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特許7490084メッセージ詳細画面の表示方法、装置及び電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-16
(45)【発行日】2024-05-24
(54)【発明の名称】メッセージ詳細画面の表示方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04842 20220101AFI20240517BHJP
【FI】
G06F3/04842
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022570592
(86)(22)【出願日】2021-05-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-20
(86)【国際出願番号】 CN2021094330
(87)【国際公開番号】W WO2021233282
(87)【国際公開日】2021-11-25
【審査請求日】2022-11-18
(31)【優先権主張番号】202010432002.3
(32)【優先日】2020-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】グオ,ヤンミン
【審査官】木内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-059827(JP,A)
【文献】特開2015-132888(JP,A)
【文献】特開2018-128998(JP,A)
【文献】特表2020-501247(JP,A)
【文献】特開2007-166366(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048 - 3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付けるステップであって、前記目標表示領域はプッシュメッセージ又は通知メッセージを含むメッセージを表示するためのものであるステップと、
前記第1入力を受け付ける前の所定期間内に、前記目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、前記第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示するステップと、を含み、
更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異な
更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示する前記ステップの前に、
前記第2詳細画面及び目標通知情報を表示するステップであって、前記目標通知情報は前記第1入力が誤ってトリガーした入力であることをユーザに通知するためのものであるステップと、
第2入力を受け付けるステップと、を更に含み、
更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示する前記ステップは、
前記第2入力に応答して、前記第2詳細画面を前記第1詳細画面に更新するステップを含む、メッセージ詳細画面の表示方法。
【請求項2】
電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付ける前記ステップの後、
第1時刻が第1時間帯内にあれば、前記第1入力を受け付ける前の所定期間内に、前記目標表示領域に表示されるメッセージが既に更新されたと判定するステップを更に含み、
前記第1時刻は前記目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、前記第1時間帯は第2時刻から第3時刻までの時間帯であり、前記第2時刻は前記第1入力の受付時刻であり、前記第3時刻は前記第2時刻よりも所定期間前の時刻である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付ける前記ステップの後、
第2時刻が第2時間帯内にあれば、前記第1入力を受け付ける前の所定期間内に、前記目標表示領域に表示されるメッセージが既に更新されたと判定するステップを更に含み、
前記第2時刻は前記第1入力の受付時刻であり、前記第2時間帯は第1時刻から第4時刻までの時間帯であり、前記第1時刻は前記目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、前記第4時刻は前記第1時刻よりも所定期間後の時刻である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付ける前記ステップの後、
第3時間帯内に、前記目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、前記第1入力に応答して、更新後のメッセージに対応する前記第2詳細画面を表示するステップを更に含み、
前記第3時間帯は第1時刻から第3時刻までの時間帯であり、前記第1時刻は前記目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、前記第3時刻は前記第1入力を受け付ける時刻よりも所定期間前の時刻であ前記第1時刻は前記第3時刻よりも前である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付けることに用いられる受付モジュールであって、前記目標表示領域はプッシュメッセージ又は通知メッセージを含むメッセージを表示するためのものである受付モジュールと、
前記受付モジュールが前記第1入力を受け付ける前の所定期間内に、前記目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、前記第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示することに用いられる表示モジュールと、を備え、
更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異な
前記表示モジュールは、更に、前記第2詳細画面及び目標通知情報を表示することに用いられ、前記目標通知情報は前記第1入力が誤ってトリガーした入力であることをユーザに通知するためのものであり、
前記受付モジュールは、更に、第2入力を受け付けることに用いられ、
前記表示モジュールは、具体的に、前記第2入力に応答して、前記第2詳細画面を前記第1詳細画面に更新することに用いられる、メッセージ詳細画面の表示装置。
【請求項6】
第1時刻が第1時間帯内にあれば、前記第1入力を受け付ける前の所定期間内に、前記目標表示領域に表示されるメッセージが既に更新されたと判定することに用いられる処理モジュールを更に備え、
前記第1時刻は前記目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、前記第1時間帯は第2時刻から第3時刻までの時間帯であり、前記第2時刻は前記第1入力の受付時刻であり、前記第3時刻は前記第2時刻よりも所定期間前の時刻である、請求項に記載の装置。
【請求項7】
第2時刻が第2時間帯内にあれば、前記第1入力を受け付ける前の所定期間内に、前記目標表示領域に表示されるメッセージが既に更新されたと判定することに用いられる処理モジュールを更に備え、
前記第2時刻は前記第1入力の受付時刻であり、前記第2時間帯は第1時刻から第4時刻までの時間帯であり、前記第1時刻は前記目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、前記第4時刻は前記第1時刻よりも所定期間後の時刻である、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記表示装置は、処理モジュールをさらに備え、
前記処理モジュールは、更に、第3時間帯内に、前記目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、前記第1入力に応答して、更新後のメッセージに対応する前記第2詳細画面を表示することに用いられ、
前記第3時間帯は第1時刻から第3時刻までの時間帯であり、前記第1時刻は前記目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、前記第3時刻は前記第1入力を受け付ける時刻よりも所定期間前の時刻であ前記第1時刻は前記第3時刻よりも前である、請求項に記載の装置。
【請求項9】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行される時に、請求項1に記載のメッセージ詳細画面の表示方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項10】
プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、請求項1に記載のメッセージ詳細画面の表示方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項11】
少なくとも1つのプロセッサにより実行されることによって、請求項1に記載のメッセージ詳細画面の表示方法を実現する、コンピュータプログラム。
【請求項12】
プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが接続され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して、請求項1に記載のメッセージ詳細画面の表示方法を実現するためのものであることを特徴とする、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本願は、2020年5月20日に国家知識産権局に提出された、出願番号が202010432002.3、出願名称が「メッセージ詳細画面の表示方法、装置及び電子機器」の中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全部が引用によって本願に組み込まれている。
