IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ コルマー コリア カンパニー リミテッドの特許一覧

<>
  • 特許-内容物容器 図1
  • 特許-内容物容器 図2
  • 特許-内容物容器 図3
  • 特許-内容物容器 図4
  • 特許-内容物容器 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-10
(45)【発行日】2024-05-20
(54)【発明の名称】内容物容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 34/04 20060101AFI20240513BHJP
   A45D 40/26 20060101ALI20240513BHJP
   B65D 35/38 20060101ALI20240513BHJP
【FI】
A45D34/04 530
A45D34/04 555
A45D40/26 Z
B65D35/38 Z
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022570458
(86)(22)【出願日】2021-03-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-04
(86)【国際出願番号】 KR2021003086
(87)【国際公開番号】W WO2021241860
(87)【国際公開日】2021-12-02
【審査請求日】2022-11-18
(31)【優先権主張番号】20-2020-0001732
(32)【優先日】2020-05-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513160763
【氏名又は名称】コルマー コリア カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】KOLMAR KOREA CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Kolmar Korea, 12-11, Deokgogae-gil, Jeonui-myeon, Sejong, 30004, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】イ、チャン ス
(72)【発明者】
【氏名】アン、グ ソプ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ヘ ジン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヒ ユン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ウン ジ
【審査官】新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1411990(KR,B1)
【文献】特開2019-151374(JP,A)
【文献】実開昭56-003874(JP,U)
【文献】特開2003-205961(JP,A)
【文献】米国特許第07374361(US,B1)
【文献】特表2017-533154(JP,A)
【文献】実開昭60-080719(JP,U)
【文献】特開2012-231920(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 34/00-40/26
B65D 35/36-35/38,47/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物容器であって、
内容物が収容される容器部;
前記容器部の上端に備えられ、前記内容物が吐出される下側吐出ホールが内側に形成される硬質の吐出部;および
前記吐出部の上端に備えられ、前記下側吐出ホールと連通する上側吐出ホールが内側に形成され、前記上側吐出ホールを通じて吐出された内容物を使用者の皮膚に塗布する弾性材質の塗布部を含み、
前記吐出部の外側面に傾斜した下側塗布面が形成され、前記塗布部の外側面には傾斜した上側塗布面が形成され、前記下側塗布面と前記上側塗布面は互いに連続し、
前記吐出された内容物が互いに連続した前記吐出部の前記下側塗布面および前記塗布部の前記上側塗布面によって塗布される際、相対的に軟質な前記塗布部が相対的に硬質な前記吐出部により支持されながら屈曲する、内容物容器。
【請求項2】
前記下側吐出ホールは上側に行くほど内径が減少する、請求項1に記載の内容物容器。
【請求項3】
前記吐出部の上側端部には前記塗布部に向かって突出形成される支持部が形成され、前記支持部は前記塗布部の下端の内側に引き込まれ、前記支持部の内面および外面が前記塗布部によって密着する、請求項1に記載の内容物容器。
【請求項4】
前記塗布部は、下側端部で前記支持部の前記内面と接するように突出形成される内壁;前記支持部の外面と接するように突出形成される外壁;および前記内壁と前記外壁の間で前記支持部が挿入されるように形成される引き込み溝を含む、請求項3に記載の内容物容器。
【請求項5】
前記支持部の外側には前記塗布部の前記外壁の底面が密着する外側係着部が形成される、請求項4に記載の内容物容器。
【請求項6】
前記支持部の内側には前記塗布部の前記内壁の底面が密着する内側係着部が形成される、請求項4に記載の内容物容器。
【請求項7】
前記上側吐出ホールの内径は前記内壁によって前記下側吐出ホールの内径より減少する、請求項4に記載の内容物容器。
【請求項8】
前記下側吐出ホールと前記上側吐出ホールは長方形で形成される、請求項1に記載の内容物容器。
【請求項9】
前記吐出部と脱着可能に結合して前記上側吐出ホールを開閉する蓋部をさらに含み、
