(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-20
(45)【発行日】2024-05-28
(54)【発明の名称】圧電超音波モータ、光学部材駆動装置、カメラ装置、及び電子機器
(51)【国際特許分類】
H02N 2/04 20060101AFI20240521BHJP
【FI】
H02N2/04
(21)【出願番号】P 2023021167
(22)【出願日】2023-02-14
【審査請求日】2023-02-14
(31)【優先権主張番号】202210161417.0
(32)【優先日】2022-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】316006783
【氏名又は名称】新思考電機有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】和出 達貴
【審査官】宮崎 賢司
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-200484(JP,A)
【文献】特開2011-146473(JP,A)
【文献】特表2012-500618(JP,A)
【文献】特開2018-174616(JP,A)
【文献】特開2014-158373(JP,A)
【文献】特開2007-049895(JP,A)
【文献】国際公開第2006/000118(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第109687760(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0289381(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02N 2/04
G02B 7/04
G03B 30/00
G02B 7/02
G03B 17/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向する2つの底面部と前記2つの底面部間の領域を囲む複数の側面部とを有し、前記2つの底面部間を貫く貫通孔を有する柱状体と、
前記柱状体の貫通孔に挿通される駆動軸と、
複数のシート状の圧電素子を搭載したFPC(Flexible Printed Circuits)であって、前記複数の圧電素子を前記柱状体の複数の側面部に各々接触させて前記柱状体に巻かれたFPC本体部を有し、前記複数の圧電素子に駆動電力を供給することができるFPCと、
を有
し、
前記FPCは、前記FPC本体部から前記駆動軸の中心軸線と平行に引き出され、逆方向に180度湾曲した引き出し部を有しており、外部と電気的に接続される
ことを特徴とする圧電超音波モータ。
【請求項2】
前記FPC本体部は、前記柱状体の複数の側面部間の角部と対向する位置に丸み付け部を有することを特徴とする請求項1に記載の圧電超音波モータ。
【請求項3】
前記柱状体は、4つの側面部を有する四角柱であり、前記FPC本体部には前記4つの側面部に接触する4つの圧電素子が搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電超音波モータ。
【請求項4】
前記FPC本体部の外面を覆う緩衝材を有することを特徴とする請求項1に記載の圧電超音波モータ。
【請求項5】
各圧電素子には、前記貫通孔が貫く方向に2つの電極が隣接して設けられており、各電極には異なる位相の電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の圧電超音波モータ。
【請求項6】
前記FPCは前記柱状体と電気接続される共通端子部を有していることを特徴とする請求項1に記載の圧電超音波モータ。
【請求項7】
光学部材を支持するキャリアと請求項1に記載の圧電超音波モータを有し、前記キャリアは、前記圧電超音波モータによって駆動されることを特徴とする光学部材駆動装置。
【請求項8】
請求項7に記載の光学部材駆動装置を備えたカメラ装置。
【請求項9】
請求項8に記載のカメラ装置を備えた電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧電超音波モータ、圧電超音波モータを利用した光学部材駆動装置、カメラ装置、及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
圧電超音波モータは、貫通孔を有し、この貫通孔に駆動軸が挿通された柱状体と、この柱状体の側面部に付着された複数の圧電素子により構成されている。この種の圧電超音波モータは、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
最近のIT産業の急速な発展に伴い、スマートフォン等に実装するための超小型カメラモジュールに関する需要が高まっている。カメラモジュールでは、レンズ体等の光学部材の駆動機構として、ボイスコイルモータや圧電超音波モータが使用され得る。特に、圧電超音波モータは、応答速度が速く、逆駆動防止機能及び高い移送分解能を有する、という利点がある。このため、圧電超音波モータは、超小型カメラモジュール等に用いられる光学部材の駆動機構として期待されている。