【0002】
本願の実施例は、通信技術分野に関し、特に、メッセージ詳細画面の表示方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
電子技術の進化に伴い、タッチスクリーンを備えた電子機器の使用が更に普及した。ユーザがタッチスクリーンを備えた電子機器を使用するシーンでは、通常、ユーザは電子機器のタッチスクリーンに表示されているコンテンツにタッチ操作をしすることで、電子機器が対応する機能を実行することをトリガーすることができる。
【0004】
現在、電子機器のホーム画面にポスターをカルーセル表示することが可能であり、即ち、電子機器ホーム画面のある表示領域に経時的にカルーセル表示が可能なポスターを表示する。電子機器のホーム画面にポスターをカルーセル表示中に、ユーザは気になるポスターを見つけた場合に、当該表示領域にタッチ操作をすることで、電子機器が当該ポスターに対応する詳細画面を表示することをトリガーできる。これによって、ユーザは当該ポスターの詳細コンテンツを閲覧することができる。
【0005】
しかしながら、上述したようにポスターをカルーセル表示中に、ユーザが気になるポスターを見つけた時に、当該ポスターの表示領域に入力する前の短い間に、当該ポスターが更新された場合に、ユーザが当該表示領域に入力した後、電子機器に更新後のポスターの詳細画面が表示される可能性があり、電子機器に表示されるコンテンツがユーザの所望するコンテンツではなく、即ち、電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルが低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例は、電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルが低いという問題を解決できる、メッセージ詳細画面の表示方法、装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術的問題を解決するために、本願は、下記のように実現する。
【0008】
第1側面において、本願の実施例は、電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付けるステップであって、当該目標表示領域はプッシュメッセージ又は通知メッセージを含むメッセージを表示するためのものであるステップと、当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、当該第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示するステップと、を含み、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる、メッセージ詳細画面の表示方法を提供する。
【0009】
第2側面において、本願の実施例は、受付モジュール及び表示モジュールを備えるメッセージ詳細画面の表示装置を提供する。受付モジュールは、電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付けることに利用可能であり、当該目標表示領域はプッシュメッセージ又は通知メッセージを含むメッセージを表示するためのものであり、表示モジュールは、受付モジュールが当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、当該第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示することに利用可能であり、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる。
【0010】
第3側面において、本願の実施例は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され且つプロセッサにおいて実行可能なプログラム又はコマンドとを備え、プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、第1側面の方法のステップを実現する、電子機器を提供する。
【0011】
第4側面において、本願の実施例は、プログラム又はコマンドが記憶されており、プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、第1側面の方法のステップを実現する、可読記憶媒体を提供する。
【0012】
第5側面において、本願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備え、通信インタフェースとプロセッサとが接続され、当該プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して、第1側面の方法を実現するためのものである、チップを提供する。
【発明の効果】
【0013】
本願の実施例では、プッシュメッセージ又は通知メッセージを表示するための電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付け、当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、当該第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示し、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる。この解決手段によれば、ユーザは目標表示領域に表示されるプッシュメッセージ又は通知メッセージを閲覧したい場合に、当該目標表示領域に入力(即ち、上記第1入力)することができ、この時に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域のコンテンツが更新されたと判定した場合に、ユーザが閲覧したいのが更新前のメッセージに対応する詳細画面であると判断でき、即ち、電子機器は、ユーザの更新後のメッセージに対するトリガー操作がユーザの誤ってトリガーした操作であると判定でき、このため、直接更新前のメッセージに対応する第1詳細画面をユーザに表示することができる。このようにして、電子機器がユーザの所望しない更新後のメッセージに対応する第2詳細画面をユーザに表示すること、及び、第2詳細画面を表示した後、電子機器が第1詳細画面を表示することをトリガーするためにユーザが一連の操作を行わなければならない操作過程を回避することができる。これによって、電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを高め、ユーザの使用体験を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法の第1模式図である。
図2】本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法の第2模式図である。
図3】本願の実施例で提供される第1時間関係模式図である。
図4】本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法の第3模式図である。
図5】本願の実施例で提供される第2時間関係模式図である。
図6】本願の実施例で提供される電子機器によるメッセージ詳細画面表示の第1操作模式図である。
図7】本願の実施例で提供される電子機器によるメッセージ詳細画面表示の第2操作模式図である。
図8】本願の実施例で提供される第3時間関係模式図である。
図9】本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法の第4模式図である。
図10】本願の実施例で提供される電子機器によるメッセージ詳細画面表示の第3操作模式図である。
図11】本願の実施例で提供される電子機器の第1構成模式図である。
図12】本願の実施例で提供される電子機器の第2構成模式図である。
図13】本願の実施例で提供される電子機器のハードウェア模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本願の実施例における図面を参照し、本願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0016】
本願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用されるデータは、本願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきである。また、明細書および特許請求の範囲において「および/または」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0017】
以下では、図面を参照しながら、具体的な実施例及びそれを適用するシーンによって本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法について詳細に説明する。
【0018】
