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特許7488804信用情報処理装置、信用情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-14
(45)【発行日】2024-05-22
(54)【発明の名称】信用情報処理装置、信用情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/03 20230101AFI20240515BHJP
【FI】
G06Q40/03
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021175784
(22)【出願日】2021-10-27
(65)【公開番号】P2023065147
(43)【公開日】2023-05-12
【審査請求日】2024-03-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長澤 健太
(72)【発明者】
【氏名】浦田 直哉
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-24539(JP,A)
【文献】特開2002-170066(JP,A)
【文献】特開2003-30431(JP,A)
【文献】特開2007-34907(JP,A)
【文献】特開2009-301235(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 -G06Q 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備える信用情報処理装置であって、
個人の信用情報データを取得するデータ取得手段と、
前記信用情報データの項目ごとに、当該項目の解読後の項目名と、当該項目のデータを解読する解読定義とを格納した解読定義マスタを参照し、前記信用情報データの項目の各々を、当該項目に対応した前記解読定義に従って解読し、解読後のデータを前記解読後の項目名のデータとして含む解読結果データを生成する解読手段と、
前記解読結果データの項目毎に、当該項目を表示するときの項目名を格納した制御マスタを参照し、前記解読結果データの各項目の項目名を、前記制御マスタに格納された項目名に従って表示する表示制御手段と、
を備える信用情報処理装置。
【請求項2】
前記制御マスタは、前記解読結果データの項目毎に表示をするか否か示す表示フラグを格納し、
前記表示制御手段は、前記解読結果データの項目毎に、データ及び項目名を前記表示フラグに従って表示する
請求項1に記載の信用情報処理装置。
【請求項3】
前記制御マスタは、前記解読結果データの項目毎にデータを集約して表示をするか否か示す集約フラグを格納し、
前記表示制御手段は、前記解読結果データの項目毎に、前記集約フラグが集約して表示を示す場合、当該項目のデータを集約して表示する
請求項1又は請求項2に記載の信用情報処理装置。
【請求項4】
前記制御マスタは、前記解読結果データの項目毎にデータを画面上で入力可能か否かを示す入力可否フラグを格納し、
前記表示制御手段は、前記解読結果データの項目毎に、前記入力可否フラグが入力可能を示す場合、当該項目のデータを入力可能に表示する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の信用情報処理装置。
【請求項5】
制御部を備える信用情報処理装置の前記制御部で実行される信用情報処理方法であって、
個人の信用情報データを取得するデータ取得ステップと、
前記信用情報データの項目ごとに、当該項目の解読後の項目名と、当該項目のデータを解読する解読定義とを格納した解読定義マスタを参照し、前記信用情報データの項目の各々を、当該項目に対応した前記解読定義に従って解読し、解読後のデータを前記解読後の項目名のデータとして含む解読結果データを生成する解読ステップと、
前記解読結果データの項目毎に、当該項目を表示するときの項目名を格納した制御マスタを参照し、前記解読結果データの各項目の項目名を、前記制御マスタに格納された項目名に従って表示する表示制御ステップと、
を備えることを特徴とする信用情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、
個人の信用情報データを取得するデータ取得ステップと、
前記信用情報データの項目ごとに、当該項目の解読後の項目名と、当該項目のデータを解読する解読定義とを格納した解読定義マスタを参照し、前記信用情報データの項目の各々を、当該項目に対応した前記解読定義に従って解読し、解読後のデータを前記解読後の項目名のデータとして含む解読結果データを生成する解読ステップと、
前記解読結果データの項目毎に、当該項目を表示するときの項目名を格納した制御マスタを参照し、前記解読結果データの各項目の項目名を、前記制御マスタに格納された項目名に従って表示する表示制御ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、信用情報処理装置、信用情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
