IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アイクロ リミテッドの特許一覧

特許7490264歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム
<>
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図1
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図2
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図3
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図4
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図5
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図6
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図7
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図8
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図9
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図10
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図11
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図12
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図13
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図14
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図15
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図16
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図17
  • 特許-歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-17
(45)【発行日】2024-05-27
(54)【発明の名称】歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 50/20 20180101AFI20240520BHJP
   G16H 30/20 20180101ALI20240520BHJP
   G06Q 30/0251 20230101ALI20240520BHJP
   A61B 1/24 20060101ALI20240520BHJP
   A61B 1/045 20060101ALI20240520BHJP
   A61C 19/06 20060101ALI20240520BHJP
【FI】
G16H50/20
G16H30/20
G06Q30/0251
A61B1/24
A61B1/045 614
A61B1/045 618
A61B1/045 622
A61C19/06 Z
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2022546027
(86)(22)【出願日】2022-01-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-25
(86)【国際出願番号】 KR2022001089
(87)【国際公開番号】W WO2022177181
(87)【国際公開日】2022-08-25
【審査請求日】2022-07-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0021397
(32)【優先日】2021-02-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0152724
(32)【優先日】2021-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522299883
【氏名又は名称】アイクロ リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ICLO.LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】キム ジュンベ
【審査官】梅岡 信幸
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-521113(JP,A)
【文献】特開2020-110215(JP,A)
【文献】特表2014-518111(JP,A)
【文献】特開2012-217579(JP,A)
【文献】特開2002-095648(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2019-0129247(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
G06Q 10/00-99/00
A61B 1/00- 1/32
A61C 19/00-19/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯牙を撮影する歯牙撮影装置に連動したユーザ端末と通信するサーバ通信部と、
前記撮影された歯牙の画像を、データとして管理するデータベース管理部と、
前記サーバ通信部により、前記ユーザ端末から、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記データベース管理部で管理されたデータから、学習された人工知能学習結果により、前記要請によるユーザの歯牙状態を分析する分析部と、
前記ユーザの歯牙状態に対する分析結果を、前記ユーザ端末に提供する結果提供部とを含み、
前記分析部は、前記ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記歯牙撮影装置から、前記ユーザの歯牙を第1の速度で撮影した第1次画像を提供されて、1次分析し、前記1次分析の結果、前記ユーザの歯牙のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域が存在する場合、前記歯牙撮影装置から、前記疑い領域を、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影した第2次画像を提供されて、2次分析し、
前記データベース管理部は、前記データを歯牙状態別にラベリングし、ラベリングされた前記データをデータキュレーション及び停滞し、データキュレーション及び停滞された前記データを学習データとして検討及び更新し、前記学習データとして検討及び更新された前記データからモデルを生成し、
前記分析部は、前記データベース管理部により生成された前記モデルを人工知能により学習し、前記人工知能学習結果に基づいて前記ユーザの歯牙状態を分析することを特徴とする歯牙分析サーバ。
【請求項2】
更に、撮影補助部を含み、