本発明に係る実施例では、電子機器は、電子機器のスクリーンにおける目標表示領域(例えば、電子機器の一番左の画面における表示領域)に通知メッセージ又はプッシュメッセージ(以下、総称してメッセージとする)を表示することができる。ユーザは、当該目標表示領域に表示されるメッセージを閲覧したい場合に(例えば、ユーザは当該メッセージに気になる)、当該目標表示領域に入力して、当該目標表示領域に表示されるメッセージに対応する詳細画面を閲覧することができる。一般的には、目標表示領域に表示されるメッセージは絶えず変わってもよく、即ち、目標表示領域に表示されるメッセージはカルーセル表示可能であり、各メッセージは目標表示領域で所定期間保持してよい。ユーザは、目標表示領域に現在表示されているメッセージ(以下、第1メッセージと称する)を閲覧したい時に、目標表示領域にタップ入力をしてよい。この時に、第1メッセージの保持期間が既に終了した可能性があり、即ち、目標表示領域に表示されるメッセージが第1メッセージから第2メッセージに更新された可能性がある。つまり、ユーザが自分の閲覧したい目標表示領域に表示されるメッセージを決定する時と、ユーザが目標表示領域にタッチ入力をする時との間に時間差があり、目標表示領域に表示されるメッセージが当該時間差内に更新された場合に、ユーザが取り扱うのは目標表示領域更新後のメッセージであるかもしれない。このような場合に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域のコンテンツが更新されたか否かを検出することで、ユーザの更新後のメッセージに対するトリガー操作が誤ってトリガーした操作であるか否かを判断することができ、従って、電子機器は、当該時間差内に当該目標表示領域のコンテンツが更新されたと判断した場合に、直接更新前の第1メッセージに対応する詳細画面をユーザに表示する。このようにして、電子機器がユーザの所望しない第2メッセージに対応する詳細画面をユーザに表示すること、及び、第2メッセージに対応する詳細画面を表示した後、電子機器が第1メッセージに対応する詳細画面を表示することをトリガーするためにユーザが一連の操作を行わなければならない操作過程を回避することができる。これによって、電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを高め、ユーザの使用体験を向上させる。
【0019】
例として、一シーンでは、目標表示領域に通知メッセージ、例えば天気予報通知メッセージが表示されている時に、ユーザは当該天気予報通知メッセージを閲覧したいが、目標表示領域にタップ入力をする時に、目標表示領域に表示されるメッセージが既にショートメッセージ通知メッセージに更新されており、このように、電子機器は、ユーザの第1入力を受け付けた後、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域のコンテンツが更新されたか否かを判断でき、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示される天気予報通知メッセージが既にショートメッセージ通知メッセージに更新されたと判定した場合に、ユーザがショートメッセージ通知メッセージに対してトリガーした操作が誤ってトリガーした操作であると判定でき、即ち、電子機器は、ユーザが実際に閲覧したいのが天気予報通知メッセージに対応する天気予報詳細画面であるかもしれないと判定でき、直接天気予報通知メッセージに対応する天気予報詳細画面を表示できる。
【0020】
もう一つの例として、別のシーンでは、目標表示領域にプッシュメッセージ、例えばショッピングプッシュメッセージが表示されている時に、ユーザは当該ショッピングプッシュメッセージを閲覧したいが、目標表示領域にタップ入力をする時に、目標表示領域に表示されるメッセージが既にニュースプッシュメッセージに更新されており、このように、電子機器は、ユーザの第1入力を受け付けた後、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域のコンテンツが更新されたか否かを判断でき、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示される当該ショッピングプッシュメッセージが既に当該ニュースプッシュメッセージに更新されたと判定した場合に、ユーザがニュースプッシュメッセージに対してトリガーした操作が誤ってトリガーした操作であると判定でき、即ち、電子機器は、ユーザが実際に閲覧したいのが当該ショッピングプッシュメッセージに対応するショッピング詳細画面であるかもしれないと判定でき、直接当該ショッピングプッシュメッセージに対応するショッピング詳細画面を表示できる。
【0021】
図1に示すように、本願の実施例は、メッセージ詳細画面の表示方法を提供し、当該方法は、下記のステップ101~ステップ103を含んでもよい。
【0022】
ステップ101では、電子機器が電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付ける。
【0023】
その中、上記目標表示領域は、プッシュメッセージ又は通知メッセージを含むメッセージを表示するためのものである。
【0024】
選択可能に、本願の実施例では、上記目標表示領域は電子機器のスクリーンにおけるメッセージ表示用の領域であり、且つ当該表示領域のメッセージが更新可能である。具体的には、当該目標表示領域は、電子機器の一番左の画面におけるメッセージ表示領域であってもよいし、アプリケーションの画面におけるメッセージカルーセル表示領域であってもよいし、電子機器のスクリーンにおけるメッセージ更新表示領域であってもよい。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本願の実施例では具体的に限定されることがない。
【0025】
本願の実施例では、上記目標表示領域に表示されるメッセージは、プッシュメッセージ又は通知メッセージを含んでもよいことを説明必要である。当該プッシュメッセージは、電子機器のプッシュメッセージ、アプリケーションのプッシュメッセージ、アプリケーションプラグインのプッシュメッセージ(例えば、アプリケーションプラグインのプッシュするニュース又は情報)等のいずれか一項であってもよい。当該通知メッセージは、電子機器の電話又はショートメッセージ通知、電子機器のシステム通知、アプリケーションの通知メッセージ等のいずれか一項であってもよい。なお、目標表示領域に表示されるメッセージは他のメッセージを含んでもよく、この他のメッセージは更新可能なメッセージである。
【0026】
選択可能に、本願の実施例では、上記目標表示領域に表示されるプッシュメッセージ又は通知メッセージはいずれもビューコントロールで表示可能である。例えば、電子機器の目標表示領域はポスターをカルーセル表示するビューコントロールを表示できる。
【0027】
選択可能に、本願の実施例では、上記ステップ101に関しては、電子機器は具体的に下記の方式で実現できる。まず、電子機器はユーザの入力を受け付け、且つ当該入力の入力位置を取得することができる。次に、電子機器は、当該ユーザの入力が目標表示領域への入力であるか否かを判断でき、即ち、ユーザ入力を受け付ける位置が当該目標表示領域にあるか否かを判断する。当該ユーザの入力が目標表示領域への入力(例えば、第1入力)であれば、電子機器は当該目標領域への入力を受け付け、且つ後続のステップを実行すると判定し、当該ユーザの入力が目標表示領域への入力でなければ、電子機器は本願の後続のステップを実行せず、当該入力の所在する領域に対応する機能を実行する。
【0028】
選択可能に、本願の実施例では、上記のユーザ入力位置の取得及び目標表示領域位置の取得は、いずれも電子機器のスクリーン中の画素位置又は座標位置を取得することで実現できる。即ち、ユーザ入力位置は電子機器のスクリーン中の画素位置又はユーザ入力座標位置で表現でき、目標表示領域の位置は複数の座標位置で表現でき、例えば、目標表示領域のエッジの座標点の位置で表現できる。
【0029】
ステップ102では、電子機器が、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを判断する。
【0030】
第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、下記ステップ103を実行し、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されていないと、下記ステップ104を実行する。
【0031】
説明必要であるように、本願の実施例では、上記所定期間は短い期間であり、具体的には、表示領域に表示されるメッセージが更新されるから、ユーザが当該更新に気付き、且つ当該更新に応じて入力動作を変えるまでの時間帯である。即ち、ユーザが目標表示領域に表示されているメッセージに入力する時に、当該表示領域のメッセージが更新されており、この時にユーザが適時に反応できず、依然として表示領域のメッセージに入力し、このように更新後のメッセージに誤タッチ操作を施すことになる。一般に2秒を超えない方が良い。具体的には実際の使用要求に応じて設置できる。一般的には、人体の反応時間が0.2秒程度であるので、当該所定期間が0.2秒よりも小さくない。説明必要であるように、説明の便宜上、本願の下記実施例では所定期間が2秒であることを例として例示的に説明する。
【0032】
