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特許7489683情報提供方法、情報提供装置、情報提供プログラムおよび記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-16
(45)【発行日】2024-05-24
(54)【発明の名称】情報提供方法、情報提供装置、情報提供プログラムおよび記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/1053 20230101AFI20240517BHJP
【FI】
G06Q10/1053
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2020118112
(22)【出願日】2020-07-08
(65)【公開番号】P2021093121
(43)【公開日】2021-06-17
【審査請求日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】P 2019215899
(32)【優先日】2019-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】519073313
【氏名又は名称】Famz株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100171206
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 茂
(72)【発明者】
【氏名】前 尚志
【審査官】塩田 徳彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-216835(JP,A)
【文献】特開2002-032506(JP,A)
【文献】特開2007-226841(JP,A)
【文献】特許第5965557(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示媒体を有する表示装置と通信ネットワークによって接続された情報提供サーバを備える情報提供システムにおける情報提供方法であって、前記情報提供サーバが、
記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、
前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、前記記憶装置が記憶する複数の求人票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる、
情報提供方法。
【請求項2】
前記複数の求人項目のうち、前記第1求人項目は第1カテゴリに属する複数の求人項目を含み、前記第2求人項目は第2カテゴリに属する複数の求人項目である場合において、
前記表示媒体において、前記第1カテゴリ及び前記第2カテゴリは、一方のみが設定可能である、
請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記第1求人項目は、前記第1カテゴリに属する複数の求人項目、及び、前記所定条件の設定が必須である一又は複数の求人項目を含む、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記第1カテゴリは求人者が求職者に対して提供できる項目が属するカテゴリであり、前記第2カテゴリは前記求職者が前記求人者に対して提供できる項目が属するカテゴリであり、前記第1求人項目は年収、雇用形態、及び勤務地のうち少なくとも一の項目を含み、前記第2求人項目は前記求職者のスキル及びスタンスのうち少なくとも一の項目を含む、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記第1カテゴリは求職者が求人者に対して提供できる項目が属するカテゴリであり、前記第2カテゴリは前記求人者が前記求職者に対して提供できる項目が属するカテゴリであり、前記第1求人項目は前記求職者のスキル及びスタンスのうち少なくとも一の項目を含み、前記第2求人項目は年収、雇用形態、及び勤務地のうち少なくとも一の項目を含む、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記複数の求人票データのそれぞれは、求人者の氏名又は名称の情報を含む場合において、前記情報提供サーバは、
さらに、前記複数の求人票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに基づいて、前記求人者の氏名又は名称を含む所定メッセージを前記表示媒体に表示させる、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記複数の求人票データのそれぞれは、求人者の規模に関する情報に対応付けられている場合において、
前記所定メッセージは、前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、前記求人者の規模が第1閾値以上である一又は複数の求人票データに基づいて生成される、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記第1求人項目は、さらに、職種に関する項目を含み、前記複数の求人票データのそれぞれは、求人者における職種ごとの従業員数に関する情報に対応付けられている場合において、
前記所定メッセージは、前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、前記表示媒体において前記職種に関する項目に対して設定された前記所定条件と同一又は実質同一の前記求人者における職種の従業員数が第2閾値以上である一又は複数の求人票データに基づいて生成される、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記記憶装置が記憶する前記複数の求人票データのそれぞれは、一又は複数の求人者に関する情報に対応付けられており、前記表示媒体において、前記求人者に関する情報が設定可能である場合において、前記情報提供サーバは、
前記表示媒体において、前記求人者に関する情報が設定されたことが検知されたとき、前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、前記設定された求人者に関する情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報に基づいて、前記第2所定条件を設定する、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項10】
前記記憶装置が記憶する前記複数の求人票データのそれぞれは、求人票に対する応募の実績情報に対応付けられており、前記表示媒体において、前記実績情報が設定可能である場合において、前記情報提供サーバは、
前記表示媒体において、前記実績情報が設定されたことが検知されたとき、前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、前記設定された前記実績情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報に基づいて、前記第2所定条件を設定する、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項11】
前記記憶装置が記憶する前記複数の求人票データのそれぞれは、求人票に対する書類選考の合格情報に対応付けられており、前記表示媒体において、前記合格情報が設定可能である場合において、前記情報提供サーバは、
前記表示媒体において、前記合格情報が設定されたことが検知されたとき、前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、前記設定された前記合格情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報に基づいて、前記第2所定条件を設定する、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項12】
前記記憶装置が記憶する前記複数の求人票データのそれぞれは、求人活動における所定のイベントに至るまでに要した時間情報に対応付けられており、前記表示媒体において、前記時間情報が設定可能である場合において、前記情報提供サーバは、
前記表示媒体において、前記時間情報が設定されたことが検知されたとき、前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、前記設定された前記時間情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報に基づいて、前記第2所定条件を設定する、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項13】
前記記憶装置が記憶する前記複数の求人票データのそれぞれは、求人票に対する面接の実施情報に対応付けられており、前記表示媒体において、前記実施情報が設定可能である場合において、前記情報提供サーバは、
前記表示媒体において、前記実施情報が設定されたことが検知されたとき、前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、前記設定された前記実施情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報に基づいて、前記第2所定条件を設定する、
請求項に記載の情報提供方法。
【請求項14】
表示媒体を有する表示装置と通信ネットワークによって接続された情報提供サーバを備える情報提供システムにおける情報提供方法であって、
記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、
前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、
所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事の情報を用いて、前記複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報に基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる、
情報提供方法。
【請求項15】
表示媒体を有する表示装置と通信する通信部と、
記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、前記記憶装置が記憶する複数の求人票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる制御部と、
を備える情報提供装置。
【請求項16】
表示媒体を有する表示装置と通信する通信処理と、
記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、前記記憶装置が記憶する複数の求人票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる制御処理と、
をコンピュータに実行させる情報提供プログラム。
【請求項17】
表示媒体を有する表示装置と通信する通信処理と、
記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、前記記憶装置が記憶する複数の求人票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる制御処理と、
をコンピュータに実行させる情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供方法、情報提供装置、情報提供プログラムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
企業などの求人者が効果的な求人活動を行うための方法および装置が開発されている。例えば、求職者に関する情報である求職者情報を記憶する求職者データベースと、求人者に関する情報である求人者情報を記憶する求人者データベースと、求職者ごとのポータルサイトである求職者ポータルサイトを提供する求職者ポータル手段と、求人者ごとのポータルサイトである求人者ポータルサイトを提供する求人者ポータル手段と、求職者ポータルサイトを介して、求人者情報を求職者端末に提供する企業紹介手段と求職者情報と求人者情報とを照合することで、求人者の希望に沿う求職者情報を求人者端末に提供する人材紹介手段と、を備える求人求職支援サーバがある。(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-197726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した特許文献1の技術(以下、従来技術)において、求人票における求人項目の条件は求人者が独断的に設定しているため、求人者が他社の求人の動向を踏まえて求人活動を行うことが困難であった。
【0005】
本発明の目的は、複数の求人項目のうち一部の求人項目に対する条件を設定したとき、残りの求人項目について既存の求人票データの内容を容易に参照できることに寄与する情報提供方法、情報提供装置、情報提供プログラムおよび記録媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報提供方法は、表示媒体を有する表示装置と通信ネットワークによって接続された情報提供サーバを備える情報提供システムにおける情報提供方法であって、前記情報提供サーバが、記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、前記記憶装置が記憶する複数の求票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる、を含むようにした。
【0007】
本発明の一態様に係る情報提供装置は、表示媒体を有する表示装置と通信する通信部と、記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、前記記憶装置が記憶する複数の求人票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる制御部と、を備える構成を採る。
【0008】
本発明の一態様に係る情報提供プログラムは、表示媒体を有する表示装置と通信する通信処理と、記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、前記記憶装置が記憶する複数の求人票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる制御処理と、をコンピュータに実行させるようにした。
【0009】
