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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-13
(45)【発行日】2024-05-21
(54)【発明の名称】無線通信におけるサービス連続性の確保
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/08 20090101AFI20240514BHJP
   H04W 36/18 20090101ALI20240514BHJP
   H04W 76/22 20180101ALI20240514BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20240514BHJP
   H04W 28/24 20090101ALI20240514BHJP
【FI】
H04W36/08
H04W36/18
H04W76/22
H04W28/084
H04W28/24
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022563132
(86)(22)【出願日】2020-04-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-23
(86)【国際出願番号】 CN2020085564
(87)【国際公開番号】W WO2021109416
(87)【国際公開日】2021-06-10
【審査請求日】2022-12-12
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ガオ, ユアン
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ヘ
(72)【発明者】
【氏名】ジュー, ジングオ
(72)【発明者】
【氏名】リー, ダペン
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-505890(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第110838927(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
第1のネットワークノードが、第2のネットワークノードから第1のメッセージ受信することであって、前記第1のメッセージは、スライス再マッピング補助情報を含む、ことと、
ハンドオーバプロシージャに基づいて、前記スライス再マッピング補助情報を使用して、前記第1のネットワークノードから標的ネットワークノードに端末のためのネットワークサービスをハンドオーバすること、または、前記スライス再マッピング補助情報を使用して、端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することと
を含み、
前記スライス再マッピング補助情報は、ネットワークスライス再マッピングがコアネットワークノードによってサポートされているかどうかを示すインジケータを備え、
前記インジケータは、許可ネットワークスライス選択補助情報一覧表の一部として、リストによって構成されている、方法。
【請求項2】
前記スライス再マッピング補助情報は、1)特定の端末、特定のスライス、または特定のプロトコルデータユニット(PDU)セッションに関するネットワークスライスの1つ以上の標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライス、または、2)ネットワーク再マッピングが可能にされない理由を示す要因値、または、3)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにおける各QoSフローに関するサービスの質(QoS)プロファイルを備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のネットワークノードがネットワーク再マッピングを実行することを可能にする前記情報は、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、ハンドオーバ準備失敗メッセージ、端末コンテキスト読み出し要求メッセージ端末コンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている前記第1のネットワークノードから第2のRANノードを備えている前記第2のネットワークノードに伝送される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記スライス補助情報は、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに伝送される、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記ハンドオーバプロシージャを実行することまたは前記端末コンテキストプロシージャを読み出すことは、
前記第1のネットワークノードが、特定のネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングすること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、第1のRANノードを備えている前記第1のネットワークノードから、
1)XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、ハンドオーバ準備失敗メッセージ、端末コンテキスト読み出し要求メッセージ端末コンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第2のRANノードを備えている第2のネットワークノードに送信され、または、
2)初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードを備えている第2のネットワークノードに送信され、または、
3)初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、RANノードを備えている第2のネットワークノードに送信される、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、前記第1のネットワークノードが、スライス再マッピングが前記第2のネットワークノードにおいてサポートされていることを示す前記スライス再マッピング補助情報に基づいて、前記第2のネットワークノードに対するNG/S1ベースのハンドオーバプロシージャまたはXn/X2ベースのハンドオーバプロシージャを開始することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、
1)初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードからRANノードに送信され、または、
2)XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージハンドオーバ準備失敗メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードから第2のRANノードに送信され、または、
3)初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに送信される、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記第1のネットワークノードが、ネットワークスライス再マッピングが前記第2のネットワークノードにおいてサポートされていることを示す前記スライス再マッピング補助情報に基づいて、第2のネットワークノードに対する前記端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することと、
前記第1のネットワークノードが、ネットワークスライス再マッピングを実行することを補助するために、スライス補助情報を含むスライス再マッピング補助情報を前記第2のネットワークノードに送信することと
をさらに含み、
前記第2のネットワークノードは、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにマッピングするように構成されている、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第2のネットワークノードは、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングすること、または、
前記標的ネットワークスライスまたは前記等価ネットワークスライスを前記第1のネットワークノードまたは第3のネットワークノードに送信すること
を行うように構成されている、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、RANノードから、
1)初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードに送信され、または、
2)UEコンテキスト読み出し要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第2のRANノード送信される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
無線通信のための装置であって、
前記装置は、プロセッサを備え、
前記プロセッサは、請求項1~11のいずれかに記載の方法を実行するように構成されている、装置。
【請求項13】
コードが記憶されている非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、請求項1~11のいずれかに記載の方法を実装することを前記プロセッサに行わせる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許文書は、概して、無線通信を対象とする。
【背景技術】
【0002】
モバイル通信技術は、ますます接続およびネットワーク化された社会に世界を向かわせつつある。モバイル通信の高速成長および技術における進歩は、容量および接続性に関するより大きな需要につながっている。エネルギー消費、デバイスコスト、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面も、種々の通信シナリオの必要性を満たすために重要である。より高いサービスの質を提供する新しい方法を含む種々の技法が、議論されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本書は、デジタル無線通信、より具体的に、ネットワークハンドオーバ中、サービス連続性をサポートすることに関連する技法に関連する方法、システム、およびデバイスを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの例示的側面では、無線通信のための方法が、開示される。方法は、第1のメッセージを第2のネットワークノードから受信することを含み、第1のメッセージは、スライス再マッピング補助情報を含む。方法は、ハンドオーバプロシージャに基づいて、スライス再マッピング補助情報を使用して、第1のネットワークノードから標的ネットワークノードに端末のためのネットワークサービスをハンドオーバすること、またはスライス再マッピング補助情報を使用して、端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することを含む。
【0005】
別の例示的側面では、プロセッサを備えている無線通信装置が、開示される。プロセッサは、本明細書に説明される方法を実装するように構成される。
【0006】
さらに別の例示的側面では、本明細書に説明される種々の技法は、プロセッサ実行可能コードとして具現化され、コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体上に記憶され得る。
【0007】
いくつかの実施形態が、好ましくは、付記のフォーマットで書き込まれる、以下のソリューションを実装し得る。
【0008】
(付記1)無線通信のためのソリューションであって、ソリューションは、第1のネットワークノードによって、第1のメッセージを第2のネットワークノードから受信することであって、第1のメッセージは、スライス再マッピング補助情報を含む、ことと、ハンドオーバプロシージャに基づいて、スライス再マッピング補助情報を使用して、第1のネットワークノードから標的ネットワークノードに端末のためのネットワークサービスをハンドオーバする、またはスライス再マッピング補助情報を使用して、端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することとを含む、無線通信のためのソリューション。
【0009】
(付記2)スライス再マッピング補助情報は、第1のネットワークによって発生させられるか、または第2のネットワークノードから受信される、付記1に記載のソリューション。
【0010】
(付記3)スライス再マッピング補助情報は、ネットワークスライス再マッピングが、特定の端末、特定のネットワークスライス、または特定のPDUセッションに関して、コアネットワークノードまたは無線アクセスネットワーク(RAN)によってサポートされるかどうかを示すインジケータを備えている、付記1に記載のソリューション。
【0011】
(付記4)インジケータは、許可ネットワークスライス選択補助情報一覧表の一部として、またはスライスサポートリストアイテムの一部として、別個のリストによって構成されている、付記3に記載のソリューション。
【0012】
(付記5)インジケータは、第1のネットワークノードがネットワーク再マッピングを実施することを可能にする情報を含むメッセージにおいて、別個の情報要素、またはトランスペアレントコンテナの内側の情報要素として構成されている、付記3に記載のソリューション。
【0013】
(付記6)スライス再マッピング補助情報は、特定の端末、特定のスライス、または特定のプロトコルデータユニット(PDU)セッションに関するネットワークスライスの1つ以上の標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを備えている、付記1に記載のソリューション。
【0014】
(付記7)スライス再マッピング補助情報は、ネットワーク再マッピングが可能にされない理由を示す要因値を備えている、付記1に記載のソリューション。
【0015】
(付記8)スライス再マッピング補助情報は、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにおける各QoSフローに関するサービスの質(QoS)プロファイルを備えている、付記6に記載のソリューション。
【0016】
(付記9)第1のネットワークノードおよび第2のネットワークノードのいずれかは、コアネットワークノードまたはRANノードのいずれかを備えている、付記1に記載のソリューション。
【0017】
(付記10)スライス再マッピング補助情報は、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、および端末コンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードを備えている第2のネットワークノードからRANノードを備えている第1のネットワークノードに伝送される、付記1に記載のソリューション。
【0018】
(付記11)第1のネットワークノードがネットワーク再マッピングを実施することを可能にする情報は、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、ハンドオーバ準備失敗メッセージ、端末コンテキスト読み出し要求メッセージ、および端末コンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている第1のネットワークノードから第2のRANノードを備えている第2のネットワークノードに伝送される、付記1に記載のソリューション。
【0019】
(付記12)スライス補助情報は、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに伝送される、付記8に記載のソリューション。
【0020】
(付記13)ハンドオーバプロシージャを実施することまたは端末コンテキストプロシージャを読み出すことは、第1のネットワークノードによって、特定のネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングすることをさらに含む、付記1に記載のソリューション。
【0021】
