(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-10
(45)【発行日】2024-05-20
(54)【発明の名称】制御可能な出力ビーム強度プロファイルを有する超高ファイバレーザシステム
(51)【国際特許分類】
G02B 6/42 20060101AFI20240513BHJP
G02B 6/02 20060101ALI20240513BHJP
G02B 6/036 20060101ALI20240513BHJP
G02B 6/24 20060101ALI20240513BHJP
H01S 3/067 20060101ALI20240513BHJP
【FI】
G02B6/42
G02B6/02 411
G02B6/02 421
G02B6/036
G02B6/24
H01S3/067
(21)【出願番号】P 2021531606
(86)(22)【出願日】2019-12-03
(86)【国際出願番号】 US2019064251
(87)【国際公開番号】W WO2020117816
(87)【国際公開日】2020-06-11
【審査請求日】2022-09-26
(32)【優先日】2018-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】501012517
【氏名又は名称】アイピージー フォトニクス コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ユージーン・シチェルバコフ
(72)【発明者】
【氏名】ヴァレンティン・フォミン
(72)【発明者】
【氏名】アンドレイ・アブラモフ
(72)【発明者】
【氏名】ミハイル・アブラモフ
(72)【発明者】
【氏名】ドミトリ・ヤゴドキン
【審査官】奥村 政人
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-527184(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0282553(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0301663(US,A1)
【文献】特開2018-190918(JP,A)
【文献】特開2018-055043(JP,A)
【文献】特開2008-275996(JP,A)
【文献】特開2007-041342(JP,A)
【文献】特表2006-517058(JP,A)
【文献】特表2013-513243(JP,A)
【文献】特開2018-045168(JP,A)
【文献】特表2010-530552(JP,A)
【文献】特表2018-515347(JP,A)
【文献】国際公開第2017/134964(WO,A1)
【文献】特開2018-034184(JP,A)
【文献】特開平07-038189(JP,A)
【文献】特開2009-115918(JP,A)
【文献】特開2008-064875(JP,A)
【文献】特開2009-198953(JP,A)
【文献】特開平05-288941(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 6/02- 6/036
G02B 6/24
G02B 6/255-6/27
G02B 6/30- 6/34
G02B 6/36- 6/44
H01S 3/00- 5/50
B23K 26/00-26/70
JSTPlus(JDreamIII)
JST7580(JDreamIII)
JSTChina(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれのレーザビームを選択的に出力するように制御される、少なくとも1つの中心ファイバレーザ発生源および複数の周辺ファイバレーザ発生源と、
それぞれの中心ファイバレーザ発生源および周辺ファイバレーザ発生源からのレーザビームを受け取り案内するそれぞれのコアを有する、中心供給ファイバおよび周辺供給ファイバと、
中心ガイドファイバおよび前記中心ガイドファイバを囲む複数の周辺ガイドファイバの先細のファイバ束であって、前記中心ガイドファイバおよび周辺ガイドファイバが互いに融合されてファイバコンバイナを構成し、
それぞれの中心ガイドファイバおよび周辺ガイドファイバの入力端が、中心供給ファイバおよび周辺供給ファイバのそれぞれの出力端に接合される、先細のファイバ束と、
マルチコア送達用ファイバであって、
入力端および出力端、
入力端と出力端の間に延在して入力端と出力端から内向きに離間される中間部であって、前記入力端および出力端のものより大きい直径を備える、中間部、ならびに
入力端および出力端を前記中間部のそれぞれの対向する端部とブリッジする、入力先細部分および出力先細部分、
を有する、マルチコア送達用ファイバと、
を備え、
前記マルチコア送達用ファイバが、
互いに径方向に離間され、前記ファイバコンバイナのそれぞれの中心ガイドファイバおよび周辺ガイドファイバに結合される、同心状の中心コアおよび第2のコアであって、前記中心コアが前記中心ガイドファイバのものと合致する、またはより大きいコア外径を有する、同心状中心コアおよび第2のコア、ならびに
