(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-15
(45)【発行日】2024-05-23
(54)【発明の名称】LED屋外照明
(51)【国際特許分類】
F21S 8/00 20060101AFI20240516BHJP
F21V 19/02 20060101ALI20240516BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20240516BHJP
【FI】
F21S8/00 100
F21V19/02 300
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2020096945
(22)【出願日】2020-06-03
【審査請求日】2023-04-11
(73)【特許権者】
【識別番号】593042007
【氏名又は名称】株式会社因幡電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】目崎 高志
(72)【発明者】
【氏名】城戸 太朗
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-054529(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0074313(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/00
F21V 19/02
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
土台部と、前記土台部に回転軸回りに回転可能に支持される発光部と、を備え、
前記発光部は、内部のLED光源部で発光された光を前記回転軸に交差する方向に照射可能であり、
前記回転軸は、前記回転軸に直交する面に投影した場合の前記発光部の寸法が最大となる最大寸法部位の中央に位置
し、
前記土台部及び前記発光部は、前記回転軸を中心とし且つ互いに対応する形状の円弧面をそれぞれ有し、各々の円弧面が接触することで前記発光部が前記土台部に支持され、
前記発光部の前記円弧面はネジ溝を有し、
前記土台部の前記円弧面は長孔を有し、
前記長孔の下方からネジを前記長孔を通して前記ネジ溝に止めることによって前記発光部を任意の俯角で前記土台部に固定可能である、LED屋外照明。
【請求項2】
土台部と、前記土台部に回転軸回りに回転可能に支持される発光部と、を備え、
前記発光部は、内部のLED光源部で発光された光を前記回転軸に交差する方向に照射可能であり、
前記回転軸は、前記回転軸に直交する面に投影した場合の前記発光部の寸法が最大となる最大寸法部位の中央に位置し、
前記土台部及び前記発光部は、前記回転軸を中心とし且つ互いに対応する形状の円弧面をそれぞれ有し、各々の円弧面が接触することで前記発光部が前記土台部に支持され、
前記発光部の前記円弧面および前記土台部の前記円弧面はそれぞれ通線孔を有し、前記LED光源部に電力を供給するための配線が、前記発光部の前記通線孔及び前記土台部の前記通線孔を介して前記発光部から前記土台部の内部に引き込まれている、LED屋外照明。
【請求項3】
前記発光部は、前記回転軸に直交する面に投影した形状が円形状であり、前記円形状の中心に前記回転軸が位置する、請求項1
又は2に記載のLED屋外照明。
【請求項4】
前記土台部は、前記LED光源部に電力を供給する電源部を有し、
前記発光部は、前記土台部に対して着脱可能に構成されている、請求項1~3のいずれかに記載のLED屋外照明。
【請求項5】
1つの前記土台部が、複数の前記発光部を支持しており、
各々の前記発光部は、前記1つの土台部が有する前記電源部を共用している、請求項4に記載のLED屋外照明。
【請求項6】
1つの前記土台部が、複数の前記発光部を支持しており、
前記複数の発光部のうち少なくとも2つの発光部が、各々の発光方向が逆方向になるように背中合わせに配置されている、請求項1~5のいずれかに記載のLED屋外照明。
【請求項7】
1つの前記土台部が、複数の前記発光部を支持しており、
前記複数の発光部のうち少なくとも2つの発光部が、前記回転軸に沿って隣接して配置されている、請求項1~5のいずれかに記載のLED屋外照明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、LEDを用いた道路照明、歩道橋照明などのLED屋外照明に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一般道路又は高速道路において、ポール型道路照明を採用できない場所に設置するために、低位置(道路の壁高欄)から道路側及び下方となる斜め下に向けて照明可能な屋外照明が提供されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の屋外照明は、壁高欄や擁壁等の設置面に対して固定される土台部に回転可能に発光部が支持されており、土台部に対する発光部の角度を変更することで発光部の俯角を調整可能に構成されている。設置面の傾斜に応じて俯角を調整することで、道路面などの照射対象に向けて適切に光を照射可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
