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特許7490724情報処理装置、プログラム、システム、及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-17
(45)【発行日】2024-05-27
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム、システム、及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 10/112 20130101AFI20240520BHJP
   H04B 10/80 20130101ALI20240520BHJP
【FI】
H04B10/112
H04B10/80
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2022149256
(22)【出願日】2022-09-20
(65)【公開番号】P2024043980
(43)【公開日】2024-04-02
【審査請求日】2022-12-13
(73)【特許権者】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】今井 弘道
(72)【発明者】
【氏名】林 英誉
(72)【発明者】
【氏名】志村 朋人
【審査官】前田 典之
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-123104(JP,A)
【文献】特許第6679052(JP,B2)
【文献】米国特許出願公開第2019/0227557(US,A1)
【文献】特開2021-008166(JP,A)
【文献】特開2021-015638(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 10/112
H04B 10/80
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体に搭載された光源から出力された光を撮像する撮像部と、
光カメラ通信(Optical Camera Communication;OCC)技術を用いて、前記撮像部によって撮像された前記光を解析して光信号を取得し、取得した前記光信号から前記移動体の識別情報を決定する識別情報決定部と、
前記撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて、前記移動体の位置を決定する位置決定部と、
前記識別情報決定部によって決定された前記移動体の前記識別情報と、前記位置決定部によって決定された前記移動体の前記位置とを対応付けて登録する登録部と、
前記撮像画像の撮像領域内の状況を決定する状況決定部と、
前記位置決定部によって決定された前記移動体の前記位置と、前記状況決定部によって決定された前記撮像領域内の前記状況とに基づいて、前記移動体の移動経路を決定する移動経路決定部と、
前記移動体が前記移動経路決定部によって決定された前記移動体の前記移動経路を移動するように、前記移動体を管理する移動体管理部と
備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記撮像画像に基づいて、ジオフェンスを設定するジオフェンス設定
をさらに備え、
前記移動体管理部は、前記登録部によって登録されている前記移動体が前記ジオフェンス設定部によって設定された前記ジオフェンスに位置するように、前記移動体を管理する、
求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記位置決定部は、前記撮像画像に基づいて、前記撮像領域内の予め定められたオブジェクトの位置を決定し、
前記移動経路決定部は、前記位置決定部によって決定された前記オブジェクトの前記位置にさらに基づいて、前記移動体の前記移動経路を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記撮像部は、前記移動体が予め定められたオブジェクトを検出したことに応じて前記移動体の前記光源から出力された光を撮像し、
前記位置決定部は、前記移動体が前記オブジェクトを検出したことに応じて前記移動体の前記光源から出力された前記光を前記撮像部が撮像した撮像画像に基づいて、前記移動体が前記オブジェクトを検出したときの前記移動体の位置を決定し、
前記移動経路決定部は、前記移動体が前記オブジェクトを検出したときの前記移動体の前記位置にさらに基づいて、前記移動体の前記移動経路を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記ジオフェンス設定部は、複数の前記ジオフェンスを設定し、
前記移動体管理部は、複数の前記移動体のそれぞれが前記複数のジオフェンスのうちのいずれかに位置するように、前記複数の移動体を管理する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
記移動体管理部は、前記状況決定部によって決定された前記撮像領域内の前記状況に基づいて、前記複数のジオフェンスのそれぞれに位置する前記移動体の数を決定する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記状況決定部は、前記ジオフェンス設定部によって設定された前記複数のジオフェンスのそれぞれに存在する予め定められたオブジェクトの数を決定し、
前記移動体管理部は、前記複数のジオフェンスのそれぞれに存在する前記オブジェクトの数に基づいて、前記複数のジオフェンスのそれぞれに位置する前記移動体の前記数を決定する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記移動経路決定部は、前記位置決定部によって決定された前記複数の移動体のそれぞれの前記位置と、前記状況決定部によって決定された前記撮像領域内の前記状況とに基づいて、前記複数のジオフェンスのそれぞれに位置する前記移動体の数が前記移動体管理部によって決定された前記移動体の前記数になるように、前記複数の移動体のそれぞれの移動経路を決定し、
記移動体管理部は、前記複数の移動体のそれぞれが前記移動経路決定部によって決定された前記移動体の前記移動経路を移動するように、前記複数の移動体を管理する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記移動体の性能を示す性能情報を格納する情報格納部
をさらに備え、
前記移動経路決定部は、前記情報格納部に格納されている前記複数の移動体のそれぞれの前記性能情報にさらに基づいて、前記複数の移動体のそれぞれの前記移動経路を決定する、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記情報処理装置は、移動体に搭載され、
前記ジオフェンス設定部は、前記情報処理装置を搭載している前記移動体が予め定められた移動距離を移動したことに応じて、前記ジオフェンスを再設定する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項11】
他の情報処理装置によって管理されている他の移動体を管理することを指示する管理指示を受信する受信部と
前記他の移動体が前記撮像画像の撮像領域内に位置したことに応じて、前記他の移動体の管理を開始することによって、前記他の移動体を管理する移動体管理部と
をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記移動体管理部は、光カメラ通信を介して、水中航走体である前記移動体に移動体制御信号を送信することによって、前記移動体を管理する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記移動体管理部は、電波通信を介して、車両、船舶、又はロボットである前記移動体に移動体制御信号を送信することによって、前記移動体を管理する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項14】
移動体に搭載された光源から出力された光を撮像する撮像部と、
光カメラ通信技術を用いて、前記撮像部によって撮像された前記光を解析して光信号を取得し、取得した前記光信号から前記移動体の識別情報を決定する識別情報決定部と、
前記撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて、前記移動体の位置を決定する位置決定部と、
前記識別情報決定部によって決定された前記移動体の前記識別情報と、前記位置決定部によって決定された前記移動体の前記位置とを対応付けて登録する登録部と、
記撮像画像から前記移動体を特定可能であるか否かを決定することによって、前記撮像画像の撮像領域内の状況を決定する状況決定部と、
前記撮像画像から前記移動体を特定可能であると前記状況決定部が決定した場合に、予め定められた第1頻度で前記光源から前記光信号を出力するように前記移動体を制御し、前記撮像画像から前記移動体を特定不可能であると前記状況決定部が決定した場合に、前記第1頻度より高い頻度である、予め定められた第2頻度で前記光源から前記光信号を出力するように前記移動体を制御することによって、前記移動体を管理する移動体管理部と
を備える、情報処理装置。
【請求項15】
コンピュータを、請求項1から14のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項16】
請求項1から14のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
前記移動体と
を備える、システム。
【請求項17】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
移動体に搭載された光源から出力された光を撮像する撮像段階と、
光カメラ通信技術を用いて、前記撮像段階で撮像された前記光を解析して光信号を取得し、取得した前記光信号から前記移動体の識別情報を決定する識別情報決定段階と、
前記撮像段階で撮像された撮像画像に基づいて、前記移動体の位置を決定する位置決定段階と、
前記識別情報決定段階で決定された前記移動体の前記識別情報と、前記位置決定段階で決定された前記移動体の前記位置とを対応付けて登録する登録段階と
前記撮像画像の撮像領域内の状況を決定する状況決定段階と、
前記位置決定段階で決定された前記移動体の前記位置と、前記状況決定段階で決定された前記撮像領域内の前記状況とに基づいて、前記移動体の移動経路を決定する移動経路決定段階と、
前記移動体が前記移動経路決定段階で決定された前記移動体の前記移動経路を移動するように、前記移動体を管理する移動体管理段階と
備える、情報処理方法。
【請求項18】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
移動体に搭載された光源から出力された光を撮像する撮像段階と、
光カメラ通信技術を用いて、前記撮像段階で撮像された前記光を解析して光信号を取得し、取得した前記光信号から前記移動体の識別情報を決定する識別情報決定段階と、
前記撮像段階で撮像された撮像画像に基づいて、前記移動体の位置を決定する位置決定段階と、
前記識別情報決定段階で決定された前記移動体の前記識別情報と、前記位置決定段階で決定された前記移動体の前記位置とを対応付けて登録する登録段階と、
前記撮像画像から前記移動体を特定可能であるか否かを決定することによって、前記撮像画像の撮像領域内の状況を決定する状況決定段階と、
前記撮像画像から前記移動体を特定可能であると前記状況決定段階で決定した場合に、予め定められた第1頻度で前記光源から前記光信号を出力するように前記移動体を制御し、前記撮像画像から前記移動体を特定不可能であると前記状況決定段階で決定した場合に、前記第1頻度より高い頻度である、予め定められた第2頻度で前記光源から前記光信号を出力するように前記移動体を制御することによって、前記移動体を管理する移動体管理段階と
