(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-16
(45)【発行日】2024-05-24
(54)【発明の名称】ラジオ波焼灼カテーテルおよびラジオ波焼灼システム
(51)【国際特許分類】
A61B 18/14 20060101AFI20240517BHJP
【FI】
A61B18/14
(21)【出願番号】P 2022540623
(86)(22)【出願日】2020-09-29
(86)【国際出願番号】 CN2020118645
(87)【国際公開番号】W WO2021135460
(87)【国際公開日】2021-07-08
【審査請求日】2022-08-12
(31)【優先権主張番号】201911403420.3
(32)【優先日】2019-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521106773
【氏名又は名称】杭州▲くん▼博生物科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】HANGZHOU BRONCUS MEDICAL CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 801, Floor 8, Building 8, No. 88 Jiangling Road, Xixing Street, Binjiang District, Hangzhou, Zhejiang 310051, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】王礼明
(72)【発明者】
【氏名】徐宏
(72)【発明者】
【氏名】周華珍
【審査官】神ノ田 奈央
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-512181(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107260300(CN,A)
【文献】欧州特許出願公開第03545886(EP,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2012-0061340(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0049802(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 18/14-18/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラジオ波焼灼システムのためのラジオ波焼灼カテーテルにおいて、前記ラジオ波焼灼カテーテルは針管部とハンドル部とを備え、
前記ハンドル部は、スリーブとブースタを含み、前記スリーブは対向する第一端部と第二端部を有し、前記スリーブは前記ブースタに外装され、前記ブースタは前記スリーブの第一端部にスライド可能に配置され、前記ブースタには導電性コネクタが設けられており、前記導電性コネクタはラジオ波焼灼システムと接続するためであり、
前記針管部は、穿刺チューブ、電極チューブ、および信号ガイドチューブを含み、前記穿刺チューブ、前記電極チューブおよび前記信号ガイドチューブは対向する第一端部と第二端部を有し、
前記穿刺チューブの第一端部は前記スリーブの第二端部に固定され、前記電極チューブは前記穿刺チューブ内にスライド可能に配置され、前記電極チューブの第一端部は前記導電性コネクタに固定され、前記電極チューブの第二端部には複数の針が設けられており、前記複数の針は前記導電性コネクタによって提供される電流を送信するためであり、前記信号ガイドチューブは前記穿刺チューブ内にスライド可能に配置され、前記信号ガイドチューブは前記電極チューブの片側に位置し、前記信号ガイドチューブの第一端部は前記導電性コネクタに固定され、
前記信号ガイドチューブは、複数の温度センサ固定部および複数の温度センサを備え、
前記信号ガイドチューブの第二端部には前記複数の温度センサ固定部が設けられ、各前記温度センサ固定部は、各前記温度センサ固定部の温度センサによって対応する針付近の温度変化を検出できるように、各前記針に対応して設けられ、
前記複数の温度センサは前記複数の温度センサ固定部に設けられ、前記温度センサは前記複数の温度センサ固定部と電気的に導通し、前記複数の温度センサは複数の針付近の温度を検出し、前記信号ガイドチューブを介してラジオ波焼灼システムに送信するためである、ことを特徴とするラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項2】
前記複数の温度センサは前記複数の温度センサ固定部の端部に位置すること、或いは
前記温度センサはキャパシタンス温度計またはサーミスタであること、或いは
前記電極チューブの表面および前記信号ガイドチューブの表面には絶縁層が設けられ、前記絶縁層は信号を遮蔽するためであり、前記信号は、前記信号ガイドチューブにより、温度センサで検出される温度から転換される
信号であることを特徴とする請求項1に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項3】
