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特許7491536単回使用プロセスをセットアップするための装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-20
(45)【発行日】2024-05-28
(54)【発明の名称】単回使用プロセスをセットアップするための装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/448 20180101AFI20240521BHJP
   G05B 23/02 20060101ALI20240521BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20240521BHJP
【FI】
G06F9/448 120
G05B23/02 302R
G06F3/14 320C
G06F3/14 320B
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022112796
(22)【出願日】2022-07-14
(62)【分割の表示】P 2017054983の分割
【原出願日】2017-03-21
(65)【公開番号】P2022159282
(43)【公開日】2022-10-17
【審査請求日】2022-07-14
(31)【優先権主張番号】15/076,188
(32)【優先日】2016-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512132022
【氏名又は名称】フィッシャー-ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】ズーウェイ、 ジン
(72)【発明者】
【氏名】ステファン ジョージ、 マレー
【審査官】石坂 知樹
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0137992(US,A1)
【文献】特表2007-538310(JP,A)
【文献】特開2005-066017(JP,A)
【文献】特開平08-314533(JP,A)
【文献】特開平10-254537(JP,A)
【文献】特表2007-520820(JP,A)
【文献】特開2013-182390(JP,A)
【文献】特開2014-056344(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 9/448
G05B 23/02
G06F 3/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
単回使用プロセスをセットアップするための装置であって、
プロセッサシステムと、
前記プロセッサシステムに通信可能に結合するメモリであって、前記プロセッサシステムが、
前記単回使用プロセスの単回使用構成部品を表すオブジェクトクラスを含むオブジェクト指向プログラミングインタフェースを介して制御インタフェースを構成し、かつ、
前記単回使用構成部品と関連するすべてのポートが接続されているとき、前記単回使用構成部品を検証して、前記制御インタフェース内の、アクティブ状態に、前記オブジェクトクラスのインスタンスである単回使用(SU)オブジェクトの起動状態を設定することを可能にする保存された命令を含むメモリとを備える、装置。
【請求項2】
前記命令は、前記プロセッサシステムが前記制御インタフェースを構成することを、
前記SUオブジェクトを用いてグラフィカルインタフェースを構築すること、および
前記単回使用構成部品の第1の特性に基づいて装置セットアップテーブルを構成することによって可能にする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記命令は、前記プロセッサシステムが、前記単回使用構成部品と関連するすべてのポートが接続されていることを、
前記ポートと係合するクランプから受信した暗示に応じて、前記単回使用構成部品と関連するポートに対応するポートインジケータを前記グラフィカルインタフェースの非アクティブ状態からアクティブ状態に移行すること、および
SUオブジェクト状態テーブルを更新して、ポートが接続されていることを示すことによって検出可能にする、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の特性が、少なくとも部品番号またはモデル番号を含む、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記命令は、前記プロセッサシステムが、
前記単回使用構成部品から構成部品識別情報を取得し、かつ、
前記取得した構成部品識別情報を前記装置セットアップテーブル内の対応する第1の特性と比較して、前記単回使用構成部品を検証することを可能にする、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記命令は、前記プロセッサシステムが、前記取得した構成部品識別情報を部品表テーブル内の前記単回使用構成部品と関連する第2の特性と比較することを可能にする、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記第2の特性は、ロット番号である、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記命令は、前記プロセッサシステムが、前記単回使用構成部品が検証されたとき、前記SUオブジェクトを前記グラフィカルインタフェースの非アクティブ状態からアクティブ状態へ移行することを可能にする、請求項2に記載の装置。
【請求項9】
前記命令は、前記プロセッサシステムが、前記単回使用構成部品を検証することを、
前記単回使用プロセスのすべての電気的接続を確認すること、および
前記制御インタフェースを起動された制御インタフェースに移行することによって可能にする、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記命令は、前記プロセッサシステムが、前記単回使用構成部品の完全性テストを実行することを可能にする、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記命令は、前記プロセッサシステムが、前記単回使用構成部品を操作することを、
接続状態の変化に対するポート接続を監視すること、
バッチ実施中に前記単回使用プロセスのポートと関連するクランプから受信した暗示に基づいて未検証のポート接続を検出すること、および
前記未検証のポート接続の検出に応じて警報を発することによって可能にする、請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、プロセス制御システムに関し、より詳細には、単回使用プロセスをセットアップするための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
装置/プロセス(複数可)に単回使用構成部品を実装することが、バイオ医薬品などの産業で増えてきている。例えば、単回使用装置/プロセス(複数可)は、上流のバイオリアクタ、培地/溶液調製などで広く採用されている。一度認定されると再検証する必要のない固定(または恒久的)構成部品とは対照的に、単回使用構成部品は、各バッチの前に検証する必要がある。例えば、単回使用構成部品を一度使用すると、無菌と見なされず、適格な使用のため新しい単回使用構成部品と交換されなければならない。単回使用装置/プロセス(複数可)は、元々、前臨床および臨床第1相製造などの小規模プロセス用に開発されたが、定置洗浄(CIP)および定置滅菌(SIP)プロセスの廃止により、商用規模でも、単回使用装置/プロセス(複数可)が、伝統的なステンレス鋼固定設備より経済的な可能性があることが、今日一般的には合意されている。製造実行システム(複数可)(MES)と組み合わせられた単回使用装置/プロセス(複数可)は、新しい薬剤の概念証明に対する最も早い手法である可能性がある。結果として、単回使用装置/プロセス(複数可)およびMESの使用が、医薬品などの産業で急速に成長してきた。
【発明の概要】
【0003】
単回使用装置/プロセスをセットアップするための例示的な方法および装置について説明する。一例示的方法は、オブジェクト指向プログラミングインタフェースを介して制御インタフェースを構成することを含み、このオブジェクト指向プログラミングインタフェースは、この単回使用プロセスの単回使用構成部品を表すオブジェクトクラスを含む。この例示的な方法はまた、単回使用構成部品と関連するすべてのポートが接続されていることを検出し、かつ単回使用構成部品を検証することによって、制御インタフェース内の単回使用オブジェクトを起動することを含む。
【0004】
一例示的な装置は、プロセッサシステムおよびこのプロセッサシステムに通信可能に結合されるメモリを含み、このメモリは、オブジェクト指向プログラミングインタフェースを介して、プロセッサシステムが、制御インタフェースを構成することを可能にする保存された命令を含み、このオブジェクト指向プログラミングインタフェースは単回使用プロセスの単回使用構成部品を表すオブジェクトクラスを含む。この命令はまた、単回使用構成部品と関連するすべてのポートが接続されているとき、プロセッサシステムに単回使用構成部品を検証させて、制御インタフェース内の、オブジェクトクラスのインスタンスである単回使用(SU)オブジェクトを起動する。
【0005】
一例示的有形コンピュータ可読記憶媒体は、実行されると、オブジェクト指向プログラミングインタフェースを介して、機械に少なくとも制御インタフェースを構成させる命令を含み、このオブジェクト指向プログラミングインタフェースは、単回使用プロセスの単回使用構成部品を表すオブジェクトクラスを含む。この例示的命令はまた、単回使用構成部品と関連するすべてのポートが接続されていることを検出し、単回使用構成部品を検証することにより、この機械に制御インタフェース内の、オブジェクトクラスのインスタンスである単回使用(SU)オブジェクトを起動させる。
【0006】
一例示的な装置は、ブラケット、クランプ部およびクランプマネジャを含む。このブラケットには、第1の接続センサが埋め込まれている。このクランプ部は、ブラケットに枢動可能に結合され、第2の接続センサが埋め込まれ、第1の接続センサおよび第2の接続センサを用いて、装置が閉位置にあるか開位置にあるかを検出する。クランプマネジャは、位置の変化を示す信号を伝達する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本開示の教示を実行可能な例示的なプロセス制御環境を示す。
図2図1のプロセス自動化システム(PAS)プラットフォームの例示的な実装を示すブロック図である。
図3図2の例示的な構成マネジャにより生成される例示的な単回使用(SU)オブジェクトを示す。
図4図1および/または図2のPASプラットフォームにより生成された例示的な制御インタフェースを示す。
図5図1および/または図2の例示的なPASプラットフォームにより使用されて、単回使用装置/プロセス(複数可)セットアップを検証可能な例示的なデータテーブルである。
図6図1および/または図2の例示的なPASプラットフォームにより使用されて、単回使用装置/プロセス(複数可)セットアップを検証可能な例示的なデータテーブルである。
図7図1および/または図2の例示的なPASプラットフォームにより使用されて、SUオブジェクトの起動状態を監視可能な例示的なデータテーブルである。
図8図1および/または図2のPASプラットフォームにより生成される例示的な制御インタフェースを示す。
図9】同上。
図10】同上。
図11】同上。
図12】本開示の教示を実行するために使用可能な例示的なスマートクランプを示す。
図13】本開示の教示を実行するために使用可能な他の例示的なスマートクランプを示す。
図14】単回使用装置/プロセス検証システムを自動化するために実行可能な例示的な方法を表すフローチャートである。
図15図1および/または図2の例示的なPASプラットフォームにより実行されて、単回使用装置/プロセス(複数可)をセットアップ可能な例示的方法を表すフローチャートである。
図16】同上。
図17】同上。
図18】同上。
図19図13の例示的なクランプマネジャにより実行されて、構成部品接続検出を容易にすることが可能な例示的な方法を表すフローチャートである。
図20】例示的な機械可読命令を実行して、図14~19の方法ならびに/または図1および/または図2の例示的なPASプラットフォームを実装するよう構成される例示的な処理プラットフォームを示すブロック図である。
【0008】
可能な限り、同様の参照符号を図面全体にわたって使用し、同様または類似の部品を指すために付随する記述を伴う。
【発明を実施するための形態】
【0009】
プロセス制御環境を使用して、例えば、ワークステーションまたはコントローラが実行するバッチ実行ルーチンを実行するバッチプロセスを実装することが可能であり、このバッチ実行ルーチンは、プロセス制御装置の1つ以上の動作を方向づけ、特定の種類のバッファなどの製品を生成するために必要な一連の別のステップ(通常、相と呼ぶ)を実行する高水準制御ルーチンである。複数の別々の相を実装するため、このバッチ実行ルーチンはレシピを用いて、実行するステップ、そのステップに関連する金額および時間ならびにこのステップの順序を特定する。1レシピのステップは、例えば、反応容器に適切な材料または成分を充填し、材料をこの反応容器内で混合し、反応容器内で材料を所定の温度まで所定の時間加熱し、反応容器を空にして、それを清掃し、次のバッチ運転を準備する。ステップそれぞれは、バッチ運転の相を規定し、コントローラ(複数可)内のバッチ実行ルーチンが、相それぞれ用の異なる制御アルゴリズムを実行可能である。この特定の材料、材料の量、加熱温度、時間などは、別のレシピでは異なっていてもよく、したがって、これらのパラメータは、バッチ運転毎に製造または生産される製品によっておよび使用されるレシピによって変わる可能性がある。
【0010】
しかし、バッチプロセスが実行できる前に、このプロセスに関係する装置と流路の接続を適格化(例えば、検証および確認)することが重要である。伝統的に、ステンレス鋼装置などの固定セットアップを採用するプロセスシステムを、認定する際に、審査(例えば、設置審査、動作審査および性能審査)を実行する。プロセスシステムが認定されると、プロセスシステム内の装置と流路の接続は、変更がなされない限り再認定の必要がない。したがって、固定セットアップシステムは「設定して忘れる」システムと考えることができる。
【0011】
しかし、伝統的な審査プロセス(例えば、設置審査、動作審査および性能審査)は、単回使用装置/プロセス(複数可)に適用することができない。なぜなら、単回使用装置/プロセスの組み立ては、本質的に、単回使用装置を含む各バッチ操作の一部であるからである。例えば、単回使用プロセスの装置と流路の接続は、各バッチを実行する前に、再認定されなければならない。結果として、単回使用構成部品が、確実に、正しく組み立てられ、接続され、適切に文書化されていることは、単回使用装置/プロセス操作にとって重要であり、例えば、バイオ医薬品などの規制された産業では主要課題であった。
【0012】
本明細書に開示する実施例は、単回使用装置/プロセス(SUE)検証システムを提供する。例示的なSUE検証システムは、例示的な制御インタフェースを含み、単回使用装置/プロセスのセットアップを容易にする。例えば、開示する実施例は、単回使用構成部品を表すクラスオブジェクト(例えばSUオブジェクト)を使用するグラフィカル制御インタフェースを構築することを含む。実施例によっては、このグラフィカル制御インタフェースが、オブジェクト指向プログラミングプロトコルを使用して設計されている。
【0013】
