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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-20
(45)【発行日】2024-05-28
(54)【発明の名称】電気素子の接続方法
(51)【国際特許分類】
   H01H 9/02 20060101AFI20240521BHJP
   H01H 37/02 20060101ALI20240521BHJP
【FI】
H01H9/02 B
H01H37/02 B
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020552531
(86)(22)【出願日】2019-07-23
(86)【国際出願番号】 JP2019028866
(87)【国際公開番号】W WO2020079908
(87)【国際公開日】2020-04-23
【審査請求日】2022-04-11
(31)【優先権主張番号】P 2018196632
(32)【優先日】2018-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000102223
【氏名又は名称】ウチヤ・サーモスタット株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100132067
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 喜雅
(72)【発明者】
【氏名】武田 秀昭
【審査官】関 信之
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2010/103590(WO,A1)
【文献】特開2006-269177(JP,A)
【文献】国際公開第2013/005496(WO,A1)
【文献】実開昭55-077348(JP,U)
【文献】特開2015-103336(JP,A)
【文献】実開平04-055730(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 9/02
H01H 37/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の接点と、当該第1の接点に接続されスイッチ部の外部に露出する第1の端子と、前記第1の接点に対し接触する位置と離隔した位置とに移動可能な第2の接点と、当該第2の接点に接続され前記スイッチ部の外部に露出する第2の端子と、を有する前記スイッチ部に電気素子を接続する電気素子の接続方法であって、
前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記第1の接点及び前記第2の接点に並列に前記電気素子を接続し、
外部回路に接続される第1の外部回路リード線を前記電気素子の一方の素子リード線とともに前記第1の端子に加締め又は溶接により同時に接続するとともに、前記外部回路に接続される第2の外部回路リード線を前記電気素子の他方の素子リード線とともに前記第2の端子に加締め又は溶接により同時に接続する
ことを特徴とする電気素子の接続方法。
【請求項2】
前記スイッチ部は、前記第1の接点及び前記第2の接点を収納する絶縁ケースを更に有し、
前記第1の端子と前記第2の端子との間に接続される前記電気素子を前記絶縁ケースに収納する
ことを特徴とする請求項1記載の電気素子の接続方法。
【請求項3】
記絶縁ケースに収納された前記電気素子の周囲に硬化性の充填剤を充填する
ことを特徴とする請求項2記載の電気素子の接続方法。
【請求項4】
第1の接点と、当該第1の接点に接続されスイッチ部の外部に露出する第1の端子と、前記第1の接点に対し接触する位置と離隔した位置とに移動可能な第2の接点と、当該第2の接点に接続され前記スイッチ部の外部に露出する第2の端子と、を有する前記スイッチ部に電気素子を接続する電気素子の接続方法であって、
前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記第1の接点及び前記第2の接点に並列に前記電気素子を接続し、
前記第1の端子と前記第2の端子との間に接続される前記電気素子を、絶縁板を挟んで前記第1の端子及び前記第2の端子とは反対側に位置するように配置する
ことを特徴とする電気素子の接続方法。
【請求項5】
第1の接点と、当該第1の接点に接続されスイッチ部の外部に露出する第1の端子と、前記第1の接点に対し接触する位置と離隔した位置とに移動可能な第2の接点と、当該第2の接点に接続され前記スイッチ部の外部に露出する第2の端子と、を有する前記スイッチ部に電気素子を接続する電気素子の接続方法であって、
前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記第1の接点及び前記第2の接点に並列に前記電気素子を接続し、
前記スイッチ部は、前記第1の接点に接続された第3の端子と、前記第2の接点に接続された第4の端子とを更に有し、