(付記14)第1のネットワークノードによって、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを第2のネットワークノードおよび/または第3のネットワークノードに送信することをさらに含む、付記13に記載のソリューション。
【0022】
(付記15)第2のネットワークノードは、第3のネットワークノードに標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを送信するように構成されている、付記14に記載のソリューション。
【0023】
(付記16)第1のネットワークノードは、第1のRANノードであり、第2のネットワークノードは、第2のRANノードまたは第1のコアネットワークノードであり、第3のノードは、第2のコアネットワークノードである、付記14および15のいずれかに記載のソリューション。
【0024】
(付記17)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、ハンドオーバ準備失敗メッセージ、端末コンテキスト読み出し要求メッセージ、および端末コンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている第1のネットワークノードから第2のRANノードを備えている第2のネットワークノードに送信される、ソリューションのいずれかに記載の付記14および15。
【0025】
(付記18)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている第1のネットワークノードからコアネットワークノードを備えている第2のネットワークノードに送信される、付記14および15のいずれかに記載のソリューション。
【0026】
(付記19)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、およびUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードを備えている第1のネットワークノードからRANノードを備えている第2のネットワークノードに送信される、付記14および15のいずれかに記載のソリューション。
【0027】
(付記20)第1のネットワークノードによって、スライス再マッピングが第2のネットワークノードにおいてサポートされることを示すスライス再マッピング補助情報に基づいて、第2のネットワークノードに対するNG/S1ベースのハンドオーバプロシージャまたはXn/X2ベースのハンドオーバプロシージャを開始することをさらに含む、付記1に記載のソリューション。
【0028】
(付記21)第1のネットワークノードによって、第2のネットワークノードにスライス再マッピング補助情報を送信することをさらに含み、第2のネットワークノードは、受信したスライス再マッピング補助情報に基づいて、サービング(serving)ネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにマッピングするように構成されている、付記20に記載のソリューション。
【0029】
(付記22)第2のネットワークノードは、あるネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングするように構成されている、付記20に記載のソリューション。
【0030】
(付記23)第2のネットワークノードは、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを第1のネットワークノードまたは第3のネットワークノードに送信するように構成されている、付記22に記載のソリューション。
【0031】
(付記24)第3のネットワークノードは、RANノードまたはコアネットワークノードのいずれかを備えている、付記23に記載のソリューション。
【0032】
(付記25)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、およびUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードからRANノードに送信される、付記23に記載のソリューション。
【0033】
(付記26)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、およびハンドオーバ準備失敗メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードから第2のRANノードに送信される、付記23に記載のソリューション。
【0034】
(付記27)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに送信される、付記23に記載のソリューション。
【0035】
(付記28)第1のネットワークノードによって、ネットワークスライス再マッピングが第2のネットワークノードにおいてサポートされることを示すスライス再マッピング補助情報に基づいて、第2のネットワークノードに対する端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することをさらに含む、付記1に記載のソリューション。
【0036】
(付記29)第1のネットワークノードによって、ネットワークスライス再マッピングを実施することを補助するために、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにマッピングするように構成された第2のネットワークノードにスライス補助情報を含むスライス再マッピング補助情報を送信することをさらに含む、付記28に記載のソリューション。
【0037】
(付記30)第1のネットワークノードは、第1のRANノードであり、第2のネットワークノードは、第2のRANノードである、付記29に記載のソリューション。
【0038】
(付記31)第2のネットワークノードは、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングするように構成されている、付記29に記載のソリューション。
【0039】
(付記32)第2のネットワークノードは、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを第1のネットワークノードまたは第3のネットワークノードに送信するように構成されている、付記31に記載のソリューション。
【0040】
(付記33)第3のネットワークノードは、コアネットワークノードである、付記32に記載のソリューション。
【0041】
(付記34)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに送信される、付記32に記載のソリューション。
【0042】
(付記35)標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、UEコンテキスト読み出し要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードから第2のRANノードに送信される、付記32に記載のソリューション。
【0043】
(付記36)付記1-35のいずれかに記載のソリューションを実行するように構成されたプロセッサを備えている無線通信のための装置。
【0044】
(付記37)コードを記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、コードは、プロセッサによって実行されると、付記1-35のいずれかに記載のソリューションをプロセッサに実装させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0045】
1つ以上の実装の詳細は、付随の添付書類、図面、および下記の説明に記載される。他の特徴が、説明および図面から、および付記から明白であろう。
本発明はさらに、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信のための方法であって、前記方法は、
第1のネットワークノードによって、第1のメッセージを第2のネットワークノードから受信することであって、前記第1のメッセージは、スライス再マッピング補助情報を含む、ことと、
ハンドオーバプロシージャに基づいて、前記スライス再マッピング補助情報を使用して、前記第1のネットワークノードから標的ネットワークノードに端末のためのネットワークサービスをハンドオーバすること、または、前記スライス再マッピング補助情報を使用して、端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することと
を含む、方法。
(項目2)
前記スライス再マッピング補助情報は、前記第1のネットワークによって発生させられるか、または第2のネットワークノードから受信される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記スライス再マッピング補助情報は、ネットワークスライス再マッピングが、特定の端末、特定のネットワークスライス、または特定のPDUセッションに関して、コアネットワークノードまたは無線アクセスネットワーク(RAN)によってサポートされるかどうかを示すインジケータを備えている、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記インジケータは、許可ネットワークスライス選択補助情報一覧表の一部として、またはスライスサポートリストアイテムの一部として、別個のリストによって構成されている、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記インジケータは、前記第1のネットワークノードがネットワーク再マッピングを実施することを可能にする前記情報を含むメッセージにおいて、別個の情報要素、またはトランスペアレントコンテナの内側の情報要素として構成されている、項目3に記載の方法。
(項目6)
前記スライス再マッピング補助情報は、特定の端末、特定のスライス、または特定のプロトコルデータユニット(PDU)セッションに関するネットワークスライスの1つ以上の標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを備えている、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記スライス再マッピング補助情報は、ネットワーク再マッピングが可能にされない理由を示す要因値を備えている、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記スライス再マッピング補助情報は、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにおける各QoSフローに関するサービスの質(QoS)プロファイルを備えている、項目6に記載の方法。
(項目9)
前記第1のネットワークノードおよび前記第2のネットワークノードのいずれかは、コアネットワークノードまたはRANノードのいずれかを備えている、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記スライス再マッピング補助情報は、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、および端末コンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードを備えている前記第2のネットワークノードからRANノードを備えている前記第1のネットワークノードに伝送される、項目1に記載の方法。
(項目11)
前記第1のネットワークノードがネットワーク再マッピングを実施することを可能にする前記情報は、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、ハンドオーバ準備失敗メッセージ、端末コンテキスト読み出し要求メッセージ、および端末コンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている前記第1のネットワークノードから第2のRANノードを備えている前記第2のネットワークノードに伝送される、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記スライス補助情報は、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに伝送される、項目8に記載の方法。
(項目13)
前記ハンドオーバプロシージャを実施することまたは前記端末コンテキストプロシージャを読み出すことは、
前記第1のネットワークノードによって、特定のネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングすること
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目14)
前記第1のネットワークノードによって、前記標的ネットワークスライスまたは前記等価ネットワークスライスを前記第2のネットワークノードおよび/または第3のネットワークノードに送信することをさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記第2のネットワークノードは、前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを前記第3のネットワークノードに送信するように構成されている、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記第1のネットワークノードは、第1のRANノードであり、前記第2のネットワークノードは、第2のRANノードまたは第1のコアネットワークノードであり、前記第3のノードは、第2のコアネットワークノードである、項目14および15のいずれかに記載の方法。
(項目17)
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、ハンドオーバ準備失敗メッセージ、端末コンテキスト読み出し要求メッセージ、および端末コンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている前記第1のネットワークノードから第2のRANノードを備えている第2のネットワークノードに送信される、項目14および15のいずれかに記載の方法。
(項目18)
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている前記第1のネットワークノードからコアネットワークノードを備えている第2のネットワークノードに送信される、項目14および15のいずれかに記載の方法。
(項目19)
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、およびUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードを備えている前記第1のネットワークノードからRANノードを備えている第2のネットワークノードに送信される、項目14および15のいずれかに記載の方法。
(項目20)
前記第1のネットワークノードによって、スライス再マッピングが前記第2のネットワークノードにおいてサポートされることを示す前記スライス再マッピング補助情報に基づいて、前記第2のネットワークノードに対するNG/S1ベースのハンドオーバプロシージャまたはXn/X2ベースのハンドオーバプロシージャを開始することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目21)
前記第1のネットワークノードによって、前記スライス再マッピング補助情報を第2のネットワークノードに送信することをさらに含み、前記第2のネットワークノードは、前記受信したスライス再マッピング補助情報に基づいて、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにマッピングするように構成されている、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記第2のネットワークノードは、あるネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングするように構成されている、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記第2のネットワークノードは、前記標的ネットワークスライスまたは前記等価ネットワークスライスを前記第1のネットワークノードまたは第3のネットワークノードに送信するように構成されている、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記第3のネットワークノードは、RANノードまたはコアネットワークノードのいずれかを備えている、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、およびUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードからRANノードに送信される、項目23に記載の方法。
