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特許7487294表示インターフェースを管理するための方法
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  • 特許-表示インターフェースを管理するための方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-10
(45)【発行日】2024-05-20
(54)【発明の名称】表示インターフェースを管理するための方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/235 20110101AFI20240513BHJP
   H04N 5/66 20060101ALI20240513BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240513BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20240513BHJP
【FI】
H04N21/235
H04N5/66 D
G09G5/00 510A
G09G5/00 510V
G09G5/00 550C
G09G5/00 550H
G09G5/14 A
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022520482
(86)(22)【出願日】2020-10-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-09
(86)【国際出願番号】 EP2020080565
(87)【国際公開番号】W WO2021089437
(87)【国際公開日】2021-05-14
【審査請求日】2022-04-01
(31)【優先権主張番号】19208052.1
(32)【優先日】2019-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】591260638
【氏名又は名称】ティソ・エス アー
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】フランツィ,エドアルド
(72)【発明者】
【氏名】コレル,ジャン-マルク
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0265487(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0355819(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0012308(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0084837(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0024800(US,A1)
【文献】国際公開第2003/009566(WO,A2)
【文献】国際公開第2014/096861(WO,A2)
【文献】国際公開第2016/182541(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/204301(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第106782293(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 -21/858
H04N 5/66 - 5/74
G09G 5/00 - 5/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの身体の一部に装着されている複数のスマートウォッチ(1)が備える各々の表示画面(3)によって形成される表示インターフェースを管理するための方法であって、前記ユーザの身体の一部は動くことができるか、または動いており、前記複数のスマートウォッチ(1)は、互いに対して動くことができるか、または動いており、かつ、互いに近接する位置にあり、
前記方法は、
・前記表示インターフェースを形成する前記各々の表示画面(3)の少なくとも1つの配信特性を推定する推定ステップ(10)と、
・前記表示インターフェース上の映像メッセージの表示を管理する表示管理ステップ(15)であって、少なくとも一部が前記各々の表示画面(3)の上に表示することを目的に少なくとも1つの配信特性に関する測定データの関数として前記映像メッセージの一部分を生成するサブステップ(18)を含み、前記少なくとも1つの配信特性が、前記複数のスマートウォッチ(1)のそれぞれにおける自身の他に対する場所特性と自身が備える前記各々の表示画面(3)の配向特性とを含む表示管理ステップ(15)と、
・この表示インターフェースを構成する前記各々の表示画面(3)の上に前記映像メッセージの一部を前記ユーザの各々の意思と無関係に配信するステップ(19)と、を含み、
