(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-21
(45)【発行日】2024-05-29
(54)【発明の名称】タスク管理装置、タスク管理方法およびタスク管理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20240522BHJP
【FI】
G06Q10/10
(21)【出願番号】P 2020197200
(22)【出願日】2020-11-27
【審査請求日】2022-12-15
(31)【優先権主張番号】P 2020042997
(32)【優先日】2020-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森 隆憲
(72)【発明者】
【氏名】佐本 拓也
(72)【発明者】
【氏名】橋野 貴裕
(72)【発明者】
【氏名】二村 晃弘
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【審査官】野元 久道
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-092515(JP,A)
【文献】特開2015-005208(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備えるタスク管理装置であって、
前記制御部は、
一定の間隔で期日が到来するタスク、タスクが属するカテゴリ、および管理対象とする複数の期日全てを特定するための期日特定情報を設定するための第一画面を表示させる第一画面制御手段と、
管理対象とする項目をカテゴリ別に管理するマスタから、前記第一画面に設定されたカテゴリに紐付く項目を取得し、前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される初回の期日および当該取得した項目が表示されており且つタスクの実施に関するステータスおよび各項目の項目値が設定可能な第二画面を表示させる第二画面制御手段と、
所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に未実施のステータスが設定されているときは、前記第一画面に設定されたタスク、前記第二画面に設定された項目値、前記第一画面に設定された期日特定情報の一部、期日、および当該設定されているステータスを含む管理データを、前記第二画面に表示されている期日から前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される最後の期日までの各期日別に生成する生成手段と、
を備えること、
を特徴とするタスク管理装置。
【請求項2】
前記生成手段は、前記所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に実施済または実施中止のステータスが設定されているときは、前記第一画面に設定されたタスク、前記第二画面に設定された項目値、前記第一画面に設定された期日特定情報の一部、前記第二画面に表示されている期日、および当該設定されているステータスを含む管理データを生成し、
前記第二画面制御手段は、前記所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に実施済または実施中止のステータスが設定されているときは、前記第二画面に表示されている期日を、前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される次回の期日に変更すると共に、当該設定されているステータスを未実施のステータスに変更すること、
を特徴とする請求項1に記載のタスク管理装置。
【請求項3】
前記マスタは、管理対象とする項目と項目値の入力可否設定とをカテゴリ別に管理し、
前記第二画面制御手段は、前記マスタから、前記第一画面に設定されたカテゴリに紐付く入力可否設定をさらに取得し、各項目の項目値の入力可否が当該取得した入力可否設定に応じて制御された前記第二画面を表示させること、
を特徴とする請求項1または2に記載のタスク管理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
未実施のステータスを含む前記管理データを対象に、現日付が、前記管理データに含まれる期日からタスクに応じて設定された日数分前の日付から、当該期日の直前の日付までの期間に該当する場合は、警告の通知を行い、現日付が当該期日である場合は、期日当日である旨の通知を行い、現日付が当該期日の直後の日付以降の日付である場合は、期日超過である旨の通知を行う通知手段
をさらに備えること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のタスク管理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記管理データを基に分析処理を実行する分析手段
をさらに備えること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のタスク管理装置。
【請求項6】
前記管理データは、項目値としてタスクに対する業務負荷とタスクの担当者を含み、
前記分析処理は、業務負荷を担当者別且つ期日別に分析する処理であること、
を特徴とする請求項5に記載のタスク管理装置。
【請求項7】
前記管理データは、項目値としてタスクによる収入または支出を含み、
前記分析処理は、収入または支出を期日別に分析する処理であること、
を特徴とする請求項5に記載のタスク管理装置。
【請求項8】
前記管理データは、項目値としてタスクで取り扱う商品または役務、タスクによる収益、タスクによる支払金額、およびタスクに対する業務負荷を含み、
前記分析処理は、収益、支払金額、および業務負荷を商品または役務別に分析する処理であること、
を特徴とする請求項5に記載のタスク管理装置。
【請求項9】
前記管理データは、項目値としてタスクに対する業務負荷およびタスクによる収益を含み、
