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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-13
(45)【発行日】2024-05-21
(54)【発明の名称】測位のための条件付き測定報告モード
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20240514BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20240514BHJP
【FI】
H04W64/00 171
H04W64/00 173
H04W24/10
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022559900
(86)(22)【出願日】2021-03-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-17
(86)【国際出願番号】 EP2021057658
(87)【国際公開番号】W WO2021197986
(87)【国際公開日】2021-10-07
【審査請求日】2022-11-29
(31)【優先権主張番号】63/004,005
(32)【優先日】2020-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100176418
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 嘉晃
(72)【発明者】
【氏名】クオ ピン-ヘン
(72)【発明者】
【氏名】セイエ フィリップ
(72)【発明者】
【氏名】ミカロプロス ディオミディス
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/168457(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0104431(US,A1)
【文献】国際公開第2020/257023(WO,A1)
【文献】Qualcomm Incorporated,Combined Downlink and Uplink NR Positioning Procedures[online],3GPP TSG RAN WG2 #105 R2-1901371,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_105/Docs/R2-1901371.zip>,2019年02月15日
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,(TP for NR_POS BL CR for TS 38.455) Additional details for NRPPa Measurement procedures[online],3GPP TSG RAN WG3 #107_e R3-200479,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_107_e/Docs/R3-200479.zip>,2020年02月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ装置(UE)または5G/NRの基地局(gNB)によって、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信することと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記測定要求に基づいて前記少なくとも1つの測定を行うことと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記ロケーションサーバが測定報告モードを指定しない場合に、前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たすか否かに基づいて測定報告モードを決定することとを含み、
前記1つまたは複数の基準が、
少なくとも1つの見通し線の存在、
前記少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、
測定された経路の数、
観察された経路遅延
のうちの少なくとも1つに関係する、方法。
【請求項2】
前記UEまたは前記gNBによって、前記ロケーションサーバから指定された前記測定報告モードを受信することと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記測定報告モードに基づいて前記少なくとも1つの測定を報告することと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を提供することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ロケーション管理サーバまたはロケーション管理機能を有する装置によって、位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を提供することと、
前記ロケーション管理サーバまたは前記ロケーション管理機能を有する装置によって、前記少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を提供することと、
前記ロケーション管理サーバまたは前記ロケーション管理機能を有する装置によって、前記少なくとも1つの測定の少なくとも一部を受信するかまたは受信しないこととを含み、
前記1つまたは複数の基準が、
少なくとも1つの見通し線の存在、
前記少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、
測定された経路の数、
観察された経路遅延
のうちの少なくとも1つに関係する、方法。
【請求項4】
前記ロケーション管理サーバまたは前記ロケーション管理機能を有する装置によって、測定報告モードを提供することと、
前記ロケーション管理サーバまたは前記ロケーション管理機能を有する装置によって、前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を受信することとをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ロケーション管理サーバまたは前記ロケーション管理機能を有する装置によって、前記少なくとも1つの測定の前記1つまたは複数の特性が前記1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識を受信することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの測定の前記1つまたは複数の特性が前記1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す前記標識が、前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、前記1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供される、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数の基準が、
少なくとも1つの見通し線の存在、
前記少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、
測定された経路の数、
観察された経路遅延、
前記1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または
前記少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否か
のうちの少なくとも1つに関係する、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係する、請求項3に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一過性のメモリとを含み、ユーザ装置(UE)または5G/NRの基地局(gNB)である装置であって、
前記少なくとも1つのメモリと前記コンピュータプログラムコードとが、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記装置に、
ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信することと、
前記少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することと、
前記測定要求に基づいて前記少なくとも1つの測定を行うことと、
前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することと、
前記ロケーションサーバが測定報告モードを指定していない場合に、前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たすか否かに基づいて測定報告モードを決定することとを少なくとも行わせるように構成され、
前記1つまたは複数の基準が、
少なくとも1つの見通し線の存在、
前記少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、
測定された経路の数、
観察された経路遅延
のうちの少なくとも1つに関係する、装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのメモリと前記コンピュータプログラムコードとが、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記装置に、
前記ロケーションサーバから指定された前記測定報告モードを受信することと、
前記測定報告モードに基づいて前記少なくとも1つの測定を報告することと、
前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を提供することとを少なくとも行わせるようにさらに構成されている、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一過性のメモリとを含み、ロケーション管理サーバである、またはロケーション管理機能を有する装置であって、
前記少なくとも1つのメモリと前記コンピュータプログラムコードとが、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記装置に、
位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を提供することと、
前記少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を提供することと、
前記少なくとも1つの測定の少なくとも一部を受信するかまたは受信しないこととを少なくとも行わせるように構成され、
前記1つまたは複数の基準が、
少なくとも1つの見通し線の存在、
前記少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、
測定された経路の数、
観察された経路遅延
のうちの少なくとも1つに関係する、装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記装置に、
測定報告モードを提供することと、
前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を受信することとを少なくとも行わせるようにさらに構成されている、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
ユーザ装置(UE)または5G/NRの基地局(gNB)によって、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信することと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記測定要求に基づいて前記少なくとも1つの測定を行うことと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記少なくとも1つの測定が前記1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することと、