前記表示管理ステップ(15)は、前記スマートウォッチ(1)すべての、具体的には、前記表示インターフェースを構成及び形成する複数の前記表示画面(3)の位置に関するマッピングを設定する設定サブステップ(17)を含み、前記設定サブステップ(17)は、複数の前記表示画面(3)のそれぞれにおける配向および前記ユーザの身体における前記スマートウォッチ(1)が装着された部分の動きによって変化する自身と他の表示画面(3)との離間距離を関数として、作成された前記映像メッセージを配信するのに適した前記表示画面(3)を前記ユーザの身体における前記スマートウォッチ(1)が装着された部分の動きを考慮して選択する段階を含む、方法。
【請求項2】
前記推定ステップ(10)は、前記複数のスマートウォッチ(1)の各々によって、
・他のスマートウォッチ(1)に対する前記スマートウォッチ(1)それぞれの少なくとも1つの場所特性であって、前記スマートウォッチ(1)の前記表示画面(3)が前記表示インターフェースを形成する、少なくとも1つの場所特性と、
・前記スマートウォッチの前記表示画面(3)の少なくとも1つの配向特性と、を含む、少なくとも1つの配信特性に関する前記測定データを確立する確立サブステップ(11)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記確立サブステップ(11)は、複数の前記スマートウォッチ(1)の各々の位置を、直近の環境において位置する他のスマートウォッチ(1)に対して評価する段階(12)を含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記確立サブステップ(11)は、複数の前記スマートウォッチ(1)が各々の備える前記表示画面(3)の配向を推定する段階(13)を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記推定ステップ(10)は、前記スマートウォッチ(1)によって前記測定データを前記表示インターフェースの管理サーバに送信するサブステップ(14)を含むことを特徴とする、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記表示管理ステップ(15)は、前記表示インターフェース上に表示される前記映像メッセージを作成するサブステップ(16)を含むことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記スマートウォッチ(1)の前記表示画面(3)は、管理サーバによって送信された映像メッセージの一部の前記表示のために各々特に専用に構成されていることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記スマートウォッチ(1)の前記表示画面(3)は各々、管理サーバによって送信された前記映像メッセージの一部を表示する機能のみを有することを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記スマートウォッチ(1)の前記表示画面(3)は各々、前記表示インターフェースを構成する機能のみおよび/または目的を有することを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記複数のスマートウォッチの表示画面(3)は、これらのスマートウォッチの二次画面であり、これらの表示画面(3)の各々は対応するウォッチのストラップ内に配置されることができることを特徴とする、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記スマートウォッチは各々、前記スマートウォッチの前記ユーザを明確にまたは排他的に対象としている情報の前記表示に専用のメイン画面を備えることを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが、スマートウォッチ(1)および前記表示インターフェースの管理サーバ(2)の各処理装置(6、20)によって実行されたときに、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の方法のステップ(10~19)を実行するためのプログラムコード命令を含む、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、同じ空間に位置するユーザが装着しているスマートウォッチの複数の画面によって形成される表示インターフェースを管理するための方法に関する。
【0002】
本発明はまた、このような方法を実装するコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
コンサートまたはスポーツイベントの形式のショーなどの映像および/または音響活動の過程において、観客がスマートフォン、カメラ、またはビデオカメラなどの電子機器を手に取り、特にショーの瞬間を記録することは、一般的である。
【0004】
しかしながら、これらのショーの間、これらの機器をこのように使用することには、体系的に視覚公害を引き起こし、次いで、ショーの正常な進行を妨げるという大きな欠点がある。
【0005】
これらの状況下では、先行技術のこれらの欠点を克服できる解決策を見出すことが実際に必要であると理解される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的の1つは、このような映像および/または音響活動の映像ショーに寄与するために、スマートウォッチの画面を利用することを目的とした方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ユーザの身体の一部に装着されているスマートウォッチの複数の表示画面によって形成される表示インターフェースを管理するための方法に関し、それらの一部は動くことができるか、または動いており、当該ウォッチは、互いに近接して位置しており、本方法は、
