071】
清涼化合物
清涼化合物または口腔表面に生理学的清涼効果を有する化合物は、食用組成物およびパーソナルケア製品を含む広い各種の製品ならびにこのような製品に使用するための風味組成物または香料組成物における一般的な成分である。食用組成物の例は、菓子、キャンディー、チョコレート、チューインガム、飲料および経口薬を含む。本開示が関連する局所適用組成物のクラスは、口腔および咽頭ケア用であり、これは、粉末、ペーストまたは液体形態の製品を含み、使用時に、口腔または咽頭の表面および内部粘膜に接触するのに十分な時間保持される。このような製品は、例えば、マウスウォッシュ、デンタルおよびスロートロゼンジ、うがい薬、チューインガム、歯磨きまたは練り歯磨き、つまようじ、デンタルタブレットおよび粉末ならびに歯科治療に適用するための局所溶液ならびに咳シロップ、チュアブル制酸薬および消化促進製剤を含む。
【0072】
清涼化合物により提供される心地よい清涼感は、製品の魅力および受容性に寄与する。特に、オーラルケア製品、例えば、歯磨きおよびマウスウォッシュは、呼気清浄化効果および口内の清潔で冷たく爽快な感覚を提供するため、清涼剤と共に配合される。
【0073】
いかなる特定の理論にも限定されることを意図するものではないが、清涼又は冷感等感覚は、脳に伝わる電気化学信号を生成する低温又は化学的清涼剤等の刺激による末梢神経線維における受容体の活性化に起因する場合がある。ついで、脳は、入ってくる信号を解釈し、組織化し、知覚又は感覚に統合する。異なるクラスの受容体が、ほ乳類の感覚神経線維における低温または化学的清涼剤刺激を感知するのに関与している。これらの受容体の中でも、冷感を感知するのに関与する1つの候補が特定されており、冷感およびメントール感受性受容体(CMR1)またはTRPM8と指定されている。
【0074】
この受容体についてのTRPM8という命名は、低温、メントールおよび他の化学清涼剤を含む刺激により活性化される一過性受容体電位(TRP)ファミリーの非選択的カチオンチャネルとしてのその特徴決定からきている。しかしながら、皮膚または口腔表面上での心地よい清涼感の知覚の基礎をなす正確なメカニズムは、現在のところ明確には理解されていない。
【0075】
いかなる特定の理論にも限定されることを意図するものではないが、TRPM8受容体が、メントールおよび他の清涼剤により活性化されることが実証されているが、他のどの受容体が関与する場合があるのか、全体的に知覚される感覚が心地よい、清涼および爽快であるであろうために、これらの受容体がどの程度刺激されまたはおそらく抑制される必要があるのかについては完全には理解されていない。例えば、メントールは、清涼剤として広く使用されているが、メントールは、ヒリヒリ感、火傷、穿痛および刺痛ならびにミント臭および苦味を含む他の感覚も生じさせる場合がある。このため、メントールおよび他の清涼剤は、冷たい、温かい、疼痛および味覚の受容体を含む多くの異なる受容体に作用する場合があると推測することができる。
【0076】
ただし、どのレセプター活性が望ましくない感覚、例えば、苦味または刺激なしに、特定の感覚、例えば、心地よい清涼をもたらすであろうかを分離する方法は容易には識別できない。特定の感覚剤の使用により、所望の感覚のみが誘発されるように、清涼剤または他の感覚剤の活性をどのように制御するかも明らかではない。このため、本開示は、清涼および風味化合物の活性を増強しかつ/または調節するのに使用することができる作用剤の発見に基づいている。
【0077】
一部の態様では、少なくとも1種の清涼化合物は、メントール、メントン、イソプレゴール、N-エチル p-メンタンカルボキサミド(WS-3)、N,2,3-トリメチル-2-イソプロピルブタンアミド(WS-23)、エチル N-[[5-メチル-2-(イソプロピル)シクロヘキシル]カルボニル]グリシネート、乳酸メンチル、メントングリセリンアセタール(Frescolat(登録商標)MGA)、コハク酸モノメンチル(Physcool(登録商標))、グルタル酸モノメンチル、O-メンチルグリセリン(CoolAct(登録商標)10)および2-sec-ブチルシクロヘキサノン(Freskomenthe(登録商標))、メンタン、カンフル、プレゴール、シネオール、ミント油、ペッパーミント油、スペアミント油、ユーカリ油、3-l-メントキシプロパン-1,2-ジオール、3-l-メントキシ-2-メチルプロパン-1,2-ジオール、p-メンタン-3,8-ジオール、2-l-メントキシエタン-1-オール、3-l-メントキシプロパン-1-オールおよび4-l-メントキシブタン-1-オールからなる群から選択される。
【0078】
一部の態様では、少なくとも1種の清涼化合物は、欧州特許第2346475号明細書に開示されている清涼化合物から選択される。
【0079】
一部の態様では、少なくとも1種の清涼化合物は、米国特許第9,718,839号明細書に開示されている清涼化合物から選択される。
【0080】
少なくとも1種の清涼化合物により提供される風味、清涼および爽快強度の増強
本開示は、特定の化合物(本明細書において、増強剤とも呼ばれる)による少なくとも1種の清涼化合物の風味および清涼強度の増強を記載する。
【0081】
増強は、当業者により容易に選択される任意の方法により決定することができる。一部の態様では、増強は、感覚パネルを使用して決定される。増強が感覚パネルを使用して決定される態様では、対象は、自身の口腔と組成物とを接触させ、組成物の知覚される風味強度および清涼強度を評価することができる。
【0082】
一部の態様では、感覚パネルは、M. C. Meilgaard, et al., Sensory Evaluation Techniques,4th Ed.(2007)に記載されている方法に従って行うことができる。
【0083】
一部の態様では、知覚される風味強度は、0~5で評価することができる。ここで、0は、知覚風味強度がなく、1は、非常に低い知覚風味強度であり、2は、低い知覚風味強度であり、3は、中程度の知覚風味強度であり、4は、高い知覚風味強度であり、5は、非常に高い知覚風味強度である。
【0084】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤を欠く組成物は、3の知覚風味強度を有し、少なくとも1種の増強剤の添加により、知覚風味強度が向上する。
【0085】