前記UEまたは前記gNBによって、前記ロケーションサーバから指定された測定報告モードを受信することとを含み、
前記1つまたは複数の基準が、
少なくとも1つの見通し線の存在、
前記少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、
測定された経路の数、
観察された経路遅延
のうちの少なくとも1つに関係する、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例および非限定的実施形態は、一般には通信に関し、より具体的には、測位のための条件付き測定報告モードに関する。
【背景技術】
【0002】
グローバルポジショニングシステムを使用した追跡を実装することが知られている。
【発明の概要】
【0003】
以下の説明では、上記の態様およびその他の特徴について添付図面に関連して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】例示の実施形態を実施可能な1つの可能な非限定的システムを示すブロック図である。
図2】測位測定基準に関連付けられたシグナリングを示す例示の図であり、(*)はUL測位を示し、(**)はDL測位を示す図である。
図3】本明細書に記載の実施例に基づく、第1の実施形態におけるUE/gNBを示す論理図である。
図4】本明細書に記載の実施例に基づく、第2の実施形態におけるUE/gNBを示す論理図である。
図5】正確度要件/完全性要件に基づいてUE/gNBに転送される必要がある基準を決定するために、LMFにおいて実装可能な機能ブロックを示す図である。
図6】本明細書に記載の実施例に基づく、測位のための条件付き測定報告モードを実装するように構成された、ハードウェアで実装されてもよい例示の装置を示す図である。
図7】測位のための条件付き測定報告モードを実装する例示の方法を示す図である。
図8】測位のための条件付き測定報告モードを実装する例示の方法を示す図である。
図9】測位のための条件付き測定報告モードを実装する別の例示の方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本明細書および/または図面に記載されている場合がある以下の頭字語および略語は、以下のように定義される。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
5GC 5Gコアネットワーク
AMF アクセスおよびモビリティ[管理]機能
CU 集中ユニットまたは中央ユニット
DC デュアルコネクティビティ
DL ダウンリンク
DU 分散ユニット
DSP デジタルシグナルプロセッサ
eNB(またはeNodeB) 進化型ノードB(たとえばLTE基地局)
EN-DC E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
en-gNBまたはEn-gNB UEに対してNRユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し、EN-DCにおける二次ノードとして機能するノード
E-UTRA 進化型ユニバーサル地上無線アクセス、すなわちLTE無線アクセス技術
F1 CUとDUとの間の3GPPにおける機能分割インターフェース
gNB(またはgNodeB) 5G/NRの基地局、すなわちUEに対してNRユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し、NGインターフェースを介して5GCに接続されるノード、または5G NodeB
GNSS グローバルナビゲーションサテライトシステム
GPS グローバルポジショニングシステム
I/F インターフェース
I/O 入力および出力
IoT 物のインターネット
KPI 重要パフォーマンス指標
LMC ロケーション管理コンポーネント
LMF ロケーション管理機能
LoS 見通し線
LPP LTE測位プロトコル
LTE ロングタームエヴォリューション
MAC 媒体アクセス制御
MME モビリティ管理エンティティ
ngまたはNG 新世代
ng-eNBまたはNG-eNB 新世代eNB
NG-RAN 新世代無線アクセスネットワーク
NLOS 見通し外
NRまたはNR- 新無線
NRPPa NR測位プロトコルアネックス
N/WまたはNW ネットワーク
PDA パーソナルデジタルアシスタント
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル
PHY 物理層
PRS 測位基準信号
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
Rel- リリース
RLC 無線リンク制御
RP 3GPP RAN
RRC 無線リソース制御
RRH リモート無線ヘッド
RSRP 基準信号受信電力
RSRQ 基準信号受信品質
RSTD 基準信号時間差
RU 無線ユニット
Rx 受信ユニット
SDAP サービスデータ適応プロトコル
SGW サービングゲートウェイ
SMF セッション管理機能
SRS 音声基準信号
TDoA 到達時間差
TRP 送信点および受信点
TS 技術仕様
Tx 送信器
UE ユーザ装置(たとえば無線、典型的にはモバイルデバイス)
UL アップリンク
UPF ユーザプレーン機能
【0006】
図1を参照すると、この図は、実施例を実施することができる1つの可能な非限定的実施例のブロック図を示している。ユーザ装置(UE)110と、無線アクセスネットワーク(RAN)ノード170と、ネットワーク要素190とが示されている。図1の実施例では、ユーザ装置(UE)110は、無線ネットワーク100と無線通信する。UEは無線ネットワーク100にアクセスすることができる無線デバイスである。UE110は、1つまたは複数のバス127によって相互接続された、1つまたは複数のプロセッサ120と、1つまたは複数のメモリ125と、1つまたは複数の送受信器130とを含む。1つまたは複数の送受信器130は、受信器Rx132と、送信器Tx133とを含む。1つまたは複数のバス127は、アドレスバス、データバスまたは制御バスとすることができ、マザーボードまたは集積回路上の一連の配線、光ファイバまたはその他の光通信装置など、任意の相互接続機構を含んでもよい。1つまたは複数の送受信器130は、1つまたは複数のアンテナ128に接続されている。1つまたは複数のメモリ125は、コンピュータプログラムコード123を含む。UE110は、いくつかの方式で実装可能な部分140-1および/または140-2のうちの一方または両方を含むモジュール140を含む。モジュール140は、1つまたは複数のプロセッサ120の一部として実装されるなど、モジュール140-1としてハードウェアで実装されてもよい。モジュール140-1は、集積回路として、または、プログラマブルゲートアレイなどのその他のハードウェアによっても実装されてもよい。別の実施形態では、モジュール140は、コンピュータプログラムコード123として実装され、1つまたは複数のプロセッサ120によって実行されるモジュール140-2として実装されてもよい。たとえば、1つまたは複数のメモリ125とコンピュータプログラムコード123は、1つまたは複数のプロセッサ120により、ユーザ装置110に本明細書に記載の動作のうちの1つまたは複数の動作を行わせるように構成可能である。UE110は、無線リンク111を介してRANノード170と通信する。
【0007】
RANノード170は、この実施例では、UE110などの無線デバイスによる無線ネットワーク100へのアクセスを提供する基地局である。RANノード170は、たとえば、新無線(NR)とも呼ばれる5Gの基地局であってもよい。5Gでは、RANノード170は、gNBまたはng-eNBとして定義されるNG-RANノードであってもよい。gNBは、UEに対してNRユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供するノードであり、NGインターフェースを介して5GC(たとえば、ネットワーク要素190など)に接続される。ng-eNBは、UEに対してE-UTRAユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供するノードであり、NGインターフェースを介して5GCに接続される。NG-RANノードは、複数のgNBを含むことができ、gNBは中央ユニット(CU)(gNB-CU)196と分散ユニット(DU)(gNB-DU)も含むことができ、そのうちのDU195が図示されている。なお、DUは、無線ユニット(RU)を含むか無線ユニット(RU)に結合され、無線ユニット(RU)を制御してもよい。gNB-CUは、無線リソース制御(RRC)、gNBまたはRRCのSDAPおよびPDCPプロトコル、および1つまたは複数のgNB-DUの動作を制御するen-gNBのPDCPプロトコルをホストする論理ノードである。gNB-CUは、gNB-DUに接続されたF1インターフェースを終端する。F1インターフェースは参照番号198として示されているが、参照番号198は、gNB-CU196とgNB-DU195との間など、RANノード170のリモート要素とRANノード170の集中要素とのリンクも示している。gNB-DUは、gNBまたはen-gNBのRLC層、MAC層およびPHY層をホストする論理ノードであり、その動作は、部分的にgNB-CUによって制御される。1つのgNB-CUが1つまたは複数のセルをサポートする。1つのセルが1つのgNB-DUによってサポートされる。gNB-DUは、gNB-CUに接続されたF1インターフェース198を終端する。DU195は、たとえばRUの一部として送受信器160を含むものと見なされるが、このDU195の一部の実施例は、たとえばDU195の制御下にあり、DU195に接続された別個のRUの一部として送受信器160を有してもよい。RANノード170は、LTE(ロングタームエヴォリューション)のeNB(進化型NodeB)基地局、または任意のその他の適切な基地局またはノードであってもよい。
【0008】
RANノード170は、1つまたは複数のバス157を介して相互接続された、1つまたは複数のプロセッサ152と、1つまたは複数のメモリ155と、1つまたは複数のネットワークインターフェース(N/W I/F)161と、1つまたは複数の送受信器160とを含む。1つまたは複数の送受信器160は、受信器Rx162と送信器Tx163とを含む。1つまたは複数の送受信器160は、1つまたは複数のアンテナ158に接続されている。1つまたは複数のメモリ155は、コンピュータプログラムコード153を含む。CU196は、プロセッサ152と、メモリ155と、ネットワークインターフェース161とを含む。DU195は、それ自体のメモリおよびプロセッサ、および/またはその他のハードウェアも含むことができるが、これらは図示されていない。
【0009】
RANノード170は、いくつかの方式で実装可能な部分150-1および/または150-2の一方または両方を含むモジュール150を含む。モジュール150は、1つまたは複数のプロセッサ152の一部として実装されるなど、モジュール150-1としてハードウェアで実装されてもよい。モジュール150-1は、集積回路として、または、プログラマブルゲートアレイなどのその他のハードウェアによって実装されてもよい。別の実施例では、モジュール150は、コンピュータプログラムコード153として実装され、1つまたは複数のプロセッサ152によって実行される、モジュール150-2として実装されてもよい。たとえば、1つまたは複数のメモリ155とコンピュータプログラムコード153とは、1つまたは複数のプロセッサ152により、RANノード170に本明細書に記載の動作のうちの1つまたは複数の動作を行わせるように構成される。モジュール150の機能は、DU195とCU196とで分散されるなど、分散されてもよく、またはDU195でのみ実装されてもよい。
【0010】
1つまたは複数のネットワークインターフェース161は、リンク176および131を介するなど、ネットワークを介して通信する。2つ以上のgNB170が、たとえばリンク176を使用して通信してもよい。リンク176は、有線または無線、あるいはその両方であってもよく、たとえば5GのXnインターフェース、LTEのX2インターフェース、またはその他の標準のその他の適切なインターフェースを実装してもよい。