を備える、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラム、システム、及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、検査対象物を撮影するカメラを搭載した無人飛行体が操縦者からある程度遠く離れた場合でも、また、風等の外乱があった場合でも、無人飛行体の移動を簡単に制御でき、操縦者の作業負担を軽減できる検査装置が記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2019-200198号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の一実施態様によれば、情報処理装置が提供されてよい。前記情報処理装置は、移動体に搭載された光源から出力された光を撮像する撮像部を備えてよい。前記情報処理装置は、光カメラ通信(Optical Camera Communication;OCC)技術を用いて、前記撮像部によって撮像された前記光を解析して光信号を取得し、取得した前記光信号から前記移動体の識別情報を決定する識別情報決定部を備えてよい。前記情報処理装置は、前記撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて、前記移動体の位置を決定する位置決定部を備えてよい。前記情報処理装置は、前記識別情報決定部によって決定された前記移動体の前記識別情報と、前記位置決定部によって決定された前記移動体の前記位置とを対応付けて登録する登録部を備えてよい。
【0004】
前記情報処理装置は、前記撮像画像に基づいて、ジオフェンスを設定するジオフェンス設定部と、前記登録部によって登録されている前記移動体が前記ジオフェンス設定部によって設定された前記ジオフェンスに位置するように、前記移動体を管理する移動体管理部とをさらに備えてよい。
【0005】
前記いずれかの情報処理装置は、前記撮像画像の撮像領域内の状況を決定する状況決定部と、前記位置決定部によって決定された前記移動体の前記位置と、前記状況決定部によって決定された前記撮像領域内の前記状況とに基づいて、前記移動体の移動経路を決定する移動経路決定部とをさらに備えてよい。前記移動体管理部は、前記移動体が前記移動経路決定部によって決定された前記移動体の前記移動経路を移動するように、前記移動体を管理してよい。
【0006】
前記いずれかの情報処理装置において、前記位置決定部は、前記撮像画像に基づいて、前記撮像領域内の予め定められたオブジェクトの位置を決定し、前記移動経路決定部は、前記位置決定部によって決定された前記オブジェクトの前記位置にさらに基づいて、前記移動体の前記移動経路を決定してよい。
【0007】
前記いずれかの情報処理装置において、前記撮像部は、前記移動体が予め定められたオブジェクトを検出したことに応じて前記移動体の前記光源から出力された光を撮像し、前記位置決定部は、前記移動体が前記オブジェクトを検出したことに応じて前記移動体の前記光源から出力された前記光を前記撮像部が撮像した撮像画像に基づいて、前記移動体が前記オブジェクトを検出したときの前記移動体の位置を決定し、前記移動経路決定部は、前記移動体が前記オブジェクトを検出したときの前記移動体の前記位置にさらに基づいて、前記移動体の前記移動経路を決定してよい。
【0008】
前記いずれかの情報処理装置において、前記ジオフェンス設定部は、複数の前記ジオフェンスを設定し、前記移動体管理部は、複数の前記移動体のそれぞれが前記複数のジオフェンスのうちのいずれかに位置するように、前記複数の移動体を管理してよい。
【0009】
前記いずれかの情報処理装置は、前記撮像画像の撮像領域内の状況を決定する状況決定部をさらに備えてよい。前記移動体管理部は、前記状況決定部によって決定された前記撮像領域内の前記状況に基づいて、前記複数のジオフェンスのそれぞれに位置する前記移動体の数を決定してよい。
【0010】
前記いずれかの情報処理装置において、前記状況決定部は、前記ジオフェンス設定部によって設定された前記複数のジオフェンスのそれぞれに存在する予め定められたオブジェクトの数を決定し、前記移動体管理部は、前記複数のジオフェンスのそれぞれに存在する前記オブジェクトの数に基づいて、前記複数のジオフェンスのそれぞれに位置する前記移動体の前記数を決定してよい。
【0011】
前記いずれかの情報処理装置は、前記位置決定部によって決定された前記複数の移動体のそれぞれの前記位置と、前記状況決定部によって決定された前記撮像領域内の前記状況とに基づいて、前記複数のジオフェンスのそれぞれに位置する前記移動体の数が前記移動体管理部によって決定された前記移動体の前記数になるように、前記複数の移動体のそれぞれの移動経路を決定する移動経路決定部をさらに備えてよい。前記移動体管理部は、前記複数の移動体のそれぞれが前記移動経路決定部によって決定された前記移動体の前記移動経路を移動するように、前記複数の移動体を管理してよい。
【0012】
前記いずれかの情報処理装置は、前記移動体の性能を示す性能情報を格納する情報格納部をさらに備えてよい。前記移動経路決定部は、前記情報格納部に格納されている前記複数の移動体のそれぞれの前記性能情報にさらに基づいて、前記複数の移動体のそれぞれの前記移動経路を決定してよい。
【0013】
前記いずれかの情報処理装置において、前記情報処理装置は、移動体に搭載され、前記ジオフェンス設定部は、前記情報処理装置を搭載している前記移動体が予め定められた移動距離を移動したことに応じて、前記ジオフェンスを再設定してよい。
【0014】
前記いずれかの情報処理装置は、他の情報処理装置によって管理されている他の移動体を管理することを指示する管理指示を受信する受信部と、前記他の移動体が前記撮像画像の撮像領域内に位置したことに応じて、前記他の移動体の管理を開始することによって、前記他の移動体を管理する移動体管理部とをさらに備えてよい。
【0015】
前記いずれかの情報処理装置において、前記移動体管理部は、光カメラ通信を介して、水中航走体である前記移動体に移動体制御信号を送信することによって、前記移動体を管理してよい。
【0016】
前記いずれかの情報処理装置において、前記移動体管理部は、電波通信を介して、車両、船舶、又はロボットである前記移動体に移動体制御信号を送信することによって、前記移動体を管理してよい。
【0017】
前記いずれかの情報処理装置は、前記撮像画像から前記移動体を特定可能であるか否かを決定することによって、前記撮像画像の撮像領域内の状況を決定する状況決定部と、前記撮像画像から前記移動体を特定可能であると前記状況決定部が決定した場合に、予め定められた第1頻度で前記光源から前記光信号を出力するように前記移動体を制御し、前記撮像画像から前記移動体を特定不可能であると前記状況決定部が決定した場合に、前記第1頻度より高い頻度である、予め定められた第2頻度で前記光源から前記光信号を出力するように前記移動体を制御することによって、前記移動体を管理する移動体管理部とをさらに備えてよい。
【0018】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、前記情報処理装置として機能させるためのプログラムが提供されてよい。
【0019】
本発明の一実施態様によれば、システムが提供されてよい。システムは、前記情報処理装置を備えてよい。システムは、前記移動体を備えてよい。
【0020】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行される情報処理方法が提供されてよい。前記制御方法は、移動体に搭載された光源から出力された光を撮像する撮像段階を備えてよい。前記制御方法は、光カメラ通信技術を用いて、前記撮像段階で撮像された前記光を解析して光信号を取得し、取得した前記光信号から前記移動体の識別情報を決定する識別情報決定段階を備えてよい。前記制御方法は、前記撮像段階で撮像された撮像画像に基づいて、前記移動体の位置を決定する位置決定段階を備えてよい。前記制御方法は、前記識別情報決定段階で決定された前記移動体の前記識別情報と、前記位置決定段階で決定された前記移動体の前記位置とを対応付けて登録する登録段階を備えてよい。
【0021】
尚、前記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】システム10の一例を概略的に示す。
図2】情報処理装置150が移動体のジオフェンスを設定する一例を説明するための説明図である。
図3】情報処理装置150が移動体のジオフェンスを設定する他の一例を説明するための説明図である。
図4】情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する一例を説明するための説明図である。
図5】情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する他の一例を説明するための説明図である。
図6】情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する他の一例を説明するための説明図である。
図7】情報処理装置150が移動体のジオフェンスを設定する他の一例を説明するための説明図である。
図8】システム10の他の一例を概略的に示す。
図9】システム10の他の一例を概略的に示す。
図10】システム10の他の一例を概略的に示す。
図11】情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する他の一例を説明するための説明図である。
図12】情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する他の一例を説明するための説明図である。
図13】システム10の他の一例を概略的に示す。
図14】システム10の他の一例を概略的に示す。
図15】情報処理装置150の機能構成の一例を概略的に示す。
図16】情報処理装置150の処理の流れの一例を説明するための説明図である。
図17】情報処理装置150として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
水中では全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System;GNSS)を用いた自己位置推定技術や基地局情報を用いた自己位置推定技術等の電波を用いた自己位置推定技術を利用できないので、ジオフェンスシステムを水中で構築することができない。一実施形態に係るシステム10は、例えば、情報処理装置150が、カメラを用いてROV(Remotely Operated Vehicle)やAUV(Autonomous Underwater Vehicle)等の水中航走体を俯瞰で見下ろし、光カメラ通信技術を用いて水中航走体の移動状況を監視する。そして、情報処理装置150は、カメラの画角又はカメラの画角内の予め定められた領域を水中航走体のジオフェンスに設定し、水中航走体が設定したジオフェンス外に移動する恐れがある場合に、光カメラ通信、レーザ通信、又は音響通信を介して制御信号を送信することによって、水中航走体がジオフェンス外に移動しないように水中航走体を制御する。これにより、情報処理装置150は、電波を用いた自己位置推定技術を利用できない水中で水中航走体のジオフェンスを構築し、水中航走体の行動範囲を制御できる。
【0024】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0025】
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、情報処理装置150及び移動体200を備えてよい。システム10は、複数の移動体200を備えてもよい。
【0026】
情報処理装置150は、各種情報を処理してよい。情報処理装置150は、例えば、光カメラ通信技術を用いるべく、各種情報を処理してよい。
【0027】
