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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-16
(45)【発行日】2024-05-24
(54)【発明の名称】建築物副構造と駐車装置
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/44 20060101AFI20240517BHJP
   E04H 6/18 20060101ALI20240517BHJP
   B64C 39/02 20060101ALI20240517BHJP
   B64C 27/08 20230101ALI20240517BHJP
   B64F 1/22 20240101ALI20240517BHJP
   B64F 1/32 20060101ALI20240517BHJP
   B64F 1/36 20240101ALI20240517BHJP
【FI】
E04H6/44
E04H6/18 601Z
B64C39/02
B64C27/08
B64F1/22
B64F1/32
B64F1/36
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020047283
(22)【出願日】2020-03-18
(65)【公開番号】P2021147822
(43)【公開日】2021-09-27
【審査請求日】2023-01-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000198363
【氏名又は名称】IHI運搬機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108497
【弁理士】
【氏名又は名称】小塚 敏紀
(72)【発明者】
【氏名】大隈 政春
【審査官】伊藤 昭治
(56)【参考文献】
【文献】特表2019-507075(JP,A)
【文献】特開平08-012011(JP,A)
【文献】特開平08-178388(JP,A)
【文献】特開2000-005334(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/00 - 6/44
B64C 27/08
B64F 1/22
B64F 1/32
B64F 1/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両を駐車させる装置であって、荷物を搭載し飛行できる飛行体が出入りできる駐車装置であって、
車両を搭載可能な構造体である複数のパレットと、
前記パレットを駐車装置の内部空間で移動させるパレット移動機構と、
複数の前記パレットを複数の駐車空間に各々に置くことのできる主構造と、
を備え、
主構造が、飛行体が駐車装置の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から駐車装置の内部空間に侵入可能な開口である侵入口と、
駐車装置の内部空間に設けられ内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡し可能な場所である荷物受け渡し場所と、
前記荷物受け渡し場所より下方に設けられ荷物を一時保管する場所である一時保管場所と、
を有し、
前記パレット移動機構が飛行体との間で受け渡しされる荷物を搭載したパレットを駐車装置の内部空間で昇降させて前記荷物受け渡し場所と前記一時保管場所との間を移動させ、
飛行体が前記待機空間から前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをし、
複数の前記パレットの少なくとも1つの前記パレットが車両に換えて荷物を搭載可能な構造体であって、
飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置する前記パレットとの間で荷物の受け渡しをする、
ことを特徴とする駐車装置。
【請求項2】
前記パレット移動機構が飛行体から受け渡された荷物を搭載したパレットを駐車装置の内部空間で移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
【請求項3】
複数の駐車空間のうちの少なくとも1つの駐車空間が前記荷物受け渡し場所に一致する、
ことを特徴とする請求項2に記載の駐車装置。
【請求項4】
前記主構造が、前記侵入口と、前記荷物受け渡し空間と、
前記侵入口を開閉可能な第一扉と、
駐車装置の内部空間の前記第一扉の裏側に位置する中間空間と、
前記中間空間を境として前記第一扉の反対側に位置する開口である中間口と、
前記中間口を開閉可能な第二扉と、
を有し、
前記侵入口は水平方向に向いて開放された開口であり、
前記中間口は水平方向に向いて開放された開口であり、
飛行体が前記待機空間に位置したときに前記第一扉を開き、飛行体が水平に飛行し前記待機空間から前記侵入口を通過して前記中間空間に位置したときに前記第一扉を閉じた後で前記第二扉を開け、飛行体が飛行経路に沿って水平に飛行し前記中間空間から前記中間口を通過して前記荷物受け渡し場所へ飛行して移動したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする、
ことを特徴とする請求項3に記載の駐車装置。
【請求項5】
車両を駐車させる装置であって、荷物を搭載し飛行できる飛行体が出入りできる駐車装置であって、
車両を搭載可能な構造体である複数のパレットと、
前記パレットを駐車装置の内部空間で移動させるパレット移動機構と、
複数の前記パレットを複数の駐車空間に各々に置くことのできる主構造と、
を備え、
主構造が、飛行体が駐車装置の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から駐車装置の内部空間に侵入可能な開口である侵入口と、
駐車装置の内部空間に設けられ内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡し可能な場所である荷物受け渡し場所と、を有し、
複数の前記パレットの少なくとも1つの前記パレットが車両に換えて荷物を搭載可能な構造体であって、
飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置する前記パレットとの間で荷物の受け渡しをする、
ことを特徴とする駐車装置。
【請求項6】
車両を駐車させる装置であって、荷物を搭載し飛行できる飛行体が出入りできる駐車装置であって、
車両を搭載可能な構造体である複数のパレットと、
前記パレットを駐車装置の内部空間で移動させるパレット移動機構と、
複数の前記パレットを複数の駐車空間に各々に置くことのできる主構造と、
を備え、
主構造が、飛行体が駐車装置の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から駐車装置の内部空間に侵入可能な開口である侵入口と、
駐車装置の内部空間に設けられ内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡し可能な場所である荷物受け渡し場所と、を有し、
前記パレット移動機構が飛行体から受け渡された荷物を搭載したパレットを駐車装置の内部空間で移動させる、
ことを特徴とする駐車装置。
【請求項7】
車両を駐車させる装置であって、荷物を搭載し飛行できる飛行体が出入りできる駐車装置であって、
車両を搭載可能な構造体である複数のパレットと、
前記パレットを駐車装置の内部空間で移動させるパレット移動機構と、
