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特許7489106電話リレーシステム、及びコミュニケーションプラットフォーム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-15
(45)【発行日】2024-05-23
(54)【発明の名称】電話リレーシステム、及びコミュニケーションプラットフォーム
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/42 20060101AFI20240516BHJP
   H04M 3/56 20060101ALI20240516BHJP
【FI】
H04M3/42 Z
H04M3/56 C
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021014255
(22)【出願日】2021-02-01
(65)【公開番号】P2022117644
(43)【公開日】2022-08-12
【審査請求日】2023-03-30
(73)【特許権者】
【識別番号】521047409
【氏名又は名称】一般財団法人日本財団電話リレーサービス
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】石井 靖乃
(72)【発明者】
【氏名】妻鳥 太志
【審査官】松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2005/0129185(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2007/0064888(US,A1)
【文献】特開2008-022268(JP,A)
【文献】特開2011-023908(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-2194257(KR,B1)
【文献】特開2011-205174(JP,A)
【文献】国際公開第2004/028161(WO,A1)
【文献】特開2008-252952(JP,A)
【文献】特開2015-162683(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が利用する利用者端末と、オペレータが利用するオペレータ端末との間を接続するビデオ通話システムと、
前記オペレータ端末からの要求に従い、前記オペレータ端末と、前記利用者の通話相手が利用する通話相手端末との間の通信を提供するコミュニケーションプラットフォームと、
前記利用者端末にIP電話番号を割り当てるIP電話番号割当部と、
前記IP電話番号と、前記オペレータ端末の電話番号と、前記通話相手端末の電話番号とを対応付けて通話記録として記憶する通話記録記憶部と
を備え、
前記コミュニケーションプラットフォームは、
前記オペレータ端末からの要求に従って前記通話相手端末への発呼を行うと共に、前記通話相手端末からの前記IP電話番号に係る着呼を受信する通信制御部と、
前記IP電話番号を前記通話相手端末に通知するIP電話番号通知部と
を備えることを特徴とする、電話リレーシステム。
【請求項2】
前記コミュニケーションプラットフォームの前記通信制御部は、前記通話相手端末からの着呼に含まれる前記IP電話番号に対応する前記オペレータ端末の電話番号を、前記通話記録記憶部に記憶された通話記録に基づいて特定し、特定された前記オペレータ端末の電話番号に向けて発呼を行う、請求項1に記載の電話リレーシステム。
【請求項3】
前記利用者端末が緊急通報を発した場合に、前記オペレータ端末からの要求に従い、前記緊急通報に対応する指令台への接続を行う緊急通報システムを更に備え、
前記コミュニケーションプラットフォームは、前記利用者端末の位置情報を取得する位置情報取得部を更に備え、
前記緊急通報システムは、前記位置情報に従い、管轄する指令台に前記緊急通報を転送するよう構成されている、請求項1に記載の電話リレーシステム。
【請求項4】
ビデオ通話システムを介して利用者が利用する利用者端末と通話を行うオペレータが利用するオペレータ端末からの要求に従い、前記オペレータ端末と、前記利用者の通話相手が利用する通話相手端末との間の通信を提供するコミュニケーションプラットフォームであって、
前記利用者端末に割り当てられたIP電話番号と、前記オペレータ端末の電話番号と、前記通話相手端末の電話番号とを対応付けて通話記録として記憶する通話記録記憶部と、
前記オペレータ端末からの要求に従って前記通話相手端末への発呼を行うと共に、前記通話相手端末からの前記IP電話番号に係る着呼を受信する通信制御部と、
前記IP電話番号を前記通話相手端末に通知するIP電話番号通知部と
を備えることを特徴とする、コミュニケーションプラットフォーム。
【請求項5】
前記通信制御部は、前記通話相手端末からの着呼に含まれる前記IP電話番号に対応する前記オペレータ端末の電話番号を、前記通話記録記憶部に記憶された通話記録に基づいて特定し、特定された前記オペレータ端末の電話番号に向けて発呼を行う、請求項4に記載のコミュニケーションプラットフォーム。
【請求項6】