光カメラ通信(Optical Camera Communication)における送信機と受信機との間の通信の一例は、以下のとおりである。送信機は、送信データを1及び0のバイナリデータにエンコードし、光源を用いて光信号としてバイナリデータを受信機に送信する。受信機は、カメラを用いて送信機の光源によって出力された光を撮像し、撮像した光を解析してバイナリデータである光信号を取得し、取得した光信号をデコードすることによって、送信機から送信データを受信する。
【0028】
光カメラ通信において、例えば、送信機の光源が点灯している状態が光信号における1に対応し、送信機の光源が消灯している状態が光信号における0に対応してよい。光カメラ通信において、送信機の光源が点灯している状態が光信号における0に対応し、送信機の光源が消灯している状態が光信号における1対応してもよい。
【0029】
光カメラ通信において、例えば、送信機の光源によって出力された光を受信機が受光した受光強度が予め定められた受光強度閾値より高い状態が光信号における1に対応し、当該受光強度が当該受光強度閾値より低い状態が光信号における0に対応してよい。光カメラ通信において、当該受光強度が当該受光強度閾値より高い状態が光信号における0に対応し、当該受光強度が当該受光強度閾値より低い状態が光信号における1に対応してもよい。
【0030】
受信機がカメラで光を撮像した全ての送信機と同時に通信可能であるため、多対多通信が可能であることが、光カメラ通信の利点として挙げられる。また、LED(Light Emitting Diode)等の安価な光源と一般的なカメラとを組み合わせて用いることによって送信機と受信機との間で通信するので、受信機側で光信号を取得するためにフォトダイオード(Photo Diode;PD)及び光電子増倍管を用いる従来の光無線通信と比較して安価に送信機及び受信機を構成できることも、光カメラ通信の利点として挙げられる。
【0031】
光カメラ通信の通信速度は、受信機に搭載されたカメラのフレームレートに依存し得る。例えば、受信機に搭載されたカメラのフレームレートが30fps(flames per second)である場合、光カメラ通信の通信速度は、30bps(bit per second)である。
【0032】
移動体200は、光源210を用いて光信号220を出力可能な移動体であれば、どのような移動体であってもよい。移動体200は、例えば、ROVやAUV等の水中航走体であってよい。移動体200は、例えば、耕運機や田植機等の車両であってよい。移動体200は、例えば、漁船や商船等の船舶であってよい。移動体200は、掃除機ロボットや警備ロボット等のロボットであってもよい。
【0033】
光信号220は、例えば、移動体200を識別する識別情報を含んでよい。光信号220は、移動体200に搭載されたバッテリのバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を含んでもよい。
【0034】
図1では、情報処理装置150が海面に配置されている移動体100に搭載され、移動体200が水中航走体である場合の一例を主に説明する。ここでは、移動体200が磯焼け対策の用途で利用されているものとする。
【0035】
移動体100は、光源110及び撮像部130を有してよい。移動体100は、情報処理装置150をさらに有してよい。
【0036】
光源110は、光を出力してよい。光源110は、例えば、移動体200の有する撮像部230が可視光カメラである場合、可視光領域の波長の光を出力してよい。光源110は、例えば、移動体200の有する撮像部230が赤外線カメラである場合、赤外線領域の波長の光を出力してよい。
【0037】
光源110は、例えば、LEDであってよい。光源110は、レーザであってもよい。
【0038】
撮像部130は、撮像画像を撮像してよい。撮像部130は、例えば、移動体200に搭載された光源210から出力された光を含む撮像画像を撮像してよい。
【0039】
撮像画像は、例えば、動画像であってよい。撮像画像は、静止画像であってもよい。
【0040】
撮像部130は、例えば、移動体200の有する光源210が可視光領域の波長の光を出力する場合、可視光カメラであってよい。撮像部130は、例えば、移動体200の有する光源210が赤外線領域の波長の光を出力する場合、赤外線カメラであってよい。
【0041】
例えば、情報処理装置150は、光カメラ通信技術を用いて、移動体200から光信号220を受信してよい。情報処理装置150は、例えば、撮像部130によって撮像された移動体200の光源210の光を解析して光信号220を取得することによって、移動体200から光信号220を受信してよい。情報処理装置150は、受信した光信号220から移動体200の識別情報を決定してよい。さらに、情報処理装置150は、撮像部130が光源210の光を撮像した撮像画像に基づいて、移動体200の位置を決定してよい。情報処理装置150は、移動体200の識別情報と移動体200の位置とを対応付けて登録してよい。
【0042】
情報処理装置150は、例えば、当該撮像画像に基づいて、移動体200のジオフェンスを設定してよい。ジオフェンスとは、仮想的な境界線で囲まれた領域である。
【0043】
情報処理装置150は、例えば、当該撮像画像の撮像領域140を移動体200のジオフェンスに設定してよい。情報処理装置150は、当該撮像画像の撮像領域140内の一部の領域を移動体200のジオフェンスに設定してもよい。
【0044】
情報処理装置150は、例えば、移動体200を管理してよい。情報処理装置150は、例えば、識別情報及び位置が対応付けて登録されている移動体200を管理してよい。情報処理装置150は、例えば、移動体200がジオフェンスに位置するように、移動体200を管理してよい。
【0045】
情報処理装置150は、例えば、光源110を用いて光信号120を移動体200に送信することによって、移動体200を管理してよい。移動体200は、情報処理装置150から受信した光信号120に基づいて各種動作を実行してよい。移動体200は、例えば、撮像部230が撮像した光源110の光を解析して光信号120を取得することによって、情報処理装置150から光信号120を受信してよい。
【0046】
移動体200は、例えば、移動体200が有する、撮像装置やLiDAR(Light Detection And Ranging)等の検出部を用いて移動体200の収集対象であるオブジェクト50を検出した場合に、移動体200が有する収集部を用いてオブジェクト50を収集してよい。移動体200は、収集したオブジェクト50を移動体200が有する収容部に収容してよい。
【0047】
移動体200の収集対象のオブジェクト50は、移動体200の用途に応じて異なっていてよい。移動体200が磯焼け対策の用途で利用される場合、移動体200の収集対象のオブジェクト50は、ウニ及びアワビ等の藻食動物であってよい。移動体200が海川の清掃の用途で利用される場合、移動体200の収集対象のオブジェクト50は、プラスチック、ビン及び缶等のゴミであってよい。移動体200が水産物の漁獲の用途で用いられる場合、移動体200の収集対象のオブジェクト50は、貝及び海藻等の水産物であってよい。移動体200が海洋鉱物資源の採掘の用途で用いられる場合、移動体200の収集対象のオブジェクト50は、マンガンノジュール及びコバルトリッチクラスト等の海洋鉱物資源であってよい。
【0048】
情報処理装置150は、移動を管理する移動管理サービスを移動体200に提供するホストであってよい。移動体200は、情報処理装置150から移動管理サービスの提供を受けるクライアントであってよい。
【0049】
従来のシステムは、GNSSを用いた自己位置推定技術や基地局情報を用いた自己位置推定技術等の、電波を用いた自己位置推定技術を利用して移動体が自己位置推定した推定結果を受信することによって、移動体の位置を決定していた。従来のシステムは、移動体の周囲の電波環境が悪い場合に移動体による自己位置推定の推定精度が低くなるので、移動体の位置を高精度に決定できない場合があった。特に、水中では電波が大幅に減衰するので、従来のシステムは、移動体が水中に位置している場合に移動体の位置を高精度に決定できなかった。
【0050】
これに対して、一実施形態に係るシステム10によれば、情報処理装置150が、光カメラ通信技術を用いて、撮像部130が撮像した光源210の光を解析して光信号220を取得し、取得した光信号220から移動体200の識別情報を決定する。さらに、情報処理装置150は、撮像部130が光源210の光を撮像した撮像画像に基づいて、移動体200の位置を決定する。情報処理装置150は、撮像部130が光源210の光を撮像した撮像画像から移動体200の位置を決定するので、移動体200の周囲の電波環境が悪い場合でも、移動体200の位置を高精度に決定できる。特に、情報処理装置150は、水中航走体である移動体200が水中に位置している場合でも、移動体200の位置を高精度に決定できる。さらに、情報処理装置150は、光カメラ通信技術を用いて、撮像部130が撮像した光源210の光を解析することによって光信号220を取得するので、移動体200からの信号を受信するために部材を別途設ける必要がない。したがって、一実施形態に係るシステム10は、システム全体として簡易な構成で移動体200の位置を決定するために必要な情報を移動体200から受信でき、移動体200の周囲の電波環境が悪い場合でも移動体200の位置を高精度に決定できる。
【0051】
図2は、情報処理装置150が移動体のジオフェンスを設定する一例を説明するための説明図である。図2では、情報処理装置150が水中航走体である移動体202及び移動体204にジオフェンスを設定する場合の一例を主に説明する。
【0052】
図2の(a)の一例に示されるように、撮像部130は、移動体202の光源212から出力された光及び移動体204の光源214から出力された光を撮像してよい。情報処理装置150は、撮像部130が撮像した光源212の光を解析して光信号222を取得し、撮像部130が撮像した光源214の光を解析して光信号224を取得してよい。さらに、情報処理装置150は、撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて、移動体202の位置及び移動体204の位置をそれぞれ決定してよい。
【0053】
情報処理装置150は、例えば、移動体202の位置及び移動体204の位置に基づいて、移動体202及び移動体204のそれぞれにジオフェンスを設定してよい。図2の(b)の一例に示されるように、情報処理装置150は、移動体202にジオフェンス302を設定し、移動体204にジオフェンス304を設定してよい。
【0054】
図3は、情報処理装置150が移動体のジオフェンスを設定する他の一例を説明するための説明図である。図3では、情報処理装置150がオブジェクトの位置に基づいてジオフェンスを設定する場合の一例を主に説明する。
【0055】
図3の(a)の一例に示されるように、撮像部130は、水中航走体である移動体202の光源212から出力された光、水中航走体である移動体204の光源214から出力された光、水中航走体である移動体206の光源216から出力された光、及び、7個のオブジェクトを撮像してよい。情報処理装置150は、撮像部130が撮像した光源212の光を解析して光信号222を取得し、撮像部130が撮像した光源214の光を解析して光信号224を取得し、撮像部130が撮像した光源216の光を解析して光信号226を取得してよい。さらに、情報処理装置150は、撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて、7個のオブジェクトのそれぞれの位置を決定してよい。
【0056】
情報処理装置150は、例えば、7個のオブジェクトのそれぞれの位置に基づいて、ジオフェンスを設定してよい。ここでは、情報処理装置150が2つのジオフェンスを設定するものとして、説明を続ける。
【0057】