複数の前記パレットを複数の駐車空間に各々に置くことのできる主構造と、
を備え、
主構造が、飛行体が駐車装置の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から駐車装置の内部空間に侵入可能な開口である侵入口と、
駐車装置の内部空間に設けられ内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡し可能な場所である荷物受け渡し場所と、を有し、
複数の駐車空間のうちの少なくとも1つの駐車空間が前記荷物受け渡し場所に一致する、
ことを特徴とする駐車装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物を搭載し飛行する飛行体が出入りするための建築物の副構造である建築物副構造と飛行体が出入りできる駐車装置とに係る。特に、荷物を搭載し飛行しホバリング可能なドローンが出入りするための建築物の副構造である建築物副構造とドローンが出入りできる駐車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、飛行体による物流が検討されている。
自律的に飛行できる飛行体は、ドローンと呼称される。
【0003】
ドローンは、荷物を搭載できる。
ドローンが、所定の飛行経路に沿って飛行して所定の場所で荷物を受け取る。
ドローンが、予め設定される飛行経路に沿って飛行して所定の場所で荷物を受け取る。
荷物を搭載したドローンが所定の飛行経路に沿って飛行して所定の出発位置から到着位置まで移動する。
荷物を搭載したドローンが予め設定される飛行経路に沿って飛行して所定の出発位置から到着位置まで移動する。
ドローンが荷物を下ろす。
空荷になったドローンが所定の飛行経路に沿って飛行して移動する。
【0004】
ドローンを運用する際は、地上の建築物を避けた飛行経路を予め設定する。
ドローンは、予め設定された飛行経路に沿って飛行する。
【0005】
飛行経路に沿って存在する建築物を物流の拠点として利用することが考えられる。
ドローンは建築物に一時保管した荷物を受け取り運搬する。
例えば、ドローンがタワー型の駐車装置に一時保管された荷物を受け取り運搬する。
ドローンが荷物を運搬し、ドローンで運搬する荷物を建築物に一時保管する。
たとえば、ドローンで運搬する荷物をタワー型の駐車装置に一時保管する。
一時保管された荷物は、別の手段で移動されてもよい。
【0006】
発明者は、飛行経路に沿って存在する建築物に荷物を一時保管するために、建築物または駐車装置にドローンが出入りするための副構造を考案した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、荷物を一時保管するためにドローンが出入りするための建築物の副構造と荷物を一時保管するため飛行体が出入りできる駐車装置とを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る荷物を搭載し飛行可能な飛行体が出入りするための建築物の副構造である建築物副構造を、飛行体が建築物の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から建築物の内部空間に侵入可能な開口である侵入口と、建築物の内部空間に設けられ内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡し可能な場所である荷物受け渡し場所と、を備える、ものとした。
【0009】
上記本発明の構成により、侵入口は、飛行体が建築物の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から建築物の内部空間に侵入可能な開口である。荷物受け渡し場所は、建築物の内部空間に設けられ内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡し可能な場所である。
その結果、飛行体に搭載される荷物を建築物の内部空間に一時保管できる。
【0010】
以下に、本発明の実施形態に係る建築物副構造を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0011】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、飛行体が前記待機空間から前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする。
上記の実施形態の構成により、飛行体が前記待機空間から前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする。
その結果、雨天に飛行体が侵入するときでも建築物の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
【0012】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、建築物が荷物を搭載可能な構造体であるパレットを有し、飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置するパレットとの間で荷物の受け渡しをする、
上記の実施形態の構成により、パレットは、建築物が荷物を搭載可能な構造体である。飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置するパレットとの間で荷物の受け渡しをする、
その結果、荷物をパレットに搭載して一時保管のためハンドリングできる。
【0013】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、建築物が荷物を搭載可能な構造体であるパレットと該パレットを建築物の内部空間で移動させるパレット移動機構とを有し、飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置する前記パレットとの間で荷物の受け渡しをする。
上記の実施形態の構成により、パレットは、建築物が荷物を搭載可能な構造体である。パレット移動機構は、該パレットを建築物の内部空間で移動させる機構である。飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置する前記パレットとの間で荷物の受け渡しをする。
その結果、一時保管のため荷物を搭載できるパレットを建築物の内部空間で移動できる。
【0014】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、前記パレット移動機構が飛行体との間で受け渡しされる荷物を搭載したパレットを建築物の内部空間で移動させる。
上記の実施形態の構成により、前記パレット移動機構が飛行体との間で受け渡しされる荷物を搭載したパレットを建築物の内部空間で移動させる。
その結果、一時保管のため荷物を搭載するパレットを建築物の内部空間で移動できる。
【0015】
本発明の実施形態に係る建築物副構造は、前記侵入口を開閉可能な第一扉と、建築物の内部空間の前記第一扉の裏側に位置する中間空間と、前記中間空間を境として第一扉の反対側に位置する開口である中間口と、前記中間口を開閉可能な第二扉と、を備え、飛行体が前記待機空間に位置するときに前記第一扉を開き、飛行体が飛行し前記待機空間から前記侵入口を通過して前記中間空間に位置するときに、前記第一扉を閉じた後で前記第二扉を開け、飛行体が前記中間空間から前記中間口を通過して前記荷物受け渡し場所へ移動したときに、飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする、