前記複数の温度センサ固定部と前記複数の針とは同じ数量を有することを特徴とする請求項1に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項4】
前記複数の針の近傍には前記複数の温度センサ固定部が配置され、前記複数の針と前記複数の温度センサ固定部との間の間隔は同じである、ことを特徴とする請求項3に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項5】
前記電極チューブは複数の金属ボールをさらに備え、前記複数の金属ボールは前記複数の針の端部に配置され、
前記金属ボールの外径と前記針の直径との比は、1.05:1.01であり、前記複数の金属ボールは前記複数の針と電気的に導通することを特徴とする請求項1に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項6】
前記ラジオ波焼灼カテーテルは固定リングを備え、前記固定リングは前記穿刺チューブ内に位置し、前記複数の温度センサ固定部および前記複数の針を固定するためである、ことを特徴とする請求項1に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項7】
前記固定リングは、前記穿刺チューブの第二端部の開口部の近くに係止され、前記固定リングには複数の貫通穴が設けられ、前記複数の貫通穴の数量は、前記複数の温度センサ固定部の数量と前記複数の針の数量との合計と等しく、前記複数の温度センサ固定部、前記複数の針、前記電極チューブの第二端部および前記信号ガイドチューブの第二端部は、前記ブースタの作用によって、前記複数の貫通穴を介して、前記穿刺チューブから押し出される、ことを特徴とする請求項6に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項8】
前記複数の針は花弁のような放射状であり、前記複数の温度センサ固定部は花弁のような放射状である、ことを特徴とする請求項1に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項9】
前記複数の針において、中央部の針が最も長く、最外側の針が最も短くなるように、針の長さは、中央部から両側にかけて徐々に短くなる、ことを特徴とする請求項8に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項10】
前記複数の針は、電極チューブの軸を中心に対称して分布し、前記電極チューブの軸を中心に対称して対応する針の長さは同じである、ことを特徴とする請求項9に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項11】
前記複数の温度センサ固定部において、中央部の温度センサ固定部が最も長く、最外側の温度センサ固定部が最も短くなるように、温度センサ固定部の長さは、中央部から両側にかけて徐々に短くなる、ことを特徴とする請求項8に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項12】
前記複数の温度センサ固定部は、電極チューブの軸を中心に対称して分布し、前記電極チューブの軸を中心に対称して対応する温度センサ固定部の長さは同じである、ことを特徴とする請求項11に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項13】
前記複数の針は球形空間を囲んで分布し、前記複数の温度センサ固定部は球形空間を囲んで分布する、ことを特徴とする請求項5に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項14】
前記金属ボールのそれぞれが前記球形空間に対応する緯度は同じであること、或いは
前記温度センサのそれぞれが前記球形空間に対応する緯度は同じであること、或いは
前記温度センサの緯度と前記金属ボールの緯度は同じであることを特徴とする請求項13に記載のラジオ波焼灼カテーテル。
【請求項15】
ラジオ波焼灼システムにおいて、請求項1ないし請求項14の何れか1項に記載のラジオ波焼灼カテーテルを含む、ことを特徴とするラジオ波焼灼システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、医療機器の分野に関し、特にラジオ波焼灼カテーテルおよびラジオ波焼灼システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ラジオ波焼灼術は肺の治療手術で広く使用されている。本文でラジオ波とは無線周波数のことであるが、無線通信の周波数帯の区分には属していない。生体への主な作用は熱効果である。ラジオ波の電流の周波数が一定の値(>100kHz)に達すると、組織内の荷電イオンの運動、つまり摩擦熱(60℃~100℃)は引き起こされる。ラジオ波焼灼装置においてよく使用される周波数は200~500kHzで、出力電力は100~400kHzである。焼灼電極は、凝固壊死のサイズと形状に直接影響するので、ラジオ波焼灼システムのコアコンポーネントになる。理想的な凝固ゾーンの形状は、球形または扁平な球形である。B-超音波またはCTのガイダンスに従い、多針電極を腫瘍組織塊に直接刺し入れ、ラジオ波電極針は組織内の温度を60℃以上にし、細胞を死亡させ、壊死領域を生成させることができる。局所の組織温度が100℃を超えると、腫瘍組織および周囲の器官のマトリックスに凝固壊死が発生するするので、治療中に大きな球形の凝固壊死領域が生成することができる。凝固壊死領域以外には、 43-60℃の熱治療区域もあり、この区域内で、癌細胞を殺すことができるが、正常細胞を回復することができる。
