(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-10
(45)【発行日】2024-05-20
(54)【発明の名称】通信方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 72/20 20230101AFI20240513BHJP
【FI】
H04W72/20
(21)【出願番号】P 2021557689
(86)(22)【出願日】2019-03-29
(86)【国際出願番号】 CN2019080656
(87)【国際公開番号】W WO2020199032
(87)【国際公開日】2020-10-08
【審査請求日】2021-11-09
【審判番号】
【審判請求日】2023-10-04
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】▲畢▼ 文平
(72)【発明者】
【氏名】余 政
(72)【発明者】
【氏名】米 翔
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 育波
(72)【発明者】
【氏名】程 型清
【合議体】
【審判長】中木 努
【審判官】新田 亮
【審判官】本郷 彰
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0279274(US,A1)
【文献】Sierra Wireless、Pre-configured UL Resources Design Considerations[online]、3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1817940、Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1817940.zip>、2018年11月2日アップロード
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
H04B 7/24-7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のデバイスにより、第1の制御情報を決定するステップであって、前記第1の制御情報が第1のフィールドおよび第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドおよび前記第2のフィールドが、前記第1の制御情報が事前構成リソースの再構成情報を含むこと、第2のデバイスが第1の探索空間を監視する必要がないこと、および前記事前構成リソース上の送信が成功したか否かを示すために使用され、前記第1の探索空間が第2の制御情報を送信するために使用され、前記第2の制御情報がデータをスケジュールするために使用される、ステップと、
前記第1のデバイスにより、前記第1の制御情報を前記第2のデバイスに送信するステップと
を備
え、
前記再構成情報が、タイミングアドバンス、電力制御情報、繰り返し番号、変調および符号化方式、ならびにリソースブロックサイズのうちの少なくとも1つを含む、通信方法。
【請求項2】
第2のデバイスにより、第1のデバイスから第1の制御情報を受信するステップであって、前記第1の制御情報が第1のフィールドおよび第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドおよび前記第2のフィールドが、前記第1の制御情報が事前構成リソースの再構成情報を含むこと、前記第2のデバイスが第1の探索空間を監視する必要がないこと、および前記事前構成リソース上の送信が成功したか否かを示すために使用され、前記第1の探索空間が第2の制御情報を送信するために使用され、前記第2の制御情報がデータをスケジュールするために使用される、ステップと、
前記第1のフィールドおよび前記第2のフィールドに従って、前記第2のデバイスにより、前記第1の制御情報から前記事前構成リソースの前記再構成情報を取得し、前記第2のデバイスが前記第1の探索空間を監視する必要がないこと、および前記事前構成リソース上の送信が成功したか否かを判定するステップと
を備
え、
前記再構成情報が、タイミングアドバンス、電力制御情報、繰り返し番号、変調および符号化方式、ならびにリソースブロックサイズのうちの少なくとも1つを含む、通信方法。
【請求項3】
前記第1の制御情報がフォーマットN0であり、前記第1のフィールドが前記第1の制御情報の変調および符号化方式フィールドである、請求項1
または2に記載の方
法。
【請求項4】
前記変調および符号化方式フィールドの値が11~15のうちの1つである、請求項
3に記載の方
法。
【請求項5】
前記変調および符号化方式フィールドの前記値が14である、請求項
4に記載の方
法。
【請求項6】
前記第1のフィールドが前記第1の制御情報のリソースブロック割当てフィールドである、請求項1
または2に記載の方
法。
【請求項7】
前記リソースブロック割当てフィールド内のすべてのビットの値が1である、請求項
6に記載の方
法。
【請求項8】
前記事前構成リソースが事前構成アップリンクリソースである、請求項
1から7のいずれか一項に記載の方
法。
【請求項9】
第1のデバイスにより、第1の制御情報を決定するステップであって、前記第1の制御情報が第1のフィールドを含み、前記第1のフィールドが、前記第1の制御情報が事前構成リソースの再構成情報を含むこと、および第2のデバイスが第1の探索空間を監視する必要がないことを示すために使用され、前記第1の探索空間が第2の制御情報を送信するために使用され、前記第2の制御情報がデータをスケジュールするために使用される、ステップと、
前記第1のデバイスにより、前記第1の制御情報を前記第2のデバイスに送信するステップと
を備
え、
前記再構成情報が、タイミングアドバンス、電力制御情報、繰り返し番号、変調および符号化方式、ならびにリソースブロックサイズのうちの少なくとも1つを含む、通信方法。
【請求項10】
第2のデバイスにより、第1のデバイスから第1の制御情報を受信するステップであって、前記第1の制御情報が第1のフィールドを含み、前記第1のフィールドが、前記第1の制御情報が事前構成リソースの再構成情報を含むこと、および第2のデバイスが第1の探索空間を監視する必要がないことを示すために使用され、前記第1の探索空間が第2の制御情報を送信するために使用され、前記第2の制御情報がデータをスケジュールするために使用される、ステップと、
前記第1のフィールドに従って、前記第2のデバイスにより、前記第1の制御情報から前記事前構成リソースの前記再構成情報を取得し、前記第2のデバイスが前記第1の探索空間を監視する必要がないことを判定するステップと
を備
え、
前記再構成情報が、タイミングアドバンス、電力制御情報、繰り返し番号、変調および符号化方式、ならびにリソースブロックサイズのうちの少なくとも1つを含む、通信方法。
【請求項11】
前記第1のフィールドが前記第1の制御情報のリソースブロック割当てフィールドである、請求項
9または10に記載の方
法。
【請求項12】
前記リソースブロック割当てフィールド内のすべてのビットの値が1である、請求項
11に記載の方
法。
【請求項13】
前記第1の制御情報がフォーマットN0であり、前記第1のフィールドが前記第1の制御情報の変調および符号化方式フィールドである、請求項
9または10に記載の方
法。
【請求項14】
前記変調および符号化方式フィールドの値が11~15のうちの1つである、請求項
13に記載の方
法。
【請求項15】
前記変調および符号化方式フィールドの前記値が14である、請求項
14に記載の方
法。
【請求項16】
前記事前構成リソースが事前構成アップリンクリソースである、請求項
9から15のいずれか一項に記載の方
法。
【請求項17】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体がプログラムを記憶し、前記プログラムが、請求項
1から16のいずれか一項に記載の方法を実施するために、1つまたは複数のプロセッサによって読み取られ実行される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
請求項1から16のいずれか一項に記載の方法を実施するデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術の分野に関し、詳細には、通信方法およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
いくつかのサービスの場合、2つのサービスの間に比較的大きい間隔があり、通信データパケットは比較的小さい。エネルギーを節約し、シグナリングオーバーヘッドを低減するために、LTE release-16では、事前定義されたリソース上での送信、すなわち、スケジューリングフリー送信とも呼ばれる、スケジューリングに動的ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)が必要とされない通信のためのメカニズムを標準化することが決定されている。アップリンクスケジューリングフリー送信のプロセスは以下の通りである:端末デバイスがアップリンクデータを送信する必要があるとき、ネットワークデバイスは端末デバイスに対する動的アップリンクスケジューリングを実行する必要がない。端末デバイスは、事前設定された送信方式で、事前構成された送信リソース上でアップリンク送信を実行する。
【発明の概要】
【0003】
現在、端末デバイスが事前構成アップリンクリソース(preconfigured uplink resource、PUR)上でアップリンク送信を実行した後、ネットワークデバイスは、PDCCH上でACK/NACK情報をフィードバックすることができ、ACKは事前構成リソース送信が成功したことを示し、NACKは事前構成リソース送信が失敗したことを示す。ネットワークデバイスがACK/NACK情報をフィードバックした後、端末デバイスは、特定の時間期間内に、ダウンリンクデータをスケジュールするためのDCIが存在するかどうかを監視し続け、DCIを使用してダウンリンクデータを受信する必要がある。ダウンリンクスケジューリングプロセスでは、端末デバイスは、ダウンリンクデータをスケジュールするためのDCIをブラインド検出する必要があることが分かる。これにより、端末デバイスの電力消費が増加する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願の実施形態は、ダウンリンクスケジューリングプロセスにおける端末デバイスの電力消費浪費の現在の技術的問題を解決するために、通信方法および通信デバイスを提供する。
【0005】
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は通信方法を提供する。方法は、第1のデバイスが第1の制御情報を決定することを含み、第1の制御情報は第1の指示情報および第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、事前構成リソース送信の状態を示すために使用され、状態は、送信成功、送信失敗、スケジューリング再送信、または事前構成リソース再送信を含み、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信するかどうか示すために使用され、第1の情報は、上位層データおよび/または事前構成アップリンクリソース再構成情報を含む。第1のデバイスは、第1の制御情報を第2のデバイスに送信する。本出願のこの実施形態では、事前構成リソース送信の状態を第2のデバイスにフィードバックするとき、第1のデバイスは、上位層データおよび/またはPUR再構成情報が送信されたかどうかを第2のデバイスに示す。このようにして、事前構成リソース送信の状態を受信すると、第2のデバイスは、上位層データおよび/またはPUR再構成情報を受信するかどうかを判定することができる。第2のデバイスがダウンリンクデータをスケジュールするためにDCIをブラインド検出する現在の技術方式と比較して、本出願のこの実施形態では、第1のデバイスが上位層データおよび/またはPUR再構成情報を送信しないとき、第1のデバイスは、第1の制御情報を使用して第2のデバイスに通知することができる。このようにして、第2のデバイスは、上位層データをスケジュールするためにDCIを監視する必要がなくてもよく、その結果、第2のデバイスはブラインド検出の回数を低減することができ、それにより、第2のデバイスの電力消費を低減する。