選択可能に、本願の実施例では、上記目標表示領域に表示されるメッセージの更新方式は、具体的に下記方式のいずれか一項であってもよい。方式1として、目標表示領域が電子機器のスクリーンにおける通知メッセージ表示領域である場合に、電子機器は新しいメッセージを受信するたびに当該目標表示領域に表示されるメッセージを更新することができる。例として、目標表示領域が電子機器における通知メッセージを表示する頂部領域であると仮定すると、一般の場合に、当該領域には最も新しく受信する通知メッセージを表示し、ある時刻に当該目標表示領域に一件のショートメッセージ通知が表示されているが、次の時刻に電子機器が一件のメール通知メッセージを受信すると、電子機器は当該領域に当該メール通知メッセージを表示してもよく、即ち、当該目標表示領域に表示されていた通知メッセージが更新された。方式2として、目標表示領域がアプリケーションの画面におけるポスターカルーセル表示領域である場合に、電子機器はポスターの事前設定更新時間により、時間通りにポスターをカルーセル表示することができる。即ち、当該目標表示領域の通知メッセージ(即ち、ポスター)は予め設定された時間通りに順次更新表示される。例として、あるアプリケーションの目標画面における目標表示領域のポスターが5秒毎に更新表示されると仮定すると、ユーザが当該アプリケーションにアクセスする時刻が12:00:05(即ち、12時5秒)であり、当該目標表示領域にポスターAが表示されている場合に、12:00:10(即ち、12時10秒)に、当該目標表示領域にポスターAの次のポスターBが表示され、12:00:15(即ち、12時15秒)に、当該目標表示領域にポスターBの次のポスターCが表示される。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本願の実施例では具体的に限定されることがない。
【0033】
選択可能に、本願の実施例では、上記ステップ102は、具体的に下記の2種の判断方式によって、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを判断することができる。
[判断方式1]
【0034】
図1を参照し、図2に示すように、上記ステップ101の後、本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法は、更に、下記ステップ105及びステップ106を含んでもよい。即ち、下記のステップ105とステップ106で上記ステップ102を代替してもよい。
【0035】
ステップ105では、電子機器が、第1時刻が第1時間帯内にあるか否かを判断する。
【0036】
第1時刻が第1時間帯内にあれば、下記ステップ106を実行し、第1時刻が第1時間帯外にあれば、下記ステップ108を実行する。
【0037】
その中、上記第1時刻は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第1時間帯は第2時刻から第3時刻までの時間帯であり、当該第2時刻は当該第1入力を受け付ける時刻であり、当該第3時刻は当該第2時刻よりも所定期間前の時刻である。
【0038】
目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻とは、当該目標表示領域において直近の一回にプッシュメッセージ又は通知メッセージを更新する時刻であることを説明必要である。第3時刻とは、電子機器が第1入力を受け付ける時刻(即ち、第2時刻)から前へ所定期間移した時刻である。例として、所定期間が2秒であると仮定すると、電子機器が第1入力を受け付ける時刻が12:00:02(即ち、12時2秒)であれば、第3時刻が12:00:00(即ち、12時2秒から前へ2秒移した時刻)である。
【0039】
具体的には、図3に示すように、T2時刻(即ち、第2時刻)は第1入力を受け付ける時刻であり、T3時刻(即ち、第3時刻)はT2時刻から前へ所定期間移した時刻であり、T2とT3の差は所定期間であり、T2とT3との間の時間帯は第1時間帯である。当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻(即ち、第1時刻)がT2とT3との間の時間帯内にあれば、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内(即ち、第1時間帯内)に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定する。当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻(即ち、第1時刻)がT2とT3との間の時間帯外にあれば、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されていないと判定する。
【0040】
選択可能に、電子機器は、第1入力を受け付ける時刻(即ち、第2時刻)を取得し、且つ当該第2時刻と第3時刻との間の関係により、当該第3時刻を決定することができる。
【0041】
選択可能に、本願の実施例では、上記ステップ105を実行する前、電子機器は、目標表示領域に表示されるメッセージの保持時間を取得することで当該第1時刻を取得できる。メッセージ保持時間の取得方式は下記の方式のいずれか一項であってもよい。方式1として、電子機器はメッセージの当該目標表示領域での保持時間を記録してもよい。方式2として、電子機器はサーバへリクエストメッセージを送信し、サーバは当該リクエストメッセージを受信し且つ電子機器へ目標表示領域中のメッセージの更新時間情報を送信し、これによって、電子機器は当該更新時間情報と電子機器のシステム時間により、メッセージの目標表示領域での保持時間を決定する。
【0042】
ステップ106では、電子機器が、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定する。
【0043】
例として、所定期間が2秒であり、電子機器が第1入力を受け付ける時刻が12:00:02であり、即ち、T2時刻が12:00:02(12時2秒)であると仮定すると、T3時刻が12:00:00(即ち、12時2秒から前へ所定期間移した時刻)である。電子機器の目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻T1が12:00:01であり(即ち、第1時刻が12時1秒である)、即ち、T1時刻がT2とT3との間の時間帯にある場合に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内(即ち、T2とT3との間の時間帯内)に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定する。
【0044】
本願の実施例では、電子機器は、目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻が、第1入力を受け付ける時刻と第1入力を受け付ける時刻よりも所定期間前の時刻との間の時間帯内にあるか否かを検出できることが理解できる。当該時間帯内にある時に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定できる。当該時間帯外にある時に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されていない。このようにして、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを判断でき、ユーザに必要な詳細画面をより正確に表示し、更に電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを向上させることができる。
[判断方式2]
【0045】
図1を参照し、図4に示すように、上記ステップ101の後、本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法は、更に、下記ステップ107を含んでもよい。即ち、ステップ107とステップ106で上記ステップ102を代替してもよい。
【0046】
ステップ107では、電子機器が、第2時刻が第2時間帯内にあるか否かを判断する。
【0047】
その中、上記第2時刻は第1入力を受け付ける時刻であり、当該第2時間帯は第1時刻から第4時刻までの時間帯であり、当該第1時刻は目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第4時刻は当該第1時刻よりも所定期間後の時刻である。
【0048】
当該第2時刻が第2時間帯内にあれば、上記ステップ106を実行し、当該第2時刻が当該第2時間帯外にあれば、下記ステップ108を実行する。
【0049】
本願の実施例では、上記第4時刻とは、目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻(即ち、第1時刻)から後へ所定期間移した時刻であることを説明必要である。例として、所定期間が2秒であると仮定すると、目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻が12:00:01(即ち、12時1秒)であれば、第4時刻が12:00:03(即ち、12時1秒から後へ所定期間移した時刻)である。
【0050】
具体的には、図5に示すように、T1時刻(即ち、第1時刻)は目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、T4時刻(即ち、第4時刻)はT1時刻よりも所定期間後の時刻であり、T1とT4の差は所定期間であり、T1とT4との間の時間帯は第2時間帯である。第1入力を受け付ける時刻(即ち、第2時刻)がT1とT4との間の時間帯内にあれば、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定する。第1入力を受け付ける時刻がT1とT4との間の時間帯外にあれば、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されていないと判定する。
【0051】
本願の実施例では、電子機器はステップ107を実行する前に、目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻(即ち、第1時刻)を取得できることを説明必要であり、具体的な取得ステップについては上記ステップ105における関連説明を参照してもよく、ここで詳細な説明を省略する。電子機器は更に当該第1時刻と第4時刻との間の関係により、当該第4時刻を決定できる。
【0052】