【0003】
治療中、ラジオ波電極を人体組織に差し入れ、ラジオ波電極を通って病巣の部位に電流を流し、ラジオ波電極で大量の熱が発生する。たとえば、病巣の部位おける温度が40℃~60℃に達して一定の時間に維持した後、当該病巣部位に対した焼灼が完了する。しかしながら、従来のラジオ波焼灼システムでは、ラジオ波電極の近くの温度などのラジオ波電極の動作状態情報を判断することができないので、手術中、医師の経験に基づいて、焼灼手術の進展を判断し、操作を調整することしかできなく、手術の難易度と精度が増えてしまう。したがって、焼灼が完了したかどうかを正確に判断できるラジオ波焼灼システムをどのように提供するかは、当技術分野で解決されるべき緊急の問題である。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、ラジオ波焼灼システム用のラジオ波焼灼シカテーテルを提供することを目的とし、信号ガイドチューブにおける複数温度センサは、サブピン付近の温度を検出し、ラジオ波焼灼システムに温度変化の範囲を送信するためであり、手術中に組織の局所温度の具体的な範囲を取得することを実現する。
【0005】
本開示の実施形態では、ラジオ波焼灼システムのためのラジオ波焼灼カテーテルを提供し、当該ラジオ波焼灼カテーテルは針管部とハンドル部とを備え、
前記ハンドル部は、スリーブとブースタを含み、前記スリーブは前記ブースタに外装され、前記ブースタは前記スリーブの一端にスライド可能に配置され、前記ブースタには導電性コネクタが設けられており、前記導電性コネクタはラジオ波焼灼システムと接続するためであり、
前記針管部は、穿刺チューブ、電極チューブ、および信号ガイドチューブを含み、
前記穿刺チューブは前記スリーブの他端に固定され、前記電極チューブは前記穿刺チューブ内にスライド可能に配置され、前記電極チューブの一端は前記導電性コネクタに固定され、前記電極チューブの他端には複数のサブピンが設けられており、前記複数のサブピンは前記導電性コネクタによって提供される電流を送信するためであり、前記信号ガイドチューブは前記穿刺チューブ内にスライド可能に配置され、前記信号ガイドチューブは前記電極チューブの片側に位置し、前記信号ガイドチューブの一端は前記導電性コネクタに固定され、
前記信号ガイドチューブは、複数のブラケットおよび複数の温度センサを備え、
前記信号ガイドチューブの他端には複数のブラケットが設けられ、前記複数のブラケットは前記複数のサブピンの片側に位置し、
前記複数の温度センサは前記複数のブラケットに設けられ、前記温度センサは前記複数のブラケットと電気的に導通し、前記複数の温度センサは複数のサブピン付近の温度を検出し、前記信号ガイドチューブを介してラジオ波焼灼システムに送信するためである。
【0006】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数の温度センサは前記複数のブラケットの端部に位置する。
【0007】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記温度センサはキャパシタンス温度計である。
【0008】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数のブラケットと前記複数のサブピンとは同じ数量を有する。
【0009】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数のサブピンの近傍には前記複数のブラケットが配置され、前記複数のサブピンと前記複数のブラケットとの間の間隔は同じである。
【0010】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記電極チューブは複数の金属ボールをさらに備え、前記複数の金属ボールは前記複数のサブピンの端部に配置され、
前記金属ボールの外径と前記サブピンの直径との比は、1.05:1.01である。
【0011】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルは、固定リングを備え、
前記固定リングは前記穿刺チューブ内に位置し、前記複数のブラケットおよび前記複数のサブピンを固定するためである。
【0012】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記固定リングには前記複数の貫通穴が設けられ、前記複数の貫通穴の数量は、前記複数のブラケットの数量と前記複数のサブピンの数量との合計と等しく、前記複数のブラケットおよび前記複数のサブピンは前記複数の貫通穴に貫設される。
【0013】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記電極チューブの表面および前記信号ガイドチューブの表面には絶縁層が設けられ、前記絶縁層は信号を遮蔽するためである。