【0006】
可能な設計では、第1の制御情報はダウンリンク制御情報である。
【0007】
可能な設計では、第2の指示情報は、第1の情報が第1の制御情報によってスケジュールされた物理共有チャネル上で搬送されるかどうかを示すために使用される指示情報を含んでもよい。あるいは、第2の指示情報は、第2の制御情報を検出するかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報を含み、第2の制御情報は第1の情報をスケジュールするために使用される。あるいは、第2の指示情報は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むかどうかを示すために使用される指示情報を含む。あるいは、第2の指示情報は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報と、第3の制御情報を検出するかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報とを含み、第3の制御情報は上位層データをスケジュールするために使用される。
【0008】
可能な設計では、第1の制御情報内の第1のフィールドは、第2の指示情報を示すために使用されてもよい。前述の設計では、第2の指示情報は、第1の制御情報内のフィールドを再使用することによって示される。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が回避されることができ、それにより、スペクトル効率の低下を回避し、システムリソースの利用を改善し、ユーザ電力消費の増加を回避する。
【0009】
可能な設計では、第1の制御情報は、フォーマット6-1Aまたはフォーマット6-1Bの制御情報である。第1のフィールドは、第1の制御情報内のリソースブロック割当てフィールドであってもよい。前述の設計では、第2の指示情報はリソースブロック割当てフィールドを使用して示され、その結果、第1の制御情報にビットが追加されなくてもよい。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、それにより、スペクトル効率の低下を回避し、システムリソースの利用を改善し、ユーザ電力消費の増加を回避する。
【0010】
可能な設計では、第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されているとき、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信することを示すことができ、または第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されていないとき、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信しないことを示すことができる。前述の設計では、第2の指示情報は、具体的に、リソースブロック割当てフィールド内の予備状態を再使用する(すなわち、すべてのビットを1に設定する)ことによって示される。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、DCI使用の柔軟性が改善されることができる。
【0011】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN0の制御情報である。第1のフィールドは、第1の制御情報内のサブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドであってもよい。前述の設計では、フォーマットN0の制御情報内のサブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドのいくつかの予備状態が存在する。第2の指示情報は、サブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドの予備状態を使用して示され、その結果、第1の制御情報にビットが追加されなくてもよい。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、DCI使用の柔軟性が改善されることができる。
【0012】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、スケジューリング認可を示すために使用される。第1のフィールドは、第1の制御情報内の変調および符号化方式フィールドである。前述の設計では、スケジューリング認可を示すために使用される、フォーマットN1の制御情報内の変調および符号化方式フィールドのいくつかの予備状態が存在する。第2の指示情報は、変調符号化方式フィールドの予備状態を使用して示され、その結果、第1の制御情報にビットが追加されなくてもよい。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、DCI使用の柔軟性が改善されることができる。
【0013】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、物理制御チャネル指示を示すために使用される。第1のフィールドは、第1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールド、NPRACHのサブキャリア指示フィールド、または予備フィールドであってもよい。前述の設計では、物理制御チャネル指示を示すために使用される、フォーマットN1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールドまたはNPRACHのサブキャリア指示フィールドのいくつかの予備状態が存在し、制御情報はいくつかの未使用の予備フィールドをさらに含む。第2の指示情報は、予備状態または予備フィールドを使用して示され、その結果、第1の制御情報にビットが追加されなくてもよい。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、DCI使用の柔軟性が改善されることができる。
【0014】
可能な設計では、第1の制御情報内の第2のフィールドおよび第3のフィールドは、第2の指示情報を示すために使用される。前述の設計では、第2の指示情報は、第1の制御情報内の2つのフィールドを再使用することによって示される。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、第2の指示情報を示す精度も改善されることができる。
【0015】
可能な設計では、第2のフィールドは、第1の制御情報内のリソースブロック割当てフィールドであってもよい。第2のフィールド内のすべてのビットが1に設定されている場合、第3のフィールドは第2の指示情報を示すために使用される。
【0016】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、物理制御チャネル指示を示すために使用される。第2のフィールドは、第1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールド、NPRACHのサブキャリア指示フィールド、または予備フィールドであってもよい。
【0017】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、スケジューリング認可を示すために使用される。第2のフィールドは、第1の制御情報内の変調および符号化方式フィールドであってもよい。
【0018】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN0の制御情報である。第2のフィールドは、第1の制御情報内のサブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドであってもよい。
【0019】
可能な設計では、第1の制御情報の巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)コードは、第1のスクランブリングコードを使用してスクランブルされてもよく、第1のスクランブリングコードは、システム情報無線ネットワーク一時識別子(system information radio network temporary identifier、SI-RNTI)であってもよい。
【0020】
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は通信方法を提供する。方法は、第2のデバイスが第1のデバイスによって送信された第1の制御情報を受信することを含み、第1の制御情報は第1の指示情報および第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、事前構成リソース送信の状態を示すために使用され、状態は、送信成功、送信失敗、スケジューリング再送信、または事前構成リソース再送信を含み、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信するかどうか示すために使用され、第1の情報は、上位層データおよび/または事前構成アップリンクリソース再構成情報を含む。第1のデバイスが第1の情報を送信することを第2の指示情報が示すと判定した後、第2のデバイスは第2の指示情報に基づいて第1の情報を受信する。本出願のこの実施形態では、事前構成リソース送信の状態を第2のデバイスにフィードバックするとき、第1のデバイスは、上位層データおよび/またはPUR再構成情報が送信されたかどうかを第2のデバイスに示す。このようにして、事前構成リソース送信の状態を受信すると、第2のデバイスは、上位層データおよび/またはPUR再構成情報を受信するかどうかを判定することができる。第2のデバイスがダウンリンクデータをスケジュールするためにDCIをブラインド検出する現在の技術方式と比較して、本出願のこの実施形態では、第1のデバイスが上位層データおよび/またはPUR再構成情報を送信しないとき、第1のデバイスは、第1の制御情報を使用して第2のデバイスに通知することができる。このようにして、第2のデバイスは、上位層データをスケジュールするためにDCIを監視する必要がなくてもよく、その結果、第2のデバイスはブラインド検出の回数を低減することができ、それにより、第2のデバイスの電力消費を低減する。
【0021】
可能な設計では、第1の制御情報はダウンリンク制御情報である。
【0022】
可能な設計では、第2の指示情報は、第1の情報が第1の制御情報によってスケジュールされた物理共有チャネル上で搬送されるかどうかを示すために使用される指示情報を含んでもよい。あるいは、第2の指示情報は、第2の制御情報を検出するかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報を含み、第2の制御情報は第1の情報をスケジュールするために使用される。あるいは、第2の指示情報は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むかどうかを示すために使用される指示情報を含む。あるいは、第2の指示情報は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報と、第3の制御情報を検出するかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報とを含み、第3の制御情報は上位層データをスケジュールするために使用される。