本発明の一態様に係る記録媒体は、表示媒体を有する表示装置と通信する通信処理と、記憶装置が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に前記複数の求人項目を前記表示媒体に表示させ、前記表示媒体において前記複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、前記複数の求人項目のうち前記第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して前記所定条件が設定されていないことが検知されたとき、前記記憶装置が記憶する複数の求人票データのうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる前記第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち前記第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる前記第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、前記第2求人項目に対する第2所定条件を前記表示媒体に表示させる制御処理と、をコンピュータに実行させる情報提供プログラムを記録する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の求人項目のうち一部の求人項目に対する条件を設定したとき、残りの求人項目について既存の求人票データの内容を容易に参照できることに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態1に係る情報提供システムおよび情報提供装置の機能的な構成の一例を示すブロック図
図2】本発明の実施形態1に係る情報提供システムおよび情報提供装置の機能的な構成の他の例を示すブロック図
図3】本発明の実施形態1に係る情報提供サーバと表示装置との間の情報の送受信および情報処理の手順の一例を示すシーケンス図
図4】本発明の実施形態1に係る複数の求人項目および所定条件を設定可能な設定領域を示す画像の一例を示す図
図5】表示媒体において一部の求人項目について所定条件が設定されたことに応じて他の求人項目についてレコメンドされた所定条件が表示された画像の一例を示す図
図6】複数の求人項目が複数のカテゴリに分類されて表示される画像の一例を示す図
図7】複数の求人項目が複数のカテゴリに分類されて表示される画像の他の例を示す図
図8】本発明の実施形態1に係る情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図
図9】本発明の実施形態1に係る情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図における一のステップの詳細を示す図
図10】本発明の実施形態1に係る情報提供サーバの動作の流れの他の例を示すフロー図
図11】変形例1における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図
図12】変形例2における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図
図13】変形例3における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図
図14】変形例4における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図
図15】変形例5における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図
図16】変形例6における情報提供システムおよび情報提供装置の機能的な構成の一例を示すブロック図
図17】変形例6における情報提供システムおよび情報提供装置の機能的な構成の他の例を示すブロック図
図18】変形例6における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図
図19】変形例7における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図
図20】各部の機能をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0012】
(本発明に係る一態様を発明するに至った経緯)
【0013】
従来技術は、求人者の希望に沿う求職者情報が提供される。しかし、本発明の発明者は、従来技術によっては、当該求人者の希望は求人者が独断的に設定した求人項目の条件によって制限される場合があることを見出した。例えば、求人者が、本来的にはより好適な求人項目の条件を提示できるにもかかわらず、求めている人材を採用するために求人票において提示した年収、待遇、または勤務地等の求人項目の条件が、当該人材を同様に採用することを図っている他社の条件よりも劣っている場合、独断的に設定した条件によって当該人材を採用する機会を逸するおそれがある。
【0014】
また、求人者が、自らが提供できる年収、待遇、および勤務地等の求人項目の条件に対して、どのような人材を採用できるのかを把握できていない場合もある。さらに、求人者が、所望のスキルを有する人材を採用するために、どのような条件を提供すればよいのかを把握できていない場合もある。本発明の発明者は、これらの場合においては、求人者が独断的に求人票を作成しても効率的な求人活動を行うことは困難であることを見出した。
【0015】
そこで、本発明の発明者は、求人者が求人票の一または複数の求人項目のそれぞれについて所定条件を設定する場合において、一部の求人項目に対する条件を求人者自らが設定したときには、当該自らが設定した条件、および、他社が作成した既存の求人票データの内容に基づき、残りの求人項目に対する条件がレコメンドされることで、複数の求人項目のうち一部の求人項目に対する条件を設定したとき、残りの求人項目について既存の求人票データの内容を容易に参照できる情報提供装置および情報提供方法を想起し、本発明に係る一態様を発明するに至った。
【0016】
なお、本開示においては、以下のように用語が定義される。
【0017】
(本サービス)
本開示における情報提供サーバが提供する情報提供サービスを本サービスという。以下の説明において、本開示における情報提供サーバが提供する情報提供サービスは、本サービスと言い換えてもよい。本サービスにおける基本的なサービスは、例えば、求人者およびその従業員に対して、求人票の求人項目に設定する所定条件をレコメンドするものである。
【0018】
(ユーザー)
本サービスの利用者をユーザーという。具体的には、ユーザーとは、本サービスに係るWebサイトへアクセスし、当該サイト上において本サービスの提供を受ける者である。
【0019】
(求人者)
本開示における求人者とは、組織のための採用活動を行う者である。求人者は、例えば、企業等の法人または個人事業主等であってもよい。以下、求人者は、適宜、求人者に属する従業員と読み替えてもよい。従業員は、人事部門の担当者、および、応募者が配属される部署の担当者等を含む。
【0020】
(求人票)
求職者の応募のために、求人者が求人情報を掲載するドキュメントを求人票という。本開示において、求人票は、本サービスに係るWebサイトにアクセスしたユーザーがWebブラウザ等において作成および閲覧できる情報であってもよい。また、求人票は、ユーザーがチャットなどの所定のアプリケーションにおいて作成および閲覧できる情報であってもよい。求人票は、電子ファイルであってもよく、または、Webブラウザ等においてユーザーが作成および閲覧した情報をプリンタによって印刷した物であってもよい。
【0021】
(求人項目)
求人票に含まれる求人情報の各項目を求人項目という。求人項目は、本サービスの提供者によって予め設定されてもよい。また、求人項目は、ユーザーによってカスタマイズされてもよい。求人項目には、職業安定法などの法律によって掲載が義務付けられている法定項目と、求人者が任意に掲載できる任意項目とが含まれる。法定項目とは、例えば、募集者の氏名または名称、業務内容、就業場所、就業時間などである。また、任意項目とは、例えば、企業の理念、従業員の男女比、エンジニア比率、担当プロダクト、制服着用義務の有無などである。
【0022】
以上、本開示における用語の定義について説明した。定義された用語について、特別な意味が付される場合には、実施形態の説明において、さらに定義がなされる場合がある。
【0023】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。実施形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。以下に説明される実施形態は本開示の一具体例を示す。実施形態において示される構成、フロー図における処理または処理の順序などは一例であって、本開示の技術を限定しない。
【0024】
(実施形態1)
本実施形態に係る情報提供システム1および情報提供装置100の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る情報提供システム1および情報提供装置100の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図2は、本発明の実施形態1に係る情報提供システム1および情報提供装置100の機能的な構成の他の例を示すブロック図である。
【0025】
図1において、情報提供システム1は、情報提供装置100、表示装置200、および記憶装置300を備える。図1において、情報提供装置100は情報提供サーバ10とも呼称される。
【0026】
図1において、情報提供装置100と情報提供サーバ10とは、互いに読み替えることができる。図1においては、情報提供サーバ10は情報提供装置100を含み、記憶装置300を含まないとして説明しているが、図2に示すように、情報提供サーバ10は、情報提供装置100および記憶装置300を含む構成としてもよい。
【0027】
以下において、情報提供サーバ10とは、図1に示すシステム構成の場合も、図2に示すシステム構成の場合も含むものとする。すなわち、情報提供サーバ10に記憶装置300が含まれるか否かは本開示の範囲を限定しない。
【0028】
情報提供サーバ10は、後述するように、通信ネットワークを介して、表示装置200へ複数の求人項目の情報を送信し、ユーザーによって設定された一部の求人項目に対する所定条件の情報を受信し、当該所定条件と、記憶装置300が記憶する複数の求人票データとに基づいて、他の求人項目に対する所定条件を表示装置200へ送信することによって、本サービスを提供する機能を有するコンピュータまたは記録媒体である。情報提供サーバ10は、例えば、汎用コンピュータおよび本実施形態において説明される各動作等を実施させるソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
【0029】
なお、図1に示す情報提供サーバ10および記憶装置300、ならびに、図2に示す情報提供サーバ10のそれぞれは複数あってもよい。係る場合、複数のサーバおよび複数の装置に対して、複数の機能が分散されてもよい。
【0030】
なお、以下の説明において、記憶装置300は記憶サーバ300と呼称されてもよい。通信部101および記憶装置300は、互いに、通信ネットワークを介して接続されてもよい。
【0031】
図1および図2において、情報提供装置100は、通信部101および制御部102を備える。通信部101および制御部102は、互いに有線接続、または無線接続される。表示装置200は、表示媒体201、入力部202、通信部203、メモリ204、および制御部205を備える。表示装置200に含まれる各要素は、設計仕様に基づき、他の要素の一部または全部と有線接続、または無線接続される。
【0032】
図1および図2において、通信部101は、表示装置200における通信部203と通信ネットワークによって接続され、情報を送受信する機能を有する。通信ネットワークは、電気通信回線によって構成されるネットワークであってもよい。通信ネットワークは、有線通信ネットワークであっても、無線通信ネットワークであってもよい。通信ネットワークは、例えば、インターネット、専用回線、LAN(Local Area Network)等であってもよい。
【0033】
表示装置200は、例えば、求人票の複数の求人項目、ならびに、複数の求人項目に対してユーザーによって設定された所定条件、および、本サービスによってユーザーに対してレコメンドされる所定条件などの情報を表示媒体201に表示させる機能を有する情報機器であってもよい。
【0034】
表示装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、デスクトップパソコン、ウェアラブル端末、または、専用端末などであってもよい。
【0035】
表示媒体201は、例えば、2次元ディスプレイでもよく、バーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイであってもよい。2次元ディスプレイは、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどであってもよい。ディスプレイの種類は、本開示の範囲を限定しない。
【0036】
入力部202は、表示媒体201における表示内容を選択する機能、および、文字を入力または編集する機能を有する。入力部202は、ユーザーによる入力を受け付ける。
【0037】
入力部202は、例えば、キーボード、マウス、ハードウェアボタン、タッチパネルを用いたタッチ操作、タッチパネルを用いたスタイラスペン、ユーザーの視線検知に基づく入力、および音声入力などのうち少なくとも1つであってもよい。キーボードは、外部接続された物理的キーボードであってもよく、タッチパネル上のソフトウェアキーボードであってもよい。また、表示媒体201がバーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイの場合には、専用コントローラー、ユーザーのジェスチャーなどに基づく情報入力または情報選択であってもよい。
【0038】
通信部203は、通信部101と通信ネットワークによって接続され、情報提供サーバ10から信号または情報を受け取る。通信部203は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよい。また、通信部203は、例えば、有線通信のための通信モジュールであってもよい。
【0039】
メモリ204は、通信部203が情報提供サーバ10から受け取った情報を保存する機能を有してもよい。メモリ204は、通信部203が後述する各種アプリケーションソフトウェアを受け取った場合には、各種アプリケーションソフトウェアを保存してもよい。以下の説明において、表示装置200は、情報提供サーバ10から受け取った各種情報を、例えば、メモリ204に保存してもよい。
【0040】
制御部205は、表示装置200における各種制御を行う。制御部205は、例えば、通信部203が情報提供サーバ10から受け取った情報をメモリ204に保存させる。制御部205は、ユーザーによる入力を入力部202に受け取らせる。
【0041】
また、制御部205は、例えば、情報提供サーバ10から受け取った複数の求人項目の情報を表示媒体201に表示する機能を有する。また、制御部205は、例えば、各種アプリケーションまたは情報提供サーバ10からの指示に基づいて、表示媒体201に所定の情報を表示する機能を有する。制御部205における、各種情報を表示媒体201に表示させる機能は公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
【0042】
制御部205は、例えば、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部205は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路によって構成されてもよい。また、制御部205は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部205は、例えば、Webブラウザであってもよい。
【0043】
なお、以上の説明において、表示装置200が備える表示媒体201などの各要素は、表示装置200に内蔵されるものとして説明したが、表示装置200に対して外付けされるものでもよい。
【0044】