信用情報機関から取得した情報を処理する装置として、例えば特許文献1に開示されたシステムがある。このシステムは、信用情報機関から取得した個人信用データを、送信される状態のオリジナルデータ形式に合わせて第1データベースに格納し、第1データベースの任意のデータ項目のデータを、第1データベースと第2データベース間におけるデータ項目相互の対応関係を設定した参照テーブルに基づいて与信業務会社独自の格納形式にして第2データベースに移行させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-25876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
金融機関では、融資に際して信用情報機関から取得した個人信用情報をチェックするが、チェックする際に取得した個人信用情報をそのまま使用するのではなく、規定に則った独自の処理を行ってカスタマイズし、カスタマイズしたデータを表示する。金融機関での処理は、金融機関毎に異なるため、データ項目のカスタマイズや表示項目の制御については金融機関毎にカスタマイズを要し、システムの導入に手間がかかる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、信用情報のカスタマイズと表示項目のカスタマイズを容易に行うことができる信用情報処理装置、信用情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る信用情報処理装置は、制御部を備える信用情報処理装置であって、個人の信用情報データを取得するデータ取得手段と、前記信用情報データの項目ごとに、当該項目の解読後の項目名と、当該項目のデータを解読する解読定義とを格納した解読定義マスタを参照し、前記信用情報データの項目の各々を、当該項目に対応した前記解読定義に従って解読し、解読後のデータを前記解読後の項目名のデータとして含む解読結果データを生成する解読手段と、前記解読結果データの項目毎に、当該項目を表示するときの項目名を格納した制御マスタを参照し、前記解読結果データの各項目の項目名を、前記制御マスタに格納された項目名に従って表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る信用情報処理装置において、前記制御マスタは、前記解読結果データの項目毎に表示をするか否か示す表示フラグを格納し、前記表示制御手段は、前記解読結果データの項目毎に、データ及び項目名を前記表示フラグに従って表示するようにしてもよい。
【0008】
また、本発明に係る信用情報処理装置において、前記制御マスタは、前記解読結果データの項目毎にデータを集約して表示をするか否か示す集約フラグを格納し、前記表示制御手段は、前記解読結果データの項目毎に、前記集約フラグが集約して表示を示す場合、当該項目のデータを集約して表示するようにしてもよい。
【0009】
また、本発明に係る信用情報処理装置において、前記制御マスタは、前記解読結果データの項目毎にデータを画面上で入力可能か否かを示す入力可否フラグを格納し、前記表示制御手段は、前記解読結果データの項目毎に、前記入力可否フラグが入力可能を示す場合、当該項目のデータを入力可能に表示するようにしてもよい。
【0010】
また、本発明に係る信用情報処理方法は、個人の信用情報データを取得するデータ取得ステップと、前記信用情報データの項目ごとに、当該項目の解読後の項目名と、当該項目のデータを解読する解読定義とを格納した解読定義マスタを参照し、前記信用情報データの項目の各々を、当該項目に対応した前記解読定義に従って解読し、解読後のデータを前記解読後の項目名のデータとして含む解読結果データを生成する解読ステップと、前記解読結果データの項目毎に、当該項目を表示するときの項目名を格納した制御マスタを参照し、前記解読結果データの各項目の項目名を、前記制御マスタに格納された項目名に従って表示する表示制御ステップと、を備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータに、個人の信用情報データを取得するデータ取得ステップと、前記信用情報データの項目ごとに、当該項目の解読後の項目名と、当該項目のデータを解読する解読定義とを格納した解読定義マスタを参照し、前記信用情報データの項目の各々を、当該項目に対応した前記解読定義に従って解読し、解読後のデータを前記解読後の項目名のデータとして含む解読結果データを生成する解読ステップと、前記解読結果データの項目毎に、当該項目を表示するときの項目名を格納した制御マスタを参照し、前記解読結果データの各項目の項目名を、前記制御マスタに格納された項目名に従って表示する表示制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、信用情報のカスタマイズと表示項目のカスタマイズを容易に