【0011】
1つまたは複数のバス157は、アドレスバス、データバスまたは制御バスであってもよく、マザーボードまたは集積回路上の一連の配線、光ファイバまたはその他の光通信装置、無線チャネルなど任意の相互接続機構を含んでもよい。たとえば、1つまたは複数の送受信器160は、RANノード170のその他の要素が場合によっては物理的にRRH/DUとは異なる場所にある、LETのリモート無線ヘッド(RRH)195または5GのgNB実装の分散ユニット(DU)195として実装されてもよく、1つまたは複数のバス157は、部分的にたとえばRANノード170の他の要素(たとえば中央ユニット(CU)、gNB-CU)をRRH/DU195に接続する光ファイバケーブルまたはその他の適切なネットワーク接続として実装されてもよい。参照番号198は、それらの適切なネットワークリンクも示す。
【0012】
本明細書の説明は、「セル」が機能を実行することを示しているが、セルを形成する装置がそれらの機能を実行することになることは明らかであることに留意されたい。セルは、基地局の一部を構成する。すなわち、1基地局につき複数のセルがあり得る。たとえば、1つのキャリア周波数とそれに関連付けられた帯域幅について3つのセルが存在可能であり、1つの基地局の受信可能範囲が近似楕円または円をカバーするように、少なくとも1つのセルが360度の領域の3分の1をカバーする。また、少なくとも1つのセルが単一のキャリアに対応することができ、基地局は複数のキャリアを使用してもよい。したがって、1キャリアについて3つの120度セルと、2つのキャリアがある場合、基地局は合計6つのセルを有する。
【0013】
無線ネットワーク100は、コアネットワーク機能を備えることが可能な、電話網および/またはデータ通信網(たとえばインターネット)などのさらなるネットワークとのリンク181を介した接続を提供する、ネットワーク要素190を含んでもよい。5Gの場合のこのようなコアネットワーク機能は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)および/またはユーザプレーン機能(UPF)および/またはセッション管理機能(SMF)を含み得る。LTEの場合のこのようなコアネットワーク機能は、MME(モビリティ管理エンティティ)/SGW(サービングゲートウェイ)機能を含み得る。これらは、ネットワーク要素190によってサポート可能な例示の機能にすぎず、5G機能とLTE機能の両方がサポートされてもよいことに留意されたい。RANノード170は、リンク131を介してネットワーク要素190に結合されている。リンク131は、たとえば5GのためのNGインターフェース、またはLTEのためのS1インターフェース、またはその他の標準のその他の適切なインターフェースとして実装可能である。ネットワーク要素190は、1つまたはバス185を介して相互接続された、1つまたは複数のプロセッサ175と、1つまたは複数のメモリ171と、1つまたは複数のネットワークインターフェース(N/W I/F)180とを含む。1つまたは複数のメモリ171は、コンピュータプログラムコード173を含む。1つまたは複数のメモリ171とコンピュータプログラムコード173は、1つまたは複数のプロセッサ175により、ネットワーク要素190に1つまたは複数の動作を行わせるように構成されている。
【0014】
無線ネットワーク100は、ハードウェアおよびソフトウェアネットワークリソースとネットワーク機能を単一のソフトウェアベースの管理エンティティである仮想ネットワークとして統合するプロセスである、ネットワーク仮想化を実装してもよい。ネットワーク仮想化は、多くの場合にリソース仮想化と組み合わされる、プラットフォーム仮想化を伴う。ネットワーク仮想化は、多くのネットワークまたはネットワークの一部を仮想ユニットとして統合する外部仮想化、または、ネットワーク状機能を単一のシステム上のソフトウェアコンテナにもたせる内部仮想化に分類される。ネットワーク仮想化の結果として仮想化されたエンティティは、それでもある程度はプロセッサ152または175とメモリ155および171などのハードウェアを使用して実装され、またそのような仮想化エンティティは技術的効果を生じさせる。
【0015】
コンピュータ可読メモリ125、155および171は、ローカル技術環境に適合する任意の種類のものであってよく、半導体ベースのメモリデバイス、フラッシュメモリ、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよび取り外し型メモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装可能である。コンピュータ可読メモリ125、155および171は、記憶機能を実行する手段とすることができる。プロセッサ120、152および175は、ローカル技術環境に適合する任意の種類のものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含んでもよい。プロセッサ120、152および175は、UE110、RANノード170、ネットワーク要素190の制御、および本明細書に記載のその他の機能などの機能を実行する手段とすることができる。
【0016】
一般に、ユーザ装置110の様々な実施形態は、スマートフォンなどのセルラ電話、タブレット、無線通信機能を有するパーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線通信機能を有する携帯型コンピュータ、無線通信機能を有するデジタルカメラなどの撮像デバイス、無線通信機能を有するゲーム用デバイス、無線通信機能を有する音楽記憶および再生機器、無線インターネットアクセスおよび閲覧を可能にするインターネット機器、無線通信機能を備えたタブレット、およびこのような機能の組合せを組み込んだ携帯型ユニットまたは端末を含み得るが、これらには限定されない。
【0017】
本明細書に記載の実施例は、NR測位に関し得る。本明細書に記載の実施例は、デバイスの位置が必要な状況のために使用することができる。
【0018】
測位は、5Gがサポートすることを目指している様々な特定分野および使用事例を実現可能にする要素である。デバイスのおおよその位置または正確な位置に関係する知識を得ることによって、位置情報サービス、自律運転、および産業用IoTなどのアプリケーションを5Gシステムによって実現することができる。正確な測位は、典型的にはGPSなどのGNSS技術によって実現可能であるが、これらの技術は、工場オートメーションまたは倉庫管理などの一部の屋内事例の状況では測位を十分な正確度で提供することができない場合がある。したがって、3GPP標準(たとえばPRS/SRS)によって開発されたダウンリンク/アップリンク信号に基づくRAT依存測位方法が、LTE/NRにおいて広範に研究されてきた。
【0019】
RAT依存測位の状況では、典型的には、コアネットワークまたはRANに配備されたロケーションサーバ(たとえばLMF)またはコンポーネント(たとえばLMC)が、UE/gNB(DLまたはUL測位方法のいずれが使用されるかによる)によって取得されるPRS/SRSの測定値を要求し、収集する役割を果たす。収集された測定値に基づいて、特定のアルゴリズムを使用してロケーションサーバによって標的デバイスの位置を推定することができる。当然ながら、推定の正確度は、UE/gNBによって報告される測定の質によって左右される。正確度の他に、3GPPは、測位の「完全性」をさらに検証することを目標としており、この完全性は基本的に推定結果の信頼性と定義することができる。
【0020】
完全性の1つの考えられる定義は、「結果の測位誤差が事前定義されたレベルよりも小さい確率」とすることができる。したがって、そのような確率を向上させるために、ロケーションサーバによって収集される測定値が場合によっては測位にとって好都合なチャネル条件下で取得されるように保証することが有用である。しかし、これは、本明細書で説明しているように、ロケーションサーバによって保証することができない。
【0021】
既存のRAT依存測位の枠組みでは、ロケーションサーバ(たとえばLMF)は、選択された1組のノードに対して要求を行い、選択されたノード(選択されるノードはgNB/TRP/UEを含んでもよい)に対して特定のSRS/PRS構成におけるそれぞれの測定を報告するように指示する。測位方法に応じて、報告される測定はRSRP/RSRQおよび/または観察タイミングなどを含み得る。
【0022】
任意により、ロケーションサーバは、UE/gNBに対して追加の伝播経路に関係する測定を報告するようにさらに指示することができる。測定結果の内容が豊かであるほど、ロケーションサーバにおけるより正確な推定が可能になる。たとえば、複数の経路を報告することによって、ロケーションサーバは、より高い測位正確度を達成するために特定の不都合な測定値(たとえばNLOS)を特定し、排除することができる可能性がある。しかし、報告における追加情報の値は、たとえばLPP/NRPPaインターフェースにおける重いシグナリングオーバーヘッドという高い犠牲によって得られる。この問題は、たとえばUEが複数のgNBのうちの少なくとも1つのgNBから複数のビームに関連する経路を測定し、報告する必要がある場合があるマルチビーム動作を考慮した場合、さらに悪化する可能性がある。また、豊富なフィードバック(たとえば追加の経路)によって生じる結果のシグナリングオーバーヘッドは、報告された測定がロケーションサーバによって最終的に使用されないことがあるため(たとえば、LoSがないきわめて不都合な伝播環境下で測定値が得られた場合)、場合によっては有益にならないことがある。その結果、リソース(無線、電力、バッテリ)の無駄になる可能性がある。
【0023】
これらの要因および問題を考慮して、実際には、ロケーションサーバは一般にUE/gNBにそれぞれの測定において過度の詳細を報告することを要求しない。しかし、こうすることにより、ロケーションサーバにおける無線伝播条件の知識がきわめて限定される可能性があり、これはロケーションサーバを誤判断させることがあり、その結果、位置推定において不適切な測定値が含まれる可能性があり、最終的には完全性の低下を生じさせる。
【0024】
要するに、位置推定のために収集された測定値を使用するときに、ロケーションサーバは、大きな誤差を生じさせる可能性がある一部の不適切な測定値(たとえばNLOS伝播環境において取得された測定値)を「フィルタリングで除外」してもよいが、実際には、伝播環境の知識が限られているために、ロケーションサーバが測定値が位置推定にとって十分に適切であるか否かを特定するのは困難な作業である場合がある。「測定選択」は、ロケーションサーバの実装上の問題であることに留意されたい。したがって、ロケーションサーバは、利用者(たとえばアプリケーション)によって使用される測位の完全性が達成可能であることを保証することができない場合がある。
【0025】
この問題(および本明細書に記載の実施例がその解決策を提供する問題)は次のように特定される。すなわち、情報が限られているため、ロケーションサーバは報告された測定が位置推定にとって適切であるか否かを評価することができない場合があり、一方、測定内容を増やすと、実際には抑止されることがある重いシグナリングオーバーヘッドにつながる可能性がある。結局、ロケーションサーバにおける不適切な測定の誤用の結果生じる誤差のために、完全性を達成することができないかまたは正確度が損なわれる可能性がある。
【0026】
本明細書に記載の方法は、アプリケーションの測位完全性要件または正確度要件に基づいて、ロケーションサーバが、測定を十分に正確で信頼性のある位置推定にとって「適格」であるようにする条件(たとえば強力なLoS経路による測定)を特定することができることを想定する。次に、ロケーションサーバは、そのような条件に関係する情報をUE/gNBに基準として提供することができ、したがってUE/gNBは、測定をロケーションサーバに報告(およびどの程度の詳細で)すべきか否かを判定するために、提供された基準を使用することができる。
【0027】
一般化すると、本明細書における方法および関連する実施例は、以下の実施形態、すなわち実施形態1および実施形態2を含む。