(項目26)
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、およびハンドオーバ準備失敗メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードから第2のRANノードに送信される、項目23に記載の方法。
(項目27)
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに送信される、項目23に記載の方法。
(項目28)
前記第1のネットワークノードによって、ネットワークスライス再マッピングが前記第2のネットワークノードにおいてサポートされることを示す前記スライス再マッピング補助情報に基づいて、第2のネットワークノードに対する前記端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目29)
前記第1のネットワークノードによって、ネットワークスライス再マッピングを実施することを補助するために、スライス補助情報を含むスライス再マッピング補助情報を前記第2のネットワークノードに送信することをさらに含み、前記第2のネットワークノードは、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにマッピングするように構成されている、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記第1のネットワークノードは、第1のRANノードであり、前記第2のネットワークノードは、第2のRANノードである、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記第2のネットワークノードは、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングするように構成されている、項目29に記載の方法。
(項目32)
前記第2のネットワークノードは、前記標的ネットワークスライスまたは前記等価ネットワークスライスを前記第1のネットワークノードまたは第3のネットワークノードに送信するように構成されている、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記第3のネットワークノードは、コアネットワークノードである、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに送信される、項目32に記載の方法。
(項目35)
前記標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、UEコンテキスト読み出し要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードから第2のRANノードに送信される、項目32に記載の方法。
(項目36)
項目1-35のいずれかに記載の方法を実行するように構成されたプロセッサを備えている無線通信のための装置。
(項目37)
コードを記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、項目1-35のいずれかに記載の方法を前記プロセッサに実装させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1図1は、ハンドオーバ中のサービス連続性のための例示的シナリオの例示的ブロック図である。
【0047】
図2図2は、成功および不成功Xnベースのハンドオーバプロシージャの両方を図示する例示的信号伝達プロセスである。
【0048】
図3図3は、成功および不成功NGベースのハンドオーバプロシージャの両方を図示する例示的信号伝達プロセスである。
【0049】
図4図4は、CN側におけるスライス再マッピングを伴うNGベースのハンドオーバプロシージャを図示する例示的信号伝達プロセスである。
【0050】
図5図5は、RAN側におけるスライス再マッピングを伴うXnベースのハンドオーバを図示する例示的信号伝達プロセスである。
【0051】
図6図6は、ネットワークハンドオーバ中のサービス連続性をサポートするための例示的方法である。
【0052】
図7図7は、本技術の1つ以上の実施形態による技法が適用され得る無線通信システムの実施例を示す。
【0053】
図8図8は、ハードウェアプラットフォームの一部のブロック図表現である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
無線通信、すなわち、5G新規無線(NR)通信の新世代の開発は、増加するネットワーク需要の要件を満たすための継続的なモバイルブロードバンド進化プロセスの一部である。NRは、より多くのユーザが同時に接続されることを可能にするために、より大きなスループットを提供するであろう。エネルギー消費、デバイスコスト、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面も、種々の通信シナリオの要求を満たすために重要である。
【0055】
UEが、標的セルに、ソースセルからハンドオーバされるとき、異なるスライスが、継続中のサービスがソースセルにおけるNWスライスと標的セルにおけるNWスライスとの両方で続けられ得る間、ソースおよび標的セルにおいてサポートされ得る。
【0056】
図1は、ハンドオーバ中のサービス連続性のための例示的シナリオ100のブロック図である。例えば、図1に示されるように、オペレータが、ある環境(例えば、空港)のための垂直スライスを展開し、その中で、空港スライスのUEが、特別なサービスの質(QoS)処理および充電率を有し得る。空港のための垂直スライスの外側に、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスのための通常NWスライスが、同様に有無し得、その中で、「空港のUE」が、QoS処理および充電率の両方において、通常eMBB UEとして処理され得る。UEが、空港スライスから通常eMBBスライスに移動する場合では、サービス連続性が、サポートされることができる。故に、本実施形態は、サポートされるスライスを考慮することによって、ハンドオーバ中のサービス連続性をサポートすることに関する。
【0057】
多くの場合、既存のハンドオーバプロシージャが、Xn/X2またはNG/S1参照点を使用して、ソース無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから標的RANノードにUEをハンドオーバするために、使用されることができる。ハンドオーバプロシージャは、例えば、新しい無線条件、負荷バランシングに起因して、特定のサービス等に起因して、トリガされることができる。
【0058】
図2は、成功および不成功Xnベースのハンドオーバプロシージャの両方を図示する例示的信号伝達プロセス200である。例示的Xnベースのハンドオーバプロシージャが、図2に示される。
【0059】
成功した動作中、ソースRANノード204は、標的RANノード206に、ハンドオーバ要求メッセージ208を送信し、標的RANノードからのフィードバックを待つことができる。標的RANノードがこの要求を承認する場合、ハンドオーバ要求承認メッセージ210が、ソースRANノードに返信されるであろう。ソースRANノード204は、次いで、UE202に、ハンドオーバコマンド212を送信し、それによって、UEは、標的RANノード206へのアクセス214を開始するであろう。
【0060】
ハンドオーバ要求216が、標的RANノードに承認可能ではない場合、要因IEが適切な値に設定されたハンドオーバ準備失敗メッセージ218が、拒絶に関する理由を知らせるために、ソースノード204に送信されることができる。特に、要因IEは、ソースRAN-ノードにおけるサービングスライスが、標的ノードにおいてサポートされない場合、スライスがNG-RANによってサポートされないように設定されることができる。
【0061】
図3は、成功および不成功NGベースのハンドオーバプロシージャの両方を図示する例示的信号伝達プロセス300である。例示的NGベースのハンドオーバプロシージャが、図3に示される。ソースRANノード304は、コアネットワーク(CN)ノード(例えば、AMF308)に、ハンドオーバ要求メッセージ310を送信し、CNは、ソースをUE302のハンドオーバのために予約するように、標的RANノード306に、ハンドオーバ要求メッセージ312を送信することができる。標的RANノードが、この要求を承認する場合、ハンドオーバ要求承認メッセージ314が、CNノード308に、返信されることができる。CNノードは、次いで、ソースRANノード304に、ハンドオーバコマンドメッセージ316を送信することができる。UEは、ソースRANノードからハンドオーバコマンドメッセージ318を受信後、標的RANノード306へのアクセス320を開始することができる。
【0062】
不成功であった動作では、ソースRANノード304は、AMF308に、ハンドオーバ要求メッセージ322を送信することができ、AMF308は、標的RANノード306に、ハンドオーバ要求メッセージを送信することができる。標的RANノード306は、ハンドオーバが失敗する場合、AMFに、ハンドオーバ失敗メッセージ326を送信することができる。CNノードまたは標的側が、PDUセッションリソースのいずれかを承認することが可能ではない場合、または、ハンドオーバ準備中、失敗が生じる場合、AMFは、ソースNG-RANノードに、適切な要因値を伴うハンドオーバ準備失敗メッセージ328を送信することができる。特に、Cause IEは、ソースRAN-ノードにおけるサービングスライスが、標的ノードまたはCNノードにおいてサポートされない場合、Slice not supportedに設定され得る。
【0063】
(システム概要)
【0064】
本開示において、本実施形態は、ソースRANノードにおけるサービングスライスを標的RANノードにおいてサポートされるあるスライスに再マッピングすることによって、ハンドオーバ中、サービス連続性をサポートすることに関する。第1のネットワークノードが、スライス補助情報に基づいて、ハンドオーバプロシージャまたはUEコンテキスト読み出しプロシージャを実施することができる。
【0065】
スライス補助情報は、第1のネットワーク自体によって発生させられるか、または第2のネットワークノードによって提供されるかのいずれかであることができる。スライス補助情報が、第1のノードによって発生させられる場合に関して、第1のノードは、ハンドオーバプロシージャまたはUEコンテキスト読み出しプロシージャ中、第2のノードに、それを提供し得る。第1のネットワークノードは、RANノードまたはCNノードであることができる。CNノードは、AMF、SMF、または任意の他のコアネットワークノードであることができる。第2のネットワークノードは、RANノードまたはCNノードであることができる。RANノードは、gNB、eNB、ng-eNB、en-gNB、または任意の他の無線アクセスネットワークノードであることができる。
【0066】
(問題点1)
【0067】
第1の問題点に伴い、スライス補助情報は、種々の情報を含むことができる。第1の代替として、スライス補助情報は、CNベースの再マッピングまたはスライス再マッピング補助情報がサポートされるかどうかを示すインジケータを含むことができる。インジケータは、UEごと、PDUセッションごと、またはスライスごとに構成されることができる。
【0068】
UEごとのインジケータは、スライス再マッピングがCNによってサポートされるかどうかを示すために、使用されることができる。例えば、このインジケータを用いて、ソースノードは、進行中のスライスが標的ノードによってサポートされないこともあるときは常に、CNベースのハンドオーバを開始することができる。
【0069】
スライスごとのインジケータは、CNベースのスライス再マッピングが、1つの特定のスライスに適用可能であるかどうかを示すために、使用されることができる。例えば、このインジケータを用いて、ソースノードは、進行中のスライスが、標的ノードによってサポートされないこともあり、かつスライス再マッピングが進行中のスライスに適用可能であるときは常に、CNベースのハンドオーバを開始することができる。スライスごとのインジケータは、別個のリスト(例えば、そのための再マッピング動作がCNにおいて適用可能であるS-NSSAIのリスト)によって、または許可NSSAIの一部として構成され得る(例えば、インジケータは、許可NSSAI-アイテム内に含まれることができる)。
【0070】
PDUセッションごとのインジケータは、PDUセッション構成の一部として、構成されることができ、CNベースのスライス再マッピングが、このPDUセッションに適用可能であるかどうかを示すために、使用されることができる。PDUセッションごとのインジケータは、CNノードとRANノードとの間、または2つのRANノードの間交換されるメッセージにおいて、または、PDUセッションリソース設定要求転送コンテナ、PDUセッションリソース設定応答転送コンテナ、PDUセッションリソース設定不成功転送コンテナ、PDUセッションリソース修正要求転送コンテナ、PDUセッションリソース修正応答転送コンテナ、ハンドオーバ要求転送コンテナ、ハンドオーバコマンド転送コンテナ、ハンドオーバ要求承認転送コンテナ、ハンドオーバリソース配分不成功転送コンテナ、経路切り替え要求転送コンテナ、経路切り替え要求承認転送コンテナ、経路切り替え要求設定失敗転送コンテナ、および/または経路切り替え要求不成功転送コンテナにおいて、別個のIEとして構成されることができる。
【0071】
第2の代替として、スライス補助情報は、RANベースの再マッピングまたはスライス再マッピング補助情報が、サポートされるかどうかを示すインジケータを含むことができる。インジケータは、UEごと、PDUセッションごと、またはスライスごとに構成されることができる。
【0072】
UEごとインジケータが、スライス再マッピングが、当該RANノードによってサポートされるかどうかを示すために、使用されることができる。このインジケータを用いることで、ソースノードは、進行中のスライスが標的ノードによってサポートされないこともあるときは常に、Xnベースのハンドオーバを開始することができる。
【0073】
スライスごとのインジケータは、RANベースのスライス再マッピングが、1つの特定のスライスに適用可能であるかどうかを示すために、使用されることができる。例えば、ソースノードは、進行中のスライスが標的ノードによってサポートされないこともあり、かつスライス再マッピングが進行中のスライスに適用可能であるときは常に、RANベースのハンドオーバを開始することができる。代替として、ソースノードは、いずれにしても、X2/Xnベースのハンドオーバを開始し得、再マッピングが可能にされるかどうかをチェックすることは、標的ノード次第であり得る。スライスごとのインジケータは、別個のリスト(例えば、そのための再マッピング動作がRANノードにおいて適用可能であるS-NSSAIのリスト)によって、または許可NSSAIの一部として、構成され得る(例えば、インジケータは、許可NSSAI-アイテムまたはスライスサポートリストアイテムの一部として、含まれることができる)。
【0074】
PDUセッションごとのインジケータは、PDUセッション構成の一部として、構成されることができ、RANベースのスライス再マッピングがこのPDUセッションに適用可能であるかどうかを示すために、使用されることができる。PDUセッションごとのインジケータは、CNノードとRANノードとの間、または2つのRANノードの間で交換されるメッセージにおいて、または、PDUセッションリソース設定要求転送コンテナ、PDUセッションリソース設定応答転送コンテナ、PDUセッションリソース設定不成功転送コンテナ、PDUセッションリソース修正要求転送コンテナ、PDUセッションリソース修正応答転送コンテナ、ハンドオーバ要求転送コンテナ、ハンドオーバコマンド転送コンテナ、ハンドオーバ要求承認転送コンテナ、ハンドオーバリソース配分不成功転送コンテナ、経路切り替え要求転送コンテナ、経路切り替え要求承認転送コンテナ、経路切り替え要求設定失敗転送コンテナ、および/または経路切り替え要求不成功転送コンテナにおいて、別個のIEとして構成されることができる。
【0075】
第3の代替として、スライス補助情報は、各PDUセッションのための許可標的NWスライスまたは等価スライスのいずれかを含むインジケータを含むことができる。PDUセッションごとの許可標的NWスライスまたは等価スライスは、CNノードとRANノードとの間、または2つのRANノードの間で交換されるメッセージにおいて、またはPDUセッションリソース設定要求転送コンテナ、PDUセッションリソース設定応答転送コンテナ、PDUセッションリソース設定不成功転送コンテナ、PDUセッションリソース修正要求転送コンテナ、PDUセッションリソース修正応答転送コンテナ、ハンドオーバ要求転送コンテナ、ハンドオーバコマンド転送コンテナ、ハンドオーバ要求承認転送コンテナ、ハンドオーバリソース配分不成功転送コンテナ、経路切り替え要求転送コンテナ、経路切り替え要求承認転送コンテナ、経路切り替え要求設定失敗転送コンテナ、または経路切り替え要求不成功転送コンテナにおいて、別個のIEとして構成されるであろう。