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、実施形態に係る信用情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態に解読定義マスタ一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る計算定義テーブルの一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係るキー項目テーブルの一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る解読項目制御マスタの一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る照会データと解読結果データの一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る信用情報処理装置におけるデータの流れを示す図である。
図8図8は、実施形態に係る解読結果データの一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る明細画面の一例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る決済画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る信用情報処理装置、信用情報処理方法及びプログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0015】
[1.構成]
本実施形態にかかる信用情報処理装置の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、実施形態にかかる信用情報処理装置の一例を示すブロック図である。
【0016】
サーバ200は、例えば、指定信用情報機関に設置されたサーバ装置である。サーバ200は、金融業者の顧客の信用情報を信用情報処理装置100からの照会に応じて信用情報処理装置100へ提供するものであり、信用情報として、信用情報処理装置100により要求したサービス種類に対応した照会データを提供する。なお、図1では、一つのサーバ200のみを示しているが、指定信用情報機関は複数存在し、各指定信用情報機関のサーバ装置がネットワーク300に接続されている。
【0017】
信用情報処理装置100は、信用情報機関から提供される照会データを処理する装置である。信用情報処理装置100は、例えば、融資を行う金融業者の事業所に設置される。
【0018】
信用情報処理装置100は、例えば、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。ただし、信用情報処理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0019】
信用情報処理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。信用情報処理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0020】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、信用情報処理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等であり、信用情報処理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有する。
【0021】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力手段としての出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0022】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106には、例えば、解読定義マスタ106a、解読項目制御マスタ106b、計算定義テーブル106c、及びキー項目テーブル106fが格納されている。また、記憶部106には、照会データ106d、及び解読結果データ106eが格納されている。なお、記憶部106に格納されるマスタやデータ、テーブル等は、例えば外部のサーバ装置又はデータベースに格納され、制御部102が処理するマスタやデータ、テーブル等は、外部のサーバ装置から取得してもよい。
【0023】