例として、所定期間が2秒であり、電子機器の目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻が12:00:03であり、即ち、T1時刻が12:00:03(12時3秒)であると仮定すると、T4時刻が12:00:05(即ち、12時3秒から後へ所定期間移した時刻)である。電子機器が第1入力を受け付ける時刻(即ち、第2時刻)T2が12:00:04であり、即ち、T2時刻がT1とT4との間の時間帯(即ち、第2時間帯)にある場合に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定する。
【0053】
本願の実施例では、電子機器は、第1入力を受け付ける時刻が、目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻と当該直近一回のメッセージ更新時刻よりも所定期間後の時刻との間の時間帯内にあるか否かを検出できることが理解できる。当該時間帯内にある時に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定できる。当該時間帯外にある時に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新された。このようにして、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを判断でき、ユーザに必要な詳細画面をより正確に表示し、更に電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを向上させることができる。
【0054】
ステップ103では、電子機器が第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示する。
【0055】
その中、上記更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる。
【0056】
本願の実施例では、上記更新前のメッセージは更新後のメッセージと同じであっても、異なってもよいことを説明必要である。但し、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる。
【0057】
選択可能に、本願の実施例では、上記第1詳細画面と第2詳細画面は、いずれもメッセージに対応する詳細画面又はメッセージの指示する詳細画面である。具体的には当該詳細画面は、メッセージに対応するアプリケーションの詳細画面、メッセージに対応するアプリケーションの機能画面、メッセージの指示するウェブページ詳細画面、メッセージの指示する具体的コンテンツ等のいずれか一項であってもよい。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本願の実施例では具体的に限定されることがない。
【0058】
ステップ104では、電子機器が第1入力に応答して、現在の詳細画面を表示する。
【0059】
本願の実施例では、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されておらず、電子機器は現在の詳細画面を表示してもよいことを説明必要である。ここで、当該現在の詳細画面は第2詳細画面であってもよいし、他の詳細画面であってもよく、具体的に現在電子機器に表示されている画面に依存し、本願の実施例では具体的に限定されることがなく、実際の使用要求に応じて設置できる。
【0060】
例として、図6は電子機器による第1詳細画面表示の第1操作模式図である。図6における(a)に示すように、電子機器00のホーム画面の頂部領域001(即ち、目標表示領域)に天気予報のプッシュメッセージ002が表示されている。ユーザは当該天気予報のプッシュメッセージ002に興味があれば、当該頂部領域001をシングルタップできる(即ち、第1入力)。図6における(b)に示すように、ユーザが当該頂部領域をタップする時に、電子機器00が新しいショートメッセージプッシュメッセージ003を受信し、且つ当該頂部領域001に当該ショートメッセージプッシュメッセージ003を表示しており、この時に、ユーザは実際に当該頂部領域001に現時点で表示されているショートメッセージプッシュメッセージ003に入力することになる。電子機器00は、当該タップ入力を受け付ける前の所定期間内に、当該頂部領域001の表示コンテンツがプッシュメッセージ002からプッシュメッセージ003に更新されており、即ち、ユーザがプッシュメッセージ003に施す操作が誤ってトリガーした操作であると判断する。図6における(c)に示すように、電子機器00は当該タップ入力に応答して、当該天気予報のプッシュメッセージ002に対応する詳細画面004を表示する。
【0061】
例として、図7は電子機器による第1詳細画面表示の第2操作模式図である。図7における(a)に示すように、電子機器00であるアプリケーションの画面を表示する場合に、当該アプリケーション画面のポスター表示領域005にポスターAとポスターBがカルーセル表示され、現在当該表示領域005にポスターAが表示されている。ユーザは当該ポスターAのプッシュメッセージ006に興味があれば、当該領域005をシングルタップしてもよい(即ち、第1入力)。図7における(b)に示すように、この時に、ユーザは実際に当該領域に表示されているポスターBのプッシュメッセージ007に入力することになる。電子機器00は、当該タップ入力を受け付ける前の所定期間内に、当該領域005に表示されるコンテンツがポスターAのプッシュメッセージ006からポスターBのプッシュメッセージ007に更新されており、即ち、ユーザがポスターBのプッシュメッセージ007に施す操作が誤ってトリガーした操作であると判断する。図7における(c)に示すように、電子機器00は、当該タップ入力に応答して、当該ポスターAのプッシュメッセージ006に対応する詳細画面008を表示する。
【0062】
本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法によれば、プッシュメッセージ又は通知メッセージを表示するための電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付け、当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、当該第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示し、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる。この解決手段によれば、ユーザは目標表示領域に表示されるプッシュメッセージ又は通知メッセージを閲覧したい場合に、当該目標表示領域に入力(即ち、上記第1入力)することができ、この時に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域のコンテンツが更新されたと判定した場合に、ユーザが閲覧したいのが更新前のメッセージに対応する詳細画面であると判断でき、即ち、電子機器は、ユーザの更新後のメッセージに対するトリガー操作がユーザの誤ってトリガーした操作であると判定でき、このため直接更新前のメッセージに対応する第1詳細画面をユーザに表示することができる。このようにして、電子機器がユーザの所望しない更新後のメッセージに対応する第2詳細画面をユーザに表示すること、及び、第2詳細画面を表示した後、電子機器が第1詳細画面を表示することをトリガーするためにユーザが一連の操作を行わなければならない操作過程を回避することができる。これによって、電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを高め、ユーザの使用体験を向上させる。
【0063】
選択可能に、本願の実施例では、上記ステップ101の後、本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法は、下記ステップ108とステップ109を更に含む。
【0064】
ステップ108では、電子機器が、第3時間帯内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを判断する。
【0065】
第3時間帯内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、下記ステップ109を実行し、第3時間帯内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新されていないと、現在の詳細画面を表示する。
【0066】
その中、上記第3時間帯は第1時刻から第3時刻までの時間帯であり、当該第1時刻は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第3時刻は当該第1入力を受け付ける時刻よりも所定期間前の時刻である。
【0067】
本願の実施例では、電子機器は、目標表示領域に表示されるメッセージが第1時間帯内に更新されていないと判断した後、更に、目標表示領域に表示されるメッセージが第3時間帯内に更新されたか否かを判断できることを説明必要である。第3時間帯内に更新された場合に、更新後メッセージに対応する第2詳細画面を表示し、第3時間帯内に更新されていない場合に、現在の詳細画面を表示する。その中、現在の詳細画面は第2詳細画面であってもよいし、他の詳細画面であってもよく、本願の実施例では具体的に限定されることがない。
【0068】