一部の態様では、知覚清涼強度は、0~5で評価することができる。ここで、0は、知覚清涼強度がなく、1は、非常に低い知覚清涼強度であり、2は、低い知覚清涼強度であり、3は、中程度の知覚清涼強度であり、4は、高い知覚清涼強度であり、5は、非常に高い知覚清涼強度である。
【0086】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤を欠く組成物は、3の知覚清涼強度を有し、少なくとも1種の増強剤の添加により、知覚清涼強度が向上する。
【0087】
一部の態様では、少なくとも1種の増強剤は、酢酸メチル、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテート、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミド、フロレチン、フェルラ酸、シクロヘキサンカルボン酸、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物、ポリメトキシフラボノイド、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0088】
一部の態様では、該組成物は、
a)少なくとも1種の清涼化合物と、
b)酢酸メチルと、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテート、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミド、フロレチン、フェルラ酸、シクロヘキサンカルボン酸、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オンを含む混合物、少なくとも1種のポリメトキシフラボノイド、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の増強剤とを含む混合物を含み、
該混合物は、対象が組成物と接触した時に、少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度を向上させ、少なくとも1種の清涼化合物の清涼感の強度を向上させるのに十分な量で組成物中に存在する。
【0089】
一部の態様では、該混合物中における少なくとも1種の他の増強剤に対する酢酸メチルの比は、1:0.00001~1:10である。
【0090】
一部の態様では、該混合物中における少なくとも1種の他の増強剤に対する酢酸メチルの比は、1:0.0001~1:1である。
【0091】
一部の態様では、該混合物中における少なくとも1種の他の増強剤に対する酢酸メチルの比は、1:0.005~1:0.1である。
【0092】
一部の態様では、該混合物は、酢酸メチルと、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンとを含む。
【0093】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.02~10,000ppmである。
【0094】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、1~10,000ppmである。
【0095】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、50~5,000ppmである。
【0096】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、100~2,000ppmである。
【0097】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.1~1,000ppmである。
【0098】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.02~100ppmである。
【0099】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.2~20ppmである。
【0100】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.02~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.04~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.06~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.08~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.1~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.2~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.3~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.4~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.5~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.6~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.7~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.8~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.9~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、1~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、2~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、3~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、4~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、5~