【0014】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記温度センサをキャパシタンス温度計にすることができる。
【0015】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数のサブピンは花弁のような放射状であり、前記複数のブラケットは花弁のような放射状である。
【0016】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数のサブピンにおいて、中央部のサブピンが最も長く、最外側のサブピンが最も短くなるように、サブピンの長さは、中央部から両側にかけて徐々に短くなる。
【0017】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数のサブピンは、電極チューブの軸を中心に対称して分布し、前記電極チューブの軸を中心に対称して対応するサブピンの長さは同じである。
【0018】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数のブラケットにおいて、中央部のブラケットが最も長く、最外側のブラケットが最も短くなるように、ブラケットの長さは、中央部から両側にかけて徐々に短くなる。
【0019】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数のブラケットは、電極チューブの軸を中心に対称して分布し、前記電極チューブの軸を中心に対称して対応するブラケットの長さは同じである。
【0020】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記複数のサブピンは球形空間を囲んで分布し、前記複数のブラケットは球形空間を囲んで分布する。
【0021】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記金属ボールのそれぞれが前記球形空間に対応する緯度は同じである。
【0022】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記温度センサのそれぞれが前記球形空間に対応する緯度は同じである。
【0023】
可能な案では、当該ラジオ波焼灼カテーテルの前記温度センサの緯度と前記金属ボールの緯度は同じである。
【0024】
本開示は上記の任意の可能の案に記載のラジオ波焼灼カテーテルを含むラジオ波焼灼システムをさらに提供する。
【0025】
上記の案からわかるように、本開示のラジオ波焼灼カテーテルは、針管部とハンドル部を備える。ハンドル部のスリーブはハンドル部のブースタに外装され、ブースタの一端には導電性コネクタが設けられており、導電性コネクタはラジオ波焼灼システムと接続するためである。針管部における穿刺チューブはスリーブの一端に固定され、針管部の電極チューブおよび信号ガイドチューブは共に導電性コネクタに固定され、信号ガイドチューブは電極チューブの片側に位置する。電極チューブの端部には複数のサブピンが設けられ、信号ガイドチューブの端部には複数のブラケットが設けられ、ブラケットはそれぞれにはキャパシタンス温度計が対応して装着される。本開示によるラジオ波焼灼カテーテルは、信号ガイドチューブおよび電極チューブを導電性コネクタに固定し、複数のブラケットを複数のサブピンの片側に固定し、対応するキャパシタンス温度計が複数のブラケットに設けられることで、キャパシタンス温度計はサブピン付近の温度変化を検出するように使用られる。ラジオ波焼灼システムは、電極チューブとサブピンを介して人体組織に電流を放出する。高周波で振動するラジオ波電流の作用により、人体のイオン、水、コロイド粒子などの多数の誘電体が電流とともに高速で移動する。イオンのサイズ、質量電荷、移動速度は異なり、イオンの摩擦により組織が生体熱作用を引き起こし、局所組織の温度が上昇させる。ブラケットにおけるキャパシタンス温度計は、対応するサブピン付近の温度をセンシングし、信号ガイドチューブを介してラジオ波焼灼システムに温度を送信するためであり、人体組織内の温度変化をラジオ波焼灼システムに直接反映することができる。キャパシタンス温度計が検出した温度変化の範囲に従い、ラジオ波焼灼システムが出力する電流の大きさを制御することで、手術中における電流の可制御性を実現られる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本開示の実施形態或いは従来の技術案をより明確に説明するために、以下に、実施形態或いは従来の説明に使用される添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下に説明される図面は、本開示のいくつかの実施形態にすぎない。当業者は、これらの図面に基づいて、創造的な労働をかけずに他の図面を取得することができる。
【
図1】本開示の第1の実施形態におけるラジオ波焼灼カテーテルの構成の概略図である。
【
図2】本開示の第1の実施形態における針管部の部分拡大概略図である。
【
図3】本開示の第3の実施形態におけるラジオ波焼灼カテーテルの構成の概略図である。
【
図4】本開示の第3の実施形態における針管部の部分拡大概略図である。
【
図5】本開示の第4の実施形態におけるラジオ波焼灼カテーテルの構成の概略図である。