【0028】
第1の実施形態(実施形態1)では、測位の枠組みが提供され、UE/gNBによって報告されるべき測定情報の量(あるいは、測定報告モードの決定または選択)は、ロケーションサーバによって事前設定された特定の基準に基づいてUE/gNB自体によって決定可能である。
【0029】
(その測定が基準を満たすか否かに基づいて)UE/gNBによって選択される測定報告モードは、以下のうちの1つとすることができる。
・ なし(報告しない)
・ 1つの経路に関係する測定
・ 複数の経路(たとえば最強のN個の経路、またはN個の経路のうちの最短経路)に関係する測定
・ 全遅延プロファイル(一部の経路に関係する測定であり、測定/報告される経路の数はUEの能力に依存し得る)
・その他
【0030】
基準は、完全性要件/正確度要件(これは実装上の問題である)に基づいてロケーションサーバによって設定可能であり、基準の例には以下のものが含まれ得る:
・ LoSの存在
・ LoS(ある場合)に関連する強度
・ 測定された経路の数
・ 観察された経路遅延または遅延拡散、たとえば観察された遅延拡散が特定の閾値を超えるか否か
・ UE/gNBの能力
・ 測定の質が疑わしいことを示唆する証拠(たとえばノイズピーク、干渉、基地局の認証問題など)
・ その他
【0031】
ロケーションサーバによって提供される基準と、それに対応する測定報告モードは、適用される測位方法に応じて異なり得る。
【0032】
第2の実施形態(実施形態2)では、やはりロケーションサーバが測定の種類とUE/gNBが報告する必要がある情報とを指示し、したがってUE/gNBは実施形態1と同様に単独で報告モードを選択しない。しかし、ロケーションサーバは、やはり事前設定された基準を提供し、UE/gNBは、報告される測定がロケーションサーバによって提供された基準を満たす条件の下で得られたか否かを示す標識(たとえば1ビット)をその報告のうちの少なくとも1つの報告に含める必要がある。
【0033】
最も簡単な形態の実施例では、UE/gNBは、その測定値がロケーションサーバによって事前設定された条件を満たさない場合、何も報告しない(または単に標識のみを報告する)。条件は、たとえば、測定値が十分に強力なLoSが存在するチャネルの下で得られたことであってもよい。それ以外の場合、UE/gNBはロケーションサーバによって要求された情報を報告する。
【0034】
記載の概念の改善メカニズムは、UE/gNBがロケーションサーバよりも、使用不能な測定値を生じさせる可能性がある特定の欠陥を特定するためのより良好な知識または能力を有するという事実によるものである。たとえば、完全性損失は、他の種類の現象(ノイズピーク、干渉、偽基地局など)によって生じる数キロメートルの範囲の測位誤差に相当する。多くの場合、UE/gNBは、疑わしい測定をロケーションサーバに報告するのではなく、疑わしい測定を(たとえば時間フィルタリングによって)廃棄するために、疑わしい測定値を検出する手段を有する。
【0035】
方法の詳細な説明は以下の通りである。ロケーションサーバからUE/gNBに測定基準が転送される。UL測位(gNBが測定し、報告する)の場合、測定基準はNRPPaを介してサービングgNBおよび隣接gNBにNG-RAN手順の一部として転送される。DL測位(UEが測定し、報告する)の場合、測定基準はLPPを介して支援データシグナリングの一部としてUEに転送される。
【0036】
測定基準を受信するUE/gNBは、測定を行い、受信した基準に基づいて、測定が受け入れられるか廃棄されるか、すなわち測定値が受信した基準を満たすか否かを、単独で評価する。報告すべき測定の量について受信した設定(すなわち、測定報告モード)に応じて、DL測位の場合はUEが報告し、UL測位の場合はサービングgNBと隣接gNBが報告する。
【0037】
第1の実施形態(実施形態1)は、測定がLMFから受信した基準を満たすか否かに基づいて測定報告モードを決定する。たとえば、UE/gNBは、(既存の標準のようにいくつかの要求された測定を報告する代わりに)基準を満たす測定の一部を単独測定値(たとえばRSRP測定)として、または(たとえばDL TDoAの場合)他の送信点からの測定と組み合わせてRSTD測定の一部として報告する。
【0038】
第2の実施形態(実施形態2)は、要求された測定を報告し、報告した測定値がロケーションサーバによって提供された基準を満たす条件の下で得られたか否かを示す。
【0039】
測定基準は、使用される測位方法に固有である。ロケーションサーバは、サービス(完全性)要件に変更がある場合、および/またはロケーションサーバが測位方法の変更を決定した場合、測定基準を更新してもよい。
【0040】
記載のシグナリングプロセスを実施形態1に焦点を合わせて図2に要約する。簡潔にするために、図2にはULとDLの両方の測位手法が含まれており、アスタリスク(*または**)を使用して、UL測位(*)のための新たなステップとDL測位(**)のための新たなステップとを区別している。また、図2(および後続の図)では、ロケーションサーバの一例としてLMFが使用されている。
【0041】
したがって、図2は測位測定基準に関連付けられたシグナリングを図示する例示の図200であり、(*)はUL測位を示し、(**)はDL測位を示す。図2の実施例で示すように、シグナリングはUE202と、サービングgNB204と、gNB_N1 206-1およびgNB_N2 206-2を含む1組の隣接gNB206と、LMF208とを含む。LPP機能転送210が、UE202とサービングgNB204と、1組の隣接gNB206と、LMF208とのうちの少なくとも1つとインターフェースする。
【0042】
シグナリング200は、シグナリング214、216、218*、220*および222*を含むNG-RAN手順212を含む。214で、LMF208がNRPPa測位情報要求214をサービングgNB204に提供する。216で、サービングgNB204がLMF208にNRPPa測位情報応答を提供する。218*で、LMF208がUL測位に関連付けられたNRPPa測位測定基準をサービングgNB204に提供する。220*で、LMF208が、UL測位に関連付けられたNRPPa測位測定基準を1組の隣接gNB206のうちのgNB_N1 206-1に提供する。222*で、LMF208がUL測位に関連付けられたNRPPa測位測定基準を、1組の隣接gNB206のうちのgNB_N2 206-2に提供する。
【0043】
シグナリング200は、項目226および228**を含むUE手順224を含む。226で、LMF208が、UE202にLPP支援データを提供する。228**で、LMF208が、UE202に、DL測位に関連付けられたLPP測位測定基準を提供する。
【0044】
230*で、サービングgNB204が、UL測位に関連付けられた測定評価を行う。232*で、1組の隣接gNB206のうちのgNB_N1 206-1およびgNB_N2 206-2が、UL測位に関連付けられた測定評価を行う。234**で、UE202が、DL測位に関連付けられた測定評価を行う。
【0045】
シグナリング200は、項目238*、240*および242*を含むNRPPa測定応答236を含む。238*で、サービングgNB204が、UL測位に関連付けられたフィルタリング済み報告測定値をLMF208に提供する。240*で、1組の隣接gNB206のうちのgNB_N1 206-1が、UL測位に関連付けられたフィルタリング済み報告測定値をLMF208に提供する。242*で、1組の隣接gNB206のうちのgNB_N2 206-2が、UL測位に関連付けられたフィルタリング済み報告測定値をLMF208に提供する。
【0046】
シグナリング200は、項目246**を含むLPP測定応答244を含む。246**で、UE202が、UL測位に関連付けられたフィルタリング済み報告測定値をLMF208に提供する。
【0047】
実施例によっては、シグナリング200は、UE202、または1つまたは複数のgNB(サービングgNB、および/または、gNB_N1 206-1およびgNB_N2 206-2を含む1組の隣接gNB206)、または送信点および/もしくは受信点がLMF208またはロケーションサーバもしくは何らかの他のエンティティに決定された測定報告モードを示す標識を提供することも含む。
【0048】
シグナリング200は、方法変更などの1つまたは複数の基準の更新がある場合にメカニズム248を提供し、このメカニズム248は、項目250*、252*、254*および256*を含む。250*で、LMF208が、(たとえばUL測位に関連付けられた)測位測定基準更新をサービングgNB204に提供する。252*で、LMF208が、(たとえばUL測位に関連付けられた)測位測定基準更新を1組の隣接gNB206のうちのgNB_N1206-1に提供する。254*で、LMF208が、1組の隣接gNB206のうちのgNB_N2 206-2に(たとえばUL測位に関連付けられた)測位測定基準更新を提供する。256**で、LMF208が、(たとえばDL測位に関連付けられた)測位測定基準更新をUE202に提供する。
【0049】
図3に、最初に、LMFによって設定された基準を受信し、測定が受信した基準を満たす条件で得られたか否かに基づいてそれ自体の測定報告モードを決定する、実施形態1におけるUE/gNBの例示の論理図(300と総称)を示す。
【0050】
302で、UEまたはgNBがLMFから基準を受信する。304で、UEまたはgNBが測定要求を受信する。306で、UEまたはgNBが1つまたは複数の測定を行う。308で、UEまたはgNBが、測定が受信した基準を満たすか否か、または測定が受信した基準を満たす条件で得られたか否かを判定する。308での肯定判定(たとえば「YES」)に応答して、方法は310に進む。308での否定判定(たとえば「NO」)に応答して、方法は312に進む。310で、UEまたはgNBが第1の報告モード(たとえば報告しない)を選択する。312で、UEまたはgNBが第2の報告モード(たとえば1つの経路の測定を報告する)を選択する。実施例によっては、UEまたはgNB(または送信点および/もしくは受信点)が、決定された測定報告モード(第1の報告モードまたは第2の報告モード)を示す標識をLMF(またはロケーションサーバもしくは何らかの他のエンティティ)に提供する。
【0051】
図4に、最初に、LMFによって設定された基準を受信し、測定が受信した基準を満たす条件で得られたか否かに基づいて報告に含める標識を決定する、実施形態2におけるUE/gNBの例示の論理図(400と総称)を示す。
【0052】
402で、UEまたはgNBがLMFから基準を受信する。404で、UEまたはgNBが測定要求を受信する。406で、UEまたはgNBが1つまたは複数の測定を行う。408で、UEまたはgNBが測定値が受信基準を満たすか否か、または測定値が受信基準を満たす条件で得られたか否かを判定する。408での肯定判定(たとえば「YES」)に応答して、方法は410に進む。408での否定判定(たとえば「NO」)に応答して、方法は412に進む。410で、UEまたはgNBが、要求された測定を、肯定の基準充足を示す標識とともに報告する。412で、UEまたはgNBが、要求された測定を、否定の基準充足を示す標識とともに報告する。
【0053】
図5に、正確度要件/完全性要件に基づいてUE/gNBに転送されるべき基準を決定するためにLMFにおいて実装可能な機能ブロック504を示す。前述のように、LMFは、利用者(たとえばアプリケーション)の正確度要件および/または完全性要件(502参照)に基づいてこれを決定してもよく、LMFは正確度要件/完全性要件502と、伝播環境が満たす必要がある基準506との対応付けを行う機能エンティティ504を組み込んでいてもよい(たとえばこの対応付けは、ルックアップテーブルまたは事前定義済み規則を使用して実装されてもよい)。これは、LMFの実装上の問題であることに留意されたい。
【0054】
報告オーバーヘッド、不適切な測定の使用の回避、および完全性保護を含めて、本明細書に記載の実施例にはいくつかの利点および技術的効果がある。
【0055】
報告オーバーヘッド:記載の方法は、正確な/信頼性のある位置推定に有用な、好適な条件の下で得られた場合に測定情報が報告される、柔軟でスケーラブルな枠組みを提供し、したがって、LMFにおける推定にとって役に立たないかまたは有害でさえある可能性がある何らかの無用な報告を回避する。
