(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-17
(45)【発行日】2024-05-27
(54)【発明の名称】燃焼装置、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法
(51)【国際特許分類】
F23Q 3/00 20060101AFI20240520BHJP
F23D 1/00 20060101ALI20240520BHJP
【FI】
F23Q3/00 102Z
F23Q3/00 610C
F23D1/00 Z
(21)【出願番号】P 2023128658
(22)【出願日】2023-08-07
【審査請求日】2023-08-07
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100172524
【氏名又は名称】長田 大輔
(72)【発明者】
【氏名】三村 匠
(72)【発明者】
【氏名】濱▲崎▼ 慎也
(72)【発明者】
【氏名】下之門 智史
(72)【発明者】
【氏名】松尾 啓介
【審査官】大谷 光司
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第08747102(US,B2)
【文献】実開昭49-097431(JP,U)
【文献】米国特許第04949705(US,A)
【文献】実開昭52-114322(JP,U)
【文献】特開昭58-085017(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F23D1/00,11/00-11/46
F23Q3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置であって、
前記火炉に面して配置されるノズル部と、
前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、
前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する点火部と、
前記バーナ部および前記点火部を収容するケーシング部と、を備え、
前記点火部は、
先端部から着火源を発生するとともに
前記先端部が棒状に形成されるイグナイタと、
前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、
前記先端部が前記火炉に突出した状態で前記イグナイタを収容する前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、
前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、を有する燃焼装置。
【請求項2】
前記ノズル部は、揺動軸回りに揺動可能に前記ケーシング部に取り付けられており、
前記支持機構は、
前記固定部に取り付けられる本体部と、
前記ガイドパイプを支持する支持部と、を有し、
前記支持部は、前記本体部の前記火炉側の端部に前記揺動軸回りに揺動可能に取り付けられている請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項3】
前記支持機構は、
前記ケーシング部に設置されるとともに前記本体部が前記ノズル部に近づく方向または前記ノズル部から離間する方向に移動可能となるように前記本体部の鉛直方向の下方側を支持する支持レールを有する請求項2に記載の燃焼装置。
【請求項4】
前記ノズル部は、前記ガイドパイプの前記先端部が挿入されるとともに前記ノズル部に対して前記先端部を保持する保持部を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃焼装置。
【請求項5】
前記保持部の鉛直方向の下方には、前記ガイドパイプに沿って延びるとともに前記イグナイタの前記先端部よりも幅広のスリットが形成されている請求項4に記載の燃焼装置。
【請求項6】
前記固定部は、前記ケーシング部に取り付けられた取付部に対して締結具により着脱可能に固定される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃焼装置。
【請求項7】
火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置から前記燃料に点火する点火部を取り外す点火部取り外し方法であって、
前記燃焼装置は、
前記火炉に面して配置されるノズル部と、
前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、
前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する前記点火部と、
前記バーナ部および前記点火部を収容するケーシング部と、を備え、
前記点火部は、
先端部から着火源を発生するとともに
前記先端部が棒状に形成されるイグナイタと、
前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、