【
図6】本開示の第4の実施形態における針管部の部分拡大概略図である。
【
図7】本開示の第1の実施形態におけるブースタが押し出された状態の図である。
【
図8】本開示の第4の実施形態におけるサブピンおよびブラケットの斜視図である。
【
図9】本開示の第5の実施形態における同じ緯度のサブピンおよびブラケットの構成の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本開示の実施形態の目的、技術案および利点をより明確にするために、以下に、本開示の実施形態における技術案は、本開示の実施形態における添付の図面を参照して明確かつ完全に説明される。明らかに、説明される実施形態は、本開示の実施形態の一部であり、すべての実施形態にではない。本開示の実施形態に基づいて、創造的な労働なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本開示の保護範囲に含まれる。
【0028】
本開示の説明において、「中央」、「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」 、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「軸方向」、「半径方向」、「円周方向」などの用語で示される方向または位置の関係は、図面に基づいて示される方向または位置の関係であり、本発明を説明し、説明を簡略化するためにのみ、示された装置または要素が特定の方向を有し、特定の方向で構築および動作されなければならないことは示されていないか、または暗示されていないので、本発明の限定とは理解されない。
【0029】
本開示において、他に明示的に指定および限定されない限り、「装着」、「結び」、「接続」、「固定」および他の用語は、広い意味で理解されるべきである。例えば、特に明示的に定義されていない限り、それは固定接続または取り外し可能な接続、統合することもできき、機械的接続、電気的接続、または通信接続にすることができ、直接接続または中間媒体を介した間接接続にすることができ、2つのコンポーネント内部における連通または2つのコンポーネントの相互作用にすることができる。当業者にとって、本開示における上記の用語の特定の意味は、特定の状況に従って理解することができる。本開示の技術案は、特定の例を用いて以下に詳細に説明される。以下のいくつかの特定の実施形態は、互いに組み合わせることができ、同じまたは類似の概念またはプロセスを、いくつかの実施形態で繰り返さないこともある。
【0030】
図1は本開示の第1の実施形態におけるラジオ波焼灼カテーテルの構成の概略図である。
【0031】
本開示の実施形態におけるラジオ波焼灼カテーテルは、ラジオ波焼灼システムのために使用される。ラジオ波焼灼カテーテルは、針管部1とハンドル部2を備える。ハンドル部分2は、スリーブ21およびブースタ22を含み、スリーブ21は、ブースタ22の一端で外装され、ブースタ22は、スリーブ21の内側にスライドすることができ、ブースタ22の他端は、導電性コネクター221を有する。この実施形態では、導電性コネクタ221に4つの電極ジャック(図示されていない)があり、これら4つの電極ジャックは、ラジオ波焼灼システムのプラグの4つの電極ピンを挿入するためである。針管部1は、穿刺チューブ11、電極チューブ12、および信号ガイドチューブ13を含む。電極チューブ12および信号ガイドチューブ13は両方とも穿刺チューブ11の内部に設けられ、信号ガイドチューブ13は穿刺チューブ11の片側に配置され、穿刺チューブ11内を移動することができる。穿刺チューブ11の一端はスリーブ21の端部に固定され、電極チューブ12および信号ガイドチューブ13の一端は導電性コネクタ221に固定され、電極チューブ12および信号ガイドチューブ13はスリーブ21の内部に貫設されている。ブースタ22がスリーブ21に押し込まれると、電極チューブ12および信号ガイドチューブ13は、ブースタ22の作用によって穿刺チューブ11から押し出されることができる(
図7は電極チューブおよび信号ガイドチューブが穿刺チューブから押し出された状態の図である)、電極チューブと信号ガイドチューブを穿刺チューブから押し出すと、金属ボールと温度計が散乱して千鳥状に配置され、金属ボールと温度センサとの間の収縮状態における摩擦を低減することができる。電極チューブ12にはさらに複数のサブピン121が設けられており、信号ガイドチューブ13にはさらに複数のブラケット131が設けられており、ブラケット131の数はサブピン121の数に等しい。電極チューブ12におけるサブピン121は傘の形で開かれ(