前記分析処理は、業務負荷および収益をタスク別に分析する処理であること、
を特徴とする請求項5に記載のタスク管理装置。
【請求項10】
前記管理データは、項目値としてタスクに対する業務負荷、タスクによる収益、および派遣先企業を含み、
前記分析処理は、負荷および収益を派遣先企業別且つ期日別に分析する処理であること、
を特徴とする請求項5に記載のタスク管理装置。
【請求項11】
制御部を備える情報処理装置で実行されるタスク管理方法であって、
前記制御部で実行される、
一定の間隔で期日が到来するタスク、タスクが属するカテゴリ、および管理対象とする複数の期日全てを特定するための期日特定情報を設定するための第一画面を表示させる第一画面制御ステップと、
管理対象とする項目をカテゴリ別に管理するマスタから、前記第一画面に設定されたカテゴリに紐付く項目を取得し、前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される初回の期日および当該取得した項目が表示されており且つタスクの実施に関するステータスおよび各項目の項目値が設定可能な第二画面を表示させる第二画面制御ステップと、
所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に未実施のステータスが設定されているときは、前記第一画面に設定されたタスク、前記第二画面に設定された項目値、前記第一画面に設定された期日特定情報の一部、期日、および当該設定されているステータスを含む管理データを、前記第二画面に表示されている期日から前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される最後の期日までの各期日別に生成する生成ステップと、
を含むこと、
を特徴とするタスク管理方法。
【請求項12】
制御部を備える情報処理装置に実行させるためのタスク管理プログラムであって、
前記制御部に実行させるための、
一定の間隔で期日が到来するタスク、タスクが属するカテゴリ、および管理対象とする複数の期日全てを特定するための期日特定情報を設定するための第一画面を表示させる第一画面制御ステップと、
管理対象とする項目をカテゴリ別に管理するマスタから、前記第一画面に設定されたカテゴリに紐付く項目を取得し、前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される初回の期日および当該取得した項目が表示されており且つタスクの実施に関するステータスおよび各項目の項目値が設定可能な第二画面を表示させる第二画面制御ステップと、
所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に未実施のステータスが設定されているときは、前記第一画面に設定されたタスク、前記第二画面に設定された項目値、前記第一画面に設定された期日特定情報の一部、期日、および当該設定されているステータスを含む管理データを、前記第二画面に表示されている期日から前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される最後の期日までの各期日別に生成する生成ステップと、
を含むこと、
を特徴とするタスク管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タスク管理装置、タスク管理方法およびタスク管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
展開している事業やサービスごとで発生するタスク(例えば、お金の支払い、定期メンテナンスなど、設定された期日までに行う必要がある業務全般)の期日を管理する際、期日に紐づく様々な属性情報(例えば、タスクにかかる負荷、金額の受払、人件費、サービスの種別など)は、当該管理から切り離されており、表計算ソフトにより個別に管理されていた。
【0003】
特許文献1には、タスクの期日に人材配置に関する属性を組み合わせて、計画策定、タスクに対する要員の割当、及び、タスク実施段階の監視・制御を支援することができる方法について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、期日と期日以外の属性情報を切り離して管理すると、収益予想や人材配置などを行う際、期日と期日以外の属性情報を組み合わせるための二重入力が発生してしまい、余計な手間がかかるという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、汎用的な任意の属性項目をタスクの期日と紐付けて管理することができるタスク管理装置、タスク管理方法およびタスク管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るタスク管理装置は、制御部を備えるタスク管理装置であって、前記制御部は、一定の間隔で期日が到来するタスク、タスクが属するカテゴリ、および管理対象とする複数の期日全てを特定するための期日特定情報を設定するための第一画面を表示させる第一画面制御手段と、管理対象とする項目をカテゴリ別に管理するマスタから、前記第一画面に設定されたカテゴリに紐付く項目を取得し、前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される初回の期日および当該取得した項目が表示されており且つタスクの実施に関するステータスおよび各項目の項目値が設定可能な第二画面を表示させる第二画面制御手段と、所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に未実施のステータスが設定されているときは、前記第一画面に設定されたタスク、前記第二画面に設定された項目値、前記第一画面に設定された期日特定情報の一部、期日、および当該設定されているステータスを含む管理データを、前記第二画面に表示されている期日から前