図1および図2において、記憶装置300は、例えば、後述するような、複数の求人項目の情報、および、複数の求人票データの情報などを記憶する。記憶装置300は、各種アプリケーションソフトウェアを記憶してもよい。各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、情報提供サーバ10が提供するサービスを、ユーザーの要求に応じて、表示装置200においてスタンドアロンで実行させるものであってもよい。また、各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、クライアントPCにインストールされたWebブラウザに読み込んで動作させるHTML、CSS、JavaScript(登録商標)等のソースコードであってもよい。
【0045】
情報提供装置100において、通信部101は、表示媒体を有する表示装置と通信する。具体的には、通信部101は、通信ネットワークを介して、表示装置200における通信部203との間で情報を送受信する機能を有する。また、通信部101は、記憶装置300から情報を受け取る機能を有する。
【0046】
なお、通信部101および記憶装置300は、互いに有線ネットワークまたは無線ネットワークによって接続される。通信部101は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよく、有線通信のための通信モジュールであってもよい。通信部101および記憶装置300を接続するネットワークの形態、規格などの仕様は、本開示の範囲を限定しない。
【0047】
制御部102は、記憶装置300が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に複数の求人項目を表示媒体201に表示させる。また、制御部102は、表示媒体201において複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、複数の求人項目のうち第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して所定条件が設定されていないことが検知されたとき、記憶装置300が記憶する複数の求人票データに基づいて、第2求人項目に対する第2所定条件を表示媒体201に表示させる。
【0048】
制御部102は、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部102は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路によって構成されてもよい。また、制御部102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部102の機能の詳細については、後述する。
【0049】
以上、図1および図2を参照して、本実施形態に係る情報提供システム1、情報提供サーバ10、および情報提供装置100の構成例について説明した。
【0050】
なお、以上の説明において、図1および図2においては、表示装置200は1つであるとして説明したが、表示装置200は複数あってもよい。すなわち、複数のユーザーが同時に本サービスを利用する場合、情報提供システム1は、例えば、表示装置200aおよび表示装置200bを含んでもよい。
【0051】
本実施形態に係る情報提供システム1は、例えば、上記の構成例によって本サービスをユーザーに提供する。本サービスは、例えば、本サービスに係るWebサイトにユーザーがアクセスすることによって提供されてもよい。本サービスは、既存の求人票データに基づいて、複数の求人項目のうち一部の求人項目について所定条件を設定したユーザーに対して、残りの求人項目についての所定条件をレコメンドしてもよい。
【0052】
例えば、求人者が本サービスに係るWebサイトにアクセスし、複数の求人項目の内容の設定サービスの提供を要求してもよい。当該要求を受けた情報提供サーバ10は、複数の求人項目の情報を、ユーザーが操作する表示装置200へ送信し、複数の求人項目、および、複数の求人項目の内容を設定可能な領域を表示媒体201に表示させてもよい。
【0053】
ユーザーが、表示装置200を用いて、複数の求人項目のうち一部の求人項目の内容である所定条件を記入または選択し、その他の求人項目の内容を記入または選択しない状態を設定したとき、情報提供サーバ10は、既存の求人票データにおける複数の求人項目の内容に基づいて設定された当該その他の求人項目の内容である所定条件を表示装置200へ送信してもよい。なお、既存の求人票データは、複数の求人項目のすべての項目に対して所定条件が記載されているデータ、および、複数の求人項目のうち一部の項目に対して所定条件が記載されているデータのうち少なくとも一方を含むものであってもよい。
【0054】
このように、本サービスは、求人者に対して、求人票の求人項目の設定支援サービスを提供するものである。これにより、複数の求人項目のうち一部の求人項目に対する条件を設定したとき、残りの求人項目について既存の求人票データの内容を容易に参照できることに寄与する情報提供システム1が提供される。
【0055】
なお、本サービスは、情報提供サーバ10を用いて、求人票の求人項目の設定支援が行われるものであればよく、サービスが提供される態様は本開示の範囲を限定しない。例えば、情報提供サーバ10がWebブラウザを用いないスタンドアロンで動作するアプリケーションソフトウェアを表示装置200に送信し、ダウンロードされた当該アプリケーションソフトウェアを用いて、表示媒体201上において各種サービスが提供されてもよい。
【0056】
図3は、情報提供サーバ10と表示装置200との間の情報の送受信および情報処理の手順の一例を示すシーケンス図である。図4は、複数の求人項目および所定条件を設定可能な設定領域を示す画像の一例を示す図である。図5は、表示媒体201において、一部の求人項目について所定条件が設定されたことに応じて、他の求人項目についてレコメンドされた所定条件が表示された画像の一例を示す図である。
【0057】
以下、図3から図5を参照して、情報提供サーバ10と表示装置200との間で行われる情報の送受信および情報処理について説明する。
【0058】
なお、以下の説明において、情報提供サーバ10から表示装置200に対して送信された後にメモリ204に保存された各種プログラムによって、表示媒体201に所定の情報が表示されることは、情報提供サーバ10が直接的または間接的に所定の情報の表示を制御していることと同じである。
【0059】
すなわち、本発明の実施形態においては、情報提供サーバ10から表示装置200へ提供された各種プログラムによる制御、および、情報提供サーバ10による制御を、情報提供サーバ10などによる制御と呼称してもよい。単に、情報提供サーバ10による制御と呼称される場合であっても、情報提供サーバ10などによる制御と同じ意味に解釈してもよい。
【0060】
図3に示すように、ユーザーが、本サービスの提供を受けるために、入力部202を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能な複数の求人項目の情報を表示装置200へ送信するように情報提供サーバ10へ要求する(ステップS301)。
【0061】
当該要求は、ユーザーが求人項目の設定に関するレコメンドを受けることを目的として、例えば、当該求人票に含まれる複数の求人項目のうち一部の求人項目の内容である所定条件を設定するために行われる。当該要求は、例えば、ユーザーが、本サービスに係るWebサイト上の所定のページを表示する表示媒体201上において、求人項目に対する所定条件の設定を要求するためのボタンを押下することによって行われてもよい。なお、ユーザーは、本サービスの提供を受ける前提として、例えば、本サービスに係るWebサイトへアクセスしておく必要がある。
【0062】
なお、所定条件とは、後述するように、例えば、複数の求人項目のそれぞれに対して設定する項目の内容である。
【0063】
次に、表示装置200から要求を受けた情報提供サーバ10は、複数の求人項目の情報などを表示装置200へ送信する(ステップS302)。複数の求人項目の情報などは、例えば、表示装置200が、複数の求人項目、および、複数の求人項目のそれぞれに対して所定条件を設定するための設定領域などを表示媒体201に表示させるための情報である。複数の求人項目は、ユーザーが作成しようとしている求人票に含まれる複数の項目である。なお、表示装置200は、情報提供サーバ10から受信した当該情報をメモリ204に保存してもよい。
【0064】
複数の求人項目の情報は、例えば、記憶装置300に記憶されていてもよい。図1に示すシステム態様の場合には、情報提供サーバ10が記憶装置300から当該情報を受け取って表示装置200へ送信してもよい。図2に示すシステム態様の場合には、情報提供サーバ10がサーバ内部に記憶されている当該情報を表示装置200へ送信してもよい。
【0065】
次に、表示装置200は、情報提供サーバ10から受け取った複数の求人項目の情報などに基づき、複数の求人項目のそれぞれに対して所定条件を設定可能な情報を表示媒体201に表示する(ステップS303)。
【0066】
複数の求人項目のそれぞれに対して所定条件を設定可能な情報は、例えば、複数の求人項目、および、複数の求人項目のそれぞれに対して所定条件を設定するための設定領域など含む。複数の求人項目のそれぞれに対して所定条件を設定可能な情報は、例えば、図4に示すように表示媒体201に表示され、複数の求人項目40のそれぞれは、所定条件を設定可能な設定領域41のそれぞれと一対一に対応して表示されてもよい。
【0067】
また、図4に示すように、所定条件の設定が完了した場合に、所定条件が設定された求人項目の情報、および、当該所定条件の内容の情報を情報提供サーバ10へ送信するための設定ボタン42が表示されてもよい。
【0068】
設定領域41は、ユーザーが入力部202を用いて、求人項目の内容である所定条件を任意に記述することができてもよい。設定領域41は、ユーザーが入力部202を用いて、予め定められた複数の求人項目の条件のうちから、プルダウンメニューまたはチェックボックスなどによって一または複数の条件を選択できてもよい。求人項目の内容である所定条件を設定領域41において設定する方法は、本開示の範囲を限定しない。
【0069】
なお、図4において複数の求人項目40の名称は、求人項目(1)40aから求人項目(5)40eというように簡易的に記載しているが、本サービスが実際に提供される場合には、例えば、年収、雇用形態、勤務地、求職者のスキル、および求職者のスタンスなどの具体的な求人項目の名称が表示媒体201に表示される。なお、スタンスとは、求職者の人物像を表現する意味であってもよい。
【0070】
例えば、求人項目が「年収」である場合には、所定条件は「500万円以上」のように記載されてもよく、または、「500万円以上、800万円以下」のように記載されてもよい。例えば、求人項目が「雇用形態」である場合には、所定条件は「正社員」のように記載されてもよい。例えば、求人項目が「勤務地」である場合には、所定条件は「東京」のように記載されてもよい。例えば、求人項目が「求職者のスキル」である場合には、所定条件は「営業経験」のように求職者の経歴が記載されてもよく、または「ファイナンシャルプランナー」のように求職者の保有する資格情報が記載されてもよい。例えば、求人項目が「求職者のスタンス」である場合には、所定条件は「開放的な性格」などのように記載されてもよい。
【0071】
また、図4において、5つの求人項目が例示されているが、本サービスが実際に提供される場合には、ユーザーが作成しようとしている求人票に含まれる項目の数だけ求人項目40が表示される。
【0072】
また、図4において、設定領域41は説明の便宜のために実線で囲われた領域として示しているが、他の表示態様であってもよい。設定領域41の表示態様は、本開示の範囲を限定しない。
【0073】
次に、ユーザーが、入力部202を用いて、複数の求人項目40のうち一部の求人項目である一または複数の第1求人項目に対して第1所定条件を設定し、且つ、複数の求人項目40のうち第1求人項目以外の一または複数の第2求人項目に対して所定条件を設定しない場合、ユーザーが設定領域41に設定した内容に応じて、第1所定条件の内容が表示媒体201に表示される(ステップS304)。
【0074】
図4においては、例えば、求人項目40aに対して所定条件43aが設定され、求人項目40bに対して所定条件43bが設定され、求人項目40cに対して所定条件43cが設定されている。すなわち、一または複数の第1求人項目には、求人項目40a、求人項目40b、および、求人項目40cが含まれる。
【0075】
一方、求人項目40dに対する所定条件は設定されていないため、例えば、設定領域41dは空欄であってもよい。また、求人項目40eに対する所定条件は設定されていないため、例えば、設定領域41eは空欄であってもよい。すなわち、一または複数の第2求人項目には、求人項目40d、および、求人項目40eが含まれる。
【0076】
なお、所定条件が未設定である設定領域の表示態様は、本開示の範囲を限定しない。例えば、所定条件が未設定である設定領域には、何も記載されていないことを示す文字情報等が所定の表示態様により表示されていてもよい。
【0077】
なお、第1求人項目は、複数の求人項目40のうちユーザーによって第1所定条件が設定された求人項目であるものとして説明される。以下の説明においても同様である。
【0078】
次に、複数の求人項目のうち、一または複数の第1求人項目に対する第1所定条件の設定が完了した場合において、ユーザーが入力部202を用いて設定ボタン42をクリックまたはタップなどの操作によって選択したとき、例えば、第1求人項目の情報、および、第1求人項目に対して設定された第1所定条件の内容の情報が、情報提供サーバ10へ送信される(ステップS305)。
【0079】
なお、設定ボタン42が選択されたとき、第1求人項目の情報、および、第1所定条件の内容の情報が、情報提供サーバ10へ送信されると説明したが、設定された第1所定条件の内容の情報、および、複数の求人項目のうち第2求人項目の情報が、情報提供サーバ10へ送信されてもよい。すなわち、表示装置200から情報提供サーバ10へ送信される情報は、所定条件が設定された一または複数の求人項目、および、設定された所定条件の内容を特定できる情報であればよい。
【0080】
また、図4において設定ボタン42のボタン標記は一例であって、その名称は送信ボタンなどであってもよく、または、無標記であってもよい。設定ボタン42のボタン標記は、本開示の範囲を限定しない。
【0081】
なお、設定ボタン42が選択されたことに応じて第1所定条件などの情報が情報提供サーバ10へ送信されると説明したが、例えば、表示媒体201において第1所定条件が設定されてから所定時間が経過したことに応じて、第1所定条件などの情報が情報提供サーバ10へ送信されてもよい。設定された第1所定条件などの情報が、情報提供サーバ10へ送信されるタイミングは、本開示の範囲を限定しない。
【0082】
なお、本サービスに係るWebサイト上の各ページはスクロールすることができてもよい。例えば、図4に示す表示媒体201において、図示しないスクロールバーまたはタッチパネルによる操作によって、さらに複数の求人項目が表示されてもよい。また、求人項目に対する所定条件の設定ページは複数ページによって構成されてもよい。
【0083】
次に、情報提供サーバ10は、記憶装置300に記憶された複数の求人票データのうちから、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを抽出する(ステップS306)。
【0084】