図2は、解読定義マスタ106aの一例を示す図である。解読定義マスタ106aは、サーバ200から取得した照会データ106dに対してどのような計算定義を適用して解読を行うのかを設定するマスタである。解読定義マスタ106aは、信用情報機関、サービス種類、項目タイプ、及び定義名を含む。信用情報機関は、照会データ106dを提供する信用情報機関の名称である。サービス種類は、信用情報機関に要求した信用情報管理サービスの種類である。定義名は、照会データ106dの解読処理を行う計算定義の定義名であり、SQLファンクションの物理名が設定される。項目タイプは、「チェック」、「区分」、「金額」の3種類であり、計算定義の返値のタイプを示す。項目タイプが「チェック」である計算定義は、返値がTrue又はFalseであり、項目タイプが「区分」である計算定義は、返値がコード値であり、項目タイプが「金額」である計算定義は、返値が金額の値である。解読定義マスタ106aでは、信用情報機関、サービス種類、項目タイプごとに計算定義の定義名が設定される。
【0024】
図3は、計算定義テーブル106cの一例を示す図である。計算定義テーブル106cでは、解読定義マスタ106aに格納されている定義名毎に、定義名に対応した計算定義としてのSQLファンクションが設定されている。図3に示した計算定義の各々は、照会キー、電文種別及び行番号を引数としている。照会データ106dに対して計算定義の定義名と引数を指定することにより、照会データ106dの解読処理が行われる。
【0025】
図3に示す「成約情報」は、信用情報機関AのサービスAで提供される照会データ106dが含む契約状態の項目の判定処理を行い、契約状態=1の場合には返値が「False」となり、契約状態≠1の場合には返値が「True」となる。
【0026】
図3に示す「総量規制判定」は、信用情報機関AのサービスAで提供される照会データ106dが含む商品コードの項目の判定処理を行い、商品コード=A000 or A001の場合には返値が「True」となり、商品コード≠A000 and 商品コード≠A001の場合には返値が「False」となる。
【0027】
図3に示す「自社/他社」は、信用情報機関AのサービスAで提供される照会データ106dが含む金融機関コードの項目を判定し、金融機関コード=0001の場合には返値が「1:自社」となり、金融機関コード≠0001の場合には返値が「2:他社」となる。
【0028】
図3に示す「明細種類」は、信用情報機関AのサービスAで提供される照会データ106dが含む契約明細の項目を判定し、契約明細=10の場合には返値が「2:証書貸付」となり、契約明細=20の場合には返値が「3:住宅ローン」となり、契約明細=30の場合には返値が「9:極度貸付」となる。
【0029】
図3に示す「総量規制残高」は、信用情報機関AのサービスAで提供される照会データ106dが含む総量規制残高の項目の金額値が返値となる。
【0030】
図3に示す「延滞金額」は、信用情報機関AのサービスAで提供される照会データ106dが含む延滞金額の項目の金額値が返値となる。
【0031】
図4は、キー項目テーブル106fの一例を示す図である。キー項目テーブル106fは、信用情報機関が提供するサービス毎に、信用情報機関へ要求したサービスに応じて信用情報機関から提供される照会データ106dのキー項目を格納している。図4に示すように信用情報機関及び信用情報機関に要求するサービス種類によって、送信される照会データ106dのキー項目は異なる。このため、計算定義テーブル106cに格納されている計算定義の引数は、サーバ200から取得した照会データ106dのキー項目と同じにされる。
【0032】
図5は、解読項目制御マスタ106bの一例を示す図である。解読項目制御マスタ106bは、照会データ106dを解読して生成された解読結果データ106eの項目の画面表示を設定するマスタである。解読項目制御マスタ106bは、解読項目、項目名、集約対象フラグ、決済画面表示フラグ、及び入力可否フラグを含む。
【0033】
「解読項目」は、解読結果データ106eの内容をモニタ114で表示するときに解読結果データ106eにおいて参照する項目の項目名である。「項目名」は、解読結果データ106eにおいて参照した項目を画面表示するときの項目名である。「集約対象フラグ」は、後述する決済画面において、解読結果データ106eで参照した項目について集計して表示するか否かを設定するフラグであり、例えば、参照する項目が金額1~金額Nである場合には合計金額の表示を設定し、参照する項目がチェック1~チェックNである場合には参照した項目のTrueの数の表示を設定する。なお、集約対象表示フラグは、参照する項目が区分1~区分Nである場合には集計しての表示を行わない設定とする。「決済画面表示フラグ」は、解読結果データ106eで参照する解読項目について決済画面に表示するか否かを設定するフラグである。「入力可否フラグ」は、解読結果データ106eで参照する解読項目のデータについて、後述する明細画面において修正を可能とするか否かを設定するフラグである。
【0034】
図6は、照会データ106dと解読結果データ106eの一例を示す図である。照会データ106dは、信用情報処理装置100がサーバ200へ要求したサービスに応じてサーバ200から送信された個人信用情報としてのデータである。照会データ106dは、図6に示す例では、照会キー、電文種別、行番号、氏名カナ、氏名漢字、契約年月日、契約額、残高、支払回数、契約状態、商品コード、金融機関コード、契約明細、総量規制残高、延滞金額等の項目を含む。