上記の実施形態の構成により、第一扉は、前記侵入口を開閉可能な扉である。中間空間は、建築物の内部空間の前記第一扉の裏側に位置する。中間口は、前記中間空間を境として第一扉の反対側に位置する開口である。第二扉は、前記中間口を開閉可能な扉である。飛行体が前記待機空間に位置するときに第一扉を開き、飛行体が飛行し待機空間から前記侵入口を通過して前記中間空間に位置するときに、前記第一扉を閉じた後で前記第二扉を開け、飛行体が前記中間空間から前記中間口を通過して前記荷物受け渡し場所へ移動したときに、飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする、
その結果、雨天に飛行体が侵入するときでも建築物の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明に係る荷物を搭載し飛行可能な飛行体が出入りできる駐車装置を、車両を搭載可能な構造体である複数のパレットと、該パレットを駐車装置の内部空間で移動させるパレット移動機構と、複数のパレットを複数の駐車空間に各々に置くことのできる主構造と、を備え、主構造が、飛行体が駐車装置の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から駐車装置の内部空間に侵入可能な開口である侵入口と、駐車装置の内部空間に設けられ内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡し可能な場所である荷物受け渡し場所と、を有するものとした。
【0017】
上記本発明の構成により、複数のパレットとパレット移動機構と主構造とを備える。パレットは、車両を搭載可能な構造体であるパレット移動機構は、該パレットを駐車装置の内部空間で移動させる機構である。主構造は、複数のパレットを複数の駐車空間に各々に置くことのできる構造であり、進入口と荷物受け渡し場所を有する。侵入口は、飛行体が駐車装置の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から駐車装置の内部空間に侵入可能な開口である。荷物受け渡し場所は、駐車装置の内部空間に設けられ内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡し可能な場所である。
その結果、飛行体に搭載される荷物を駐車装置の内部空間に一時保管できる。
【0018】
以下に、本発明の実施形態に係る駐車装置を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0019】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする、
上記の実施形態の構成により、飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする。
その結果、雨天に飛行体が侵入するときでも駐車装置の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
【0020】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、複数の前記パレットの少なくとも1つの前記パレットが車両に換えて荷物を搭載可能な構造体であって、飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置する前記パレットとの間で荷物の受け渡しをする、
上記の実施形態の構成により、複数の前記パレットの少なくとも1つの前記パレットが車両に換えて荷物を搭載可能な構造体である。飛行体が前記侵入口を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置する前記パレットとの間で荷物の受け渡しをする。
その結果、荷物をパレットに搭載して一時保管のためハンドリングできる。
【0021】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、前記パレット移動機構が飛行体との間で受け渡しされる荷物を搭載したパレットを駐車装置の内部空間で移動させる、
上記の実施形態の構成により、前記パレット移動機構が飛行体との間で受け渡しする荷物を搭載しされるパレットを駐車装置の内部空間で移動させる。
その結果、前記パレット移動機構が飛行体との間で受け渡しされる荷物を搭載したパレットを駐車装置の内部空間で移動させる様にしたので、一時保管のため荷物を搭載するパレットを駐車装置の内部空間で移動できる。
【0022】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、複数の駐車空間のうちの少なくとも1つの駐車空間が前記荷物持ち受け渡し場所に一致する。
上記の実施形態の構成により、複数の駐車空間のうちの少なくとも1つの駐車空間が前記荷物持ち受け渡し場所に一致する。
その結果、複数の駐車空間のうちの少なくとも1つの駐車空間を荷物の一時保管に利用できる。
【0023】
本発明の実施形態に係る駐車装置は、前記主構造が、前記侵入口と、第一扉と、前記荷物受け渡し空間と、前記侵入口を開閉可能な第一扉と、駐車装置の内部空間の前記第一扉の裏側に位置する中間空間と、前記中間空間を境として第一扉の反対側に位置する開口である中間口と、前記中間口を開閉可能な第二扉と、を有し、飛行体が前記待機空間に位置するときに前記第一扉を開き、飛行体が飛行し待機空間から前記侵入口を通過して前記中間空間に位置するときに、前記第一扉を閉じた後で前記第二扉を開け、飛行体が飛行経路に沿って前記中間空間から前記中間口を通過して前記荷物受け渡し場所へ移動したときに、飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする、
上記の実施形態の構成により、第一扉は、前記侵入口を開閉可能な扉である。中間空間は、駐車装置の内部空間の前記第一扉の裏側に位置する空間である。中間口は、前記中間空間を境として第一扉の反対側に位置する開口である。第二扉は、前記中間口を開閉可能な扉である。飛行体が前記待機空間に位置すると第一扉を開き、飛行体が飛行し待機空間から前記侵入口を通過して前記中間空間に位置するときに、前記第一扉を閉じた後で前記第二扉を開け、飛行体が飛行経路に沿って前記中間空間から前記中間口を通過して前記荷物受け渡し場所へ移動したときに、飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする、
その結果、雨天に飛行体が侵入するときでも駐車装置の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように、本発明に係る建築物副構造は、その構成により、以下の効果を有する。
建築物において飛行体が建築物の頭頂部に隣接する待機空間から侵入口を通過して建築物の内部空間に侵入できる副構造物を設けたので、荷物受け渡し場所で内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡できる様にしたので、飛行体に搭載される荷物を建築物の内部空間に一時保管できる。
また、飛行体が前記待機空間に位置したときに開いた前記第一扉を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする様にしたので、雨天に飛行体が侵入するときでも建築物の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