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示された圧電超音波モータでは、連結端子を介して外部電源からの駆動電力が金属チューブに装着された圧電素子に与えられる。そこで、特許文献1では、連結端子が圧電素子から分離されるのを防止するため、圧電素子の外表面及び連結端子を囲う離脱防止ホルダを設けていた。この場合、圧電超音波モータにおいて、圧電素子と金属チューブで構成された振動体の動きを、離脱防止ホルダが妨げる問題があった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、振動体の動きが阻害されにくい圧電超音波モータ、並びにこの圧電超音波モータを利用した光学部材駆動装置、カメラ装置、及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の好適な態様である圧電超音波モータは、対向する2つの底面部と前記2つの底面部間の領域を囲む複数の側面部とを有し、前記2つの底面部間を貫く貫通孔を有する柱状体と、前記柱状体の貫通孔に挿通される駆動軸と、複数のシート状の圧電素子を搭載したFPC(Flexible Printed Circuits)であって、前記複数の圧電素子を前記柱状体の複数の側面部に各々接触させて前記柱状体に巻かれるFPC本体部を有し、前記複数の圧電素子に駆動電力を供給できるFPCと、を有することを特徴とする。
【0008】
この態様において、前記FPCは、前記柱状体の複数の側面部間の角部と対向する位置にR部(丸み付け部)を有していてもよい。
【0009】
また、前記柱状体は、4つの側面部を有する四角柱であり、前記FPCには前記4つの側面部に接触する4つの圧電素子が搭載されていてもよい。
【0010】
また、前記FPC本体部の外面を覆う緩衝材を有していてもよい。
【0011】
また、前記FPCは、前記FPC本体部から前記駆動軸と平行に引き出され、逆方向に180度湾曲した引き出し部を有していてもよい。
【0012】
また、各圧電素子には、前記貫通孔が貫く方向に2つの電極が隣接して設けられており、各電極には異なる位相の電圧が印加されていてもよい。
【0013】
また、前記FPCは前記柱状体と電気接続される共通端子部を有していてもよい。
【0014】
本発明の別の好適な態様である光学部材駆動装置は、光学部材を支持するキャリアと上記圧電超音波モータを有し、前記キャリアはこの圧電超音波モータによって駆動されることを特徴とする。
【0015】
本発明の別の好適な態様であるカメラ装置は、上記光学部材駆動装置を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の別の好適な態様である電子機器は、上記カメラ装置を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明による圧電超音波モータは、対向する2つの底面部と前記2つの底面部間の領域を囲む側面部とを有して前記2つの底面部間を貫く貫通孔を有する柱状体と、前記柱状体の貫通孔に挿通される駆動軸と、複数のシート状の圧電素子を搭載したFPCであって、前記複数の圧電素子を前記柱状体の側面部に接触させて前記柱状体に巻かれたFPC本体部を有して前記複数の圧電素子に駆動電力を供給できるFPCと、を有する。FPCが複数の圧電素子を柱状体の側面部に接触させて柱状体に巻かれたFPC本体部を有し、複数の圧電素子に駆動電力を供給できるため、振動体を構成する圧電素子と柱状体の動きを阻害しにくい。従って、振動体の動きを阻害しにくい圧電超音波モータ、この圧電超音波モータを利用した光学部材駆動装置、カメラ装置及び電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態である圧電超音波モータ100を利用した光学部材駆動装置5を含むカメラ装置8が搭載されたスマートフォン9の正面図である。
【
図2】
図2は、
図1に示される光学部材駆動装置5の斜視図である。
【
図3】
図3は、
図2に示されるケース10を取り除いた光学部材駆動装置5の斜視図である。
【
図4】
図4は、光学部材駆動装置5のキャリア20及びベース30の側面図である。
【
図5】
図5は、光学部材駆動装置5の圧電超音波モータ100の斜視図である。
【
図6】
図6は、
図5に示される圧電超音波モータ100からフェルト75とFPC(Flexible Printed Circuits)72を除いた斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1に示すように、本発明の一実施形態である圧電超音波モータ100(以下、単にモータ100と称することがある(
図5参照))を利用した光学部材駆動装置5を含むカメラ装置8は、スマートフォン9の筐体内に収容される。
【0020】
カメラ装置8は、レンズ体6と、画像センサ7と、レンズ体6を駆動する光学部材駆動装置5とを有する。画像センサ7は、レンズ体6を経由して入射する光を画像信号に変換して出力する。光学部材駆動装置5は、モータ100によってレンズ体6をその光軸と平行な方向に沿って駆動する。
【0021】
以下、
図1乃至