前記撮影補助部は、前記歯牙撮影装置で前記第2次画像を撮影する場合、前記歯牙撮影装置で撮影中の前記疑い領域に対する前記分析部の分析が行われるように、撮影を助けるアシスト撮影領域を、前記ユーザ端末に提供することを特徴とする請求項1に記載の歯牙分析サーバ。
【請求項3】
更に、広告送出部を含み、
前記広告送出部は、前記分析部で前記ユーザの歯牙状態の分析が行われる間、広告が、前記ユーザ端末に送出されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の歯牙分析サーバ。
【請求項4】
前記ユーザ端末は、
前記歯牙撮影装置、及び前記サーバ通信部と通信する端末通信部と、
ユーザから、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記歯牙撮影装置により撮影されたユーザの歯牙の画像が、前記人工知能学習結果により分析された分析結果を出力するディスプレイ部とを含み、
前記ディスプレイ部は、前記ユーザの歯牙が第1の速度で撮影された第1次画像が、前記人工知能学習結果により分析された1次分析結果を出力し、
前記1次分析結果により、前記ユーザの歯牙のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域が存在する場合、前記疑い領域が、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影された第2次画像が、前記人工知能学習結果により分析された2次分析結果を更に出力することを特徴とする請求項1に記載の歯牙分析サーバ。
【請求項5】
分析部が、ユーザから、ユーザの歯牙に対する分析要請を受ける段階、
前記分析部が、前記ユーザの歯牙が第1の速度で撮影された第1次画像を提供される段階、
結果提供部が、前記ユーザに、前記第1次画像が人工知能学習結果により分析された1次分析結果を提供する段階、
前記分析部が、前記1次分析結果により、前記ユーザの歯牙のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域が存在する場合、前記疑い領域が、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影された第2次画像を提供される段階、
前記結果提供部が、前記ユーザに、前記第2次画像が前記人工知能学習結果により分析された2次分析結果を提供する段階、さらに、
データベース管理部が、前記第1次画像及び前記第2次画像から構成されるデータに基づいて、モデルを生成する段階を実行させるために、媒体に記憶される歯牙分析プログラムであって、
前記データベース管理部は、前記データを歯牙状態別にラベリングし、ラベリングされた前記データをデータキュレーション及び停滞し、データキュレーション及び停滞された前記データを学習データとして検討及び更新し、前記学習データとして検討及び更新された前記データから前記モデルを生成し、
前記分析部は、前記データベース管理部により生成された前記モデルを人工知能により学習し、前記人工知能学習結果に基づいて前記ユーザの歯牙状態を分析する歯牙分析プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラムに関し、より具体的には、歯牙を自己検診し、安価で治療することができる歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、歯科医を訪問することなく、家庭で歯牙状態を分析することは難しい。
【0003】
これにより、多くの人間は、歯牙に不便を感じる場合、歯科医を訪問することになる。
【0004】
しかし、歯牙に不便を感じたことは、既に歯牙疾患が進行したことを意味する。
【0005】
このように、歯牙疾患が進行した状態で歯科医を訪問することになると、治療範囲が拡がり、治療期間が長くなり、また、治療費用も増加することになる。
【0006】
このため、歯科医に訪問する前に、家庭で容易に歯牙疾患を早期に診断することができる歯牙分析システムが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、家庭でユーザの歯牙を自己検診することができる歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラムを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、自己検診結果、ユーザの歯牙に歯牙疾患がある場合、病院で安価に治療することができる歯牙分析サーバ、歯牙分析端末、及び歯牙分析プログラムを提供することである。
【0009】
本発明の目的は、前記で言及した内容に限定されるものではない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を提供するために、本発明は、歯牙分析サーバを提供する。
【0011】
一実施例によると、前記歯牙分析サーバは、歯牙を撮影する歯牙撮影装置に連動したユーザ端末と通信するサーバ通信部と、前記撮影された歯牙の画像を、データとして管理するデータベース管理部と、前記サーバ通信部により、前記ユーザ端末から、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記データベース管理部で管理されたデータから、学習された人工知能学習結果により、前記要請によるユーザの歯牙状態を分析する分析部と、前記ユーザの歯牙状態に対する分析結果を、前記ユーザ端末に提供する結果提供部とを含み、前記分析部は、前記ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記歯牙撮影装置から、前記ユーザの歯牙を第1の速度で撮影した第1次画像を提供されて、1次分析し、前記1次分析の結果、前記ユーザの歯牙のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域が存在する場合、前記歯牙撮影装置から、前記疑い領域を、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影した第2次画像を提供されて、2次分析することを特徴とする。
【0012】
前記歯牙分析サーバは、更に、撮影補助部を含み、前記撮影補助部は、前記歯牙撮影装置で前記第2次画像を撮影する場合、前記歯牙撮影装置で撮影中の前記疑い領域に対する前記分析部の分析が行われるように、撮影を助けるアシスト撮影領域を、前記ユーザ端末に提供する。
【0013】
また、前記歯牙分析サーバは、更に、広告送出部を含み、前記広告送出部は、前記分析部で前記ユーザの歯牙状態の分析が行われる間、広告が、前記ユーザ端末に送出されるようにする。
【0014】
前記分析部で前記2次分析結果、前記特定の歯牙に歯牙疾患があると分析した場合、前記結果提供部は、前記歯牙疾患を治療するための予想治療費を、前記ユーザ端末に提供し、前記歯牙分析サーバは、更に、病院推薦部を含み、前記病院推薦部は、前記予想治療費で治療可能な病院情報を、前記ユーザ端末に提供する。
【0015】
また、前記目的を提供するために、本発明は、歯牙分析端末を提供する。
【0016】