【0056】
不適切な測定の使用の回避:上述のように、LMFは、たとえばスマートアルゴリズムに基づいてLMF自体によって一部の不適切な測定値をフィルタ除外してもよい。しかし、これは、特にUE/gNBによって報告される情報がある程度限定されている場合には、依然として難しい。本記載の枠組みの場合、LMFは、少なくとも、収集される測定値の一部がより望ましい条件の下で得られるように保証することができる。
【0057】
完全性保護:LMFは正確度、信頼性および/または完全性に関するLMFの要件について利用者と直接対話することができるため、LMFはLMFが必要とする測定の質を特定することができる。この質をgNB/UEが報告モードを選択するための基準として設定することにより、LMFによって収集される測定値は、指定された完全性パフォーマンスを達成するための良好な測定をもたらすことができる場合がある。
【0058】
図6は、本明細書に記載の実施例に基づく測位のための条件付き測定報告モードを実装するように構成された、ハードウェアで実装可能な別の例示の装置600である。装置600は、プロセッサ602と、コンピュータプログラムコード605を含む少なくとも1つの非一過性のメモリ604とを含み、少なくとも1つのメモリ604とコンピュータプログラムコード605は、少なくとも1つのプロセッサ602により、装置600に本明細書に記載の実施例に基づく測位602の条件付き測定報告モードを実装させるように構成されている。装置600は、任意により、装置600の態様を表示するため、または入力および出力(I/O)を提供するために使用可能なディスプレイ608を含む。装置600は、1つまたは複数のネットワーク(NW)インターフェース(I/F)610も含む。NW I/F610は、有線および/または無線であってよく、任意の通信技術によりインターネット/その他のネットワークを介して通信してもよい。NW I/F610は、1つまたは複数の送信器と1つまたは複数の受信器を含んでもよい。装置600は、UE、gNB、LMFまたは測位のための条件付き測定報告モードを実装するための任意のその他の適切なデバイスとすることができる。
【0059】
また、図1に関して、UE110のモジュール140-1およびモジュール140-2のいずれかまたは両方が、測位のための条件付き測定報告モードのための本明細書に記載の方法の実装をサポートする機能を提供してもよいことも理解されたい。実施形態によっては、測位のための条件付き測定報告モードのための機能は、たとえばUE110(たとえばUE110のモジュール140-1および/またはモジュール140-2)と組み合わせて、RANノード170のモジュール150-1および/またはモジュール150-2、および/またはネットワーク要素190のコンピュータプログラムコード173によってもサポート/実装されてもよい。
【0060】
図7は、測位のための条件付き測定報告モードの実装の例示の方法700である。方法700は、UEまたはgNBなどの標的デバイスによって実施されてもよい。702で、方法は、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性または特徴に関係する1つまたは複数の基準を受信することを含む。704で、方法は、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することを含む。706で、方法は、測定要求に基づいて少なくとも1つの測定を行うことを含む。708で、方法は、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することを含む。710で、方法は、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かに基づいて、測定報告モードを決定することを含む。
【0061】
図8は、測位のための条件付き測定報告モードの実装の例示の方法800である。方法800は、ロケーション管理サーバまたはロケーション管理機能によって実装可能である。802で、方法は、位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性または特徴に関係する1つまたは複数の基準を提供することを含む。804で、方法は、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を提供することを含む。806で、方法は、少なくとも1つの測定値の少なくとも一部を受信することを含む。
【0062】
図9は、測位のための条件付き測定報告モードの実装の別の例示の方法900である。902で、方法は、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信することを含む。904で、方法は、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することを含む。906で、方法は、測定要求に基づいて少なくとも1つの測定を行うことを含む。908で、方法は、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することを含む。910で、方法は、ロケーションサーバから指定された測定報告モードを受信することを含む。
【0063】
例示の一方法は、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信することと、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することと、測定要求に基づいて少なくとも1つの測定を行うことと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かに基づいて測定報告モードを決定することとを含む。
【0064】
方法は、ロケーションサーバから指定された測定報告モードを受信することと、測定報告モードに基づいて少なくとも1つの測定を報告することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を提供することとをさらに含んでもよい。
【0065】
方法は、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の受信した基準を満たすか否かを示す標識を提供することをさらに含んでもよい。
【0066】
方法は、決定された測定報告モードに基づいて報告することをさらに含んでもよい。
【0067】
方法は、報告することが、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を報告しないことを含むことを、さらに含んでもよい。
【0068】
方法は、報告することが、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0069】
方法は、決定された測定報告モードを示す標識をロケーションサーバまたは何らかの他のエンティティに提供することをさらに含んでもよい。
【0070】
方法は、ユーザ装置、無線ノード、または送信点および/もしくは受信点によって行われてもよい。
【0071】
方法は、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0072】
方法は、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0073】
方法は、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0074】
方法は、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことをさらに含んでもよい。
【0075】
方法は、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線経路の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0076】
方法は、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことをさらに含んでもよい。
【0077】
方法は、ロケーションサーバから1つまたは複数の基準の更新を受信することをさらに含んでもよい。
【0078】
方法は、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることを、さらに含んでもよい。
【0079】
方法は、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0080】
方法は、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することが、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを判定することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0081】
例示の方法は、位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関する1つまたは複数の基準を提供することと、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を提供することと、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を受信するかまたは受信しないこととを含んでもよい。
【0082】
方法は、測定報告モードを提供することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を受信することとをさらに含んでもよい。
【0083】
方法は、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識を受信することをさらに含んでもよい。
【0084】
方法は、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識が、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を含むことを、さらに含んでもよい。
【0085】
方法は、決定された測定報告モードを示す標識を受信することをさらに含んでもよい。
【0086】
方法は、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を受信することをさらに含んでもよい。
【0087】
方法は、位置利用者から得られた正確度要件または完全性要件と1つまたは複数の基準との対応付けを実装することによって1つまたは複数の基準を決定することをさらに含んでもよい。
【0088】
方法は、対応付けがルックアップテーブルまたは事前定義された規則を介して実装されることをさらに含んでもよい。
【0089】
方法は、ロケーションサーバによって行われてもよい。
【0090】
方法は、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0091】
方法は、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0092】
方法は、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0093】
方法は、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0094】
方法は、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0095】
方法は、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0096】
方法は、1つまたは複数の基準の更新を提供することをさらに含んでもよい。
【0097】
方法は、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることを、さらに含んでもよい。
【0098】
方法は、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0099】