前記第2のコアと同心で前記第2のコアをサンドイッチする内部クラッドおよび外部クラッド、
で構成され、
前記レーザビームのうちの1つが、それぞれの前記中心供給ファイバ、前記中心ガイドファイバ、および、前記マルチコア送達用ファイバの前記中心コアの接合されるコアによって画定される第1の固定経路に沿って伝播し、残りのレーザビームが、前記周辺供給ファイバおよび前記周辺ガイドファイバそれぞれのコアを通り、前記マルチコア送達用ファイバの前記第2のコアをさらに通る第2の固定経路に沿って伝播し、
前記マルチコア送達用ファイバの前記中心コアの外径が、前記入力先細部分、前記中間部および前記出力先細部分に対応するように変化し、かつ、前記第2のコアの外径
も、前記入力先細部分、前記中間部および前記出力先細部分に対応するように変化する、超高パワー全ファイバレーザシステム。
【請求項2】
前記ファイバコンバイナのそれぞれの中心ガイドファイバに結合される複数の中心供給ファイバをさらに備える、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項3】
前記中心ガイドファイバが前記マルチコア送達用ファイバの前記中心コアに突合せ接合され、前記周辺ガイドファイバが前記マルチコア送達用ファイバの前記第2のコアに突合せ接合されて、前記マルチコア送達用ファイバの前記中心コアと重ならない、請求項2に記載のレーザシステム。
【請求項4】
各々が少なくとも2つの供給ファイバのグループを組み合わせる複数の第2のファイバコンバイナをさらに備え、その結果、前記中心供給ファイバが中心の第2のファイバコンバイナ中で組み合わされ、一方、前記周辺供給ファイバが複数の周辺の第2のファイバコンバイナの中で組み合わされ、第2の中心および周辺ファイバコンバイナが、前記ファイバコンバイナの前記中心ガイドファイバおよび周辺ガイドファイバに接合されるそれぞれの出力ファイバを有する、請求項2に記載のレーザシステム。
【請求項5】
前記中心ファイバレーザ発生源および前記周辺ファイバレーザ発生源に結合されて前記中心ファイバレーザ発生源および前記周辺ファイバレーザ発生源を選択的に通電するコントローラをさらに備え、その結果、
前記中心ファイバレーザ発生源だけが、前記第1の固定経路に沿って、前記マルチコア送達用ファイバの前記中心コアへと伝播するレーザビームを放出する、または
1つまたは複数の周辺ファイバレーザ発生源だけが、前記第2の固定経路に沿って伝播し、前記マルチコア送達用ファイバの前記第2のコアへと結合するそれぞれのレーザビームを放出する、または
前記中心ファイバレーザ発生源および前記周辺ファイバレーザ発生源が、前記マルチコア送達用ファイバのそれぞれの前記中心コアおよび第2のコアへと結合するそれぞれのレーザビームを放出し、前記マルチコア送達用ファイバの前記中心コアおよび第2のコアから出力される前記レーザビームがそれぞれ異なるビーム強度プロファイルを有する、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項6】
前記マルチコア送達用ファイバの前記出力端に融合される石英ビームエキスパンダをさらに備える、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項7】
前記中心ファイバレーザ発生源および前記周辺ファイバレーザ発生源のすべてが同じ形態または異なる形態で動作し、前記形態が、連続波(CW)、もしくは準連続波(QCW)、もしくはパルス、または異なる形態の組合せを含む、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項8】
前記周辺ファイバレーザ発生源がCW形態で動作し、一方、前記中心ファイバレーザ発生源がQCW形態で動作する、請求項7に記載のレーザシステム。
【請求項9】
前記中心ファイバレーザ発生源および前記周辺ファイバレーザ発生源が互いに同時に通電される、または、前記中心ファイバレーザ発生源が、前記周辺ファイバレーザ発生源の前もしくは後に通電される、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項10】
前記周辺ファイバレーザ発生源が選択的に通電される、請求項9に記載のレーザシステム。
【請求項11】
前記中心ファイバレーザ発生源および前記周辺ファイバレーザ発生源が単一横モード(SM)またはマルチモード(MM)でそれぞれのレーザビームを出力し、前記中心ファイバレーザ発生源および前記周辺ファイバレーザ発生源が各々、マスタ発振器パワーファイバ増幅器(MOPFA)構成、または発振器を有する、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項12】
前記マルチコア送達用ファイバの前記中心コアおよび第2のコアがそれぞれの屈折率を有する一方で、前記内部クラッドおよび外部クラッドが、それぞれの中心コアおよび第2のコアの屈折率より低いそれぞれの屈折率で構成される、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項13】