前記歯牙分析端末は、歯牙を撮影する歯牙撮影装置、及び人工知能学習結果により、ユーザの歯牙状態を分析する歯牙分析サーバのうち、少なくともいずれか1つと通信する端末通信部と、ユーザから、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記歯牙撮影装置により撮影されたユーザの歯牙の画像が、前記人工知能学習結果により分析された分析結果を出力するディスプレイ部とを含み、前記ディスプレイ部は、前記ユーザの歯牙が第1の速度で撮影された第1次画像が、前記人工知能学習結果により分析された1次分析結果を出力し、前記1次分析の結果、前記ユーザの歯牙のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域が存在する場合、前記疑い領域が、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影された第2次画像が、前記人工知能学習結果により分析された2次分析結果を更に出力する。
【0017】
更に、前記目的を提供するために、本発明は、歯牙分析プログラムを提供する。
【0018】
前記歯牙分析プログラムは、ユーザから、ユーザの歯牙に対する分析要請を受ける段階、前記ユーザの歯牙が、第1の速度で撮影された第1次画像を提供される段階、前記ユーザに、前記第1次画像が人工知能学習結果により分析された1次分析結果を提供する段階、前記1次分析の結果、前記ユーザの歯牙のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域が存在する場合、前記疑い領域が、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影された第2次画像を提供される段階、前記ユーザに、前記第2次画像が人工知能学習結果により分析された2次分析結果を提供する段階を実行させるために、媒体に記憶される。
【発明の効果】
【0019】
本発明によると、歯牙を撮影する歯牙撮影装置に連動するユーザ端末と通信するサーバ通信部と、前記撮影された歯牙の画像をデータとして管理するデータベース管理部と、前記サーバ通信部により、前記ユーザ端末から、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記データベース管理部で管理されたデータから、学習された人工知能学習結果により、前記要請によるユーザの歯牙状態を分析する分析部と、前記ユーザの歯牙状態に対する分析結果を、前記ユーザ端末に提供する結果提供部とを含み、前記分析部は、前記ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記歯牙撮影装置から、前記ユーザの歯牙を第1の速度で撮影した第1次画像を提供されて、1次分析し、前記1次分析結果、前記ユーザの歯牙のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域が存在する場合、前記歯牙撮影装置から、前記疑い領域を、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影した第2次画像を提供されて、2次分析する歯牙分析サーバが提供される。
【0020】
一方、本発明によると、前記分析部で前記2次分析の結果、前記特定の歯牙に歯牙疾患があると分析した場合、前記結果提供部は、前記歯牙疾患を治療するための予想治療費を、前記ユーザ端末に提供し、前記歯牙分析サーバは、病院推薦部を更に含み、前記病院推薦部は、前記予想治療費で治療可能な病院情報を、前記ユーザ端末に提供することができる。
【0021】
これにより、本発明によると、ユーザは、家庭でユーザの歯牙を自己検診し、前記自己検診の結果、前記ユーザの歯牙に歯牙疾患がある場合は、病院で安価に治療を受けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本発明の実施例による歯牙分析システムを説明するための図である。
図2図2は、本発明の実施例による歯牙分析システムを説明するための図である。
図3図3は、本発明の実施例による歯牙分析端末を説明するための図である。
図4図4は、本発明の実施例による歯牙分析サーバを説明するための図である。
図5図5は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図6図6は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図7図7は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図8図8は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図9図9は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図10図10は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図11図11は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図12図12は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図13図13は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図14図14は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図15図15は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図16図16は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図17図17は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
図18図18は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照して、本発明の実施例による歯牙分析システムについて説明する。
【0024】
図1及び図2は、本発明の実施例による歯牙分析システムを説明するための図であり、図3は、本発明の実施例による歯牙分析端末を説明するための図であり、図4は、本発明の実施例による歯牙分析サーバを説明するための図である。
【0025】
本発明の実施例による歯牙分析システムによると、ユーザは、家庭で本人歯牙を自己検診し、前記検診結果、当該歯牙に歯牙疾患がある場合、病院で安価に治療を受けることができる。
【0026】
このために、図1に示しているように、前記歯牙分析システムは、歯牙撮影装置100、歯牙分析端末1000、及び歯牙分析サーバ2000のうち、少なくともいずれか1つを含む。
【0027】
一実施例によると、前記歯牙撮影装置100と前記歯牙分析端末1000とは、連動している。また、前記歯牙分析端末1000と前記歯牙分析サーバ2000とは、連動している。ここで、連動とは、前記各構成間に通信(cm、図1参照)が存在することを含む概念である。
【0028】
これにより、図2に示しているように、前記歯牙分析端末1000は、ユーザ(us)が前記歯牙撮影装置100を用いて、ユーザの歯牙を撮影すると、前記歯牙撮影装置100から、前記ユーザの歯牙の画像を提供されて、前記歯牙分析サーバ2000に提供し、前記歯牙分析サーバ2000から、前記ユーザの歯牙状態を分析した分析結果を提供されて、画面に出力する。
【0029】
これにより、本発明の実施例によると、歯科医に訪問する前に、家庭で容易に歯牙疾患を早期に診断することができる。
【0030】
これによって、歯牙疾患を早期に治療し、合わせて、治療費を節減することができる。
【0031】
以下、各構成について説明する。
【0032】
(歯牙撮影装置100)
図1に示しているように、前記歯牙撮影装置100は、撮像部110、胴部130、操作部150、及び装置通信部(図示せず)のうち、少なくともいずれか1つを含む。