前記利用者端末の位置情報を取得する位置情報取得部を更に備え、
前記通信制御部は、前記利用者端末が緊急通報を発した場合に、前記オペレータ端末からの要求に従い、前記緊急通報に対応する指令台への接続を行う緊急通報システムに発呼を行うと共に、前記位置情報を送信する、請求項4に記載のコミュニケーションプラットフォーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、聴覚障害者等が、オペレータの通訳を介して電話をすることを可能にする電話リレーシステム、及びコミュニケーションプラットフォームに関する。
【背景技術】
【0002】
聴覚障害者等が、通話相手(例えば、ホテル、病院など)と電話を通じてやり取りをすることを支援するシステムとして、電話リレーシステムが既に知られている(非特許文献1)。電話リレーシステムでは、聴覚障害者等が電話をする場合、オペレータが聴覚障害者等と通話相手の間に介在し、聴覚障害者等の文字や手話を音声に変えて通話相手に伝え、逆に通話相手の音声を文字や手話に変換して聴覚障害者等に伝える。
【0003】
しかし、現状の電話リレーシステムは、オペレータを通訳とした聴覚障害者等と通話相手との間の通話が終了した後において、通話相手が折り返しの電話をすることが難しいという問題があった。例えば、聴覚障害者等が電話リレーシステムを利用してホテル(通話相手)に電話した場合、ホテルが予約確認等のために聴覚障害者等に折り返しの電話をしたい場合がある。この場合、ホテルは聴覚障害者等に直接電話することはできない。また、ホテルから電話リレーシステムに電話でアクセスしても、ホテルの側から聴覚障害者等にオペレータを介した通話を設定することが困難である。また、ホテル等の側から最初に聴覚障害者等に電話をかける場合においても、直接に聴覚障害者等に電話をかけることは難しく、ホテルと聴覚障害者等の間で電話での通話を行うことは容易ではなかった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【文献】https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000576648.pdf
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、電話リレーサービスにおいて、聴覚障害者等の通話相手が聴覚障害者等に電話をかけることを容易にし、これにより、聴覚障害者等の電話リレーサービスを用いたコミュニケーションを円滑にすることが可能な電話リレーシステム、及びコミュニケーションプラットフォームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の電話リレーシステムは、聴覚障害者等である利用者が利用する利用者端末と、オペレータが利用するオペレータ端末との間を接続するビデオ通話システムと、前記オペレータ端末からの要求に従い、前記オペレータ端末と、前記利用者の通話相手が利用する通話相手端末との間の通信を提供するコミュニケーションプラットフォームと、前記利用者端末にIP電話番号を割り当てるIP電話番号割当部と、前記IP電話番号と、前記オペレータ端末の電話番号と、前記通話相手端末の電話番号とを対応付けて通話記録として記憶する通話記録記憶部とを備える。前記コミュニケーションプラットフォームは、前記オペレータ端末からの要求に従って前記通話相手端末への発呼を行うと共に、前記通話相手端末からの前記IP電話番号に係る着呼を受信する通信制御部と、前記IP電話番号を前記通話相手端末に通知するIP電話番号通知部とを備える。
【0007】
また、本発明に係るコミュニケーションプラットフォームは、ビデオ通話システムを介して利用者が利用する利用者端末と通話を行うオペレータが利用するオペレータ端末からの要求に従い、前記オペレータ端末と、前記利用者の通話相手が利用する通話相手端末との間の通信を提供するコミュニケーションプラットフォームである。このコミュニケーションプラットフォームは、前記利用者端末の電話番号と、前記利用者端末に割り当てられた前記IP電話番号と、前記オペレータ端末の電話番号と、前記通話相手端末の電話番号とを対応付けて通話記録として記憶する通話記録記憶部と、前記オペレータ端末からの要求に従って前記通話相手端末への発呼を行うと共に、前記通話相手端末からの前記IP電話番号に係る着呼を受信する通信制御部と、前記IP電話番号を前記通話相手端末に通知するIP電話番号通知部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電話リレーサービスにおいて、聴覚障害者等の通話相手が聴覚障害者等に電話をかけることを容易にし、これにより、聴覚障害者等の電話リレーサービスを用いたコミュニケーションを円滑にすることが可能な電話リレーシステム、及びコミュニケーションプラットフォームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一般的な電話リレーシステムのイメージ図である。
図2】第1の実施の形態に係る電話リレーシステムの全体構成を説明する概略図である。
図3】第1の実施の形態に係る電話リレーシステムの構成の詳細を説明するブロック図である。