【0023】
可能な設計では、第1の制御情報内の第1のフィールドは、第2の指示情報を示すために使用されてもよい。前述の設計では、第2の指示情報は、第1の制御情報内のフィールドを再使用することによって示される。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が回避されることができ、それにより、スペクトル効率の低下を回避し、システムリソースの利用を改善し、ユーザ電力消費の増加を回避する。
【0024】
可能な設計では、第1の制御情報は、フォーマット6-1Aまたはフォーマット6-1Bの制御情報である。第1のフィールドは、第1の制御情報内のリソースブロック割当てフィールドであってもよい。前述の設計では、第2の指示情報はリソースブロック割当てフィールドを使用して示され、その結果、第1の制御情報にビットが追加されなくてもよい。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、それにより、スペクトル効率の低下を回避し、システムリソースの利用を改善し、ユーザ電力消費の増加を回避する。
【0025】
可能な設計では、第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されているとき、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信することを示すことができ、または第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されていないとき、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信しないことを示すことができる。前述の設計では、第2の指示情報は、具体的に、リソースブロック割当てフィールド内の予備状態を再使用する(すなわち、すべてのビットを1に設定する)ことによって示される。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、DCI使用の柔軟性が改善されることができる。
【0026】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN0の制御情報である。第1のフィールドは、第1の制御情報内のサブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドであってもよい。前述の設計では、フォーマットN0の制御情報内のサブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドのいくつかの予備状態が存在する。第2の指示情報は、サブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドの予備状態を使用して示され、その結果、第1の制御情報にビットが追加されなくてもよい。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、DCI使用の柔軟性が改善されることができる。
【0027】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、スケジューリング認可を示すために使用される。第1のフィールドは、第1の制御情報内の変調および符号化方式フィールドである。前述の設計では、スケジューリング認可を示すために使用される、フォーマットN1の制御情報内の変調および符号化方式フィールドのいくつかの予備状態が存在する。第2の指示情報は、変調符号化方式フィールドの予備状態を使用して示され、その結果、第1の制御情報にビットが追加されなくてもよい。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、DCI使用の柔軟性が改善されることができる。
【0028】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、物理制御チャネル指示を示すために使用される。第1のフィールドは、第1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールド、NPRACHのサブキャリア指示フィールド、または予備フィールドであってもよい。前述の設計では、物理制御チャネル指示を示すために使用される、フォーマットN1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールドまたはNPRACHのサブキャリア指示フィールドのいくつかの予備状態が存在し、制御情報はいくつかの未使用の予備フィールドをさらに含む。第2の指示情報は、予備状態または予備フィールドを使用して示され、その結果、第1の制御情報にビットが追加されなくてもよい。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が効果的に回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、DCI使用の柔軟性が改善されることができる。
【0029】
可能な設計では、第1の制御情報内の第2のフィールドおよび第3のフィールドは、第2の指示情報を示すために使用される。前述の設計では、第2の指示情報は、第1の制御情報内の2つのフィールドを再使用することによって示される。このようにして、制御情報オーバーヘッドの増加が回避されることができ、システムリソースの利用が改善されることができ、第2の指示情報を示す精度も改善されることができる。
【0030】
可能な設計では、第2のフィールドは、第1の制御情報内のリソースブロック割当てフィールドであってもよい。第2のフィールド内のすべてのビットが1に設定されている場合、第3のフィールドは第2の指示情報を示すために使用される。
【0031】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、物理制御チャネル指示を示すために使用される。第2のフィールドは、第1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールド、NPRACHのサブキャリア指示フィールド、または予備フィールドであってもよい。
【0032】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、スケジューリング認可を示すために使用される。第2のフィールドは、第1の制御情報内の変調および符号化方式フィールドであってもよい。
【0033】
可能な設計では、第1の制御情報はフォーマットN0の制御情報である。第2のフィールドは、第1の制御情報内のサブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドであってもよい。
【0034】
可能な設計では、第1の制御情報のCRCは第1のスクランブリングコードを使用してスクランブルされてもよく、第1のスクランブリングコードはSI-RNTIであってもよい。
【0035】
第3の態様によれば、本出願は装置を提供する。装置は、第1のデバイス、第2のデバイス、またはチップであってもよい。装置は、第1の態様または第2の態様の任意の実施形態を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0036】
第4の態様によれば、装置が提供される。装置は、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリを含む。通信インターフェースは、装置と別の装置との間で情報、および/またはメッセージ、および/またはデータを送信するように構成される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。装置が動作するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、装置が第1の態様もしくは第1の態様の設計のいずれか1つ、または第2の態様もしくは第2の態様の設計のいずれか1つによる通信方法を実行することを可能にする。
【0037】
第5の態様によれば、本出願はシステムをさらに提供する。システムは、第1の態様の任意の実施形態による第1のデバイスと、第2の態様の任意の実施形態による第2のデバイスとを含む。
【0038】
第6の態様によれば、本出願はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の態様による方法を実行することを可能にされる。
【0039】
第7の態様によれば、本出願は命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の態様による方法を実行することを可能にされる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【
図1】本出願の一実施形態による通信システムの概略アーキテクチャ図である。
【
図2】本出願の一実施形態による事前構成リソース送信の概略図である。
【
図3】本出願の一実施形態による通信方法の概略フローチャートである。
【
図4】本出願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
【
図5】本出願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下で、添付の図面を参照して本出願の実施形態を詳細にさらに記載する。
【0042】
本出願で提供される通信方法は、様々な通信システムに適用されてもよい。たとえば、通信システムは、モノのインターネット(internet of things、IoT)システム、狭帯域モノのインターネット(narrowband internet of things、NB-IoT)システム、もしくはロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムであってもよく、または第5世代(5G)通信システムであってもよく、またはLTEと5Gのハイブリッドアーキテクチャであってもよく、または5G新無線(new radio、NR)システム、モバイル通信用グローバルシステム(global system for mobile communications、GSM)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(universal mobile telecommunications system、UMTS)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、および将来の通信開発で現れる新通信システムであってもよい。本出願の実施形態で提供される通信方法は、通信システム内のエンティティがトランスポートブロックをスケジュールし、トランスポートブロックを送受信するために使用される制御情報を送信することができ、別のエンティティがトランスポートブロックをスケジュールし、トランスポートブロックを送受信するために使用される制御情報を受信することができるという条件で使用されてもよい。
【0043】