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、6~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、7~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、8~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、9~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、10~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、20~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、30~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、40~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、50~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、60~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、70~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、80~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、90~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、100~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、200~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、300~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、400~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、500~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、600~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、700~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、800~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、900~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、1,000~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、2,000~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、3,000~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、4,000~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、5,000~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、6,000~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、7,000~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、8,000~10,000ppmである。一部の態様では、該混合物の十分な量は、9,000~10,000ppmである。
【0101】
一部の態様では、該混合物の十分な量は、0.02または0.04または0.06または0.08または0.10または0.20または0.30または0.40または0.50または0.60または0.70または0.80または0.90または1または2または3または4または5または6または7または8または9または10または20または30または40または50または60または70または80または90または100または200または300または400または500または600または700または800または900または1,000または2,000または3,000または4,000または5,000または6,000または7,000または8,000または9,000または10,000ppmである。
【0102】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸は、クロロゲン酸である。本明細書で使用する場合、「クロロゲン酸」という用語は、植物材料中に見出されるフェノール酸を指す。クロロゲン酸は、キナ酸上のアシル残基の同一性、数および位置により分類することができる。
【0103】
本発明のシクロヘキサンカルボン酸は、商業的に得ることができ、例えば、Sefkow(Eur. J. Org. Chem. 2001, 1137-1141)に記載されているような、当技術分野において公知の手法に従って合成することができまたは各種の植物、例えば、果物(例えば、リンゴ、アプリコット、ブラックベリー、ブルーベリー、チェリー、シトラスフルーツ、モモ、セイヨウナシ、プラムおよびイチゴ)、植物の葉(例えば、ブルーベリー、マテおよびユーコミアの葉)、野菜(例えば、アーティチョーク、芽キャベツ、キャベツ、ニンジン、ナス、ケール、トウガラシ、ジャガイモおよびトマト)および他の植物(例えば、タケ、コーヒー豆、スイカズラの花、ヒマワリの種子およびイエルバ・マテ)から得ることができる。
【0104】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸は、国際公開第2002/100192号に開示されているシクロヘキサンカルボン酸から選択される。
【0105】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸は、国際公開第2016/209664号に開示されているシクロヘキサンカルボン酸から選択される。