図2を参照)、ブラケット131も傘の形で広げられている。ラジオ波焼灼システムにおける電流は、導電性コネクタ221、電極チューブ12、およびサブピン121を通して人体組織に伝達される。温度センサ132は、各ブラケット131の端部に固定され、この温度センサ132は、キャパシタンス温度計であってもよい。キャパシタンス温度計はセンシング素子としてコンデンサを使用して、測定される温度を静電容量の変化に変換するための変換装置であり、可変パラメータを有するコンデンサを形成する。温度が上昇するにつれて、静電容量特性は徐々に低下し、静電容量特性の変化はラジオ波焼灼システムにフィードバックされ、温度の変化範囲を直感的に確認できる。サブピン121から伝達された高周波で振動するラジオ波電流の作用により、人体のイオン、水、コロイド粒子などの多数の誘電体が電流とともに高速で移動する。イオンのサイズ、質量電荷、移動速度は異なり、イオンの摩擦により組織が生体熱作用を引き起こし、局所組織の温度が上昇させる。サブピン121の隣にあるブラケット131のキャパシタンス温度計は、組織内の温度を検出することに使用されるができる。各キャパシタンス温度計は、検出された温度値を信号ガイドチューブ13を介してラジオ波焼灼システムに送信し、検出された温度を表示可能な出力信号に変換し、温度範囲を直感的に示す。
【0032】
上記の内容からわかるように、本開示のラジオ波焼灼カテーテルは、針管部1とハンドル部2を備える。ハンドル部2のスリーブ21はハンドル部2のブースタ22に外装され、ブースタ22の一端には導電性コネクタ221が設けられており、導電性コネクタ221はラジオ波焼灼システムと接続するためである。針管部1における穿刺チューブ11はスリーブ21の一端に固定され、針管部1の電極チューブおよび信号ガイドチューブは共に導電性コネクタ221に固定され、信号ガイドチューブ13は電極チューブ12の片側に位置する。電極チューブ12の端部には複数のサブピン121が設けられ、信号ガイドチューブ13の端部には複数のブラケット131が設けられ、ブラケット131はそれぞれにはキャパシタンス温度計が対応して装着されている。信号ガイドチューブ、ブラケット、およびキャパシタンス温度計は電気的に導通されている。本開示によるラジオ波焼灼カテーテルは、信号ガイドチューブ13および電極チューブ12を導電性コネクタ221に固定し、複数のブラケット131を複数のサブピン121の片側に固定し、対応するキャパシタンス温度計が複数のブラケット131に設けられることで、キャパシタンス温度計はサブピン121付近の温度変化を検出するように使用られる。ラジオ波焼灼システムは、電極チューブ12とサブピン121を介して人体組織に電流を放出する。高周波で振動するラジオ波電流の作用により、人体のイオン、水、コロイド粒子などの多数の誘電体が電流とともに高速で移動する。イオンのサイズ、質量電荷、移動速度は異なり、イオンの摩擦により組織が生体熱作用を引き起こし、局所組織の温度が上昇させる。ブラケット131におけるキャパシタンス温度計は、対応するサブピン121付近の温度をセンシングし、信号ガイドチューブ13を介してラジオ波焼灼システムに温度を送信するためであり、人体組織内の温度状況をラジオ波焼灼システムに直接反映することができる。キャパシタンス温度計が検出した温度変化の範囲に従い、ラジオ波焼灼システムが出力する電流の大きさを制御することで、手術中における電流の可制御性を実現られる。
【0033】
図2に示すように、任意選択で、この実施形態では、電極チューブ12に複数のサブピン121があり、信号ガイドチューブ13に複数のブラケット131があり、信号ガイドチューブ13が電極チューブ12の片側に固定されている。サブピン121の数はブラケット131の数に等しく、1つのブラケット131は各サブピン121の隣に設けられ、各サブピン121とブラケット131との間の距離および角度は同じである。たとえば、サブピンaの隣に対応するブラケットa1、サブピンbの隣に対応するブラケットb1、およびサブピンcの隣に対応するブラケットc1が設けられ、各サブピン121には対応するブラケット131がある。サブピンaとブラケットa1の端部との間の距離は0.2cmで、サブピンbの端部とブラケットb1の端の間の距離は0.2cmで、サブピンcの端部とブラケットc1の端部との間の距離は0.2cmであり、サブピンaとサブピンb、およびサブピンbとサブピンcとの間の距離はともに0.4cmであり、ブラケットa1とブラケットb1、およびブラケットb1とブラケットc1との間の距離も0.4cmでる。隣接するサブピン121間の距離は一定であり、隣接するブラケット131間の距離も一定である。
【0034】
任意選択で、この実施形態では、金属ボール122が各サブピン121の端部に溶接され、各金属ボール122の外径とサブピン121の直径との比は1.05:1.01である。金属ボール122の外径は、サブピン121の直径よりもわずかに大きく、金属ボールは、穿刺チューブ内でずれて分布されるので、金属ボールは、穿刺チューブ内に十分に引き込まれることができる。金属ボール、サブピン、および電極チューブは電気的に導通する状態にある。金属ボールの球形の表面の表面積は、サブピン121と人間の組織との間の界面の面積よりも大きいため、電流放出の面積を増やして、より多くの組織細胞を電流と接触させることができ、ラジオ波焼灼カテーテルの作業効率が向上する。
【0035】
任意選択で、この実施形態では、ラジオ波焼灼カテーテルはさらに固定リング3を備える。固定リング3は、穿刺チューブ11の開口部からそれほど遠くない位置に係止され、固定リング3は円形リング状であり、円形リングに複数の貫通穴31があり、これらの貫通穴31の数は、サブピン121の数に等しい121ブラケットの数の合計131。貫通穴31の直径は、サブピン121およびブラケット131の直径よりも大きくなければならない。複数のサブピン121およびブラケット131が貫通穴31に貫設され、金属ボール122およびキャパシタンス温度計の直径は、貫通穴31の直径よりも大きくなければならななく、電極チューブ12および信号ガイドチューブ13の差し出しに便利で、複数のブラケット131および複数のサブピン121の位置を固定することができる。