図4】通話記録生成部222で生成される通話記録の一例である。
図5】第1の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明するフローチャートである。
図6】第1の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明する画面表示例である。
図7】第1の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明する画面表示例である。
図8】第1の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明するフローチャートである。
図9】第1の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明する画面表示例である。
図10】第2の実施の形態に係る電話リレーシステムの全体構成を説明する概略図である。
図11】第2の実施の形態に係る電話リレーシステムの構成の詳細を説明するブロック図である。
図12】第2の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明するフローチャートである。
図13】第2の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明する画面表示例である。
図14】第2の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明する概念図である。
図15】第2の実施の形態に係る電話リレーシステムの動作を説明する画面表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本実施形態について説明する。添付図面では、機能的に同じ要素は同じ番号で表示される場合もある。なお、添付図面は本開示の原理に則った実施形態と実装例を示しているが、これらは本開示の理解のためのものであり、決して本開示を限定的に解釈するために用いられるものではない。本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本開示の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味においても限定するものではない。
【0011】
本実施形態では、当業者が本開示を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本開示の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
【0012】
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る電話リレーシステムを、図1図9を参照して説明する。
【0013】
図1は、一般的な電話リレーシステムのイメージ図である。電話リレーシステムの利用者(聴覚障害者等)は、自身が有する利用者端末100(例えばパソコン、スマートフォン、タブレットなど)を利用して、本システムのオペレータが操作するオペレータ端末200にアクセスする。利用者端末100、及びオペレータ端末200は、図1では図示しないカメラ、入力装置(キーボード、ペンデバイス、タッチパネル、マウス等)、及びディスプレイを有していて、これにより、手話や文字チャットにより、オペレータと利用者との間でのコミュニケーションを可能にしている。
【0014】
利用者端末100とオペレータ端末200の接続が確立されると、オペレータは、利用者が提示した通話相手の電話番号を用いて、通話相手の通話相手端末300(例えば、固定電話、携帯電話、パソコンなど)に発呼を行う。通話相手が応答すると、利用者端末100、オペレータ端末200、及び通話相手端末300との間での三者通話(オペレータの通訳による)が可能になる。すなわち、利用者(聴覚障害者等)とオペレータとの間では手話又は文字チャットで、オペレータと通話相手との間では音声によるやり取りを行うことで、利用者と通話相手との間でのコミュニケーションが可能になる。
【0015】
このような電話リレーシステムにおいては、利用者(聴覚障害者等)から接続要求を出し、それにオペレータ及び通話相手が応答することで、通話が成立する。しかし、一旦通話が終了した後、通話相手(聴者)から利用者(聴覚障害者等)に折り返し電話をすることが必要になることがあり得る。この場合、従来の電話リレーシステムでは、通話相手端末300に着信履歴として表示・記録されるのは、オペレータ端末200の電話番号であり、利用者(聴覚障害者等)の電話番号ではない。そのため、通話相手が利用者(聴覚障害者等)の電話番号を聞かずに通話を終了してしまうと、折り返し電話が難しい事態に陥る。
【0016】
もし、通話相手が利用者(聴覚障害者等)の個人の電話番号を何らかの手段で知っており、その電話番号に直接電話をしても、手話通訳者等がいないため、コミュニケーションをとることができない。また、通話相手から電話リレーシステムに電話でアクセスしても、通話相手の側から聴覚障害者等にオペレータを介した通話を設定することが困難である。また、折り返し電話ではなく、通話相手(聴者)から利用者(聴覚障害者等)に最初に電話をする場合でも、同様の問題がある。第1の実施の形態は、このような問題に鑑み、通話相手が容易に利用者(聴覚障害者等)に電話を行うことを可能にする仕組みを提供する。