前記先端部が前記火炉に突出した状態で前記イグナイタを収容する前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、
前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、有し、
前記固定部が前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に固定する固定状態を解除する解除工程と、
前記固定状態が解除された前記点火部を前記ケーシング部から取り外す取り外し工程と、を備える点火部取り外し方法。
【請求項8】
火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置に前記燃料に点火する点火部を取り付ける点火部取り付け方法であって、
前記燃焼装置は、
前記火炉に面して配置されるとともに揺動軸回りに揺動可能にケーシング部に取り付けられるノズル部と、
前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、
前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する前記点火部と、
前記バーナ部および前記点火部を収容する前記ケーシング部と、を備え、
前記点火部は、
先端部から着火源を発生するとともに
前記先端部が棒状に形成されるイグナイタと、
前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、
前記先端部が前記火炉に突出した状態で前記イグナイタを収容する前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、
前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、有し、
前記支持機構は、
前記固定部に取り付けられる本体部と、
前記ガイドパイプを支持する支持部と、を有し、
前記支持部は、前記本体部の前記火炉側の端部に前記揺動軸回りに揺動可能に取り付けられており、
前記ガイドパイプに直線状に延びる棒状部材を挿入する工程と、
前記棒状部材が前記ガイドパイプに挿入された前記点火部を前記ケーシング部に挿入する工程と、
前記固定部により前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に固定して固定状態とする工程と、
前記ガイドパイプから前記棒状部材を取り外す工程と、
前記ガイドパイプに前記イグナイタを挿入する工程と、を備える点火部取り付け方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃焼装置、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電気火花を発生させるイグナイタによってバーナに点火させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、イグナイタスリーブの内部にイグナイタロッドが装着され、イグナイタロッドの先端にイグナイタを配置することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バーナを含む燃焼装置が配置される火炉において、クリンカが火炉壁に付着し、その後に火炉壁から下方に落下する場合がある。特許文献1に開示される装置において、クリンカが火炉壁から落下して火炉に突出して配置されるイグナイタに接触すると、イグナイタが変形してイグナイタスリーブから引き抜くことができなくなる可能性がある。この場合、イグナイタ(特許文献1でイグナイタロッドにあたる部分を含める)をイグナイタスリーブから引き抜くことができないため、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を火炉内から行う必要があり、これらの作業が困難となってしまう。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、イグナイタが火炉内の落下物との接触等により変形した場合であっても、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を容易に行うことが可能な燃焼装置、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の燃焼装置および点火部取り外し方法は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る燃焼装置は、火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置であって、前記火炉に面して配置されるノズル部と、前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する点火部と、前記バーナ部および前記点火部を収容するケーシング部と、を備え、前記点火部は、先端部から着火源を発生するとともに前記先端部が棒状に形成されるイグナイタと、前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、前記先端部が前記火炉に突出した状態で前記イグナイタを収容する前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、を有する。