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される最後の期日までの各期日別に生成する生成手段と、を備えること、を特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記生成手段は、前記所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に実施済または実施中止のステータスが設定されているときは、前記第一画面に設定されたタスク、前記第二画面に設定された項目値、前記第一画面に設定された期日特定情報の一部、前記第二画面に表示されている期日、および当該設定されているステータスを含む管理データを生成し、前記第二画面制御手段は、前記所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に実施済または実施中止のステータスが設定されているときは、前記第二画面に表示されている期日を、前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される次回の期日に変更すると共に、当該設定されているステータスを未実施のステータスに変更すること、を特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記マスタは、管理対象とする項目と項目値の入力可否設定とをカテゴリ別に管理し、前記第二画面制御手段は、前記マスタから、前記第一画面に設定されたカテゴリに紐付く入力可否設定をさらに取得し、各項目の項目値の入力可否が当該取得した入力可否設定に応じて制御された前記第二画面を表示させること、を特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記制御部は、未実施のステータスを含む前記管理データを対象に、現日付が、前記管理データに含まれる期日からタスクに応じて設定された日数分前の日付から、当該期日の直前の日付までの期間に該当する場合は、警告の通知を行い、現日付が当該期日である場合は、期日当日である旨の通知を行い、現日付が当該期日の直後の日付以降の日付である場合は、期日超過である旨の通知を行う通知手段をさらに備えること、を特徴とする。
【0011】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記制御部は、前記管理データを基に分析処理を実行する分析手段をさらに備えること、を特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記管理データは、項目値としてタスクに対する業務負荷とタスクの担当者を含み、前記分析処理は、業務負荷を担当者別且つ期日別に分析する処理であること、を特徴とする。
【0013】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記管理データは、項目値としてタスクによる収入または支出を含み、前記分析処理は、収入または支出を期日別に分析する処理であること、を特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記管理データは、項目値としてタスクで取り扱う商品または役務、タスクによる収益、タスクによる支払金額、およびタスクに対する業務負荷を含み、前記分析処理は、収益、支払金額、および業務負荷を商品または役務別に分析する処理であること、を特徴とする。
【0015】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記管理データは、項目値としてタスクに対する業務負荷およびタスクによる収益を含み、前記分析処理は、業務負荷および収益をタスク別に分析する処理であること、を特徴とする。
【0016】
また、本発明に係るタスク管理装置において、前記管理データは、項目値としてタスクに対する業務負荷、タスクによる収益、および派遣先企業を含み、前記分析処理は、負荷および収益を派遣先企業別且つ期日別に分析する処理であること、を特徴とする。
【0017】
また、本発明に係るタスク管理方法は、制御部を備える情報処理装置で実行されるタスク管理方法であって、前記制御部で実行される、一定の間隔で期日が到来するタスク、タスクが属するカテゴリ、および管理対象とする複数の期日全てを特定するための期日特定情報を設定するための第一画面を表示させる第一画面制御ステップと、管理対象とする項目をカテゴリ別に管理するマスタから、前記第一画面に設定されたカテゴリに紐付く項目を取得し、前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される初回の期日および当該取得した項目が表示されており且つタスクの実施に関するステータスおよび各項目の項目値が設定可能な第二画面を表示させる第二画面制御ステップと、所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に未実施のステータスが設定されているときは、前記第一画面に設定されたタスク、前記第二画面に設定された項目値、前記第一画面に設定された期日特定情報の一部、期日、および当該設定されているステータスを含む管理データを、前記第二画面に表示されている期日から前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される最後の期日までの各期日別に生成する生成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【0018】