【0035】
解読結果データ106eは、照会データ106dを解読して生成されるデータである。解読結果データ106eは、照会キー、電文種別、行番号、チェック1~チェックN、区分1~区分N、金額1~金額N等の項目を含む。なお、Nは任意の数である。
【0036】
制御部102は、信用情報処理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラムや各種の処理手順等を規定したプログラム、所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、データ取得部102a、解読部102b、及び表示制御部102cを備えている。
【0037】
データ取得手段としてのデータ取得部102aは、個人の信用情報データとしての照会データ106dをサーバ200から取得する。
【0038】
解読手段としての解読部102bは、照会データ106dの項目の各々を解読定義マスタ106aに従って解読し、解読後のデータを解読後の項目名のデータとして含む解読結果データ106eを生成する。
【0039】
表示制御手段としての表示制御部102cは、解読結果データ106eの各項目の項目名を、解読項目制御マスタ106bに格納された項目名に従って表示する。
【0040】
[2.処理の具体例]
ここでは、信用情報処理装置100で実行される処理の具体例について、図面を参照して説明する。
【0041】
まず、信用情報処理装置100にて実行される処理の概要を説明する。図7は、信用情報処理装置100におけるデータの流れを示す図である。信用情報処理装置100は、審査する個人の信用情報をオペレーターの操作に応じてサーバ200に要求する。サーバ200は、信用情報処理装置100から要求されたサービスに応じて審査する個人に係る照会データ106dを信用情報処理装置100へ送信し、信用情報処理装置100は、送信された照会データ106dを取得して記憶部106に記憶する(ステップS1)。信用情報処理装置100は、解読定義マスタ106a及び計算定義テーブル106cを用いて照会データ106dを解読し(ステップS2)、解読結果を解読結果データ106eとして記憶部106に記憶する(ステップS3)。信用情報処理装置100は、オペレーターの操作に応じて、解読結果データ106eを解読項目制御マスタ106bに従って表示画面で表示する(ステップS4)。
【0042】
次に照会データ106dを解読して解読結果データ106eを生成する処理の詳細について説明する。制御部102は、審査する個人についてオペレーターによる画面での照会指示に応じて照会キーを採番する。照会キーは、一の照会に対して一意に採番されるキーである。制御部102は、照会指示に応じて審査する個人の信用情報を要求し、要求したサービス種類に応じてサーバ200から送信される照会データ106dを取得して記憶部106に記憶する。照会データ106dは、信用情報機関のサービス種類毎に記憶部106に記憶される。
【0043】
制御部102は、取得した照会データ106dについて、照会キーの昇順、信用情報機関の昇順、サービス種類の昇順で解読処理を行う。例えば、制御部102は、照会キーとして0000001と0000002があり、信用情報機関として信用情報機関A、信用情報機関B、信用情報機関Cがあり、信用情報機関Aが提供するサービスとしてサービスAとサービスBがあり、信用情報機関Bが提供するサービスとしてサービスC~サービスEがあり、信用情報機関Cが提供するサービスとしてサービスFがある場合、照会キー0000001・信用情報機関A・サービスA、照会キー0000001・信用情報機関A・サービスB、照会キー0000001・信用情報機関B・サービスC、照会キー0000001・信用情報機関B・サービスD、照会キー0000001・信用情報機関B・サービスE、照会キー0000001・信用情報機関C・サービスF、照会キー0000002・信用情報機関A・サービスA、照会キー0000002・信用情報機関A・サービスB、照会キー0000002・信用情報機関B・サービスC、照会キー0000002・信用情報機関B・サービスD、照会キー0000002・信用情報機関B・サービスE、照会キー0000002・信用情報機関C・サービスFとの順番で解読処理を行う。なお、以下では、照会キー0000001・信用情報機関A・サービスAの解読例について説明する。
【0044】
制御部102は、照会データ106dから解読結果データ106eを生成するにあたり、まず、図8に示すように、照会データ106dから照会キー0000001を含むレコードのキー項目を取得し、取得したキー項目を含み、キー項目以外を空とした解読結果データ106eを生成する。
【0045】
次に制御部102は、生成した解読結果データ106eを1レコードずつ処理していく。具体的には、制御部102は、解読中の照会データ106dを提供した信用情報機関及びサービス種類と一致するレコードを解読定義マスタ106aから取得し、取得したレコードにある定義名をメモリに保持する。次に制御部102は、メモリに保持した定義名と計算定義テーブル106cとを用いて、例えば以下に示す更新SQLを生成する。