【0017】
図2を参照して、第1の実施の形態に係る電話リレーシステムの全体構成を説明する。この電話リレーシステムは、一例として、利用者端末100とオペレータ端末200との間のビデオ通話を提供するビデオ通話システム400を備える。また、本システムは、オペレータ端末200からの要求に従い、オペレータ端末200と、通話相手端末300との間の通信を提供するコミュニケーションプラットフォーム500を備える。このコミュニケーションプラットフォーム500を運用するためのハードウエア構成として、サーバ600と、データベースサーバ700が設けられている。
【0018】
利用者端末100は、利用者(聴覚障害者等)が、本システムを用いてオペレータ(通訳)を介した通話をすることを可能にする端末であって、一般的なパソコン、スマートフォン、又はタブレットなどである。
【0019】
図3を参照して、第1の実施の形態の電話リレーシステムの構成の更なる詳細を説明する。利用者端末100は、一例として、CPU101、ROM102、RAM103、ハードディスクドライブ104、フラッシュメモリ105、入力部(キーボード、タッチパネル、ペンデバイス、マウスなど)106、表示部107、通信制御部108、スピーカ109、マイクロホン110、及びカメラ111を備えて構成される。利用者端末100は、本システムに接続するための通信アプリケーションを、例えばハードディスクドライブ104に格納している。利用者は、この通信アプリケーションを起動させ、通話相手の電話番号を指定して、本システム(オペレータ端末200)にアクセスすることにより、通話を行うことができる。
【0020】
オペレータ端末200は、一般的なコンピュータであってよく、一例として、CPU201、ROM202、RAM203、ハードディスクドライブ204、フラッシュメモリ205、入力部(キーボード、タッチパネル、ペンデバイス、マウスなど)206、表示部207、通信制御部208、スピーカ209、マイクロホン210、及びカメラ211を備えて構成される。スピーカ209及びマイクロホン210は、オペレータが装着可能なヘッドセットとして提供されることができる。
【0021】
オペレータ端末200は、本システムの運用のための構成として、送受信部221、通話記録生成部222、IP電話番号割当部223、及び通話記録送受信部224を備えている。各部221~224は、本システムの運用のためにオペレータ端末200に格納されたソフトウェアにより実現される。
【0022】
送受信部221は、ビデオ通話システム400を介した利用者端末100とオペレータ端末200との間の各種通信を司ると共に、コミュニケーションプラットフォーム500とオペレータ端末200との間の各種通信を司る。通話記録生成部222は、利用者端末100からの着呼がある毎に、通話記録を生成する機能を有する。通話記録は、一通話毎に作成され、一例として、図4に示すように、利用者端末100の電話番号(発呼者電話番号)、オペレータ端末200の電話番号、通話相手の電話番号、通話の開始時刻/終了時刻、及び割り当てられたIP電話番号を含み得る。
【0023】
IP電話番号割当部223は、利用者端末100に対し、IP電話番号を割り当てる機能を有する。IP電話番号は、後述のように、利用者端末100からオペレータ端末200を介して通話相手端末300に電話を掛ける場合に用いられると共に、逆に、通話相手から電話をかける場合(折り返し電話も含む)において利用され得る。IP電話番号割当部223は、利用者(聴覚障害者等)が最初に本システムの利用登録を行う場合においてIP電話番号を割り当てるように動作しても良いが、これに限定されるものではなく、例えば通話を受ける毎に新たにIP電話番号を割り当てることも可能である。なお、IP電話番号割当部223は、図1ではオペレータ端末200に配置されているが、これに代えて、コミュニケーションプラットフォーム500がIP電話番号割当部を有していてもよい。
【0024】
通話記録送受信部224は、通話記録生成部222が送信した通話記録を、コミュニケーションプラットフォーム500に送信すると共に、逆にコミュニケーションプラットフォーム500から通話記録を受信する機能を有する。
【0025】
なお、図1では、オペレータ端末200は1台のみが示されているが、実際のシステムでは、複数台のオペレータ端末200が一のシステム中に含まれることができる。また、複数台のオペレータ端末200を統括し、適宜そのうちの一台を割り当てるマスタオペレータ端末が含まれても良い。
【0026】
ビデオ通話システム400は、インターネットなどのネットワークを介して接続された2つの端末の間において、動画、文字、静止画像、及び/又は音声による通信を可能としたシステムであり、具体的には、ウェブアプリケーションやウェブサイトにて、接続される端末のブラウザ間で直接、任意のデータの交換、音声データ及び映像データの送受信を可能にするシステムである。WebRTCを用いることで、端末のユーザがプラグインやソフトウェアをインストールすることなく、P2Pにてビデオ通話をすることが可能とされている。