【0007】
本開示の一態様に係る点火部取り外し方法は、火炉に燃料を供給して燃焼させる燃焼装置から前記燃料に点火する点火部を取り外す点火部取り外し方法であって、前記燃焼装置は、前記火炉に面して配置されるノズル部と、前記ノズル部に取り付けられるとともに前記燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する前記点火部と、前記バーナ部および前記点火部を収容するケーシング部と、を備え、前記点火部は、先端部から着火源を発生するとともに前記先端部が棒状に形成されるイグナイタと、前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、前記先端部が前記火炉に突出した状態で前記イグナイタを収容する前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、有し、前記固定部が前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に固定する固定状態を解除する解除工程と、前記固定状態が解除された前記点火部を前記ケーシング部から取り外す取り外し工程と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、イグナイタが火炉内の落下物との接触等により変形した場合であっても、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を容易に行うことが可能な燃焼装置、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本開示の一実施形態に係る燃焼装置を示す正面図である。
【
図2】
図1に示す燃焼装置のA-A矢視断面図である。
【
図3】
図1に示す燃焼装置のB-B矢視部分断面図である。
【
図4】
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプの基端部を背部ケーシングに固定した固定状態を示す。
【
図5】
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプの基端部を背部ケーシングに固定しない解除状態を示す。
【
図6】
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプの基端部を背部ケーシングに固定しない解除状態を示す。
【
図7】
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、解除状態において点火部の一部をケーシング部の収容空間に挿入した状態を示す。
【
図8】
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、解除状態において点火部の一部をケーシング部の収容空間に挿入した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示の一実施形態に係る燃焼装置100、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る燃焼装置を示す正面図である。
図2は、
図1に示す燃焼装置100のA-A矢視断面図である。
図3は、
図1に示す燃焼装置100のB-B矢視断面図である。
【0011】
本実施形態の燃焼装置100は、火炉200に微粉燃料を供給して燃焼させるボイラが備える装置である。本実施形態のボイラは、例えば、石炭を粉砕した微粉炭を燃料として用いる。ボイラは、微粉炭を搬送用の一次空気とともに微粉炭バーナ(図示略)から噴出させて、燃焼用二次空気とともに微粉炭バーナにより燃焼させ、この燃焼により発生した熱を回収する。
【0012】
本実施形態の燃焼装置100は、ボイラの起動時等において、微粉炭バーナから噴射された微粉炭に着火して微粉炭バーナの安定した燃焼を生じさせるための点火用火炎、あるいは微粉炭バーナを点火する前に火炉200内の昇温を行う起動用火炎を形成する装置である。燃焼装置100は、火炉200に液体燃料(例えば、軽油、重油各種プロセス廃液、バイオマス由来の油(パーム油など)、液化アンモニア、及びこれらの混合燃料など)を供給して燃焼させる装置である。なお、燃焼装置100は、点火用火炎又は起動用火炎を発生するものに限定されず、例えば、微粉炭バーナの替わりにボイラの主燃料を燃焼させるものであってもよい。
【0013】
図1から
図3に示すように本実施形態の燃焼装置100は、ノズル部10と、油バーナ(バーナ部)20と、点火部30と、油バーナ20および点火部30を収容するケーシング部40と、を備える。
【0014】
ノズル部10は、先端開口部10aが火炉200に面して配置される部材である。
図2に示すように、ノズル部10は、水平方向HDの両端部において、一対の連結部材11により、揺動軸Y回りに揺動可能にケーシング部40に取り付けられている。