【0106】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸は、米国特許第6,632,459号明細書に開示されているシクロヘキサンカルボン酸から選択される。
【0107】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸は、(1S,3R,4R,5R)-3-[[3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-1-オキソ-2-プロペン-1-イル]オキシ]-1,4,5-トリヒドロキシ-シクロヘキサンカルボン酸、(1R,3R,4S,5R)-3-[[(2E)-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-1-オキソ-2-プロペン-1-イル]オキシ]-1,4,5-トリヒドロキシ-シクロヘキサンカルボン酸、(1α,3R,4α,5R)-4-[[3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-1-オキソ-2-プロペン-1-イル]オキシ]-1,3,5-トリヒドロキシ-シクロヘキサンカルボン酸、(1S,3R,4R,5R)-3,4-ビス[[3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-1-オキソ-2-プロペニル]オキシ]-1,5-ジヒドロキシ-シクロヘキサンカルボン酸、(1α,3R,4α,5R)-3,5-ビス[[3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-1-オキソ-2-プロペン-1-イル]オキシ]-1,4-ジヒドロキシ-シクロヘキサンカルボン酸および(1R,3R,4S,5R)-3,4-ビス[[3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-1-オキソ-2-プロペン-1-イル]オキシ]-1,5-ジヒドロキシ-シクロヘキサンカルボン酸からなる群から選択される。
【0108】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸は、(1R,3R,4S,5R)-3-[[(2E)-3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-1-オキソ-2-プロペン-1-イル]オキシ]-1,4,5-トリヒドロキシ-シクロヘキサンカルボン酸である。
【0109】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸は、グリーンコーヒーから精製される。グリーンコーヒーからシクロヘキサンカルボン酸を精製する方法の例およびグリーンコーヒーから抽出されたシクロヘキサンカルボン酸を含む組成物が、Del Rio et al., Nutrients 2(8): 820-833 (2010)に開示されている。
【0110】
一部の態様では、シクロヘキサンカルボン酸は、5-カフェオイルキナ酸(5-CQA)、3-カフェオイルキナ酸(3-CQA)、4-カフェオイルキナ酸(4-CQA)、3,4-ジカフェオイルキナ酸(3,4-ジCQA)、3,5-ジカフェオイルキナ酸(3,5-ジCQA)、4,5-ジカフェオイルキナ酸(4,5-ジCQA)、3-フェルロイルキナ酸(3-FQA)、4-フェルロイルキナ酸(4-FQA)、5-フェルロイルキナ酸(5-FQA)、3-p-クマロイルキナ酸(3-p-CoQA)、4-p-クマロイルキナ酸(4-p-CoQA)、5-p-クマロイルキナ酸(5-p-CoQA)、3,4-カフェオイルフェルロイルキナ酸(3,4-CFQA)、3,4-フェルロイルカフェオイルキナ酸(3,4-FCQA)、3,5-カフェオイルフェルロイルキナ酸(3,5-CFQA)、3,5-フェルロイルカフェオイルキナ酸(3,5-FCQA)、4,5-カフェオイルフェルロイルキナ酸(4,5-CFQA)、4,5-フェルロイルカフェオイルキナ酸(4,5-FCQA)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0111】
風味系
一部の態様では、該組成物は、さらに、風味系を含む。風味系は、組成物の特定の成分、例えば、抗菌活性物質または過酸化物に起因する任意の不快な味および感覚をマスクすることができる。いかなる特定の理論にも限定されることを意図するものではないが、心地よい味の組成物により、オーラルケア製品の規定されるまたは推奨される使用に対する使用者のコンプライアンスが改善される。また、本風味系は、伝統的な風味成分、特に、通常のオーラルケア製品の担体材料または賦形剤の存在下で比較的安定な風味成分を含むこともできる。選択された風味系と本明細書で提示された組成物との組み合わせは、良好に丸みを帯びた風味プロファイルを有する高インパクトの爽快感を提供することができる。
【0112】
一部の態様では、風味系は、さらなる風味成分を含むことができる。これは、ペッパーミント油、ハッカ油、スペアミント油、ウィンターグリーン油、クローブ芽油、カシア、セージ、オランダセリ油、マヨラナ、レモン、ライム、オレンジ、cis-ジャスモン、2,5-ジメチル-4-ヒドロキシ-3(2H)-フラノン、5-エチル-3-ヒドロキシ-4-メチル-2(5H)-フラノン、バニリン、エチルバニリン、アニスアルデヒド、3,4-メチレンジオキシベンズアルデヒド、3,4-ジメトキシベンズアルデヒド、4-ヒドロキシベンズアルデヒド、2-メトキシベンズアルデヒド、ベンズアルデヒド;シンナムアルデヒド、ヘキシルシンナムアルデヒド、アルファ-メチルシンナムアルデヒド、オルト-メトキシシンナムアルデヒド、アルファ-アミルシンナムアルデヒド、プロペニルグアエトール、ヘリオトロピン、4-cis-ヘプテナール、ジアセチル、メチル-p-tert-ブチルフェニルアセテート、メントール、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、1-メンチルアセテート、オキサノン、アルファ-イリソン、ケイ皮酸メチル、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸ブチル、酪酸エチル、酢酸エチル、アントラニル酸メチル、酢酸イソアミル、酪酸イソアミル、カプロン酸アリル、オイゲノール、ユーカリプトール、チモール、シンナムアルコール、オクタノール、オクタナール、デカノール、デカナール、フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、アルファ-テルピネオール、リナロール、リモネン、シトラール、マルトール、エチルマルトール、アネトール、ジヒドロアネトール、カルボン、メントン、β-ダマセノン、イオノン、ガンマデカラクトン、ガンマノナラクトン、ガンマウンデカラクトンおよびこれらの混合物を含むが、これらに限定されない。