【0033】
以下、各構成について説明する。
【0034】
(撮像部110)
前記撮像部110は、ユーザの歯牙を画像で撮影する。ここで、画像は、静止画及び動画をいずれも含む。
【0035】
このために、前記撮像部110は、図1に示しているように、集光又は発散して、光学像を結像させるレンズ111、前記レンズ111から入射した光を電気的なデジタル信号に変換して、後述する歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200(図3参照)により出力するようにするイメージセンサ113、及び撮影領域に光を提供する発光部115のうち、少なくともいずれか1つを含むように構成される。
【0036】
(胴部130)
前記胴部130は、ユーザが、前記撮像部110によりユーザの歯牙を画像で撮影する場合、前記ユーザの手に把持されるように設けられる。
【0037】
このために、前記胴部130は、ユーザの手に把持される程度の幅及び高さに形成される。
【0038】
(操作部150)
前記操作部150は、ユーザが、前記撮像部110を駆動するように設けられる。ここで、駆動とは、ユーザが、前記撮像部110により、ユーザの歯牙を画像で撮影するための動き、例えば、前記撮像部110の電源をオン・オフするか、前記撮像部110での撮影を開始するか、前記発光部115での光を照射するなどの動力による動きを含むことである。
【0039】
このために、前記操作部150は、例えば、操作ボタン又はタッチスイッチなどの形態で提供される。
【0040】
(装置通信部(図示せず))
前記装置通信部(図示せず)は、前記撮像部110により撮影されたユーザの歯牙画像を、後述する歯牙分析端末1000に提供する。
【0041】
このために、前記装置通信部(図示せず)は、後述する歯牙分析端末1000の端末通信部1100(図3参照)と通信する。
【0042】
(歯牙分析端末1000)
図3に示しているように、前記歯牙分析端末1000は、端末通信部1100、ディスプレイ部1200、及び制御部1300のうち、少なくともいずれか1つを含む。
【0043】
ここで、歯牙分析端末1000は、ユーザ端末、例えば、スマートフォン、タブレットPCなどを含む(以下、歯牙分析端末1000とユーザ端末は、同一の概念として定義される)。
【0044】
以下、各構成について説明する。
【0045】
(端末通信部1100)
前記端末通信部1100は、前記歯牙撮影装置100により撮影されたユーザの歯牙画像を取得し、後述する歯牙分析サーバ2000に提供する。
【0046】
このために、前記端末通信部1100は、前記歯牙撮影装置100の装置通信部(図示せず)、及び後述する歯牙分析サーバ2000のサーバ通信部2100のうち、少なくともいずれか1つと通信する。
【0047】
(ディスプレイ部1200)
前記ディスプレイ部1200は、ユーザから、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記歯牙撮影装置100により撮影されたユーザの歯牙の画像が、後述する歯牙分析サーバ2000により分析された分析結果のうち、少なくともいずれか1つを出力することができる。
【0048】
このために、前記ディスプレイ部1200は、画面の形態に設けられる。
【0049】
一実施例によると、前記ディスプレイ部1200は、ユーザのタッチ入力が可能なタッチ画面の形態に設けられる。
【0050】
これにより、前記ディスプレイ部1200は、前述したようなユーザの歯牙分析に必要なタッチによる操作を可能にする。
【0051】
(制御部1300)
前記制御部1300は、前記歯牙分析端末1000の全般的な制御を行う。
【0052】
より具体的に、前記端末通信部1100の通信を制御し、前記ディスプレイ部1200の画面出力を制御することができる。
【0053】
一方、一実施例によると、前記制御部1300は、前記ディスプレイ部1200によるユーザのタッチ入力が行われるように、各部を制御する。例えば、前記制御部1300は、後述する歯牙分析サーバ2000の1次分析結果を、前記ディスプレイ部1200により出力するように制御し、前記1次分析結果に基づいて、2次分析を行うか否かを決める。これは、前記ユーザが、前記ディスプレイ部1200に出力された1次分析結果に基づく2次分析を行うか否かを決めた状況を想定した場合である。
【0054】
又は、例えば、前記制御部1300は、後述する歯牙分析サーバ2000の2次分析のためのアシスト撮影領域(as、図13参照)が、前記ディスプレイ部1200により出力されるように制御することができる。これに関しては、後述する。
【0055】
(歯牙分析サーバ2000)
図4に示しているように、前記歯牙分析サーバ2000は、サーバ通信部2100、データベース管理部2200、分析部2300、撮影補助部2400、結果提供部2500、ポイント提供部2600、広告送出部2700、及び病院推薦部2800のうち、少なくともいずれか1つを含む。
【0056】
以下、各構成について説明する。
【0057】
(サーバ通信部2100)
前記サーバ通信部2100は、前記歯牙撮影装置100により撮影されたユーザの歯牙画像を取得するために、前記端末通信部1100と通信する。
【0058】
一方、前述したように、前記端末通信部1100は、前記歯牙撮影装置100の装置通信部(図示せず)、及び前記サーバ通信部2100のうち、少なくともいずれか1つと通信するところ、前記サーバ通信部2100は、前記端末通信部1100により、前記ユーザの歯牙画像を取得、すなわち、伝達されることができる。
【0059】
(データベース管理部2200)
前記データベース管理部2200は、前記撮影された歯牙の画像を、データとして管理する。
【0060】
より具体的に、図7に示しているように、前記データベース管理部2200は、前記撮影された歯牙の画像(im)を累積して、データ(dat)として管理する。
【0061】
例えば、前記データベース管理部2200は、図7に示しているように、虫歯(cv)、アマルガム(am)、セラミックス(ce)、金(gd)などが形成された歯牙状態による歯牙の画像を累積して、データ(dat)として管理する。
【0062】
このため、図6を参照すると、前記データベース管理部2200は、源泉データを収集し、前記源泉データを前処理し、前記前処理されたデータを保存する。
【0063】
ここで、源泉データとは、前記歯牙撮影装置100により撮影された歯牙の画像(im、図7参照)を意味する。又は、一実施例によると、前記源泉データは、後述する分析部2300において、学習のために、外部から提供されたデータでもある。ここで、外部から提供されたデータとは、前記歯牙撮影装置100により撮影された歯牙画像以外の歯牙画像を含むデータをいい、前記外部から提供されたデータの画像も、静止画及び動画をいずれも含むことは、言うまでもない。
【0064】
一方、一実施例によると、前記データベース管理部2200は、前記保存されたデータをラベリング(lb、図7参照)し、前記ラベリングされたデータを、データキュレーション及び停滞し、前記データキュレーション及び停滞されたデータを、学習データ(dat、図7参照)として検討及び更新する。
【0065】
ここで、ラベリング(lb、図7参照)とは、前記保存されたデータを歯牙状態別、例えば、図7に示しているように、虫歯(cv)、アマルガム(am)、セラミックス(ce)、金(gd)などが形成された歯牙状態によって、ラベリングすることを意味する。
【0066】
また、データキュレーションとは、前記ラベリング(lb、図7参照)されたデータを、歯牙状態によって分類することをいう。