本出願の実施形態における端末デバイスは、ユーザに音声および/またはデータ接続を提供するデバイス、たとえば、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイスまたは車載デバイスである。端末デバイスは、代替として、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスであってもよい。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができる。端末デバイスは、ワイヤレス端末、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、ユーザ機器(user equipment)などと呼ばれる場合もある。端末デバイスは、モバイル端末、たとえば、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)、およびモバイル端末を有するコンピュータであってもよい。たとえば、端末デバイスは、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換する、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載のモバイル装置であってもよい。たとえば、端末デバイスは、代替として、パーソナル通信サービス(personal communication service、PCS)電話、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(session Initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、または携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)などのデバイスであってもよい。たとえば、一般的な端末デバイスは、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device、MID)、およびスマートウォッチ、スマートバンド、または歩数計などのウェアラブルデバイスを含む。しかしながら、本出願の実施形態はそれらに限定されない。
【0044】
本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、受信された無線フレームとインターネットプロトコル(internet protocol、IP)パケットを相互に変換し、端末デバイスとアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能するように構成されてもよい。アクセスネットワークの残りの部分は、IPネットワークなどを含んでもよい。ネットワークデバイスは、エアインターフェースの属性管理をさらに調整することができる。たとえば、ネットワークデバイスは、モバイル通信用グローバルシステム(global system for mobile communications、GSM)システムもしくは符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システムにおける基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))システムにおけるノードB(NodeB)、LTEシステムにおける発展型ノードB(evolutional NodeB、eNBもしくはe-NodeB)、新無線コントローラ(new radio controller、NR controller)、5GシステムにおけるgNodeB(gNB)、集中型ユニット(centralized unit)、新無線基地局、リモート無線ユニット、マイクロ基地局、リレー(relay)、分散ユニット(distributed unit)、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)もしくは送信ポイント(transmission point,TP)、または任意の他の無線アクセスデバイスであってもよい。しかしながら、本出願の実施形態はそれらに限定されない。ネットワークデバイスは、1つまたは複数のセルをカバーすることができる。
【0045】
図1は、本出願の一実施形態による通信システムを示す。通信システムは、ネットワークデバイスと、6つの端末デバイス、すなわち、UE1~UE6とを含む。通信システムで、UE1~UE6は、ネットワークデバイスにアップリンクデータを送信することができ、ネットワークデバイスは、UE1~UE6によって送信されたアップリンクデータを受信することができる。加えて、通信サブシステムは、代替として、UE4~UE6を含んでもよい。ネットワークデバイスは、UE1、UE2、UE3、およびUE5にダウンリンク情報を送信することができ、UE5は、デバイスツーデバイス(device-to-device、D2D)技術に基づいてUE4およびUE6にダウンリンク情報を送信することができる。
図1は単なる概略図であり、通信システムのタイプ、通信システムに含まれるデバイスの数、通信システムに含まれるデバイスのタイプなどは特に限定されない。
【0046】
本出願の実施形態に記載されたネットワークアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本出願の実施形態の技術的解決策をより明確に記載するものであり、本出願の実施形態で提供される技術的解決策に対する制限を構成するものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化および新しいサービスシナリオの出現に伴い、本出願の実施形態で提供される技術的解決策が、同様の技術的問題にも適用可能であることを知ることができる。
【0047】
通信システムでは、UEは、3つの状態:アイドル(idle)モード、非アクティブ(inactive)モード、および接続(connected)モードにあってもよい。connectedモードのUEは、データを送信するために、基地局によって実行される動的スケジューリングを介して基地局と通信することができる。しかしながら、idleモードのUEは、基地局によって実行される動的スケジューリングを介してデータを送信することはできないが、ランダムアクセスが実行され、RRC接続が確立された後にデータを送信するか、またはランダムアクセスプロセスにおいてメッセージ3に少量のアップリンクデータを含めることができる。Inactiveモードは、2つのモードの中間状態と見なされてもよい。UEおよびコアネットワークは、connectedモードの無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージのコンテキストを留保する。したがって、idleモードと比較して、connectedモードはより速い速度でUEによって入力されてもよい。現在のLTEプロトコルによれば、UEがRRC connectedモードからidleモードに切り替わるときにRRC構成メッセージは留保されないが、RRCメッセージのコンテキストは、UEがconnectedモードからinactiveモードに切り替わるときに留保される。
【0048】
リソースオーバーヘッドを低減し、データ送信遅延を低減し、エネルギーを節約するために、
図2に示されたように、いくつかのサービスが事前定義されたリソース上で送信されてもよく、すなわち、動的ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)はスケジューリングに必要とされない。ユーザは、事前構成リソース上で信号を送信する。そのような送信は、構成スケジューリング送信と呼ばれ、事前構成リソース送信、事前構成リソーススケジューリングフリー送信、またはスケジューリングフリー送信とも呼ばれる。詳細には、事前構成リソースは、事前構成アップリンクリソースであってもよい。アップリンクスケジューリングフリー送信または事前構成アップリンクリソース送信(preconfigured uplink resource transmission、PUR)のプロセスは以下の通りである:端末デバイスがアップリンクデータを送信する必要があるとき、ネットワークデバイスは端末デバイスに対する動的アップリンクスケジューリングを実行する必要がない。端末デバイスは、事前設定された送信方式で、事前構成された送信リソース上でアップリンク送信を実行する。
【0049】
現在、端末デバイスが事前構成アップリンクリソース(preconfigured uplink resource、PUR)上でアップリンク送信を実行した後、ネットワークデバイスは、PDCCH上でACK/NACK情報をフィードバックすることができ、ACKは事前構成リソース送信が成功したことを示し、NACKは事前構成リソース送信が失敗したことを示す。ネットワークデバイスがACK/NACK情報をフィードバックした後、端末デバイスは、特定の時間期間内に、ダウンリンクデータをスケジュールするためのDCIが存在するかどうかを監視し続け、DCIを使用してダウンリンクデータを受信する必要がある。ダウンリンクスケジューリングプロセスでは、端末デバイスは、ダウンリンクデータをスケジュールするためのDCIをブラインド検出する必要があることが分かる。これにより、端末デバイスの電力消費が増加する。
【0050】
これに基づいて、本出願の実施形態は、ダウンリンクスケジューリングプロセスにおける端末デバイスの電力消費浪費の現在の技術的問題を解決するために、通信方法および通信デバイスを提供する。方法および装置は同じ発明概念に基づいている。方法の問題解決原理はデバイスの問題解決原理と同様なので、装置および方法の実装形態については、互いを参照されたい。詳細は繰り返し記載されない。
【0051】
本出願の実施形態における「複数の」は2つ以上を指す。
【0052】
本出願の説明において、「第1の」および「第2の」などの単語は、単に区別および説明のために使用されると理解されるべきであり、相対的な重要度を指示もしくは意味するもの、または順序を指示もしくは意味するものと理解されるべきではない。
【0053】
図3は、本出願による通信方法のフローチャートである。方法は、
図1に示された通信システム内の第2のデバイスに適用されてもよく、方法は以下のステップを含む。
【0054】
S301:第1のデバイスが第1の制御情報を決定し、第1の制御情報は第1の指示情報および第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、事前構成リソース送信の状態を示すために使用され、状態は、送信成功、送信失敗、スケジューリング再送信、または事前構成リソース再送信を含み、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信するかどうか示すために使用され、第1の情報は、上位層データおよび/またはPUR再構成情報を含む。
【0055】
「上位層データ」は、「ダウンリンクデータ」、「データ」、または「ダウンリンク上位層データ」と呼ばれる場合もある。第2のデバイスが事前構成された送信方式で第1のデバイスに情報を送信することに成功した後、第1のデバイスと第2のデバイスとの間に対応する対話情報、たとえば、上位層ACKが存在することが理解されよう。
【0056】
具体的な実装中、第1の制御情報は第1の指示情報を含む。この場合、第1の制御情報は第2の指示情報を含まなくてもよい。あるいは、第1の制御情報は第2の指示情報を含む。この場合、第1の制御情報は第1の指示情報を含まなくてもよい。あるいは、第1の制御情報は、第1の指示情報が送信成功(すなわち、ACK)を示すとき、上位層データおよび/もしくはPUR再構成情報を含んでもよく、または第1の指示情報が送信失敗、スケジューリング再送信、もしくは事前構成アップリンクリソース再送信(すなわち、NACK)を示すとき、PUR再構成情報を含んでもよい。
【0057】