例示の装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一過性のメモリとを含み、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信することと、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することと、測定要求に基づいて少なくとも1つの測定を行うことと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かに基づいて測定報告モードを決定することとを少なくとも行わせるように構成されている。
【0100】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、ロケーションサーバから指定された測定報告モードを受信することと、測定報告モードに基づいて少なくとも1つの測定を報告することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を提供することとを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0101】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の受信した基準を満たすか否かを示す標識を提供することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0102】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、決定された測定報告モードに基づいて報告することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0103】
装置は、報告することが、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を報告しないことを含むことを、さらに含んでもよい。
【0104】
装置は、報告することが、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0105】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、決定された測定報告モードを示す標識をロケーションサーバまたは何らかの他のエンティティに提供することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0106】
装置は、装置が、ユーザ装置、無線ノード、または送信点および/もしくは受信点であることをさらに含んでもよい。
【0107】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0108】
装置は、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0109】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0110】
装置は、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことをさらに含んでもよい。
【0111】
装置は、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線経路の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0112】
装置は、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0113】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、ロケーションサーバから1つまたは複数の基準の更新を受信することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0114】
装置は、1つまたは基準が、適用される測位方法に応じて異なることをさらに含んでもよい。
【0115】
装置は、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0116】
装置は、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することが、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを判定することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0117】
例示の装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一過性のメモリとを含み、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとは、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を提供することと、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を提供することと、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を受信するかまたは受信しないこととを少なくとも行わせるように構成されている。
【0118】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、測定報告モードを提供することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を受信することとを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0119】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識を受信することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0120】
装置は、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識が、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を含むことを、さらに含んでもよい。
【0121】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、決定された測定報告モードを示す標識を受信することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0122】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を受信することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0123】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、位置利用者から得られた正確度要件または完全性要件と1つまたは複数の基準との対応付けを実装することによって1つまたは複数の基準を決定することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0124】
装置は、対応付けがルックアップテーブルまたは事前定義された規則を介して実装されることをさらに含んでもよい。
【0125】
装置は、装置がロケーションサーバであることをさらに含んでもよい。
【0126】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0127】
装置は、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0128】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0129】
装置は、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0130】
装置は、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0131】
装置は、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0132】
装置は、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に、1つまたは複数の基準の更新を提供することを少なくとも行わせるようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0133】
装置は、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることを、さらに含んでもよい。
【0134】
装置は、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0135】
動作を行うために機械によって実行可能な命令のプログラムを有形に具現化する、機械によって読み取り可能な例示の非一過性のプログラム記憶デバイスが提供されてもよく、動作は、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信することと、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することと、測定要求に基づいて少なくとも1つの測定を行うことと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かに基づいて測定報告モードを決定することとを含む。
【0136】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、ロケーションサーバから指定された測定報告モードを受信することと、測定報告モードに基づいて少なくとも1つの測定を報告することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を提供することとをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0137】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の受信した基準を満たすか否かを示す標識を提供することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0138】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、決定された測定報告モードに基づいて報告することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0139】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、報告することが、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を報告しないことを含むことを、さらに含んでもよい。
【0140】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、報告することが、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0141】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、決定された測定報告モードを示す標識をロケーションサーバまたは何らかの他のエンティティに提供することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0142】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、ユーザ装置、無線ノード、または送信点および/もしくは受信点によって行われることをさらに含んでもよい。