【0067】
一方、一実施例によると、前記データベース管理部2200は、前記学習データとして検討及び更新されたデータから、後述する分析部2300において学習するためのモデル(md、図7参照)を生成する。また、前記データベース管理部2200は、前記モデル(md、図7参照)を適用して、後述する分析部2300の人工知能(AI:Artificial Intelligence)学習評価モニタリングに活用することができる。
【0068】
これにより、図7に示しているように、後述する分析部2300では、前記データベース管理部2200で生成されたモデル(md)から、人工知能で学習した学習結果により、ユーザの歯牙状態を分析(ans)することができる。
【0069】
(分析部2300)
前記分析部2300は、前記サーバ通信部2100を通じて、前記歯牙分析端末1000から、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、ユーザの歯牙状態を分析する。
【0070】
このために、前記分析部2300は、前記ユーザの歯牙状態を分析するために、前述したように、前記データベース管理部2200で生成されたモデル(md、図7参照)を人工知能で学習することができる。
【0071】
これにより、前記分析部2300は、前記人工知能の学習結果により、前記ユーザの歯牙状態を分析することができる。
【0072】
一方、前記分析部2300は、前記歯牙分析端末1000から、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、図8に示しているように、前記歯牙撮影装置100から、前記ユーザ(us)の歯牙(th)を第1の速度で撮影した第1次画像(im1)を提供されて、図10及び図11に示しているように、1次分析(ans1)をする。これは、前記ユーザ(us)が、前記歯牙撮影装置100により、前記ユーザ(us)の歯牙(th)を撮影したときを想定した場合である。
【0073】
一実施例によると、前記分析部2300は、前記1次分析(ans1)の結果、ユーザ(us)の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域がないと分析する。
【0074】
これにより、後述する結果提供部2500では、前記歯牙疾患として疑われる疑い領域がないと分析された1次分析(ans1)の結果を、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて、図10のように、文字として提供するか、図11のように、イメージとして提供することもできる。これに関しては、後述する。
【0075】
一方、他の実施例によると、前記分析部2300は、前記1次分析の結果、図12に示しているように、前記ユーザ(us)の歯牙(th)のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域(da)が存在すると分析した場合、前記歯牙撮影装置100から、前記疑い領域(da)を、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影した第2次画像(im2、図14参照)を提供されて、2次分析をする。これは、前記ユーザ(us)が、前記歯牙撮影装置100により、前記ユーザ(us)の歯牙(th)を撮影したときを想定した場合である。また、ここで、第1の速度よりも遅い第2の速度は、静止状態を含む概念として理解されるべきである(すなわち、静止画を撮影し得る)。
【0076】
ここで、2次分析時に、1次分析時の第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影することは、疑い領域(da)が存在することにより、疑い領域(da)をより精密に分析するためである。言い換えると、前述した1次分析では、ユーザ(us)の歯牙全体を速い速度でスキャンして、ユーザ(us)の歯牙全体をみることに対して、2次分析では、疑い領域(da)に限定して、疑い領域(da)を精密分析するためである。
【0077】
一方、前記分析部2300において、疑い領域(da)を精密分析するためには、前記疑い領域(da)に対する撮影が分析可能な水準において行われるべきである。これは、前述したように、ユーザ(us)、すなわち、人間が前記歯牙撮影装置100により歯牙を撮影する場合を想定したためである。また、ここで、ユーザ(us)は、歯科医のような専門家ではなく、普通の人間、すなわち、非専門家を含む。これにより、非専門家は、分析のための歯牙撮影が未熟であることを考えている。
【0078】
これに対し、本発明では、後述する撮影補助部2400を提供する。
【0079】
(撮影補助部2400)
図13に示しているように、前記撮影補助部2400は、ユーザ(us)が、前記歯牙撮影装置100で前記第2次画像(im2)を撮影する場合、撮影を助けるアシスト撮影領域(as)を、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて提供する。
【0080】
例えば、前記撮影補助部2400は、図13に示しているように、前記疑い領域(da)が撮影されるように、前記アシスト撮影領域(as)を赤色で満たした領域として提供する。
【0081】
これにより、前記ユーザ(us)は、前記赤色で満たしたアシスト撮影領域(as)に、前記ユーザの歯牙(th、図14参照)が位置するように、前記歯牙撮影装置100を口腔内で移動させて撮影する。
【0082】
これにより、前記分析部2300は、図14に示しているように、前記疑い領域(da)を分析するための第2次画像(im2)を取得することができる。これは、前述したように、前記第2次画像(im2)において、前記疑い領域(da)が分析可能な水準において撮影されたときを想定した場合である。
【0083】
ここで、前記制御部1300は、前記ディスプレイ部1200により、ユーザインターフェースを提供するように制御することもできる。
【0084】
これにより、ユーザ(us)は、図13における前記アシスト撮影領域(as)に、図14における前記ユーザの歯牙(th)が位置しない場合、前記ユーザインターフェースを通じて、前記疑い領域(da)を拡大画面及び/又は縮小画面に手操作してみて、前記アシスト撮影領域(as)に前記ユーザの歯牙(th)が位置するように、再撮影することもできる。
【0085】
これにより、前記分析部2300は、前記疑い領域(da)が分析可能な水準において撮影された第2次画像(im2)から、前記疑い領域(da)を精密分析することができる。
【0086】
(結果提供部2500)
前記結果提供部2500は、前記ユーザの歯牙状態に対する分析結果を、前記歯牙分析端末1000に提供する。
【0087】
一実施例によると、前述したように、前記分析部2300において、前記歯牙疾患として疑われる疑い領域がないと1次分析(ans1)をした場合、前記結果提供部2500では、前記1次分析(ans1)の結果を、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて、図10に示しているように、例えば、虫歯進行程度に関して、百分率2%、治療段階非該当、治療歯牙無し、予想金額(すなわち、予想治療費)無しなどの情報として提供することもできる。
【0088】
ここで、前記分析部2300は、前記ディスプレイ部1200を通じて、図10に示しているように、1次分析(ans1)の結果をより詳細に見ることができる分析結果詳細表示(dt)のタッチ入力ボタンを提供する。
【0089】