図3に示すように、ノズル部10は、ガイドパイプ32の先端部32bが挿入されるとともにノズル部10に対して先端部32bを保持する保持部12を有する。
【0015】
保持部12は、管状に形成される部材である。保持部12の鉛直方向VDの下方には、ガイドパイプ32に沿って延びるとともにイグナイタ31の先端部31aよりも幅広のスリット12aが形成されている。スリット12aは、イグナイタ31の先端部31aが鉛直方向VDの下方に向けて変形した状態で点火部30を燃焼装置100から取り外す際に、イグナイタ31の先端部31aを通過させるための間隙である。
【0016】
油バーナ20は、ノズル部10に取り付けられるとともに液体燃料を噴射して火炉200内で燃焼させることにより、微粉炭バーナの安定した燃焼を生じさせるための点火用火炎を形成する装置である。油バーナ20は、軸線Xに沿って延びるように形成される。油バーナ20の火炉200側の先端部21はノズル部10に固定され、油バーナ20の基端部22はケーシング部40の背部ケーシング43に固定される。
【0017】
点火部30は、油バーナ20から噴射された液体燃料に点火する装置である。
図3に示すように、点火部30は、イグナイタ31と、ガイドパイプ32と、フランジ部(固定部)33と、支持機構34(の一部部材)と、を有する。
【0018】
イグナイタ31は、先端部31aから着火源を発生させるとともに棒状に形成される部材である。イグナイタ31は、電圧発生装置(図示略)から供給される電圧で連続的または間欠的に放電する。イグナイタ31からの放電により形成される電気火花(スパーク)が着火源となり、油バーナ20から噴射された液体燃料に着火する。その後、油バーナの火炎が微粉炭バーナから噴射された微粉炭に着火する。なお、着火源として、放電による電気火花ではなく、プラズマを発生させることで着火源としてもよい。
【0019】
ガイドパイプ32は、イグナイタ31を内部で進退可能に収容する管状部材である。ガイドパイプ32は、少なくとも一部が可撓性を有する構造(例えば、フレキシブルチューブ)によって形成されている。ガイドパイプ32は、可撓性を有するため、ノズル部10が揺動軸Yに沿って揺動する際のノズル部10の角度に応じて変形する。
【0020】
フランジ部(固定部)33は、ガイドパイプ32の基端部32aをケーシングに着脱可能に固定する部材である。ケーシング部40の背部ケーシング43には、フランジ部(取付部)43aが取り付けられている。フランジ部33をフランジ部43aに接触させ、フランジ部33およびフランジ部43aの双方に形成される貫通穴に締結ボルト(締結具)33aを挿入して締結ナット(締結具)33bを締結することにより、フランジ部33およびフランジ部43aが一体となる。
【0021】
フランジ部33は、締結ボルト(締結具)33aおよび締結ナット(締結具)33bにより、ガイドパイプ32の基端部32aを背部ケーシング43に着脱可能に固定する。なお、
図3などに示すように、ガイドパイプ32の基端部32aとは、ガイドパイプ32の先端部32bと逆側の端部近傍である。必ずしもガイドパイプ32の端部を背部ケーシング43に固定する必要はなく、ガイドパイプ32の端部近傍を固定できればよい。
【0022】
支持機構34は、フランジ部33に取り付けられるとともにガイドパイプ32の火炉200側の先端部32bを支持する機構である。支持機構34は、フランジ部33に取り付けられる本体部34aと、ガイドパイプ32を支持する支持部34bと、支持レール34cと、脚部34dと、を有する。支持部34bは、本体部34aの火炉200側の端部に揺動軸Y回りに揺動可能に取り付けられている。
【0023】
本体部34aは、支持レール34cに支持される第1部材34a1と、第1部材34a1の火炉200側の端部に配置される第2部材34a2と、を有する。第2部材34a2の火炉200側の端部は、支持部34bを揺動軸Y回りに揺動可能に保持する。
【0024】
支持レール34cは、ケーシング部40の下部ケーシング45に設置されるとともに本体部34aが軸線Xに沿ってノズル部10に近づく方向またはノズル部10から離間する方向に移動可能となるように本体部34aの鉛直方向VDの下方側を支持する部材である。ガイドパイプ32を挟むように軸線Xに沿って一対の支持レール34cが配置される。支持レール34cは、鉛直方向VDに沿って延びる脚部34dを介して下部ケーシング45に設置される。
【0025】
本体部34aの第1部材34a1には、脱落防止部材34a1Aが溶接等により接合されている。
図3に示すように、一対の支持レール34cを軸線Xに直交する水平方向HDに沿って挟むように、一対の脱落防止部材34a1Aが、軸線Xに沿って間隔を空けて2箇所に設置されている。
図4に示すように、脱落防止部材34a1Aは、第1部材34a1が支持レール34cに支持される面よりも下方に向けて突出するように配置される。一対の脱落防止部材34a1Aは、水平方向HDに沿って一対の支持レール34cを挟むことにより、一対の第1部材34a1が一対の支持レール34cから脱落しないように案内する部材である。
【0026】