【0036】
任意選択で、この実施形態では、電極チューブ12および信号ガイドチューブ13の外壁は両方とも絶縁層4で包まれ、この絶縁層4はプラスチックでできている。電極チューブ12を電流が流れ、信号ガイドチューブ13が温度を輸出可能な信号に転換するためであるので、電極チューブ12と信号ガイドチューブ13との間の干渉を防止するように、電極チューブ12および信号ガイドチューブ13の外壁のプラスチックは、それらの間の信号干渉を防止し、信号遮蔽の機能を達成する。
【0037】
この第2の実施形態は、第1の実施形態の代替案であり、その違いは、第1の実施形態のキャパシタンス温度計がサーミスタに置き換えられていることである。サーミスタは温度に敏感であり、異なる温度で異なる抵抗値を示し、温度が高いほど、抵抗値が低くなる。電流の作用により、人体組織内のイオンや媒体が高速動作し、局所的な熱を生成する。温度が高くなると、局所的な範囲のサーミスタの抵抗は温度の上昇とともに低下する。サーミスタ、ブラケット、および信号ガイドは電気的に導通する。サーミスタの抵抗値が変化すると、抵抗値の変化が信号ガイドチューブ13を介してラジオ波焼灼システムに伝達され、ラジオ波焼灼システムにおける抵抗値の変化に応じて、組織の局所温度の変動範囲を算出する。ラジオ波焼灼システムは、ラジオ波焼灼システムの出力電流の強度を制御することにより、温度を制御することができる。
【0038】
図3は、本開示の第3の実施形態におけるラジオ波焼灼カテーテルの構成の概略図である。
【0039】
図3に示すように、この第3の実施形態は、第1の実施形態の改良であり、その改良は、複数のサブピン121および複数のブラケット131の形状が放射状の花弁になることにある(
図4を参照)。複数のサブピン121の長さは異なり、複数のサブピン121の位置は、電極チューブ12の中心軸に対して対称的に分布している。電極チューブ12に6つのサブピン121があり、各サブピン121の名前はそれぞれa1、a2、a3、a4、a5およびa6であり、ここでa1およびa6は電極チューブ12中心軸に対して対称し、a2とa5は電極チューブ12中心軸に対して対称し、a3とa4は電極チューブ12の中心軸に対して対称である。また、a1とa6の長さは同じで、a2とa5の長さは同じで、a3とa4の長さは同じである。これらの中で、a1とa6は、すべてのサブピン121の最も外側に位置し、かつ長さが最短である。次はa2とa5とであり、それら長さはa1或いはa6の長さよりも長くなる。最も長いのはa3とa4でり、a3とa4は最も中央の位置に配置される。この位置配置によれば、各サブピン121の位置が異なり、流れる電流の位置も異なるので、電流が流れる範囲は広げられ、より多くの体組織が熱を発生するのを促進することができる。複数のブラケット131の長さは異なり、複数のブラケット131の位置は、信号ガイドチューブ13の中心軸に対して対称的に分布している。信号ガイドチューブ13に合計6つのブラケット131があると想定され、各ブラケット131の名前はそれぞれb1、b2、b3、b4、b5およびb6である。これらの中でb1およびb6は信号ガイドチューブ13の中心軸に対して対称であり、b2およびb5は信号ガイドチューブ13の中心軸に対して対称であり、b3およびb4は、信号ガイドチューブ13の中心軸に対して対称である。また、b1とb6の長さは同じであり、b2とb5の長さは同じであり、b3とb4の長さは同じである。これらの中で、b1とb6はすべてのブラケット131の最も外側に位置し、かつ長さが最短である。次はb2とb5であり、それらの長さはb1とb6よりも長くなる。最も長いのはb3とb4であり、b3とb4は最も中央の位置に配置される。ブラケット131の位置はサブピン121の位置に応じて設定され、各ブラケット131は1つのサブピン121に対応しているため、ブラケット131のキャパシタンス温度計を使用して、対応するサブピン121の付近で生成した温度値を具体的に測定することができる。各サブピン121によって生成される熱が異なるため、キャパシタンス温度計によって測定される温度も異なり、得られる温度もねらいがよりはっきりし、得られるフィードバックデータも異なる。これらの温度値は、信号ガイドチューブ13を介してラジオ波焼灼システムに送信され、具体的な温度範囲を取得できる。
【0040】
図5は、本開示の第4の実施形態におけるラジオ波焼灼カテーテルの構成の概略図である。
【0041】
図5に示される第4の実施形態は、第4の実施形態の改良であり、この改良は、複数のサブピン121および複数のブラケット131が
半球形空間に分布されることにある。
図6に示すように、複数のサブピン121は、それぞれc1、c2、c3、c4、c5およびc6と名付けられてよい。ここで、c1、c2、c3、c4、c5およびc6は、
時計回りの方向で順に配置され、c1、c2、c3、c4、c5、およびc6の長さは同じである。