事前構成アップリンクリソース(preconfigured uplink resource、PUR)は単なる例示的な名前であることに留意されたい。本質的に、ネットワークデバイスはリソースを構成するので、第2のデバイスは、第1のデバイスが動的スケジューリングを実行すること、またはダウンリンク制御情報を使用してスケジューリングを実行することを必要とせずに、リソース上でアップリンク情報を送信することができる。リソースは、代替として、別の名前、たとえば、構成認可リソースを有してもよい。構成認可リソースが本出願のこの実施形態における事前構成アップリンクリソースによって実装される機能も実装することができる場合、構成認可リソースはまた、本出願のこの実施形態における事前構成アップリンクリソースとして理解されてもよいことを理解されたい。説明を容易にするために、本出願のこの実施形態では、リソースは事前構成アップリンクリソースとまとめて呼ばれる。
【0058】
事前構成リソース送信は、第2のデバイスが事前設定されたパラメータに基づいて事前構成アップリンクリソース上でデータ送信を実行することを意味してもよい。本出願のこの実施形態における「事前構成リソース送信」は、「事前構成送信方式」、「スケジューリングフリー送信」、「スケジューリングフリー事前構成リソース送信」などと呼ばれる場合もある。本出願のこの実施形態における「事前構成リソース送信」は、説明のための単なる例であることを理解されたい。実際の適用中、「事前構成リソース送信」は、代替として、別の名前を有してもよい。別の名前も、本出願のこの実施形態における「事前構成リソース送信」の機能を実装することができ、アップリンク信号は事前構成リソース送信方式で送信されることが理解されよう。説明を容易にするために、本出願のこの実施形態では、送信方式は事前構成リソース送信とまとめて呼ばれる。
【0059】
事前構成リソース再送信は、再送信が事前構成アップリンクリソース上で、または事前構成アップリンクリソースの一部で実行されることを意味してもよい。言い換えれば、動的スケジューリング情報(たとえば、DCI)はスケジューリングに必要とされないが、再送信は事前構成アップリンクリソースを使用して実行される。しかしながら、対応する事前構成リソースの構成情報は、動的スケジューリング情報を使用して再構成または更新されてもよい。
【0060】
スケジューリング再送信は、第2のデバイスが第1のデバイスの動的スケジューリング情報(たとえば、DCI)内のスケジューリング情報に基づいて再送信を実行することを意味する。
【0061】
事前構成アップリンクリソース再構成情報は、以下の情報:タイミング(timing)アドバンス、電力制御情報、繰り返し番号、変調および符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)、トランスポートブロックサイズ(transport block size、TBS)などのうちの1つまたは複数を含んでもよいが、それらに限定されない。
【0062】
たとえば、第1の制御情報は、LTE eMTCシステムにおけるダウンリンク制御情報、NRシステムにおけるダウンリンク制御情報などであってもよい。本明細書では、これは特に限定されない。説明を簡単にするために、以下では、第1の制御情報がダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)である一例を使用する。
【0063】
具体的な実装中、第2の指示情報は、第1の情報が第1の制御情報によってスケジュールされた物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel,PDSCH)上で搬送されるかどうかを示すために使用される指示情報を含んでもよい。
【0064】
本出願のこの実施形態では、「第1の制御情報が第1の情報をスケジュールすること」、「第1の制御情報がPDSCHをスケジュールすること」、「第1の情報が第1の制御情報によってスケジュールされたPDSCH内で搬送されること」、および「第1の情報が存在すること」はすべて、第1の制御情報によってスケジュールされたPDSCHが第1の情報を含むことと理解されてもよいことに留意されたい。
【0065】
あるいは、第2の指示情報は、第2の制御情報を検出するかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報を含んでもよく、第2の制御情報は第1の情報をスケジュールするために使用される。
【0066】
本出願のこの実施形態では、「第2のデバイスが第2の制御情報を検出すること」および「第2のデバイスが第1の探索空間を監視し、第1の探索空間は第2の制御情報を搬送または送信するための探索空間であること」は両方とも、第2のデバイスが第2の制御情報を監視する必要があることと理解されてもよいことに留意されたい。
【0067】
あるいは、第2の指示情報は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むかどうかを示すために使用される指示情報を含んでもよい。
【0068】
あるいは、第2の指示情報は、第2のデバイスが第1の制御情報内の事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むかどうかを示すために使用される指示情報と、第3の制御情報を検出するかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報とを含み、第3の制御情報は上位層データをスケジュールするために使用される。
【0069】
本出願のこの実施形態では、「第2のデバイスが第3の制御情報を検出すること」および「第2のデバイスが第2の探索空間を監視し、第2の探索空間は第3の制御情報を搬送または送信するための探索空間であること」は両方とも、第2のデバイスが第3の制御情報を監視する必要があることと理解されてもよいことに留意されたい。
【0070】
第1のデバイスはネットワークデバイスであってもよく、第2のデバイスは端末デバイスであってもよい。あるいは、第2のデバイスはネットワークデバイスであってもよく、第1のデバイスは端末デバイスであってもよい。あるいは、第1のデバイスは送信能力を有するデバイスであってもよく、第2のデバイスは受信能力を有するデバイスであってもよい。
【0071】
S302:第1のデバイスが第1の制御情報を第2のデバイスに送信する。それに対応して、第2のデバイスは、第2の指示情報に基づいて、第1の情報を受信するかどうかを判定する。
【0072】
具体的な実装中、第1の制御情報は、1つまたは複数の制御情報であってもよい。第1の制御情報が1つの制御情報である場合、制御情報は、2つの指示情報:第1の指示情報および第2の指示情報を含む。第1の制御情報が複数の制御情報である場合、1つの制御情報は第1の指示情報を含み、他の制御情報は第2の指示情報を含む。複数の制御情報は一緒に送信されてもよく、その結果、第2のデバイスは、さらなる検出を実行することなく複数の制御情報を一緒に受信することができる。
【0073】
S303:第1のデバイスが第1の情報を送信することを第2の指示情報が示すと判定した後、第2のデバイスが第2の指示情報に基づいて第1の情報を受信する。
【0074】
本出願のこの実施形態では、事前構成リソース送信の状態を第2のデバイスにフィードバックするとき、第1のデバイスは、上位層データおよび/または事前構成アップリンクリソース再構成情報が送信されたかどうかを第2のデバイスに示す。このようにして、事前構成リソース送信の状態を受信すると、第2のデバイスは、上位層データおよび/または事前構成アップリンクリソース再構成情報を受信するかどうかを判定することができる。第2のデバイスがダウンリンクデータをスケジュールするためにDCIをブラインド検出する現在の技術方式と比較して、本出願のこの実施形態では、第1のデバイスが上位層データおよび/または事前構成アップリンクリソース再構成情報を送信しないとき、第1のデバイスは、第1の制御情報を使用して第2のデバイスに通知することができる。このようにして、第2のデバイスは、上位層データをスケジュールするためにDCIを監視する必要がなくてもよく、その結果、第2のデバイスはブラインド検出の回数を低減することができ、それにより、第2のデバイスの電力消費を低減する。
【0075】
説明を容易にするために、本出願のこの実施形態では、「第1の制御情報によってスケジュールされたPDSCHが第1の情報を搬送すること」、「PDSCHが第1の制御情報によってスケジュールされること」、「第1の制御情報が第2の制御情報を検出するように指示すること」、および「第1の制御情報が第1の探索空間を監視するように指示すること」は、「第1の情報をスケジュールすること」とまとめて呼ばれ、「第1の制御情報によってスケジュールされたPDSCHが上位層データを搬送すること」、「第1の制御情報が第3の制御情報を検出するように指示すること」、「第1の制御情報が第2の探索空間を監視するように指示すること」、「第1の制御情報が上位層データを搬送すること」などは、すべて「上位層データが存在すること」と呼ばれ、「第1の制御情報によってスケジュールされたPDSCHがPUR再構成情報を搬送すること」、「第1の制御情報がPUR再構成情報を含むこと」などは、すべて「PUR再構成情報を含むこと」と呼ばれる。
【0076】
具体的な実装中、第1のデバイスは、それらに限定されないが、以下の2つの方式で第1の制御情報内の第2の指示情報を示すことができる。
【0077】
方式1:第1の制御情報は、フィールドを使用して第2の指示情報を示すことができる。たとえば、第1のフィールドは第2の指示情報を示すために使用される。さらに、第1のフィールドが第2の指示情報を示すとき、事前構成リソース送信が成功したと見なされてもよい。言い換えれば、第1のフィールドは、事前構成リソース送信成功および第2の指示情報を示すことができる。
【0078】
例示的な説明では、第1の制御情報は、フォーマット(format)6-1Aまたはformat 6-1Bの制御情報であってもよい。第1のフィールドは、第1の制御情報内のリソースブロック割当て(resource block assignment)フィールドであってもよい。たとえば、第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されているとき、第2の指示情報は、第1のデバイスがPDSCHをスケジュールしないことを示すことができ、送信成功をさらに示すことができ、または、第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されていないとき、第2の指示情報は、第1のデバイスがPDSCHをスケジュールすることを示すことができ、送信成功(もしくは受信成功)をさらに示すことができる。たとえば、第1の情報は上位層データを含む。表1を参照されたい。本出願のこの実施形態では、「送信成功」は「受信成功」と呼ばれる場合もある。
【0079】
【0080】
表1は説明のための単なる例であることに留意されたい。第1のフィールドの状態、指示内容、状態と指示内容との間の対応関係などは特に限定されない。あるいは、第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されているとき、第2の指示情報は、第1のデバイスがPDSCHをスケジュールすることを示すことができ、送信成功をさらに示すことができ、または第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されていないとき、第2の指示情報は、第1のデバイスがPDSCHをスケジュールしないことを示すことができ、送信成功をさらに示すことができる。
【0081】