【0027】
コミュニケーションプラットフォーム500は、オペレータ端末200と、通話相手端末300との間で、音声、又は音声に加え映像及び文字により、各種通信を行うことを提供する通信アプリケーションであり、サーバ600により運用され得る。コミュニケーションプラットフォーム500は、一例として、通信制御部501と、IP電話番号通知部503と、通話記録記憶部504とを備える。
【0028】
通信制御部501は、オペレータ端末200とコミュニケーションプラットフォーム500との間の通信、及びコミュニケーションプラットフォーム500と通話相手端末300との間の通信を制御する制御部である。IP電話番号通知部503は、IP電話番号割当部223により割り当てられたIP電話番号を、通話相手端末300に通知する機能を有する。また、通話記録記憶部504は、オペレータ端末200で生成され送信された通話記録をデータベースサーバ700に記憶させる。記憶された通話記録は、後において行われる通話の確立において適宜参照される。
【0029】
次に、図5のフローチャート、及び図6図7の画面表示例を参照して、利用者(聴覚障害者等)から通話相手に対し、本システムを利用して通話を行う場合の動作を説明する。
【0030】
最初に利用者(聴覚障害者等)は、利用者端末100において本システムのビデオ通話システム400のアプリケーションを起動させた後、ビデオ通話システム400を介して通話相手(聴者)の電話番号を入力し、発呼する(ステップS101)。図6(a)に示すように、電話番号の入力は、一例として、選択ボタン301において「番号入力」を押した後、キーパッド302を押す(クリック、またはタップ)ことで入力することができる。その他、図示は省略するが、電話帳、発信履歴、着信履歴のいずれかを選択ボタン301において押し、表示されている番号を選択することも可能である。発呼ボタン303が押されることで、発呼動作が開始される。
【0031】
続いて、利用者端末100の画面は図6(b)のように、オペレータの通訳の方法を選択する画面(手話、文字、又は手話/文字の併用)に移行する。画面には、3種類のボタン304が表示されるので、いずれかがクリックまたはタップされることにより、通訳方法の選択が行われる(ステップS102)。
【0032】
通訳方法の選択が行われると、発呼動作が行われ、図6(c)に示すように、利用者端末100の画面には、「呼出中」との文字が表示される。その後、オペレータがオペレータ端末200において応答動作(着呼)を行うと、利用者端末100とオペレータ端末200とがビデオ通話システム400により接続され(ステップS103)、映像及び文字(又は音声)による通話が可能な状態になる。通話が可能な状態となると、その利用者に割り当てられたIP電話番号が、利用者登録データに基づいて特定される(ステップS104)。
【0033】
ビデオ通話システム400によるオペレータ端末200と利用者端末100の間の接続が完了すると、図7(a)に示すように、オペレータ端末200の画面には、一例として、利用者をカメラ111で撮像した利用者画像305、オペレータをカメラ211で撮像したオペレータ画像306、文字チャットを表示する文字チャット表示領域307、通話相手の電話番号を表示する通話相手電話番号表示領域308、及び発呼ボタン303’が表示される。
【0034】
オペレータは、手話、又は文字チャットを用いて利用者と会話を行い、その後、発呼ボタン303’をクリックまたはタップする。発呼ボタン303’がクリックまたはタップされることにより、オペレータ端末200からコミュニケーションプラットフォーム500へ接続要求が行われ(ステップS105)、通話相手端末300に対し、IP電話番号の通知及び発呼が行われる(ステップS106)。具体的には、オペレータ端末200からの発呼要求を、コミュニケーションプラットフォーム500の通信制御部501が受領し、発呼要求に含まれる通話相手端末300の電話番号に対し、利用者に割り当てたIP電話番号の通知を伴う発呼が行われる。
【0035】
オペレータ端末200からコミュニケーションプラットフォーム500を介した通話相手端末300への発呼が行われると、通話相手端末300の画面には、例えば図7(b)のような着信画面が表示される。着信画面には、IP電話番号通知部503から通知された、利用者(聴覚障害者等)に割り当てられたIP電話番号(05011111111)が表示される。この図7(b)の表示画面は、通話相手端末300がスマートフォンである場合である。表示画面例は、通話相手端末300の形態によって異なるものとすることができる。
【0036】
通話相手端末300において通話相手(聴者)が着信に応答すると、オペレータ端末200と通話相手端末300との間での接続が確立され(ステップS107)、オペレータと通話相手との間での音声通話が可能な状態になる。また、オペレータ端末200の表示画面には、図7(c)に例示されるように、オペレータ画像309、文字チャット表示領域310、利用者画像311が表示される。また、利用者端末100の表示画面には、図7(d)に例示されるように、利用者画像312、オペレータ画像313、及び文字チャット表示領域314が表示される。これにより、オペレータ端末200を介して、利用者端末100と通話相手端末300との間での接続、及び通訳を介した通話が可能な状態が得られる(ステップS108)。