【0143】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0144】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0145】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0146】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0147】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線経路の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0148】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0149】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、ロケーションサーバから1つまたは複数の基準の更新を受信することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0150】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることを、さらに含んでもよい。
【0151】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0152】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することが、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを判定することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0153】
動作を行うために機械によって実行可能な命令のプログラムを有形に具現化する、前記機械によって読み取り可能な例示の非一過性のプログラム記憶デバイスが提供されてもよく、動作は、位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を提供することと、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を提供することと、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を受信するかまたは受信しないこととを含む。
【0154】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、測定報告モードを提供することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を受信することとをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0155】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識を受信することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0156】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識が、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を含むことを、さらに含んでもよい。
【0157】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、決定された測定報告モードを示す標識を受信することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0158】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を受信することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0159】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、位置利用者から得られた正確度要件または完全性要件と1つまたは複数の基準との対応付けを実装することによって1つまたは複数の基準を決定することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0160】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、対応付けがルックアップテーブルまたは事前定義された規則を介して実装されることをさらに含んでもよい。
【0161】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作がロケーションサーバによって行われることをさらに含んでもよい。
【0162】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0163】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0164】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0165】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0166】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0167】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0168】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、動作が、1つまたは複数の基準の更新を提供することをさらに含むことを、さらに含んでもよい。
【0169】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることをさらに含んでもよい。
【0170】
非一過性のプログラム記憶デバイスは、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0171】
例示の装置は、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信する手段と、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信する手段と、測定要求に基づいて少なくとも1つの測定を行う手段と、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定する手段と、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かに基づいて測定報告モードを決定する手段とを含む。
【0172】
装置は、ロケーションサーバから指定された測定報告モードを受信する手段と、測定報告モードに基づいて少なくとも1つの測定を報告する手段と、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を提供する手段とをさらに含んでもよい。
【0173】
装置は、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の受信した基準を満たすか否かを示す標識を提供する手段をさらに含んでもよい。
【0174】
装置は、決定された測定報告モードに基づいて報告する手段をさらに含んでもよい。
【0175】
装置は、報告することが、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を報告しないことを含むことを、さらに含んでもよい。
【0176】
装置は、報告することが、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0177】
装置は、決定された測定報告モードを示す標識をロケーションサーバまたは何らかの他のエンティティに提供する手段をさらに含んでもよい。
【0178】
装置は、装置が、ユーザ装置、無線ノード、または送信点および/もしくは受信点であることをさらに含んでもよい。
【0179】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0180】
装置は、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0181】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0182】
装置は、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0183】
装置は、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線経路の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0184】
装置は、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0185】
装置は、ロケーションサーバから1つまたは複数の基準の更新を受信する手段をさらに含んでもよい。
【0186】
装置は、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることを、さらに含んでもよい。
【0187】
装置は、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0188】
装置は、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することが、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを判定することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0189】
例示の装置は、位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を提供する手段と、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を提供する手段と、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を受信するかまたは受信しない手段とを含む。
【0190】
装置は、測定報告モードを提供する手段と、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を受信する手段とをさらに含んでもよい。
【0191】
装置は、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識を受信する手段をさらに含んでもよい。
【0192】
装置は、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識が、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を含むことを、さらに含んでもよい。
【0193】
装置は、決定された測定報告モードを示す標識を受信する手段をさらに含んでもよい。
【0194】
装置は、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を受信する手段をさらに含んでもよい。
【0195】
装置は、位置利用者から得られた正確度要件または完全性要件と1つまたは複数の基準との対応付けを実装することによって1つまたは複数の基準を決定する手段をさらに含んでもよい。
【0196】
装置は、対応付けがルックアップテーブルまたは事前定義された規則を介して実装されることをさらに含んでもよい。
【0197】
装置は、装置がロケーションサーバであることをさらに含んでもよい。
【0198】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0199】
装置は、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0200】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0201】