本明細書に開示する例示的なSUE検証システムはまた、例示的な装置セットアップテーブルを含むことで、セットアップ中に適切な単回使用構成部品の使用を検証することを容易にする。例えば、例示的な装置セットアップテーブルは、SUEに使用する単回使用構成部品の一覧表および単回使用構成部品と関連する、構成部品検証情報(例えば、部品番号、モデル番号)などの特性を提供することができる。
【0014】
動作の際には、グラフィカル制御インタフェースは、単回使用構成部品のセットアップ用の青写真を提供する。開示する実施例によっては、SUE検証システムは、スマートクランプを含んで、物理的接続を検出する。例えば、スマートクランプを閉位置に移動すると、単回使用構成部品と接触しているかどうかを判定し、スマートクランプの接点位置が単回使用構成部品と接触していれば、それを識別する信号を送信する。例示的なSUE検証システムは、スマートクランプの信号を監視して、単回使用構成部品のすべてのポートがいつ接続されるかを判定することができる。
【0015】
実施例によっては、単回使用構成部品のすべてのポートが接続されていると判定された場合(例えば、1つ以上のスマートクランプから受信した信号に基づいて)、例示的なSUE検証システムは、単回使用構成部品の情報を識別して構成部品を取得(例えば、走査)し、取得された構成部品識別情報を装置のセットアップテーブルに保存された構成部品検証情報と比較する。実施例によっては、SUE検証システムは、ユーザを促して単回使用構成部品を走査させることができる。実施例によっては、スマートクランプは、要求されたときに、単回使用構成部品を走査(例えば、自動的に走査)するバーコードリーダを備えることができる。実施例によっては、SUE検証システムが、取得された構成部品識別情報と保存された装置検証情報が一致しないと判定した場合、本明細書に開示するSUE検証システムは、警報を発することができ、ユーザは、不適切な単回使用構成部品を適切なものと交換する機会を得ることができる。
【0016】
本明細書で使用する場合、「単回使用構成部品」という用語は、装置システム内またはプロセス内で組み立てられて実装されるために使用される品目(またはデバイス)を指し、例えば、多構成部品のセットアップなどのバッチプロセスを完了した後、廃棄されるよう設計され構成されるものである。
【0017】
本明細書で使用する場合、「単回使用装置/プロセス」という用語は、その処理流路に少なくとも1つの単回使用構成部品を含む装置またはプロセスを指す。
【0018】
本明細書で使用する場合、「SUオブジェクトクラス」という用語は、オブジェクト指向プログラミングプロトコル中の単回使用構成部品を表すオブジェクトのクラス定義を指す。
【0019】
本明細書で使用する場合、「SUオブジェクト」という用語は、SUオブジェクトクラスのインスタンスとして生成される制御インタフェース内のグラフィックスオブジェクトを指す。
【0020】
図1は、例示的なワークステーション102および例示的なプロセス制御システム104を含む例示的なプロセス制御環境100を示すブロック図である。この例示的なワークステーション102は、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、サーバ、コントローラ、スマートフォン、マイクロコンピュータなどを含む任意のコンピューティングデバイスを含むことができる。さらに、例示的なワークステーション102を、任意の好適なコンピュータシステムまたは処理プラットフォーム(例えば、図20に示す例示的なプロセッサプラットフォーム2000)を使用して、実装することができる。例えば、ワークステーション102をシングルプロセッサパーソナルコンピュータ、シングルまたはマルチプロセッサワークステーションなどを使用して実装することができる。
【0021】
例示的なプロセス制御システム104は、任意の種類の製造設備、プロセス設備、自動化設備、安全計装設備および/または任意の他の種類のプロセス制御構造またはシステムを含むことができる。実施例によっては、このプロセス制御システム104は、別々の場所に配置される複数の設備を含むことができる。さらに、例示的なプロセス制御環境100は、同じ設備に含むことができ、かつ/または別々の設備に配置される他のプロセス制御システム(図示せず)を含むことができる。
【0022】
図1の例示的なプロセス制御環境100を、以下でより詳細に説明する例示的な方法および装置を有利に採用することが可能な1種類の環境を例示するために提供する。しかし、本明細書で開示する例示的な方法および装置は、必要に応じて、図1に示す例示的なプロセス制御環境100および/または例示的なプロセスシステム104より複雑さが増減する他のシステムならびに/またはプロセス制御活動と連携して使用されるシステムに採用されることが可能である。
【0023】
図1の例示的なプロセス制御システム104は、ワークステーション102に通信可能に結合する例示的なコントローラ106を含む。図1の例示的なプロセス制御システム104はまた、プロセス制御装置108(例えば、入力装置および/または出力装置)を含む。プロセス制御装置108は、任意の種類(複数可)の入力受信可能な、出力を生成する、および/またはプロセスもしくは制御ループを制御するプロセス制御構成部分(複数可)を含むことができる。図1の図示の実施例では、プロセス制御装置108は、移送ホース、混合袋などから成るシステムなどの単回使用装置/プロセス(複数可)を表す。しかし、他のプロセス制御システム104は、単回使用装置/プロセス(複数可)および固定セットアップ(例えば、恒久的または再使用可能)装置/プロセス(複数可)の組み合わせを含むことができる。このプロセス制御装置108は、プロセスを制御するバルブ、ポンプ、ファン、ヒータ、クーラーおよび/またはミキサーなどの制御装置を含むことができる。さらに、このプロセス制御装置108は、pHセンサ、温度センサ、圧力ゲージ、ゲージ、流体レベルメータ、流量計、蒸気センサなど、プロセスの一部を測定するための1つ以上の測定法または監視装置を含むことができる。図1の例示的なプロセス制御装置108は、入力110Aを介してコントローラ106から命令を受信して、特定のコマンドを実行し、プロセス制御装置108によって実装される、かつ/または制御されるプロセスに変化を引き起こすことができる。さらに、測定法または監視装置は、プロセスデータ、環境データ、入力装置データなどを測定し、測定データを出力110Bを介してプロセスデータとしてコントローラ106に送信することができる。このプロセスデータは、プロセス制御装置108のそれぞれから測定された出力に対応する可変値(またはパラメータ)を含むことができる。
【0024】
図1の図示の実施例では、例示的なコントローラ106は、入力110Aおよび/または出力110Bを介して、プロセス制御システム104内のプロセス制御装置108と通信する。この例示的な入力110Aおよび例示的な出力110Bは、データバス110によって実装可能である。実施例によっては、このデータバス110をプロセス制御システム104内の中間通信構成部品(例えば、フィールドジャンクションボックス、マーシャリングキャビネット)に結合可能である。さらに、この通信構成部品は、入力/出力(I/O)装置(例えば、I/Oカード)を含んで、プロセス制御装置108からデータを受信し、このデータを例示的なコントローラ106によって受信および処理可能な通信に変換(すなわち翻訳)することができる。さらに、このI/O装置は、コントローラ106からのデータまたは通信を対応するプロセス制御装置108によって処理可能なデータ形式に変換(すなわち翻訳)することができる。一実施例では、データバス110を、フィールドバスプロトコルまたは他の種類の有線(例えば、プロフィバス、デバイスネット、Foundationフィールドバス)および/または無線通信プロトコル(例えば、Wireless HART(Highway Addressable Remote Transducer)プロトコル)を使用して実装可能である。
【0025】
図1の図示の実施例では、例示的なコントローラ106は、1つ以上のプロセス制御ルーチン(例えば、プロセス制御アルゴリズム、機能および/または命令)を管理して、プロセス制御システム104内のプロセス制御装置108を制御する。このコントローラ106は、例えば、Emerson Process Management社が販売するDeltaV(商標)コントローラによって実装可能である。例示的なコントローラ106は、ルーチンを制御して、プロセス制御アプリケーション用のプロセス制御装置108からの出力110Bに基づいてプロセスデータを算出する。プロセス制御アプリケーションには、例えば、監視アプリケーション、警報管理アプリケーション、プロセストレンドおよび/または履歴アプリケーション、診断アプリケーション、バッチ処理および/またはキャンペーン管理アプリケーション、統計アプリケーション、ストリーミングデータアプリケーション、高度制御アプリケーション、安全計装アプリケーション、イベントアプリケーションなどが挙げられる。コントローラ106は、定期的に、および/または処理の度に、もしくはプロセスデータを生成する度に、プロセスデータをワークステーション102に転送する。このコントローラ106が送信するプロセスデータとして、プロセス制御値、データ値、警報情報、テキスト、ブロックモード、要素状態情報、診断情報、エラーメッセージ、パラメータ、イベントおよび/またはデバイス識別子が挙げられる。
【0026】
図1に示す実施例では、ワークステーション102は、プロセス制御アプリケーションを実行する。このプロセス制御アプリケーションは、例示的なコントローラ106と通信して、監視、制御および/またはプロセス制御装置108の診断を行う。例えば、このプロセス制御アプリケーションは、制御自動化、プロセス制御システム104のグラフィック表現、ユーザ管理、プロセス制御編集、データ収集、データ解析などを含む。実施例によっては、ワークステーション102に接続されたディスプレイが、グラフィック形式でプロセスデータを描写するよう、ユーザインタフェースを介してプロセス制御アプリケーションを表示して、ワークステーション102のユーザがプロセス制御装置108により生成されたプロセスデータを(アプリケーションを介して)グラフィカルに表示することを可能にする。
【0027】
図1の図示の実施例では、プロセス制御環境100は、例示的な企業資源計画(ERP)プラットフォーム120、例示的な製造実行システム(MES)プラットフォーム130および例示的なプロセス自動化システム(PAS)プラットフォーム140を含む。この例示的なプラットフォーム120、130、140は、1つ以上のデータストアと通信している1つ以上のサーバを使用して実装可能である。
【0028】
図1の図示の実施例では、ERPプラットフォーム120は、企業レベルでビジネス資源を追跡する。例えば、このERPプラットフォーム120により、生産、材料使用、配送および/または出荷を含む基礎的工場スケジュールを確立することができる。図1の例示的なERPプラットフォーム120は、例示的な品目マスタ122および例示的な在庫124を含む。例示的な品目マスタ122は、企業が利用可能な、材料、構成部分などに関するすべての情報(例えば、特性)を規定する。例示的な在庫124は、企業が利用可能な品目(例えば、材料)の数量を示す。図示の実施例では、品目マスタ122および在庫124はリストとして表されている。しかし、他の種類のデータ構造(例えば、スプレッドシート、データテーブル)は、追加または代替で使用可能である。
【0029】
図1の例示的な実施例では、MESプラットフォーム130は、オペレーションワークフローを手動および自動化装置制御を実行するプロセス自動化システムにより管理する。手動ワークフローの実施例には、材料補充、フィルタ交換などの実行が含まれる。自動化処理ステップの実施例には、加熱段階、攪拌、材料移動などを含む。図示の実施例では、MESプラットフォーム130は、例示的なプロセス制御環境100内の一次生産プロセスを支援するソリューションを提供する。
【0030】
図示の実施例では、MESプラットフォーム130は、原材料から最終製品までの変形を追跡して文書化する。例えば、図1のMESプラットフォーム130は、例示的な部品表(BOM)132、例示的な装置表(BOE)および例示的なMESレシピ(複数可)136を含む。例示的な部品表132は、材料(例えば、原材料)のリストであり、製品を製造するときに消費される可能性がある。プロセス実行中に、材料が消費されると、消費された材料の数量は、BOM132に従って、在庫124に課せられる(例えば、利用可能な数量から取り除かれる)。例えば、洗浄液を、BOM132に含むことができる。例示的な装置表134は、製品を製造するために使用される装置のリストである。例えば、混合袋を保持する滑り止めを、BOE134に含むことができる。
実施例によっては、資源をBOM132およびBOE134に含むことができる。例示的なMESレシピ(複数可)136は、手動処理ステップおよび自動化処理ステップを含むことで、製品を製造することができる。
【0031】
図1の図示の実施例では、プロセス制御環境100は、PASプラットフォームを含んで、単回使用装置/プロセス(複数可)のセットアップを容易にする。例示的なPASプラットフォーム140は、単回使用装置/プロセスのプロセス制御用のグラフィカル制御インタフェースを提供する。実施例によっては、このグラフィカル制御インタフェースは、単回使用装置/プロセス(複数可)のグラフィック表現として設計されることが可能である。例示的なPASプラットフォーム140は、装置セットアップテーブルを利用して、設置されている単回使用構成部品が適切な単回使用構成部品であることを検証する。
【0032】
実施例によっては、PASプラットフォーム140は、単回使用装置/プロセス(複数可)の監視、監督および自動化制御を容易にする。例えば、このPASプラットフォーム140は、プロセス制御環境100内のバッチレベル自動化を容易にする。このPASプラットフォーム140は、プロセス制御環境を有する多様な場所に配置された様々な装置内に保存され、それによって実行される複数のアプリケーションを含むことができる。例えば、このPASプラットフォーム140は、例示的な構成アプリケーション(すなわち、構成インタフェース)および例示的な操作アプリケーション(すなわち、操作インタフェース)を含むことができる。
【0033】
図1の図示の実施例では、ワークステーション102は、例示的なネットワーク180を介して、コントローラ106およびプラットフォーム120、130、140に通信可能に結合される。図1の図示の実施例の例示的なネットワーク180は、インターネットである。しかし、例示的なネットワーク180は、任意の好適な有線および/または無線ネットワーク(複数可)を使用して実装することができる。ネットワークの例としては、1つ以上のデータバス、1つ以上のローカルエリアネットワーク(LANs)、1つ以上の無線LAN、1つ以上の携帯電話ネットワーク、1つ以上のプライベートネットワーク、1つ以上の公衆ネットワークなどが挙げられる。この例示的なネットワーク180は、ワークステーション102が、コントローラ106および/またはプラットフォーム120、130、140と通信することを可能にする。本明細書で使用する場合、「通信」という用語は、そのバリアンスを含み、直接通信および/または中間構成部品を介した間接通信を含包し、直接の物理的(例えば、有線)通信および/または一定通信を必要としないが、定期的または非周期的間隔の選択的な通信、ならびにワンタイムイベントを含む。
【0034】