また、本発明に係るタスク管理プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるためのタスク管理プログラムであって、前記制御部に実行させるための、一定の間隔で期日が到来するタスク、タスクが属するカテゴリ、および管理対象とする複数の期日全てを特定するための期日特定情報を設定するための第一画面を表示させる第一画面制御ステップと、管理対象とする項目をカテゴリ別に管理するマスタから、前記第一画面に設定されたカテゴリに紐付く項目を取得し、前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される初回の期日および当該取得した項目が表示されており且つタスクの実施に関するステータスおよび各項目の項目値が設定可能な第二画面を表示させる第二画面制御ステップと、所定のイベントが発生した場合において、前記第二画面に未実施のステータスが設定されているときは、前記第一画面に設定されたタスク、前記第二画面に設定された項目値、前記第一画面に設定された期日特定情報の一部、期日、および当該設定されているステータスを含む管理データを、前記第二画面に表示されている期日から前記第一画面に設定された期日特定情報で特定される最後の期日までの各期日別に生成する生成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、汎用的な任意の属性項目をタスクの期日と紐付けて管理することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図2】
図2は、タスク管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、期日マスタメンテ画面MAの一例を示す図である。
【
図4】
図4は、タスク管理装置100で実行される画面制御処理およびデータ生成処理に関するフローチャートの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、期日設定画面MBの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、期日管理画面MCの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、期日管理データ106bの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、期日管理画面MCの画面制御処理の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、タスク管理装置100で実行される分析処理に関するフローチャートの一例を示す図である。
【
図10】
図10は、第一分析データ106cの一例を示す図である。
【
図11】
図11は、第二分析データ106dの一例を示す図である。
【
図12】
図12は、第三分析データ106eの一例を示す図である。
【
図13】
図13は、第四分析データ106fの一例を示す図である。
【
図14】
図14は、第五分析データ106gの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明に係るタスク管理装置、タスク管理方法およびタスク管理プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0022】
[1.概要]
ここでは、本実施形態の概要について、
図1を参照して説明する。
【0023】
図1は、本実施形態の概要を示す図である。本実施形態では、期日管理の仕組みに汎用的な属性項目(本発明の「管理対象とする項目」に相当)を保持することができる。
【0024】
オペレータが、期日設定画面(本発明の第一画面に相当)で期日や期日内容(本発明のタスクに相当)などの情報を入力すると、
図1に示すような期日管理画面(本発明の第二画面に相当)が表示される。属性項目の具体的な内容を表す属性情報と期日内容の実施状況(本発明の「タスクの実施に関するステータス」に相当)を期日管理画面に入力することで、期日管理データ(本発明の管理データに相当)に属性情報を保持することができる。どの期日管理にどの属性項目を保持させるかについては期日マスタ(本発明のマスタに相当)に予め登録されており、期日設定画面に入力された情報と期日マスタを基にして、入力できる属性項目が自動的にナビゲーションされた期日管理画面が表示される。属性項目として固定項目と任意項目を定義してもよい。固定項目は、例えば(1)金額、(2)負荷、および(3)担当の3つで、これらの項目名は変更できない。任意項目は、項目名を変更して期日マスタに登録することができる。また、期日管理画面の入力制御方式(本発明の入力可否設定に相当)を期日マスタに登録可能であり、これにより、期日管理画面内の使用できない属性情報に入力不可制御をかけることができる。なお、期日設定画面、期日管理画面、期日管理データ、および期日マスタについての詳しい説明は後述する。
【0025】
[2.構成]
ここでは、本実施形態に係るタスク管理装置100の構成の一例について、
図2等を参照して説明する。
図2は、タスク管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0026】
タスク管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータを基に構築したものである。なお、タスク管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0027】
タスク管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。タスク管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0028】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、タスク管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、タスク管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
【0029】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0030】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