また、荷物を搭載出来るパレットを用意し、前記荷物受け渡し場所まで飛行した飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置するパレットとの間で荷物の受け渡しをする様にしたので、荷物をパレットに搭載して一時保管のためハンドリングできる。
また、荷物を搭載できるパレットとパレット移動機構とを準備し、前記荷物受け渡し場所まで飛行した飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置するパレットとの間で荷物の受け渡しをする様にしたので、一時保管のため荷物を搭載できるパレットを建築物の内部空間で移動できる。
また、前記パレット移動機構が荷物を搭載したパレットを建築物の内部空間で移動させる様にしたので、一時保管のため荷物を搭載するパレットを建築物の内部空間で移動できる。
また、中間空間を挟んで侵入口を開閉できる第一扉と中間口を開閉できる第二扉とを設けて、飛行体が前記待機空間に位置すると待機空間から第一扉により開いた前記侵入口を通過して前記中間空間に位置し、前記第一扉を閉じた後で飛行体が前記中間空間から第二扉により開いた前記中間口を通過して前記荷物受け渡し場所へ移動した後で、飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする様にしたので、雨天に飛行体が侵入するときでも建築物の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
従って、荷物を一時保管するためにドローンが出入りするための建築物の副構造を提供できる。
【0025】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置は、その構成により、以下の効果を有する。
車両をパレットに搭載して主構造体に設けた駐車空間に置いて車両を駐車させる駐車装置において、飛行体が駐車装置の頭頂部に隣接する待機空間から侵入口を通過して駐車装置の内空間に侵入でき、荷物受け渡し場所で内部空間に侵入した飛行体との間で荷物を受け渡できる様にしたので、飛行体に搭載される荷物を駐車装置の内部空間に一時保管できる。
また、飛行体が前記待機空間に位置したときに開いた前記第一扉を通過して前記荷物受け渡し場所まで飛行したときに飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする様にしたので、雨天に飛行体が侵入するときでも駐車装置の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
また、車両に換えて荷物を搭載できるパレットを用意し、前記荷物受け渡し場所まで飛行した飛行体と前記荷物受け渡し場所で前記荷物受け渡し場所に位置するパレットとの間で荷物の受け渡しをする様にしたので、荷物をパレットに搭載して一時保管のためハンドリングできる。
また、前記パレット移動機構が荷物を搭載したパレットを駐車装置の内部空間で移動させる様にしたので、一時保管のため荷物を搭載するパレットを駐車装置の内部空間で移動できる。
また、複数の駐車空間のうちの少なくとも1つの駐車空間が前記荷物持ち受け渡し空間である様にしたので、複数の駐車空間のうちの少なくとも1つの駐車空間を荷物の一時保管に利用できる。
また、駐車装置に中間空間を挟んで侵入口を開閉できる第一扉と中間口を開閉できる第二扉とを設けて、飛行体が前記待機空間に位置すると待機空間から第一扉により開いた前記侵入口を通過して前記中間空間に位置し、前記第一扉を閉じた後で飛行体が前記中間空間から第二扉により開いた前記中間口を通過して前記荷物受け渡し場所へ移動した後で、飛行体と前記荷物受け渡し場所で荷物を受け渡しをする様にしたので、雨天に飛行体が侵入するときでも駐車装置の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
従って、荷物を一時保管するためにドローンが出入りできる駐車装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の第一、第二の実施形態に係る駐車装置の斜視図である。
図2】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の側面断面図である。
図3】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のAーA、B-B断面図である。
図4】本発明の第二の実施形態に係る駐車装置の側面断面図である。
図5】本発明の第二の実施形態に係る駐車装置のAーA、B-B断面図である。
図6】本発明の第三、第四の実施形態に係る駐車装置の斜視図である。
図7】本発明の第三の実施形態に係る駐車装置の側面断面図である。
図8】本発明の第三の実施形態に係る駐車装置のAーA、B-B断面図である。
図9】本発明の第四の実施形態に係る駐車装置の側面断面図である。
図10】本発明の第四の実施形態に係る駐車装置のAーA、B-B断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
本発明の実施形態にかかる建築物副構造110は、荷物20を搭載し飛行できる飛行体10が出入りするための建築物100の副構造である。
本発明の実施形態にかかる建築物副構造110は、荷物を搭載し予め設定される飛行経路に沿って飛行しホバリング可能な飛行体10が出入りするための建築物100の副構造である。
飛行体10は、回転翼をもつ飛行体であってもよい。
飛行体10は、回転翼をもつドローンであってもよい。
【0028】
建築物100は構造建築物であってもよい。
ここで、高層建築物は、6階以上の建築物または31メートルを越える高さをもつ建築物であ。
建築物100は、駐車装置であってもよい。
建築物100は、タワー型駐車装置であってもよい。
【0029】
本発明の実施形態かかる建築物は、主構造と副構造110とを備える。
本発明の実施形態にかかる建築物の主構造は、パレット210を備えていてもよい。
本発明の実施形態かかる建築物の主構造は、パレット210とパレット移動機構220とを備えていてもよい。
【0030】
パレット210は、荷物を搭載可能な構造体である。
パレット210は、荷物を搭載し移動可能な構造体であってもよい。
パレット移動機構220は、該パレットを建築物の内部空間で移動させる機構である。
【0031】
本発明の実施形態かかる建築物副構造110は、侵入口W1と荷物受け渡し場所Lとで構成される。
本発明の実施形態かかる建築物副構造110は、侵入口W1と第一扉T1と荷物受け渡し場所Lとで構成されてもよい。
本発明の実施形態かかる建築物副構造110は、侵入口W1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lとで構成されてもよい。
本発明の実施形態かかる建築物副構造110は、侵入口W1と中間口W2と第二扉T2と荷物受け渡し場所Lとで構成されてもよい。
本発明の実施形態かかる建築物副構造110は、侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と第二扉T2と荷物受け渡し場所Lとで構成されてもよい。
【0032】
侵入口W1は、飛行体10が待機空間S1から建築物の内部空間S0に飛行して侵入可能な開口である
例えば、侵入口W1は、飛行体が待機空間から飛行経路Pに沿って建築物の内部空間S0に飛行して侵入可能な開口である
ここで、待機空間S1は、建築物の頭頂部に隣接して設定される空間である。
例えば、待機空間S1は、建築物の屋根部101または屋根部101を囲う壁部102に隣接して設定される空間である。
図1に、待機空間S1が建築物の屋根部101に隣接して設定される様子が示される。