【0076】
各サービングNWスライス(現在のNWスライス)または等価NWスライスのための許可標的NWスライス(それらの間で、スライス再マッピングが可能にされ得る)。これは、別個のリスト(例えば、再マッピング動作が適用可能であるS-NSSAIのリストおよびリスト内の各スライスのための標的または等価NWスライス)によって、または、AllowedNSSAIの一部として(例えば、許可再マッピングスライスまたは等価スライスは、AllowedNSSAIアイテムに含まれることができる)、またはスライスサポートリストアイテムの一部としてのいずれかで構成されることができる。潜在的QoSプロファイルが、標的NWスライスまたは等価NWスライスにおける各QoSフローのために含まれ得る。
【0077】
第4の代替として、スライス補助情報は、ハンドオーバ失敗、ハンドオーバキャンセル、またはハンドオーバ準備失敗に関する要因値(例えば、可能にされないスライス再マッピング)を含むことができる。
【0078】
(問題点2)
【0079】
第2の問題点は、スライス補助情報が、第2のネットワークノードから第1のネットワークノードに提供されるときに関連し得る。スライス補助情報は、種々のメッセージのうちの1つを介して、CNノードからRANノードに、1つのRANノードから別のRANノードに、またはRANノードからCNノードに提供されることができる。
【0080】
1つのそのようなメッセージは、CNからRANへの初期コンテキスト設定要求メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはPDUセッションリソース設定要求転送コンテナ内に含まれることができる。
【0081】
別のそのようなメッセージは、CNからRANへのPDUセッションリソース修正要求メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはPDUセッションリソース修正要求転送コンテナ内に含まれることができる。
【0082】
別のそのようなメッセージは、CNからRANへのPDUセッションリソース設定要求メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはPDUセッションリソース設定要求転送内に含まれることができる。
【0083】
別のそのようなメッセージは、CNからRANへのハンドオーバコマンドメッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはハンドオーバコマンド転送コンテナ内に含まれることができる。
【0084】
別のそのようなメッセージは、CNからRANへのハンドオーバ要求メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはPDUセッションリソース設定要求転送コンテナ内に含まれることができる。
【0085】
別のそのようなメッセージは、CNからRANへの経路切り替え要求承認メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、または経路切り替え要求承認転送コンテナ/経路切り替え要求不成功転送内に含まれることができる。
【0086】
別のそのようなメッセージは、CNからRANへの経路切り替え要求失敗メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、または経路切り替え要求不成功転送コンテナ内に含まれることができる。
【0087】
別のそのようなメッセージは、CNからRANへのUEコンテキスト修正要求メッセージを含むことができる。
【0088】
別のそのようなメッセージは、RANノードから別のRANノードへのXN設定応答メッセージを含むことができる。
【0089】
別のそのようなメッセージは、RANノードから別のRANノードへのXN設定要求メッセージを含むことができる。
【0090】
別のそのようなメッセージは、RANノードから別のRANノードへのハンドオーバ要求メッセージを含むことができる。
【0091】
別のそのようなメッセージは、RANノードから別のRANノードへのハンドオーバ要求承認メッセージを含むことができる。
【0092】
別のそのようなメッセージは、RANノードから別のRANノードへのハンドオーバ準備失敗メッセージを含むことができる。
【0093】
別のそのようなメッセージは、RANノードから別のRANノードへのUEコンテキスト読み出し要求メッセージを含むことができる。
【0094】
別のそのようなメッセージは、RANノードから別のRANノードへのUEコンテキスト読み出し応答メッセージを含むことができる。
【0095】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへの初期コンテキスト設定応答メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはPDUセッションリソース設定応答転送コンテナ内に含まれることができる。
【0096】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへの初期コンテキスト設定失敗メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはPDUセッションリソース設定不成功転送コンテナ内に含まれることができる。
【0097】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへのPDUセッションリソース設定応答メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはPDUセッションリソース設定応答転送コンテナ内に含まれることができる。
【0098】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへのPDUセッションリソース修正応答メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはPDUセッションリソース修正応答転送コンテナ内に含まれることができる。
【0099】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへのUEコンテキスト修正応答メッセージを含むことができる。
【0100】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへのハンドオーバ要求メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはハンドオーバ要求転送コンテナ内に含まれることができる。
【0101】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへの初期UEメッセージを含むことができる。
【0102】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへのハンドオーバ失敗メッセージを含むことができる。
【0103】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへのハンドオーバ要求承認メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、またはハンドオーバ要求承認転送コンテナまたはハンドオーバリソース配分不成功転送コンテナ内に含まれることができる。
【0104】
別のそのようなメッセージは、RANからCNへの経路切り替え要求メッセージを含むことができる。スライス補助情報は、このメッセージ内で、別個のIEとして含まれること、または経路切り替え要求転送コンテナ/経路切り替え要求設定失敗転送コンテナ内に含まれることができる。
【0105】
(問題点3)
【0106】
第3の問題点に対して、第1のネットワークノードが、スライス補助情報に基づいて、以下の動作のうちの1つ以上を実施し得る。
【0107】
第1の動作は、NG/S1ベースのハンドオーバを実施する第1のノードを含むことができる。別のRANノード(ハンドオーバ標的として候補ノードであり得る)においてサポートされるスライス情報を受信すると、UEによる現在のスライスの使用が、標的セルによってサポートされないこともあり、かつ補助情報(例えば、インジケータ)がCNベースの再マッピングがUE、継続中のPDUセッションまたはサービングスライスのためにサポートされている場合、ソースノードは、CNがスライス再マッピング動作を処理することを可能にするためにNG/S1ベースのハンドオーバを開始し得る。
【0108】
ソースRANノードは、CNノードにハンドオーバ要求メッセージを送信することによって、NG/S1ベースのハンドオーバを開始し得る。
【0109】
CNノードは、次いで、PDUセッション間の関連付けを再マッピングし、ハンドオーバ要求メッセージを介して標的RANノードに再マッピングされたスライスを送信すること、または当該PDUセッションを除去することができる。
【0110】
NG/S1ベースのハンドオーバプロシージャ中、CNノードは、ハンドオーバ要求メッセージを介してソースRANノードからスライス補助情報(例えば、サービングスライスへの標的NWスライスまたは等価スライス)を受信した後、スライス再マッピングを実施し、ハンドオーバ要求メッセージを介してスライス再マッピングを伴う各PDUセッションのための再マッピングされたスライス(すなわち、新しいスライス補助情報)を標的RANノードに送信する。
【0111】
第2の代替では、第1のノードは、X2/Xnベースのハンドオーバプロシージャを実施することができる。CNノードからスライス再マッピング補助情報(例えば、サービングNWスライスへの標的NWスライスまたは等価スライス)を受信すると、ソースノードは、X2/Xnベースのハンドオーバを開始し、標的ノードにスライス再マッピング補助情報を送信する。標的ノードは、スライス再マッピング補助情報を用いて、スライス再マッピングを処理し得る。ハンドオーバプロシージャの成功完了後、標的ノードは、経路切り替え要求メッセージにおいて、スライス再マッピングを伴う各PDUセッションのための再マッピングされたスライス(すなわち、新しいスライス補助情報)をCNに知らせることができる。
【0112】
ソースRANノードは、ハンドオーバ要求メッセージを介して標的RANノードにスライス再マッピング補助情報を送信し得る。
【0113】
標的RANノードは、認められたPDUセッションおよび再マッピングされたスライスが含まれるハンドオーバ要求承認メッセージをソースRANノードに返信し得る。
【0114】
いくつかの実施形態では、ソースノードは、X2/Xnハンドオーバの初期化前に、標的ノードにおけるスライス有効性をチェックし、スライス再マッピング補助情報を考慮することができる。スライス補助情報(例えば、スライス再マッピングがサポートされることを示すインジケータ)を別のRANノードから受信すると、ソースRANノードは、標的ノードにハンドオーバ要求メッセージを送信することによって、X2/Xnベースのハンドオーバプロシージャを開始し得る。標的ノードは、スライス再マッピングを処理し、ハンドオーバ要求承認メッセージを返信することによって、スライス再マッピングを伴う各PDUセッションのための再マッピングされたスライス(すなわち、新しいスライス補助情報)をソースノードに知らせ得る。
【0115】
第3の代替では、第1のネットワークノードは、UEコンテキスト読み出しプロシージャを実施することができる。ソースRANノードは、UEコンテキスト読み出し要求メッセージを送信することによって、UEコンテキスト読み出しプロシージャを開始することができ、標的RANノードは、スライス再マッピングを実施し、ソースRANノードに、スライス補助情報(例えば、サービングNWスライスへの標的NWスライスまたは等価スライス)を含むUEコンテキスト読み出し応答メッセージを返信することができる。
【0116】
スライス補助情報は、RANノード、AMF、またはSMFのいずれかによって発生させられることができる。スライス補助情報が、SMFによって発生させられる場合に関して、SMFは、スライス補助情報をRANノードに転送するために、AMFにそれを伝送することができる。スライス補助情報が、RANノードによって発生させられ、SMFに伝送される必要がある場合に関して、RANノードは、スライス補助情報をSMFに転送するために、AMFにそれを伝送することができる。
【0117】
(例示的実施形態1)
【0118】
第1の例示的実施形態は、CN側におけるスライス再マッピングを伴うNGベースのハンドオーバプロシージャに関する。図4は、CN側におけるスライス再マッピングを伴うNGベースのハンドオーバプロシージャを図示する例示的信号伝達プロセス400である。図4に示されるように、以下のステップは、サービングスライスが、標的gNBにおいてサポートされないとき、スライス再マッピングによってサービス連続性を確実にするために実施されることができる。
【0119】
ステップ410では、AMF408は、ソースgNB404に、CN側におけるスライス再マッピングがサポートされていることを示すことができる。
【0120】
ステップ412では、ソースgNB404は、サービングスライスが、標的gNBにおいてサポートされないことを認知し、したがって、AMFにハンドオーバ要求メッセージを送信することによって、NGベースのハンドオーバプロシージャを開始することが決定されることができる。
【0121】
ステップ414では、ハンドオーバ要求メッセージ414が、ソースGNB404からAMF408に送信されることができる。
【0122】
ステップ416では、AMFまたはSMFは、サービングスライスが、標的gNBにおいてサポートされないが、標的gNBにおいてサポートされる別のスライスに再マッピングされ得ることを識別した。AMFまたはSMFは、スライス再マッピングを実施し、標的gNBにおけるリソース準備を要求するために、再マッピングされたS-NSSAIが含まれるハンドオーバ要求メッセージを送信する。
【0123】
ステップ418では、ハンドオーバ要求メッセージが、AMF408から標的GNB406に送信されることができる。
【0124】
ステップ420では、標的gNBは、リソースを予約し、AMFにハンドオーバ要求承認メッセージを送信する。
【0125】
ステップ422では、AMFは、ハンドオーバのためのリソースが標的側において準備されていることを知らせるために、ソースgNBにハンドオーバコマンドメッセージを送信することができる。
【0126】
ステップ424では、ソースgNBは、標的gNBにアクセスするための構成を提供するために、UEにハンドオーバコマンドメッセージ(例えば、RRC再構成メッセージ)を送信する。
【0127】
ステップ426では、UE402は、受信された構成に基づいて、標的gNBへのアクセスを開始することができる。
【0128】
ステップ410では、以下の動作のうちの1つが、CN側におけるスライス再マッピングを示す方法に関して実施されることができる。第1のオプションは、UEごとに構成されるCN側におけるスライス再マッピングをサポートすることに関する指示を初期コンテキスト設定要求メッセージに含むことができる。
【0129】
(初期コンテキスト設定要求)
【0130】
初期コンテキスト設定要求メッセージは、UEコンテキストの設定を要求するために、AMFによって送信されることができる。方向は、AMFからNG-RANノードへを含み得る。
【表1-1】
【表1-2】
【0131】
(スライス再マッピングインジケータ)
【0132】
スライス再マッピングインジケータIEは、スライス再マッピングが可能にされ、ネットワークにおいて実施されることをNG-RANノードに示すことができる。
【表2】
【0133】
オプション1.2では、CN側におけるスライス再マッピングのための指示は、INTIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージにおいてスライスごとに構成され得る。オプション1.2.1では、インジケータは、各許可S-NSSAIに関して構成されることができる。
【0134】
(初期コンテキスト設定要求)
【0135】
初期コンテキスト設定要求メッセージが、UEコンテキストの設定を要求するために、AMFによって送信され得る。方向は、AMFからNG-RANノードであり得る。
【表3-1】
【表3-2】
【0136】
(許可NSSAI)
【0137】
許可NSSAI IEは、許可NSSAIを含み得る。
【表4】