前記マルチコア送達用ファイバのそれぞれの中心コアおよび周辺コアの前記屈折率が互いに等しく、または異なり、それぞれの内部クラッドおよび外部クラッドの前記屈折率が互いに等しく、または異なる、請求項12に記載のレーザシステム。
【請求項14】
前記ファイバコンバイナが3x1、7x1、19x1、または38x1ポート構成を有する、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項15】
前記マルチコア送達用ファイバの前記中心コアの直径が50μmと100μmの間の範囲で変わり、前記マルチコア送達用ファイバの外径が150μm~300μmである、請求項1に記載のレーザシステム。
【請求項16】
前記ファイバコンバイナを囲み、入出力面を越えて延在する保護用スリーブをさらに備えて、前記ファイバコンバイナと供給ファイバの間および前記ファイバコンバイナと前記マルチコア送達用ファイバの間それぞれの結合領域を保護し、前記保護用スリーブが、前記マルチコア送達用ファイバの前記内部クラッドおよび外部クラッドのものより低い屈折率を有するポリマから作られる、請求項1に記載のレーザシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、超高全ファイバレーザシステムに関する。特に、本開示は、同時または順次に、異なる強度分布プロファイルを有するビームを送達するように動作する、超高パワー全ファイバレーザシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
超高ファイバレーザシステムは、マルチkW高輝度出力光を出力することが知られている。典型的な高パワーファイバレーザシステムは、一緒に組み合わされる複数のファイバレーザモジュールを含むので、大きな占有面積を有しており、したがって、容易には操作可能でない。さらにしばしば、高パワー光を離れた、アクセスするのが困難な場所に送達することが必要である。このために、高パワーレーザシステムは、多くの非線形効果に起因して、光の品質およびファイバの完全性に有害な可能性のある、長い送達用ファイバを有する。
【0003】
「非線形」という用語は、光学では、強度依存性の現象を意味する。光ファイバにおける非線形効果は、(1)光強度での媒体の屈折率の変化、および(2)非弾性散乱現象に起因して発生する。非線形効果は、伝送長に依存する。ファイバリンク長が長いほど、光相互作用が大きくなり、非線形効果が大きくなる。ファイバ中の非線形性に影響を及ぼす他の要因は、強度であり、強度は、コアの面積に反比例する。強度が強くなるほど、非線形効果が大きくなる。これらの要因は、高パワーファイバレーザシステム中に常に存在し、システムのパワーと品質の両方を低下させることによって、システムの出力に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0004】
材料を切断および溶着するための様々な解決策は、様々なビーム強度プロファイルの出力ビームを必要とすることが多い。たとえば、「リング」形状のプロファイルなどといった、より従来型のビームプロファイルの代わりに「ドーナツ」形状のプロファイルを使用するとき、はるかに低いパワー、より高い切断速度および品質で金属の切断を実施できることが観察されている。「ドーナツ」型は、コアの周辺部の周りの比較的高い強度、およびコアの中心(または軸)領域に沿った比較的低い強度によって特徴づけられる。
【0005】
確実に単一の送達用ファイバへと組み合わされるそれぞれの出力ファイバを有する、複数のファイバレーザ発生源で構成されるファイバレーザシステムは、この要件に合致する場合がある。異なるビームプロファイルでそれぞれのビームを出力する、組み合わせた出力ファイバは、様々な産業用途で有利である。たとえば、より従来型のビームプロファイルの代わりにドーナツビームを使用すると、所与の厚さの金属を切断することが、はるかに低いパワー、高い切断速度および改善した品質で実施できることが観察されている。
【0006】
特許文献1は、それぞれの光源からのいくつかの入力ビームをマルチクラッドファイバへ選択的に結合して、異なるビーム形状の出力レーザビームを発生するための様々な配置構成を開示する。入力ビームは、自由空間およびバルク切換光学系を通して伝播し、その後、供給マルチクラッドファイバの所望のコアおよびクラッド領域へと選択的に結合される。選択性は、複数の入力ビームのうちのただ1つが送達用ファイバへと結合することができるように、切換光学系によって実現される。この参照文献中に開示されるレーザは、典型的には、バルク構成要素を利用する光学系に有害な、強い機械的ストレスおよび熱的ストレスと関連する重工業で配備される。さらに、バルク光学系を通って伝播する光ビームには、レンズ表面の反射に起因する損失が生じる。レンズを通して伝送される光学的パワーの減少に寄与する別の要因は、表面の粗さおよびレンズ体積内のガラスの不完全性による光散乱である。