別の例示的な説明では、第1の制御情報はformat N0の制御情報である。第1のフィールドは、第1の制御情報内のサブキャリア指示(subcarrier indication)フィールドまたは変調および符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)フィールドであってもよい。subcarrier indicationフィールドおよびMCSフィールドの予備状態については、表2を参照されたい。たとえば、サブキャリア間隔が3.75kHzであるとき、Subcarrier indicationフィールドが48から63の範囲の値に設定されている場合、それは受信成功およびPDSCHスケジューリングなしを示す。別の例では、サブキャリア間隔が15kHzであるとき、Subcarrier indicationフィールドが19から63の範囲の値に設定されている場合、それは受信成功およびPDSCHスケジューリングなしを示す。別の例では、single toneの場合、MCSフィールドが11から15の範囲の値に設定されている場合、それは受信成功およびPDSCHスケジューリングなしを示す。別の例では、multi-toneの場合、MCSフィールドが14または15に設定されている場合、それは受信成功およびPDSCHスケジューリングなしを示す。
【0082】
【0083】
さらに別の例示的な説明では、第1の制御情報はformat N1の制御情報であり、スケジューリング認可を示すために使用される。第1のフィールドは、第1の制御情報内のMCSフィールドであってもよい。MCSフィールドの予備状態については、表3を参照されたい。たとえば、MCSフィールドが14または15に設定されている場合、それは受信成功およびPDSCHスケジューリングなしを示す。
【0084】
【0085】
さらに別の例では、第1の制御情報はformat N1の制御情報であり、物理制御チャネル指示を示すために使用される。第1のフィールドは、第1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールド、NPRACHのサブキャリア指示フィールド、または予備フィールドであってもよい。MCSフィールドの予備状態については、表4を参照されたい。たとえば、Subcarrier indication of NPRACHフィールドが48から63の範囲の値に設定されている場合、それは受信成功およびPDSCHスケジューリングなしを示す。
【0086】
【0087】
方式2:第1の制御情報は、2つのフィールドを使用して第2の指示情報を示すことができる。たとえば、第2のフィールドおよび第3のフィールドは、第2の指示情報を示すために使用される。さらに、第1の制御情報が第2のフィールドおよび第3のフィールドを使用して第2の指示情報を示すとき、PURが成功したと見なされてもよい。言い換えれば、第2のフィールドおよび第3のフィールドは、事前構成リソース送信成功および第2の指示情報を示すことができる。
【0088】
例示的な説明では、第2のフィールドは、第1の制御情報内のresource block assignmentフィールドであってもよい。第2のフィールド内のすべてのビットが1に設定されている場合、第3のフィールドは第2の指示情報を示すために使用されてもよい。
【0089】
第3のフィールドは、2つの値の状態を使用することにより、第1の情報が送信されたかどうかを示すことができる。たとえば、第3のフィールドの1つの状態はPDSCHスケジューリングを示し、送信成功をさらに示すことができ、第3のフィールドの他の状態はPDSCHスケジューリングなしを示し、送信成功をさらに示すことができる。表5-1を参照されたい。
【0090】
【0091】
たとえば、第3のフィールドはrepetition numberフィールドであり、第1の情報は上位層データを含む。repetition number フィールド内のすべてのビットが1に設定されているとき、それは送信成功およびPDSCHスケジューリングなしを示すことができる。表5-2を参照されたい。
【0092】
【0093】
表5-2は説明のための単なる例であることを理解されたい。第3のフィールドのタイプ、第3のフィールドの状態、第3のフィールドによって示される内容、状態と指示内容との間の対応関係などは特に限定されない。
【0094】
別の例では、第3のフィールドの1つの状態は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むことを示し、送信成功をさらに示すことができ、第3のフィールドの他の状態は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含まないことを示し、送信成功をさらに示すことができる。表5-3を参照されたい。
【0095】
【0096】
本出願のこの実施形態では、「事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれること」は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むことを意味してもよいか、または第1の制御情報によってスケジュールされたダウンリンクデータが事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むことを意味してもよい。
【0097】
さらに別の例では、第3のフィールドの1つの状態は、上位層データが存在せず、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれないことを示し、送信成功をさらに示すことができ、第3のフィールドの他の状態は、上位層データが存在し、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれることを示し、送信成功をさらに示すことができる。表5-4を参照されたい。
【0098】
【0099】
あるいは、第3のフィールドは、4つの値の状態を使用することにより、第1の情報が送信されたかどうかを示すことができる。たとえば、第1の状態は、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれ、上位層データが存在することを示し、送信成功をさらに示すことができ、第2の状態は、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれず、上位層データが存在することを示し、送信成功をさらに示すことができ、第3の状態は、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれ、上位層データが存在しないことを示し、送信成功をさらに示すことができ、第4の状態は、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれず、上位層データが存在しないことを示し、送信成功をさらに示すことができる。表6を参照されたい。
【0100】
【0101】
別の例示的な説明では、第2のフィールドは、状態1および状態2を使用して、上位層データが存在するかどうかを個別に示すことができ、第3のフィールドは、状態3および状態4を使用して、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれるかどうかを個別に示すことができる。たとえば、第2のフィールドが状態1にあり、第3のフィールドが状態3にある場合、それは、上位層データが存在せず、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれないことを示し、第2のフィールドが状態1にあり、第3のフィールドが状態4にある場合、それは、上位層データが存在し、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれないことを示し、第2のフィールドが状態2にあり、第3のフィールドが状態3にある場合、それは、上位層データが存在せず、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれることを示し、または第2のフィールドが状態2にあり、第3のフィールドが状態4にある場合、それは、上位層データが存在し、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれることを示す。表7-1を参照されたい。
【0102】
【0103】
以下では、第2のフィールドがresource block assignmentであり、第3のフィールドが新データインジケータ(new data indicator、NDI)である一例を使用する。resource block assignment内のすべてのビットが1に設定されている場合、それは上位層データが存在しないことを示し、またはresource block assignment内のすべてのビットが1に設定されていない場合、それは上位層データが存在することを示す。NDIが第5の状態にある場合、それは、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれることを示し、またはNDIが第6の状態にある場合、それは、事前構成アップリンクリソース再構成情報が含まれないことを示す。表7-2または表8を参照されたい。
【0104】
【0105】
表7および表8は説明のための単なる例であることを理解されたい。第2のフィールドのタイプ、第2のフィールドの状態、第3のフィールドのタイプ、第3のフィールドの状態、指示内容、状態と指示内容との間の対応関係などは特に限定されない。
【0106】
可能な実装形態では、第1の制御情報は、format N0の制御情報である。第2のフィールドは、第1の制御情報内のsubcarrier indicationフィールドまたはMCSフィールドであってもよい。第3のフィールドは、第2のフィールド以外のフィールドであってもよい。これは特に限定されない。
【0107】
別の可能な実装形態では、第1の制御情報は、format N1の制御情報であり、スケジューリング認可を示すために使用される。第2のフィールドは、第1の制御情報内のMCSフィールドであってもよい。第3のフィールドは、第2のフィールド以外のフィールドであってもよい。これは特に限定されない。
【0108】
また別の例では、第1の制御情報はformat N1の制御情報であり、物理制御チャネル指示を示すために使用される。第2のフィールドは、第1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールド、NPRACHのサブキャリア指示フィールド、または予備フィールドであってもよい。第3のフィールドは、第2のフィールド以外のフィールドであってもよい。これは特に限定されない。
【0109】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスは、限定はしないが、以下の方式のいずれか1つで第1の制御情報内の第1の指示情報を示すことができる。
【0110】
方式1:第1の制御情報のアップリンク/ダウンリンク区別のためのフラグ、たとえば、Flag for format 6-0A/format 6-1A differentiationまたはFlag for format N0/format N1 differentiationが使用されてもよい。動的DCIは、事前構成リソース送信には必要とされない。事前構成リソース送信が成功すると、ACK、ダウンリンク上位層データ、および事前構成アップリンクリソース再構成情報のうちの1つまたは複数が、通常、フィードバックされる。したがって、ダウンリンクデータをスケジュールするためのDCIがスケジューリングに使用されてもよい。事前構成リソース送信が失敗すると、NACKおよび/または再送信スケジューリング情報がフィードバックされる。したがって、アップリンクデータをスケジュールするためのDCIがスケジューリングに使用される。したがって、ダウンリンク制御情報内の区別のためのフラグは、ACK/NACKの指示として再使用されてもよい。具体的には、フラグが0であるとき、それはNACKを示し、またはフラグが1であるとき、それはACKを示す。このようにして、DCIオーバーヘッドは低減されることができ、DCI使用の柔軟性は改善されることができる。Flag for format 6-0A/format 6-1A differentiationが一例として使用される。アップリンク/ダウンリンク区別のためのフラグが第1の指示情報を示す方式が表9に示されてもよい。