LED屋外照明について、狭い場所に設置しなければならない要求がある場合には、装置の省スペース化に苦心しながら、設置スペースギリギリの幅寸法となるように、LED屋外照明を構成する発光部を設計することが考えらえる。このような設置スペースギリギリの幅寸法の発光部を土台部に対して回転させ、その俯角を変更すると、発光部の一部が設置時よりも更に前方に突出して、設置スペースからはみ出てしまい、建築限界を侵すおそれが考えられる。そうすると、発光部の角度を調整可能な範囲に制約が生じてしまう。
【0005】
本開示は、建築限界を侵さずに発光部の照射角度を調整可能であり、狭いスペースに設置可能なLED屋外照明を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のLED屋外照明は、土台部と、前記土台部に回転軸回りに回転可能に支持される発光部と、を備え、前記発光部は、内部のLED光源部で発光された光を前記回転軸に交差する方向に照射可能であり、前記回転軸は、前記回転軸に直交する面に投影した場合の前記発光部の寸法が最大となる最大寸法部位の中央に位置する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】壁高欄等の設置箇所に設置された第1実施形態のLED屋外照明を道路側から見た模式的な斜視図。
【
図8】(a)(b)(c)第1実施形態の発光部の変形例を示す側面図。
【
図9】第2実施形態のLED屋外照明2を示す側面図、平面図及び正面図。
【
図10】第3実施形態のLED屋外照明2を示す側面図、平面図及び正面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<第1実施形態>
本開示の第1実施形態のLED屋外照明2について図面を用いて説明する。
図1は、壁高欄11等の設置箇所に設置されたLED屋外照明2を道路側から見た模式的な斜視図である。
図2は、LED屋外照明2を示す側面図である。
図3は、LED屋外照明2を示す正面図である。
図4は、
図3におけるA1-A1部位断面図である。
図5は、
図3におけるA2-A2部位断面図である。
図6,7は、発光部3の支持構造を示す斜視図である。
【0009】
図1~3に示すように、LED屋外照明2は、道路脇10に配置される壁高欄11などの構造物に設置される。第1実施形態のLED屋外照明2は、道路照明に適用されており、道路脇10の低位置に設置される。低位置は、車両が走行する道路面(通行帯)から1m以上且つ2m以下の設置面に設置されることを意味する。1m以上且つ1.5m以下でもよい。第1実施形態では、道路面から1mの高さの壁高欄11に設置されている。第1実施形態で照射対象は、最も近い第1走行レーンと第2走行レーンであるが、適宜変更可能である。例えば、第1走行レーンのみを照射対象としてもよく、第1~3走行レーンを照射対象としてもよい。いずれの場合であってもLED屋外照明2は、水平方向に対して下方に向けて光を照射する。
【0010】
図2に示すように、第1実施形態のLED屋外照明2の設置場所は、壁高欄11の頂面である。壁高欄11の頂面に遮音壁の支柱11aが配置され、壁高欄11の道路側RD2の端よりも道路側RD2の空間は道路の建築限界に設定されているため、残りの設置スペースW1に配置している。LED屋外照明2の幅は、設置スペースW1の幅以下である。第1実施形態の設置スペースW1の幅は、60mmであるが、これは一例であり、現場に応じて適宜変更される。
図2において、壁高欄11の頂面である設置面11bは、水平方向に沿っているように描いているが、実際は現場によって傾斜している場合がある。
【0011】
図1~5に示すように、LED屋外照明2は、屋外の構造物(壁高欄11等)に図示しないボルト等で固定される土台部4と、土台部4に回転軸C1回りに回転可能に支持される発光部3と、を有する。
【0012】
土台部4は、発光部3に内蔵されるLED光源部30に電力を供給する電源部40と、電源部40を収容する箱状の筐体41と、発光部3を支持する支持部42と、を有する。電源部40は、LED光源部30に直流を供給するために、交流を直流に変換する。
【0013】
図4に示すように、発光部3は、LED光源部30と、LED光源部30を収容する筐体31と、筐体31に形成されLED光源部30が発光した光を外部に放出するための窓32と、窓32を閉塞する透光カバー33と、を有する。LED光源部30は、LED素子、LED基板30a及びレンズ30bを有する。発光部3は、LED光源部30からの発光を窓32に案内するための反射鏡34を更に有する。この構造により、
図2及び
図4に示すように、発光部3は、内部のLED光源部30で発光された光を回転軸C1に交差する方向に照射可能に構成されている。
図1、
図3及び
図4に示すように、発光部3は、全体として筒状に形成されており、筐体31の両端が土台部4の支持部42に両持ち状態で支持される。
図3~4,6~7に示すように、筐体31は、窓32を有する円筒本体310と、円筒本体310の両端に嵌め込まれて円筒本体310の両端を閉塞するキャップ311と、を有する。円筒本体310は、透光カバー33を保持するための保持溝310aを有する。透光カバー33は、円筒本体310の端から回転軸C1に平行な方向に沿って、保持溝310a内にスライド移動させながら挿入される。