・複数の表示画面が互いに形成する当該表示インターフェースにおける各表示画面の少なくとも1つのブロードキャスト特性を推定するステップと、
・表示インターフェース上の映像メッセージの表示を管理するステップであって、当該映像メッセージの一部を、少なくとも1つのブロードキャスト特性に関する測定データの機能として生成するサブステップを含み、各部分は各スマートウォッチの画面上に表示されることを目的としている、管理するステップと、
・この表示インターフェースを構成する各画面上に当該メッセージの一部をブロードキャストするステップと、を含む。
【0008】
他の実施形態において、
-推定ステップは、各スマートウォッチによって、他のスマートウォッチに対する当該ウォッチの少なくとも1つの場所特性であって、ウォッチの画面が表示インターフェースを形成する、少なくとも1つの場所特性を含む、少なくとも1つのブロードキャスト特性に関する当該測定データを確立するサブステップを含み、
-推定ステップは、各スマートウォッチによって、当該スマートウォッチの画面の少なくとも1つの配向特性を含む、少なくとも1つのブロードキャスト特性に関する当該測定データを確立するサブステップを含み、
-確立サブステップは、各ウォッチの位置を、その直近の環境において位置する他のスマートウォッチに対して評価する段階を含み、
-確立サブステップは、各ウォッチの画面の配向を推定する段階を含み、
-推定ステップは、スマートウォッチによって当該測定データを表示インターフェースの管理サーバに送信するサブステップを含み、
-表示管理ステップは、当該表示インターフェース上に表示される映像メッセージを作成するサブステップを含み、
-表示管理ステップは、スマートウォッチすべての、具体的にはスマートウォッチを構成して表示インターフェースを形成する画面の位置に関するマッピングを設計するサブステップを含み、
-設計サブステップは、画面の配向および画面を他の画面から分離する距離に応じて、作成された映像メッセージのブロードキャストに最も適した画面を選択する段階を含み、
-スマートウォッチの画面は各々、管理サーバによって送信された映像メッセージの一部の表示のために特に専用に構成されており、
-スマートウォッチの画面は各々、管理サーバによって送信された映像メッセージの一部を表示する機能のみを有しており、
-スマートウォッチの画面は各々、当該表示インターフェースを構成する機能のみおよび/または目的を有しており、
-当該スマートウォッチは、互いに対して動くことができるか、または動いており、
-スマートウォッチは各々、時間情報に関する情報の表示に専用のメイン画面を備える。
【0009】
また、本発明は、当該プログラムがスマートウォッチの処理装置および表示インターフェースの管理サーバによって実行されたときに、本方法のこのようなステップを実行するためのプログラムコード命令を含むコンピュータプログラムに関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、例として与えられ、決して限定するものではない添付の図面を使用してより詳細に以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態による、同じ空間に位置するユーザが装着しているスマートウォッチの複数の画面によって形成される表示インターフェースを管理するための方法の図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、同じ空間に位置するユーザが装着しているスマートウォッチ1の複数の画面3によって形成される表示インターフェースを管理するための方法を示す。したがって、これに関連して、ウォッチは、この表示インターフェースを形成するために、互いに近接して位置されている。このようなスマートウォッチは、ユーザの身体の一部に装着される。これらの部分は、動くことができるか、または動いており、例えば、ユーザの各々の手首、足首、腕、足、首、脚または腕を含み得る。したがって、このような表示インターフェースは、同じ場所/状況/空間に位置するユーザのスマートウォッチ1の画面3のアセンブリによって形成される。したがって、各々がスマートウォッチ1を装着しているユーザは、コンサートホールで、またはアリーナで、あるいは、例えば、スポーツイベントが行われるべきスタジアムでさえもグループ化され得ることが理解される。
【0013】
この方法において、映像メッセージは、表示インターフェースを形成するすべての画面3によって表示される。各画面3は、例えば、スマートウォッチの二次画面3とすることができる。この画面または、例えば、この二次画面3は、当該ウォッチのユーザを明確にまたは排他的に対象としている情報を表示するために定義されていない。このような情報は、本明細書ではウォッチ1のメイン画面4とすることができるように、時間情報、アラーム情報、地理位置情報、気象情報、健康情報(血圧、心拍、パルスオキシメトリ、心電図)、活動情報、スポーツトレーニングまたは「スポーツ指導」情報など、ウォッチ1によって遂行される機能に関するものである。実際、このような画面3は、ウォッチ1上、例えばウォッチ1のストラップ5内に配置されており、遠隔技術プラットフォーム上に含まれる表示インターフェースの管理サーバ2によって制御/管理されるように構成されている。これは、マトリックス型画面3であり、発光電極を備える。さらに、画面3は変形可能であり、伸縮自在である。これらの状況下では、これらの画面3の各々は、好ましくは、このような表示を作成するために特に専用に構成されることが理解される。言い換えれば、スマートウォッチの基準画面3は各々、管理サーバによって送信された映像メッセージの一部を表示する機能のみを有する。加えて、これらの画面3は各々、当該表示インターフェースを構成する機能のみおよび/または目的を有する。
