(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-17
(45)【発行日】2024-05-27
(54)【発明の名称】可逆的なコネクタを利用するシステム、方法、及びデバイス
(51)【国際特許分類】
A61H 7/00 20060101AFI20240520BHJP
A41D 13/06 20060101ALN20240520BHJP
A41D 13/12 20060101ALN20240520BHJP
【FI】
A61H7/00 322B
A61H7/00 322E
A61H7/00 322Z
A41D13/06 105
A41D13/12 154
(21)【出願番号】P 2022570562
(86)(22)【出願日】2021-05-24
(86)【国際出願番号】 US2021033889
(87)【国際公開番号】W WO2021237210
(87)【国際公開日】2021-11-25
【審査請求日】2023-05-22
(32)【優先日】2020-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】522450624
【氏名又は名称】ケーピーアール ユー.エス.,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】チガ,ブラッドリー
(72)【発明者】
【氏名】パテル,ヴィニット
(72)【発明者】
【氏名】シャルティス,フィリップ
【審査官】山田 裕介
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-019148(JP,A)
【文献】特開平11-019147(JP,A)
【文献】特開2010-082455(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0057585(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 7/00
A41D 13/06
A41D 13/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
可逆的なコネクタを介した膨張のためにコントローラ
に選択的に係合可能かつ
前記コントローラによって動作可能な圧迫ガーメントであって、
複数のブラダと、
圧迫ガーメント配管であって、第1の圧迫ガーメント配管端部において前記複数のブラダと流体連通し、かつ前記第1の圧迫ガーメント配管端部の反対側に第2の圧迫ガーメント配管端部を有する、複数の
圧迫ガーメントチューブを備える、圧迫ガーメント配管と、
前記第2の圧迫ガーメント配管端部に位置する第1のコネクタ部分と、を備え、
前記コントローラは、第1のコントローラ配管端部において流体流のソースと選択的に連通する複数のコントローラチューブを有し、かつ前記第1のコントローラ配管端部の反対側に第2のコントローラ配管端部を有する、コントローラ配管を介して、前記流体流の前記ソースとの連通を制御し、
前記コントローラ配管は、前記第2のコントローラ配管端部に位置する第2のコネクタ部分を有し、
前記第1のコネクタ部分及び前記第2のコネクタ部分は、前記可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能であり、
複数の流体流通路は、前記第1のコネクタ部分が、第1の配向において、前記第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流チャネルを形成するように、前記第1のコネクタ部分及び前記第2のコネクタ部分の各々の中に延在し、
前記第1のコネクタ部分中及び前記第2のコネクタ部分中の前記複数の流体流通路は、前記第1のコネクタ部分が、第2の配向において、前記第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成し、
前記複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと
前記複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、前記第1のコネクタ部分及び前記第2のコネクタ部分が、前記第1の配向において接続されるときに、前記第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通され、前記複数の圧迫ガーメントチューブのうちの前記第1の圧迫ガーメントチューブと、前記複数のコントローラチューブのうちの前記第1のコントローラチューブと、を通る前記流体流は、前記第1のコネクタ部分及び前記第2のコネクタ部分が、
前記第2の配向において接続されるときに、前記第2の流体流チャネルを介して、前記第1の流体流方向において連通される、圧迫ガーメント。
【請求項2】
前記コントローラ配管は、前記第1のコントローラ配管端部において第3のコネクタ
部分を有し、
前記圧迫ガーメントは、前記第2のコネクタ部分及び第3のコネクタ部分のうちの少なくとも一方を介して、前記コントローラから接続可能又は接続解除可能である、請求項1に記載の圧迫ガーメント。
【請求項3】
前記コントローラは、
コントローラ側接続部分を備え、
前記第3のコネクタ
部分は、
前記コントローラ側接続部分に接続するように、かつ前記コントローラと前記コントローラ配管との間に流体連通を提供するように構成されており、
前記第3のコネクタ部分及び前記コントローラ側
接続部分は、共に選択的に可逆的に接続可能であり、
前記第2のコネクタ部分及び前記第1のコネクタ部分は、前記可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能である、請求項2に記載の圧迫ガーメント。
【請求項4】
複数の流体流通路は、前記第3のコネクタ部分が、
前記第1の配向において、前記
コントローラ側
接続部分に結合されるときに、第3の流体流チャネルを形成するように、前記コントローラ側接続部分及び前記第3のコネクタ部分の各々の中に延在し、
前記第3のコネクタ部分中及び前記コントローラ側接続部分中の前記複数の流体流通路は、前記第3のコネクタ部分が、
前記第2の配向において、前記
コントローラ側
接続部分に結合されるときに、協働して第4の流体流チャネルを形成し、
前記コントローラ側接続部分中の前記複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と
前記複数のコントローラ
チューブのうちの
前記第1のコントローラ
チューブとの間の流体流は、前記第3のコネクタ部分及び
前記コントローラ側接続部分が、前記第1の配向において接続されるときに、前記第3の流体流チャネルを介して、
前記第1の流体流方向において連通し、前記コントローラ側接続部分中の前記複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と、前記複数のコントローラチューブのうちの
前記第1のコントローラチューブと、を通る前記流体流は、前記第3のコネクタ部分及び前記
コントローラ側
接続部分が、
前記第2の配向において接続されるときに、前記第4の流体流チャネルを介して、前記第1の流体流方向において連通される、請求項3に記載の圧迫ガーメント。
【請求項5】
前記第1のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、前記同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
前記第2のコネクタ部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、前記同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
前記雄コネクタの前記同心壁の各々は、
前記第1の配向において及び
前記第2の配向において、前記雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、前記第1の配向において、前記雄コネクタの前記流体流通路の各々から前記雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、前記第2の配向において、前記雄コネクタの前記流体流通路の各々から前記雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、
前記雌コネクタの前記流体流通路のうちの2つにおける前記流体流は、前記第1の配向と比較して、前記第2の配向において異なる、請求項1に記載の圧迫ガーメント。
【請求項6】
前記雄コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、前記雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、請求項5に記載の圧迫ガーメント。
【請求項7】
前記雌コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁は、前記雄コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁よりも剛性である材料から作製されている、請求項6に記載の圧迫ガーメント。
【請求項8】
前記雄コネクタは、一体構造であり、かつ前記雄コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁を含む、封止部材を備える、請求項7に記載の圧迫ガーメント。
【請求項9】
前記雄コネクタは、雌コネクタ係合部分中に摺動的に受容されるように構成された第1の係合部分を備える、請求項8に記載の圧迫ガーメント。
【請求項10】
前記雄コネクタの同心壁及び前記雌コネクタの前記同心壁は、前記雄コネクタが、前記第1の配向において及び前記第2の配向において、前記雌コネクタと摺動的に係合されるときに、外側チャンバ、中間チャンバ、及び内側チャンバを形成する、請求項8に記載の圧迫ガーメント。
【請求項11】
前記外側チャンバのための前記流体流通路は、前記外側同心壁に形成されており、
前記中間チャンバのための前記流体流通路は、前記雄コネクタ及び前記雌コネクタの両方の前記中間同心壁に形成されている、請求項10に記載の圧迫ガーメント。
【請求項12】
前記第1の配向において、前記外側チャンバの前記流体流通路は、実質的に整列し、前記中間チャンバの前記流体流通路は、実質的に整列し、
前記第2の配向において、前記外側チャンバの前記流体流通路及び前記中間チャンバの前記流体流通路は、オフセットされている、請求項11に記載の圧迫ガーメント。
【請求項13】
前記雄コネクタは、基部を更に備え、前記同心壁の各々は、第1の側部上で前記基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で前記基部から延在し、前記第1の側部及び前記第2の側部は、互いに反対であり、前記3つの入口の各々は、前記雄コネクタの対応する流体流通路と流体接続しており、
前記雌コネクタは、基部を更に備え、前記同心壁の各々は、第1の側部上で前記基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で前記基部から延在し、前記第1の側部及び前記第2の側部は、他方の反対であり、3つの入口の各々は、前記雌コネクタの対応する流体流通路と流体接続している、請求項11に記載の圧迫ガーメント。
【請求項14】
前記雄コネクタ及び前記雌コネクタの両方の前記3つの入口の各々は、前記3つの入口の各々の外側縁部の上でチューブを受容するように適合されている、請求項13に記載の圧迫ガーメント。
【請求項15】
前記雄コネクタは、前記チャンバを介して、前記雌コネクタに流体を提供する、請求項10に記載の圧迫ガーメント。
【請求項16】
前記第3のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、前記同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
前記
コントローラ側接続部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、前記同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
前記雄コネクタの前記同心壁の各々は、
前記第1の配向において及び
前記第2の配向において、前記雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、前記第1の配向において、前記雄コネクタの前記流体流通路の各々から前記雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、前記第2の配向において、前記雄コネクタの前記流体流通路の各々から前記雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、
前記雌コネクタの前記流体流通路のうちの2つにおける前記流体流は、前記第1の配向と比較して、前記第2の配向において異なる、請求項4に記載の圧迫ガーメント。
【請求項17】
前記雄コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、前記雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、請求項16に記載の圧迫ガーメント。
【請求項18】
可逆的なコネクタを介した膨張のためにコントローラ
に選択的に係合可能かつ
前記コントローラによって動作可能な圧迫ガーメントであって、
少なくとも1つの膨張可能ブラダと、
圧迫ガーメント配管であって、第1の圧迫ガーメント配管端部において前記少なくとも1つの膨張可能ブラダと流体連通し、かつ前記第1の圧迫ガーメント配管端部の反対側に第2の圧迫ガーメント配管端部を有する、少なくとも1つの
圧迫ガーメントチューブを備える、圧迫ガーメント配管と、
前記第2の圧迫ガーメント配管端部に位置する第1のコネクタ部分と、を備え、
前記コントローラは、第1のコントローラ配管端部において流体流のソースと選択的に連通する複数のコントローラチューブを有し、かつ前記第1のコントローラ配管端部の反対側に第2のコントローラ配管端部を有する、コントローラ配管を介して、前記圧迫ガーメントに接続されるように構成されている、前記流体流の前記ソースとの連通を制御し、
前記コントローラは、前記第2のコントローラ配管端部に位置する第2のコネクタ部分を備え、
前記第1のコネクタ部分及び前記第2のコネクタ部分は、前記可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能であり、
複数の流体流通路は、前記第1のコネクタ部分が、第1の配向において、前記第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流チャネルを形成するように、前記第2のコネクタ部分中に延在し、
前記第2のコネクタ部分中の前記複数の流体流通路は、前記第1のコネクタ部分が、第2の配向において、前記第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成し、
前記複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと前記少なくとも1つの圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、前記第1のコネクタ部分及び前記第2のコネクタ部分が、前記第1の配向において接続されるときに、前記第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通され、前記少なくとも1つの圧迫ガーメントチューブと、前記複数のコントローラチューブのうちの前記第1のコントローラチューブと、を通る前記流体流は、前記第1のコネクタ部分及び前記第2のコネクタ部分が、
前記第2の配向において接続されるときに、前記第2の流体流チャネルを介して、前記第1の流体流方向において連通される、圧迫ガーメント。
【請求項19】
前記コントローラは、前記第1のコントローラ配管端部における第3のコネクタ
部分を介して、前記流体流のソースとの連通を制御し、
前記圧迫ガーメントは、前記第2のコネクタ部分及び第3のコネクタ部分のうちの少なくとも一方を介して、前記コントローラから接続可能又は接続解除可能である、請求項18に記載の圧迫ガーメント。
【請求項20】
前記コントローラは、
コントローラ側接続部分を備え、
前記第3のコネクタ
部分は、前記コントローラ側接続部分に接続するように、かつ前記コントローラと前記コントローラ配管との間に流体連通を提供するように構成されており、
前記第3のコネクタ部分及び前記コントローラ側
接続部分は、共に選択的に可逆的に接続可能であり、
前記第2のコネクタ部分及び前記第1のコネクタ部分は、前記可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能である、請求項19に記載の圧迫ガーメント。
【請求項21】
複数の流体流通路は、前記第3のコネクタ部分が、
前記第1の配向において、前記
コントローラ側
接続部分に結合されるときに、第3の流体流チャネルを形成するように、前記コントローラ側接続部分及び前記第3のコネクタ部分の各々の中に延在し、
前記第3のコネクタ部分中及び前記コントローラ側接続部分中の前記複数の流体流通路は、前記第3のコネクタ部分が、
前記第2の配向において、前記
コントローラ側
接続部分に結合されるときに、協働して第4の流体流チャネルを形成し、
前記コントローラ側接続部分中の前記複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と
前記複数のコントローラ
チューブのうちの
前記第1のコントローラ
チューブとの間の流体流は、前記第3のコネクタ部分及び
前記コントローラ側接続部分が、前記第1の配向において接続されるときに、前記第3の流体流チャネルを介して、
前記第1の流体流方向において連通し、前記コントローラ側接続部分中の前記複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と、前記複数のコントローラチューブのうちの
前記第1のコントローラチューブと、を通る前記流体流は、前記第3のコネクタ部分及び前記
コントローラ側
接続部分が、
前記第2の配向において接続されるときに、前記第4の流体流チャネルを介して、前記第1の流体流方向において連通される、請求項20に記載の圧迫ガーメント。
【請求項22】
前記第1のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、前記同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
前記第2のコネクタ部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、前記同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
前記雄コネクタの前記同心壁の各々は、
前記第1の配向において及び
前記第2の配向において、前記雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、前記第1の配向において、前記雄コネクタの前記流体流通路の各々から前記雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、前記第2の配向において、前記雄コネクタの前記流体流通路の各々から前記雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、前記雌コネクタの前記流体流通路のうちの2つにおける前記流体流は、前記第1の配向と比較して、前記第2の配向において異なる、請求項18に記載の圧迫ガーメント。
【請求項23】
前記雄コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、前記雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、請求項22に記載の圧迫ガーメント。
【請求項24】
前記雌コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁は、前記雄コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁よりも剛性である材料から作製されている、請求項23に記載の圧迫ガーメント。
【請求項25】
前記雄コネクタは、一体構造であり、かつ前記雄コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁を含む、封止部材を備える、請求項24に記載の圧迫ガーメント。
【請求項26】
前記雄コネクタは、雌コネクタ係合部分中に摺動的に受容されるように構成された第1の係合部分を備える、請求項25に記載の圧迫ガーメント。
【請求項27】
前記雄コネクタの同心壁及び前記雌コネクタの前記同心壁は、前記雄コネクタが、前記第1の配向において及び前記第2の配向において、前記雌コネクタと摺動的に係合されるときに、外側チャンバ、中間チャンバ、及び内側チャンバを形成する、請求項25に記載の圧迫ガーメント。
【請求項28】
前記外側チャンバのための前記流体流通路は、前記外側同心壁に形成されており、
前記中間チャンバのための前記流体流通路は、前記雄コネクタ及び前記雌コネクタの両方の前記中間同心壁に形成されている、請求項27に記載の圧迫ガーメント。
【請求項29】
前記第1の配向において、前記外側チャンバの前記流体流通路は、実質的に整列し、前記中間チャンバの前記流体流通路は、実質的に整列し、
前記第2の配向において、前記外側チャンバの前記流体流通路及び前記中間チャンバの前記流体流通路は、オフセットされている、請求項28に記載の圧迫ガーメント。
【請求項30】
前記雄コネクタは、基部を更に備え、前記同心壁の各々は、第1の側部上で前記基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で前記基部から延在し、前記第1の側部及び前記第2の側部は、互いに反対であり、前記3つの入口の各々は、前記雄コネクタの対応する流体流通路と流体接続しており、
前記雌コネクタは、基部を更に備え、前記同心壁の各々は、第1の側部上で前記基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で前記基部から延在し、前記第1の側部及び前記第2の側部は、他方の反対であり、3つの入口の各々は、前記雌コネクタの対応する流体流通路と流体接続している、請求項29に記載の圧迫ガーメント。
【請求項31】
前記雄コネクタ及び前記雌コネクタの両方の前記3つの入口の各々は、前記3つの入口の各々の外側縁部の上でチューブを受容するように適合されている、請求項30に記載の圧迫ガーメント。
【請求項32】
前記雄コネクタは、前記チャンバを介して、前記雌コネクタに流体を提供する、請求項30に記載の圧迫ガーメント。
【請求項33】
前記第3のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、前記同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
前記
コントローラ側接続部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、前記同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
前記雄コネクタの前記同心壁の各々は、
前記第1の配向において及び
前記第2の配向において、前記雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、前記第1の配向において、前記雄コネクタの前記流体流通路の各々から前記雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、前記第2の配向において、前記雄コネクタの前記流体流通路の各々から前記雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、
前記雌コネクタの前記流体流通路のうちの2つにおける前記流体流は、前記第1の配向と比較して、前記第2の配向において異なる、請求項21に記載の圧迫ガーメント。
【請求項34】
前記雄コネクタの前記外側同心壁、前記中間同心壁、及び前記内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、前記雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、請求項33に記載の圧迫ガーメント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年5月22日に出願され、かつ「SYSTEM,METHOD,AND DEVICE UTILIZING REVERSIBLE CONNECTOR」と題する、米国仮出願第63/028,819号の優先権を主張する。優先権出願の本開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
(発明の分野)
本開示の態様は、可逆的なコネクタを介して接続された流体ソースから圧迫ガーメントを膨張させるためのシステム、方法、及びデバイスに関し、可逆的なコネクタは、可逆的なコネクタが、第1の配向又は第2の配向のいずれかにおいて接続されたときに、複数の流体チャネルを通る単一方向の流体流を提供する。
【背景技術】
【0003】
血管圧迫システムは、圧迫ガーメントが患者の肢に着用されたときに、圧迫ガーメントを周期的に膨張させるための、流体ソースに流体接続された圧迫ガーメントを含む。圧迫ガーメントの周期的な膨張は、血液循環を高め、深部静脈血栓症(deep vein thrombosis、DVT)の可能性を減少させる。コントローラは、流体、例えば、空気を圧迫ガーメントのブラダに送達して圧迫ガーメントに沿ってブラダ圧力勾配を生み出し、それによって血液を所望の方向に移動させるように、流体ソースの動作を制御する。
【0004】