なお、記憶装置300に記憶されている複数の求人票データは、既に当該求人票を用いて求人活動が過去に行われたデータ、または、当該求人票を用いて求人活動が現在行われているデータであってもよい。複数の求人票データは、例えば、本サービスを用いて任意のユーザーが作成した求人票を含んでもよい。任意のユーザーには、第1所定条件を設定したユーザー、および、他のユーザーが含まれてもよい。また、複数の求人票データは、本サービスとは異なる外部サービスまたは独自に任意の求人者が作成した求人票を含んでもよい。
【0085】
なお、記憶装置300に記憶された複数の求人票データのそれぞれは、少なくとも、ステップS303において表示媒体201に表示された複数の求人項目のすべてを含んでもよい。すなわち、本サービスにおいてユーザーが所定条件を設定可能な求人項目の全ての種類は、求人票データのそれぞれの求人項目に包含されてもよい。また、複数の求人票データのそれぞれは、表示媒体201に表示された複数の求人項目のうち少なくとも一の項目を含み、且つ、複数の求人票データは全体として、表示媒体201に表示された複数の求人項目の全ての種類を包含してもよい。
【0086】
具体的には、情報提供サーバ10は、記憶装置300に記憶された複数の求人票データのうちから、第1求人項目に対して第1所定条件の内容と同じ内容が記載されている、または、実質的に同じ内容が記載されている一または複数の求人票データを抽出する。
【0087】
例えば、ユーザーが、表示媒体201において、「年収」に関する求人項目に対して「500万円以上」という条件を設定し、「雇用形態」に関する求人項目に対して「正社員」という条件を設定し、「勤務地」に関する求人項目に対して「関東地方」という条件を設定した場合、複数の求人票データのうちから、年収、雇用形態、および勤務地に対して同様の条件が設定されている一または複数の求人票データが抽出される。
【0088】
係る場合において、ユーザーが設定領域41において求人項目の所定条件を任意に記述することができるときには、情報提供サーバ10は、類義語判定プログラム、所定の用語対応表などを用いることにより、第1所定条件と、複数の求人票データのそれぞれに記載された条件とが実質的に同一か否かを判断してもよい。
【0089】
所定の用語対応表は、例えば、所定の用語と、当該所定の用語の一または複数の類義語とが対応されている表であってもよい。なお、類義語判定プログラム、所定の用語対応表などを用いた類義語判定の処理は公知であるため、詳細な説明を省略する。
【0090】
例えば、「雇用形態」に関する求人項目に対して、「正規雇用」または「労働契約に期間の定めがない」などのように「正社員」と同義であるとみなされる内容が設定されている場合には、所定の類義語判定プログラム、所定の用語対応表などを用いることにより、「正社員」という条件と実質同一の条件であると判断されてもよい。
【0091】
また、ユーザーが設定領域41において求人項目の所定条件をプルダウンメニューまたはチェックボックスなどによって一または複数の条件を設定できる場合においても、複数の求人票データに、本サービスとは異なるサービス、または、独自に任意の求人者が作成した求人票が含まれるときには、情報提供サーバ10は、上記の所定の類義語判定プログラム、所定の用語対応表などを用いることにより、第1所定条件と、複数の求人票データのそれぞれに記載された条件とが実質的に同一か否かを判断してもよい。
【0092】
次に、情報提供サーバ10は、抽出された一または複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて、ユーザーにレコメンドする第2所定条件を設定する(ステップS307)。
【0093】
例えば、求人票に含まれる求人項目が「年収」、「雇用形態」、「勤務地」、「スキル」、および「スタンス」の5つであり、且つ、5つの項目のうち「スキル」、「スタンス」、および「雇用形態」に関する求人項目のそれぞれに対してユーザーが第1所定条件を設定した場合、情報提供サーバ10は、抽出された一または複数の求人票データに含まれる「年収」および「勤務地」に関する求人項目に対して記載されている情報に基づき、第2所定条件を設定する。
【0094】
係る場合において、例えば、抽出された求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報がすべて同一である場合には、当該同一の情報を第2所定条件として設定してもよい。また、例えば、抽出された複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報が異なる場合には、第2所定条件は、当該第2求人項目に関する複数の情報を含むものとしてもよい。
【0095】
例えば、上記の例のように、第2求人項目に「年収」および「勤務地」が含まれる場合に、抽出された求人票データに含まれる「年収」に関する情報が、「500万円」、「600万円」、および「650万円」であるとき、「年収」に関する第2所定条件は、「500万円以上650万円以下」と設定されてもよい。また、係る場合において、抽出された求人票データに含まれる「勤務地」に関する情報が、すべて「東京」であるときには、「勤務地」に関する第2所定条件は「東京」と設定されてもよい。
【0096】
次に、情報提供サーバ10は、設定した第2所定条件の情報を表示装置200へ送信する(ステップS308)。そして、図5に示すように、表示媒体201において、第2求人項目40dの設定領域41dに第2所定条件50dを表示させ、第2求人項目40eの設定領域41eに第2所定条件50eを表示させてもよい(ステップS309)。
【0097】
これにより、ユーザーである求人者は、既存の求人票データに基づいた第2所定条件の記載のレコメンドを受けることができる。
【0098】
なお、本サービスを表示装置200において実行させるための各種プログラムは適宜、情報提供サーバ10から表示装置200へ送信される。本サービスを実行させるための各種プログラムが表示装置200へ送信されるタイミングは本発明を限定しない。Webサイトの場合、サービスの提供開始時点において、基本機能を実現する各種プログラムの送信を完了してもよい。
【0099】
以上、図3から図5を参照して、情報提供サーバ10と表示装置200との間で行われる情報の送受信および情報処理について説明した。
【0100】
なお、図4においては、表示媒体201において、ユーザーは複数の求人項目40のうち任意の求人項目に対して第1所定条件を設定できるものとして説明したが、複数の求人項目40のうち、少なくとも一部の求人項目が予め2つのカテゴリに分類され、ユーザーは2つのカテゴリのうち、一方に対してのみ第1所定条件を設定できるものであってもよい。
【0101】
すなわち、複数の求人項目40のうち、第1求人項目は第1カテゴリに属する複数の求人項目を含み、第2求人項目は第2カテゴリに属する複数の求人項目である場合において、表示媒体201において、第1カテゴリ及び第2カテゴリは、一方のみが設定可能であってもよい。各カテゴリは、求人項目の性質に基づいて、本サービスの提供者が任意に設定してもよい。
【0102】
このように、表示媒体201において、ユーザーが、一方のカテゴリに対して所定条件を設定することに応じて他方のカテゴリについての既存の求人票データの内容を把握できることによって、採用マーケットにおける両カテゴリの相関関係の情報をユーザーに提供できる。係る場合において、ユーザーは、一方のカテゴリに対して所定条件を設定した後、設定した所定条件を変更することによって、当該変更に基づく他方のカテゴリについての既存の求人票データの内容の変化を把握できてもよい。
【0103】
例えば、図6に示すように、複数の求人項目40のうち、求人項目40a、求人項目40b、および求人項目40cが第1カテゴリ601aに属しており、求人項目40dおよび求人項目40eが第2カテゴリ602に属している場合において、ユーザーは、表示媒体201において、求人項目40a、求人項目40b、および求人項目40cのそれぞれに対して第1所定条件を設定したときには、第2カテゴリに属する求人項目40dおよび求人項目40eに対しては所定条件を設定できなくてもよい。
【0104】
一方、ユーザーが、表示媒体201において、第2カテゴリに属する求人項目40dおよび求人項目40eに対して第1所定条件を設定したときには、第1カテゴリに属する求人項目40a、求人項目40b、および求人項目40cに対して所定条件を設定できなくてもよい。
【0105】
なお、図6において、第1カテゴリ601および第2カテゴリ602は、それぞれ破線で囲われることによって区別されているが、その他の表示形態によって2つのカテゴリが区別されてもよい。2つのカテゴリを区別する表示形態は、本開示の範囲を限定しない。また、表示媒体201において、第1カテゴリ601および第2カテゴリ602の名称が表示されているか否かは、本開示の範囲を限定しない。
【0106】
また、複数の求人項目40のうち、一部の求人項目は第1カテゴリ601aおよび第2カテゴリ602の何れにも属さなくてもよい。例えば、図7に示すように、求人項目40aは何れのカテゴリにも属さず、求人項目40bおよび求人項目40cが第1カテゴリ601bに属し、求人項目40dおよび求人項目40eが第2カテゴリ602に属してもよい。
【0107】
係る場合において、ユーザーは、表示媒体201において、第1カテゴリに属する求人項目40bおよび求人項目40cのそれぞれに対して第1所定条件を設定したときには、第2カテゴリに属する求人項目40dおよび求人項目40eに対しては所定条件を設定できなくてもよい。一方、ユーザーが、表示媒体201において、第2カテゴリに属する求人項目40dおよび求人項目40eに対して第1所定条件を設定したときには、第1カテゴリに属する求人項目40bおよび求人項目40cに対して所定条件を設定できなくてもよい。
【0108】
係る場合において、何れのカテゴリにも属さない求人項目40aは、所定条件の設定が必須である求人項目であってもよい。すなわち、ユーザーによって所定条件が設定される複数の第1求人項目は、第1カテゴリに属する複数の求人項目、及び、所定条件の設定が必須である一又は複数の求人項目を含んでもよい。
【0109】
所定条件の設定が必須である求人項目とは、例えば、職種などであってもよい。例えば、職種は、人材を採用する上で重要な項目だからである。なお、本実施形態において「雇用形態」などの項目は、所定条件の設定が任意である求人項目として説明しているが、その限りではない。すなわち、例えば、「雇用形態」は「職種」とともに、所定条件の設定が必須である求人項目であってもよい。
【0110】
このように、複数の求人項目のうち採用において重要な項目については、所定条件の設定を必須とすることにより、上述した両カテゴリの相関関係の情報を高い解像度でユーザーに提供できる。
【0111】
なお、上記の説明において、各カテゴリは求人項目の性質に基づいて任意に設定されてもよいと説明したが、第1カテゴリは求人者が求職者に対して提供できる項目が属するカテゴリであり、第2カテゴリは求職者が求人者に対して提供できる項目が属するカテゴリであってもよい。係る場合、第1求人項目は年収、雇用形態、及び勤務地のうち少なくとも一の項目を含み、第2求人項目は求職者のスキル及びスタンスのうち少なくとも一の項目を含んでもよい。
【0112】
これにより、ユーザーである求人者は、年収、雇用形態及び勤務地など、求人者として求職者に対して提供できる項目に対して独自に条件を設定した場合に、当該条件下において、求職者のスキルなど、求職者が求人者に対して提供できる項目が、既存の求人票データにおいて、どの程度の範囲で設定されているかという情報を得ることができる。その結果、ユーザーは、当該情報を参照することで、採用ターゲットの設定における意思決定を容易に行うことができる。また、ユーザーは、当該情報を参照することで、求人活動の効率化に資する求人票を作成することができる。
【0113】
また、一方で、第1カテゴリは求職者が求人者に対して提供できる項目が属するカテゴリであり、第2カテゴリは求人者が求職者に対して提供できる項目が属するカテゴリであってもよい。係る場合、第1求人項目は求職者のスキル及びスタンスのうち少なくとも一の項目を含み、第2求人項目は年収、雇用形態、および勤務地のうち少なくとも一の項目を含んでもよい。
【0114】
これにより、ユーザーである求人者は、求職者のスキルおよびスタンスなど、求職者に対して求めている項目に対して独自に条件を設定した場合に、当該条件下において、年収、雇用形態、および勤務地など、求人者として求職者に提供すべき項目が、既存の求人票データにおいて、どの程度の範囲で求職者に提示されているかという情報を得ることができる。その結果、ユーザーは、当該情報を参照することで、求人活動を効率的に行うことができる。また、ユーザーは、当該情報を参照することで、求人活動の効率化に資する求人票を作成することができる。
【0115】
図8は、本発明の実施形態1に係る情報提供サーバ10の動作の流れの一例を示すフロー図である。図9は、本発明の実施形態1に係る情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図における一のステップの詳細を示す図である。以下、図8および図9を参照して、本実施形態に係る情報提供サーバ10の基本動作の処理手順について説明する。
【0116】
なお、下記に説明される各フロー図は、本開示に係る情報提供サーバ10の動作の処理手順について説明するために必要なステップを例示として記載しているにすぎない。本発明の実施形態における機能が発揮される範囲において、各フロー図の各ステップの間に他の動作の処理に関するステップが適切に挿入されることを妨げるものではない。
【0117】
また、本サービス提供のためのシステムが構築される場合、ユーザーインターフェースは一般的にイベントドリブン型でプログラムが実行されるが、本発明の実施形態におけるフロー図においては、説明の便宜のために、必ずしもイベントドリブン型のフロー図に基づいて説明されるわけではない。さらに、一般的には、イベントは表示装置200で発生させるが、情報提供サーバ10で発生させてもよい。イベント処理は、表示装置200によって行われてもよく、また、情報提供サーバ10によって行われてもよい。すなわち、イベント発生またはイベント処理の主体は本発明を限定しない。
【0118】
以上のフロー図に関する説明は、下記で説明されるフロー図において適用されてもよい。
【0119】
図8において、情報提供サーバ10は、求人票の複数の求人項目を、項目それぞれに対して所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させる(ステップS801)。次に、情報提供サーバ10は、表示媒体201において、複数の求人項目40のうち一または複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、複数の求人項目40のうち第1求人項目以外の一または複数の第2求人項目に対して所定条件が設定されていない状態であるか否かを判断する(ステップS802)。
【0120】
情報提供サーバ10は、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対する所定条件の設定が完了しないとき(ステップS802:NO)、設定完了まで待機する。一方、第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、第2求人項目に対して所定条件が設定されていない場合には(ステップS802:YES)、記憶装置300が記憶する複数の求人票データに基づいて、第2求人項目に対する第2所定条件を表示媒体201に表示させる(ステップS803)。
【0121】