これにより、ユーザが、前記分析結果詳細表示(dt)のタッチ入力ボタンをタッチすると、前記分析部2300は、前記ディスプレイ部1200を通じて、図11に示しているように、前記第1次画像(im1)に分析結果を表示して、例えば、図11に示しているような緑色ライン(ans1、図11参照)で表示して、イメージとして提供することができる。
【0090】
ここで、前記制御部1300は、前記ディスプレイ部1200により、ユーザインターフェースを提供するように制御することもできる。
【0091】
これにより、ユーザ(us)は、前記ユーザインターフェースを通じて、前記緑色ライン(ans1、図11参照)を、拡大画面及び/又は縮小画面に手操作してみることができる。
【0092】
又は、図12で説明したように、前記分析部2300において、前記歯牙疾患として疑われる疑い領域(da)があると1次分析をし、これにより2次分析をした場合、前記結果提供部2500では、前記2次分析(ans2)の結果を、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて、図16に示しているように、例えば、虫歯進行程度に関して、百分率82%、治療段階2段階、治療歯牙3つ、予想金額(すなわち、予想治療費)7~10万ウォンなどの情報として提供することもできる。
【0093】
ここで、前記分析部2300は、図10で説明したように、前記ディスプレイ部1200を通じて、図16に示しているように、2次分析(ans2)の結果をより詳細に見ることができる分析結果詳細表示(dt)のタッチ入力ボタンを提供することができる。
【0094】
これにより、ユーザが、前記分析結果詳細表示(dt)のタッチ入力ボタンをタッチすると、前記分析部2300は、前記ディスプレイ部1200を通じて、図14に示しているように、前記第2次画像(im2)に分析結果を表示して提供する。ここで、前記制御部1300は、前記ディスプレイ部1200を通じて、ユーザインターフェースを提供するように制御することもできる。これに関しては、前述した結果提供部2500の1次分析結果提供に関する説明と同様であるところ、前記実施例を参考にすることができる。
【0095】
(ポイント提供部2600)
図18に示しているように、前記ポイント提供部2600は、ユーザが、前記分析部2300から提供された前記第1及び2次分析結果の少なくともいずれか1つに対する分析結果を、前記歯牙分析サーバ2000に提供する場合、支払い(py)のためのポイント(pt)を提供する。ここで、支払い(py)のためのポイント(pt)とは、前記歯牙撮影装置100(図1参照)のような一実施例による装置の購入のためのポイント(pt)をいう。この場合、前記ポイント(pt)は、前記装置の購入において、現金のように使用され、支払い(py)時に差引かれる概念である。一方、支払い(py)のためのポイント(pt)とは、後述する病院推薦部2800で推薦する病院で医療費支払い(py)のためのポイント(pt)をいう。この場合、前記ポイント(pt)は、医療費支払い(py)において、現金のように使用され、支払い(py)時に差引かれることもできる。
【0096】
これは、本発明の実施例によると、前記分析部2300において、人工知能学習のために考えられたことである。
【0097】
前述したように、前記分析部2300は、前記データベース管理部2200で生成されたモデル(md)から、人工知能で学習した学習結果により、ユーザの歯牙状態を分析(ans)することができる。
【0098】
一方、このような過程において、前述したように、ユーザが、前記分析部2300から提供された前記1次及び2次分析結果の少なくともいずれか1つに対する分析結果を、前記歯牙分析サーバ2000に提供する場合、前記データベース管理部2200において、前記人工知能学習のための歯牙の状態による歯牙画像が累積して、データとして管理されることができる。
【0099】
これにより、前記分析部2300は、前記累積データから、更に多くの人工知能学習をすることができ、そこで、より正確に歯牙を分析することができる。
【0100】
(広告送出部2700)
図9及び図15に示しているように、前記広告送出部2700は、前記分析部2300で前記ユーザの歯牙状態の分析が行われる間、広告(ad)を、前記歯牙分析端末1000に送出することができる。
【0101】
ここで、広告(ad)の送出は、本発明の実施例による歯牙分析サーバ2000から広告が送出されること、及び外部から提供された広告が送出されることのうち、少なくともいずれか1つを含む。また、ここで、外部は、前記歯牙分析サーバ2000とは別に設けられた外部の広告提供部を含む概念である。
【0102】
このために、前述した歯牙分析端末1000の制御部1300では、前記ディスプレイ部1200を通じて、前記広告(ad)が出力されるように制御することができる。
【0103】
一方、一実施例によると、前記分析部2300は、前記広告(ad)が出力される間、前記ディスプレイ部1200を通じて、分析プロセス(pr、process)を提供することもできる。ここで、分析プロセス(pr)とは、前記分析部2300における前記ユーザの歯牙状態分析の実行程度、例えば、図9及び図15に示しているように、前記ユーザ歯牙の分析中、認知及び/又は分析が完了したかに関する分析実行程度を意味する。
【0104】
(病院推薦部2800)
図17に示しているように、前記病院推薦部2800は、前記分析部2300における前記2次分析の結果、前記特定の歯牙に歯牙疾患があると分析した場合、前記予想治療費で治療可能な病院情報を、前記歯牙分析端末1000に提供する。
【0105】
このために、前記病院推薦部2800は、前記分析部2300で分析された予想治療費で治療可能な病院があるか、前記ユーザの位置を中心に周辺の病院に問い合わせる。ここで、ユーザの位置は、ユーザの現在位置、及びユーザが設定した位置のうち、少なくともいずれか1つを含む。
【0106】
前記病院推薦部2800は、前記のように、周辺の病院に治療が可能であるか否かを問い合わせたところ、前記予想治療費で治療可能な病院がある場合、前記治療可能な病院から、治療可能返事情報を受ける。
【0107】
この場合、前記病院推薦部2800は、図17に示しているように、前記治療可能返事情報を提供した治療可能な病院に関する情報(ip)を、前記ディスプレイ部1200を通じて、前記ユーザに提供する。ここで、前記治療可能な病院に関する情報(ip)は、少なくとも1つ以上が提供され、複数が提供される場合は、図17に示しているように、病院リストとして提供される。
【0108】
一方、図17に示しているように、前記病院推薦部2800は、前記ディスプレイ部1200を通じて出力される病院リストのうち、ユーザが選択したいずれか1つの病院位置を案内するマップ(mp)を提供することもできる。ここで、病院位置を案内することは、前記ユーザの位置から前記選択された病院までの到達経路、距離、時間などを案内することを含む。
【0109】
これにより、本発明の実施例によると、ユーザは、家庭でユーザの歯牙を自己検診し、前記自己検診の結果、前記ユーザの歯牙に歯牙疾患がある場合は、病院で安価に治療を受けることができるという効果がある。
【0110】
以上、本発明の実施例による歯牙分析システムを説明した。
【0111】
以下、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明する。後述する歯牙分析方法において、前述した歯牙分析システムと重複する説明は、省略する。しかし、重複する説明を省略したとしても、これを排除することではない。また、後述する歯牙分析方法は、前述した歯牙分析システム、すなわち、前記歯牙撮影装置100、前記歯牙分析端末1000、及び前記歯牙分析サーバ2000のうち、少なくともいずれか1つにより具現できることは、言うまでもない。