具体的には、図8に示すように、T2時刻(即ち、第2時刻)は第1入力を受け付ける時刻であり、T3時刻(即ち、第3時刻)はT2時刻から前へ所定期間移した時刻であり、T1時刻(即ち、第1時刻)は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻である。その中、第1時間帯はT3とT2との間の時間帯であり、第3時間帯はT1とT3との間の時間帯である。目標表示領域に表示されるメッセージが第1時間帯内に更新された場合に、ステップ106を実行し、具体的には上記ステップ105とステップ106における関連説明を参照できる。目標表示領域に表示されるメッセージが第1時間帯内に更新されていなければ、更に目標表示領域に表示されるメッセージが第3時間帯内に更新されたか否かを検出する。第3時間帯内に更新された場合に、更新後のメッセージに対応する第2詳細画面を表示し(即ち、下記ステップ109を実行)、第3時間帯内に更新されていないと、現在の詳細画面を表示する。
【0069】
ステップ109では、電子機器が第1入力に応答して、更新後のメッセージに対応する第2詳細画面を表示する。
【0070】
例として、所定期間が2秒であり、電子機器の目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻が12:00:03であり、即ち、T1時刻が12:00:03(12時3秒)であると仮定すると、電子機器が第1入力を受け付ける時刻から前へ所定期間移した時刻が12:00:01であり、即ち、T3時刻が12:00:01(12時1秒)である。電子機器目標表示領域に表示されるメッセージの更新時間が12:00:02であり、即ち、当該時刻がT1とT3との間の時間帯(即ち、第3時間帯)にある場合に、電子機器は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面を表示する。
【0071】
本願の実施例では、電子機器は、更に、第3時間帯内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを検出できることが理解できる。当該第3時間帯内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新された時に、更新後のメッセージに対応する第2詳細画面を表示する。このようにして、ユーザに必要な詳細画面をより正確に表示し、更に電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを向上させることができる。
【0072】
選択可能に、図1を参照し、図9に示すように、上記ステップ103の前に、本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法は、下記のステップ110及びステップ111を更に含み、対応するように、ステップ103は下記ステップ103aによって実現してもよい。
【0073】
ステップ110では、電子機器が第2詳細画面及び目標通知情報を表示する。
【0074】
その中、上記目標通知情報は第1入力が誤ってトリガーした入力であることをユーザに通知するためのものとなってもよい。
【0075】
本願の実施例では、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを判断することを説明必要である。更新された場合に、下記ステップ110、ステップ111及びステップ103aを実行し、即ち、電子機器は、第2詳細画面及び目標通知情報を表示し、且つ第2入力によって、電子機器が第2詳細画面を第1詳細画面に更新することをトリガーする。更新されていない場合に、ステップ104を実行し、即ち、現在の詳細画面を表示する。
【0076】
選択可能に、本願の実施例では、上記目標通知情報は、具体的には、電子機器鳴動、音声通知、電子機器振動、電子機器表示ランプが所定方式で点滅する、電子機器が通知情報を表示する等の少なくとも一項であってもよい。具体的には、電子機器の鳴動、音声通知、振動又は表示ランプ点滅は、いずれも第1入力が誤ってトリガーした入力であるのを指示することに利用可能である。電子機器に表示される通知情報は第1入力が誤ってトリガーした入力であるのを指示することに利用可能であり、具体的には、当該通知情報はユーザが更新前のメッセージに気になるか否か等を確認することに利用可能である。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本願の実施例では具体的に限定されることがない。
【0077】
説明必要であるように、本願の実施例では、第1入力が誤ってトリガーした入力であるか否かを判断する方式については、上記ステップ102を参照でき、即ち、電子機器が第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域のメッセージが更新された場合に、第1入力が誤ってトリガーした入力であると判定する。
【0078】
ステップ111では、電子機器が第2入力を受け付ける。
【0079】
選択可能に、本願の実施例では、上記第2入力は電子機器の物理キーへの入力であってもよいし、目標通知情報への入力であってもよいし、電子機器のスクリーンにおける非目標通知情報表示領域への入力であってもよい。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本願の実施例では具体的に限定されることがない。
【0080】
具体的には、第2入力は電子機器の目標物理キーへの押し入力であってもよく、当該目標物理キーは目標通知情報を確認することに用いられる。第2入力は目標通知情報へのタッチ入力であってもよく、当該タッチ入力は、目標通知情報を確認することに用いられ、シングルタップ入力、ダブルタップ入力、長押し入力、予め設定された軌跡に沿ったスワイプ入力等のいずれか一項であってもよい。第2入力は、目標通知情報を確認するために、更に電子機器のスクリーンにおける非目標通知情報表示領域へのタッチ入力であってもよい。
【0081】
ステップ103aでは、電子機器が当該第2入力に応答して、第2詳細画面を第1詳細画面に更新する。
【0082】
説明必要であるように、本願の実施例は、電子機器が第2詳細画面を第1詳細画面に更新する更新方式について具体的に限定せず、実際の使用要求に応じて決めることができる。
【0083】
例として、図10は電子機器による第1詳細画面更新表示の操作模式図である。図10における(a)に示すように、電子機器00であるアプリケーションの画面を表示する場合に、当該アプリケーション画面のポスター表示領域005にポスターAとポスターBがカルーセル表示され、現在当該表示領域005にポスターAが表示されている。ユーザは当該ポスターAのプッシュメッセージ006に興味があれば、当該領域005をシングルタップしてもよい。図10における(b)に示すように、この時に、ユーザは実際に当該領域に表示されているポスターBのプッシュメッセージ007に入力することになる。図10における(c)に示すように、電子機器00は、当該タップ入力に応答して、当該ポスターBのプッシュメッセージ007に対応する詳細画面009(即ち、第2詳細画面)及び通知情報010(即ち、目標通知情報)を表示する。ユーザは、通知情報010に表示されている「確認」コントロールに長押し入力をしてもよく、電子機器00は当該長押し入力に応答して、図10における(d)に示すように、当該ポスターAのプッシュメッセージに対応する詳細画面008(即ち、第1詳細画面)を表示してもよい。
【0084】
理解できるように、本願の実施例では、電子機器が第2詳細画面及び目標通知情報を表示する場合に、ユーザは、第2入力によって、電子機器が表示されている第2詳細画面を第1詳細画面に更新することをトリガーできる。これによって、第2詳細画面を表示した後、ユーザは、電子機器が更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示することをトリガーするために、前のメッセージ表示画面に戻り、且つ当該画面で更新前のメッセージに再度入力しなければならないことを回避できる。電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを高め、更にユーザの使用体験を向上させる。
【0085】
本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法は、実行主体がメッセージ詳細画面の表示装置、又は、当該メッセージ詳細画面の表示装置における、メッセージ詳細画面をロードする表示方法を実行するための制御モジュールであってもよいことを説明必要である。本願の実施例では、メッセージ詳細画面の表示装置によって、メッセージ詳細画面をロードする表示方法を実行することを例として、本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示方法を説明する。
【0086】
図11に示すように、本願の実施例は、メッセージ詳細画面の表示装置1100を提供する。当該メッセージ詳細画面の表示装置1100は、受付モジュール1101及び表示モジュール1102を備えてもよい。受付モジュール1101は、電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付けることに利用可能であり、当該目標表示領域はプッシュメッセージ又は通知メッセージを含むメッセージを表示するためのものである。表示モジュール1102は、受付モジュール1101が当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、当該第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示することに利用可能である。その中、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる。
【0087】