図9は、図8におけるステップS803の手順を詳細に説明する図である。図9に示すように、第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、第2求人項目に対して所定条件が設定されていない場合には(ステップS802:YES)、情報提供サーバ10は、複数の求人票データのうち、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを抽出する(ステップS901)。情報提供サーバ10は、抽出された求人票データに基づいて第2所定条件を設定し(ステップS902)、第2所定条件を表示媒体201に表示させる(ステップS903)。
【0122】
すなわち、第2所定条件は、複数の求人票データのうち第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて設定される。
【0123】
以上、実施形態1に係る情報提供サーバ10の処理手順の一例について説明した。
【0124】
以上のように、本実施に係る情報提供サーバ10を用いた情報提供方法は、表示媒体201を有する表示装置200と通信ネットワークによって接続された情報提供サーバ10を備える情報提供システム1における情報提供方法であって、記憶装置300が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に複数の求人項目40を表示媒体201に表示させ、表示媒体201において複数の求人項目40のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、複数の求人項目40のうち第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して所定条件が設定されていないことが検知されたとき、記憶装置300が記憶する複数の求人票データに基づいて、第2求人項目に対する第2所定条件を表示媒体201に表示させる。
【0125】
これにより、複数の求人項目のうち一部の求人項目に対する条件を設定したとき、残りの求人項目について既存の求人票データの内容を容易に参照できることに寄与することができる。
【0126】
すなわち、情報提供サーバ10は、ユーザーが、年収、待遇、および勤務地等の自らが提供できる条件を設定した場合には、既存の求人票データに基づき、これらの条件の下で採用しうる人材のスキルなどをユーザーが容易に把握できることに寄与する。また、情報提供サーバ10は、ユーザーが、スキルなど求職者が提供できる条件を設定した場合には、既存の求人票データに基づき、これらの条件を満たす人材を採用するために自らが提供すべき年収などの条件をユーザーが容易に把握できることに寄与する。
【0127】
その結果として、本サービスのユーザーは、当該残りの求人項目について、既存の求人票データの内容を踏まえた条件を容易に設定することができる。また、情報提供システム1は、ユーザーに対して、採用ターゲットの設定における意思決定をサポートできる。
【0128】
具体的には、ユーザーは、第2所定条件というレコメンドを受けることによって、例えば、採用ターゲットのスキルの程度を下げるのか、または、自らが提供する年収などのリソースを上げるのか等の選択をすることが可能となる。
【0129】
なお、上記においては、複数の求人票データに基づいて第2求人項目に対する第2所定条件が表示媒体201に表示されると説明したが、さらに、表示媒体201において、複数の求人票データに基づいた所定のメッセージが表示されてもよい。
【0130】
すなわち、複数の求人票データのそれぞれは、求人者の氏名または名称の情報を含む場合において、さらに、複数の求人票データのうち第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一または複数の求人票データに基づいて、求人者の氏名または名称を含む所定メッセージを表示媒体201に表示させてもよい。
【0131】
所定メッセージとは、例えば、複数の求人票データのうち第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを作成した他社の氏名または名称を表示しつつ、当該他社の求人票を参考にすることを促すメッセージであってもよい。当該他社は、ユーザーと同様の人材を求めている可能性が高いためである。
【0132】
なお、所定メッセージは、当該他社の氏名または名称が含まれていればよく、所定メッセージの内容は、本開示の範囲を限定しない。また、所定メッセージが表示媒体201において表示されるページは、第2所定条件が表示されるページと同じページであってもよく、または、異なるページであってもよい。
【0133】
図10は、本発明の実施形態1に係る情報提供サーバの動作の流れの他の例を示すフロー図である。以下、図10を参照して、本実施形態に係る情報提供サーバ10が所定メッセージを表示媒体201に表示させる場合における動作の処理手順について説明する。
【0134】
図10において、まず、情報提供サーバ10は、複数の求人項目のそれぞれを、所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させ(ステップS801)、一部の求人項目に対して第1所定条件が設定されたか否かが判断される(ステップS802)。一部の求人項目に対して第1所定条件が設定された場合(ステップS802:YES)、情報提供サーバ10は、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを抽出し(ステップS901)、抽出された求人票データに基づいて第2所定条件を生成する(ステップS902)。
【0135】
次に、情報提供サーバ10は、抽出された求人票データに基づいて所定メッセージを生成する(ステップS1001)。そして、情報提供サーバ10は、第2所定条件の情報、および、所定メッセージの情報を表示装置200へ送信することにより、第2所定情報および所定メッセージを表示媒体201に表示させる(ステップS1002)。
【0136】
以上、図10を参照して、本実施形態に係る情報提供サーバ10が所定メッセージを表示媒体201に表示させる場合における動作の処理手順について説明した。
【0137】
このように、情報提供サーバ10が、第2所定条件と、さらに、所定メッセージとを表示媒体201に表示させることにより、例えば、ユーザーと同様の人材を求めている可能性が高い他社の名称などをユーザーが把握できるため、ユーザーが求めている人材が所属する組織の情報を参照でき、より効率的な求人活動を行うための情報をユーザーに提供できる。
【0138】
係る効果は、求職者のスキル、スタンス、および、募集ポジションで任せる予定の仕事内容など、求職者が求人者に対して提供できる項目が属するカテゴリに属する求人項目に対して第1所定条件が設定された場合に、特に顕著である。求職者に対して求人者が求めるスキルなどが同一または実質同一の他社の情報は、ユーザーが求人活動を行う上で有用だからである。
【0139】
なお、図10において、ステップS902およびステップS1001は互いに順序が逆であってもよい。また、ステップS902の処理がされたことに応じて第2所定条件が表示媒体201に表示された後に、ステップS1001の処理が行われて、所定メッセージが表示媒体201に表示されてもよい。
【0140】
また、図10におけるステップS1001において、複数の求人票データのそれぞれは、求人者の規模に関する情報に対応付けられている場合において、所定メッセージは、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、求人者の規模が第1閾値以上である一又は複数の求人票データに基づいて生成されてもよい。
【0141】
係る場合において、求人者の規模は、例えば、求人者の事業規模、または、求人者における従業員の規模などであってもよい。また、第1閾値は、求人者の規模の情報の種類に応じて、本サービスの提供者によって任意に設定されてもよい。また、第1閾値は、求人者の規模の情報の種類に応じて、ユーザーによって任意に設定可能であってもよい。
【0142】
これにより、所定メッセージに表示される他社の情報が、事業規模などが一定以上の企業などに限定されるため、ユーザーと同様の人材を求めている可能性が高く、さらに、既に同様の人材が所属している可能性がある他社の名称などをユーザーに提示することができるため、より効率的な求人活動を行うための情報をユーザーに提供できる。係る効果は、上述のように、求職者が求人者に対して提供できる項目が属するカテゴリに属する求人項目に対して第1所定条件が設定された場合に、特に顕著である。
【0143】
また、図10におけるステップS1001において、第1求人項目は、さらに、職種に関する項目を含み、複数の求人票データのそれぞれは、求人者における職種ごとの従業員数に関する情報に対応付けられている場合において、所定メッセージは、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、表示媒体201において職種に関する項目に対して設定された所定条件と同一又は実質同一の求人者における職種の従業員数が第2閾値以上である一又は複数の求人票データに基づいて生成されてもよい。
【0144】
係る場合において、職種は、例えば、採用活動を行っている職種であってもよい。また、第2閾値は、職種の種類に応じて、本サービスの提供者によって任意に設定されてもよい。第2閾値は、職種の種類に応じて、ユーザーによって任意に設定可能であってもよい。
【0145】
これにより、所定メッセージに表示される他社の情報が、ユーザーが求めている求職者の職種の従業員数が一定以上の企業などに限定されるため、ユーザーと同様の人材を求めている可能性が高く、さらに、既に同様の職種に従事している従業員数が一定数以上属している可能性がある他社の名称などをユーザーに提示することができるため、より効率的な求人活動を行うための情報をユーザーに提供できる。係る効果は、上述のように、求職者が求人者に対して提供できる項目が属するカテゴリに属する求人項目に対して第1所定条件が設定された場合に、特に顕著である。
【0146】
なお、上記説明においては、本サービスが提供するアプリケーションの画面のみが表示媒体201に表示されているとして説明したが、その限りではない。すなわち、表示媒体201に、本サービスのアプリケーション以外のアプリケーションが別のウィンドウによって表示されていてもよい。係る場合、本サービスのアプリケーションは、任意の一のウィンドウの表示領域内において表示されてもよい。
【0147】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、各変形例について説明する。
【0148】
(変形例1)
実施形態1の説明、情報提供サーバ10は、第1求人項目に対して設定された第1所定条件に基づいて一または複数の求人票データを抽出するとして説明したが、さらに、複数の求人票データのそれぞれが一又は複数の求人者に関する情報に対応付けられており、表示媒体201において求人者に関する情報が設定可能である場合において、ユーザーによって設定された求人者に関する情報に基づいて当該求人票データを抽出してもよい。
【0149】
求人者に関する情報とは、求人者の組織に関する情報であって、例えば、業界、事業規模、上場企業であるか非上場企業であるかの情報、または、ブランド値などの項目であってもよい。ブランド値とは、例えば、所定の基準に基づいて算出される求人者のブランド力の評価値であってもよい。
【0150】
本変形例1においては、情報提供サーバ10によって表示される所定のページにおいて、一の求人者に関する情報が設定可能に表示されてもよく、または、複数の求人者に関する情報が設定可能に表示されてもよい。ユーザーは、当該所定のページにおいて、複数の求人者に関する情報が設定可能に表示されている場合において、一または複数の求人者に関する情報を設定できてもよい。以下、求人者に関する情報は、一または複数の項目を含むものとして説明する。
【0151】
複数の求人票データのそれぞれは、一又は複数の求人者に関する情報に対応付けられている。すなわち、求人者に関する情報は、求人票データのそれぞれに含まれていてもよい。また、求人者に関する情報は、求人票データのそれぞれに含まれる求人者の氏名または名称に基づいて情報提供システム1とは異なる外部システムから受け取ってもよい。情報提供サーバ10は、例えば、当該外部システムとのATS(Applicant Tracking System)連携によって求人者に関する情報を受け取ってもよい。なお、ATS連携に関する技術は公知であるため、詳細な説明を省略する。
【0152】
図11は、変形例1における情報提供サーバ10の動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図11を参照して、変形例1における情報提供サーバ10の動作の処理手順について説明する。
【0153】
図11において、まず、情報提供サーバ10は、複数の求人項目40のそれぞれを、所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させ(ステップS801)、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して所定条件が設定された場合(ステップS802:YES)、表示媒体201において、求人者に関する情報が設定されているか否かが判断される(ステップS1101)。
【0154】
係る場合において、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して第1所定条件が設定される前に求人者に関する情報が設定されていてもよく、または、第1所定条件が設定された後に求人者に関する情報が設定されてもよい。また、表示媒体201において求人者に関する情報が設定される画面の仕様は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
【0155】
表示媒体201において、求人者に関する情報が設定されている場合(ステップS1101:YES)、情報提供サーバ10は、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのうちから、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含み、且つ、表示媒体201において設定された求人者に関する情報と同一または実質同一の情報に対応する求人票データを抽出する(ステップS1102)。
【0156】
次に、情報提供サーバ10は、抽出された求人票データに基づいて第2求人項目に対する第2所定条件を設定し(ステップS902)、表示媒体201に第2所定条件を表示させる(ステップS903)。
【0157】
一方、表示媒体201において求人者に関する情報が設定されていないと判断された場合(ステップS1101:NO)、情報提供サーバ10は、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを抽出し(ステップS901)、抽出された求人票データに基づいて第2所定条件を設定する(ステップS902)。
【0158】
以上のように、本変形例1においては、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのそれぞれは、一又は複数の求人者に関する情報に対応付けられており、表示媒体201において、求人者に関する情報が設定可能である場合において、表示媒体201において、求人者に関する情報が設定されたことが検知されたとき、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、設定された求人者に関する情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて、第2所定条件を設定してもよい。
【0159】
これにより、第2所定条件を設定するために用いられる求人票データが、ユーザーが設定した組織に関する情報に適合する求人票データに限定されるため、ユーザーが求人項目のレコメンドを受ける場合に参照したい組織の求人票の情報を提供できる。