これらの6つのサブピン112は球形空間に分布しているので、異なる水平位置にあるが、球形空間からみると、これらの6つのサブピン121において対応する金属ボール122は同じ緯度にあり、左から右への電流放射範囲はより広く、横方向の分布領域はより大きく、より外側の組織細胞との接触に有利である。複数のブラケット131は、d1、d2、d3、d4、d5、およびd6と名付けることができる。ここで、d1、d2、d3、d4、d5、およびd6は、
時計回りの方向で順に配置され、各ブラケット131は、1つのサブピン121に対応し、各ブラケット131におけるキャパシタンス温度計は、対応する金属ボール122の付近の温度を検出するためであり、d1、d2、d3、d4、d5、およびd6の長さは等しい。
図8に示す球形空間の分布図で説明する。これらの6つのブラケット131は球形空間分布であるため、d1、d2、d3、d4、d5およびd6におけるキャパシタンス温度計は、異なる水平位置にあるが、異なる水平位置にあるが、球形空間からみると、これらの6つのブラケット131において対応するキャパシタンス温度計は同じ緯度にあり、各キャパシタンス温度計は、対応する金属ボール122の付近で検出された温度を、信号ガイドチューブ13を介してラジオ波焼灼システムに送信することで、対応する温度変化範囲は、ラジオ波焼灼システムから直感的に確認できる。さらに、ラジオ波焼灼システムの出力電流の大きさは、温度変化に応じて調整することができる。
【0042】
図9は、本開示の第5の実施形態における同じ緯度のサブピンおよびブラケットの構成の概略図である。
【0043】
図9に示される第5の実施形態は、第1の実施形態の改良であり、この改良は、複数のサブピン121および複数のブラケット131が球形に分布されることにある。複数のサブピンは、それぞれe1、e2、およびe3と名付けることができ、e1、e2、およびe3の長さは同じである。これらの3つのサブピン121は球形空間に分布しているので、異なる水平位置にあるが、球形空間からみると、これらの3つのサブピン121において対応する金属ボール122は同じ緯度にある。複数のブラケット131は、それぞれf1、f2、およびf3と名付けることができ、各ブラケット131は1つのサブピン121に対応し、各ブラケット131におけるキャパシタンス温度計は、対応する金属ボール122の付近の温度を検出するためであり、f1、f2とf3の長さは同じである。
図9に示す球形空間分布から説明すると、これらの3つのブラケット131は球形空間分布であるため、f1、f2、f3のキャパシタンス温度計は異なる水平位置にあるが、球形空間からみると、これらの3つのブラケット131に対応するキャパシタンス温度計は、同じ緯度にある。この実施形態では、金属ボールとキャパシタンス温度計は、球形空間において同じ緯度にある。
【0044】
本発明において、他に明示的に指定および定義されない限り、第1の特徴が第2の特徴の「上」または「下」にあるのは、第1の特徴および第2の特徴が直接接触すること、または第1の特徴および第2の特徴が中間媒体を介して間接的に接触することであってもよい。
【0045】
また、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方」にあるということは、第1の特徴が第2の特徴の真上または斜め上にあることを意味するか、または単に第1の特徴が第2の特徴よりも高い水平高度にあることを意味し得る 。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」にあるということは、第1の特徴が第2の特徴の真下または斜め下にあることを意味するか、または単に第1の特徴が第2の特徴よりも低い水平高度にあることを意味し得る 。
【0046】
本明細書の説明において、「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「例」、「特定の例」、または「いくつかの例」などの用語への言及は、当該実施形態または例に関連して説明される特定の特徴 、構造、材料または特性は、本開示の少なくとも1つの実施形態または例に含まれるのを意味する。本明細書では、上記の用語の概略的記述は、必ずしも同じ実施形態または例に向けられているわけではない。さらに、記載された特定の特徴、構造、材料、または特性は、任意の1つまたは複数の実施形態または例において、任意の適切な方法で組み合わせることができる。さらに、当業者は、本明細書に記載されている異なる実施形態または例、ならびに異なる実施形態または例の特徴を、互いに矛盾することなく組み合わせて組み合わせることができる。
【0047】
最後に、上記の各実施形態は、制限ではなく、本開示の技術案を説明するためにのみ使用されることに留意されたい。本開示は、上記の各実施形態を参照して詳細に説明されてきたが、当業者は、前述の実施形態に記載された技術案を変更すること、または技術的特徴の一部またはすべてに対して同等の置換を実行することは依然として可能であり、これらの変更または置換は、対応する技術案の本質を本発明の各実施形態の範囲から逸脱してはならないことを理解すべきである。
【符号の説明】
【0048】
1 針管部
11 穿刺チューブ
12 電極チューブ
121 サブピン
122 金属ボール
13 信号ガイドチューブ
131 ブラケット
132 温度センサ
2 ハンドル部
21 スリーブ
22 ブースタ
221導電性コネクタ
3 固定リング
31 貫通穴
4 絶縁層