図11を参照し、図12に示すように、本願の実施例では、メッセージ詳細画面の表示装置1100は、処理モジュール1103を更に備える。処理モジュール1103は、第1時刻が第1時間帯内にあれば、当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定することに利用可能である。その中、当該第1時刻は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第1時間帯は第2時刻から第3時刻までの時間帯であり、当該第2時刻は当該第1入力を受け付ける時刻であり、当該第3時刻は当該第2時刻よりも所定期間前の時刻である。
【0088】
図12に示すように、本願の実施例では、メッセージ詳細画面の表示装置1100は、処理モジュール1103を更に備える。処理モジュール1103は、第2時刻が第2時間帯内にあれば、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定することに利用可能である。その中、当該第2時刻は当該第1入力を受け付ける時刻であり、当該第2時間帯は第1時刻から第4時刻までの時間帯であり、当該第1時刻は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第4時刻は当該第1時刻よりも所定期間後の時刻である。
【0089】
選択可能に、本願の実施例では、処理モジュール1103は、更に、第3時間帯内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、第1入力に応答して、更新後のメッセージに対応する第2詳細画面を表示することに利用可能である。その中、当該第3時間帯は第1時刻から第3時刻までの時間帯であり、当該第1時刻は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第3時刻は当該第1入力を受け付ける時刻よりも所定期間前の時刻である。
【0090】
選択可能に、本願の実施例では、表示モジュール1102は、更に、第2詳細画面及び目標通知情報を表示することに利用可能であり、当該目標通知情報は第1入力が誤ってトリガーした入力であることをユーザに通知するためのものである。受付モジュール1101は、更に、第2入力を受け付けることに利用可能である。表示モジュール1102は、具体的には、当該第2入力に応答して、当該第2詳細画面を第1詳細画面に更新することに利用可能である。
【0091】
本願の実施例におけるメッセージ詳細画面の表示装置は、電子機器におけるメッセージ詳細画面の表示方法を実行する機能実体及び/又は機能モジュールであってもよいし、端末における部材、集積回路又はチップであってもよい。当該装置は、携帯型電子機器であってもよいし、非携帯型電子機器であってもよい。例として、携帯型電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載電子機器、ウェアラブル機器、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよく、非携帯型電子機器は、サーバ、ネットワークアタッチドストレージ(network attached storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本願の実施例では具体的に限定されることがない。
【0092】
本願の実施例におけるメッセージ詳細画面の表示装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。当該オペレーティングシステムはアンドロイド(登録商標)(Android)オペレーティングシステムであってもよいし、iosオペレーティングシステムであってもよいし、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本願の実施例では具体的に限定されることがない。
【0093】
本願の実施例で提供されるメッセージ詳細画面の表示装置は、図1図10の方法実施例におけるメッセージ詳細画面の表示装置が実現する各工程を実現でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0094】
本願の実施例は、プッシュメッセージ又は通知メッセージを表示するための電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付け、当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、当該第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示するメッセージ詳細画面の表示装置であって、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる、メッセージ詳細画面の表示装置を提供する。この解決手段によれば、ユーザは目標表示領域に表示されるプッシュメッセージ又は通知メッセージを閲覧したい場合に、当該目標表示領域に入力(即ち、上記第1入力)することができ、この時に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域のコンテンツが更新されたと判定した場合に、ユーザが閲覧したいのが更新前のメッセージに対応する詳細画面であると判断でき、即ち、電子機器は、ユーザの更新後のメッセージに対するトリガー操作がユーザの誤ってトリガーした操作であると判定でき、このため直接更新前のメッセージに対応する第1詳細画面をユーザに表示することができる。このようにして、電子機器がユーザの所望しない更新後のメッセージに対応する第2詳細画面をユーザに表示すること、及び、第2詳細画面を表示した後、電子機器が第1詳細画面を表示することをトリガーするためにユーザが一連の操作を行わなければならない操作過程を回避することができる。これによって、電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを高め、ユーザの使用体験を向上させる。
【0095】
選択可能に、本願の実施例は、プロセッサ1010と、メモリ1009と、メモリ1009に記憶され且つプロセッサ1010において実行可能なプログラム又はコマンドとを備える電子機器1000であって、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ1010により実行される時に、上記メッセージ詳細画面の表示方法の実施例の各工程を実現する電子機器1000を更に提供し、且つ同じ技術効果を達成でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0096】
注意すべきことは、本願の実施例における電子機器は上記の携帯型電子機器と非携帯型電子機器を含む点である。
【0097】
図13は本願の実施例を実現する電子機器のハードウェア構成の模式図である。
【0098】
当該電子機器1000は、高周波ユニット1001、ネットワークモジュール1002、オーディオ出力ユニット1003、入力ユニット1004、センサ1005、表示ユニット1006、ユーザ入力ユニット1007、インタフェースユニット1008、メモリ1009及びプロセッサ1010等の素子を含むが、これらに限定されない。
【0099】
その中、入力ユニット1004は、グラフィックスプロセッシングユニット10041及びマイクロホン10042を含んでもよく、表示ユニット1006は、表示パネル10061を含んでもよく、ユーザ入力ユニット1007は、タッチパネル10071及び他の入力デバイス10072を含んでもよく、メモリ1009は、ソフトウェアプログラム(例えば、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション)及び各種のデータを記憶するためのものとなってもよい。
【0100】
電子機器1000は各部材に給電する電源(例えば、電池)を更に含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1010に論理的に接続し、更に電源管理システムによって充放電の管理及び電力消費管理等の機能を実現できることが当業者に理解される。図13に示す電子機器構成は電子機器を限定するためのものではなく、電子機器は、図面よりも多く又は少ない部材を含んでもよく、又は何らかの部材を組み合わせてもよく、又は異なる部材配置にしてもよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0101】
その中、ユーザ入力ユニット1007は、電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付けることに利用可能であり、当該目標表示領域はプッシュメッセージ又は通知メッセージを含むメッセージを表示するためのものである。表示ユニット1006は、ユーザ入力ユニット1007が当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、当該第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示することに利用可能である。その中、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる。
【0102】