【0112】
図5乃至図18は、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明するための図である。
【0113】
図5に示しているように、前記歯牙分析方法は、データ管理及び学習段階(S110)、第1次画像取得段階(S120)、1次分析段階(S130)、疑い領域が存在するかを判断する段階(S140)、1次分析結果提供段階(S145)、第2次画像要請段階(S150)、アシスト撮影領域提供段階(S160)、第2次画像取得段階(S170)、2次分析段階(S180)、2次分析結果提供段階(S190)、及びポイント提供段階(S200)のうち、少なくともいずれか1つを含む。
【0114】
以下、各段階について説明する。
【0115】
(段階S110)
段階S110において、前記データベース管理部2200は、前記撮影された歯牙の画像を、データとして管理する。
【0116】
このため、図6を参照すると、前記データベース管理部2200は、源泉データを収集する段階(S111)、前記源泉データを前処理する段階(S112)、前記前処理されたデータを保存する段階(S113)、前記保存されたデータをラベリング(lb、図7参照)する段階(S114)、前記ラベリングされたデータを、データキュレーション及び停滞する段階(S115)、前記データキュレーション及び停滞されたデータを、学習データ(dat、図7参照)として検討及び更新する段階(S116)、前記学習データとして検討及び更新されたデータから、前記分析部2300で学習するためのモデル(md、図7参照)を生成する段階(S117)、前記モデル(md、図7参照)を適用する段階(S118)、及び前記分析部2300の人工知能(AI)学習評価モニタリングに活用する段階(S119)のうち、少なくともいずれか1つの段階を行う。
【0117】
これに関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0118】
そこで、図7を参照すると、前記分析部2300では、前記データベース管理部2200で生成されたモデル(md)を、人工知能で学習することができる。
【0119】
これにより、前記分析部2300は、後述する段階において、前記歯牙分析端末1000から、ユーザの歯牙に対する分析要請がある場合、前記人工知能学習結果に応じて、前記ユーザの歯牙状態を分析する。
【0120】
(段階S120)
図8を参照すると、段階S120において、前記サーバ通信部2100は、前記歯牙撮影装置100により、前記ユーザ(us)の歯牙(th)を第1の速度で撮影した第1次画像(im1)を取得するために、前記端末通信部1100と通信する。これは、ユーザが、前記歯牙撮影装置100を通じて、ユーザの歯牙を1次撮影したときを想定した場合であり、ユーザが、前記歯牙分析端末1000を通じて、前記第1次画像(im1)に対する分析を要請したときを想定した場合である。
【0121】
一方、前述したように、前記端末通信部1100は、前記歯牙撮影装置100の装置通信部(図示せず)、及び前記サーバ通信部2100のうち、少なくともいずれか1つと通信するところ、前記サーバ通信部2100は、前記端末通信部1100により、前記第1次画像(im1)を取得、すなわち、伝達されることができる。
【0122】
これにより、前記分析部2300は、前記第1次画像(im1)を取得する。
【0123】
(段階S130)
段階S130において、前記分析部2300は、前記第1次画像(im1)を分析する。
【0124】
ここで、前記広告送出部2700は、図9に示しているように、前記分析部2300で前記ユーザの歯牙状態の分析が行われる間、広告(ad)を、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて送出するようにする。又は、一実施例によると、前記分析部2300は、前記広告(ad)が出力される間、前記ディスプレイ部1200を通じて、分析プロセス(pr)を提供する。
【0125】
これに関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0126】
(段階S140)
段階S140において、前記分析部2300は、前記1次分析の結果、ユーザの歯牙に、歯牙疾患として疑われる疑い領域が存在するか否かを判断する。
【0127】
これにより、本段階において、前記分析部2300により、前記疑い領域が存在しないと判断される場合、後述する段階S145が行われ、また、前記疑い領域が存在すると判断される場合、後述する段階S150が行われる。
【0128】
(段階S145)
段階S145において、前記結果提供部2500は、前記1次分析(ans1)結果を、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて提供する。
【0129】
ここで、前記結果提供部2500は、図10で説明したように、前記ディスプレイ部1200を通じて、例えば、虫歯進行程度に関して、百分率2%、治療段階非該当、治療歯牙無し、予想金額(すなわち、予想治療費)無しなどの情報、及び分析結果詳細表示(dt)のタッチ入力ボタンを提供することもできる。又は、前記結果提供部2500は、図11で説明したように、前記第1次画像(im1)に分析結果を表示して、例えば、図11に示したような緑色ライン(ans1)で表示して、イメージとして提供することもできる。
【0130】
これに関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0131】
一方、これは、前記段階で説明したように、前記分析部2300において、前記歯牙疾患として疑われる疑い領域がないと1次分析(ans1)したときを想定した場合である。
【0132】
(段階S150)
図12に示しているように、段階S150において、前記分析部2300は、前記第1次画像(im1)を通じた前記1次分析の結果、前記ユーザ(us)の歯牙(th)のうち、特定の歯牙に歯牙疾患として疑われる疑い領域(da)が存在すると分析した場合、前記ユーザに、前記第2次画像(im2、図14参照)を要請する。一方、ここで、第2次画像とは、前述したように、前記歯牙撮影装置100から、前記疑い領域(da)を、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影した画像を意味する。
【0133】
ここで、2次分析時に、1次分析時の第1の速度よりも遅い第2の速度で撮影するのは、疑い領域(da)が存在することによって、前記疑い領域(da)をより精密に分析するためである。言い換えると、前述した1次分析では、ユーザ(us)の歯牙全体を速い速度でスキャンして、ユーザ(us)の歯牙全体を見ることに対して、2次分析では、疑い領域(da)に限定して、疑い領域(da)を精密分析するためである。
【0134】
これに関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0135】
(段階S160)
図13に示しているように、段階S160において、前記撮影補助部2400は、ユーザ(us)が、前記歯牙撮影装置100で前記第2次画像(im2)を撮影する場合、撮影を助けるアシスト撮影領域(as)を、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて提供することができる。