ケーシング部40は、油バーナ20および点火部30を収容する収容空間ASを形成する部材である。ケーシング部40は、側部ケーシング41と、側部ケーシング42と、背部ケーシング43と、上部ケーシング44と、下部ケーシング45と、を有する。
【0027】
次に、本実施形態の点火部30を燃焼装置100から取り外す点火部取り外し方法について説明する。
図4は、
図1に示す燃焼装置100のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプ32の基端部32aを背部ケーシング43に固定した固定状態を示す。
図5は、
図1に示す燃焼装置のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプ32の基端部32aを背部ケーシング43に固定しない解除状態を示す。
図6は、
図1に示す燃焼装置100のC-C矢視部分断面図であり、ガイドパイプ32の基端部32aを背部ケーシング43に固定しない解除状態を示す。
【0028】
図4に示すように、イグナイタ31の先端部31aが火炉200に突出した状態で、クリンカ等の落下物が鉛直方向VDの上方から落下してイグナイタ31の先端部31aに接触すると、イグナイタ31の先端部31aが実線で示すように鉛直方向VDの下方に向けて変形する。この場合、イグナイタ31をガイドパイプ32から引き抜こうとしても、イグナイタ31の先端部31aがガイドパイプ32の火炉200側の端部に引っ掛かるため引き抜くことができない。
【0029】
図4に示す固定状態の燃焼装置100において、作業者は、フランジ部33がガイドパイプ32の基端部32aをケーシング部40の背部ケーシング43に固定する固定状態を解除する(解除工程)。作業者は、締結ボルト33aに締結ナット33bが締結された状態を解除し、フランジ部33がフランジ部43aに固定されない状態とする。
【0030】
作業者は、フランジ部33がガイドパイプ32の基端部32aをケーシング部40の背部ケーシング43に固定する固定状態を解除した後、固定状態が解除された点火部30をケーシング部40から取り外す(取り外し工程)。
図5および
図6に示すように、点火部30は、イグナイタ31と、ガイドパイプ32と、フランジ部33と、支持機構34の本体部34aと支持部34b(支持機構34の支持レール34cおよび脚部34dを除く)とが一体となって取り外すことができる。
【0031】
そのため、作業者が点火部30を背部ケーシング43から遠ざかる方向に軸線Xに沿って引き抜くと、
図5に示す状態となる。
図5に示す状態は、イグナイタ31の先端部31aが保持部12のスリット12aを通過する状態を示す。
図5に示すように、イグナイタ31の先端部31aが鉛直方向VDの下方に向けて変形しているが、イグナイタ31の先端部31aがスリット12aを通過する。
【0032】
作業者が点火部30を背部ケーシング43から遠ざかる方向に軸線Xに沿って更に引き抜くと、
図6に示す状態となる。
図6は、支持機構34がフランジ部43aを通過する状態を示す。作業者が点火部30を背部ケーシング43から遠ざかる方向に軸線Xに沿って更に引き抜くと、点火部30の全てがケーシング部40の収容空間ASから取り外された状態となる。以上の点火部取り外し方法により、点火部30が燃焼装置100から取り外される。
【0033】
次に、本実施形態の点火部30を燃焼装置100に取り付ける点火部取り付け方法について説明する。
図7は、
図1に示す燃焼装置100のC-C矢視部分断面図であり、解除状態において点火部30の一部をケーシング部40の収容空間ASに挿入した状態を示す。
図8は、
図1に示す燃焼装置100のC-C矢視部分断面図であり、解除状態において点火部30の一部をケーシング部40の収容空間ASに挿入した状態を示す。
【0034】
作業者は、点火部30の全てがケーシング部40の収容空間ASから取り外された状態で、ガイドパイプ32からイグナイタ31を取り外す。その後、作業者は、ガイドパイプ32に直線状に延びる棒状部材35を挿入し、ガイドパイプ32の先端部32bから棒状部材35を突出させる。
【0035】
作業者は、棒状部材35がガイドパイプ32に挿入された状態で点火部30をケーシング部40の収容空間ASに挿入し、
図7に示す状態とする。その後、作業者は、支持機構34の本体部34aの鉛直方向VDの下方側が支持レール34cにより支持される状態とし、点火部30がノズル部10へ近づくようにケーシング部40の収容空間ASへ更に挿入して
図8に示す状態とする。
図8に示すように、棒状部材35が直線状に形成されているため、棒状部材35の先端が保持部12に容易に挿入でき、ガイドパイプ32の先端部32bが保持部12に挿入可能な状態に位置決めされる。
【0036】
作業者は、フランジ部33とフランジ部43aとが接触するまで点火部30を収容空間ASに挿入する。その後、作業者は、フランジ部33およびフランジ部43aの貫通穴に締結ボルト33aを挿入し、締結ボルト33aに締結ナット33bを締結し、フランジ部33がフランジ部43aに固定して固定状態とする。
【0037】
作業者は、ガイドパイプ32の基端部32aがケーシング部40の背部ケーシング43に固定された状態で、ガイドパイプ32から棒状部材35を引き抜いて取り外す。その後、作業者は、ガイドパイプ32にイグナイタ31を挿入し、