【0037】
オペレータは、通話相手に対し、聴覚障害者等からの電話であり、オペレータが手話又は文字チャットを用いた通訳者として介在して通話をすることを伝え、通訳を開始する。オペレータは、利用者(聴覚障害者等)との間では、利用者画像311又は文字チャット表示領域310を用いた手話又は文字チャットにより会話を行う。そして、その会話の内容を音声に変更して(通訳して)、通話相手に伝える。また、通話相手とオペレータとの間で口頭(音声)での会話を行い、その内容を手話又は文字チャットにして利用者(聴覚障害者等)に伝える。会話が終了したら、切断ボタンを押すことで、通話を終了する。
【0038】
次に、図8のフローチャート、及び図9の画面表示例を参照して、通話相手(聴者)から利用者(聴覚障害者等)に対し、本システムを利用して折り返し電話を行う場合の動作を説明する。
【0039】
通話相手が通話相手端末300から、利用者端末100へ折り返し電話をしようとする場合、利用者(聴覚障害者等)から以前受けた着信に伴い、通話相手端末300には、コミュニケーションプラットフォーム500を介して通知された、利用者(聴覚障害者等)に割り当てられたIP電話番号が記憶されている。通話相手は、通話相手端末300において、例えば図9(a)に示すような発信画面において、そのIP電話番号の入力を行い、発呼を行う(ステップS201)。
【0040】
発呼動作があると、コミュニケーションプラットフォーム500は、通話記録記憶部504を参照して、指定されたIP電話番号に対応する通話記録を検索し、検索・出力された通話記録に含まれるオペレータ端末200の電話番号に発呼動作を行う(ステップS202)。発呼動作が行われると、オペレータ端末200においては、図9(b)のような着信画面が表示され、オペレータにより「通話開始」ボタンが押されることで、両端末がコミュニケーションプラットフォーム500により接続される(ステップS203)。
【0041】
通話相手端末300とオペレータ端末200とが音声通話により接続されると、オペレータと通話相手との間で、音声(口頭)による通話が可能になると共に、オペレータ端末200の画面には、図9(c)に示すように、通話相手の電話番号(例:09055555555)から、IP電話番号(例:05011111111)に対応する発信者の電話番号(例:09011111111)への発信の希望があることが表示される。利用者の電話番号は、通話相手が提示してきたIP電話番号と通話記録記憶部504で紐付けられており、コミュニケーションプラットフォーム500において検索することができる。オペレータは、図9(c)の画面において「利用者呼出」をクリックする。これにより、オペレータ端末200から、対応する利用者端末100に対し、ビデオ通話システム400による発呼動作がなされる(ステップS204)。
【0042】
ビデオ通話システム400による発呼動作が行われると、利用者端末100の表示画面には、例えば図9(d)に示すように、電話リレーサービスのオペレータからのビデオ通話システムへの着信が来たことを示す画面が、通話相手(聴者)の電話番号とともに表示される。利用者が「応答」ボタンを押すと、オペレータ端末200と利用者端末100がビデオ通話システム400により接続される。図9(e)に示すような利用者端末100の表示画面には、図7と同様に、利用者画像312’、オペレータ画像313’、及び文字チャット表示領域314’が表示される。なお、利用者において、手話通話を利用することが予め選択されている場合には、文字チャット表示領域314’は省略されてもよい。
【0043】
利用者(聴覚障害者等)が表示画面中に「応答」ボタン315をクリックすると、オペレータ端末200を介して、利用者端末100と通話相手端末300との間での接続、及び通訳を介した通話が可能な状態が得られる(ステップS205)。このように、第1の実施の形態のシステムによれば、一旦通話が終了した後、通話相手が折り返し電話をする場合においても、付与されたIP電話番号に基づき、円滑に電話をしてきた利用者(聴覚障害者等)に接続することが可能になり、電話リレーサービスの利便性を一層高めることができる。
【0044】
なお、通話相手(聴者)が利用者(聴覚障害者等)のIP電話番号を知っている場合には、そのIP電話番号を直接入力し、上記の折り返しの電話の場合と同様に、利用者(聴覚障害者等)とオペレータ端末200を介した通話を設定することができる。
【0045】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電話リレーシステムを、図10図13を参照して説明する。図10は、第2の実施の形態に係る電話リレーシステムの全体構成を説明する概略図であり、図11は、構成の詳細を説明するブロック図である。なお、図10図11において、図2図3と同一の構成については、同一の参照符号を付し、以下では重複する説明は省略する。
【0046】