【0007】
特許文献2は、特許文献1のものと同様の配置構成を教示し、そこでは、レンズなどといったバルク光学系を使用することによる、ファイバ対光学系の結合が教示されている。そのような結合は、コリメーション効果を補償する傾向がある。
【0008】
特許文献3は、1つの同軸リングファイバを通して複数の個別に制御可能なレーザビームを伝播することを教示するが、特許文献1とは対照的に、開示されるレーザが全ファイバ設計であるために、バルク切換光学系は存在しない。参照文献は、それぞれの送達用ファイバにより横断され、送達用ファイバのコアおよび少なくとも1つのクラッドへとさらにスライスされる、中心チャンネルおよび周辺チャンネルを有するレーザビームインサートを開示する。コンバイナの構成は複雑であり、したがって、労力および費用は効果的でない。
【0009】
本出願人は、それぞれが参照によって本明細書に完全に組み込まれる、2014年8月13日に出願された特許文献4および2015年5月26に出願された特許文献5に開示される、マルチビームレーザシステムの開発に以前に従事していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】米国特許第8,781,269号明細書
【文献】米国特許第7,130,113号明細書
【文献】国際公報第2016/198724号明細書
【文献】国際公報第2016/025701号明細書
【文献】国際公報第2016/200621号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、離れた位置で、超高パワーレーザビームを出力するように構成される長い送達用ファイバを有する超高パワー全ファイバレーザについて必要である。
【0012】
制御可能な複合出力ビームを提供することができる簡単な構成を有する超高パワー全ファイバレーザシステムについて別に必要である。
【課題を解決するための手段】
【0013】
これらの必要性は、実用的な問題によってのみ制限される、多数のファイバレーザ発生源を含む、開示される超高パワー全ファイバレーザシステムによって満足される。レーザ発生源は、1つまたは複数の中心レーザ発生源、および、具体的な順番なしの、中心発生源の側面に位置する、中心発生源を囲む、または中心発生源からただ単に離間される場合がある、周辺発生源と呼ばれる他の複数のレーザ発生源を有するように配置される。
【0014】
レーザ発生源は、それらの下流端がそれぞれの供給ファイバに接合される、それぞれ中心発生源出力ファイバおよび周辺発生源出力ファイバを通して光経路に沿って案内されるそれぞれのレーザ出力を発生する。かなりの損失を防ぐため、それぞれの接合される出力のコア端部と供給ファイバは、互いに位置合わせされ、均一に寸法決定される。
【0015】
供給ファイバは、ファイバコンバイナを規定するために一緒に融合される複数のガイドファイバを含む先細のファイバ束に結合される。ファイバコンバイナは、当業者に知られているように、中心供給ファイバの下流端に接合される中心ガイドファイバ、および中心ガイドファイバを囲みそれぞれの周辺供給ファイバに突合せ接合される複数の周辺ガイドファイバで構成される。こうして構造的にファイバコンバイナは、大きい入力面、および入力面よりも小さい出力面を有する。
【0016】
開示されるシステムでは、ファイバコンバイナの出力面がマルチコア送達用ファイバに接合され、このことによって、周辺ファイバを通して案内される光が、少なくとも1つの第2のコアへと結合されるのを可能にする一方、1列の接合した中心ファイバを通して伝播する光は、送達用ファイバの中心コアへと結合される。送達用ファイバの縦断面図は、好ましくは、2重ボトルネック型を有し、これは、2つの比較的小さい入出力端、各端部のものより大きい直径を有する中間部、中間部の対向する端部とそれぞれの入出力端とをブリッジする2つの先細部で構成される。開示される構造によって、送達用ファイバが従来技術のものよりはるかに長くなることが可能になる。というのは、非線形効果についての閾値は、中心部の拡大したコア直径に起因して、均一に寸法決定された送達用ファイバで観察される閾値より高いためである。
【0017】
開示される全ファイバレーザシステムは、特許文献3とは対照的に、1つの中心ファイバ端および複数の周辺ファイバ端で構成される先細コンバイナへと一緒に結合される、それぞれの供給ファイバを有する複数のレーザ発生源を含む。先細コンバイナは、ファイバコンバイナの中心コアおよび周辺コアと位置合わせされるそれぞれの中心ファイバおよび周辺ファイバのコアを有するマルチコア送達用ファイバに直接接合される。送達用ファイバの出力端は、石英ブロックと光学的および機械的接触する。供給ファイバと送達用ファイバの間の全ファイバ接続は、特許文献3の複雑で労働集約型のファイバカプラの必要性を取り除く。それぞれのレーザ発生源の出力を制御することによって、送達用ファイバが様々なビーム形状を有するビームを出力することが可能になる。
【0018】