前記蓋部が前記吐出部と結合すると、前記蓋部の底面が前記上側吐出ホールに加圧密着する、請求項1に記載の内容物容器。
【請求項10】
前記吐出部が前記蓋部と上下方向に嵌合するように前記吐出部の下側面で周りに沿って少なくとも一つの結合突起が形成される、請求項に記載の内容物容器。
【請求項11】
前記吐出部と前記塗布部は、二重射出によって一体に形成される、請求項1に記載の内容物容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は内容物容器に関し、具体的には弾性材質の塗布部を具備した内容物容器に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧とは、身体の美しい部分を引き立って見えるようにし、ひいては、身体の弱点を補完して外見をより健康で美しく飾るためのものであり、使用感や効能を改善するために多様な剤形や化粧成分が利用されている。例えば、内容物に水分や揮発性物質が含まれて、やわらかくしっとりとした使用感や吸収力を高めたり、ビタミンなどのような皮膚有効性分が含まれたりもする。
【0003】
通常的にこのような内容物を利用する時には化粧品容器に収容された内容物を吐出した後、手や道具(ブラシ、パフなど)を利用して皮膚に塗布する方式が利用される。
【0004】
しかし、手を使う場合、衛生上良くないか、内容物の損失が発生する問題がある。また、道具を利用する場合にも、内容物の塗布のために常に道具を所持しなければならない煩わしさがあり、残余内容物が道具に残ることになって内容物の損失が発生する問題が依然として発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記問題点を解決するためのもので、弾性材質の塗布部を具備した内容物容器を提供することをその目的とする。
【0006】
本発明の技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は下記の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例により、内容物容器が提供される。前記内容物容器は、内容物が収容される容器部;前記容器部の上端に備えられ、前記内容物が吐出される下側吐出ホールが内側に形成される吐出部;および前記吐出部の上端に備えられ、前記下側吐出ホールと連通する上側吐出ホールが内側に形成され、前記上側吐出ホールを通じて吐出された内容物を使用者の皮膚に塗布する弾性材質の塗布部を含むことができる。
【0008】
また、前記下側吐出ホールは上側に行くほど内径が減少し得る。
【0009】
また、前記吐出部の上側端部には前記塗布部に向かって突出形成される支持部が形成され、前記支持部は前記塗布部の下端の内側に引き込まれ、前記支持部の内面および外面が前記塗布部によって密着され得る。
【0010】
また、前記塗布部は、下側端部で前記支持部の前記内面と接するように突出形成される内壁;前記支持部の外面と接するように突出形成される外壁;および前記内壁と前記外壁の間で前記支持部が挿入されるように形成される引き込み溝を含むことができる。
【0011】
また、前記支持部の外側には前記塗布部の前記外壁の底面が密着する外側係着部が形成され得る。
【0012】
また、前記支持部の内側には前記塗布部の前記内壁の底面が密着する内側係着部が形成され得る。
【0013】
また、前記上側吐出ホールの内径は前記内壁によって前記下側吐出ホールの内径より減少し得る。
【0014】
また、前記吐出部の外側面に傾斜した下側塗布面が形成され、前記塗布部の外側面には傾斜した上側塗布面が形成され、前記下側塗布面と前記上側塗布面は互いに連続し得る。
【0015】
また、前記下側吐出ホールと前記上側吐出ホールは長方形で形成され得る。
【0016】
また、前記吐出部と脱着可能に結合して前記上側吐出ホールを開閉する蓋部をさらに含み、前記蓋部が前記吐出部と結合すると、前記蓋部の底面が前記吐出ホールに加圧密着され得る。
【0017】
また、前記吐出部が前記蓋部と上下方向に嵌合するように前記吐出部の下側面で周りに沿って少なくとも一つの結合突起が形成され得る。
【0018】
また、前記吐出部と前記塗布部は、二重射出によって一体に形成され得る。
【発明の効果】
【0019】
本発明によると、弾性材質の塗布部が吐出部上端に備えられて暖かい使用感を与え、滑らかに屈曲しながら、内容物が自然に塗布されるようにすることができる。
【0020】
また、本発明によると、上側に行くほど吐出ホールの内径が減少するようにしてボトルネック現象を引き起こすことによって、内容物が過度に吐出されることを防止することができる。
【0021】
また、本発明によると、長方形の吐出ホールを通じて内容物がより広く吐出され、容易に塗布されるようにすることができる。
【0022】
また、本発明によると、吐出部および塗布部の外側に互いに連続する傾斜した塗布面を形成して塗布を容易にすることができる。
【0023】
また、本発明によると、吐出部の支持部、塗布部の内壁、外壁および引き込み溝が互いに結合するようにして、塗布部がより堅固に吐出部に結合し、外力から塗布部が支持されるようにすることができる。
【0024】
また、本発明によると、蓋部が上側吐出ホールを加圧密着して内容物の密閉を遂行することができ、加圧密着時の塗布部の過度な変形を防止し、形状復元されるようにするために上下方向に嵌合され得る。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の詳細な説明から引用される図面をより十分に理解するために、各図面の簡単な説明が提供される。
図1】本発明の実施例に係る内容物容器の斜視図である。
図2】本発明の実施例に係る内容物容器の正面図である。