【0031】
記憶部106には、例えば、期日マスタ106a、期日管理データ106b、第一分析データ106c、第二分析データ106d、第三分析データ106e、第四分析データ106f、および第五分析データ106gなどが格納される。
【0032】
図3は、期日マスタメンテ画面MAの一例を示す図である。期日マスタ106a(図示せず)は、期日マスタメンテ画面MAに入力された情報を基に作成され、期日管理に保持させる属性項目と期日管理画面MCにおける属性項目の入力制御方式(例えば、任意項目の入力欄を全角入力可能な「文字型」、カンマ区切り可能な「数値型」、および少数以下の入力が可能な「少数数値型」など)を、例えばカテゴリのコード番号やカテゴリの名称などの期日カテゴリ(本発明の「タスクが属するカテゴリ」に相当)別に管理する。上述した任意項目の項目名は、期日マスタメンテ画面MA上で変更できる。
【0033】
図7は、期日管理データ106bの一例を示す図である。期日管理データ106bは、期日管理に保持する属性情報(例えば、期日内容に伴う具体的な金額、負荷の数値、商品の名称など、属性項目の具体的な内容)と期日内容の実施状況を期日内容識別情報(例えば、期日内容の名称など)別且つ期日別に管理する。ここで、本実施形態では「商品」を一例として挙げて説明するが、「役務(サービズ)」でも同様に実施可能である。すなわち、本明細書および図面には、「商品」に対応する実施形態だけでなく、「役務(サービス)」に対応する実施形態も記載されている。
【0034】
図10から
図14は、それぞれ第一分析データ106c(106c1および/または106c2)、第二分析データ106d(106d1および/または106d2)、第三分析データ106e、第四分析データ106f(106f1および/または106f2)、および第五分析データ106g(106g1および/または106g2)の一例を示す図である。これらの詳しい説明は後述する。
【0035】
図2に戻り、制御部102は、タスク管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
【0036】
制御部102は、機能概念的に、マスタメンテ部102aと、本発明の第一画面制御手段と第二画面制御手段を含む画面制御部102bと、本発明の生成手段に相当する生成部102cと、本発明の通知手段に相当する通知部102dと、本発明の分析手段に相当する分析部102eと、などを備える。
【0037】
マスタメンテ部102aは、期日マスタ106aに、期日マスタメンテ画面MA(
図3参照)に入力された情報を格納する。
【0038】
画面制御部102bは、一定の間隔で期日が到来するタスク、タスクが属するカテゴリ、および管理対象とする複数の期日全てを特定するための期日特定情報を設定するための期日設定画面MB(
図5参照)を表示させる。
【0039】
画面制御部102bは、期日マスタ106aから、期日設定画面MBに設定されたカテゴリに紐付く項目を取得し、期日設定画面MBに設定された期日特定情報で特定される初回の期日および当該取得した項目が表示されており且つタスクの実施に関するステータスおよび各項目の項目値が設定可能な期日管理画面MC(
図6参照)を表示させる。具体的には、画面制御部102bは、期日設定画面MBに各情報(具体的には、期日内容識別情報、期日、サイクル識別情報(例えば、月次、隔月、四半期、半期、および年次などのサイクルの範囲や、サイクルとなる日など)、および期日終了日)が入力されると、期日マスタ106aから、入力された期日カテゴリに紐づく属性項目と入力制御方式を取得し、入力された各情報と期日マスタから取得した属性項目が含まれて且つ期日マスタ106aから取得した入力制御方式が反映された期日管理画面MCを表示する。
【0040】
なお、画面制御部102bは、所定のイベント(例えば期日管理画面MCに設けられている登録ボタンの押下など)が発生した場合において、期日管理画面MCに実施済または実施中止のステータスが設定されているときは、期日管理画面MCに表示されている期日を、期日設定画面MBに設定された期日特定情報で特定される次回の期日に変更すると共に、当該設定されているステータスを未実施のステータスに変更してもよい。また、画面制御部102bは、期日マスタ106aから、期日設定画面MBに設定されたカテゴリに紐付く入力可否設定をさらに取得し、各項目の項目値の入力可否が当該取得した入力可否設定に応じて制御された期日管理画面MCを表示させてもよい。
【0041】
生成部102cは、所定のイベント(例えば期日管理画面MCに設けられている登録ボタンの押下など)が発生した場合において、期日管理画面MCに未実施のステータスが設定されているときは、期日設定画面MBに設定されたタスク、期日管理画面MCに設定された項目値、期日設定画面MBに設定された期日特定情報の一部、期日、および当該設定されているステータスを含む期日管理データ106bを、期日管理画面MCに表示されている期日から期日設定画面MBに設定された期日特定情報で特定される最後の期日までの各期日別に生成する。具体的には、生成部102cは、期日管理画面MCに属性情報と「未実施」の実施状況が入力されると、期日管理画面MCに表示されている期日内容識別情報および期日管理画面MCに表示されている期日から期日管理画面MCに表示されている期日終了日(期日内容の最後の期日のこと)までの全ての期日に紐づけて期日管理データ106bに当該属性情報と当該実施状況を展開して格納する展開処理を実行する。
【0042】
なお、生成部102cは、所定のイベントが発生した場合において、期日管理画面MCに実施済または実施中止のステータスが設定されているときは、期日設定画面MBに設定されたタスク、期日管理画面MCに設定された項目値、期日設定画面MBに設定された期日特定情報の一部、期日管理画面MCに表示されている期日、および当該設定されているステータスを含む期日管理データ106bを生成してもよい。具体的には、生成部102cは、期日管理画面MCに属性情報と「未実施」以外の実施状況が入力されると、期日管理画面MCに表示されている期日内容識別情報および期日に紐づけて期日管理データ106bに当該属性情報と当該実施状況を格納してもよい。