従来の血管圧迫システムでは、コントローラは、例えば、3つの別個のチューブを含み得る配管を介して、流体、例えば、空気を圧迫ガーメントに提供する。典型的には、コネクタは、コントローラから延在する配管(すなわち、コントローラ配管)と、圧迫ガーメントから延在する配管(すなわち、ガーメント配管)とを接続する。ガーメント配管は、流体を圧迫ガーメントの複数のブラダ(例えば、2つ、3つ、4つ以上)に提供する。3つのブラダの場合、例えば、3つのブラダは、着用者の足首の周囲に位置決めされた遠位ブラダと、着用者の脹脛の周囲に位置決めされた中間ブラダと、着用者の大腿部の周囲に位置決めされた近位ブラダと、を含み得る。配管中の3つのチューブが近接しているため、コネクタは、流体、例えば、空気を通過させ、かつ3つのチューブの分離を制限するように、適切にサイズ決めされなければならない。典型的には、配管の3つのチューブは、並んで共に結合されている。コントローラ配管をガーメント配管に接続するために使用される従来のコネクタは、単一配向においてのみ接続することができる。いくつかの実装形態では、コネクタは、2つ以上の配向において接続することができないか、又は第2の配向において接続されるときに、3つ全てのチューブに流体接続を提供することができず、これは、圧迫システムの不適切な機能につながることがあり、及び/又は患者に害若しくは不快感を生じさせる場合がある。このため、当技術分野では、コントローラ配管及びガーメント配管の全てのチューブ(例えば、2つ、3つ、4つ以上)を2つ以上の配向(例えば、直線配向及び逆配向)において接続する一方で、接続配向にかかわらず、コントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの単一方向において流体流動を提供し、それによって、圧迫システムの適切な機能を確実にし、患者に不快感又は害を生じさせる可能性を回避する、コネクタに対する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0005】
本開示の態様は、可逆的なコネクタを介した膨張のためにコントローラによって選択的に係合可能かつ動作可能な圧迫ガーメントを含む。圧迫ガーメントは、複数のブラダと、第1の圧迫ガーメント配管端部において複数のブラダと流体連通する複数のガーメントチューブを含む圧迫ガーメント配管と、を備える。第2の圧迫ガーメント配管端部が、第1の圧迫ガーメント配管端部の反対側に提供されており、第1のコネクタ部分が、第2の圧迫ガーメント配管端部に位置している。コントローラは、流体流のソースとの連通を制御し、第1のコントローラ配管端部において流体流のソースと選択的に連通する複数のコントローラチューブを有するコントローラ配管を備える。コントローラ配管はまた、第1のコントローラ配管端部の反対側に第2のコントローラ配管端部を含み、かつ第2のコントローラ配管端部に位置する第2のコネクタ部分を含む。ガーメント配管の第1のコネクタ部分及びコントローラ配管の第2のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能である。複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第1の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流通路を形成するように、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分の各々の中に延在している。第1のコネクタ部分中及び第2のコネクタ部分中の複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第2の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成する。複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第1の配向において接続されるときに、第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通される。複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブと、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第1のコネクタ部分と第2のコネクタ部分とが、第2の配向において接続されるときに、第2の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通される。
【0006】
本開示の別の態様では、本開示の様々な態様による、圧迫ガーメントと選択的に係合可能なコントローラが提供される。
【0007】
本開示の別の態様では、患者の肢に圧迫治療を適用するためのシステムが提供され、システムは、本開示の様々な態様による圧迫ガーメントを備え、圧迫ガーメントは、本開示の様々な態様によるコントローラによって係合可能かつ動作可能である。
【0008】
本開示の別の態様では、患者の肢に圧迫治療を適用するための圧迫ガーメント、コントローラ、及びシステムが提供され、圧迫ガーメントは、患者の肢に圧迫治療を適用するように構成された少なくとも1つ、好ましくは2つ以上の膨張可能ブラダを含む。
【0009】
本開示の別の態様では、患者の肢に圧迫治療を施すためのシステムで使用するための可逆的なコネクタが提供され、システムは、圧迫ガーメントと、可逆的なコネクタを介して圧迫ガーメントと選択的に係合可能なコントローラと、を備え、圧迫ガーメントは、患者の肢に圧迫治療を施すように構成された少なくとも1つ、好ましくは2つ以上の膨張可能ブラダを含み、可逆的なコネクタは、圧迫ガーメントが1つのみ又は2つ以上の膨張可能ブラダを含むかどうかにかかわらず、圧迫ガーメントをコントローラに選択的かつ動作可能に係合させるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
開示される態様は、開示される態様を限定するためではなく、例解するために提供される添付の図面と併せて以下に記載され、同様の符号は同様の要素を示す。
【
図1】本開示の態様による、コントローラ、可逆的なコネクタ、及び圧迫ガーメントを含む圧迫システムの例示的な斜視図を示す。
【
図2a】本開示の態様による、コントローラの流体ソースと圧迫スリーブとの間の例示的配管の断面の斜視図を示す。
【
図2b】本開示の態様による、コントローラの流体ソースと圧迫スリーブとの間の配管の一例示的実装例の断面を示す。
【
図2c】本開示の態様による、コントローラの流体ソースと圧迫スリーブとの間の配管の例示的な一実装形態の断面を示す。
【
図3a】本開示の態様による、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が係合構成にある例示的な可逆的なコネクタの斜視図を示す。
【
図3b】本開示の態様による、可逆的なコネクタの例示的な第1のコネクタ部分の斜視図を示す。
【
図3c】本開示の態様による、可逆的なコネクタの例示的な第2のコネクタ部分の斜視図を示す。
【
図4a】本開示の態様による、第1の部分及び第2の部分が、係合位置にあり、かつ相互に協働する第1の流体流接続チャネル及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第1の構成を画定する第1の配向にある、可逆的なコネクタの例示的なトップダウン断面図を示す。
【
図4b】本開示の態様による、第1の部分及び第2の部分が、係合位置にあり、かつ相互に協働する第1の流体流接続チャネル及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第2の構成を画定する第2の配向にある、可逆的なコネクタの例示的なトップダウン断面図を示す。
【
図5a】本開示の態様による、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が係合位置にある、可逆的なコネクタの別の実施例の斜視図を示す。
【
図5b】本開示の態様による、可逆的なコネクタの第1のコネクタ部分の別の実施例の斜視図を示す。
【
図5c】本開示の態様による、可逆的なコネクタの第2のコネクタ部分の別の実施例の斜視図を示す。
【
図6】本開示の態様による、可逆的なコネクタの第1のコネクタ部分のための封止部材の実施例の斜視図を示す。
【
図7a】本開示の態様による、第1の部分及び第2の部分が、係合位置にあり、かつ相互に協働する第1の流体流接続チャネル及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第1の構成を画定する第1の配向にある、可逆的なコネクタの別の例示的な斜視断面図を示す。
【
図7b】本開示の態様による、第1の部分及び第2の部分が、係合位置にあり、かつ相互に協働する第1の流体流接続チャネル及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第2の構成を画定する第2の配向にある、可逆的なコネクタの別の例示的な上面断面図を示す。
【
図8a】本開示の態様による、外側同心壁の周囲に封止部材を有する第1のコネクタ部分の斜視図を示す。
【
図8b】本開示の態様による、ガスケットを有する例示的な第2のコネクタ部分の斜視図を示す。
【
図8c】本開示の態様による、ガスケットを有さない例示的な第2のコネクタ部分の斜視図を示す。
【
図8d】本開示の態様による、例示的なガスケットの斜視図を示す。
【
図9a】本開示の態様による、例示的な延長部の斜視図を示す。
【
図9b】本開示の態様による、例示的な第1の接続部分の斜視図を示す。
【
図9c】本開示の態様による、例示的な第2のコネクタ部分の斜視図を示す。
【
図9d】本開示の態様による、例示的な第3のコネクタ部分の斜視図を示す。
【
図9e】本開示の態様による、
図9a及び
図9dの第3のコネクタ部分の正面図である。
【
図9f】封止部分が除去された、
図9a、
図9d及び
図9eの第3のコネクタ部分の部分正面図を示す。
【
図9h】本開示の態様による、
図9a及び
図9cの第2のコネクタ部分の部分斜視図である。
【
図9j】本開示の態様による、
図9a及び
図9dの第3のコネクタ部分の正面図である。
【
図9k】本開示の態様による、封止部材が除去された、
図9kの第3のコネクタ部分のコネクタハウジングの正面図である。
【
図9l】
図9jの第3のコネクタ部分の封止部材の正面図である。
【
図9m】本開示の態様による、係合位置にあり、かつ相互に協働する第1の流体流接続チャネル及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第1の構成を画定する第1の配向にある、可逆的なコネクタの例示的トップダウン断面図を示す。
【
図9n】本開示の態様による、係合位置にあり、かつ相互に協働する第1の流体流接続チャネル及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第2の構成を画定する第2の配向にある、可逆的なコネクタの例示的なトップダウン断面図を示す。
【
図9o】本開示の態様による、係合位置にある可逆的なコネクタの例示的なトップダウン断面図を示す。
【
図9p】本開示の態様による、可逆的なコネクタの封止部分係合の実施例を示す
図9oの拡大図である。
【
図9q】本開示の態様による、コントローラ及びコントローラ側接続部分の部分斜視図を示す。
【
図9r】本開示の態様による、可逆的なコネクタが接続された、
図9qのコントローラの部分斜視図を示す。
【
図9s】本開示の態様による、
図9rにおける可逆的なコネクタとコントローラとの間の接続界面の断面図を示す。
【
図10a】本開示の態様による、封止部分の背面図である。
【
図10b】本開示の態様による、10aの封止部分及び可逆的なコネクタの背面斜視図である。
【
図11a】本開示の態様による、可逆的なコネクタ及び配管の斜視断面図である。
【
図12a】本開示の態様による、非係合位置にある可逆的なコネクタ及び完全係合位置にある可逆的なコネクタの斜視図である。
【
図12b】本開示の態様による、非係合位置にある可逆的なコネクタ及び完全係合位置にある可逆的なコネクタの斜視図である。
【
図13a】本開示の態様による、可逆的なコネクタと共に使用可能な第1のコネクタ部分の断面図である。
【
図13b】本開示の態様による、可逆的なコネクタと共に使用可能な第3のコネクタ部分の断面図である。
【
図14a】本開示の態様による、例示的な延長部の斜視図を示す。
【
図14b】本開示の態様による、
図14aの延長部の接続部分の詳細を示す斜視断面図を示す。
【
図15a】本開示の態様による非係合位置にある可逆的なコネクタの斜視図を示す。
【
図15b】本開示の態様による、係合位置にある
図15aの可逆的なコネクタの斜視図を示す。
【
図15c】本開示の態様による、係合位置にある
図15a及び
図15bの可逆的なコネクタ、及びコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す流体流接続チャネルの例示的なトップダウン断面図である。
【
図16a】本開示の態様による、非係合位置にある可逆的なコネクタの斜視図を示す。
【
図16b】本開示の態様による、係合位置にある
図16aの可逆的なコネクタの斜視図を示す。
【
図16c】本開示の態様による、係合位置にある
図16a及び
図16bの可逆的なコネクタの例示的なトップダウン断面図を示す。
【
図16d】本開示の態様による、流体流接続チャネルを示す、
図16a~
図16cの可逆的なコネクタの例示的なトップダウン図を示し、流体流の方向を示している。
【
図17】本開示の態様による、可逆的なコネクタを利用する例示的アダプタを示す。
【
図18】本開示の態様による、可逆的なコネクタを利用する例示的アダプタを示す。
【
図19a】コントローラの動作中の時間に対する圧力を示す圧力チャートである。
【
図19b】本開示の態様による、本開示の態様による可逆的なコネクタが、係合位置にあり、かつ相互に協働する第1の流体流接続チャネル及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第1の構成を画定する第1の配向にあるときの、コントローラの動作中の時間に対する圧力を示す圧力チャートである。
【
図19c】本開示の態様による、可逆的なコネクタが係合位置にあり、かつ相互に協働する第1及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第2の構成を画定する第2の配向にあるときの、コントローラの動作中の時間に対する圧力を示す圧力チャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
様々な態様が、ここで、図面を参照しながらより詳細に記載される。以下の記載では、説明の目的で、1つ以上の態様の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が述べられている。しかしながら、そのような態様は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることが明らかであり得る。追加的に、本明細書で使用される「構成要素」という用語は、システムを構成する部分のうちの1つであり得、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はコンピュータ可読媒体上に記憶されたソフトウェアであり得、かつ他の構成要素に分割され得る。
【0012】
以下の記載は、実施例を提供するものであり、特許請求の範囲に述べられる範囲、適用性、又は実施例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、考察される要素の機能及び配置において変更が行われ得る。様々な実施例は、必要に応じて、様々な手順又は構成要素を省略、代用、又は追加し得る。例えば、記載された方法は、記載された順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、又は組み合わされ得る。また、いくつかの実施例に関して記載される機構は、他の実施例において組み合わされ得る。
【0013】
可逆的なという用語は、本開示全体を通して、コネクタ又は一連のコネクタの修飾語として使用される。文脈上、可逆的なコネクタという用語の実施例は、圧迫ガーメント中のブラダの膨張の順序に影響を及ぼすことなく、少なくとも2つの異なる配向において接続され(例えば、「反転され」又は軸を中心に180度回転され)得る、コネクタ又はコネクタのセットを含む。前述の実施例は、非可逆的なコネクタとは対照的であり、接続配向を反転させる(例えば、コネクタを軸を中心に180度回転させる)ことが圧迫ガーメント中のブラダの膨張の順序に影響を及ぼす。
【0014】
図を参照すると、同様の参照番号が同様の構成要素を指しており、
図1は、例示的な圧迫システム100を示し、その様々な機構は、本開示の態様により、使用可能であり、圧迫システム100は、コントローラ102、圧迫ガーメント104、及び1つ以上の可逆的なコネクタ120を含む。
図1に示されるように、圧迫ガーメント104は、スリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110aをコントローラ側の可逆的な第1のコネクタ部分108aに直接接続することによって、又は2つの前述のコネクタ部分を延長部又はアダプタ119に接続することによって、コントローラ102に接続され得る。延長部又はアダプタ119は、コントローラ102と圧迫ガーメント104との間に追加の距離を提供し、かつ/又はコントローラ102及び/若しくは圧迫ガーメント104のどちらか若しくは両方に異なるコネクタ(例えば、流体通路構成の異なる係合機構を有する)を適合させ得る。本開示全体を通して、アダプタ及び延長部という用語は、互換的に使用され得る。一実施例では、延長部119は、例えば、その一方の端部に第1の可逆的なコネクタ部分108bを、その第2の端部に第2の可逆的なコネクタ部分110bを含み得、接続配管112cは、2つのコネクタ部分の間に流体接続を提供する。第1の可逆的なコネクタ部分108b及び第2の可逆的なコネクタ部分110bは、それぞれ、例えば、コントローラ側の可逆的な第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110aと同様であり得る。更に、圧迫ガーメント104、コントローラ102、及び/又はアダプタ119の接続の具体的な実施例が示されているが、当業者には、本明細書を通して記載されるコネクタ部分又は接続機構のいずれかが、コントローラ102を圧迫ガーメント104に接続する任意の既知の方法又は構成において使用され得ることが理解されよう。更に、コントローラ側の可逆的な第1のコネクタ部分108a、スリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、第1の可逆的なコネクタ部分108b及び/又は第2の可逆的なコネクタ部分110bのうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせは、本開示全体を通して、単に第1のコネクタ部分又は第2のコネクタ部分と交換可能に称され得る。
【0015】
図1は、非結合構成で示される第1のコネクタ部分108及び第2のコネクタ部分110、並びに圧迫ガーメント104の一実施例を示している。圧迫ガーメント104は、着用者、例えば、圧迫治療を必要とする医療患者の肢に連続圧迫治療を適用するように構成されており、コントローラ102は、1つ以上のプロセッサ及び/又はポンプ若しくは流体ソースを有し、圧迫ガーメント104の動作を制御するように構成されている。圧迫ガーメント104は、空気などの流体を収納することが可能な複数のブラダを含み得る。例えば、圧迫ガーメント104は、遠位膨張可能ブラダ106a、中間膨張可能ブラダ106b、及び近位膨張可能ブラダ106cを含み得る。本明細書では3つのブラダが参照されるが、例えば、1つ、2つ、又は4つなど、より少ない又はより多くのブラダが使用され得ることが明白であり、以下でより詳細に記載されるように、本開示の様々な態様による可逆的なコネクタ120は、圧迫ガーメントが1つのみの膨張可能ブラダ106a、106b、106c、又は2つ以上の膨張可能ブラダ106a、106b、106cを含むかどうかにかかわらず、圧迫ガーメント104をコントローラ102に動作可能に係合し、かつ結合するように構成されている。圧迫ガーメント104は、着用者の肢の周囲に固定され得(例えば、他のタイプの固定メカニズムの中でもとりわけ、面ファスナ又は紐を使用して)、異なるサイズ/円周の肢の周囲に嵌合するように調節可能であり得る。
【0016】
いくつかの態様では、コントローラ102は、ポンプ又は他の流体ソースを含み、圧迫サイクルを実行するように圧迫ガーメント104の動作を制御し得、この圧迫サイクルでは、膨張可能ブラダ106a、106b、106cを膨張させて、圧力を着用者の肢に加え、1つ以上の圧迫サイクル中に圧迫ガーメント104の膨張可能ブラダ106a、106b、106c中の流体を制御することによって肢に加えられる圧力勾配を確立する。圧迫システム100の例示的な動作を記載する目的で、各圧迫サイクルの後に、膨張可能ブラダ106a、106b、106cの各々の中の圧力が解放される、通気サイクルが続き得る。圧迫サイクル及び通気サイクルは、共に、圧迫システム100の1つの完全な治療サイクルを形成する。圧迫システム100は、膨張可能ブラダ106a、106b、106cによって加えられる圧力勾配を測定し得、この測定された圧力勾配に基づいて調節を行い得る。いくつかの態様では、圧迫システム100は、圧力勾配を測定しない場合があり、及び/又は圧迫システム100の動作中に測定値に基づいて圧力勾配を調整しない場合がある。むしろ、圧迫システム100は、圧迫ガーメント104のブラダを膨張及び/又は収縮させ得る。
【0017】
圧迫ガーメント104は、着用者の脚の周囲に位置決め可能な大腿長さスリーブであり得、遠位膨張可能ブラダ106aは、着用者の足首の周囲に位置決め可能であり、中間膨張可能ブラダ106bは、着用者の脹脛の周囲に位置決め可能であり、近位膨張可能ブラダ106cは、着用者の大腿の周囲に位置決め可能である。膨張可能ブラダ106a、106b、106cは、コントローラ102を介して加圧流体ソースから送達される流体(例えば、空気又は他の流体)の影響下で拡張及び収縮し得る。コントローラ102は、加圧流体を流体ソースから膨張可能ブラダ106a、106b、106cに送達し得る。加圧流体ソースは、コントローラ側の可逆的な第1のコネクタ部分108aを通して、加圧流体を膨張可能ブラダ106a、106b、106cに送達し得、第1のコネクタ部分108aは、コントローラ配管112aを介してコントローラ102に接続され、かつ/又はコントローラ本体(例えば、
図9q~
図9sに記載されるような)、可逆的なコネクタ120、及び圧迫ガーメントチューブ112bの一部分を形成し得る。以下で更に詳細に説明するように、可逆的なコネクタ120は、モニタ側の第1のコネクタ部分108a及び圧迫ガーメント側の第2のコネクタ部分110aを含み得、かつ/又は第1の可逆的なコネクタ部分108b、第2の可逆的なコネクタ部分110b及び接続配管112cを有するアダプタ119を含み得る。第1のコネクタ部分108は、コントローラ配管112aの端部と結合され得(他方の端部は、コントローラ102と結合される)、第2のコネクタ部分110は、圧迫ガーメント配管112bの端部と結合され得る(他方の端部は、圧迫ガーメント104と結合される)。
図1は、単一の第1のコネクタ部分108及び第2のコネクタ部分110のみを示しているが、本開示の態様は、延長チューブセット(例えば、いずれかの端部にコネクタを有するある長さの配管)及び/又はアダプタ(例えば、第1の端部に第1のタイプのコネクタを有し、かつ第2の端部に第2のタイプのコネクタを有する、ある長さの配管)と共に使用可能である。アダプタのいくつかの非限定的な実施例が、以下の
図17及び
図18に関して記載される。加えて、
図1では隠れているが、本明細書に記載のコネクタのうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせは、コントローラ102と、アダプタ、延長チューブセット、及び/又は圧迫ガーメント104のうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせとの間のコントローラ側接続を提供するために使用され得る。コントローラ側接続のいくつかの実施例は、
図9q~
図9sに関して以下で更に詳細に記載される。
【0018】
図2aは、本開示の態様による、コントローラによって制御される流体ソースと圧迫スリーブとの間で利用され得る例示的な配管212の断面を示す。配管212は、非結合構成において、
図1に示されるコントローラ配管112a及び圧迫ガーメント配管112bに類似し得、3つの別個のチューブ又は配管通路又は導管222a、222b、222c(そのようなチューブ、通路、又は導管は、本明細書では互換的に「チューブ」と称される)、
図1に示される圧迫ガーメント104の膨張可能ブラダ106a、106b、106cの各々のための別個のチューブを含み得る。いくつかの態様では、配管212は、例えば、単一部品として形成された配管212中に収容された3つの別個のチューブ222a、222b、222cを有する平滑な配管であり得る。他の態様では、配管212は、各々が別個の部品として形成された、3つの別個のチューブ222a、222b、及び222cを備え得る。配管212は、可撓性であり得る。配管212は、ポリ塩化ビニル(poly-vinyl chloride、PVC)、ポリウレタン、又は
図1に示される圧迫ガーメント104に流体を送達するための任意の好適な材料から作製され得る。以下でより詳細に記載するように、本開示の様々な態様による可逆的なコネクタ120は、配管212が、
図2に示されるように、3つの別個のチューブ222a、222b、222cを含むか、又はより多い/より少ない別個のチューブ222a、222b、222c、例えば、単一のチューブ(図示せず)、2つのチューブ(図示せず)、若しくは4つ以上のチューブ(図示せず)を含むかにかかわらず、圧迫ガーメント104をコントローラ102に動作可能に係合し、かつ結合するように構成されている。
【0019】
図2bは、本開示の態様による、コントローラによって制御される流体ソースと圧迫ガーメントとの間で利用され得る配管213の別の例示的実装形態の断面を示している。
図2a及び/又は
図2bに示される配管外形のうちのいずれか1つ又は任意の組み合わせは、コネクタ及び/又はスリーブ(例えば、
図1のスリーブ100)及び/又はコントローラ(例えば、
図1のコントローラ102)の各々の間に流体経路を作り出すように実装され得る。例えば、配管212は、
図1に示されるコントローラ配管112a及び圧迫ガーメント配管112bとして使用され得る。配管213は可撓性であり得る。配管213は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン、又は
図1に示される圧迫ガーメント104に流体を送達するための任意の好適な材料から作製され得る。好ましい態様では、配管213の材料は、可撓性又は半可撓性であり得るが、チューブのねじれ又は締め付けを防止する(これにより、流体流を遮断する)のに十分な剛性を維持する。配管213は、3つの別個のチューブ又は配管通路又は導管223a、223b、223cを含み得、これらは、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102)と圧迫ガーメント104の3つのブラダ106a、106b、及び106cとの間の流体経路に対応し、それを作り出し得る。3つのチューブ又は配管通路又は導管223a、223b、及び223cが示され、3つのブラダが実施例として提供されているが、本開示の態様は、膨張可能ブラダの数に対応する、より多いか又はより少ない通路を含み得る。例えば、配管は、2つのブラダへの流体連通を提供する2つの通路を含み得、又は対応する数のブラダへの流体連通を提供する4つ以上の通路を含み得る。例えば、配管は、例示的な一実装形態では、4~6つの通路を含み得る。一変形例では、配管213は、