情報処理装置150は、例えば、7個のオブジェクトのそれぞれの位置に基づいて7個のオブジェクトを2つのクラスタに分類することによって、2つのジオフェンスを設定してよい。情報処理装置150は、例えば、図3の(a)の一例に示される7個のオブジェクトを、左上に位置する2個のオブジェクト52で構成される第1クラスタ及び右下に位置する5個のオブジェクト54で構成される第2クラスタにそれぞれ分類し、第1クラスタの2個のオブジェクト52を含むように第1ジオフェンスを設定し、第2クラスタの5個のオブジェクト54を含むように第2ジオフェンスを設定してよい。図3の(b)の一例に示されるように、情報処理装置150は、第1クラスタの2個のオブジェクト52を含むようにジオフェンス312を設定し、第2クラスタの5個のオブジェクト54を含むようにジオフェンス314を設定してよい。
【0058】
図4は、情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する一例を説明するための説明図である。図4では、情報処理装置150が水中航走体である移動体202、移動体204、及び移動体206の移動経路を決定する場合の一例を主に説明する。
【0059】
図4の(a)の一例に示されるように、撮像部130は、移動体202の光源212から出力された光、移動体204の光源214から出力された光、移動体206の光源216から出力された光、及び、7個のオブジェクトを撮像してよい。情報処理装置150は、撮像部130が撮像した光源212の光を解析して光信号222を取得し、撮像部130が撮像した光源214の光を解析して光信号224を取得し、撮像部130が撮像した光源216の光を解析して光信号226を取得してよい。さらに、情報処理装置150は、撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて、移動体202の位置、移動体204の位置、及び移動体206の位置をそれぞれ決定してよい。
【0060】
また、図4の(a)の一例に示されるように、情報処理装置150は、2個のオブジェクト52を含むようにジオフェンス312を設定し、5個のオブジェクト54を含むようにジオフェンス314を設定してよい。情報処理装置150は、例えば、ジオフェンス312及びジオフェンス314のそれぞれに存在するオブジェクトの数に基づいて、ジオフェンス312及びジオフェンス314のそれぞれに割り当てる移動体の数を決定してよい。ここでは、ジオフェンス312に1機の移動体を割り当て、ジオフェンス314に2機の移動体を割り当てると情報処理装置150が決定したものとして、説明を続ける。
【0061】
情報処理装置150は、移動体202の位置、移動体204の位置、移動体206の位置、及び、ジオフェンス312の位置に基づいて、移動体202、移動体204、及び移動体206のそれぞれがジオフェンス312まで移動する場合の候補移動経路を決定してよい。図4の(a)の一例に示されるように、情報処理装置150は、移動体202がジオフェンス312まで移動する場合の候補移動経路が候補移動経路R1であり、移動体204がジオフェンス312まで移動する場合の候補移動経路が候補移動経路R3であり、移動体206がジオフェンス312まで移動する場合の候補移動経路が候補移動経路R5であると決定してよい。
【0062】
情報処理装置150は、同様にして、移動体202の位置、移動体204の位置、移動体206の位置、及び、ジオフェンス314の位置に基づいて、移動体202、移動体204、及び移動体206のそれぞれがジオフェンス314まで移動する場合の候補移動経路を決定してよい。図4の(a)の一例に示されるように、情報処理装置150は、移動体202がジオフェンス314まで移動する場合の候補移動経路が候補移動経路R2であり、移動体204がジオフェンス314まで移動する場合の候補移動経路が候補移動経路R4であり、移動体206がジオフェンス314まで移動する場合の候補移動経路が候補移動経路R6であると決定してよい。
【0063】
情報処理装置150は、例えば、移動体202が候補移動経路R1及び候補移動経路R2のそれぞれを移動するために必要なコスト、移動体204が候補移動経路R3及び候補移動経路R4のそれぞれを移動するために必要なコスト、及び、移動体206が候補移動経路R5及び候補移動経路R6のそれぞれを移動するために必要なコストを決定してよい。下記の表は、移動体202が候補移動経路R1及び候補移動経路R2のそれぞれを移動するために必要なコスト、移動体204が候補移動経路R3及び候補移動経路R4のそれぞれを移動するために必要なコスト、及び、移動体206が候補移動経路R5及び候補移動経路R6のそれぞれを移動するために必要なコストの一例を示す。
【0064】
【表1】
【0065】
ここで、ジオフェンス312に1機の移動体を割り当て、ジオフェンス314に2機の移動体を割り当てる場合において、情報処理装置150が、上記の表に基づいて、移動体202、移動体204、及び移動体206のそれぞれの移動経路を決定する一例を説明する。
【0066】
情報処理装置150は、ジオフェンス312に移動体202を割り当て、ジオフェンス314に移動体204及び移動体206を割り当てる組み合わせ、ジオフェンス312に移動体204を割り当て、ジオフェンス314に移動体202及び移動体206を割り当てる組み合わせ、及び、ジオフェンス312に移動体206を割り当て、ジオフェンス314に移動体202及び移動体204を割り当てる組み合わせの3つの組み合わせについて、移動体202、移動体204、及び移動体206のそれぞれが候補移動経路を移動するために必要なコストを合計した合計コストを決定してよい。ジオフェンス312に移動体202を割り当て、ジオフェンス314に移動体204及び移動体206を割り当てる組み合わせにおいて、移動体202の候補移動経路が候補移動経路R1であり、移動体204の候補移動経路が候補移動経路R4であり、移動体206の候補移動経路が候補移動経路R6であるので、情報処理装置150は、当該組み合わせの合計コストが5+2+1=8であると決定してよい。ジオフェンス312に移動体204を割り当て、ジオフェンス314に移動体202及び移動体206を割り当てる組み合わせにおいて、移動体202の候補移動経路が候補移動経路R2であり、移動体204の候補移動経路が候補移動経路R3であり、移動体206の候補移動経路が候補移動経路R6であるので、情報処理装置150は、当該組み合わせの合計コストが3+3+1=7であると決定してよい。ジオフェンス312に移動体206を割り当て、ジオフェンス314に移動体202及び移動体204を割り当てる組み合わせにおいて、移動体202の候補移動経路が候補移動経路R2であり、移動体204の候補移動経路が候補移動経路R4であり、移動体206の候補移動経路が候補移動経路R5であるので、情報処理装置150は、当該組み合わせの合計コストが3+2+5=10であると決定してよい。
【0067】
次に、情報処理装置150は、当該3つの組み合わせのうち、合計コストが最も小さい組み合わせを決定してよい。ここでは、情報処理装置150は、ジオフェンス312に移動体204を割り当て、ジオフェンス314に移動体202及び移動体206を割り当てる組み合わせの合計コストが最も小さいと決定してよい。
【0068】
その後、情報処理装置150は、合計コストが最も小さい組み合わせに対応する移動体202の候補移動経路、移動体204の候補移動経路、及び移動体206の候補移動経路のそれぞれを、移動体202、移動体204、及び移動体206のそれぞれの移動経路として決定してよい。図4の(b)の一例に示されるように、情報処理装置150は、移動体202の移動経路が移動経路R2であり、移動体204の移動経路が移動経路R3であり、移動体206の移動経路が移動経路R6であると決定してよい。
【0069】
図5は、情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する他の一例を説明するための説明図である。図5の一例に示されるように、撮像部130は、水中航走体である移動体200の光源210から出力された光を撮像してよい。情報処理装置150は、撮像部130が撮像した光源210の光を解析して光信号220を取得してよい。
【0070】
情報処理装置150は、例えば、撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて移動体200の位置を決定し、決定した移動体200の位置に基づいて移動体200がジオフェンス300内を移動する移動経路400を決定してよい。情報処理装置150は、例えば、移動体200がジオフェンス300全体を移動するように、移動経路400を決定してよい。
【0071】
情報処理装置150は、移動体200がジオフェンス300内の移動経路400を移動するように、移動体200を管理してよい。情報処理装置150は、例えば、移動体200がジオフェンス300の外に移動する恐れがある場合、又は、移動体200が移動経路400から外れて移動する恐れがある場合に、光源110に光信号120を出力させることによって、移動体200がジオフェンス300内の移動経路400を移動するように移動体200を管理してよい。移動体200は、撮像部230が撮像した光源110の光を解析して光信号120を取得してよい。移動体200は、取得した光信号120に基づいてジオフェンス300内の移動経路400を移動してよい。
【0072】
光信号120は、例えば、警告信号を含んでよい。警告信号は、例えば、移動体200がジオフェンス300の外に移動する恐れがあることを警告する信号であってよい。警告信号は、移動体200が移動経路400から外れて移動する恐れがあることを警告する信号であってもよい。光信号120は、移動体200を制御する移動体制御信号を含んでもよい。移動体制御信号は、例えば、移動体200の移動方向を制御する移動方向制御信号を含んでよい。移動体制御信号は、例えば、移動体200の移動速度を制御する移動速度制御信号を含んでよい。移動体制御信号は、移動体200の移動を停止させる移動停止信号を含んでもよい。
【0073】
図6は、情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する他の一例を説明するための説明図である。図6では、図5と異なる点を主に説明する。
【0074】
図6の一例に示されるように、撮像部130は、移動体200の光源210から出力された光、及び3個のオブジェクトを撮像してよい。情報処理装置150は、撮像部130が撮像した光源210の光を解析して光信号220を取得してよい。光信号220は、例えば、移動体200が検出部を用いてオブジェクト50を検出したことに応じて、光源210から出力されてよい。
【0075】
情報処理装置150は、例えば、撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて移動体200の位置及び3個のオブジェクト50のそれぞれの位置を決定し、決定した移動体200の位置及び3個のオブジェクト50のそれぞれの位置に基づいて移動体200がジオフェンス300内を移動する移動経路400を決定してよい。情報処理装置150は、例えば、移動体200がジオフェンス300内のオブジェクト50を最短経路で収集できるように、移動経路400を決定してよい。
【0076】
図7は、情報処理装置150が移動体のジオフェンスを設定する他の一例を説明するための説明図である。図7の一例に示されるように、情報処理装置150は、水中航走体である移動体202にジオフェンス302を設定し、水中航走体である移動体204にジオフェンス304を設定し、水中航走体である移動体206にジオフェンス306を設定している。
【0077】
図7の一例に示されるように、撮像部130は、移動体202の光源212から出力された光、移動体204の光源214から出力された光、及び移動体206の光源216から出力された光を撮像してよい。情報処理装置150は、撮像部130が撮像した光源212の光を解析して光信号222を取得し、撮像部130が撮像した光源214の光を解析して光信号224を取得し、撮像部130が撮像した光源216の光を解析して光信号226を取得してよい。さらに、情報処理装置150は、撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて、移動体202の位置、移動体204の位置、及び移動体206の位置をそれぞれ決定してよい。