図6に、待機空間S1が建築物の屋根部101を囲う壁部102に隣接して設定される様子が示される。
排水溝111が屋根部101に設けられる。
屋根部101に溜まった雨水は排水溝111から排水される。
【0033】
第一扉T1は、侵入口W1を開閉可能な扉である。
飛行体10は、第一扉T1により開かれた侵入口W1を通過して飛行できる。
【0034】
中間口W2は、中間空間S2を境として第一扉T1の反対側に位置する開口である。
ここで、中間空間S2は、建築物の内部空間S0の第一扉T1の裏側に位置する空間である。
例えば、中間空間S2は、建築物の内部空間S0の飛行経路Pに沿って第一扉T1の裏側に位置する空間である。
【0035】
第二扉T2は、中間口W2を開閉可能な扉である。
飛行体10は、第二扉T2により開かれた中間口W2を通過して飛行できる。
【0036】
荷物受け渡し場所Lは、建築物の内部空間S0に設けられ、内部空間S0に飛行して侵入した飛行体10との間で荷物20を受け渡し可能な場所である。
荷物受け渡し場所Lは、建築物の内部空間S0に設けられ、内部空間S0に飛行して侵入した飛行体10が荷物20を受け取ることができる場所であってもよい。
荷物受け渡し場所Lは、建築物の内部空間S0に設けられ、内部空間S0に飛行して侵入した飛行体10が荷物20を渡すことができる場所であってもよい。
例えば、荷物受け渡し場所Lは、建築物の内部空間S0に設けられ、飛行経路Pに沿って内部空間S0に飛行して侵入した飛行体10との間で荷物20を受け渡し可能な場所である。
荷物受け渡し場所Lに位置する飛行体の占める空間が、荷物受け渡し空間S3と呼称される。
【0037】
飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行して荷物受け渡し場所Lに停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物20を受け渡しをする。
例えば、飛行体10が飛行経路Pに沿って待機空間S1から侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行して荷物受け渡し場所Lに停止したときに、荷物受け渡し空間S3にホバリングする飛行体10と荷物受け渡し場所で荷物20を受け渡しをする。
【0038】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物20を受け渡しをしてもよい。
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が待機空間S1から侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行して荷物受け渡し場所Lに停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物20を受け渡しをしてもよい。
例えば、飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って待機空間S1から侵入口W!を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行して荷物受け渡し場所Lに停止したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物20を受け渡しをする。
【0039】
荷物受け渡し場所Lまで飛行した飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物受け渡し場所Lに位置するパレット210との間で荷物の受け渡しをしてもよい。
飛行体10が侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行したときに飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物受け渡し場所Lに位置するパレット210との間で荷物の受け渡しをしてもよい。
例えば、飛行体10が飛行経路Pに沿って侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物受け渡し場所Lに位置するパレット210との間で荷物の受け渡しをしてもよい。
【0040】
パレット移動機構220が、飛行体10との間で受け渡しされる荷物20を搭載したパレット210を建築物の内部空間S0で移動させてもよい。
パレット移動機構220が、飛行体10から受け渡しされる荷物20を搭載したパレット210を建築物の内部空間S0で移動させてもよい。
パレット移動機構220が、飛行体10に受け渡しされる荷物20を搭載したパレット210を建築物の内部空間S0で移動させてもよい。
パレット移動機構220が、飛行体10に受け渡しされる荷物20を搭載したパレット210を建築物の内部空間S0で荷物を保管するための別の場所に移動させてもよい。
【0041】
以下に、本発明の第一乃至第四の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に説明する。
ここで、本発明にかかる駐車装置は、前述した建築物に相当する。
以下では、説明の便宜上、飛行体10が荷物20を搭載し、建築物に相当する駐車装置の内部空間SD0に侵入し、荷物120を飛行体から受け渡される場合を例にして説明する。
説明の便宜上、駐車装置が、エレベータ式のタワー型駐車装置である場合を例にして、説明する。
駐車装置は、車両を駐車させる装置であって、荷物を搭載し飛行可能な飛行体が出入りできる。
駐車装置は、車両を駐車させる装置であって、荷物を搭載し飛行しホバリング可能な飛行体が出入りできる。
駐車装置は、車両を駐車させる装置であって、荷物を搭載し予め設定される飛行経路Pに沿って飛行しホバリング可能な飛行体が出入りできる。
【0042】
最初に、本発明の第一の実施形態にかかる駐車装置200を、図を基に、説明する。
図2は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の側面断面図である。図3は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のAーA、B-B断面図である。
本発明の第一の実施形態にかかる駐車装置200は、複数のパレット210とパレット移動機構220と主構造体230とで構成される。
【0043】
パレット210は、車両を搭載可能な構造体である。
パレット210は、車両に換えて荷物を搭載可能な構造体である。
仮に、車両に換えて荷物を搭載可能なパレット210を特定パレット210と呼称する。
【0044】
パレット移動機構220は、パレット210を駐車装置200の内部空間S0で移動させる機構である。
例えば、パレット移動機構220は、駆動機構221とリフタ222とケーブル223とで構成される。
駆動機構221は、ケーブル223を巻上げ、巻き下げする機構である。ケーブル223は、リフタ22を吊る。
駆動機構221がケーブル223を巻上げると、リフタ222が移動空間Hを昇降する。
駆動機構221がケーブル223を巻き下げすると、リフタ222が移動空間Hを下降する。
リフタ222は、パレット210を支持できる。
例えば、4本のケーブル223がリフタ222の四隅を吊る。
パレット移動機構220は、パレット210をリフタ222と駐車空間Zとの間で移載できる。
【0045】
パレット移動機構220が、飛行体10から受け渡された荷物20を搭載した特定パレット210を駐車装置の内部空間S0で移動させる。
例えば、パレット移動機構220が飛行体10から受け渡された荷物20を搭載した特定パレット210を駐車装置の内部空間S0で一時保管場所へ移動させる。