図2は、単回使用装置/プロセス(複数可)のセットアップを容易にすることができる図1のPASプラットフォーム140の例示的な実装を示すブロック図である。図示の実施例のPASプラットフォーム140は、例示的な構成マネジャ205、例示的な接続モニタ210、例示的な構成部品検証器215、例示的なセットアップテスタ220、例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225、例示的な装置セットアップデータテーブル230、例示的な制御インタフェースデータストア235および例示的な状態データストア240を含む。例示的なデータストア225、230、235、240は、図2の図示の実施例では独立したデータストアとして示されているが、データストア225、230、235、240の1つ以上は、1つ以上のデータストアに組み合わせ可能である。さらに、データストア225、230、235、240の1つ以上は、ERPプラットフォーム120および/またはMESプラットフォーム130に含むことができる。
【0035】
図2のPASプラットフォーム140は、例示的な構成マネジャ205を提供されて、制御インタフェースの構成を促進する。実施例によっては、例示的な構成マネジャ205は、ワークステーション102を介してユーザインタフェース(例えば、構成インタフェース)を提供する。例示的な構成マネジャ205は、例示的な制御インタフェース207の構成にグラフィカルモジュール手法を提供する。例えば、この構成マネジャ205は、プロセス制御システム104のグラフィック表現である制御インタフェース207を設計し易くする。
【0036】
図示の実施例では、制御インタフェース207は、別のオブジェクトクラスから1つ以上のオブジェクトを含むことができ、各オブジェクトは、制御ルーチン全体の一部またはサブルーチンであり、他のオブジェクトと連携して動作して、制御戦略を実行する。周知の通り、オブジェクト指向プログラミングプロトコル内のオブジェクトであってもよいオブジェクトは、典型的には、トランスミッタ、センサまたは他のプロセスパラメータ測定デバイスと関連するものなどの入力機能、PID、ファジーロジックなどの制御を実行する制御ルーチンと関連するものなどの制御機能、またはバルブなどの一部のデバイスの動作を制御して、プロセス制御システム104内のいくつかの物理的機能を実行する出力機能のうちの1つを実行する。追加または代替で、ハイブリッドおよび他の種類の複合機能ブロック(例えば、モデル予想コントローラ(MPCs)、オプティマイザなど)などの他の技術も使用することができる。
【0037】
図示の実施例では、構成アプリケーションは、例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225を含み、かつ/またはそれにアクセスする。本明細書で使用する場合、オブジェクトクラスは、オブジェクトに利用可能なプロパティ(例えば、パラメータ)および方法(例えば、アクション)を定義する。典型的には、制御インタフェース207は通信可能に相互接続される機能ブロックで構成され、この機能ブロックは、与えられた入力に基づいて機能を実行するオブジェクト指向プログラミングプログラムであり、制御インタフェース207内の他の機能ブロックに出力を提供する。本明細書で使用する場合、オブジェクトはプロセス制御装置108およびそれに関係する制御ロジックを表す。制御インタフェース207の例示的な実装は、図4に関連して論じられる。図示の実施例の例示的な構成マネジャ205は、例示的な制御インタフェースデータストア235内の制御インタフェース207を記録する。
【0038】
図示の実施例では、(例えば、SUオブジェクトクラスデータストア225の)オブジェクトは、制御インタフェース207内に作製されて、例示的な構成マネジャ205は、対応する単回使用構成部品を表す属性を有するオブジェクトを生成しやすくする。例えば、ユーザ(例えば、構成エンジニア、自動化エンジニア)は、SUオブジェクトクラスデータストア225から制御インタフェース207へ単回使用移送ホースを表すオブジェクトをドラッグアンドドロップすることができる。そして、この構成マネジャ205は、ポートの数および/または単回使用移送ホースと関連する入力/出力(I/Os)を指定し、SUオブジェクトクラスデータストア225から単回使用移送ホースを表す単回使用(SU)オブジェクトを生成する。実施例によっては、構成マネジャ205は、例えば、ディスプレイを介してユーザを促して、ポートの数および/または単回使用構成部品と関連するI/Oを指定することができる。図示の実施例では、SUオブジェクトは、オブジェクト識別子、部品番号、ロット番号、入力/出力識別子などのプロパティを含むことができる。SUオブジェクトの例示的な実装は、図3の例示的なSUオブジェクト300に関連して論じられる。
【0039】
SUオブジェクトを生成することに加えて、図示の実施例の例示的な構成マネジャ205はまた、SUE内の単回使用構成部品に基づいて装置セットアップテーブルを作製する。この装置セットアップテーブルは、適切な単回使用構成部品がSUEのセットアップ時に使用されていることを検証することを容易にする。実施例によっては、構成マネジャ205は、装置セットアップテーブルの1つ以上のフィールドに入力するようユーザを(ユーザインタフェースを介して)促す。例えば、この構成マネジャ205は、ユーザに部品番号、ロット番号、ポート識別子クランプマッピングなどを要求することができる。例示的な装置セットアップテーブル500の例示的な実装は、図5に関連して論じられる。図示の実施例の例示的な構成マネジャ205は、例示的な装置セットアップデータストア230内の装置セットアップテーブルを記録する。
【0040】
実施例によっては、構成マネジャ205は、単回使用構成部品に関する部品表のエントリを取得することができる。例えば、この構成マネジャ205は、単回使用構成部品および/またはSUオブジェクトに関連する部品番号を使用して、単回使用構成部品の属性/特性用に部品表132(例えば、MESプラットフォーム130を介して)のことを照会することができる。例えば、この構成マネジャ205は、特定のロットが必要なインスタンス内の単回使用構成部品と関連するロット番号用に部品表132のことを照会することができる。
【0041】
図2のPASプラットフォーム140は、例示的な接続モニタ210を提供されて、セットアップ時に例示的なSUE内のポート接続を監視する。図2の図示の実施例では、接続モニタ210は、セットアップ時にSUE内の1つ以上のクランプから信号を受信する。例えば、第1の単回使用構成部品がクランプを介して接続されているとき、クランプは、この第1の単回使用構成部品と係合するクランプ識別子および/またはクランプの接点位置を識別する信号を送信することができる。例示的な接続モニタ210は、クランプ信号を処理し、ポート識別子にそれをマッピングする。例えば、接続モニタ210は、クランプ信号に基づいて、単回使用構成部品およびそのポートを識別することができる。
【0042】
実施例によっては、接続モニタ210は、検出されたポート接続に基づいて、SUオブジェクトと関係する状態テーブルを更新する。例えば、この接続モニタ210は、SUオブジェクト状態テーブル(例えば、図7の例示的なSUオブジェクト状態テーブル700)を更新して、どのポートの接続が確立されているかを識別することができる。検証されたポート接続を備える単回使用構成部品を有する制御インタフェースの例示的な実装は、図8に関連して以下で論じられる。接続モニタ210はまた、単回使用構成部品のすべてのポートが接続されるときを識別し、構成部品の走査を要求することができる。例えば、この接続モニタ210は、単回使用構成部品のすべてのポートが接続されていると判定したとき、ユーザに促して(例えば、ユーザインタフェースを介して)、単回使用構成部品を走査することができる。単回使用構成部品を走査するよう要求することを含む制御インタフェースの例示的な実装は、図9に関連して以下で論じられる。この接続モニタ210は、走査された値(例えば、部品番号、ロット番号などの構成部品識別情報)をSUオブジェクトの対応するフィールドに保存することができる。例示的な接続モニタ210はまた、いつ制御インタフェースのすべてのSUオブジェクトが起動されるかを識別することができる。
【0043】
図2のPASプラットフォーム140は、例示的な構成部品検証器215を備えて、SUEに設置された単回使用構成部品が適切な構成部品であることを検証する。上記で論じたように、接続モニタ210は、SUオブジェクトの対応するフィールドにある構成部品識別情報を保存する。図示の実施例では、構成部品検証器215は、SUオブジェクトから構成部品識別情報を取得して、保存された値(例えば、構成部品検証情報)と比較する。例えば、この構成部品検証器215は、SUオブジェクトから取得された走査された部品番号値を装置セットアップテーブルに保存された部品番号値と比較することができる。追加または代替で、この構成部品検証器215は、SUオブジェクトから取得された走査されたロット番号値をBOM132に保存されたロット番号値と比較することができる。この構成部品検証器215が、構成部品識別情報(例えば、部品番号および/またはロット番号)は構成部品検証情報と一致しないと判定する場合、警報を発して、ユーザがSUEのセットアップを続行することを防止することができる。例えば、この構成部品検証器215は、ユーザインタフェース(例えば、オペレータインタフェース)を介して警報を提示することができる。図示の実施例では、構成部品検証器215は、構成部品識別情報が構成部品検証情報と一致すると判定すると、SUオブジェクトの起動状態を更新する。例えば、この構成部品検証器215は、SUオブジェクトの起動状態を「非アクティブ」状態から「アクティブ」状態に変更することができる。更新された起動状態の例示的な実施例は、図7の例示的なSUオブジェクトの状態テーブル700に関連して以下で論じられる。起動されたSUを含む制御インタフェースの例示的な実施形態は、図10に関連して以下で論じられる。
【0044】
図2のPASプラットフォーム140は、例示的なセットアップテスタ220を備えて、SUE内の接続をテストする。例えば、このセットアップテスタ220は、図7のSUオブジェクト状態テーブル700を監視して、いつすべてのSUオブジェクトが起動されるかを判定する。図示の実施例では、このセットアップテスタ220がすべてのSUオブジェクトが起動されたと判定すると(例えば、図7のSUオブジェクト状態テーブル700を介して)、単回使用構成部品の電気的接続を確認する。実施例によっては、単回使用構成部品の電気的接続が検証されると、この例示的なセットアップテスタ220がすべての制御インタフェースを起動する。起動された制御インタフェースの例示的な実装は、図11に関連して以下で論じられる。
【0045】
実施例によっては、セットアップテスタ220は、SUE上で1つ以上の完全性テストを実施する。例えば、このセットアップテスタ220は、圧力保持を確認して、システムを満たすために必要な空気および/または水の質量を(例えば、特定の圧力まで)測定することができる。このセットアップテスタ220は、完全性テストの結果が特定の閾値を満たさなかったと判定する場合、警報を発して、完全性テストが満たされるまで、ユーザがSUEを操作することを防止することができる。例えば、このセットアップテスタ220は、完全性テストの結果が仕様(例えば、許容できる閾値)を満たさなかったことを示す警報を提示することができる。このセットアップテスタ220は、結果が仕様を満たさなかったと判定する場合、SUEがバッチを実行する準備ができていることを示すメッセージを提示することができる。
【0046】
図2の図示の実施例では、例示的なPASプラットフォーム140が、例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225を含んで、SUEを表す制御インタフェースを構築および/または設計するためのオブジェクトクラス(例えば、SUオブジェクト)を保存する。この例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225は、揮発性メモリ(例えば、シンクロナス動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、ラムバス動的ランダムアクセスメモリ(RDRAM))および/または不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)によって実装可能である。この例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225は、追加または代替で、DDR、DDR2、DDR3、モバイルDDR(mDDR)などの1つ以上のダブルデータレート(DDR)メモリによって実装可能である。この例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225は、追加または代替で、ハードディスクドライブ(複数可)、コンパクトディスク(複数可)、デジタル多用途ディスクドライブ(複数可)などの1つ以上の大容量記憶装置によって実装可能である。図示の実施例では、このSUオブジェクトクラスデータストア225は、単一データベースとして図示されているが、任意の数および/または任意の種類のデータベースにより実装可能である。
【0047】
図2の図示の実施例では、例示的なPASプラットフォーム140が、例示的な装置セットアップデータストア230を含んで、装置セットアップ情報(例えば、構成部品検証情報)を保存する。図5の図示の実施例の例示的な装置セットアップテーブル500は、例示的な装置セットアップデータストア230に記録することができる単回使用構成部品および/またはその特性を図示する。この例示的な装置セットアップデータストア230は、揮発性メモリ(例えば、SDRAM、DRAM、RDRAM)および/または不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)によって実装可能である。この例示的な装置セットアップデータストア230は、追加または代替で、DDR、DDR2、DDR3、モバイルDDR(mDDR)などの1つ以上のDDRメモリによって実装可能である。この例示的な装置セットアップデータストア230は、追加または代替で、ハードディスクドライブ(複数可)、コンパクトディスクドライブ(複数可)、デジタル多用途ディスクドライブ(複数可)などの1つ以上の大容量記憶装置によって実装可能である。図示の実施例では、この装置セットアップデータストア230は、単一データベースとして図示されているが、任意の数および/または任意の種類のデータベースにより実装可能である。
【0048】
図2の図示の実施例では、例示的なPASプラットフォーム140は、例示的な制御インタフェースデータストア235を含んで、SUEの表現として構築および/または設計される制御インタフェース(例えば、例示的な制御インタフェース207)を保存する。この例示的な制御インタフェースデータストア235は、揮発性メモリ(例えば、SDRAM、DRAM、RDRAM)および/または不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)によって実装可能である。この例示的な制御インタフェースデータストア235は、追加または代替で、DDR、DDR2、DDR3、mDDRなどの1つ以上のダブルデータレート(DDR)メモリによって実装可能である。この例示的な制御インタフェースデータストア235は、追加または代替で、ハードディスクドライブ(複数可)、コンパクトディスクドライブ(複数可)、デジタル多用途ディスクドライブ(複数可)などの1つ以上の大容量記憶装置によって実装可能である。図示の実施例では、この制御インタフェースデータストア235は、単一データベースとして図示されているが、任意の数および/または任意の種類のデータベースにより実装可能である。
【0049】