【0046】
UPDATE <サービスA解読結果データ> SET
チェック1=成約情報(引数:0000001、81、1)
、チェック2=総量規制判定(引数:0000001、81、1)
、・・・
、チェックN=・・・
、区分1=自社/他社(引数:0000001、81、1)
、区分2=明細種類(引数:0000001、81、1)
、・・・
、区分N=・・・
、金額1=総量規制残高(引数:0000001、81、1)
、金額2=延滞金額(引数:0000001、81、1)
、・・・
、金額N=・・・
WHERE 照会キー = 0000001
AND 電文種別 = 81
AND 行番号 = 1
【0047】
次に制御部102は、生成した更新SQLを実行する。ここでSQLファンクションは、照会データ106dのキー項目を引数とすることで、照会データ106dにおいて参照するレコードを特定することができる。制御部102は、特定したレコードからSQLファンクションの返値を解読結果データ106eに格納する。
【0048】
例えば、制御部102は、「成約情報」のSQLファンクションにより、図6に示すサービスAの照会データ106dにおいて、照会キーが「0000001」且つ行番号が「1」のレコードで「契約状態」のカラムを参照する。ここで、制御部102は、参照先のデータが「0」であるため、返値として「True」を取得する。制御部102は、取得した返値の解読結果データ106eにおける格納先を、解読定義マスタ106aで「成約情報」の定義名に対応付けられている項目タイプ「チェック1」のカラムとする。これにより、制御部102は、図6に示したように、取得した返値「True」を、解読結果データ106eにおいて行番号が「1」のレコードの「チェック1」のカラムに格納する。
【0049】
また、制御部102は、「総量規制判定」のSQLファンクションにより、図6に示すサービスAの照会データ106dにおいて、照会キーが「0000001」且つ行番号が「1」のレコードで「商品コード」のカラムを参照する。ここで、制御部102は、参照先のデータが「A001」であるため、返値として「True」を取得する。制御部102は、取得した返値の解読結果データ106eにおける格納先を、解読定義マスタ106aで「総量規制判定」の定義名に対応付けられている項目タイプ「チェック2」のカラムとする。これにより、制御部102は、図6に示したように、取得した返値「True」を、解読結果データ106eにおいて行番号が「1」のレコードの「チェック2」のカラムに格納する。制御部102は、照会データ106dのチェック3からチェックNの項目に対応したSQLファンクションについても返値を取得し、解読結果データ106eにおいて、チェック3からチェックNの項目のカラムに返値を格納する。
【0050】
また、制御部102は、「自社/他社」のSQLファンクションにより、図6に示すサービスAの照会データ106dにおいて、照会キーが「0000001」且つ行番号が「1」のレコードで「金融機関コード」のカラムを参照する。ここで、制御部102は、参照先のデータが「0002」であるため、返値として「2:自社」を取得する。制御部102は、取得した返値の解読結果データ106eにおける格納先を、解読定義マスタ106aで「自社/他社」の定義名に対応付けられている項目タイプ「区分1」のカラムとする。これにより、制御部102は、図6に示したように、取得した返値「1:自社」を、解読結果データ106eにおいて行番号が「1」のレコードの「区分1」のカラムに格納する。
【0051】
また、制御部102は、「明細種類」のSQLファンクションにより、図6に示すサービスAの照会データ106dにおいて、照会キーが「0000001」且つ行番号が「1」のレコードで「契約明細」のカラムを参照する。ここで、制御部102は、参照先のデータが「10」であるため、返値として「2:証書貸付」を取得する。制御部102は、取得した返値の解読結果データ106eにおける格納先を、解読定義マスタ106aで「明細種類」の定義名に対応付けられている項目タイプ「区分2」のカラムとする。これにより、制御部102は、図6に示したように、取得した返値「2:証書貸付」を、解読結果データ106eにおいて、行番号が「1」のレコードの「区分2」のカラムに格納する。制御部102は、照会データ106dの区分3から区分Nの項目に対応したSQLファンクションについても返値を取得し、解読結果データ106eにおいて、区分3から区分Nの項目のカラムに返値を格納する。
【0052】
また、制御部102は、「総量規制残高」のSQLファンクションにより、図6に示すサービスAの照会データ106dにおいて、照会キーが「0000001」且つ行番号が「1」のレコードで「総量規制残高」のカラムを参照する。ここで、制御部102は、参照先のデータが「500,000」であるため、返値として「500,000」を取得する。制御部102は、取得した返値の解読結果データ106eにおける格納先を、解読定義マスタ106aで「総量規制残高」の定義名に対応付けられている項目タイプ「金額1」のカラムとする。これにより、制御部102は、図6に示したように、取得した返値「500,000」を、解読結果データ106eにおいて行番号が「1」のレコードの「金額1」のカラムに格納する。