図3】本発明の実施例に係る内容物容器の側面図である。
図4】本発明の実施例に係る内容物容器の分解図である。
図5】本発明の実施例に係る内容物容器の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明に係る実施例は添付された図面を参照して説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意されたい。また、本発明の実施例を説明するにあたって、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の実施例に対する理解を妨害すると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。また、以下で本発明の実施例を説明するにおいて、本発明の技術的思想はこれに限定または制限されず、当業者によって変形されて多様に実施され得る。一方、以下で記載される便宜上、上下左右の方向は図面を基準としたものであり、 該当方向に本発明の権利範囲が必ずしも限定されるものではない。
【0027】
明細書全体で、或る部分が他の部分と「連結」されているとする時、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「間接的に連結」されている場合も含む。明細書全体で、或る部分が何らかの構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などが限定されない。
【0028】
図1は本発明の実施例に係る内容物容器の斜視図であり、図2は本発明の実施例に係る内容物容器の正面図であり、図3は本発明の実施例に係る内容物容器の側面図であり、図4は本発明の実施例に係る内容物容器の分解図であり、図5は本発明の実施例に係る内容物容器の部分断面図である。
【0029】
図1図5を参照すると、内容物容器1000は容器部100;吐出部200;塗布部300を含むことができる。
【0030】
容器部100は、内容物を収容することができ、このために上部が開放された収容空間を具備することができる。ここで、内容物は、液状、ゲル状または粉末状の化粧料であり得る。例えば、内容物は、ローション、乳液、モイスチャーローション、栄養ローション、スキンローション、スキンソフナー、スキントナー、アストリンゼント、マッサージクリーム、栄養クリーム、モイスチャークリーム、美白エッセンス、トーンアップクリーム、紫外線遮断剤、日焼け止めクリーム、日焼け止めミルク、BBクリーム、ベース、ファンデーション、CCクリーム、コンシーラー、ブラッシャー、シェーディング、アイシャドー、アイブロウ、アイクリーム、プライマーなどを含むことができる。ただし、これに限定されるものではなく、他の剤形や種類の化粧料、医療用内容物などが適用され得る。容器部100の材質は軟質または硬質であり得、例えば、容器部100はチューブタイプで具現され得る。ただしこれに限定されるものではない。
【0031】
吐出部200は、容器部100の上端に備えられ、容器部100内の内容物が吐出され得る。このために吐出部200は内側に下側吐出ホール210が貫通形成され得る。下側吐出ホール210を通じて流入した内容物は塗布部300の上側吐出ホール310に吐出され得る。例えば、吐出部200の材質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などを含むことができる。ただしこれに限定されるものではない。
【0032】
塗布部300は、吐出部200の上端に備えられ、下側吐出ホール210と連通する上側吐出ホール310が内側に形成され得る。下側吐出ホール210を通じて流入した内容物は上側吐出ホール310を通じて外部に流出され得る。また、塗布部300は使用者の皮膚と接触しながら上側吐出ホール310を通じて流出した内容物を皮膚に塗布することができる。
【0033】
塗布部300は弾性材質を有することができる。これを通じて暖かい使用感を与え、滑らかに屈曲しながら、内容物が自然に塗布されるようにすることができる。塗布部300の材質は、例えば、天然ゴム、スパンデックス、ブチルゴム、エラストマー、フルオロエラストマー、熱可塑性エラストマー、エチレン-プロピレンゴム、レスチレン、熱可塑性スチレン-ブタジエンゴムスチレン-ブタジエンゴム、エラスチン、クロロプレン、イソプレンゴム、ポリブタジエン、ニトリルゴム、テルフェン、シリコーンゴム、アクリルゴム、ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線形低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンなどを含むことができる。ただしこれに限定されない。
【0034】
実施例で、内容物の吐出のために容器部100の材質は相対的に軟質であり得、吐出部200は相対的に硬質であり得る。ただし、これに限定されるものではない。
【0035】
実施例で、吐出部200の材質は塗布部300に比べて相対的に硬質であり得る。塗布部300に外力が作用しても、塗布部300を安定的に支持するためである。ただし、これに限定されるものではない。
【0036】
実施例で、下側吐出ホール210は下側から上側に行くほど内径が狭くなり得る。これを通じて下側吐出ホール210から上側に行くほどボトルネック現象を引き起こすことによって、内容物が過度に吐出されることを防止することができる。
【0037】
実施例で、上側吐出ホール310の内径は下側吐出ホール210の内径より減少し得る。この時、上側吐出ホール310の内径は部分的に一定であるか、上側に行くほど次第に減少し得る。
【0038】