図2bに示されるような外形を有しており、例えば、本開示全体を通して記載されるコネクタ、圧迫ガーメント104、及び/又はコントローラ102のうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせの間に流体経路を作り出し得る。いくつかの態様では、配管212は、
図2aに関して上述した配管と同様であり得るが、追加の整列セクション221を含み得る。整列部分は、例えば、第1の整列部分224及び第2の整列部分225を備える追加の通路又は整列機構を含み得る。整列セクション221の1つの機能は、配管213が、本開示全体を通して記載されるコネクタのうちのいずれか1つに対して正しい配向で設置される(例えば、「反転」されない)ことを確実にすることであり得る。整列セクション221の例示的な一実装形態、及び整列セクション221とコネクタの対応する部分との相互作用(例えば、配管とコネクタとの組み立て中)が、
図10及び
図11に関して以下に記載される。
【0020】
図2cは、本開示の態様による、コントローラによって制御される流体ソースと圧迫スリーブとの間で利用され得る例示的な配管214の断面を示している。配管214は、非結合構成において、
図1に示されるコントローラ配管112a及び圧迫ガーメント配管112bに類似し得、3つの別個のチューブ又は配管通路又は導管224a、224b、224c(そのようなチューブ、通路、又は導管は、本明細書では互換的に「チューブ」と称される)、
図1に示される圧迫ガーメント104の膨張可能ブラダ106a、106b、106cの各々のための別個のチューブを含み得る。いくつかの態様では、配管212は、例えば、単一部品として形成された配管214中に収容された3つの別個のチューブ224a、224b、224cを有する平滑な配管であり得る。他の態様では、配管212は、各々が別個の部品として形成された3つの別個のチューブ224a、224b、及び224cを備え得る。配管214は、可撓性であり得る。配管214は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン、又は
図1に示される圧迫ガーメント104に流体を送達するための任意の好適な材料から作製され得る。好ましい態様では、管214の材料は、可撓性又は半可撓性であり得るが、チューブのねじれ又は締め付けを防止する(これにより、流体流を遮断する)のに十分な剛性を維持する。一実施例では、配管214は、可撓性又は半可撓性材料を押出又は成形することによって形成され得る。以下でより詳細に記載するように、本開示の様々な態様による可逆的なコネクタ120は、配管212が、
図2aに示される3つの別個のチューブ222a、222b、222c、
図2bに示される223a、223b、223c、及び
図2cに示される224a、224b、224c、又はより多い/より少ない別個のチューブ224a、224b、224c、例えば、単一のチューブ(図示せず)、2つのチューブ(図示せず)、又は4つ以上のチューブ(図示せず)を含むかどうかにかかわらず、圧迫ガーメント104をコントローラ102に動作可能に係合し、かつ結合するように構成されている。
【0021】
図3aは、本開示の態様による、接続された構成(そのような接続された構成は、本明細書では「係合された」又は「結合された」構成とも交換可能に称される)にある、第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310(本明細書では「コネクタ構成要素」又は「コネクタ部分」とも交換可能に称される)を有する例示的な可逆的なコネクタ320を示している。第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310は、
図1に示す第1のコネクタ部分108及び第2のコネクタ部分110に類似し得る。第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310は、他のタイプの係合の中でもとりわけ、摺動可能係合、圧迫嵌合、スナップ嵌合、及び磁気係合を提供するための機構を含む、異なるタイプの係合機構を介して接続され得ることが認識されるであろう。係合機構の追加の実施例は、
図5~
図9s、
図12a~
図13b、及び
図15a~
図15bに関して以下に記載される。
【0022】
図3bに示されるように、第1のコネクタ部分308は、外側同心壁306a、中間同心壁304a、及び内側同心壁314aを含み得る。内側同心壁314aは、中間同心壁304a中に位置決めされ得、中間同心壁304aは、第1のコネクタ部分308の外側同心壁306a中に位置決めされ得る。
【0023】
次に
図3cを参照すると、第2のコネクタ部分310は、外側同心壁306b、中間同心壁304b、及び内側同心壁314bを含み得る。内側同心壁314bは、中間同心壁304b中に位置決めされ得、中間同心壁304bは、第2のコネクタ部分310の外側同心壁306b中に位置決めされ得る。
【0024】
いくつかの態様では、
図3bに示される第1のコネクタ部分308の外側同心壁306a、中間同心壁304a、及び内側同心壁314aは、
図3cに示される第2のコネクタ部分310の外側同心壁306b、中間同心壁304b、及び内側同心壁314bと係合して、
図3aに例解されるように、可逆的なコネクタ320を係合構成に形成するように適合され(すなわち、サイズ決めされ)得る。例えば、
図3cに示されるように、第1のコネクタ部分308が第2のコネクタ部分310と係合されて可逆的なコネクタ320を係合構成に形成するときに、第1のコネクタ部分308の外側同心壁306aは、第2のコネクタ部分310の外側同心壁306bの内側に係合し得、第1のコネクタ部分308の中間同心壁304aは、第2のコネクタ部分310の中間同心壁304bの内側に係合し得、第1のコネクタ部分308の内側同心壁314aは、第2のコネクタ部分310の内側同心壁314bの内側に係合し得る。
【0025】
いくつかの態様では、第1のコネクタ部分308の同心壁の全ては、第1のコネクタ部分308の同心壁の各々、すなわち、外側同心壁306a、中間同心壁304a、及び内側同心壁314aが、第2のコネクタ部分310の対応する壁、すなわち、外側同心壁306b、中間同心壁304b、及び内側同心壁314bの内側に係合するように適合され得る。本開示のそのような態様では、第1のコネクタ部分308は雄コネクタ部分であり得、第2のコネクタ部分310は雌コネクタ部分であり得る。
【0026】
いくつかの態様では、第1のコネクタ部分308の外側同心壁306a、中間同心壁304a、及び内側同心壁314a、並びに対応する同心壁、すなわち、第2のコネクタ部分310の外側同心壁306b、中間同心壁304b、及び内側同心壁314bのうちの1つ以上は、第1のコネクタ部分308の外側同心壁306a、中間同心壁304a、及び内側同心壁314aのうちの1つ以上が、第2のコネクタ部分310の対応する同心壁、すなわち、外側同心壁306b、中間同心壁304b、及び内側同心壁314bの上に係合するように適合され得る。本開示のそのような態様では、雄コネクタ部分又は雌コネクタ部分は、存在しない場合がある。
【0027】
図3a及び
図3bは、第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310の外側同心壁306a及び306b並びに中間同心壁304a及び304bを矩形として示し、第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310の内側同心壁314a及び314bを円形の形状として示すが、本開示の態様は、本明細書でより詳細に記載するような構成に限定されない(例えば、全ての壁が矩形、正方形、楕円形、又は円形であり得る)ことに留意されたい。
【0028】
再び
図3a及び
図3bを参照すると、第1のコネクタ部分308の外側同心壁306a、中間同心壁304a、及び内側同心壁314aの各々は、第1のコネクタ部分308の基部302aから延在し得る。第2のコネクタ部分310の外側同心壁306b、中間同心壁304b、及び内側同心壁314bの各々は、第2のコネクタ部分310の基部302bから延在し得る。同心壁の高さ、すなわち、同心壁が基部302a、302bから離れて延在する距離は、第1のコネクタ部分308が第2のコネクタ部分310と係合又は接続される(例えば、他のタイプの係合手段の中でもとりわけ、摺動可能係合、圧迫嵌合、スナップ嵌合、及び磁気係合を介して)ときに、同心壁の各々に対して対応するチャンバ402、404、406(
図4a及び
図4bに例解されるように)を形成するように適切にサイズ決めされ得る。例えば、第1のコネクタ部分308が第2のコネクタ部分310と摺動可能に係合されるときに、第1のコネクタ部分308の外側同心壁306a及び第2のコネクタ部分310の外側同心壁306bは、チャンバ402(
図4a及び
図4bに示される)を形成し、流体、例えば、空気が、第1のコネクタ部分から第2のコネクタ部分に通過することを可能にする。別の実施例では、第1のコネクタコネクタ部分308が第2のコネクタ部分310と摺動可能に係合されるときに、第1のコネクタ部分308の中間同心壁304a及び第2のコネクタ部分310の中間同心壁304bは、チャンバ404(
図4a及び
図4bに示される)を形成し、流体、例えば、空気が、第1のコネクタ部分から第2のコネクタ部分に通過することを可能にする。更に別の実施例では、第1のコネクタ部分308が第2のコネクタ部分310と摺動可能に係合されるとき、第1のコネクタ部分308の内側同心壁314a及び第2のコネクタ部分310の内側同心壁314bは、チャンバ406(
図4a及び
図4bに示される)を形成し、流体、例えば、空気が、第1のコネクタ部分から第2のコネクタ部分に通過することを可能にする。同心壁の高さは、形成されたチャンバ402、404、406が、第1のコネクタ部分308を第2のコネクタ部分310と流体接続し、形成されたチャンバ402、404、406(
図4a及び
図4bに示される)の各々が、流体の漏出をほとんど又は完全に防止する封止を提供し、それによって、相互に協働する流体流接続チャネルを形成するようにサイズ決めされ得る。
【0029】
いくつかの態様では、第1のコネクタ部分308の外側同心壁306aの高さは、可変であり得る(すなわち、外側同心壁306aは、異なる高さの壁セクションから構成され得る)。
図3bに示されるように、例えば、外側同心壁306aの長辺の高さは、外側同心壁306aの短辺の高さよりも低くあり得る。いくつかの態様では、外側同心壁306aの長辺の高さは、外側同心壁306aの短辺の高さよりも大きくあり得る。長辺と短辺の高さの差は、第1のコネクタ部分308が、第2のコネクタ部分310と係合されて、可逆的なコネクタ320を係合構成に形成するときに、より高い可撓性を可能し得る。
【0030】
再び
図3a及び
図3bを参照すると、第1のコネクタ部分308において、流体流通路324aは、中間同心壁304aに形成され得、流体流通路324bは、中間同心壁304aに形成され得、流体流通路324cは、内側同心壁314aによって形成され得る。第2のコネクタ部分310では、流体流通路326aは、中間同心壁304bに形成され得、流体流通路326bは、中間同心壁304bに形成され得、流体流通路は、内側同心壁314bによって形成され得る。第1のコネクタ部分308の中間同心壁304aに形成された流体流通路324a、324bのうちの1つ以上、及び/又は第2のコネクタ部分310の中間同心壁304bに形成された流体流通路326a、326bのうちの1つ以上は、以下でより詳細に説明するように、外側同心壁306a、306b及び中間同心壁304a、304bによって形成された対応するチャンバ402、404(
図4a及び
図4bに示される)内に流体、例えば、空気を誘導又は反射するためのバンプアウト328a、328b、330a、330bを含み得る。
【0031】
図4a及び
図4bは、第1の配向及び第2の配向における可逆的なコネクタの実施例の上面断面図であり、各配向における流体の流れを示している。第1のコネクタ部分408が第2のコネクタ部分410と係合されるときに、対応する同心壁の各々は、流体、例えば、空気が第1のコネクタ部分408から第2のコネクタ部分410に通過することを可能にする、対応するチャンバ402、404、406を形成する。第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410は、
図1及び
図3a~
図3cに示される第1のコネクタ部分108及び第2のコネクタ部分110、並びに第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310に類似している。例えば、第1のコネクタ部分408の外側同心壁406aは、第2のコネクタ部分410の外側同心壁406b内に摺動して、外側チャンバ402を形成し得る。別の実施例では、第1のコネクタ部分408の中間同心壁404aは、第2のコネクタ部分410の中間同心壁404bの中に摺動して、中間チャンバ404を形成し得る。更に別の実施例では、第1のコネクタ部分408の内側同心壁414aは、第2のコネクタ部分310の内側同心壁414bの中に摺動して、内側チャンバ406を形成し得る。第1のコネクタ408及び第2のコネクタ410の外側同心壁406a及び406b、中間同心壁404a及び404b、並びに内側同心壁414a及び414bは、
図3b及び
図3cに示される、第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310の外側同心壁306a及び306b、中間同心壁304a及び304b、並びに内側同心壁314a及び314bに類似している。
【0032】
図4aに例解されるように、可逆的なコネクタ420(
図1及び
図3aに示される可逆的なコネクタ120及び可逆的なコネクタ320に類似している)の第1の配向では、第1の配向において、第1のコネクタ部分408が第2のコネクタ部分410と係合したときに、外側チャンバ402は、
図3b及び
図3cに示される、互いに実質的に整列した流体流通路324a、326aによって形成され得、中間チャンバ404は、
図3b及び
図3cに示される、互いに実質的に整列した流体流通路324b及び326bによって形成され得、内側チャンバ406は、
図3b及び
図3cに示される、互いに実質的に整列した流体流通路324c及び326cによって形成され得る。
図3b及び
図3cに示されるように、流体流通路324a、326aは、互いに隣接するバンプアウト328a、330aと実質的に整列されて、外側チャンバ402(
図4aに示される)を形成し得、流体流通路324b、326bは、互いに隣接するバンプアウト328b、330bと実質的に整列されて、中間チャンバ404(
図4aに示される)を形成し得る。これにより、第1の配向において、可逆的なコネクタ420は、コントローラ配管412a(
図1に示されるコントローラ配管112aに類似し得る)の3つのチューブ422a、422b、422c(
図2aに示にされるチューブ222a、222b、222c、
図2bに示される223a、223b、223c、及び
図2cに示される224a、224b、224cに類似している)から流体、例えば、空気を受容し、それぞれ、ガーメント配管412b(
図1に示される圧迫ガーメント配管112bに類似している)の3つのチューブ422a、422b、422cに流体、例えば、空気を提供する。コントローラ配管412aの3つのチューブ422a、422b、422cからガーメント配管412bの3つのそれぞれのチューブ422a、422b、422cへの流体流は、矢印430a、430b、430cによって示されるように、可逆的なコネクタ420の第1の配向において、流体接続チャネルを形成する。本発明の別の態様によれば、ガーメント配管412bのチューブ422a、422b、422cのうちの1つ又は2つのみが、例えば、3つ未満の膨張可能ブラダを伴う圧迫ガーメント(図示せず)上で使用するために必要とされ得る。
図3A~
図4Bの実施例では別個のチューブとして示されているが、代替的な一態様では、チューブ422a、422b、及び422cは、
図2aの配管212の通路222a、222b、及び/若しくは222c、並びに/又は
図2bの配管213の通路223a、223b、及び/若しくは223c、並びに/又は
図2cの配管214の通路224a、224b、及び/若しくは224cのうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせに類似し得る。
【0033】
図4bに例解されるように、可逆的なコネクタ420(
図1及び
図3aに示される可逆的なコネクタ120及び可逆的なコネクタ320に類似している)の第2の配向では、第2の配向において、第1のコネクタ部分408が第2のコネクタ部分410と係合されるときに、外側チャンバ402は、
図3b及び
図3cに示される、互いにオフセットされた流体流通路324a、326aによって形成され得、中間チャンバ404は、
図3b及び
図3cに示される、互いにオフセットされた流体流通路324b及び326bによって形成され得、内側チャンバ406は、
図3b及び
図3cに示される、互いにオフセットされた流体流通路324c及び326cによって形成され得る。
図3b及び
図3cに示されるように、流体流通路324a、326aは、互いにオフセットされ得、バンプアウト328a、330aは、互いにオフセットされて外側チャンバ402(
図4aに示される)を形成し、流体流通路326a、326bは、互いにオフセットされ得、バンプアウト328b、330bは、互いにオフセットされて中間チャンバ404(
図4aに示される)を形成している。これにより、第2の配向において、可逆的なコネクタ320は、コントローラ配管412a(
図1に示されるコントローラ配管112aに類似している)の3つのチューブ422a、422b、422c(
図2aに示されるチューブ222a、222b、222c、
図2bに示される223a、223b、223c、及び
図2cに示される224a、224b、224cに類似し得る)から流体、例えば、空気を受容し、それぞれ、ガーメント配管412b(
図1に示される圧迫ガーメント配管112bに類似している)の3つのチューブ422c、422b、422aに流体、例えば、空気を提供する。コントローラ配管412aの3つのチューブ422a、422b、422cからガーメント配管412bの3つのそれぞれのチューブ422c、422b、422aへの流体流は、矢印430、430b、430cによって示されるように、可逆的なコネクタ420の第2の配向において流体接続チャネルを形成している。
【0034】
図4a及び
図4bに例解されるように、第1のコネクタ部分408は、
図3bに示される基部302aから延在する3つの入口416a、416b、416cを含み得、第2のコネクタ部分410は、
図3cに示される基部302bから延在する3つの入口416a、416b、416cを含み得る。第1のコネクタ部分408において、3つの入口416a、416b、416cは、
図3bに示される基部302aの反対端から延在し、そこから同心壁306a、304a、314aが延在している。第2のコネクタ部分410において、3つの入口418a、418b、418cは、
図3cに示される基部302bの反対端から延在し、そこから同心壁306b、304b、314bが延在している。入口416a、416b、416c、418a、418b、418cの各々は、入口416a、416b、416c、418a、418b、418cの外側縁部の上で配管412a、412bからの対応するチューブを受容するように適合され得る。例えば、3つの入口416a、416b、416cの各々は、コントローラ配管412aからの対応するチューブを受容するように適合され得、3つの入口418a、418b、418cの各々は、ガーメント配管412bからの対応するチューブを受容するように適合され得る。第1の配向において、例えば、3つの入口416a、416b、416cの各々は、それぞれ、コントローラ配管412aからの対応するチューブ422a、422b、422cを受容するように適合され得、3つの入口418a、418b、418cの各々は、それぞれ、ガーメント配管412bからの対応するチューブ422a、422b、422cを受容するように適合され得る。逆に、第2の配向において、例えば、3つの入口416a、416b、416cの各々は、それぞれ、コントローラ配管412aからの対応するチューブ422a、422b、422cを受容するように適合され得、3つの入口418a、418b、418cの各々は、それぞれ、ガーメント配管412bからの対応するチューブ422c、422b、422aを受容するように適合され得る。
【0035】
いくつかの態様では、第1のコネクタ部分408は、剛性材料から作製され得、第2のコネクタ部分410は、可撓性材料から作製され得る。剛性材料は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(Acrylonitrile Butadiene Styrene、ABS)、又は同様のものから作製され得る。可撓性材料は、液体シリコーンゴム(Liquid Silicone Rubber、LSR)、ポリ塩化ビニル(PVC)、熱可塑性エラストマ(Thermoplastic Elastomer、TPE)、又は同様のものから作製され得る。第1のコネクタ部分408を剛性材料で作製し、第2のコネクタ部分410を可撓性材料から作製することによって、第1のコネクタ部分408と第2のコネクタ部分410とを接続することは、第2のコネクタ部分410の可撓性により、第1のコネクタ部分408と第2のコネクタ部分410とが同じ材料から作製された場合よりも容易であり得る。しかしながら、他の態様では、第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410は、同じ材料から作製され得る。
【0036】
再び
図3a、
図3b、及び
図3cを参照すると、第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310(
図1の第1のコネクタ部分108及び第2のコネクタ部分110、並びに
図4a及び
図4bの第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410に類似している)は、例えば、外側同心壁306a、306b上に、グリップ、滑り止めグリップ、又はテクスチャ加工グリップなどの接触パッド332を含み得る。例えば、第1のコネクタ部分308は、外側同心壁306aの頂部及び/又は外側同心壁306aの底部に接触パッド332を含み得る。別の実施例では、第2のコネクタ部分310は、外側同心壁306bの頂部及び/又は外側同心壁306bの底部に接触パッド332を含み得る。接触パッド332は、非摺動表面を提供することによって、第1のコネクタ部分308と第2のコネクタ部分310とを接続するのを補助し得る。接触パッドの材料は、コネクタ部分308、310の材料と同様であり得、すなわち、アクリロニトリルブタジエンスチレン(Acrylonitrile Butadiene Styrene、ABS)、ポリカーボネート(Polycarbonate、PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ナイロン(PA)、ポリウレタン(Polyurethane、PU)、ABS様樹脂、PC様樹脂、ポリブチレンテレフタレート(Polybutylene Terephthalate、PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(Polyetheretherketone、PEEK)、PEI(Ultem)、PET、PETG、PMMA(アクリル)、POM(アセタール/デルリン)、PP(ポリプロピレン)、ポリフェニレンエーテル(Polyphenylene Ether、PPE)、ポリフェニレンスルフィド(Polyphenylene Sulfide、PPS)、ポリスチレン(Polystyrene、PS)、PTFE(テフロン)、及び高密度ポリエチレン(High-density polyethylene、HDPE)、液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer、LCP)、低密度ポリエチレン(Low-density Polyethylene、LLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Low-density Polyethylene、LLDPE)、超高分子量ポリエチレン(Ultra-high-molecular-weight Polyethylene、UHMW)、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせであり得る。
【0037】
図3a及び
図3bに例解されるように、第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310の外側同心壁306a、306b及び中間同心壁304a、304bは、実質的に矩形の形状を有し得る。外側同心壁306a、306b、及び中間同心壁304a、304bの角は、丸みを帯び得る。例解されるように、第1のコネクタ部分308の内側同心壁314a及び第2のコネクタ部分310の内側同心壁314bは、円形又は楕円形であり得る。本開示の他の態様では、第1のコネクタ部分308の内側同心壁314a及び第2のコネクタ部分310の内側同心壁314bは、矩形形状、実質的に矩形形状、正方形形状、実質的に正方形形状、又は楕円形形状を有し得る。
【0038】
図5aは、本開示の態様による、可逆的なコネクタ520の別の実施例の斜視図を示しており、第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510が係合位置にある。第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510は、
図1に示される第1のコネクタ部分108及び第2のコネクタ部分110、
図3a~
図3cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、並びに
図4a~
図4bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410に類似している。この実施例では、第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510は、楕円形又は円形の外形を有し得る。