【0053】
また、制御部102は、「延滞金額」のSQLファンクションにより、図6に示すサービスAの照会データ106dにおいて、照会キーが「0000001」且つ行番号が「1」のレコードで「延滞金額」のカラムを参照する。ここで、制御部102は、参照先のデータが「0」であるため、返値として「0」を取得する。制御部102は、取得した返値の解読結果データ106eにおける格納先を、解読定義マスタ106aで「延滞金額」の定義名に対応付けられている項目タイプ「金額2」のカラムとする。これにより、制御部102は、図6に示したように、取得した返値「0」を、解読結果データ106eにおいて、行番号が「1」のレコードの「金額2」のカラムに格納する。制御部102は、照会データ106dの金額3から金額Nの項目に対応したSQLファンクションについても返値を取得し、解読結果データ106eにおいて、金額3から金額Nの項目のカラムに返値を格納する。
【0054】
制御部102は、照会データ106dにおいてキー項目で行番号が「2」のレコードと、行番号が「3」のレコードについても行番号が「1」のレコードと同様の処理を行う。これにより、解読結果データ106eは、図6に示すものとなる。
【0055】
次に、解読結果データ106eに基づいて画面を表示する処理の詳細について説明する。図9は、解読結果データ106eの明細を表示する明細画面の一例を示す図である。制御部102は、解読結果データ106eの内容を明細画面G1で表示する場合、明細画面G1で表示する項目名を解読項目制御マスタ106bに基づいて設定する。
【0056】
例えば、制御部102は、解読結果データ106eで照会キーが「0000001」であるレコードの内容を明細画面G1で表示する場合、「チェック1」の項目の表示について、解読項目制御マスタ106bにおいて解読項目が「チェック1」のレコードを参照し、項目名として「成約情報」を取得する。そして、制御部102は、図9に示すように、項目名の「チェック1」を取得した項目名「成約情報」に変更して表示する。また、制御部102は、解読結果データ106eで照会キーが「0000001」のレコードの内容を明細画面G1で表示する場合、「チェック2」の項目の表示について、解読項目制御マスタ106bにおいて解読項目「チェック2」のレコードを参照し、項目名として「総量規制判定」を取得する。そして、制御部102は、図9に示すように、項目名の「チェック2」を取得した項目名「総量規制判定」に変更して表示する。制御部102は、チェック3~チェックNの項目についても、チェック1やチェック2と同様に解読項目制御マスタ106bを参照して項目名を変更して表示する。
【0057】
また、制御部102は、区分1~区分Nの項目や金額1~金額Nの項目についても、チェック1~チェックNの項目と同様に解読項目制御マスタ106bを参照して項目名を変更して表示する。これにより、図9に示すように、「区分1」の項目の表示は、「自社/他社」に変更されて表示され、「区分2」の項目の表示は、「明細種類」に変更されて表示され、「金額1」の項目の表示は、「総量規制残高」に変更されて表示され、「金額2」の項目の表示は、「延滞金額」に変更されて表示される。
【0058】
また、制御部102は、明細画面G1で表示する項目の修正の可否について、解読項目制御マスタ106bの入力可否フラグのカラムを参照して設定する。例えば、制御部102は、解読項目制御マスタ106bにおいて、「チェック1」の解読項目については入力可否フラグが「False」であるため、「チェック1」を変更して表示した「成約情報」の項目のデータについて修正を不可にした状態で表示する。また、制御部102は、解読項目制御マスタ106bにおいて、「区分1」の解読項目については入力可否フラグが「True」であるため、「区分1」変更して表示した「自社/他社」の項目のデータについて修正を可にした状態で表示する。
【0059】
次に図10は、照会データ106dの解読結果に基づいて表示する決済画面の一例を示す図である。制御部102は、解読結果データ106eの内容に基づいて決済画面G2を表示する場合、決済画面G2で表示する項目及び項目名を解読項目制御マスタ106bに基づいて設定する。
【0060】
例えば、制御部102は、解読結果データ106eで照会キーが「0000001」のレコードの内容を決済画面G2で表示する場合、「チェック1」の項目の表示について、解読項目制御マスタ106bにおいて解読項目が「チェック1」のレコードを参照し、項目名として「成約情報」を取得し、集約対象フラグとして「True」を取得し、決済画面表示フラグとして「True」を取得する。制御部102は、取得した決済画面表示フラグが「True」であるため、図10に示すように、項目名の「チェック1」を取得した項目名「成約情報」に変更して表示する。また、制御部102は、取得した集約対象フラグが「True」であるため、解読結果データ106eのチェック1のカラムにおける「True」の数を集約し、集約した数の「2」を決済画面G2の「成約情報」のカラムで表示する。