図6に示されるように、レンズ体6の光軸に平行なZ軸と、相互に直交し、かつ、Z軸と直交するX軸及びY軸とからなるXYZ直交座標系を想定し、光学部材駆動装置5の構成を説明する。また、以下では、レンズ体6から見て被写体の側を+Z側と称し、その反対側(画像センサ7側)を-Z側と呼ぶ場合がある。
【0022】
図2に示すように、光学部材駆動装置5は、直方体状のケース10内に、レンズ体6を支持するための孔20aを有するキャリア20を収容している。光学部材駆動装置5の中央を被写体からの光が通過する。
【0023】
図3に示すように、キャリア20はベース30上に配置される。ベース30は、金属の板状部材でXY方向に広がる底面部31と、この底面部31の+Y側の端部において+Z側に直角に折れ曲がった側面部32とを有する。キャリア20は、ベース30の底面部31の+Z側に配置される。キャリア20は、レンズ体6を収容するための孔20aの周囲に形成された環状部20bと、ベース30の側面部32と対向するように環状部20bの+Y側に設けられた略直方体形状の連結部20cとを一体化した形状を有する。
【0024】
ベース30の底面部31における側面部32の近くには、主案内軸61及び副案内軸62が、X軸方向に所定の間隔をもって並んでその基端部が固定され、中心軸線が+Z軸に略平行になるように立設されている。キャリア20の連結部20cには孔21及び切り欠き部22が形成され、主案内軸61は孔21に、副案内軸62は切り欠き部22に各々収容され、キャリア20をZ軸方向に移動するように案内する。また、キャリア20の+Y側の端面には切り欠き部23が形成されており、この切り欠き部23にはモータ100が収容されている。後述するように、モータ100は駆動軸71を有し、
図4に示されるように、駆動軸71はその基端部71bがベース30の底面部31に固定され+Z側に向けて立設されている。光学部材駆動装置5は、本実施形態によるモータ100を駆動源として、ベース30に対してキャリア20をZ軸方向に駆動する。
【0025】
図3に示されるように、ベース30の側面部32の-Y側の面にはヨーク51及びホールIC52が配置されている。キャリア20における側面部32との対向面には磁石53が配置されている。ホールIC52は、磁石53の磁界を検出することにより、キャリア20のZ軸方向の位置を検出する。ヨーク51及び磁石53は、相互に吸引し合い、キャリア20が側面部32側に引き寄せられる。これにより、キャリア20の孔21の内壁及び切り欠き部22の内壁が主案内軸61及び副案内軸62の外周面に適度な圧力で押し当てられ、キャリア20の姿勢及びZ軸方向の駆動が安定したものになる。
【0026】
図4に示すように、キャリア20に収容されたモータ100は、Z軸方向に延びた駆動軸71を有している。駆動軸71は、-Z側にある基端部71bが駆動軸本体部71aよりも小径になっており、この小径部分である基端部71bが、底面部31に形成された孔に挿入され、カシメや溶接のような方法で固定されている。主案内軸61及び副案内軸62も同様構造であり、同様方法で固定されている。また、モータ100では、
図4および
図5に示されるように、FPC(Flexible Printed Circuits)72の引き出し部72dがFPC本体部72aから駆動軸71の中心軸線と平行な方向に引き出され、逆方向に180度湾曲して側面部32の-Y側の面に配置、固定され、さらに光学部材駆動装置5の外部と電気的に接続されている。
【0027】
図5及び
図6に示すように、モータ100は、金属の柱状体74を有する。本実施形態において、柱状体74は、対向する2つの底面部74e及び74fとこの2つの底面部74e及び74f間の領域を囲む側面部74a、74b、74c及び74dを有する四角柱である。また、柱状体74は、2つの底面部74e及び74f間を貫く貫通孔74gを有する。駆動軸71は、柱状体74の貫通孔74gに挿通される。
【0028】
FPC72のFPC本体部72aは、複数(
図5に示される例では4つ)のシート状の圧電素子73a、73b、73c及び73dを搭載している。FPC本体部72aは、複数の圧電素子73a、73b、73c及び73dを柱状体74の対応する側面部74a、74b、74c及び74dに1つずつ接触させて柱状体74に圧電素子73a、73b、73c及び73dの外側から巻かれている。圧電素子73a、73b、73c及び73dそれぞれの表面の+Z側に電極73eが形成され、-Z側に電極73fが電極73eから離隔して形成されている。電極73e、73fはそれぞれFPC72に電気的に接続される。圧電素子73a、73b、73c及び73dそれぞれの表面とは反対側の裏面にも電極が形成され、柱状体74に電気的に接続される。FPC72は共通端子部72bを有し、柱状体74の底面部74eと電気的に接続される。FPC72は、複数の圧電素子73a、73b、73c及び73dに駆動電力を供給することができる。
【0029】
また、FPC本体部72aは、
図5に示される引き出し部72dから柱状体74の側面部74c、74b、74a、74dの順で柱状体74に巻かれている。FPC本体部72aは、柱状体74の4つの側面部74a、74b、74c及び74dのうち、側面部74cと側面部74dの間の角部を除いた各間の角部と対向する各位置に、R部(丸み付け部)72Rを有する。R部(丸み付け部)72RのZ方向の幅はその隣接する部分の幅と同程度である。また、柱状体74に巻かれたFPC本体部72aの外面が、緩衝材であるフェルト75により覆われている。フェルト75により覆われたモータ100が、