【0043】
通知部102dは、未実施のステータスを含む期日管理データ106bを対象に、現日付(例えば、当該通知部の動作時が属する日付など)が、期日管理データ106bに含まれる期日からタスクに応じて設定された日数分前の日付から、当該期日の直前の日付までの期間に該当する場合は、警告の通知を行い、現日付が当該期日である場合は、期日当日である旨の通知を行い、現日付が当該期日の直後の日付以降の日付である場合は、期日超過である旨の通知を行う。具体的には、通知部102dは、期日管理データ106bに実施状況が未実施であるレコードが存在する場合、当該レコードに格納されている期日と期日内容識別情報を基に、当該期日内容識別情報で識別される期日の内容が未実施である旨の警告をメールとして送信する。このような処理を実行することで、オペレータに対して未実施の期日内容を期日までに実施するように促すことができる。
【0044】
分析部102eは、期日管理データ106bを基に分析処理を実行する。なお、期日管理データ106bに、項目値としてタスクに対する業務負荷とタスクの担当者が含まれる場合、分析処理は、業務負荷を担当者別且つ期日別に分析する処理でもよい。また、期日管理データ106bに、項目値としてタスクによる収入または支出が含まれる場合、分析処理は、収入または支出を期日別に分析する処理でもよい。また、期日管理データ106bに、項目値としてタスクで取り扱う商品、タスクによる収益、タスクによる支払金額、およびタスクに対する業務負荷が含まれる場合、分析処理は、収益、支払金額、および業務負荷を商品別に分析する処理でもよい。また、期日管理データ106bに、項目値としてタスクに対する業務負荷およびタスクによる収益が含まれる場合、分析処理は、業務負荷および収益をタスク別に分析する処理でもよい。また、期日管理データ106bに、項目値としてタスクに対する業務負荷、タスクによる収益、および派遣先企業が含まれる場合、分析処理は、負荷および収益を派遣先企業別且つ期日別に分析する処理でもよい。
【0045】
制御部102を構成する各処理部が実行する処理の具体例については、以下に詳細に説明する。
【0046】
[3.処理の具体例]
ここでは、タスク管理装置100で実行される処理の具体例について説明する。なお、本説明では、事前に、
図3に示す期日マスタメンテ画面MAへの入力から期日マスタ106aの作成が完了しているものとする。
【0047】
[画面制御処理およびデータ生成処理]
まず、タスク管理装置100で実行される画面制御処理およびデータ生成処理の具体例について
図4等を参照して説明する。
【0048】
まず、オペレータは、期日管理がしたい期日内容と期日を期日設定画面MBに入力する。
図5は、期日設定画面MBの一例を示す図である。本説明では、
図5右側の入力イメージのように入力されたものとする。
【0049】
次に、期日設定画面MBに各情報が入力されると、画面制御部102bは、期日マスタ106aから、属性項目と入力制御方式を取得する(ステップSA1)。具体的には、
図3右側の期日マスタメンテ画面MAの入力イメージのように入力されて期日マスタ106aに格納された属性項目と入力制御方式を、期日マスタ106aから取得する。
【0050】
次に、画面制御部102bは、期日設定画面MBに入力された情報と期日マスタ106aから取得した属性項目が含まれて且つ期日マスタ106aから取得した入力制御方式が反映された期日管理画面MCを表示する(ステップSA2)。
図6は、期日管理画面MCの一例を示す図である。本説明では、
図6左側に示す期日管理画面MCが表示される。
【0051】
次に、オペレータは、
図6左側に示す期日管理画面MCに属性情報と実施状況を入力する。本説明では、
図6右側の入力イメージのように入力されたものとする。
【0052】
次に、期日管理画面MCに各情報が入力されると、生成部102cは、実施状況が「未実施」と入力されているかどうかを確認し、実施状況が「未実施」と入力されていた場合(ステップSA3、Yes)、期日管理データ106bに展開処理を実行する(ステップSA4)。具体的には、まず、
図6右側に示す期日管理画面MCに表示されている期日「2020/1/20」に紐づけて、
図6右側に示す期日管理画面MCに表示されている各属性情報と実施状況「未実施」を期日管理データ106bに格納する。次に、紐づける期日を期日「2020/1/20」より後の全ての期日(2020/2/20、2020/3/20、・・・、2022/1/20)に展開し、
図6右側に示す期日管理画面MCに表示されている各属性情報と実施状況「未実施」を期日管理データ106bに格納する。
図7は、期日管理データ106bの一例を示す図である。本説明では、
図7に示すように各属性情報と実施状況が期日管理データ106bに格納される。
【0053】
一方、生成部102cは、実施状況に「未実施」以外(例えば「実施」または「中止」など)が入力されていた場合(ステップSA3、No)、期日管理データ106bに格納処理を実行する(ステップSA5)。具体的には、
図6右側に示す期日管理画面MCに表示されている実施状況が「未実施」ではなく「実施」と入力されていた場合、
図6右側に示す期日管理画面MCに表示されている期日「2020/1/20」に紐づけて、
図6右側に示す期日管理画面MCに表示されている各属性情報と実施状況「実施」を期日管理データ106bに格納する。この場合、
図7上側に示す期日管理データ106bの実施状況は「未実施」ではなく「実施」で格納され、他の期日への展開処理は実行されない。
【0054】
また、ステップSA5において、画面制御部102bは、期日管理画面MCに表示されている期日を次の期日に変更すると共に、実施状況を「未実施」に変更する。