【0136】
これにより、前記ユーザ(us)は、前記赤色で満たしたアシスト撮影領域(as)に、前記ユーザの歯牙(th、図14参照)が位置するように、前記歯牙撮影装置100を、口腔内で移動させて撮影することができる。
【0137】
一方、これは、後述する段階の分析部2300において、疑い領域(da)を精密分析するために考えられたことである。
【0138】
これに関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0139】
(段階S170)
図14に示しているように、段階S170において、前記サーバ通信部2100は、前記歯牙撮影装置100により、前記ユーザ(us)の歯牙(th)を第2の速度で撮影した第2次画像(im2)を取得するために、前記端末通信部1100と通信する。これは、ユーザが、前記歯牙撮影装置100により、ユーザの歯牙を2次撮影したときを想定し、ユーザが、前記歯牙分析端末1000を通じて、前記第2次画像(im2)に対する分析を要請したときを想定した場合である。
【0140】
一方、前述したように、前記端末通信部1100は、前記歯牙撮影装置100の装置通信部(図示せず)、及び前記サーバ通信部2100のうち、少なくともいずれか1つと通信するところ、前記サーバ通信部2100は、前記端末通信部1100を通じて、前記第2次画像(im2)を取得、すなわち、伝達されることができる。
【0141】
これにより、前記分析部2300は、前記第2次画像(im2)を取得することができる。
【0142】
(段階S180)
段階S180において、前記分析部2300は、前記第2次画像(im2)を分析する。
【0143】
ここで、前記広告送出部2700は、図15に示しているように、前記分析部2300において、前記ユーザの歯牙状態の分析が行われる間、広告(ad)が、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて送出されるようにする。又は、一実施例によると、前記分析部2300は、前記広告(ad)が出力される間、前記ディスプレイ部1200を通じて、分析プロセス(pr)を提供することもできる。
【0144】
これに関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0145】
(段階S190)
段階S190において、前記結果提供部2500は、前記2次分析(ans2)結果を、前記歯牙分析端末1000のディスプレイ部1200を通じて提供する。
【0146】
ここで、前記結果提供部2500は、図16で説明したように、前記ディスプレイ部1200を通じて、例えば、虫歯進行程度に関して、百分率82%、治療段階2段階、治療歯牙3つ、予想金額(すなわち、予想治療費)7~10万ウォンなどの情報、及び分析結果詳細表示(dt)のタッチ入力ボタンを提供する。
【0147】
これに関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0148】
一方、図17を参照すると、本段階において、前記病院推薦部2800は、前記分析部2300における前記2次分析の結果、前記特定の歯牙に歯牙疾患があると分析した場合、前記予想治療費用で治療可能な病院情報を、前記歯牙分析端末1000に提供することができる。
【0149】
このために、前記病院推薦部2800は、前述したように、前記分析部2300で分析された予想治療費用で治療可能な病院があるか、前記ユーザの位置を中心に周辺の病院に問い合わせる。また、前記病院推薦部2800は、前述のように、周辺の病院に治療可能であるか否かを問い合わせたところ、前記予想治療費用で治療可能な病院がある場合、前記治療可能な病院から治療可能返事情報を受けることができる。この場合、前記病院推薦部2800は、図17に示しているように、前記治療可能返事情報を提供した治療可能な病院に関する情報(ip)を、前記ディスプレイ部1200を通じて、前記ユーザに提供する。ここで、前記治療可能な病院に関する情報(ip)は、少なくとも1つ以上が提供され、複数が提供される場合は、図17に示しているように、病院リストとして提供されることができる。一方、図17を参照すると、前記病院推薦部2800は、前記ディスプレイ部1200を通じて出力される病院リストのうち、ユーザが選択したいずれか1つの病院位置を案内するマップ(mp)を提供することもできる。
【0150】
これに関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0151】
これにより、本発明の実施例によると、ユーザは、家庭でユーザの歯牙を自己検診し、前記自己検診の結果、前記ユーザの歯牙に歯牙疾患がある場合は、病院で安価に治療を受けることができることは、言うまでもない。
【0152】
一方、図17を参照すると、本段階において、前記制御部1300は、前記ディスプレイ部1200を通じて、ホーム(hm)のタッチ入力ボタンが出力されるように制御することができる。
【0153】
これにより、ユーザが前記ホーム(hm)のタッチ入力ボタンをタッチすると、前記段階S120で説明したように、前記歯牙分析端末1000及び前記歯牙分析サーバ2000の観点では、ユーザ歯牙の第1次画像を取得するための段階が行われ、前記歯牙撮影装置100の観点では、ユーザ歯牙の第1次画像を撮影するための段階が行われる。以後、前述した段階S130~S190の少なくともいずれか1つの段階が行われる。
【0154】
(段階S200)
段階S200において、前記ポイント提供部2600は、ユーザに、支払い(py)のためのポイント(pt)を提供する。これは、ユーザが、前記分析部2300から提供された前記1次及び2次分析結果の少なくともいずれか1つに対する分析結果を、前記歯牙分析サーバ2000に提供する場合を想定したときである。
【0155】
前記支払い(py)のためのポイント(pt)に関しては、前記実施例の説明と重複するところ、前記実施例の説明を参照されたい。
【0156】
これは、前述したように、本発明において、前記分析部2300の人工知能学習のために考えられたことである。
【0157】
前述したように、前記分析部2300は、前記データベース管理部2200で生成されたモデル(md)から、人工知能で学習した学習結果により、ユーザの歯牙状態を分析(ans)する。
【0158】
一方、このような過程において、前述したように、ユーザが、前記分析部2300から提供された前記1次及び2次分析結果の少なくともいずれか1つに対する分析結果を、前記歯牙分析サーバ2000に提供する場合、前記データベース管理部2200において、前記人工知能学習のための歯牙状態による歯牙画像が累積して、データとして管理される。
【0159】
これにより、前記分析部2300は、前記累積データから更に多くの人工知能学習をすることができ、そこで、より正確に歯牙を分析することができる。
【0160】
以上、本発明の実施例による歯牙分析方法を説明した。
【0161】
一方、本発明の実施例によると、前記歯牙分析方法を実行させるために媒体に記憶される歯牙分析プログラム(図示せず)を提供することができる。
【0162】
前記歯牙分析プログラム(図示せず)は、前述した段階S110~S200のうち、少なくともいずれか1つの段階を具現するために、媒体に記憶されることができ、ここで、媒体は、例えば、前述した歯牙分析端末1000であり得る。
【0163】
段階S110~S200に関しては、前記実施例の説明を参照されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18