【0078】
情報処理装置150は、例えば、ジオフェンス302、ジオフェンス304、及びジオフェンス306のそれぞれを、複数のサブジオフェンスに分割してよい。図7の一例に示されるように、情報処理装置150は、ジオフェンス302を、サブジオフェンス1-1、サブジオフェンス1-2、サブジオフェンス2-1、サブジオフェンス2-2、サブジオフェンス3-1、サブジオフェンス3-2、サブジオフェンス4-1、サブジオフェンス4-2、サブジオフェンス5-1、及びサブジオフェンス5-2の10個のサブジオフェンスに分割してよい。また、図7の一例に示されるように、情報処理装置150は、ジオフェンス304を、サブジオフェンス1-3、サブジオフェンス1-4、サブジオフェンス1-5、サブジオフェンス2-3、サブジオフェンス2-4、サブジオフェンス2-5、サブジオフェンス3-3、サブジオフェンス3-4、及びサブジオフェンス3-5の9個のサブジオフェンスに分割してよい。また、図7の一例に示されるように、情報処理装置150は、ジオフェンス306を、サブジオフェンス4-3、サブジオフェンス4-4、サブジオフェンス4-5、サブジオフェンス5-3、サブジオフェンス5-4、及びサブジオフェンス5-5の6個のサブジオフェンスに分割してよい。
【0079】
情報処理装置150は、例えば、移動体202の位置及びジオフェンス302内の10個のサブジオフェンスのそれぞれの位置に基づいて、移動体200がジオフェンス302内を移動する移動経路を決定してよい。情報処理装置150は、例えば、移動体202がサブジオフェンス1-1、サブジオフェンス2-1、サブジオフェンス3-1、サブジオフェンス4-1、サブジオフェンス5-1、サブジオフェンス5-2、サブジオフェンス4-2、サブジオフェンス3-2、サブジオフェンス2-2、サブジオフェンス2-1、及びサブジオフェンス1-1の順で巡回するように、移動体202の移動経路を決定してよい。
【0080】
情報処理装置150は、移動体202の移動経路を決定する場合と同様にして、移動体204の位置及びジオフェンス304内の9個のサブジオフェンスのそれぞれの位置に基づいて、移動体204の移動経路を決定してよい。また、情報処理装置150は、移動体202の移動経路を決定する場合と同様にして、移動体206の位置及びジオフェンス306内の6個のサブジオフェンスのそれぞれの位置に基づいて、移動体206の移動経路を決定してよい。
【0081】
例えば、移動体202が収集部を用いてオブジェクト50を収集した場合、移動体202は、光源212を用いて光信号222を出力してよい。情報処理装置150は、撮像部130が光源212の光を撮像した撮像画像に基づいて、移動体202がオブジェクト50を収集したときのサブジオフェンスを決定してよい。
【0082】
図8は、システム10の他の一例を概略的に示す。図8では、図1と異なる点を主に説明する。ここでは、情報処理装置150が移動体200にジオフェンスを設定しているものとする。
【0083】
図8の一例に示されるように、情報処理装置150を搭載する移動体100が左から右へと移動している。情報処理装置150は、移動体100の移動に応じて、移動体200のジオフェンスを再設定してよい。情報処理装置150は、例えば、移動体100が予め定められた移動距離を移動したことに応じて、移動体200のジオフェンスを再設定してよい。
【0084】
図9は、システム10の他の一例を概略的に示す。図9では、図1及び図8と異なる点を主に説明する。ここでは、移動体102に搭載された情報処理装置152が、移動体102の撮像部132によって撮像される撮像画像の撮像領域142内に位置する移動体200を管理しているものとする。
【0085】
図9の一例に示されるように、移動体200が左から右へと移動している。情報処理装置152は、例えば、移動体200を管理することを指示する管理指示を、移動体104に搭載された情報処理装置154に送信してよい。
【0086】
情報処理装置152は、例えば、電波通信を介して、管理指示を情報処理装置154に送信してよい。情報処理装置152は、例えば、直接無線通信を介して、管理指示を情報処理装置154に送信してよい。直接無線通信は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、マイクロ波、光通信、Bluetooth(登録商標)、及びZigBee(登録商標)等の無線通信システムに準拠してよい。
【0087】
情報処理装置152は、移動体通信を介して、管理指示を情報処理装置154に送信してもよい。移動体通信は、例えば、5G(5th Generation)通信システムに準拠してよい。移動体通信は、6G(6th Generation)通信システム以降の移動体通信システムに準拠してもよい。移動体通信は、3G(3rd Generation)通信システムに準拠してもよい。移動体通信は、LTE(Long Term Evolution)通信システムに準拠してもよい。152は、有線通信を介して、管理指示を情報処理装置154に送信してもよい。
【0088】
情報処理装置154は、情報処理装置152から管理指示を受信した場合、移動体200が移動体104の撮像部134によって撮像される撮像画像の撮像領域144内に位置したことに応じて、移動体200の管理を開始してよい。この場合、情報処理装置154は、移動体200の管理を開始したことを通知する管理開始通知を情報処理装置152に送信してよい。情報処理装置152は、情報処理装置154から管理開始通知を受信したことに応じて、移動体200の管理を終了してよい。
【0089】
図10は、システム10の他の一例を概略的に示す。図10では、図1図8及び図9と異なる点を主に説明する。
【0090】
図10の一例で示されるように、情報処理装置150が上空を飛行している無人航空機である移動体100に搭載されてよい。また、図10の一例で示されるように、移動体200が耕運機であってよい。
【0091】
情報処理装置150は、例えば、電波通信を介して、警告信号や移動体制御信号を移動体200に送信してよい。情報処理装置150は、例えば、直接無線通信を介して、警告信号や移動体制御信号を移動体200に送信してよい。情報処理装置150は、移動体通信を介して、警告信号や移動体制御信号を移動体200に送信してもよい。
【0092】
情報処理装置150は、例えば、時間帯に応じて、移動体200の光源210に光信号220を出力させるか否かを決定してよい。情報処理装置150は、光源210に光信号220を出力させない場合、移動体200から、電波通信を介して、移動体200の識別情報を受信してよい。
【0093】
情報処理装置150は、移動体200の光源210に光信号220を出力させると決定した場合、光源210による光信号220の出力を開始させる出力開始信号を含む移動体制御信号を移動体200に送信してもよい。情報処理装置150は、移動体200の光源210に光信号220を出力させないと決定した場合、光源210による光信号220の出力を停止させる出力停止信号を含む移動体制御信号を移動体200に送信してもよい。
【0094】
図11は、情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する他の一例を説明するための説明図である。図11の一例に示されるように、撮像部130は、耕運機である移動体200の光源210から出力された光及び障害物80を撮像してよい。情報処理装置150は、撮像部130が撮像した光源210の光を解析して、光信号220を取得してよい。
【0095】
情報処理装置150は、例えば、撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて移動体200の位置を決定し、決定した移動体200の位置に基づいて移動体200がジオフェンス300内を移動する移動経路400を決定してよい。情報処理装置150は、例えば、移動体200がジオフェンス300全体を鋤返すように、移動経路400を決定してよい。
【0096】
情報処理装置150は、当該撮像画像に基づいて障害物80の位置をさらに決定し、決定した障害物80の位置にさらに基づいて移動体200がジオフェンス300内を移動する移動経路400を決定してもよい。情報処理装置150は、例えば、移動体200が障害物80を回避しつつ、ジオフェンス300全体を鋤返すように、移動経路400を決定してよい。
【0097】
図12は、情報処理装置150が移動体の移動経路を決定する他の一例を説明するための説明図である。図12では、図11と異なる点を主に説明する。
【0098】
図12の一例に示されるように、撮像部130は、移動体200の光源210から出力された光、鋤返しが行われていない未鋤返領域、鋤返しが行われている鋤返済領域、及び、障害物80を撮像してよい。情報処理装置150は、例えば、撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて移動体200の位置及び未鋤返領域の位置を決定し、決定した移動体200の位置及び未鋤返領域の位置に基づいて移動体200がジオフェンス300内を移動する移動経路400を決定してよい。情報処理装置150は、例えば、移動体200がジオフェンス300内の未鋤返領域を最短経路で鋤返すことができるように、移動経路400を決定してよい。
【0099】
図13は、システム10の他の一例を概略的に示す。図13は、移動体200が船舶である点が図10と異なる。
【0100】
図14は、システム10の他の一例を概略的に示す。図14は、情報処理装置150が地上に設置されている点、撮像部130が部屋やオフィス等の天井に設置されている点、及び移動体200がロボット掃除機である点が、図10と異なる。
【0101】
図15は、情報処理装置150の機能構成の一例を概略的に示す。情報処理装置150は、光源110、撮像部130、情報格納部162、識別情報決定部166、位置決定部168、登録部170、ジオフェンス設定部172、移動体管理部174、受信部175、状況決定部176、移動経路決定部178、及び送信部180を備えてよい。尚、情報処理装置150がこれらの全ての構成を有することが必須とは限らない。
【0102】
情報格納部162は、各種情報を格納してよい。情報格納部162は、例えば、撮像部130によって撮像された撮像画像を格納してよい。
【0103】
情報格納部162は、例えば、移動体200の性能を示す性能情報を格納してよい。性能情報は、例えば、移動体200の最高速度を示す最高速度情報を含んでよい。性能情報は、例えば、移動体200に搭載されたバッテリのバッテリ容量を示すバッテリ容量情報を含んでよい。性能情報は、移動体200が有する収容部の収容容量を示す収容容量情報を含んでもよい。情報格納部162は、オブジェクトを示すオブジェクト情報を含んでもよい。オブジェクト情報によって示されるオブジェクトは、例えば、移動体200の収集対象のオブジェクトであってよい。
【0104】
識別情報決定部166は、移動体200の識別情報を決定してよい。識別情報決定部166は、例えば、情報格納部162に格納されている撮像画像を用いて、移動体200の識別情報を決定してよい。識別情報決定部166は、例えば、光カメラ通信技術を用いて、撮像部130よって撮像された移動体200の光源210の光を解析して移動体200の光信号220を取得し、取得した光信号220から移動体200の識別情報を決定してよい。識別情報決定部166は、例えば、撮像部130によって撮像された複数の移動体200のそれぞれの光源210の光をそれぞれ解析して複数の移動体200のそれぞれの光信号220を取得し、取得した複数の光信号220のそれぞれから複数の移動体200のそれぞれの識別情報を決定してよい。
【0105】
識別情報決定部166は、例えば、取得した光信号220から、移動体200のバッテリ残量情報を決定してよい。識別情報決定部166は、決定した移動体200のバッテリ残量情報を情報格納部162に格納してよい。