【表5】
【0138】
(スライス再マッピングインジケータ)
【0139】
スライス再マッピングインジケータIEが、スライス再マッピングが可能にされ、ネットワークにおいて実施されることができることをNG-RANノードに示すことができる。
【表6】
【0140】
オプション1.2.2では、スライス再マッピングがサポートされるS-NSSAIのリストが、初期コンテキスト設定要求メッセージ内に提供されることができる。
【表7-1】
【表7-2】
【0141】
(スライス再マッピング許可NSSAI)
【0142】
スライス再マッピング許可NSSAI IEが、スライス再マッピングが可能にされ、ネットワークにおいて実施されることができるS-NSSAIを含むことができる。
【表8】

【表9】
【0143】
オプション1.3では、CN側におけるスライス再マッピングのための指示は、初期コンテキスト設定要求メッセージにおいてPDUセッションごとに構成されることができる。
【0144】
(初期コンテキスト設定要求)
【0145】
初期コンテキスト設定要求メッセージが、UEコンテキストの設定を要求するために、AMFによって送信され得る。方向は、AMFからNG-RANノードであり得る。
【表10-1】
【表10-2】
【0146】
(9.3.1.x4スライス再マッピングインジケータ)
【0147】
このIEは、スライス再マッピングが可能にされ、ネットワークにおいて実施されることができることをNG-RANノードに示す。
【表11】
【0148】
(例示的実施形態2)
【0149】
第2の例示的実施形態が、RAN側におけるスライス再マッピングを伴うXnベースのハンドオーバプロシージャに関する。図5は、RAN側におけるスライス再マッピングを伴うXnベースのハンドオーバを図示する例示的信号伝達プロセス500である。図5に示されるように、以下のステップは、サービングスライスが、標的gNBにおいてサポートされないとき、スライス再マッピングによってサービス連続性を確実にするために実施されることができる。
【0150】
ステップ510では、ソースgNB504は、Xnインターフェースを設定するために、標的gNB506にXN設定要求メッセージを伝送することができる。
【0151】
ステップ512では、標的gNBは、ソースgNBに、インジケータがスライス再マッピングがサポートされることを示すXN設定応答メッセージを返信することができる。
【0152】
ステップ514では、AMF508は、ソースgNBに、スライス再マッピング補助情報(例えば、あるS-NSSAIに対する等価S-NSSAI)が含まれる初期コンテキスト設定要求メッセージを送信することができる。スライス再マッピング補助情報(例えば、あるS-NSSAIに対する等価S-NSSAI)は、AMFまたはSMFによって発生させられることができる。スライス再マッピング情報が、SMFによって発生させられる場合に関して、SMFは、RANノードにスライス再マッピング情報を転送するために、AMFにそれを送信する。
【0153】
ステップ516では、ソースgNBは、サービングスライスが標的gNBによってサポートされないが、スライス再マッピングが標的側においてサポートされることを認知することができる。ソースgNBは、次いで、標的gNBにHANDOVER REQUESTメッセージ(サービングスライスおよびスライス再マッピング補助情報を含む)を送信することによって、ハンドオーバプロシージャを開始する。
【0154】
ステップ518では、ソースgNBは、標的ノードに、その中にサービングスライスおよびスライス再マッピング補助情報が含まれるHANDOVER REQUESTを送信することができる。
【0155】
ステップ520では、標的gNBは、スライス補助情報に基づいて、標的gNBにおいてサポートされる別のスライスに、サービングスライスを再マッピングすることができる。
【0156】
ステップ522では、標的gNBは、ハンドオーバリソースの準備後、ハンドオーバ要求承認メッセージを返信することができる。
【0157】
ステップ524では、ソースgNBは、gNBにアクセスするための構成を提供するために、UEにハンドオーバコマンドメッセージ(例えば、RRCReconfigurationメッセージ)を送信することができる。
【0158】
ステップ526では、UEは、受信された構成に基づいて、標的gNBへのアクセスを開始することができる。
【0159】
ステップ528では、標的gNBは、PATH SWITCH REQUESTメッセージを介してAMFに再マッピングされたスライス情報を返信することができる。AMFは、SMFに再マッピングされたスライス情報を転送し得る。
【0160】
ステップ512では、以下のオプションのうちの1つが、RAN側においてスライス再マッピングを示す方法に関して実施され得る。
【0161】
(RAN側におけるスライス再マッピングのサポートの指示)
【0162】
オプション2.1.1では、RAN側においてスライス再マッピングをサポートするための指示は、XN SETUP RESPONSEメッセージにおいてUEごとに構成され得る。
【0163】
(XN設定応答)
【0164】
このメッセージは、Xn-Cインターフェースインスタンスのためのアプリケーションデータを転送するために、NG-RANノードによって、近隣NG-RANノードに送信されることができる。方向は、NG-RANノード2からNG-RANノード1であり得る。
【0165】
方向:NG-RANノード2からNG-RANノード1
【表12-1】
【表12-2】
【0166】
(スライス再マッピングインジケータ)
【0167】
このIEは、NG-RANノードに、スライス再マッピングが可能にされることを示すことができ、ネットワークにおいて実施されることができる。
【表12-3】
【0168】
オプション2.1.2では、RAN側においてスライス再マッピングをサポートするための指示は、XN SETUP RESPONSEメッセージにおいてスライスごとに構成されることができる。オプション2.1.2.1では、インジケータは、各サポートされるS-NSSAIのために構成されることができる。
【0169】
(XN設定応答)
【0170】
このメッセージは、Xn-Cインターフェースインスタンスのためのアプリケーションデータを転送するために、NG-RANノードによって、近隣NG-RANノードに送信されることができる。方向は、NG-RANノード2からNG-RANノード1であり得る。
【表13-1】
【表13-2】
【0171】
(TAIサポートリスト)
【0172】
TAIサポートリストIEが、NG-RANノードによってサポートされるTAIと、関連付けられる特性(例えば、サポートされるスライス)とのリストを示すことができる。
【表14】
【0173】
(スライスサポートリスト)
【0174】
スライスサポートリストIEが、サポートされるスライスのリストを示すことができる。
【表15】
【0175】
(スライス再マッピングインジケータ)
【0176】
スライス再マッピングインジケータIEが、NG-RANノードに、スライス再マッピングが可能にされ、ネットワークにおいて実施されることができることを示すことができる。
【表16】
【0177】
オプション2.1.2.2では、そのためのスライス再マッピングがRAN側においてサポートされる、S-NSSAIのリストが、XN SETUP RESPONSEメッセージ内に提供される。
【0178】
(XN設定応答)
【0179】
XN設定応答メッセージが、Xn-Cインターフェースインスタンスのためのアプリケーションデータを転送するために、NG-RANノードによって、近隣NG-RANノードに送信されることができる。方向は、NG-RANノード2からNG-RANノード1であり得る。
【表17-1】