レーザ発生源は、マルチモード、シングルモード、またはMMとSMの組合せの発生源、偏光または非偏光の発生源として構成することができる。レーザ発生源は、任意の特定のパワーレベルに限定されず、したがって、数ワットから数百kW、任意の所与のレーザ発生源の動作形態に依存して、最大1MWまたは数MWの非常に広範囲のパワーで動作する。動作形態は、連続波(CW)、準連続波(QCW)、およびパルスレーザ動作から選択することができる。本開示の範囲内の動作形態は、同じ動作形態または異なる動作形態で、同時にまたは順次動作するすべてのレーザ発生源を含むことができる。好ましくは、レーザ発生源は、ファイバレーザであるが、光ファイバ付きダイオードレーザ、YAG、ディスクレーザ、および任意の可能な組合せのレーザ構成が本開示の範囲内である。本開示によってカバーされるすべてのレーザの変更形態に共通なのは、必ずマルチコア送達用ファイバで構成されるファイバ送達システムである。上で開示されたレーザ構成のすべて、ならびに上で開示され以下で詳細に議論される特徴は、本開示の特許請求の範囲に記載される主題から逸脱することなく、互いに任意の組合せで使用することができる。
【0019】
開示されるファイバレーザシステムの上記および他の特徴は、以下の図面が添付される詳細な説明からより容易に明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】一変形形態に従って構成される、開示されるファイバレーザシステムの略図である。
【
図2】別の変形形態に従って構成される、開示されるレーザシステムの概略縦断面図である。
【
図3】
図1および
図2の送達用ファイバの断面図、およびその屈折率プロファイルの図である。
【
図4A】7x1ファイバコンバイナの出力面の断面図である。
【
図4C】コンバイナと送達用ファイバそれぞれの接合された端部間の界面である。
【
図4D】
図4Bの送達用ファイバの屈折率プロファイルの図である。
【
図5A】
図4Aに対応する、19x1ファイバコンバイナについての図である。
【
図5B】
図4Bに対応する、19x1ファイバコンバイナについての図である。
【
図5C】
図4Cに対応する、19x1ファイバコンバイナについての図である。
【
図5D】
図4Dに対応する、19x1ファイバコンバイナについての図である。
【
図6A】
図1の送達用ファイバと、3つの中心ファイバを備えるコンバイナとの間の界面を図示する断面図である。
【
図6B】
図2の送達用ファイバと、3つの中心ファイバを備えるコンバイナとの間の界面を図示する断面図である。
【
図7A】
図6Aと同様であるが、コンバイナが7つの中心ファイバを有する図である。
【
図7B】
図6Bと同様であるが、コンバイナが7つの中心ファイバを有する図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
ここで、本発明の実施形態へ詳細に参照が行われる。可能な場合には、図面および説明の中で、同じまたは同様の部分またはステップを言及するために、同じまたは同様の参照番号を使用する。図面は、簡略化した形であって、正確な縮尺ではない。利便性および明瞭性だけのため、方向(上下など)または運動(前後など)といった用語を、図に関して使用する場合がある。「結合」という用語および同様の用語は、必ずしも、直接で直の接続を示さず、中間の要素またはデバイスを介した接続も含む。
【0022】
図1、
図2、および
図3に示される本発明の概念によれば、開示される超高パワー全ファイバレーザシステム10は、実用的な問題によってのみ制限される、任意の数のファイバレーザ発生源14p~14cを含むことができる。レーザ発生源14は、1つまたは複数の中心レーザ発生源14c、および、具体的な順番なしの、中心発生源の側面に位置する、中心発生源を囲む、または中心発生源からただ単に離間される場合がある、複数の周辺レーザ発生源14pを有する構成で配置される。レーザ発生源14の動作形態は、連続波(CW)、もしくは準連続波(QCW)、またはパルス形態のうちの1つから選択することができる。本開示の範囲では、レーザ発生源14がそれぞれ異なる形態で動作することを実現し、またはすべての発生源が同じ形態を有することができる。たとえば、中心レーザ14cがQCWレーザであってよく、一方、周辺レーザ発生源14pが、CW形態で動作することができる。レーザ発生源は、単一横モード(SM)または多重横モード(MM)で同時にまたは順次それぞれのレーザビームを出力することができ、このことは、必然的にSMファイバまたはMMファイバのいずれかを伴う。SMレーザ発生源とMMレーザ発生源の組合せ、ならびにそれぞれSMファイバおよびMMファイバを含む構成は、やはり本開示の範囲内であることが意図される。それぞれのレーザ発生源14の出力パワーは、互いに同じまたは異なってよい。レーザ発生源は、ソフトウェアおよびレーザ技術の当業者に知られているやり方で、中央処理装置12によって制御される。
【0023】