装置は、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0202】
装置は、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0203】
装置は、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0204】
装置は、1つまたは複数の基準の更新を提供する手段をさらに含んでもよい。
【0205】
装置は、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることをさらに含んでもよい。
【0206】
装置は、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0207】
例示の装置は、処理回路と、コンピュータプログラムコードを含むメモリ回路とを含み、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとは、処理回路により、装置が、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信し、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信し、測定要求に基づいて少なくとも1つの測定を行い、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定し、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かに基づいて測定報告モードを決定することを可能にするように構成されている。
【0208】
装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、ロケーションサーバから指定された測定報告モードを受信し、測定報告モードに基づいて少なくとも1つの測定を報告し、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を提供することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の受信した基準を満たすか否かを示す標識を提供することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0209】
装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、決定された測定報告モードに基づいて報告することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。装置は、報告することが、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を報告しないことを含むことを、さらに含んでもよい。
【0210】
装置は、報告することが、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、決定された測定報告モードを示す標識をロケーションサーバまたは何らかの他のエンティティに提供することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0211】
装置は、装置が、ユーザ装置、無線ノード、または送信点および/もしくは受信点であることをさらに含んでもよい。装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0212】
装置は、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して受信されることをさらに含んでもよい。
【0213】
装置は、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0214】
装置は、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線経路の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0215】
装置は、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0216】
装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、ロケーションサーバから1つまたは複数の基準の更新を受信することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0217】
装置は、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることをさらに含んでもよい。装置は、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。装置は、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することが、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを判定することを含むことを、さらに含んでもよい。
【0218】
例示の装置は、処理回路と、コンピュータプログラムコードを含むメモリ回路とを含み、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を提供することと、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を提供することと、少なくとも1つの測定の少なくとも一部を受信するかまたは受信しないこととを可能にするように構成されている。
【0219】
装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、測定報告モードを提供することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を受信することとを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識を受信することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0220】
装置は、少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性が1つまたは複数の基準を満たすか否かを示す標識が、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を含むことをさらに含んでもよい。装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、決定された測定報告モードを示す標識を受信することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0221】
装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、異なる詳細度での少なくとも1つの測定を受信することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0222】
装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、位置利用者から得られた正確度要件または完全性要件と1つまたは複数の基準との対応付けを実装することによって1つまたは複数の基準を決定することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0223】
装置は、対応付けがルックアップテーブルまたは事前定義された規則を介して実装されることをさらに含んでもよい。
【0224】
装置は、装置がロケーションサーバであることをさらに含んでもよい。
【0225】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがネットワークノードである場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0226】
装置は、ネットワークノードが、gNB、送信点および/もしくは受信点、または無線測定ノードであることをさらに含んでもよい。
【0227】
装置は、少なくとも1つの測定を実施するノードがユーザ装置(UE)である場合、1つまたは複数の基準が測位プロトコルを介して提供されることをさらに含んでもよい。
【0228】
装置は、測定報告モードが、少なくとも1つの測定の報告を行わないこと、1つの経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最強経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、複数の経路のうちの最短経路に関係する少なくとも1つの測定を報告すること、またはデバイスが測定または報告することができる経路の数に関係する少なくとも1つの測定を報告することを含むことをさらに含んでもよい。
【0229】
装置は、1つまたは複数の基準が、少なくとも1つの見通し線の存在、少なくとも1つの見通し線経路に関連する強度、測定された経路の数、観察された経路遅延、1つまたは複数の基準を受信するデバイスの能力、または少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する少なくとも1つの証拠が特定されるか否かのうちの少なくとも1つに関係することを、さらに含んでもよい。
【0230】
装置は、1つまたは複数の基準が少なくとも1つの測定の質の不確実性を示唆する証拠に関係する場合、証拠がノイズピーク、干渉または認証問題のうちの1つまたは複数を含むことを、さらに含んでもよい。
【0231】
装置は、メモリ回路とコンピュータプログラムコードとが、処理回路により、装置が、1つまたは複数の基準の更新を提供することを可能にするようにさらに構成されていることを、さらに含んでもよい。
【0232】
装置は、1つまたは複数の基準が、適用される測位方法に応じて異なることをさらに含んでもよい。
【0233】
装置は、少なくとも1つの測定が音声基準信号または測位基準信号に関係することを、さらに含んでもよい。
【0234】
例示のネットワークは、図6に示す装置と、図1に示す装置のうちのいずれかの装置とを含む、本明細書に記載の少なくとも1つの装置を含む。
【0235】
例示のネットワークは、モジュール140-1、モジュール140-2、モジュール150-1、モジュール150-2またはコンピュータプログラムコード173のうちの1つまたは複数を含む、図6に示すコンピュータプログラムコード606および/または図1のモジュールを実行する非一過性のプログラム記憶デバイスを含む、本明細書に記載のような少なくとも1つの非一過性のプログラム記憶デバイスを少なくとも含む。
【0236】
例示の方法は、ロケーションサーバから位置推定のために使用される少なくとも1つの測定の1つまたは複数の特性に関係する1つまたは複数の基準を受信することと、少なくとも1つの測定を行うことを求める測定要求を受信することと、測定要求に基づいて少なくとも1つの測定を行うことと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たすか否かを判定することと、ロケーションサーバから指定された測定報告モードを受信することとを含む。方法は、測定報告モードに基づいて少なくとも1つの測定を報告することと、少なくとも1つの測定が1つまたは複数の基準を満たす条件で行われたか否かを示す標識を提供することとをさらに含んでもよい。
【0237】
以上の説明は例示にすぎないことを理解されたい。当業者によって様々な代替および変更が考案され得る。たとえば、様々な従属請求項に記載されている特徴が任意の適切な組合せで互いに組み合わされてもよい。さらに、上述の異なる実施形態のうちの特徴が、新たな実施形態として選択的に組み合わされてもよい。したがって、上記の説明は、添付の特許請求の範囲に含まれるそのような代替、修正および変形を包含することが意図されている。
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