【0014】
この映像メッセージは、事実によって、具体的には、メッセージのブロードキャストが、ウォッチのコンピュータアプリケーションのユーザによる事前設定に起因しないか、あるいはこのウォッチ1の入力インターフェースとユーザとの間の対話にさえ起因しないという事実によって、ウォッチ1によって実施される機能とは異なる。さらに、これらの映像メッセージは、アラームのようなウォッチ1の機能がそうであり得るように、ウォッチ1の装着者のみを対象としたものではない。この実施形態の関連において、各映像メッセージは、当該ウォッチ1が位置する環境/場所/空間で構成/組織される映像および/または音響活動(例えば、スポーツイベント、文化イベント、ショー、コンサートなど)に関連するものである。既に述べたように、この映像メッセージは、スマートウォッチ1に近い環境/場所/空間に配置されたスマートウォッチ1の複数の画面によって形成される表示インターフェースを対象としている。さらに、この映像メッセージは、例えば、映像および/または音響活動に対する映像寄与を提供することを目的としている。したがって、この映像メッセージの内容は、スマートウォッチ1、すなわちスマートウォッチ1のユーザが位置する環境に含まれる映像および/または音響活動に直接関連していることが理解される。このような内容は、この映像および/または音響活動と連携するように同期させることができる。例として、このような映像メッセージは、アニメまたは静的図式表現を含む。非限定的かつ非網羅的な様式において、このメッセージは、照明パターンのオブジェクトを含む画像、もしくはさらに感情を象徴する顔文字型の図形、画像変換フォーマット(「画像交換フォーマット」の頭字語GIFでよく知られている)、単語/用語または単語/用語のグループ、あるいはビデオさえも含む。
【0015】
この方法は、各スマートウォッチ1の少なくとも1つの処理装置6によって、複数の表示画面が互いに形成する当該表示インターフェースにおいて、各表示画面3の少なくとも1つのブロードキャスト特性を推定するステップ10を含む。
【0016】
このステップ10は、各スマートウォッチ1によって実施されるブロードキャスト特性のうちの少なくとも1つに関して測定データを推定するサブステップ11を含む。ブロードキャスト特性は、非限定的かつ非網羅的な様式において、
-他のスマートウォッチ1に対する当該ウォッチ1の場所特性であって、画面3、例えば、これらのウォッチの二次画面が表示インターフェースを形成する、場所特性、および/または
-当該スマートウォッチ1の画面3の配向特性、例えば、これらのウォッチの二次画面の配向と、を含む。
【0017】
このような特徴は、画面3によって構成される表示インターフェースのブロードキャスト特性を最適に構成するために、各画面3のブロードキャスト特性を識別/評価することを目的としている。言い換えれば、例えば、画面3をアクティブ化/非アクティブ化することができること、言い換えれば、画面の位置および/または配向に応じて映像メッセージの一部をブロードキャストすることができるか、またはブロードキャストしていないことが理解される。
【0018】
したがって、このようなサブステップ11は、各ウォッチ1の位置捕捉モジュール7に接続された処理装置6によって実装される評価段階12を提供する。この段階12の間、その直近の環境に位置する他のスマートウォッチ1に対する各ウォッチ1の位置を評価するために、測定動作が実施される。スマートウォッチ1のこの位置捕捉モジュール7は、その直近の環境に配置されている他のスマートウォッチ1、言い換えれば、その近くにあるか、またはその近傍にある他のウォッチ1を検出することができる。さらに、スマートウォッチ1のこのモジュール7は、他のウォッチ1からスマートウォッチ1を分離する距離を決定し、スマートウォッチ1に近い他のウォッチ1の各々をスマートウォッチ1自らの位置に関して/対して位置決めすることができる。これを行うために、このようなモジュール1は、
-頭字語「BLE」でも知られるBluetooth(商標)の低エネルギー技術、特に、ラジオゴニオメトリと呼ばれるこの技術の機能性、および/または
-頭字語「UWB」で知られる超広帯域通信技術を使用することができる。
【0019】
また、確立サブステップ11は、各ウォッチ1の画面3の配向を推定する段階13を含む。このような段階13により、特に、各ウォッチ1のこの画面3のブロードキャスト方向を識別することが可能となる。このような段階13は、処理装置6と、この装置6に接続された画面3の配向を測定するためのモジュール8とによって実施される。この測定モジュール8は、加速度計、ジャイロスコープ、またはMEMS技術で製造され、いくつかの軸に沿った角速度および直線加速度を検出することができ、加速度計および/またはジャイロスコープを組み合わせる多軸センサなど、小型多軸ジャイロメータ型の1つ以上の慣性センサを含み得る。