レーザ発生源14は、それらの下流端がそれぞれの供給ファイバ18cおよび18pに接合される、それぞれ中心出力ファイバ16cおよび周辺出力ファイバ16pを通して光経路に沿って案内されるそれぞれのレーザ出力を発生する。損失を防ぐため、それぞれの接合される出力のコアと供給ファイバは、互いに位置合わせされ、均一に寸法決定される。
【0024】
供給ファイバ18pおよび18cは、下流のファイバコンバイナ20を規定するために一緒に融合される複数のガイドファイバを含む先細のファイバ束に結合される。ファイバコンバイナは、当業者に知られており
図2に示されるように、中心供給ファイバ18cの下流端に接合される中心ガイドファイバ22c、および中心ガイドファイバ22cを囲み周辺供給ファイバ18pに接合される複数の周辺ガイドファイバ22pで構成される。入力面24および出力面26は、それぞれ、それらの間にコンバイナ20の本体を規定する。
【0025】
開示されるシステムでは、下流のファイバコンバイナ20(
図1)の出力面26がマルチコア送達用ファイバ28に接合され、このことによって、周辺ファイバ16p、18p、および22pを通して案内される光が、少なくとも1つの第2のコア32へと結合されるのを可能にする一方、1列の接合した中心ファイバ16c、18c、および22cを通して伝播する光は、送達用ファイバの中心コア34へと結合される。中心コア32および第2のコア34は、それぞれ、内部クラッド36によって分離され、内部クラッド36は、外部クラッド38と一緒に第2のコア32をサンドイッチする。供給ファイバ18の数に依存して、コンバイナ20は、3x1または7x1または19x1構成を有することができ、これによって、より多くの供給ファイバ18を、送達用ファイバ28の1つより多くの第2のコアに結合させることができる。技術的な環境が許す場合には、より多くのファイバを、コンバイナの本体に収容することができる。
【0026】
送達用ファイバ28の縦断面図は、好ましくは、2重ボトルネック型を有し、これは、互いに向かって延在して互いからある距離で終端する、入力先細部または先細部分44および出力先細部または先細部分46で構成される。中間部42は、送達用ファイバの各入力面および出力面のものより大きい直径を有し、それぞれ部分44および46をブリッジする。
図1に示されるように、入力部44および出力部46は、各々、送達用ファイバ28の面から直接外側に先細となってよい。代わりに、送達用ファイバ28は、対向する入力細長円筒形端部48、出力細長円筒形端部50のそれぞれを備えることができ、その各々は、
図2に図示されるように、面と先細部分44、46の間に延在する。送達用ファイバ28は、100kW CWレーザシステム10において、何ら低下を示すことなく、最高で少なくとも20mの長さとすることができる。保護用スリーブ52が送達用ファイバ28を包み、コンバイナの出力ファイバと送達用ファイバの間の接合54をカバーする(
図2)。端部ブロックまたはビームエキスパンダ40は、送達部28の出力面に接合され、知られているやり方で、環境からの危険を最小化するように構成される。
【0027】
供給ファイバ18c、18pは、下流コンバイナ20の中心ガイドファイバおよび周辺ガイドファイバそれぞれに直接結合されるように上で開示される。代わりに、
図1に示されるように、複数の中心レーザ発生源14cと複数の周辺レーザ発生源14pを一緒にグループ化することができる。各グループのそれぞれのレーザ発生源から光を案内する供給ファイバ18は、今度は、それぞれの第2のまたは上流のコンバイナ60に結合される。したがって、システム10は、コンバイナ20の中心ガイドファイバおよび周辺ガイドファイバに接合される出力ファイバ62cおよび62pそれぞれを有する中心コンバイナ60cおよび周辺コンバイナ60pを備えることができる。各コンバイナの複数のレーザ出力を単一の出力ファイバへと組み合わせることによって、下流コンバイナ20に送達される光の強度を増加させることができる。各グループの供給ファイバ18の数は、変えることができ、技術的および実用的な問題によってのみ制限される。たとえば、
図1は、各コンバイナ60c、60pの3x1構成を図示する。送達用ファイバ28は、当技術分野で知られているようなクラッドモード吸収器を備えることができ、クラッドモード吸収器は、送達用ファイバ28の保護層に有害な可能性がある、外部クラッドに沿ったモードの伝播を取り除くように構成される。
【0028】
図4Aは、中心ファイバ20cおよび6つの周辺ファイバ20pを備える、7x1下流ファイバコンバイナ20の断面図を図示する。コンバイナのファイバ22c、22pは、供給ファイバ18の出力それぞれに接合される。
図4Bに図示される2コア送達用ファイバ28は、中心ガイドファイバ22cのものとほぼ等しい直径を有する中心コア34を有する。送達用ファイバ28の第2のコア32は、
図4Cに示されるように、コンバイナ20の周辺ガイドファイバ22pを受け入れるように寸法決定される。送達用ファイバ28の屈折率プロファイルが
図4Dに図示される。
【0029】
図5A~
図5Dは、
図4A~