【0160】
なお、本変形例1の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
【0161】
(変形例2)
実施形態1の説明においては、情報提供サーバ10は、第1求人項目に対して設定された第1所定条件に基づいて一または複数の求人票データを抽出するとして説明したが、さらに、複数の求人票データのそれぞれが求人票に対する応募の実績情報に対応付けられており、表示媒体201において実績情報が設定可能である場合において、ユーザーによって設定された実績情報に基づいて当該求人票データを抽出してもよい。
【0162】
求人票に対する応募の実績情報とは、どの程度の数の求職者が当該求人票に対して応募してきたのかを表す情報であってもよい。実績情報は、例えば、応募してきた求職者の具体的な数値または数値範囲であってもよい。また、実績情報は、例えば、求人票を閲覧した求職者の人数のうち実際に応募した求職者の割合の情報であってもよい。実績情報の具体的な定義は、本開示の範囲を限定しない。
【0163】
本変形例2においては、情報提供サーバ10によって表示される所定のページにおいて、求人票に対する応募の実績情報が設定可能に表示されてもよい。ユーザーは、当該所定のページにおいて所望の実績情報を設定することによって、求人票の求人項目の設定のために参考にしたい求人票データを、所望の実績情報を有する求人票データに限定することができる。
【0164】
複数の求人票データのそれぞれは、求人票に対する応募の実績情報に対応付けられている。すなわち、応募の実績情報は、求人票データのそれぞれに含まれていてもよい。また、応募の実績情報は、求人票データのそれぞれに含まれる求人者の氏名または名称に基づいて情報提供システム1とは異なる外部システムから受け取ってもよい。情報提供サーバ10は、例えば、当該外部システムとのATS連携によって応募の実績情報を受け取ってもよい。
【0165】
図12は、変形例2における情報提供サーバ10の動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図12を参照して、変形例2における情報提供サーバ10の動作の処理手順について説明する。
【0166】
図12において、まず、情報提供サーバ10は、複数の求人項目40のそれぞれを、所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させ(ステップS801)、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して所定条件が設定された場合(ステップS802:YES)、表示媒体201において、実績情報が設定されているか否かが判断される(ステップS1201)。
【0167】
係る場合において、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して第1所定条件が設定される前に実績情報が設定されていてもよく、または、第1所定条件が設定された後に実績情報が設定されてもよい。また、表示媒体201において実績情報が設定される画面の仕様は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
【0168】
表示媒体201において実績情報が設定されている場合(ステップS1201:YES)、情報提供サーバ10は、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのうちから、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含み、且つ、表示媒体201において設定された実績情報と同一または実質同一の情報に対応付けられた一または複数の求人票データを抽出する(ステップS1202)。
【0169】
次に、情報提供サーバ10は、抽出された求人票データに基づいて第2求人項目に対する第2所定条件を設定し(ステップS902)、表示媒体201に第2所定条件を表示させる(ステップS903)。
【0170】
一方、表示媒体201において実績情報が設定されていないと判断された場合(ステップS1201:NO)、情報提供サーバ10は、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを抽出し(ステップS901)、抽出された求人票データに基づいて第2所定条件を設定する(ステップS902)。
【0171】
以上のように、本変形例2においては、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのそれぞれは、求人票に対する応募の実績情報に対応付けられており、表示媒体201において、実績情報が設定可能である場合において、表示媒体201において、実績情報が設定されたことが検知されたとき、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、設定された実績情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて、第2所定条件を設定する。
【0172】
これにより、第2所定条件を設定するために用いられる求人票データが、ユーザーにとって所望の実績情報を有する求人票データに限定されるため、ユーザーにとって所望の実績情報を有する他社の求人票の情報をユーザーに容易に把握させることができる。
【0173】
なお、本変形例2の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
【0174】
(変形例3)
実施形態1の説明においては、情報提供サーバ10は、第1求人項目に対して設定された第1所定条件に基づいて一または複数の求人票データを抽出するとして説明したが、さらに、複数の求人票データのそれぞれが求人票に対する書類選考の合格情報に対応付けられており、表示媒体201において書類選考の合格情報が設定可能である場合において、ユーザーによって設定された書類選考の合格情報に基づいて当該求人票データを抽出してもよい。
【0175】
求人票に対する書類選考の合格情報とは、例えば、当該求人票に対して応募した複数の求職者のうち、書類選考に合格した求職者の人数情報であってもよい。また、求人者に対する書類選考の合格情報とは、書類選考に合格した求職者の割合情報であってもよい。求人者に対する書類選考の合格情報は、有効応募情報であってもよい。合格情報の具体的な定義は、本開示の範囲を限定しない。以下、求人票に対する書類選考の合格情報は、単に、合格情報とも呼称される。
【0176】
本変形例3においては、情報提供サーバ10によって表示される所定のページにおいて、合格情報が設定可能に表示されてもよい。ユーザーは、当該所定のページにおいて所望の合格情報を設定することによって、求人票の求人項目の設定のために参考にしたい求人票データを、所望の合格情報を有する求人票データに限定することができる。
【0177】
複数の求人票データのそれぞれは、合格情報に対応付けられている。すなわち、合格情報は、求人票データのそれぞれに含まれていてもよい。また、合格情報は、求人票データのそれぞれに含まれる求人者の氏名または名称に基づいて情報提供システム1とは異なる外部システムから受け取ってもよい。情報提供サーバ10は、例えば、当該外部システムとのATS連携によって合格情報を受け取ってもよい。
【0178】
図13は、変形例3における情報提供サーバ10の動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図13を参照して、変形例3における情報提供サーバ10の動作の処理手順について説明する。
【0179】
図13において、まず、情報提供サーバ10は、複数の求人項目40のそれぞれを、所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させ(ステップS801)、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して所定条件が設定された場合(ステップS802:YES)、表示媒体201において、合格情報が設定されているか否かが判断される(ステップS1301)。
【0180】
係る場合において、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して第1所定条件が設定される前に合格情報が設定されていてもよく、または、第1所定条件が設定された後に合格情報が設定されてもよい。また、表示媒体201において合格情報が設定される画面の仕様は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
【0181】
表示媒体201において合格情報が設定されている場合(ステップS1301:YES)、情報提供サーバ10は、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのうちから、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含み、且つ、表示媒体201において設定された合格情報と同一または実質同一の情報に対応付けられた一または複数の求人票データを抽出する(ステップS1302)。
【0182】
次に、情報提供サーバ10は、抽出された求人票データに基づいて第2求人項目に対する第2所定条件を設定し(ステップS902)、表示媒体201に第2所定条件を表示させる(ステップS903)。
【0183】
一方、表示媒体201において合格情報が設定されていないと判断された場合(ステップS1301:NO)、情報提供サーバ10は、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを抽出し(ステップS901)、抽出された求人票データに基づいて第2所定条件を設定する(ステップS902)。
【0184】
以上のように、本変形例3においては、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのそれぞれは、求人票に対する書類選考の合格情報に対応付けられており、表示媒体201において、合格情報が設定可能である場合において、表示媒体201において、合格情報が設定されたことが検知されたとき、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、設定された合格情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて、第2所定条件を設定する。
【0185】
これにより、第2所定条件を設定するために用いられる求人票データが、ユーザーにとって所望の合格情報を有する求人票データに限定されるため、ユーザーにとって所望の合格情報を有する他社の求人票の情報をユーザーに容易に把握させることができる。
【0186】
なお、本変形例3において、複数の求人票データのそれぞれが求人票に対する書類選考の合格情報に対応付けられており、表示媒体201において書類選考の合格情報が設定可能である場合において、ユーザーによって設定された書類選考の合格情報に基づいて当該求人票データを抽出してもよいと説明したが、書類選考の合格情報に代えて、求人票に対する採用または最終選考の合格情報と読み替えてもよい。
【0187】
なお、本変形例3の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
【0188】
(変形例4)
実施形態1の説明においては、情報提供サーバ10は、第1求人項目に対して設定された第1所定条件に基づいて一または複数の求人票データを抽出するとして説明したが、さらに、複数の求人票データのそれぞれが、採用、1次面接、または応募など求人活動における所定のイベントに至るまでに要した時間情報に対応付けられており、表示媒体201において求人活動における所定のイベントに至るまでに要した時間情報が設定可能である場合において、ユーザーによって設定された当該時間情報に基づいて当該求人票データを抽出してもよい。
【0189】
求人活動における所定のイベントとは、例えば、1次面接、採用、応募などであってもよい。1次面接に至るまでに要した時間情報とは、例えば、1次面接が設定された時、または、1次面接が実施された時であってもよい。採用に至るまでに要した時間情報とは、例えば、求人票に対する応募があった時を起点とした時間情報であってもよい。求人票に対する応募があった時とは、応募が発信された時、または、応募が着信された時であってもよい。また、応募に至るまでに要した時間とは、例えば、求人票を作成完了した時を起点とした時間情報であってもよく、または、作成された求人票が社外に公開された時を起点とした情報であってもよい。
【0190】
以下において、1次面接、採用、応募など求人活動における所定のイベントに至るまでに要した時間情報は、単に、時間情報とも呼称される。時間情報は、例えば、日数等の具体的な数字の情報であってもよい。時間情報は、例えば、日数等を用いた数値範囲の情報であってもよい。当該情報の具体的な定義は、本開示の範囲を限定しない。
【0191】
本変形例4においては、情報提供サーバ10によって表示される所定のページにおいて、時間情報が設定可能に表示されてもよい。ユーザーは、当該所定のページにおいて所望の時間情報を設定することによって、求人票の求人項目の設定のために参考にしたい求人票データを、所望の時間情報を有する求人票データに限定することができる。
【0192】
複数の求人票データのそれぞれは、時間情報に対応付けられている。すなわち、時間情報は、求人票データのそれぞれに含まれていてもよい。また、時間情報は、求人票データのそれぞれに含まれる求人者の氏名または名称に基づいて情報提供システム1とは異なる外部システムから受け取ってもよい。情報提供サーバ10は、例えば、当該外部システムとのATS連携によって時間情報を受け取ってもよい。
【0193】
図14は、変形例4における情報提供サーバ10の動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図14を参照して、変形例4における情報提供サーバ10の動作の処理手順について説明する。
【0194】
図14において、まず、情報提供サーバ10は、複数の求人項目40のそれぞれを、所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させ(ステップS801)、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して所定条件が設定された場合(ステップS802:YES)、表示媒体201において、時間情報が設定されているか否かが判断される(ステップS1401)。
【0195】
係る場合において、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して第1所定条件が設定される前に時間情報が設定されていてもよく、または、第1所定条件が設定された後に時間情報が設定されてもよい。また、表示媒体201において時間情報が設定される画面の仕様は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
【0196】
表示媒体201において時間情報が設定されている場合(ステップS1401:YES)、情報提供サーバ10は、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのうちから、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含み、且つ、表示媒体201において設定された時間情報と同一または実質同一の情報に対応付けられた一または複数の求人票データを抽出する(ステップS1402)。