【0020】
次に、本方法は、スマートウォッチによって、当該測定データを表示インターフェースの管理サーバ2に送信するステップ14を含む。このステップ14の間、処理装置6は、各スマートウォッチ1の通信インターフェースに接続されており、これらのデータを通信ネットワークを介して管理サーバ2に送り、このような測定データは、場所および配向特性を含む。次に、サーバ2によって受信されたこれらのデータは、このサーバ2のメモリ要素9に保管される。
【0021】
次に、本方法は、少なくとも1つのブロードキャスト特性に関する測定データの機能として、当該映像メッセージの一部を生成するサブステップ18を含む、当該表示インターフェース上の映像メッセージの表示を管理するステップ15を含み、各部分は、各スマートウォッチ1の画面3上に表示されることを目的としている。これを行うために、このようなステップ15は、当該表示インターフェース上に表示される映像メッセージを作成するサブステップ16を含む。
【0022】
このようなサブステップ16は、映像メッセージデータを生成する段階を含む。これらの映像メッセージデータは、このメッセージの作成に関与する。このような映像メッセージデータは、
-映像メッセージがブロードキャストされる可能性のある空間における映像および/または音響活動/イベントのテーマ/主題、および/または
-この活動/イベントとブロードキャストされる映像メッセージとの間の同期または調整基準についての情報に関するコンテキストデータを含む。
【0023】
言い換えれば、このような映像メッセージは、例えば、この映像および/または音響活動と同期もしくは調整されることによって、映像メッセージがブロードキャストされるであろう活動/イベントのテーマと関連して作成されることが好ましい。映像メッセージデータはまた、例えば、処理装置20に接続された、サーバ2の入力インターフェース21から、管理サーバ2の処理装置20によって設計された映像メッセージ定義データを含み、処理装置20では、次に、メッセージを入力すること、あるいはサーバ2のメモリ要素9に記憶された所定のメッセージを選択することも可能である。次に、表示管理ステップ15は、すべてのスマートウォッチ1、具体的には、スマートウォッチ1を構成して表示インターフェースを形成する画面3、例えば、二次画面3の配置に関するマッピングを設計するサブステップ17を含む。サーバ2の処理装置20によって実施されるこのサブステップ17は、作成される映像メッセージのブロードキャストに最も適した画面3、例えば、二次画面3を選択する段階を含み、これは、画面3の配向、他の画面3から画面3を分離する距離、およびこれらの他の画面3に対する画面3の配置に関してである。このような選択段階は、測定データおよび仮想メッセージデータを処理するサブ段階を含む。仮想メッセージデータは、特に、ブロードキャストされるために作成された映像メッセージの性質または種類を定義する際に関与することに留意されたい。言い換えれば、このような選択は、測定データに基づいて、または、ブロードキャストされるために作成された映像メッセージの性質または種類の機能として遂行される。これに基づいて、処理装置20は、次に、映像メッセージが表示されるであろう表示インターフェースの仮想表現を構成する。加えて、映像メッセージは読み取られ(例えば、オブジェクトまたはテキストを含む画像)、個人によって知覚される必要がある情報の一部を伝えるので、画面3間の距離およびそれらの配向は、照明効果を作り出すことを目的とする映像メッセージの場合よりもこの読み取りを可能にするために、より限定的に評価されるパラメータであることを理解されたい。
【0024】
これらの状況下では、このサブステップ17の実施に続いて、次に、生成サブステップ18では、その過程において、サーバ2の処理装置20が、表示インターフェースを構成する画面3の配置に関するマッピングから、当該映像メッセージをブロードキャストすることができる画面3を識別することをもたらす。次に、この処理装置20は、映像メッセージを画面3の数だけ分離/分割する動作を遂行し、映像メッセージを映像インターフェース上で確実にブロードキャストする。次いで、これらの部分は、サーバ2およびスマートウォッチ1の通信インターフェースを介して、対応するスマートウォッチ1に送信される。
【0025】
例えば、映像メッセージが同位相の照明効果および協調的な照明効果に関連する場合、各部分は、同様の内容を有することができることに留意されたい。
【0026】
次に、本方法は、この表示インターフェースを構成するスマートウォッチ1の各画面3上に、特に、このインターフェース上での画面3の配置の機能として、当該映像メッセージの一部をブロードキャストするステップ19を含む。
【0027】
この方法のステップ10~19は、映像メッセージの最適なブロードキャストを保証するために、またこれは、特に、これらのユーザの手首など、動いているか、または動くことができる身体の一部に装着されているこれらのスマートウォッチ1のユーザが遂行することができる多くの動きを考慮するために、必要な回数だけ繰り返されることが理解される。
【0028】
また、本発明は、当該プログラムが、スマートウォッチ1および表示インターフェースの管理サーバ2の各処理装置によって実行されたとき、本方法のステップ10~19を実行するためのプログラムコード命令を含むコンピュータプログラムに関する。
図1