第2の実施の形態の電話リレーシステムは、第1の実施の形態と同様に、一般の通話相手に加え、警察、消防、海上保安庁などに緊急通報を行い、オペレータ(通訳)を介した緊急通報を容易にすることを意図したシステムである。このため、第2の実施の形態のシステムは、図10に示すように、第1の実施の形態の構成に加え、緊急通報システム800を備えている。緊急通報システム800は、事件の性質や位置情報に応じ、管轄する指令台(警察署、消防署など)を特定し、その指令台への発呼・接続を行う。
【0047】
図11に示すように、本システムは、第1の実施の形態のシステムの構成に加え、コミュニケーションプラットフォーム500が、利用者(聴覚障害者等)の位置に関する情報(位置情報)を取得する位置情報取得部505を備える。位置情報取得部505は、例えば利用者端末100が受信したGPS、Bluetoothなどの位置情報信号や、利用者が入力した情報(例えば、住所、近隣の施設名称等の入力)に基づき、利用者の位置に関する情報を取得する。位置情報を取得し、管轄の警察署、消防署等を特定するため、この位置情報取得部505が設けられている。なお、位置情報取得部505は、コミュニケーションプラットフォーム500に設けられる代わりに、緊急通報システム800に設けられても良い。
【0048】
緊急通報システム800は、位置情報取得部505で取得された位置情報に従い、その緊急通報に係る事件を管轄すべき指令台(管轄警察署・消防署など)を特定し、その指令台に電話を繋ぐ機能を有する。位置情報の特定、及び電話の接続は、機械に基づいて自動的に行われても良いし、オペレータにより実行されてもよい。
【0049】
次に、図12のフローチャート、及び図13の画面表示例を参照して、利用者(聴覚障害者等)から緊急通報を、本システムを利用して発する場合の動作を説明する。
【0050】
最初に利用者(聴覚障害者等)は、利用者端末100において本システムのビデオ通話システム400のアプリケーションを起動させた後、図13(a)に示すような、ビデオ通話システム400の電話番号入力画面を開く。その電話番号入力画面には、キーパッド302等とともに、緊急通報ボタンBmが表示されている。利用者は、この緊急通報ボタンBmを押した後、発呼ボタン303を押して発呼動作を開始する(ステップS301)。緊急通報ボタンBmを押す代わりに、キーパッド302を押して番号入力を行い、発呼ボタン303を押すことも可能である。
【0051】
発呼ボタン303が押されると、画面が切り替わり、図13(b)のような緊急通報先選択ボタンが表示される。図示の例では、緊急通報先選択ボタンは、警察(110)に通報するボタンBpo、海上保安庁(118)に通報するボタンBmp、消防署(119)に通報するボタンBemを含む。これ以外にも、山岳救助隊への通報、民間の警備会社への通報、レッカーサービス会社などへの通報などのボタンが含まれても良い。利用者は、自身の状況に応じ、いずれかのボタンを押して、緊急通報の通報先を選択する(ステップS302)。なお、緊急通報を取り止める場合には、「戻る」ボタンBgbが押される。
【0052】
緊急通報先選択ボタンのいずれかが押されると、発呼動作が開始される。同時に、利用者端末100は、ビデオ通話システム400のアプリケーションからの命令に従い、自身がGPSやBluetoothにより取得した位置情報を送信する(ステップS303)。なお、図示は省略するが、位置情報を利用者が自ら入力する画面が開かれてもよいし、オペレータとの接続後、手話や文字チャットにより位置情報を伝えても良い。
【0053】
オペレータ端末200においてオペレータが緊急通報に係る着信に対し応答動作を行うと、図13(c)に示すような緊急通報専門ブース画面が開かれる。図13(c)は、オペレータ端末200の表示画面における緊急通報専門ブースの画面表示例であるが、利用者端末100においても、ほぼ同様の画面が表示される。緊急通報専門ブース画面は、オペレータ画像309、文字チャット表示領域310、利用者画像311などが表示される点は、第1の実施の形態における一般人への通話の場合と同様である。しかし、緊急通報専門ブース画面は、これに加え、緊急通報開始ボタン401と、位置情報取得表示欄402と、位置情報表示欄403も含んでいる。緊急通報開始ボタン401は、緊急通報システム800への発呼を開始するためのボタンであり、その横には、緊急通報システムの電話番号が表示されている。なお、緊急通報専門ブース画面が開くと、オペレータ端末200は、第1の実施の形態と同様に、その利用者に割り当てられたIP電話番号を、利用者登録データに基づいて特定する(ステップS304)。
【0054】
この緊急通報専門ブース画面において、利用者(聴覚障害者等)は、画面を通じて手話又は文字チャットにより、オペレータと会話をした後、オペレータは位置情報取得表示欄402を見て、位置情報が自動取得されたことを確認し、更に、位置情報表示欄403を見て、位置情報が正しいか否かを確認する。確認後、オペレータは、オペレータ端末200の画面において緊急通報開始ボタン401を押す。これにより、緊急通報開始ボタン401の押下情報は、オペレータ端末200を介してコミュニケーションプラットフォーム500に送信される。コミュニケーションプラットフォーム500の通信制御部501は、この押下情報を受けて、緊急通報システム800にオペレータ端末200のIP電話番号により発呼を行い、緊急通報システム800のオペレータの応答を待って、コミュニケーションプラットフォーム500と緊急通報システム800との接続を確立する(ステップS305)。
【0055】
コミュニケーションプラットフォーム500と緊急通報システム800の間の接続が確立されると、通信制御部501は、利用者端末100の位置情報を位置情報取得部505により取得し、これを緊急通報システム800に送信する。緊急通報システム800は、取得された位置情報に対応する管轄の指令台(管轄の警察署、消防署など)を特定し、その指令台の電話番号に緊急通報システム800の電話番号により発呼を行う(ステップS306)。管轄の指令台のオペレータが発呼に応答すると、管轄の指令台と緊急通報システム800との間の接続が確立され、その後、管轄の指令台とオペレータ端末200との間の接続が確立される一方、緊急通報システム800との接続は解除され(ステップS307)、管轄の指令台とオペレータ端末200との間の音声等による通話が可能な状態になる。これにより、第1の実施の形態と同様に、オペレータ端末200を介して、管轄の指令台と利用者とが、オペレータの通訳を介した会話が可能な状態が得られる(ステップS308)。
【0056】
以上の第2の実施の形態の接続の手順をまとめると、図14に示すようになる。ステップS305で、コミュニケーションプラットフォーム500が、緊急通報システム800へ発呼し、接続が確立されると(図14(a))、利用者端末100と緊急通報システム800とが、オペレータ端末200を介して接続された状態が得られる(図14(b))。その後、緊急通報システム800が、管轄の指令台に発呼し、接続が確立されると(図14(c))、利用者端末100と管轄の指令台とが、オペレータ端末200を介して接続された状態が得られる(図14(d))。
【0057】
なお、上記の実施の形態では、利用者端末100の位置情報が自動的にオペレータ端末200を介して緊急通報システム800まで送信される例を説明したが、図15に示すように、例えばオペレータ端末200と利用者端末100との間の接続が確立され、ビデオ通話が可能になった段階で、利用者に対し、利用者端末100の現在の位置情報を送信することを許可する入力をさせる(316)ことも可能である。
【0058】
指令台(管轄警察署、消防署、海上保安庁)から利用者(聴覚障害者等)に折り返し電話を行う場合には、緊急通報に対応したオペレータを介して通報が行うことができる。指令台が、緊急通報時に通知されたオペレータ端末200のIP電話番号を発信する。オペレータ端末200は、通話が確立されると、通話履歴に基づき、対応する利用者のIP電話番号に発信し、利用者を呼び出して通話を確立する。なお、警察署や消防署から利用者に第一報の電話を掛ける場合の手順は、第1の実施の形態と同様に実行することができる。
【0059】
以上説明したように、第2の実施の形態の電話リレーシステムによれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られることに加え、緊急通報を行う場合において、管轄の指令台への通報を容易に行うことができる。また、管轄の指令台からの利用者に対する折り返し電話も容易に行うことができる。
【0060】
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、上記以外の様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【符号の説明】
【0061】
100…利用者端末、 101、201…CPU、 102、202…ROM、 103、203…RAM、 104、204…ハードディスクドライブ、 105、205…フラッシュメモリ、 106、206…入力部、 107、207…表示部、 108、208…通信制御部、 109、209…スピーカ、 110、210…マイクロホン、 111、211…カメラ、 200…オペレータ端末、 221…送受信部、 222…通話記録生成部、 223…IP電話番号割当部、 224…通話記録送受信部、 300…通話相手端末、 301…選択ボタン、 302…キーパッド、 303、303’…発呼ボタン、 304…ボタン、 305、311、312、312’…利用者画像、 306、309、313、313’…オペレータ画像、 307、314、314’…文字チャット表示領域、 308…通話相手電話番号表示領域、 310…文字チャット表示領域、 315…応答ボタン、 316...位置情報送信ボタン、 400…ビデオ通話システム、 401…緊急通報開始ボタン、 402…位置情報取得表示欄、 403…位置情報表示欄、 500…コミュニケーションプラットフォーム、 501…通信制御部、 503…IP電話番号通知部、 504…通話記録記憶部、 505…位置情報取得部、 600…サーバ、 700…データベースサーバ、 800…緊急通報システム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15