【表17-2】
【0180】
(スライス再マッピング許可NSSAI)
【0181】
スライス再マッピング許可NSSAI IEが、そのためにスライス再マッピングが可能にされ、ネットワークにおいて実施されることができるS-NSSAIを含むことができる。
【表18】

【表19】
【0182】
ステップ514では、以下のオプションのうちの1つが、CNからRANにスライス再マッピング補助情報を送信するために、実施され得る。
【0183】
オプション2.2.1では、等価スライス情報は、初期コンテキスト設定要求メッセージにおいてPDUセッションごとに別個のIEとして含まれることができる。
【0184】
(初期コンテキスト設定要求)
【0185】
このメッセージは、UEコンテキストの設定を要求するために、AMFによって送信されることができる。方向は、AMFからNG-RANノードであり得る。
【表20-1】
【表20-2】
【0186】
(等価S-NSSAI)
【0187】
等価S-NSSAI IEは、等価NSSAIを含むことができる。
【表21】

【表22】
【0188】
(QoSフロー設定要求リスト)
【表23】
【0189】
オプション2.2.2では、等価スライス情報は、初期コンテキスト設定要求メッセージにおけるPDUセッションリソース設定要求転送コンテナに含まれ得る。この場合、等価スライス情報は、AMFがそれをRANノードに転送し得るように、SMFによって発生させられ、AMFに伝送されることができる。
【0190】
(PDUセッションリソース設定要求転送)
【0191】
このIEは、AMFにトランスペアレントであり得る。
【表24-1】

【表24-2】
【0192】
(等価S-NSSAI)
【0193】
このIEは、等価NSSAIを含み得る。
【表25】

【表26】
【0194】
(QoSフロー設定要求リスト)
【表27】
【0195】
オプション2.2.3では、等価スライス情報は、初期コンテキスト設定要求メッセージにおいて別個のIEとしてUEごとに含まれ得る。
【0196】
(初期コンテキスト設定要求)
【0197】
このメッセージは、UEコンテキストの設定を要求するために、AMFによって送信されることができる。方向は、AMFからNG-RANノードであり得る。
【表28-1】
【表28-2】
【0198】
(スライス再マッピング補助情報)
【0199】
このIEは、リスト内に各S-NSSAIに関するS-NSSAIおよび等価S-NSSAIのリストを含む。
【表29】

【表30】
【0200】
(等価S-NSSAI)
【0201】
このIEは、等価NSSAIを含むことができる。
【表31】
【0202】
(QoSフロー設定要求リスト)
【表32】
【0203】
オプション2.2.4では、等価スライス情報は、初期コンテキスト設定要求メッセージにおいてスライスごとに含まれることができる。
【0204】
(初期コンテキスト設定要求)
【0205】
このメッセージは、UEコンテキストの設定を要求するために、AMFによって送信されることができる。方向は、AMFからNG-RANノードであり得る。
【表33-1】
【表33-2】
【0206】
(許可NSSAI)
【0207】
このIEは、各許可NSSAIに関する許可NSSAIおよび等価S-NSSAIを含むことができる。
【表34】

【表35】
【0208】
(等価S-NSSAI)
【0209】
このIEは、等価NSSAIを含むことができる。
【表36】

【表37】
【0210】
ステップ518では、以下のオプションのうちの1つは、RANノード間でスライス再マッピング補助情報を送信するために、実施され得る。
【0211】
オプション2.3.1では、等価スライス情報は、HANDOVER REQUESTメッセージにおいて、リストIEを設定されるべきPDUセッションリソースにおいてPDUセッションごとの別個のIEとして含まれることができる。
【0212】
(リストを設定されるべきPDUセッションリソース)
【0213】
このIEは、NG-RANノード間のUEコンテキスト転送において使用されるPDUセッションリソース関連情報を含むことができる。
【表38-1】