【0106】
位置決定部168は、情報格納部162に格納されている撮像画像に基づいて、物体の位置を決定してよい。位置決定部168は、例えば、当該撮像画像に対して画像解析処理を実行することによって、物体の位置を決定してよい。位置決定部168は、例えば、当該撮像画像に基づいて、複数の物体のそれぞれの位置を決定してよい。
【0107】
位置決定部168は、当該撮像画像に基づいて、移動体200の位置を決定してよい。位置決定部168は、例えば、当該撮像画像に含まれる移動体200に搭載された光源210から出力された光の位置を決定することによって、移動体200の位置を決定してよい。位置決定部168は、当該撮像画像から移動体200を特定可能である場合、当該撮像画像に含まれる移動体200の位置を決定することによって、移動体200の位置を決定してもよい。位置決定部168は、情報格納部162に格納されているオブジェクト情報によって示されるオブジェクトが当該撮像画像に含まれる場合、当該撮像画像に基づいて、当該撮像画像の撮像領域内のオブジェクトの位置を決定してもよい。
【0108】
登録部170は、識別情報決定部166によって決定された移動体200の識別情報を情報格納部162に登録してよい。登録部170は、例えば、移動体200の識別情報と、位置決定部168によって決定された移動体200の位置とを対応付けて、情報格納部162に登録してよい。
【0109】
ジオフェンス設定部172は、情報格納部162に格納されている撮像画像に基づいて、ジオフェンスを設定してよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、当該撮像画像に基づいて、複数のジオフェンスを設定してよい。ジオフェンス設定部172は、設定したジオフェンスを複数のサブジオフェンスに分割してもよい。
【0110】
ジオフェンス設定部172は、例えば、当該撮像画像の撮像領域をジオフェンスとして設定してよい。ジオフェンス設定部172は、当該撮像画像の撮像領域内の一部の領域をジオフェンスとして設定してもよい。
【0111】
ジオフェンス設定部172は、例えば、位置決定部168によって決定された移動体200の位置にさらに基づいて、ジオフェンスを設定してよい。ジオフェンス設定部172は、当該移動体200の位置を含むように、ジオフェンスを設定してよい。
【0112】
ジオフェンス設定部172は、例えば、位置決定部168によって決定されたオブジェクトの位置にさらに基づいて、ジオフェンスを設定してよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、当該オブジェクトを含むように、ジオフェンスを設定してよい。
【0113】
ジオフェンス設定部172は、例えば、位置決定部168によって決定された複数のオブジェクトのそれぞれの位置にさらに基づいて、ジオフェンスを設定してよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、当該複数のオブジェクトを含むように、1つのジオフェンスを設定してよい。
【0114】
ジオフェンス設定部172は、位置決定部168によって決定された複数のオブジェクトのそれぞれの位置にさらに基づいて、複数のジオフェンスを設定してもよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、複数のオブジェクトのそれぞれの位置に基づいて複数のオブジェクトを複数のクラスタに分類し、同一クラスタのオブジェクトが含まれるように、クラスタ毎に複数のジオフェンスを設定してよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、X-means法を用いて、複数のオブジェクトを複数のクラスタに分類してよい。
【0115】
ジオフェンス設定部172は、例えば、当該撮像画像の撮像領域内に位置する移動体200の数に応じて、クラスタ数を決定してよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、当該撮像画像の撮像領域内に位置する移動体200の数をクラスタ数にすると決定してよい。この場合、ジオフェンス設定部172は、K-means法を用いて、複数のオブジェクトを当該撮像画像の撮像領域内に位置する移動体200の数のクラスタに分類してよい。
【0116】
ジオフェンス設定部172は、ジオフェンスを再設定してもよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、最後にジオフェンスを設定してから予め定められた期間が経過したことに応じて、ジオフェンスを再設定してよい。ジオフェンス設定部172は、情報処理装置150が移動体100に搭載されている場合、情報処理装置150を搭載している移動体100が予め定められた移動距離を移動したことに応じて、ジオフェンスを再設定してもよい。
【0117】
移動体管理部174は、移動体200を管理してよい。移動体管理部174は、例えば、登録部170によって情報格納部162に登録されている移動体200を管理してよい。
【0118】
移動体管理部174は、例えば、移動体200がジオフェンス設定部172によって設定されたジオフェンスに位置するように、移動体200を管理してよい。移動体管理部174は、例えば、複数の移動体200のそれぞれが、ジオフェンス設定部172によって設定された複数のジオフェンスのうちのいずれかに位置するように、複数の移動体200を管理してよい。
【0119】
移動体管理部174は、例えば、移動体200がジオフェンスまで移動するように、移動体200を管理してよい。移動体管理部174は、例えば、移動体制御信号を移動体200に送信することによって、移動体200がジオフェンスまで移動するように、移動体200を管理してよい。
【0120】
移動体管理部174は、移動体200がジオフェンス内を移動するように、移動体200を管理してもよい。移動体管理部174は、位置決定部168によって決定された移動体200の位置に基づいて、移動体200がジオフェンス内を移動するように、移動体200を管理してもよい。移動体管理部174は、例えば、移動体200の位置から移動体200のジオフェンスまでの距離が予め定められた距離閾値より短い場合に、警告信号及び移動体制御信号の少なくともいずれかを移動体200に送信することによって、移動体200がジオフェンス外に移動しないようにしてよい。
【0121】
移動体管理部174は、例えば、移動体200が水中航走体である場合、光カメラ通信を介して警告信号及び移動体制御信号の少なくともいずれかを移動体200に送信することによって、移動体200を管理してよい。この場合、移動体管理部174は、警告信号及び移動体制御信号の少なくともいずれかを含む光信号120を光源110に出力させてよい。
【0122】
移動体管理部174は、例えば、移動体200が、車両、船舶、又はロボットである場合、移動体通信を介して、警告信号及び移動体制御信号の少なくともいずれかを移動体200に送信することによって、移動体200を管理してよい。この場合、移動体管理部174は、警告信号及び移動体制御信号の少なくともいずれかを含む電波信号を送信部180に送信させてよい。
【0123】
移動体管理部174は、時間帯に応じて、移動体200の光源210に光信号220を出力させるか否かを決定することによって、移動体200を管理してもよい。情報処理装置150は、例えば、時間帯が予め定められた時間帯に含まれる場合には光源210に光信号220を出力させず、時間帯が予め定められた時間帯に含まれない場合には光源210に光信号220を出力させると決定してもよい。情報処理装置150は、例えば、時間帯が日中の時間帯である場合には光源210に光信号220を出力させず、時間帯が夜間の時間帯である場合には光源210に光信号220を出力させると決定してよい。
【0124】
移動体管理部174は、移動体200の光源210に光信号220を出力させると決定した場合、光カメラ通信又は移動体通信を介して、出力開始信号を含む移動体制御信号を移動体200に送信してよい。移動体管理部174は、移動体200の光源210に光信号220を出力させないと決定した場合、光カメラ通信又は移動体通信を介して、出力停止信号を含む移動体制御信号を移動体200に送信してよい。移動体200の光源210が光信号220を出力しない場合、識別情報決定部166は、移動体200から移動体通信を介して移動体200の識別情報を受信することによって、移動体200の識別情報を決定してもよい。
【0125】
受信部175は、他の情報処理装置150によって管理されている移動体200を管理することを指示する管理指示を受信してよい。受信部175は、例えば、他の情報処理装置150から管理指示を受信してよい。受信部175は、その他の任意の外部装置から、管理指示を受信してもよい。
【0126】
移動体管理部174は、受信部175が管理指示を受信した場合、管理指示によって示される移動体200が情報格納部162に格納されている撮像画像の撮像領域内に位置したことに応じて、管理指示によって示される移動体200の管理を開始してよい。移動体管理部174は、管理指示によって示される移動体200の管理を開始したことに応じて、他の情報処理装置150が管理開始通知を受信するように、送信部180に管理開始通知を送信させてよい。
【0127】
移動体管理部174は、移動体管理部174が管理している移動体200を他の情報処理装置150に管理させてもよい。移動体管理部174は、例えば、他の情報処理装置150が管理指示を受信するように、送信部180に管理指示を送信させてよい。
【0128】
状況決定部176は、情報格納部162に格納されている撮像画像の撮像領域内の状況を決定してよい。状況決定部176は、例えば、当該撮像画像に対して画像解析処理を実行することによって、当該撮像画像の撮像領域内の状況を決定してよい。
【0129】
状況決定部176は、例えば、当該撮像画像の撮像領域内に含まれる、情報格納部162に格納されているオブジェクト情報によって示されるオブジェクトの数を決定することによって、当該撮像画像の撮像領域内の状況を決定してよい。状況決定部176は、例えば、ジオフェンス設定部172によって設定されたジオフェンスに存在するオブジェクトの数を決定することによって、当該撮像画像の撮像領域内の状況を決定してよい。状況決定部176は、例えば、ジオフェンス設定部172によって設定された複数のジオフェンスのそれぞれに存在するオブジェクトの数を決定することによって、当該撮像画像の撮像領域内の状況を決定してよい。
【0130】
状況決定部176、例えば、当該撮像画像の撮像領域内に含まれる、移動体200による作業の対象領域である作業対象領域を決定することによって、当該撮像画像の撮像領域内の状況を決定してよい。作業対象領域は、例えば、移動体200によるオブジェクト収集作業の対象領域である収集対象領域を含んでよい。作業対象領域は、例えば、移動体200による鋤返作業の対象領域である鋤返対象領域を含んでよい。未鋤返領域は、鋤返対象領域の一例であってよい。作業対象領域は、例えば、移動体200による清掃作業の対象領域である清掃対象領域を含んでよい。作業対象領域は、移動体200による警備作業の対象領域である警備対象領域を含んでよい。
【0131】
ジオフェンス設定部172は、例えば、状況決定部176によって決定された作業対象領域の位置にさらに基づいて、ジオフェンスを設定してよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、作業対象領域を含むように、ジオフェンスを設定してよい。
【0132】
ジオフェンス設定部172は、例えば、状況決定部176によって決定された複数の作業対象領域のそれぞれの位置にさらに基づいて、ジオフェンスを設定してよい。ジオフェンス設定部172は、例えば、当該複数の作業対象領域を含むように、1つのジオフェンスを設定してよい。
【0133】