【0113】
一般的には、適切な風味成分は、酸化還元反応を起こしにくい構造的特徴および官能基を含有する成分である。これらは、飽和しているかまたは安定な芳香環もしくはエステル基を含有する風味化学物質の誘導体を含む。また、風味特性またはプロファイルに著しい変化をもたらすことなく、いくらかの酸化または分解を受ける場合がある風味化学物質も適切である。風味成分は、単一または精製化学物質としてまたは好ましくは、比較的不安定で、所望の風味プロファイルを下げ、変化させて、官能的観点からより許容され得ない製品を生じる場合がある成分を除去するように精製処理を受けた天然油もしくは抽出物の添加により、組成物に添加することができる。着香剤は、一般的には、組成物の約0.001重量%~約5重量%のレベルで組成物中に使用することができる。
【0114】
一部の態様では、風味系は、さらに、甘味剤を含むことができる。適切な甘味料は、当技術分野において周知のものを含む。これは、天然甘味料および人工甘味料の両方を含む。一部の適切な水溶性甘味料は、単糖類、二糖類および多糖類、例えば、キシロース、リボース、グルコース(デキストロース)、マンノース、ガラクトース、フルクトース(レブロース)、ショ糖(砂糖)、マルトース、転化糖(ショ糖由来のフルクトースおよびグルコースの混合物)、部分加水分解デンプン、液糖固形物、ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシドおよびグリチルリチンを含む。適切な水溶性人工甘味料は、可溶性サッカリン塩、すなわち、ナトリウムまたはカルシウムサッカリン塩、シクラメート塩、3,4-ジヒドロ-6-メチル-1,2,3-オキサチアジン-4-オン-2,2-ジオキシドのナトリウム、アンモニウムまたはカルシウム塩、3,4-ジヒドロ-6-メチル-1,2,3-オキサチアジン-4-オン-2,2-ジオキシドのカリウム塩(アセスルファム-K)、サッカリンの遊離酸型等を含む。他の適切な甘味料は、ジペプチド系甘味料、例えば、L-アスパラギン酸系甘味料、例えば、L-アスパルチル-L-フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)および米国特許第3,492,131号明細書に記載されている材料、L-アルファ-アスパルチル-N-(2,2,4,4-テトラメチル-3-チエタニル)-D-アラニンアミド水和物、L-アスパルチル-L-フェニルグリセリンおよびL-アスパルチル-L-2,5,ジヒドロフェニル-グリシンのメチルエステル、L-アスパルチル-2,5-ジヒドロ-L-フェニルアラニン、L-アスパルチル-L-(1-シクロヘキシレン)-アラニン等を含む。天然の水溶性甘味料由来の水溶性甘味料、例えば、普通の糖(ショ糖)の塩素化誘導体(スクラロースの製品説明から公知)およびタンパク質系甘味料、例えば、タウマトコッカス・ダニエリ(タウマチンIおよびII)を使用することができる。
【0115】
一部の態様では、該組成物は、組成物の約0.1重量%~約10重量%、代替的には、約0.1重量%~約1重量%の甘味料を含有することができる。
【0116】
一部の態様では、風味系は、さらに、唾液分泌剤、加温剤および麻痺剤を含むことができる。これらの作用剤は、組成物の約0.001重量%~約10重量%、代替的には、約0.1重量%~約1重量%のレベルで、組成物中に存在することができる。
【0117】
適切な唾液分泌剤は、Takasago製のJambu(登録商標)を含む。適切な麻痺剤は、ベンゾカイン、リドカイン、クローブ芽油およびエタノールを含む。加温剤の例は、エタノール、カプシカムおよびニコチン酸エステル、例えばニコチン酸ベンジルを含む。
【0118】
上記された成分に加えて、本組成物は、経口的に許容され得る担体材料と総称される、さらなる任意成分を含むことができる。
【0119】
経口的に許容され得る担体材料および製品
一部の態様では、経口的に許容され得る担体は、局所経口投与に適した1種以上の適合性の固体または液体の賦形剤または希釈剤を含むことができる。本明細書で使用する場合、「適合性」は、組成物の成分が安定性および/または有効性を実質的に低下させるであろう様式で相互作用することなく、混合可能であることを意味する。
【0120】
本開示の担体または賦形剤は、歯磨き、非研磨ゲル、歯肉下ゲル、マウスウォッシュまたはリンス、マウススプレー、チューインガム、ロゼンジおよびブレスミントの通常の成分および従来の成分を含むことができる。
【0121】
使用される担体の選択は、基本的には、組成物が口腔内に導入される方法により決定される。練り歯磨き、歯のゲル等のための担体材料は、例えば、米国特許第3,988,433号明細書(Benedict)に開示されているように、研磨材料、起泡剤、バインダー、湿潤剤、着香剤および甘味剤等を含む。二相性歯磨き配合物用の担体材料は、米国特許第5,213,790号明細書;同第5,145,666号明細書および同第5,281,410号明細書(全てLukacovic et al.)ならびに米国特許第4,849,213号明細書および同第4,528,180号明細書(Schaeffer)に開示されている。マウスウォッシュ、リンスまたはマウススプレーの担体材料は、例えば米国特許第3,988,433号明細書(Benedict)に開示されているように、典型的には、水、着香剤および甘味剤等を含む。ロゼンジの担体材料は、典型的には、キャンディベースを含む。チューインガムの担体材料は、例えば、米国特許第4,083,955号明細書(Grabenstetter et al.)にあるように、ガムベース、着香剤および甘味剤等を含む。小袋の担体材料は、典型的には、小袋バッグ、着香剤および甘味剤を含む。歯周ポケットまたは歯周ポケットの周りに活性物質を送達するのに使用される歯肉下ゲルについて、「歯肉下ゲル担体」は、例えば、米国特許第5,198,220号明細書および同第5,242,910号明細書(両方ともDamani)に開示されているように選択される。本開示の組成物の調製に適した担体は、当技術分野において周知である。それらの選択は、味、コストおよび貯蔵安定性等のような二次的な考慮事項により決まるであろう。