本願の実施例は、プッシュメッセージ又は通知メッセージを表示するための電子機器の目標表示領域への第1入力を受け付け、当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、当該第1入力に応答して、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示する電子機器であって、更新前のメッセージに対応する第1詳細画面は更新後のメッセージに対応する第2詳細画面と異なる、電子機器を提供する。この解決手段によれば、ユーザは目標表示領域に表示されるプッシュメッセージ又は通知メッセージを閲覧したい場合に、当該目標表示領域に入力(即ち、上記第1入力)することができ、この時に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域のコンテンツが更新されたと判定した場合に、ユーザが閲覧したいのが更新前のメッセージに対応する詳細画面であると判断でき、即ち、電子機器は、ユーザの更新後のメッセージに対するトリガー操作がユーザの誤ってトリガーした操作であると判定でき、このため直接更新前のメッセージに対応する第1詳細画面をユーザに表示することができる。このようにして、電子機器がユーザの所望しない更新後のメッセージに対応する第2詳細画面をユーザに表示すること、及び、第2詳細画面を表示した後、電子機器が第1詳細画面を表示することをトリガーするためにユーザが一連の操作を行わなければならない操作過程を回避することができる。これによって、電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを高め、ユーザの使用体験を向上させる。
【0103】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器1000は、プロセッサ1010を更に備える。プロセッサ1010は、第1時刻が第1時間帯内にあれば、当該第1入力を受け付ける前の所定期間内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定することに利用可能である。その中、当該第1時刻は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第1時間帯は第2時刻から第3時刻までの時間帯であり、当該第2時刻は当該第1入力を受け付ける時刻であり、当該第3時刻は当該第2時刻よりも所定期間前の時刻である。
【0104】
理解できるように、本願の実施例では、電子機器は、目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻が、第1入力を受け付ける時刻と第1入力を受け付ける時刻よりも所定期間前の時刻との間の時間帯内にあるか否かを検出できる。当該時間帯内にある時に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定できる。当該時間帯外にある時に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されていない。このようにして、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを判断でき、ユーザに必要な詳細画面をより正確に表示し、更に電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを向上させることができる。
【0105】
選択可能に、本願の実施例では、プロセッサ1010は、更に、第2時刻が第2時間帯内にあれば、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、当該目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定することに利用可能である。その中、当該第2時刻は当該第1入力を受け付ける時刻であり、当該第2時間帯は第1時刻から第4時刻までの時間帯であり、当該第1時刻は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第4時刻は当該第1時刻よりも所定期間後の時刻である。
【0106】
理解できるように、本願の実施例では、電子機器は、第1入力を受け付ける時刻が、目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻と当該直近一回のメッセージ更新時刻よりも所定期間後の時刻との間の時間帯内にあるか否かを検出できる。当該時間帯内にある時に、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたと判定できる。当該時間帯外にある時に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されていない。このようにして、電子機器は、第1入力を受け付ける前の所定期間内に、電子機器の目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを判断でき、ユーザに必要な詳細画面をより正確に表示し、更に電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを向上させることができる。
【0107】
選択可能に、本願の実施例では、プロセッサ1010は、更に、第3時間帯内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新された場合に、第1入力に応答して、更新後のメッセージに対応する第2詳細画面を表示することに利用可能である。その中、当該第3時間帯は第1時刻から第3時刻までの時間帯であり、当該第1時刻は当該目標表示領域の直近一回のメッセージ更新時刻であり、当該第3時刻は当該第1入力を受け付ける時刻よりも所定期間前の時刻である。
【0108】
理解できるように、本願の実施例では、電子機器は、更に、第3時間帯内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新されたか否かを検出できる。当該第3時間帯内に、目標表示領域に表示されるメッセージが更新された時に、更新後のメッセージに対応する第2詳細画面を表示する。このようにして、ユーザに必要な詳細画面をより正確に表示し、更に電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを向上させることができる。
【0109】
選択可能に、本願の実施例では、表示ユニット1006は、更に、第2詳細画面及び目標通知情報を表示することに利用可能であり、当該目標通知情報は第1入力が誤ってトリガーした入力であることをユーザに通知するためのものである。ユーザ入力ユニット1007は、更に、第2入力を受け付けることに利用可能である。表示ユニット1006は、具体的には、当該第2入力に応答して、当該第2詳細画面を第1詳細画面に更新することに利用可能である。
【0110】
理解できるように、本願の実施例では、電子機器が第2詳細画面及び目標通知情報を表示する場合に、ユーザは、第2入力によって、電子機器が表示されている第2詳細画面を第1詳細画面に更新することをトリガーできる。これによって、第2詳細画面を表示した後、ユーザは、電子機器が更新前のメッセージに対応する第1詳細画面を表示することをトリガーするために、前のメッセージ表示画面に戻り、且つ当該画面で更新前のメッセージに再度入力しなければならないことを回避できる。電子機器によるコンテンツ表示のスマート化レベルを高め、更にユーザの使用体験を向上させる。
【0111】
本願の実施例は、プログラム又はコマンドが記憶されており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行される時に、上記メッセージ詳細画面の表示方法の実施例の各工程を実現する可読記憶媒体を更に提供し、且つ同じ技術効果を達成でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0112】
その中、当該プロセッサは、上記実施例における電子機器中のプロセッサである。当該可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0113】
本願の実施例は、更に、プロセッサと通信インタフェースを備え、当該通信インタフェースと当該プロセッサとが接続され、当該プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して、上記メッセージ詳細画面の表示方法の実施例の各工程を実現するためのものであるチップを提供し、且つ同じ技術効果を達成でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0114】
本願の実施例に記載のチップは、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0115】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むようになる点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。なお、指摘すべきことは、本願の実施形態における方法と装置の範囲は示されたり、検討された順序で機能を実行するように限定されることがなく、関わる機能に応じて基本的に同時な方式又は反対の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば、記述された順序と異なる順序で記述された方法を実行することができ、更に各種のステップの追加、省略又は組合せも可能である点である。なお、一部の例を参照して記述された特徴は他の例に組み合わせることができる。
【0116】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0117】
以上、図面を参照しながら本願の実施例を説明したが、本願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本願の示唆をもとに、当業者が本願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本願の保護範囲に属するものとする。
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