【0014】
図2は、発光部3の回転軸C1に沿った側面図であり、発光部3を、回転軸C1に直交する面に投影した形状が見て取れる。第1実施形態の発光部3は、回転軸C1に直交する面に投影した形状が円形状である。円形状の中心に回転軸C1が位置している。第1実施形態では、回転軸C1に直交する面に投影した場合の発光部3の形状が円形状であるので、発光部3の寸法が最大となる最大寸法部位3X(図中にて一点鎖線で示す)が、全周に存在する。全ての最大寸法部位3X(全周)の中心に回転軸C1が位置している。したがって、最大寸法部位3Xが建築限界を超えないように発光部3を設置するだけでよく、発光部3を回転により姿勢変更しても建築限界を侵すことを回避可能となる。発光部3の形状は、円形状に限定されず、適宜変更可能である。詳細は後述する。
【0015】
支持部42について、発光部3の回転軸C1に同軸となる支持軸を設けて、支持軸を両側から支持する構造にすることが可能であるが、構造を簡素化するために、第1実施形態では、次の構造を採用している。
【0016】
図4~7に示すように、土台部4の支持部42及び発光部3は、回転軸C1を中心として且つ互いに対応する形状の円弧面42a,3aをそれぞれ有する。
図4に示すように、各々の円弧面42a,3aが接触することで発光部3が土台部4に支持される。支持部42の円弧面42aに対して発光部3の円弧面3aを接触させながら回転移動させると、発光部3の仰角を変更可能となる。キャップ311の円弧面3aにネジ溝311bが形成されている。支持部42の円弧面42aに円弧の周方向に延びる長孔42bが形成されている。これにより、長孔42bの下方からネジvを長孔42bを通してネジ溝311bに止めることによって任意の位置(発光部3の任意の俯角)で発光部3を支持部42に固定可能である。勿論、ネジvは取り外すことができ、これにより、発光部3は、土台部4(支持部42を含む)に対して着脱自在に固定されている。
【0017】
図6に示すように、発光部3又は土台部4(支持部42)の少なくとも一方には、発光部3と土台部4の位置関係を示すためのマーク50、51が設けられていることが好ましい。発光部3のキャップ311の側面には、向きを表示する三角形のマーク50が表示されている。これにより、発光部3の取り付け時において発光部3の土台部4(支持部42)に対する取付角度を記録しやすくなる。また、マーク50に対応する表示として支持部42には、突起状マーク51が設けられている。突起状マーク51は、回転軸C1を中心として一定角度をあけて複数(3つ)配置されている。これらの少なくとも1つのマーク50、51を利用すれば、発光部3の固定後の角度を記録でき、例えば発光部3の交換時に発光部3の取り付け角度を再現しやすくなる。
【0018】
図3、
図5及び
図6~7に示すように、発光部3は、LED光源部30を有し、土台部4は、電源部40を有する。LED光源部30と電源部40とを電気的に接続する配線S1は、LED光源部30から延びて、キャップ311に形成された通線孔311a及び支持部42に形成された通線孔42sを介して筐体41内に引き込まれている。
図5に示すように、配線S1の結線は、筐体41を構成する本体部41aから蓋部41bを取り外した状態で、筐体41内で行うことが可能である。
【0019】
図3に示すように、第1実施形態において、1つの土台部4が、複数の発光部3を支持している。各々の発光部3は、1つの土台部4が有する電源部40を共用している。なお、これに限定されず、発光部3毎に個別に対応する電源部40を設けてもよい。
【0020】
図1及び
図3に示すように、第1実施形態において、複数の発光部3のうち少なくとも2つの発光部3が回転軸C1に沿って隣接して配置されている。これにより、橋梁などを連続して照射可能となる。また、各々の発光部3の照射角度(俯角)を異ならせて固定すれば、第1の発光部3が第1レーンを照らし、第2の発光部3が第2レーンを照らすなど、少なくとも二車線を照射対象に設定可能となる。
【0021】
<変形例>
図2に示すように、第1実施形態のLED屋外照明2について、回転軸C1に直交する面に投影した場合の発光部3の形状が円形状であるが、これに限定されず種々変更可能である。
図8(a)、
図8(b)及び
図8(c)は、第1実施形態の発光部の変形例を示す側面図である。
例えば、
図8(a)に示すように、発光部3の形状が矩形状でもよい。この場合、最大寸法部位3Xは、対角を結ぶ2箇所となる。2つの最大寸法部位3Xの中心に回転軸C1が位置する。
例えば、
図8(b)に示すように、発光部3の形状が多角形でもよい。同図では、8角形であるが、3角形以上でもよい。8角形の場合、最大寸法部位3Xは、対角を結ぶ4箇所となる。4つの最大寸法部位3Xの中心に回転軸C1が位置する。
例えば、
図8(c)に示すように、発光部3の形状が楕円形でもよい。この場合、最大寸法部位3Xが1箇所となる。1つの最大寸法部位3Xの中心に回転軸C1が位置する。
【0022】