【0039】
図5b及び
図5cは、第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510の斜視図を示しており、各々が楕円形又は円形の外形を有している。例解されるように、第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510の外側同心壁506a、506b及び中間同心壁504a、504bは、楕円形又は円形の形状を有し得る。外側同心壁506a、506bは、
図3b及び
図3cに示される外側同心壁306a、306b、並びに
図4a及び
図4bに示される外側同心壁406a、406bに類似している。
【0040】
いくつかの態様では、第1のコネクタ部分508の外側同心壁506a、中間同心壁504a、及び内側同心壁514aは各々、同心壁506a、504a、514a各々の円周方向くぼみ(例解せず)に位置決めされた、例えば、Oリングなどの)封止部材を有する円周方向くぼみを含み得る。同心壁504a、504b、514a及び514bは、
図3b及び
図3bに示される同心壁304a、304b、314a及び314b、並びに
図4a及び
図4bに示される同心壁408、404b、414a及び414bに類似している。例えば、外側同心壁506aのくぼみは、封止部材542aを受容し得、中間同心壁504aのくぼみは、封止部材542bを受容し得、内側同心壁514aのくぼみは、封止部材542cを受容し得る。封止部材642a、642b、642c(
図5bに示される封止部材542a、542b、542cに類似している)の斜視図もまた、
図6に例解されている。
【0041】
図7aは、本開示の態様による、第1及び第2の部分708、710が、係合位置にあり、かつ流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第1の構成を画定する第1の配向にある、可逆的なコネクタ720の別の例示的な斜視断面図を示している。第1のコネクタ部分708及び第2の部分710を有する可逆的なコネクタ720は、
図1に示される可逆的なコネクタ120及び第1のコネクタ部分108及び第2のコネクタ部分110、
図3a~
図3cに示される可逆的なコネクタ320及び第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4a及び
図4bに示される可逆的なコネクタ420及び第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、並びに
図5a~
図5cに示される可逆的なコネクタ520及び第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510に類似している。
【0042】
図6に示される封止部材642a、642b、及び642cは、第1のコネクタ部分708が第2のコネクタ部分710と係合されて可逆的なコネクタ720を形成するときに、対応するチャンバ702、704、706(
図7a及び
図7bに示される)の各々のための封止を作り出すのを補助し得る。
図6に示される、封止部材642a、642b、及び642cを使用することにより、第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710が係合されるときに、より容易に接続することが可能になり得る。いくつかの態様では、第1のコネクタ部分708は、剛性材料から作製され得る一方、雌コネクタ部分710は、可撓性材料から作製され得る。他の態様では、第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710は、同じ材料から作製され得る。
【0043】
図7bは、本開示の態様による、第1及び第2の部分708、710が、係合位置にあり、かつ相互に協働する第1及び第2の流体流接続チャネルがコントローラの流体ソースから圧迫ガーメントへの流体流の方向を示す第2の構成を画定する第2の配向にある、可逆的なコネクタ720の別の例示的な上面断面図を示している。
【0044】
図7a及び
図7bは、第1の配向において、及び第2の配向において、第1の部分708及び第2の部分710が係合され、流体流が
図4a及び
図4bに例解される流体流と同じである、可逆的なコネクタ720を示している。
【0045】
図8a及び
図8bは、外側同心壁の周囲に封止部材を有する第1のコネクタ部分808、及びガスケット860を有する第2のコネクタ部分810の斜視図を示している。第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810は、
図1に示される第1のコネクタ部分108及び第2のコネクタ部分110、
図3a~
図3cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4a及び
図4bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、並びに
図7a及び
図7bに示される第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710に類似している。
【0046】
図8aに例解されるように、第1のコネクタ部分808は、円周方向くぼみ(例解せず)を有する外側同心壁806aを含み得、例えば、Oリングなどの封止部材842aが、円周方向くぼみに位置決めされている。封止部材842aは、
図5bに示される封止部材542a及び
図6に示される封止部材642aに類似している。
図8bは、外側同心壁806bを有する第2のコネクタ部分810、及び中間同心壁844及び内側同心壁850を有するガスケット860を示している。例解されるように、ガスケット860は、第2のコネクタ部分810の外側同心壁806b内に位置決めされている。ガスケット860は、可撓性材料から作製され得る。ガスケット860の可撓性材料は、非可撓性ガスケット860の外側同心壁806bへの挿入と比較して、ガスケット860の外側同心壁806bへのより容易な挿入を可能にし得る。ガスケット860の可撓性材料はまた、第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810のより容易な接続を可能にし得る。別の態様では、ガスケットは、剛性材料から作製され得る。
【0047】
図8cは、ガスケット860を伴わない第2のコネクタ部分810を示している。第2のコネクタ部分810の基部302bは、3つのガスケット流体流通路866a、866b、866cを含み得、各々が第2のコネクタ部分810の対応する流体流通路326a、326b、326c(
図3cに示される)と整列している。各ガスケット流体流通路866a、866b及び866cは、ガスケット流体流通路866a、866b及び866cを囲む対応する流体流通路壁862a、862b及び862cを有し得る。例えば、流体流通路862aは、流体流通路壁862aがゲートウェイ流体流通路326aの内側に嵌合した状態で、流体流通路866a(
図3cに示される)と整列し得、ゲートウェイ流体流通路866bは、流体流通路壁862bがゲートウェイ流体流通路326bの内側に嵌合した状態で、流体流通路866b(
図3cに示される)と整列し得、ゲートウェイ流体流通路866cは、流体流通路壁862cがゲートウェイ流体流通路326cの内側に嵌合した状態で、流体流通路866c(
図3cに示す)と整列し得る。
【0048】
図8dは、ガスケット860を示している。ガスケット860は、液体シリコーンゴム(LSR)、ポリ塩化ビニル(PVC)、熱可塑性エラストマ(TPE)、又は同様の材料から作製され得る。ガスケット860の中間同心壁844及び内側同心壁850は、第2のコネクタ部分310(第2のコネクタ部分810に類似している)に関して上述した本開示の態様の中間同心壁304b及び内側同心壁314b(
図3cに示される)に取って代わり得る。ガスケット860の中間同心壁844は、第2のコネクタ部分310に関して上述した本開示の態様の326a、326b、326c(
図3cに示される)に取って代わる流体流通路846a、846b、846cを含み得る。中間同心壁844は、第2のコネクタ部分310に関して上述した本開示の先の態様のバンプアウト330a、330b(
図3cに示される)に取って代わるバンプアウト848a、848bを含み得る。
【0049】
封止部材842a(
図8aに示される)の使用は、
図8a及び
図8bに示されるように、第1のコネクタ部分808が第2のコネクタ部分810と摺動可能に係合されるときに、チャンバ702(
図7a及び
図7bに示される)のための封止を作り出すのを補助し得る。封止部材842a及びガスケット860を使用することにより、第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810が係合されるときに、より容易に接続することが可能になり得る。
【0050】
本発明の別の態様によれば、
図4a及び
図4bに戻って参照すると、ガーメント配管412bのチューブ422a、422b、422cのうちの1つ又は2つのみが、例えば、3つ未満の膨張可能ブラダを伴う圧迫ガーメント(図示せず)上で使用するために必要とされ得る。そのような実施形態では、ガーメント配管412bは、この実施形態による圧迫ガーメントを動作させるために必要なチューブ422a、422b、422cのみ、例えば、単一ブラダ圧迫ガーメント(図示せず)のための1つのチューブ422aのみを含み得る。例えば、圧迫ガーメントが1つのチューブ422aのみを含む場合、ユーザは、チューブ422aを入口416a、416b、416cのうちのいずれか1つに接続し得る。セットアップ及び初期化サイクル中、コントローラは、入口416a、416b、416cの各々に個別に少量の加圧流体流を送達し、入口416a、416b、416cがチューブ422aに接続されているかどうかを個別に判定し得る。コントローラは、入口416a、416b、416cのうちのいずれか1つ以上がチューブ422aに接続されていないと判定した場合、コントローラは、その後、チューブ422aが存在する入口のみに加圧流体を供給する。このようにして、可逆的なコネクタは、入口416a、416b、416cに接続されたチューブ422a、422b、422cの任意の組み合わせと共に使用されるように適合可能である。
【0051】
図9a~
図9dは、本開示の態様による、例示的な可逆的なコネクタの斜視図を示している。変形例は、第1のコネクタ部分908、第2のコネクタ部分910、及び/又は第3のコネクタ部分912を含み得る。第1のコネクタ部分908、第2のコネクタ部分910、及び第3のコネクタ部分912は、
図9aでは特定の構成で示されている(すなわち、第1のコネクタ部分908が第2のコネクタ部分910と係合し、配管913が第2のコネクタ部分910を第3のコネクタ部分912に接続している)が、記載のコネクタ及び態様は、任意の構成に適用可能である。
図9aに示される実施例では、第3のコネクタ部分912は、例えば、コントローラ(例えば、上記の
図1のコントローラ102及び/又は下記の
図9q~
図9sのコントローラ902)と接続し、流体連通を提供するように構成された、コントローラコネクタであり得る。更に、第1のコネクタ部分908は、圧迫ガーメント配管942を介して、圧迫ガーメント(例えば、
図1の圧迫ガーメント104)の膨張可能ブラダ(例えば、ブラダ106a、106b、及び/又は106c)との流体連通を提供し得る。
図9aに示されるように、第3のコネクタ部分912及び第2のコネクタ部分910は、配管913を介して接続され得る。配管913は、第3のコネクタ部分912及び第2のコネクタ部分910の対応する通路間の流体連通を提供する。配管913は、例えば、中に3つの別個の通路又は導管922a、922b、及び922cを有し得る。一実施例では、配管913は、上述した
図2a及び
図2B又は後述する
図11a及び
図11bを参照して記載される配管212又は213と類似し得る。
【0052】
第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910は、それぞれ、代替的に、雄コネクタ及び雌コネクタと称され得、第3のコネクタ部分912は、代替的に、雄コネクタと称され得る。第1のコネクタ部分908、第2のコネクタ部分910及び/又は第3のコネクタ部分は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810に類似し得る。加えて、第1のコネクタ部分908は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aと類似し得る。追加的に、第2のコネクタ部分910は、第1の可逆的な接続部分108bと類似し得、第3のコネクタ部分912は、第2の可逆的な接続部分110bと類似し得る。第3のコネクタ部分912は、例えば、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102)に接続可能であり得、及び/又はコントローラ側の可逆的なコネクタ部分(例えば、
図1のコントローラ側の可逆的な第1の接続部分108a)に接続するように構成され得る。
【0053】
図9aは、第2のコネクタ部分910に接続された第1のコネクタ部分908を示している。前述の構成に限定されないが、第1のコネクタ部分908は、例えば、圧迫ガーメント配管942を介して、圧迫ガーメント(例えば、
図1の圧迫ガーメント104)との流体連通を提供し得る。第3のコネクタ部分912は、接続解除された状態で示されており、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)に接続するように構成され得る。コントローラ側の可逆的な接続部分の実施例は、
図9q及び
図9sに関して以下で詳細に記載される。
図9bは、第1のコネクタ部分908の斜視図を示し、
図9cは、第2のコネクタ部分510の斜視図を示し、
図9dは、第3のコネクタ部分912の実施例を示している。コネクタ部分の更なる詳細は、下記の
図9e~
図9r及び
図12a~
図15bに関して詳細に記載される。
【0054】
例解されるように、第1のコネクタ部分908は、外側ハウジング915aと、外壁906a、中間同心壁904a、及び内側同心壁914aを有する封止部材909aと、を有し得る。
図9cは、第1のコネクタ部分908から分離された第2のコネクタ部分910の図である。
図9cの第2のコネクタ部分910の配向は、視覚的に明確にするためのものであり、必ずしも組立体配向を示すものではないことに留意されたい。
図9cに示されるように、第2のコネクタ部分910は、外側ハウジング915b、外側封止係合壁906b、中間同心壁904b、及び内側同心壁914bを有し得る。第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910が接続される(例えば、
図9aに示されるように)ときに、封止部材909aの外壁906a、中間同心壁904a、及び内側同心壁914aは、それぞれ、外側封止係合壁906b、中間同心壁904b、及び内側同心壁914bと封止的に係合し、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910の界面内に流体通路を形成するチャンバを作り出し得る。第3のコネクタ部分912は、外側ハウジング915cと、外壁906c、中間同心壁904c、及び内側同心壁914cを有する封止部材909cと、を含む。いくつかの態様では、第3のコネクタ部分912の封止部材909cは、第1のコネクタ部分908の封止部材909aと同一であり得、これは、生産コストを低減し、並びに/又はコネクタ及び/若しくは関連デバイス(例えば、圧迫ガーメント、アダプタ、延長デバイス、及び/又はコントローラ)の交換若しくは再処理の容易性を提供し得る。
【0055】
図9eに示されるように、第1のコネクタ部分908は、第1のコネクタ外側ハウジング915aを含み得る。外側ハウジング915aは、
図9f及び
図9gに示されるように、封止部材909aとは別個の構成要素であり得る。
図9gを参照すると、封止部材909aは、単一の一体構造であり得、外側同心壁906a、中間同心壁904a、及び内側同心壁914aを含み得る。封止部材909aは、第1の接続部分の第1の流体通路1に対応する第1の開口部991a、第1の接続部分912の第2の流体通路2に対応する第2開口部992a、及び第1の接続部分912の第3の流体通路3に対応する第3の開口部993aを更に含み得る。内側同心壁914aは、中間同心壁904a内に位置決めされ得、中間同心壁904cは、第1のコネクタ部分908の外側同心壁906a内に位置決めされ得る。封止部材909aは、可撓性又は半可撓性の材料で形成され得る。封止部材909aは、単一の又は複数の支持構造体(例えば、
図9gの929a)を更に含み得る。支持構造体は、封止部材909aの残りの部分よりも大きい断面積を有する材料のセクションを備え得、第1の外側同心壁906a、中間同心壁904a、及び/又は内側同心壁914bのうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせが、第1のコネクタ部分908と第2のコネクタ部分910との間の界面において、座屈すること、又はさもなければ封止を破壊すること、若しくは漏出を引き起こすことを防止し得る。第1のコネクタ外側ハウジング915aは、例えば、剛性又は半剛性材料で形成され得る。
図9Iでは、図の妨げになることを防ぐために、単一の支持構造体のみが参照されているが、本開示の範囲から逸脱することなく、任意の数の支持構造体が使用され得る。例えば、
図9lに示されるように、封止部分929bは、14個の支持構造体を有し得る。一実施例では、封止部材は、液体シリコーンゴム(LSR)、ポリ塩化ビニル(PVC)、熱可塑性エラストマ(TPE)、熱可塑性加硫物(Thermoplastic Vulcanisates、TPV)、独立気泡PU発泡体、連続気泡PU発泡体、独立気泡PE発泡体及び/若しくは連続気泡PE発泡体、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、押出成形、及び/又は機械加工され得る。好ましい態様では、封止部分929bは、射出成形された低デュロメータのポリ塩化ビニル(PVC)である。例えば、外側ハウジング915aは、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ナイロン(PA)、ポリウレタン(PU)、ABS様樹脂、PC様樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、PEI(Ultem)、PET、PETG、PMMA(アクリル)、POM(アセタール/デルリン)、PP(ポリプロピレン)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリスチレン(PS)、PTFE(テフロン)、及び高密度ポリエチレン(HDPE)、液晶ポリマー(LCP)、低密度ポリエチレン(LLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、押出、及び/又は機械加工され得る。好ましい態様において、外側ハウジング915aは、射出成形されたアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)である。
【0056】
次に
図9h及び
図9iを参照すると、第2のコネクタ部分910は、第2のコネクタ外側ハウジング915b、外側同心壁906b、中間同心壁904b、及び内側同心壁914bを含み得る。内側同心壁914bは、中間同心壁904b内に位置決めされ得、中間同心壁904bは、第2のコネクタ部分910の外側同心壁906b内に位置決めされ得る。例示的な一実装形態では、第2のコネクタ外側ハウジング915b、外側同心壁906b、中間同心壁904b、及び内側同心壁914bは、一体構成要素として形成され得る。一実施例では、第2のコネクタ外側ハウジング915b、外側同心壁906b、中間同心壁904b、及び内側同心壁914bは、例えば、剛性又は半剛性材料で形成され得る。例えば、第2のコネクタ外側ハウジング915b、外側同心壁906b、中間同心壁904b、及び内側同心壁914bは、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ナイロン(PA)、ポリウレタン(PU)、ABS様樹脂、PC様樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、PEI(Ultem)、PET、PETG、PMMA(アクリル)、POM(アセタール/デルリン)、PP(ポリプロピレン)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリスチレン(PS)、PTFE(テフロン)、及び高密度ポリエチレン(HDPE)、液晶ポリマー(LCP)、低密度ポリエチレン(LLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、押出、及び/又は機械加工され得る。好ましい態様では、第2のコネクタ外側ハウジング915b、外側同心壁906b、中間同心壁904b、及び内側同心壁914bは、射出成形されたアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)である。
【0057】
次に
図9jを参照すると、第3のコネクタ部分912は、第3のコネクタ外側ハウジング915cを含み得る。第3のコネクタ部分912は、代替的に、本開示全体を通して、雄コネクタと称され得る。外側ハウジング915cは、
図9k及び
図9Iに示されるように、封止部材909cとは別個の構成要素であり得る。
図9Iを参照すると、封止部材909cは、単一の一体構造であり得、外側同心壁906c、中間同心壁904c、及び内側同心壁914cを含み得る。内側同心壁914cは、中間同心壁904c内に位置決めされ得、中間同心壁904cは、第1のコネクタ部分908内の外側同心壁906c内に位置決めされ得る。封止部材909cは、第3の接続部分の第1の流体通路1に対応する第1の開口部991c、第3の接続部分912の第2の流体通路2に対応する第2の開口部992c、及び第3の接続部分912の第3の流体通路3に対応する第3の開口部993cを更に含み得る。封止部材909cは、可撓性又は半可撓性の材料で形成され得る。封止部材909aは、単一の又は複数の支持構造体(例えば、
図9Iの929c)を更に含み得る。支持構造体は、封止部材909aの残りの部分よりも大きい断面積を有する材料のセクションを備え得、第1の外側同心壁906c、中間同心壁904c、及び/又は内側同心壁914cのうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせが、第3のコネクタ部分とそれに接続されたコネクタ(例えば、以下に記載する
図9q~
図9sのコントローラ側又は第4のコネクタ941a及び/又は941b)との間の界面において、座屈すること、「破裂すること」、又はさもなければ封止を破壊すること、若しくは漏出を引き起こすことを防止し得る。一態様では、第3のコネクタは、第2のコネクタ部分910と同様の機構を有するか、又は同一であるコネクタに接続するように構成され得る。一実施例では、封止部材909cは、液体シリコーンゴム(LSR)、ポリ塩化ビニル(PVC)、熱可塑性エラストマ(TPE)、熱可塑性加硫物(TPV)、独立気泡PU発泡体、連続気泡PU発泡体、独立気泡PE発泡体及び/若しくは連続気泡PE発泡体、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、押出成形、及び/又は機械加工され得る。好ましい態様では、封止部分909cは、射出成形された低デュロメータのポリ塩化ビニル(PVC)である。例えば、外側ハウジング915cは、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ナイロン(PA)、ポリウレタン(PU)、ABS様樹脂、PC様樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、PEI(Ultem)、PET、PETG、PMMA(アクリル)、POM(アセタール/デルリン)、PP(ポリプロピレン)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリスチレン(PS)、PTFE(テフロン)、及び高密度ポリエチレン(HDPE)、液晶ポリマー(LCP)、低密度ポリエチレン(LLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、押出、及び/又は機械加工され得る。好ましい態様では、外側ハウジング915cは、射出成形されたアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)である。以下に記載するように、第3のコネクタは、タイダウン部分又はラベル接続部分が通過するように構成された1つ以上のタイダウン部分918を含み得る。タイダウン部分の機能の更なる例示的な態様は、以下で
図9rに関して記載される。
【0058】
次に
図9m及び
図9nを参照して、流体経路の実施例が以下に記載される。第1のコネクタ部分は、配管接続部分985aを含み得、第2のコネクタ部分は、配管接続部分985bを含み得、例えば、
図1の配管112b、112c、及び/又は112a、
図2a及び
図2bの配管212又は213、
図4a~
図4bの配管422a~422c、
図7a~
図7bの配管722a~722c、
図9a及び
図9rの配管913及び/又は942に取り外し可能に又は永久的に接続可能であり得る。
【0059】
図9m及び
図9nにおいて参照されるコネクタは、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910であるが、同じ態様が、第3のコネクタ部分912及び/又は第4のコネクタ又はコントローラ側コネクタ(例えば、
図19a~
図19cのコントローラ側コネクタ1914a及び/又は1914b)に適用可能であり得る。いくつかの態様では、第1のコネクタ部分908の外側同心壁906a、中間同心壁904a、及び内側同心壁914aは、
図9eに示される第2のコネクタ部分910の外側同心壁906b、中間同心壁904b、及び内側同心壁914bと係合して、
図9a、
図9m、及び
図9nに例解されるように、可逆的なコネクタ920を係合構成に形成するように適合され(すなわち、サイズ決めされ)得る。例えば、
図9m及び
図9nに示されるように、第1のコネクタ部分908の外側同心壁906aは、第2のコネクタ部分910の外側同心壁906bの外側表面と係合し得る。第1のコネクタ部分908の中間同心壁904aは、第2のコネクタ部分910の中間同心壁904bの外側表面と係合し得る。更に、
図9mに示されるように、第1のコネクタ部分908が第2のコネクタ部分910と係合されて、可逆的なコネクタ920を第1の係合構成に形成するときに、第1のコネクタ部分908の内側同心壁914aは、第2のコネクタ部分910の内側同心壁914bの外側表面と係合し得る。