【0046】
主構造230は、複数のパレット210を複数の駐車空間Zに各々に置くことのできる構造である。
例えば、多段に重なった複数の駐車空間Zが移動空間Hの左右に配される。
主構造230が、侵入口W1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と中間口W2と第二扉t2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と第二扉t2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230は、入出庫口240を設けられる。
車両は、入出庫口240で入出庫を行う。
【0047】
侵入口W1は、飛行体が待機空間S1から駐車装置の内部空間S0に侵入可能な開口である。
例えば、侵入口W1は、飛行体が待機空間S1から飛行経路Pに沿って駐車装置の内部空間S0に侵入可能な開口である。
待機空間S1は、駐車装置の頭頂部に隣接して設定される空間である。
例えば、待機空間S1は、駐車装置の屋根部101の下側の壁部102の内側に隣接して設定される。
【0048】
第一扉T1は、侵入口W1を開閉可能な扉である。
飛行体10は、第一扉T1により開かれた侵入口W1を飛行して通過できる。
【0049】
中間口W2は、中間空間S2を境として第一扉T1の反対側に位置する開口である。
ここで、中間空間S2は、駐車装置の内部空間S0の第一扉T1の裏側に位置する空間である。
例えば、中間空間S2は、駐車装置の内部空間S0の飛行経路Pに沿って第一扉T1の裏側に位置する空間である。
飛行体10は、侵入口W1を飛行して通過して中間空間S2に入り、中間口W2を通過して、駐車装置の内部空間S0に侵入できる。
【0050】
第二扉T2は、中間口W2を開閉可能な扉である。
飛行体10は、第二扉T2により開かれた中間口W2を飛行して通過できる。
【0051】
荷物受け渡し場所Lは、駐車装置200の内部空間S0に設けられ、内部空間S0に侵入した飛行体10との間で荷物20を受け渡し可能な場所である。
例えば、荷物受け渡し場所Lは、駐車装置200の内部空間に設けられ飛行経路Pに沿って内部空間S0に侵入した飛行体10との間で荷物20を受け渡し可能な場所である。
【0052】
複数の駐車空間Zのうちの少なくとも1つの駐車空間Zが荷物受け渡し空間S3である。
荷物受け渡し場所Lは荷物受け渡し空間S3に一致する。
【0053】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して中間空間S2に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で第二扉T2が中間口W2を開け、飛行体10が中間空間S2から中間口W2を通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
例えば、飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して中間空間S2に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で第二扉T2が中間口W2を開け、飛行体10が飛行経路Pに沿って中間空間S2から中間口W2を通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
【0054】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して中間空間S2に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で第二扉T2が中間口W2を開け、飛行体10が中間空間S2から中間口W2を通過して移動空間Hを通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをしてもよい。
【0055】
飛行体10が荷物受け渡し空間S3から内部空間S0を通過して飛行して移動し、中間空間W2を通過して中間空間S2に位置するときに、第二扉T2が中間口W2を閉じて第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が侵入口W1を通過して待機空間S0に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じて、飛行体10が他の目的地へ飛行して移動する。
飛行体10が、荷物受け渡し空間S3から内部空間S0を通過して飛行経路Pに従って移動し、中間空間W2を通過して中間空間S2に位置したときに、第二扉T2が中間口W2を閉じて第一扉T1が開き、飛行体10が侵入口W1を通過して待機空間S0に位置したときに。第一扉T1が侵入口W1を閉じて、飛行体10が他の目的地へ飛行経路Pに従って飛行して移動する。
【0056】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図4は、本発明の第二の実施形態に係る駐車装置の側面断面図である。図5は、本発明の第二の実施形態に係る駐車装置のAーA、B-B断面図である。
【0057】
本発明の第二の実施形態にかかる駐車装置200は、複数のパレット210とパレット移動機構220と主構造体230とで構成される。
【0058】
パレット210とパレット移動機構220との主要構造は、本発明の第一の実施形態にかかる駐車装置200のもとの同じなので、説明を省略する。
【0059】
主構造230は、複数のパレット210を複数の駐車空間Zに各々に置くことのできる構造である。
例えば、多段に重なった複数の駐車空間Zが上下方向に長い移動空間Hの左右に配される。
主構造230が、侵入口W1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
【0060】
侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lの構造は、第一の実施形態にかかるものと同じなので、説明を省略する。
【0061】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
例えば、飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
【0062】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して移動空間Hを通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをしてもよい。
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して移動空間Hを横切って通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをしてもよい。
【0063】
飛行体10が荷物受け渡し空間S4から内部空間S0を通過して飛行して移動したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が侵入口W1を通過して待機空間S0に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じ、飛行体10が他の目的地へ飛行して移動する。
飛行体10が荷物受け渡し空間S3から内部空間S0を通過して飛行経路Pに従って移動したときに、第一扉T1が開き、飛行体10が侵入口W1を通過して待機空間S0に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じ、飛行体10が他の目的地へ飛行経路Pに従って飛行して移動する。