【0122】
以下の表1~5に、本明細書に記載された態様に係る組成物と共に使用するのに適したオーラルケア製品を記載する。
【0123】
【表1】
【0124】
【表2】
【0125】
【表3】
【0126】
【表4】
【0127】
【表5】
【0128】
【表6】
【0129】
適切な経口的に許容され得る担体およびオーラルケア製品の例は、欧州特許第2346475号明細書に開示されている。
【0130】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の酢酸メチルの有効量は、500ppmである。
【0131】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の酢酸メチルの有効量は、100ppmである。
【0132】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの有効量は、20ppmである。
【0133】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの有効量は、2ppmである。
【0134】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの有効量は、100ppmである。
【0135】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテートの有効量は、1,000ppmである。
【0136】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中のn-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの有効量は、20ppmである。
【0137】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中のn-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミドの有効量は、5ppmである。
【0138】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中のフォレチンの有効量は、200ppmである。
【0139】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中のフォレチンの有効量は、20ppmである。
【0140】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中のシクロヘキサンカルボン酸の有効量は、500ppmである。
【0141】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中のシクロヘキサンカルボン酸の有効量は、50ppmである。
【0142】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中のフェルラ酸の有効量は、500ppmである。
【0143】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中のフェルラ酸の有効量は、50ppmである。
【0144】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの有効量は、50ppmである。
【0145】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の少なくとも1種のポリメトキシフラボノイドの有効量は、5ppmである。
【0146】
一部の態様では、該組成物が、歯磨きを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の有効量は、50ppmである。
【0147】
一部の態様では、該組成物が、マウスウォッシュを含むオーラルケア製品に配合される場合、組成物中の(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物の有効量は、5ppmである。
【0148】
方法
一部の態様では、使用方法は、対象の歯のエナメル質表面および粘膜を本明細書に記載された口腔組成物と接触させることを含む。治療方法は、歯磨きでブラッシングすることまたは歯磨きスラリーもしくはマウスウォッシュですすぐことによるものであることができる。他の方法は、局所口腔ゲル、義歯製品、マウススプレーまたは他の形態を対象の歯および口腔粘膜と接触させることを含む。対象は、口腔が口腔組成物と接触する任意のヒトまたは動物であることができる。動物は、家庭のペットもしくは他の家畜または捕獲された動物を含むことを意味する。
【0149】
本明細書で提示された一部の態様は、
清涼感を必要とする対象に清涼感を提供する方法であって、
対象を本明細書で提示された一部の態様に係る組成物と接触させることを含み、
この方法により、対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の清涼効果の強度が、少なくとも1種の増強剤を欠いた組成物と接触させた対象により知覚される清涼効果の強度と比較して向上し、
この方法により、対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度が、少なくとも1種の増強剤を欠いた組成物と接触させた対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度と比較して向上する、方法を提供する。
【0150】
本明細書で提示された一部の態様は、
清涼感を必要とする対象に清涼感を提供する方法であって、
対象を本明細書で提示された一部の態様に係る製品と接触させることを含み、
この方法により、対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の清涼効果の強度が、少なくとも1種の増強剤を欠いた製品と接触させた対象により知覚される清涼効果の強度と比較して向上し、