【0060】
図9nに示し、以下で更に記載するように、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910は、流体連通の経路の順序を変更することなく、第2の係合構成(例えば、「逆転された」構成)で接続され得る。例えば、第1のコネクタ部分908は、3つの別個の流体経路(例えば、経路1、2、及び3)を伴う配管接続部分985aを有し得る。同様に、第2のコネクタ部分910は、3つの別個の流体経路(例えば、経路1、2、及び3)を伴う配管接続部分985bを有し得る。
図9mに示されるように、第1の係合構成において、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910の流体経路1、2、及び3のそれぞれの順序は整合され、第1の流体流チャネル中を流動する。矢印980によって示されるように、接続が「逆転された」(例えば、第1のコネクタ部分908又は第2のコネクタ部分910のうちの一方が180度反転された)状態で、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910の流体経路1、2、及び3は、上述の同心壁配列に起因して、第2の流体流チャネル中を流動しながら、依然として整合されている。以下の
図19a~
図19cに関して以下で更に詳細に記載するように、漏斗部分917などの機構は、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910が接続される配向にかかわらず、流体流及び圧力の一貫性を向上させる。
図9m及び
図9nに示されるように、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910は、それぞれの第1のコネクタ係合部分916a及び第2のコネクタ係合部分916bを有し得る。第1のコネクタ係合部分916aは、第2のコネクタ係合部分916b内に嵌合するように構成され得る。第1のコネクタ係合部分916aと第2のコネクタ係合部分916bとの間の係合は、例えば、第1のコネクタ部分908を第2のコネクタ部分910に接続するためのガイドとして機能し得る。一実施例では、コネクタ部分のうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせは、2つ以上のコネクタ間の確実な接続及び封止係合を確実にするための係止機構を有し得る。このような機構の一実施例が、
図9a~
図9dに示されている。示される実施例では、第1のコネクタ部分908の係止機構は、少なくとも1つの押圧部分944a及び係止部分945aを含む。押圧部分944a及び/又は係止部分945aのどちらか又は両方は、押圧部分944aを押圧することによって係止部分945aが第2のコネクタ部分910の係止部分945bと係合又は係合解除するように、付勢されるか、又は別様に張力をかけられ得る。一実施例では、押圧部分944a及び/又は係止部分945aは、ユーザが係止部分を押圧したときに塑性変形する又は撓むように構成された塑性付勢部材又は他の要素を介して第1の接続部分に接続され得る。第2のコネクタ係止機構は、例えば、第1のコネクタ部分908の係止部分945aを係止的に受容するように構成された、1つ又は複数の開口部943を含み得る。前述の係止機構は、例えば、一旦、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分が接続され、封止係合すると、第1のコネクタ部分908を定位置に係止させ得る。第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910は、係止部分945aが1つ又は複数の開口部943内に係止的に受容されるまで、ユーザが第1のコネクタ部分908を第2のコネクタ部分910内に押し込むと、係止し得る。ユーザが第1のコネクタ部分908を第2のコネクタ部分910から取り外すことを望む場合、押圧部分944aに押圧力を加えることにより、係止部分945aを下方に移動させ、1つ又は複数の開口部943との係止係合を解除し、これにより、ユーザが第1のコネクタ部分908を第2のコネクタ部分910から分離することが可能になる。第3のコネクタ部分912は、押圧部分944c及び/又は係止部分945cを含む同様の機構を追加的に含み得る。
図9aでは隠れているが、第1のコネクタ押圧部分944a、第1のコネクタ係止部分945a、及び/又は第2のコネクタ係止部分945b、コネクタ係止部分945a、及び/又は係止のうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせが、前述の第1のコネクタ部分908及び/又は第2のコネクタ部分910の各々の単一の側部又は両方の側部に含まれ得る。上述した係止機構のうちのいずれか1つは、コネクタが適切に接続されていることをユーザに示すための視覚的、触覚的、及び/又は聴覚的インジケータを含み得る。視覚的インジケータの一実施例は、以下の
図12a及び
図12bに関して更に記載される。
【0061】
図9o及び
図9pに示されるように、第1のコネクタ部分908、第2のコネクタ部分910、及び/又は第3のコネクタ部分912の間の前述の封止係合は、摩擦嵌合又は締まり嵌めタイプの界面であり得る。例えば、第1のコネクタ部分908の外側同心壁906aは、第2のコネクタ部分910の外側同心壁906bの外側表面と摺動的に又は摩擦的に係合し得る。例えば、第1のコネクタ部分908の外側同心壁906aは、第2のコネクタ部分910の外側同心壁よりも可撓性である材料で形成され得る。前述の実施例では、第1のコネクタ部分908の外側同心壁906aは、第2のコネクタ部分910の外側同心壁906bと実質的に同じ又はわずかに小さい1つ又は複数の内側寸法を有し得る。これにより、2つのコネクタがユーザによって接続されるときに、第1のコネクタ部分908の外側同心壁906aは、第2のコネクタ部分910の外側同心壁906bと摩擦的に係合し、それらの間に、界面における流体の損失を許容しないか、又は最小限の流体の損失のみを許容する封止を形成する。同様に、第1のコネクタ部分908の中間同心壁904aは、第2のコネクタ部分910の中間同心壁904bの外側表面と摺動的に又は摩擦的に係合し得る。第1のコネクタ部分908の内側同心壁914aはまた、第1のコネクタ部分908が第2のコネクタ部分910と係合されて可逆的なコネクタ920を第1の係合構成に形成するときに、第2のコネクタ部分910の内側同心壁914bの外側表面と摺動的に又は摩擦的に係合し得る。第1のコネクタ部分908の外側同心壁906aと第2のコネクタ部分910の外側同心壁906bとの間、第1のコネクタ部分の中間同心壁904aと第2のコネクタ部分910の中間同心壁904bとの間、及び第1のコネクタ部分908の内側同心壁914aと第2のコネクタ部分910の内側同心壁914bとの間の摩擦嵌合又は締まり嵌めの拡大図が
図9pに示されている。上述の参照されたコネクタは、第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910であるが、同じ態様が、第3のコネクタ部分912及び/又は第4のコネクタ又はコントローラ側コネクタ(例えば、
図9q~
図9sのコントローラ側コネクタ941a及び/又は941b)に適用可能であり得る。
【0062】
図9qは、2つのコントローラ側の可逆的なコネクタ部分941a及び941bを有するコントローラ902の一実施例の部分図を示している。コントローラ902は、例えば、
図1のコントローラ102と類似し得る。加えて、コントローラ側の可逆的なコネクタ部分のどちらか又は両方は、
図1の第1のコネクタ部分108a若しくは108b又は第2のコネクタ部分110a若しくは110b、
図3a~
図3cの第1のコネクタ部分308又は第2のコネクタ部分310、
図4a~
図4bの第1のコネクタ部分408又は第2のコネクタ部分310、
図5a~
図6の第1のコネクタ部分508又は第2のコネクタ部分510、
図7a~
図7bの第1のコネクタ部分708又は第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8a~
図8dの第1のコネクタ部分808又は第2のコネクタ部分810のうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせと類似し得る。
【0063】
図9rに示す実施例では、可逆的なコネクタは、第3のコネクタ部分912と第2のコネクタ部分910とを伴い、第3のコネクタ部分912と第2のコネクタ部分910とを配管913が接続している。コントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941bのうちの一方又は両方は、可逆的なコネクタ(例えば、第3のコネクタ部分912)と封止的に係合するように構成され得る。コントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941bのいずれか一方又は両方は、1つ以上の係止部分942a及び/又は942bを伴う係止機構を有し得る。係止部分942a及び/又は942bは、第3のコネクタがコントローラ側接続部分941に押し込まれたときに、第3のコネクタ部分912の係止部分945cと係止的に係合するように構成され得る。一態様では、第3のコネクタ部分の押圧部分944c(
図9a)を押圧することにより、係止部分945cがコントローラ側接続部分944の1つ以上の係止部分942a及び/又は942bから係合解除される。
【0064】
一態様では、コントローラ本体又はコントローラ本体接続部分は、各モニタ側接続部分941a及び/又は941bに対応するモニタ側タイダウン部分を含み得る。モニタ側タイダウン部分919は、タイ又はラベルの一部分が通過するように構成され得る。一実施例では、モニタ側タイダウン部分919、及び第3のコネクタ部分912の1つ以上のタイダウン部分918の両方は、タイ又はラベルが通過すし得る。タイを第3のコネクタタイダウン部分918及びモニタ側タイダウン部分919の両方に通すことにより、モニタからのコネクタの偶発的な取り外しを防止し得る。別の実施例では、第3のコネクタタイダウン部分918及びモニタ側タイダウン部分919のどちらか又は両方にラベルを通すことにより、例えば、いくつかの非限定的な実施例を挙げると、患者及び/又は機器に関する情報をユーザ又は技術者に提供し得る。
【0065】
図9sは、2つのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941bのうちの1つの間の係合の断面図を示している。2つのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941bのうちの一方又は両方は、代替的に、本開示を通して、雌接続と称され得る。上述したように、コントローラ側の可逆的なコネクタ部分のいずれか一方又は両方は、
図1の第1のコネクタ部分108a若しくは108b又は第2のコネクタ部分110a若しくは110b、
図3a~
図3cの第1のコネクタ部分308又は第2のコネクタ部分310、
図4a~
図4bの第1のコネクタ部分408又は第2のコネクタ部分310、
図5a~
図6の第1のコネクタ部分508又は第2のコネクタ部分510、
図7a~
図7bの第1のコネクタ部分708又は第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8a~
図8dの第1のコネクタ部分808又は第2のコネクタ部分810のうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせと類似し得る。一実施例では、2つのコントローラ側の可逆的な接続部分の一方又は両方は、ある長さの配管を介してコントローラに接続され得る。
図9sに示されるように、第3のコネクタ部分912とコントローラ側の可逆的な接続部分941との間の前述の封止係合は、摩擦嵌合又は締まり嵌めタイプの界面であり得る。例えば、第3のコネクタ部分908の外側同心壁906cは、モニタ側の可逆的なコネクタ部分941の外側同心壁906dの外側表面と摺動的に又は摩擦的に係合し得る。第3のコネクタ部分912の外側同心壁906cは、コントローラ側の可逆的なコネクタ部分941の外側同心壁よりも可撓性である材料で形成され得る。前述の実施例は、本開示の範囲から逸脱することなく、逆転され得る(例えば、コントローラ側コネクタ部分941の外側同心壁906dは、第3のコネクタ部分912の外側同心壁906cよりも可撓性である材料で形成され得る)。別の実施例では、第3のコネクタ部分912の外側同心壁906cは、コントローラ側の可逆的なコネクタ部分941の外側同心壁906dと同じ又は同様の可撓性を有する材料で形成され得る。前述の例では、第3のコネクタ部分912の外側同心壁906cは、コントローラ側の可逆的な接続部分941の外側同心壁906dと実質的に同じ又はわずかに小さい1つ又は複数の内寸を有し得る。これにより、2つのコネクタがユーザによって接続されるときに、第3のコネクタ部分912の外側同心壁906cは、モニタ側の可逆的な接続部分941の外側同心壁906dと摩擦的に係合し、それらの間に、界面における流体の損失を許容しないか、又は最小限の流体の損失のみを許容する封止を形成する。同様に、第3のコネクタ部分912の中間同心壁904cは、モニタ側の可逆的な接続部分941の中間同心壁904dの外側表面と摺動的に又は摩擦的に係合し得る。第3のコネクタ部分912の内側同心壁914cはまた、第3のコネクタ部分912が第1の係合構成でモニタ側の可逆的な接続部分914と係合されるときに、モニタ側の可逆的な接続部分941の内側同心壁914dの外側表面と摺動的に又は摩擦的に係合し得る。
【0066】
次に
図10a及び
図10bを参照すると、封止部材1009の1つの例示的な背面又は後方側面が示されている。封止部材1009は、
図9b、
図9e、
図9g、
図9m~
図9pに示される封止部材909a、及び/又は
図9a、
図9d、及び
図9j~
図9lに示される封止部材909cと類似し得る。例えば、封止部材909a及び/又は909cの前述の機構に加えて、封止部材1009は、後方係合部分外側封止1056と、第1の整列ホーン1055aと、第2の整列ホーン1055bと、を伴う、後方係合部分1054を含み得る。封止部材1009の背面又は後方側面の後方係合部分1054は、コネクタ部分1008のコネクタ部分界面1064と界面で接続するように構成され得る。コネクタ部分1064は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、並びに/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810と類似し得る。加えて、コネクタ部分1008は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aと類似し得る。コネクタ部分界面1064は、外側封止受容部分1066、第1のホーン受容部分1065a、及び第2のホーン受容部分1065bを含み得る。これにより、コネクタ部分1008のコネクタ部分界面1064は、封止部材1009の後方係合部1054と係合するように構成され得る。例えば、後方係合部分1054の外側封止1056は、コネクタ部分界面1064の外側封止受容部分1066によって受容されるように構成された封止部材1009の突出セクションであり得る。同様に、第2のホーン受容部分又は第1のホーン受容部分1065aは、第1の整列ホーン1055aと係合するか、又は別様にそれを受容するように構成され得、第2のホーン受容部分1065bは、第2の整列ホーン1055bと係合するか、又は別様にそれを受容するように構成され得る。前述の構造は、封止部材1009が、可逆的なコネクタの製造及び/又は改修中に、適切な配向で設置されることを確実にする。
【0067】
図11aは、配管1113と、第1のコネクタ部分1110及び第2のコネクタ部分1112との間の相互作用を示す、可逆的なコネクタの実施例の上面断面図である。第1のコネクタ部分1110及び第2のコネクタ部分1112は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810に類似し得る。加えて、第1のコネクタ部分1108は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aと類似し得る。追加的に、第2のコネクタ部分1110は、第1の可逆的な接続部分108bと類似し得、第3のコネクタ部分1112は、第2の可逆的な接続部分110bと類似し得る。第1の可逆的な接続部分1112はまた、
図9a、
図9d、
図9j、
図9k、及び
図9Iの第3のコネクタ部分912と類似し得、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)に接続可能であり得、及び/又はコントローラ側の可逆的なコネクタ部分(例えば、
図1のコントローラ側の可逆的な第1の接続部分108a及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)に接続するように構成され得る。
【0068】
図11aは、本開示の態様による、コントローラによって制御される流体ソースと圧迫ガーメントとの間で利用され得る、
図11aの配管1113の断面を示している。配管1113の配管外形は、コネクタ及び/又はスリーブ(例えば、
図1のスリーブ100)及び/又はコントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)の各々の間に流体経路を作り出すように実装され得る。例えば、配管1113は、
図1に示されるコントローラ配管112a及び圧迫ガーメント配管112bとして使用され得る。配管1113はまた、
図9a及び
図9rの配管913と類似し得る。配管1113は、3つの別個のチューブ又は配管通路又は導管1123a、1123b、1123cを含み得、これらは、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)と圧迫ガーメント104(
図1)の3つのブラダ106a、106b、及び106cに対応し、3つのブラダ106a、106b、及び106cの間に流体経路に作り出し得る。実施例として、3つのチューブ又は配管通路又は導管1123a、1123b、及び1123cが示され、3つのブラダが提供されているが、本開示の態様は、膨張可能ブラダの数に対応する、より多いか又はより少ない通路を含み得る。例えば、配管は、2つのブラダへの流体連通を提供する2つの通路を含み得、又は対応する数のブラダへの流体連通を提供する4つ以上の通路を含み得る。例えば、配管は、例示的な一実装形態では、4~6つの通路を含み得る。いくつかの態様では、配管212は、
図2aに関して上述した配管と同様であり得るが、追加の整列セクション1121を追加的に含み得る。整列セクション1121は、例えば、第1の整列部分1124及び第2の整列部分1125を備える、追加の通路又は整列機構を含み得る。整列部分1121の1つの機能は、配管1113がコネクタ1110及び1112のいずれか一方に対して正しい配向で設置される(例えば、「反転」されない)ことを確実にすることであり得る。整列セクション1121の例示的な一実装形態では、第1のコネクタ1110及び第2のコネクタ1112は、配管1113の整列部分1121を受容するように構成された、それぞれの第1のコネクタ整列セクション1114及び第2のコネクタ整列セクション1115を有し得る。前述の利点に加えて、前述の配管外形はまた、配管1113と第1のコネクタ部分1110及び/又は第2のコネクタ部分1112との間の界面において対称外観を提供することによって、それに接続される配管及び/又はコネクタの美観を改良し得る。
【0069】
図12a及び
図12bは、前述の可逆的なコネクタ部分のうちの2つ以上が適切に接続されていることを確認するための視覚的インジケータを伴う、係止機構の実施例を示している。第1のコネクタ部分1208及び第2のコネクタ部分1210が示されている。第1のコネクタ部分1208及び第2のコネクタ部分1210は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810に類似し得る。加えて、第1のコネクタ部分1208は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aと類似し得る。追加的に、第2のコネクタ部分1210は、第1の可逆的な接続部分108bと類似し得、第3のコネクタ部分912は、第2の可逆的な接続部分110bと類似し得る。第1の可逆的な接続部分1210はまた、
図9a、
図9d、
図9j、
図9k、及び
図9Iの第3のコネクタ部分912と類似し得、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)に接続可能であり得、及び/又はコントローラ側の可逆的なコネクタ部分(例えば、
図1のコントローラ側の可逆的な第1の接続部分108a及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)に接続するように構成され得る。第1のコネクタ部分1208及び/又は第2のコネクタ部分1210はまた、
図10bのコネクタ部分1008、
図11aのコネクタ部分1112及び/又は1110と類似し得る。
【0070】
第1のコネクタ1208の係止機構1241は、弾性又は半弾性接続部分1247を介して接続された少なくとも1つの押圧部分1244及び係止部分1245を含み得る。押圧部分1244及び/又は係止部分1245のどちらか又は両方は、押圧部分1244を押圧することによって係止部分1245が第2のコネクタ1210の係止部分と係合するように又は係合解除するように移動するように付勢され得るか、又はさもなければ張力がかけられ得る。一実施例では、押圧部分1244及び/又は係止部分1245は、ユーザが押圧部分1244を押圧したときに塑性変形又は撓むように構成された塑性付勢部材又は他の要素を介して第1の接続部分1208に接続され得る。第2のコネクタ係止機構は、例えば、第1のコネクタ部分1208の係止部分1245を係止的に受容するように構成された、1つ又は複数の開口部1245を含み得る。前述の係止機構は、例えば、一旦、第1のコネクタ部分1208及び第2のコネクタ部分1210が接続され、封止係合すると、第1のコネクタ部分1208を定位置に係止させ得る。第1のコネクタ部分1208及び第2のコネクタ部分1210は、ユーザが、第1のコネクタ1208を、係止部分1245が1つ又は複数の開口部1243内に係止的に受容されるまで第2のコネクタ1210に押し込んだときに係止し得る。ユーザが第1のコネクタ部分1208を第2のコネクタ部分1210から取り外すことを望む場合、押圧部分1244に押圧力を加えることにより、係止部分1245を下方に移動させ、1つ又は複数の開口部1243との係止係合を解除し、これにより、ユーザが第1のコネクタ部分1208を第2のコネクタ部分1210から分離することが可能になる。上述した係止機構のうちのいずれか1つは、コネクタが適切に接続されていることをユーザに示すための視覚的、触覚的、及び/又は聴覚的インジケータを含み得る。例えば、
図12bに示されるように、第1のコネクタ部分1208の係止部分1245は、例えば、第1のコネクタの係止部分1245が第2のコネクタ部分1210の開口部1243内に完全に係合され、係止的に受容されていることの視覚的確認を提供するために、着色された、明るく着色された、又は対照的に着色された機構として視覚的インジケータを含み得る。これにより、前述の視覚的インジケータは、第1のコネクタ1208が第2のコネクタ1210に適切に接続されていること、及び流体封止が2つのコネクタ間に確立されていることの確認をユーザに提供し得る。加えて、第1のコネクタ部分1208を第2のコネクタに押し込むことにより、係止部分1245は、下方に押され、これにより、弾性又は半弾性接続部分1247に対して、係止部分1245が開口部1243と整列されるまで張力をかけ得る。係止部分1245が開口部1243と整列されると、係止部分1245は、弛緩状態に跳ね上がり得、これにより、第1のコネクタ1208が第2のコネクタ1210に適切に接続され、流体封止が2つのコネクタ間に確立されていることを示す「スナップ式」又は同様の触覚的若しくは可聴的インジケータを提供し得る。係止機構が好ましいが、当業者には、本開示の態様が、単一の係止機構を含むか、又はいかなる係止機構も含まないコネクタにも依然として利点を提供することが理解されよう。
【0071】
図13a及び
図13bに示されるように、前述のコネクタのうちのいずれか1つは、第1のすなわち頂部係止機構1345、第2のすなわち底部係止機構1345b、又は頂部係止機構1345a及び底部係止機構1345bの両方を含み得る。第1のコネクタ部分1308及び第3のコネクタ部分1312が、実施例として
図13a及び
図13bに示されている。第1のコネクタ部分1308及び第3のコネクタ部分1312は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810に類似し得る。加えて、第1のコネクタ部分1308は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aと類似し得る。追加的に、第3のコネクタ部分1312は、第1の可逆的な接続部分108bと類似し得、第3のコネクタ部分1312は、第2の可逆的な接続部分110bと類似し得る。第1の可逆的な接続部分1308はまた、
図9a、
図9d、
図9j、
図9k、及び
図9Iの第3のコネクタ部分912と類似し得、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)に接続可能であり得、及び/又はコントローラ側の可逆的なコネクタ部分(例えば、
図1のコントローラ側に可逆的な第1の接続部分108a及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)に接続するように構成され得る。第1のコネクタ部分1308又は第3のコネクタ部分1312はまた、
図10bのコネクタ部分1008、
図11aの1112及び/若しくは1110、並びに/又は
図12A及び
図12Bの1208若しくは1210と類似し得る。
【0072】
一実施例では、第3のコネクタ部分1312などの接続部分が、表面実装又は剛性コネクタ(例えば、
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)に接続されることが意図される場合、第3のコネクタ部分1312は、ユーザが第3のコネクタ部分をいずれの配向にも容易に設置し得るように、頂部の第1の機構1345a及び底部の第1の機構1345bの両方を含み得る。
図13aに示される第1の接続部分1308などのいくつかの実施例では、接続部分は、追加の配管に接続される非固定又は表面実装コネクタ(例えば、