実施例で、下側吐出ホール210および上側吐出ホール310は長方形で形成され得る。すなわち、一側(長辺)が隣接した他側(断辺)より長く形成されて内容物がより広く吐出され、容易に塗布されるようにすることができる。
【0039】
実施例で、吐出部200は上側に行くほど断面が減少して、外側面に傾斜した下側塗布面220が形成され得る。また、塗布部300には上側に行くほど断面が減少して、外側面に傾斜した上側塗布面320が形成され得る。下側塗布面220および上側塗布面320は長方形の下側吐出ホール210および上側吐出ホール310で長辺側に位置し、互いに連続し得る。
【0040】
実施例で、吐出部200の上側端部には塗布部300に向かって突出形成される支持部230が形成され得る。これに対応して、塗布部300は、下側端部で支持部230の内面と接するように突出形成される内壁330;支持部230の外面と接するように突出形成される外壁340;および内壁330と外壁340の間で支持部230が挿入されるように形成される引き込み溝350を含むことができる。
【0041】
支持部230は塗布部300の下端の内側(特に、引き込み溝350)に挿入されて、支持部230の内面および外面が塗布部300(特に、内壁330と外壁340)により密着され得る。結合面積を拡大して、吐出部200と塗布部300間の結合強度を改善し、また、塗布部300に対して側方向に外力が作用しても、支持部230が塗布部300を支持して、揺れたり分離されることを防止することができる。
【0042】
実施例で、支持部230の外側には塗布部300の外壁340の底面が密着する外側係着部240が形成され得る。付加的/代案として、支持部230の内側には塗布部300の内壁330の底面が密着する内側係着部(図示されない)が形成され得る。外側係着部240および/または内側係着部は塗布部300の外壁340および/または内壁330を支持して、結合強度を増加させることができる。
【0043】
実施例で、上側吐出ホール310の内径は内壁330により下側吐出ホール210の内径より減少し得る。上側吐出ホール310の内径は部分的に一定であるか、次第に減少し得る。後者の場合、内壁330の内面には内径の漸進的減少のための傾斜面が形成され得る。
【0044】
図示されてはいないが、実施例により、内容物容器1000は、吐出部200と脱着可能に結合して塗布部300の上側吐出ホール310を開閉する蓋部をさらに含むことができる。蓋部が吐出部200と結合すると、蓋部の底面が上側吐出ホール310に加圧密着して、内容物が密閉されるようにすることができる。この時、密着は弾性材質の塗布部300の上端が一部変形される程度の強い加圧密着であり得る。ただしこれに限定されるものではない。
【0045】
実施例で、蓋部の底面には密閉部が突出形成され得る。蓋部が吐出部200に結合する時、密閉部は塗布部300の上端を加圧密着することができる。この時、密閉部は塗布部300の上端に対応する形状を有することができる。例えば、密閉部は塗布部300の上端を囲むように長方形で突出形成され得る。また、例えば、密閉部は塗布部300の上側吐出ホール310に挿入されるように長方形で突出形成され得る。
【0046】
実施例で、蓋部と吐出部200は互いに嵌合することができる。特に、蓋部と吐出部200は上下方向に嵌合することができ、このために吐出部200の下側面で周りに沿って形成される結合部250が形成され得る。例えば、結合部250は周りに沿って水平方向に突出する少なくとも一つの結合突起および/または結合溝を含むことができる。蓋部の内側面にも結合部250の結合突起に対応する結合突起および/または結合溝が形成され得る。蓋部と吐出部200が上下方向に嵌合するため、弾性材質の塗布部300も下側に加圧され、したがって蓋部の分離時に容易に形状復元され得る。
【0047】
実施例で、吐出部200と塗布部300は別個の部材で形成され、多様な方式で互いに結合することができる。例えば、吐出部200と塗布部300は組立(ねじ結合、嵌合、係合等)、接着物質、(加熱/加圧部材を通じて)外部から熱が印加される外熱接合、(超音波、低周波等を通して)内部で熱を発生させる内熱接合などの多様な方式を通じて具現され得る。組立を利用する場合、吐出部200と塗布部300にはねじ、突起、溝などの互いに対応する多様な構成が備えられ得る。
【0048】
実施例で、吐出部200と塗布部300は、一体に形成され得る。例えば、吐出部200と塗布部300は互いに異なる材質からなるものの、二重射出(またはインサート成形)により一体に形成され得る。二重射出(またはインサート成形)の場合、吐出部200が先に成形(すなわち、1次成形)され、これに対して塗布部300が成形(すなわち、2次成形)され得、特に1次成形に比べて2次成形時に成形時間および圧力が増加して吐出部200と塗布部300の結合力を増加させることができる。ただしこれに限定されるものではない。このような二重射出(またはインサート成形)により吐出部200と塗布部300が別途の接合手段を具備せずとも、一体に形成されることによって、内容物容器1000の製造を容易にし、塗布部300と吐出部200間の結合力および耐久性を改善することができる。
【0049】
以上、図面と明細書で最適の実施例が開示された。ここで特定の用語が使われたが、これは単に本発明を説明するための目的で使われたものであり、意味の限定や請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。したがって、本技術分野の通常の知識を有した者であれば、これから多様な変形および均等な他の実施例が可能であることが理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は添付された請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5