外部回路に接続される第1の外部回路リード線を前記第3の端子に接続するとともに、前記外部回路に接続される第2の外部回路リード線を前記第4の端子に接続する
ことを特徴とする電気素子の接続方法。
【請求項6】
前記電気素子の一方の素子リード線を第1の弾性体によって前記第1の端子に押し付け、前記電気素子の他方の素子リード線を第2の弾性体によって前記第2の端子に押し付けることで、前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記電気素子を接続する
ことを特徴とする請求項5記載の電気素子の接続方法。
【請求項7】
前記スイッチ部は、前記第1の接点及び前記第2の接点を収納する絶縁ケースを更に有し、
前記電気素子を収納した電気素子ユニットを前記絶縁ケースに装着することによって、前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記電気素子を接続する
ことを特徴とする請求項5記載の電気素子の接続方法。
【請求項8】
前記電気素子ユニットは、前記スイッチ部の接点開放時における電流が転流する複数の前記電気素子を有する
ことを特徴とする請求項7記載の電気素子の接続方法。
【請求項9】
前記電気素子は、抵抗体であり、
前記抵抗体は、消費電力が1W以下である
ことを特徴とする請求項1記載の電気素子の接続方法。
【請求項10】
前記電気素子は、ダイオード素子である
ことを特徴とする請求項1記載の電気素子の接続方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチ部に電気素子を接続する電気素子の接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、温度変化を感知して電流を遮断する温度スイッチ等のスイッチでは、遮断性能の保証や評価の障害になることから、接点部に並列に電気素子を接続することが困難であった(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第6163889号公報
【文献】特開2015-103336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、スイッチの接点部に並列に電気素子を接続することは、スイッチが複数の電気定格を持つ場合、最大条件での性能保証が条件となり、スイッチの接点間の耐電圧は、並列に接続される電気素子にも印加される。そのため、内部に組み込まれる電気素子も絶縁距離の評価対象になるなど、スイッチ内部に電気素子を組み込むことは困難である。なお、常温時OFFの接点構成では、電気素子に常時最大定格電圧が印加されることをも考慮する必要が生じ、部品の耐圧、特別な検査、サイズ拡大などの対応が必要となり、価格面で問題が大きい。
【0005】
本発明の目的は、電気素子をスイッチ部に簡単に接続することができる電気素子の接続方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様では、電気素子の接続方法は、第1の接点と、当該第1の接点に接続されスイッチ部の外部に露出する第1の端子と、前記第1の接点に対し接触する位置と離隔した位置とに移動可能な第2の接点と、当該第2の接点に接続され前記スイッチ部の外部に露出する第2の端子と、を有する前記スイッチ部に電気素子を接続する電気素子の接続方法であって、前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記第1の接点及び前記第2の接点に並列に前記電気素子を接続する。
【発明の効果】
【0007】
前記態様によれば、電気素子をスイッチ部に簡単に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態における電気素子が接続されたスイッチ部を示す斜視図である。
図2】第1実施形態に係る電気素子の接続方法を説明するための断面図(その1)である。
図3】第1実施形態に係る電気素子の接続方法を説明するための断面図(その2)である。
図4】第1実施形態の変形例に係る電気素子の接続方法を説明するための断面図(その1)である。
図5】第1実施形態の変形例に係る電気素子の接続方法を説明するための断面図(その2)である。
図6】第2実施形態に係る電気素子の接続方法を説明するための斜視図である。
図7】第2実施形態に係る電気素子の接続方法を説明するための断面図(その1)である。
図8】第2実施形態に係る電気素子の接続方法を説明するための断面図(その2)である。
図9】第2実施形態に係る電気素子の接続方法を説明するための分解斜視図である。
図10】第2実施形態における第1の板バネを示す斜視図である。
図11】第2実施形態の変形例を説明するための回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る電気素子の接続方法について、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
【0010】