図1のスリーブ側の可逆的なコネクタ部分110a)に接続されるように意図され得る。そのような場合、接続されるべき2つの接続部分が、接続前に容易に反転されるか、又はさもなければ整列され得るため、接続部分上に第1のすなわち頂部係止機構1345を含むことのみが必要であり得る。
【0073】
図14a及び
図14bは、本開示全体を通して記載される接続部分のうちのいずれかと共に使用可能である、歪み緩和機構1446の実施例を示している。一実施例として、歪み緩和機構1446は、第1のコネクタ部分1408及び第3のコネクタ部分1412と共に示されている。第の1コネクタ部分1408及び第3のコネクタ部分1412は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810に類似し得る。加えて、第1のコネクタ部分1408は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aと類似し得る。追加的に、第3のコネクタ部分1412は、第1の可逆的な接続部分108bと類似し得、第3のコネクタ部分912は、第2の可逆的な接続部分110bと類似し得る。第1の可逆的な接続部分1410はまた、
図9a、
図9d、
図9j、
図9k、及び
図9Iの第3のコネクタ部分912と類似し得、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)に接続可能であり得、及び/又はコントローラ側の可逆的なコネクタ部分(例えば、
図1のコントローラ側の可逆的な第1の接続部分108a及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)に接続するように構成され得る。第1のコネクタ部分1408及び/又は第3のコネクタ部分1412はまた、
図10bのコネクタ部分1008、
図11aの1112及び/又は1110、
図12a及び12bの1208又は1210、並びに
図13a及び13bの1308及び1312と類似し得る。
【0074】
歪み緩和部分1446は、例えば、移動を制御し、配管1413のねじれ又は他の潜在的に損傷を与える屈曲を防止するように構成された、環状丸みセクションを含み得る。一実施例では、歪み緩和部分1446は、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ナイロン(PA)、ポリウレタン(PU)、ABS様樹脂、PC様樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、PEI(Ultem)、PET、PETG、PMMA(アクリル)、POM(アセタール/デルリン)、PP(ポリプロピレン)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリスチレン(PS)、PTFE(テフロン)、及び高密度ポリエチレン(High-density polyethylene、HDPE)、液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer、LCP)、低密度ポリエチレン(Low-density Polyethylene、LLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Low-density Polyethylene、LLDPE)、超高分子量ポリエチレン(Ultra-high-molecular-weight Polyethylene、UHMW)、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、及び/又は機械加工され得る。好ましい態様において、外側ハウジング915aは、射出成形されたアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)である。いくつかの態様では、歪み緩和部分1446は、低デュロメータ材料で形成され得る。例えば、歪み緩和部分1446は、液体シリコーンゴム(LSR)、ポリ塩化ビニル(PVC)、熱可塑性エラストマ(TPE)、熱可塑性加硫物(TPV)、独立気泡PU発泡体、連続気泡PU発泡体、独立気泡PE発泡体及び/若しくは連続気泡PE発泡体、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせであり得る。
【0075】
歪み緩和部分1446は、配管1413とコネクタ部分1412との間の可撓性を可能にする一方で、流体流を遮断し、かつ/又は配管1413に損傷を与える可能性がある配管のねじれを防止する。
【0076】
図15a、
図15b、及び
図15cは、本開示の態様と共に使用可能な例示的なコネクタ部分を示している。
図15a、
図15b、及び
図15cは、第1のコネクタ部分1508及び第2のコネクタ部分1510を示しており、これらは、代替的に、それぞれ雄コネクタ及び雌コネクタと称され得る。第1のコネクタ部分1508及び第2のコネクタ部分1510は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810の機構に類似し得、又はそれらの機構を含み得る。加えて、第1のコネクタ部分1408は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aの機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。追加的に、第2のコネクタ部分1510は、第1の可逆的な接続部分108bの機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得、第3のコネクタ部分912は、第2の可逆的なコネクタ部分110bの機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。第1の可逆的な接続部分1508はまた、
図9a、
図9d、
図9j、
図9k、及び
図9Iの第3のコネクタ部分912の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)に接続可能であり得、及び/又はコントローラ側の可逆的なコネクタ部分(例えば、
図1のコントローラ側の可逆的な第1の接続部分108a及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)に接続するように構成され得る。第1のコネクタ部分1508及び/又は第2のコネクタ部分1510はまた、
図10bのコネクタ部分1008、
図11aの1112及び/又は1110、
図12a及び
図12bの1208又は1210、
図13a及び
図13bの1308及び1312、並びに
図14a及び
図14bの1408及び1412の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。
【0077】
図15aに示されるように、第1のコネクタ部分1508は、第1のコネクタ外側ハウジング1515aを含み得る。外側ハウジング1515aは、封止部材1509とは別個の構成要素であり得る(例えば、
図9f及び
図9gに記載される態様と同様)。
図15cを参照すると、封止部材1509は、単一の一体構造であり得、外側同心壁1506a、中間同心壁1504a、及び内側同心壁1514aを含み得る。内側同心壁1514aは、中間同心壁1504a内に位置決めされ得、中間同心壁1504aは、第1のコネクタ部分1508内の外側同心壁1506a内に位置決めされ得る。封止部材1509aは、可撓性又は半可撓性の材料で形成され得る。第1のコネクタ外側ハウジング1515aは、例えば、剛性又は半剛性材料で形成され得る。一実施例では、封止部材は、液体シリコーンゴム(LSR)、ポリ塩化ビニル(PVC)、熱可塑性エラストマ(TPE)、熱可塑性加硫物(TPV)、独立気泡PU発泡体、連続気泡PU発泡体、独立気泡PE発泡体及び/若しくは連続気泡PE発泡体、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、押出成形、及び/又は機械加工され得る。例えば、外側ハウジング1515aは、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、及び/又は機械加工され得る。
【0078】
次に
図15a及び
図15bを参照すると、第2のコネクタ部分1510は、第2のコネクタ外側ハウジング1515b、外側同心壁1506b、中間同心壁1504b、及び内側同心壁1514bを含み得る。内側同心壁1514bは、中間同心壁1504b内に位置決めされ得、中間同心壁1504bは、第2のコネクタ部分1510の外側同心壁1506b内に位置決めされ得る。例示的な一実装形態では、第2のコネクタ外側ハウジング1515b、外側同心壁1506b、中間同心壁1504b、及び内側同心壁1514bは、一体構成要素として形成され得る。一実施例では、第2のコネクタ外側ハウジング1515b、外側同心壁1506b、中間同心壁1504b、及び内側同心壁1514bは、例えば、剛性又は半剛性材料で形成され得る。例えば、第2のコネクタ外側ハウジング1515b、外側同心壁1506b、中間同心壁1504b、及び内側同心壁1514bは、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ナイロン(PA)、ポリウレタン(PU)、ABS様樹脂、PC様樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、PEI(Ultem)、PET、PETG、PMMA(アクリル)、POM(アセタール/デルリン)、PP(ポリプロピレン)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリスチレン(PS)、PTFE(テフロン)、及び高密度ポリエチレン(HDPE)、液晶ポリマー(LCP)、低密度ポリエチレン(LLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、又は同様のもののうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせから成形、付加製造、押出、及び/又は機械加工され得る。好ましい態様では、第2のコネクタ外側ハウジング1515b、外側同心壁1506b、中間同心壁1504b、及び内側同心壁1514bは、射出成形されたアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)である。
【0079】
次に
図15cを参照して、流体経路の実施例が以下に記載される。第1のコネクタ部分1508は、配管接続セクション1585aを有し得、第2のコネクタ部分1510は、配管接続セクション1585bを有し得る。第1のコネクタ部分1608は、例えば、
図1の配管112b、112c及び/又は112a、
図2a及び
図2bの配管212又は213、
図4a~
図4bの配管422a~422c、
図7a~
図7bの配管722a~722c、
図9a及び
図9rの配管913及び/又は942に取り外し可能に又は永久的に接続可能であり得る配管接続部分1685を有し得る。いくつかの態様では、第1のコネクタ部分1508の外側同心壁1506a、中間同心壁1504a、及び内側同心壁1514aは、
図15cに示される第2のコネクタ部分1510の外側同心壁1506b、中間同心壁1504b、及び内側同心壁1514bと係合して、可逆的なコネクタ1520を係合構成に形成するように適合され(すなわち、サイズ設定され)得る。前述の構成は、第1のコネクタ部分1508及び第2のコネクタ部分1510が、3つの別個の流体経路(例えば、経路1、2、及び3)の流体連通の経路の順序を変更することなく、コネクタ内の第1の流体流チャネルに追従するように第1の構成(例えば、
図15cに示されるような)で、又は第2の流体流チャネルに追従するように第2の係合構成(例えば、「逆転された」構成)で、接続されることを可能にする。接続が「逆転された」(例えば、第1のコネクタ1508又は第2のコネクタ1510のうちの一方が180度反転された)状態では、第1のコネクタ1508及び第2のコネクタ1510の流体経路1、2、及び3は、上述の同心壁配置に起因して、依然として整合されている。
【0080】
図15a及び
図15bに示されるように、第1のコネクタ部分1508及び第2のコネクタ部分1510は、それぞれの第1のコネクタ係合部分1516a及び第2のコネクタ係合部分1516bを有し得る。第1のコネクタ係合部分1516aは、第2のコネクタ係合部分1516b内に嵌合するように構成され得る。第1のコネクタ係合部分1516aと第2のコネクタ係合部分1516bとの間の係合は、例えば、第1のコネクタ部分1508を第2のコネクタ部分1510に接続するためのガイドとして機能し得る。
【0081】
一実施例では、第1のコネクタ部分1908は、第2のコネクタ部分の1つ以上の係止機構1541bと係止的に係合するように構成された、1つ以上の係止機構1541a(1つの係止機構1541aは、
図15aでは隠れている)を有し得る。一実施例では、第2のコネクタ部分の1つ以上の係止機構1541bは、第1のコネクタ部分1508の係止機構1541aのそれぞれを受容するように寸法決めされた、開口部であり得る。一態様では、第1の接続部分及び第2のコネクタ部分の係止機構1541a及び1541bは、上記の
図12a~
図13bで記載される機構を含み得る。示される実施例では、第1のコネクタ1541aの係止機構は、少なくとも1つの押圧部分を含む。第1のコネクタ1508の係止機構1541aの押圧部分は、押圧部分を押圧することによって係止部分1541aが移動して第2のコネクタ1510の係止部分1541bと係合又は係合解除するように、付勢されるか、又はさもなければ張力をかけられ得る。一実施例では、第1のコネクタ1508の押圧部分又は係止部分1541aは、ユーザが係止部分を押圧したときに塑性変形又は撓むように構成された塑性付勢部材又は他の要素を介して、第1の接続部分に接続され得る。第2のコネクタ係止機構は、例えば、第1のコネクタ部分1508の係止部分1541aを係止的に受容するように構成された、1つ又は複数の開口部1541bを含み得る。ユーザが第1のコネクタ部分1908を第2のコネクタ部分1910から取り外すことを望む場合、係止部分1541aの押圧部分に押圧力を加えることにより、係止部分1541aを下方に移動させ、第2のコネクタ部分の係止部分1541bの1つ又は複数の開口部との係止係合を解除し、これにより、ユーザが第1のコネクタ部分1508を第2のコネクタ部分1520から分離することが可能になる。上述した係止機構のうちのいずれか1つは、コネクタが適切に接続されていることをユーザに示すための視覚的、触覚的、及び/又は聴覚的インジケータを含み得る。視覚的インジケータの一実施例は、上記の
図12a及び
図12bに関して更に記載される。
【0082】
図16a~
図16dは、本開示の態様と共に使用可能な例示的なコネクタ部分を示している。
図16a、
図16b、
図16c、及び
図16dは、第1のコネクタ部分1608及び第2のコネクタ部分1610を示しており、これらは、代替的に、それぞれ雄コネクタ及び雌コネクタと称され得る。第1のコネクタ部分1608及び第2のコネクタ部分1610は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810の機構に類似し得、又はそれらの機構を含み得る。加えて、第1のコネクタ部分1608は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aの機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。追加的に、第2のコネクタ部分1610は、
図1の第1の可逆的な接続部分108bの機構と類似するか、若しくはそれらの機構を含み得、又は第2の可逆的なコネクタ部分110bの機構と類似するか、若しくはそれらの機構を含み得る。第1の可逆的な接続部分1608はまた、
図9a、
図9d、
図9j、
図9k、及び
図9lの第3のコネクタ部分912の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得、1585a部分(
図1の108a及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)であり得る。第1のコネクタ部分1608及び/又は第2のコネクタ部分1610はまた、
図10bのコネクタ部分1008、
図11aの1112及び/又は1110、
図12a及び
図12bの1208又は1210、
図13a及び
図13bの1308、1312、
図14a及び
図14bの1408及び1412、並びに
図15a~
図15cの1508又は1510の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。第1のコネクタ部分1608は、配管接続部分1685aを有し得、第2のコネクタ部分は、配管接続部分1685bを有し得る。配線接続部分1685a及び/又は1685bは、例えば、
図1の配線112b、112c、及び/又は112a、
図2a及び
図2bの配管212又は213、
図4a~
図4bの配管422a~422c、
図7a~
図7bの配管722a~722c、
図9a及び
図9rの配管913及び/又は942に取り外し可能に又は永久的に接続可能であり得る。第1のコネクタ部分1608は、例えば、主本体部分1615aを含み得る。第1のコネクタ部分1608は、第1の封止部分1642a、第2の封止部分1642b及び/又は第3の封止部分1642cを更に含み得る。第1の封止部分1642a、第2の封止部分1642b、及び/又は第3の封止部分1642cの各々は、例えば、第1のコネクタ部分1608の主本体部分1615a中のそれぞれのチャネル内に収納された封止(例えば、Oリング又は他の可撓性封止)から構成され得る。
【0083】
図16b及び
図16cに示されるように、第1のコネクタ部分1608が第2のコネクタ部分1610と係合されるときに、第1の封止部分1642a、1642b、及び1642cと第2のコネクタ部分1608の内側封止部分1616との間の相互作用により、第1の接続部分の第1の開口部1646bに対応する第1の封止部分1642aと第2の封止部分1642cとの間に第1のチャンバ1604が形成され、第2の開口部1646cに対応する第1の封止部分1642bと1642cとの間に第2のチャンバ1602を形成する。第1のチャンバ1604及び第2のチャンバ1602は、流体、例えば、空気が、第1のコネクタ部分1608から第2のコネクタ部分1610に通過することを可能にする。第1のコネクタ及び第2のコネクタは、第1のコネクタ部分1608が第2のコネクタ部分1610に接続されたときに直接流体連通する、第3の開口部1646a及び1647aをそれぞれ追加的に含み得る。前述の機構は、第1のコネクタ及び第2のコネクタが、第2のコネクタ部分1610に係合及び接続されるときに、第1のコネクタ部分1608の配向にかかわらず、それぞれの経路1、2、及び3を辿る流体連通を提供することを可能にする。例えば、
図16dに示されるように、第1のチャンバ1604、第2のチャンバ1602、及び第1の接続部分1608の第3の開口部1646aと第2のコネクタ部分1610の第3の開口部1647aとの間の流体連通は、第1のコネクタ部分1608から第2のコネクタ部分1610への流体連通経路(1)、(2)、及び(3)を提供するが、流体連通経路(1)、(2)、及び(3)は、それらが第1の配向(例えば、
図16c及び/又は
図16dに示されるように)で接続されているかどうか、又はそれらが180度反転されて第2の配向に接続されているかどうかにかかわらず、提供される。
【0084】
図17及び
図18は、本開示の態様によるアダプタの実施例を示している。アダプタは、本開示全体を通して記載される機構を組み込み得、及び/又は本開示の態様と共に使用可能であり得る。具体的な実施例が以下に提供されるが、非可逆的な構成要素を本明細書に記載される可逆的な構成要素に適合又は変換する任意のアダプタが、本開示の範囲内であることに留意されたい。
【0085】
図17を参照すると、可逆的なコネクタ(例えば、1708/1712)及び非可逆的なコネクタ1705を利用するアダプタ1719が開示されている。例示的な一実装形態では、アダプタ1719は、例えば、非可逆的なコネクタを利用する圧迫品目(例えば、
図1の圧迫ガーメント104)を、1つ以上の可逆的なコネクタを利用する本開示によるシステムに接続又は適合させるように構成され得る。アダプタ1719は、第1の端部に非可逆的な接続部分1705を有し、第2の端部に可逆的な接続部分1708/1712を有し得る。アダプタ1719はまた、非可逆的な接続部分1705及び/又は可逆的な接続部分1708/1717における流体通路の各々の間の流体連通を提供するための配管1713を含み得る。具体的な配管外形に限定されないが、好ましい実施形態では、配管は、上記の
図2a~
図2cに記載される配管外形のうちのいずれか1つを含み得る。非可逆的な接続部分1705は、第2の対応するコネクタに接続可能であるが、通常は単一の配向に対応するコネクタに接続されなければならない(例えば、180度「反転される」ことができない)任意の既知のコネクタを含み得る。前述の態様は、本開示のシステム、方法、及び装置が、市販の製品(例えば、圧迫ガーメント、配管延長部、及び/若しくはコントローラ)、又は非可逆的なコネクタ若しくは異なる接続界面を有するコネクタを含む製品と共に使用可能であることを可能にするという利点を提供する。一実施例では、アダプタ1719の可逆的な接続部分1708/1712は雄コネクタであり得る。更に、可逆的な接続部分1708/1712は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810の機構に類似するか、又はそれらの機構を含み得る。追加的に、可逆的な接続部分1708/1712は、
図1の第1の可逆的な接続部分108bの機構と類似するか、若しくはそれらの機構を含み得、又は第2の可逆的なコネクタ部分110bの機構と類似するか、若しくはそれらの機構を含み得る。可逆的な接続部分1708/1712はまた、
図9a、
図9d、
図9j、
図9k、及び
図9lの第3のコネクタ部分912の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得、1585a部分(
図1の108a、及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)であり得る。可逆的な接続部分1708/1712はまた、
図10bのコネクタ部分1008、
図11aの1112及び/又は1110、
図12a及び
図12bの1208又は1210、
図13a及び
図13bの1308、1312、
図14a及び
図14bの1408及び1412、並びに
図15a~
図15cの1508又は1510の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。可逆的な接続部分1708/1712及び/又は非可逆的な接続部分1705は、(例えば、
図16a及び
図16bの参照番号1685a及び1685bに記載され、示されるような)配管接続部分を有し得る。
【0086】
図18を参照すると、可逆的なコネクタ(例えば、ヌル1810/1841)及び非可逆的なコネクタ1806を利用するアダプタ1819が開示されている。例示的な一実装形態では、アダプタ1819は、例えば、非可逆的なコネクタを利用するコントローラ(例えば、
図1のコントローラ102及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ902)を、1つ以上の可逆的なコネクタを利用する本開示によるシステムに接続又は適合させるように構成され得る。アダプタ1819は、第1の端部に非可逆的な接続部分1806を有し、第2の端部に可逆的な接続部分1810/1841を有し得る。アダプタ1819はまた、非可逆的な接続部分1806及び/又は可逆的な接続部分1810/1841における流体通路の各々の間に流体連通を提供するための配管1813を含み得る。具体的な配管外形に限定されないが、好ましい実施形態では、配管は、上記の
図2a~
図2cに記載される配管外形のうちのいずれか1つを含み得る。非可逆的な接続部分1806は、第2の対応するコネクタに接続可能であるが、通常は単一の配向に対応するコネクタに接続されなければならない(例えば、対応するコネクタに接続されたときに180度「反転される」ことができない)任意の既知のコネクタを含み得る。前述の態様は、本開示のシステム、方法、及び装置が、市販の製品(例えば、圧迫ガーメント、配管延長部、及び/若しくはコントローラ)、又は非可逆的なコネクタ若しくは異なる接続界面を有するコネクタを含む製品と共に使用可能であることを可能にするという利点を提供する。一実施例では、アダプタ1819の可逆的な接続部分1810/1841は、雌コネクタであり得る。更に、可逆的な接続部分1810/1841は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810の機構に類似するか、又はそれらの機構を含み得る。追加的に、可逆的な接続部分1810/1841は、
図1の第1の可逆的な接続部分108bの機構と類似するか、若しくはそれらの機構を含み得、又は第2の可逆的なコネクタ部分110bの機構と類似するか、若しくはそれらに機構を含み得る。可逆的な接続部分1708/1712はまた、
図9a、
図9d、
図9j、
図9k、及び
図9lの第3のコネクタ部分912の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得、1585a部分(
図1の108a、及び/又は
図9q~
図9sのコントローラ側の可逆的な接続部分941a及び/又は941b)であり得る。可逆的な接続部分1810/1841はまた、
図10bのコネクタ部分1008、
図11aの1112及び/又は1110、
図12a及び
図12bの1208又は1210、
図13a及び
図13bの1308、1312、
図14a及び
図14bの1408及び1412、並びに
図15a~
図15cの1508又は1510の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。可逆的な接続部分1810/1841及び/又は非可逆的な接続部分1806は、(例えば、
図16a及び
図16bの参照番号1685a及び1685bに記載され、示されるような)配管接続部分を有し得る。
【0087】
図19a~
図19cは、コントローラ(例えば、
図1のコントローラ102又は
図9q~
図9sのコントローラ902)の動作中の時間に対する、可逆的なコネクタを通して提供される圧迫ガーメントの各ブラダ(例えば、
図1のブラダ106a、106b、及び106c)における圧力を示す、圧力チャートである。本開示全体を通して記載されるコネクタ内の流体通路は、コネクタが第1の構成1900a及び/又は第2の構成1900bで接続されるときに(例えば、2つのコネクタ又はコネクタ部分のうちの一方が180度反転されるときに)、一貫した性能を提供する。例えば、