ジオフェンス設定部172は、状況決定部176によって決定された複数の作業対象領域のそれぞれの位置にさらに基づいて、複数のジオフェンスを設定してもよい。ジオフェンス設定部172は、複数のオブジェクトのそれぞれの位置に基づいて複数のジオフェンスを設定する場合と同様にして、複数のジオフェンスを設定してよい。
【0134】
状況決定部176は、例えば、当該撮像画像の撮像領域内に存在する障害物を決定することによって、当該撮像画像の撮像領域内の状況を決定してよい。状況決定部176は、例えば、ジオフェンス設定部172によって設定されたジオフェンスに存在する障害物を決定することによって、当該撮像画像の撮像領域内の状況を決定してよい。
【0135】
状況決定部176は、当該撮像画像から移動体200を特定可能であるか否かを決定することによって、当該撮像画像の撮像領域内の状況を決定してもよい。移動体管理部174は、当該撮像画像から移動体200を特定可能であると状況決定部176が決定した場合に、予め定められた第1頻度で光源210から光信号220を出力するように移動体200を制御することによって、移動体200を管理してよい。この場合、移動体管理部174は、光カメラ通信又は移動体通信を介して、光源210の出力頻度を第1頻度に制御する第1出力頻度制御信号を含む移動体制御信号を移動体200に送信してよい。一方で、移動体管理部174は、当該撮像画像から移動体200を特定不可能であると状況決定部176が決定した場合に、第1頻度より高い頻度である、予め定められた第2頻度で光源210から光信号220を出力するように移動体200を制御することによって、移動体200を管理してもよい。この場合、移動体管理部174は、光カメラ通信又は移動体通信を介して、光源210の出力頻度を第2頻度に制御する第2出力頻度制御信号を含む移動体制御信号を移動体200に送信してよい。
【0136】
移動体管理部174は、ジオフェンス設定部172によって複数のジオフェンスが設定されている場合、複数のジオフェンスのそれぞれに位置する移動体200の数を決定してもよい。移動体管理部174は、例えば、状況決定部176によって決定された、当該撮像画像の撮像領域内の状況に基づいて、複数のジオフェンスのそれぞれに位置する移動体200の数を決定してよい。
【0137】
移動体管理部174は、例えば、状況決定部176によって決定された、複数のジオフェンスのそれぞれに存在するオブジェクトの数に基づいて、複数のジオフェンスのそれぞれに位置する移動体200の数を決定してよい。移動体管理部174は、例えば、複数のジオフェンスのそれぞれに存在するオブジェクトの数を合計したオブジェクトの数に対する1つのジオフェンスに存在するオブジェクトの数の割合が高いジオフェンスほど移動体200の数が多くなるように、複数のジオフェンスのそれぞれに位置する移動体200の数を決定してよい。
【0138】
移動体管理部174は、例えば、状況決定部176によって決定された、複数のジオフェンスのそれぞれに含まれる作業対象領域の面積に基づいて、複数のジオフェンスのそれぞれに位置する移動体200の数を決定してよい。移動体管理部174は、例えば、複数のジオフェンスのそれぞれに含まれる作業対象領域の面積を合計した面積に対する1つのジオフェンスに含まれる作業対象領域の面積の割合が高いジオフェンスほど移動体200の数が多くなるように、複数のジオフェンスのそれぞれに位置する移動体200の数を決定してよい。
【0139】
移動経路決定部178は、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200がジオフェンス設定部172によって設定されたジオフェンスまで移動する移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は移動体200がジオフェンス設定部172によって設定されたジオフェンス内を移動する移動経路を決定してよい。
【0140】
移動経路決定部178は、例えば、位置決定部168によって決定された移動体200の位置に基づいて、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、状況決定部176によって決定された、情報格納部162に格納されている撮像領域内の状況に基づいて、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200が該撮像画像の撮像領域内に存在する障害物を回避するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200がジオフェンス設定部172によって設定されたジオフェンスに存在する障害物を回避するように、移動体200の移動経路を決定してよい。
【0141】
移動経路決定部178は、例えば、移動体200が状況決定部176によって決定された作業対象領域まで最短経路で移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200が作業対象領域まで最短時間で移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、移動体200が作業対象領域まで移動する間に移動体200が消費するバッテリ消費量が最小となるように、移動体200の移動経路を決定してもよい。
【0142】
移動経路決定部178は、位置決定部168によって決定されたオブジェクトの位置にさらに基づいて、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200がオブジェクトまで最短経路で移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200がオブジェクトまで最短時間で移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、移動体200がオブジェクトまで移動する間に移動体200が消費するバッテリ消費量が最小となるように、移動体200の移動経路を決定してもよい。
【0143】
移動体200は、検出部を用いてオブジェクトを検出したことに応じて、光源210から光信号220を出力してよい。撮像部130は、移動体200がオブジェクトを検出したことに応じて移動体200の光源210から出力された光を撮像してよい。位置決定部168は、移動体200がオブジェクトを検出したことに応じて移動体200の光源210から出力された光を撮像部130が撮像した撮像画像に基づいて、移動体200がオブジェクトを検出したときの移動体200の位置を決定してよい。位置決定部168は、移動体200がオブジェクトを検出したときに移動体200が位置しているジオフェンスがジオフェンス設定部172によって複数のサブジオフェンスに分割されている場合、移動体200がオブジェクトを検出したときの移動体200の位置を含むサブジオフェンスを決定してもよい。
【0144】
移動経路決定部178は、移動体200がオブジェクトを検出したときの移動体200の位置にさらに基づいて、移動体200の移動経路を決定してもよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200が検出したオブジェクトまで最短経路で移動体200が移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200が検出したオブジェクトまで移動体200が最短時間で移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、移動体200が検出したオブジェクトまで移動体200が移動する間に移動体200が消費するバッテリ消費量が最小となるように、移動体200の移動経路を決定してもよい。
【0145】
移動経路決定部178は、移動体200がオブジェクトを検出したときの移動体200の位置を含むサブジオフェンスを決定している場合、当該サブジオフェンスにさらに基づいて、移動体200の移動経路を決定してもよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200が当該サブジオフェンスまで最短経路で移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200が当該サブジオフェンスまで最短時間で移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、移動体200が当該サブジオフェンスまで移動する間に移動体200が消費するバッテリ消費量が最小となるように、移動体200の移動経路を決定してもよい。
【0146】
移動経路決定部178は、ジオフェンス設定部172がジオフェンスを複数のサブジオフェンスに分割している場合、複数のサブジオフェンスの位置にさらに基づいて、移動体200の移動経路を決定してもよい。移動経路決定部178は、例えば、ジオフェンス内の複数のサブジオフェンスを巡回して移動するように、移動体200の移動経路を決定してよい。
【0147】
移動経路決定部178は、例えば、ダイクストラ法を用いて、移動体200の移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、その他の任意の手法を用いて、移動体200の移動経路を決定してもよい。
【0148】
移動経路決定部178は、例えば、複数の移動体200のそれぞれの移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、ジオフェンス設定部172が複数のジオフェンスを設定している場合、複数のジオフェンスのそれぞれに位置する移動体200の数が移動体管理部174によって決定された移動体200の数になるように、複数の移動体のそれぞれの移動経路を決定してよい。
【0149】
移動経路決定部178は、例えば、位置決定部168によって決定された複数の移動体のそれぞれの位置に基づいて、複数の移動体のそれぞれの移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、状況決定部176によって決定された撮像領域内の状況にさらに基づいて、複数の移動体のそれぞれの移動経路を決定してよい。移動経路決定部178は、情報格納部162に格納されている複数の移動体のそれぞれの性能情報にさらに基づいて、複数の移動体のそれぞれの移動経路を決定してよい。
【0150】
例えば、移動経路決定部178は、複数のジオフェンスのそれぞれに位置する移動体200の数が移動体管理部174によって決定された移動体200の数となるように複数のジオフェンスに複数の移動体200を割り当てた組み合わせ毎に、複数の移動体200のそれぞれがジオフェンスまで移動する候補移動経路のコストを決定してよい。移動経路決定部178は、当該組み合わせ毎に、複数の移動体200のそれぞれがジオフェンスまで移動する候補移動経路のコストを合計した合計コストを決定してよい。移動経路決定部178は、合計コストを決定した複数の組み合わせのうち、合計コストが最も小さい組み合わせを決定してよい。情報処理装置150は、合計コストが最も小さい組み合わせに対応する複数の移動体200のそれぞれの候補移動経路を、複数の移動体200のそれぞれの移動経路として決定してよい。
【0151】
移動経路決定部178は、例えば、移動体200が候補移動経路を移動するために必要な移動時間に基づいて、移動体200が候補移動経路を移動する場合のコストを決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、当該移動時間が長いほど当該コストがより大きくなるように、当該コストを決定してよい。
【0152】
移動経路決定部178は、例えば、移動体200が候補移動経路を移動する移動距離に基づいて、移動体200が候補移動経路を移動する場合のコストを決定してよい。移動経路決定部178は、例えば、当該移動距離が長いほど当該コストがより大きくなるように、当該コストを決定してよい。
【0153】