この方法により、対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度が、少なくとも1種の増強剤を欠いた製品と接触させた対象により知覚される少なくとも1種の清涼化合物の風味の強度と比較して向上する、方法を提供する。
【0151】
本発明は、下記実施例において最もよく例証されるが、これに限定されない。
【0152】
実施例
実施例1
本明細書で提示された一部の態様に係る組成物の感覚評価
以下の表7に、10種の試験配合物を記載する。サンプル1は、増強剤を欠くコントロール配合物とした。サンプル2~10は、記載された増強剤を含有する。
【0153】
表7:
【表7-1】
【表7-2】
【0154】
3名の対象の専門家チームに、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価するように求めた。対象に、約1gの試験サンプルを歯ブラシに適用し、ペーストを湿らせ、毛を柔らかくするために、5秒間流水下で歯ブラシをすすぐように求めた。ついで、対象は、対象の歯肉との接触を最小限にするように注意を払いながら、適用された試験サンプルで歯磨きをした。ついで、対象は、試験サンプルを吐き出し、水で口をすすいだ。ついで、対象は、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価した。対象に、各試験サンプル間で15分間待つように求めた。結果を、表8に示す。
表8:
【0155】
【表8】
【0156】
これらのデータから、酢酸メチル、(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセテート、n-(1-プロピルブチル)-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキサミド、フロレチン、フェルラ酸、シクロヘキサンカルボン酸、(+-)-4-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、(+-)-4-(2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブトキシ)-7H-フロ[3,2-g]クロメン-7-オン、5,7-ジメトキシ-2H-クロメン-2-オンおよび(+-)-9-[(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メトキシ]-4-メトキシ-7H-フロ[を含む混合物、ポリメトキシフラボノイド、3-1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンからなる群から選択される増強剤は、試験練り歯磨き配合物におけるミント風味の知覚風味強度および知覚清涼強度の両方を向上可能であったと示唆される。
【0157】
実施例2
本明細書で提示された一部の態様に係る組成物の感覚評価
以下の表9に、4種の試験配合物を記載する。サンプル1は、増強剤を欠くコントロール配合物とした。サンプル2~4は、増強剤として酢酸メチルを記載された量(配合物の重量%)含有する。
【0158】
3名の対象の専門家チームに、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価するように求めた。対象に、約1gの試験サンプルを歯ブラシに適用し、ペーストを湿らせ、毛を柔らかくするために、5秒間流水下で歯ブラシをすすぐように求めた。ついで、対象は、対象の歯肉との接触を最小限にするように注意を払いながら、適用された試験サンプルで歯磨きをした。ついで、対象は、試験サンプルを吐き出し、水で口をすすいだ。ついで、対象は、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価した。対象に、各試験サンプル間で15分間待つように求めた。結果を、表9に示す。
表9:
【0159】
【表9】
【0160】
表9に概説され、報告された実験を繰り返した。以下の表10に、7種の試験配合物を記載する。サンプル1は、増強剤を欠くコントロール配合物とした。サンプル2~7は、増強剤として酢酸メチルを記載された量(配合物の重量%)で含有する。
【0161】
3名の対象の専門家チームに、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価するように求めた。対象に、約1gの試験サンプルを歯ブラシに適用し、ペーストを湿らせ、毛を柔らかくするために、5秒間流水下で歯ブラシをすすぐように求めた。ついで、対象は、対象の歯肉との接触を最小限にするように注意を払いながら、適用された試験サンプルで歯磨きをした。ついで、対象は、試験サンプルを吐き出し、水で口をすすいだ。ついで、対象は、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価した。対象に、各試験サンプル間で15分間待つように求めた。結果を、表10に示す。
【0162】
表10:
【表10】
【0163】
これらのデータから、酢酸メチルの範囲は、1ppm~10000ppmであることができると示唆される。代替的には、50ppm~5000ppm、代替的には、100ppm~2000ppmである。
【0164】
以下の表11に、4種の試験配合物を記載する。サンプル1は、増強剤を欠くコントロール配合物とした。サンプル2~4は、増強剤として3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンを記載された量(配合物の重量%)で含有する。
【0165】
3名の対象の専門家チームに、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価するように求めた。対象に、約1gの試験サンプルを歯ブラシに適用し、ペーストを湿らせ、毛を柔らかくするために、5秒間流水下で歯ブラシをすすぐように求めた。ついで、対象は、対象の歯肉との接触を最小限にするように注意を払いながら、適用された試験サンプルで歯磨きをした。ついで、対象は、試験サンプルを吐き出し、水で口をすすいだ。ついで、対象は、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価した。対象に、各試験サンプル間で15分間待つように求めた。結果を、表11に示す。
【0166】
表11:
【表11】
【0167】