【0064】
次に、本発明の第三の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図7は、本発明の第三の実施形態に係る駐車装置の側面断面図である。図8は、本発明の第三の実施形態に係る駐車装置のAーA、B-B断面図である。
【0065】
本発明の第三の実施形態にかかる駐車装置200は、複数のパレット210とパレット移動機構220と主構造体230とで構成される。
【0066】
パレット210とパレット移動機構220との主要構造は、本発明の第一の実施形態にかかる駐車装置200にもとの同じなので、説明を省略する。
【0067】
主構造230は、複数のパレット210を複数の駐車空間Zに各々に置くことのできる構造である。
例えば、多段に重なった複数の駐車空間Zが移動空間Hの左右に配される。
主構造230が、侵入口W1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
【0068】
侵入口W1は、飛行体10が建築物の頭頂部に隣接して設定される空間である待機空間から建築物の内部空間に飛行して侵入可能な開口である
侵入口W1は、飛行体10が建築物の屋根部101を囲う壁部102に隣接して設定される空間である待機空間から建築物の内部空間に飛行して侵入可能な開口である
【0069】
第一扉T1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lの構造は、第一の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0070】
主構造230は、複数のパレット210を複数の駐車空間Zに各々に置くことのできる構造である。
例えば、多段に重なった複数の駐車空間Zが移動空間Hの左右に配される。
主構造230が、侵入口W1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と中間口W2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と中間口W2と中間口W2と第二扉T2と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
【0071】
侵入口W1は、飛行体が待機空間S1から駐車装置の内部空間S0に侵入可能な開口である。
例えば、侵入口W1は、飛行体が待機空間S1から飛行経路Pに沿って駐車装置の内部空間S0に侵入可能な開口である。
待機空間S1は、駐車装置の頭頂部に隣接して設定される空間である。
例えば、待機空間S1は、駐車装置の屋根部101の下側の壁部102の外側に隣接して設定される。
【0072】
第一扉T1と中間口W2と中間口W2と第二扉T2と荷物受け渡し場所Lの構造は、第一の実施形態にかかる駐車装置のものと同じなので、説明を省略する。
【0073】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して中間空間S2に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で第二扉T2が中間口W2を開け、飛行体10が中間空間S2から中間口W2を通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
例えば、飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して中間空間S2に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で第二扉T2が中間口W2を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って中間空間S2から中間口W2を通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
【0074】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して中間空間S2に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で第二扉T2が中間口W2を開け、飛行体10が中間空間S2から中間口W2を通過して移動空間Hを通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをしてもよい。
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して中間空間S2に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で第二扉T2が中間口W2を開け、飛行体10が中間空間S2から中間口W2を通過して、移動空間Hを横切って通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをしてもよい。
【0075】
飛行体10が、荷物受け渡し空間Lから内部空間S0を通過して飛行して移動し、中間口W2を通過して中間空間S2に位置したときに、第二扉T2が中間口W2を閉じて第一扉T1がを開き、飛行体10が侵入口W1を通過して待機空間S0に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じて、飛行体10が他の目的地へ飛行して移動する。
例えば、飛行体10が、荷物受け渡し空間Lから内部空間S0を通過して飛行経路Pに従って移動し、中間口W2を通過して中間空間S2に位置したときに、第二扉T2が中間口W2を閉じて第一扉T1が開き、飛行体10が侵入口W1を通過して待機空間S0に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じて、飛行体10が他の目的地へ飛行経路Pに従って飛行して移動する。
【0076】
次に、本発明の第四の実施形態にかかる駐車装置を、図を基に、説明する。
図9は、本発明の第四の実施形態に係る駐車装置の側面断面図である。図10は、本発明の第四の実施形態に係る駐車装置のAーA、B-B断面図である。
【0077】
本発明の第三の実施形態にかかる駐車装置200は、複数のパレット210とパレット移動機構220と主構造体230とで構成される。
【0078】
パレット210とパレット移動機構220との主要構造は、本発明の第一の実施形態にかかる駐車装置200にもとの同じなので、説明を省略する。
【0079】
主構造230は、複数のパレット210を複数の駐車空間Zに各々に置くことのできる構造である。
例えば、多段に重なった複数の駐車空間Zが移動空間Hの左右に配される。
主構造230が、侵入口W1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
主構造230が、侵入口W1と第一扉T1と荷物受け渡し場所Lとを設けられる。
【0080】
侵入口W1と第一扉T1と荷物受け渡し場所Lの主要構造は、第三の実施形態にかかるものと同じなので、説明を省略する。
【0081】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じ、荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
例えば、飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行経路Pに沿って飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする。