図3に示されるように、キャリア20の切り欠き部23内における-X側、-Y側、及び+X側の内壁に固定されている。
【0030】
以上の構成において、圧電素子73a、73b、73c及び73dの各電極73eには、同じ周波数、同じ位相、同じ高さの電圧が印加され、各電極73fには、電極73eに印加される電圧に対して同じ周波数、位相差90度、同じ高さの電圧が印加される。これにより、各電極73e及び74fに対応する位置の圧電素子73a、73b、73c及び73dがそれぞれその板面方向に伸縮する。柱状体74はそのような伸縮はしないので各電極73e及び73fに対応した圧電素子73a、73b、73c及び73dと柱状体74の貫通孔74gに至るまでの部分は、この部分が平板状であったと仮定した場合、それぞれ全体としておわん型のような形状とその反転型を繰り返すような変形をする。即ち、各電極73e及び73fに対応した位置の貫通孔74gの内壁面は平面であったと仮定した場合にそれぞれ全体としておわん型のような形状とその反転型を繰り返すような変形をする。このように、圧電素子73a、73b、73c及び73dと柱状体74は振動体を構成する。電極73eに印加される電圧と電極73fに印加される電圧は90度の位相差を有しているので、電極73eに対応する位置の貫通孔74gの内壁面の変形と電極73fに対応する位置の貫通孔74gの内壁面の変形も90度の位相差を有している。これによって、貫通孔74gの内壁面は貫通孔74gの軸方向に沿って楕円運動し、柱状体74は駆動軸71に沿って+Z方向または-Z方向に移動する。この柱状体74の移動方向は、印加電圧の位相差を変えることにより制御可能である。
【0031】
本実施形態では、上述のように柱状体74に対してキャリア20が固定されている。従って、本実施形態によれば、FPC72から圧電素子73a、73b、73c及び73dに駆動電力を供給することにより、ベース30に対してキャリア20をZ軸方向に移動させることができる。
【0032】
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態における圧電超音波モータ100は、柱状体74と、駆動軸71と、複数のシート状の圧電素子73a、73b、73c及び73dを搭載したFPC72と、を有する。柱状体74は、対向する2つの底面部74e及び74fとこの2つの底面部74e、74f間の領域を囲む側面部74a、74b、74c及び74dを有し、2つの底面部74e及び74f間を貫く貫通孔74gを有する。駆動軸71は、柱状体74の貫通孔74gに挿通される。FPC72は、複数の圧電素子73a、73b、73c及び73dを柱状体74の側面部74a、74b、74c及び74dに接触させて柱状体74に巻かれるFPC本体部72aを有し、複数の圧電素子73a、73b、73c及び73dに駆動電力を供給することができる。この構成では、FPC本体部72aが複数の圧電素子73a、73b、73c及び73dを柱状体74の側面部74a、74b、74c及び74dに接触させて柱状体74に巻かれ、FPC72は、複数の圧電素子73a、73b、73c及び73dに駆動電力を供給することができるため、振動体を構成する圧電素子73a、73b、73c及び73dと柱状体74の動きを阻害しにくい。従って、本実施形態の圧電超音波モータ100において、振動体の動きが阻害されにくい。
【0033】
なお、柱状体74は側面部が4つある四角柱としたが、それに限るものではなく、三角柱や六角柱等でも構わないし、圧電素子等を含めて実現可能であれば、円柱であっても構わない。また、本実施形態において、圧電超音波モータ100は、駆動軸71を固定し、柱状体74が移動するように構成したが、柱状体74を固定し、駆動軸71が移動するようにしてもよい。フェルト75とした緩衝材は、フェルトである必要は無く、圧電超音波モータ100を保持でき、振動体の振動を阻害しないような材質であればよい。また、光学部材駆動装置5において、圧電超音波モータ100はキャリア20をレンズ体6の光軸と直交する方向に駆動するように設けてもよい。また、光学部材駆動装置5において、圧電超音波モータ100はレンズ体6ではなく、画像センサ7、プリズム、シャッタ等の他の光学部材を駆動するように設けてもよい。
【符号の説明】
【0034】
5 光学部材駆動装置
6 レンズ体
7 画像センサ
8 カメラ装置
9 スマートフォン
10 ケース
20 キャリア
20a,21 孔
22,23 切り欠き部
30 ベース
31 底面部
32 側面部
51 ヨーク
52 ホールIC
53 磁石
61 主案内軸
62 副案内軸
71 駆動軸
71a 駆動軸本体部
71b 基端部
72 FPC
72a FPC本体部
72b 共通端子部
72d 引き出し部
72R R部(丸み付け部)
73a,73b,73c,73d 圧電素子
74 柱状体
74a,74b,74c,74d 側面部
74e,74f 底面部
74g 貫通孔
75 フェルト
100 圧電超音波モータ(モータ)