図4に示す状態とする。以上の点火部取り付け方法により、点火部30が燃焼装置100に取り付けられる。
【0038】
以上で説明した本実施形態の燃焼装置100によれば、以下の作用および効果を奏する。
本実施形態の燃焼装置100によれば、可撓性を有するガイドパイプ32に棒状に形成されるイグナイタ31が収容され、ガイドパイプ32の火炉200側の先端部32bが支持機構34により支持される。支持機構34は、ガイドパイプ32の基端部32aをケーシング部40に着脱可能に固定するフランジ部33に取り付けられる。フランジ部33がガイドパイプ32の基端部32aをケーシング部40に固定する固定状態を解除することにより、フランジ部33とフランジ部33に取り付けられた支持機構34と支持機構34により支持されるガイドパイプ32とが一体となった点火部30をケーシング部40から容易に取り外すことができる。
【0039】
本実施形態の燃焼装置100によれば、イグナイタ31が収容されるガイドパイプ32をケーシング部40から取り外すことができるため、イグナイタ31が変形してガイドパイプ32から引き抜くことができない状態であっても、イグナイタ31をケーシング部40から取り外すことができる。そのため、イグナイタ31が火炉200内の落下物(クリンカ等)との接触により変形した場合であっても、イグナイタ31の点検、修理、交換等の作業を容易に行うことができる。
【0040】
本実施形態の燃焼装置100によれば、ノズル部10が揺動軸Y回りに揺動可能にケーシング部40に取り付けられているため、油バーナ20から火炉200へ燃料を噴射する方向を任意の方向に切り替えることができる。また、支持機構34において、可撓性を有するガイドパイプ32を支持する支持部34bが本体部34aに対して揺動軸Y回りに揺動可能に取り付けられている。そのため、ノズル部10の揺動角度の変動に応じて支持部34bの揺動角度を追従させ、支持部34bがガイドパイプ32を支持する状態を適切に維持することができる。
【0041】
本実施形態の燃焼装置100によれば、支持機構34の本体部34aの鉛直方向VDの下方側が支持レール34cにより支持されるため、フランジ部33がガイドパイプ32の基端部32aをケーシング部40に固定する固定状態を解除して点火部30をケーシング部40から取り外す際に、点火部30をノズル部10から離間する方向に容易に移動させることができる。
【0042】
本実施形態の燃焼装置100によれば、ガイドパイプ32の先端部32bが保持部12により保持されるため、ノズル部10に対するイグナイタ31の相対的な位置を確実に固定して安定した点火性能を発揮することができる。
【0043】
本実施形態の燃焼装置100によれば、保持部12の鉛直方向VDの下方にイグナイタ31の先端部31aよりも幅広のスリット12aが形成されている。そのため、イグナイタ31が火炉200内の落下物との接触により変形した場合であっても、イグナイタ31の変形した先端部31aがスリット12aを通過することができ、点火部30をケーシング部40から容易に取り外すことができる。
【0044】
本実施形態の燃焼装置100によれば、締結ボルト33aおよび締結ナット33bを用いて、フランジ部33によりガイドパイプ32の基端部32aがケーシング部40に固定される固定状態と、固定状態が解除された解除状態とを容易に切り替えることができる。
【0045】
以上説明した各実施形態に記載の燃焼装置100、点火部取り外し方法および点火部取り付け方法は、例えば以下のように把握される。
本開示の第1態様に係る燃焼装置は、火炉に燃料を供給して燃焼させるとともにケーシング部(40)に固定される燃焼装置(100)であって、前記火炉に面して配置されるノズル部(10)と、前記ノズル部に取り付けられるとともに燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部(20)と、前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する点火部(30)と、を備え、前記点火部は、先端部(31a)から着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタ(31)と、前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプ(32)と、前記ガイドパイプの基端部(32a)を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部(33a)と、前記固定部に取り付けられるとともに前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部(32b)を支持する支持機構(34)と、を有する。
【0046】
本開示の第1態様に係る燃焼装置によれば、可撓性を有するガイドパイプに棒状に形成されるイグナイタが収容され、ガイドパイプの火炉側の先端部が支持機構により支持される。支持機構は、ガイドパイプの基端部をケーシング部に着脱可能に固定する固定部に取り付けられる。固定部がガイドパイプの基端部をケーシング部に固定する固定状態を解除することにより、固定部と固定部に取り付けられた支持機構と支持機構により支持されるガイドパイプとが一体となった点火部をケーシング部から容易に取り外すことができる。