【0082】
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して移動空間Hを通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをしてもよい。
飛行体10が待機空間S1に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を開き、飛行体10が飛行し待機空間S1から侵入口W1を通過して移動空間Hを横切って通過して荷物受け渡し場所Lへ飛行して移動したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをしてもよい。
【0083】
飛行体10が、荷物受け渡し空間S3から内部空間S0を通過して飛行して移動したときに、第一扉T1が侵入口W1を開く、飛行体10が侵入口W1を通過して待機空間S0に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じて、飛行体10が他の目的地へ飛行して移動する。
例えば、飛行体10が、荷物受け渡し空間S3から内部空間S0を通過して飛行経路Pに従って移動したときに、第一扉T1が開し、飛行体10が侵入口W1を通過して待機空間S0に位置したときに、第一扉T1が侵入口W1を閉じて、飛行体10が他の目的地へ飛行経路Pに従って飛行して移動する。
【0084】
以上説明したように、本発明の実施形態に係る建築物副構造110は、その構成により、以下の効果を有する。
建築物において飛行体が建築物の頭頂部に隣接する待機空間S1から侵入口W1を通過して建築物の内部空間S0に侵入できる副構造を設け、荷物受け渡し場所Lで内部空間S0に侵入した飛行体10との間で荷物を受け渡できる様にしたので、飛行体10に搭載される荷物20を建築物の内部空間S0に一時保管できる。
また、飛行体10が待機空間S1に位置し第一扉T1により開かれた侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行したときに、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物20を受け渡しをする様にしたので、雨天に飛行体10が侵入するときでも建築物の内部空間S0に雨水が降りこむのを抑制できる。
また、荷物20を搭載出来るパレット210を用意し、荷物受け渡し場所Lまで飛行した飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物受け渡し場所Lに位置するパレット210との間で荷物20の受け渡しをする様にしたので、荷物20をパレット210に搭載して一時保管のためハンドリングできる。
また、荷物20を搭載できるパレット210とパレット移動機構220とを準備し、荷物受け渡し場所Lまで飛行した飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物受け渡し場所Lに位置するパレット210との間で荷物の受け渡しをする様にしたので、一時保管のため荷物20を搭載できるパレット210を建築物の内部空間S0で移動できる。
また、パレット移動機構220が荷物20を搭載したパレット210を建築物の内部空間S0で移動させる様にしたので、一時保管のため荷物20を搭載するパレット210を建築物の内部空間S0で移動できる。
また、中間空間S2を挟んで侵入口W1を開閉できる第一扉T1と中間口W2を開閉できる第二扉T2とを設けて、飛行体10が待機空間S1に位置すると待機空間S1から第一扉T1により開いた侵入口W1を通過して中間空間S2に位置し、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で飛行体10が飛行経路Pに沿って中間空間S2から第二扉T2により開いた中間口W2を通過して荷物受け渡し場所Lへ移動した後で、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物20を受け渡しをする様にしたので、雨天に飛行体が侵入するときでも建築物の内部空間S0に雨水が降りこむのを抑制できる。
【0085】
以上説明したように、本発明に係る駐車装置200は、その構成により、以下の効果を有する。
車両をパレット210に搭載して主構造230に設けた駐車空間Zに置いて車両を駐車させる駐車装置200において、飛行体10が駐車装置200の頭頂部に隣接する待機空間S1から侵入口W1を通過して駐車装置の内部空間S0に侵入でき、荷物受け渡し場所Lで内部空間S0に侵入した飛行体10との間で荷物20を受け渡できる様にしたので、飛行体10に搭載される荷物20を駐車装置200の内部空間S0に一時保管できる。
また、飛行体10が待機空間S1に位置したときに第一扉T1により開いた侵入口W1を通過して荷物受け渡し場所Lまで飛行したときに飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物20を受け渡しをする様にしたので、雨天に飛行体10が侵入するときでも駐車装置200の内部空間S0に雨水が降りこむのを抑制できる。
また、車両に換えて荷物20を搭載できるパレット210を用意し、荷物受け渡し場所Lまで飛行した飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物受け渡し場所Lに位置するパレット210との間で荷物の受け渡しをする様にしたので、荷物20をパレット210に搭載して一時保管のためハンドリングできる。
また、パレット移動機構220が荷物20を搭載したパレット210を駐車装置200の内部空間S0で移動させる様にしたので、一時保管のため荷物20を搭載するパレット210を駐車装置の内部空間で移動できる。
また、複数の駐車空間Zのうちの少なくとも1つの駐車空間Zが荷物受け渡し空間Lである様にしたので、複数の駐車空間Zのうちの少なくとも1つの駐車空間Zを荷物の一時保管に利用できる。
また、駐車装置に中間空間S2を挟んで侵入口W1を開閉できる第一扉T1と中間口W2を開閉できる第二扉T2とを設けて、飛行体10が待機空間S1に位置すると待機空間S1から第一扉T1により開いた侵入口w1を通過して中間空間S2に位置し、第一扉T1が侵入口W1を閉じた後で飛行体10が飛行経路Pに沿って中間空間S2から第二扉T2により開いた中間口W2を通過して荷物受け渡し場所へ移動した後で、飛行体10と荷物受け渡し場所Lで荷物を受け渡しをする様にしたので、雨天に飛行体10が侵入するときでも駐車装置の内部空間に雨水が降りこむのを抑制できる。
【0086】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【符号の説明】
【0087】
W1 侵入口
T1 第一扉
W2 中間口
T2 第二扉
S0 内部空間
S1 待機空間
S2 中間空間
S3 荷物受け渡し空間
L 荷物受け渡し場所
P 飛行経路
H 移動空間
Z 駐車空間
10 飛行体
20 荷物
100 建築物
101 屋根部
102 壁部
110 建築物副構造
111 排水溝
200 駐車装置
210 パレット
210A 特定パレット
220 パレット移動機構
221 駆動機構
222 リフタ
223 ケーブル
230 主構造
240 入出庫口
【先行技術文献】
【特許文献】
【0088】
【文献】特開2019-59402号
【文献】特表2017-521781号
【文献】特表2017-517466号
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