【0197】
次に、情報提供サーバ10は、抽出された求人票データに基づいて第2求人項目に対する第2所定条件を設定し(ステップS902)、表示媒体201に第2所定条件を表示させる(ステップS903)。
【0198】
一方、表示媒体201において時間情報が設定されていないと判断された場合(ステップS1401:NO)、情報提供サーバ10は、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを抽出し(ステップS901)、抽出された求人票データに基づいて第2所定条件を設定する(ステップS902)。
【0199】
以上のように、本変形例4においては、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのそれぞれは、求人活動における所定のイベントに至るまでに要した時間情報に対応付けられており、表示媒体201において、時間情報が設定可能である場合において、表示媒体201において、時間情報が設定されたことが検知されたとき、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、設定された時間情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて、第2所定条件を設定する。
【0200】
これにより、第2所定条件を設定するために用いられる求人票データが、ユーザーにとって所望の時間情報を有する求人票データに限定されるため、ユーザーにとって所望の時間情報を有する他社の求人票の情報をユーザーに容易に把握させることができる。
【0201】
なお、本変形例4の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
【0202】
(変形例5)
実施形態1の説明においては、情報提供サーバ10は、第1求人項目に対して設定された第1所定条件に基づいて一または複数の求人票データを抽出するとして説明したが、さらに、複数の求人票データのそれぞれが求人票に対する面接の実施情報に対応付けられており、表示媒体201において面接の実施情報が設定可能である場合において、ユーザーによって設定された面接の実施情報に基づいて当該求人票データを抽出してもよい。
【0203】
求人票に対する面接の実施情報とは、例えば、n次面接が行われた回数を示す情報、および、m次面接が行われる予定の回数を示す情報のうち少なくとも一方を含んでもよい。面接が行われる予定の回数とは、例えば、面接の実施日等が具体的に調整されている回数であってもよい。係る場合、nおよびmは正の整数である。また、nとmは同じ数字であってもよく、異なる数字であってもよい。以下、求人票に対する面接の実施情報は、単に、実施情報とも呼称される。
【0204】
本変形例5においては、情報提供サーバ10によって表示される所定のページにおいて、実施情報が設定可能に表示されてもよい。例えば、表示媒体201に表示される所定のページにおいて、1次面接が実施されたか否かの情報が設定可能に表示されてもよい。また、例えば、表示媒体201に表示される所定のページにおいて、実施された面接の次数の情報が設定可能に表示されてもよい。ユーザーは、当該所定のページにおいてn次面接が行われた回数を示す情報、および、m次面接が行われる予定の回数を示す情報のうち少なくとも一方を設定することによって、求人票の求人項目の設定のために参考にしたい求人票データを、所望の実施情報を有する求人票データに限定することができる。
【0205】
複数の求人票データのそれぞれは、実施情報に対応付けられている。すなわち、実施情報は、求人票データのそれぞれに含まれていてもよい。また、実施情報は、求人票データのそれぞれに含まれる求人者の氏名または名称に基づいて情報提供システム1とは異なる外部システムから受け取ってもよい。情報提供サーバ10は、例えば、当該外部システムとのATS連携によって実施情報を受け取ってもよい。
【0206】
図15は、変形例5における情報提供サーバ10の動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図15を参照して、変形例5における情報提供サーバ10の動作の処理手順について説明する。
【0207】
図15において、まず、情報提供サーバ10は、複数の求人項目40のそれぞれを、所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させ(ステップS801)、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して所定条件が設定された場合(ステップS802:YES)、表示媒体201において、実施情報が設定されているか否かが判断される(ステップS1501)。
【0208】
係る場合において、複数の求人項目40のうち一部の求人項目に対して第1所定条件が設定される前に実施情報が設定されていてもよく、または、第1所定条件が設定された後に実施情報が設定されてもよい。また、表示媒体201において実施情報が設定される画面の仕様は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
【0209】
表示媒体201において実施情報が設定されている場合(ステップS1501:YES)、情報提供サーバ10は、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのうちから、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含み、且つ、表示媒体201において設定された実施情報と同一または実質同一の情報に対応付けられた一または複数の求人票データを抽出する(ステップS1502)。
【0210】
次に、情報提供サーバ10は、抽出された求人票データに基づいて第2求人項目に対する第2所定条件を設定し(ステップS902)、表示媒体201に第2所定条件を表示させる(ステップS903)。
【0211】
一方、表示媒体201において実施情報が設定されていないと判断された場合(ステップS1501:NO)、情報提供サーバ10は、第1所定条件と同一または実質同一の情報を含む一または複数の求人票データを抽出し(ステップS901)、抽出された求人票データに基づいて第2所定条件を設定する(ステップS902)。
【0212】
以上のように、本変形例5においては、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのそれぞれは、求人票に対する面接の実施情報に対応付けられており、表示媒体201において、実施情報が設定可能である場合において、表示媒体201において、実施情報が設定されたことが検知されたとき、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データのうち、さらに、設定された実施情報と同一又は実質同一の情報に対応付けられた一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて、第2所定条件を設定する。
【0213】
これにより、第2所定条件を設定するために用いられる求人票データが、ユーザーにとって所望の実施情報を有する求人票データに限定されるため、ユーザーにとって所望の実施情報を有する他社の求人票の情報をユーザーに容易に把握させることができる。
【0214】
なお、本変形例5の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
【0215】
(変形例6)
実施形態1の説明においては、情報提供サーバ10は、第1求人項目に対して設定された第1所定条件に基づいて一または複数の求人票データを抽出するとして説明したが、さらに、情報提供サーバ10が、勤務実態に関する複数の投稿記事を含む所定の掲示板サイトと通信ネットワークによって接続されている場合において、一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報と、さらに、当該掲示板サイトに掲載されている一または複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報とに基づいて、第2所定条件を設定してもよい。
【0216】
勤務実態に関する複数の投稿記事を含む所定の掲示板サイトとは、例えば、個人事業主または法人等の使用者における従業者が、当該使用者における勤務実態の情報に関する口コミを投稿するウェブサイトであってもよい。所定の掲示板サイトは、例えば、予め当該ウェブサイトの管理運営者によって設定された勤務実態の項目を含み、投稿記事の投稿者は、当該勤務実態の項目の内容を執筆してもよい。
【0217】
なお、所定の掲示板サイトは、勤務実態に関する複数の投稿記事を含むものであればよく、所定の掲示板サイトの具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。
【0218】
勤務実態とは、例えば、使用者の氏名または名称、業務内容、就業場所、就業時間、従業員の男女比、エンジニア比率、担当プロダクト、および、制服着用義務の有無等を含んでもよい。また、勤務実態とは、例えば、使用者における勤務に関わる従業者の情報を含んでもよい。勤務に関わる従業者の情報とは、例えば、従業者の職種の情報、年齢の情報、経験の情報、当該従業者が保有する資格の情報、給与の情報、転職回数の情報、および、投稿者である従業者の展望の情報等を含んでもよい。
【0219】
年齢の情報は、具体的な年齢であってもよく、または、例えば、30歳代のように所定の年齢層に関する情報であってもよい。経験の情報とは、例えば、営業など所定または任意の職種を経験したか否かの情報、当該職種を経験した年数等の情報を含んでもよい。従業者の展望の情報とは、例えば、当該投稿者が将来的に経験を希望する職種、プロジェクト等の情報であってもよい。
【0220】
本開示において、勤務実態とは、求人項目の内容と同一または実質同一であってもよい。また、本開示において、勤務実態は勤務等実態と言い換えることができてもよい。なお、上述した勤務等実態の内容は例示であり、勤務実態の情報の具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。
【0221】
図16は、変形例6における情報提供システムおよび情報提供装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図17は、変形例6における情報提供システムおよび情報提供装置の機能的な構成の他の例を示すブロック図である。
【0222】
図16および図17において、情報提供サーバ10は、表示媒体201を有する表示装置200および勤務実態に関する複数の投稿記事を含む所定の掲示板サイト400と通信ネットワークによって接続されている。本開示において、掲示板サイト400とは、掲示板サイト400に投稿されている複数の投稿記事の情報が記憶されている記憶サーバを含んでもよい。すなわち、掲示板サイト400は、適宜、掲示板サイト400に投稿されている複数の投稿記事を記憶する記憶サーバ400と読み替えてもよい。記憶サーバは、例えば、記憶装置300であってもよい。
【0223】
なお、図16および図17において、情報提供サーバ10と掲示板サイト400とは、互いに通信ネットワークによって接続されているが、この限りではない。例えば、情報提供サーバ10と掲示板サイト400とは、通信ネットワークとは異なる所定のネットワークによって接続されてもよい。係る場合、上述のとおり、掲示板サイト400に含まれる複数の投稿記事の情報は、記憶装置300に記憶されてもよい。
【0224】
情報提供サーバ10は、後述するように、表示媒体201において複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、複数の求人項目のうち第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して所定条件が設定されていないことが検知されたとき、所定の掲示板サイト400に含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事の情報のうち、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報を受け取ってもよい。
【0225】
なお、図16および図17において、所定の掲示板サイト400に関する説明以外は、図1および図2における説明と重複するため省略する。
【0226】
図18は、変形例6における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図18を参照して、変形例6における情報提供サーバ10の動作の処理手順について説明する。なお、図18において、図8における説明と重複するものは省略する。
【0227】
図18において、まず、情報提供サーバ10は、複数の求人項目40のそれぞれについて、所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させ(ステップS801)、表示媒体201において、複数の求人項目40のうち一または複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、複数の求人項目40のうち第1求人項目以外の一または複数の第2求人項目に対して所定条件が設定されていない状態であるか否かを判断する(ステップS802)。
【0228】
情報提供サーバ10は、第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、第2求人項目に対して所定条件が設定されていない場合(ステップS802:YES)、記憶装置300が記憶する複数の求人票データのうち第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報と、所定の掲示板サイトに含まれる勤務実態に関する複数の投稿記事のうち第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報とを参照する(ステップS1801)。
【0229】
具体的には、例えば、情報提供サーバ10は、第1求人項目に対して設定された第1所定条件の内容と同一または実質同一の内容を含む投稿記事を検索して抽出し、抽出された一または複数の投稿記事に記載された内容から第2求人項目に対応する内容と同一または実質同一の内容を参照してもよい。
【0230】
例えば、ユーザーが、表示媒体201において、「年収」に関する求人項目に対して「500万円以上」という条件を設定し、「雇用形態」に関する求人項目に対して「正社員」という条件を設定し、「勤務地」に関する求人項目に対して「関東地方」という条件を設定した場合、複数の投稿記事のうちから、年収、雇用形態、および勤務地に対して同様の内容が記載されている一または複数の投稿記事が抽出される。
【0231】
係る場合において、ユーザーが設定領域41において求人項目の所定条件を任意に記述できるときには、情報提供サーバ10は、上述のとおり、類義語判定プログラム、所定の用語対応表などを用いることにより、第1所定条件と、複数の投稿記事のそれぞれに記載された条件とが実質的に同一か否かを判断してもよい。
【0232】
なお、一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報を参照する第1タイミングと、一又は複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報を参照する第2タイミングとは、いずれが先であってもよく、同時であってもよい。第1タイミングおよび第2タイミングの先行関係は、本開示の範囲を限定しない。
【0233】