【0047】
本開示の第1態様に係る燃焼装置によれば、イグナイタが収容されるガイドパイプをケーシング部から取り外すことができるため、イグナイタが変形してガイドパイプから引き抜くことができない状態であっても、イグナイタをケーシング部から取り外すことができる。そのため、イグナイタが火炉内の落下物との接触により変形した場合であっても、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を容易に行うことができる。
【0048】
本開示の第2態様に係る燃焼装置は、第1態様において、更に以下の構成を備える。すなわち、前記ノズル部は、揺動軸(Y)回りに揺動可能に前記ケーシング部に取り付けられており、前記支持機構は、前記固定部に取り付けられる本体部(34a)と、前記ガイドパイプを支持する支持部(34b)と、を有し、前記支持部は、前記本体部の前記火炉側の端部に前記揺動軸回りに揺動可能に取り付けられている。
【0049】
本開示の第2態様に係る燃焼装置によれば、ノズル部が揺動軸回りに揺動可能にケーシング部に取り付けられているため、バーナ部から火炉へ燃料を噴射する方向を任意の方向に切り替えることができる。また、支持機構において、ガイドパイプを支持する支持部が本体部に対して揺動軸回りに揺動可能に取り付けられている。そのため、ノズル部の揺動角度の変動に応じて支持部の揺動角度を追従させ、支持部がガイドパイプを支持する状態を適切に維持することができる。
【0050】
本開示の第3態様に係る燃焼装置によれば、前記支持機構は、前記ケーシング部に設置されるとともに前記本体部が水平方向に沿って前記ノズル部に近づく方向または前記ノズル部から離間する方向に移動可能となるように前記本体部の鉛直方向の下方側を支持する支持レール(34c)を有する。
【0051】
本開示の第3態様に係る燃焼装置によれば、支持機構の本体部の鉛直方向の下方側が支持レールにより支持されるため、固定部がガイドパイプの基端部をケーシング部に固定する固定状態を解除して点火部をケーシング部から取り外す際に、点火部をノズル部から離間する方向に容易に移動させることができる。
【0052】
本開示の第4態様に係る燃焼装置は、第1態様から第3態様のいずれかにおいて、更に以下の構成を備える。すなわち、前記ノズル部は、前記ガイドパイプの前記先端部が挿入されるとともに前記ノズル部に対して前記先端部を保持する保持部(12)を有する。
【0053】
本開示の第4態様に係る燃焼装置によれば、ガイドパイプの先端部が保持部により保持されるため、ノズル部に対するイグナイタの相対的な位置を確実に固定して安定した点火性能を発揮することができる。
【0054】
本開示の第5態様に係る燃焼装置は、第4態様において、更に以下の構成を備える。すなわち、前記保持部の鉛直方向の下方には、前記ガイドパイプに沿って延びるとともに前記イグナイタの前記先端部よりも幅広のスリット(12a)が形成されている。
【0055】
本開示の第5態様に係る燃焼装置によれば、保持部の鉛直方向の下方にイグナイタの先端部よりも幅広のスリットが形成されている。そのため、イグナイタが火炉内の落下物との接触により変形した場合であっても、イグナイタの変形した先端がスリットを通過するため、点火部をケーシング部から容易に取り外すことができる。
【0056】
本開示の第6態様に係る燃焼装置は、第1態様から第3態様のいずれかにおいて、更に以下の構成を備える。すなわち、前記固定部は、前記ケーシング部に取り付けられた取付部(43a)に対して締結具(33a,33b)により着脱可能に固定される。
【0057】
本開示の第6態様に係る燃焼装置によれば、締結具を用いて、固定部によりガイドパイプの基端部がケーシング部に固定される固定状態と、固定状態が解除された解除状態とを容易に切り替えることができる。
【0058】
本開示の第7態様に係る点火部取り外し方法は、火炉に燃料を供給して燃焼させるとともにケーシング部に固定される燃焼装置から燃料に点火する点火部を取り外す方法であって、前記燃焼装置は、前記火炉に面して配置されるノズル部と、前記ノズル部に取り付けられるとともに燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する前記点火部と、を備え、前記点火部は、先端部から着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタと、前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、前記固定部に取り付けられるとともに前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、有し、前記固定部が前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に固定する固定状態を解除する解除工程と、前記固定状態が解除された前記点火部を前記ケーシング部から取り外す取り外し工程と、を備える。