【0111】
【0112】
表9は説明のための単なる例であることを理解されたい。フィールドのタイプ、フィールドの状態、状態と指示内容との間の対応関係などは特に限定されない。
【0113】
さらに、第1の指示情報が、事前構成リソース送信が失敗したことを示す場合、第1のデバイスは、第1の制御情報を使用して第3の情報をさらに示すことができ、第3の情報は、以下の動作:ランダムアクセス開始、早期データ送信(early data transmission、EDT)、NACK、スケジューリング再送信、事前構成リソース再送信、または事前構成リソース再送信および構成更新のうちの1つまたは複数を実行するように第2のデバイスに指示するために使用される。たとえば、表10を参照されたい。スケジューリング再送信は、動的DCIを使用して実行されるスケジューリング再送信であってもよい。このようにして、第1の制御情報内の冗長ビット情報は、フォールバック(fallback)する(すなわち、ランダムアクセス開始もしくはEDTを実行するように第2のデバイスに指示する)か、または事前構成リソース再送信、事前構成リソース再構成などを実行するように第2のデバイスが指示するためにさらに使用されてもよく、その結果、送信成功の確率は高められることができ、DCI使用の柔軟性は改善されることができる。
【0114】
【0115】
表10は説明のための単なる例であることを理解されたい。第1のフィールドのタイプ、第1のフィールドの状態、第2のフィールドのタイプ、第2のフィールドの状態、指示内容、状態と指示内容との間の対応関係などは特に限定されない。
【0116】
方式2:第1の制御情報がカバレッジ拡張モードA、カバレッジ拡張レベル0、またはカバレッジ拡張レベル1のユーザに関する(たとえば、format 6-1Aまたはformat 6-0Aの)制御情報である場合、第1の指示情報はresource block assignmentフィールドを使用して示されてもよい。たとえば、ダウンリンクデータをスケジュールするための(format 6-1Aの)DCIにおけるresource block assignmentフィールド内のすべてのビットは、送信成功を示すために1に設定されてもよく、またはアップリンクデータをスケジュールするための(format 6-0Aの)DCIにおけるresource block assignmentフィールド内のすべてのビットは、送信失敗を示すために1に設定されてもよい。
【0117】
第1の制御情報がカバレッジ拡張モードB、カバレッジ拡張レベル2、またはカバレッジ拡張レベル3のユーザに関する(たとえば、format 6-1Bまたはformat 6-0Bの)制御情報である場合、ダウンリンクデータをスケジュールするための(format 6-1Bの)DCIにおけるresource block assignmentフィールド内のすべてのビットは、送信成功を示すために1に設定されてもよく、またはアップリンクデータをスケジュールするための(format 6-0Aの)DCIにおけるMCSフィールド内のすべてのビットは、送信失敗を示すために1に設定されてもよい。
図11を参照されたい。
【0118】
【0119】
表11は説明のための単なる例であることを理解されたい。フィールドのタイプ、フィールドの状態、状態と指示内容との間の対応関係などは特に限定されない。
【0120】
前述の方式2では、正しい送信が保証されているかどうかを示すためにDCIの予備状態が使用され、その結果、DCIオーバーヘッドは低減されることができ、DCIの使用の柔軟性は改善されることができる。
【0121】
方式3:第1の制御情報がカバレッジ拡張モードA、カバレッジ拡張レベル0、またはカバレッジ拡張レベル1のユーザに関する(たとえば、format 6-1Aまたはformat 6-0Aの)制御情報である場合、第1の指示情報はresource block assignmentフィールドを使用して示されてもよい。たとえば、アップリンクデータをスケジュールするためのDCIにおけるresource block assignmentフィールド内のすべてのビットが1に設定されている場合、それは受信成功を示し、またはアップリンクデータをスケジュールするためのDCIにおけるresource block assignmentフィールド内のすべてのビットが1に設定されていない場合、受信失敗を示す。第1の制御情報がカバレッジ拡張モードB、カバレッジ拡張レベル2、またはカバレッジ拡張レベル3のユーザに関する(たとえば、format 6-1Bまたはformat 6-0Bの)制御情報である場合、第1の指示情報はMCSフィールドを使用して示されてもよい。たとえば、アップリンクデータをスケジュールするためのDCIにおけるMCSフィールド内のすべてのビットが1に設定されている場合、それは受信成功を示し、またはアップリンクデータをスケジュールするためのDCIにおけるMCSフィールド内のすべてのビットが1に設定されていない場合、それは受信失敗を示す。表12を参照されたい。この実装形態は、アップリンクDCIを使用してACK/NACKがフィードバックされる場合に適用可能である。このようにして、正しい送信が保証されているかどうかを示すためにDCIの予備状態が使用され、その結果、DCIオーバーヘッドは低減されることができ、DCIの使用の柔軟性は改善されることができる。
【0122】
【0123】
表12は説明のための単なる例であることを理解されたい。フィールドのタイプ、フィールドの状態、状態と指示内容との間の対応関係などは特に限定されない。
【0124】
方式4:第1の指示情報は、第1の制御情報内の1ビットを使用して示されてもよい。たとえば、1は送信成功を示すために使用されてもよく、0は送信失敗を示すために使用されてもよい。当然、送信成功を示すために0が代わりに使用されてもよく、送信失敗を示すために1が代わりに使用されてもよい。
図13を参照されたい。ビットは、第1の制御情報に新しく追加されたビットであってもよく、第1の制御情報内の元々のビットであってもよい。
【0125】
【0126】
方式5:第1の指示情報は、2つのフィールドを使用して示されてもよい。たとえば、第1の制御情報がカバレッジ拡張モードA、カバレッジ拡張レベル0、またはカバレッジ拡張レベル1のユーザに関する(たとえば、format 6-1Aまたはformat 6-0Aの)制御情報である場合、第1のフィールドはresource block assignmentフィールド(またはNDIフィールド)であってもよく、第2のフィールドは、第1の指示情報を示すMCSフィールド内の1ビットであってもよい。たとえば、アップリンクデータをスケジュールするためのDCIにおけるresource block assignmentフィールド内のすべてのビットが1に設定され、MCSフィールド内のビットが1である場合、それは送信成功(ACK)を示す。アップリンクデータをスケジュールするためのDCIにおけるresource block assignmentフィールド内のすべてのビットが1に設定され、MCSフィールド内のビットが0である場合、それは送信失敗およびNACKのみを示して、fallbackまたはPUR再送信を実行するように第2のデバイスをトリガする。Resource block assignmentフィールドが別の状態にある場合、それは送信失敗およびスケジューリング再送信を示してもよい。第1の制御情報がカバレッジ拡張モードB、カバレッジ拡張レベル2、またはカバレッジ拡張レベル3のユーザに関する(たとえば、format 6-1Bまたはformat 6-0Bの)制御情報である場合、第1のフィールドはMCSフィールド(またはNDIフィールド)であってもよく、第2のフィールドは、第1の指示情報を示す繰り返し番号(repetition number)フィールド内の1ビットであってもよい。たとえば、アップリンクデータをスケジュールするためのDCIにおけるMCSフィールド内のすべてのビットが1に設定され、繰り返し番号フィールドのビットが1である場合、それは送信成功(ACK)を示す。アップリンクデータをスケジュールするためのDCIにおけるMCSフィールド内のすべてのビットが1に設定され、repetition numberフィールド内のビットが0である場合、それは送信失敗およびNACKのみを示して、fallbackまたはPUR再送信を実行するように第2のデバイスをトリガする。MCSフィールドが別の状態にある場合、それは送信失敗およびスケジューリング再送信を示してもよい。この実装形態は、アップリンクDCIを使用してACK/NACKがフィードバックされる場合にのみ適用可能である。このようにして、正しい送信が保証されているかどうかを示すためにDCIの予備状態が使用され、その結果、DCIオーバーヘッドは低減されることができ、DCIの使用の柔軟性は改善されることができる。
図14を参照されたい。
【0127】
【0128】
表14は説明のための単なる例であることを理解されたい。第1のフィールドのタイプ、第1のフィールドの状態、第2のフィールドのタイプ、第2のフィールドの状態、指示内容、状態と指示内容との間の対応関係などは特に限定されない。
【0129】
具体的な実装中、第2のフィールドは複数のビットにさらに拡張されてもよく、ランダムアクセス開始、EDT、ACK、事前構成リソース再送信、または事前構成リソース再送信および構成更新のうちの1つまたは複数を示すために使用される。たとえば、表15を参照されたい。
【0130】
【0131】
可能な実装形態において、上記のいくつかの例示的な説明では、第1の制御情報の巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)コードは、第1のスクランブリングコードを使用してスクランブルされてもよく、第1のスクランブリングコードは、システム情報無線ネットワーク一時識別子(system information radio network temporary identifier、SI-RNTI)であってもよい。
【0132】
いくつかの実施形態では、第1の制御情報は、HARQ-ACK(またはPUCCH)構成情報をさらに含んでもよい。構成情報は、以下の情報:時間周波数リソース情報(時間周波数リソースは、2レベル構成または上位層構成などの方式で構成されてもよい)、フィードバック時間(すなわち、遅延)、電力制御情報、繰り返し番号などのうちの1つまたは複数を含んでもよいが、それらに限定されない。時間周波数リソース情報は、具体的なリソース構成情報、リソースインデックスなどであってもよい。
【0133】
方法実施形態と同じ発明概念に基づいて、本出願の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置の構造が
図4に示されてもよい。通信装置は、処理ユニット401およびトランシーバユニット402を含む。
【0134】
具体的な実装形態では、装置は、具体的に、
図3の実施形態における第1のデバイスの機能を実装するように構成される。装置は、第1のデバイスであってもよく、チップ、チップセット、またはチップの一部であってもよく、チップおよびチップセットは第1のデバイス内にあり、チップの一部は関連する方法の機能を実行するように構成される。具体的には、処理ユニット401は、第1の制御情報を決定するように構成され、第1の制御情報は第1の指示情報および第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、事前構成リソース送信の状態を示すために使用され、状態は、送信成功、送信失敗、スケジューリング再送信、または事前構成リソース再送信を含み、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信するかどうか示すために使用され、第1の情報は、上位層データおよび/または事前構成アップリンクリソース再構成情報を含む。トランシーバユニット402は、処理ユニット401によって決定された第1の制御情報を第2のデバイスに送信するように構成される。