図19bの流体圧力チャートは、第1の配向において、第1のコネクタ部分1908が第2のコネクタ部分1910に接続されるときに、第1の流体経路(1)、第2の流体経路(2)、及び第3の流体経路(3)を通して提供される流体圧力を示している。
図19cの流体圧力チャートは、第1のコネクタ部分1808が第2の配向(例えば、
図19cに示される第1の配向から「反転された」又は180度配向された)において、第2のコネクタ部分1910に接続されるときに、第1の流体経路(1)、第2の流体経路(2)、及び第3の流体経路(3)を通して提供される流体圧力を示している。示されるように、第1のコネクタ1908及び/又は第2のコネクタ部分1910のうちのいずれか一方を第1の配向から第2の配向に切り替えることは、可逆的なコネクタを通してコントローラによって各ブラダに提供される圧力に対してごくわずかな影響しか及ぼさない。好ましい構成では、第1のコネクタ部分1908及び/又は第2のコネクタ部分1910は、
図9a~
図9sに関して上述した第1のコネクタ部分908及び第2のコネクタ部分910、並びに/又は第3のコネクタ部分912及びコントローラ側コネクタ部分944と類似している。別の態様では、第1のコネクタ部分1708及び第2のコネクタ部分は、
図1に示されるコントローラ側の第1のコネクタ部分108a及びスリーブ側の可逆的な第2のコネクタ部分110a、
図3A~
図3Cに示される第1のコネクタ部分308及び第2のコネクタ部分310、
図4A~
図4Bに示される第1のコネクタ部分408及び第2のコネクタ部分410、
図5A~
図5Cに示される第1のコネクタ部分508及び第2のコネクタ部分510、
図7A~
図7Bの第1のコネクタ部分708及び第2のコネクタ部分710、及び/又は
図8A~
図8Dの第1のコネクタ部分808及び第2のコネクタ部分810の機構に類似するか、又はそれらの機構を含み得る。加えて、第1のコネクタ部分1908は、例えば、
図1のスリーブ側接続部分110aの機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。追加的に、第2のコネクタ部分1910は、
図1の第1の可逆的な接続部分108bの機構と類似するか、若しくはそれらの機構を含み得、又は第2の可逆的なコネクタ部分110bの機構と類似するか、若しくはそれらの機構を含み得る。第1のコネクタ部分1908及び/又は第2のコネクタ部分1910はまた、
図10bのコネクタ部分1008、
図11aの1112及び/又は1110、
図12a及び
図12bの1208又は1210、
図13a及び
図13bの1308、1312、
図14a及び
図14bの1408及び1412、並びに
図15a~
図15cの1508又は1510の機構と類似するか、又はそれらの機構を含み得る。
【0088】
いくつかの更なる態様は、以下の条項において提供される。
【0089】
条項1:可逆的なコネクタを介した膨張のためのコントローラによって選択的に係合可能かつ動作可能な圧迫ガーメントであって、
複数のブラダと、
圧迫ガーメント配管であって、第1の圧迫ガーメント配管端部において複数のブラダと流体連通し、かつ第1の圧迫ガーメント配管端部の反対側に第2の圧迫ガーメント配管端部を有する、複数のガーメントチューブを備える、圧迫ガーメント配管と、
第2の圧迫ガーメント配管端部に位置する第1のコネクタ部分と、を備え、
コントローラは、第1のコントローラ配管端部において流体流のソースと選択的に連通する複数のコントローラチューブを有し、かつ第1のコントローラ配管端部の反対側に第2のコントローラ配管端部を有する、コントローラ配管を介して、流体流のソースとの連通を制御し、
コントローラ配管は、第2のコントローラ配管端部に位置する第2のコネクタ部分を有し、
第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能であり、
複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第1の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流チャネルを形成するように、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分の各々の中に延在し、
第1のコネクタ部分中及び第2のコネクタ部分中の複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第2の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成し、
複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、第1のコネクタ部分と第2のコネクタ部分とが、第1の配向において接続されるときに、第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通され、複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブと複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第2の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向に連通される、圧迫ガーメント。
【0090】
条項2:コントローラ配管は、第1のコントローラ配管端部において第3のコネクタを有し、圧迫ガーメントは、第2のコネクタ部分及び第3のコネクタ部分のうちの少なくとも一方を介して、コントローラから接続可能又は接続解除可能である、条項1に記載の圧迫ガーメント。
【0091】
条項3:コントローラは、モニタ側接続部分を備え、第3のコネクタは、コントローラ側接続部分に接続するように、かつコントローラとコントローラ配管との間に流体連通を提供するように構成されており、第3のコネクタ部分及びコントローラ側コネクタ部分は、共に選択的に可逆的に接続可能であり、第2のコネクタ部分及び第1のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能である、上記条項のいずれか一項に記載の圧迫ガーメント。
【0092】
条項4:複数の流体流通路は、第3のコネクタ部分が、第1の配向において、モニタ側コネクタ部分に結合されるときに、第3の流体流チャネルを形成するように、コントローラ側接続部分及び第3のコネクタ部分の各々の中に延在し、
第3のコネクタ部分中及びコントローラ側接続部分中の複数の流体流通路は、第3のコネクタ部分が、第2の配向において、モニタ側コネクタ部分に結合されるときに、協働して第4の流体流チャネルを形成し、
コントローラ側接続部分中の複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と複数のコントローラ配管通路のうちの第1のコントローラ配管通路との間の流体流は、第3のコネクタ部分及びモニタ側接続部分が、第1の配向において接続されるときに、第3の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向に連通し、コントローラ側接続部分中の複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第3のコネクタ部分及びモニタ側コネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第4の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向に連通される、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0093】
条項5:
第1のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
第2のコネクタ部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれか一項に記載の圧迫ガーメント。
【0094】
条項6:雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0095】
条項7:雌コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁よりも剛性である材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0096】
条項8:雄コネクタは、一体構造であり、かつ雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を含む封止部材を備える、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0097】
条項9:雄コネクタは、雌コネクタ係合部分中に摺動的に受容されるように構成された第1の係合部分を備える、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0098】
条項10:雄コネクタの同心壁及び雌コネクタの同心壁は、雄コネクタが、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタと摺動的に係合されるときに、外側チャンバ、中間チャンバ、及び内側チャンバを形成する、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0099】
条項11:外側チャンバのための流体流通路は、外側同心壁に形成されており、中間チャンバのための流体流通路は、雄コネクタ及び雌コネクタの両方の中間同心壁に形成されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0100】
条項12:第1の配向において、外側チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、中間チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、第2の配向において、外側チャンバの流体流通路及び中間チャンバの流体流通路は、オフセットされている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0101】
条項13:雄コネクタは、基部を更に備え、同心壁の各々は、第1の側部上で基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で基部から延在し、第1の側部及び第2の側部は、互いに反対であり、3つの入口の各々は、雄コネクタの対応する流体流通路と流体接続しており、
雌コネクタは、基部を更に備え、同心壁の各々は、第1の側部上で基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で基部から延在し、第1の側部及び第2の側部は、他方の反対であり、3つの入口の各々は、雌コネクタの対応する流体流通路と流体接続している、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0102】
条項14:雄コネクタ及び雌コネクタの両方の3つの入口の各々は、3つの入口の各々の外側縁部の上でチューブを受容するように適合されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0103】
条項15:雄コネクタは、チャンバを介して、雌コネクタに流体を提供する、上記条項のいずれかの請求項に記載の圧迫ガーメント。
【0104】
条項16:第3のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
モニタ側接続部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0105】
条項17:雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0106】
条項18:可逆的なコネクタを介した膨張のためにコントローラによって選択的に係合可能かつ動作可能な圧迫ガーメントであって、
少なくとも1つの膨張可能ブラダと、
圧迫ガーメント配管であって、第1の圧迫ガーメント配管端部において少なくとも1つの膨張可能ブラダと流体連通し、かつ第1の圧迫ガーメント配管端部の反対側に第2の圧迫ガーメント配管端部を有する、少なくとも1つのガーメントチューブを備える、圧迫ガーメント配管と、
第2の圧迫ガーメント配管端部に位置する第1のコネクタ部分と、を備え、
コントローラは、第1のコントローラ配管端部において流体流のソースと選択的に連通する複数のコントローラチューブを有し、かつ第1のコントローラ配管端部の反対側に第2のコントローラ配管端部を有する、コントローラ配管を介して、圧迫ガーメントに接続されるように構成されている、流体流のソースとの連通を制御し、
コントローラは、第2のコントローラ配管端部に位置する第2のコネクタ部分を備え、
第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能であり、
複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第1の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流チャネルを形成するように、第2のコネクタ部分中に延在し、
第2のコネクタ部分中の複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第2の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成し、
複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと少なくとも1つの圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第1の配向において接続されるときに、第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通され、少なくとも1つの圧迫ガーメントチューブと、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第2の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通される、圧迫ガーメント。
【0107】
条項19:コントローラは、第1のコントローラ配管端部における第3のコネクタを介して、流体流のソースとの連通を制御し、圧迫ガーメントは、第2のコネクタ部分及び第3のコネクタ部分のうちの少なくとも一方を介して、コントローラから接続可能又は接続解除可能である、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0108】
条項20:コントローラは、モニタ側接続部分を備え、第3のコネクタは、コントローラ側接続部分に接続するように、かつコントローラとコントローラ配管との間に流体連通を提供するように構成されており、第3のコネクタ部分及びコントローラ側コネクタ部分は、共に選択的に可逆的に接続可能であり、第2のコネクタ部分及び第1のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能である、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0109】
条項21:複数の流体流通路は、第3のコネクタ部分が、第1の配向において、モニタ側コネクタ部分に結合されるときに、第3の流体流チャネルを形成するように、コントローラ側接続部分及び第3のコネクタ部分の各々の中に延在し、
第3のコネクタ部分中及びコントローラ側接続部分中の複数の流体流通路は、第3のコネクタ部分が、第2の配向において、モニタ側コネクタ部分に結合されるときに、協働して第4の流体流チャネルを形成し、
コントローラ側接続部分中の複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と複数のコントローラ配管通路のうちの第1のコントローラ配管通路との間の流体流は、第3のコネクタ部分及びモニタ側接続部分が、第1の配向において接続されるときに、第3の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向に連通し、コントローラ側接続部分中の複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第3のコネクタ部分及びモニタ側コネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第4の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向に連通される、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0110】
条項22:第1のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、各同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
第2のコネクタ部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0111】
条項23:雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0112】
条項24:雌コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁よりも剛性である材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0113】
条項25:雄コネクタは、一体構造であり、かつ雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を含む、封止部材を備える、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0114】
条項26:雄コネクタは、雌コネクタ係合部分中に摺動的に受容されるように構成された第1の係合部分を備える、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0115】
条項27:雄コネクタの同心壁及び雌コネクタの同心壁は、雄コネクタが、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタと摺動的に係合されるときに、外側チャンバ、中間チャンバ、及び内側チャンバを形成する、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0116】
条項28:外側チャンバのための流体流通路は、外側同心壁に形成されており、中間チャンバのための流体流通路は、雄コネクタ及び雌コネクタの両方の中間同心壁に形成されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0117】
条項29:第1の配向において、外側チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、中間チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、第2の配向において、外側チャンバの流体流通路及び中間チャンバの流体流通路は、オフセットされている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0118】
条項30:雄コネクタは、基部を更に備え、同心壁の各々は、第1の側部上で基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で基部から延在し、第1の側部及び第2の側部は、互いに反対であり、3つの入口の各々は、雄コネクタの対応する流体流通路と流体接続しており、
雌コネクタは、基部を更に備え、同心壁の各々は、第1の側部上で基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で基部から延在し、第1の側部及び第2の側部は、他方の反対であり、3つの入口の各々は、雌コネクタの対応する流体流通路と流体接続している、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0119】
条項31:雄コネクタ及び雌コネクタの両方の3つの入口の各々は、3つの入口の各々の外側縁部の上でチューブを受容するように適合されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0120】
条項32:雄コネクタが、チャンバを介して雌コネクタに流体を提供する、上記条項のいずれかの請求項に記載の圧迫ガーメント。
【0121】
条項33:第3のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
モニタ側接続部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0122】
条項34:雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載の圧迫ガーメント。
【0123】
条項35:圧迫ガーメントへの流体流のソースを制御するためのコントローラであって、コントローラが、第1の可逆的なコネクタ部分を介して、圧迫ガーメントに選択的に接続可能であり、コントローラが、
第1の可逆的なコネクタ部分に流体流を提供するための流体ソースであって、第1の可逆的なコネクタは、圧迫ガーメントの第2のコネクタ部分に可逆的に接続されるように構成されており、圧迫ガーメントは、複数のブラダと、複数のブラダと流体連通する複数のガーメントチューブと、複数のガーメントチューブと流体連通する第2の可逆的なコネクタ部分と、を含み、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能である、流体ソース、を備え、
複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第1の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流チャネルを形成するように、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分の各々の中に延在し、
第1のコネクタ部分中及び第2のコネクタ部分中の複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第2の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成し、
複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第1の配向において接続されるときに、第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通され、複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブと、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第2の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通される、コントローラ。
【0124】
条項36:第1のコネクタ部分は、第2のコネクタ部分に直接的に可逆的に接続されるように構成されたコントローラ側コネクタ部分である、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0125】
条項37:モニタは、第1のコントローラ配管端部において流体流のソースと選択的に連通し、第1のコントローラ配管端部の反対側に第2のコントローラ配管端部を有する、複数のコントローラチューブを更に備え、第1のコネクタは、第2のコントローラ配管端部に接続され、第2のコントローラ配管端部との流体連通を提供する、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0126】
条項38:第1のコネクタ部分は、コントローラ側コネクタ部分であり、コントローラ側コネクタ部分は、延長部材は接続されるように構成されており、延長部材は、第2のコネクタ部分に接続するように、かつコントローラと圧迫ガーメントとの間に流体連通を提供するように構成される、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0127】
条項39:第1のコネクタ部分は、雌コネクタ部分であり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
第2のコネクタ部分は、雄コネクタ部分であり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0128】
条項40:雌コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、雄コネクタ部分の外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁よりも剛性である材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0129】
条項41:雌コネクタは、一体構造であり、かつ雌コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を含む、封止部材を備える、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0130】
条項42:雌コネクタは、雄コネクタ部分の係合部分を摺動的に受容するように構成された第1の係合部分を備える、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0131】
条項43:雌コネクタの同心壁及び雄コネクタの同心壁は、雄コネクタが、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタと摺動的に係合されるときに、外側チャンバ、中間チャンバ、及び内側チャンバを形成する、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0132】
条項44:外側チャンバのための流体流通路は、外側同心壁に形成されており、中間チャンバのための流体流通路は、雄コネクタ及び雌コネクタの両方の中間同心壁に形成されている、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0133】