【0061】
また、制御部102は、解読結果データ106eで照会キーが「0000001」のレコードの内容を決済画面G2で表示する場合、「金額1」の項目の表示について、解読項目制御マスタ106bにおいて解読項目「金額1」のレコードを参照し、項目名として「総量規制残高」を取得し、集約対象フラグとして「True」を取得し、決済画面表示フラグとして「True」を取得する。制御部102は、取得した決済画面表示フラグが「True」であるため、図10に示すように、項目名の「金額1」を取得した項目名「総量規制残高」に変更して表示する。また、制御部102は、取得した集約対象フラグが「True」であるため、解読結果データ106eの区分1のカラムにおける金額を集約し、集約した金額の「1,500,000」を決済画面G2の「総量規制残高」のカラムで表示する。なお、制御部102は、例えば、解読結果データ106eの「区分1」の項目や「区分2」の項目については、解読項目制御マスタ106bで決済画面表示フラグが「False」であるため、図10に示すように、決済画面G2で表示しない。
【0062】
[3.実施形態の効果]
実施形態の信用情報処理装置100によれば、信用情報としての照会データ106dの解読結果データ106eへのカスタマイズと、解読結果データ106eの表示のカスタマイズを、解読定義マスタ106a、解読項目制御マスタ106b、及び計算定義を設定することにより容易に行うことができる。また、カスタマイズを変更する場合においては、解読定義マスタ106a、解読項目制御マスタ106b、及び計算定義を変更することにより、低コストかつ早期に変更することができる。
【0063】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0064】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0065】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0066】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0067】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0068】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0069】
また、信用情報処理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0070】
例えば、信用情報処理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて信用情報処理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
【0071】
また、このコンピュータプログラムは、信用情報処理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0072】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0073】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0074】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0075】
また、信用情報処理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、信用情報処理装置100は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0076】
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0077】
本発明は、信用情報を扱う業種において有用である。
【符号の説明】
【0078】
100 信用情報処理装置
102 制御部
102a データ取得部
102b 解読部
102c 表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 解読定義マスタ
106b 解読項目制御マスタ
106c 計算定義テーブル
106d 照会データ
106e 解読結果データ
106f キー項目テーブル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置(キーボード)
114 出力装置(モニタ)
200 サーバ
300 ネットワーク
G1 明細画面
G2 決済画面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10