【0055】
図8は、期日管理画面MCの画面制御処理の一例を示す図である。画面制御部102bは、期日管理画面MCを
図8左側の状態から
図8右側の状態に変更(洗替)して表示する。このような画面制御処理を実行することで、未実施かそれ以外の実施状況かをオペレータに意識させながら期日管理データ106bの登録を行うことができる。
【0056】
[分析処理]
ここでは、タスク管理装置100で実行される分析処理の具体例について
図9等を参照して説明する。分析部102eは、期日管理データ106bを基に分析処理を実行する(ステップSB1)。
【0057】
図10は、第一分析データ106cの一例を示す図である。分析部102eは、期日管理データ106bを基に、
図10に示すような第一分析データ106c(106c1および/または106c2)を作成する。第一分析データ106cは、担当者A、Bの2名が担当したそれぞれの期日内容と、それに伴う担当者の負荷を期日別にまとめたデータである。このように、期日管理に負荷と担当者を組み合わせることで、将来にわたる期日を伴うタスクの担当者別の負荷を把握することが可能となり、急に負荷が増えている部分があれば、別の担当者を充てるなどの対応を事前に行うことが可能である。
【0058】
図11は、第二分析データ106dの一例を示す図である。分析部102eは、期日管理データ106bを基に、
図11に示すような第二分析データ106d(106d1および/または106d2)を作成する。第二分析データ106dは、期日内容と、それに伴う収入または支払いの金額を期日別にまとめたデータである。このように、期日管理に金額を組み合わせることで、将来にわたる収支を把握することが可能である。
【0059】
図12は、第三分析データ106eの一例を示す図である。分析部102eは、期日管理データ106bを基に、
図12に示すような第三分析データ106eを作成する。第三分析データ106eは、期日内容と、それに伴う金額、商品、および負荷を組み合わせて、過去10年から未来10年の合計20年における商品状況をまとめたデータである。このように、期日管理に金額、商品、および負荷を組み合わせることで、現状の商品の収支と負荷の関係を分析し、商品の廃止や新商品の設計を行うことが可能である。
【0060】
図13は、第四分析データ106fの一例を示す図である。分析部102eは、期日管理データ106bを基に、
図13に示すような第四分析データ106f(106f1および/または106f2)を作成する。第四分析データ106fは、各定期メンテナンスの負荷と収益を期日別にまとめて、期日内容ごとに集計したデータである。このように、期日管理に負荷と収益を組み合わせることで、定期メンテナンスの将来予想を行うことが可能である。
【0061】
図14は、第五分析データ106gの一例を示す図である。分析部102eは、期日管理データ106bを基に、
図14に示すような第五分析データ106g(106g1および/または106g2)を作成する。第五分析データ106gは、派遣業における人員負荷と収益を期日別にまとめて、期日内容ごとに集計したデータである。このように、期日管理に負荷、収益、および派遣先企業を組み合わせることで、派遣先企業の収益効率を比較し、収益効率が落ちている企業があれば、他企業に切り替えるなどの対応を行うことが可能である。
【0062】
以上の分析処理により、組み合わせた属性項目に応じて、把握したい指標を視覚化して分析することができる。
【0063】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0064】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0065】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0066】
また、タスク管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0067】
例えば、タスク管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてタスク管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0068】
また、このコンピュータプログラムは、タスク管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0069】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0070】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0071】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0072】
また、タスク管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、タスク管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0073】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0074】
本発明は、特に、期日タスク管理を行う全業界において有用である。
【符号の説明】
【0075】
100 タスク管理装置
102 制御部
102a マスタメンテ部
102b 画面制御部
102c 生成部
102d 通知部
102e 分析部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 期日マスタ
106b 期日管理データ
106c 第一分析データ
106d 第二分析データ
106e 第三分析データ
106f 第四分析データ
106g 第五分析データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク