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特許7489461情報報告、受信方法、端末及びネットワーク装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-15
(45)【発行日】2024-05-23
(54)【発明の名称】情報報告、受信方法、端末及びネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/18 20180101AFI20240516BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20240516BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20240516BHJP
【FI】
H04W76/18
H04W24/10
H04W36/08
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022528308
(86)(22)【出願日】2020-10-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-19
(86)【国際出願番号】 CN2020125093
(87)【国際公開番号】W WO2021093602
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2022-05-16
(31)【優先権主張番号】201911118118.3
(32)【優先日】2019-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(73)【特許権者】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲謝▼ 芳
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 光毅
【審査官】齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-505057(JP,A)
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,On RLF reporting for CHO and DAPS[online],3GPP TSG RAN WG2 #108 R2-1915497,2019年11月07日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_108/Docs/R2-1915497.zip>
【文献】Ericsson,Control plane handling during the RUDI handover procedure[online],3GPP TSG RAN WG2 #107bis R2-1912358,2019年10月14日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_107bis/Docs/R2-1912358.zip>
【文献】Samsung,(TP for SON BL CR for TS 38.300): MRO[online],3GPP TSG RAN WG3 #106 R3-197139,2019年11月09日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_106/Docs/R3-197139.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される情報報告方法であって、
ネットワーク装置に、接続失敗の情報を報告することを含み、
前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータ遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含み、
前記情報は、RUDI失敗の時間差情報、又は、DAPS失敗の時間差情報を含み、
前記RUDI失敗の時間差情報は、RUDIの開始からソースセルでの失敗の発生又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差を含み、又は、前記DAPS失敗の時間差情報は、DAPSの開始からソースセルでの失敗の発生又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差を含む、情報報告方法。
【請求項2】
前記情報は、
条件切り替えの関連情報と、
接続失敗のタイプとのうちの少なくとも1つをさらに含む請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項3】
前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、
第1回の条件切り替え失敗と、
1回の条件切り替え失敗と、
再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、
再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、
第2回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の情報報告方法。
【請求項4】
前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の情報報告方法。
【請求項5】
失敗に関連する時間差情報は、さらに、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と
UDI/DAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の情報報告方法。
【請求項6】
前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を報告することをさらに含み、
前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定されたCHO候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項7】
前記測定情報は、
セル識別子と、
セル測定結果と、
端末が測定したビームIDと、
ビーム測定結果と、
端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の情報報告方法。
【請求項8】
条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を報告することをさらに含む、請求項3に記載の情報報告方法。
【請求項9】
前記ネットワーク装置は、
ソース基地局又はソースセルと、
端末に接続された新たな基地局又はセルと、
端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである、請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項10】
端末は、
再確立要求メッセージと、
無線リンク失敗RLF報告と、
最小化ドライブテスト情報と、
再構成理由メッセージとのうちの1つにより、ネットワーク装置に接続失敗の情報を報告する、請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項11】
ネットワーク装置に応用される情報受信方法であって、
端末から報告された接続失敗の情報を受信することをさらに含み、
前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータ遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含み、
前記情報は、RUDI失敗の時間差情報、又は、DAPS失敗の時間差情報を含み、
前記RUDI失敗の時間差情報は、RUDIの開始からソースセルでの失敗の発生又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差を含み、又は、前記DAPS失敗の時間差情報は、DAPSの開始からソースセルでの失敗の発生又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差を含む、情報受信方法。
【請求項12】
端末から報告された前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を受信することをさらに含み、
前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定されたCHO候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の情報報告方法。
【請求項13】
端末から報告された条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を受信することをさらに含む、請求項11に記載の情報受信方法。
【請求項14】
ネットワーク装置に、接続失敗の情報を報告するための送受信機を含み、
前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータ遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含み、
前記情報は、RUDI失敗の時間差情報、又は、DAPS失敗の時間差情報を含み、
前記RUDI失敗の時間差情報は、RUDIの開始からソースセルでの失敗の発生又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差を含み、又は、前記DAPS失敗の時間差情報は、DAPSの開始からソースセルでの失敗の発生又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差を含む、端末。
【請求項15】
端末から報告された接続失敗の情報を受信するための送受信機を含み、前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータ遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含み、
前記情報は、RUDI失敗の時間差情報、又は、DAPS失敗の時間差情報を含み、
前記RUDI失敗の時間差情報は、RUDIの開始からソースセルでの失敗の発生又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差を含み、又は、前記DAPS失敗の時間差情報は、DAPSの開始からソースセルでの失敗の発生又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差を含む、ネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は2019年11月15日に中国で提出された中国特許出願No.201911118118.3の優先権を主張し、その全ての内容は引用によりここに含まれる。
[技術分野]
本開示は通信の技術分野に関し、特に情報報告、受信方法、端末及びネットワーク装置を指す。
【背景技術】
【0002】
条件切り替えは、切り替えのロバスト性を強化するメカニズムであり、同様に、条件セカンダリセル追加は、セカンダリセル増加のロバスト性を強化するメカニズムである。UE(User Equipment、ユーザ装置又は端末)とサービスセルとの間のチャネルが突然に悪くなり(特に高周波)、UEが切り替え又はセカンダリセルの追加プロセスを正常に完了できないという課題を解決するために、基地局はUEが低い閾値で測定報告をトリガするように設定することができ、HO(Hand Over、切り替え)コマンド又はセカンダリセルの追加コマンドにおいて切り替えをトリガする高い閾値を搬送する。また、UEがターゲットセルで使用するランダムアクセスリソースを搬送してもい。切り替え又はセカンダリセルの追加閾値が満たされると、UEはターゲット基地局又はセルにランダムアクセス手順を開始する。ソース基地局又はソースセルは、UEに複数のターゲットセルに対する条件切り替えを設定することができる。
【0003】
DAPS(Dual Active Protocol Stack、デュアルアクティブプロトコルスタック)は、切り替えプロセスにおいてRUDI(Reduction in user data interruption、ユーザデータの遅延中断)を減少させるメカニズムである。切り替えプロセスにおいて、UEは、ターゲットセル及びソースセルと同時に又は時分割にデータ伝送を行うことができる。
【0004】
実際の応用において、ソース基地局又はソースセルはUEが条件切り替え又はDAPS/RUDIメカニズムで動作するか、又は二種類のメカニズムで同時に動作するように設定することができる。UEが切り替え又はセカンダリノード/セカンダリセルの追加プロセスにおいて、ネットワーク側の関連設定パラメータ、例えば切り替えイベント、切り替え閾値、設定時間などの要因の不合理により、端末の条件切り替え及び/又はDAPS/RUDIメカニズムの動作が失敗する可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、情報報告、受信方法、端末及びネットワーク装置を提供する。ネットワーク側が端末から報告された情報に基づいて合理的な設定を行うことに役立つ。
【0006】
上記技術的課題を解決するために、本開示の実施例は、以下の解決手段を提供する。
【0007】
端末に応用される情報報告方法は、
ネットワーク装置に、接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を報告することを含み、
前記接続失敗は、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
選択可能に、前記情報は、
条件切り替えの関連情報と、
接続失敗のタイプと、
失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
選択可能に、前記接続失敗は、条件切り替え失敗をさらに含み、
前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、
第1回の条件切り替え失敗と、
1回の条件切り替え失敗と、
再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、
再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、
第2回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0010】
選択可能に、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
選択可能に、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI又はDAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI又はDAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
選択可能に、情報報告方法は、前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を報告することをさらに含み、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
選択可能に、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
選択可能に、情報報告方法は、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を報告することをさらに含む。
【0015】
選択可能に、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0016】
選択可能に、端末は、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、ネットワーク装置に接続失敗の情報を報告する。
【0017】
本開示の実施例に係るネットワーク装置に応用される情報受信方法は、端末から報告された接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を受信することをさらに含み、前記接続失敗は、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
選択可能に、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
選択可能に、前記接続失敗は、条件切り替え失敗をさらに含み、
前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
選択可能に、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
選択可能に、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI/DAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI/DAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0022】
選択可能に、情報受信方法は、端末から報告された前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を受信することをさらに含み、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
選択可能に、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0024】
選択可能に、情報受信方法は、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を受信することをさらに含む。
【0025】
選択可能に、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0026】
選択可能に、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、ネットワーク装置に接続失敗の情報を報告する。
【0027】
本開示の実施例に係る端末は、
ネットワーク装置に、接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を報告するための送受信機を含み、前記接続失敗は、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0028】
選択可能に、前記情報は、
条件切り替えの関連情報と、
接続失敗のタイプと、
失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0029】
選択可能に、前記接続失敗は、条件切り替え失敗をさらに含み、
前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、
第1回の条件切り替え失敗と、
1回の条件切り替え失敗と、
再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、
再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、
第2回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0030】
選択可能に、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
選択可能に、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI又はDAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI又はDAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0032】
選択可能に、情報報告方法は、前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を報告することをさらに含み、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0033】
選択可能に、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0034】
選択可能に、情報報告方法は、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を報告することをさらに含む。
【0035】
選択可能に、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0036】
選択可能に、端末は、
再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、ネットワーク装置に接続失敗の情報を報告する。
【0037】
本開示の実施例に係る端末に応用される情報報告装置は、
ネットワーク装置に、接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を報告するための送受信モジュールを含み、前記接続失敗は、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0038】
選択可能に、前記情報は、
条件切り替えの関連情報と、
接続失敗のタイプと、
失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0039】
選択可能に、前記接続失敗は、条件切り替え失敗をさらに含み、
前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、
第1回の条件切り替え失敗と、
1回の条件切り替え失敗と、
再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、
再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、
第2回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0040】
選択可能に、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
選択可能に、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI又はDAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI又はDAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0042】
選択可能に、前記送受信モジュールは、前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を報告するために用いられ、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
選択可能に、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0044】
選択可能に、前記送受信モジュールは、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を報告するために用いられる。
【0045】
選択可能に、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0046】
選択可能に、端末は、
再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、ネットワーク装置に接続失敗の情報を報告する。
【0047】
本開示の実施例に係るネットワーク装置は、
端末から報告された接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を受信するための送受信機を含み、前記接続失敗は、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0048】
選択可能に、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
選択可能に、前記接続失敗は、条件切り替え失敗をさらに含み、
前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0050】
選択可能に、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0051】
選択可能に、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI/DAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI/DAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0052】
選択可能に、前記送受信機は、端末から報告された前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を受信するために用いられ、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0053】
選択可能に、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0054】
選択可能に、前記送受信機は、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を受信するために用いられる。
【0055】
選択可能に、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0056】
選択可能に、前記送受信機は、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、端末から報告された接続失敗の情報を受信する。
【0057】
本開示の実施例に係る端末に応用される情報受信装置は、
端末から報告された接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を受信するための送受信モジュールを含み、前記接続失敗は、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0058】
選択可能に、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0059】
選択可能に、前記接続失敗は、条件切り替え失敗をさらに含み、
前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0060】
選択可能に、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0061】
選択可能に、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI/DAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI/DAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0062】
選択可能に、前記送受信モジュールは、端末から報告された前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を受信するために用いられ、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0063】
選択可能に、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0064】
選択可能に、前記送受信モジュールは、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を受信するために用いられる。
【0065】
選択可能に、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0066】
選択可能に、前記送受信モジュールは、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、端末から報告された接続失敗の情報を受信する。
【0067】
本開示の実施例に係る通信装置は、プロセッサと、プロセッサにより実行されると、上述した方法を実行するコンピュータプログラムを記憶するメモリとを含む。
【0068】
本開示の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータで実行されると、コンピュータに上述した方法を実行させる命令を含む。
【0069】
本開示の上記解決手段は、
ネットワーク装置に、条件切り替え失敗、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を報告することにより、ネットワーク装置が端末から報告された情報に基づいて、合理的に設定することができる。例えば、以下のとおりである。
【0070】
UEから報告された条件切り替えの前記関連情報、例えば、条件切り替え失敗、第1回の条件切り替え失敗、1回の条件切り替え失敗、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗、第2回の条件切り替え失敗、2回の条件切り替え失敗に基づいて、ネットワーク側は、UEが何回失敗したかを知ることができ、条件切り替え設定のイベント及び/又は対応するパラメータが合理的であるか否かを大体推定することができ、また、失敗時に測定されたセルの測定情報と組み合わせて、後続設定の条件切り替えのイベント及び/又は対応するパラメータを最適化することができる。
【0071】
UEから報告された接続失敗のタイプ、例えば、RUDI又はDAPS失敗、条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗などの情報に基づいて、ネットワーク側は、パラメータ設定を最適化する必要があるのは条件切り替えであるか又はRUDI又はDAPS切り替えであるかを判断することができる。
【0072】
失敗に関連する時間差情報、例えば、端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置から送信された条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差に基づいて、ネットワーク側は条件切り替えの設定情報をタイムリーに送信するか否かを判断することができる。時間差が短い場合、設定が遅すぎることを表し、時間差が長すぎる場合、設定が早すぎることを表し、ネットワーク側候補ターゲットセルの専用ランダムアクセスなどのリソースの占用時間が長すぎ、後続は遅めに設定すべきである。第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差に基づいて、UEがどのくらいの時間をかけてネットワーク側との接続を回復するかを推定することができ、無線カバレッジの状況を間接的に示し、時間が長すぎると、UEがネットワークを見つけにくく、カバレッジを最適化する必要があることを表す。RUDI又はDAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差に基づいて、ネットワーク側は、RUDI又はDAPS設定のタイミングが適切であるか否かを判断することができ、後続には該設定を早めるか又は遅らせるように調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0073】
図1】本開示の実施例に係る情報報告方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例に係る条件切り替えのフローチャートである。
図3】本開示の実施例に係る情報受信方法のフローチャートである。
図4】本開示の実施例に係る端末のアーキテクチャ概略図である。
図5】本開示の実施例に係る情報報告装置のモジュールブロック図である。
図6】本開示の実施例に係るネットワーク装置のアーキテクチャ概略図である。
図7】本開示の実施例に係る情報受信装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0074】
以下に図面を参照しながら、本開示の例示的な実施例について詳細に説明する。図面において本開示の例示的な実施例を示すが、様々な形式で本開示を実現することができ、ここで説明する実施例に制限されるべきではないことを理解されたい。逆に、これらの実施例を提供することは、本開示をより徹底的に理解し、かつ本開示の範囲を当業者に完全に伝えるためである。
【0075】
図1に示すように、端末に応用される情報報告方法は、
ネットワーク装置に、接続失敗又はセカンダリセル(PScell)追加失敗の情報を報告するステップ11を含み、前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータの遅延中断(RUDI)失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0076】
本開示の該実施例は、ネットワーク装置に、条件切り替え失敗、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を報告することにより、ネットワーク装置は端末から報告された情報に基づいて、合理的な設定を行うことができる。
【0077】
本開示の選択可能な実施例では、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
ここでの条件切り替えの関連情報は、条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0079】
ここでの接続失敗のタイプは、RUDI又はDAPS失敗と、RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗、条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0080】
ここでの失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI又はDAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI/DAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0081】
本開示の実施例では、第2回の条件切り替えとは、無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗の後、端末が再確立又はセル選択の後に行われる条件切り替えを指す。
【0082】
本開示の選択可能な実施例では、上記ステップ11を基に、情報報告方法は、
前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を報告するステップ12をさらに含み、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0083】
ここでの測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームID(識別子)と、ビーム測定結果と、セル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数、例えば、基準信号受信電力(RSRP)が所定の閾値を超えるか又は基準信号受信品質(RSRQ)が所定の閾値を超えるビームの数との少なくとも1つを含む。
【0084】
本開示の選択可能な実施例では、上記ステップ11を基に、情報報告方法は、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を報告することをさらに含む。
【0085】
選択可能に、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0086】
選択可能に、端末は、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、ネットワーク装置に接続失敗の情報を報告する。ここでの最小化ドライブテスト情報は、logged MDT(ログのMDT)及びimmediate MDT(リアルタイムのMDT)の2種類を含んでもよい。
【0087】
本開示の上記実施例では、端末は、切り替え又は条件切り替えの後にセル選択を行い、選択されたセルがCHO(条件切り替え)候補ターゲットセルであれば、CHOを実行し、今回のCHOが失敗する場合、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗である。
【0088】
本開示の上記実施例では、UEが経験した連続的な失敗のタイプは、例えば、1回のRLF(無線リンク失敗)+1回のCHO(条件切り替え)、又は、1回のHOF(切り替え失敗)+1回のCHO(条件切り替え)失敗、又は、2回のCHO(条件切り替え)失敗である。
【0089】
本開示の上記実施例では、RUDI/DAPS失敗であれば、UEは通常の切り替えへ戻ることを報告することにより、上記RUDI/DAPS失敗報告を代替することができ、又は、上記RUDI/DAPS失敗の報告と共に報告する。
【0090】
本開示の上記実施例では、CHOが失敗する場合、端末は再確立を開始し、新たな基地局又はセルに接続する可能性があり、RUDI/DAPSが失敗する場合、UEは通常の切り替えに戻った後にターゲットセルに接続する。条件切り替えの流れを図2に示す。
【0091】
本開示の上記実施例では、再構成理由(reestablishment Cause)に、条件切り替え失敗又は第1回の条件切り替え失敗又は1回の条件切り替え失敗、再構成又はセル選択後の条件切り替え失敗又は第2回の条件切り替え失敗又は2回の条件切り替え失敗などの新たな再構成原因を導入し、端末が経験した失敗タイプは、例えば、1回のRLF+1回のCHO、又は1回のHOF+1回のCHO失敗e、又は2回のCHO失敗、RUDI/DAPS失敗などである。
【0092】
本開示の上記実施例では、端末は条件切り替え、セカンダリセル追加失敗、RUDI/DAPSの失敗、及び関連する測定情報を記録するか又は報告することにより、ネットワーク側が条件切り替え、セカンダリセル追加、RUDI/DAPSの関連パラメータを合理的に設定することに役立つことができる。
【0093】
図3に示すように、本開示の実施例に係るネットワーク装置に応用される情報受信方法は、
端末から報告された接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を受信するステップ31をさらに含み、前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0094】
本開示の選択可能な実施例では、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0095】
本開示の選択可能な実施例では、前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0096】
本開示の選択可能な実施例では、前記接続失敗のタイプは、RUDI又はDAPS失敗と、RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗、条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0097】
本開示の選択可能な実施例では、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI/DAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI/DAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0098】
本開示の選択可能な実施例では、情報受信方法は、端末から報告された前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を受信することをさらに含み、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
本開示の選択可能な実施例では、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0100】
本開示の選択可能な実施例では、情報受信方法は、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を受信することをさらに含む。
【0101】
本開示の選択可能な実施例では、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0102】
本開示の選択可能な実施例では、ネットワーク装置は、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、端末から報告された接続失敗の情報を受信する。
【0103】
本開示の選択可能な実施例では、情報受信方法は、受信された接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報に基づいて、条件切り替え、セカンダリセル追加、RUDI/DAPSの関連パラメータの設定を行い、それにより連続失敗率を減少させる。
【0104】
図4に示すように、本開示の実施例に係る端末40は、
ネットワーク装置に接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を報告するための送受信機41を含み、前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータの遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0105】
本開示の選択可能な実施例では、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0106】
本開示の選択可能な実施例では、前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0107】
本開示の選択可能な実施例では、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0108】
本開示の選択可能な実施例では、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI又はDAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI又はDAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0109】
本開示の選択可能な実施例では、情報報告方法は、前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を報告することをさらに含み、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0110】
本開示の選択可能な実施例では、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0111】
本開示の選択可能な実施例では、情報報告方法は、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を報告することをさらに含むことができる。
【0112】
本開示の選択可能な実施例では、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0113】
本開示の選択可能な実施例では、端末は、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、ネットワーク装置に接続失敗の情報を報告する。
【0114】
なお、該端末は、上記図1に示す方法に対応する端末であり、上記方法の実施例における全ての実現方式はいずれも該端末の実施例に適用され、同様の技術的効果を達成することができる。該端末は、メモリ43をさらに含み、送受信機41とプロセッサ42、及び、送受信機41とメモリ43との間は、いずれもバスインタフェースにより接続されてもよく、送受信機41の機能はプロセッサ42により実現されてもよく、プロセッサ42の機能は送受信機41により実現されてもよい。
【0115】
図5に示すように、本開示の実施例に係る端末に応用される情報報告装置50は、
ネットワーク装置に、接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を報告するための送受信モジュール51を含み、前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータ遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0116】
本開示の選択可能な実施例では、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0117】
本開示の選択可能な実施例では、前記条件切り替えの関連情報は、条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0118】
本開示の選択可能な実施例では、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0119】
本開示の選択可能な実施例では、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI又はDAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI又はDAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0120】
本開示の選択可能な実施例では、前記送受信モジュールは、前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を報告するために用いられ、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0121】
本開示の選択可能な実施例では、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0122】
本開示の選択可能な実施例では、前記送受信モジュールは、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を報告するために用いられる。
【0123】
本開示の選択可能な実施例では、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0124】
本開示の選択可能な実施例では、端末は、
再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、ネットワーク装置に接続失敗の情報を報告する。
【0125】
なお、該装置は上記図1に示す方法に対応する装置であり、上記方法の実施例における全ての実現方式はいずれも該装置の実施例に適用され、同様の技術的効果を達成することができ、該装置は、送受信モジュール51が送受信した情報等を処理するための処理モジュール52をさらに含む。
【0126】
図6に示すように、本開示の実施例に係るネットワーク装置60は、
端末から報告された接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を受信するための送受信機61を含み、前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータ遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0127】
本開示の選択可能な実施例では、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0128】
本開示の選択可能な実施例では、前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0129】
本開示の選択可能な実施例では、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0130】
本開示の選択可能な実施例では、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI/DAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI/DAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0131】
本開示の選択可能な実施例では、前記送受信機61は、端末から報告された前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を受信するために用いられ、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0132】
本開示の選択可能な実施例では、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0133】
本開示の選択可能な実施例では、前記送受信機61は、さらに、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を受信するために用いられる。
【0134】
本開示の選択可能な実施例では、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0135】
本開示の選択可能な実施例では、前記送受信機61は、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、端末から報告された接続失敗の情報を受信する。
【0136】
なお、該ネットワーク装置は図3に示す方法に対応するネットワーク装置であり、上記方法の実施例における全ての実現方式はいずれも該ネットワーク装置の実施例に適用され、同様の技術的効果を達成することができる。該ネットワーク装置は、メモリ63をさらに含み、送受信機61とプロセッサ62、及び、送受信機61とメモリ63との間は、いずれもバスインタフェースにより接続されてもよく、送受信機61の機能はプロセッサ62により実現されてもよく、プロセッサ62の機能は送受信機61により実現されてもよい。
【0137】
図7に示すように、本開示の実施例に係る端末に応用される情報受信装置70は、
端末から報告された接続失敗又はセカンダリセル追加失敗の情報を受信するための送受信モジュール71を含み、前記接続失敗は、条件切り替え失敗、ユーザデータ遅延中断RUDI失敗及びデュアルアクティブプロトコルスタックDAPS失敗のうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
本開示の選択可能な実施例では、前記情報は、条件切り替えの関連情報と、接続失敗のタイプと、失敗に関連する時間差情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0139】
本開示の選択可能な実施例では、前記条件切り替えの関連情報は、
条件切り替え失敗と、第1回の条件切り替え失敗と、1回の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の条件切り替え失敗と、再確立又はセル選択後の第2回の条件切り替え失敗と、第2回の条件切り替え失敗と、2回の条件切り替え失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0140】
本開示の選択可能な実施例では、前記接続失敗のタイプは、
RUDI又はDAPS失敗と、
RUDI又はDAPS失敗後に端末が通常の切り替えへの戻りと、
1回の無線リンク失敗RLF及び1回の条件切り替えCHO失敗と、
1回の切り替え失敗及び1回の条件切り替え失敗と、
2回の条件切り替え失敗と、
条件切り替え及びRUDI/DAPSの両方の失敗とのうちの少なくとも1つを含む。
【0141】
本開示の選択可能な実施例では、失敗に関連する時間差情報は、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の通常の切り替えコマンドの受信又は切り替えの開始から接続失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から第2回の条件切り替え失敗までの時間差と、
端末の条件切り替え設定又はネットワーク装置からの条件切り替え設定の受信から接続失敗までの時間差と、
端末の初回の無線リンク失敗RLF又は切り替え失敗HOF又は条件切り替えCHO失敗から第2回のCHO失敗までの時間差と、
第2回のCHO失敗から無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの送信までの時間差と、
RUDI/DAPSの開始から失敗又は通常の切り替えへの戻りまでの時間差と、
RUDI/DAPS失敗又は通常の切り替えへの戻りから無線リンク失敗RLF報告関連シグナリングの生成までの時間差とのうちの少なくとも1つを含む。
【0142】
本開示の選択可能な実施例では、前記送受信モジュールは、端末から報告された前記接続失敗まで測定されたセルの測定情報を受信するために用いられ、前記セルは、ソースセル、端末切り替えが失敗したターゲットセル及びネットワーク側に設定された候補ターゲットセルのうちの少なくとも1つを含む。
【0143】
本開示の選択可能な実施例では、前記測定情報は、セル識別子と、セル測定結果と、端末が測定したビームIDと、ビーム測定結果と、端末が測定したセル内のビーム品質が所定の閾値を超えるビームの数とのうちの少なくとも1つを含む。
【0144】
本開示の選択可能な実施例では、前記送受信モジュールは、さらに、条件切り替え失敗に関連する切り替えイベント及び/又は閾値情報を受信するために用いられる。
【0145】
本開示の選択可能な実施例では、前記ネットワーク装置は、ソース基地局又はソースセルと、端末に接続された新たな基地局又はセルと、端末により切り替えられたターゲット基地局又はセルとのうちの1つである。
【0146】
本開示の選択可能な実施例では、前記送受信モジュールは、再確立要求メッセージと、無線リンク失敗RLF報告と、最小化ドライブテスト情報と、再構成理由メッセージとのうちの1つにより、端末から報告された接続失敗の情報を受信する。
【0147】
なお、該装置は図3に示す方法に対応する装置であり、上記方法の実施例における全ての実現方式はいずれも該装置の実施例に適用され、同様の技術的効果を達成することができ、該装置は、送受信モジュール71が送受信した情報等を処理するための処理モジュール72をさらに含む。
【0148】
本開示の実施例に係る通信装置は、プロセッサと、プロセッサにより実行されると、図1又は図3に記載の方法を実行するコンピュータプログラムを記憶するメモリとを含む。上記方法の実施例における全ての実現方式はいずれも該実施例に適用され、同様の技術的効果を達成することができる。
【0149】
本開示の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータで実行されると、コンピュータに図1又は図3に記載の方法を実行させる命令を含む。上記方法の実施例における全ての実現方式はいずれも該実施例に適用され、同様の技術的効果を達成することができる。
【0150】
当業者であれば、本明細書に開示された実施例を参照して説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現できることを理解することができる。これらの機能がハードウェアで実行されるか又はソフトウェアで実行されるかは、技術的解決手段の特定の応用及び設計の制約条件に依存する。専門技術者は各特定の応用に対して異なる方法で説明された機能を実現することができるが、このような実現は本開示の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0151】
当業者であれば、説明の利便性及び簡潔のために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは説明を省略することを明確に理解することができる。
【0152】
本開示の提供する実施例では、開示された装置及び方法が、他の方式で実現できることを理解されたい。例えば、以上に説明された装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際に実現するときに他の分割方式を有することができ、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを結合するか又は他のシステムに統合することができ、又はいくつかの特徴を無視するか又は実行しないことができる。また、表示されるか又は議論される相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はユニットの間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0153】
前記分離部材として説明されたユニットは物理的に分離されてもよいか又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理的ユニットであってもよいか又はそうでなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の需要に応じてそのうちの一部又は全部のユニットを選択して本実施例の解決手段の目的を達成することができる。
【0154】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが単独で物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0155】
前記機能はソフトウェアの機能ユニットの形式で実現され、かつ独立した製品として販売されるか又は使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術的解決手段の本質又は関連技術に寄与する部分又は該技術的解決手段の部分はソフトウェア製品の形式で体現することができ、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法の全て又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、Uディスク、ポータブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0156】
また、指摘すべきこととして、本開示の装置及び方法において、明らかに、各部材又は各ステップは分解及び/又は再組み合わせ可能である。これらの分解及び/又は再組み合わせは本開示の等価解決手段と見なすべきである。かつ、上記一連の処理を実行するステップは説明された順序に応じて時間順序に応じて自然に実行することができるが、必ずしも時間順序に応じて実行する必要がなく、いくつかのステップは並列又は互いに独立して実行することができる。当業者にとって、本開示の方法及び装置の全部又は任意のステップ又は部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)又は計算装置のネットワークにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせで実現できることを理解することができ、これは当業者が本開示の説明を読んだ後、それらの基本的なプログラミングスキルを運用すれば実現することができる。
【0157】
したがって、本開示の目的は任意の計算装置で一つのプログラム又は一組のプログラムを実行することにより実現することができる。前記計算装置は公知の汎用装置であってもよい。したがって、本開示の目的は前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラム製品を提供するだけで実現することができる。すなわち、このようなプログラム製品も本開示を構成し、かつこのようなプログラム製品が記憶された記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は任意の公知の記憶媒体又は将来開発された任意の記憶媒体であってもよい。さらに指摘すべきこととして、本開示の装置及び方法において、明らかに、各部材又は各ステップは分解及び/又は再組み合わせ可能である。これらの分解及び/又は再組み合わせは本開示の等価解決手段と見なすべきである。かつ、上記一連の処理を実行するステップは説明された順序に応じて時間順序に応じて自然に実行することができるが、必ずしも時間順序に応じて実行する必要がない。いくつかのステップは並列的に又は互いに独立して実行することができる。
【0158】
理解できるように、本開示の実施例に記載のこれらの実施例はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現することができる。ハードウェア実現に対して、ユニット、モジュール、サブユニット及びサブモジュールは1つ又は複数の専用集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理装置(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示の前記機能を実行するための他の電子ユニット又はその組み合わせで実現することができる。
【0159】
ソフトウェアの実現に対して、本開示の実施例に記載の機能のモジュール(例えばプロセス、関数など)を実行することにより、本開示の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、プロセッサによって実行されてもよい。メモリは、プロセッサ内又はプロセッサ外に実装されてもよい。
【0160】
以上の記載は本開示の好ましい実施形態であり、指摘すべきこととして、当業者にとって、本開示の前記原理から逸脱することなく、さらにいくつかの改善及び修飾を行うことができ、これらの改善及び修飾も本開示の保護範囲と見なすべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7