表11に概説され、報告された実験を繰り返した。以下の表12に、7種の試験配合物を記載する。サンプル1は、増強剤を欠くコントロール配合物とした。サンプル2~7は、増強剤として3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンを記載された量(配合物の重量%)で含有する。
【0168】
3名の対象の専門家チームに、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価するように求めた。対象に、約1gの試験サンプルを歯ブラシに適用し、ペーストを湿らせ、毛を柔らかくするために、5秒間流水下で歯ブラシをすすぐように求めた。ついで、対象は、対象の歯肉との接触を最小限にするように注意を払いながら、適用された試験サンプルで歯磨きをした。ついで、対象は、試験サンプルを吐き出し、水で口をすすいだ。ついで、対象は、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価した。対象に、各試験サンプル間で15分間待つように求めた。結果を、表12に示す。
【0169】
表12:
【表12】
【0170】
これらのデータから、組成物中の3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの範囲は、0.001ppm~1000ppmであることができると示唆される。代替的には、0.02ppm~100ppm、代替的には、0.2ppm~20ppmである。
【0171】
実施例3
2種の増強剤を使用する本明細書で提示された一部の態様に係る組成物の感覚評価
以下の表13に、9種の試験配合物を記載する。サンプル1は、増強剤として0.05%の酢酸メチルを単独で含有するコントロール配合物とした。サンプル2~9は、示された混合物を記載された量(配合物の重量%)で含有する。
【0172】
3名の対象の専門家チームに、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価するように求めた。対象に、約1gの試験サンプルを歯ブラシに適用し、ペーストを湿らせ、毛を柔らかくするために、5秒間流水下で歯ブラシをすすぐように求めた。ついで、対象は、対象の歯肉との接触を最小限にするように注意を払いながら、適用された試験サンプルで歯磨きをした。ついで、対象は、試験サンプルを吐き出し、水で口をすすいだ。ついで、対象は、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価した。対象に、各試験サンプル間で15分間待つように求めた。結果を、表13に示す。
【0173】
表13:
【表13】
【0174】
以下の表14に、9種の試験配合物を記載する。サンプル1は、増強剤として3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンの0.1%溶液を単独で2%含有するコントロール配合物とした。サンプル2~9は、示された混合物を記載された量(配合物の重量%)で含有する。
【0175】
3名の対象の専門家チームに、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価するように求めた。対象に、約1gの試験サンプルを歯ブラシに適用し、ペーストを湿らせ、毛を柔らかくするために、5秒間流水下で歯ブラシをすすぐように求めた。ついで、対象は、対象の歯肉との接触を最小限にするように注意を払いながら、適用された試験サンプルで歯磨きをした。ついで、対象は、試験サンプルを吐き出し、水で口をすすいだ。ついで、対象は、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価した。対象に、各試験サンプル間で15分間待つように求めた。結果を、表14に示す。
【0176】
表14:
【表14-1】
【表14-2】
これらのデータから、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンと酢酸メチルとの組み合わせは、対象により知覚される風味および清涼効果を増強するのに最も有効である。
【0177】
以下の表15に、3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンと酢酸メチルとの組み合わせを示された比で含有する、3種の試験配合物を記載する。
【0178】
3名の対象の専門家チームに、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価するように求めた。対象に、約1gの試験サンプルを歯ブラシに適用し、ペーストを湿らせ、毛を柔らかくするために、5秒間流水下で歯ブラシをすすぐように求めた。ついで、対象は、対象の歯肉との接触を最小限にするように注意を払いながら、適用された試験サンプルで歯磨きをした。ついで、対象は、試験サンプルを吐き出し、水で口をすすいだ。ついで、対象は、試験配合物におけるミント風味の強度および清涼効果の強度を評価した。対象に、各試験サンプル間で15分間待つように求めた。結果を、表15に示す。
【0179】
表15:
【表15】
【0180】
これらのデータから、組成物中の3-(1-((3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(3-ヒドロキシベンジル)イミダゾリジン-2,4-ジオンに対する酢酸メチルの比は、1:0.00001~1:10であることができると示唆される。代替的には、1:0.0001~1:1、代替的には、1:0.005~1:0.1である。
【0181】
実施例4
本明細書で提示された一部の態様に係るマウスウォッシュ組成物の感覚評価
上記実施例1~3で概説された感覚研究を、マウスウォッシュを含むオーラルケア組成物について繰り返すものとする。表16~18に、試験されるであろう幾つかのマウスウォッシュ組成物を記載する。
【0182】
表16:
【表16】
【0183】
表17:
【表17】
【0184】
表18:
【表18】
【0185】
本明細書全体を通して引用された刊行物は、その全体を参照により組み込まれる。本発明の種々の態様が、例示および好ましい実施形態を参照することにより上記に例証されているが、本発明の範囲は、前述の説明によってではなく、特許法の原理の下で適切に解釈される下記特許請求の範囲により定められると理解されたい。