図4Dのそれぞれの図に対応するそれぞれの図を図示する。しかし、示されるコンバイナ20の構成は、内部の円と同心に配置される19のガイドファイバ20cおよび20pを含み、内部の円は中心ガイドファイバ20cに対応し、外部の円は12の周辺ガイドファイバ20pを有する。ガイドファイバの数の増加によって、送達用ファイバ28の変更がもたらされる場合がある。
図5Bおよび
図5Dに図示されるように、後者は中心コア34ならびに2つの第2のコア32および35で構成される。3つのクラッド36、38、および39が、
図5Bの構成に匹敵する。
図4A~
図4Dの構成と同様に、ガイドファイバ20Cと送達用ファイバ28の中心コア34のそれぞれのコア直径は、互いに合致するように寸法決定される。
【0030】
図4Dおよび
図5Dを簡単に参照すると、中心コアと第2のコアそれぞれの屈折率n
1は、互いに等しいように図示される。しかし、本開示の範囲は、互いに異なるそれぞれの屈折率で構成される中心コアおよび第2のコアをカバーする。同様に、内部および外部クラッド38、36、および39は、均一な屈折率n
2を有すると示される一方で、クラッドは、互いに等しくないそれぞれの屈折率を有することができると予測される。
【0031】
図6Aおよび
図6Bは、それぞれ、コンバイナ20および送達用ファイバ28の断面図を図示する。この変形形態と
図4および
図5に示されるものとの間の差異は、コンバイナ20の異なる複数の中心ファイバ20cを含む。特に、3つの中心ファイバ20cが一緒になって、送達用ファイバ28の中心コア34のコア直径と合致する外周を規定する。
【0032】
図7Aおよび
図7Bは、それぞれ
図6Aおよび
図6Bに類似する。しかし、ファイバコンバイナ20は、送達用ファイバ28の中心コア32のコア直径と合致する外周を規定する7つの中心ファイバ20cによって規定される中心ゾーンを有する。12の案内周辺ファイバ20pが送達用ファイバ28の第2のコア32に接合され、すべての上で開示された変形形態と同様に、送達用ファイバ28のそれぞれのクラッド36、38の隣接する領域へと径方向に延在し得る。
【0033】
レーザ分野の当業者には容易に理解されるように、コンバイナ20の中心ファイバ20cの数を増やすことができる。中心ファイバ20cの数が増えることによって、今度は、送達用ファイバ28の中心コア34のコア直径の増加が必要となる場合がある。送達用ファイバ28の中心コア34のコア直径は、50μと100μの間で変わることができる一方で、送達用ファイバ28の外径は150μと300μの間の範囲であってよい。もちろんこれらの範囲は、例示であり、任意の所与の要件に従って調節することができる。
【0034】
図1および
図2は、本発明の例示的な概略を記載し、それによって、レーザシステム10は、下で開示されるように、中心送達用ファイバ20を囲むそれぞれの供給光ファイバ18
1~18nを通して、それぞれのレーザ14
1~14nからの複数の異なる出力を送達する。それぞれの供給ファイバの下流端は、マルチコア送達用ファイバ24の上流端に直接接合されるように下で開示されるコンバイナを形成する。後者は、今度は、石英から作られる端部ブロック26に融合される。
【0035】
レーザ141~14nは、コンソール12の中に囲繞することができ、またはそれぞれ異なる場所に配置することができる。レーザは、上で開示したように、同様または異なる特性を有する同一または異なる構成を有し、同じまたは異なる動作形態で動作することができる。
【0036】
図3および
図4を参照すると、供給周辺ファイバ18および中心ファイバ20それぞれの複数の出力端が一緒に結合されて、7つの構成要素のコンバイナ25または19個の構成要素のコンバイナ(
図5A、
図5C、および
図6)、または、ファイバレーザ分野の当業者には知られているやり方で、先細の中間部27および一般的に円筒形の端部29を有するように成形される、任意の他の合理的な数のこうした構成要素を形成する。離間し同じ広さに広がる供給ファイバ18の外側周辺部によって決定される外径D-Dから端部29の外径dへの減少は(
図4A)、2~10倍の範囲内で変わることができる。実際の減少の決定要因は、(1)中心供給ファイバ20(
図4)の減少した中心コア20’(
図4A)および送達用ファイバ24のコア30(
図4B)、および(2)それぞれの周辺供給ファイバ18(
図4)のコア18’(
図4A)および送達用ファイバ24のクラッド28(
図4B)の位置合わせおよび寸法を含む。
図5、
図6の構成の場合には、中心ファイバ20に隣接する周辺ファイバ18は、コア30’と位置合わせするべきであり、送達用ファイバ24(
図5B)、および中心コアの隣のものを囲む周辺供給ファイバ18は、送達用ファイバ24のコア30”に位置合わせされる、などである。
図3~
図4では、隣の送達用周辺ファイバ18それぞれの端部29は、すべてが互いにまた供給ファイバ20の中心端部に機械的に接触することに留意されたい。
図5、