移動経路決定部178は、移動体200が候補移動経路を移動する間に移動体200が消費するバッテリ消費量に基づいて、移動体200が候補移動経路を移動する場合のコストを決定してもよい。移動経路決定部178は、例えば、当該バッテリ消費量が多いほど当該コストがより大きくなるように、当該コストを決定してよい。
【0154】
移動経路決定部178は、情報格納部162に格納されているバッテリ残量情報によって示される、移動体200に搭載されたバッテリ残量に基づいて、移動体200が候補移動経路を移動する場合のコストに対して重み付けをしてもよい。移動経路決定部178は、例えば、当該バッテリ残量が予め定められたバッテリ残量閾値より小さく、且つ、移動体200が当該候補移動経路を移動する間に移動体200が消費するバッテリ消費量が予め定められたバッテリ消費量閾値より多い場合に、当該バッテリ残量が少ないほど当該コストがより大きくなるように、当該コストに対して重み付けをしてよい。
【0155】
移動経路決定部178は、情報格納部162に格納されている最高速度情報によって示される、移動体200の最高速度に基づいて、移動体200が候補移動経路を移動する場合のコストに対して重み付けをしてもよい。移動経路決定部178は、例えば、移動体200の最高速度が予め定められた最高速度閾値より遅く、且つ、移動体200が当該候補移動経路を移動する移動距離が予め定められた移動距離閾値より長い場合に、当該最高速度が遅いほど当該コストがより大きくなるように、当該コストに対して重み付けをしてよい。
【0156】
移動経路決定部178は、情報格納部162に格納されているバッテリ容量情報によって示される、移動体200に搭載されたバッテリのバッテリ容量に基づいて、移動体200が候補移動経路を移動する場合のコストに対して重み付けをしてもよい。移動経路決定部178は、例えば、当該バッテリ容量が予め定められたバッテリ容量閾値より小さく、且つ、移動体200が当該候補移動経路を移動する間に移動体200が消費するバッテリ消費量が予め定められたバッテリ消費量閾値より多い場合に、当該バッテリ容量が小さいほど当該コストがより大きくなるように、当該コストに対して重み付けをしてよい。
【0157】
移動経路決定部178は、情報格納部162に格納されている収容容量情報によって示される、移動体200の収容部の収容容量と、状況決定部176によって決定された、ジオフェンスに存在するオブジェクトの数とに基づいて、移動体200が当該ジオフェンスに対応する候補移動経路を移動する場合のコストに対して重み付けをしてもよい。移動経路決定部178は、例えば、当該収容容量が予め定められた収容容量閾値より小さく、且つ、当該ジオフェンスに存在するオブジェクトの数が予め定められたオブジェクト数閾値より多い場合に、当該収容容量が小さいほど当該コストがより大きくなるように、当該コストに対して重み付けをしてよい。
【0158】
移動経路決定部178は、例えば、ハンガリアン法を用いて、合計コストが最も小さい複数の移動体200の組み合わせを決定してよい。移動経路決定部178は、その他の任意の手法を用いて、合計コストが最も小さい複数の移動体200の組み合わせを決定してもよい。
【0159】
移動体管理部174は、例えば、移動体200が移動経路決定部178によって決定された移動体200の移動経路を移動するように、移動体200を管理してよい。移動体管理部174は、例えば、位置決定部168によって決定された移動体200の位置に基づいて、移動体200の移動経路を移動するように、移動体200を管理してよい。移動体管理部174は、例えば、移動体200の位置から移動体200の移動経路までの距離が予め定められた距離閾値より長い場合に、警告信号及び移動体制御信号の少なくともいずれかを移動体200に送信することによって、移動体200が移動経路から外れてないようにしてよい。移動体管理部174は、例えば、移動経路決定部178が複数の移動体200のそれぞれの移動経路を決定した場合、複数の移動体200のそれぞれが移動経路決定部178によって決定された移動体200の移動経路を移動するように、複数の移動体を管理してよい。
【0160】
図16は、情報処理装置150の処理の流れの一例を説明するための説明図である。図16では、情報処理装置150が移動体200を管理していない状態を開始状態として説明する。
【0161】
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102において、ジオフェンス設定部172は、移動体200のジオフェンスを設定してよい。ここでは、ジオフェンス設定部172が、移動体200の位置を含むように、移動体200のジオフェンスを設定したものとして、説明を続ける。
【0162】
S104において、移動経路決定部178は、S102でジオフェンス設定部172が設定したジオフェンス内を移動体200が移動する移動体200の移動経路を決定してよい。S106において、移動体管理部174は、S104で移動経路決定部178が移動体200の移動経路を決定したことに応じて、移動体200の管理を開始してよい。
【0163】
S108において、撮像部130は、移動体200に搭載された光源210から出力された光を撮像してよい。S110において、識別情報決定部166は、光カメラ通信技術を用いて、S108で撮像部130によって撮像された光源210の光を解析して移動体200の光信号220を取得し、取得した光信号220から移動体200の識別情報を決定してよい。また、S110において、位置決定部168は、S108で撮像部130によって撮像された撮像画像に基づいて、移動体200の位置を決定してよい。
【0164】
S112において、移動体管理部174は、S110で識別情報及び位置が決定された移動体200の位置からジオフェンスまでの距離が距離閾値より短いか否かを判定してよい。移動体200の位置からジオフェンスまでの距離が距離閾値より短いと移動体管理部174が判定した場合、S114に進んでよい。移動体200の位置からジオフェンスまでの距離が距離閾値より長いと移動体管理部174が判定した場合、S116に進んでよい。S114において、移動体管理部174は、移動体制御信号を移動体200に送信することによって、移動体200がジオフェンス外に移動しないように移動体200の移動方向を制御してよい。
【0165】
S116において、移動体管理部174は、S110で識別情報及び位置が決定された移動体200の位置から、S104で移動経路決定部178によって決定された移動体200の移動経路までの距離が距離閾値より長いか否かを判定してよい。移動体200の位置から移動体200の移動経路までの距離が距離閾値より長いと移動体管理部174が判定した場合、S118に進んでよい。移動体200の位置から移動体200の移動経路までの距離が距離閾値より短いと移動体管理部174が判定した場合、S120に進んでよい。S118において、移動体管理部174は、移動体制御信号を移動体200に送信することによって、移動体200が移動経路から外れてないように移動体200の移動方向を制御してよい。
【0166】
S120において、情報処理装置150が終了指示を取得していない場合、S108に戻ってよい。S120において、情報処理装置150が終了指示を取得した場合、情報処理装置150は、移動体200の管理を終了してよい。
【0167】
図17は、情報処理装置150として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0168】
一実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されてよい。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されてよい。DVDドライブ1226は、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されてよい。
【0169】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御してよい。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにしてよい。
【0170】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信してよい。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供してよい。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込んでよい。
【0171】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納してよい。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0172】
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行されてよい。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらしてよい。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0173】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込んでよい。
【0174】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0175】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックしてよい。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0176】
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供してよい。
【0177】
一実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0178】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0179】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0180】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含んでよい。
【0181】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0182】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0183】
10 システム、50 オブジェクト、52 オブジェクト、54 オブジェクト、80 障害物、100 移動体、102 移動体、104 移動体、110 光源、120 光信号、130 撮像部、132 撮像部、134 撮像部、140 撮像領域、142 撮像領域、144 撮像領域、150 情報処理装置、152 情報処理装置、154 情報処理装置、162 情報格納部、166 識別情報決定部、168 位置決定部、170 登録部、172 ジオフェンス設定部、174 移動体管理部、175 受信部、176 状況決定部、178 移動経路決定部、180 送信部、200 移動体、202 移動体、204 移動体、206 移動体、210 光源、212 光源、214 光源、216 光源、220 光信号、222 光信号、224 光信号、226 光信号、230 撮像部、300 ジオフェンス、302 ジオフェンス、304 ジオフェンス、306 ジオフェンス、312 ジオフェンス、314 ジオフェンス、400 移動経路、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1226 DVDドライブ、1227 DVD-ROM、1230 ROM、1240 入出力チップ、1242 キーボード
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
図17