【0135】
別の具体的な実装形態では、装置は、
図3の実施形態における第2のデバイスの機能を実装するように、具体的に構成される。装置は、第2のデバイスであってもよく、チップ、チップセット、またはチップの一部であってもよく、チップおよびチップセットは第2のデバイス内にあり、チップの一部は関連する方法の機能を実行するように構成される。具体的には、トランシーバユニット402は、データを受信するように構成される。処理ユニット401は、第1のデバイスによって送信された第1の制御情報を受信するようにトランシーバユニット402を制御し、第1の制御情報は第1の指示情報および第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、事前構成リソース送信の状態を示すために使用され、状態は、送信成功、送信失敗、スケジューリング再送信、または事前構成リソース再送信を含み、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信するかどうか示すために使用され、第1の情報は、上位層データおよび/または事前構成アップリンクリソース再構成情報を含み、第1のデバイスが第1の情報を送信することを第2の指示情報が示すと判定した後で、第2の指示情報に基づいて第1の情報を受信するようにトランシーバユニット402を制御するように構成される。
【0136】
前述の2つの具体的な実装形態を参照して、第2の指示情報は、第1の情報が第1の制御情報によってスケジュールされた物理共有チャネル上で搬送されるかどうかを示すために使用される指示情報を含んでもよい。あるいは、第2の指示情報は、第2の制御情報を検出するかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報を含んでもよく、第2の制御情報は第1の情報をスケジュールするために使用される。あるいは、第2の指示情報は、第1の制御情報が事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むかどうかを示すために使用される指示情報を含んでもよい。あるいは、第2の指示情報は、第2のデバイスが第1の制御情報内の事前構成アップリンクリソース再構成情報を含むかどうかを示すために使用される指示情報と、第3の制御情報を検出するかどうかを第2のデバイスに示すために使用される指示情報とを含み、第3の制御情報は上位層データをスケジュールするために使用される。
【0137】
たとえば、第1の制御情報内の第1のフィールドは、第2の指示情報を示すために使用されてもよい。
【0138】
例示的な説明では、第1の制御情報は、フォーマット6-1Aまたはフォーマット6-1Bの制御情報である。第1のフィールドは、第1の制御情報内のリソースブロック割当てフィールドであってもよい。
【0139】
別の例示的な説明では、第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されているとき、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信することを示すことができ、または第1のフィールド内のすべてのビットが1に設定されていないとき、第2の指示情報は、第1のデバイスが第1の情報を送信しないことを示すことができる。
【0140】
さらに別の例示的な説明では、第1の制御情報はフォーマットN0の制御情報である。第1のフィールドは、第1の制御情報内のサブキャリア指示フィールドまたは変調および符号化方式フィールドであってもよい。
【0141】
さらに別の例示的な説明では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、スケジューリング認可を示すために使用される。第1のフィールドは、第1の制御情報内の変調および符号化方式フィールドであってもよい。
【0142】
別の例示的な説明では、第1の制御情報はフォーマットN1の制御情報であり、物理制御チャネル指示を示すために使用される。第1のフィールドは、第1の制御情報内のNPRACH繰り返しの開始番号フィールド、NPRACHのサブキャリア指示フィールド、または予備フィールドであってもよい。
【0143】
たとえば、第1の制御情報内の第2のフィールドおよび第3のフィールドは、第2の指示情報を示すために使用される。
【0144】
例示的な説明では、第2のフィールドは、第1の制御情報内の resource block assignmentフィールドであってもよい。第2のフィールド内のすべてのビットが1に設定されている場合、第3のフィールドは第2の指示情報を示すために使用される。
【0145】
一実装形態では、第1の制御情報のCRCは、SI-RNTIを使用してスクランブルされてもよい。
【0146】
本出願の実施形態では、モジュールへの分割は一例であり、論理的な機能分割にすぎない。実際の実装中、別の分割方式が存在してもよい。加えて、本出願の実施形態では、機能モジュールは1つのプロセッサに統合されてもよく、またはモジュールの各々は物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のモジュールは1つのモジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。
【0147】
統合モジュールがハードウェアの形態で実装され得るとき、通信装置は
図5に示されてもよく、処理ユニット401はプロセッサ502であってもよい。プロセッサ502は、CPU、デジタル処理モジュールなどであってもよい。トランシーバユニット402は、通信インターフェース501であってもよい。通信インターフェース501は、トランシーバであってもよく、トランシーバ回路などのインターフェース回路であってもよく、トランシーバチップなどであってもよい。
通信装置は、プロセッサ801によって実行されるプログラムを記憶するように構成されたメモリ503をさらに含む。メモリ503は、不揮発性メモリ、たとえば、HDDまたはSSDであってもよく、volatile memory、たとえば、RAMであってもよい。メモリ503は、命令またはデータ構造の形態の予想されるプログラムコードを搬送または記憶するように構成され得る、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体であるが、それに限定されない。
【0148】
プロセッサ502は、503に記憶されたプログラムコードを実行するように構成され、処理ユニット401の動作を実行するように具体的に構成される。本出願では詳細は再び記載されない。
【0149】
本出願のこの実施形態では、通信インターフェース501と、プロセッサ502と、メモリ503との間の具体的な接続媒体は限定されない。本出願のこの実施形態では、メモリ503、プロセッサ502、および通信インターフェース501は、
図5のバス505を使用して接続される。
図5ではバスは太線を使用して表されている。上記は説明のための単なる例である。他の構成要素の接続方式はそれに限定されない。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類されてもよい。表現を容易にするために、
図5でバスを表すためにただ1本の太線が使用されているが、これは、ただ1本のバスまたはただ1つのタイプのバスしか存在しないことを意味しない。
【0150】
当業者は、本出願の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供されてもよいことを理解するべきである。したがって、本出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せを有する実施形態の形態を使用することができる。加えて、本出願は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む(ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリなどを含むが、それらに限定されない)1つまたは複数のコンピュータ使用可能記憶媒体上に実装されたコンピュータプログラム製品の形態を使用することができる。
【0151】
本出願は、本出願の実施形態による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して記載されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図における各手順および/または各ブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図における手順および/またはブロックの組合せを実装するために使用されてもよいことを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、機械を生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み型プロセッサ、または別のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供されてもよく、その結果、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの1つもしくは複数の手順内、および/またはブロック図の1つもしくは複数のブロック内の具体的な機能を実装するための装置を生成する。
【0152】
これらのコンピュータプログラム命令は、代替として、具体的な方式で動作するようにコンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイスに指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、その結果、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含む人工物を生成する。命令装置は、フローチャートの1つもしくは複数のプロセス内、および/またはブロック図の1つもしくは複数のブロック内の具体的な機能を実装する。
【0153】
コンピュータプログラム命令は、代替として、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、その結果、一連の動作およびステップがコンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行され、それによってコンピュータ実装処理を生成する。したがって、コンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つもしくは複数のプロセス内、および/またはブロック図の1つもしくは複数のブロック内の指定された機能を実装するためのステップを提供する。
【0154】
明らかに、当業者は、本出願の範囲から逸脱することなく、本出願の実施形態に対して様々な修正および変形を行うことができる。本出願は、本出願の実施形態のこれらの修正および変形を、それらが以下の特許請求の範囲およびそれらの均等な技術によって規定される保護範囲内に入る限り、包含するように意図されている。
【符号の説明】
【0155】
401 処理ユニット
402 トランシーバユニット
501 通信インターフェース
502 プロセッサ
503 メモリ
505 バス