図6では、それぞれの「外部の」隣接する周辺ファイバ18、すなわち、中心供給ファイバ20から径方向に離間されるそれら供給ファイバ18の端部が、互いに、また隣接する「内側の」供給ファイバのそれぞれの端部と明らかに接触する。全体構造を完了させるのは、当業者に知られている方法での、コンバイナ25と送達用ファイバ24の間の接合領域をカバーするポリマ材料の保護用スリーブ34である。
【0037】
送達用ファイバ24は、
図4Bの2つのコア領域28、30それぞれ(または
図5Bの3つのコア領域30~30”以上)で構成される。コア領域は同心で、
図4Dおよび
図5Dに示されるような、コア領域を分割する、内部コア同心領域36~36”の各々の屈折率n2より高い同じ屈折率n1を有する。
【0038】
図3Cと組み合わせて
図3Eを参照すると、単一の中心ファイバ20の代わりに、複数のファイバ20、42、および44を使用することができる。これらのファイバは、同心状に位置決めされ、同じまたは異なるレーザ発生源からのビームを案内する(図示せず)。周辺ファイバ18~18”は、
図4Aのものと同様のやり方で、外部の中心ファイバ44を囲む。
図3Eに示される構成は、
図5A~
図5Dに示される構成で明らかに利用することができる。
【0039】
使用中に、レーザの出力を制御して、光信号を、供給ファイバ18のそれぞれのコア18’を通して選択的に案内し(
図3A、
図4、
図5A、および
図6)、送達用ファイバ24の所望の1つまたは複数のコアに結合することができる。結果として、送達用ファイバは、所望の形状を有するシステムビームを出力する。レーザ処理される工作物に入射するビームの形状は、周辺の送達用ファイバの助けなしで1つまたは複数の中心供給ファイバだけを利用する場合には、完全な中心回路だけ、または複数のドーナツ型ビームだけ、もしくは前者と後者を一緒にしたものとなる可能性がある。好ましくは、必ずというわけではないが、
図4および
図6のコンバイナのすべてのファイバは、マルチモード(MM)ファイバである。あるいは、中心ファイバ20だけがMMである一方で、すべての周辺ファイバ18がシングルモード(SM)ファイバとなる。明らかに、MMファイバとSMファイバの他の組合せを利用して、要求される仕事に合致させることができる。
【0040】
図1のレーザ発生源14
1~14nの1つの有利な組合せは、準連続波(QCW)領域で動作する「中心」レーザを含むことができる一方、「周辺」レーザは各々がCWビームを出力する。中心レーザおよび周辺レーザは、同時または順次動作することができる。QCWレーザは、たとえば穴開け器として使用することができる一方、CW周辺レーザは、切断のために使用することができる。
図3Cおよび
図3Eの構成では、工作物の穴開けおよび切断の両方は、中心の同心状供給ファイバを利用して実施することができる。動作レーザ領域の他の可能な組合せは、CWレーザまたはQCWレーザのいずれかと組み合わせたパルスレーザを含むことができる。周辺レーザは、ビームを出力しない1つまたは複数の周辺レーザを選択的に利用することができる。
【0041】
少なくとも1つの例のいくつかの態様をこうして記載してきたが、当業者には様々な代替形態、変形形態、および改善形態が容易に想到される。たとえば、本明細書で開示される例は、他の文脈中でも使用することができる。そのような代替形態、変形形態、および改善形態は、本開示の一部であることが意図され、本明細書で議論される例の範囲内となることが意図される。したがって、上の記載および図面は、例のためだけのものである。
【符号の説明】
【0042】
10 超高パワー全ファイバレーザシステム
12 中央処理装置
14 レーザ発生源
141 レーザ発生源、レーザ
14n レーザ発生源、レーザ
14c ファイバレーザ発生源、中心発生源、中心レーザ発生源、中心レーザ
14p ファイバレーザ発生源、周辺発生源、周辺レーザ発生源
16c 中心出力ファイバ
16p 周辺出力ファイバ
18 供給ファイバ、周辺ファイバ、送達用周辺ファイバ
18’ コア
18” 周辺ファイバ
181 供給光ファイバ
18n 供給光ファイバ
18c 供給ファイバ、中心供給ファイバ
18p 供給ファイバ、周辺供給ファイバ
20 コンバイナ、ファイバコンバイナ、中心供給ファイバ、中心ファイバ、供給ファイバ
20’ 中心コア
20c 中心ファイバ
20p 周辺ファイバ
22c 中心ガイドファイバ
22p 周辺ガイドファイバ
24 入力面、送達用ファイバ
25 コンバイナ
26 出力面、端部ブロック
27 中間部
28 送達用ファイバ、クラッド、コア領域
29 端部
30 コア、コア領域
30’ コア
30” コア
32 第2のコア
34 中心コア、第2のコア、保護用スリーブ
35 第2のコア
36 内部クラッド、内部コア同心領域
36” 内部コア同心領域
38 外部クラッド
39 クラッド
40 ビームエキスパンダ
42 ファイバ、中間部
44 入力部、ファイバ、外部の中心ファイバ、入力先細部、先細部分
46 出力部、出力先細部、先細部分
48 入力細長円筒形端部
50 出力細長円筒形端部
52 保護用スリーブ
54 接合
60 コンバイナ
60c 中心コンバイナ
60p 周辺コンバイナ
62c 出力ファイバ
62p 出力ファイバ