条項45:第1の配向において、外側チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、中間チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、第2の配向において、外側チャンバの流体流通路及び中間チャンバの流体流通路は、オフセットされている、上記条項のいずれかに記載のコントローラ。
【0134】
条項46:患者の肢に圧迫治療を適用するためのシステムであって、
患者の肢の周りに位置決め可能であり、可逆的なコネクタを介した膨張のためにコントローラによって選択的に係合可能かつ動作可能な圧迫ガーメントであって、
複数のブラダと、
圧迫ガーメント配管であって、第1の圧迫ガーメント配管端部において複数のブラダと流体連通し、かつ第1の圧迫ガーメント配管端部の反対側に第2の圧迫ガーメント配管端部を有する、複数のガーメントチューブを備える、圧迫ガーメント配管と、
第2の圧迫ガーメント配管端部に位置する第1のコネクタ部分と、を備える、圧迫ガーメント、を備え、
コントローラは、
第1のコントローラ配管端部において流体流のソースと選択的に連通する複数のコントローラチューブを有し、かつ第1のコントローラ配管端部の反対側に第2のコントローラ配管端部を有する、コントローラ配管を介して、流体流のソースとの連通を制御し、
第2のコントローラ配管端部に位置する第2のコネクタ部分と、を備え、
第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能であり、
複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第1の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流チャネルを形成するように、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分の各々の中に延在し、
第1のコネクタ部分中及び第2のコネクタ部分中の複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第2の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成し、
複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第1の配向において接続されるときに、第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通され、複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブと、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第2の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通される、システム。
【0135】
条項47:コントローラ配管は、第1のコントローラ配管端部において第3のコネクタを有し、圧迫ガーメントは、第2のコネクタ部分及び第3のコネクタ部分のうちの少なくとも一方を介して、コントローラから接続可能又は接続解除可能である、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0136】
条項48:コントローラは、モニタ側接続部分を備え、第3のコネクタは、コントローラ側接続部分に接続するように、かつコントローラとコントローラ配管との間に流体連通を提供するように構成されており、第3のコネクタ部分及びコントローラ側コネクタ部分は、共に選択的に可逆的に接続可能であり、第2のコネクタ部分及び第1のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、共に選択的に可逆的に接続可能である、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0137】
条項49:複数の流体流通路は、第3のコネクタ部分が、第1の配向において、モニタ側コネクタ部分に結合されるときに、第3の流体流通路を形成するように、コントローラ側接続部分及び第3のコネクタ部分の各々の中に延在し、
第3のコネクタ部分中及びコントローラ側接続部分中の複数の流体流通路は、第3のコネクタ部分が、第2の配向において、モニタ側コネクタ部分に結合されるときに、協働して第4の流体流チャネルを形成し、
コントローラ側接続部分中の複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と複数のコントローラ配管通路のうちの第1のコントローラ配管通路との間の流体流は、第3のコネクタ部分及びモニタ側接続部分が、第1の配向において接続されるときに、第3の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向に連通し、コントローラ側接続部分中の複数の流体流通路のうちの第1の流体流通路と、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第3のコネクタ部分及びモニタ側コネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第4の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向に連通される、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0138】
条項50:第1のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
第2のコネクタ部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0139】
条項51:雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、可撓性材料から作製されており、雄コネクタ部分の本体は、剛性材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0140】
条項52:雌コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁よりも剛性である材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0141】
条項53:雄コネクタは、一体構造であり、かつ雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を含む、封止部材を備える、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0142】
条項54:雄コネクタは、雌コネクタ係合部分中に摺動的に受容されるように構成された第1の係合部分を備える、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0143】
条項55:雄コネクタの同心壁及び雌コネクタの同心壁は、雄コネクタが、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタと摺動的に係合されるときに、外側チャンバ、中間チャンバ、及び内側チャンバを形成する、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0144】
条項56:外側チャンバのための流体流通路は、外側同心壁に形成されており、中間チャンバのための流体流通路は、雄コネクタ及び雌コネクタの両方の中間同心壁に形成されている、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0145】
条項57:第1の配向において、外側チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、中間チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、第2の配向において、外側チャンバの流体流通路及び中間チャンバの流体流通路は、オフセットされている、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0146】
条項58:雄コネクタは、基部を更に備え、同心壁の各々は、第1の側部上で基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で基部から延在し、第1の側部及び第2の側部は、互いに反対であり、3つの入口の各々は、雄コネクタの対応する流体流通路と流体接続しており、
雌コネクタは、基部を更に備え、同心壁の各々は、第1の側部上で基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で基部から延在し、第1の側部及び第2の側部は、他方の反対であり、3つの入口の各々は、雌コネクタの対応する流体流通路と流体接続している、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0147】
条項59:雄コネクタ及び雌コネクタの両方の3つの入口の各々は、3つの入口の各々の外側縁部の上でチューブを受容するように適合されている、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0148】
条項60:雄コネクタは、チャンバを介して、雌コネクタに流体を提供する、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0149】
条項61:第3のコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
モニタ側接続部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれかに記載のシステム。
【0150】
条項62:圧迫ガーメントと圧迫ガーメントの膨張ブラダのためのコントローラとの間に選択的に係合可能な流体連通を提供するためのアダプタであって、アダプタが、
コントローラからアダプタへの流体連通を提供するように構成された第1の非可逆的なコネクタであって、コントローラは、第1のアダプタ配管端部において流体流のソースと選択的に連通する複数のチューブを有し、かつ第1のアダプタ配管端部の反対側に第2のアダプタ配管端部を有する、アダプタ配管を介して、流体流のソースとの連通を制御する、第1の非可逆的なコネクタ、を備え、アダプタ配管は、第2のアダプタ配管端部に位置する第1の可逆的なコネクタ部分を有し、第1のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、第2の可逆的な接続部分に選択的に可逆的に接続可能であり、第2の可逆的な接続部分は、第1の圧迫ガーメント配管端部において複数のブラダと流体連通し、かつ第1の圧迫ガーメント配管端部の反対側に第2の圧迫ガーメント配管端部を有する、複数のガーメントチューブを介して、圧迫ガーメントのブラダとの流体連通を提供し、第2の可逆的な接続部分は、第2のガーメント配管端部にあり、
複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第1の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流チャネルを形成するように、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分の各々の中に延在し、
第1のコネクタ部分中及び第2のコネクタ部分中の複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第2の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成し、
複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第1の配向において接続されるときに、第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通され、複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブと、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第2の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通される、アダプタ。
【0151】
条項63:第1の可逆的なコネクタ部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
第2の可逆的なコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0152】
条項64:雌コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁よりも剛性である材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0153】
条項65:雄コネクタは、一体構造であり、かつ雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を含む、封止部材を備える、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0154】
条項66:雌コネクタは、雄コネクタ係合部分を摺動的に受容するように構成された第1の係合部分を備える、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0155】
条項67:雄コネクタの同心壁及び雌コネクタの同心壁は、雄コネクタが、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタと摺動的に係合されるときに、外側チャンバ、中間チャンバ、及び内側チャンバを形成するように構成される、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0156】
条項68:外側チャンバのための流体流通路は、外側同心壁に形成されており、中間チャンバのための流体流通路は、雄コネクタ及び雌コネクタの両方の中間同心壁に形成されている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0157】
条項69:第1の配向において、外側チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、中間チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、第2の配向において、外側チャンバの流体流通路及び中間チャンバの流体流通路は、オフセットされている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0158】
条項70:雌コネクタは、基部を更に備え、同心壁の各々は、第1の側部上で基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で基部から延在し、第1の側部及び第2の側部は、他方の反対であり、3つの入口の各々は、雌コネクタの対応する流体流通路と流体接続している、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0159】
条項71:第1の非可逆的なコネクタ部分は、基部及び基部から延在する3つの入口を更に備え、3つの入口の各々は、雌コネクタ部分の対応する流体流通路と流体接続しており、雌コネクタ部分及び第1の非可逆的な接続部分の両方の3つの入口の各々は、3つの入口の各々の外側縁部の上でチューブを受容するように適合されている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0160】
条項72:雄コネクタは、チャンバを介して、雌コネクタに流体を提供する、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0161】
条項73:圧迫ガーメントと圧迫ガーメントの膨張ブラダのためのコントローラとの間に選択的に係合可能な流体連通を提供するためのアダプタであって、アダプタが、アダプタを介して、圧迫ガーメントからコントローラへの流体連通を提供するように構成された第1の非可逆的なコネクタであって、コントローラは、第1のアダプタ配管端部において流体流のソースと選択的に連通する複数のチューブを有し、かつ第1のアダプタ配管端部の反対側に第2のアダプタ配管端部を有する、アダプタ配管を介して、流体流のソースとの連通を制御する、第1の非可逆的なコネクタと、を備え、
アダプタ配管は、第2のアダプタ配管端部に位置する非可逆的な接続部分と、第2の可逆的な接続部分に選択的に可逆的に接続可能な第1のアダプタ配管端部における第1の可逆的なコネクタ部分と、を有し、第1のコネクタ部分は、可逆的なコネクタを形成するように、第2の可逆的な接続部分に選択的に可逆的に接続可能であり、第2の可逆的な接続部分は、コントローラと流体連通するコントローラチューブを介して、コントローラとの流体連通を提供し、
複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第1の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、第1の流体流チャネルを形成するように、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分の各々の中に延在し、
第1のコネクタ部分中及び第2のコネクタ部分中の複数の流体流通路は、第1のコネクタ部分が、第2の配向において、第2のコネクタ部分に結合されるときに、協働して第2の流体流チャネルを形成し、
複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブとの間の流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第1の配向において接続されるときに、第1の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通され、複数の圧迫ガーメントチューブのうちの第1の圧迫ガーメントチューブと、複数のコントローラチューブのうちの第1のコントローラチューブと、を通る流体流は、第1のコネクタ部分及び第2のコネクタ部分が、第2の配向において接続されるときに、第2の流体流チャネルを介して、第1の流体流方向において連通される、アダプタ。
【0162】
条項74:第1の可逆的なコネクタ部分は、雄コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
第2の可逆的なコネクタ部分は、雌コネクタであり、かつ外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を備え、同心壁の各々は、対応する流体流通路を有し、
雄コネクタの同心壁の各々は、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタの対応する同心壁と摺動的に係合するように、かつ流体が、第1の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように、かつ流体が、第2の配向において、雄コネクタの流体流通路の各々から雌コネクタの対応する流体流通路に流れることを可能にするように適合されており、雌コネクタの流体流通路のうちの2つにおける流体流は、第1の配向と比較して、第2の配向において異なる、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0163】
条項75:雄アダプタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、雄アダプタのハウジングよりも剛性である材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0164】
条項76:雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁は、雌コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁よりも剛性である材料から作製されている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0165】
条項77:雄コネクタは、一体構造であり、かつ雄コネクタの外側同心壁、中間同心壁、及び内側同心壁を含む、封止部材を備える、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0166】
条項78:雄コネクタは、雌コネクタ係合部分によって摺動的に受容されるように構成された第1の係合部分を備える、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0167】
条項79:雌コネクタの同心壁及び雄コネクタの同心壁は、雄コネクタが、第1の配向において、及び第2の配向において、雌コネクタと摺動的に係合されるときに、外側チャンバ、中間チャンバ、及び内側チャンバを形成するように構成されている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0168】
条項80:外側チャンバのための流体流通路は、外側同心壁に形成されており、中間チャンバのための流体流通路は、雄コネクタ及び雌コネクタの両方の中間同心壁に形成されている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0169】
条項81:第1の配向において、外側チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、中間チャンバの流体流通路は、実質的に整列し、第2の配向において、外側チャンバの流体流通路及び中間チャンバの流体流通路は、オフセットされている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0170】
条項82:雄コネクタは、基部を更に備え、同心壁の各々は、第1の側部上で基部から延在し、3つの入口は、第2の側部上で基部から延在し、第1の側部及び第2の側部は、他方の反対であり、3つの入口の各々は、雌コネクタの対応する流体流通路と流体接続している、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0171】
条項83:第1の非可逆的なコネクタ部分は、基部及び基部から延在する3つの入口を更に備え、3つの入口の各々は、雄コネクタ部分の対応する流体流通路と流体接続しており、雌コネクタ部分及び第1の非可逆的なコネクタ部分の両方の3つの入口の各々は、3つの入口の各々の外側縁部の上でチューブを受容するように適合されている、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0172】
条項84:雌コネクタは、チャンバを介して、雄コネクタに流体を提供する、上記条項のいずれかに記載のアダプタ。
【0173】
上記の記載は、当業者が本明細書に記載の様々な態様を実施することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般的な原理は、他の態様に適用され得る。このため、特許請求の範囲は、本明細書で例解される態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する全範囲が与えられるものであり、単数形の要素への言及は、具体的に明記しない限り、「唯一の(one and only one)」を意味するものではなく、「1つ以上の(one or more)」を意味することを意図するものである。具体的に明記しない限り、「いくつか(some)」という用語は、1つ以上を指す。「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」、並びに「A、B、C、又はそれらの任意の組み合わせ」などの組み合わせは、A、B、及び/又はCの任意の組み合わせを含み、Aの倍数、Bの倍数、又はCの倍数を含み得る。具体的には、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」、並びに「A、B、C、又はそれらの任意の組み合わせ」などの組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びB、A及びC、B及びC、又はA及びB及びCであり得、任意のそのような組み合わせは、A、B、又はCの1つ以上のメンバを含有し得る。当業者に既知である、又は後に既知になる、本開示全体を通して記載される様々な態様の要素の全ての構造的及び機能的等価物は、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。更に、本明細書で開示されるものはいずれも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に捧げられることを意図していない。特許請求されない要素は、その要素が「のための手段」という句を使用して明示的に詳述されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
【0174】
様々な態様又は機構が、いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含み得るシステムに関して提示されることを、当業者には理解されたい。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含み得、及び/又は図に関連して考察された、デバイス、構成要素、モジュールなどの全てを含まないこともあることを理解及び諒解されたい。
【0175】
本開示の上記の記載は、当業者が本開示を作成又は使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義される共通の原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。更に、記載される態様及び/又は実施形態の要素は、単数形で記載又は特許請求され得るが、単数形への限定が明示的に述べられない限り、複数形が企図される。追加的に、任意の態様及び/又は実施形態の全て又は一部は、特に明記しない限り、任意の他の態様及び/又は実施形態の全て又は一部と共に利用され得る。したがって、本開示は、本明細書で記載する実施例及び設計に限定されるべきではなく、本明細書で開示された原理及び新規の機構と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。