【表38-2】
【0214】
(等価S-NSSAI)
【0215】
このIEは、等価NSSAIを含むことができる。
【表39】

【表40】
【0216】
(QoSフロー設定要求リスト)
【表41】
【0217】
オプション2.3.2では、等価スライス情報は、HANDOVER REQUESTメッセージにおいて別個のIEとしてUEごとに含まれることができる。
【0218】
(ハンドオーバ要求)
【0219】
このメッセージは、ハンドオーバのためのリソースの準備を要求するために、ソースNG-RANノードによって標的NG-RANノードに送信されることができる。方向は、ソースNG-RANノードから標的NG-RANノードであり得る。
【表42-1】

【表42-2】
【0220】
(スライス再マッピング補助情報)
【0221】
このIEは、リスト内に各S-NSSAIに関するS-NSSAIおよび等価S-NSSAIのリストを含むことができる。
【表43】

【表44】
【0222】
(等価S-NSSAI)
【0223】
このIEは、等価NSSAIを含むことができる。
【表45】
【0224】
(QoSフロー設定要求リスト)
【表46】
【0225】
ステップ528では、以下のオプションのうちの1つは、RANからCNへスライス再マッピング補助情報を送信するために、実施され得る。
【0226】
オプション2.4.1では、再マッピングされたスライス情報は、経路切り替え要求メッセージにおいてPDUセッションごとに含まれることができる。
【0227】
(経路切り替え要求)
【0228】
このメッセージは、新しいサービングNG-RANノードをAMFに知らせることと、1つまたは複数のPDUセッションリソースのためにAMFを介してSMFにいくつかのNG-U DLトンネル終端点を転送することを行うために、NG-RANノードによって送信されることができる。方向は、NG-RANノードからAMFであり得る。
【表47】
【0229】
(再マッピングされたS-NSSAI)
【0230】
このIEは、再マッピングされたNSSAIを含むことができる。
【表48】

【表49】
【0231】
(QoSフロー設定要求リスト)
【表50】
【0232】
オプション2.4.2では、再マッピングされたスライス情報は、経路切り替え要求メッセージにおいてUEごとに含まれることができる。
【0233】
(経路切り替え要求)
【0234】
このメッセージは、新しいサービングNG-RANノードをAMFに知らせることと、1つまたは複数のPDUセッションリソースのために、AMFを介してSMFにいくつかのNG-U DLトンネル終端点を転送することとを行うために、NG-RANノードによって送信されることができる。方向は、NG-RANノードからAMFであり得る。
【表51】
【0235】
(スライス再マッピング補助情報)
【0236】
このIEは、リスト内に各S-NSSAIに関するS-NSSAIおよび等価S-NSSAIのリストを含むことができる。
【表52】