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態のLED屋外照明2を示す側面図、平面図及び正面図である。
図9に示すように、第2実施形態のLED屋外照明2は、1つの土台部4に1台の発光部3が搭載されている。第1実施形態では発光部3が2つであるが、第2実施形態では、発光部3が1つである点が異なる。それ以外は、第1実施形態と同じである。
【0023】
<第3実施形態>
図10は、第3実施形態のLED屋外照明2を示す側面図、平面図及び正面図である。
図10に示すように、第3実施形態のLED屋外照明2は、1つの土台部4に2台の発光部3が搭載されている点について、第1実施形態と同じである。
図10に示すように、少なくとも2つの発光部3が、各々の発光方向が逆方向になるように背中合わせに配置されている。第1の発光部3は、第1方向RD2へ光を照射し、第2の発光部3は、第1方向RD2とは逆方向である第2方向RD3へ光を照射する。この構成であれば、中央分離帯や、車歩道用に設置可能である。
【0024】
以上のように、第1、第2又は第3実施形態のLED屋外照明2は、土台部4と、土台部4に回転軸C1回りに回転可能に支持される発光部3と、を備え、発光部3は、内部のLED光源部30で発光された光を回転軸C1に交差する方向に照射可能であり、回転軸C1は、回転軸C1に直交する面に投影した場合の発光部3の寸法が最大となる最大寸法部位3Xの中央に位置する。
【0025】
この構成によれば、発光部3の最大寸法部位3Xが建築限界を超えないように発光部3を設置さえすれば、回転軸C1が最大寸法部位3Xの中心にあるので、発光部3の俯角をどのように変えても、発光部3が建築限界を超えないため、建築限界を侵さずに自由に照射角度を調整可能となる。
【0026】
特に限定されないが、第1、第2又は第3実施形態のように、発光部3は、回転軸C1に直交する面に投影した形状が円形状であり、円形状の中心に回転軸C1が位置することが好ましい。
【0027】
この構成によれば、複数の発光部3を回転軸C1に平行な方向に沿って並べて設置した場合に、各々の発光部3の俯角が異なっていても、発光部3の姿勢が全て同じに見えるので、発光部3やLED屋外照明2が連続して配置された場合でも景観上の違和感を低減又は無くすることが可能となる。
【0028】
特に限定されないが、第1、第2又は第3実施形態のように、土台部4及び発光部3は、回転軸C1を中心とし且つ互いに対応する形状の円弧面42a,3aをそれぞれ有し、各々の円弧面42a,3aが接触することで発光部3が土台部4に支持されることが好ましい。これにより、発光部3の支持構造を簡素化でき、更に省スペース化を図ることが可能となる。
【0029】
特に限定されないが、第1、第2又は第3実施形態のように、土台部4は、LED光源部30に電力を供給する電源部40を有し、発光部3は、土台部4に対して着脱可能に構成されていることが好ましい。
【0030】
この構成によれば、LED光源部30と電源部40とがそれぞれ発光部3と土台部4に分離されており、発光部3が土台部4に対して着脱可能に構成されているので、電源部40及びLED光源部30を別々にメンテナンス可能である。よって、例えば、LED光源部30に寿命が到来しても、発光部3のみを交換可能となり、保守性を向上させることが可能となる。
【0031】
特に限定されないが、第1又は第3実施形態のように、1つの土台部4が、複数の発光部3を支持しており、各々の発光部3は、1つの土台部4が有する電源部40を共用していることが好ましい。これにより、コストダウンや省スペース化を図ることが可能となる。
【0032】
特に限定されないが、第3実施形態のように、1つの土台部4が、複数の発光部3を支持しており、複数の発光部3のうち少なくとも2つの発光部3が、各々の発光方向が逆方向になるように背中合わせに配置されていることが好ましい。この構成によれば、中央分離帯や車歩道用への設置に適したLED屋外照明2を提供可能となる。
【0033】
特に限定されないが、第1実施形態のように、1つの土台部4が、複数の発光部3を支持しており、複数の発光部3のうち少なくとも2つの発光部3が、回転軸C1に沿って隣接して配置されていることが好ましい。この構成によれば、橋梁などを連続して照射可能なLED屋外照明2を提供可能となる。また、各々の発光部3の照射角度を異ならせれば、例えば二車線等の複数車線を照射範囲に設定可能なLED屋外照明2を提供可能となる。
【0034】
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。本開示は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
【0035】
例えば、上記実施形態においてLED屋外照明2は、屋外照明であれば、道路照明に限定されず、橋梁、歩道橋、歩道用などの各種の屋外照明に適用可能である。また、上記実施形態では、発光部3の照射方向は、水平方向から下方に向かう方向を想定しているが、これに限定されず、水平方向又は水平方向から上方に向かう方向に照射してもよい。
【符号の説明】
【0036】
2 LED屋外照明
3 発光部
3a 円弧面
30 LED光源部
3X 最大寸法部位
4 土台部
40 電源部
42a 円弧面
C1 回転軸