図1は、第1実施形態における電気素子20が接続されたスイッチ部10を示す斜視図である。
図2及び図3は、第1実施形態に係る電気素子20の接続方法を説明するための断面図である。
【0011】
図1図3に示すスイッチ部10は、スイッチ本体11と、第1の端子12と、第2の端子13と、絶縁ケース14とを有する。スイッチ部10は、例えば温度スイッチである。なお、スイッチ部10としては、温度スイッチに限らず、例えば、外部からの制御電圧で駆動する電気リレー、各種物理量の変化に応じて作動する制御器、手動による操作スイッチなどであってもよい。
【0012】
図3に示すように、スイッチ本体11は、第1の接点の一例である固定接点11aと、第2の接点の一例である可動接点11bと、バイメタル素子11cと、弾性板11dとを有する。
【0013】
固定接点11aは、可動接点11bよりも底面側に配置されている。固定接点11aは、樹脂ベースなどの上に配置されているとよい。なお、固定接点11aと可動接点11bとが常温時において接点OFF状態となるように、常温時における可動接点11bは、固定接点11aから離隔した位置にある。
【0014】
バイメタル素子11cは、例えば、熱膨張係数の異なる2枚の平板状の合金を貼り合わせることにより形成されている。バイメタル素子11cは、弾性板11dによって保持されている。この弾性板11dには、可動接点11bが固定されている。
【0015】
バイメタル素子11cは、設定温度を超えると逆方向に反り返り、弾性板11dを湾曲させることで、可動接点11bを固定接点11aに対し接触させる。このように、バイメタル素子11cは、設定温度を境界として反り返り方向が反転する熱応動素子である。
【0016】
弾性板11d自体又は固定接点11a側の端子材は、抵抗材、例えばステンレスを用いて形成することができる。ステンレスは、ばねとしても使用される材料であるが、固有抵抗が大きな材料である。通電部材に抵抗材を使用することで、異常温度で温度スイッチが接点ON状態となり通電を開始すると、抵抗材が通電電流に応じたジュール熱を発生する。その結果、バイメタル素子11cが反転し、固定接点11aと可動接点11bとが接触し接点ON状態になる。これにより、LED等の負荷に流れる電流がスイッチ部10内部を流れるようになると、温度が低下してくるので、所定の温度でスイッチ部10が再び接点OFF状態となる。しかし、上記のジュール熱が内部で発生しているため、バイメタル素子11cの温度を、接点ON状態を維持する温度以上にすることができる。これは、電流値と内部抵抗の状態と復帰温度とで調整できる。
【0017】
なお、電気素子20の確認は、抵抗測定のマルチメータで行ってもよく、また通電することによる発熱を熱画像カメラで確認してもよい。
第1の端子12は、固定接点11aに接続され、スイッチ部10の外部に露出する。また、第2の端子13は、可動接点11bに接続され、スイッチ部10の外部に露出する。
【0018】
第1の端子12及び第2の端子13の先端には、後述する素子リード線22,23及び外部回路リード線31,32を加締めることによって接続するための加締め部12a,13aが設けられている。なお、素子リード線22,23及び外部回路リード線31,32は、加締め部12a,13aに同時に接続されるとよい。
【0019】
加締め後には、加締め部12a,13aに絶縁ケース14の内部まで延びる絶縁チューブを装着することなどによって、加締め部12a,13aの絶縁処理を行うとよい。また、素子リード線22,23及び外さ部回路リード線31,32の第1の端子12及び第2の端子13への接続は、加締めに限らず、溶接などの他の固定手法が用いられてもよい。また、素子リード線22,23及び外部回路リード線31,32のうち一方の接続が溶接によって行われた後に他方の接続が加締めによって行われてもよい。
【0020】
加締め部12a,13aは、素子リード線22,23及び外部回路リード線31,32に接続(固定)される前は、図2に示すようにU字形状を呈し、治具によって加締められた後は、図1に示すように素子リード線22,23及び外部回路リード線31,32を覆うように円筒形状を呈する。
【0021】
絶縁ケース14は、スイッチ本体11を収納する。絶縁ケース14は、外部回路リード線31,32側の1つの面において開口した5つの面からなる直方体形状を呈する。
図2及び図3に示すように、電気素子20は、素子本体21と、この素子本体21の両端から延出する素子リード線22,23とを有する。素子本体21は、例えば抵抗体である。この抵抗体の接点開放時の消費電力は、1W以下であるとよい。固定接点11aと可動接点11bとの接点開放時における電気素子20の発熱を抑えるためには、具体的には200Vの電源であれば少なくとも50kΩから100kΩで、できるだけ発熱量が少ない条件が好ましい。
【0022】
抵抗体は、例えば正特性サーミスタ(PTC)、或いは表面を防湿コーティングされたPTCである。PTCは、過電圧に注意が必要であるため、定格電圧の2倍以上の電圧とならない条件選定と、抵抗の変化する温度の条件と、常温での抵抗値とが重要となる。上記の200Vの例では、常温の抵抗をできるだけ大きく設定する必要があり、できれば数十kΩで200V印加時の発熱を抑える設定が好ましい。直流の印加が前提なので、PTCは防湿コーティングしてあることが望ましい。
【0023】
なお、素子本体21は、定電圧ダイオードや発光ダイオードなどのダイオード素子であってもよい。素子本体21が定電圧ダイオードである場合、直流の電気回路において、電源の電圧では発熱せず、電源の電圧より高いツェナー電圧を有する電気素子として配置されるとよい。
【0024】
電気素子20が整流用ダイオードの場合、通電時電流が流れない極性で接続すると電子回路内では異常な電圧の保護に作用し、特にLEDは逆極性の電圧に弱いと言われるので、保護素子として機能できる。接続確認は極性を換えての導通検査か、或いは順方向に電流を流して順方向電圧を確認することで対応できる。
【0025】
上述のように、一方の素子リード線22は、加締め部12aにおいて第1の端子12に接続され、他方の素子リード線23は、加締め部13aにおいて第2の端子13に接続される。このように、電気素子20は、第1の端子12と第2の端子13との間に固定接点11a及び可動接点11bに並列に接続される。
【0026】
素子本体21の全体及び素子リード線22,23の一部は、スイッチ本体11との間に仕切りを隔てて絶縁ケース14に収納されるとよい。素子本体21(電気素子20)の周囲には、硬化性の充填剤(例えば樹脂)が充填される。
【0027】
外部回路に接続される第1の外部回路リード線31は、上述のように、加締め部12aにおいて第1の端子12に接続される。また、外部回路に接続される第2の外部回路リード線32は、上述のように、加締め部13aにおいて第2の端子13に接続される。
【0028】
外部回路リード線31,32は、芯線31a,32aと、この芯線31a,32aを被覆する絶縁性の被覆部31b,32bとを有する。
図4及び図5は、第1実施形態の変形例に係る電気素子20の接続方法を説明するための断面図である。
【0029】
スイッチ部40のスイッチ本体41、第1の端子42(加締め部42a)、第2の端子43(加締め部43a)、及び絶縁ケース44については、上述の図1図3に示すスイッチ部10のスイッチ本体11、第1の端子12(加締め部12a)、第2の端子13(加締め部13a)、及び絶縁ケース14と同様である。
【0030】
絶縁板45は、電気素子20と、第1の端子42及び第2の端子43との間に配置されている。すなわち、電気素子20は、絶縁板45を挟んで第1の端子42及び第2の端子43とは反対側に位置するように配置されている。
【0031】
第1の端子42の加締め部42a及び第2の端子43の加締め部43aに、素子リード線22,23及び外部回路リード線31,32が接続されるのは、図1図3に示す例と同様である。
【0032】
ところで、本第1実施形態のように電気素子20が固定接点11a及び可動接点11bに並列に接続されることで、例えば常温時に固定接点11aと可動接点11bとが離隔した接点OFF状態において、電気素子20は、固定接点11aと可動接点11bとが接触した接点ON状態となるまで、通電されることになる。そのため、電気素子20が抵抗体の場合、抵抗体は、その抵抗と流れる電流とにより発熱する。スイッチ本体11が温度スイッチの場合、周囲温度に抵抗体の発熱温度が加えられると動作点への影響が出る場合があるが、本第1実施形態では、スイッチ本体11の外部で電気素子20が接続されているため、バイメタル素子11cの感知温度への影響は少なくなる。
【0033】
ここで、LEDを使った照明機器の回路の中では、周囲温度が高い場合のLED素子の発熱による過熱防止に温度スイッチが求められる場合がある。常温時OFF型の温度スイッチをLEDの過熱保護に用いる場合、このようなLED素子のモジュールを温度スイッチで短絡し、LEDを点灯させる電流を温度スイッチ側にバイパスすることによりLEDの発熱を停止させることができる。ところが、常温時OFF型のスイッチでは正しく回路に接続されたかどうかを確認することが、温度スイッチを動作させないと実現できないという大きな問題がある。
【0034】
本第1実施形態において、完成後のスイッチ部10への客先工場での外部回路リード線31,32の結線時に電気素子20を同時に組み込むと、結線作業時に接続確認ができる。また、最終での結線完了確認も、電気素子20の例えば抵抗値が確認できれば、可能となる。このようにして電気素子20が接続されるスイッチ部10は、例えばLEDユニットの過熱検知時に両端を短絡させると電源回路は定電流制御なので、所定の値以上の電流が流れることはない。さらにスイッチ部10の内部導電部材に抵抗率の高い材料を用いることで、LED駆動電流がスイッチ部10内部に流れるため、通電中のスイッチ部10の内部を発熱させることができ、電源が接続状態であれば温度スイッチの復帰温度(接点OFF状態に復帰する温度)以上に保温することができるようになり、通電状態から復帰することがなくなる。すなわち、異常発熱による接点ON状態を維持できる。また、電源の遮断により、初期状態である接点OFF状態に復帰させることができる。
【0035】
さらに、スイッチ部10が接点ON状態となった際の電流経路に、LEDモジュールの順方向電圧の総和より低い電圧になるようにスイッチ部10の外部に抵抗体を接続することで、スイッチ部10が接点ON状態となった後に流れる電流で抵抗体に電圧を発生させることができる。このため、LEDを消灯させない範囲で、弱く点灯する減光状態を維持することができ、全消灯による危険の回避ができる。この際には、上記の抵抗体を通じて電流が流れるため、電気素子20としては、LED点灯とは逆方向に整流ダイオードを接続する。
【0036】
これとは別に、スイッチ部10は、制御装置内では、異常時のスイッチング動作に加え、常時温度を監視していると位置付けられることがある。ところが常温時OFF型では、常時接点間がオープンで断線と区別できない。本第1実施形態では、電気素子20を固定接点11aと可動接点11bとに並列に接続させることで、例えば電気素子20が抵抗素子の場合では接点間の抵抗を確認するか、電圧降下による電位を確認するか、或いは何らかの方法で電流を検知することで、異常時に接点ON状態にして警報を発するなどの動作とは別に、常時温度センサとしての監視機能が働いていることを確認することができるようになる。
【0037】
高度の制御装置には、定期的な自己診断を求められる場合があり、電気素子20を接続することによって、常温時OFF型でも常時、監視としての機能を確実にすることが可能となる。
【0038】
一方、スイッチ部10が常温時ON型の場合、常温時は固定接点11a及び可動接点11bからなる接点が電気素子20を短絡しているので、何の変化もないが、スイッチ部10が動作し固定接点11aと可動接点11bとが離隔しても、電気回路が完全な開放状態にならないので、サージの発生を抑えることができる。特に、回路電圧より高い動作電圧の避雷器のような電気素子20を接続すると、誘導性の負荷に特有のサージを抑えることができるようになる。
【0039】
また、使用環境が電気製品の金属の筐体の内部ではなく、スイッチ部10等が、面状に展開された製品に取り付けられ、さらに静電気の影響が接点に接続される電気回路に影響しやすい場合などでは特に、スイッチ部10の作動温度が低いため、環境条件によっては長時間の接点開放状態が継続したり、さらにはスイッチ部10が動作し、接点が開放状態で電源が遮断されるような場合、接点間に静電誘導で発生した高電圧が残ったりすることがある。このように高電圧が接点間に残っても、接点間に並列に電気素子20を接続することによって、接点が開放状態でも、接点間に静電気で誘導される電圧を解放させることができる。
【0040】
以上説明した第1実施形態では、電気素子20の接続方法は、第1の接点の一例である固定接点11aと、この固定接点11aに接続されスイッチ部10の外部に露出する第1の端子12と、固定接点11aに対し接触する位置と離隔した位置とに移動可能な第2の接点の一例である可動接点11bと、この可動接点11bに接続されスイッチ部10の外部に露出する第2の端子13とを有するスイッチ部10に電気素子20を接続する電気素子20の接続方法であって、第1の端子12と第2の端子13との間に、固定接点11a及び可動接点11bに並列に電気素子20を接続する。
【0041】
このように第1の端子12及び第2の端子13がスイッチ部10の外部に露出するため、完成品のスイッチ部10に対して、使用条件に適した電気素子20を容易に接続することができる。
【0042】
また、本第1実施形態では、外部回路に接続される第1の外部回路リード線の31を電気素子20の一方の素子リード線22とともに第1の端子12に接続するとともに、外部回路に接続される第2の外部回路リード線32を電気素子20の他方の素子リード線23とともに第2の端子13に接続する。これにより、素子リード線22,23及び外部回路リード線31,32の両方を第1の端子12及び第2の端子13に接続することができるため、電気素子20をより一層容易に接続することができる。
【0043】
また、本第1実施形態では、スイッチ部10は、固定接点11a及び可動接点11bを収納する絶縁ケース14を更に有し、第1の端子12と第2の端子13との間に接続される電気素子20を絶縁ケース14に収納する。そのため、簡素な構成で、電気素子20を固定接点11a及び可動接点11bに並列に接続することができる。
【0044】
また、本第1実施形態では、絶縁ケース14に収納された電気素子20の周囲に硬化性の充填剤を充填する。そのため、スイッチ部10及び電気素子20を同時に充填剤で固定することができる。
【0045】
また、本第1実施形態では、電気素子20が、消費電力が1W以下の抵抗体である場合、固定接点11aと可動接点11bとの接点開放時における電気素子20の発熱を抑えることができる。
【0046】
また、本第1実施形態では、電気素子20がダイオード素子であってもよい。例えば、ダイオード素子が整流用ダイオードである場合、通電時に電流が流れない極性で接続すると、電子回路内では異常な電圧の保護に作用し、特にLEDは逆極性の電圧に弱いと言われるので、保護素子として機能できる。
【0047】
また、本第1実施形態の変形例では、第1の端子42と第2の端子43との間に接続される電気素子20を、絶縁板45を挟んで第1の端子42及び第2の端子43とは反対側に位置するように配置する。そのため、電気素子20の接続によって減少する絶縁距離を絶縁板45によって確保することができる。
【0048】
<第2実施形態>
図6は、電気素子61の接続方法を説明するための斜視図である。
図7及び図8は、電気素子61の接続方法を説明するための断面図である。
【0049】
図9は、電気素子61の接続方法を説明するための分解斜視図である。
図10は、第1の板バネ71を示す斜視図である。
図6図9に示すスイッチ部50は、スイッチ本体51と、第1の端子52と、第2の端子53と、第3の端子54と、第4の端子55と、絶縁ケース56と、板バネ保持部材57とを有する。スイッチ部50は、例えば温度スイッチを構成する。
【0050】
図7図9に示すスイッチ本体51は、例えば、上述の第1実施形態で述べたように、図3に示す第1の接点の一例である固定接点11aと、第2の接点の一例である可動接点11bと、バイメタル素子11cと、弾性板11dとを有する。
【0051】
本第2実施形態では、図1図3に示す外部回路リード線31,32は、固定接点11aに接続された第3の端子54及び可動接点11bに接続された第4の端子55の加締め部54a,55aに接続される。
【0052】
第1の端子52は、固定接点11aに接続され、スイッチ部50の外部に露出する。また、第2の端子53は、可動接点11bに接続され、スイッチ部50の外部に露出する。なお、第1の端子52及び第2の端子53は、第3の端子54及び第4の端子55とは反対側に、スイッチ本体51から延出する。
【0053】
絶縁ケース56は、スイッチ本体51を収納する。絶縁ケース56は、第1の端子52及び第2の端子53側と、第3の端子54及び第4の端子55側との計2面において開口した4つの面からなる直方体形状を呈する。絶縁ケース56には、挿入凹部56a,56bが設けられている。この挿入凹部56a,56bには、後述する絶縁カバー62の挿入凸部62aが挿入される。
【0054】
板バネ保持部材57は、弾性体保持部材の一例であり、後述する第1の板バネ71及び第2の板バネ72を保持する。
電気素子ユニット60は、電気素子61と、絶縁カバー62とを有する。
【0055】
電気素子61は、素子本体61aと、この素子本体61aの両端から延出する素子リード線61b,61cとを有する。
絶縁カバー62は、スイッチ部50側の1つの面において開口した5つの面からなる直方体形状を呈する。絶縁カバー62の開口部分の周囲には、絶縁カバー62の他の部分よりも薄肉の挿入凸部62aがスイッチ部50側に突出するように設けられている。挿入凸部62aは、上述のように挿入凹部56a,56bに挿入される。
【0056】
挿入凸部62aの内部底面及び内部上面には、図8及び図9に示すストッパ62b(底面側のみ図示)が設けられている。この2つのストッパ62bは、板バネ保持部材57の底面側と上面側とに引っ掛けられて電気素子ユニット60をスイッチ部50にロックすることで、電気素子ユニット60のスイッチ部50からの脱落を防止する。
【0057】
第1の板バネ71は、電気素子61の一方の素子リード線61bを第1の端子52に押し付ける第1の弾性体の一例である。
第2の板バネ72は、電気素子61の他方の素子リード線61cを第2の端子53に押し付ける第2の弾性体の一例である。
【0058】
図10に示すように、第1の板バネ71は、一周巻かれるように湾曲した板状部材であり、第1の板バネ71の一端には、素子リード線61bを第1の端子52に押し付ける押し付け部71aが設けられている。また、第1の板バネ71の他端には、素子リード線61bが挿入される切り欠き71bが設けられている。なお、素子リード線61bが切り欠き71bに挿入される際には、素子リード線61bによって押し付け部71aが第1の端子52から離隔するように押し上げられる。
【0059】
押し付け部71aは、切り欠き71bに挿入された状態で、素子リード線61bを第1の端子52に押し付ける。この押し付けは、素子リード線61bの抜け止め、ゆるみ止めなどとしても作用する。
【0060】
図9に示すように、第2の板バネ72も、第1の板バネ71と同様に一周巻かれるように湾曲した板状部材であり、第2の板バネ72の一端には、素子リード線61cを第2の端子53に押し付ける押し付け部72aが設けられている。また、第2の板バネ72の他端には、素子リード線61cが挿入される切り欠き72bが設けられている。なお、素子リード線61cが切り欠き72bに挿入される際には、素子リード線61cによって押し付け部72aが第2の端子53から離隔するように押し上げられる。
【0061】
押し付け部72aは、切り欠き72bに挿入された状態で、素子リード線61cを第2の端子53に押し付ける。この押し付けは、素子リード線61cの抜け止め、ゆるみ止めなどとしても作用する。
【0062】
電気素子61を第1の端子52と第2の端子53との間に接続する際には、例えば、電気素子61を収納していない状態の絶縁カバー62が絶縁ケース56に装着された状態から、絶縁カバー62を取り外し、第1の板バネ71及び第2の板バネ72を絶縁ケース56内に収納し、電気素子61を絶縁カバー62(電気素子ユニット60)に収納し、電気素子ユニット60を絶縁ケース56に装着する。この装着時に、電気素子61の素子リード線61b,61cが板バネ71,72の切り欠き71b,72bに挿入される。そして、素子リード線61b,61cが板バネ71,72の押し付け部71a,72aによって第1の端子52及び第2の端子53に押し付けられる。これにより、第1の端子52と第2の端子53との間に、スイッチ本体51(固定接点11a及び可動接点11b)に並列に電気素子60を接続することができる。
【0063】
なお、電気素子61を第1の端子52と第2の端子53との間に接続するのは、スイッチ部50の組み立て完成後であるが、第1の外部回路リード線31及び第2の外部回路リード線32の第3の端子54及び第4の端子55への接続の前後どちらであってもよい。
【0064】
図11は、第2実施形態の変形例を説明するための回路図である。
図11に示すように、電源81、負荷82等を有する外部回路に、第1の接点及び第2の接点を有するスイッチ部83が配置される場合、第1の接点及び第2の接点に並列に接続される複数の電気素子の一例として、MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)84、コンデンサ85、抵抗86、及びダイオード87を上述の電気素子ユニット60に配置するとよい。
【0065】
電界効果トランジスタ(FET)の一例であるMOSFET84は、コンデンサ85及び抵抗86に並列に接続され、ダイオード87は、抵抗86に並列に接続されている。
接点開放時には、スイッチ部83の第1の接点と第2の接点との間におけるアークで生じた電圧を用いて、MOSFET84のゲートを駆動し、消弧により電圧が無くなるとMOSFET84もOFFし、遮断が完了する。このように、接点開放時電流は、電気素子ユニット60(複数の電気素子側)に転流する。
【0066】
なお、電気素子ユニットに、通信などの遠隔操作で動作させる半導体スイッチを接続すると、自己診断時遠隔操作で常温時開放状態を一時的にON状態にすることで温度監視の有効性を確認することもできる。
【0067】
以上説明した第2実施形態では、上述の第1実施形態と同様の事項に対応する効果については本第2実施形態においても同様に得ることができる。例えば、本第2実施形態に係る電気素子61の接続方法は、スイッチ部50の外部に露出する第1の端子52と第2の端子53との間に固定接点11a及び可動接点11bに並列に電気素子61を接続する。このように第1の端子52及び第2の端子53がスイッチ部50の外部に露出するため、完成品のスイッチ部50に対して使用条件に適した電気素子61を容易に接続することができる。
【0068】
また、本第2実施形態では、スイッチ部50は、第1の接点の一例である固定接点11aに接続された第3の端子54と、第2の接点の一例である可動接点11bに接続された第4の端子55とを有し、外部回路に接続される第1の外部回路リード線31を第3の端子54に接続するとともに、外部回路に接続される第2の外部回路リード線32を第4の端子55に接続する。これにより、電気素子61が接続される第1の端子52及び第2の端子53の周囲のスペース(例えば、第3の端子54及び第4の端子55とは反対側のスペース)を用いて、電気素子61を第1の端子52及び第2の端子53に接続することができる。
【0069】
また、本第2実施形態では、電気素子61の一方の素子リード線61bを第1の弾性体の一例である第1の板バネ71によって第1の端子52に押し付け、電気素子61の他方の素子リード線61cを第2の弾性体の一例である第2の板バネ72によって第2の端子53に押し付けることで、第1の端子52と第2の端子53との間に電気素子61を接続する。このように第1の板バネ71及び第2の板バネ72を用いることで、加締め、溶接などの接続作業を省略し、電気素子61を第1の端子52と第2の端子53との間に簡単に接続することができる。
【0070】
また、本第2実施形態では、スイッチ部50は、第1の接点(固定接点11a)及び第2の接点(可動接点11b)を収納する絶縁ケース56を更に有し、電気素子61を収納した電気素子ユニット60を絶縁ケース56に装着することによって、第1の端子52と第2の端子53との間に電気素子61を接続する。これにより、電気素子ユニット60を絶縁ケース56に装着するという簡単な作業で、電気素子61を第1の端子52と第2の端子53との間に接続することができる。
【0071】
また、本第2実施形態の変形例では、電気素子ユニットは、スイッチ部83の接点開放時における電流が転流する複数の電気素子の一例であるMOSFET84、コンデンサ85、抵抗86、及びダイオード87を有する。これにより、例えば電気素子としてのMOSFET84のゲートが、接点間におけるアークで生じた電圧によって駆動し、消弧により電圧が無くなると、MOSFET84もOFFし、遮断を完了させることができる。
【0072】
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0073】
[付記1]
第1の接点と、当該第1の接点に接続されスイッチ部の外部に露出する第1の端子と、前記第1の接点に対し接触する位置と離隔した位置とに移動可能な第2の接点と、当該第2の接点に接続され前記スイッチ部の外部に露出する第2の端子と、を有する前記スイッチ部に電気素子を接続する電気素子の接続方法であって、
前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記第1の接点及び前記第2の接点に並列に前記電気素子を接続する
ことを特徴とする電気素子の接続方法。
[付記2]
外部回路に接続される第1の外部回路リード線を前記電気素子の一方の素子リード線とともに前記第1の端子に接続するとともに、前記外部回路に接続される第2の外部回路リード線を前記電気素子の他方の素子リード線とともに前記第2の端子に接続する
ことを特徴とする付記1記載の電気素子の接続方法。
[付記3]
前記スイッチ部は、前記第1の接点及び前記第2の接点を収納する絶縁ケースを更に有し、
前記第1の端子と前記第2の端子との間に接続される前記電気素子を前記絶縁ケースに収納する
ことを特徴とする付記1又は2記載の電気素子の接続方法。
[付記4]
前記絶縁ケースに収納された前記電気素子の周囲に硬化性の充填剤を充填する
ことを特徴とする付記3記載の電気素子の接続方法。
[付記5]
前記第1の端子と前記第2の端子との間に接続される前記電気素子を、絶縁板を挟んで前記第1の端子及び前記第2の端子とは反対側に位置するように配置する
ことを特徴とする付記1から4のいずれか記載の電気素子の接続方法。
[付記6]
前記スイッチ部は、前記第1の接点に接続された第3の端子と、前記第2の接点に接続された第4の端子とを更に有し、
外部回路に接続される第1の外部回路リード線を前記第3の端子に接続するとともに、前記外部回路に接続される第2の外部回路リード線を前記第4の端子に接続する
ことを特徴とする付記1記載の電気素子の接続方法。
[付記7]
前記電気素子の一方の素子リード線を第1の弾性体によって前記第1の端子に押し付け、前記電気素子の他方の素子リード線を第2の弾性体によって前記第2の端子に押し付けることで、前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記電気素子を接続する
ことを特徴とする付記6記載の電気素子の接続方法。
[付記8]
前記スイッチ部は、前記第1の接点及び前記第2の接点を収納する絶縁ケースを更に有し、
前記電気素子を収納した電気素子ユニットを前記絶縁ケースに装着することによって、前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記電気素子を接続する
ことを特徴とする付記6又は7記載の電気素子の接続方法。
[付記9]
前記電気素子ユニットは、前記スイッチ部の接点開放時における電流が転流する複数の前記電気素子を有する
ことを特徴とする付記8記載の電気素子の接続方法。
[付記10]
前記電気素子は、抵抗体であり、
前記抵抗体は、消費電力が1W以下である
ことを特徴とする付記1から9のいずれか記載の電気素子の接続方法。
[付記11]
前記電気素子は、ダイオード素子である
ことを特徴とする付記1から9のいずれか記載の電気素子の接続方法。
【符号の説明】
【0074】
10 スイッチ部
11 スイッチ本体
11a 固定接点
11b 可動接点
11c バイメタル素子
11d 弾性板
12 第1の端子
12a 加締め部
13 第2の端子
13a 加締め部
14 絶縁ケース
20 電気素子
21 素子本体
22,23 素子リード線
31 第1の外部回路リード線
31a 芯線
31b 被覆部
32 第2の外部回路リード線
32a 芯線
32b 被覆部
40 スイッチ部
41 スイッチ本体
42 第1の端子
42a 加締め部
43 第2の端子
43a 加締め部
44 絶縁ケース
45 絶縁板
50 スイッチ部
51 スイッチ本体
52 第1の端子
53 第2の端子
54 第3の端子
54a 加締め部
55 第4の端子
55a 加締め部
56 絶縁ケース
56a,56b 挿入凹部
57 板バネ保持部材
60 電気素子ユニット
61 電気素子
61a 素子本体
61b,61c 素子リード線
62 絶縁カバー
62a 挿入凸部
62b ストッパ
71 第1の板バネ
71a 押し付け部
71b 切り欠き
72 第2の板バネ
72a 押し付け部
72b 切り欠き
81 電源
82 負荷
83 スイッチ部
84 MOSFET
85 コンデンサ
86 抵抗
87 ダイオード
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11