【0059】
本開示の第7態様に係る点火部取り外し方法によれば、可撓性を有するガイドパイプに棒状に形成されるイグナイタが収容され、ガイドパイプの火炉側の先端部が支持機構により支持される。支持機構は、ガイドパイプの基端部をケーシング部に着脱可能に固定する固定部に取り付けられる。解除工程で固定部がガイドパイプの基端部をケーシング部に固定する固定状態を解除し、取り外し工程で固定部と固定部に取り付けられた支持機構と支持機構により支持されるガイドパイプとが一体となった点火部をケーシング部から容易に取り外すことができる。
【0060】
本開示の第7態様に係る点火部取り外し方法によれば、イグナイタが収容されるガイドパイプをケーシング部から取り外すことができるため、イグナイタが変形してガイドパイプから引き抜くことができない状態であっても、イグナイタをケーシング部から取り外すことができる。そのため、イグナイタが火炉内の落下物との接触により変形した場合であっても、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を容易に行うことができる。
【0061】
本開示の第8態様に係る点火部取り付け方法は、火炉に燃料を供給して燃焼させるとともにケーシング部に固定される燃焼装置から燃料に点火する点火部を取り付ける方法であって、前記燃焼装置は、前記火炉に面して配置されるとともに揺動軸回りに揺動可能に前記ケーシング部に取り付けられるノズル部と、前記ノズル部に取り付けられるとともに燃料を噴射して前記火炉内で燃焼させるバーナ部と、前記バーナ部から噴射された前記燃料に点火する前記点火部と、を備え、前記点火部は、先端部から着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタと、前記イグナイタを進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプと、前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に着脱可能に固定する固定部と、前記固定部に取り付けられるとともに前記ガイドパイプの前記火炉側の先端部を支持する支持機構と、有し、前記支持機構は、前記固定部に取り付けられる本体部と、前記ガイドパイプを支持する支持部と、を有し、前記支持部は、前記本体部の前記火炉側の端部に前記揺動軸回りに揺動可能に取り付けられており、前記ガイドパイプに直線状に延びる棒状部材を挿入する工程と、前記棒状部材が前記ガイドパイプに挿入された前記点火部を前記ケーシング部に挿入する工程と、前記固定部により前記ガイドパイプの基端部を前記ケーシング部に固定して固定状態とする工程と、前記ガイドパイプから前記棒状部材を取り外す工程と、前記ガイドパイプに前記イグナイタを挿入する工程と、を備える。
【0062】
本開示の第8態様に係る点火部取り外し方法によれば、ガイドパイプに直線状に延びる棒状部材を挿入し、棒状部材がガイドパイプに挿入された点火部をケーシング部に挿入することにより、支持機構の支持部が本体部に対して揺動軸回りに回動しない状態で点火部をケーシング部に挿入することができる。そして、固定部によりガイドパイプの基端部をケーシング部に固定して固定状態とすることにより、点火部がケーシング部に固定される。その後、ガイドパイプから棒状部材を取り外し、ガイドパイプにイグナイタを挿入することにより、イグナイタにより点火可能な状態とすることができる。
【符号の説明】
【0063】
10 ノズル部
10a 先端開口部
11 連結部材
12 保持部
12a スリット
20 油バーナ(バーナ部)
21 先端部
22 基端部
30 点火部
31 イグナイタ
31a 先端部
32 ガイドパイプ
32a 基端部
32b 先端部
33 フランジ部(固定部)
33a 締結ボルト(締結具)
33b 締結ナット(締結具)
34 支持機構
34a 本体部
34a1 第1部材
34a2 第2部材
34b 支持部
34c 支持レール
34d 脚部
35 棒状部材
40 ケーシング部
41,42 側部ケーシング
43 背部ケーシング
43a フランジ部
44 上部ケーシング
45 下部ケーシング
100 燃焼装置
200 火炉
AS 収容空間
HD 水平方向
VD 鉛直方向
X 軸線
Y 揺動軸
【要約】
【課題】イグナイタが火炉内の落下物との接触により変形した場合であっても、イグナイタの点検、修理、交換等の作業を容易に行う。
【解決手段】火炉200に面して配置されるノズル部10と、ノズル部10に取り付けられるとともに燃料を噴射するバーナ部と、バーナ部から噴射された燃料に点火する点火部30と、バーナ部および点火部30を収容するケーシング部40と、を備え、点火部30は、先端部31aから着火源を発生するとともに棒状に形成されるイグナイタ31と、イグナイタ31を進退可能に収容するとともに可撓性を有するガイドパイプ32と、ガイドパイプ32の基端部32aをケーシング部40に着脱可能に固定するフランジ部33と、フランジ部33に取り付けられるとともにガイドパイプ32の火炉200側の先端部32bを支持する支持機構34と、を有する燃焼装置100を提供する。
【選択図】
図5