次に、情報提供サーバ10は、参照された一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報と、一又は複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報とに基づいて、ユーザーにレコメンドする第2所定条件を設定する(ステップS1802)。
【0234】
例えば、求人票に含まれる求人項目が「年収」、「雇用形態」、「勤務地」、「スキル」、および「スタンス」の5つであり、且つ、5つの項目のうち「スキル」、「スタンス」、および「雇用形態」に関する求人項目のそれぞれに対してユーザーが第1所定条件を設定した場合、情報提供サーバ10は、抽出された一または複数の求人票データに含まれる「年収」および「勤務地」に関する情報と、抽出された一または複数の投稿記事に含まれる「年収」および「勤務地」に関する口コミ等の投稿記事の情報とに基づいて、第2所定条件を設定する。
【0235】
係る場合において、例えば、抽出された一または複数の求人票データおよび一または複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報がすべて同一である場合には、当該同一の情報を第2所定条件として設定してもよい。また、例えば、抽出された一または複数の求人票データおよび一または複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報が異なる場合には、第2所定条件は、当該第2求人項目に関する複数の情報を含むものとして設定されてもよい。
【0236】
例えば、上記の例のように、第2求人項目に「年収」および「勤務地」が含まれる場合に、抽出された求人票データに含まれる「年収」に関する情報が、「500万円~600万円」であり、抽出された投稿記事に含まれる「年収」に関する情報が、「550万円」、「620万円」、「650万円」であるとき、「年収」に関する第2所定条件は、「500万円以上650万円以下」と設定されてもよい。また、係る場合において、抽出された求人票データに含まれる「年収」に関する情報が、「500万円~900万円」であり、抽出された投稿記事に含まれる「年収」に関する情報が、「550万円~650万円」に偏っているとき、「年収」に関する第2所定条件は、「500万円~900万円」という情報と、「500万円以上650万円以下」という情報が併せて設定されてもよい。
【0237】
なお、上述した求人票データおよび投稿記事の内容に基づいて統合的に第2所定条件を設定する方法は、例示であり、本開示の範囲を限定しない。
【0238】
また、求人票に含まれる求人項目が「職種」、「経験またはスキル」および「年収」の3つであり、且つ、3つの項目のうち「職種」に関する求人項目に対して第1所定条件として「人工知能技術者」が設定され、「経験またはスキル」に関する求人項目に対して第1所定条件として「機械学習のスキル」が設定された場合、情報提供サーバ10は、「人工知能技術者」および「機械学習のスキル」の情報に基づいて抽出された一または複数の求人票データに含まれる「年収」に関する情報と、「人工知能技術者」および「機械学習のスキル」の情報に基づいて抽出された一または複数の投稿記事に含まれる「年収」に関する口コミ等の投稿記事の情報とに基づいて、第2所定条件を設定してもよい。
【0239】
求人票に含まれる複数の求人項目のうち任意の第1求人項目と第2求人項目とは、例えば、「雇用形態」と「スキル」との関係のように、異なる概念のもの同士であってもよい。また、任意の第1求人項目と第2求人項目とは、例えば、「人工知能技術者」と「機械学習のスキル」との関係のように、上位概念と下位概念の関係が形成されてもよい。
【0240】
そして、情報提供サーバ10は、当該第2所定条件を表示媒体201に表示させる(ステップS903)。
【0241】
以上のように、本変形例6においては、情報提供サーバ10は、さらに、所定の掲示板サイト400に含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事の情報を用いて、一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報と、複数の投稿記事のうち第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報とに基づいて設定される、第2求人項目に対する第2所定条件を表示媒体201に表示させてもよい。
【0242】
これにより、第2求人項目に対する第2所定条件を設定する際に、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の求人票データだけではなく、さらに、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事を参照することができるため、実態に即した第2所定条件をユーザーに提供することができる。
【0243】
なお、本変形例6の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
【0244】
(変形例7)
変形例6においては、情報提供サーバ10は、一又は複数の求人票データに含まれる第2求人項目に関する情報と、さらに、当該掲示板サイトに掲載されている一または複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報とに基づいて、第2所定条件を設定するものとして説明したが、情報提供サーバ10は、当該掲示板サイトに掲載されている一または複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報のみに基づいて、第2所定条件を設定してもよい。
【0245】
図19は、変形例7における情報提供サーバの動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図19を参照して、変形例7における情報提供サーバ10の動作の処理手順について説明する。なお、図19において、図8および図18における説明と重複するものは省略する。
【0246】
図19において、まず、情報提供サーバ10は、複数の求人項目40のそれぞれについて、所定条件を設定可能に表示媒体201に表示させ(ステップS801)、一または複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、一または複数の第2求人項目に対して所定条件が設定されていない場合(ステップS802:YES)、所定の掲示板サイトに含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事のうち第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報を参照する(ステップS1901)。
【0247】
情報提供サーバ10は、参照された一又は複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて第2求人項目に対する第2所定条件を設定してもよい(ステップS1902)。
【0248】
係る場合において、例えば、抽出された一または複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報がすべて同一である場合には、当該同一の情報を第2所定条件として設定してもよい。また、例えば、抽出された一または複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報が異なる場合には、第2所定条件は、当該第2求人項目に関する複数の情報を含むものとして設定されてもよい。
【0249】
例えば、上記の例のように、第2求人項目に「年収」および「勤務地」が含まれる場合に、抽出された投稿記事に含まれる「年収」に関する情報が、「550万円」、「620万円」、「650万円」であるとき、「年収」に関する第2所定条件は、「550万円以上650万円以下」と設定されてもよい。また、係る場合において、抽出された投稿記事に含まれる「年収」に関する情報が、「550万円」、「620万円」、「650万円」であり、特に「620万円」に偏っているとき、「年収」に関する第2所定条件は、「600万円~640万円」のように所定の演算処理のもとで設定されてもよい。所定の演算処理は、任意に取り決められてもよい。
【0250】
なお、上述した投稿記事の内容に基づいて第2所定条件を設定する方法は、例示であり、本開示の範囲を限定しない。
【0251】
そして、情報提供サーバ10は、当該第2所定条件を表示媒体201に表示させる(ステップS903)。
【0252】
以上のように、本変形例7においては、表示媒体201を有する表示装置200と通信ネットワークによって接続された情報提供サーバ10を備える情報提供システム1における情報提供方法であって、記憶装置300が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に複数の求人項目を表示媒体201に表示させ、表示媒体201において複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、複数の求人項目のうち第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して所定条件が設定されていないことが検知されたとき、所定の掲示板サイト400に含まれる勤務等実態に関する複数の投稿記事の情報を用いて、複数の投稿記事のうち第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事に含まれる第2求人項目に関する情報に基づいて設定される、第2求人項目に対する第2所定条件を表示媒体201に表示させる。
【0253】
これにより、第2求人項目に対する第2所定条件を設定する際に、第1所定条件と同一又は実質同一の情報を含む一又は複数の投稿記事を参照するため、少ない情報量をもとに実態に即した第2所定条件をユーザーに提供できる。
【0254】
(コンピュータのハードウェア構成の一例)
実施形態および各変形例における各部の機能は、プログラムにより実現されてもよい。
【0255】
すなわち、本発明の一態様に係る情報提供プログラムは、表示媒体201を有する表示装置200と通信する通信処理と、記憶装置300が記憶する複数の求人項目の情報を用いて、それぞれに対して所定条件を設定可能に複数の求人項目を表示媒体201に表示させ、表示媒体201において複数の求人項目のうち一又は複数の第1求人項目に対して第1所定条件が設定され、且つ、複数の求人項目のうち第1求人項目以外の一又は複数の第2求人項目に対して所定条件が設定されていないことが検知されたとき、記憶装置300が記憶する複数の求人票データに基づいて、第2求人項目に対する第2所定条件を表示媒体201に表示させる制御処理と、をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
【0256】
係る場合におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を図20に示す。
【0257】
図20に示すように、コンピュータ9000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)9001、RAM(Random Access Memory)9002、ROM(Read Only Memory)9003、記憶装置9004、入出力インターフェース(I/F)9005、読取インターフェース(I/F)9006、通信インターフェース(I/F)9007を有する。上述した各部はバス9008を介して、直接的に、または、間接的に接続される。
【0258】
記憶装置9004は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。コンピュータ9000は、入出力インターフェース9005を介して、入出力(I/O)装置9009と接続される。入出力装置9009は、磁気ディスク装置等の入力機能および出力機能を有する装置の他、入力機能が主機能である入力装置、出力機能が主機能である出力装置を含む。入力装置は、例えば、入力キー、マウス、タッチパネル、スキャナである。出力装置は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、プリンタである。
【0259】
読取インターフェース9006は、記録媒体9010に記録されたプログラムまたはデータを読み取る。記録媒体9010は、例えば、半導体メモリ、光学記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体等である。
【0260】
通信インターフェース9007は、ネットワーク9011を介して、他の機器からデータを受信し、他の機器へデータを送信する。ネットワーク9011は、有線ネットワークであってもよく、無線ネットワークであってもよい。他の機器は、クライアント装置であってもよく、サーバ装置であってもよい。
【0261】
例えば、ROM9003に記憶されたプログラム、記憶装置9004に記憶されたプログラム、記録媒体9010に記録されたプログラム、または、通信インターフェースが他の機器から受信したプログラムは、RAM9002にロードされる。上記の実施形態および各変形例において、例えば、CPU9001がRAM9002にロードされたプログラムを実行することにより、上記の実施形態等における各部の機能が実現される。
【0262】
なお、コンピュータ9000における各部の機能は、クラウドコンピューティングによって実現されてもよい。
【0263】
なお、情報提供システム1におけるコンピュータに実行させる情報提供プログラムまたは説明された機能は、非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体(A non-transitory, tangible computer-readable storage medium)に記録されてもよい。非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体は、コンピュータ、CPU、MPU(Micro Processing Unit)等によってアクセスされることが可能な任意の記録媒体である。任意の記録媒体は、例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリ、磁気記憶装置、光ディスク等であって、例示したものに限定されない。
【0264】
なお、以上の説明において、A、BおよびCのうち少なくとも1つ(at least one of)が含まれるとは、A、B、Cのうち1つまたは2つ以上(one or two or more of)の組み合わせでもよいという意味であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0265】
本発明に係る情報提供方法、情報提供装置、情報提供プログラム、および記録媒体は、求人票の求人項目の設定支援に関する技術全般に有効である。
【符号の説明】
【0266】
1 情報提供システム
10 情報提供サーバ
100 情報提供装置
101 通信部
102 制御部
200 表示装置
201 表示媒体
202 入力部
203 通信部
204 メモリ
205 制御部
300 記憶装置
400 掲示板サイト
9000 コンピュータ
9001 CPU
9002 RAM
9003 ROM
9004 記憶装置
9005 入出力インターフェース
9006 読取インターフェース
9007 通信インターフェース
9008 バス
9009 入出力装置
9010 記録媒体
9011 ネットワーク
図1
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