【表53】
【0237】
(再マッピングされたS-NSSAI)
【0238】
このIEは、再マッピングされたNSSAIを含むことができる。
【表54】
【0239】
(QoSフロー設定要求リスト)
【表55】
【0240】
上で述べられたように、RANノードは、CNノードまたは別のRANノードからスライス補助情報を受信し、スライス補助情報に基づいて、ハンドオーバプロシージャを開始または実施することができる。
【0241】
図6は、ネットワークハンドオーバ中のサービス連続性をサポートするための例示的方法600である。方法は、第1のネットワークノードによって、第1のメッセージを第2のネットワークノードから受信することを含むことができ、第1のメッセージは、スライス再マッピング補助情報を含む(ブロック602)。方法は、ハンドオーバプロシージャに基づいて、スライス再マッピング補助情報を使用して、第1のネットワークノードから標的ネットワークノードに端末のためのネットワークサービスをハンドオーバすること、または、スライス再マッピング補助情報を使用して端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することを含むことができる(ブロック604)。
【0242】
いくつかの実施形態では、スライス再マッピング補助情報は、第1のネットワークによって発生させられるか、または第2のネットワークノードから受信されるかのいずれかである。
【0243】
いくつかの実施形態では、スライス再マッピング補助情報は、ネットワークスライス再マッピングが、特定の端末、特定のネットワークスライス、または特定のPDUセッションに関して、コアネットワークノードまたは無線アクセスネットワーク(RAN)によってサポートされるかどうかを示すインジケータを備えている。
【0244】
いくつかの実施形態では、インジケータは、許可ネットワークスライス選択補助情報一覧表の一部として、またはスライスサポートリストアイテムの一部として、別個のリストによって構成されている。
【0245】
いくつかの実施形態では、インジケータは、第1のネットワークノードがネットワーク再マッピングを実施することを可能にする情報を含むメッセージにおいて、別個の情報要素、またはトランスペアレントコンテナの内側の情報要素として構成されている。
【0246】
いくつかの実施形態では、スライス再マッピング補助情報は、特定の端末、特定のスライス、または特定のプロトコルデータユニット(PDU)セッションに関するネットワークスライスの1つ以上の標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを備えている。
【0247】
いくつかの実施形態では、スライス再マッピング補助情報は、ネットワーク再マッピングが可能にされない理由を示す要因値を備えている。
【0248】
いくつかの実施形態では、スライス再マッピング補助情報は、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにおける各QoSフローに関するサービスの質(QoS)プロファイルを備えている。
【0249】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードおよび第2のネットワークノードのいずれかは、コアネットワークノードまたはRANノードのいずれかを備えている。
【0250】
いくつかの実施形態では、スライス再マッピング補助情報は、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、および端末コンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードを備えている第2のネットワークノードからRANノードを備えている第1のネットワークノードに伝送される。
【0251】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードがネットワーク再マッピングを実施することを可能にする情報は、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、ハンドオーバ準備失敗メッセージ、端末コンテキスト読み出し要求メッセージ、および端末コンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている第1のネットワークノードから第2のRANノードを備えている第2のネットワークノードに伝送される。
【0252】
いくつかの実施形態では、スライス補助情報は、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに伝送される。
【0253】
いくつかの実施形態では、ハンドオーバプロシージャを実施することまたは端末コンテキストプロシージャを読み出すことは、第1のネットワークノードによって、特定のネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングすることをさらに含む。
【0254】
いくつかの実施形態では、方法は、第1のネットワークノードによって、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを第2のネットワークノードおよび/または第3のネットワークノードに送信することを含む。
【0255】
いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは、第3のネットワークノードに標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを送信するように構成されている。
【0256】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードは、第1のRANノードであり、第2のネットワークノードは、第2のRANノードまたは第1のコアネットワークノードであり、第3のノードは、第2のコアネットワークノードである。
【0257】
いくつかの実施形態では、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、ハンドオーバ準備失敗メッセージ、端末コンテキスト読み出し要求メッセージ、および端末コンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている第1のネットワークノードから第2のRANノードを備えている第2のネットワークノードに送信される。
【0258】
いくつかの実施形態では、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードを備えている第1のネットワークノードからコアネットワークノードを備えている第2のネットワークノードに送信される。
【0259】
いくつかの実施形態では、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、およびUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードを備えている第1のネットワークノードからRANノードを備えている第2のネットワークノードに送信される。
【0260】
いくつかの実施形態では、方法は、第1のネットワークノードによって、スライス再マッピングが第2のネットワークノードにおいてサポートされることを示すスライス再マッピング補助情報に基づいて、第2のネットワークノードに対するNG/S1ベースのハンドオーバプロシージャまたはXn/X2ベースのハンドオーバプロシージャを開始することを含む。
【0261】
いくつかの実施形態では、方法は、第1のネットワークノードによって、第2のネットワークノードにスライス再マッピング補助情報を送信することを含み、第2のネットワークノードは、受信したスライス再マッピング補助情報に基づいて、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにマッピングするように構成された。
【0262】
いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは、あるネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングするように構成されている。
【0263】
いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを第1のネットワークノードまたは第3のネットワークノードに送信するように構成されている。
【0264】
いくつかの実施形態では、第3のネットワークノードは、RANノードまたはコアネットワークノードのいずれかを備えている。
【0265】
いくつかの実施形態では、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定要求メッセージ、PDUセッションリソース修正要求メッセージ、PDUセッションリソース設定要求メッセージ、ハンドオーバコマンドメッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、経路切り替え要求承認メッセージ、経路切り替え要求失敗メッセージ、およびUEコンテキスト修正要求メッセージのいずれかを介して、コアネットワークノードからRANノードに送信される。
【0266】
いくつかの実施形態では、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、XN設定応答メッセージ、XN設定要求メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、およびハンドオーバ準備失敗メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードから第2のRANノードに送信される。
【0267】
いくつかの実施形態では、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに送信される。
【0268】
いくつかの実施形態では、方法は、第1のネットワークノードによってネットワークスライス再マッピングが第2のネットワークノードにおいてサポートされることを示すスライス再マッピング補助情報に基づいて、第2のネットワークノードに対する端末コンテキスト読み出しプロシージャを開始することを含む。
【0269】
いくつかの実施形態では、方法は、第1のネットワークノードによって、ネットワークスライス再マッピングを実施することを補助するために、第2のネットワークノードにスライス補助情報を含むスライス再マッピング補助情報を送信することを含み、第2のネットワークノードは、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスにマッピングするように構成されている。
【0270】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードは、第1のRANノードであり、第2のネットワークノードは、第2のRANノードである。
【0271】
いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは、サービングネットワークスライスを標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスに再マッピングするように構成されている。
【0272】
いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスを第1のネットワークノードまたは第3のネットワークノードに送信するように構成されている。
【0273】
いくつかの実施形態では、第3のネットワークノードは、コアネットワークノードである。
【0274】
いくつかの実施形態では、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、初期コンテキスト設定応答メッセージ、初期コンテキスト設定失敗メッセージ、PDUセッションリソース設定応答メッセージ、PDUセッションリソース修正応答メッセージ、ユーザ機器(UE)コンテキスト修正応答メッセージ、ハンドオーバ要求メッセージ、初期UEメッセージ、ハンドオーバ失敗メッセージ、ハンドオーバ要求承認メッセージ、および経路切り替え要求メッセージのいずれかを介して、RANノードからコアネットワークノードに送信される。
【0275】
いくつかの実施形態では、標的ネットワークスライスまたは等価ネットワークスライスは、UEコンテキスト読み出し要求メッセージおよびUEコンテキスト読み出し応答メッセージのいずれかを介して、第1のRANノードから第2のRANノードに送信される。
【0276】
(例示的無線システム)
【0277】
図7は、本技術の1つ以上の実施形態による技法が適用され得る無線通信システムの実施例を示す。無線通信システム700が、1つ以上の基地局(BS)705a、705bと、1つ以上の無線デバイス710a、710b、710c、710dと、コアネットワーク725とを含むことができる。基地局705a、705bが、1つ以上の無線セクタにおける無線デバイス710a、710b、710cおよび710dに、無線サービスを提供することができる。いくつかの実装では、基地局705a、705bが、異なるセクタにおいて無線サービスエリアを提供するために、2つ以上の指向性ビームを生成するための指向性アンテナを含む。
【0278】
コアネットワーク725は、1つ以上の基地局705a、705bと通信することができる。コアネットワーク725は、他の無線通信システムおよび有線通信システムとの接続性を提供する。コアネットワークは、サブスクライブされた無線デバイス710a、710b、710c、および710dに関連する情報を記憶するために、1つ以上のサービスサブスクリプションデータベースを含み得る。第1の基地局705aが、第1の無線アクセス技術に基づいて無線サービスを提供することができる一方、第2の基地局705bが、第2の無線アクセス技術に基づいて無線サービスを提供することができる。基地局705aおよび705bは、展開シナリオに従って、同じ場所に位置し得るか、または、別個にフィールド内に据え付けられ得る。無線デバイス710a、710b、710c、および710dは、複数の異なる無線アクセス技術をサポートすることができる。
【0279】
いくつかの実装では、無線通信システムが異なる無線技術を使用する複数のネットワークを含むことができる。二重モードまたは多重モード無線デバイスは、異なる無線ネットワークに接続するために使用され得る2つ以上の無線技術を含む。
【0280】
図8は、ハードウェアプラットフォームの一部のブロック図表現である。ネットワークデバイスまたは基地局または無線デバイス(またはUE)等のハードウェアプラットフォーム805が、本書で提示される技法のうちの1つ以上を実装するマイクロプロセッサ等のプロセッサ電子機器810を含むことができる。ハードウェアプラットフォーム805は、アンテナ820または有線インターフェース等の1つ以上の通信インターフェースを経由して、有線または無線信号を送信および/または受信するために、送受信機電子機器815を含むことができる。ハードウェアプラットフォーム805は、データを伝送および受信するための定義されたプロトコルを用いて、他の通信インターフェースを実装することができる。ハードウェアプラットフォーム805は、データおよび/または命令等の情報を記憶するように構成された1つ以上のメモリ(明示的に示されない)を含むことができる。いくつかの実装では、プロセッサ電子機器810は、少なくとも送受信機電子機器815の一部を含むことができる。いくつかの実施形態では、開示される技法、モジュール、または機能のうちの少なくともいくつかが、ハードウェアプラットフォーム805を使用して、実装される。
【0281】
(結論)
【0282】
前述から、本開示される技術の具体的実施形態が、例証の目的のために本明細書に説明されているが、種々の修正が、本発明の範囲から逸脱せずに、行なわれ得ることを理解されたい。故に、本開示される技術は、添付の請求項によるものを除き、限定されない。
【0283】
本書で説明される、開示されたおよび他の実施形態、モジュール、および機能動作は、本書で開示される構造およびその構造均等物を含むデジタル電子回路において、またはコンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアにおいて、またはそれらのうちの1つ以上の組み合わせにおいて、実装されることができる。開示されたおよび他の実施形態は、1つ以上のコンピュータプログラム製品、すなわち、データ処理装置による実行のために、またはその動作を制御するために、コンピュータ読み取り可能な媒体上にエンコーディングされたコンピュータプログラム命令の1つ以上のモジュールとして、実装されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な記憶装置デバイス、機械読み取り可能な記憶装置基板、メモリデバイス、機械読み取り可能な伝搬信号をもたらす組成物、または1つ以上のそれらの組み合わせであることができる。用語「データ処理装置」は、一例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサ、またはコンピュータを含むデータを処理するための全ての装置、デバイス、および機械を網羅する。装置は、ハードウェアに加え、当該コンピュータプログラムのための実行環境を作成するコード(例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの1つ以上の組み合わせを構成するコード)を含むことができる。伝搬信号は、人工的に発生させられる信号、例えば、好適な受信機装置への伝送のための情報をエンコーディングするために発生させられる機械発生電気、光学、または電磁信号である。
【0284】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られる)は、コンパイルまたは解釈型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で書き込まれることができ、独立型プログラムとして、またはコンピューティング環境における使用のために好適なモジュール、コンポーネント、サブルーチン、または他のユニットとしてを含む任意の形態で展開されることができる。コンピュータプログラムが、必ずしも、ファイルシステム内のファイルに対応しない。プログラムが、当該プログラム専用の単一ファイル内、または複数の協調ファイル(例えば、1つ以上のモジュール、サブプログラム、またはコードの部分を記憶する、ファイル)内の他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語ドキュメント内に記憶される1つ以上のスクリプト)を保持するファイルの一部内に記憶されることができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータまたは複数のコンピュータ上で実行されるように展開されることができ、該コンピュータは、1つの場所に位置するか、または複数の場所を横断して分散され、通信ネットワークによって相互接続される。
【0285】
本書で説明されるプロセスおよび論理フローは、入力データに基づいて動作し、出力を生成することによって機能を実施するために、1つ以上のコンピュータプログラムを実行する1つ以上のプログラマブルプロセッサによって実施されることができる。プロセスおよび論理フローは、特殊目的論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実施されることもでき、装置も、それとして実装されることができる。
【0286】
コンピュータプログラムの実行のために好適なプロセッサは、一例として、汎用および特殊目的マイクロプロセッサの両方、および任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つ以上のプロセッサを含む。概して、プロセッサが、読取専用メモリまたはランダムアクセスメモリ、または両方から命令およびデータを受信するであろう。コンピュータの必須要素は、命令を実施するためのプロセッサ、および命令およびデータを記憶するための1つ以上のメモリデバイスである。概して、コンピュータは、データを記憶するための1つ以上の大容量記憶デバイス(例えば、磁気、光磁気ディスク、または光ディスク)を含むか、または、それらからデータを受信すること、またはデータをそれらに転送すること、またはその両方のために動作可能に結合されるであろう。しかしながら、コンピュータが、そのようなデバイスを有する必要はない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するために好適なコンピュータ読み取り可能な媒体は、一例として、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスク、またはリムーバブルディスク、光磁気ディスク、およびCD ROMおよびDVD-ROMディスクを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、特殊目的論理回路によって補完されるまたはそれに組み込まれることができる。
【0287】
本特許文書は、多くの詳細を含むが、これらは、任意の発明または請求され得るものの範囲に関する限界ではなく、むしろ、特定の発明の特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストにおける本特許文書で説明されるある特徴はまた、単一実施形態において、組み合わせて実装されることができる。逆に言えば、単一実施形態のコンテキストにおいて説明される種々の特徴は、複数の実施形態において別個に、または任意の好適な副次的組み合わせで、実装されることもできる。さらに、特徴が、ある組み合わせで作用するものとして上記で説明され、さらにそのように最初に請求され得るが、請求される組み合わせからの1つ以上の特徴は、ある場合に、組み合わせから削除されることができ、請求される組み合わせは、副次的組み合わせまたは副次的組み合わせの変形例を対象とし得る。
【0288】
同様に、動作が、特定の順序で図面に描写されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序または順次順序で実施されるべきであること、または全ての図示される動作が実施されるべきであることを要求するものとして理解されるべきではない。さらに、本特許文書に説明される実施形態における種々のシステムコンポーネントの分離は、全ての実施形態においてそのような分離を要求するものとして、理解されるべきではない。
【0289】
いくつかのみの実装および実施例が、説明されたが、他の実装、向上、および変形例も、本特許文書に説明および図示されるものに基づいて、行なわれることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8