図2の図示の実施例では、例示的なPASプラットフォーム140は、例示的な状態データストア240を含んで、SUオブジェクトと関連するSUオブジェクト状態を保存する。図7の図示の実施例の例示的なSUオブジェクト状態テーブル700は、例示的な状態データストア240に記録することが可能なSUオブジェクト状態を図示する。この例示的な状態データストア240は、揮発性メモリ(例えば、SDRAM、DRAM、RDRAM)および/または不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)によって実装可能である。この例示的な状態データストア240は、追加または代替で、DDR、DDR2、DDR3、mDDRなどの1つ以上のダブルデータレート(DDR)メモリによって実装可能である。この例示的な状態データストア240は、追加または代替で、ハードディスクドライブ(複数可)、コンパクトディスクドライブ(複数可)、デジタル多用途ディスクドライブ(複数可)などの1つ以上の大容量記憶装置によって実装可能である。図示の実施例では、この状態データストア240は、単一データベースとして図示されているが、任意の数および/または任意の種類のデータベースにより実装可能である。
【0050】
図1の例示的なPASプラットフォーム140の例示的な手法が、図2に図示されているが、図2に図示される構成要素、プロセスおよび/またはデバイスの1つ以上は、任意の他の方法で、組み合わせ、分割、再配置、省略、除去および/または実装可能である。さらに、例示的な構成マネジャ205、例示的な接続モニタ210、例示的な構成部品検証器215、例示的なセットアップテスタ220、例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225、例示的な装置セットアップデータストア230、例示的な制御インタフェースデータストア235、例示的な状態データストア240および/または、より一般的には、図1の例示的なPASプラットフォーム140は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアおよび/またはハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの任意の組み合わせによって実装可能である。したがって、例えば、例示的な構成マネジャ205、例示的な接続モニタ210、例示的な構成部品検証器215、例示的なセットアップテスタ220、例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225、例示的な装置セットアップデータストア230、例示的な制御インタフェースデータストア235、例示的な状態データストア240および/または、より一般的には、図1の例示的なPASプラットフォーム140は、1つ以上のアナログまたはデジタル回路(複数可)、ロジック回路、プログラム可能プロセッサ(複数可)、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(s))、プログラム可能ロジックデバイス(複数可)(PLD(s))および/またはフィールドプログラム可能ロジックデバイス(複数可)(FPLD(s))によって実装可能である。純粋にソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装をカバーする本特許の装置またはシステムの特許請求項のいずれを読んでも、例示的な構成マネジャ205、例示的な接続モニタ210、例示的な構成部品検証器215、例示的なセットアップテスタ220、例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225、例示的な装置セットアップデータストア230、例示的な制御インタフェースデータストア235、例示的な状態データストア240および/または、より一般的には、図1の例示的なPASプラットフォーム140の少なくとも1つは、これにより、メモリ、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、ブルーレイディスクなどソフトウェアおよび/またはファームウェアを保存する有形コンピュータ可読記憶装置または記憶ディスクを含むことが明白に規定されている。さらに、図1の例示的なPASプラットフォーム140は、図2に図示されているものに加えて、またはその代わりに、1つ以上の構成要素、プロセスおよび/またはデバイスを含み、かつ/または図示の構成要素、プロセス、およびデバイスのいずれかまたはすべてのうちの1つ以上を含むことができる。
【0051】
図3は制御インタフェースで表された単回使用構成部品と関連する例示的なSUオブジェクト300を図示している。図示の実施例の例示的なSUオブジェクト300は、SUEと関連するグラフィカル制御インタフェースで表された単回使用構成部品と関連付けられている。図3の図示の実施例では、SUオブジェクト300は、SUオブジェクトプロパティ301および1つ以上のSUオブジェクトメソッド325を含む。図3の例示的なSUオブジェクト300は、例示的なオブジェクト識別子属性305、例示的な部品番号属性310、例示的なロット番号属性315および例示的な起動状態属性320などのSUオブジェクトプロパティ301を含む。図示の実施例では、図2の構成マネジャ205は、単回使用構成部品がSUEと関連するグラフィカル制御インタフェースに加えられると、SUオブジェクト300を作成する。さらに、図2の例示的な接続モニタ210は、オブジェクト属性305、310、315、320内の対応するSUオブジェクトの値を保存することができる。
【0052】
図示の実施例では、オブジェクト識別子属性305は、制御インタフェース207に含まれるSUオブジェクトの識別子を示す。図示の実施例では、このオブジェクト識別子属性305は、SUオブジェクトを一意に識別する文字数字の列である。例えば、特定のSUオブジェクトの特性は、このオブジェクトの識別子値に基づいて照会(例えば、検索)可能である。しかし、SUオブジェクトを一意に識別するいずれの他の手法も、追加または代替で、使用可能である。
【0053】
図示の実施例では、部品番号属性310は、対応する単回使用構成部品の部品番号(またはモデル番号)を識別する文字数字の列である。例えば、部品番号は、使用する移送ホース(例えば、10フィート移送ホース)の特定の種類を示すことができる。図示の実施例では、ロット番号属性315は、対応する単回使用構成部品が属する特定のロット番号を示す文字数字の列である。例えば、ロット番号は、同じ時刻(またはほぼ同じ時刻)に製造された1つ以上の単回使用構成部品と関連付け可能である。
【0054】
図示の実施例では、接続モニタ210は、構成部品識別情報(例えば、ポート番号および/またはロット番号)が対応する単回使用構成部品から取得される(例えば、走査される)と、SUオブジェクト300のカスタムプロパティ内の部品番号値および/またはロット番号値を保存する。例えば、オペレータは、単回使用構成部品に貼付されたバーコードを走査することができ、接続モニタ210は、対応する値を有する部品番号フィールド310および/またはロット番号フィールド315に入力することができる。実施例によっては、このオペレータは、対応する単回使用構成部品の構成部品識別情報を手動で入力することができる。
【0055】
実施例によっては、物理的接続(複数可)を実行するために使用されるクランプは、バーコードリーダを備えて、単回使用構成部品から構成部品識別情報を取得することができる。こうした例では、このクランプは、接続モニタ210による照会に応じて構成部品識別情報のために単回使用構成部品を走査することができる。しかし、単回使用構成部品を識別し、かつ/または構成部品識別情報を取得する他の技術が、追加または代替で、使用可能である。
【0056】
実施例によっては、単回使用構成部品は、ロット番号と関連付けできない。こうした例では、接続モニタ210が、SUオブジェクト300のロット番号フィールド315の入手不可値(例えば、「N/A」、「null」)を表す値を保存する。
【0057】
図示の実施例では、起動状態属性320は、SUオブジェクトの起動状態を識別する。例えば、SUオブジェクト300の状態は、「アクティブ」にすることが可能である(例えば、接続モニタ210が単回使用構成部品と関連する1つ以上のポートが接続されていると判定し、例示的な構成部品検証器215が、品目番号フィールド310に保存された部品番号が装置セットアップデータストア230に保存された構成部品検証情報と照合され、ロット番号フィールド315に保存されたロット番号値が部品表132に保存された構成部品検証情報と照合されることを検証したとき)。さらに、SUオブジェクト300の状態は、「非アクティブ」にすることが可能である(例えば、接続モニタ210が単回使用構成部品と関連する1つ以上のポートが接続されていないと判定し、かつ/または装置検証器215が、部品番号フィールド310の部品番号値が装置セットアップデータストア230に保存された構成部品検証情報と照合されない、かつ/またはロット番号属性315に保存されたロット番号値が部品表132に保存された構成部品検証情報と照合されないと判定するとき)。
【0058】
実施例によっては、SUオブジェクト300は、追加または代替の属性を含むことができる。例えば、このSUオブジェクト300は、単回使用構成部品と関連する1つ以上のポートに対応するポート識別属性を含むことができる。実施例によっては、このSUオブジェクト300は、対応するポートと関連するポート接続状態属性(複数可)を含むことができる。このポート接続状態は、対応するポートが「接続状態」である(例えば、物理的接続が検出される)か「非接続状態」である(例えば、物理的接続が検出されない)かを示すことができる。
【0059】
実施例によっては、構成マネジャ205は、自動的にSUオブジェクト300の属性を設定することができる。例えば、移送ホースがグラフィカル制御インタフェースに加えられると、この構成マネジャ205は、この移送ホースの入力および出力に対応する2つのポート識別子フィールドを追加することができる。実施例によっては、オペレータが、対応する単回使用構成部品と関連する所望の数のポート識別子を手動で入力することができる。
【0060】
図3の例示的なSUオブジェクト300は、例示的なポート(複数可)(DI)メソッド330および例示的なI/O(複数可)メソッド335などのSUオブジェクトメソッド325を含む。図示の実施例では、この例示的なメソッド330、335は、SUオブジェクト300に関連する1つ以上のメソッドを規定する。例えば、このポートメソッド330は、対応するSUオブジェクトによって表わされる単回使用構成部品に利用可能なポート数を規定するのを容易にする。この例示的なI/Oメソッド335は、追加または代替で、対応するSUオブジェクトによって表わされる単回使用構成部品に利用可能な入力/出力(例えば、アナログ入力(複数可)、アナログ出力(複数可)、デジタル入力(複数可)、デジタル出力(複数可))を規定するのを容易にする。
【0061】
図4は、SUEに単回使用構成部品をセットアップし、検証するために使用可能な例示的なグラフィカル制御インタフェース400を図示している。図4の図示の実施例では、このグラフィカル制御インタフェース400は、SUE内のプロセス制御装置108の物理的接続を表している。このグラフィカル制御インタフェース400は、例えば、図2の例示的な構成マネジャ205を使用するユーザ(例えば、自動化エンジニア)によって設計される。例えば、このユーザは、単回使用プロセス制御システム104に提供されるプロセスフローチャート(PFD)および配管計装図(PID)に基づいてグラフィカル制御インタフェース400を設計することができる。PFDは、SUE内の材料の流れを表している。PIDは、PFD内の器具の接続を表し、SUE内の器具および/または装置の電気的接続に集中している。図示の実施例では、構成マネジャ205は、図2の例示的な制御インタフェースデータストア内のグラフィカル制御インタフェース400を保存する。
【0062】
上述の通り、グラフィカル制御インタフェース400が準備されると、このグラフィカル制御インタフェース400は、オペレータによって利用されて、SUEをセットアップし、対応するバッチを実行することができる。例えば、このグラフィカル制御インタフェース400は、SUE内のどの単回使用構成部品を使用し、どのように単回使用構成部品を接続するかを識別する際にオペレータを案内することができる。例えば、オペレータは、グラフィカル制御インタフェース400内に含まれるSUオブジェクトを選択することができ、単回使用構成部品を識別する(例えば、部品番号およびロット番号を介して)構成部品検証情報、単回使用構成部品のポートを結合するクランプおよび単回使用構成部品を結合するクランプの接点位置を識別するクランプ識別子の提示を受けることができる。実施例によっては、このグラフィカル制御インタフェース400は、オペレータを促して、接続を検証し、かつ/または単回使用構成部品を走査させることができる。
【0063】
図4の例示的なグラフィカル制御インタフェース400は、非アクティブグラフィカルインタフェースを表している。図示の実施例では、この非アクティブグラフィカルインタフェースは、単回使用オブジェクトが起動してなく、物理的接続が検出されていないことを示している。実施例によっては、この非アクティブグラフィカル制御インタフェース400は、ユーザが制御インタフェースをロードして、SUEをセットアップすると、ユーザに対して現れるものである。図4の図示の実施例では、SUEは、4つのポートであるMB1ポート_A、MB1ポート_B、MB1ポート_C、MB1ポート_Dを有する混合袋402を含む。この混合袋402は、2つのポートであるTH1ポート_A、TH1ポート_Bを有する第1の移送ホース404、2つのポートであるTH2ポート_A、TH2ポート_Bを有する第2の移送ホース410、2つのポートであるTH3ポート_A、TH3ポート_Bを有する第3の移送ホース416および2つのポートであるP1ポート_A、P1ポート_Bを有するポンプ422に結合される。この混合袋402はまた、電気的接続430を含む。
【0064】
例示的な混合袋402は、例示的なクランプ406を介して第1の移送ホース404に結合される。図示の実施例では、クランプ406の左接点位置が、第1の移送ホース404のポートTH1ポート_Bを挟持し、クランプ406の右接点位置が、混合袋のポートMB1ポート_Aを挟持する。この第1の移送ホース404のポートTH1ポート_Aは、例示的なクランプ408の右接点位置により挟持される。
【0065】
例示的な混合袋402は、例示的なクランプ412を介して第2の移送ホース410に結合される。図示の実施例では、クランプ412の右接点位置が、第2の移送ホース410のポートTH2ポート_Aを挟持し、クランプ412の左接点位置が、混合袋のポートMB1ポート_Bを挟持する。この第2の移送ホース410のポートTH2ポート_Bは、例示的なクランプ414の左接点位置により挟持される。
【0066】
例示的な混合袋402は、例示的なクランプ418を介して第3の移送ホース416に結合される。図示の実施例では、クランプ418の右接点位置が、第3の移送ホース416のポートTH3ポート_Aを挟持し、クランプ418の左接点位置が、混合袋のポートMB1ポート_Cを挟持する。この第3の移送ホース416のポートTH3ポート_Bは、例示的なクランプ420の左接点位置により挟持される。
【0067】
例示的な混合袋402は、例示的なクランプ424を介してポンプ422に結合される。図示の実施例では、クランプ424の左接点位置が、ポンプ422のポートP1ポート_Bを挟持し、クランプ424の右接点位置が、混合袋のポートMB1ポート_Dを挟持する。このポンプ422のポートP1ポート_Aは、例示的なクランプ426の右接点位置により挟持される。
【0068】
図5は、例示的な構成マネジャ205(図2)により生成され、かつ/または構成されて、SUEに含まれる単回使用構成部品と関連する特性を保存することができる例示的な装置セットアップテーブル500である。図示の実施例では、この装置セットアップテーブル500は、図1の例示的な装置セットアップストア230(図2)に保存される。実施例によっては、この装置セットアップテーブル500は、図1の例示的なMESプラットフォーム130に保存することができる。図5の例示的な装置セットアップテーブル500は、例示的なオブジェクト識別子列505、例示的な部品番号列510、例示的なポート識別子列515、例示的なクランプ識別子列520、例示的な接点位置列525および例示的な電気的接続列530を含む。この例示的なオブジェクト識別子列505は、構成マネジャ205によってログされるSUオブジェクトの識別子を示している。図示の実施例では、このオブジェクト識別子列505は、SUオブジェクトを一意に識別する文字数字の列である。例えば、オブジェクト識別子値が使用されて、特定のSUオブジェクトの特性を照合(例えば、ルックアップ、検索)するために使用することができる。しかし、SUオブジェクトを一意に識別するいずれの他の手法も、追加または代替で、使用可能である。
【0069】
この例示的部品番号列510は、単回使用構成部品の部品番号(またはモデル番号)を識別する文字数字の列である。例えば、部品番号値は、SUE内で使用する移送ホース(例えば、10フィート移送ホース)の特定の種類を示すことができる。
【0070】
この例示的なポート識別子列515は、対応する単回使用構成部品と関連する1つ以上のポートを示す。例えば、第1の移送ホースは、入力ポート(例えば、TH1ポート_A)および出力ポート(例えば、TH1ポート_B)を有することができる。この例示的なクランプ識別子列520は、対応するポートと関連するクランプ識別子を示している。この例示的な接点位置列525は、対応するポートと関連するクランプの接点位置を示している。この例示的な電気的接続列530は、対応する単回使用構成部品が電気的接続を含むかどうかを示している。
【0071】
図5の図示の実施例の例示的な装置セットアップテーブル500は、3つの例示的な単回使用構成部品エントリに対応する3つの例示的な行550、555、560を含む。この第1の例示的な行550は、オブジェクト「SU_TH1」として識別される単回使用構成部品が、タイプ「Tー000201」であることを示している。この第1の例示的な行550はまた、オブジェクト「SU_TH1」が、クランプ408」の「右」接点位置に接続される第1のポート「TH1ポート_A」および「クランプ406」の「左」接点位置に接続される第2のポート「TH1ポート_B」を有することを示す。この第1の例示的な列550はまた、オブジェクト「SU_TH1」が電気的接続を含まないことを示している。
【0072】
第2の例示的な行555は、オブジェクト「SU_MB1」として識別される単回使用構成部品が、タイプ「Bー200499」であることを示している。この第2の例示的な行555はまた、オブジェクト「SU_MB1」が、「クランプ406」の「右」接点位置に接続される第1のポート「MB1ポート_A」、「クランプ424」の「右」接点位置に接続される第2のポート「MB1ポート_B」、「クランプ418」の「左」接点位置に接続される第3のポート「MB1ポート_C」および「クランプ412」の「左」接点位置に接続される第4のポート「MB1ポート_D」を有することを示している。この第2の例示的な列555はまた、オブジェクト「SU_MB1」が電気的接続を含むことを示している。
【0073】
第3の例示的な行560は、オブジェクト「SU_P1」として識別される単回使用構成部品が、タイプ「Pー393092」であることを示している。この第3の例示的な行560はまた、オブジェクト「SU_P1」が、「クランプ426」の「右」接点位置に接続される第1のポート「P1ポート_A」および「クランプ424」の「左」接点位置に接続される第2のポート「P1ポート_B」を有することを示している。この第3の例示的な列560はまた、オブジェクト「SU_P1」が電気的接続を含むことを示している。
【0074】
3つの例示的な単回使用構成部品のエントリ は、図5の例示的な装置セットアップテーブル500に表されているが、より多くのまたはより少ない単回使用構成部品を、SUEに含まれる単回使用構成部品の数に対応する例示的な装置セットアップテーブル500に表すことができる。
【0075】
図6は、製品を製造する間に消費される材料(例えば、単回使用材料および固定(例えば、永久)材料)を識別する情報を保存する、例示的なMESプラットフォーム130および/または例示的なERPプラットフォーム120により保存可能な例示的な部品表テーブル600である。図6の例示的な部品表テーブル600は、例示的な部品番号列605、例示的な予め割り当てられたロット番号列610、例示的な数量識別子列615および例示的な測定単位列620を含む。
【0076】
この例示的部品番号列605は、単回使用構成部品の部品番号(またはモデル番号)を識別する文字数字の列である。例えば、部品番号は、SUEでセットアップする移送ホース(例えば、10フィート移送ホース)の特定の種類を示すことができる。この例示的な予め割り当てられたロット番号列610は、対応する単回使用構成部品が属する特定のロット番号を示している。例えば、ロット番号値は、同じ時刻(またはほぼ同じ時刻)に製造された1つ以上の構成部品と関連付け可能である。この例示的な数量識別子列615は、対応する製品を製造するために使用された(すなわち、消費された)対応する材料の数を示している。この例示的な測定単位列620は、対応する単回使用構成部品と関連する測定単位を示している。例えば、単回使用構成部品は、「それぞれ」により測定可能である。
【0077】
図6の例示的な部品表テーブル600は、4つの例示的な材料エントリに対応する4つの例示的な行である650、655、660、665を含む。この第1の例示的な行650は、部品番号「T-000201」を有する材料品目が、ロット番号「237925359」に含まれることを示している。この第1の例示的な行650はまた、部品番号「T-000201」を有する材料品目が、数量(例えば、「それぞれ」または1つ)により測定されることを示している。この第1の例示的な行650はまた、こうした材料品目の合計「3」(例えば、3つの移送ホース)がSUEのセットアップの際、消費されることを示している。
【0078】
この第2の例示的な行655は、部品番号「B-200499」を有する材料品目が、ロット番号「907555555t」に含まれることを示している。この第2の例示的な行655はまた、部品番号「B-200499」を有する材料品目が、数量(例えば、「それぞれ」または1つ)により測定されることを示している。この第2の例示的な行655はまた、こうした材料品目の合計「3」(例えば、pHおよび導電率監視を有する3つ混合袋)がSUEのセットアップの際、消費されることを示している。
【0079】
この第3の例示的な行660は、部品番号「P-393092」を有する材料品目が、特定の(予め割り当てられた)ロットにある必要がないことを示している。例えば、タイプ「P-393092」の「ポンプ」は、特定のロット番号に限定されない。この例示的な第3の行660はまた、部品番号「P-393092」を有する材料品目が、数量(例えば、「それぞれ」または1つ)により測定されることを示している。この第3の例示的な行660はまた、こうした材料品目の合計「4」(例えば、4つのポンプ)がSUEのセットアップの際、消費されることを示している。
【0080】
図6の例示的な部品表テーブル600はまた、単回使用構成部品ではない材料品目も含む。この第4の例示的な行665は、部品番号「C-93475」を有する材料品目が、特定の(予め割り当てられた)ロットにある必要がないことを示している。例えば、タイプ「C-93475」の「洗浄液」は、特定のロット番号に限定されない。この例示的な第4の行665はまた、部品番号「C-93475」を有する材料品目が、「リットル」で測定されることを示している。この第4の例示的な行665はまた、こうした材料品目の合計量がSUE(例えば、洗浄液200リットル)のセットアップの際、消費されることを示している。
【0081】
4つの例示的な材料エントリが図6の例示的な部品表テーブル600に表されているが、より多くまたはより少ない材料を、対応する製品を製造するために消費可能な多くの材料に対応する例示的な部品表テーブル600に表すことができる。
【0082】
図7は、SUオブジェクトの情報認識状態を保存する例示的な状態データストア240(図2)に保存可能な例示的なオブジェクト状態テーブル700を図示している。図7の例示的なSUオブジェクト状態テーブル700は、例示的なオブジェクト識別子列705、例示的な検証部品番号列710、例示的な検証ロット番号列715、例示的な走査された部品番号列720、例示的な走査されたロット番号列725、例示的なポート識別子列730、例示的なポート接続状態列735および例示的な起動状態列740を含む。この例示的なオブジェクト識別子列705は、SUオブジェクトの識別子を示している。図示の実施例では、このオブジェクト識別子列705は、SUオブジェクトを一意に識別する文字数字の列である。例えば、オブジェクト識別子値が使用されて、特定のSUオブジェクトの特性を照合(例えば、ルックアップ、検索)するために使用することができる。しかし、SUオブジェクトを一意に識別するいずれの他の手法も、追加または代替で、使用可能である。
【0083】
この例示的な検証部品番号列710および例示的な検証ロット番号列715は、対応する単回使用構成部品と関連する構成部品検証情報を識別する。この例示的な検証部品番号列710は、単回使用構成部品の部品番号(またはモデル番号)を識別する文字数字の列である。検証部品番号値は、図5の例示的な装置セットアップテーブル500から取得可能である。この例示的な検証ロット番号列715は、対応する単回使用構成部品が属する特定のロット番号を示している。検証ロット番号値は、図6の例示的な部品表テーブル600から取得可能である。
【0084】
この例示的な走査された部品番号列720および例示的な走査されたロット番号列725は、SUEに接続される単回使用構成部品から取得された(走査された)構成部品識別情報を識別する。この例示的な走査された部品番号列720は、単回使用装置の番号(またはモデル)を識別する文字数字の列である。この例示的な走査されたロット番号列725は、対応する単回使用構成装置が属する特定のロット番号を示している。図示の実施例では、走査された部品番号値および走査されたロット番号値がSUEの単回使用構成部品から取得された(走査を介して)構成部品識別情報に基づいて入力される。
【0085】
この例示的なポート識別子列730は、対応する単回使用構成部品と関連する1つ以上のポートを示している。例えば、移送ホースは、入力ポート(例えば、TH1ポート_A)および出力ポート(例えば、TH1ポート_B)を有することができる。例示的なポート接続状態列735は、対応するポートの状態を示している。例えば、ポート接続状態は、対応するポートが接続されている(例えば、接続モニタ210が、物理的接続を検出する)か、または接続されていない(例えば、接続モニタ210が、物理的接続を検出しない)かを示すことができる。例示的な起動状態列740は、対応するSUオブジェクトがアクティブかどうかを示している。図示の実施例では、SUオブジェクトの状態は、(1)対応する単回使用構成部品と関連するすべてのポートが接続されている(例えば、ポート接続状態列735の値に基づいて)、(2)走査された部品番号列720の走査された部品番号値が、例示的な検証部品番号列710、図2の例示的な装置セットアップデータストア230および/または図5の装置セットアップデータテーブル500に保存された対応する部品番号と照合される、および(3)走査されたロット番号列725に保存された走査されたロット番号値が例示的な検証ロット番号列715および/または図6の例示的な部品表テーブル600と照合されるとき、起動される。
【0086】
図7の図示の実施例の例示的なデータテーブル700は、3つの例示的な単回使用オブジェクトエントリに対応する3つの例示的な行750、755、760を含む。この例示的な行750は、オブジェクト「SU_TH1」として識別されるSUオブジェクトが、部品番号「Tー000201」およびロット番号「237925359」によって照会可能なことを示している。第1の例示的な行750はまた、SUオブジェクト「SU_TH1」に対応する単回使用構成部品が、適切なクランプ位置に接続(例えば、接続モニタ210は、物理的接続を検出する)される第1のポート「TH1ポート_A」および適切なクランプ位置に接続されない第2のポート「TH1ポート_B」を有することを示している。したがって、オブジェクト「SU_TH1」の結果は、「非アクティブ」として示される。さらに、SUオブジェクト「SU_TH1」のすべてのポートが確認されない(例えば、接続されない)ため、接続モニタ210は、SUEの単回使用構成部品の構成部品識別情報を取得していない。
【0087】
第2の例示的な行755は、オブジェクト「SU_MB1」として識別されるSUオブジェクトが、部品番号「B―200499」およびロット番号「907555555t」によって照会可能なことを示している。この例示的な第2の行755はまた、SUオブジェクト「SU_MB1」に対応する単回使用構成部品が、適切なクランプ位置にそれぞれが接続される4つのポート(例えば、第1のポート「MB1ポート_A」、第2のポート「MB1ポート_B」、第3のポート「MB1ポート_C」および第4のポート「MB1ポート_D」)を有することを示している。図示の実施例では、装置識別子215は、(1)対応するオブジェクト「SU_MB1」の走査された部品番号「Bー200499」を検証部品番号値「Bー200499」と照合し、(2)対応するオブジェクト「SU_MB1」の走査されたロット番号「907555555t」を検証ロット番号値「907555555t」と照合したものである。したがって、例示的なSUオブジェクト状態テーブル700のSUオブジェクト「SU_MB1」は、「アクティブ」として示される。
【0088】
第3の例示的な行は760は、オブジェクト「SU_P1」として識別されるSUオブジェクトが、部品番号「P393092」によって検証可能であり、かつ対応する単回使用構成部品を特定のロットに含めなくてもよいことを示している。例示的な第3の行760はまた、SUオブジェクト「SU_P1」に対応する単回使用構成部品が、適切なクランプ位置に接続(例えば、接続モニタ210は、物理的接続を検出する)される第1のポート「P1ポート_A」および適切なクランプ位置に接続される第2のポート「P1ポート_B」を有することを示している。図示の実施例では、装置識別子215は、対応するオブジェクト「SU_P1」の走査された部品番号「Pー393092」を検証部品番号値「Pー393092」と照合した。図示の実施例では、SUオブジェクト「SU_P1」と対応する単回使用構成部品は、予め割り当てられたロットに含まれなくてもよい。実施例によっては、接続モニタ210は、対応する単回使用構成部品が特定のロットに含まれなくてもよい場合、走査されたロット番号を廃棄することができる。実施例によっては、この接続モニタ210は、走査されたロット番号(利用可能であれば)を保存することができるが、SUオブジェクト起動テストを実施するとき、その値を廃棄することができる。したがって、例示的なSUオブジェクト状態テーブル700のオブジェクト「SU_P1」の状態は、「アクティブ」として示される。
【0089】
3つの例示的なSUオブジェクト状態エントリが、図7の例示的なSUオブジェクト状態テーブル700に表されるが、より多くまたはより少ないSUオブジェクトを、制御インタフェース207に含まれるSUオブジェクトの数に対応する例示的なSUオブジェクト状態テーブル700に表すことができる。
【0090】
図8~11は、SUEのセットアップの異なる段階のグラフィカル制御インタフェースを図示している。図8は、例示的なグラフィカル制御インタフェース800を図示している。図8の例示的なグラフィカル制御インタフェース800は、検証されたポート接続を含む図4のグラフィカル制御インタフェース400を表している。図示の実施例では、クランプ412は、閉位置にあり、2つの構成要素と係合することが確認されている。例えば、クランプ412の左接点位置が、混合袋のポートMB1ポート_Bと係合し、クランプ412の右接点位置が、移送ホースのポートTH2ポート_Aと係合している。図1および/または2の例示的なPASプラットフォーム140に関連して上記で説明したように、例示的な接続モニタ210がポート接続を検出するとき、この接続モニタは、図7の例示的なSUオブジェクト状態テーブル700の対応するオブジェクトのポート接続状態を更新する。この例示的な接続モニタ210はまた、ユーザに表示されたグラフィカル制御インタフェースを更新して、検証されたポートを図示する。図示の実施例では、ポート接続が検証されると、ポートを太線で表す。
【0091】
図9は、例示的なグラフィカル制御インタフェース900を図示している。図9の例示的なグラフィカル制御インタフェース900は、単回使用構成部品を走査するため要求905を含む図4のグラフィカル制御インタフェース400を表している。図示の実施例では、例示的な混合袋402のポートに接続された例示的なクランプ406、412、418、424は閉位置にあり、2つの構成部品と係合することが確認されている。例えば、第1のクランプ406の右接点位置は、混合物のポートMB1ポート_Aと係合し、第1のクランプ406の左接点位置は、移送ホースのポートTH1ポート_Bと係合し、第2のクランプ412の左接点位置は混合袋のポートMB1ポート_Bと係合し、第2のクランプ412の右接点位置は、移送ホースのポートTH2ポート_Aと係合し、第3のクランプ418の左接点位置は混合袋のポートMB1ポート_Cと係合し、第3のクランプ418の右接点位置は、移送ホースのポートTH3ポート_Aと係合し、第4のクランプ424の右接続位置は、混合袋のポートMB1ポート_Dと係合し、第4のクランプ424の左接点位置はポンプポートのP1ポート_Bと係合する。図示の実施例では、クランプ406、412、418、424の係合され、検証されたポート接続が太線で図示されている。混合袋402のすべてのポートが接続されている(例えば、混合袋のポートMB1ポート_A、MB1ポート_B、MB1ポート_C、MB1ポート_D)との判定に応じて、例示的な接続モニタ210は、ユーザを促して、単回使用構成部品(例えば、混合袋402)を走査させる。
【0092】
図10は、例示的なグラフィカル制御インタフェース1000を示している。図10の例示的なグラフィカル制御インタフェース1000は、起動したSUオブジェクトおよび起動したSUオブジェクト(例えば、混合袋402)を識別する図4のグラフィカル制御インタフェース400を表している。図示の実施例では、起動されたSUオブジェクトが太線で表される。上述の通り、PASプラットフォーム140は、(1)単回使用構成部品のすべてのポートが接続される、(2)走査された部品番号が単回使用構成部品の検証部品番号と一致するとき、SUオブジェクトを起動することを決定する。実施例によっては、単回使用構成部品が予め割り当てられたロット番号と関連するとき、PASプラットフォーム140はまた、チェックを実行して、単回使用構成部品の走査されたロット番号が、図7の例示的な装置セットアップテーブル700の単回使用構成部品と関連する検証ロット番号と一致することを確認する。
【0093】
図11は、例示的なグラフィカル制御インタフェース1100を図示している。図11の例示的なグラフィカル制御インタフェース1100は、起動したグラフィカル制御インタフェースを表している。このグラフィカル制御インタフェース1100は、制御インタフェース207のすべてのSUオブジェクトが起動し、電気的接続が確認されたときに、起動される。図示の実施例では、確認された電気的接続は、太線の四角1105、1110を介して示されている。例えば、混合袋402の電気的接続430は、第1の太線の四角1105により識別され、ポンプ422の電気的接続は第2の太線の四角1110によって識別されている。明確にするために記すと、ポート識別子は、グラフィカル制御インタフェース1100に図示されていない。
【0094】
図12は、本明細書に記載する例示的なスマートクランプ1200を図示するものである。図12の例示的なスマートクランプ1200は、トリクランプクランピングシステム(triーclamp clamping system)である。図12の例示的なスマートクランプ1200は、トリクランプであるが、他の種類のクランプが、追加または代替で、使用されてもよい。図12のスマートクランプ1200は、例示的なC字クランプ部1204に枢動可能に結合する例示的なベースブラケット1202を含む。この例示的なベースブラケット1202はまた、例示的なボルト1206に結合されている。図示の実施例では、このボルト1206は、スマートクランプ1200を締めるまたは緩めるために使用される例示的なウィングナット1208に螺合されている。さらに、図12の例示的なボルト1206は、例示的なウィングナット1208に結合しているが、他の種類の止め具が、追加または代替で使用されて、スマートクランプ1200を緊結してもよい。
【0095】
例示的なスマートクランプ1200はまた、例示的なベースブラケット1202および例示的なc字クランプ部1204に埋め込まれた例示的な接続センサ1210~1213(例えば、近接センサ)を含む。図示の実施例では、このベースブラケット1202は、例示的な接続センサ1210、1212を埋め込まれている。例示的なc字クランプ部1204は、例示的な接続センサ1211、1213を埋め込まれている。
【0096】
図12の図示の実施例では、例示的な接続センサ1211は、c字クランプ部1204の第1のクランプリップ1214に埋め込まれ、例示的な接続センサ1213は、c字クランプ部1204の第2のクランプリップ1215に埋め込まれている。上述の通り、図2の例示的な接続モニタ210は、接続センサ1210~1213の値を利用して、スマートクランプ1200が開位置(図12に示す)にあるときまたは閉位置にあるときを検出する。例えば、ベースブラケット1202の接続センサ1210、1212が、c字クランプ部1204の接続センサ1211、1213に接触している(またはほとんど接触している(例えば、近接する))とき、接続モニタ210は、接続センサ1210~1213によって提供された出力を処理し、スマートクランプ1200が閉位置にあると判定することができる。あるいは、ベースブラケット1202の接続センサ1210、1212が、c字クランプ部1204の接続センサ1211、1213に接触していない、かつ/または接続センサ1211、1213に近接していないとき、接続モニタ210は、接続センサ1210~1213によって提供された出力を処理し、スマートクランプ1200が開位置にあると判定することができる。
【0097】
さらに、接続センサ1210~1213により提供される出力に基づいて、例示的な接続モニタ210は、スマートクランプ1200が非係合状態である(例えば、4つのすべての接続センサ1210~1213からの出力が、構成部品に接触していない、かつ/または近接していないと示している)、または、スマートクランプ1200は、完全係合状態である(例えば、4つのすべての接続センサ1210~1213が、構成部品に接触しているかつ/または近接していると示している)と判定することができる。したがって、スマートクランプ1200からの出力を使用して、スマートクランプ1200の接点位置が両方接続されているか、あるいは接続されていないかを判定することができる。
【0098】
実施例によっては、接続センサ1210~1213が係合されるとき、センサ1210~1213は、結合されている構成部品に関する情報を自動的に収集する。例えば、接続センサ1210~1213は、単回使用構成部品識別情報(例えば、部品番号、ロット番号、モデル番号)を判定し、かつ/または構成部品識別情報を収集することができる。実施例によっては、この接続センサ1210~1213は、上述の構成部品識別情報を、単回使用構成部品に固定された無線周波数識別(RFID)デバイス(例えば、タグ)を介して収集する。実施例によっては、この接続センサ1210~1213は、構成部品識別情報を、バーコード読み取り装置またはブルートゥース(登録商標)を介して収集することができる。この接続センサ1210~1213は、スマートクランプ1200からの構成部品識別情報を図1の例示的なデータバス110および/または無線接続を介して、例示的な接続モニタ210へ通信することができる。追加または代替で、実施例によっては、ユーザ(例えば、オペレータ)は、構成部品識別情報を、例えば、図1の例示的なワークステーション102と関連する入力インタフェース(例えば、キーボード、ハンドヘルドデバイス)を介して、直接接続モニタ210に入力することができる。
【0099】
図12の例示的なスマートクランプ1200は、ベースブラケット1202に埋め込まれた2つの接続センサ1210、1212およびc字クランプ部1204に埋め込まれた2つの接続センサ1211、1213を含むが、任意の数のセンサが、追加または代替で、使用されてもよい。例えば、このスマートクランプ1200は、ベースブラケット1202に埋め込まれた0個、1個、2個などの接続センサを含んでもよく、かつ/またはc字クランプ部1204に埋め込まれた0個、1個、2個などの接続センサを含んでもよい。
【0100】
図示の実施例では、接続センサ1210~1213が、近接検出、係合検出、情報収集およびネットワーク接続を提供する。しかし、こうした特性は、任意の数のセンサに分割可能である。例えば、第1および第2の接続センサ1210、1212は、スマートクランプ1200が、閉位置にあるとき、または開位置にあるときを検出する接続センサであることが可能である。例示的な第3および第4のセンサ1211、1213は、スマートクランプ1200が、非係合状態(例えば、第2のセンサも第3のセンサも係合していない)、部分係合状態(例えば、第2のセンサまたは第3のセンサが係合している)、または完全係合状態(例えば、第2のセンサおよび第3のセンサ両方が係合している)にあるときを、検出することができる。接続センサ1210~1213の1つ以上はスマートクランプ1200によって緊結された構成部品の構成部品識別情報を読み出すことができる。さらに、ネットワーク接続が、このスマートクランプ1200に結合された通信デバイスによって実行可能である。
【0101】
図12の例示的なスマートクランプ1200は、2つの交換可能な構成部品を緊結するのを容易にするが、実施例によっては、構成部品の1つが、このスマートクランプ1200に固定(例えば、恒常的に固定)可能である。例えば、ステンレス鋼ドラムの入力/出力ポートが、このスマートクランプ1200の一接点位置に恒常的に固定可能である(例えば、スマートクランプ1200の右接点位置が接続される)。こうした実施例によっては、例示的な接続センサ1212、1213は、係合状態を連続して示すことができるが、接続センサ1210、1211の状態は、第2の構成部品の存在に基づいて変化する可能性がある。実施例によっては、スマートクランプ1200は、接続センサ1212、1213を含まず、接続センサ1210、1211を含む場合がある。実施例によっては、3つの可能な係合状態(例えば、非係合状態、部分係合状態および完全係合状態)の1つとしてこのスマートクランプ1200を識別するのではなく、例示的な接続モニタ210が、スマートクランプ1200から受信した信号に基づいて、2つの可能な係合状態(例えば、部分係合状態または完全係合状態)の1つとしてこのスマートクランプ1200を認識することができる。
【0102】
図13は、他の例示的なスマートクランプ1300の横断面図を示している。図13の例示的なスマートクランプ1300は、閉位置状態を示し、第1の単回使用構成部品コンポーネントAの第1のポート1330および第2の単回使用構成部品コンポーネントBの第2のポート1332を挟持している。この例示的なスマートクランプ1300は、例示的なc字クランプ部1304に枢動可能に結合する例示的なベースブラケット1302を含む。図13の図示の実施例では、例示的な接続センサ1306、1308が、ベースブラケット1302に埋め込まれ、例示的な接続センサ1307、1309がc字クランプ部1304に埋め込まれている。接続センサ1306~1309の1つ以上は、スマートクランプ1300が閉位置または開位置にあるときを検出する。図13の例示的な接続センサ1306~1309はまた、スマートクランプ1300が完全係合状態(例えば、接点位置1312、1314両方が、閉位置であり、それぞれのポートを挟持している)または非係合状態(例えば、接点位置1312、1314の開位置またはポートを挟持していない、のいずれかである)であるときを検出する。
【0103】
図13の図示の実施例では、スマートクランプ1300は、クランプマネジャ1310を含む。この例示的クランプマネジャ1310は、接続センサ1306~1309からの出力を監視し、接点位置が係合されたときを判定する。図示の実施例では、クランプマネジャ1310は、接点位置が係合したときに信号を図2の接続モニタ210へ送信する。実施例によっては、このクランプマネジャ1310は、信号にクランプ識別情報を含むことができる。例えば、このクランプマネジャ1310は、スマートクランプ1300を識別するクランプ識別子およびスマートクランプ1300のどの接点位置(例えば、左接点位置1312および/または右接点位置1314)が係合されているかを示す値を含むことができる。上述の通り、接続モニタ210は、クランプ識別情報および図5の装置セットアップテーブル500を使用して、適切なクランプが、適切なポートに接続されているか、かつ/または、対応する単回使用構成部品のポートがいつ接続されたかを判定することができる。
【0104】
実施例によっては、このクランプマネジャ1310は、接続センサ1306~1309の1つ以上に構成部品識別情報(例えば、部品番号、ロット番号、モデル番号)を読み出させることができる。例えば、このクランプマネジャ1310は、接続モニタ210から要求を受信して、構成部品識別情報を取得することができる。こうした実施例によっては、このクランプマネジャ1310は、適切な接続センサに構成部品識別情報のため接続されたポートの走査を実行させることができる。このクランプマネジャ1310は、例えば、接続モニタ210が単回使用構成部品コンポーネントAと関連する構成部品識別情報(例えば、接続モニタ210が単回使用構成部品コンポーネントAがすべて接続されていると判定することができる)を要求する要求を送信した場合、例えば、接続センサ1306、1307に構成部品識別情報のためポート1330を走査させることができる。
【0105】
図13の図示の実施例では、例示的なスマートクランプ1300は、例示的な状態インジケータ1311(例えば、発光ダイオード(LED))を含む。この状態インジケータ1311は、スマートクランプ1300の状態を示す。例えば、このスマートクランプ1300は、開位置にあるとき、赤色を出力し、閉位置にあるとき、黄色を出力することができる。このスマートクランプ1300が、閉位置にあって完全係合状態のとき、スマートインジケータ1311は緑色を出力することができる。例えば、制御インタフェースが完全に起動していることを示すPASシステム130からの信号に応じて、クランプマネジャ1310は、スマートインジケータ1311に緑色を出力させることができる。追加または代替で、構成部品識別情報の要求に応じて、クランプマネジャ1310はユーザを促して、単回使用構成部品コンポーネントAを走査させることができる。例えば、このクランプマネジャ1310は、構成部品識別情報を走査する要求を受信したとき、状態インジケータ1311を点滅させることができる。実施例によっては、このスマートクランプ1300は、各接点位置1312、1313にLED設けて、どの単回使用構成部品を走査するかを識別することができる。
【0106】
SUE検証システムを自動化する例示的な方法を表すフローチャートが、図14に示されている。図1および/または2のPASプラットフォーム140を実装する例示的な方法を表すフローチャートが、図15~18に示されている。図13のクランプマネジャ1310を実装する例示的な方法を表すフローチャートが、図19に示されている。こうした実施例では、こうした方法が、図20に関連して以下で論じられる例示的なプロセッサプラットフォーム2000に示されるプロセッサ2012などのプロセッサによって実行されるプログラムを含む機械可読命令を用いて実装可能である。このプログラム(複数可)は、CD-ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスクまたはプロセッサ2012と関連するメモリなどの有形コンピュータ可読記憶媒体に保存されたソフトウェアで実施可能であるが、全体のプログラム(複数可)および/またはその一部は、プロセッサ2012以外のデバイスによって代替で実行可能かつ/またはファームウェアもしくは専用ハードウェアで実施可能である。さらに、例示的なプログラム(複数可)は、図14~19に示すフローチャートを参照して説明されるが、SUE検証システムを自動化する、例示的なPASプラットフォーム140を実装する、および/または例示的なクランプマネジャ1310を実装する多くの他の方法が、代替で、使用可能である。例えば、ブロックの実行オーダは、変更可能であり、かつ/または記載されるブロックによっては、変更、除去、または組み合わせ可能である。
【0107】
上述の通り、図14~19の例示的な方法は、有形コンピュータ可読記憶媒体に保存された符号化された命令(例えば、コンピュータおよび/または機械可読命令)を用いて実行可能である。この有形コンピュータ可読記憶媒体として、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または情報を任意の持続期間(例えば、長期間、恒久的に、短期間の例では、一時的なバッファとして、および/または情報のキャッシュ用に)保存する任意の他の記憶装置もしくは記憶ディスクが挙げられる。本明細書で使用する場合、有形コンピュータ可読記憶媒体という用語は、任意の種類のコンピュータ可読記憶装置および/または記憶ディスクを含み、伝搬信号を除き、伝送媒体を除くことを明確に規定する。本明細書で使用する場合、「有形コンピュータ可読記憶媒体」および「有形機械可読記憶媒体」という用語は、同じ意味で使用される。追加または代替で、図14~19の例示的な方法は、非一過性コンピュータおよび/または機械可読媒体に保存された符号化された命令(例えば、コンピュータおよび/または機械可読命令)を用いて実行可能である。この非一過性コンピュータおよび/または機械可読媒体には、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、キャッシュ、ランダムアクセスメモリおよび/または情報を任意の持続期間(例えば、長期間、恒久的に、短期間の例では、一時的なバッファとして、および/または情報のキャッシュ用に)保存する任意の他の記憶装置もしくは記憶ディスクが挙げられる。本明細書で使用する場合、非一過性コンピュータ可読媒体という用語は、任意の種類のコンピュータ可読記憶装置および/または記憶ディスクを含み、伝搬信号を除き、伝送媒体を除くことが明確に規定される。本明細書で使用する場合、「少なくとも」という句は、請求項の前提部分中の移行部の用語として使用されるとき、「備える(comprising)」という用語がオープンエンドであるのと同様に、オープンエンドである。含む(comprising)および他のすべての「含む(comprise)」の変形は、オープンエンドの用語であると明確に規定される。含む(including)および他のすべての「含む(include)」の変形もまた、オープンエンドの用語であると規定される。対照的に、成る(consisting)および/または成る(consist)の他の形は、クローズドエンドの用語であると規定される。
【0108】
図14は、図1および/または2の例示的なPASプラットフォーム140を実装するために実行されて、SUEをセットアップすることができる例示的な方法1400を表すフローチャートである。図14の方法1400はブロック1402で始まり、ユーザ(例えば、自動化エンジニア)がPASプラットフォーム140を使用して、グラフィカル制御インタフェースを構成する。例えば、例示的な構成マネジャ205(図2)は、例示的なグラフィカル制御インタフェース400(図4)の設計および例示的な装置セットアップテーブル500(図5)の構成を介してユーザを案内することができる。ブロック1402の例示的な実装は、図15と関連して以下で説明される。
【0109】
ブロック1404で、PASプラットフォーム140は、非アクティブ制御インタフェース400をロードして、SUEのセットアップを可能にする。例えば、このPASプラットフォーム140は、ユーザに操作インタフェースを提供して、例示的な制御インタフェースデータストア240(図2)から図4のグラフィカル制御インタフェース400を取得することができる。
【0110】
ブロック1406で、PASプラットフォーム140は、単回使用装置/プロセス(複数可)を組み立てしやすくする。例えば、グラフィカル制御インタフェースは、単回使用構成部品を物理的に接続する、かつ適切な単回使用構成部品が接続されているかを検証する際にオペレータを案内することができる。ブロック1406の例示的な実装については、図16に関連して以下で説明される。あるいは、単回使用装置/プロセス(複数可)を組み立てしやすくすることが可能な他の操作が、利用されてもよい。
【0111】
ブロック1408で、例示的なPASプラットフォーム140は、グラフィカル制御インタフェースを起動する。例えば、このPASプラットフォーム140は、制御インタフェース中のすべてのSUオブジェクトが起動されて、接続(例えば、電気的接続、流路接続)が確認されたと判定することができる。図示の実施例では、ブロック1408の操作図17の方法を用いて実行される。あるいは、制御インタフェースを起動することが可能な他の操作が、利用されてもよい。
【0112】
ブロック1410で、例示的なPASプラットフォーム140は、SUEを実行しやすくする。例えば、このPASプラットフォーム140は、オペレータがバッチを実行して、製品を生産することを可能にする。図示の実施例では、ブロック1410の操作は、図18の方法を使用することを必要とする可能性がある。あるいは、SUEを実行しやすくすることが可能な他の操作が、利用されてもよい。そして、図14の例示的な方法1400は、終了する。
【0113】
図15は、図1および/または2の例示的なPASプラットフォーム140を実装して、プロセス制御システム104のセットアップを実行可能な例示的な方法1500を表すフローチャートである。図15の例示的な方法1500は、図14のブロック1402を実行するために使用されて、制御インタフェースを構成することができる。図15の方法1500はブロック1502で始まり、例示的な構成マネジャ205(図2)が、単回使用構成部品を表すSUオブジェクトを作成することによってSUEを表すグラフィカル制御インタフェースを構築しやすくする。例えば、構成マネジャ205は、材料の流れを表すプロセスフローチャート(PFD)およびPFD内の機器の接続を表す配管計装図(PID)に基づく図4の例示的なグラフィカル制御インタフェース400を構築するためにユーザが使用することができる構成インタフェースを提供することができる。実施例によっては、構成マネジャ205は、対応するSUオブジェクトクラスと関連するSUオブジェクトを投入する。例えば、この構成マネジャ205は、SUオブジェクト300(図3)をインスタンス化し、オブジェクトのオブジェクトIDフィールド305に固有のオブジェクト識別子を設定することができる。
【0114】
ブロック1504で、構成マネジャ205は、装置セットアップテーブルを構成する。例えば、この構成マネジャ205は、グラフィカル制御インタフェースに加えられたSUオブジェクトに基づいて図5の例示的な装置セットアップテーブル500を生成することができる。実施例によっては、構成マネジャ205は、単回使用構成部品の特性を規定するようユーザを促すことができる。例えば、構成マネジャ205は、ユーザに部品番号を提供することを要求し、ポート識別子-クランプ識別子のマッピングをクランプの接点位置へ割り当てることができる。図示の実施例では、この装置セットアップテーブル500は、例示的な装置セットアップストア230(図2)に保存される。例示的な装置セットアップテーブルの実装は、図5の例示的な装置セットアップテーブル500に関連して上記にて説明される。
【0115】
ブロック1506で、構成マネジャ205は、部品表を構成する。例えば、構成マネジャ205は、MESプラットフォーム130(図1)の部品表132との接続を確立することができる。部品表132は、品目と所望の製品を生産するために必要な材料との関係を表している。図示の実施例では、部品表132は、SUEに使用される単回使用構成部品が適切な構成部品であることを検証することを可能にする。例示的な部品表の実装は、図6の例示的な部品表テーブル600に関連して上記で説明される。
【0116】
ブロック1508で、例示的なPASプラットフォーム140は、制御インタフェースの構築を継続するかどうかを判定する。ブロック1508で、このPASプラットフォーム140が、制御インタフェースの構築を継続すると判定した場合(例えば、新モデルがプロセス制御システムに加えられる)、制御はブロック1502に戻る。ブロック1508で、例示的なPASプラットフォーム140が、制御インタフェースの構築を継続しないと判定した場合(例えば、端末要求を受信する)、ブロック1510で、このPASプラットフォーム140は、例示的な制御インタフェースデータストア240(図2)に制御インタフェースを保存する。そして、図15の例示的な方法1500は、終了する。
【0117】
図16は、図1および/または2の例示的なPASプラットフォーム140を実装することを実行可能な例示的な方法1600を表すフローチャートである。図16の例示的な方法1600は、図14のブロック1406を実装するために使用されて、単回使用装置/プロセスの組み立てを容易にすることができる。図16の方法1600は、PASプラットフォーム140がポート接続を検出するとき、ブロック1602で始まる。例えば、例示的な接続モニタ210(図2)は、対応するクランプが、閉位置にあり、ポートが接続されていることを示す図13のクランプマネジャ1310から受信することができる。
【0118】
ブロック1604で、例示的なPASプラットフォーム140は単回使用構成部品のすべてのポートが接続されているかどうか判定する。例えば、接続モニタ210は、図7の例示的なSUオブジェクト状態テーブル700を照合して、対応する単回使用構成部品すべてのポートが接続されているかどうか判定することができる。ブロック1604で、この例示的な接続モニタ210が、単回使用構成部品のすべてのポートが接続されていないと判定した場合、制御は他のポートの接続を検出するためブロック1602に戻る。
【0119】
ブロック1604で、例示的な接続モニタ210が、単回使用構成部品と関連するすべてのポートが接続されていると判定した場合、ブロック1606で、この例示的な接続モニタ210は、単回使用構成部品の構成部品識別情報を取得する。例えば、この接続モニタ210は、単回使用構成部品に固定されるバーコードを走査するようユーザを促すことができる。ブロック1608で、この例示的な接続モニタ210は、構成部品識別情報を記録する。例えば、この接続モニタ210は、単回使用構成部品に対応するSUオブジェクト300(図3)の部品番号値310およびロット番号値315を更新することができる。
【0120】
ブロック1610で、例示的なPASプラットフォーム140は、接続された単回使用構成部品を検証する。例えば、構成部品検証器215(図2)は、SUオブジェクト300の部品番号フィールド310に記録された走査された部品番号値を装置セットアップテーブル500に保存された検証部品番号と比較することができる。実施例によっては、この構成部品検証器215は、オブジェクト識別子値を使用して、SUオブジェクトを装置セットアップテーブル500の適切な単回使用構成部品エントリにマップすることができる。ブロック1612で、この構成部品検証器215は、SUオブジェクト300に記録された部品番号310が装置セットアップテーブル500に保存された検証部品番号と一致しないと判定した場合、制御はブロック1626へ進み、警報を発する。例えば、この構成部品検証器215は、部品番号不一致を識別する警報を表示することができる。そして、制御はブロック1602に戻り、他のポートの接続の検出を待つ。
【0121】
ブロック1612で、この構成部品検証器215が、走査された部品番号値310が装置セットアップテーブル500に保存された検証部品番号値と一致すると判定された場合、ブロック1614で、例示的な構成部品検証器215は、単回使用構成部品のロット番号を検証する。例えば、この構成部品検証器215は、SUオブジェクト300のロット番号フィールド315に記録された走査されたロット番号値を部品表テーブル600に保存された検証ロット番号値と比較することができる。実施例によっては、この構成部品検証器215は、部品番号値を使用して、SUオブジェクトを部品表テーブル600の適切な単回使用構成部品エントリにマップすることができる。ブロック1616で、この構成部品検証器215は、ロット番号値315が部品表テーブル600に保存された検証ロット番号値と一致しないと判定した場合、制御はブロック1626へ進み、警報が発せられる。例えば、この構成部品検証器215は、ロット番号不一致を識別する警報を表示することができる。そして、制御はブロック1602に戻り、他のポートの接続を待つ。
【0122】
ブロック1616で、構成部品検証器215は、ロット番号値315が部品表テーブル600に保存された検証ロット番号値と一致すると判定した場合、または部品表テーブル600が対応する単回使用構成部品を予め割り当てられたロットに含める必要がない場合(例えば、利用できないロット番号)、ブロック1618で、この例示的な構成部品検証器215は、SUオブジェクトの状態を更新する。例えば、この構成部品検証器215は、SUオブジェクト300の起動状態を更新することができる。追加または代替で、例示的な構成部品検証器215は、例示的なSUオブジェクト状態テーブル700(図7)の対応するSUオブジェクトの状態を更新することができる。例えば、この構成部品検証器215は、対応する単一オブジェクトの起動状態列730に保存された状態を、「非アクティブ」状態から「アクティブ」状態に更新することができる。
【0123】
ブロック1620で、例示的な構成部品検証器215は、制御インタフェースのSUオブジェクトを起動する。例えば、この構成部品検証器215は、図10の例示的な制御インタフェース1000に示すように、制御インタフェースに表示されたSUオブジェクトを、非アクティブ状態を表す第1の画像(例えば、細線)からアクティブ状態を表す第2の画像(例えば、太線)に移行することができる。ブロック1622で、例示的な構成部品検証器215は、SUEを表すすべてのSUオブジェクトが、起動しているかどうか判定する。例えば、この構成部品検証器215は、図7のSIオブジェクト状態テーブル700を解析して、SUオブジェクトが「非アクティブ」と識別されるか判定することができる。
【0124】
ブロック1622で、構成部品検証器215が、制御インタフェースのすべてのSUオブジェクトが起動していないと判定した場合、制御はブロック1602に戻り、他のポートの接続の検出を待つ。そうでなければ、ブロック1622で、この構成部品検証器215が、制御インタフェースのすべてのSUオブジェクトが起動していると判定した場合、図11の例示的な制御インタフェース1100に示すように、ブロック1624でこの構成部品検証器215は制御インタフェースを完全に起動している(例えば、電気的接続を起動する)。そして、図16の例示的な方法1600は、終了する。
【0125】
図17は、図1および/または2の例示的なPASプラットフォーム140を実装するために実行可能な例示的な方法1700を表すフローチャートである。図17の例示的な方法1700は、図14のブロック1408を実行するために使用されて、制御インタフェースのすべてのSUオブジェクトを起動するとき、制御インタフェースを起動しやすくすることができる。図17の方法1700は、例示的なPASプラットフォーム140が電気的接続を確認するとき、ブロック1702で始まる。例えば、例示的なセットアップテスタ220(図2)は、制御インタフェースのSUオブジェクトが電気的接続および/または他の入力/出力を含むかどうかを判定することができる。例えば、このセットアップテスタ220は、SUオブジェクトに対応する単回使用構成部品が電源に接続されているかどうか確認することができる。ブロック1704で、このセットアップテスタ220が、電気的接続を確認することができない場合、制御は、ブロック1714に進み、このセットアップテスタ220は、警報を発する。例えば、このセットアップテスタ220は、すべての電気的接続が確認されなかったことを示す警報を提示することができる。実施例によっては、このセットアップテスタ220は、電気的接続テストを満たせなかったSUオブジェクトを識別することができる。そして、制御はブロック1702に戻り、電気的接続を確認する。
【0126】
ブロック1704で、このセットアップテスタ220が、電気的接続を確認した場合、ブロック1706で、このセットアップテスタ220は、制御インタフェースを起動する。例えば、このセットアップテスタ220は、 制御インタフェースを、1つ以上の起動されたSUオブジェクトを含む図10の例示的な制御インタフェース1000から図11の例示的な制御インタフェース1100へ移行することができる。ブロック1708で、例示的なセットアップテスタ220は、完全性テストを実行する。例えば、このセットアップテスタ220は、圧力保持を確認して、かつ/またはシステムを満たすために必要な空気および/または水の質量を(例えば、特定の圧力まで)測定することができる。ブロック1710で、このセットアップテスタ220が、完全性テストの結果が指定された閾値を満たさないと判定した場合、制御は、ブロック1714に進み、このセットアップテスタ220は、警報を発する。例えば、このセットアップテスタ220は、完全性テストの結果が仕様(例えば、許容できる閾値)を満たさなかったことを示す警報を提示することができる。そして、制御はブロック1702に戻り、電気的接続を確認する。
【0127】
ブロック1710で、このセットアップテスタ220が、完全性テストの結果が仕様を満たすと判定した場合、ブロック1712で、SUEのセットが完了する。例えば、このセットアップテスタ220は、SUEがバッチを実行する準備ができたことを示すメッセージを提示することができる。そして、図17の例示的なプログラム1700は、終了する。
【0128】
図18は、図1および/または2の例示的なPASプラットフォーム140を実装するために実行可能な例示的な方法1800を表すフローチャートである。図18の例示的な方法1800は、図14のブロック1410をサポートするために使用されて、単回使用装置/プロセスを実行することができる。図18の方法1800は、PASプラットフォーム140がSUEの組み立てを完了したとき、ブロック1802で始まる。ブロック1804で、PASプラットフォーム140は、単回使用構成部品のポート接続を監視する。例えば、接続モニタ210(図2)は、クランプマネジャ1310(図13)から受信した信号を継続して監視して、接続が切断された(例えば、検証された物理的接続が切断されている)かどうかを判定することができる。
【0129】
ブロック1806で、例示的な接続モニタ210は、警報を発する。例えば、この接続モニタ210は、物理的接続が未検証であることを示す警報を提示することができる。実施例によっては、この接続モニタ210は、未検証なものとして検出された物理的接続および/または未検証な物理的接続と関連する単回使用構成部品を識別することができる。実施例によっては、この接続モニタ210は、SUE内の未検証の物理的接続を検出することに応じて、制御インタフェースを停止状態にすることができる。
【0130】
ブロック1808で、この接続モニタ210は、実行しているバッチが完了したかどうかを判定する。ブロック1808で、この接続モニタ210が、バッチの実行が完了していないと判定された場合、制御は、ブロック1804に戻り、プロセス制御システム104内のポート接続を監視することを継続する。ブロック1808で、この接続モニタ210が、バッチの実行が終了したと判定した場合、図18の例示的な方法1800は終了する。
【0131】
図19は、図13の例示的なクランプマネジャ1310を実装して、構成部品接続の監視を実行可能な例示的な方法1900を表すフローチャートである。図19の方法1900は、例示的なクランプマネジャ1310が、スマートクランプ1300が閉位置にあるまたは開位置にあるときを判定するときに、ブロック1902で始まる。例えば、このクランプマネジャ1310は、接続センサ1306~1309を監視して、スマートクランプ1300が閉位置にあるときを判定することができる。ブロック1902で、このクランプマネジャ1310が、スマートクランプ1300が開位置にある(例えば、接続センサ1306、1308が接続センサ1307、1309に近接していないことを示す)と判定する場合、制御は、ブロック1902に戻り、スマートクランプ1300が閉位置にあると判定するのを待つ。
【0132】
ブロック1902で、この例示的なクランプマネジャ1310が、スマートクランプ1300が閉位置にあると判定する場合、ブロック1904で、クランプマネジャ1310は、スマートクランプ1300が係合状態にあるかどうかを判定する。例えば、このクランプマネジャ1310は、構成部品に接触しているかつ/または近接していることを示す信号のために接続センサ1306~1309を監視することができる。ブロック1904で、この例示的なクランプマネジャ1310が、スマートクランプ1300が係合状態にないと判定した場合、制御は、ブロック1902に戻り、スマートクランプ1300が閉位置にあるときを検出する。
【0133】
ブロック1904で、この例示的なクランプマネジャ1310が、スマートクランプ1300が係合状態にあると判定する場合、ブロック1906で、クランプマネジャ1310は、構成部品からの構成部品識別情報を読み出しやすくする。例えば、このクランプマネジャ1310は、接続センサ1306、1307に構成部品識別情報のためポート1330を走査させることができる。実施例によっては、このクランプマネジャ1310は、ユーザを促して構成部品識別情報のため構成部品を走査させることができる。ブロック1908で、このクランプマネジャ1310は、構成部品識別情報をPASシステム140(図1および/または2)に報告する。例えば、このクランプマネジャ1310は、図1の例示的なデータバス110などの、無線接続を介してPASシステム140に構成部品識別情報を伝達することができる。ブロック1910で、このクランプマネジャ1310は、スマートクランプ1300を監視する。例えば、このクランプマネジャ1310は、PASシステム140からの信号を待つことができ、切断のための接続を監視することができる。
【0134】
ブロック1912で、クランプマネジャ1310は、切断イベントが検出されたかどうかを判定する。例えば、このクランプマネジャ1310は、接続センサ1306~1309の1つ以上からスマートクランプ1300が閉位置にないことの暗示(例えば、信号)を受信することができる。追加または代替で、このクランプマネジャ1310は、スマートクランプ1300が係合状態にないことの暗示(例えば、信号)を受信することができる。例えば、構成部品が移動した可能性がある、スマートクランプ1300が突き当てられているなどであり、その結果、クランプマネジャ1310は、スマートクランプ1300がもはや係合していないと判断する。ブロック1912で、クランプマネジャ1310が、切断イベントを検出しなかった場合、制御は、ブロック1910に戻り、接続を監視する。
【0135】
ブロック1912で、クランプマネジャ1310が切断イベントを検出した場合、ブロック1914で、このクランプマネジャ1310は、PASシステム140に切断イベントを報告する。例えば、このクランプマネジャ1310は、図1の例示的なデータバス110などの、無線接続を介してPASシステム140に切断イベントを伝達することができる。実施例によっては、このクランプマネジャ1310は、例えば、状態インジケータ1311が切断イベントの前に起動状態にあった場合、状態インジケータ1311を非アクティブ状態(例えば、赤色)に移行する。ブロック1916で、このクランプマネジャ1310は、スマートクランプ1300の電源を切るかどうか判定する。ブロック1916で、このクランプマネジャ1310が、スマートクランプ1300スマートクランプ1300の電源を切らないと判定した場合、制御は、ブロック1902に戻り、スマートクランプ1300が閉位置にあるかどうか判定する。ブロック1916で、このクランプマネジャ1310が、スマートクランプ1300の電源を切ると判定した場合、このクランプマネジャ1310は、スマートクランプ1300の電源を切り、図19の例示的な方法1900は、終了する。例えば、このクランプマネジャ1310は、状態インジケータを非アクティブ状態に移行することができる。
【0136】
図20は、図14~19の方法ならびに図1および/または2のPASプラットフォーム140ならびに/または図13のクランプマネジャ1310を実装する命令を実行することができる例示的なプロセッサプラットフォーム2000のブロック図である。プロセッサプラットフォーム2000は、例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ、または任意の他の種類のコンピューティングデバイスであってもよい。
【0137】
図示の実施例のプロセッサプラットフォーム2000は、プロセッサ2012を含む。図示の実施例のプロセッサ2012は、ハードウェアである。例えば、プロセッサ2012は、任意の所望のファミリまたはメーカの1つ以上の集積回路、ロジック回路、マイクロプロセッサまたはコントローラによって実装可能である。
【0138】
図示の実施例のプロセッサ2012は、ローカルメモリ2013(例えば、キャッシュ)を含む。図示の実施例のプロセッサ2012は、命令を実行して、例示的な構成マネジャ205、例示的な接続モニタ210、例示的な構成部品検証器215および例示的なセットアップテスタ220を実装する。図示の実施例のプロセッサ2012は、揮発性メモリ2014および非揮発性メモリ2016を含むメインメモリとバス2018を介して通信している。揮発性メモリ2014は、シンクロナス動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、ラムバス動的ランダムアクセスメモリ(RDRAM)および/または任意の他の種類のランダムアクセスメモリデバイスによって実装可能である。非揮発性メモリ2016は、フラッシュメモリおよび/または任意の他の所望の種類のメモリデバイスによって実装可能である。メインメモリ2014、2016へのアクセスは、メモリコントローラによって制御されている。
【0139】
図示の実施例のプロセッサプラットフォーム2000はまた、インタフェース回路2020を含む。このインタフェース回路2020は、イーサネット(登録商標)インタフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)および/またはPCI Expressインタフェースによって実装可能である。
【0140】
図示の実施例では、1つ以上の入力デバイス2022が、インタフェース回路2020に接続されている。この入力デバイス(複数可)2022はユーザがプロセッサ2012にデータおよびコマンドを入力することを可能にする。この入力デバイス(複数可)は、例えば、オーディオセンサ、マイクロフォン、カメラ(スチルまたはビデオ)、キーボード、ボタン、マウス、タッチスクリ―ン、トラックパッド、トラックボール、アイソポイントおよび/または音声認識システムによって実装可能である。
【0141】
1つ以上の出力デバイス2024はまた、図示の実施例のインタフェース回路2020に接続される。この出力デバイス2024は、例えば、ディスプレイ装置(例えば、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ(CRT)、タッチスクリーン、触覚出力装置、プリンタおよび/またはスピーカ)によって実装可能である。したがって、図示の実施例のインタフェース回路2020は、典型的には、グラフィクスドライバカード、グラフィクスドライバチップまたはグラフィクスドライバプロセッサを含む。
【0142】
図示の実施例のインタフェース回路2020はまた、トランスミッタ、レシーバ、トランシーバ、モデムおよび/またはネットワークインタフェースカードなどの通信装置を含み、ネットワーク2026を介して(例えば、イーサネット(登録商標)接続、デジタル加入者回線(DSL)、電話回線、同軸ケーブル、携帯電話システム)外部機械(例えば、任意の種類のコンピューティングデバイス)とのデータ交換を容易にする。
【0143】
図示の実施例のプロセッサプラットフォーム2000はまた、ソフトウェアおよび/またはデータを保存するための1つ以上の大容量記憶装置2028を含む。こうした大容量記憶装置2028の例として、フロッピーディスクドライブ、ハードディスクドライブ、コンパクトディスクドライブ、ブルーレイディスクドライブ、RAIDシステムおよびデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブが挙げられる。例示的な大容量記憶装置2028は、例示的なSUオブジェクトクラスデータストア225、例示的な装置セットアップデータストア230、例示的な制御インタフェースデータストア235および例示的な状態データストア240を実装している。
【0144】
図14~19の方法を実行する符号化された命令2032は、CDまたはDVDなどの大容量記憶装置2028、揮発性メモリ2014、不揮発性メモリ2016および/または着脱式有形コンピュータ可読記憶媒体に保存可能である。
【0145】
上述より、上記に開示する方法、装置および製造物品が、単回使用プロセス制御システムの単回使用装置/プロセス(複数可)のセットアップを容易にすることが理解されよう。例えば、開示する実施例は、プロセス制御システムおよび装置セットアップテーブルを表すグラフィカル制御インタフェースを含む。実施例によっては、この例示的なグラフィカル制御インタフェースが、プロセス制御システムのグラフィック表現を設計するために使用可能である。開示する実施例は、装置セットアップテーブルを利用して、SUE内で使用される単回使用構成部品が、適切な単回使用構成部品であることを検証する。実施例によっては、スマートクランプが、単回使用構成部品を緊結するために使用される。
【0146】
いくつかの例示的な方法、装置および製造物品を本明細書で開示してきたが、本特許の対象範囲をそれに限定するものではない。むしろ、本特許は、本特許の特許請求の範囲内に含まれるすべての方法、装置および製造物品を対象とするものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
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図10
図11
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図20